JP2014123897A - 衛星搭載中継器、受信装置および衛星通信システム - Google Patents

衛星搭載中継器、受信装置および衛星通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP2014123897A
JP2014123897A JP2012279734A JP2012279734A JP2014123897A JP 2014123897 A JP2014123897 A JP 2014123897A JP 2012279734 A JP2012279734 A JP 2012279734A JP 2012279734 A JP2012279734 A JP 2012279734A JP 2014123897 A JP2014123897 A JP 2014123897A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
transmission
signals
unit
reception
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012279734A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6037820B2 (ja
Inventor
Katsuyuki Motoyoshi
克幸 元吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2012279734A priority Critical patent/JP6037820B2/ja
Publication of JP2014123897A publication Critical patent/JP2014123897A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6037820B2 publication Critical patent/JP6037820B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Radio Relay Systems (AREA)

Abstract

【課題】通信性能向上を実現することができる衛星搭載中継器を得ること。
【解決手段】衛星搭載受信アンテナ1−1〜1−Kで受信した2つ以上の受信信号に対してそれぞれ所定の受信処理を行うRF受信部3−1〜3−Lと、受信処理実施後の信号をデジタル信号に変換するA/D変換部4−1〜4−Lと、デジタル信号を複数の狭帯域信号に分解して出力する分波部5−1〜5−Lと、衛星搭載送信アンテナ11−1〜11−Nから送信する送信信号に対して所定の送信処理を実施するRF送信部9−1〜9−Mと、狭帯域信号を合波してRF送信部9−1〜9−Mへ入力する合波部7−1〜7−Mと、2つ以上の前記受信信号が1つの送信ビームにより送信されかつ2つ以上の受信信号の周波数帯域が互いに重ならないように送信周波数を指定して狭帯域信号を合波部合波部7−1〜7−Mへ入力するスイッチ部6と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、衛星搭載中継器、受信装置および衛星通信システムに関する。
従来のマルチビーム衛星通信システムは、あらかじめ地上側でデジタルビームフォーミングの演算を行っておき、衛星搭載アンテナの素子毎の送信信号をフィーダリンクで地上から衛星に送信し、衛星から地上に中継送信することで、下りサービスリンクでマルチビームを形成していた(例えば特許文献1参照)。
米国特許第5903549号明細書
衛星搭載中継器が受信する受信信号にビーム間干渉(受信ビームを形成しない場合は受信アンテナ間干渉)が存在すると通信性能が劣化するという問題がある。衛星側でデジタルビームフォーミングを実施することによりビーム間干渉を低減することも考えられるが、従来のマルチビーム通信衛星通信システムは、フィーダリンクを介した2ホップ衛星中継に対してのみ、衛星搭載アンテナを用いたデジタルビームフォーミングを適用可能である。このため、上りと下りのサービスリンクを衛星上で直接中継する1ホップ衛星中継には適用が困難であるという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、1ホップ衛星中継においても通信性能向上を実現することができる衛星搭載中継器、受信装置および衛星通信システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数の受信アンテナと、前記受信アンテナでそれぞれ受信した少なくとも一部の周波数が重なる2つ以上の受信信号に対してそれぞれ所定の受信処理を行う受信処理部と、前記受信処理実施後の信号をそれぞれデジタル信号に変換するアナログデジタル変換部と、前記デジタル信号をそれぞれ元の信号帯域幅以下の帯域幅を持つ複数の狭帯域信号に分解して出力する分波部と、入力された送信信号を空間に放射するN(Nは1以上の整数)本の送信アンテナと、前記送信アンテナから送信する送信信号に対して所定の送信処理を実施し前記送信アンテナへ入力するN個の送信処理部と、入力された前記狭帯域信号を合波して前記送信処理部へ入力するN個の合波部と、前記狭帯域信号を、当該狭帯域信号を送信する前記送信アンテナに対応する前記合波部へ入力するスイッチ部と、を備え、前記スイッチ部は、2つ以上の前記受信信号が1つの前記送信アンテナから送信されかつ前記2つ以上の前記受信信号の周波数帯域が互いに重ならないように送信周波数を指定して前記狭帯域信号を前記合波部へ入力することを特徴とする。
本発明によれば、1ホップ衛星中継においても通信性能向上を実現することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1の衛星通信システムの構成例を示す図である。 図2は、実施の形態1における上り信号と下り信号の関係の一例を示す図である。 図3は、実施の形態1の地上受信局の構成例を示す図である。 図4は、実施の形態2の衛星通信システムの構成例を示す図である。 図5は、実施の形態2における上り信号と下り信号の関係の一例を示す図である。 図6は、実施の形態2の地上受信局および地上管制局の構成例を示す図である。
以下に、本発明にかかる衛星搭載中継器、受信装置および衛星通信システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる衛星通信システムの実施の形態1の構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態の衛星通信システムは、マルチビーム通信衛星通信システムであり、人工衛星(以下、衛星という)に搭載される衛星搭載受信アンテナ(受信アンテナ)1−1〜1−K(Kは2以上の整数)、衛星に搭載される中継部12と、衛星に搭載される衛星搭載送信アンテナ(送信アンテナ)11−1〜11−N(Nは2以上の整数)と、地上送信局(受信装置)101,102と、地上受信局201と、を備える。なお、中継部12、衛星搭載送信アンテナ11−1〜11−Nおよび衛星搭載受信アンテナ1−1〜1−Kは、衛星に搭載される本実施の形態の衛星搭載中継器を構成する。
中継部12は、受信BFN(Beam Forming Network)(送信ビーム形成部)2、RF(Radio Frequency)受信部3−1〜3−L(Lは2以上の整数)(受信処理部)、A/D(Analog/Digital)変換部4−1〜4−L(アナログデジタル変換部)、分波部5−1〜5−L、スイッチ部6、合波部7−1〜7−M(Mは2以上の整数)、D/A(Digital/Analog)変換部8−1〜8−M(デジタルアナログ変換部)、RF送信部9−1〜9−M(送信処理部)および送信BFN(受信ビーム形成部)10を備える。
本実施の形態の衛星搭載中継器は、複数の上りビーム(受信ビーム)を形成する。図1では、地上送信局101,102にそれぞれ対応する上りビーム13,14を図示しているが、一般には、上りビームの数はこれより多く、ビームカバレッジ内には図示しない地上送信局が存在する。図1では、全上りビームのうち、本実施の形態の説明に用いる上りビーム13,14を図示している。本実施の形態の衛星搭載中継器は、上りビーム13,14を形成して、地上送信局101,102から送信される上り信号103,104を受信する。
また、本実施の形態の衛星搭載中継器は、複数の下りビーム(送信ビーム)を形成する。図1では、地上受信局201に対応する下りビーム15を図示しているが、一般には、下りビームの数はこれより多く、図示しない地上受信局が存在する。図1では、全下りビームのうち、本実施の形態の説明に用いる下りビーム15を図示している。本実施の形態の衛星搭載中継器は、下りビーム15を形成して、地上受信局201へ下り信号202を送信する。
また、地上受信局、地上送信局の一部は同一のビームカバレッジ内に存在してもよい。また、図1では、地上送信局101,102と地上受信局201を個別に記載しているが、同一の筐体に地上送信局と地上受信局が実装されるものが含まれてもよい。
また、図1の衛星通信システムにおける地上送信局としては、衛星通信システム内の正規の地上送信局の他に、正規ではない地上送信局や、故障や動作が異常な地上送信局も存在し得る。これらの地上送信局による送信信号は干渉として扱われる。
次に本実施の形態の動作を説明する。衛星搭載受信アンテナ1−1〜1−Kは、K個のアンテナ素子により上り信号を受信し、受信BFN2は、K個のアンテナ素子により最大L個の上りビーム信号を形成する。受信BFN2により形成されたL個の上りビーム信号は、それぞれRF受信部3−1〜3−Lに入力される。RF受信部3−1〜3−Lは、入力された上りビーム信号に対して増幅、フィルタリング、周波数変換等の処理(所定の受信処理)を実施し、処理後のアナログ信号を出力する。
A/D変換部4−1〜4−Lは、それぞれRF受信部3−1〜3−Lから出力されたアナログ信号サンプリングしてデジタル信号に変換する。ここでアナログ信号は複素ベースバンド信号や中間周波数信号など様々な形態を取り得るが、本発明はこれらのサンプリング方式には依存しないため、実装の容易性等からアナログ信号の形態を適切に選択すればよい。
分波部5−1〜5−Lは、それぞれA/D変換部4−1〜4−Lから出力されるデジタル信号を複数のサブチャネルに周波数分解する。すなわち、分波部5−1〜5−Lは、それぞれA/D変換部4−1〜4−Lから出力されるデジタル信号を元の信号帯域幅以下の帯域幅を持つ複数の狭帯域信号に分解する。例えば、A/D変換部4−1〜4−Lの入力が中間周波数であり、A/D変換部4−1〜4−LがIF(Intermediate Frequency)サンプリングを行う場合、分波部5−1〜5−Lは、まず入力信号をデジタル直交検波して複素ベースバンド信号に変換した上で、複数のサブチャネルに周波数分解(分波)する。分波部5−1〜5−Lから出力される複数のサブチャネル信号も複素ベースバンド信号となる。また分波部5−1〜5−Lは分波前の入力信号(チャネル信号)や、分波後のサブチャネル信号に対して重み係数を乗算して利得調整(実数または複素数)を実施してもよい。この重み係数は、例えば、地上管制局から送信された制御情報に従って更新可能としてもよい。なお、図示は省略しているが、各分波部5−1〜5−Lは、サブチャネル数の出力線を有し、サブチャネルに分解した信号(サブチャネル信号)をそれぞれ対応する出力線に出力する。
スイッチ部6は、分波部5−1〜5−Lより出力されるサブチャネル信号を、出力側(送信側)の下りビーム(送信ビーム)、および下りビーム内のサブチャネルにマッピングする。図示は省略しているが、合波部7−1〜7−Mは、サブチャネル数の入力線を有し、スイッチ部6は、サブチャネル信号の出力先として合波部7−1〜7−Mと当該合波部7−1〜7−Mの入力線とを選択することにより送信ビームのサブチャネルにマッピングする(送信ビームを選択するとともに、当該送信ビームにおける前記狭帯域信号の送信周波数を指定する)ことができる。すなわち、スイッチ部6は衛星の受信側と送信側の間に位置し、送信/受信の周波数やビームの交換機能を実現する。また、合波部7−1〜7−Mの入力線の選択により前記狭帯域信号の送信周波数を指定するようにしたが、入力線は1つとし、入力の時間的な順番により送信周波数を指定するようにしてもよいし、サブチャネルの番号の情報を付加して指定するようにしてもよい。
なお、スイッチ部6のマッピング規則は、1対1のマッピングのみではなく、1:(Pは2以上の整数)、P:1等のマッピング等にも対応してもよい。例えば1:Pマッピングの場合、ある受信ビームのあるサブチャネルをコピーし、コピーした信号を、複数の送信ビームに出力したり、また単一の送信ビームの複数のサブチャネルに出力したり、といった経路操作が可能となる。またP:1マッピングの場合は受信側の複数のサブチャネル(受信ビームが異なってもよい)の信号を加算して送信ビーム側に出力するといったことも可能なる。このP:1マッピングは上り信号がスペクトラム拡散信号の場合は、衛星内部で符号多重を実現することにほかならない。また、P:1マッピングの際に受信側の個々のサブチャネルに複素数の重み係数を乗算することで、複数の受信ビームを重み付け合成する受信DBF(Digital Beam Forming)を実現することもできる。この重み係数は、例えば、地上管制局から送信された制御情報に従って更新可能としてもよい。
合波部7−1〜7−Mは、スイッチ部6から出力されるサブチャネル信号を周波数合成してM本の送信ビーム信号を生成する。後続のD/A変換部8−1〜8−MがIFサンプリングを行う場合は、合波部7−1〜7−Mは、合波信号(複素ベースバンド)を直交変調等でIF信号に変換する。分波部5−1〜5−Lと同様、合波部7−1〜7−Mは合波後の出力信号(チャネル信号)や、合波前のサブチャネル信号に対して重み係数を乗算して利得調整(実数または複素数)を実施してもよい。
D/A変換部8−1〜8−Mは、合波部7−1〜7−Mの出力信号をアナログ信号に変換する。RF送信部9−1〜9−Mは、それぞれD/A変換部8−1〜8−Mから出力されるアナログ信号に対して増幅、フィルタリング、周波数変換等の処理(所定の送信処理)を実施する。送信BFN10は、RF送信部9−1〜9−Mから出力される信号に基づいて最大M本のビーム信号を形成する。最大M本のビーム信号はN個の衛星搭載送信アンテナ11−1〜11−Nから送信される。
地上送信局101,102は、本実施の形態の衛星搭載中継器を搭載する衛星に対して上り信号103,104をそれぞれ送信する。上り信号103,104は衛星搭載受信アンテナ1−1〜1−Kで受信され、受信BFN2によって複数の上りビームに分離される。図1の例では、上りビーム13のカバレッジエリアに地上送信局101が、上りビーム14のカバレッジエリアに地上送信局102が在圏する例を示している。送信信号101は主に上りビーム13にて受信されるが、一方でビーム間干渉により他のビーム、例えば上りビーム14でも受信される。しかしながら、これら干渉による受信電力は主たるビーム(図1の送信信号101の例ではビーム13)における受信電力よりも弱くなる。このことは地上送信局102も同様である。なお、図1ではビーム間干渉の例を説明するための最小限の構成(ビーム2本、地上送信局2局)を記載しているが、本発明はビームおよび送信局の数を限定するものではない。
衛星で受信された上り信号103,104は、中継部12によって任意の下りビームの任意の周波数にマッピングされ、下り信号202として送信される。図2は、本実施の形態における上り信号103,104と下り信号202の関係の一例を示す図である。
地上送信局101が送信する上り信号103(図2の(1)、および地上送信局102が送信する上り信号104(図2の(2))は、周波数帯域の一部ないし全部が互いに重複している。図2では、上り信号103と上り信号104の中心周波数が同一(f1)の例を示しているが、中心周波数は同一である必要はなく、上り信号103と上り信号104の周波数帯域の少なくとも一部が重複していればよい。
RF受信部3−1〜1−Lは、それぞれ対応する上りビームで受信した信号を処理するが、ここでは上りビーム13により受信した信号はRF受信部3−1が処理し、ビーム14により受信した信号はRF受信部3−2が処理することとする。上りビーム13と上りビーム14は一般に空間的に完全には直交せず、相互のビーム間干渉がある。このため、図2の(3)に示すように、RF受信部3−1に入力される受信信号には、主たるビームである上りビーム13内の地上送信局101から送信された上り信号103と、ビーム間干渉により受信した上り信号104との両方の成分が含まれる。同様に、図2の(4)に示すように、RF受信部3−2に入力される受信信号には、主たるビームである上りビーム14内の地上送信局102から送信された上り信号104と、ビーム間干渉により受信した上り信号103との両方の成分が含まれる。
ここで、下りビーム15内の地上受信局201が、地上送信局101からの上り信号103を受信したい場合、通常は衛星搭載中継器においてRF受信部3−1に入力された受信信号を下りビーム15内の地上受信局201が受信している周波数にマッピングする。しかしながら、このようにマッピングされて送信された場合、図2の(3)に示したように、本来受信したい上り信号103の成分に、地上受信局102が送信する上り信号104の成分が干渉成分として存在するため、受信品質が低下して満足な通信が実現できない。
本実施の形態では、この問題を避けるため、マルチビーム衛星通信システムでは、地上受信局201が受信する下り信号202に対して、RF受信部3−1の受信信号とRF受信部3−2の受信信号の両方を衛星搭載中継器内で割り当てる。RF送信部9−Mが、下りビーム15に対応するとした場合、図2の(4)に示すように、RF送信部9−Mの送信信号として、RF受信部3−1の受信信号とRF受信部3−2の受信信号とを、周波数が直交するよう配置する(周波数が重ならないように配置する)。このような配置は、従来のベントパイプ型衛星搭載中継器では実現できないが、本実施の形態のように、A/D変換した後のデジタル信号で分波−スイッチ−合波を行いD/A変換で再びアナログ信号に戻すデジタルチャネライザ型衛星搭載中継器であれば実現が容易である。具体的には、図2の例では、スイッチ部6が、分波部5−1,5−2により分波された信号を上記の配置となるようにマッピングして合波部7−Mに入力する。
地上受信局201は、下り信号201に含まれる2つの上り信号103と上り信号104を用いて、信号処理によって地上送信局102が送信する上り信号104の成分を抑圧することで、上り信号103の受信品質を改善し、通信品質を向上させることが可能となる。図3は、本実施の形態の地上受信局201の構成例を示す図である。図3に示すように、地上受信局201は、受信アンテナ211、RF受信部212、A/D変換部213、周波数変換部214−1,214−2、デジタルフィルタ215−1,215−2、合成部216、復調部217および復号部218を備える。
次に、図3を用いて地上受信局201の動作を説明する。下り信号202は受信アンテナ211で受信される。RF受信部212は、受信アンテナ211で受信した受信信号に対して増幅、フィルタリング、周波数変換等の処理を行い、A/D変換部213へ入力する。A/D変換部213は、入力されたアナログ信号をサンプリグしてデジタル信号に変換する。ここでアナログ信号は複素ベースバンド信号や中間周波数信号など様々な形態を取り得るが、本発明はこれらのサンプリング方式には依存せず、実装の容易性等からアナログ信号の形態を適切に選択すればよい。
A/D変換部213の出力は2系統に分岐され、周波数変換部214−1,214−2へそれぞれ入力される。周波数変換部214−1は、入力されたデジタル信号に対して、中継部12のRF受信部3−1の受信信号(RF受信部3−1に入力される受信信号)に対応するRF送信部9−Mの送信信号における信号成分の中心周波数(図2ではf2)が周波数0となるように周波数を変換する。後段のデジタルフィルタ215−1は、周波数変換後の信号から、RF受信部3−1の受信信号に対応する信号成分を抜き出して出力する。同様に周波数変換部214−2とデジタルフィルタ215−2によってRF受信部3−2の受信信号に対応する信号成分を抜き出す。
合成部216は、デジタルフィルタ215−1,215−2からの出力を重み付け合成して出力する。例えば地上受信局201が、地上送信局101の送信信号を復調したい場合は、地上送信局104の送信信号成分が抑圧されるように重み付けを制御する。また、地上送信局103,104両方の送信信号を復調したい場合は、それぞれを取り出すような重み付けを用いる。このような重み付けを行う信号処理としては、一般的なMIMO(Multiple−Input Multiple−Output)受信機と同等の処理を用いればよい。合成部216より出力された信号は、復調部217、復号部218によって復調、復号され、送信側から伝送された情報系列が復元される。以上の動作により、地上受信局201は上りビームのビーム間干渉を抑圧して高品質な通信を実現できる。
なお、本実施の形態では2本の上りビームを地上受信局側で空間信号処理により合成する例を示したが、本発明は重み付け合成する上りビームの本数が3本以上になっても適用可能である。その場合は、上りビーム毎に異なる周波数で下り信号を送信すればよい。また地上受信局側も3つ以上の信号を並列受信できるように周波数変換部やデジタルフィルタの数を揃えればよい。なおこれらの並列数は論理的なものであり、A/D変換以降のデジタル信号に対しては、1式の回路を時間多重して用いるといったことも可能である。また、従来のマルチビーム衛星通信システムとは異なり、全てのアンテナ素子(衛星搭載アンテナ1−1〜1−K)の受信信号を地上受信局に中継するのではなく、ビーム間干渉の多いビーム同士で、通信に寄与しているサブチャネルのみを地上受信局に中継するので、2ホップ中継の場合でもフィーダリンクの帯域有効利用を図ることが可能である。
また、図2では干渉信号を除去する場合の動作例を示したが、実施の形態にかかる衛星通信システムは、干渉信号が無い場合でも受信品質の改善効果が得られる。一般にビームカバレッジ端(EOC:Edge of Coverage)はビーム中心より衛星側のアンテナ利得が低くなるため、達成可能な伝送レートもビーム中心に比べて低くなるが、本実施の形態の中継方法を適用することで複数の上りビームをダイバーシチ合成できるため、端末受信C/N(Carrier to Noise)が改善される。たとえば図1において上りビーム13と上りビーム14の境界領域に存在する地上送信局に対しては、2本のビームを合成することで最大3dBのC/Nの改善効果が得られる。
またこのことにより、マルチビーム通信衛星のビーム配置数の削減や配置制約の緩和といった効果が得られ、その結果としてアンテナを含むマルチビーム通信衛星搭載中継器の構成の簡易化や低コスト化といった効果も得られる。一般にマルチビーム衛星通信システムでは、あるビームのEOCにおいても通信品質が得られるようにビーム半径を設計する。たとえばEOCの利得がビーム中心から3dB低いとの条件で設計されたシステムの場合、本実施の形態のビーム合成を適用することで、EOC利得をビーム中心から6dB低いという条件に緩和できる。このため、同じ衛星送信アンテナであれば、ビームカバレッジの半径を増加できることとなり、その結果、あるサービスエリアを覆うビームの数を減らせ、さらにその結果として衛星搭載中継器の簡略化や低コストが実現できる。
なお、図1では、送信および受信のマルチビーム形成にBFNを使用する例を示したが、たとえば送信、受信の一方または両方がアンテナ1素子で1ビームを形成するようなアンテナであればBFNは不要となる。
また、図1の例では2つの上りビームが隣接している例を示したが、必ずしもビーム配置が隣接している必要はなく、相互に空間的な干渉があるビームであればビーム配置が隣接していないビーム同士でも適用可能である。
また、衛星搭載中継器は、地上受信局ごとの地上受信側で空間信号処理を行うために必要な上りビームの選択を、例えば、把握している地上送信局の在圏情報、衛星搭載中継器の分波部5−1〜5−L出力におけるサブチャネル単位の出力電力情報、把握している地上受信局の通信品質情報(ビットエラーレートやパケットエラーレート、SIR(信号対干渉電力比)推定値)等の情報を用いて行うことができる。例えば、3つの上りビームが隣接するときに、3つのうち1つの上りビームに地上送信局が在圏し残り2つには地上送信局が在圏しない場合には上記のビーム合成による送信は行わず、通常の送信を行うようにしてもよい。そして、3つのうち2つの上りビームに地上送信局が在圏し残り1つには地上送信局が在圏しない場合に地上送信局が在圏する2つの上りビームを選択し、3つの全ての上りビームに地上送信局が在圏する場合に3つの上りビームを選択してもよい。通信品質がよくない地上受信局については、選択する上りビームの数を増やすようにしてもよい。また、衛星搭載中継器は、ある地上送信局の通信に寄与できる上りビームの候補を、把握している上りビームの配置や形状と、把握している地上送信局の在圏情報とに基づいて選択することができる。
さらに空間信号処理による干渉抑圧を実際に行うべきか否かは、たとえば衛星搭載中継器で測定可能な各上りビームの各サブチャネル電力から把握可能である。すなわち、回線設計から予測される電力値より高い電力が測定されるサブチャネルは、干渉電力が加わっていると考えてよい。さらに、地上受信局が測定する通信品質情報を、衛星通信システムを管理する装置に、別の衛星通信回線を用いてフィードバックし、衛星上の受信電力が高いにもかかわらず通信品質が悪い場合には当該上りビームの当該サブチャネルは干渉を受けていると推察できる。
以上に示したように、本発明の実施の形態1にかかるマルチビーム衛星通信システムによれば、1ホップ衛星中継においても複数の上りビームを重み付け合成するデジタルビームフォーミングが適用でき、その結果として上り通信品質の向上との効果が得られる。さらに2ホップ衛星中継においてもフィーダリンクの帯域を有効利用できるという効果が得られる。
さらには、本実施の形態にかかる衛星通信システムによれば、衛星上にデジタルビームフォーミングの重み係数計算や積和演算といった複雑な処理が不要となるため、衛星搭載機器の小型化や低コスト化といった効果が得られる。
実施の形態2.
図4は、本発明にかかる衛星通信システムの実施の形態2の構成例を示す図である。本実施の形態の衛星通信システムは、衛星搭載受信アンテナ1−1〜1−K(Kは2以上の整数)、衛星に搭載される中継部20と、衛星に搭載されるコマンド受信部302と、衛星搭載送信アンテナ11−1〜11−Nと、地上送信局101,102と、地上受信局203,204と、地上管制局301とを備える。なお、中継部20、衛星搭載送信アンテナ11−1〜11−Nおよび衛星搭載受信アンテナ1−1〜1−Kは、人工衛星に搭載される本実施の形態の衛星搭載中継器を構成する。
本実施の形態の衛星通信システムは、中継部12を中継部20に替え、コマンド受信部302を追加する以外は、実施の形態1の衛星通信システムと同様である。本実施の形態の中継部20は、DBF部21および制御部22を追加する以外は、実施の形態1の中継部12と同様である。実施の形態1と同様の機能を有する構成要素は、実施の形態1と同一の符号を付して重複する説明を省略する。なお、図1では、地上受信局を1つ記載していたが、図4では、説明のため地上局203,204の2つを記載している。地上局203,204は、それぞれ下りビーム16,15に材圏しているとする。図4に記載されているビーム数は上り2本、下り2本であるが、実際にはこれより多いビームが形成されていてもよい。
また、図4では地上管制局は1台のみ記載しているが、実際のシステムでは冗長性確保やサイトダイバーシチのため複数の地上管制局を設置することがある。そのような場合でも、本発明は適用可能であるが、図4では説明を簡易にするため、単純な最小限のシステム構成例を示している。
また、図4では、地上管制局301と通信する衛星側の機能をコマンド受信部302としているが、実際のコマンド通信では互いに送受信して通信を確立するためにコマンド送受信部が衛星側に搭載される場合もある。コマンド受信部302の代わりにコマンド送受信部を用いた場合も本発明は適用可能である。
実施の形態1で述べたとおり、図4に示した衛星通信システムにおいても、地上送信局は、システム内の正規の送信局の他に、正規ではない送信局や、故障や動作が異常な送信局も存在し得る。これらの送信局は干渉として扱われる。
次に、本実施の形態の動作を説明する。衛星搭載受信アンテナ1−1〜1−K、受信BFN2、RF受信部3−1〜3−L、A/D変換部4−1〜4−L、分波部5−1〜5−Lの動作は実施の形態1と同様である。
DBF部21は、制御部22からの制御に従って、分波部5−1〜5−Lより出力されるサブチャネル信号に対してデジタルビームフォーミング処理を行う。具体的には、最大L本のビームにおける同一周波数のサブチャネル信号に対して重み係数を乗算することで、複数のビームを合成して新たなビームを形成する。これを複数のサブチャネルに対して行う。同一周波数のサブチャネルにおいて形成するビームの本数はL以下となる。
スイッチ部6は、DBF部21より出力されるデジタルビームフォーミング処理後のサブチャネル信号を、出力側(送信側)の下りビーム、および下りビーム内のサブチャネルにマッピングする。なお、スイッチ部6のマッピング規則は、実施の形態1と同様に、1対1のマッピングのみではなく、1:PやP:1等のマッピング等にも対応してもよい。またP:1マッピングにおいて入力サブチャネルに重み係数を乗算してから加算する積和演算を行ってもよい。この場合、スイッチ部6の内部でDBF部21の機能を実現することと等価である。またこの場合は、制御部22はスイッチ部6に接続され、スイッチ部のP:1ルーティングの制御(経路、重み係数など)を行う。
合波部7−1〜7−Mは、スイッチ部6から出力されるサブチャネル信号を周波数合成してM本の送信ビーム信号を生成する。合波部7−1〜7−M、D/A変換部8−1〜8−M、RF送信部9−1〜9−Mの動作は、実施の形態1と同様である。
地上送信局101,102は、衛星に対して上り信号103,104をそれぞれ送信する。上り信号103,104は衛星搭載受信アンテナ1−1〜1−Kで受信され、受信BFN2によって複数の上りビームに分離される。図1の例では、上りビーム13のカバレッジエリアに地上送信局101が、上りビーム14のカバレッジエリアに地上送信局102が在圏する例を示している。送信信号101は主に上りビーム13にて受信されるが、実施の形態1で述べたように、一方でビーム間干渉により他のビーム、例えば上りビーム14でも受信される。
衛星で受信された上り信号103,104は、衛星搭載中継器によって任意の下りビームの任意の周波数にマッピングされ、下り信号205および下り信号206として送信される。図5は、本実施の形態における上り信号103,104と下り信号205,206の関係の一例を示す図である。
地上送信局101が送信する上り信号103(図5の(1)、および地上送信局102が送信する上り信号104(図5の(2))は、周波数帯域の一部ないし全部が互いに重複している。図2では、上り信号103と上り信号104の中心周波数が同一(f1)の例を示しているが、中心周波数は同一である必要はなく、上り信号103と上り信号104の周波数帯域の少なくとも一部が重複していればよい。
RF受信部3−1の受信信号(RF受信部3−1に入力される受信信号)は、図5の(3)に示すように、主たるビームである上りビーム13内の地上送信局101から送信された上り信号103と、ビーム間干渉により受信した上り信号104との両方の成分が含まれる。同様に、図5の(4)に示すように、RF受信部3−2に入力される受信信号には、主たるビームである上りビーム14内の地上送信局102から送信された上り信号104と、ビーム間干渉により受信した上り信号103との両方の成分が含まれる。
ここで、下りビーム15内の地上受信局204が、地上送信局101からの上り信号103を受信するとする。本実施の形態の衛星搭載中継器は、地上受信局204が在圏する下りビーム15に対して地上受信局204が受信する周波数で上りビーム13の受信信号を中継する。ここでDBF21部の重み係数を適切に設定すれば、下りビーム15に含まれる干渉成分(地上送信局102の送信信号に由来)はDBF部21により抑圧されるが、DBF設定前は干渉成分が残留しており通信品質が劣化している。
本実施の形態にかかる衛星通信システムでは、DBF部21の重み係数等の設定を以下の手順で行う。ここでは、説明の簡略化のため、M=4とし、RF送信部9−3が下りビーム16に対応し、RF送信部9−4が下りビーム15に対応するとする。まず下りビーム16に在圏する地上受信局203が受信する下り信号205(RF送信部9−3の送信信号)を、図5の(4)に示すように、実施の形態の図2(5)と同様に上りビーム13,14の両方の受信信号成分を互いに直交するよう配置する。
地上受信局203は、下り信号205を受信すると、実施の形態1と同様に、上りビーム13の受信信号成分と上りビーム14の受信信号成分を分離したのち、地上送信局101の送信信号104の成分が抑圧されるよう、両信号成分に適切な重み係数を乗算したのち加算する。地上受信局203は、このとき用いた重み係数を地上管制局301へ送信する。地上管制局301は、受信した重み係数に基づいてDBF部21に設定する重み係数を算出し、算出した重み係数を衛星へコマンドとして送信する。衛星上の制御部22は、コマンド受信部302を介して受信した重み係数をDBF部(デジタルビーム形成部)21に設定する。なお、地上受信局203に対する下り信号205は常時送信する必要はなく、衛星上のDBF部21の重み係数設定を更新する必要のあるときのみ送信すればよい。例えば地上送信局101,102が共にほとんど移動しないかゆっくり移動しており、また上り回線と下り回線の伝搬路特性の変動が緩やかな場合は、重み係数の更新頻度も少なくてよく、したがって下り信号205の送信頻度も少なくてよい。このような場合は、下り信号205に割当てられていた周波数資源ならびにビーム資源を図4には図示されていない他の地上受信局ならびに地上送信局に対して割当てることで、周波数およびビームの有効利用が実現できる。
DBF部21の重み係数を設定する前は、図5(5)に示すように、下りビーム15により送信される下り信号206(RF送信部9−4の送信信号)は、上り信号104による干渉成分が含まれている。これに対し、上記のようにDBF部21の重み係数を設定した後は、図5(6)に示すように、上り信号104による干渉成分が抑圧される。
地上受信局204は、実施の形態1にかかる地上受信局201とは異なり、自身が2波分離機能と空間信号処理機能を有せずとも、衛星側で干渉を抑圧した後の信号が下り信号として衛星から送信されるため、地上受信局のコスト増などの負担なく、通信品質の改善が可能となる。
図6は、本実施の形態の地上受信局203および地上管制局301の構成例を示す図である。本実施の形態の地上受信局203は、合成部216を合成部220に替える以外は、実施の形態1の地上受信局201と同様である。地上管制局301は、制御部222、符号化部223、変調部224、D/A変換部225、RF送信部226、送信アンテナ227を備える。
図6を用いて、本実施の形態の重み係数等の設定動作を説明する。衛星から送信された下り信号205は、地上受信局203の受信アンテナ221で受信され、実施の形態1と同様に、RF受信部212、A/D変換部213、周波数変換部214−1,214−2、デジタルフィルタ215−1,215−2の処理が行われる。合成部220は、デジタルフィルタ215−1,215−2からの出力を重み付け合成して復調部217へ出力するとともに、この重み付けに用いた重み係数を重み係数情報221として地上管制局301へ送信する。
地上管制局206では、制御部222が受信した重み係数情報221を衛星のコマンド受信部302に送信するための送信信号を生成する。なお、衛星へ送信する重み係数情報は、合成部220で算出した重み係数をそのまま用いてもよいが、合成部220で算出した重み係数から衛星側のRF送信部や衛星搭載送信アンテナの特性を含む下り伝送路特性を排除したものを重み係数を用いてもよい。この下り伝送路特性を排除したものを重み係数の算出は、制御部222が行ってもよいし、地上受信局203が行ってもよい。
地上管制局301は、重み係数情報以外にも、衛星に送信すべき様々なコマンドを受信する場合があるので、制御部222はこれらの情報と重み係数情報を多重して符号化部223に送る。符号化部223は、必要に応じて誤り訂正符号化などを行い、変調部224が符号化部223による符号化後の信号に基づいて変調信号を生成する。そして、D/A変換部225が変調信号をアナログ信号に変換し、RF送信部226が、アナログ信号に対して周波数変換、フィルタ処理、増幅などを行い、処理後の信号を送信アンテナ227から送信する。
コマンド受信部302は、地上管制局301から送信された送信信号を受信し、復調・復号処理を行って、重み係数情報221を復元し、制御部222に渡す。制御部222は、受け取った重み係数情報を用いてDBF部21の重み係数を設定する。DBF部21の重み設定後、下り信号206は図5の(7)に示したように、地上送信局102の送信信号104の成分が抑圧され、通信品質が向上する。
以上の動作により、本実施の形態にかかる衛星通信システムは、衛星上にDBFの重み係数を計算する機能を有することなく、衛星受信DBFが実現でき、衛星上りリンクの耐干渉能力向上と衛星通信回線の品質向上が実現できる。以上述べた以外の本実施の形態の動作は、実施の形態1と同様である。
なお、本実施の形態では2本の上りビームを地上端末側で空間信号処理により合成する例を示したが、実施の形態1で述べた通り、本発明は重み付け合成する上りビームの本数が3本以上になっても適用可能である。
また、実施の形態1と同様に、本実施の形態では、干渉信号が無い場合でも受信品質の改善効果が得られる。このことにより、マルチビーム通信衛星のビーム配置数の削減や配置制約の緩和といった効果が得られ、その結果としてアンテナを含む通信衛星搭載中継器の構成の簡易化や低コスト化といった効果も得られる。
さらに、実施の形態1と同様に、空間信号処理による干渉抑圧を実際に行うべきか否かは、たとえば衛星上の衛星搭載中継器で測定可能な各受信ビームの各サブチャネル電力から把握可能である。また、地上受信局が測定する通信品質情報を衛星通信システムを管理する装置に、別の衛星通信回線を用いてフィードバックし、衛星上の受信電力が高いにもかかわらず通信品質が悪い場合には当該受信ビームの当該サブチャネルは干渉を受けていると推察できる。
以上に示したように、本実施の形態にかかる衛星通信システムによれば、実施の形態1で得られる効果に加えて、従来の地上受信局であっても衛星受信DBFの干渉抑圧効果を利用できるため、地上受信局の小型化や低コスト化といった効果が得られる。
以上のように、本発明にかかる衛星搭載中継器、受信装置および衛星通信システムは、マルチビーム衛星通信システムに有用である。
1−1〜1−K 衛星搭載受信アンテナ、2 受信BFN、3−1〜3−L,212 RF受信部、4−1〜4−L,213 A/D変換部、5−1〜5−L 分波部、6 スイッチ部、7−1〜7−M 合波部、8−1〜8−M D/A変換部、9−1〜9−M RF送信部、10 送信BFN、11−1〜11−N 衛星搭載送信アンテナ、12,20 中継部、13,14 上りビーム、15,16 下りビーム、21 DBF部、22,222 制御部、101,102 地上送信局、103,104 上り信号、201,203,204 地上受信局、202,205,206 下り信号、211 受信アンテナ、214−1,214−2 周波数変換部、215−1,215−2 デジタルフィルタ、216 合成部、217 復調部、218 復号部、223 符号化部、224 変調部、225 D/A変換部、226 RF送信部、227 送信アンテナ、301 地上管制局、302 コマンド受信部。

Claims (21)

  1. 複数の受信アンテナと、
    前記受信アンテナでそれぞれ受信した少なくとも一部の周波数が重なる2つ以上の受信信号に対してそれぞれ所定の受信処理を行う受信処理部と、
    前記受信処理実施後の信号をそれぞれデジタル信号に変換するアナログデジタル変換部と、
    前記デジタル信号をそれぞれ元の信号帯域幅以下の帯域幅を持つ複数の狭帯域信号に分解して出力する分波部と、
    入力された送信信号を空間に放射するN(Nは1以上の整数)本の送信アンテナと、
    前記送信アンテナから送信する送信信号に対して所定の送信処理を実施し前記送信アンテナへ入力するN個の送信処理部と、
    入力された前記狭帯域信号を合波して前記送信処理部へ入力するN個の合波部と、
    前記狭帯域信号を、当該狭帯域信号を送信する前記送信アンテナに対応する前記合波部へ入力するスイッチ部と、
    を備え、
    前記スイッチ部は、2つ以上の前記受信信号が1つの前記送信アンテナから送信されかつ前記2つ以上の前記受信信号の周波数帯域が互いに重ならないように送信周波数を指定して前記狭帯域信号を前記合波部へ入力することを特徴とする衛星搭載中継器。
  2. 複数の受信アンテナと、
    2本以上の前記受信アンテナにより受信された信号に基づいて受信ビームを形成する受信ビーム形成部と、
    前記受信ビーム形成部により形成された受信ビームにより受信した受信信号を受信ビーム信号とし、少なくとも一部の周波数が重なる2つ以上の受信ビーム信号に対してそれぞれ所定の受信処理を行う受信処理部と、
    前記受信処理実施後の信号をそれぞれデジタル信号に変換するアナログデジタル変換部と、
    前記デジタル信号をそれぞれ元の信号帯域幅以下の帯域幅を持つ複数の狭帯域信号に分解して出力する分波部と、
    入力された送信信号を空間に放射するN(Nは1以上の整数)本の送信アンテナと、
    前記送信アンテナから送信する送信信号に対して所定の送信処理を実施し前記送信アンテナへ入力するN個の送信処理部と、
    入力された前記狭帯域信号を合波して前記送信処理部へ入力するN個の合波部と、
    前記狭帯域信号を、当該狭帯域信号を送信する前記送信アンテナに対応する前記合波部へ入力するスイッチ部と、
    を備え、
    前記スイッチ部は、2つ以上の前記受信ビーム信号が1つの前記送信アンテナから送信されかつ前記2つ以上の前記受信ビーム信号の周波数帯域が互いに重ならないように送信周波数を指定して前記狭帯域信号を前記合波部へ入力することを特徴とする衛星搭載中継器。
  3. 複数の受信アンテナと、
    前記受信アンテナでそれぞれ受信した少なくとも一部の周波数が重なる2つ以上の受信信号に対してそれぞれ所定の受信処理を行う受信処理部と、
    前記受信処理実施後の信号をそれぞれデジタル信号に変換するアナログデジタル変換部と、
    前記デジタル信号をそれぞれ元の信号帯域幅以下の帯域幅を持つ複数の狭帯域信号に分解して出力する分波部と、
    入力された送信信号を空間に放射するN(Nは1以上の整数)本の送信アンテナと、
    前記送信アンテナから送信する信号に重み付けを行うことによりM(Mは1以上の整数)個以下の送信ビームを形成する送信ビーム形成部と、
    前記送信ビームにより送信する送信信号に対して所定の送信処理を実施し前記送信ビーム形成部へ入力するM個の送信処理部と、
    入力された前記狭帯域信号を合波して前記送信処理部へ入力するM個の合波部と、
    前記狭帯域信号を、当該狭帯域信号を送信する前記送信ビームに対応する前記合波部へ入力するスイッチ部と、
    を備え、
    前記スイッチ部は、2つ以上の前記受信信号が1つの前記送信ビームにより送信されかつ前記2つ以上の前記受信信号の周波数帯域が互いに重ならないように送信周波数を指定して前記狭帯域信号を前記合波部へ入力することを特徴とする衛星搭載中継器。
  4. 複数の受信アンテナと、
    2本以上の前記アンテナにより受信された信号に基づいて受信ビームを形成する受信ビーム形成部と、
    前記受信ビーム形成部により形成された受信ビームにより受信した受信信号を受信ビーム信号とし、少なくとも一部の周波数が重なる2つ以上の受信ビーム信号に対してそれぞれ所定の受信処理を行う受信処理部と、
    前記受信処理実施後の信号をそれぞれデジタル信号に変換するアナログデジタル変換部と、
    前記デジタル信号をそれぞれ元の信号帯域幅以下の帯域幅を持つ複数の狭帯域信号に分解して出力する分波部と、
    入力された送信信号を空間に放射するN(Nは1以上の整数)本の送信アンテナと、
    前記送信アンテナから送信する信号に重み付けを行うことによりM(Mは1以上の整数)個以下の送信ビームを形成する送信ビーム形成部と、
    前記送信ビームにより送信する送信信号に対して所定の送信処理を実施し前記送信ビーム形成部へ入力するM個の送信処理部と、
    入力された前記狭帯域信号を合波して前記送信処理部へ入力するM個の合波部と、
    前記狭帯域信号を、当該狭帯域信号を送信する前記送信ビームに対応する前記合波部へ入力するスイッチ部と、
    を備え、
    前記スイッチ部は、2つ以上の前記受信ビーム信号が1つの前記送信ビームにより送信されかつ前記2つ以上の前記受信ビーム信号の周波数帯域が互いに重ならないように送信周波数を指定して前記狭帯域信号を前記合波部へ入力することを特徴とする衛星搭載中継器。
  5. 複数の受信アンテナと、
    前記受信アンテナでそれぞれ受信した少なくとも一部の周波数が重なる2つ以上の受信信号に対してそれぞれ所定の受信処理を行う受信処理部と、
    前記受信処理実施後の信号をそれぞれデジタル信号に変換するアナログデジタル変換部と、
    前記受信ビーム信号をそれぞれ元の信号帯域幅以下の帯域幅を持つ複数の狭帯域信号に分解して出力する分波部と、
    前記狭帯域信号に重み係数を乗算することにより1つ以上の受信ビームをデジタル信号処理により形成するデジタルビーム形成部と、
    入力された送信信号を空間に放射するN(Nは1以上の整数)本の送信アンテナと、
    前記送信アンテナから送信する送信信号に対して所定の送信処理を実施し前記送信アンテナへ入力するN個の送信処理部と、
    入力された前記狭帯域信号を合波して前記送信処理部へ入力するN個の合波部と、
    前記重み係数の乗算後の前記狭帯域信号を、当該狭帯域信号を送信する前記送信アンテナに対応する前記合波部へ入力するスイッチ部と、
    地上管制局から受信した重み係数に基づいて前記デジタルビーム形成部における重み係数を設定する制御部と、
    を備え、
    前記スイッチ部は、2つ以上の前記受信ビーム信号が1つの前記送信アンテナから送信されかつ前記2つ以上の前記受信ビーム信号の周波数帯域が互いに重ならないように送信周波数を指定して前記狭帯域信号を前記合波部へ入力し、
    前記地上管制局から受信した前記重み係数を、1つの前記送信アンテナから送信された前記2つ以上の前記受信ビーム信号を受信信号として受信した受信局において前記受信信号に基づいて干渉成分を除去するよう算出された重み係数とすることを特徴とする衛星搭載中継器。
  6. 複数の受信アンテナと、
    2本以上の前記受信アンテナにより受信された信号に基づいて第1の受信ビームを形成する受信ビーム形成部と、
    前記受信ビーム形成部により形成された第1の受信ビームにより受信した受信信号を受信ビーム信号とし、少なくとも一部の周波数が重なる2つ以上の受信ビーム信号に対してそれぞれ所定の受信処理を行う受信処理部と、
    前記受信ビーム信号をそれぞれ元の信号帯域幅以下の帯域幅を持つ複数の狭帯域信号に分解して出力する分波部と、
    前記受信処理実施後の信号をそれぞれデジタル信号に変換するアナログデジタル変換部と、
    前記狭帯域信号に重み係数を乗算することにより1つ以上の第2の受信ビームをデジタル信号処理により形成するデジタルビーム形成部と、
    入力された送信信号を空間に放射するN(Nは1以上の整数)本の送信アンテナと、
    前記送信アンテナから送信する送信信号に対して所定の送信処理を実施し前記送信アンテナへ入力するN個の送信処理部と、
    入力された前記狭帯域信号を合波して前記送信処理部へ入力するN個の合波部と、
    前記重み係数の乗算後の前記狭帯域信号を、当該狭帯域信号を送信する前記送信アンテナに対応する前記合波部へ入力するスイッチ部と、
    地上管制局から受信した重み係数に基づいて前記デジタルビーム形成部における重み係数を設定する制御部と、
    を備え、
    前記スイッチ部は、2つ以上の前記受信ビーム信号が1つの前記送信アンテナから送信されかつ前記2つ以上の前記受信ビーム信号の周波数帯域が互いに重ならないように送信周波数を指定して前記狭帯域信号を前記合波部へ入力し、
    前記地上管制局から受信した前記重み係数を、1つの前記送信アンテナから送信された前記2つ以上の前記受信ビーム信号を受信信号として受信した受信局において前記受信信号に基づいて干渉成分を除去するよう算出された重み係数とすることを特徴とする衛星搭載中継器。
  7. 複数の受信アンテナと、
    前記受信アンテナでそれぞれ受信した少なくとも一部の周波数が重なる2つ以上の受信信号に対してそれぞれ所定の受信処理を行う受信処理部と、
    前記受信処理実施後の信号をそれぞれデジタル信号に変換するアナログデジタル変換部と、
    前記受信ビーム信号をそれぞれ元の信号帯域幅以下の帯域幅を持つ複数の狭帯域信号に分解して出力する分波部と、
    前記狭帯域信号に重み係数を乗算することにより1つ以上の受信ビームをデジタル信号処理により形成するデジタルビーム形成部と、
    入力された送信信号を空間に放射するN(Nは1以上の整数)本の送信アンテナと、
    前記送信アンテナから送信する信号に重み付けを行うことによりM(Mは1以上の整数)個以下の送信ビームを形成する送信ビーム形成部と、
    前記送信ビームにより送信する送信信号に対して所定の送信処理を実施し前記送信ビーム形成部へ入力するM個の送信処理部と、
    入力された前記狭帯域信号を合波して前記送信処理部へ入力するN個の合波部と、
    前記重み係数の乗算後の前記狭帯域信号を、当該狭帯域信号を送信する前記送信ビームに対応する前記合波部へ入力するスイッチ部と、
    地上管制局から受信した重み係数に基づいて前記デジタルビーム形成部における重み係数を設定する制御部と、
    を備え、
    前記スイッチ部は、2つ以上の前記受信ビーム信号が1つの前記送信ビームにより送信されかつ前記2つ以上の前記受信ビーム信号の周波数帯域が互いに重ならないように送信周波数を指定して前記狭帯域信号を前記合波部へ入力し、
    前記地上管制局から受信した前記重み係数を、1つの前記送信ビームにより送信された前記2つ以上の前記受信ビーム信号を受信信号として受信した受信局において前記受信信号に基づいて干渉成分を除去するよう算出された重み係数とすることを特徴とする衛星搭載中継器。
  8. 複数の受信アンテナと、
    2本以上の前記アンテナにより受信された信号に基づいて第1の受信ビームを形成する受信ビーム形成部と、
    前記受信ビーム形成部により形成された第1の受信ビームにより受信した受信信号を受信ビーム信号とし、少なくとも一部の周波数が重なる2つ以上の受信ビーム信号に対してそれぞれ所定の受信処理を行う受信処理部と、
    前記受信ビーム信号をそれぞれ元の信号帯域幅以下の帯域幅を持つ複数の狭帯域信号に分解して出力する分波部と、
    前記受信処理実施後の信号をそれぞれデジタル信号に変換するアナログデジタル変換部と、
    前記狭帯域信号に重み係数を乗算することにより1つ以上の第2の受信ビームをデジタル信号処理により形成するデジタルビーム形成部と、
    入力された送信信号を空間に放射するN(Nは1以上の整数)本の送信アンテナと、
    前記送信アンテナから送信する信号に重み付けを行うことによりM(Mは1以上の整数)個以下の送信ビームを形成する送信ビーム形成部と、
    前記送信ビームにより送信する送信信号に対して所定の送信処理を実施し前記送信ビーム形成部へ入力するM個の送信処理部と、
    入力された前記狭帯域信号を合波して前記送信処理部へ入力するN個の合波部と、
    前記重み係数の乗算後の前記狭帯域信号を、当該狭帯域信号を送信する前記送信ビームに対応する前記合波部へ入力するスイッチ部と、
    地上管制局から受信した重み係数に基づいて前記デジタルビーム形成部における重み係数を設定する制御部と、
    を備え、
    前記スイッチ部は、2つ以上の前記受信ビーム信号が1つの前記送信ビームにより送信されかつ前記2つ以上の前記受信ビーム信号の周波数帯域が互いに重ならないように送信周波数を指定して前記狭帯域信号を前記合波部へ入力し、
    前記地上管制局から受信した前記重み係数を、1つの前記送信ビームにより送信された前記2つ以上の前記受信ビーム信号を受信信号として受信した受信局において前記受信信号に基づいて干渉成分を除去するよう算出された重み係数とすることを特徴とする衛星搭載中継器。
  9. 前記分波部は、分波後の複数の前記狭帯域信号に対してそれぞれ重み係数を乗算して出力することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の衛星搭載中継器。
  10. 前記分波部において乗算する前記重み係数は、地上管制局から送信される制御情報に基づいて更新されることを特徴とする請求項9に記載の衛星搭載中継器。
  11. 前記合波部は、合成前の複数の前記狭帯域信号に対して重み係数を乗算してから合成を行うことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載の衛星搭載中継器。
  12. 前記合波部において乗算する前記重み係数は、地上管制局から送信される制御情報に基づいて更新されることを特徴とする請求項11に記載の衛星搭載中継器。
  13. 前記スイッチ部は、複数の前記狭帯域信号を加算し、加算後の信号を前記合波部へ入力することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1つに記載の衛星搭載中継器。
  14. 前記スイッチ部は、前記狭帯域信号を複製し、複製後の信号をそれぞれ異なる出力先に出力することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1つに記載の衛星搭載中継器。
  15. 前記分波部から出力される前記狭帯域信号の電力を測定する電力測定部、
    を備え、
    前記電力測定部の測定結果に基づいて前記スイッチ部において前記合波部に入力される前記狭帯域信号を決定することを特徴とする請求項1〜14のいずれか1つに記載の衛星搭載中継器。
  16. 前記送信信号を受信する受信局で測定された前記送信信号の受信品質に基づいて前記スイッチ部において前記合波部に入力される前記狭帯域信号を決定することを特徴とする請求項1〜15のいずれか1つに記載の衛星搭載中継器。
  17. 前記受信品質として、受信パケットエラーレートを用いることを特徴とする請求項16に記載の衛星搭載中継器。
  18. 前記受信品質として、受信C/N推定値を用いることを特徴とする請求項16に記載の衛星搭載中継器。
  19. 請求項1〜18のいずれか1つに記載の衛星搭載中継器から送信された送信信号を受信する受信装置であって、
    前記送信信号から異なる周波数帯の複数の分波信号を抽出する周波数変換部と、
    前記周波数変換部により抽出された前記分波信号にそれぞれ重み係数を乗算して合成する合成部と、
    前記合成部により合成された信号を復調する復調部と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  20. 請求項1〜18のいずれか1つに記載の衛星搭載中継器と、
    前記衛星搭載中継器から送信された送信信号を受信する請求項19に記載の受信装置と、
    を備えることを特徴とする衛星通信システム。
  21. 請求項5〜8のいずれか1つに記載の衛星搭載中継器と、
    前記衛星搭載中継器から送信された送信信号を受信する受信装置と、
    地上管制局と、
    を備え、
    前記受信装置は、
    前記送信信号から異なる周波数帯の複数の分波信号を抽出する周波数変換部と、
    前記周波数変換部により抽出された前記分波信号にそれぞれ重み係数を乗算して合成し、前記重み係数を前記地上管制局へ送信する合成部と、
    前記合成部により合成された信号を復調する復調部と、
    を備え、
    前記地上管制局は、前記重み係数に基づいて前記衛星搭載中継器におけるデジタルビーム形成で用いる重み係数を算出し、算出した重み係数を前記衛星搭載中継器へ送信することを特徴とする衛星通信システム。
JP2012279734A 2012-12-21 2012-12-21 衛星搭載中継器、受信装置および衛星通信システム Active JP6037820B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012279734A JP6037820B2 (ja) 2012-12-21 2012-12-21 衛星搭載中継器、受信装置および衛星通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012279734A JP6037820B2 (ja) 2012-12-21 2012-12-21 衛星搭載中継器、受信装置および衛星通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014123897A true JP2014123897A (ja) 2014-07-03
JP6037820B2 JP6037820B2 (ja) 2016-12-07

Family

ID=51404057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012279734A Active JP6037820B2 (ja) 2012-12-21 2012-12-21 衛星搭載中継器、受信装置および衛星通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6037820B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016174774A1 (ja) * 2015-04-30 2016-11-03 三菱電機株式会社 送信局、制御局、受信局、データ伝送システムおよびデータ伝送方法
WO2017109955A1 (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 三菱電機株式会社 通信衛星、回線制御装置および衛星通信システム
WO2020158040A1 (ja) * 2019-01-31 2020-08-06 三菱電機株式会社 衛星送信機および中継衛星通信システム
JP2020167571A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 Hapsモバイル株式会社 複数ゲートウェイhapsシステムにおけるフィーダリンク送信帯域の可変分割による干渉キャンセリング
CN113193902A (zh) * 2015-04-10 2021-07-30 维尔塞特公司 一种经由中继器提供通信服务的方法和系统
US11418254B2 (en) 2015-04-10 2022-08-16 Viasat, Inc. Ground network for end-to-end beamforming
CN117579130A (zh) * 2023-11-27 2024-02-20 北京雷音电子技术开发有限公司 基于单电缆的卫星信号双向传输装置及双路卫星通信系统
US12034521B2 (en) 2023-05-22 2024-07-09 Viasat, Inc. System and method for end-to-end beamforming

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090247179A1 (en) * 2003-01-28 2009-10-01 Bell Douglas T Systems and Methods for Digital Processing of Satellite Communications Data
WO2012120743A1 (ja) * 2011-03-04 2012-09-13 三菱電機株式会社 中継装置および中継補助装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090247179A1 (en) * 2003-01-28 2009-10-01 Bell Douglas T Systems and Methods for Digital Processing of Satellite Communications Data
WO2012120743A1 (ja) * 2011-03-04 2012-09-13 三菱電機株式会社 中継装置および中継補助装置

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6016037470; 元吉克幸 他: 'マルチビーム通信衛星における送信ダイバーシチに関する一検討' 電子情報通信学会総合大会講演論文集 2012年 通信(1), 20120306, 第317頁, 一般社団法人電子情報通信学会 *
JPN6016037473; Argyrios Kyrgiazos et al.: 'Gateway diversity scheme for a future broadband satellite system' 2012 6th Advanced Satellite Multimedia Systems Conference (ASMS) and 12th Signal Processing for Spac , 20120905, 第363-370頁, IEEE *

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113193902A (zh) * 2015-04-10 2021-07-30 维尔塞特公司 一种经由中继器提供通信服务的方法和系统
US11843448B2 (en) 2015-04-10 2023-12-12 Viasat, Inc. Satellite for end to end beamforming
US11515933B2 (en) 2015-04-10 2022-11-29 Viasat, Inc. System and method for return end-to-end beamforming
US11418254B2 (en) 2015-04-10 2022-08-16 Viasat, Inc. Ground network for end-to-end beamforming
CN113193902B (zh) * 2015-04-10 2022-07-08 维尔塞特公司 一种经由中继器提供通信服务的方法和系统
US11973572B2 (en) 2015-04-10 2024-04-30 Viasat, Inc. Access node farm for end-to-end beamforming
US11695470B2 (en) 2015-04-10 2023-07-04 Viasat, Inc. System and method for return end-to-end beamforming
US10938467B2 (en) 2015-04-30 2021-03-02 Mitsubishi Electric Corporation Transmitting station, control station, receiving station, data transmission system, and data transmission method
WO2016174774A1 (ja) * 2015-04-30 2016-11-03 三菱電機株式会社 送信局、制御局、受信局、データ伝送システムおよびデータ伝送方法
JPWO2016174774A1 (ja) * 2015-04-30 2017-09-21 三菱電機株式会社 送信局、制御局、受信局、データ伝送システムおよびデータ伝送方法
JP6239219B2 (ja) * 2015-12-25 2017-11-29 三菱電機株式会社 通信衛星、回線制御装置および衛星通信システム
WO2017109955A1 (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 三菱電機株式会社 通信衛星、回線制御装置および衛星通信システム
WO2020158040A1 (ja) * 2019-01-31 2020-08-06 三菱電機株式会社 衛星送信機および中継衛星通信システム
JP7073296B2 (ja) 2019-03-29 2022-05-23 Hapsモバイル株式会社 複数ゲートウェイhapsシステムにおけるフィーダリンク送信帯域の可変分割による干渉キャンセリング
US11637625B2 (en) 2019-03-29 2023-04-25 Hapsmobile Inc. Interference canceling by variable division of feeder link transmission band in multiple-gateway HAPS system
JP2020167571A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 Hapsモバイル株式会社 複数ゲートウェイhapsシステムにおけるフィーダリンク送信帯域の可変分割による干渉キャンセリング
US12034521B2 (en) 2023-05-22 2024-07-09 Viasat, Inc. System and method for end-to-end beamforming
CN117579130A (zh) * 2023-11-27 2024-02-20 北京雷音电子技术开发有限公司 基于单电缆的卫星信号双向传输装置及双路卫星通信系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP6037820B2 (ja) 2016-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Perez-Neira et al. Signal processing for high-throughput satellites: Challenges in new interference-limited scenarios
JP6037820B2 (ja) 衛星搭載中継器、受信装置および衛星通信システム
JP6731941B2 (ja) 対地球非静止衛星システムの干渉制限値の超過を回避するための方法および装置
EP1894323B1 (en) Systems and methods of waveform and/or information splitting for wireless transmission of information to one or more radioterminals over a plurality of transmission paths and/or system elements
CN105308883B (zh) 一种收发机装置、无线电系统及用于通过收发机装置来发送并接收无线电信号的方法
US11700053B2 (en) Repeater system and method for high-performance communication
US11792661B2 (en) Methods and systems for increasing bandwidth efficiency in satellite communications
CN107251452A (zh) 从陆地节点和空间节点接收数据的空间网络节点
EP3747139B1 (en) Satellite communications method and system with multi-beam precoding
JP6239219B2 (ja) 通信衛星、回線制御装置および衛星通信システム
WO2006088105A1 (ja) 無線通信方法、中継局装置および無線送信装置
EP2112772B1 (en) Method for reducing interference in a radio network equipment and equipment performing the method
CN103095351A (zh) 基于单载波全双工的多输入多输出系统
CN110677186A (zh) 一种基于载波分裂的卫星通信抗干扰方法
Nguyen Overview of existing and future advanced satellite systems
JP2007324960A (ja) 衛星通信方法及び装置
JP5822719B2 (ja) 衛星中継装置および衛星通信システム
Li et al. Adaptive cooperative transmission and spectrum sharing in MIMO-CCRN
Vanelli-Coralli et al. Advances in Satellite Communications Part 2: Guest Editorial
WO2011021393A1 (ja) 無線送信装置及び無線送信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160921

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161101

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6037820

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250