JP2014122197A - 化粧品組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】透明な又はわずかに半透明な、好ましくは透明な、エマルションの態様を伴う、ナノエマルション又はマイクロエマルションの形態の安定な化粧品組成物、場合によりクレンジング組成物を提供すること。
【解決手段】本発明は、(a)少なくとも1種の油と、(b)1から10個のグリセリンに由来する(ポリ)グリセリル部分、及び、1つ又は複数のC12〜20アルキル鎖又はアルケニル鎖を有する、少なくとも1種の第1の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステル界面活性剤と、(c)1から10個のグリセリンに由来する(ポリ)グリセリル部分、及び、1つ又は複数のC6〜10アルキル鎖又はアルケニル鎖を有する、少なくとも1種の第2の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステル界面活性剤と、(d)少なくとも1種のポリオールと、(e)水とを含む、ナノエマルション又はマイクロエマルションの形態の化粧品組成物に関する。本発明による化粧品組成物は、透明な又はわずかに半透明な態様を伴う、ナノエマルション又はマイクロエマルションの形態であることが可能であって、それが、温度にかかわらず保たれ得る。その上、本発明による化粧品組成物は、良好な、クレンジング特性及びすすぎ特性等の化粧品特性を有し、場合により、不快な触感がより少ないものであることが可能である。
【選択図】なし

Description

本発明は、ナノエマルション又はマイクロエマルションの形態の化粧品組成物に関する。
ファンデーション及び水に強いマスカラに対する優れた効果が非常に高く評価されているマイクロエマルション(水中油型、油中水型又は共連続型)が、ここ数年、クレンジングオイルの代替品として開発されてきた。ナノエマルション又はマイクロエマルションの利点は、通常は同じであるメイクアップ除去効果にとってより良好なすすぎ能を場合によって示すことである。それに加えて、該ナノエマルション又はマイクロエマルションは、油の含有量が少ないことに起因して、そのコストを減らすことが可能である。
例えば米国特許出願公開第2006/0078525号明細書は、いくつかのマイクロエマルションを開示している。更に、米国特許出願公開第2007/011663号明細書、特開2010-222323号公報、特開2006-241151号公報、欧州特許出願公開第1952795号明細書、特開2010-280664号公報、特開2010-280643号公報は、数種のエマルションを開示している。
米国特許出願公開第2006/0078525号明細書 米国特許出願公開第2007/011663号明細書 特開2010-222323号公報 特開2006-241151号公報 欧州特許出願公開第1952795号明細書 特開2010-280664号公報 特開2010-280643号公報 米国特許第4,874,554号明細書 米国特許第4,137,180号明細書 米国特許第2,528,378号明細書 米国特許第2,781,354号明細書
CTFA辞書、第3版、1982年 CTFA辞典、第5版、1993年 CTFA辞典、第9版、2002年 友正慧ら、OilChemistry、第37巻、No.11(1988年)、48〜53頁
しかし、マイクロエマルションは、化粧品特性(効果及びすすぎ能)、皮膚及び目にとっての耐性、及び、安定性に関して、全てが等価というわけではない、ということが起きる。
本発明の一目的は、透明な又はわずかに半透明な、好ましくは透明な、エマルションの態様を伴う、ナノエマルション又はマイクロエマルションの形態の安定な化粧品組成物、場合によりクレンジング組成物を提供することである。
本発明の別の目的は、良好な、クレンジング特性及びすすぎ特性等の化粧品特性を伴う、並びに、場合により、皮膚及び目の不快感がより少ない、ナノエマルション又はマイクロエマルションの形態のクレンジング用化粧品組成物を提供することである。
本発明の上記の目的は、
(a)少なくとも1種の油と、
(b)1から10個のグリセリンに由来する(ポリ)グリセリル部分、及び、1つ又は複数のC12〜20アルキル鎖又はアルケニル鎖を有する、少なくとも1種の第1の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステル界面活性剤と、
(c)1から10個のグリセリンに由来する(ポリ)グリセリル部分、及び、1つ又は複数のC6〜10アルキル鎖又はアルケニル鎖を有する、少なくとも1種の第2の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステル界面活性剤と、
(d)少なくとも1種のポリオールと、
(e)水と
を含む、ナノエマルション又はマイクロエマルションの形態の化粧品組成物により達成され得る。
本発明による化粧品組成物中のPGFE界面活性剤の総量[(b)+(c)]は、組成物の総質量に対して15質量%未満であってもよい。
(a)油は、植物起源油又は動物起源油、合成油及び炭化水素油からなる群から選択されてもよい。好ましくは、(a)油は、室温で液体の形態の炭化水素油から選ばれてもよく、最も好ましくはエステル油、アルカン油及びエーテル油の中から選ばれてもよい。(a)油は、分子量が600g/mol未満である油から選ばれることが好ましいこともある。
(a)油の量は、組成物の総質量に対して10から40質量%、好ましくは15から30質量%、より好ましくは20から30質量%の範囲であってもよい。
(b)第1の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステル界面活性剤のHLB値は、8.0から13、好ましくは9.0から13、より好ましくは10.0から13.0であってもよい。
(b)第1の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステル界面活性剤は、4から6個のグリセロール単位を含むモノラウリン酸ポリグリセリル、4から6個のグリセロール単位を含むモノ(又はジ)(イソ)ステアリン酸ポリグリセリル、4から6個のグリセロール単位を含むモノオレイン酸ポリグリセリル、及び、4から6個のグリセロール単位を含むジオレイン酸ポリグリセリルから選ばれることが好ましい。
(b)第1の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステル界面活性剤の量は、組成物の総質量に対して0.1から14質量%、好ましくは1から13質量%、より好ましくは5から12質量%の範囲であってもよい。
(c)第2の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステル界面活性剤は、HLB値が6.0から13.0、好ましくは6.5から12.0、より好ましくは7.0から11.0であってもよい。
(c)第2の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステル界面活性剤は、1又は2個のグリセリンに由来する(ポリ)グリセリル部分を有する(ポリ)グリセリル脂肪酸エステル、好ましくはカプリル酸グリセリル、カプリン酸PG2、及び、それらの混合物から選ぶことができる。
(c)第2の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステル界面活性剤の量は、組成物の総質量に対して0.1から8質量%、好ましくは0.3から6質量%、より好ましくは0.5から5質量%の範囲であってもよい。
本発明による化粧品組成物は、上記の(b)又は(c)とは異なる少なくとも1種の追加の非イオン性界面活性剤、及び/又は、少なくとも1種の追加のイオン性界面活性剤を更に含んでもよい。
例えば、上記の追加の非イオン性界面活性剤は、(f)少なくとも1種のオキシアルキレン含有非イオン性界面活性剤であってもよい。
(f)少なくとも1種のオキシアルキレン含有非イオン性界面活性剤の量は、組成物の総質量に対して0.1から25質量%、好ましくは0.5から20質量%、より好ましくは1から10質量%の範囲であってもよい。
本発明による化粧品組成物中の全ての界面活性剤の総量は、組成物の総質量に対して15質量%未満であってもよい。
界面活性剤の総量の、(a)油に対する質量比は、0.3から6、好ましくは0.4から3、より好ましくは0.45から1.5であってもよい。
ポリオールは、好ましくは二価及び三価であり、より好ましくは二価である。好ましいポリオールは、ブチレングリコール、グリセリン、プロパンジオール、ジプロピレングリコール、ヘキシレングリコール、及び、PEG8である。すべてのポリオールの量は、組成物の総質量に対して4質量%から50質量%の間、好ましくは6質量%から40質量%の間、より好ましくは8質量%から30質量%の間であってもよい。
本発明による化粧品組成物は、少なくとも1種の増粘剤、好ましくは会合型増粘剤から選ばれる増粘剤を更に含んでもよい。
本発明による化粧品組成物は、O/W型エマルションの形態であって、(a)油の数平均粒度が300nm以下、好ましくは10nmから150nmである、液滴の形態であることが好ましい。
本発明による化粧品組成物は、比濁分析の濁度が、150NTU未満、好ましくは100NTU未満、より好ましくは50NTU未満であることが好ましい。
更に、本発明は、皮膚を、毛髪を、粘膜を、爪を、まつ毛を、眉毛を、及び/又は、頭皮を手入れするための非治療的方法にも関し、本発明による化粧品組成物が、皮膚に、毛髪に、粘膜に、爪に、まつ毛に、眉毛に、又は、頭皮に適用されることを特徴とする。
その上、本発明は、体用の、及び/又は、顔面皮膚用の、及び/又は、粘膜用の、及び/又は、頭皮用の、及び/又は、毛髪用の、及び/又は、爪用の、及び/又は、まつ毛用の、及び/又は、眉毛用の、ケア製品としての若しくはケア製品中での、及び/又は、洗浄製品としての若しくは洗浄製品中での、及び/又は、メイクアップ製品としての若しくはメイクアップ製品中での、及び/又は、メイクアップ除去製品としての若しくはメイクアップ除去製品、例えばクレンジング用製品中での、本発明による化粧品組成物の使用にも関する。
鋭意検討の結果、本発明者らは、油の量に比べて相対的に少ない量の非イオン性界面活性剤を使用することによって、透明な又はわずかに半透明な、好ましくは透明な、エマルションの態様を伴う、ナノエマルション又はマイクロエマルションの形態の安定な化粧品組成物、好ましくはメイクアップ除去用化粧品組成物を提供することが可能であることを発見した。
更に、本発明による化粧品組成物の透明な又はわずかに半透明な態様は、温度にかかわらず保たれ得る。その上、本発明による化粧品組成物は、良好な、クレンジング特性及びすすぎ特性等の化粧品特性を有し、場合により皮膚及び目への不快感がより少ないものであり得る。
そのため、本発明は、
(a)少なくとも1種の油と、
(b)1から10個のグリセリンに由来する(ポリ)グリセリル部分、及び、1つ又は複数のC12〜20アルキル鎖又はアルケニル鎖を有する、少なくとも1種の第1の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステル界面活性剤と、
(c)1から10個のグリセリンに由来する(ポリ)グリセリル部分、及び、1つ又は複数のC6〜10アルキル鎖又はアルケニル鎖を有する、少なくとも1種の第2の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステル界面活性剤と、
(d)少なくとも1種のポリオールと、
(e)水と
を含む、ナノエマルション又はマイクロエマルションの形態の化粧品組成物である。
本発明による化粧品組成物は、第1及び第2のポリグリセリル脂肪酸エステルとポリオールとの組合せのために直径がより小さい分散相を有する。したがって、該化粧品組成物は、透明な又はわずかに半透明な、ナノエマルション又はマイクロエマルションの形態であることが可能である。
これ以降、本発明の化粧品組成物を、更に詳しく説明する。
[油]
本発明による化粧用組成物は、少なくとも1種の油を含む。本明細書において、「油」とは、大気圧(760mmHg)下、室温(25℃)で、液体又はペーストの形態(非固体)にある、脂肪化合物又は脂肪物質を意味する。油としては、化粧品中で一般に使用されているものを、単独で又はそれらを組み合わせて使用することができる。これらの油は揮発性であっても不揮発性であってもよく、好ましくは不揮発性である。
油は、炭化水素油等の非極性油;植物性油若しくは動物性油及びエステル油等の極性油;又はそれらの混合物であってもよい。
(a)油は、エステル油、エーテル油及びアルカン油から選ばれる少なくとも1種の炭化水素油を含んでいることが好ましい。
植物性油の例として、挙げることができるのは、例えば、亜麻仁油、ツバキ油、マカダミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、アボカド油、サザンカ油、ヒマシ油、紅花油、ホホバ油、ヒマワリ油、アーモンド油、菜種油、ゴマ油、大豆油、ピーナッツ油、及び、それらの混合物である。
動物性油の例として挙げることができるのは、例えばスクアレン及びスクアランである。
合成油の例として挙げることができるのは、例えばエステル油及び人工型トリグリセリドである。
エステル油は、好ましくは、飽和又は不飽和の、直鎖又は分枝状の、C1〜C26脂肪族の、一酸又はポリ酸の液状エステル、及び、飽和又は不飽和の、直鎖又は分枝状の、C1〜C26脂肪族の、モノアルコール又はポリアルコールの液状エステルであり、該エステルの炭素原子の総数は10個以上である。
好ましくは、モノアルコールのエステルでは、本発明のエステルが由来するアルコール及び酸のうちの少なくとも1つは分枝状である。
一酸とモノアルコールとのモノエステルの中で挙げることができるのは、パルミチン酸エチル、パルミチン酸エチルヘキシル、ミリスチン酸エチルヘキシル、パルミチン酸イソプロピル、イソノナン酸イソノニル、炭酸ジカプリリル、ミリスチン酸イソプロピル等のミリスチン酸アルキル、イソステアリン酸オクチル又はミリスチン酸エチル、ステアリン酸イソセチル、イソノナン酸2-エチルヘキシル、ネオペンタン酸イソデシル及びネオペンタン酸イソステアリルである。
エーテル油としては、ジカプリリルエーテルを挙げることができる。
C4〜C22ジカルボン酸又はトリカルボン酸とC1〜C22アルコールとのエステル、並びに、モノカルボン酸、ジカルボン酸又はトリカルボン酸と、ジヒドロキシ、トリヒドロキシ、テトラヒドロキシ又はペンタヒドロキシの非糖C4〜C26アルコールとのエステルも使用できる。
特に挙げることができるのは:セバシン酸ジエチル;セバシン酸ジイソプロピル;セバシン酸ビス(2-エチルヘキシル);アジピン酸ジイソプロピル;アジピン酸ジ-n-プロピル;アジピン酸ジオクチル;アジピン酸ビス(2-エチルヘキシル);アジピン酸ジイソステアリル;マレイン酸ビス(2-エチルヘキシル);クエン酸トリイソプロピル;クエン酸トリイソセチル;クエン酸トリイソステアリル;トリ乳酸グリセリル;トリオクタン酸グリセリル;クエン酸トリオクチルドデシル;クエン酸トリオレイル;ジヘプタン酸ネオペンチルグリコール;ジイソノナン酸ジエチレングリコールである。
好ましいエステル油の例として挙げることができるのは、例えば、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジオクチル、イソノナン酸イソノニル、炭酸ジカプリリル、イソステアリン酸オクチル、ヘキサン酸2-エチルヘキシル、ラウリン酸エチル、オクタン酸セチル、オクタン酸オクチルドデシル、ネオペンタン酸イソデシル、プロピオン酸ミリスチル、2-エチルヘキサン酸2-エチルヘキシル、オクタン酸2-エチルヘキシル、カプリル酸2-エチルヘキシル/カプリン酸2-エチルヘキシル、パルミチン酸メチル、パルミチン酸エチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸エチルヘキシル、ラウリン酸イソヘキシル、ラウリン酸ヘキシル、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、オレイン酸イソデシル、グリセリルトリ(2-エチルヘキサノエート)、ペンタエリトリチルテトラ(2-エチルヘキサノエート)、コハク酸2-エチルヘキシル、セバシン酸ジエチル、及び、それらの混合物である。
人工型トリグリセリドの例として挙げることができるのは、例えば、トリミリスチン酸グリセリル、トリパルミチン酸グリセリル、トリリノレン酸グリセリル、トリラウリン酸グリセリル、トリカプリン酸グリセリル、トリカプリル酸グリセリル、グリセリルトリ(カプレート/カプリレート)、及び、グリセリルトリ(カプレート/カプリレート/リノレネート)である。
炭化水素油は、以下から選ばれてもよい:
- 直鎖又は分枝状の、任意選択で環状のC6〜C16低級アルカン。挙げることができる例には、ヘキサン、ウンデカン、ドデカン、トリデカン及びイソパラフィン、例としてはイソヘキサデカン、イソドデカン及びイソデカン、並びに
- 16個を超える炭素原子を有する直鎖又は分枝状の炭化水素、例えば流動パラフィン、流動ワセリン、ポリデセン及び水素化ポリイソブテン、例えばParleam(登録商標)、及び、スクアラン。
炭化水素油の好ましい例として、例えば、直鎖又は分枝状の炭化水素、例えば鉱油(例えば流動パラフィン)、パラフィン、ワセリン又はペトロラタム、ナフタレン等;水素化ポリイソブテン、イソエイコサン、及び、デセン/ブテンコポリマー;並びに、それらの混合物を挙げることができる。
(a)油は、室温で液体である炭化水素油から選ばれることが好ましい。
(a)油が、分子量が600g/mol未満である油から選ばれることも好ましい。
好ましくは、(a)油は、600g/mol未満等の低分子量を有し、1つ又は複数の短鎖炭化水素を有するエステル油(例えばミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、イソノナン酸イソノニル及びパルミチン酸エチルヘキシル)、1つ又は複数の短鎖アルキル基を有する炭化水素油(例えばイソドデカン、イソヘキサデカン及びスクアラン)、オクチルドデカノール等の短鎖アルコール型油の中から選ばれる。
本発明による化粧品組成物中の(a)油の量は制限されず、組成物の総質量に対して10から40質量%、好ましくは15から35質量%、より好ましくは20から30質量%の範囲であってもよい。
[(ポリ)グリセリル脂肪酸エステル]
本発明による化粧品組成物は、主要な界面活性剤として、少なくとも2種の異なる(ポリ)グリセリル脂肪酸エステルを含む。該(ポリ)グリセリル脂肪酸エステルは、非イオン性界面活性剤として機能し得る。
その1種は、1から10個のグリセリンに由来する(ポリ)グリセリル部分、及び、1つ又は複数のC12〜20アルキル鎖又はアルケニル鎖を有する第1の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステル界面活性剤である。
他の1種は、1から10個のグリセリンに由来する(ポリ)グリセリル部分、及び、1つ又は複数のC6〜10アルキル鎖又はアルケニル鎖を有する第2の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステル界面活性剤である。
(第1の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステル)
(b)第1の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステルが、2から10個のグリコールに由来する、より好ましくは3から6個のグリコールに由来する、更に、より好ましくは5又は6個のグリコールに由来する(ポリ)グリコール部分を有していることが好ましい。
(b)第1の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステルのHLB(親水性親油性バランス)値は、8.0から14.0、好ましくは9.0から13.5、より好ましくは10.0から13.0であってもよい。2種以上の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステルが使用される場合、そのHLB値は、全ての(b)第1の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステルのHLB値の質量平均により決定される。
(b)第1の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステルは、12から20個の炭素原子、好ましくは12から19個の炭素原子、より好ましくは12から18個の炭素原子を有する、飽和又は不飽和の、好ましくは飽和の、ラウリン酸、オレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸及びミリスチン酸等の酸の、モノエステル、ジエステル及びトリエステルから選ぶことができる。
(b)第1の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステルは、ラウリン酸PG2、ジラウリン酸PG2、トリラウリン酸PG2、ミリスチン酸PG2、ジミリスチン酸PG2、トリミリスチン酸PG2、ステアリン酸PG2、ジステアリン酸PG2、トリステアリン酸PG2、イソステアリン酸PG2、ジイソステアリン酸PG2、トリイソステアリン酸PG2、オレイン酸PG2、ジオレイン酸PG2、トリオレイン酸PG2、ラウリン酸PG3、ジラウリン酸PG3、トリラウリン酸PG3、ミリスチン酸PG3、ジミリスチン酸PG3、トリミリスチン酸PG3、ステアリン酸PG3、ジステアリン酸PG3、トリステアリン酸PG3、イソステアリン酸PG3、ジイソステアリン酸PG3、トリイソステアリン酸PG3、オレイン酸PG3、ジオレイン酸PG3、トリオレイン酸PG3、ラウリン酸PG4、ジラウリン酸PG4、トリラウリン酸PG4、ミリスチン酸PG4、ジミリスチン酸PG4、トリミリスチン酸PG4、ステアリン酸PG4、ジステアリン酸PG4、トリステアリン酸PG4、イソステアリン酸PG4、ジイソステアリン酸PG4、トリイソステアリン酸PG4、オレイン酸PG4、ジオレイン酸PG4、トリオレイン酸PG4、ラウリン酸PG5、ジラウリン酸PG5、トリラウリン酸PG5、ミリスチン酸PG5、ジミリスチン酸PG5、トリミリスチン酸PG5、ステアリン酸PG5、ジステアリン酸PG5、トリステアリン酸PG5、イソステアリン酸PG5、ジイソステアリン酸PG5、トリイソステアリン酸PG5、オレイン酸PG5、ジオレイン酸PG5、トリオレイン酸PG5、ラウリン酸PG6、ジラウリン酸PG6、トリラウリン酸PG6、ミリスチン酸PG6、ジミリスチン酸PG6、トリミリスチン酸PG6、ステアリン酸PG6、ジステアリン酸PG6、トリステアリン酸PG6、イソステアリン酸PG6、ジイソステアリン酸PG6、トリイソステアリン酸PG6、オレイン酸PG6、ジオレイン酸PG6、トリオレイン酸PG6、ラウリン酸PG10、ジラウリン酸PG10、トリラウリン酸PG10、ミリスチン酸PG10、ジミリスチン酸PG10、トリミリスチン酸PG10、ステアリン酸PG10、ジステアリン酸PG10、トリステアリン酸PG10、イソステアリン酸PG10、ジイソステアリン酸PG10、トリイソステアリン酸PG10、オレイン酸PG10、ジオレイン酸PG10及びトリオレイン酸PG10からなる群から選ぶことができる。
(b)第1の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステルは、以下から選ばれることが好ましい:
- 3から6個のグリセロール単位を含むモノラウリン酸ポリグリセリル、
- 3から6個のグリセロール単位を含むジラウリン酸ポリグリセリル、
- 3から6個のグリセロール単位を含むモノ(イソ)ステアリン酸ポリグリセリル、
- 3から6個のグリセロール単位を含むモノオレイン酸ポリグリセリル、
- 3から6個のグリセロール単位を含むジオレイン酸ポリグリセリル。
一実施形態では、(b)第1の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステルの原料は、好ましくは4から6個、より好ましくは5から6個のグリセリンに由来するポリグリセリル部分を有する(ポリ)グリセリル脂肪酸エステルの混合物から選ばれてもよく、該混合物は好ましくは、5から6個のグリセリンからなるポリグリセリル部分を有するポリグリセリル脂肪酸エステルを30質量%以上含む。
(b)ポリグリセリル脂肪酸エステルの原料は、脂肪酸と、重合度が4以上であるポリグリセリンを70%以上含むポリグリセリンとのエステル、好ましくは脂肪酸と、重合度が4から11の間であるポリグリセリンを60%以上含むポリグリセリンとのエステル、より好ましくは脂肪酸と、重合度が5以上であるポリグリセリンを30%以上含むポリグリセリンとのエステルを含んでいることが好ましい。
本発明による化粧品組成物中の(b)第1の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステルの量は制限されず、組成物の総質量に対して0.1から14質量%、好ましくは1から13質量%、より好ましくは5から12質量%の範囲であってもよい。
(第2の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステル)
(c)第2の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステルは、1から6個のグリコール、より好ましくは1から4個のグリコール、更に、より好ましくは1又は2個のグリコールに由来する(ポリ)グリコール部分を有することが好ましい。
(c)第2の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステルは、HLB(親水性親油性バランス)値が、6.0から13.0、好ましくは6.5から12.0、より好ましくは7.0から10.0であってもよい。2種以上の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステルを使用する場合、そのHLB値は、全ての(c)第2の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステルのHLB値の質量平均により決定される。
(c)第2のポリグリセリル脂肪酸エステルは、6から10個の炭素原子、好ましくは6から9個の炭素原子、より好ましくは6から8個の炭素原子を含有する、飽和又は不飽和の酸、好ましくは飽和の酸、例えばカプリン酸及びカプリル酸の、モノ、ジ及びトリエステルから選ぶことができる。
ポリグリセリル脂肪酸エステルは、カプリン酸PG2、ジカプリン酸PG2、トリカプリン酸PG2、カプリル酸PG2、ジカプリル酸PG2、トリカプリル酸PG2、カプリン酸PG3、ジカプリン酸PG3、トリカプリン酸PG3、カプリル酸PG3、ジカプリル酸PG3、トリカプリル酸PG3、カプリン酸PG4、ジカプリン酸PG4、トリカプリン酸PG4、カプリル酸PG4、ジカプリル酸PG4、トリカプリル酸PG4、カプリン酸PG5、ジカプリン酸PG5、トリカプリン酸PG5、カプリル酸PG5、ジカプリル酸PG5、トリカプリル酸PG5、カプリン酸PG6、ジカプリン酸PG6、トリカプリン酸PG6、カプリル酸PG6、ジカプリル酸PG6、トリカプリル酸PG6、カプリン酸PG10、ジカプリン酸PG10、トリカプリン酸PG10、カプリル酸PG10、ジカプリル酸PG10及びトリカプリル酸PG10からなる群から選択することができる。
(c)第2の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステルは、
- 1又は2個のグリセロール単位を含むカプリン酸(ポリ)グリセリル、及び
- 1又は2個のグリセロール単位を含むカプリル酸(ポリ)グリセリル
から選ばれることが好ましい。
一実施形態では、(c)第2の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステルは、1又は2個のグリセリンに由来する(ポリ)グリセリル部分を有する(ポリ)グリセリル脂肪酸エステル、好ましくはカプリル酸グリセリル、カプリン酸PG2、及び、それらの混合物から選ぶことができる。
本発明による化粧品組成物中の(c)第2の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステルの量は制限されず、組成物の総質量に対して0.1から8質量%、好ましくは0.3から6質量%、より好ましくは0.5から5質量%の範囲であってもよい。
[ポリオール]
本発明による化粧品組成物は、少なくとも1種のポリオールを更に含む。単一の型のポリオールを使用してもよいが、2つ以上の異なる型のポリオールを組み合わせて使用することもできる。
用語「ポリオール」は、本明細書では、2つ以上のヒドロキシ基を有するアルコールを意味し、単糖又はその誘導体は包含しない。単糖の誘導体としては、単糖の1つ又は複数のカルボニル基を還元することにより得られる糖アルコール、並びに、それらの1つ又は複数のヒドロキシ基中の1個又は複数の水素原子が、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシ基、アシル基又はカルボニル基等の少なくとも1つの置換基で置き換えられている単糖又は糖アルコールが挙げられる。
ポリオールは、少なくとも2つのヒドロキシ基、好ましくは2から3つのヒドロキシ基を含むC2〜C12ポリオール、好ましくはC2〜9ポリオールであってもよい。
ポリオールは、天然型ポリオールであっても合成型ポリオールであってもよい。ポリオールは、直鎖、分枝状又は環状の分子構造であってもよい。
ポリオールは、グリセリン及びその誘導体、並びに、グリコール及びその誘導体から選択してもよい。ポリオールは、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレングリコール、ヘキシレングリコール、1,3-プロパンジオール及び1,5-ペンタンジオールからなる群から選択されてもよい。
ポリオールは、組成物の総質量に対して0.01質量%から30質量%、好ましくは0.1質量%から20質量%、例えば1質量%から10質量%の範囲の量で存在してもよい。
[水]
本発明による化粧品組成物は水を含む。
水の量は制限されず、組成物の総質量に対して10から85質量%、好ましくは20から70質量%、より好ましくは30から60質量%であってもよい。
[付加的界面活性剤]
本発明による化粧品組成物は、上記の(b)又は(c)とは異なる少なくとも1種の追加の非イオン性界面活性剤、及び/又は、少なくとも1種の追加のイオン性界面活性剤を更に含んでもよい。単一の型の追加の界面活性剤を使用してもよいが、2つ以上の異なる型の追加の界面活性剤を組み合わせて使用することもできる。イオン性界面活性剤は、陽イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤から選ぶことができる。
(オキシアルキレン含有非イオン性界面活性剤)
本発明による化粧品組成物は、上記の追加の非イオン性界面活性剤として、少なくとも1種のオキシアルキレン含有非イオン性界面活性剤を更に含んでもよい。単一の型のオキシアルキレン含有非イオン性界面活性剤を使用してもよいが、2つ以上の異なる型のオキシアルキレン含有非イオン性界面活性剤を組み合わせて使用することもできる。
本発明によるオキシアルキレン含有非イオン性界面活性剤は、モノ又はポリオキシアルキレン化脂肪酸エステルから選択されてもよい。
モノ又はポリオキシアルキレン化脂肪酸エステルは、1から200個のオキシアルキレン、好ましくは3から150個のオキシアルキレン、より好ましくは4から120個のオキシアルキレンに由来する(ポリ)オキシアルキレン部分を有することが好ましい。
(ポリ)オキシアルキレン部分は、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレングリコール、ヘキシレングリコール等のアルキレングリコールに由来してもよい。(ポリ)オキシアルキレン部分は、1から200の間、好ましくは2から150の間の、エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドのモル数を含有していてもよい。有利には、オキシアルキレン含有非イオン性界面活性剤は、オキシプロピレン単位を一切含まない。
モノ又はポリオキシアルキレン化脂肪酸エステルは、2から30個の炭素原子、好ましくは6から30個の炭素原子、より好ましくは8から30個の炭素原子を含有する、飽和又は不飽和の酸、好ましくは飽和の酸、例えばラウリン酸、オレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、カプリン酸、カプリル酸及びミリスチン酸の、モノ及びジエステルから選んでもよい。
挙げることができるモノ又はポリオキシアルキレン化脂肪酸エステルの例としては、飽和又は不飽和の、直鎖又は分枝状の、C2〜C30、好ましくはC6〜C30、より好ましくはC8〜C30の酸と、ポリエチレングリコールとのエステルがある。
挙げることができるモノ又はポリオキシアルキレン化脂肪酸エステルの例としては、エチレンオキシドと、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸又はベヘン酸、及び、それらの混合物のエステルとの付加物があり、とりわけ8つから120個のオキシエチレン基を含有するもの、例えばラウリン酸PEG-8からPEG-120(CTFA名としては:ラウリン酸PEG-8からラウリン酸PEG-120);ミリスチン酸PEG-8からPEG-120(CTFA名としては:ミリスチン酸PEG-8からミリスチン酸PEG-120);パルミチン酸PEG-8からPEG-120(CTFA名としては:パルミチン酸PEG-8からパルミチン酸PEG-120);ステアリン酸PEG-8からPEG-120(CTFA名としては:ステアリン酸PEG-8からステアリン酸PEG-120);イソステアリン酸PEG-8からPEG-120(CTFA名としては:イソステアリン酸PEG-8からイソステアリン酸PEG-120);オレイン酸PEG-8からPEG-120(CTFA名としては:オレイン酸PEG-8からオレイン酸PEG-120);ベヘン酸PEG-8からPEG-120(CTFA名としては:ベヘン酸PEG-8からベヘン酸PEG-120);及びそれらの混合物がある。
挙げることができるモノ又はポリオキシアルキレン化脂肪酸エステルの他の例としては、Uniqema Inc.製のBrij 700として入手可能なステアレス-100、New Phase Technologies, Inc.から入手可能なPerformathox 450、480及び490として入手可能なパレスアルコールがある。ジアルキル置換ポリマーの好適な例としては、Glutamate DOE-120及びGlucamate DOE-120として入手可能なジオレイン酸PEG120メチルグルコースが挙げられ、双方ともChemron Corporation製である。トリアルキル置換ポリマーの好適な例としては、Chemron Corporation製のGlucamate LTとして入手可能なPEG120メチルグルコーストリオレエートが挙げられる。テトラアルキル置換ポリマーの好適な例としては、Croda Corporation製のCrothixとして入手可能なテトラステアリン酸PEG150ペンタエリトリチルが挙げられる。
ポリグリコール脂肪酸エステルは、オレイン酸PEG-120、PEG-120メチルグルコースジオレエート、及び、それらの混合物からなる群から選択されることが好ましい。
(f)オキシアルキレン含有非イオン性界面活性剤の量は制限されず、組成物の総質量に対して0.1から25質量%、好ましくは0.5から20質量%、より好ましくは1から15質量%の範囲であってもよい。
(他の追加の非イオン性界面活性剤)
追加の非イオン性界面活性剤は、以下のものから選択することができる:
(1)温度45℃以下で流体である界面活性剤(1から60個のエチレンオキシド単位を含むポリエチレングリコール、ソルビタン、2から30個のエチレンオキシド単位を含むグリセロール、2から10個のグリセロール単位を含むポリグリセロールからなる群から選ばれる少なくとも1種のポリオールのエステルと、少なくとも1種の、飽和又は不飽和の、線状又は分枝状のC8〜C22アルキル鎖を含む少なくとも1種の脂肪酸のエステルから選ばれる)、
(2)脂肪酸又は脂肪アルコールの混合エステル、カルボン酸及びグリセロールの混合エステル、
(3)糖の脂肪酸エステル、及び、糖の脂肪アルコールエーテル、例えばアルキルポリグルコシド、
(4)温度45℃以下で固体である界面活性剤(グリセロールの脂肪エステル、ソルビタンの脂肪エステル及びソルビタンのオキシエチル化脂肪エステル、エトキシル化脂肪エーテル及びエトキシル化脂肪エステルから選ばれる)、
(5)エチレンオキシド(A)とプロピレンオキシド(B)とのブロックコポリマー、並びに
(6)シリコーン界面活性剤。
(1)温度45℃以下で流体である界面活性剤は、詳細には以下のものであってもよい:
- Unichema社によりPEG 400という名称で販売されている、分子量400のポリエチレングリコールのイソステアリン酸塩、
- Solvay社により販売されているイソステアリン酸ジグリセリル、
- Solvay社により販売されている、2個のグリセロール単位を含むラウリン酸グリセリル、
- ICI社によりSpan 80という名称で販売されているオレイン酸ソルビタン、
- 日光ケミカルズ株式会社によりNikkol SI 10Rという名称で販売されているイソステアリン酸ソルビタン、
-Ulice社により販売されている、ヤシ油脂肪酸α-ブチルグルコシド又はカプリン酸α-ブチルグルコシド。
(2)脂肪酸又は脂肪アルコールの混合エステル、カルボン酸及びグリセロールの混合エステルは、上記の非イオン性界面活性剤として使用可能であり、詳細には、8から22個の炭素原子を有するアルキル鎖を有する脂肪酸又は脂肪アルコールの混合エステル、及び、グリセロールを有するα-ヒドロキシ酸及び/又はコハク酸の混合エステルからなる群から選んでもよい。α-ヒドロキシ酸は、例えばクエン酸、乳酸、グリコール酸又はリンゴ酸、並びに、それらの混合物であってもよい。
本発明のナノエマルション中で使用できる混合エステルに由来する脂肪酸又は脂肪アルコールのアルキル鎖は、直鎖であっても分枝状であってもよく、飽和であっても不飽和であってもよい。それらは、特に、ステアリン酸塩、イソステアリン酸塩、リノール酸塩、オレイン酸塩、ベヘン酸塩、アラキドン酸塩、パルミチン酸塩、ミリスチン酸塩、ラウリン酸塩、カプリン酸塩、イソステアリル鎖、ステアリル鎖、リノレイル鎖、オレイル鎖、ベヘニル鎖、ミリスチル鎖、ラウリル鎖、カプリル鎖、又は、それらの混合物であり得る。
本発明のナノエマルション中で使用できる混合エステルの例として挙げることができるのは、Huls社によりImwitor 375の名称で販売されている、グリセロールと、クエン酸、乳酸、リノレン酸及びオレイン酸の混合物との混合エステル(CTFA名:クエン酸/乳酸/リノレン酸/オレイン酸グリセリル);Huls社によりImwitor 780Kの名称で販売されている、コハク酸及びイソステアリルアルコールとグリセロールとの混合エステル(CTFA名:コハク酸イソステアリルジグリセリル);Huls社によりImwitor 370の名称で販売されている、クエン酸及びステアリン酸とグリセロールとの混合エステル(CTFA名:ステアリン酸クエン酸グリセリル);Danisco社によりLactodan B30又はRylo LA30の名称で販売されている、乳酸及びステアリン酸とグリセロールとの混合エステル(CTFA名:ステアリン酸乳酸グリセリル)である。
上記の非イオン性界面活性剤として使用できる(3)糖の脂肪酸エステルは、温度45℃以下で好ましくは固体であってもよく、詳細には、C8〜C22脂肪酸と、スクロース、マルトース、グルクロース又はフルクトースとのエステル又はエステル混合物、及び、C14〜C22脂肪酸と、メチルグルコースのエステルとのエステル又はエステル混合物からなる群から選ばれてもよい。
本発明中で使用できる、エステルの脂肪単位を構成しているC8〜C22又はC14〜C22脂肪酸は、それぞれ、8から22個の炭素原子、又は、14から22個の炭素原子を有する、飽和又は不飽和の、線状アルキル鎖を含む。該エステルの脂肪単位は、詳細には、ステアリン酸塩、ベヘン酸塩、アラキドン酸塩、パルミチン酸塩、ミリスチン酸塩、ラウリン酸塩及びカプリン酸塩、並びに、それらの混合物から選ばれてもよい。ステアリン酸塩が好ましくは使用される。
脂肪酸と、スクロース、マルトース、グルクロース又はフルクトースとのエステル又はエステル混合物の例として挙げることができるのは、Croda社によりCrodesta F50, F70、F110及びF160という名称で販売されている製品等の、モノステアリン酸スクロース、ジステアリン酸スクロース及びトリステアリン酸スクロース、並びに、それらの混合物であり;脂肪酸と、メチルグルコースとのエステル又はエステル混合物の例として挙げることができるのは、Goldschmidt社によりTego-care 450という名称で販売されている、メチルグルコースポリグリセリル-3ジステアレートである。同様に挙げることができるのは、メチル-o-ヘキサデカノイル-6-D-グルコシド及びo-ヘキサデカノイル-6-D-マルトシド等の、グルコース又はマルトースのモノエステルである。
上記の非イオン性界面活性剤として使用できる、(3)糖の脂肪アルコールエーテルは、温度45℃以下で固体であってもよく、詳細には、C8〜C22脂肪アルコール及びグルコースと、マルトース、スクロース又はフルクトースとのエーテル又はエーテル混合物、並びに、C14〜C22脂肪アルコールと、メチルグルコースとのエーテル又はエーテル混合物からなる群から選ばれてもよい。これらは、詳細には、アルキルポリグルコシドである。
本発明のナノエマルション中で使用できる、エーテルの脂肪単位を構成しているC8〜C22又はC14〜C22脂肪アルコールは、それぞれ、8から22個の炭素原子、又は、14から22個の炭素原子を有する、飽和又は不飽和の線状アルキル鎖を含む。エーテルの脂肪単位は、詳細には、デシル、セチル、ベヘニル、アラキジル、ステアリル、パルミチル、ミリスチル、ラウリル、カプリル及びヘキサデカノイルの単位、並びに、それらの混合物、例えばセテアリルの単位から選ばれてもよい。
糖の脂肪アルコールエーテルとして挙げることができるのは、デシルグルコシド及びラウリルグルコシド等のアルキルポリグルコシドであり、これは例えば、Henkel社により、それぞれの名称Plantaren 2000及びPlantaren 1200として販売されており、任意選択でセトステアリルアルコールとの混合物であるセトステアリルグルコシドがあり、SEPPIC社によりMontanov 68の名称で、Goldschmidt社によりTego-care CG90の名称で、Henkel社によりEmulgade KE3302の名称で販売されており、並びに、例えばSEPPIC社によりMontanov 202の名称で販売されている、アラキジルアルコールとベヘニルアルコールとアラキジルグルコシドとの混合物の形態のアラキジルグルコシドがある。
更に特に使用される界面活性剤は、モノステアリン酸スクロース、ジステアリン酸スクロース又はトリステアリン酸スクロース、及び、それらの混合物、ジステアリン酸メチルグルコースポリグリセリル-3、及び、アルキルポリグルコシドである。
上記の非イオン性界面活性剤として使用できる(4)グリセロールの脂肪エステルは、温度45℃以下で固体であり、詳細には、16から22個の炭素原子及び1から10個のグリセロール単位を有する飽和線状アルキル鎖を含む少なくとも1種の酸から構成されるエステルからなる群から選ぶことができる。これらのグリセロールの脂肪エステルの1つ又は複数を、本発明中で使用することができる。
これらのエステルは、詳細には、ステアリン酸エステル、ベヘン酸エステル、アラキジン酸エステル及びパルミチン酸エステル、及び、それらの混合物から選ばれてもよい。ステアリン酸エステル及びパルミチン酸エステルが使用されることが好ましい。
本発明において使用できる界面活性剤の例として、モノステアリン酸デカグリセリル、ジステアリン酸デカグリセリル、トリスレアリン酸デカグリセリル、及び、ペンタステアリン酸デカグリセリル(CTFA名:ステアリン酸ポリグリセリル-10、ジステアリン酸ポリグリセリル-10、トリステアリン酸ポリグリセリル-10、ペンタステアリン酸ポリグリセリル-10)を挙げることができ、例えば日光ケミカルズ株式会社により販売されている、それぞれの名称がNikkol Decaglyn 1-S、2-S、3-S及び5-Sの製品があり、並びに、日光ケミカルズによりNikkol DGMSの名称で販売されている製品等のモノステアリン酸ジグリセリル(CTFA名:ステアリン酸ポリグリセリル-2)を挙げることができる。
上記の非イオン性界面活性剤として使用できる(4)ソルビタンの脂肪酸エステルは、温度45℃以下で固体であり、ソルビタンのC16〜C22脂肪酸エステル、及び、ソルビタンのオキシエチレン化C16〜C22脂肪酸エステルからなる群から選ばれてもよい。これらは、それぞれが16から22個の炭素原子を有する少なくとも1つの飽和の線状アルキル鎖を含む少なくとも1種の脂肪酸から、及び、ソルビトールから、又は、エトキシル化ソルビトールから構成される。オキシエチレン化エステルは、1から100個のエチレングリコール単位、及び、好ましくは2から40個のエチレンオキシド(EO)単位を一般に含む。
これらのエステルは、詳細には、ステアリン酸エステル、ベヘン酸エステル、アラキジン酸エステル及びパルミチン酸エステル、並びに、それらの混合物から選ばれてもよい。ステアリン酸エステル及びパルミチン酸エステルが使用されることが好ましい。
本発明において使用できる上記の非イオン性界面活性剤の例として、ICI社によりSpan 60という名称で販売されているモノステアリン酸ソルビタン(CTFA名:ステアリン酸ソルビタン)、ICI社によりSpan 40という名称で販売されているモノパルミチン酸ソルビタン(CTFA名:パルミチン酸ソルビタン)、及び、ICI社によりTween 65という名称で販売されているトリステアリン酸ソルビタン20 EO(CTFA名:ポリソルベート64)を挙げることができる。
上記の非イオン性界面活性剤として使用できる、温度45℃以下で固体である(4)エトキシル化脂肪エーテルは、好ましくは、1から100個のエチレンオキシド単位、及び、16から22個の炭素原子を有する少なくとも1つの脂肪アルコール鎖から構成されるエーテルである。該エーテルの脂肪鎖は、詳細には、ベヘン、アラキジル、ステアリル及びセチル単位、並びに、それらの混合物、例えばセテアリル単位から選ばれてもよい。挙げることができるエトキシル化脂肪エーテルの例として、例えば日光ケミカルズによりNikkol BB5、BB10、BB20及びBB30という名称で販売されている製品等の、5、10、20及び30個のエチレンオキシド単位を含むベヘニルアルコールエーテル(CTFA名:ベヘネス-5、ベヘネス-10、ベヘネス-20、ベヘネス-30)、及び、ICI社によりBrij 72という名称で販売されている製品等の、2個のエチレンオキシド単位を含むステアリルアルコールエーテル(CTFA名:ステアレス-2)がある。
上記の非イオン性界面活性剤として使用できる、温度45℃以下で固体である(4)エトキシル化脂肪エステルは、1から100個のエチレンオキシド単位、及び、16から22個の炭素原子を有する少なくとも1つの脂肪酸鎖から構成されるエステルである。該エステル中の脂肪鎖は、詳細には、ステアリン酸エステル、ベヘン酸エステル、アラキジン酸エステル及びパルミチン酸エステルの単位、並びに、それらの混合物から選ばれてもよい。挙げることができるエトキシル化脂肪エステルの例として、例えばICI社からMyrj 52という名称で販売されている製品等の、40個のエチレンオキシド単位を含むステアリン酸のエステル(CTFA名:ステアリン酸PEG-40)、並びに、Gattefosse社によりCompritol HD5 ATOという名称で販売されている製品等の、8個のエチレンオキシド単位を含むベヘン酸エステル(CTFA名:ベヘン酸PEG-8)がある。
本発明によるナノエマルション中で界面活性剤として使用できる、エチレンオキシド(A)とプロピレンオキシド(B)との(5)ブロックコポリマーは、詳細には、式(IV)
HO(C2H4O)x(C3H6O)y(C2H4O)zH (IV)
[式中、x、y及びzは、x+zが2から100の範囲でありyが14から60の範囲であるような整数である]
のブロックコポリマーから、より特定すると、HLBが8.0から14.0の範囲である式(IV)のブロックコポリマーから選ぶことができる。
(陽イオン性界面活性剤)
陽イオン性界面活性剤は限定されない。陽イオン性界面活性剤は、任意選択でポリオキシアルキレン化された第一級、第二級及び第三級脂肪アミン塩、第四級アンモニウム塩、及び、それらの混合物からなる群から選択してもよい。
挙げることができる第四級アンモニウム塩の例には、これだけには限らないが、以下のものが挙げられる:
一般式(I)
(式中、
R1、R2、R3及びR4は、同一であっても異なっていてもよく、1から30個の炭素原子を含み、任意選択で酸素、窒素、硫黄及びハロゲン等のヘテロ原子を含む、直鎖及び分枝状の脂肪族基から選ばれ、該脂肪族基は、例えばアルキル基、アルコキシ基、C2〜C6ポリオキシアルキレン、アルキルアミド、(C12〜C22)アルキルアミド(C2〜C6)アルキル、(C12〜C22)アルキル酢酸塩及びヒドロキシアルキル基;並びに芳香族基、例えばアリール及びアルキルアリールから選ばれてもよく;X-は、ハロゲン化物イオン、リン酸イオン、酢酸イオン、乳酸イオン、(C2〜C6)アルキル硫酸イオン及びアルキルスルホン酸イオン又はアルキルアリールスルホン酸イオンから選ばれる)
を有するもの。
イミダゾリンの第四級アンモニウム塩、例としては式(II)
(式中、
R5は、8から30個の炭素原子を含むアルケニル基及びアルキル基、例えば、獣脂の、若しくは、ココヤシの、脂肪酸誘導体から選ばれ、
R6は、水素基、C1〜C4アルキル基、及び、8から30個の炭素原子を含むアルケニル基及びアルキル基から選ばれ、
R7は、C1〜C4アルキル基から選ばれ、
X-は、ハロゲン化物イオン、リン酸イオン、酢酸イオン、乳酸イオン、アルキル硫酸イオン、アルキルスルホン酸イオン及びアルキルアリールスルホン酸イオンから選ばれる)
を有するもの。一実施形態では、R5及びR6は、例えば、12から21個の炭素原子を含むアルケニル基及びアルキル基から選ばれる混合基であり、例えば、獣脂の脂肪酸誘導体等であり、R7はメチルであり、R8は水素である。こうした製品の例には、これだけには限らないが、Witco社により「Rewoquat(登録商標)」W75、W90、W75PG及びW75HPGという名称で販売されているクオタニウム-27(CTFA 1997年)及びクオタニウム-83(CTFA 1997年)が挙げられる。
式(III)
(式中、
R9は、16から30個の炭素原子を含む脂肪族基から選ばれ、
R10は、1から4個の炭素原子を含む水素基若しくはアルキル基、又は、基(R16a)(R17a)(R18a)N+(CH2)3から選ばれ、
R11、R12、R13、R14、R16a、R17a及びR18aは、同一であっても異なっていてもよく、1から4個の炭素原子を含む水素基及びアルキル基から選ばれ、
X-は、ハロゲン化物イオン、酢酸イオン、リン酸イオン、硝酸イオン、エチルスルホン酸イオン及びメチルスルホン酸イオンから選ばれる)
のジ四級アンモニウム塩。こうしたジ四級アンモニウム塩の例は、FINETEXのFINQUAT CT-P(クオタニウム-89)又はFINETEXのFINQUAT CT(クオタニウム-75)である。
少なくとも1つのエステル官能基を含む第四級アンモニウム塩、例えば式(IV)
(式中、
R22は、C1〜C6アルキル基、並びに、C1〜C6ヒドロキシアルキル基及びジヒドロキシアルキル基から選ばれ、
R23は、基、
直鎖及び分枝状、飽和及び不飽和のC1〜C22炭化水素系基R27、並びに、水素から選ばれ、
R25は、基、
直鎖及び分枝状、飽和及び不飽和のC1〜C6炭化水素系基R29、並びに、水素から選ばれ、
R24、R26及びR28は、同一であっても異なっていてもよく、直鎖及び分枝状の、飽和及び不飽和のC7〜C21炭化水素系基から選ばれ、
r、s及びtは、同一であっても異なっていてもよく、2から6の範囲の整数から選ばれ、
r1及びt1のそれぞれは、同一であっても異なっていてもよく、0又は1であり、r2+r1=2r及びt1+t2=2tであり、
yは、1から10の範囲の整数から選ばれ、
x及びzは、同一であっても異なっていてもよく、0から10の範囲の整数から選ばれ、
X-は、単体及び錯体の、有機及び無機の陰イオンから選ばれ、ただしx+y+zの和は1から15の範囲であり、ただしxが0であるときR23はR27を示し、ただしzが0であるときR25はR29を示す)
を有するもの。R22は、直鎖及び分枝状アルキル基から選ばれてもよい。一実施形態では、R22は、直鎖アルキル基から選ばれる。別の実施形態では、R22は、メチル基、エチル基、ヒドロキシエチル基及びジヒドロキシプロピル基から選ばれ、例えば、メチル基及びエチル基から選ばれる。一実施形態では、x+y+zの和は、1から10の範囲である。R23が炭化水素系基R27であるとき、それは、長鎖であって12から22個の炭素原子を含んでいてもよく、又は、短鎖であって1から3個の炭素原子を含んでいてもよい。R25が炭化水素系基R29であるとき、それは、例えば1から3個の炭素原子を含んでいてもよい。非限定的な例として、一実施形態では、R24、R26及びR28は、同一であっても異なっていてもよく、直鎖及び分枝状の、飽和及び不飽和の、C11〜C21炭化水素系基から選ばれ、例えば直鎖及び分枝状の、飽和及び不飽和のC11〜C21アルキル基及びアルケニル基から選ばれる。別の実施形態では、x及びzは、同一であっても異なっていてもよく、0又は1である。一実施形態では、yは1に等しい。別の実施形態では、r、s及びtは、同一であっても異なっていてもよく、2又は3に等しく、例えば2に等しい。陰イオンX-は、例えば、塩化物イオン、臭化物イオン及びヨウ化物イオン等のハロゲン化物イオンから選ばれてもよく;及び、メチル硫酸イオン等のC1〜C4アルキル硫酸イオンから選ばれてもよい。しかし、メタンスルホン酸イオン、リン酸イオン、硝酸イオン、トシル酸イオンと、有機酸に由来する陰イオン、例えば酢酸イオン及び乳酸イオン、並びに、エステル官能基を含むアンモニウムに適合性のある任意の他の陰イオンは、本発明により使用してもよい陰イオンの他の非限定的な例である。一実施形態では、陰イオンX-は、塩化物イオン及びメチル硫酸イオンから選ばれる。
別の実施形態では、式(IV)
(式中、R22は、メチル基及びエチル基から選ばれ、
x及びyは、1に等しく、
zは、0又は1に等しく、
r、s及びtは、2に等しく、
R23は、基、
メチル基、エチル基、及びC14〜C22炭化水素系基、水素から選ばれ、
R25は、基、
及び水素から選ばれ、
R24、R26及びR28は、同一であっても異なっていてもよく、直鎖及び分枝状の、飽和及び不飽和のC13〜C17炭化水素系基から選ばれ、例えば、直鎖及び分枝状の、飽和及び不飽和のC13〜C17アルキル基及びアルケニル基から選ばれる)
のアンモニウム塩を使用することができる。
一実施形態では、炭化水素系基は直鎖である。
挙げることができる式(IV)の化合物の非限定的な例には塩、例えば、ジアシルオキシエチル-ジメチルアンモニウムの塩化物及びメチル硫酸塩、ジアシルオキシエチル-ヒドロキシエチル-メチルアンモニウムの塩化物及びメチル硫酸塩、モノアシルオキシエチル-ジヒドロキシエチル-メチルアンモニウムの塩化物及びメチル硫酸塩、トリアシルオキシエチル-メチルアンモニウムの塩化物及びメチル硫酸塩、モノアシルオキシエチル-ヒドロキシエチル-ジメチル-アンモニウムの塩化物及びメチル硫酸塩、及び、それらの混合物がある。一実施形態では、アシル基は、14から18個の炭素原子を含んでいてもよく、例えば植物油、例としてはパーム油及びヒマワリ油に由来していてもよい。化合物がいくつかのアシル基を含むとき、これらの基は、同一であっても異なっていてもよい。
これらの生成物は、例えば、任意選択で、オキシアルキレン化された、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、アルキルジエタノールアミン又はアルキルジイソプロパノールアミンを、脂肪酸に、又は、植物起源若しくは動物起源の脂肪酸の混合物に直接エステル化することによって、又は、それらのメチルエステルをエステル交換することによって得ることができる。このエステル化の後にアルキル化剤を用いて第四級化してもよく、該アルキル化剤は、ハロゲン化アルキル、例えばハロゲン化メチル及びハロゲン化エチル;硫酸ジアルキル、例えば硫酸ジメチル及び硫酸ジエチル;メタンスルホン酸メチル;パラ-トルエンスルホン酸メチル;グリコールクロロヒドリン;並びに、グリセロールクロロヒドリンから選ばれる。
こうした化合物は、例えば、Cognis社によりDehyquart(登録商標)という名称で、Stepan社によりStepanquat(登録商標)という名称で、Ceca社によりNoxamium(登録商標)という名称で、Rewo-Goldschmidt社により「Rewoquat(登録商標)WE 18」という名称で販売されている。
本発明による組成物中に使用してもよいアンモニウム塩の他の非限定的な例として、米国特許第4,874,554号及び第4,137,180号に記載されている、少なくとも1つのエステル官能基を含むアンモニウム塩が挙げられる。
本発明による組成物中に使用できる上述の第四級アンモニウム塩の中では、それだけに限らないが、式(I)に相当するもの、例えば、テトラアルキルアンモニウムクロリド、例としてはジアルキルジメチルアンモニウムクロリド及びアルキルトリメチルアンモニウムクロリド(ここでアルキル基は約12から22個の炭素原子を含む)、例えばベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド、セチルトリメチルアンモニウムクロリド及びベンジルジメチルステアリルアンモニウムクロリド;パルミチルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド;及び、Van Dyk社により「Ceraphyl(登録商標)70」という名称で販売されているステアルアミドプロピルジメチル(酢酸ミリスチル)アンモニウムクロリドが挙げられる。
一実施形態によれば、本発明の組成物中に使用してもよい陽イオン性界面活性剤は、第四級アンモニウム塩から選ばれ、例えば、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、クオタニウム-83、クオタニウム-87、クオタニウム-22、ベヘニルアミドプロピル-2,3-ジヒドロキシプロピルジメチルアンモニウムクロリド、パルミチルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド、及び、ステアルアミドプロピルジメチルアミンから選ばれる。
(陰イオン性界面活性剤)
陰イオン性界面活性剤は限定されない。陰イオン性界面活性剤は、詳細には、野菜起源タンパク質又は絹タンパク質の陰イオン性誘導体、リン酸塩及びアルキルリン酸塩、カルボン酸塩、スルホコハク酸塩、アミノ酸誘導体、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、スルホン酸塩、イセチオン酸塩、タウリン酸塩、アルキルスルホ酢酸塩、ポリペプチド、アルキルポリグルコシドの陰イオン性誘導体、及び、それらの混合物から選ばれてもよい。
1)野菜起源タンパク質の陰イオン性誘導体は、疎水性基を含むタンパク質加水分解物であり、前記疎水性基は、タンパク質中に天然に存在していること、又は、タンパク質の、及び/又は、タンパク質加水分解物の、疎水性化合物との反応により付加されることが可能である。該タンパク質は、野菜起源又は絹由来であり、該疎水性基は、詳細には、脂肪鎖、例えば10から22個の炭素原子を含むアルキル鎖であることができる。更に詳細に挙げることができるのは、10から22個の炭素原子を有するアルキル鎖を含む、リンゴタンパク質加水分解物の、小麦タンパク質加水分解物の、大豆タンパク質加水分解物の又はエンバクタンパク質加水分解物の野菜起源タンパク質の陰イオン性誘導体、及び、それらの塩である。アルキル鎖は、詳細にはラウリル鎖であることができ、該塩はナトリウム塩、カリウム塩及び/又はアンモニウム塩であることができる。
そのため、疎水性基を含むタンパク質加水分解物として挙げることができるのは、例えば、川研ファインケミカルによりKawa Silkという名称で販売されている製品等の、タンパク質がラウリン酸によって変性された絹タンパク質であるタンパク質加水分解物の塩のもの;CrodaによりAminofoam W ORの名称で販売されているカリウム塩(CTFA名:ラウロイル小麦アミノ酸カリウム)、及び、SeppicによりProteol LW 30という名称で販売されているナトリウム塩(CTFA名:ラウロイル小麦アミノ酸ナトリウム)等の、タンパク質がラウリン酸によって変性された小麦タンパク質であるタンパク質加水分解物の塩のもの;SeppicによりProteol OAT(30%水溶液)という名称で販売されているナトリウム塩(CTFA名:ラウロイルエンバクアミノ酸ナトリウム)等の、タンパク質が、10から22個の炭素原子を有するアルキル鎖を含むエンバクタンパク質であるタンパク質加水分解物の塩のもの、また特にタンパク質がラウリン酸によって変性されたエンバクタンパク質である、タンパク質加水分解物の塩のもの;又はSeppicによりProteol APL(30%水性/グリコール溶液)という名称で販売されている、10から22個の炭素原子を有するアルキル鎖を含むリンゴタンパク質加水分解物の塩のもの(CTFA名:ココイルリンゴアミノ酸ナトリウム)がある。更に挙げることができるのは、SeppicによりProteol SAV 50の名称で販売されている(CTFA名:ココイルアミノ酸ナトリウム)、N-メチルグリシン酸ナトリウムで中性化されたラウロイルアミノ酸(アスパルチン酸、グルタミン酸、グリシン、アラニン)の混合物である。
2)リン酸塩及びアルキルリン酸塩として挙げることができるのは、例えば、Kao ChemicalsによりMAP 20(登録商標)という名称で販売されているラウリル一リン酸塩、Cognis社によりCrafol AP-31(登録商標)という名称で販売されているモノエステルとジエステルとの混合物(主としてジエステル)としてのリン酸ドデシルのカリウム塩、Cognis社によりCrafol AP-20(登録商標)という名称で販売されているリン酸オクチルのモノエステルとジエステルとの混合物、Condea社によりIsofol 12 7 EO-Phosphate Ester(登録商標)という名称で販売されているエトキシル化(7モルのEO)2-ブチルオクチルのリン酸モノエステルとジエステルとの混合物、Uniqema社により注文番号Arlatone MAP 230K-40(登録商標)及びArlatone MAP 230T-60(登録商標)として販売されている、モノ(C12〜C13)アルキルリン酸塩のカリウム塩又はトリエタノールアミン塩、Rhodia Chimie社によりDermalcare MAP XC-99/09(登録商標)という名称で販売されているラウリルリン酸カリウム、及び、Uniqema社によりArlatone MAP 160Kという名称で販売されているセチルリン酸カリウム等の、モノアルキルリン酸塩及びジアルキルリン酸塩である。
3)カルボン酸塩として、例えば以下のものを挙げることができる:
- アミドエーテルカルボン酸塩(AEC)、例えばKao ChemicalsによりAkypo Foam 30(登録商標)という名称で販売されているラウリルアミドエーテルカルボン酸ナトリウム(3 EO)、
- ポリオキシエチレン化カルボン酸塩、例えばKao ChemicalsによりAkypo Soft 45 NV(登録商標)という名称で販売されている、オキシエチレン化(6 EO)ラウリルエーテルカルボン酸ナトリウム(65/25/10 C12〜C14〜C16)、Biologia E Tecnologia社によりOlivem 400(登録商標)という名称で販売されている、オリーブ油起源のポリオキシエチレン化脂肪酸及びカルボキシメチル化脂肪酸、又は、日光ケミカルズによりNikkol ECTD-6 NEX(登録商標)という名称で販売されているオキシエチレン化(6 EO)トリデシルエーテルカルボン酸ナトリウム、並びに
- 有機塩基又は無機塩基で中性化されているC6からC22アルキル鎖を有する脂肪酸の塩(セッケン)、例えば水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン、N-メチルグルカミン、リジン及びアルギニン。
4)アミノ酸のアルカリ塩のアミノ酸誘導体として、詳細には、例えば以下のものを挙げることができる:
- サルコシン酸塩、例えばCiba社によりSarkosyl NL 97(登録商標)という名称で、又は、SEPPIC社によりOramix L30(登録商標)という名称で販売されているラウロイルサルコシン酸ナトリウム、日光ケミカルズによりNikkol Sarcosinate MN(登録商標)という名称で販売されているミリストイルサルコシン酸ナトリウム、又は、日光ケミカルズによりNikkol Sarcosinate PN(登録商標)という名称で販売されているパルミトイルサルコシン酸ナトリウム、
- アラニン酸塩、例えば日光ケミカルズによりSodium Nikkol Alaninate LN 30(登録商標)という名称で、又は、川研ファインケミカルによりAlanone ALE(登録商標)という名称で販売されているN-ラウロイル-N-メチルアミドプロピン酸ナトリウム、又は、川研ファインケミカルによりAlanone ALTA (登録商標)という名称で販売されているトリエタノールアミンN-ラウロイル-N-メチルアラニン、
- グルタミン酸塩、例えば味の素株式会社によりAcylglutamate CT-12(登録商標)という名称で販売されているモノココイルグルタミン酸トリエタノールアミン、味の素株式会社によりAcylglutamate LT-12(登録商標)という名称で販売されているラウロイルグルタミン酸トリエタノールアミン、
- アスパラギン酸塩、例えば三菱化学によりAsparack(登録商標)という名称で販売されているN-ラウロイルアスパラギン酸トリエタノールアミンとN-ミリストイルアスパラギン酸トリエタノールアミンとの混合物、
- グリシン誘導体(グリシン酸塩)、例えば味の素株式会社によりAmilite GCS-12(登録商標)及びAmilite GCK 12という名称で販売されているN-ココイルグリシン酸ナトリウム、
- クエン酸塩、例えばGoldschmidtによりWitconol EC 1129という名称で販売されているオキシエチレン化(9mol)ココヤシアルコールのクエン酸モノエステル、
- ガラクツロン酸塩、例えばSolianceにより販売されているドデシルD-ガラクトシドウロン酸ナトリウム。
5)スルホコハク酸塩として挙げることができるのは、例えばWitco社によりSetacin 103 Special(登録商標)及びRewopol SB-FA 30 K 4(登録商標)という名称で販売されているオキシエチレン化(3 EO)ラウリル(70/30 C12/C14)アルコールモノスルホスクシネート、Zschimmer Schwarz社によりSetacin F Special Paste(登録商標)という名称で販売されているC12〜C14アルコールのヘミスルホスクシネートの二ナトリウム塩、Cognis社によりStandapol SH 135(登録商標)という名称で販売されているオキシエチレン化(2EO)二ナトリウムオレアミドスルホスクシネート、Sanyo社によりLebon A-5000(登録商標)という名称で販売されているオキシエチレン化(5 EO)ラウルアミドモノスルホスクシネート、Witco社によりRewopol SB CS 50(登録商標)という名称で販売されているオキシエチレン化(10 EO)ラウリルシトレートモノスルホスクシネートの二ナトリウム塩、又は、Witco社によりRewoderm S 1333(登録商標)という名称で販売されているリシノール酸モノエタノールアミドモノスルホスクシネートがある。ポリジメチルシロキサンスルホスクシネートが利用されてもよく、例えばMacIntyreによりMackanate-DC 30の名称で販売されている二ナトリウムPEG-12ジメチコンスルホスクシネートがある。
6)アルキル硫酸塩として挙げることができるのは、例えば、HuntsmanによりEmpicol TL40 FLという名称で販売されている製品、又は、CognisによりTexapon T42という名称で販売されている製品等のラウリル硫酸トリエタノールアミン(CTFA名:TEAラウリルスルフェート)であり、これらの製品は40%水性溶液である。HuntsmanによりEmpicol AL 30FLの名称で販売されている製品等のラウリル硫酸アンモニウム(CTFA名:ラウリル硫酸アンモニウム)を挙げることもでき、これらは30%水性溶液である。
7)アルキルエーテル硫酸塩として挙げることができるのは、例えば、CognisによりTexapon N40及びTexapon AOS 225 UPの名称で販売されているもの等のラウリルエーテル硫酸ナトリウム(CTFA名:ラウレス硫酸ナトリウム)、又は、CognisによりStandapol EA-2の名称で販売されているもの等のラウリルエーテル硫酸アンモニウム(CTFA名:ラウレス硫酸アンモニウム)である。
8)スルホン酸塩として挙げることができるのは、例えばα-オレフィンスルホン酸塩であり、StepanによりBio-Terge AS-40(登録商標)という名称で、WitcoによりWitconate AOS Protege(登録商標)及びSulframine AOS PH 12(登録商標)という名称で、StepanによりBio-Terge AS-40 CG(登録商標)という名称で販売されているα-オレフィンスルホン酸ナトリウム(C14〜C16)、ClariantによりHostapur SAS 30(登録商標)という名称で販売されている第2オレフィンスルホン酸ナトリウム(secondary sodium olefinsulphonate);又は、ManroによりManrosol SXS30(登録商標)、Manrosol SXS40(登録商標)及び、Manrosol SXS93(登録商標)という名称で販売されているキシレンスルホン酸ナトリウムである。
9)イセチン酸塩として挙げることができるのは、アシルイセチン酸塩、例えばJordanによりJordapon CI P(登録商標)という名称で販売されている製品等のココイルイセチオン酸ナトリウムである。
10)タウリン酸塩として挙げることができるのは、Clariant社によってHostapon CT Pate(登録商標)という名称で販売されているパーム核油メチルタウリン酸塩のナトリウム塩;N-アシルN-メチルタウリン酸塩、例えばClariant社によりHostapon LT-SF(登録商標)という名称で、又は、日光ケミカルズによりNikkol CMT-30-T(登録商標)という名称で販売されているN-ココイル-N-メチルタウリン酸ナトリウム、又は、日光ケミカルズによりNikkol PMT(登録商標)という名称で販売されているパルミトイルメチルタウリン酸ナトリウムである。
11)アルキルポリグルコシドの陰イオン性誘導体は、詳細には、クエン酸塩、酒石酸塩、スルホコハク酸塩、カルボン酸塩及びアルキルポリグルコシドから得られるグリセロールエーテルであり得る。挙げることができるのは、例えば、CesalpiniaによりEucarol AGE-ET(登録商標)という名称で販売されているココイルポリグリコシド(1,4)酒石酸エステルのナトリウム塩、SeppicによりEssai 512 MP(登録商標)という名称で販売されているココイルポリグリコシド(1,4)スルホコハク酸エステルの二ナトリウム塩、又は、CesalpiniaによりEucarol AGE-EC(登録商標)の名称で販売されているココイルポリグリコシド(1,4)クエン酸エステルのナトリウム塩である。
アミノ酸誘導体が、アシルグリシン誘導体又はグリシン誘導体、特にアシルグリシン塩であることが好ましい。
アシルグリシン誘導体又はグリシン誘導体は、アシルグリシン塩(若しくはアシルグリシン酸塩)、又は、グリシン塩(若しくはグリシン酸塩)から選ぶことができ、詳細には、以下のものから選ぶことができる:
i)式(I)
R-HNCH2COOX (I)
(式中、
- Rは、アシル基R'C=Oを表し、そのR'は、好ましくは、10から30個の炭素原子、好ましくは12から22個の炭素原子、好ましくは14から22個の炭素原子、更に良好には16から20個の炭素原子を含む、飽和又は不飽和の、線状又は分枝状の炭化水素鎖を表し、
- Xは、例えば、アルカリ金属のイオン(Na、Li又はK等、好ましくはNa又はK)、アルカリ土類金属のイオン(Mg、アンモニウム基、及び、それらの混合物)から選ばれる陽イオンを表す)
のグリシン酸アシル。
該アシル基は、詳細には、ラウロイル、ミリストイル、ベヘノイル、パルミトイル、ステアロイル、イソステアロイル、オリボイル、ココイル又はオレオイルの基、及び、それらの混合物から選ぶことができる。
好ましくは、Rは、ココイル基である。
ii)式(II)
(式中、
- R1は、10から30個の炭素原子、好ましくは12から22個の炭素原子、更に良好には16から20個の炭素原子を含む、飽和又は不飽和の、線状又は分枝状の炭化水素鎖を表し;R1は、有利には、ラウリル、ミリスチル、パルミチル、ステアリル、セチル、セテアリル又はオレイル基及びそれらの混合物から選ばれ、好ましくはステアリル、オレイル基から選ばれ、
- R2基は、同一であり又は異なり、R''OH基を表し、該R''は、2から10個の炭素原子、好ましくは2から5個の炭素原子を含むアルキル基である)
のグリシン酸塩。
式(I)の化合物として挙げることができるのは、ココイルグリシン酸ナトリウムというINCI名を持つ化合物のもの、例えば味の素株式会社により販売されているAmilite GCS-12、ココイルグリシン酸カリウムというINCI名を持つ化合物のもの、例えば、味の素株式会社製のAmilite GCK-12等がある。
式(II)の化合物として使用できるのは、ジヒドロキシエチルオレイルグリシン酸塩のもの、又は、ジヒドロキシエチルステアリルグリシン酸塩のものである。
(両性界面活性剤)
両性界面活性剤は限定されない。両性又は双性のイオン性界面活性剤は、例えば(非限定的一覧)、脂肪族の第二級又は第三級アミン、及び、任意選択で第四級化されたアミン誘導体であり、その中の脂肪族基は、線状又は分枝状の鎖であり、8から22個の炭素原子を含んで少なくとも1つの水に可溶化させる陰イオン基(例えば、カルボン酸イオン、スルホン酸イオン、硫酸イオン、リン酸イオン又はホスホン酸イオン)を有する。
アミドアミンカルボキシル化誘導体の中では、Miranolという名称で販売されている製品を挙げることができ、これは、米国特許第2,528,378号及び第2,781,354号に記載されていてCTFA辞書、第3版、1982年においてアンホカルボキシグリシネート及びアンホカルボキシプロピオネートという名称で分類されており(これらの開示は参照により本明細書に組み込まれている)、それぞれの構造は以下のとおりである:
R1-CONHCH2CH2-N+(R2)(R3)(CH2COO-)、
(式中、
R1は、加水分解ココヤシ油中に存在する酸R1-COOHのアルキル基、ヘプチル、ノニル又はウンデシルの基を示し、
R2は、β-ヒドロキシエチル基を示し、
R3は、カルボキシメチル基を示す)
及び
R1'-CONHCH2CH2-N(B)(C)。
(式中、
Bは、-CH2CH2OX'を表し、
Cは、-(CH2)z-Y'を表し、ここで、z=1又は2であり、
X'は、-CH2CH2-COOH基、-CH2-COOZ'、-CH2CH2-COOH、-CH2CH2-COOZ'又は水素原子を示し、
Y'は、-COOH、-COOZ'、-CH2-CHOH-SO3Z'又はCH2-CHOH-SO3H基を示し、
Z'は、アルカリ金属又はアルカリ土類金属のイオン、例えばナトリウムイオン、アンモニウムイオン又は有機アミン由来のイオンを表し、
R1'は、ココヤシ油中若しくは加水分解亜麻仁油中に存在する酸R1'-COOHのアルキル基、例えばC7、C9、C11若しくはC13アルキル基、C17アルキル基及びそのイソ型、又は不飽和C17基を示す)。
両性界面活性剤は、(C8〜C24)アルキルアンホ一酢酸塩、(C8〜C24)アルキルアンホ二酢酸塩、(C8〜C24)アルキルアンホモノプロピオン酸塩、及び(C8〜C24)アルキルアンホジプロピオン酸塩から選択されることが好ましい。
これらの化合物は、CTFA辞典、第5版、1993年において、ココアンホニ酢酸二ナトリウム、ラウロアンホニ酢酸二ナトリウム、カプリルアンホ二酢酸二ナトリウム、カプリルアンホ二酢酸二ナトリウム、ココアンホジプロピオン酸二ナトリウム、ラウロアンホプロピオン酸二ナトリウム、カプリルアンホジプロピオン酸二ナトリウム、カプリルアンホジプロピオン酸二ナトリウム、ラウロアンホジプロピオン酸及びココアンホジプロピオン酸という名称で分類されている。
例として挙げることができるのは、Rhodia Chimie社によりMiranol(登録商標)C2M縮合物という商品名で販売されているココアンホ二酢酸塩である。
好ましくは、両性界面活性剤はベタインであってもよい。
ベタイン型両性界面活性剤は、好ましくは、アルキルベタイン、アルキルアミドアルキルベタイン、スルホベタイン、ホスホベタイン及びアルキルアミドアルキルスルホベタインから、詳細には、(C8〜C24)アルキルベタイン、(C8〜C24)アルキルアミド(C1〜C8)アルキルベタイン、スルホベタイン、及び、(C8〜C24)アルキルアミド(C1〜C8)アルキルスルホベタインからなる群から選択される。一実施形態では、ベタイン型両性界面活性剤は、(C8〜C24)アルキルベタイン、(C8〜C24)アルキルアミド(C1〜C8)アルキルスルホベタイン、スルホベタイン及びホスホベタインから選ばれる。
挙げることができる非限定的な例には、単独で又は混合物として、CTFA辞典、第9版、2002年で、ココベタイン、ラウリルベタイン、セチルベタイン、ココ/オレアミドプロピルベタイン、ココアミドプロピルベタイン、パルミトアミドプロピルベタイン、ステアルアミドプロピルベタイン、ココアミドエチルベタイン、ココアミドプロピルヒドロキシスルタイン、オレアミドプロピルヒドロキシスルタイン、ココヒドロキシスルタイン、ラウリルヒドロキシスルタイン及びココスルタインという名称で分類されている化合物がある。
ベタイン型両性界面活性剤は、好ましくはアルキルベタイン及びアルキルアミドアルキルベタイン、特にココベタイン及びココアミドプロピルベタインである。
追加の界面活性剤の量は、組成物の総質量に対して0.01質量%から20質量%、好ましくは0.10質量%から10質量%、より好ましくは1質量%から5質量%であってもよい。
[増粘剤]
本発明による化粧品組成物は、少なくとも1種の増粘剤を更に含んでもよい。単一の型の増粘剤を使用してもよいが、2つ以上の異なる型の増粘剤を組み合わせて使用することもできる。
増粘剤は、有機及び無機の増粘剤から選択されてもよい。
有機増粘剤は、以下のうちの少なくとも1つから選ばれてもよい:
(i)会合型増粘剤、
(ii)架橋アクリル酸ホモポリマー、
(iii)(メタ)アクリル酸と(C1〜C6)アルキルアクリレートとの架橋コポリマー、
(iv)エチレン性不飽和エステルモノマー及びエチレン性不飽和アミドモノマーのうちの少なくとも1つを含む非イオン性ホモポリマー及びコポリマー、
(v)アクリル酸アンモニウムのホモポリマー、及びアクリル酸アンモニウムとアクリルアミドとのコポリマー、
(vi)多糖類、並びに
(vii)C12〜C30脂肪アルコール。
増粘剤は、好ましくは会合型増粘剤から選ばれる。
本明細書で使用する場合、「会合型増粘剤」という表現は、親水性単位と疎水性単位との双方を含む両親媒性の増粘剤を意味し、例えば、少なくとも1つのC8〜C30脂肪鎖、及び少なくとも1個の疎水性単位を含む。
本明細書で開示されている使用できる会合型増粘剤は、
(a)少なくとも1つの脂肪鎖及び少なくとも1個の親水性単位を含む、非イオン性両親媒性ポリマー、
(b)少なくとも1個の親水性単位及び少なくとも1個の脂肪鎖単位を含む、陰イオン性両親媒性ポリマー、
(c)少なくとも1個の親水性単位及び少なくとも1個の脂肪鎖単位を含む、陽イオン性両親媒性ポリマー、及び
(d)少なくとも1個の親水性単位及び少なくとも1個の脂肪鎖単位を含む、両性両親媒性ポリマー
から選ばれる会合型ポリマーであり、脂肪鎖単位は、10から30個の炭素原子を有する。
本発明による化粧品組成物の粘度は特に制限されない。該粘度は、粘度計又は流量計で、好ましくはコーンプラン幾何法で、25℃において測定することができる。
増粘剤は、組成物の総質量に対して0.001質量%から10質量%、好ましくは0.01質量%から10質量%、例えば0.1質量%から5質量%の範囲の量で存在してもよい。
[他の材料]
本発明による化粧用組成物はまた、以前から別のところで美白用組成物中又は着色用組成物中で公知である他の有効量の材料を含んでもよく、例えば一般的な各種補助剤、EDTA及びエチドロン酸等の金属イオン封鎖剤、UV遮断剤、前述のもの以外のシリコーン(アミン基を有するもの等)、防腐剤、ビタミン又はプロビタミン、例としては、パンテノール、不透明化剤、香料、植物抽出物、陽イオン性ポリマー等である。
本発明による化粧品組成物は、少なくとも1種の有機溶媒を更に含んでもよい。そのため、有機溶媒は、好ましくは水に混和性である。有機溶媒として挙げることができるのは、例えばC1〜C4アルカノール、例えばエタノール及びイソプロパノール;芳香族アルコール、例えばベンジルアルコール及びフェノキシエタノール;類似の製品;及びそれらの混合物がある。
有機水溶性溶媒は、組成物の総質量に対し10質量%未満、好ましくは5質量%未満、より好ましくは1%未満の範囲の量で存在してもよい。
[製造及び性質]
本発明による化粧品組成物は、上記の必須材料及び任意材料を、従来技術の方法に従って混合することにより製造できる。従来技術の方法としては、高圧ホモジナイザーによる混合(高エネルギープロセス)を挙げることができる。代替法として、該化粧品組成物は、転相温度法(PIT)、転相濃度法(PIC)、自動乳化法等の低エネルギープロセスにより製造できる。
本発明による化粧品組成物中の界面活性剤の総量が、組成物の総質量に対して15質量%未満であることが好ましい。
該界面活性剤の、(a)油に対する質量比は、0.3から6、好ましくは0.4から3、より好ましくは0.45から1.5であってもよい。詳細には、該界面活性剤/(a)油の質量比は、好ましくは1以下、例えば0.3から1、好ましくは0.4から1、より好ましくは0.45から1である。
本発明による化粧品組成物は、ナノエマルション又はマイクロエマルションの形態である。
「マイクロエマルション」は、2つの方法、すなわち広義と狭義とで定義され得る。つまり、ある場合(「狭義のマイクロエマルション」)では、マイクロエマルションは、油性成分、水性成分及び界面活性剤の3つの材料を有する三成分系を有する、熱力学的に安定な等方性単一液相を指し、他の場合(「広義のマイクロエマルション」)では、マイクロエマルションは、熱力学的に不安定な典型的なエマルション系の中で、より小さい粒度に起因して透明な又は半透明な外観を呈するようなエマルションを付加的に含んでいる(友正慧ら、OilChemistry、第37巻、No.11(1988年)、48〜53頁)。「マイクロエマルション」は、本明細書で使用する場合、「狭義のマイクロエマルション」、すなわち熱力学的に安定な等方性単一液相を指す。
マイクロエマルションは、油がミセルにより可溶化されているO/W型(水中油型)マイクロエマルション、水が逆転ミセルにより可溶化されているW/O型(油中水型)マイクロエマルションのいずれか1つの状態を指すか、又は、液相と油相との双方が連続構造を有するように界面活性剤の分子の会合数が無限とされている共連続マイクロエマルションを指す。
「ナノエマルション」は、本明細書では、寸法が350nm未満の分散相であることを特徴とするエマルションを意味し、該分散相は、分散相/連続相の界面において、任意選択で薄板型の液体結晶相を形成することができる(b)ポリグリセリル脂肪酸エステル、(c)第2の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステルのクラウン等により安定化されている。特定の不透明化剤が存在しない中で、ナノエマルションの透明性は小寸法の分散相から生じており、この小寸法は、機械的エネルギーの使用、とりわけ高圧ホモジナイザーの使用のために得られている。
ナノエマルションは、その構造によって、マイクロエマルションと区別することが可能である。特定すれば、マイクロエマルションは、例えば、(b)第1の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステル、(c)第2の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステル等により形成されて(a)油で膨化されたミセルから構成された、熱力学的に安定な分散液である。しかも、マイクロエマルションは、製造のために、実質的な機械的エネルギーを必要としない。
本発明による化粧品組成物は、O/W型のナノエマルション若しくはマイクロエマルション、W/O型のナノエマルション若しくはマイクロエマルション、又は共連続エマルションの形態であってもよい。本発明による化粧品組成物は、O/W型のナノエマルション又はマイクロエマルションの形態であることが好ましい。
本発明による化粧用組成物は、O/W型エマルションの形態であって、(a)油の数平均粒度が300nm以下、好ましくは10nmから150nm、より好ましくは20nmから140nmである、液滴の形態であることが好ましい。
本発明による化粧品組成物は、透明な又はわずかに半透明な外観、好ましくは透明な外観を有していることが可能である。
この測定は、希釈していない組成物について行う。ブランクは、蒸留水を用いて決定する。透明度は、比濁分析の濁度を測る(例えばHACH製の2100Q Portable Turbidimeterを用いて)ことにより測定してもよい。
本発明による化粧品組成物は、好ましくは、比濁分析の濁度が、150NTU未満、好ましくは100NTU未満、より好ましくは50NTU未満であってもよい。
[方法及び使用]
本発明による化粧品組成物は、皮膚に、毛髪に、粘膜に、爪に、まつ毛に、眉毛に、又は、頭皮に適用することによって、皮膚を、毛髪を、粘膜を、爪を、まつ毛を、眉毛を、及び/又は、頭皮を手入れする化粧方法等の非治療的方法に使用することができる。
本発明はまた、本発明による化粧品組成物の、体用の、及び/又は、顔面皮膚用の、及び/又は、粘膜用の、及び/又は、頭皮用の、及び/又は、毛髪用の、及び/又は、爪用の、及び/又は、まつ毛用の、及び/又は、眉毛用の、ケア製品としての若しくはケア製品中での、及び/又は、洗浄製品としての若しくは洗浄製品中での、及び/又は、メイクアップ製品としての若しくはメイクアップ製品中での、及び/又は、メイクアップ除去製品としての若しくはメイクアップ除去製品中での使用にも関する。
換言すれば、本発明による化粧品組成物は、上記の製品として、そのままで使用できる。詳細には、本発明による化粧品組成物は、好ましくは、体用及び/又は顔面皮膚用のメイクアップ除去製品等のクレンジング用製品であってもよい。そうでなければ、本発明による化粧品組成物は、上記の製品の1つの要素として使用できる。例えば、本発明による化粧品組成物は、上記の製品を構成するために任意の他の要素に加える、又は、任意の他の要素と組み合わせることができる。
ケア製品は、ローション、クリーム、ヘアトニック、ケアコンディショナー、日焼け止め剤等であってもよい。洗浄製品は、シャンプー、フェイスウォッシュ、ハンドウォッシュ等であってもよい。メイクアップ製品は、ファンデーション、マスカラ、口紅、リップグロス、ほお紅、アイシャドウ、マニキュア液等であってもよい。メイクアップ除去製品は、メイクアップクレンジング剤等であってもよい。
本発明を、実施例により、更に詳細に記載することとするが、これは、本発明の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。
(実施例A〜F)
表1に示している、実施例A〜Fによる以下の組成物を、表1に示す成分を以下のとおり混合することにより調製した:(1)界面活性剤と油とを混合して油相を形成した;(2)該油相をおよそ70℃まで加熱した;(3)水と親水性材料とを混合して水性相を形成した;及び(4)該液相を該油相中に加え、続いてそれらを混合してO/W型エマルションを得た。表1に示している成分の量の数値は、全て活性原料としての「質量%」に基づいている。
実施例A〜Fにより得た、マイクロエマルションの形態の組成物の、温度に応じた透明度、メイクアップ除去能、すすぎ能、並びに、目及び皮膚の不快感を、以下のように評価した。結果を表2に示す。
(透明度)
該組成物の透明度を、HACH製の2100Q Portable Turbidimeterを用いて比濁分析の濁度を測ることにより測定した。「良好」は、比濁分析の濁度が80NTU未満であることを意味する。
(メイクアップ除去能)
(マスカラ除去能)
以下の試験を、6人の女性パネリストにより実施した。
水に強いマスカラを、女性のまつ毛に適用し(上まつ毛に30回、下まつ毛に30回)、次いで該マスカラが乾くのを30分間待った。
次に、コットンパッド(コットンに該組成物1mLを染み込ませた)をまつ毛に適用した。該まつ毛を5秒間、コットンで挟み、次いでコットンを外した。水に強いマスカラがまつ毛にもコットンにも残らなくなるまでに要するコットンの平均数により、マスカラ除去能を測定した。最後のコットン(マスカラが残っていない)は、数に入れない。マスカラ除去能のレベルは次のとおりである:
良好:コットン6個以下
平均的:6個超又は10個未満
不良:コットン10個以上
(ファンデーション除去能)
以下の試験を、6人の女性パネリストにより実施した。
液体ファンデーションを女性の顔面に適用し(1顔面当たり0.3mL)、次いで該ファンデーションが乾くのを30分間待った。
次いで、該組成物を適用した(1顔面当たり3mL)。顔面全体を、30秒間、手で揉んだ。次いで、パネリストが、顔面を、水道水ですすいだ。パネリストのほおを清潔なコットンパッドでこすることにより、皮膚上のファンデーション残留物を調べた。ファンデーション除去能を、コットンパッドにファンデーション残留物が観察されなくなるまでのコットンパッド平均数により測定した。最後のコットン(ファンデーションが残っていない)は、数に入れない。ファンデーション除去能のレベルは次のとおりである:
良好:コットン2個以下
平均的:2個超及び3個未満
不良:コットン3個以上
(すすぎ能)
以下の試験を、6人の女性パネリストにより実施した。
上記のファンデーション除去能試験中、すなわち顔面を水道水ですすぐときに、水をかける合間ごとに専門家がパネリストのほおを指でこすることにより、皮膚上の製品残留量を調べた。
すすぎ速度を、皮膚上に製品残留が感じられなくなるまでの、水をかける平均回数により測定した。すすぎ能のレベルは次のとおりである:
速い:5回未満
中間:5回から8回の間
遅い:8回以上
(目及び皮膚の不快感)
6人のパネリストの目に、マスカラを除去するために、コットンパッドで製品を適用し(マスカラ除去能のプロトコールを参照されたい)、次いですすいだ。「いいえ」は、6人のパネリスト中に、自発的に目の不快感を訴えた人がいなかったことを意味する。
上記の結果から明らかなように、本発明によるO/W型エマルションの形態の化粧品組成物は、良好な透明度、良好なメイクアップ除去能、すすぎ能を有し、目及び皮膚の不快感がないことが判明した。
(比較例)
以下の比較例1から4を、花王株式会社による米国特許出願公開第2006/0078525号における実施例に基づき、表3に示している成分を混合して調製した。
比較例1〜4の各組成物の、態様、室温で1日後の透明度、及びマスカラ除去能を、上に示したとおりに測定して決定した。結果を表4に示す。
比較例1〜4の中で、透明であったものはない。比較例4を、マスカラ除去能に関して試験した。比較例4のマスカラ除去能は不良であった(マスカラを全て除去するのに10個超のコットンを要した)。

Claims (25)

  1. ナノエマルション又はマイクロエマルションの形態の化粧品組成物であって、
    (a)少なくとも1種の油と、
    (b)1から10個のグリセリンに由来する(ポリ)グリセリル部分、及び、1つ又は複数のC12〜20アルキル鎖又はアルケニル鎖を有する、少なくとも1種の第1の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステル界面活性剤と、
    (c)1から10個のグリセリンに由来する(ポリ)グリセリル部分、及び、1つ又は複数のC6〜10アルキル鎖又はアルケニル鎖を有する、少なくとも1種の第2の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステル界面活性剤と、
    (d)少なくとも1種のポリオールと、
    (e)水と
    を含み、
    前記第1及び第2のポリグリセリル脂肪酸エステル界面活性剤の総量が、組成物の総質量に対して好ましくは15質量%以下である、化粧品組成物。
  2. (a)油が、植物起源油又は動物起源油、合成油、シリコーンオイル及び炭化水素油からなる群から選択される、請求項1に記載の化粧品組成物。
  3. (a)油が、室温で液体の形態の炭化水素油から選ばれる、請求項1又は2に記載の化粧品組成物。
  4. (a)油が、分子量が600g/mol未満であるアルカン油、エステル油又はエーテル油から選ばれる少なくとも1種の油を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
  5. (a)油の量が、組成物の総質量に対して10から40質量%、好ましくは15から35質量%、より好ましくは20から30質量%の範囲である、請求項1から4のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
  6. (b)第1の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステル界面活性剤が、8.0から13.0、好ましくは9.0から13、より好ましくは10.0から13.0のHLB値を有する、請求項1から5のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
  7. (b)第1の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステル界面活性剤が、4から6個のグリセロール単位を含むモノラウリン酸ポリグリセリル、4から6個のグリセロール単位を含むモノ(イソ)ステアリン酸ポリグリセリル、4から6個のグリセロール単位を含むモノオレイン酸ポリグリセリル、及び、4から6個のグリセロール単位を含むジオレイン酸ポリグリセリルから選ばれる、請求項1から6のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
  8. 前記(b)第1の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステル界面活性剤の量が、組成物の総質量に対して0.1から14質量%、好ましくは1から13質量%、より好ましくは5から12質量%の範囲である、請求項1から7のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
  9. 前記(c)第2の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステル界面活性剤が、HLB値6.0から13.0、好ましくは6.5から12.0、より好ましくは7.0から11.0を有する、請求項1から8のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
  10. 前記(c)第2の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステル界面活性剤が、1又は2個のグリセリンに由来する(ポリ)グリセリル部分を有する(ポリ)グリセリル脂肪酸エステル、好ましくはカプリル酸グリセリル、カプリン酸PG2、及び、それらの混合物から選ばれる、請求項1から9のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
  11. (c)第2の(ポリ)グリセリル脂肪酸エステル界面活性剤の量が、組成物の総質量に対して0.1から8質量%、好ましくは0.3から6質量%、より好ましくは0.5から5質量%の範囲である、請求項1から10のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
  12. 上記の(b)又は(c)とは異なる少なくとも1種の追加の非イオン性界面活性剤、及び/又は、少なくとも1種の追加のイオン性界面活性剤を更に含む、請求項1から11のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
  13. 追加の非イオン性界面活性剤(f)が、少なくとも1種のオキシアルキレン含有非イオン性界面活性剤である、請求項12に記載の化粧品組成物。
  14. (f)オキシアルキレン含有非イオン性界面活性剤の量が、組成物の総質量に対して0.1から25質量%、好ましくは0.5から20質量%、より好ましくは1から10質量%の範囲である、請求項13に記載の化粧品組成物。
  15. 前記第1及び第2のポリグリセリル脂肪酸エステル界面活性剤と前記追加の非イオン性界面活性剤との総量が、組成物の総質量に対して15質量%以下である、請求項12から14のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
  16. 全ての界面活性剤の総量の、前記(a)油に対する質量比が、0.3から6、好ましくは0.4から3、より好ましくは0.45から1.5である、請求項1から15のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
  17. 二価又は三価であり、好ましくは二価である少なくとも1種のポリオールを更に含む、請求項1から16のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
  18. 少なくとも1種のポリオールを更に含み、ポリオールの量が、組成物の総質量に対して4質量%から50質量%の間、好ましくは6質量%から40質量%の間、より好ましくは8質量%から30質量%の間である、請求項1から17のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
  19. 好ましくは会合型増粘剤から選択される少なくとも1種の増粘剤を更に含む、請求項1から18のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
  20. O/W型エマルションの形態であり、(a)油が、数平均粒度が300nm以下、好ましくは10nmから150nmである液滴の形態である、請求項1から19のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
  21. 好ましくは、比濁分析の濁度が、150NTU未満、好ましくは100NTU未満、より好ましくは50NTU未満であってもよい、請求項1から20のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
  22. 体用及び/又は顔面皮膚用のメイクアップ除去製品である、請求項1から21のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
  23. クレンジング用製品である、請求項1から22のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
  24. 皮膚を、毛髪を、粘膜を、爪を、まつ毛を、眉毛を、及び/又は、頭皮を手入れするための非治療的方法であって、請求項1から23のいずれか一項に記載の化粧品組成物が、皮膚に、毛髪に、粘膜に、爪に、まつ毛に、眉毛に、又は、頭皮に適用されることを特徴とする、非治療的方法。
  25. 請求項1から23のいずれか一項に記載の化粧品組成物の使用であって、体用の、及び/又は、顔面皮膚用の、及び/又は、粘膜用の、及び/又は、頭皮用の、及び/又は、毛髪用の、及び/又は、爪用の、及び/又は、まつ毛用の、及び/又は、眉毛用の、ケア製品としての若しくはケア製品中での、及び/又は、洗浄製品としての若しくは洗浄製品中での、及び/又は、メイクアップ製品としての若しくはメイクアップ製品中での、及び/又は、メイクアップ除去製品としての若しくはメイクアップ除去製品中での、使用。
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