JP2014125129A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動モータの回転速度を精度高く推定することができる技術を提供する。
【解決手段】車両に設けられたステアリングホイールの操作に対するアシスト力を付与する電動モータと、電動モータへ実際に供給される実電流を検出するモータ電流検出部33と、電動モータの端子間電圧を検出するモータ電圧検出部34と、電動モータの温度を推定する温度検出部85と、モータ電流検出部33が検出した実電流とモータ電圧検出部34が検出した電圧と温度検出部85が推定した温度とに基づいて電動モータの回転速度を推定するモータ回転速度推定部24と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、電動パワーステアリング装置に関する。
近年、車両のステアリング系に電動モータを備え、電動モータの動力にてドライバの操舵力をアシストする電動パワーステアリング装置が提案されている。この電動パワーステアリング装置を制御する制御装置は、電動モータの駆動を制御するために、検出した操舵トルクや推定した電動モータの回転速度に基づいて電動モータに供給する電流を定める。
そして、電動モータの回転速度を推定する技術として、以下の技術が提案されている。例えば、特許文献1においては、検出した電動モータの電流および電圧と、電動モータの電気的特性(例えば、電機子抵抗)とに基づいて回転速度を推定している。
特開平3−176271号公報
電動モータは、温度の変化により電機子抵抗が変化するため、電機子抵抗に基づいて回転速度を推定する場合に、電動モータの温度が変化すると推定精度が低くなる。
本発明は、電動モータの回転速度を精度高く推定することができる電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
かかる目的のもと、本発明は、車両に設けられたステアリングホイールの操作に対するアシスト力を付与する電動モータと、前記電動モータへ実際に供給される実電流を検出する電流検出手段と、前記電動モータの端子間電圧を検出する電圧検出手段と、前記電動モータの温度を推定する温度推定手段と、前記電流検出手段が検出した実電流と前記電圧検出手段が検出した電圧と前記温度推定手段が推定した温度とに基づいて前記電動モータの回転速度を推定する回転速度推定手段と、を備えることを特徴とする電動パワーステアリング装置である。
ここで、前記回転速度推定手段は、前記温度推定手段が推定した温度に基づいて推定した前記電動モータの抵抗値を用いて当該電動モータの回転速度を算出するとよい。
また、前記電動モータの駆動を制御する駆動制御手段をさらに備え、前記温度推定手段は、前記駆動制御手段の温度を検出することにより前記電動モータの温度を推定するとよい。
また、前記回転速度推定手段が推定した回転速度に基づいて前記電動モータに供給する目標電流を設定する目標電流設定手段をさらに備えるとよい。
本発明によれば、電動モータの回転速度を精度高く推定することができる。
実施の形態に係る電動パワーステアリング装置の概略構成を示す図である。 制御装置の概略構成図である。 目標電流算出部の概略構成図である。 制御部の概略構成図である。 モータ回転速度推定部の概略構成図である。 モータ電流とベースモータ抵抗との対応を示す制御マップを例示する図である。 モータ温度と補正係数との対応を示す制御マップを例示する図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、実施の形態に係る電動パワーステアリング装置100の概略構成を示す図である。
電動パワーステアリング装置100(以下、単に「ステアリング装置100」と称する場合もある。)は、車両の進行方向を任意に変えるためのかじ取り装置であり、本実施の形態においては車両の一例としての自動車に適用した構成を例示している。
ステアリング装置100は、自動車の進行方向を変えるために運転者が操作する車輪(ホイール)状のステアリングホイール(ハンドル)101と、ステアリングホイール101に一体的に設けられたステアリングシャフト102とを備えている。また、ステアリング装置100は、ステアリングシャフト102と自在継手103aを介して連結された上部連結シャフト103と、この上部連結シャフト103と自在継手103bを介して連結された下部連結シャフト108とを備えている。下部連結シャフト108は、ステアリングホイール101の回転に連動して回転する。
また、ステアリング装置100は、転動輪としての左右の前輪150のそれぞれに連結されたタイロッド104と、タイロッド104に連結されたラック軸105とを備えている。また、ステアリング装置100は、ラック軸105に形成されたラック歯105aとともにラック・ピニオン機構を構成するピニオン106aを備えている。ピニオン106aは、ピニオンシャフト106の下端部に形成されている。
また、ステアリング装置100は、ピニオンシャフト106を収納するステアリングギアボックス107を有している。ピニオンシャフト106は、ステアリングギアボックス107にてトーションバー(不図示)を介して下部連結シャフト108と連結されている。ステアリングギアボックス107の内部には、下部連結シャフト108とピニオンシャフト106との相対角度に基づいてステアリングホイール101の操舵トルクTを検出するトルクセンサ109が設けられている。
また、ステアリング装置100は、ステアリングギアボックス107に支持された電動モータ110と、電動モータ110の駆動力を減速してピニオンシャフト106に伝達する減速機構111とを有している。本実施の形態に係る電動モータ110は、ブラシ付きモータである。減速機構111は、例えば、ピニオンシャフト106に固定されたウォームホイール(不図示)と、電動モータ110の出力軸に固定されたウォームギヤ(不図示)などから構成される。
また、ステアリング装置100は、電動モータ110の作動を制御する制御装置10を備えている。制御装置10には、上述したトルクセンサ109からの出力信号が入力される。また、制御装置10には、自動車に搭載される各種の機器を制御するための信号を流す通信を行うネットワーク(CAN)を介して、自動車の移動速度である車速Vcを検出する車速センサ170などからの出力信号が入力される。
以上のように構成されたステアリング装置100は、ステアリングホイール101に加えられた操舵トルクTをトルクセンサ109にて検出し、その検出トルクに応じて電動モータ110を駆動し、電動モータ110の発生トルクをピニオンシャフト106に伝達する。これにより、電動モータ110の発生トルクが、ステアリングホイール101に加える運転者の操舵力をアシストする。
次に、制御装置10について説明する。
図2は、制御装置10の概略構成図である。
制御装置10は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM等からなる算術論理演算回路である。
制御装置10には、上述したトルクセンサ109にて検出された操舵トルクTが出力信号に変換されたトルク信号Tdと、車速センサ170にて検出された車速Vcが出力信号に変換された車速信号vなどが入力される。
そして、制御装置10は、トルク信号Tdおよび車速信号vに基づいて目標補助トルクを算出し、この目標補助トルクを電動モータ110が供給するのに必要となる目標電流Itを算出する目標電流算出部20と、目標電流算出部20が算出した目標電流Itに基づいてフィードバック制御などを行う制御部30とを有している。
次に、目標電流算出部20について詳述する。
図3は、目標電流算出部20の概略構成図である。
目標電流算出部20は、目標電流を設定する上で基準となるベース電流Ibを算出するベース電流算出部21と、電動モータ110の慣性モーメントを打ち消すための電流を算出するイナーシャ補償電流算出部22と、モータの回転を制限する電流を算出するダンパー補償電流算出部23とを備えている。また、目標電流算出部20は、ベース電流算出部21、イナーシャ補償電流算出部22、ダンパー補償電流算出部23にて算出された値に基づいて目標電流Itを決定する目標電流設定手段の一例としての目標電流決定部25を備えている。また、目標電流算出部20は、トルクセンサ109にて検出された操舵トルクTの位相を補償する位相補償部26と、電動モータ110の回転速度を推定する回転速度推定手段の一例としてのモータ回転速度推定部24とを備えている。
なお、目標電流算出部20には、トルク信号Tdと、車速信号vと、後述するモータ電流検出部33にて検出されたモータ電流Imが出力信号に変換されたモータ電流信号Imsと、後述するモータ電圧検出部34にて検出された端子間電圧Vmが出力信号に変換された端子間電圧信号Vmsと、後述する温度検出部85から出力された温度信号Tmsが入力される。また、位相補償部26は、トルク信号Tdを位相補償したトルク信号Tsを出力する。モータ回転速度推定部24は、電動モータ110の回転速度Nmを推定し、推定した回転速度Nmが出力信号に変換された回転速度信号Nmsを出力する。このモータ回転速度推定部24については後で詳述する。
ベース電流算出部21は、位相補償部26にてトルク信号Tdが位相補償されたトルク信号Tsと、車速センサ170からの車速信号vとに基づいてベース電流Ibを算出する。つまり、ベース電流算出部21は、位相補償された操舵トルクTと、車速Vcとに応じたベース電流Ibを算出する。なお、ベース電流算出部21は、例えば、予め経験則に基づいて作成しROMに記憶しておいた、位相補償された操舵トルクT(トルク信号Ts)および車速Vc(車速信号v)とベース電流Ibとの対応を示す制御マップに、操舵トルクT(トルク信号Ts)および車速Vc(車速信号v)を代入することによりベース電流Ibを算出する。
イナーシャ補償電流算出部22は、トルク信号Tsと、車速信号vと、回転速度信号Nmsとに基づいて電動モータ110およびシステムの慣性モーメントを打ち消すためのイナーシャ補償電流Isを算出する。つまり、イナーシャ補償電流算出部22は、操舵トルクT(トルク信号Ts)と、車速Vc(車速信号v)と、電動モータ110の回転速度Nm(回転速度信号Nms)とに応じたイナーシャ補償電流Isを算出する。なお、イナーシャ補償電流算出部22は、例えば、予め経験則に基づいて作成しROMに記憶しておいた、操舵トルクT(トルク信号Ts)、車速Vc(車速信号v)および回転速度Nm(回転速度信号Nms)とイナーシャ補償電流Isとの対応を示す制御マップに、操舵トルクT(トルク信号Ts)、車速Vc(車速信号v)および回転速度Nm(回転速度信号Nms)を代入することによりイナーシャ補償電流Isを算出する。
ダンパー補償電流算出部23は、トルク信号Tsと、車速信号vと、電動モータ110の回転速度信号Nmsとに基づいて、電動モータ110の回転を制限するダンパー補償電流Idを算出する。つまり、ダンパー補償電流算出部23は、操舵トルクT(トルク信号Ts)と、車速Vc(車速信号v)と、電動モータ110の回転速度Nm(回転速度信号Nms)に応じたダンパー補償電流Idを算出する。なお、ダンパー補償電流算出部23は、例えば、予め経験則に基づいて作成しROMに記憶しておいた、操舵トルクT(トルク信号Ts)、車速Vc(車速信号v)および回転速度Nm(回転速度信号Nms)と、ダンパー補償電流Idとの対応を示す制御マップに、操舵トルクT(トルク信号Ts)、車速Vc(車速信号v)および回転速度Nm(回転速度信号Nms)を代入することによりダンパー補償電流Idを算出する。
目標電流決定部25は、ベース電流算出部21にて算出されたベース電流Ib、イナーシャ補償電流算出部22にて算出されたイナーシャ補償電流Isおよびダンパー補償電流算出部23にて算出されたダンパー補償電流Idに基づいて目標電流Itを決定する。目標電流決定部25は、例えば、ベース電流Ibに、イナーシャ補償電流Isを加算するとともにダンパー補償電流Idを減算して得た電流を目標電流Itfとして決定する。
モータ回転速度推定部24については後で詳述する。
次に、制御部30について詳述する。
図4は、制御部30の概略構成図である。
制御部30は、図4に示すように、電動モータ110の作動を制御するモータ駆動制御部31と、電動モータ110を駆動させる駆動制御手段の一例としてのモータ駆動部32と、電動モータ110に実際に流れる実電流であるモータ電流Imを検出する電流検出手段の一例としてのモータ電流検出部33と、電動モータ110の端子間電圧を検出する電圧検出手段の一例としてのモータ電圧検出部34と、を有している。
モータ駆動制御部31は、目標電流算出部20にて最終的に決定された目標電流Itと、モータ電流検出部33にて検出された電動モータ110へ供給される実電流(モータ電流)Imとの偏差に基づいてフィードバック制御を行うフィードバック(F/B)制御部40と、電動モータ110をPWM駆動するためのPWM(パルス幅変調)信号を生成するPWM信号生成部60とを有している。
フィードバック制御部40は、目標電流算出部20にて最終的に決定された目標電流Itとモータ電流検出部33にて検出された実電流(モータ電流)Imとの偏差を求める偏差演算部41と、その偏差がゼロとなるようにフィードバック処理を行うフィードバック(F/B)処理部42とを有している。
フィードバック(F/B)処理部42は、目標電流Itと実電流(モータ電流)Imとが一致するようにフィードバック制御を行うものであり、例えば、偏差演算部41にて算出された偏差に対して、比例要素で比例処理し、積分要素で積分処理し、加算演算部でこれらの値を加算する。
PWM信号生成部60は、フィードバック制御部40からの出力値に基づいて電動モータ110をPWM(パルス幅変調)駆動するためのPWM信号を生成し、生成したPWM信号60aを出力する。
モータ駆動部32は、4個の電力用電界効果トランジスタをH型ブリッジ回路の構成で接続したモータ駆動回路70と、4個の中から選択した2個の電界効果トランジスタのゲートを駆動してこれらの電界効果トランジスタをスイッチング動作させるゲート駆動回路部80と、モータ駆動回路70の温度Tmを検出する温度検出部85と、を有している。ゲート駆動回路部80は、PWM信号生成部60から出力された駆動制御信号(PWM信号)60aに基づいて、ステアリングホイール101の操舵方向に応じて2個の電界効果トランジスタを選択し、選択した2個の電界効果トランジスタをスイッチング動作させる。温度検出部85は、例えばモータ駆動回路70を構成する電界効果トランジスタが実装された基板に設置されたサーミスタであり、モータ駆動回路70の温度Tmを検出して温度信号Tmsを出力する。このように、温度検出部85は、電動モータ110の温度を推定する温度推定手段の一例として機能する。
モータ電流検出部33は、モータ駆動回路70に直列に接続されたシャント抵抗71の両端に生じる電圧から電動モータ110に流れるモータ電流(電機子電流)Imの値を検出してモータ電流信号Imsを出力する。
モータ電圧検出部34は、電動モータ110の端子間電圧Vmを検出して端子間電圧信号Vmsを出力する。
次に、モータ回転速度推定部24について説明する。
図5は、モータ回転速度推定部24の概略構成図である。
モータ回転速度推定部24は、モータ電流Im(モータ電流信号Ims)に基づいてモータ抵抗Rmのベースとなるベースモータ抵抗Rmbを算出するベースモータ抵抗算出部241と、温度Tm(温度信号Tms)に基づいてベースモータ抵抗Rmbを補正する補正係数αを算出する補正係数算出部242と、ベースモータ抵抗Rmbと補正係数αとに基づいてモータ抵抗Rmを算出するモータ抵抗算出部243と、を備えている。また、モータ回転速度推定部24は、モータ抵抗算出部243が算出したモータ抵抗Rmと、モータ電流信号Imsと、端子間電圧信号Vmsとに基づいて電動モータ110の回転速度Nmを算出する回転速度算出部244を備えている。
図6は、モータ電流Imとベースモータ抵抗Rmbとの対応を示す制御マップを例示する図である。
ベースモータ抵抗算出部241は、定期的に、取得したモータ電流Im(モータ電流信号Ims)に基づいて、モータ抵抗Rmのベースとなるベースモータ抵抗Rmbを算出する。ベースモータ抵抗算出部241は、例えば、予め経験則に基づいて作成しROMに記憶しておいた、モータ電流Im(モータ電流信号Ims)とベースモータ抵抗Rmbとの対応を示す図6に示すような制御マップに、モータ電流Im(モータ電流信号Ims)を代入することによりベースモータ抵抗Rmbを算出する。
図7は、温度Tmと補正係数αとの対応を示す制御マップを例示する図である。
補正係数算出部242は、定期的に、取得した温度Tm(温度信号Tms)に基づいて、補正係数αを算出する。補正係数算出部242は、例えば、予め経験則に基づいて作成しROMに記憶しておいた、温度Tm(温度信号Tms)と補正係数αとの対応を示す図7に示すような制御マップに、温度Tm(温度信号Tms)を代入することにより補正係数αを算出する。
モータ抵抗算出部243は、定期的に、ベースモータ抵抗算出部241が算出したベースモータ抵抗Rmbに補正係数算出部242が算出した補正係数αを乗算することによりモータ抵抗Rmを算出する(Rm=Rmb×α)。
回転速度算出部244は、定期的に、取得したモータ電流Im(モータ電流信号Ims)、端子間電圧Vm(端子間電圧信号Vms)、モータ抵抗算出部243が算出したモータ抵抗Rmと、下記式(1)に基づいて回転速度Nmを算出する。
Nm=(端子間電圧Vm−モータ抵抗Rm×モータ電流Im)/誘起電圧定数Ke・・・(1)
ここで、誘起電圧定数Keは、電動モータ110の固有の値であり、予めROMに記憶されている。
モータ回転速度推定部24は、上述したベースモータ抵抗算出部241、補正係数算出部242、モータ抵抗算出部243および回転速度算出部244が協働することにより、モータ電流Im(モータ電流信号Ims)と、端子間電圧Vm(端子間電圧信号Vms)、温度Tm(温度信号Tms)とに基づいて電動モータ110の回転速度Nmを算出する。
そして、モータ回転速度推定部24が算出した回転速度Nmを電動モータ110の回転速度Nmとして推定することでより精度高く回転速度Nmを推定することができる。すなわち、本実施の形態に係るモータ回転速度推定部24は、電動モータ110の温度変化によりモータ抵抗Rmが変化することに鑑み、温度に応じたモータ抵抗Rmを用いて回転速度Nmを算出する。つまり、モータ電流Im(モータ電流信号Ims)に基づいて算出したベースモータ抵抗Rmbに、温度Tmに応じて変化させる補正係数αを乗算することでモータ抵抗Rmを算出し、算出したモータ抵抗Rmを用いて回転速度Nmを算出する。このように、本実施の形態に係るモータ回転速度推定部24は、温度Tmに応じて変化させるモータ抵抗Rmを用いて回転速度Nmを算出することでより精度高く回転速度Nmを推定することができる。なお、モータ駆動回路70を構成する電界効果トランジスタが実装された基板に設置されたサーミスタなどにて構成される温度検出部85にてモータ駆動回路70の温度を検出し、この温度をモータ温度として代用することで簡易な構成でより精度が高い回転速度Nmの推定を実現している。
そして、本実施の形態に係る目標電流算出部20は、モータ回転速度推定部24が精度高く推定した回転速度Nmを用いて目標電流Itを算出しているので、より精度高く電動モータ110の目標電流Itを設定することができる。それゆえ、運転者の操舵力をより的確にアシストすることができる。
10…制御装置、20…目標電流算出部、24…モータ回転速度推定部、30…制御部、85…温度検出部、100…電動パワーステアリング装置、110…電動モータ、241…ベースモータ抵抗算出部、242…補正係数算出部、243…モータ抵抗算出部、244…回転速度算出部

Claims (4)

  1. 車両に設けられたステアリングホイールの操作に対するアシスト力を付与する電動モータと、
    前記電動モータへ実際に供給される実電流を検出する電流検出手段と、
    前記電動モータの端子間電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記電動モータの温度を推定する温度推定手段と、
    前記電流検出手段が検出した実電流と前記電圧検出手段が検出した電圧と前記温度推定手段が推定した温度とに基づいて前記電動モータの回転速度を推定する回転速度推定手段と、
    を備えることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記回転速度推定手段は、前記温度推定手段が推定した温度に基づいて推定した前記電動モータの抵抗値を用いて当該電動モータの回転速度を算出することを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 前記電動モータの駆動を制御する駆動制御手段をさらに備え、
    前記温度推定手段は、前記駆動制御手段の温度を検出することにより前記電動モータの温度を推定することを特徴とする請求項1または2に記載の電動パワーステアリング装置。
  4. 前記回転速度推定手段が推定した回転速度に基づいて前記電動モータに供給する目標電流を設定する目標電流設定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
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