JP2014125238A - ホッパー、フィーダー及びバケット - Google Patents

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昌利 宇野
Fumihiro Miyase
文裕 宮瀬
Hideo Mori
日出夫 森
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将規 谷川
Kazumitsu Takanashi
和光 高梨
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Abstract

【課題】メンテナンスを軽減でき、且つ、使用時の騒音や振動をより低減させることができるホッパー、フィーダー及びバケットを提供することを目的としている。
【解決手段】供給物が投入される鋼製の箱体2を備えるホッパー1であって、箱体2の内面が、イソシアネートと、ポリオール及びアミンのうちの少なくとも一方からなる硬化剤と、の化学反応により形成された化合物からなる、耐摩耗性及び吸振性を有する樹脂塗膜3で被覆されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ホッパー、フィーダー及びバケットに関する。
例えばダムの建設現場などでは、砕石を一時的に蓄えて必要量を排出するホッパーが使用されている。このようなホッパーは、通常、上端が開口している箱体からなり、箱体の上端開口から砕石が投入される。また、箱体は、下方に向かって漏斗状に窄まった形状を成していると共にその下端が開口しており、その下端開口から箱体内の砕石が排出される。また、従来、フィーダーが取り付けられたホッパーが広く知られている。このフィーダーは、箱体の下方に配設され、箱体の下端開口から排出された砕石を受け取って送り出すためのものである。
上記したホッパーでは、砕石を箱体内に投入するときに、砕石が鋼製の箱体に衝突することで大きな騒音や振動が発生する。そこで、従来、騒音振動対策として、例えば下記特許文献1に示されているように、箱体の内面にゴムシートを貼り付ける技術が提供されている。このゴムシートは、ゴム材料に、廃セラミックスチップ等の硬質材を混合してシート状に成形したものである。この従来技術によれば、砕石投入時の騒音や振動を低減させることができる。
特開2007−254616号公報
しかしながら、上記した従来の騒音対策の技術では、硬質材が混合されていることでゴムシートの耐摩耗性がある程度向上しているが、使用によってゴムシートがすり減って消耗するため、定期的にゴムシートの貼り替えが必要であり、メンテナンスが煩雑であるという問題がある。
また、ゴムシートは通常20mm程度の厚さがあるため、ゴムシートを貼り付けることができない箇所があり、その箇所に砕石が直接衝突することで騒音や振動が生じるという問題がある。特に、フィーダーにおいて、砕石を受け取る部分の表面にゴムシートを貼り付けることができず、騒音や振動が生じる場合が多い。
また、砕石などを移動させるためのバケットにおいても、ホッパーと同様に騒音や振動が発生するが、仮に上記したゴムシートをバケットに貼り付けたとしてもホッパーと同様の問題が生じる。
本発明は、上記した従来の問題が考慮されたものであり、メンテナンスを軽減でき、且つ、使用時の騒音や振動をより低減させることができるホッパー、フィーダー及びバケットを提供することを目的としている。
本発明に係るホッパーは、供給物が投入される鋼製の箱体を備えるホッパーであって、前記箱体の内面が、イソシアネートと、ポリオール及びアミンのうちの少なくとも一方からなる硬化剤と、の化学反応により形成された化合物からなる、耐摩耗性、耐衝撃性及び吸振性を有する樹脂塗膜で被覆されていることを特徴としている。
このような特徴により、供給物が箱体内に投入されるとき、箱体の内面を被覆する樹脂塗膜がクッションとなって、供給物が箱体の内面に直接衝突しないようになり、しかも、当該樹脂塗膜によって箱体の振動が吸収されるので、防音効果が得られる。また、上記した樹脂塗膜を使用することによって、ゴムシートでは貼り付けることが困難であった箇所も被覆することが可能である。しかも、樹脂塗膜がイソシアネートと、ポリオール及びアミンのうちの少なくとも一方からなる硬化剤と、の化学反応により形成された化合物からなるため、当該樹脂塗膜は優れた耐摩耗性及び耐衝撃性を有する。
また、本発明に係るホッパーは、前記箱体の外面が、吸振性を有する樹脂塗膜で被覆されていることが好ましい。
これにより、箱体の内面を被覆する樹脂塗膜だけでなく、箱体の外面を被覆する樹脂塗膜でも箱体の振動を吸収するので、防音効果がさらに高くなる。
また、本発明に係るホッパーは、前記箱体の下側に、該箱体内から排出された供給物を送出するためのフィーダーが配設され、該フィーダーのうちの前記供給物を受け取る内面が、イソシアネートと、ポリオール及びアミンのうちの少なくとも一方からなる硬化剤と、の化学反応により形成された化合物からなる、耐摩耗性、耐衝撃性及び吸振性を有する樹脂塗膜で被覆されていることが好ましい。
これにより、箱体内から排出された供給物を受け取ったり移送したりするとき、フィーダーの内面を被覆する樹脂塗膜がクッションとなって、供給物がフィーダーの内面に直接衝突しないようになり、しかも、当該樹脂塗膜によってフィーダーの振動が吸収されるので、防音効果が得られる。また、上記した樹脂塗膜を使用することによって、ゴムシートでは貼り付けることが困難であったフィーダーの内面も容易に被覆することが可能である。
また、本発明に係るホッパーは、前記フィーダーの外面が、吸振性を有する樹脂塗膜で被覆されていることが好ましい。
これにより、フィーダーの内面を被覆する樹脂塗膜だけでなく、フィーダーの外面を被覆する樹脂塗膜でもフィーダーの振動を吸収するので、防音効果がさらに高くなる。
本発明に係るフィーダーは、供給物を送出するためのフィーダーであって、前記供給物を受け取る内面が、イソシアネートと、ポリオール及びアミンのうちの少なくとも一方からなる硬化剤と、の化学反応により形成された化合物からなる、耐摩耗性、耐衝撃性及び吸振性を有する樹脂塗膜で被覆されていることを特徴としている。
このような特徴により、供給物を受け取ったり移送したりするとき、フィーダーの内面を被覆する樹脂塗膜がクッションとなって、供給物がフィーダーの内面に直接衝突しないようになり、しかも、当該樹脂塗膜によってフィーダーの振動が吸収されるので、防音効果が得られる。また、上記した樹脂塗膜を使用することによって、ゴムシートでは貼り付けることが困難であったフィーダーの内面を被覆することが可能である。しかも、樹脂塗膜がイソシアネートと、ポリオール及びアミンのうちの少なくとも一方からなる硬化剤と、の化学反応により形成された化合物からなるため、当該樹脂塗膜は優れた耐摩耗性及び耐衝撃性を有する。
また、本発明に係るフィーダーは、外面が、吸振性を有する樹脂塗膜で被覆されていることが好ましい。
これにより、フィーダーの内面を被覆する樹脂塗膜だけでなく、フィーダーの外面を被覆する樹脂塗膜でもフィーダーの振動を吸収するので、防音効果がさらに高くなる。
本発明に係るバケットは、供給物を受容する鋼製のバケットであって、内面が、イソシアネートと、ポリオール及びアミンのうちの少なくとも一方からなる硬化剤と、の化学反応により形成された化合物からなる、耐摩耗性、耐衝撃性及び吸振性を有する樹脂塗膜で被覆されていることを特徴としている。
このような特徴により、供給物が内部に投入されるとき、バケットの内面を被覆する樹脂塗膜がクッションとなって、供給物がバケットの内面に直接衝突しないようになり、しかも、当該樹脂塗膜によってバケットの振動が吸収されるので、防音効果が得られる。また、上記した樹脂塗膜を使用することによって、ゴムシートでは貼り付けることが困難であった箇所も被覆することが可能である。しかも、樹脂塗膜がイソシアネートと、ポリオール及びアミンのうちの少なくとも一方からなる硬化剤と、の化学反応により形成された化合物からなるため、当該樹脂塗膜は優れた耐摩耗性及び耐衝撃性を有する。
また、本発明に係るバケットは、外面が、耐摩耗性、耐衝撃性及び吸振性を有する樹脂塗膜で被覆されていることが好ましい。
これにより、バケットの内面を被覆する樹脂塗膜だけでなく、バケットの外面を被覆する樹脂塗膜でもバケットの振動を吸収するので、防音効果がさらに高くなる。また、バケットを逆さまに反転させる場合の被係合部にバケットが衝突した際にも防音効果が得られる。
本発明に係るホッパー、フィーダー及びバケットによれば、樹脂塗膜によって使用時の騒音や振動を低減させることができる。特に、ゴムシートでは貼り付けることが困難であった箇所も被覆することが可能であるので、使用時の騒音や振動を大幅に低減させることができる。さらに、樹脂塗膜は優れた耐摩耗性及び耐衝撃性を有するので、メンテナンスを軽減でき、維持管理コストの低減を図ることができる。
本発明の実施形態の1つであるフィーダー付きのホッパーを模式的に示した断面図である。 本発明の実施形態の1つであるバケットを模式的に示した断面図である。
以下、本発明に係るホッパー、フィーダー及びバケットの実施形態について、図面に基いて説明する。
[第1の実施形態]
本発明に係るホッパー及びフィーダーの実施形態について、図1を参照しながら説明する。
図1に示すホッパー1は、砕石X(供給物)が投入される箱体2と、箱体2から排出された砕石Xを受け取って所定のところまで送り出すためのフィーダー4と、を備えている。
箱体2は、砕石Xを一時的に蓄えることができるような公知の構成からなり、下方に向かって漏斗状に窄まった形状を成している。箱体2の上端は開口しており、砕石Xを投入するための投入口となっている。また、箱体2の下端も開口しており、砕石Xが排出される排出口となっている。箱体2は、鋼製であり、鋼板によって構成されている。
フィーダー4は、箱体2の下方に配設され、箱体2の排出口(下端開口)の下方位置から側方へ延在している。フィーダー4は、箱体2の排出口から排出された砕石Xを受けて且つ移送することができるような公知の構成からなる。
上記した箱体2の内面は、耐摩耗性、耐衝撃性及び吸振性を有する樹脂塗膜3で被覆されている。好ましくは、箱体2の内面全体が樹脂塗膜3で被覆されている。また、上記したフィーダー4のうち、少なくとも箱体2の排出口から排出された砕石Xを受け取る内面が、耐摩耗性、耐衝撃性及び吸振性を有する樹脂塗膜3で被覆されている。好ましくは、フィーダー4の内面のうち、移送される砕石Xが通過する部分の全体が樹脂塗膜3で被覆されている。
箱体2やフィーダー4の内面に塗布される上記した樹脂塗膜3は、吹き付けやローラーなどで塗布される樹脂製の塗膜であって、イソシアネートと、ポリオール及びアミンのうちの少なくとも一方からなる硬化剤との化学反応により形成された化合物からなる。例えば、樹脂塗膜3としては、イソシアネートとアミンとの化学反応により形成された化合物であるポリウレア樹脂を用いることができる。ポリウレア樹脂としては、例えば「スワエールAR−100(登録商標:三井化学産資株式会社製)」が用いられる。なお、樹脂塗膜3の厚さ寸法は、2mm程度である。
また、上記した箱体2の外面は、吸振性を有する樹脂塗膜7で被覆されている。好ましくは、箱体2の外面全体が樹脂塗膜7で被覆されている。また、上記したフィーダー4の外面も、吸振性を有する樹脂塗膜7で被覆されている。好ましくは、フィーダー4の外面全体が樹脂塗膜7で被覆されている。
箱体2やフィーダー4の外面に塗布される上記した樹脂塗膜7は、吹き付けやローラーなどで塗布される樹脂製の塗膜であって、例えばポリウレタンからなる。なお、上記した樹脂塗膜7は、箱体2やフィーダー4の内面に塗布される上記した樹脂塗膜3と同様の樹脂、すなわち、例えばポリウレア樹脂を用いることもできる。
ここで、箱体2やフィーダー4の内面や外面に樹脂塗膜3、7を被覆する施工方法としては、塗布する箱体2やフィーダー4の内面や外面を十分に清掃して塵等を取り除いた後、プライマーを塗布し、その後、樹脂塗膜材料を箱体2やフィーダー4の内面や外面に所定厚さだけ塗布する。これにより、箱体2やフィーダー4の内面や外面に樹脂塗膜3、7が形成される。なお、プライマーの塗布は省略することも可能である。
上記した構成からなるホッパー1では、砕石Xが箱体2内に投入されるとき、箱体2の内面を被覆する樹脂塗膜3がクッションとなって、砕石Xが箱体2に直接衝突しないようになり、しかも、当該樹脂塗膜3によって箱体の振動が吸収されるので、防音効果が得られる。その結果、ホッパー1の使用時の騒音や振動を低減させることができる。
また、樹脂塗膜3を使用することによって、ゴムシートでは貼り付けることが困難であった箇所も被覆することが可能であるので、箱体2のうち、砕石Xが衝突し得る箇所の全てを樹脂塗膜3で被覆することも可能であり、使用時の騒音や振動を大幅に低減させることができる。さらに、箱体2の表面(内面及び外面)の全体を樹脂塗膜3、7で被覆しているので、使用時の騒音や振動をさらに大幅に低減させることができる。
また、イソシアネートと、ポリオール及びアミンのうちの少なくとも一方からなる硬化剤との化学反応により形成された化合物からなる樹脂塗膜3は優れた耐摩耗性及び耐衝撃性を有するので、従来のゴムシートに比べてメンテナンスを軽減でき、維持管理コストの低減を図ることができる。また、樹脂塗膜3を箱体2の内面に吹き付けたり塗布したりするだけなので、容易に且つ安価に製作することができる。
また、上記した構成からなるホッパー1では、箱体2の外面が吸振性を有する樹脂塗膜7で被覆されているので、箱体2の内面を被覆する樹脂塗膜3だけでなく、箱体2の外面を被覆する樹脂塗膜7でも箱体2の振動を吸収するので、防音効果が特に高くなっている。その結果、ホッパー1の使用時の騒音や振動を大幅に低減させることができる。
さらに、フィーダー4が箱体2の排出口から排出された砕石Xを受け取ったり移送したりするとき、フィーダー4の内面を被覆する樹脂塗膜3がクッションとなって、砕石Xがフィーダー4に直接衝突しないようになり、しかも、当該樹脂塗膜3によってフィーダー4の振動が吸収されるので、防音効果が得られる。その結果、フィーダー4の使用時の騒音や振動を低減させることができる。
また、樹脂塗膜3を使用することによって、ゴムシートでは貼り付けることが困難であったフィーダー4の内面も被覆することが可能であるので、フィーダー4の使用時の騒音や振動を大幅に低減させることができる。
また、上記した構成からなるホッパー1では、フィーダー4の外面が吸振性を有する樹脂塗膜7で被覆されているので、フィーダー4の内面を被覆する樹脂塗膜3だけでなく、フィーダー4の外面を被覆する樹脂塗膜7でもフィーダー4の振動を吸収するので、防音効果が特に高くなっている。その結果、フィーダー4の使用時の騒音や振動を大幅に低減させることができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明に係るバケットの実施形態について、図2を参照しながら説明する。なお、上記した第1の実施形態と同様の構成や作用及び効果については、その説明を適宜省略する。
図2に示すバケット100は、砕石Xを受容することができる鋼製の容器体であり、公知の構成からなる。具体的に説明すると、バケット100は、吊持された円筒形状の周壁部101と、周壁部101の下端を閉塞する底壁部102と、を備えている。周壁部101の上端部にはアーム部104が取り付けられている。このアーム部104は、円弧状に延在する板材であり、アーム部104の両端はそれぞれ、周壁部101の上端部に回動可能に連結されている。その結果、アーム部104は周壁部101に対して揺動可能となっている。このアーム部104には、クランプ105が掴持されており、このクランプ105にワイヤー106が接続されている。また、底壁部102には、チェーン108の先端に引掛け部109が取り付けられた係合部材110が垂下されている。
上記したバケット100は、ワイヤー106を介して吊持することが可能であり、そのように吊持された状態で移動させられる。また、バケット100は、引掛け部109を図示せぬ被係合部(例えば板部材に形成されたV字状の切欠き部)に引っ掛けることで、逆さまに反転させることができ、それにより、バケット100内の砕石Xを排出させることができる。
上記したバケット100の内面は、耐摩耗性、耐衝撃性及び吸振性を有する樹脂塗膜3で被覆されている。好ましくは、周壁部101の内周面及び底壁部102の上面の全体が樹脂塗膜3で被覆されている。また、上記したバケット100の外面も、耐摩耗性、耐衝撃性及び吸振性を有する樹脂塗膜3で被覆されている。好ましくは、周壁部101の外周面及び底壁部102の下面の全体が樹脂塗膜3で被覆されている。
上記した構成からなるバケット100では、砕石Xが内部に投入されるとき、バケット100の内面を被覆する樹脂塗膜3がクッションとなって、砕石Xがバケット100の鋼板からなる本体の表面に直接衝突しないようになり、しかも、当該樹脂塗膜3によってバケット100の振動が吸収されるので、防音効果が得られる。その結果、バケット100の使用時の騒音や振動を低減させることができる。
また、樹脂塗膜3を使用することによって、ゴムシートでは貼り付けることが困難であった箇所も被覆することが可能であるので、バケット100のうち、砕石Xが衝突し得る箇所の全てを樹脂塗膜3で被覆しているので、使用時の騒音や振動を大幅に低減させることができる。
また、上記した構成からなるバケット100では、バケット100の外面が吸振性を有する樹脂塗膜3で被覆されているので、バケット100の内面を被覆する樹脂塗膜3だけでなく、バケット100の外面を被覆する樹脂塗膜3でもバケット100の振動を吸収するので、防音効果が特に高くなっている。その結果、バケット100の使用時の騒音や振動を大幅に低減させることができる。
また、上記した構成からなるバケット100の使用方法として、バケット100の引掛け部109を図示せぬ被係合部に引っ掛ける際に、確実に引っ掛けるために、バケット100の外面を前記被係合部に衝突させ、バケット100を被係合部に対して擦り上げるように動かして引掛け部109を被係合部に引っ掛ける場合がある。このようにバケット100を使用する場合、バケット100の外面を被覆する樹脂塗膜3の吸音性によって、バケット100が被係合部に衝突した時の衝突音が低減される。また、樹脂塗膜3の耐摩耗性及び耐衝撃性によって、上述した衝突や擦り上がり動作に起因する樹脂塗膜3の破損や摩耗が軽減される。その結果、バケット100の外面に従来のゴムシート等を被覆させる場合に比べてメンテナンスを軽減でき、維持管理コストの低減を図ることができる。
以上、本発明に係るホッパー、フィーダー及びバケットの実施形態について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、上記した第1の実施形態では、砕石Xがホッパー1内に投入され、そのホッパー1から排出された砕石Xがフィーダー4で送り出されており、また、上記した第2の実施形態では、砕石Xがバケット100内に投入されているが、本発明は、砕石X以外の供給物であってもよく、例えば、砂や砂利、或いは金属チップ又はガラス片などであってもよい。
また、上記した第1の実施形態では、フィーダー4付きのホッパー1について説明しているが、本発明は、フィーダー4が付いていないホッパー、つまり箱体2だけからなるホッパーであってもよい。さらに、本発明に係るフィーダーは、ホッパー1に取り付けられたフィーダー4に限定されず、ホッパー1から分離されたフィーダー単体であってもよい。
さらに、上記した第2の実施形態では、吊り下げられたバケット100であって、底壁部102に開閉部104が備えられたバケット100について説明しているが、本発明は、他の構成のバケットであってもよい。例えば、重機のアームの先端に取り付けられるバケットであってもよい。
さらに、本発明は、樹脂塗膜3において、例えばガラス片やガラス繊維、ガラスフリット等を分散させてなる不燃性を有する混入材を、ポリウレア樹脂に混入させることも可能である。あるいは混入材として、例えばコンクリート、煉瓦、瓦、石綿スレート、鉄鋼、アルミニウム、モルタル、漆喰等のガラス以外の不燃材料であっても良い。
また、上記した実施の形態では、樹脂塗膜3として、イソシアネートとアミンとの化学反応により形成された化合物からなるポリウレア樹脂が用いられているが、本発明は、イソシアネートとポリオールとの化学反応により形成された化合物からなるポリウレタン樹脂を樹脂塗膜として用いることも可能であり、また、イソシアネートとポリオールとアミンとの化学反応により形成された化合物からなる樹脂を樹脂塗膜として用いることも可能である。
また、上記した実施の形態では、箱体2やフィーダー4の外面には、内面を被覆する樹脂塗膜3とは異なる樹脂塗膜7が被覆されているが、外面を被覆する樹脂塗膜7としては、吸振性を有する樹脂塗膜であればよく、ポリウレタン以外にも公知の樹脂を使用することが可能である。さらに、本発明は、箱体2やフィーダー4の外面を、内面を被覆する樹脂塗膜3と同一の樹脂からなる樹脂塗膜で被覆することも可能である。さらに、本発明は、箱体2やフィーダー4、バケット100の外面が樹脂塗膜で被覆されていない構成にすることも可能である。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1 ホッパー
2 箱体
3 樹脂塗膜
4 フィーダー
7 樹脂塗膜
100 バケット
X 砕石(供給物)

Claims (8)

  1. 供給物が投入される鋼製の箱体を備えるホッパーであって、
    前記箱体の内面が、イソシアネートと、ポリオール及びアミンのうちの少なくとも一方からなる硬化剤と、の化学反応により形成された化合物からなる、耐摩耗性、耐衝撃性及び吸振性を有する樹脂塗膜で被覆されていることを特徴とするホッパー。
  2. 請求項1に記載のホッパーにおいて、
    前記箱体の外面が、吸振性を有する樹脂塗膜で被覆されていることを特徴とするホッパー。
  3. 請求項1又は2に記載のホッパーにおいて、
    前記箱体の下側に、該箱体内から排出された供給物を送出するためのフィーダーが配設され、
    該フィーダーのうちの前記供給物を受け取る内面が、イソシアネートと、ポリオール及びアミンのうちの少なくとも一方からなる硬化剤と、の化学反応により形成された化合物からなる、耐摩耗性、耐衝撃性及び吸振性を有する樹脂塗膜で被覆されていることを特徴とするホッパー。
  4. 請求項3に記載のホッパーにおいて、
    前記フィーダーの外面が、吸振性を有する樹脂塗膜で被覆されていることを特徴とするホッパー。
  5. 供給物を送出するためのフィーダーであって、
    前記供給物を受け取る内面が、イソシアネートと、ポリオール及びアミンのうちの少なくとも一方からなる硬化剤と、の化学反応により形成された化合物からなる、耐摩耗性、耐衝撃性及び吸振性を有する樹脂塗膜で被覆されていることを特徴とするフィーダー。
  6. 請求項5に記載のフィーダーにおいて、
    外面が、吸振性を有する樹脂塗膜で被覆されていることを特徴とするフィーダー。
  7. 供給物を受容する鋼製のバケットであって、
    内面が、イソシアネートと、ポリオール及びアミンのうちの少なくとも一方からなる硬化剤と、の化学反応により形成された化合物からなる、耐摩耗性、耐衝撃性及び吸振性を有する樹脂塗膜で被覆されていることを特徴とするバケット。
  8. 請求項7に記載のバケットにおいて、
    外面が、耐摩耗性、耐衝撃性及び吸振性を有する樹脂塗膜で被覆されていることを特徴とするバケット。
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