JP2014126349A - 空気調和機 - Google Patents

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秀治 古井
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晃一 安尾
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Abstract

【課題】蓄熱媒体を利用した空気調和機において、冷媒回路の簡素化を図る。
【解決手段】空気調和機(10)には、流動性を有する蓄熱媒体が循環する蓄熱回路(71)と、室外熱交換器(25)と室内熱交換器(62)との間に直列に接続される第1流路(31)を有する蓄熱用熱交換器(30)と、圧縮機(24)及びポンプ(73)を運転し、冷媒を室外熱交換器(25)で放熱させ蓄熱用熱交換器(30)の第1流路(31)で蒸発させる第1運転と、圧縮機(24)及びポンプ(73)を運転し、冷媒を室外熱交換器(25)で放熱させ、蓄熱用熱交換器(30)の第1流路(31)で冷却した後、室内熱交換器(62)で蒸発させる第2運転と、圧縮機(24)を運転し且つポンプ(73)を停止し、冷媒を室外熱交換器(25)で放熱させ、室外熱交換器(25)で蒸発させる第3運転とを切り換える切換機構(27,43,44,45,50,100)が設けられる。
【選択図】図4

Description

本発明は、空気調和機に関し、特に蓄熱用熱交換器を備えた空気調和機の冷媒回路の簡素化の対策に係る。
従来より、室内の冷房や暖房を行う空気調和機が知られている。この種の空気調和機として、冷媒によって蓄熱媒体を冷却し、この蓄熱媒体のいわゆる冷熱を利用して冷房能力の向上を図るものが知られている。
例えば特許文献1に開示の空気調和機は、圧縮機と、室外熱交換器と、室内熱交換器と、蓄熱用熱交換器(第1コイル)と、過冷却用熱交換器(第2コイル)とが接続された冷媒回路を有している。蓄熱用熱交換器と過冷却用熱交換器とは、それぞれ蓄熱媒体を含む蓄熱槽内に配置される。この冷媒回路では、蓄熱用熱交換器と、室外熱交換器とが互いに並列に接続され、且つ冷媒回路の液管に過冷却用熱交換器の流入端と流出端とが接続される(例えば同文献の図1を参照)。この空気調和機では、冷媒によって蓄熱媒体を冷却する蓄冷熱運転と、蓄熱媒体によって冷媒を過冷却する蓄冷熱回収運転と、通常の冷房運転とが切り換えて行われる。
具体的に、蓄冷熱運転では、圧縮機で圧縮された冷媒が、室外熱交換器で凝縮し、第1バイパス路を通じて蓄熱用熱交換器を流れる。蓄熱用熱交換器では、冷媒が蓄熱媒体から吸熱して蒸発する。これにより、蓄熱媒体には、いわゆる冷熱が付与される。蓄熱用熱交換器を流出した冷媒は、圧縮機に吸入されて再び圧縮される。また、蓄冷熱回収運転では、圧縮機で圧縮された冷媒が、室外熱交換器で凝縮し、液管を通じて過冷却用熱交換器を流れる。過冷却用熱交換器では、蓄熱媒体によって冷媒が過冷却される。過冷却用熱交換器で過冷却された冷媒は、室内熱交換器で蒸発し、室内の冷房に利用される。また、通常の冷房運転では、室外熱交換器で放熱した冷媒が、蓄熱用熱交換器や過冷却用熱交換器をバイパスするように液管を流れ、室内熱交換器で蒸発する。これにより、通常の冷凍サイクルによる冷房運転が行われる。
特開平1−174864号公報
上述した特許文献1に開示の空気調和機の冷媒回路では、通常の冷房運転において、冷媒が蓄熱用熱交換器を流れないように、室内熱交換器と、蓄熱用熱交換器とを並列に接続するようにしている。これに伴い、従来例の空気調和機では、上記の各運転を切り換えるための電磁弁等の流路切換機構の数量が増大したり、冷媒の流路が複雑化したりするという問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、蓄熱媒体を利用した空気調和機において、冷媒回路の簡素化を図ることである。
第1の発明は、圧縮機(24)と、室外熱交換器(25)と、室内熱交換器(62)とが接続され、冷凍サイクルが行われる冷媒回路(15)とを備えた空気調和機を対象とし、流動性を有する蓄熱媒体が貯留される貯留部(72)と、該蓄熱媒体を搬送するポンプ(73)とが接続され、上記蓄熱媒体が循環する蓄熱回路(71)と、上記室外熱交換器(25)と室内熱交換器(62)との間に直列に接続される第1流路(31)と、上記蓄熱回路(71)に接続される第2流路(32)とを有し、上記第1流路(31)を流れる冷媒と該第2流路(32)を流れる蓄熱媒体とを熱交換させる蓄熱用熱交換器(30)と、上記圧縮機(24)及びポンプ(73)を運転し、該圧縮機(24)で圧縮した冷媒を上記室外熱交換器(25)で放熱させ上記蓄熱用熱交換器(30)の第1流路(31)で蒸発させる第1運転と、上記圧縮機(24)及びポンプ(73)を運転し、上記圧縮機(24)で圧縮した冷媒を上記室外熱交換器(25)で放熱させ、上記蓄熱用熱交換器(30)の第1流路(31)で冷却した後、上記室内熱交換器(62)で蒸発させる第2運転と、上記圧縮機(24)を運転し且つ上記ポンプ(73)を停止し、上記圧縮機(24)で圧縮した冷媒を上記室外熱交換器(25)で放熱させ、上記室外熱交換器(25)で蒸発させる第3運転とを切り換えるように構成される切換機構(27,43,44,45,50,100)とを備えていることを特徴とする。
第1の発明では、蓄熱用熱交換器(30)の第1流路(31)が、冷媒回路(15)における室外熱交換器(25)と室内熱交換器(62)との間に直列に接続される。一方、蓄熱用熱交換器(30)の第2流路(32)は、流動性を有する蓄熱媒体が循環する蓄熱回路(71)に接続される。空気調和機では、切換機構(27,43,44,45,50,100)によって、第1運転、第2運転、及び第3運転が切り換えて行われる。
第1運転では、蓄熱回路(71)のポンプ(73)が運転される。このため、蓄熱回路(71)では、蓄熱媒体が蓄熱用熱交換器(30)の第2流路(32)を順次通過し、貯留部(72)に送られる。また、第1運転では、圧縮機(24)で圧縮された冷媒が、室外熱交換器(25)で放熱した後、蓄熱用熱交換器(30)の第1流路(31)で蒸発する。これにより、蓄熱用熱交換器(30)では、第1流路(31)の冷媒によって、第2流路(32)の蓄熱媒体が順次冷却される。この結果、貯留部(72)には、いわゆる冷熱が付与された蓄熱媒体が貯留される。
第2運転では、蓄熱回路(71)のポンプ(73)が運転される。このため、蓄熱回路(71)では、貯留部(72)に貯留され且つ冷熱が付与された状態の蓄熱媒体が、蓄熱用熱交換器(30)の第2流路(32)を順次通過する。また、第2運転では、圧縮機(24)で圧縮された冷媒が、室外熱交換器(25)で放熱した後、蓄熱用熱交換器(30)の第1流路(31)を流れる。蓄熱用熱交換器(30)では、蓄熱媒体によって冷媒が冷却され、この冷媒の過冷却度が大きくなる。蓄熱用熱交換器(30)の第1流路(31)で冷却された冷媒は、室内熱交換器(62)で蒸発する。このように、第2運転では、蓄熱用熱交換器(30)の蓄熱媒体により冷媒が冷却されるので、冷房能力が向上する。
第3運転では、蓄熱回路(71)のポンプ(73)が停止する。このため、蓄熱回路(71)では、蓄熱媒体が循環することはなく、蓄熱用熱交換器(30)の第2流路(32)を蓄熱媒体が順次通過することもない。一方、第3運転では、圧縮機(24)で圧縮された冷媒が、室外熱交換器(25)で放熱した後、蓄熱用熱交換器(30)の第1流路(31)を流れる。しかし、蓄熱用熱交換器(30)の第2流路(32)では、蓄熱媒体が滞った状態であるため、冷媒が蓄熱媒体によって冷却されることはほとんどない。つまり、第3運転では、蓄熱回路(71)側の蓄熱媒体の冷熱が、冷媒回路(15)の冷媒にほとんど付与されない。蓄熱用熱交換器(30)の第1流路(31)を通過した冷媒は、室内熱交換器(62)で蒸発し、室内の冷房に利用される。
第2の発明は、第1の発明において、上記切換機構(27,43,44,45,50,100)は、上記室外回路(21)に設けられ、上記第1流路(31)と上記圧縮機(24)の吸入側とを繋ぐバイパス流路(43)と、上記第1運転時に上記第1流路(31)とバイパス流路(43)とを連通させ且つ第1流路(31)と室内熱交換器(62)の液側端部とを遮断し、上記第2運転及び第3運転時に上記第1流路(31)と上記室内熱交換器(62)の液側端部とを連通させ且つ上記第1流路(31)とバイパス流路(43)とを遮断する流路切換機構(44,45,50)とを備えていることを特徴とする。
第2の発明の冷媒回路(15)には、バイパス流路(43)と、流路切換機構(44,45,50)とが設けられる。第1運転では、蓄熱用熱交換器(30)の第1流路(31)で蓄熱媒体から吸熱して蒸発した冷媒が、バイパス流路(43)を通過して、圧縮機(24)に吸入される。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、上記切換機構(27,43,44,45,50,100)は、上記圧縮機(24)を運転し且つ上記ポンプ(73)を停止し、上記圧縮機(24)で圧縮した冷媒を上記室内熱交換器(62)で放熱させ、上記室外熱交換器(25)で蒸発させる第4運転を行うように構成されることを特徴とする。
第3の発明では、第1〜第3運転に加えて、室内を暖房する第4運転が行われる。この第4運転では、蓄熱回路(71)のポンプ(73)が停止する。このため、蓄熱回路(71)では、蓄熱媒体が循環することなく、蓄熱用熱交換器(30)の第2流路(32)を蓄熱媒体が順次通過することもない。一方、第4運転では、圧縮機(24)で圧縮された冷媒が、室内熱交換器(62)で放熱する。この結果、室内の暖房が行われる。室内熱交換器(62)で放熱した冷媒は、蓄熱用熱交換器(30)の第1流路(31)を流れる。しかし、蓄熱用熱交換器(30)の第2流路(32)では、蓄熱媒体が滞った状態であるため、冷媒が蓄熱媒体によって冷却されることもほとんどない。蓄熱用熱交換器(30)の第1流路(31)と通過した冷媒は、室外熱交換器(25)で蒸発し、圧縮機(24)に吸入される。
第4の発明は、第1乃至第3のいずれか1つの発明において、上記切換機構(27,43,44,45,48,50,100)は、上記圧縮機(25)の吐出側と上記第1流路(31)の流入側とを繋ぐ流入側バイパス流路(48)を有し、上記圧縮機(24)及びポンプ(73)を運転し、該圧縮機(24)で圧縮した冷媒を、流入側バイパス流路(48)を通過させて上記蓄熱用熱交換器(30)で凝縮し、上記室内熱交換器(62)で蒸発させる第5運転を行うように構成されることを特徴とする。
第4の発明では、蓄熱用熱交換器(30)を凝縮器とする第5運転が行われる。具体的に、第5運転では、蓄熱回路(71)のポンプ(73)が運転され、蓄熱媒体が第2流路(32)を順次通過する。一方、冷媒回路(15)では、圧縮機(25)で圧縮された冷媒が室外熱交換器(25)をバイパスし、流入側バイパス流路(48)を流れ、蓄熱用熱交換器(30)の第1流路(31)を通過する。蓄熱用熱交換器(30)では、第1流路(31)の冷媒が第2流路(32)の蓄熱媒体に放熱して凝縮する。凝縮後の冷媒は、室内熱交換器(62)で蒸発し、室内の冷房に利用される。
第5の発明は、第1乃至第4のいずれか1つの発明において、上記蓄熱回路(71)の蓄熱媒体は、臭化テトラnブチルアンモニウム水溶液であることを特徴とする。
第5の発明では、冷媒と熱交換する蓄熱媒体として、臭化テトラnブチルアンモニウム水溶液が用いられる。臭化テトラnブチルアンモニウム水溶液は、0℃よりも高い所定の温度まで冷却されると、臭化テトラnブチルアンモニウムを中心とした水との包接水和物を含むスラリー状になる。このため、蓄熱媒体に含まれる包接水和物の潜熱を利用して冷媒を冷却することができ、且つこの蓄熱媒体を蓄熱回路(71)で循環させることができる。
本発明によれば、蓄熱用熱交換器(30)の第1流路(31)を、室外熱交換器(25)と室内熱交換器(62)との間に接続しつつ、上述した第1運転、第2運転、及び第3運転を切り換えて行うことができる。このため、従来例のように、蓄熱用熱交換器(30)と室内熱交換器(62)とを並列に接続する場合と比較すると、冷媒の流路を切り換えるための構成を簡素化でき、ひいては冷媒回路(15)の簡素化を図ることができる。また、第3運転では、蓄熱媒体に付与された冷熱が、冷媒に付与されることを回避しつつ、室内の冷房を行うことができる。
第2の発明では、冷媒回路(15)にバイパス流路(43)と流路切換機構(44,45,50)とを設けるだけで、第1運転、第2運転、及び第3運転を切り換えて行うことができる。
第3の発明では、蓄熱用熱交換器(30)の第1流路(31)で冷媒が冷却されることを回避しつつ、室内の暖房を行うことができる。従って、暖房能力の低下、あるいは圧縮機(24)の負荷の増大を防止することができる。
第4の発明では、蓄熱用熱交換器(30)を凝縮器としながら、室内の冷房を行うことができる。
第5の発明では、蓄熱媒体による冷媒の冷却能力を向上でき、省エネ性に優れた空気調和機を提供できる。
図1は、実施形態に係る空気調和機の概略の構成を示す配管系統図である。 図2は、実施形態に係る空気調和機の概略の構成を示す配管系統図であり、蓄熱運転時の冷媒及び蓄熱媒体の流れを表したものである。 図3は、実施形態に係る空気調和機の概略の構成を示す配管系統図であり、蓄熱利用冷房運転時の冷媒及び蓄熱媒体の流れを表したものである。 図4は、実施形態に係る空気調和機の概略の構成を示す配管系統図であり、冷房運転時の冷媒及び蓄熱媒体の流れを表したものである。 図5は、実施形態に係る空気調和機の概略の構成を示す配管系統図であり、暖房運転時の冷媒及び蓄熱媒体の流れを表したものである。 図6は、実施形態の変形例に係る空気調和機の概略の構成を示す配管系統図であり、蓄熱用熱交換器を凝縮器とする冷房運転(第5運転)の冷媒及び蓄熱媒体の流れを表したものである。 図7は、その他の実施形態に係る空気調和機の概略の構成を示す配管系統図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
本発明の実施形態は、室内の冷房と暖房とを切り換えて行う空気調和機(10)である。空気調和機(10)は、例えばビル等の室内の空調に用いられる、いわゆるビル用マルチ式に構成される。図1に示すように、空気調和機(10)は、室外ユニット(20)と、複数の室内ユニット(60)と、蓄熱ユニット(70)を備えている。なお、図1では、2台の室内ユニット(60)を図示しているが、室内ユニット(60)を1台、あるいは3台以上としてもよい。室外ユニット(20)及び蓄熱ユニット(70)は、例えばビル等の屋上に設置されている。室内ユニット(60)は、ビル等の室内の例えば天井に設置されている。室外ユニット(20)と、複数の室内ユニット(60)とは、2本の連絡配管(液管(11)及びガス管(12))を介して互いに接続されている。これにより、空気調和機(10)では、冷媒が充填される冷媒回路(15)が構成される。冷媒回路(15)では、蒸気圧縮式の冷凍サイクルが行われる。液管(11)及びガス管(12)は、比較的長い全長(例えば150m)を有している。
〈室外ユニット〉
室外ユニット(20)には、室外回路(21)が設けられている。室外回路(21)には、液閉鎖弁(22)とガス閉鎖弁(23)とが設けられる。液閉鎖弁(22)には、液管(11)の一端が接続され、ガス閉鎖弁(23)には、ガス管(12)の一端が接続される。
室外回路(21)には、圧縮機(24)と、室外熱交換器(25)とが接続されている。圧縮機(24)は、インバータの出力周波数を調節することで、モータの回転数(運転周波数)が可変に構成される。室外熱交換器(25)は、例えばフィン・アンド・チューブ式の熱交換器で構成される。室外熱交換器(25)の近傍には、室外ファン(26)が設置される。室外熱交換器(25)では、室外ファン(26)が搬送する室外空気と冷媒とが熱交換する。
室外回路(21)には、四方切換弁(27)が接続されている。四方切換弁(27)は、第1から第4までのポートを有している。四方切換弁(27)では、第1ポートが圧縮機(24)の吐出側に繋がり、第2ポートがガス閉鎖弁(23)に繋がり、第3ポートが圧縮機(24)の吸入側に繋がり、第4ポートが室外熱交換器(25)のガス側端部に繋がっている。四方切換弁(27)は、第1ポートと第4ポートとが連通し且つ第2ポートと第3ポートとが連通する第1状態(図1の実線で示す状態)と、第1ポートと第2ポートとが連通し且つ第3ポートと第4ポートとが連通する第2状態(図1の破線で示す状態)とに切換可能に構成される。
室外回路(21)には、蓄熱用熱交換器(30)の第1流路(31)と、室外膨張弁(28)とが接続されている。蓄熱用熱交換器(30)は、冷媒回路(15)と接続する上記第1流路(31)と、蓄熱回路(71)と接続する第2流路(32)とを有している。第1流路(31)は、室外回路(21)において、室内ユニット(60)の室内熱交換器(62)と、室外熱交換器(25)との間に直列に接続される。室外膨張弁(28)は、室外回路(21)において、室外熱交換器(25)と第1流路(31)との間に接続される。室外膨張弁(28)は、開度が調節可能な電子膨張弁で構成される。
室外回路(21)には、第1液配管(41)と、第2液配管(42)と、バイパス配管(43)とが接続される。第1液配管(41)は、その一端が室外熱交換器(25)の液側端部に接続している。第2液配管(42)は、その一端が第1液配管(41)の他端に接続している。第2液配管(42)の他端は、液閉鎖弁(22)に接続している。第2液配管(42)には、第1開閉弁(44)が接続されている。第1開閉弁(44)は、例えば開閉自在な電磁開閉弁で構成される。バイパス配管(43)は、その一端が第1液配管(41)と第2液配管(42)の接続部に接続している。バイパス配管(43)の他端は、四方切換弁(27)の第2ポートに接続している。バイパス配管(43)には、第2開閉弁(45)が接続されている。第2開閉弁(45)は、例えば開閉自在な電磁開閉弁で構成される。
バイパス配管(43)は、第1流路(31)と圧縮機(24)の吸入側とを繋ぐバイパス流路を構成する。第1開閉弁(44)及び第2開閉弁(45)は、第2液配管(42)及びバイパス配管(43)と、第1流路(31)の連通状態を切り換える流路切換機構を構成する。
第2液配管(42)には、第1開閉弁(44)の前後を繋ぐ連通管(46)が接続されている。連通管(46)には、圧力逃がし弁(47)が接続される。圧力逃がし弁(47)は、液管(11)側の圧力が上昇すると開放され、該液管(11)側の冷媒を蓄熱用熱交換器(30)側へ放出する。
〈室内ユニット〉
各室内ユニット(60)には、室内回路(61)がそれぞれ設けられている。室内回路(61)の液側端部には、液管(11)の他端が接続され、室内回路(61)のガス側端部には、ガス管(12)の他端が接続される。室内回路(61)には、ガス側端部から液側端部に向かって順に、室内熱交換器(62)と、室内膨張弁(63)とが接続されている。室内熱交換器(62)は、例えばフィン・アンド・チューブ式の熱交換器で構成される。室内熱交換器(62)の近傍には、室内ファン(64)が設置される。室内熱交換器(62)では、室内ファン(64)が搬送する室内空気と冷媒とが熱交換する。室内膨張弁(63)は、例えば開度が調節可能な電子膨張弁で構成される。
〈蓄熱ユニット〉
蓄熱ユニット(70)には、流動性を有する蓄熱媒体が充填される蓄熱回路(71)の一部が設けられる。蓄熱回路(71)には、蓄熱媒体が貯留される貯留部(タンク(72))と、蓄熱媒体を搬送する搬送部(ポンプ(73))と、上記蓄熱用熱交換器(30)の第2流路(32)とが接続される。タンク(72)は、中空の密閉型に構成され、室外ユニット(20)の近傍に設置される。タンク(72)には、蓄熱回路(71)の流出管(74)と、蓄熱回路(71)の流入管(75)とが接続される。流出管(74)は、タンク(72)の上部に接続し、流入管(75)は、タンク(72)の下部に接続している。ポンプ(73)は、流出管(74)に接続している。ポンプ(73)は、運転されることで、蓄熱回路(71)の蓄熱媒体を循環させる。蓄熱用熱交換器(30)は、第1流路(31)を流れる冷媒と、第2流路(32)を流れる蓄熱媒体とを熱交換させる。蓄熱用熱交換器(30)は、例えば2重管式の熱交換器で構成される。
本実施形態の蓄熱媒体は、臭化テトラnブチルアンモニウム(TBAB)水溶液及びその包接水和物である。臭化テトラnブチルアンモニウム水溶液は、0℃よりも高い所定の温度(例えば約10℃)の状態において、臭化テトラnブチルアンモニウムを中心とした水との包接水和物を含むスラリー状になる。このため、蓄熱回路(71)では、包接水和物を含む蓄熱媒体を循環させることができる。これにより、蓄熱用熱交換器(30)では、包接水和物の潜熱を利用して冷媒を冷却することができる。
〈コントローラ〉
空気調和機(10)は、圧縮機(24)、ポンプ(73)、四方切換弁(27)、及び各弁(27,28,44,45,63)を制御するためのコントローラ(100)を有している。コントローラ(100)は、蓄熱運転(第1運転)、蓄熱利用冷房運転(第2運転)、通常冷房運転(蓄熱非利用冷房運転(第3運転))、及び暖房運転(第4運転)を開始させる信号に応じて、これらの機器を制御する。コントローラ(100)と、四方切換弁(27)と、上記バイパス流路(43)と、上記流路切換機構(第1開閉弁(44)及び第2開閉弁(45))とが、詳細は後述する第1運転〜第4運転を切り換えるための切換機構を構成する。
−運転動作−
実施形態に係る空気調和機(10)は、蓄熱運転と、蓄熱利用冷房運転と、冷房運転と、暖房運転とを切り換えて行うように構成される。以下、各運転について説明する。
〈蓄熱運転〉
蓄熱運転では、冷媒回路(15)の冷媒によって蓄熱媒体が冷却され、この蓄熱媒体にいわゆる冷熱が付与される。蓄熱運転では、コントローラ(100)によって、四方切換弁(27)が第1状態に設定され、第1開閉弁(44)が閉鎖され、第2開閉弁(45)が開放され、室外膨張弁(28)が所定開度に調節される。また、蓄熱運転では、コントローラ(100)によって、圧縮機(24)、室外ファン(26)、及びポンプ(73)が運転される。
図2に示すように、蓄熱ユニット(70)のポンプ(73)が運転されると、タンク(72)内の蓄熱媒体が流出管(74)を流出し、蓄熱用熱交換器(30)の第2流路(32)を流れる。一方、冷媒回路(15)では、圧縮機(24)で圧縮された冷媒が、室外熱交換器(25)を流れる。室外熱交換器(25)では、冷媒が室外空気へ放熱して凝縮する。室外熱交換器(25)で凝縮した冷媒は、室外膨張弁(28)で減圧された後、蓄熱用熱交換器(30)の第1流路(31)を流れる。蓄熱用熱交換器(30)では、蓄熱媒体が第2流路(32)を順次流れている。このため、第1流路(31)を流れる低圧の冷媒が、第2流路(32)の蓄熱媒体から吸熱して蒸発する。この結果、第2流路(32)を流れる蓄熱媒体は、冷媒によって順次冷却される。第2流路(32)で冷却された蓄熱媒体は、流入管(75)よりタンク(72)内に流入し、貯留される。また、蓄熱用熱交換器(30)の第1流路(31)で蒸発した冷媒は、バイパス配管(43)を経由して圧縮機(24)に吸入される。
〈蓄熱利用冷房運転〉
蓄熱利用冷房運転では、蓄熱媒体によって冷媒が冷却されながら、室内の冷房が行われる。蓄熱利用冷房運転では、コントローラ(100)によって、四方切換弁(27)が第1状態に設定され、第1開閉弁(44)が開放され、第2開閉弁(45)が閉鎖され、室外膨張弁(28)が全開状態となる。また、蓄熱利用冷房運転では、コントローラ(100)によって、圧縮機(24)、室外ファン(26)、及びポンプ(73)が運転される。また、室内ユニット(60)では、室内膨張弁(63)の開度が調節され、室内ファン(64)が運転される。
図3に示すように、蓄熱ユニット(70)のポンプ(73)が運転されると、タンク(72)内の蓄熱媒体が流出管(74)を流出し、蓄熱用熱交換器(30)の第2流路(32)を流れる。一方、冷媒回路(15)では、圧縮機(24)で圧縮された冷媒が、室外熱交換器(25)を流れる。室外熱交換器(25)では、冷媒が室外空気へ放熱して凝縮する。室外熱交換器(25)で凝縮した冷媒は、室外膨張弁(28)をそのまま通過し、第1流路(31)を流れる。蓄熱用熱交換器(30)では、蓄熱媒体が第2流路(32)を順次流れている。このため、第1流路(31)を流れる高圧冷媒が、蓄熱媒体によって順次冷却される。第2流路(32)で冷媒を冷却した蓄熱媒体は、流出管(74)よりタンク(72)内に流入し、貯留される。蓄熱用熱交換器(30)の第1流路(31)で過冷却された冷媒は、第2液配管(42)、液管(11)を経由して各室内ユニット(60)へ送られる。
室内ユニット(60)に流入した冷媒は、室内膨張弁(63)で減圧された後、室内熱交換器(62)を流れる。室内熱交換器(62)では、冷媒が室内空気から吸熱して蒸発する。この結果、室内の冷媒が行われる。室内熱交換器(62)で蒸発した冷媒は、ガス管(12)を経由して室外ユニット(20)へ送られ、圧縮機(24)に吸入される。
〈冷房運転〉
冷房運転では、蓄熱媒体で冷媒を冷却せずに、室内の冷房が行われる。冷房運転では、コントローラによって、四方切換弁(27)が第1状態に設定され、第1開閉弁(44)が開放され、第2開閉弁(45)が閉鎖され、室外膨張弁(28)が全開状態となる。また、冷房運転では、コントローラ(100)によって、圧縮機(24)、室外ファン(26)が運転される一方、ポンプ(73)は停止状態となる。また、室内ユニット(60)では、室内膨張弁(63)の開度が調節され、室内ファン(64)が運転される。
図4に示すように、蓄熱ユニット(70)では、ポンプ(73)が停止状態となる。このため、蓄熱回路(71)では、蓄熱媒体が循環することはなく、蓄熱用熱交換器(30)を蓄熱媒体が流れることもない。一方、冷媒回路(15)では、圧縮機(24)で圧縮された冷媒が、室外熱交換器(25)を流れる。室外熱交換器(25)では、冷媒が室外空気へ放熱して凝縮する。室外熱交換器(25)で凝縮した冷媒は、室外膨張弁(28)をそのまま通過し、第1流路(31)を流れる。蓄熱用熱交換器(30)では、上述のように蓄熱媒体が第2流路(32)を流れていない。このため、第1流路(31)を流れる高圧冷媒は、蓄熱媒体によって実質的に冷却されず、第1流路(31)を通過する。第1流路(31)を通過した冷媒は、第2液配管(42)、液管(11)を経由して各室内ユニット(60)へ送られる。
室内ユニット(60)に流入した冷媒は、室内膨張弁(63)で減圧された後、室内熱交換器(62)を流れる。室内熱交換器(62)では、冷媒が室内空気から吸熱して蒸発する。この結果、室内の冷媒が行われる。室内熱交換器(62)で蒸発した冷媒は、ガス管(12)を経由して室外ユニット(20)へ送られ、圧縮機(24)に吸入される。
〈暖房運転〉
暖房運転では、室内の暖房が行われる。暖房運転では、コントローラ(100)によって、四方切換弁(27)が第2状態に設定され、第1開閉弁(44)が開放され、第2開閉弁(45)が閉鎖され、室外膨張弁(28)の開度が調節される。また、暖房運転では、コントローラ(100)によって、圧縮機(24)、室外ファン(26)が運転される一方、ポンプ(73)は停止状態となる。また、室内ユニット(60)では、室内膨張弁(63)が全開状態となり、室内ファン(64)が運転される。
図5に示すように、蓄熱ユニット(70)では、ポンプ(73)が停止状態となる。このため、蓄熱回路(71)では、蓄熱媒体が循環することはなく、蓄熱用熱交換器(30)を蓄熱媒体が流れることもない。一方、冷媒回路(15)では、圧縮機(24)で圧縮された冷媒が、ガス管(12)を経由して各室内ユニット(60)へ送られる。室内ユニット(60)に流入した冷媒は、室内熱交換器(62)を流れる。室内熱交換器(62)では、冷媒が室内空気へ放熱して凝縮する。この結果、室内の暖房が行われる。室内熱交換器(62)で凝縮した冷媒は、室内膨張弁(63)をそのまま通過し、液管(11)を経由して室外ユニット(20)へ送られる。
室外ユニット(20)に流入した冷媒は、蓄熱用熱交換器(30)の第1流路(31)を流れる。蓄熱用熱交換器(30)では、上述のように蓄熱媒体が第2流路(32)を流れていない。このため、第1流路(31)を流れる高圧冷媒は、蓄熱媒体と実質的に熱交換せず、第1流路(31)を通過する。第1流路(31)を通過した冷媒は、室外膨張弁(28)で減圧された後、室外熱交換器(25)を流れる。室外熱交換器(25)では、冷媒が室外空気から吸熱して蒸発する。室外熱交換器(25)で蒸発した冷媒は、圧縮機(24)に吸入される。
−実施形態の効果−
上記実施形態では、蓄熱用熱交換器(30)の第1流路(31)を、室外熱交換器(25)と室内熱交換器(62)との間に直列に接続しつつ、上述した各運転を切り換えて行うことができる。このため、例えば室内熱交換器(62)と蓄熱用熱交換器(30)とを並列に接続する構成と比較すると、冷媒の流路を切り換えるための構成を簡素化でき、ひいては冷媒回路(15)の簡素化を図ることができる。
また、上述した通常冷房運転では、蓄熱媒体に付与された冷熱が、冷媒に付与されることを回避しつつ、室内の冷房を行うことができる。このため、蓄熱媒体に付与された冷熱を無駄に費やすことを防止でき、省エネ性の向上を図ることができる。
また、上述した暖房運転では、蓄熱用熱交換器(30)の第1流路(31)で冷媒が冷却されることを回避しつつ、室内の暖房を行うことができる。従って、空気調和機(10)の暖房能力の低下、あるいは圧縮機(24)の負荷の増大を防止できる。
更に、上述した実施形態では、蓄熱媒体として臭化テトラnブチルアンモニウム水溶液及びその包接水和物を用いている。このため、蓄熱回路(71)で蓄熱媒体を循環させつつ、この蓄熱媒体の潜熱を利用して冷媒を冷却することができる。
〈実施形態の変形例〉
図6に示す変形例では、上述した実施形態の冷媒回路(15)に流入側バイパス配管(48)と、第3開閉弁(49)とが接続される。流入側バイパス配管(流入側バイパス流路)(48)と第3開閉弁(49)とは、切換機構を構成する。流入側バイパス配管(48)は、一端が圧縮機(24)の吐出側に接続し、他端が蓄熱用熱交換器(30)の第1流路(31)の流入側に接続される。第3開閉弁(49)は、流入側バイパス配管(48)を開閉する電磁弁で構成される。この例では、上述した実施形態と同様にして、第1〜第4までの運転が行われる。これらの運転では、第3開閉弁(49)が閉状態となる。
変形例では、図6に示すように、冷媒が室外熱交換器(25)をバイパスし、蓄熱用熱交換器(30)で凝縮する冷房運転(第5運転)が行われる。具体的に、第5運転では、コントローラ(100)によって、四方切換弁(27)が第1状態に設定され、第1開閉弁(44)が開放され、第2開閉弁(45)が閉鎖され、第3開閉弁(49)が開放され、室外膨張弁(28)が全閉状態となる。また、第5運転では、コントローラ(100)によって、圧縮機(24)及びポンプ(73)が運転され、室外ファン(26)は停止される。また、室内ユニット(60)では、室内膨張弁(63)の開度が調節され、室内ファン(64)が運転される。
図6に示すように、蓄熱ユニット(70)のポンプ(73)が運転されると、タンク(72)内の蓄熱媒体が流出管(74)を流出し、蓄熱用熱交換器(30)の第2流路(32)を流れる。一方、冷媒回路(15)では、圧縮機(24)で圧縮された冷媒が、流入側バイパス配管(48)を流れ、室外熱交換器(25)をバイパスし、蓄熱用熱交換器(30)の第1流路(31)を流れる。蓄熱用熱交換器(30)では、第1流路(31)の冷媒が第2流路(32)の蓄熱媒体に放熱して凝縮する。蓄熱用熱交換器(30)で凝縮した冷媒は、第2液配管(42)、液管(11)を経由して各室内ユニット(60)へ送られる。
室内ユニット(60)に流入した冷媒は、室内膨張弁(63)で減圧された後、室内熱交換器(62)を流れる。室内熱交換器(62)では、冷媒が室内空気から吸熱して蒸発する。この結果、室内の冷媒が行われる。室内熱交換器(62)で蒸発した冷媒は、ガス管(12)を経由して室外ユニット(20)へ送られ、圧縮機(24)に吸入される。
《その他の実施形態》
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
上記実施形態では、バイパス配管(43)及び第2液配管(42)と、第1流路(31)との連通状態を切り換えるための流路切換機構として、2つの開閉弁(44,45)を用いている。しかしながら、例えば図7に示すように、2つの開閉弁(44,45)に代えて1つの三方弁(50)を用いても良い。三方弁(50)は、第1流路(31)と繋がる第1ポートと、バイパス配管(43)と繋がる第2ポートと、第2液配管(42)と繋がる第3ポートとを有している。三方弁(50)は、第1ポートと第2ポートとを連通し第3ポートを閉鎖する第1状態(図7の実線で示す状態)と、第1ポートと第3ポートとを連通し第2ポートを閉鎖する第2状態(図7の破線で示す状態)とに切り換えられる。この例においても、上記実施形態と同様にして、第1運転から第4運転までを切り換えて行うことができる。
以上説明したように、蓄熱用熱交換器を備えた空気調和機について有用である。
10 空気調和機
15 冷媒回路
24 圧縮機
25 室外熱交換器
27 四方切換弁(切換機構)
30 蓄熱用熱交換器
31 第1流路
32 第2流路
43 バイパス配管(バイパス流路、切換機構)
44 第1開閉弁(流路切換機構、切換機構)
45 第2開閉弁(流路切換機構、切換機構)
48 流入側バイパス配管(流入側バイパス流路、切換機構)
49 第3開閉弁(切換機構)
50 三方弁(流路切換機構)
62 室内熱交換器
71 蓄熱回路
72 貯留部(タンク)
73 ポンプ
100 コントローラ(切換機構)

Claims (5)

  1. 圧縮機(24)と、室外熱交換器(25)と、室内熱交換器(62)とが接続され、冷凍サイクルが行われる冷媒回路(15)とを備えた空気調和機であって、
    流動性を有する蓄熱媒体が貯留される貯留部(72)と、該蓄熱媒体を搬送するポンプ(73)とが接続され、上記蓄熱媒体が循環する蓄熱回路(71)と、
    上記室外熱交換器(25)と室内熱交換器(62)との間に直列に接続される第1流路(31)と、上記蓄熱回路(71)に接続される第2流路(32)とを有し、上記第1流路(31)を流れる冷媒と該第2流路(32)を流れる蓄熱媒体とを熱交換させる蓄熱用熱交換器(30)と、
    上記圧縮機(24)及びポンプ(73)を運転し、該圧縮機(24)で圧縮した冷媒を上記室外熱交換器(25)で放熱させ上記蓄熱用熱交換器(30)の第1流路(31)で蒸発させる第1運転と、上記圧縮機(24)及びポンプ(73)を運転し、上記圧縮機(24)で圧縮した冷媒を上記室外熱交換器(25)で放熱させ、上記蓄熱用熱交換器(30)の第1流路(31)で冷却した後、上記室内熱交換器(62)で蒸発させる第2運転と、上記圧縮機(24)を運転し且つ上記ポンプ(73)を停止し、上記圧縮機(24)で圧縮した冷媒を上記室外熱交換器(25)で放熱させ、上記室外熱交換器(25)で蒸発させる第3運転とを切り換えるように構成される切換機構(27,43,44,45,50,100)と
    を備えている
    ことを特徴とする空気調和機。
  2. 請求項1において、
    上記切換機構(27,43,44,45,50,100)は、
    上記第1流路(31)と上記圧縮機(24)の吸入側とを繋ぐバイパス流路(43)と、
    上記第1運転時に上記第1流路(31)とバイパス流路(43)とを連通させ且つ第1流路(31)と室内熱交換器(62)の液側端部とを遮断し、上記第2運転及び第3運転時に上記第1流路(31)と上記室内熱交換器(62)の液側端部とを連通させ且つ上記第1流路(31)とバイパス流路(43)とを遮断する流路切換機構(44,45,50)と
    を備えている
    ことを特徴とする空気調和機。
  3. 請求項1又は2において、
    上記切換機構(27,43,44,45,50,100)は、上記圧縮機(24)を運転し且つ上記ポンプ(73)を停止し、上記圧縮機(24)で圧縮した冷媒を上記室内熱交換器(62)で放熱させ、上記室外熱交換器(25)で蒸発させる第4運転を行うように構成される
    ことを特徴とする空気調和機。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つにおいて、
    上記切換機構(27,43,44,45,48,50,100)は、上記圧縮機(25)の吐出側と上記第1流路(31)の流入側とを繋ぐ流入側バイパス流路(48)を有し、上記圧縮機(24)及びポンプ(73)を運転し、該圧縮機(24)で圧縮した冷媒を、流入側バイパス流路(48)を通過させて上記蓄熱用熱交換器(30)で凝縮し、上記室内熱交換器(62)で蒸発させる第5運転を行うように構成される
    ことを特徴とする空気調和機。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1つにおいて、
    上記蓄熱回路(71)の蓄熱媒体は、臭化テトラnブチルアンモニウム水溶液であることを特徴とする空気調和機。
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