JP2014122845A - 変速機の試験方法および変速機の試験装置 - Google Patents

変速機の試験方法および変速機の試験装置 Download PDF

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Abstract

【課題】コストの低減を図りつつ、トルクコンバータにおいてロックアップクラッチによりポンプ翼車とタービン翼車とが正常に締結されるか否かを確認することができる変速機の試験方法および変速機の試験装置を提供する。
【解決手段】本発明の一態様は、変速機10の試験方法において、変速機10の変速比を1以下に設定し、互いに解放された状態のポンプ翼車16aとタービン翼車16bとをロックアップクラッチ16cにより締結させることをトルクコンバータ16に対して指示した時から、入力軸58の回転速度Ninとタービン翼車16bの回転速度Ntが一致する時までに要した時間(t1〜t4)を、予め決められた所定の時間と比較することで、ロックアップクラッチ16cによりポンプ翼車16aとタービン翼車16bが正常に締結されるか否かを確認する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、車両の製造過程などにおいて変速機の機能を確認する変速機の試験方法および変速機の試験装置に関し、特に、トルクコンバータにおいてロックアップクラッチによりポンプ翼車とタービン翼車が正常に締結されるか否かを確認するための変速機の試験方法および変速機の試験装置に関するものである。
変速機の機能を確認する変速機の試験方法および変速機の試験装置に関し、特許文献1には、変速機構の出力側に配置された差動装置と、差動装置に接続された第1ドライブシャフト(出力軸)および第2ドライブシャフト(出力軸)とを有する変速機の試験装置が開示されている。この特許文献1に開示された変速機の試験装置では、変速機の機能を確認するときに、第1ドライブシャフトおよび第2ドライブシャフトに対して別個に接続されたモータが、第1ドライブシャフトおよび第2ドライブシャフトにトルクを与えている。そして、第1ドライブシャフトと第1のモータの回転軸との接続部分に、第1トルクメータが取付けられている。また、第2ドライブシャフトと第2のモータの回転軸との接続部分に、第2トルクメータが取付けられている。
特開平10−142103号公報
ここで、変速機のトルクコンバータは、ポンプ翼車とタービン翼車とを機械的に締結および解放することができるロックアップクラッチを備えている。そして、車両の運転状態(例えば、車速とアクセル開度)に基づいて、トルクコンバータは、ロックアップクラッチによりポンプ翼車とタービン翼車を締結または解放するように制御される。
そこで、変速機の試験方法の一つとして、トルクコンバータにおいてロックアップクラッチによりポンプ翼車とタービン翼車が正常に締結されるか否かを確認する試験(以下、「ロックアップクラッチの締結確認試験」とも言う)が行われている。このロックアップクラッチの締結確認試験を行うに際して、従来技術では、例えば上記の特許文献1に開示されたような変速機の試験装置を使用していた。そして、従来技術では、試験対象の変速機の変速比を高い変速比に設定して、第1トルクメータおよび第2トルクメータで測定されたピークトルク(ロックアップクラッチの締結時に発生しうる出力軸の最大トルク)に基づき、ロックアップクラッチの締結確認試験を行っていた。
しかしながら、前記のピークトルクを測定するためには、第1トルクメータおよび第2トルクメータを高精度なトルク測定器にする必要があるので、コストが高くなってしまう。また、前記のピークトルクを高精度に測定するために、多くの測定時間を費やす必要がある。
また、試験対象の変速機の変速比を高い変速比に設定するので、第1ドライブシャフトや第2ドライブシャフトに過大な負荷トルクがかかる。そのため、第1ドライブシャフトや第2ドライブシャフトを駆動するモータは、出力が大きなモータとする必要がある。したがって、さらにコストが高くなってしまう。また、変速機の試験装置が大型化してしまう。
そこで、本発明は上記した問題点を解決するためになされたものであり、コストの低減を図りつつ、トルクコンバータにおいてロックアップクラッチによりポンプ翼車とタービン翼車が正常に締結されるか否かを確認することができる変速機の試験方法および変速機の試験装置を提供すること、を課題とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の一態様は、変速機のトルクコンバータに備わるポンプ翼車に接続する入力軸に入力軸用モータを接続し、前記変速機の出力部分に接続する出力軸に出力軸用モータを接続し、前記入力軸用モータと前記出力軸用モータを駆動させながら前記トルクコンバータにてロックアップクラッチにより前記ポンプ翼車とタービン翼車が正常に締結されるか否かを確認する変速機の試験方法において、前記タービン翼車は、前記出力軸を介して前記出力軸用モータから負荷が与えられ、前記変速機の変速比を1以下に設定し、互いに解放された状態の前記ポンプ翼車と前記タービン翼車とを前記ロックアップクラッチにより締結させることを前記トルクコンバータに対して指示した時から、前記入力軸の回転速度と前記タービン翼車の回転速度が一致する時までに要した時間を、予め決められた所定の時間と比較することで、前記ロックアップクラッチにより前記ポンプ翼車と前記タービン翼車が正常に締結されるか否かを確認すること、を特徴とする。
この態様によれば、出力軸のピークトルクを測定する必要がないので、出力軸のトルクを測定するためのトルク測定器が不要となる。また、変速機の変速比を低く設定するので、出力軸用モータとして出力の小さいモータを使用できる。そのため、コストの低減を図りつつ、トルクコンバータにおいてロックアップクラッチによりポンプ翼車とタービン翼車が正常に締結されるか否かを確認することができる。
上記課題を解決するためになされた本発明の他の態様は、変速機のトルクコンバータに備わるポンプ翼車に接続する入力軸と、前記入力軸に接続する入力軸用モータと、前記変速機の出力部分に接続する出力軸と、前記出力軸に接続する出力軸用モータと、制御盤と、を有し、前記入力軸用モータと前記出力軸用モータを駆動させながら前記トルクコンバータにてロックアップクラッチにより前記ポンプ翼車とタービン翼車が正常に締結されるか否かを確認する変速機の試験装置において、前記タービン翼車は、前記出力軸を介して前記出力軸用モータから負荷が与えられ、前記変速機の変速比は1以下に設定されており、前記制御盤は、互いに解放された状態の前記ポンプ翼車と前記タービン翼車とを前記ロックアップクラッチにより締結させることを前記トルクコンバータに対して指示した時から、前記入力軸の回転速度と前記タービン翼車の回転速度が一致する時までに要した時間を、予め決められた所定の時間と比較することで、前記ロックアップクラッチにより前記ポンプ翼車と前記タービン翼車が正常に締結されるか否かを確認すること、を特徴とする。
この態様によれば、出力軸のピークトルクを測定する必要がないので、出力軸のトルクを測定するためのトルク測定器が不要となる。また、変速機の変速比を低く設定するので、出力軸用モータとして出力の小さいモータを使用できる。そのため、コストの低減を図りつつ、トルクコンバータにおいてロックアップクラッチによりポンプ翼車とタービン翼車が正常に締結されるか否かを確認することができる。
本発明に係る変速機の試験方法および変速機の試験装置によれば、コストの低減を図りつつ、トルクコンバータにおいてロックアップクラッチによりポンプ翼車とタービン翼車が正常に締結されるか否かを確認することができる。
トランスミッションアッシテスタと試験対象の変速機の構成を示す概略図である。 従来技術のロックアップクラッチ締結確認試験における計測パターンを示す図である。 ピークトルクとロックアップクラッチの係合時間との相関関係を示す図である。 本実施例のロックアップクラッチ締結確認試験における計測パターンを示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。ここで、図1は、本発明の変速機の試験装置の一例であるトランスミッションアッシテスタ1と、その試験対象の変速機10の構成を示す概略図である。
<変速機の構成>
まず、トランスミッションアッシテスタ1の試験対象である変速機10の構成について、簡単に説明する。変速機10は、図1に示すように、ここでは例えばトランスアクスル形式の変速機であり、変速機構部12とディファレンシャルギヤ部14を備える。
変速機構部12は、トルクコンバータ16と、インプットシャフト18と、カウンタシャフト20と、カウンタドライブギヤ22と、カウンタドリブンギヤ24などを備えている。
トルクコンバータ16は、ポンプ翼車16aと、タービン翼車16bと、ロックアップクラッチ16cなどを備えている。ポンプ翼車16aは、変速機10を車両(不図示)に搭載したときに、エンジンの出力軸(クランクシャフト)(不図示)に接続される。タービン翼車16bは、インプットシャフト18に接続される。
このような構成のトルクコンバータ16は、ポンプ翼車16aとタービン翼車16bとにより、流体(オイル)を介して動力伝達を行う。より詳細には、トルクコンバータ16は、エンジンの出力軸に接続されたポンプ翼車16aが回転すると、ポンプ翼車16aに押し出された流体がタービン翼車16bに流入して、タービン翼車16bにトルクを与えてインプットシャフト18を回転させる。このようにして、トルクコンバータ16は、エンジンの出力軸の回転をインプットシャフト18に伝達する。
ロックアップクラッチ16cは、ポンプ翼車16aとタービン翼車16bとの間に設けられている。このロックアップクラッチ16cは、ポンプ翼車16aに係合(接触)してポンプ翼車16aとタービン翼車16bを締結させることにより、ポンプ翼車16aとタービン翼車16bを一体的に回転させることができる。そして、ロックアップクラッチ16cは、車両の定速走行時等に、ポンプ翼車16aとタービン翼車16bを一体的に回転させることにより、トルクコンバータ16の滑りによる動力損失を防止することができる。本実施例における変速機10の試験方法は、後述するように、トルクコンバータ16においてロックアップクラッチ16cによりポンプ翼車16aとタービン翼車16bが正常に締結されるか否かを確認する試験を行う。
カウンタシャフト20は、インプットシャフト18と相互に平行に配置されている。カウンタドライブギヤ22は、インプットシャフト18に取り付けられている。カウンタドリブンギヤ24は、カウンタシャフト20に取り付けられている。そして、カウンタドリブンギヤ24は、カウンタドライブギヤ22と噛み合わされている。
また、インプットシャフト18には、パーキングギヤ26が取り付けられている。さらに、パーキングギヤ26の近傍には、パーキングポール28が設けられている。
ディファレンシャルギヤ部14は、デフケース30、リングギヤ32、ドライブピニオンギヤ34、ピニオンギヤ36、サイドギヤ38、サイドギヤ40などを備えている。
リングギヤ32は、デフケース30の外周に形成されている。ドライブピニオンギヤ34は、前記のカウンタシャフト20に取り付けられている。そして、リングギヤ32とドライブピニオンギヤ34とが噛み合わされている。
ピニオンギヤ36は、デフケース30の内部にてデフケース30と一体的に形成されている。サイドギヤ38とサイドギヤ40は、ピニオンギヤ36に噛み合わされている。
<トランスミッションアッシテスタの構成>
次に、トランスミッションアッシテスタ1の構成について説明する。トランスミッションアッシテスタ1は、図1に示すように、入力軸用モータ50と、カップリング52と、入力軸58と、入力軸用エンコーダ60と、出力軸用モータ64と、カップリング66と、出力軸68と、出力軸用エンコーダ70と、チャック治具74と、モータ盤86と、制御盤88と、回転速度センサ90などを有する。このように、トランスミッションアッシテスタ1は、出力軸として1つの出力軸68のみを有している。
入力軸用モータ50の回転軸50aは、カップリング52を介して、入力軸58の第1の端部に接続されている。そして、入力軸58の第2の端部は、変速機10の機能を確認する試験を行うときに、変速機10のトルクコンバータ16に備わるポンプ翼車16aに接続される。
入力軸用エンコーダ60は、入力軸用モータ50の回転軸50aに取り付けられている。入力軸用エンコーダ60は、入力軸用モータ50の回転軸50aの回転速度(単位時間当たりの回転数)、すなわち、入力軸58の回転速度Ninを測定する。
出力軸用モータ64の回転軸64aは、カップリング66を介して、出力軸68の第1の端部に接続されている。そして、出力軸68の第2の端部は、変速機10の機能を確認する試験を行うときに、変速機10の出力部分であるディファレンシャルギヤ部14のサイドギヤ40に接続される。
出力軸用エンコーダ70は、出力軸用モータ64の回転軸64aに取り付けられている。出力軸用エンコーダ70は、出力軸用モータ64の回転軸64aの回転速度、すなわち、出力軸68の回転速度を測定する。
チャック治具74は、前記のサイドギヤ38に噛み合わされ、かつ、デフケース30に固定される。これにより、サイドギヤ38は、チャック治具74を介してデフケース30に固定される。
回転速度センサ90は、トルクコンバータ16のタービン翼車16bの回転速度Ntを測定する。なお、回転速度センサ90は、変速機10の構成部品とされていてもよい。
モータ盤86は、入力軸用モータ50と出力軸用モータ64と制御盤88などに接続している。モータ盤86は、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)などの制御装置を備えている。そして、モータ盤86は、入力軸用モータ50と出力軸用モータ64の駆動を制御することにより、入力軸58の回転速度Ninと出力軸68の回転速度を制御する。
制御盤88は、入力軸用エンコーダ60と出力軸用エンコーダ70とモータ盤86と回転速度センサ90などに接続している。制御盤88は、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)などの制御装置を備えている。そして、制御盤88は、入力軸用エンコーダ60や出力軸用エンコーダ70や回転速度センサ90の測定結果の情報を取得する。さらに、制御盤88は、トランスミッションアッシテスタ1の全体的な制御を行うことができ、変速機10の機能を試験するための様々な制御を行う。
本実施例の制御盤88は、詳しくは後述するように、入力軸58の回転速度Ninとタービン翼車16bの回転速度Ntをもとに、ロックアップクラッチ16cによりポンプ翼車16aとタービン翼車16bが正常に締結されるか否かを判定(確認)する。
<トランスミッションアッシテスタの作用>
次に、トランスミッションアッシテスタ1の作用として、トランスミッションアッシテスタ1を用いた変速機10の試験方法について説明する。本実施例では、トランスミッションアッシテスタ1は、変速機10のトルクコンバータ16においてロックアップクラッチ16cによりポンプ翼車16aとタービン翼車16bが正常に締結されるか否かを確認する試験を行う。
まず、トランスミッションアッシテスタ1に変速機10を取り付ける。このとき、入力軸58を、変速機10のトルクコンバータ16のポンプ翼車16aに接続させる。
また、出力軸68を、ディファレンシャルギヤ部14のサイドギヤ40に接続させる。さらに、サイドギヤ38を、チャック治具74を介してデフケース30に固定させる。
このようにしてトランスミッションアッシテスタ1に変速機10を取り付けた後、ロックアップクラッチ16cによりポンプ翼車16aとタービン翼車16bが正常に締結されるか否かを確認する試験を行う。なお、タービン翼車16bは、出力軸68を介して出力軸用モータ64から負荷を与えられる。
ここで、図2は、従来技術のロックアップクラッチ締結確認試験における計測パターンを示す図である。従来技術では、試験条件として、変速機の変速比(変速機構部12のギヤ比)を高く設定(車速低速域(例えば、1速)に設定、図2において「γmax」と図示)し、出力軸の負荷トルク(出力軸にかかる負荷トルク)が高かった。従来技術では、例えば、試験条件として、変速機10の変速比を2.396に設定し、入力軸の負荷トルクを50Nmに設定し、入力軸の回転速度を3800rpmに設定し、出力軸の負荷トルクを650Nmに設定し、出力軸の回転速度を1600rpmに設定していた。
そして、従来技術では、この試験条件の下、ロックアップクラッチによりポンプ翼車とタービン翼車が締結された時に出力軸のトルクTに表れるピークトルクT1(図2参照)に基づいて、ロックアップクラッチによりポンプ翼車とタービン翼車が正常に締結されるか否かを確認していた。
しかしながら、従来技術では、ピークトルクT1を正確に検出するため、出力軸に高精度のトルク測定器を取り付ける必要がある。そのため、コストが高くなってしまう。また、前記のピークトルクを高精度に測定するために、多くの測定時間を費やす必要がある。
また、従来技術では、試験対象の変速機の変速比を高い変速比に設定するので、出力軸に過大な負荷トルクがかかる。そのため、出力軸用モータは、出力が大きなモータとする必要がある。そのため、出力軸用モータとして、高価な、かつ、汎用性のない専用のモータを使用しなければならない。したがって、さらにコストが高くなってしまう。また、変速機の試験装置が大型化してしまう。
ここで、ロックアップクラッチ16cが締結されたときに出力軸68のトルクTに表れるピークトルクT1と、ロックアップクラッチ16cの係合時間taとの間には、図3に示すような相関関係がある。すなわち、ピークトルクT1が大きいほどロックアップクラッチ16cの係合時間taが長くなり、ピークトルクT1が小さいほどロックアップクラッチ16cの係合時間taが短くなる。
そこで、本実施例では、ピークトルクT1の代わりに、ロックアップクラッチ16cの係合時間taに基づき、ロックアップクラッチ16cによりポンプ翼車16aとタービン翼車16bが正常に締結されるか否かを確認する。なお、ロックアップクラッチ16cの係合時間taとは、ロックアップクラッチ16cによる締結動作の開始から終了までの時間である。
本実施例では、試験条件として、変速機10の変速比を0よりも大きく、かつ1以下に設定する。このように、本実施例では、変速機10の変速比を従来技術よりも低く設定(車速高速域(例えば、5速や6速)に設定、図4において「γmin」と図示)し、出力軸68の負荷トルク(出力軸68にかかる負荷トルク)を低くする。例えば、出力軸68の負荷トルクを、0Nmよりも大きく300Nm以下にする。
本実施例の試験条件の具体的な一例は、変速機10の変速比を0.429に設定し、入力軸58の負荷トルクを50Nmに設定し、入力軸58の回転速度Ninを1700rpmに設定し、出力軸68の負荷トルクを200Nmに設定し、出力軸68の回転速度を3800rpmに設定する。このように、前記の従来技術に比べて、本実施例では、試験条件として、変速機10の変速比を従来技術よりも低く設定し、出力軸68の負荷トルクを低く設定し、出力軸68の回転速度を高く設定する。
しかしながら、本実施例では、このように出力軸68の負荷トルクを低く設定するので、前記のピークトルクT1が現れ難くなる。ここで、前記のように、ピークトルクT1とロックアップクラッチ16cの係合時間taとの間には、図3に示すような相関関係がある。そのため、互いに解放された状態のポンプ翼車16aとタービン翼車16bをロックアップクラッチ16cにより締結させることをトルクコンバータ16に対して指示した時から、入力軸58の回転速度Ninとタービン翼車16bの回転速度Ntが一致する時までに要した時間も、図3と同様に、前記のピークトルクT1と相関関係がある。
そこで、本実施例の制御盤88は、前記の試験条件の下、互いに解放された状態のポンプ翼車16aとタービン翼車16bをロックアップクラッチ16cにより締結させることをトルクコンバータ16に指示した時から、入力軸58の回転速度Ninとタービン翼車16bの回転速度Ntが一致する時までに要した時間を、予め決められた所定の時間と比較する。「予め決められた所定の時間」とは、ロックアップクラッチ16cによりポンプ翼車16aとタービン翼車16bが正常に締結される場合に、ロックアップクラッチ16cによりポンプ翼車16aとタービン翼車16bを締結させることをトルクコンバータ16に指示した時から、入力軸58の回転速度Ninとタービン翼車16bの回転速度Ntが一致する時までに要する時間である。これにより、本実施例の制御盤88は、ロックアップクラッチ16cによりポンプ翼車16aとタービン翼車16bが正常に締結されるか否かを判定(確認)する。
なお、前記の「予め決められた所定の時間」は、変速機10やトルクコンバータ16の仕様などによって規定される時間である。そこで、例えば、制御盤88は、変速機10やトルクコンバータ16の仕様と「予め決められた所定の時間」との対応を規定したマップを記憶しておくことが考えられる。
ここで、本実施例の変速機10の試験方法について、より具体的に説明する。まず、制御盤88は、図4に示すように、ロックアップクラッチ16cの係合油圧(ロックアップクラッチ16cをポンプ翼車16aに係合させるために必要な油圧)を調整する油圧回路(不図示)におけるソレノイドSLの駆動をONにする(時間t1)。このようにして、制御盤88は、互いに解放された状態のポンプ翼車16aとタービン翼車16bをロックアップクラッチ16cにより締結させることをトルクコンバータ16に指示する。
すると、入力軸58の回転速度Ninに対するタービン翼車16bの回転速度Ntの比(以下、「回転速度比Nt/Nin」とも言う)が上昇する。そして、タイムラグの後(時間t2)、ロックアップクラッチ16cは、ポンプ翼車16aとタービン翼車16bとを締結させるための動作を開始する。
そして、回転速度比Nt/Ninが「0.990」に達すると、ロックアップクラッチ16cは、ポンプ翼車16aとタービン翼車16bとを締結させるための動作を終了する(時間t3)。
その後、回転速度比Nt/Ninが「1」に達して、入力軸58の回転速度Ninとタービン翼車16bの回転速度Ntが一致する(時間t4)。
そこで、制御盤88は、互いに解放された状態のポンプ翼車16aとタービン翼車16bをロックアップクラッチ16cにより締結させることをトルクコンバータ16に指示した時から、入力軸58の回転速度Ninとタービン翼車16bの回転速度Ntが一致する時までに要した時間(t1〜t4)に基づき、ロックアップクラッチ16cによりポンプ翼車16aとタービン翼車16bとが正常に締結されるか否かを判定(確認)する。
具体的には、時間(t1〜t4)が予め決められた所定の時間と等しい場合(詳細には、予め決められた所定の時間に対してある時間幅内に収まっている場合)には、制御盤88は、ロックアップクラッチ16cによりポンプ翼車16aとタービン翼車16bとが正常に締結されると判定する。一方、時間(t1〜t4)が予め決められた所定の時間と異なる場合(詳細には、予め決められた所定の時間に対してある時間幅内に収まっていない場合)には、制御盤88は、ロックアップクラッチ16cによりポンプ翼車16aとタービン翼車16bとが正常に締結されないと判定する。
なお、試験条件の変速機10の変速比は、例えば、変速機構部12がオートマチックトランスミッション(AT)である場合には例えば0.609〜0.703に設定し、変速機構部12が無段変速機(CVT)である場合には例えば0.390〜0.428に設定することが望ましい。
<本実施例の効果>
以上のように、本実施例は、変速機10のトルクコンバータ16に備わるポンプ翼車16aに接続する入力軸58に入力軸用モータ50を接続し、変速機10の出力部分に接続する出力軸68に出力軸用モータを64を接続し、入力軸用モータ50と出力軸用モータ64を駆動させながらトルクコンバータ16にてロックアップクラッチ16cによりポンプ翼車16aとタービン翼車16bが正常に締結されるか否かを確認する変速機10の試験方法において、タービン翼車16bは、出力軸68を介して出力軸用モータ64から負荷が与えられており、変速機10の変速比を1以下に設定し、互いに解放された状態のポンプ翼車16aとタービン翼車16bをロックアップクラッチ16cにより締結させることをトルクコンバータ16に対して指示した時から、入力軸58の回転速度Ninとタービン翼車16bの回転速度Ntが一致する時までに要した時間(t1〜t4)を、予め決められた所定の時間と比較することで、ロックアップクラッチ16cによりポンプ翼車16aとタービン翼車16bが正常に締結されるか否かを確認する。
これにより、本実施例は、出力軸68のトルクTに表れるピークトルクT1を検出する必要がなくなる。そのため、本実施例は、測定項目として出力軸68のトルクTの測定を廃止することができるので、出力軸68のトルクを測定するためのトルク測定器が不要となる。したがって、本実施例は、コストを低減させることができる。また、本実施例は、前記のピークトルクT1を高精度に測定する手間が省けるので、試験に要する時間を短縮することができる。
また、本実施例は、試験条件として、変速機10の変速比を低く設定するので、出力軸68の負荷トルクを低減できる。そのため、出力軸用モータ64を、出力の小さいモータにすることができる。したがって、出力軸用モータ64を、安価な、かつ、汎用性のあるモータにすることができる。ゆえに、コストの低減を図りつつ、トルクコンバータ16においてロックアップクラッチ16cによりポンプ翼車16aとタービン翼車16bとが正常に締結されるか否かを確認することができる。
また、本実施例は、試験条件として、変速機10の変速比を低く設定するので、試験対象の変速機10の構成部品に作用する負荷を低減することができる。また、トランスミッションアッシテスタ1の設備の簡素化を図ることができる。
また、本実施例は、出力軸68の負荷トルクを低減できることに伴い、判定結果のバラつきが低減する。これにより、より精度の高い試験が可能になる。また、出力軸68の負荷トルクを低減できることに伴い、試験条件の安定化に要する時間が大幅に短縮可能になる。これにより、試験のサイクルタイムの短縮を実現することができるので、生産ライン能力に対する自由度が向上する。
なお、トランスミッションアッシテスタ1は、チャック治具74を有さないで、サイドギヤ40に接続する出力軸68とサイドギヤ38に接続する出力軸(不図示)の2つの出力軸を有していてもよい。また、変速機構部12は、オートマチックトランスミッション(AT)であっても、無段変速機(CVT)であってもよい。さらに、変速機10は、変速機構部12を備える一方で、ディファレンシャルギヤ部14を備えないものであってもよい。また、本実施例は、ロックアップクラッチの締結確認試験以外の変速機の試験においても適用できる。
なお、上記した実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。例えば、ロックアップスリップ計測を使用することによっても同様の効果が期待できる。
1 トランスミッションアッシテスタ
10 変速機
12 変速機構部
14 ディファレンシャルギヤ部
16 トルクコンバータ
16a ポンプ翼車
16b タービン翼車
16c ロックアップクラッチ
18 インプットシャフト
20 カウンタシャフト
22 カウンタドライブギヤ
24 カウンタドリブンギヤ
26 パーキングギヤ
28 パーキングポール
30 デフケース
32 リングギヤ
34 ドライブピニオンギヤ
36 ピニオンギヤ
38 サイドギヤ
40 サイドギヤ
50 入力軸用モータ
50a 回転軸
52 カップリング
58 入力軸
60 入力軸用エンコーダ
64 出力軸用モータ
64a 回転軸
66 カップリング
68 出力軸
70 出力軸用エンコーダ
74 チャック治具
86 モータ盤
88 制御盤
90 回転速度センサ
Nin (入力軸の)回転速度
Nt (タービン翼車の)回転速度
SL ソレノイド
T (出力軸の)トルク
T1 ピークトルク
ta 係合時間

Claims (2)

  1. 変速機のトルクコンバータに備わるポンプ翼車に接続する入力軸に入力軸用モータを接続し、前記変速機の出力部分に接続する出力軸に出力軸用モータを接続し、前記入力軸用モータと前記出力軸用モータを駆動させながら前記トルクコンバータにてロックアップクラッチにより前記ポンプ翼車とタービン翼車が正常に締結されるか否かを確認する変速機の試験方法において、
    前記タービン翼車は、前記出力軸を介して前記出力軸用モータから負荷が与えられ、
    前記変速機の変速比を1以下に設定し、
    互いに解放された状態の前記ポンプ翼車と前記タービン翼車とを前記ロックアップクラッチにより締結させることを前記トルクコンバータに対して指示した時から、前記入力軸の回転速度と前記タービン翼車の回転速度が一致する時までに要した時間を、予め決められた所定の時間と比較することで、前記ロックアップクラッチにより前記ポンプ翼車と前記タービン翼車が正常に締結されるか否かを確認すること、
    を特徴とする変速機の試験方法。
  2. 変速機のトルクコンバータに備わるポンプ翼車に接続する入力軸と、前記入力軸に接続する入力軸用モータと、前記変速機の出力部分に接続する出力軸と、前記出力軸に接続する出力軸用モータと、制御盤と、を有し、前記入力軸用モータと前記出力軸用モータを駆動させながら前記トルクコンバータにてロックアップクラッチにより前記ポンプ翼車とタービン翼車が正常に締結されるか否かを確認する変速機の試験装置において、
    前記タービン翼車は、前記出力軸を介して前記出力軸用モータから負荷が与えられ、
    前記変速機の変速比は1以下に設定されており、
    前記制御盤は、互いに解放された状態の前記ポンプ翼車と前記タービン翼車とを前記ロックアップクラッチにより締結させることを前記トルクコンバータに対して指示した時から、前記入力軸の回転速度と前記タービン翼車の回転速度が一致する時までに要した時間を、予め決められた所定の時間と比較することで、前記ロックアップクラッチにより前記ポンプ翼車と前記タービン翼車が正常に締結されるか否かを確認すること、
    を特徴とする変速機の試験装置。
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