JP2014126436A - 積層構造を有するワークの内部検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素化された構成で透過性を有する積層構造のワークの内部の各層の異常を精度よく検査する。
【解決手段】透過性を有する積層構造のウエハWを格子状の保持テーブルの第1撮像位置に載置して吸着保持し、ウエハの湾曲を矯正して平坦にした後にウエハの第1撮像を行う。その後、ウエハを移動させて保持テーブルに接触していたウエハWの部位を格子間の照射窓に移動させて吸着保持して第2撮像を行う。第1撮像および第2撮像で得られた画像データからウエハ形状の画像を合成し、所定層の画像を再構成する。当該画像と予め決めた基準画像をマッチング処理してウエハ内部の所定層の異物や汚染の良否判定を行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、半導体ウエハ、電子基板またはFPD(フラットパネルディスプレイ)などの透過性を有する積層構造のワークの内部を検査する内部検査装置に関する。
ワークとして半導体ウエハ(以下、適宜「ウエハ」という)を例にとると、次のような裏面検査が実施されている。当該裏面検査は、次のようにして実施されている。ウエハ裏面に向けて斜め方向から光を照射し、ウエハ裏面からの反射光を撮像手段で撮像する。取得した実画像と予め決めた基準画像のマッチング処理によって異物の付着や欠陥などを判別している(特許文献1)。
また、ウエハの他の検査としては、粘着テープを介してリングフレームに貼り付けられたウエハをダイシング処理した後に分断された半導体素子の検査がある。当該検査方法、ダイシング処理後に粘着テープ部分を保持した状態で当該粘着テープに接着保持されている半導体素子の裏面側に配備した光源から光を照射し、分断線を透過した光を当該光源と対向配備した撮像カメラで撮像する。撮像カメラによって取得した画像から半導体素子の輪郭を求め、分断線の不適切なものを判別している(特許文献2)。
特開2008−131025号公報 特開2012−52990号公報
しかしながら、近年の高密度実装の要求により半導体基板、FPDおよびMEMS(Micro electro mechanical systems)など積層構造のワークが増加する傾向にある。この積層構造のワークは、湾曲する傾向にある。
したがって、従来の方法のようにウエハなどのワーク外周を保持し、ワーク裏面を開放した状態で撮像カメラによって任意の層を撮像する場合、表面の湾曲率に追従させれば、オートフォーカス機構の焦点深度を保ちつつ、各層の画像を精度よく取得できると思われていた。しかしながら、焦点深度の合った鮮明な画像を取得できないといった問題がある。
また、検査装置用のオートフォーカス機構は高額であり、検査装置の価格を高額にしているといった不都合も生じている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、安価かつ簡素な構成で積層構造のワーク内部の検査を精度よく行うことを可能にする内部検査装置を提供することを主たる目的としている。
オートフォーカス機構が有効に機能しない原因を究明すべく実験を繰り返して鋭意検討した結果、発明者は以下の知見を得ることができた。
ワークの積層構造は、各層ごとに異なる特性をもたせる都合上、組成や材料の異なる部材を積層または多重に貼り合わせている。層単体でみれば微小ながら厚み方向にうねりを有している。しかしながら、層を重ねることにより互いのうねりの影響で各層のうねりに変化が生じ、ワーク本体を凸入湾曲または凹入湾曲させていることが分かった。そこで、当該湾曲を矯正して平坦化することにより、各層のうねりが、層本来のうねりに戻ることも分かった。
したがって、当該各層本来のうねりの状態に戻すことにより、オートフォーカス機能を使わずとも任意に層に焦点深度を合わせて鮮明な画像を得ることができることが分かった。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、透過性を有する積層構造のワークの内部を検査する内部検査装置であって、
格子状の各格子に吸着ラインが形成され、前記ワークを吸着保持する当該ワークより大形の保持テーブルと、
前記保持テーブルに載置されたワークに向けて光を照射する照明ユニットと、
前記保持テーブルを挟んで照明ユニットと対向配備した撮像光学ユニットと、
前記照明ユニットと撮像光学ユニットの組と保持テーブルを相対的に水平移動させる水平駆動機構と、
前記保持テーブルと撮像光学ユニットを相対的に昇降させる昇降機構と、
前記ワークを搬送する搬送機構と、
前記駆動機構、昇降機構および搬送機構の動作を制御する制御部と、
前記撮像光学ユニットに格子状に分断投影された保持テーブル上のワークの第1画像と、前記搬送機構によりワークを移動させて保持テーブルで再保持し、第1画像取得時に保持テーブルに接触していた部位を撮像光学ユニットに投影したワークの第2画像とを合成し、当該合成画像と予め決めた基準画像を比較し、各層の異常を判別する演算処理部と、
を備えたことを特徴とする。
(作用・効果) この構成によれば、凹入湾曲または凸入湾曲しているワークは、格子状の保持テーブルによって吸着保持され、平坦に矯正される。したがって、各層は、合焦範囲内のうねりの状態に戻される。したがって、オートフォーカス機構を用いなくてもよい。その結果、各層の高さを入力し、当該高さに従って昇降機構をオフセット移動させることにより各層の鮮明な画像を取得し、当該画像から異常の有無を容易に検査することができる。
また、格子状の保持テーブルは、アルミニウムなどの金属で安価に形成することができる。ワークに向けて照射した光は,格子によって部分的に遮蔽されるものの、当該遮蔽された部分を格子間の照射窓の部分にワークを移動させて再び撮像することにより、1回目で欠損している画像データを取得することができる。すなわち、1回目の撮像により取得した第1画像と、ワークを移動させて取得した第2画像を合成することによりワーク全体の画像を再構成することができるので、各層の鮮明な画像を得ることができる。したがって、各層の異常を精度よく判別することができる。ここで、異常とは、各層に付着した異物や汚れなどである。
なお、上記構成において、保持テーブルは、第1画像取得時と第2画像取得時のワークとの接触部位の変化に応じて各格子の吸着ラインを切り替えるよう構成することが好ましい。
この構成によれば、ワークと接触している部位のみを精度よく吸着保持することができる。
また、上記構成において、撮像光学ユニットと保持テーブルを撮像光学ユニットの中心軸または撮像光学ユニットの中心軸に対してオフセットされた保持テーブルの中心軸周りに相対的に回転させる回転駆動機構を備えてもよい。
この構成によれば、保持テーブルに載置されたワークのアライメントを容易にすることできる。
また、上記構成において、照明ユニットは、同軸落射方式の照明ユニットで構成されており、
当該同軸落射方式の照明ユニットから照射し、ワーク裏面から反射した反射光によってワークの裏面を撮像する裏面撮像光学ユニットを備え、
前記演算処理部は、裏面撮像光学ユニットによって撮像された裏面画像と予め決めた基準画像を比較し、ワーク裏面の異常も判別するようにしてもよい。
この構成によれば、ワークの裏面に付着している塵埃や汚れなどの外観不良となる異常を層の検査と同時に行うことができる。
本発明の積層構造を有するワークの内部検査装置によれば、格子状の保持テーブルによってワークを平坦に矯正することにより、オートフォーカス機構を利用することなく任意の層に焦点深度を精度よく合わせた画像を取得し、当該画像から各層に生じている異常を精度よく検出するこができる。また、格子状の保持テーブルは、金属などによって安価に形成することができる。
本実施例に係る内部検査装置の概略構成を示す斜視図である。 本実施例に係る内部検査装置の概略構成を示す正面図である。 第1撮像位置にウエハWを載置した状態を仮想線で示した保持テーブルの平面図である。 第2撮像位置にウエハWを載置した状態を仮想線で示した保持テーブルの平面図である。 実施例装置による検査処理を示すフローチャートである。 第1画像と第2画像を合成して再構成画像を作成する模式図である。 変形例による検査処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。なお、本実施例では、検査対象物として、透過性を有する積層構造の半導体ウエハ(以下、単に「ウエハW」という)を例にとって説明する。なお、当該ウエハは、バックグラインド前の回路パターンが形成された状態または形成されていない状態、および、バックグラインド処理後の薄化された状態のものであってもよい。
図1は、本発明の実施例に係る内部検査装置の概略構成を示す正面図である。
内部検査装置は、撮像光学ユニット1、検査ステージ2、照明ユニット3、搬送ロボット4および制御部5などから構成されている。
撮像光学ユニット1は、検査用カメラ6、顕微鏡7、レボルバ8および昇降機構9を備えている。
検査用カメラ6は、CCDなどの撮像素子を備えている。当該撮像素子は、画像データをデジタル変換して出力する。
顕微鏡7は、レボルバ8に備わった倍率の異なる複数個の対物レンズの拡大像を撮像素子に結像する。レボルバ8は、軸P周りに回転する。つまり、使用する対物レンズが保持テーブル10を挟んで対向配備した照明ユニット3の照射部21と対向するように、当該レボルバ8は構成されている。
昇降機構9は、撮像光学ユニット1を上下に昇降させる。つまり、透過性を有する積層構造のウエハWの任意の層に焦点深度を合わせるように、撮像光学ユニット1を昇降させる。なお、当該駆動機構9は、例えばステッピングモータ或いはサーボモータなどから構成されている。
検査ステージ2は、図2に示すように、保持テーブル10、第1可動台12、第2可動台13および第3可動台14などから構成されている。
保持テーブル10は、アルミニウムなどの金属で形成されている。当該保持テーブル10の形状は、図3に示すように、ウエハWよりも大形の格子状である。各格子には、吸着溝11が形成されている。当該吸着溝11は、電磁バルブ15A−15Cを備えた流路を介して真空源に連通接続されている。したがって、各電磁バルブ15A−15Cの開閉操作をすることにより、ウエハWを載置した位置に応じて吸着ラインを切り替えることが可能になっている。
具体的には、後述するように、検査対象のウエハWを保持ステージ上で移動させて、2度の撮像を行う。撮影位置に応じて格子によってはウエハWとの接触部分が変化する。接触部分の変化する当該格子については、吸着溝11を区画して分けることにより、吸引系統を撮影位置ごとに3系統に分けている。第1撮像位置では、図3に示すように、15A,15Bの2系統を作動させてウエハWを吸着する。第2撮像位置では、図4に示すように、15B,15Cの2系統を作動させてウエハWを吸着する。
また、保持テーブル10は、格子間の照射窓の部分に対応する一側壁の高さを低くした段部16が形成されている。当該段部16は、搬送ロボット4のアーム先端が、ウエハWの裏面を吸着保持して保持テーブル2に載置するときに、当該段部16にアーム先端が収まり、当該段部16から退避するように構成されている。
さらに、保持テーブル10の下部に配備された3台の可動台は、下から順に第1可動台12、第2可動台13および第3可動台14に配備されている。第1可動台12は、装置基台に敷設されたガイドレールに沿ってY軸方向に往復移動する。第2可動台13は、第1可動台12に敷設されたガイドレールに沿ってX軸方向に往復移動する。第3可動台14は、第2可動台13上に設けられたモータ17(例えばダイレクト・ドライブ・モータ)によってθ方向に回転する。なお、第1可動台12、第2可動台13および各ガイドレールは、本発明の水平駆動機構を構成する。また、第3可動台14およびモータ17は、本発明の回転駆動機構を構成する。
照明ユニット3は、光源18、ガイドフレーム19、光ファイバ20および照射部21などから構成されている。すなわち、装置の縦壁から片持支持されたガイドフレーム19は、保持テーブル10と第3可動台14の間まで延びている。当該ガイドフレーム19の基端側に光源18が配備されている。当該光源18から照射される光は、ガイドフレーム19の内部を通している光ファイバ20によって照射部21に導かれ、当該照射部21に備わったレンズを通して上向きに照射される。光源18は、本実施例では赤外線LEDが利用されているがLEDに限定されるものではない。白色光源などであってもよい。
搬送ロボット4は、アーム先端に馬蹄形をしたウエハ保持部を備えている。当該搬送ロボット4は、図示しないカセットに多段に収納されたウエハ同士の間にアーム先端を挿入し、ウエハ裏面から吸着保持して搬出し、検査ステージ2に載置するとともに、検査後のウエハWを検査ステージ2から搬出して所定位置に搬送する。なお、搬送ロボット4は、本発明の搬送機構に相当する。
制御部5は、当該内部検査装置の駆動機構などを総括的にコントロールしているとともに、内部に記憶部22および演算処理部23を備えている。詳細については、当該内部検査装置の動作説明に沿って説明する。
次に、図5のフローチャートに沿って上述の内部検査装置を用いたウエハの検査の一巡の動作について説明する。
<ステップS1> 条件設定
同じロットから所定枚数のウエハWを選択し、当該ウエハWを平坦に矯正した状態で複数個分の高さを求め、当該高さから基準高さを決めて制御部5の記憶部22に予め記憶しておく。検査する層を選択するとともに、レボルバ8を回転させて取得したい倍率の画像に応じた対物レンズを選択する。
<ステップS2> ウエハ搬入
初期設定が完了すると、搬送ロボット4によってカセットからウエハWを搬出し、図3に示すように、保持テーブル10の第1撮像位置に載置する。このとき、制御部5は、電磁バルブ15A、15Bを開き、第1撮像位置の領域内の吸着ラインのみを作動させる。保持テーブル10による吸着によってウエハWが平坦に矯正されると、搬送ロボット4は、ウエハWの吸着を解除して後方の待機位置に戻る。
<ステップS3> アライメント
撮像光学ユニット1によってウエハWに形成されたオリエンテーションフラットまたはVノッチなどを検出し、当該検出結果に基づいてウエハWの位置合わせを行う。また、ウエハWの外形よりも撮像視野が小さいので、当該撮像視野で走査する初期位置に位置合わせする。すなわち、第1可動台12および第2可動台13を移動させて位置合わせするとともに、第3可動台14をモータ17の回転軸周りに回転させてウエハWの位置合わせも行う。
<ステップS4> 第1撮像
ウエハWのアライメント処理と撮像開始の初期位置への移動が完了すると、昇降機構9によって検査カメラ6を設定された所定高さに移動させる。その後に第2可動台13をX軸方向に走査して撮像を行う。次に、第1可動台12を第Y方向に走査して撮像を行う。各撮像位置で取得した複数枚分の画像データは、記憶部22に逐次に記憶される。
<ステップS5> 終了位置の確認
第1撮像の間、ロータリエンコーダなどのセンサによって検出される第1可動台12および第2可動台13の位置を逐次にモニタすることにより、走査終了位置に達した否かを判別し、終了位置に達するまでステップS4の処理を繰り返す。走査終了位置に達すると、次のステップに移動する。
<ステップS6> ウエハの移動
搬送ロボット4を前進させてウエハWと保持ステージ10の間に進入させてウエハWを裏面から吸着保持する。ウエハWの吸着保持が確認されると、電磁バルブ15A−15Cを閉じて保持テーブル10によるウエハWの吸着を解除する。次に、ウエハWを僅かに上昇させ、図4に示すように、ウエハWを第2撮像位置に移動させて載置する。当該載置と同時に電磁バルブ15B、15Cを開いてウエハWを保持テーブル10によって吸着保持する。保持テーブル10による吸着保持が確認されると、搬送ロボット4によるウエハWの吸着を解除する。搬送ロボット4は、待機位置に後退する。
なお、第2撮像位置にウエハWを載置したとき、第1撮像位置で保持テーブル10と接触して画像データが取得されていない部位が格子間の照射窓に位置し、当該部位の画像データが取得可能な状態となる。
<ステップS7> アライメント
保持テーブル10にウエハWが載置されると、ステップS3と同様にアライメント処理が実行される。すなわち、撮像光学ユニット1によってウエハWに形成されたオリエンテーションフラットまたはVノッチなどを検出し、当該検出結果に基づいてウエハWの位置合わせを行う。また、ウエハWの外形よりも撮像視野が小さいので、当該撮像視野で走査する初期位置に位置合わせする。
<ステップS8> 第2撮像
第1撮像時の高さに検査カメラ6を設定したまま、第1撮像と同じ条件で撮像を開始する。すなわち、第2可動台13をX軸方向に走査して撮像を行う。次に、第1可動台12を第Y方向に走査して撮像を行う。各撮像位置で取得した複数枚分の画像データは、記憶部22に逐次に記憶される。
<ステップS9> 終了位置の確認
第2撮像の間、ロータリエンコーダなでのセンサによって検出される第1可動台12および第2可動台13の位置を逐次にモニタすることにより、走査終了位置に達した否かを判別し、終了位置に達するまでステップS4の処理を繰り返す。走査終了位置に達すると、次のステップに移動する。
<ステップS10> 画像合成
制御部5の演算処理部23は、図6に示すように、第1撮像および第2撮像により取得した画像データを記憶部22から読み出して画像を合成し、所定層の画像のみを再構成する。
<ステップS11> 良否判別
演算処理部23は、再構成された検査画像と記憶部22に予め記憶されている基準画像のパターンマッチング処理を行い異物や汚れなどの判別を行う。
<ステップS12> ウエハ搬出
搬送ロボット4が、ウエハWを裏面から吸着保持して検査終了後のウエハWを保持テーブル10から搬出し、図示しないカセットにウエハWを搬送する。
<ステップS13> 処理枚数判定
所定枚数のウエハWの検査が完了したか否かをカウンタによってカウントする。所定枚数に達していなければ、ステップS2からの処理を繰り返す。所定枚数に達していれば、その時点で検査処理を終了する。
上記実施例装置によれば、格子状の保持テーブル10によってウエハWを吸着保持することにより、ウエハWを平坦に矯正し、ひいては内部の各層固有のうねりを合焦範囲内に納めることができる。したがって、初期位置で検査カメラ6の高さ設定をすれば、昇降機構9で当該検査カメラ6をオフセット移動させるだけでオートフォーカス機能を省いた構成であっても鮮明な画像を取得することができる。
また、保持テーブル10を格子状にすることにより、部分的にウエハWの裏面から光を透過させることができる。第1撮像によって欠損した画像エータは、第2撮像の際に欠損部位が照射窓に位置合わせすることにより、当該部位の画像データが取得可能となる。したがって、第1画像と第2画像を合成し、ウエハWの所定層のみの画像を再構成することにより、鮮明な全体画像を取得することができる。
また、従来のウエハWの外周のみを保持する場合に比べて、ウエハWの裏面全体を検査することができる。
さらに、保持テーブル10は、アルミニウムなどの金属により容易かつ安価に形成することができるとともに、オートフォーカス機構を省くことにより、安価かつ簡素な構成を実現することができる。
本発明は上述した実施例のものに限らず、次のように変形実施することもできる。
(1)上記実施例装置では、撮像光学ユニット1を昇降させる構成であったが、保持テーブル10を昇降させるよう構成してもよい。
(2)上記実施例装置では、ウエハWの外形よりも小さい撮像視野で画像データを取得していたが、ウエハWよりも大きい撮像視野で1枚の画像データを取得し、2枚分の画像データからウエハW全体の画像を再構成してもよい。
(3)上記実施例装置では、第2撮像前にウエハWのアライメントを行っているが、第1撮像前のアライメントによって、位置精度が保たれている場合、当該アライメント処理を省いてもよい。
(4)上記実施例装置は、複数層を順番または任意に複数層に選んで検査することができる。この場合、図7に示すように、図5のステップS4とステップS8の後に、他の未検査層を検査するように同じ位置で第1撮像および第2撮像を繰り返すようステップS4AおよびステップS8Aを設ければよい。
したがって、第1撮像および第2撮像では、予め設定した任意の層の高さに応じて、同じ位置で昇降機構9を作動させて検査カメラ6の高さを調整し、選択した層の画像を順番に所得する。設定した各層の撮像を完了すると、水平方向に移動して新たな撮像領域の複数層の撮像を行う。
なお、ステップS10では、各層の画像を再構成し、ステップS11では各層の基準画像と検査画像のパターンマッチング処理により良否判定を行うようにすればよい。
(5)上記実施例装置は、複数層の検査のみを行っていたが、ウエハWの裏面の検査も同時に行うように構成してもよい。例えば、照明ユニット3を同軸落射方式の照明ユニットにする。また、ウエハWの裏面側に配備した当該同軸落射方式の照明ユニットから照射し、ウエハWで反射した反射光を検出する裏面撮像光学ユニットを個別に設ければよい。
1 … 撮像光学ユニット
2 … 検査ステージ
3 … 照明ユニット
4 … 搬送ロボット
5 … 制御部
6 … 検査用カメラ
10 … 保持テーブル
22 … 記憶部
23 … 演算処理部

Claims (4)

  1. 透過性を有する積層構造のワークの内部を検査する内部検査装置であって、
    格子状の各格子に吸着ラインが形成され、前記ワークを吸着保持する当該ワークより大形の保持テーブルと、
    前記保持テーブルに載置されたワークに向けて光を照射する照明ユニットと、
    前記保持テーブルを挟んで照明ユニットと対向配備した撮像光学ユニットと、
    前記照明ユニットと撮像光学ユニットの組と保持テーブルを相対的に水平移動させる水平駆動機構と、
    前記保持テーブルと撮像光学ユニットを相対的に昇降させる昇降機構と、
    前記ワークを搬送する搬送機構と、
    前記駆動機構、昇降機構および搬送機構の動作を制御する制御部と、
    前記撮像光学ユニットに格子状に分断投影された保持テーブル上のワークの第1画像と、前記搬送機構によりワークを移動させて保持テーブルで再保持し、第1画像取得時に保持テーブルに接触していた部位を撮像光学ユニットに投影したワークの第2画像とを合成し、当該合成画像と予め決めた基準画像を比較し、各層の異常を判別する演算処理部と、
    を備えたことを特徴とする内部検査装置。
  2. 請求項1に記載の内部検査装置において、
    前記保持テーブルは、第1画像取得時と第2画像取得時のワークとの接触部位の変化に応じて各格子の吸着ラインを切り替えるよう構成されている
    ことを特徴とする内部検査装置。
  3. 請求項1または請求項2のいずれかに記載の内部検査装置において、
    前記撮像光学ユニットと保持テーブルを撮像光学ユニットの中心軸または撮像光学ユニットの中心軸に対してオフセットされた保持テーブルの中心軸周りに相対的に回転させる回転駆動機構を備えた
    ことを特徴とする内部検査装置。
  4. 請求項1ないし請求項3の少なくともいずれに記載の内部検査装置において、
    前記照明ユニットは、同軸落射方式の照明ユニットで構成されており、
    当該同軸落射方式の照明ユニットから照射し、ワーク裏面から反射した反射光によってワークの裏面を撮像する裏面撮像光学ユニットを備え、
    前記演算処理部は、裏面撮像光学ユニットによって撮像された裏面画像と予め決めた基準画像を比較し、ワーク裏面の異常も判別する
    ことを特徴とする内部検査装置。
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