JP2014121601A - 多層ゴルフボール - Google Patents

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Michael J Sullivan
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Abstract

【課題】複数層のうちの2つの間に典型的な相対硬度関係が存在しない新規なゴルフボール構造を提供する。
【解決手段】第1の組成物から形成される第1の層と、第2の組成物から形成される第2の層とを有するゴルフボールであって、第1の組成物のショアC硬度は第2の組成物のショアC硬度より大きく、かつ、第1の組成物のショアD硬度は第2の組成物のショアD硬度より小さい。
【選択図】なし

Description

この発明は、全般的には、第2の層より大きなショアC硬度を有し、これより小さなショアD硬度を有する第1の層を有するゴルフボールに関する。
2つの材料の間の相対的な硬度は、硬度スケールにかかわらず通常同一である。例えば、第1の材料が第2の材料より大きなショアC硬度を有すると、第1の材料は典型的には第2の材料より大きなショアD硬度を有する。そのため、慣用的なゴルフボールにおいては、第1の層を形成するために採用される組成物のショアC硬度が第2の層を形成するために採用される組成物のショアC硬度より大きければ、第1の層の組成物のショアD硬度も第2の層の組成物のショアD硬度よりも大きいであろう。
この発明は、複数層のうちの2つの間に典型的な相対硬度関係が存在しない新規なゴルフボール構造を提供する。例えば、第1の層を形成するために採用される組成物が第2の層を形成するために採用される組成物より大きなショアC硬度を有するならば、第1の層を形成するために採用される組成物は第2の層を形成するために採用される組成物より小さなショアD硬度を有する。
1実施例において、この発明は、第1の組成物から形成される第1の層と、第2の組成物から形成される第2の層とを有するゴルフボールに向けられている。第1の組成物のショアC硬度は第2の組成物のショアC硬度より大きく、かつ、第1の組成物のショアD硬度は第2の組成物のショアD硬度より小さい。
他の実施例において、この発明は、ソリッド・シングル層コア、内側カバー層、および外側カバー層を有し、コアのショアCが内側カバー層のそれより大きく、コアのショアDが内側カバー層のそれより小さいゴルフボールに向けられている。
他の実施例において、この発明は、内側コア層、外側コア層、内側カバー層、および外側カバー層を有し、外側コア層のショアCが内側カバー層のショアCより大きく、外側コア層のショアDが内側カバー層のショアDより小さいゴルフボールに向けられている。
他の実施例において、この発明は、ソリッド・シングル層コア、内側カバー層、および外側カバー層を有し、コアのショアCが内側カバー層のそれより小さく、コアのショアDが内側カバー層のそれより大きいゴルフボールに向けられている。
他の実施例において、この発明は、内側コア層、外側コア層、内側カバー層、および外側カバー層を有し、外側コア層のショアCが内側カバー層のショアCより小さく、外側コア層のショアDが内側カバー層のショアDより大きいゴルフボールに向けられている。
詳細な説明
この発明のゴルフボールは多層ボール(すなわち、1または複数の層からなるソリッドコアおよび1または複数の層からなるカバー)であり、1つの層が他の層よりショアC硬度が大きくショアD硬度が小さい新規な構造を伴う。そのような硬度の関係は、同一の材料からこれら層を形成し、1つの層に対して第1の所望のレベルに材料硬度を調整し、他の層に対して第2の所望の材料硬度に調整することにより(例えば異なるイソシアネートレベルを伴う2つのポリウレタン層)実現されて良く、あるいは、異なる材料からこれらの層を形成して(例えばアイオノマーの層とゴムの層)実現されて良く、ここで、各材料硬度は所望のレベルに調整される。1つの層を形成するために採用される組成物が、他の層を形成するために採用される組成物より、ショアC硬度が大きく、ショアD硬度が小さい限り、ボールの各層は以下の熱硬化性および熱可塑性組成物から独立して選択された組成物から形成される。
適切な熱硬化性組成物は、これに限定されないが、天然ゴム、ポリブタジエン、ポリイソプレン、エチレンプロピレンゴム(EPR)、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)、スチレン−ブタジエンゴム、ブチルゴム、ホロブチルゴム、ポリウレタン、ポリ尿素、アクリロニトリルブタジエンゴム、ポリクロロプレン、アクリルアクリレートゴム、塩素化イソプレンゴム、アクリロニトリル塩素化イソプレンゴム、ポリアルケナマー、フェノールホルムアルデヒド、マレイン酸ホルムアルデヒド、ポリエポキシド、ポリシロキサン、ポリエステル、アルキド、ポリイソシアヌレート、ポリアクリレート、およびこれらの2以上の組み合わせを含む。
適切な開始剤は、有機過酸化物、フリーラジカルを生成できる高エネルギー照射源、C−C開始剤、およびこれらの組み合わせを含む。フリーラジカルを生成できる高エネルギー源は、これに限定されないが、電子ビーム、紫外線照射、X−線照射、赤外線照射、熱、およびこれらの組み合わせを含む。適切な有機過酸化物は、これに限定されないが、ジクミルペルオキシド;n−ブチル−4,4−ビス(t−ブチルペルオキシ)バレレート;1,1−ジ(t−ブチルペルオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン;2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン;ジ−t−ブチルペルオキシド;ジ−t−アミルペルオキシド;t−ブチルペルオキシド;t−ブチルクミルペルオキシド;2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3;ジ(2−t−ブチル−ペルオキシイソプロピル)ベンゼン;ジラウリルペルオキシド;ジベンゾイルペルオキシド;t−ブチルヒドロペルオキシド;ラウリルペルオキシド;ベンゾイルペルオキシド;およびそれらの組み合わせを含む。商業的に入手可能な適切な過酸化物の例は、これに限定されないが、Akzo Nobel社から商業的に入手可能なPerkadox(商標)BC、RT Vanderbilt Companyから商業的に入手可能なVarox(商標)過酸化物、例えば、Varox(商標)ANS ベンゾイル過酸化ブルおよびVarox(商標)231の1,1−ジ(t−ブチルペルオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサンを含む。過酸化物開始剤は、一般的には、熱硬化性中に、ベースゴムの重量で100部に対して少なくとも0.05部の量だけ存在し、または、下限がベースゴムの重量で100部に対して0.05部、または0.1部、または1部、または1.25部、または1.5部で、上限がベースゴムの重量で100部に対して2.5部、または3部、または5部、または6部、または10部、または15部の範囲の量だけ存在する。
コエージェントは硬化状態を増大させるために過酸化物とともに慣用的に使用されている。適切なコエージェントは、これに限定されないが、不飽和カルボン酸の金属塩;不飽和ビニル化合物および多価モノマー(例えばトリメチロールプロパントリメタクリレート);フェニレンビスマレイミド;およびこれらの組み合わせを含む。適切な金属塩の具体的な例は、これに限定されないが、アクリレート、ジアクリレート、メタクリレート、およびジメタクリレートの1または複数の金属塩であり、ここで、金属がマンガン、カルシウム、亜鉛、アルミニウム、リチウム、ニッケル、およびナトリウムである具体的な実施例では、コエージェントはアクリレート、ジアクリレート、メタクリレート、およびジメタクリレートの亜鉛塩、およびこれらの混合物から選択される。他の具体的な実施例では、エージェントは亜鉛ジアクリレート(ZDA)である。コエージェントが亜鉛ジアクリレートおよび/または亜鉛ジメタクリレートであるときには、コエージェントは典型的には熱硬化性組成物中に、下限がベースポリマーの重量100部に対して1、または5、または10、または15、または19、または20部で、上限がベースポリマーの重量100部に対して24、または25、または30、または35、または40、または45、または50、または60部の範囲で存在する。1または複数の低活性コエージェント、例えば、亜鉛モノメテクリレートおよび種々の液体アクリレートおよびメタクリレートが使用されるときには、使用される低活性コエージェントの量は亜鉛アクリレートおよび亜鉛ジアクリレートのコエージェントの量と同じか、それ以上であって良い。
熱硬化性組成物はオプションとして硬化剤を含む。適切な硬化剤は、これに限定されないが、硫黄;N−オキシジエチレン2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド;N,N−ジ−オルト−トリルグアニジン;ビスマスジメチルジチオカルバメート;N−シクロヘキシル2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド;N,N−ジフェニルグアニジン;4−モルホリニル−2−ベンゾチアゾールジスルフィド;ジペンタメチレンチウラムヘキサスルフィド;チウラムジスルフィド;メルカプトベンゾチアゾール;スルフェンアミド;ジチオカルバメート;チウラムスルフィド;グアニジン;チオ尿素;キサントエート;ジチオホスフェート;アルデヒド−アミン;ジベンゾチアジルジスルフィド;テトラエチルチウラムジスルフィド;テトラブチルチウラムジスルフィド;およびこれらの組み合わせを含む。
熱硬化性組成物はオプションとして1または複数の酸化防止剤を含む。酸化防止剤はベースポリマーの酸化による劣化を阻止または防止できる化合物である。いくつかの酸化防止剤はフリーラジカル捕捉剤としても働く。そのため、熱硬化性組成物中に酸化防止剤が含まれると、使用される開始剤の量はここで開示される量と同等かそれより大きくなる。適切な酸化防止剤は、例えばジヒドロキノン酸化防止剤、アミン型酸化防止剤、およびフェノール型酸化防止剤である。
熱硬化性組成物はオプションとして柔軟化・高速化剤(soft and fast agent)を含む。好ましくは、熱可塑性組成物は0.05phrから10.0phrの柔軟化・高速化剤を含む。1実施例において、柔軟化・高速化剤は、下限が0.05、または0.1、または0.2、または0.5phrで、上限が、1.0、または2.0、または3.0、または5.0phrの範囲の量だけ存在する。他の実施例において、柔軟化・高速化剤は、2.0phrから5.0phrの範囲、または、2.35phrから4.0phrの範囲、または、2.35phrから3.0phrの範囲の量だけ存在する。
適切な柔軟化・高速化剤は、これに限定されないが、有機硫黄および金属含有有機硫黄化合物;モノ、ジ、およびポリスルフィド、チオール、メルカプト化合物を含む有機硫黄化合物;有機硫黄化合物と無機硫黄化合物とのブレンド;グループVIAの化合物;硫黄または金属を含まない置換または非置換芳香族有機化合物;芳香族有機金属化合物;ヒドロキノン;ベンゾキノン;キンヒドロン;カテコール;レソルシノール;およびこれらの組み合わせを含む。具体的な実施例では、柔軟化・高速化剤は、亜鉛ペンタクロロチオフェノール、ペンタクロロチオフェノール、ジトリルジスルフィド、ジフェニルジスルフィド、ジキシルジスルフィド、2−ニトロリソルシノールおよびこれらの組み合わせから選択される。
熱硬化性組成物は1または複数のフィラーを含んでよい。フィラーの例は、沈降水和シリカ、クレー、タルク、アスベスト、ガラス繊維、アラミド繊維、マイカ、メタ珪酸カルシウム、硫酸亜鉛、硫酸バリウム、硫化亜鉛、リトポン、ケイ酸塩、炭化珪素、珪藻土、炭酸塩(例えば炭酸カルシウム、炭酸亜鉛、炭酸バリウム、および炭酸マグネシウム)、金属(例えば、チタン、タングステン、アルミニウム、ビスマス、ニッケル、モリブデン、鉄、鉛、銅、ホウ素、コバルト、ベリリウム、亜鉛、錫)、金属合金(例えば、スチール、黄銅、青銅、炭化ホウ素ウィスカー、および、炭化タングステンウィスカー)、酸化物(例えば、酸化亜鉛、酸化錫、酸化鉄、酸化カルシウム、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化マグネシウム、および、酸化ジルコニウム)、粒子炭素質材料(例えば、グラファイト、カーボンブラック、コットンフロック、天然ビチューメン、セルロースフロック、および、レザー繊維)、マイクロバルーン(例えば、ガラスおよびセラミック)、フライアッシュ、粉砕されて再利用されるコア材料、ナノフィラーおよびこれらの組み合わせを含む。
熱硬化性組成物は、また、1または複数の添加剤を含んでよく、これは、トランスイソプレン(例えば、Kuraray Co.,Ltdから商業的に入手可能なTP−301トランスポリイソプレン)およびトランスブタジエンのような処理助剤;処理オイル;可塑剤;着色剤;着香剤;化学膨張・発泡剤;消泡剤;安定化剤;軟化剤;衝撃修正剤;フィリーラジカル捕捉剤;促進剤;スコーチ遅延剤;その他から選択される。
適切な商業的に入手可能な熱硬化性材料の非制限的な例は、Lanxess Corporationから商業的に入手可能な、Buna CB 23のような、Buna CB 高シス−ネオジム触媒ポリブタジエンゴム、および、Buna CB 1220、および1221のような、Buna CB高シス−コバルト触媒ポリブタジエンゴム;The Dow Chemical Companyから商業的に入手可能な、SE BR−1220;Polimeri Europa(商標)から商業的に入手可能なEuroprene(商標) NEOCIS(商標) BR40およびBR60;UBE Industries,Incから商業的に入手可能なUBEPOL−BR(商標)ゴム;Japan Synthetic Rubber Co., Ltdから商業的に入手可能なBR01;Karbochemから商業的に入手可能なNeodene BR40のようなNeodene 高シスネオジム触媒ポリブタジエンゴム;Kuraray Co., Ltdから商業的に入手可能なTP−301トランスポリイソプレン;Evonic Industriesから商業的に入手可能な、Vestenamers(商標)ポリオクテナマー;ExxonMobile Chemical Companyから商業的に入手可能な、Butyl 065およびButyl 288ブチルゴム;Lanxess Corporationから商業的に入手可能なButyl 301およびButyl 101−3;ExxonMobile Chemical Companyから商業的に入手可能な、Bromobutyl 2224およびChlorobutyl 1066ハロブチルゴム;Lanxess Corporationから商業的に入手可能な、Bromobutyl X2およびChlorobutyl 1240ハロブチルゴム;Japan Synthetic Rubber Co., Ltdから商業的に入手可能な、Bromobutyl 2255ブチルゴム;ExxonMobile Chemical Companyから商業的に入手可能な、Vistalon(商標)404およびVistalon(商標)706エチレンプロピレンゴム;Polimeri Europaから商業的に入手可能な、Dutral CO 058エチレンプロピレンゴム;The Dow Chemical Companyから商業的に入手可能な、Nordel(商標) IP NDR 5565およびNordel(商標) IP 3670エチレンプロピレンジエンゴム;Mitsui Corporationから商業的に入手可能なEPT1045およびEPT1045エチレンプロピレンジエンゴム;Lanxess Corporationから商業的に入手可能な、Buna SE 1721 TE スチレンブタジエンゴム;Karbochemから商業的に入手可能なAfpol 1500およびAfpol 552スチレンブタジエンゴム;Zeon Chemicals、L.P.から商業的に入手可能な、Nipol(商標)DN407およびNipol(商標)1041Lアクリロニトリルブタジエンゴム;E.I.duPont de Nemours and Companyから商業的に入手可能な、Neoprene GRTおよびNeoprene AD30ポリクロロプレンゴム;E.I.duPont de Nemours and Companyから商業的に入手可能な、Vamac(商標)エチレンアクリル酸エラストマー;Zeon Chemicals、L.P.から商業的に入手可能な、Hytemp(商標)AR12およびAR214アルキルアクリレートゴム;および、E.I.duPont de Nemours and Companyから商業的に入手可能な、Hypalon(商標)クロロスルホン化ポリエチレンゴムである。
ベースゴム、開始剤、コエージェント、フィラー、および添加剤の適切なタイプおよび量は、例えば、米国特許第6,566,483号、同第6,695,718号、同第6,939,907号、同第7,041,721号、および、同第7,138,460号により充分に説明されており、その内容は参照してここに組み入れる。特に適切なジエンゴム組成物は、例えば、米国特許出願公開第2007/0093318号にさらに開示され、その内容は参照してここに組み入れる。
適切な熱可塑性組成物は、これに限定されないが、部分的または高度に中和されたアイオノマー、アイオノマーおよびポリアミドのグラフト化コポリマー、および以下の非アイオノマー性ポリマーを含み、これはこれらのホモポリマーおよびコポリマー、並びに、少なくとも1つのグラフト化またはコポリマー化された官能基、例えば、無水マレイン酸、アミン、エポキシ、イソシアネート、ヒドロキシル、スルホン酸塩、燐酸塩、その他と適合性がある、それらの誘導体を含む。
(a)ポリエステル、とくに適合化基、例えば、スルホン酸塩または燐酸塩により改質したポリエステル。これは改質ポリ(エチレンテレフタレート)、改質ポリ(ブチレンテレフタレート)、改質ポリ(プロピレンテレフタレート)、改質ポリ(トリメチレンテレフタレート)、改質ポリ(エチレンナフテネート)、および、米国特許第6,353,050号、同第6,274,298号、および同第6,001,930号に開示されたもの、およびこれらの2以上のブレンドを含む。これらの文献の内容は参照してここに組み入れる。
(b)ポリアミド、ポリアミド−エーテル、およびポリアミド−エステル、および米国特許第6,187,864号、同第6,001,930号、および同第5,981,654号に開示されたもの、およびこれらの2以上のブレンド。これらの文献の内容は参照してここに組み入れる。
(c)ポリウレタン、ポリ尿素、ポリウレタン−ポリ尿素ハイブリッド、およびこれらの2以上のブレンド。これは、それに限定されるものではないけれども、米国特許第5,334,673号、同第5,484,870号、同第6,506,851号、同第6,756,436号、同第6,835,794号、同第6,867,279号、同第6,960,630号、および同第7,105,623号、米国特許出願公開第2007/0117923号、および米国特許出願第60/401,047号、および同第13/613,095号に開示されたものを含み、それらの開示内容は参照してここに組み入れる。
(d)フルオロポリマー、例えば米国特許第5,691,066号、同第6,747,110号、および同第7,009,002号に開示されたもの、およびこれらの2以上のブレンド。これら文献の内容は参照してここに組み入れる。
(e)非アイオノマー性酸ポリマー、例えばO/Y−およびO/X/Y−タイプのコポリマー、ただし、Oはオレフィン(例えばエチレン)であり、Xはカルボン酸、例えばアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、またはイタコン酸であり、かつ、Yは軟化コモノマー、例えば、酸が2から10個の炭素を具備する脂肪族カルボン酸のビニルエステート、アルキル基が1から10個の炭素を具備するアルキルエーテル、およびアルキル基が1から10個の炭素を具備するアルキルアクリレート;およびこれらの2以上のブレンド。これは例えば米国特許第6,872,774号に開示されたものであり、その内容は参照してここに組み入れる。
(f)メタローセン触媒ポリマー、例えば、米国特許第6,274,669号、同第5,919,862号、同第5,981,654号、および同第5,703,166号に開示されたもの、およびこれらの2以上のブレンド。これら文献の内容は参照してここに組み入れる。
(g)ポリスチレン、例えば、ポリ(スチレン−コ−無水マレイン酸)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン、ポリ(スチレンスルホネート)、ポリエチレンスチレン、およびこれらのブレンド。
(h)ポリプロピレン、ポリエチレン、プロピレンエラストマー、エチレンエラストマー、プロピレンおよびエチレンのコポリマー、並びに、これらの2以上のブレンド。
(i)ポリビニルクロライド、およびこれらの2以上のブレンド。
(j)ポリビニルアセテート、好ましくは、約9重量%未満のビニルアセテートを具備するもの、およびこれらの2以上のブレンド。
(k)ポリカーボネート、ポリカーボネート/アクリロニトリル−ブタジエンスチレンのブレンド、ポリカーボネート/ポリウレタンのブレンド、およびポリカーボネート/ポリエステルのブレンド、およびこれらの2以上のブレンド。
(l)ポリビニルアルコールおよびこれらの2以上のブレンド。
(m)ポリエーテル、例えば、ポリアリーレンエーテル、ポリフェニレンオキシド、アルケン芳香族炭化水素のビニル芳香族炭化水素およびポリ(アミド酸エステル)とのブロックコポリマー、およびこれらの2以上のブレンド。
(n)ポリイミド、ポリエーテルケトン、ポリアミドイミド、およびこれらの2以上のブレンド。
(o)ポリカーボネート/ポリエステルコポリマーおよびブレンド。
(p)上述の熱可塑性ポリマーの2以上の組み合わせ。
適切なアイオノマー組成物は、部分的に中和されたアイオノマーおよび高度に中和されたアイオノマーを含み、これらは、2またはそれ以上の部分的に中和されたアイオノマーのブレンド、2またはそれ以上の高度に中和されたアイオノマーのブレンド、および1または複数の部分的に中和されたアイオノマーおよび1または複数の高度の中和されたアイオノマーのブレンドを含む。好ましいアイオノマーは、O/XおよびO/X/Yタイプの酸コポリマーの塩であり、ここで、Oはα−オレフィン、XはC−Cα,βエチレン系不飽和カルボン酸、Yは軟化モノマーである。Oは好ましくはエチレンおよびプロピレンから選択される。Xは好ましくはメタクリル酸、アクリル酸、エタクリル酸、クロトン酸、およびイタコン酸から選択される。メタクリル酸およびアクリル酸がとくに好ましい。ここで使用されるように「(メタ)アクリル酸」はメタクリル酸および/またはアクリル酸を意味する。同様に、「(メタ)アクリレート」はメタクリレートおよびアクリレートを意味する。Yは好ましくは(メタ)アクリレートおよびアクリル(メタ)アクリレートであり、アクリル基は1〜8の炭素原子を含む、これに限定されないが、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、メチル(メタ)アクリレート、およびエチル(メタ)アクリレートを含む。とくに好ましいO/X/Yタイプのコポリマーはエチレン/(メタ)アクリル酸/n−ブチルアクリレート、エチレン/(メタ)アクリル酸/イソブチル(メタ)アクリレート、エチレン/(メタ)アクリル酸/メチルアクリレート、およびエチレン/(メタ)アクリル酸/エチルアクリレートである。酸は典型的には酸コポリマー中に、酸コポリマーの総重量を基準にして、6wt%以上、または9wt%以上、または10wt%以上、または11wt%以上、または15wt%以上、または16wt%以上の量だけ、あるいは、下限が1または4または6または8または10または11または12または15wt%で上限が15または16または17または19または20または20.5または21または25または30または35または40wt%の範囲内の量だけ存在する。酸コポリマーはカチオン源によって少なくとも部分的に中和され、オプションとして大きな分子量の有機酸、例えば、米国特許第6,756,436号に開示されたものの存在下で中和され、その内容は参照してここに組み入れる。具体的な実施例において、組成物中に存在する40%未満の酸基が中和される。他の具体的な実施例において、組成物中に存在する40%から60%の酸基が中和される。他の具体的な実施例において、組成物中に存在する60%から80%の酸基が中和される。他の具体的な実施例において、組成物中に存在する80%から100%の酸基が中和される。適切なカチオン源は、これに限定されないが、アルカリ金属、アルカリ土類金属、遷移金属、および希土類元素の化合物のような金属イオン源;アンモニウム塩およびモノアミン塩;およびこれらの組み合わせを含む。好ましいカチオン源は、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、セシウム、カルシウム、バリウム、マンガン、銅、亜鉛、錫、リチウム、および希土類金属の化合物である。具体的な実施例において、アイオノマー組成物はバイモーダルアイオノマー、例えば、DuPont(商標)AD1043、並びに、米国特許出願公開第2004/0220343号、および米国特許第6,562,906号、同第6,762,246号、および同第7,273,903号に開示されたアイオノマーを含み、その開示内容は参照してここに組み入れる。適切なアイオノマーは、さらに、米国特許出願公開第2005/0049367号、同第2005/0148725号、同第2005/0020741号、同第2004/0220343号、および同第2003/0130434号、並びに、米国特許第5,587,430号、同第5,691,418号、同第5,866,658号、同第6,100,321号、同第6,562,906号、同第6,653,382号、同第6,756,436号、同第6,777,472号、同第6,762,246号、同第6,815,480号、同第6,894,098号、同第6,919,393号、同第6,953,820号、同第6,994,638号、同第7,375,151号、および同第7,652,086号にも開示されており、その内容は参照してここに組み入れる。
また、例えば、米国特許第8,329,156号に開示されるような、シリコーンアイオノマーを有する熱可塑性エラストマーも適切であり、その開示内容は参照してここに組み入れる。
熱可塑性組成物は熱可塑性組成物の総重量を基準にして50wt%以下、または30wt%以下、または20wt%以下、または15wt%以下の添加剤および/またはフィラーを含んで良い。適切な添加剤およびフィラーは、これに限定されないが、化学ブローイング剤およびフォーミング剤、光学的光沢剤、着色剤、蛍光剤、白色化剤、UV吸収剤、光安定化剤、消泡剤、処理助剤、酸化防止剤、安定化剤、軟化剤、香料成分、可塑剤、衝撃修正剤、TiO、酸コポリマーワックス、表面活性剤、性能添加剤(例えば、Honeywell International社から商業的に入手可能な、A−C(商標)性能添加剤、とくに、A−C(商標)低分子量アイオノマーおよびコポリマー、A−C(商標)酸化ポリエチレン、A−C(商標)エチレンビニルアセテートワックス、およびAClyn(商標)低分子量アイオノマー)、脂肪酸アミド(例えば、エチレンビス−ステアリン酸アミド、およびエチレン−ビスオレイン酸アミド)、脂肪酸およびその塩(例えば、ステアリン酸、オレイン酸、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、オレイン酸亜鉛、およびオレイン酸マグネシウム)、酸化物(例えば、酸化亜鉛、酸化錫、酸化鉄、酸化カルシウム、酸化アルミニウム、二酸化チタン、酸化マグネシウム、および酸化ジルコニウム)、炭酸塩(例えば炭酸カルシウム、炭酸亜鉛、炭酸バリウム、および炭酸マグネシウム)、硫酸バリウム、硫酸亜鉛、タングステン、タングステン炭化物、シリカ、珪酸鉛、クレイ、マイカ、タルク、ナノフィラー、カーボンブラック、ガラスフレーク、粉砕ガラス、フロック、ファイバ、粉砕されて再利用されるコア材料、およびこれらの混合物を含む。適切な添加剤は、例えば、米国特許出願公開第2003/0225197号明細書により充分に説明されており、その内容は参照してここに組み入れる。具体的な実施例において、熱可塑性組成物中に存在する添加剤およびフィラーの総量は、熱可塑性組成物の総重量を基準にして、20wt%以下、または、15wt%以下、または、12wt%以下、または、10wt%以下、または、9wt%以下、または、6wt%以下、または、5wt%以下、または、4wt%以下、または、3wt%以下、または、下限が、熱可塑性組成物の総重量を基準にして、0、または2、または3、または5wt%で、上限が、熱可塑性組成物の総重量を基準にして、9、または10、または12、または15、または20wt%の範囲である。この実施例の具体的な側面では、熱可塑性組成物は、カーボンブラック、マイクロおよびナノスケールのクレイおよび有機クレイ(例えば、Southern Clay Product社から商業的に入手可能な、Cloisite(商標)およびNanofil(商標)ナノクレイ;Nanocor社から商業的に入手可能なNanomax(商標)およびNanomer(商標)ナノクレイ、およびAkzo Nobel Polymer Chemicals社から商業的に入手可能なPerkalite(商標)ナノクレイを含む)、マイクロまたはナノスケールのタルク(例えば、Luzenac America社から商業的に入手可能な、Luzenac HAR(商標)高アスペクト比タルク)、ガラス(例えば、ガラスフレーク、粉砕ガラス、マイクロガラス、およびグラスファイバー)、マイクロまたはナノスケールのマイカおよびマイカをベースにした顔料(例えば、Merck Groupから商業的に入手可能なIriodin(商標)パール光沢顔料)、および、これらの組み合わせを含む。とくに適切なフィラーの組み合わせは、これに限定されないが、ナノスケールフィラーを組み合わせたマイクロスケールフィラー、および、無機フィラーを伴う有機フィラーである。
熱可塑性組成物は、オプションで、1または複数のメルトフロー修正剤を含む。適切なメルトフロー修正剤は、ASTMD−1238、条件Eを用いて、190°Cで、2160グラム重量を用いて測定したときに組成物のメルトフローを増大させる材料を含む。適切なメルトフロー修正剤の例は、これに限定されないが、脂肪酸または脂肪酸塩(これに限定されないが、米国特許第5,306,760号明細書に開示されたものを含み、その内容は参照してここに組み入れる);脂肪アミドおよびその塩;多価アルコール(これに限定されないが、米国特許第7,356,128号明細書および米国特許出願公開第2010/0099514号明細書に開示されたものを含み、その内容は参照してここに組み入れる);ポリ乳酸(これに限定されないが、米国特許第7,642,319号に開示されたものを含み、その内容は参照してここに組み入れる);および、米国特許出願公開第2010/0099514号明細書および同第2009/0203469号明細書に開示された修正剤を含み、その内容は参照してここに組み入れる。フロー増強添加剤は、これに限定されないが、モンタン酸およびその塩、ビス−ステオロイルエチレンジアミン、モノ−およびポリアルコールエステル、例えば、ペンタエリトリトールテトラステアレート、両性イオン化合物、および、メタローセン触媒ポリエチレンおよびポリプロピレンワックス(そのマレイン酸無水物修正バージョンを含む)、アミドワックス、およびアルキレンジアミド、例えばビステアルアミド(bistearamide)も含む。とくに適切な脂肪アミドは、これに限定されないが、飽和脂肪酸モノアミド(例えば、ラウリンサン酸アミド、バルトミン酸アミド、アラキン酸アミド、ベヘン酸アミド、ステアリン酸アミド、および、12−ヒドロキシステアリン酸アミド);不飽和脂肪酸モノアミド(例えば、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、およびリシノール酸アミド);N−置換脂肪酸アミド(例えば、N−ステアリルステアリン酸アミド、N−ベヘニルベヘン酸アミド、N−ステアリルベヘン酸アミド、N−ベヘニルステアリン酸アミド、N−オレイルオレイン酸アミド、N−オレイルステアリン酸アミド、N−ステアリルオレイン酸アミド、N−ステアリルエルカ酸アミド、エルシルエルカ酸アミド、およびエルシルステアリン酸アミド、N−オレイルパルミトアミド、メチロールアミド(より好ましくは、メチロールステアリン酸アミド、メチロールベヘン酸アミド));飽和脂肪酸ビス−アミド(例えば、メチレンビス−ステアリン酸アミド、エチレンビス−ステアリン酸アミド、エチレンビス−イソステアリン酸アミド、エチレンビス−ヒドロキシステアリン酸アミド、エチレンビス−ベヘン酸アミド、ヘキサメチレンビス−ステアリン酸アミド、ヘキサメチレンビス−ベヘン酸アミド、ヘキサメチレンビス−ヒドロキシステアリン酸アミド、N,N'−ジステアリルアジピン酸アミド、およびN,N'−ジステアリルセバカミド);不飽和脂肪酸ビス−アミド(例えば、エチレンビス−オレイン酸アミド、ヘキサメチレンビス−オレイン酸アミド、N,N'−ジオレイルアジピン酸アミド、N,N'−ジオレイルセバカミド);および、飽和および不飽和脂肪酸テトラアミド、ステアリルエルカ酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミド、およびエチレンビス−オレイン酸アミドを含む。商業的に入手可能な脂肪酸アミドの適切な例は、これに限定されないが、Chemtura社から商業的に入手可能なKemamide(商標)脂肪酸、例えば、Kemamide(商標)B(ベヘン酸アミド/アラキドアミド)、Kemamide(商標)W40(N,N'−エチレンビスステアリン酸アミド)、Kemamide(商標)P181(オレイルパルミトアミド)、Kemamide(商標)S(ステアリン酸アミド)、Kemamide(商標)U(オレイン酸アミド)、Kemamide(商標)E(エルカ酸アミド)、Kemamide(商標)O(オレイン酸アミド)、Kemamide(商標)W45(N,N'−エチレンビスステアリン酸アミド)、Kemamide(商標)W20(N,N'−エチレンビスオレイン酸アミド)、Kemamide(商標)E180(ステアリルエルカ酸アミド)、Kemamide(商標)E221(エルシルエルカ酸アミド)、Kemamide(商標)S180(ステアリルステアリン酸アミド)、Kemamide(商標)S221(エルシルステアリン酸アミド);および、Croda Universal社から商業的に入手可能な、Crodamide(商標)脂肪アミド、例えば、Crodamide(商標)OR(オレイン酸アミド)、Crodamide(商標)ER(エルカ酸アミド)、Crodamide(商標)SR(ステアリン酸アミド)、Crodamide(商標)BR(ベヘン酸アミド)、Crodamide(商標)203(オレイルパルミトアミド)、および、Crodamide(商標)212(ステアリルエルカ酸アミド)を含む。
適切な商業的に入手可能な熱可塑性材料の非制限的な例は、E.I.duPont de Nemours and Companyから商業的に入手可能なSyrlyn(商標)アイオノマー、DuPont(商標)HPF1000およびHPF2000高中和アイオノマー;A.Schulman,Incから商業的に入手可能なClarix(商標)アイオノマー;ExxonMobile Chemical Companyから商業的に入手可能なIotek(商標)アイオノマー;The Dow Chemical Companyから商業的に入手可能なAmplify(商標)IOアイオノマー;The Dow Chemical Companyから商業的に入手可能なAmplify(商標)GR官能性ポリマーおよびAmplify(商標)TY官能性ポリマー;E.I.duPont de Nemours and Companyから商業的に入手可能なFusabond(商標)官能化ポリマー(これは、エチレンビニルアセテート、ポリエチレン、メタローセン触媒ポリエチレン、エチレンポリプロピレンゴム、およびポリプロピレンを含む);ExxonMobile Chemical Companyから商業的に入手可能なExxelor(商標)無水マレイン酸ドラフト化ポリマー(これは高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、半結晶エチレンコポリマー、非晶質エチレンコポリマーを含む);ExxonMobile Chemical Companyから商業的に入手可能なExxonMobile(商標)PPシリーズポリプロピレンインパクトコポリマー、例えばPP7032E3、PP7032KN、PP7033E3、PP7684KN;ExxonMobile Chemical Companyから商業的に入手可能な、Vistamaxx(商標)プロピレンベースのエラストマー;ExxonMobile Chemical Companyから商業的に入手可能なVistalon(商標)EPDMゴム;ExxonMobile Chemical Companyから商業的に入手可能な、Exact(商標)プラストマー;ExxonMobile Chemical Companyから商業的に入手可能なSantoprene(商標)熱可塑性加硫エラストマー;E.I.duPont de Nemours and Companyから商業的に入手可能なNuclel(商標)酸コポリマー;ExxonMobile Chemical Companyから商業的に入手可能なEscor(商標)酸コポリマー;The Dow Chemical Companyから商業的に入手可能なPrimacor(商標)酸コポリマー;Kraton Performance Polymer Incから商業的に入手可能な、Kraton(商標)スチレンブロックコポリマー;Kuraray Co., Ltdから商業的に入手可能な、Septon(商標)スチレンブロックコポリマー;Arkema Corporationから商業的に入手可能な、Lotader(商標)エチレンアクリレートベースのポリマー;Chemtura Corporationから商業的に入手可能な、Polybond(商標)グラフト化ポリエチレンおよびポリプロピレン;Chemtura Corporationから商業的に入手可能なRoyaltuf(商標)化学修正EPDM;Evonik Industriesから商業的に入手可能なVestenamer(商標)ポリオクテナマー;Arkema Inc.から商業的に入手可能なPebax(商標)ポリエーテルおよびポリエステルアミド;E.I.duPont de Nemours and Companyから商業的に入手可能な、Hytrel(商標)のようなポリエステルベースの熱可塑性エラストマーおよびTiconaから商業的に入手可能なRiteflex(商標)ポリエステルエラストマー;The Lubrizol Corporationから商業的に入手可能な、Estane(商標)熱可塑性ポリウレタン;EMS Grivoryから商業的に入手可能な、Grovory(商標)ポリアミドおよびGrilamid(商標)ポリアミド;E.I.duPont de Nemours and Companyから商業的に入手可能な、Zytel(商標)ポリアミド樹脂およびElvamide(商標)ナイロンマルチポリマー樹脂;E.I.duPont de Nemours and Companyから商業的に入手可能な、Elvaloy(商標)アクリレートコポリマー樹脂である。
この発明のゴルフボールは、他の層より、ショアC硬度が大きく、かつショアD硬度が小さい、少なくとも1つの層を具備する。この発明の開示目的において、ゴルフボールの少なくとも1つの他の壮途の間で非典型な相対硬度関係を伴うような層(すなわち、他の層よりショアCが大きく、かつショアDが小さい、あるいは、他の層よりショアDが大きく、かつショアCが小さい)を非典型硬度層と呼ぶ。この発明の実施例では、ボールは3つまたはそれ以上の層を有し、ここでは、ゴルフボールは、特定の順序によらず、第1の非典型硬度層、第1の非典型硬度層、および1または複数の付加的な層を具備し、付加的な層の各々は以下の硬度を有する。
(a)第1および/または第2の非典型硬度層よりショアCおよびショアDスケールで相対的に硬いもの;
(b)第1および/または第2の非典型硬度層よりショアCおよびショアDスケールで相対的に柔らかいもの;
(c)第1および/または第2の非典型硬度層よりショアCスケールで相対的に硬く、ショアDスケールで相対的に柔らかいもの;および/または
(d)第1および/または第2の非典型硬度層よりショアCスケールで相対的に柔らかく、ショアDスケールで相対的に硬いもの;および/または
この発明の目的において、第1の層のショアC硬度が第2の層のショアC硬度より少なくとも1ショアC単位大きければ、第1の層は第2の層よりショアCが大きい。具体的な実施例において、第1の層のショアC硬度は、少なくとも2ショアC単位、または少なくとも3ショアC単位、または少なくとも5ショアC単位、または少なくとも7ショアC単位、または少なくとも8ショアC単位、または少なくとも10ショアC単位、または少なくとも12ショアC単位、または少なくとも15ショアC単位、または少なくとも20ショアC単位だけ、第2の層のショアC硬度より大きい。この発明の目的において、第1の層のショアD硬度が第2の層のショアD硬度より少なくとも1ショアD単位大きければ、第1の層は第2の層よりショアDが大きい。具体的な実施例において、第1の層のショアD硬度は、少なくとも2ショアD単位、または少なくとも3ショアD単位、または少なくとも5ショアD単位、または少なくとも6ショアD単位、または少なくとも7ショアD単位、または少なくとも8ショアD単位、または少なくとも10ショアD単位、または少なくとも12ショアD単位だけ、第2の層のショアD硬度より大きい。
具体的な実施例において、ゴルフボールは、ソリッド・シングルコアおよびシングルカバーを含む。この実施例の具体的な側面において、コアはカバーより大きなショアC硬度を有し、かつ小さなショアD硬度を有し、オプションとして、コアのショアC硬度は、86以上、または86より大きく、ショアD硬度は60以下、または60より小さく、かつ/また、カバーのショアC硬度は86以下、または86未満であり、ショアD硬度は60以上、または60より大きい。この実施例の他の具体的な側面において、コアはカバーより小さなショアC硬度を有し、かつ大きなショアD硬度を有し、オプションとして、コアのショアC硬度は、88以下、または88より小さく、ショアD硬度は60以上、または60より大きく、かつ/また、カバーのショアC硬度は88以上、または88より大きく、ショアD硬度は60以下、または60より小さい。
他の具体的な実施例において、ゴルフボールは、ソリッド・シングルコア、1つの内側カバー層、および1つの外側カバー層を含み、内側カバー層は、オプションとして、アイオノマー、具体的には少なくとも16%の酸量を有し、官能化されたポリエチレンを有するアイオノマーを有する組成物から形成される。この実施例の具体的な側面において、コアは内側カバー層より大きなショアC硬度を有し、かつ小さなショアD硬度を有し、オプションとして、コアのショアC硬度は、86以上、または86より大きく、ショアD硬度は60以下、または60より小さく、かつ/また、内側カバー層のショアC硬度は86以下、または86未満であり、ショアD硬度は60以上、または60より大きい。この実施例の他の具体的な側面において、コアは内側カバー層より小さなショアC硬度を有し、かつ大きなショアD硬度を有し、オプションとして、コアのショアC硬度は、88以下、または88より小さく、ショアD硬度は60以上、または60より大きく、かつ/また、内側カバー層のショアC硬度は88以上、または88より大きく、ショアD硬度は60以下、または60より小さい。
他の具体的な実施例において、ゴルフボールは、ソリッド・シングルコア、1つの内側カバー層、および1つの外側カバー層を含み、内側カバー層は、オプションとして、アイオノマー、具体的には少なくとも16%の酸量を有し、官能化されたポリエチレンを有するアイオノマーを有する組成物から形成される。この実施例の具体的な側面において、外側カバー層は内側カバー層より大きなショアC硬度を有し、かつ小さなショアD硬度を有し、オプションとして、外側カバー層のショアC硬度は、86以上、または86より大きく、ショアD硬度は60以下、または60より小さく、かつ/また、内側カバー層のショアC硬度は86以下、または86未満であり、ショアD硬度は60以上、または60より大きい。この実施例の他の具体的な側面において、外側カバー層は内側カバー層より小さなショアC硬度を有し、かつ大きなショアD硬度を有し、オプションとして、外側カバー層のショアC硬度は、88以下、または88より小さく、ショアD硬度は60以上、または60より大きく、かつ/また、内側カバー層のショアC硬度は88以上、または88より大きく、ショアD硬度は60以下、または60より小さい。
この発明のゴルフボールは、典型的には、カバー上に1または複数層の仕上げコーティングを塗布して仕上げ加工される。例えば、プライマーおよびトップコートが塗布されて良い。プライマーおよびトップコートの組成物の一方または双方は着色されて良いし、透明でも良い。透明または着色された、いくつかのコーティングが塗布されて良い。
プライマーの組成物は典型的には溶媒担持または水担持の材料であり、これに限定されないが、とくに、ポリウレタン、ポリ尿素、アクリルポリウレタン、ポリエステル、ポリエステルアクリル、およびエポキシから選択される。具体的な実施例において、プライマー組成物は、樹脂成分およびイソシアネート成分を有する2部分溶媒担持ポリウレタンである。この実施例の具体的な側面では、イソシアネート成分は樹脂成分の100重量部に対して31部から35部の量だけ存在する。この実施例の他の具体的な側面では、樹脂成分は50〜58wt%の固形分を有し、イソシアネートはwt46〜53%の固形分を有する。
トップコートの組成物は典型的には溶媒担持の材料であり、これに限定されないが、とくに、ポリウレタン、ポリ尿素、アクリルポリウレタン、ポリエステル、ポリエステルアクリル、およびエポキシから選択される。具体的な実施例において、トップコート組成物は、樹脂成分およびイソシアネート成分を有する2部分溶媒担持ポリウレタンである。この実施例の具体的な側面では、イソシアネート成分は樹脂成分の100重量部に対して68部から71部の量だけ存在する。この実施例の他の具体的な側面では、樹脂成分は46〜52wt%の固形分を有し、イソシアネートはwt46〜53%の固形分を有する。
プライマーおよびトップコートは、オプションとして、添加剤を含み、これは、それに限定されるものではないが、顔料、色合い剤、染料、反応助長剤または触媒、架橋剤、光学的明色化剤、プロピレンカーボネート(例えば米国特許第5,840,788号に開示されるもの。その開示内容は参照してここに組み入れる)、着色剤、蛍光剤、白色剤、UV吸収剤、ヒンダードアミン光安定剤、消泡剤、処理助剤、雲母、タルク、ナノフィラー、湿潤剤、溶剤、および他の慣用的な添加剤を含む。
適切なコーティングの非制限的な例は、例えば、米国特許第5,409,233号、同第5,459,220号、同第5,494,291号、同第5,820,491号、同第5,669,831号、同第5,817,735号、および、同第7,935,421号にさらに開示され、それらの開示内容は参照してここに組み入れる。
具体的な実施例において、この発明のゴルフボールは、プライマーの少なくとも1つのコーティング、および、トップコートの少なくとも1つのコーティングを有する。この実施例の具体的な側面において、プライマーは溶媒担持の組成物であり、トップコートは溶媒担持の組成物で絵ある。
ゴルフボール部品の寸法、例えば、厚さおよび径は所望の特性に応じて変化して良い。
この発明のゴルフボールコアは、シングル、デュアル、およびマルチレイヤのコアを含み、好ましくは、全体の直径は、下限が0.75インチ、または1インチ、または1.25インチ、または1.4インチで、上限が1.55インチ、または1.6インチ、または1.62インチ、または1.63インチの範囲である。
具体的な実施例において、コアはソリッド、シングル層で、その直径が、下限が、0.750、または1.00、または,1.10、または1.15、または、1.20、または1.25、または、1.30、または、1.40、または、1.50、または、1.53、または、1.55インチで、上限が1.55、または1.60、または1.62、または1.63、または1.65インチの範囲である。この実施例の具体的な側面において、コアの圧縮は90以下、または80以下、または75以下、または70以下であり、あるいは、その圧縮は、下限が50または55または60または65で、上限が65または70または75または80または90の範囲である。
他の実施例において、コアは内側コア層および外側コア層を有し、内側コア層の径は、下限が0.900または0.910または0.920または0.930または0.940または0.950または0.960または0.970または0.980または0.990または1.000または1.010または1.020インチで、上限が1.020または1.030または1.040または1.050または1.060または1.070または1.080または1.090または1.100または1.110または1.120または1.130インチの範囲であり、外側コアの厚さは、下限が0.050または0.100または0.200または0.250インチで、上限が0.280または0.310または0.440または0.500インチの範囲である。この実施例の具体的な側面において、コアの二重コア全体の圧縮は、下限が60または70または80または85で、上限が85または90または95の範囲である。
この発明のゴルフボールカバーは、シングル、デュアル、およびマルチレイヤのカバーを含み、好ましくは、その総合厚さは、下限が、0.03インチ、または0.04インチ、または0.045インチ、または0.05インチ、または0.06インチで、上限が、0.07インチ、または0.08インチ、または0.09インチ、または0.10インチの範囲である。デュアルおよびマルチレイヤのカバーは、内側カバー層、および外側カバー層を有し、マルチレイヤのカバーは、付加的に少なくとも1つの中間カバー層を、内側カバー層および外側カバー層の間に有する。具体的な実施例において、カバーはシングル層であり、その厚さは、下限が、0.020、または0.025、または0.030インチで、上限が、0.030、または0.040、または0.045、または0.050、または0.070、または0.100、または0.120、または0.150、または0.350、または0.400インチの範囲である。他の具体的な実施例において、カバーは内側カバー層および外側カバー層を有し、内側カバー層の厚さは、下限が、0.020、または0.025、または0.030、または0.035インチで、上限が、0.035、または0.040、または0.045、または0.050、または0.100インチの範囲であり、外側カバー層の厚さは、下限が、0.020、または0.025、または0.030インチで、上限が、0.035、または0.040、または0.045インチの範囲である。
この発明はどのような特定のディンプルパターン、ディンプル平面形状、ディンプル断面プロフィール、またはディンプルサイズにより限定されない。適切なディンプルパターンの例は、これに限定されないが、
ピロタクシス準拠のパターン;ポリヘドロン準拠のパターン;米国特許第8,029,388号に開示され、その開示内容は参照してここに組み入れる、1または複数の非規則的な領域の多数回の複写に基づくパターン;および、シームレスゴルフボールにディンプルをパッキングするのに特に適したディンプルパターンを含む。適切なディンプルパターンの非制限的な例は、さらに、米国特許第7,927,234号、同第7,887,439号、同第7,503,856号、同第7,258,632号、同第7,179,178号、同第6,969,327号、同第6,702,969号、同第6,699,143号、同第6,533,684号、同第6,338,684号、同第5,842,937号、同第5,562,552号、同第5,575,477号、同第5,957,787号、同第5,249,804号、同第5,060,953号、同第4,960,283号、および同第4,925,193号、並びに、米国特許出願公開第2006/0025245号、同第2011/0021292号、同第2011/0165968号、および同第2011/0183778号に開示されており、それらの開示内容は参照してここに組み入れる。シームレスゴルフボールおよびそれを形成する方法の非制限的な例は、例えば、米国特許第6,849,007号、および同第7,422,529号に開示されており、それらの開示内容は参照してここに組み入れる。具体的な実施例において、ディンプルパターンは、球面状に並べられた四面体に基づく。ディンプルは種々の形状および寸法を伴い、これは種々の深さ、および外形を伴う。具体的には、ディンプルは窪んだ半球であって良く、または、ディンプルは三角形、四角形、六角形、カテナリ、多角形、または当業者に知られている任意の他の形状であって良い。ディンプルの段銘プロフィールは既知のディンプルプロフィールに基づき、これに限定されないが、放物線、楕円、球面曲線、円盤形状、サイン曲線、円錐台、偏平台形、およびカテナリ曲線を含む。
この発明のゴルフボールのディンプル個数は典型的には下限が250および上限が350または400または450または500の範囲である。具体的な実施例において、ディンプル個数は、252または272または302または320または328または332または336または340または352または360または362または364または372または376または384または390または392または432である。
この開示の目的において、熱可塑性組成物または熱可塑性ゴルフボール層の硬度は、以下の手順に従って測定される。組成物の硬度用ボタンが、ボイドおよび欠陥のない部品を製造する二に充分な時間だけ充分な温度および圧力のもとで圧縮成型される。金型から外されて室温に到達したらすぐにボタンの表面を研磨し、平滑で、平坦で、平行な表面を形成する。仕上げ加工されたボタンは径が約1.25インチで厚さが少なくとも6mmである。ボタンは、その後、テストの前に、乾燥室の中で23°Cの下で10日エージングさせる。その後、ASTM D−2240および/またはJIS C(K6301タイプ)に従って、0.1硬度単位を読み取れ、各測定について最大硬度読み値を記録するように設定された、較正されたデジタルデュロメータを用いて、硬度測定が行われる。デジタルデュロメータは、約25mm/秒の移動速度の自動スタンドにベースに、その脚部を平行にして取り付けなければならない。
この開示の目的において、熱硬化性組成物の硬度は成型された1.55インチの直径の組成物の球の表面硬度を指す。球の表面硬度は、対抗する半球から取った多数の測定の平均から取得され、コアの分離線または表面欠陥、例えば穴または突起の上の測定を行わないように配慮する。硬度の測定はASTM D−2240およびJIS C(K6301タイプ)に従って、0.1硬度単位を読み取れ、各測定について最大硬度読み値を記録するように設定された、較正されたデジタルデュロメータを用いて行われる。球は曲面なので、表面硬度が読み取られる前に球をデュロメータインデンタの真下に中心づけられるようにコアを扱う必要がある。デジタルデュロメータは、約25mm/秒の移動速度の自動スタンドにベースに、その脚部を平行にして取り付けなければならない。
この開示の目的において、球の圧縮は、既知の手順に従って、デジタルAtti圧縮試験装置を用いて測定され、ここで、ピストンを用いてバネに抗してボールを圧縮する。Atti圧縮からRiehle圧縮(コア)、Riehle(ボール)、100kg偏位、130−10kg偏位または有効モヂュラスへの変換は、Jeff Dalton、Compression by Any Other Name、Science and Golf IV、Proceedings of the World Scientific Congress of Golf(Eric Thain ed. Routedge、2002)内に与えられた式に従って実行できる。
数値下限および数値上限がここで示されるときには、これらの値に任意の組み合わせが採用できると理解されたい。
ここに引用した全ての特許、刊行物、テスト手順書、および他の参考文献は、さらに優先権ドキュメントも含んで、参照してここに組み入れる。ただし、それは、そのような開示がこの発明と一貫性を有する範囲であり、そのような参照による組み込みを法令が許容する範囲である。
この発明の事例的な実施例が具体的に説明されたが、この発明の趣旨および範囲を逸脱することなく、種々の他の変形例が当業者に明らかであり、また当業者が容易になすことができることが理解される。したがって、添付の特許請求の範囲のスコープが上述した例や記載に限定されず、むしろ、特許請求の範囲は、この発明中に内在する特許性のある新規な特徴のすべてを包括するように構成されていることが意図されており、これは当業者が均等として扱うすべての特徴を含む。
この発明の事例的な実施例が具体的に説明されたが、この発明の趣旨および範囲を逸脱することなく、種々の他の変形例が当業者に明らかであり、また当業者が容易になすことができることが理解される。したがって、添付の特許請求の範囲のスコープが上述した例や記載に限定されず、むしろ、特許請求の範囲は、この発明中に内在する特許性のある新規な特徴のすべてを包括するように構成されていることが意図されており、これは当業者が均等として扱うすべての特徴を含む。
以下、ここで説明した技術的特徴について列挙する。
[技術的特徴1]
第1の組成物から形成される第1の層と、
第2の組成物から形成される第2の層とを有し、
上記第1の組成物のショアC硬度が上記第2の層のショアC硬度より大きく、
上記第1の組成物のショアD硬度が上記第2の層のショアD硬度より小さいことを特徴とするゴルフボール。
[技術的特徴2]
上記第1の組成物のショアC硬度が86以上であり、上記第1の組成物のショアD硬度が60以下である技術的特徴1記載のゴルフボール。
[技術的特徴3]
上記第2の組成物のショアC硬度が86より小さく、上記第2の組成物のショアD硬度が60より大きい技術的特徴2記載のゴルフボール。
[技術的特徴4]
上記第2の組成物のショアC硬度が86以下であり、上記第2の組成物のショアD硬度が60以上である技術的特徴1記載のゴルフボール。
[技術的特徴5]
上記第1の組成物のショアC硬度が86より大きく、上記第1の組成物のショアD硬度が60より小さい技術的特徴4記載のゴルフボール。
[技術的特徴6]
上記第1の組成物はゴム組成物であり、上記第2の組成物はアイオノマーおよび官能化されたポリエチレンを有する技術的特徴1記載のゴルフボール。
[技術的特徴7]
上記アイオノマーの酸レベルは18%以上である技術的特徴6記載のゴルフボール。
[技術的特徴8]
ソリッド・シングル層コアと、
内側カバー層と、
外側カバー層とを有し、
上記コアのショアC硬度が上記内側カバー層のショアC硬度より大きく、
上記コアのショアD硬度が上記内側カバー層のショアD硬度より小さいことを特徴とするゴルフボール。
[技術的特徴9]
上記コアのショアC硬度が86以上であり、上記コアのショアD硬度が60以下であり、上記内側カバー層のショアC硬度が86以下であり、上記内側カバー層のショアD硬度が60以上である技術的特徴8記載のゴルフボール。
[技術的特徴10]
内側コア層と、
外側コア層と、
内側カバー層と、
外側カバー層とを有し、
上記外側コア層のショアC硬度が上記内側カバー層のショアC硬度より大きく、
上記外側コア層のショアD硬度が上記内側カバー層のショアD硬度より小さいことを特徴とするゴルフボール。
[技術的特徴11]
上記外側コア層のショアC硬度が86以上であり、上記外側コア層のショアD硬度が60以下であり、上記内側カバー層のショアC硬度が86以下であり、上記内側カバー層のショアD硬度が60以上である技術的特徴8記載のゴルフボール。
[技術的特徴12]
ソリッド・シングル層コアと、
内側カバー層と、
外側カバー層とを有し、
上記コアのショアC硬度が上記内側カバー層のショアC硬度より小さく、
上記コアのショアD硬度が上記内側カバー層のショアD硬度より大きいことを特徴とするゴルフボール。
[技術的特徴13]
上記コアのショアC硬度が88以下であり、上記コアのショアD硬度が60以上であり、上記内側カバー層のショアC硬度が88以上であり、上記内側カバー層のショアD硬度が60以下である技術的特徴12記載のゴルフボール。
[技術的特徴14]
内側コア層と、
外側コア層と、
内側カバー層と、
外側カバー層とを有し、
上記外側コア層のショアC硬度が上記内側カバー層のショアC硬度より小さく、
上記外側コア層のショアD硬度が上記内側カバー層のショアD硬度より大きいことを特徴とするゴルフボール。
[技術的特徴15]
上記コアのショアC硬度が88以下であり、上記コアのショアD硬度が60以上であり、上記内側カバー層のショアC硬度が88以上であり、上記内側カバー層のショアD硬度が60以下である技術的特徴14記載のゴルフボール。


Claims (15)

  1. 第1の組成物から形成される第1の層と、
    第2の組成物から形成される第2の層とを有し、
    上記第1の組成物のショアC硬度が上記第2の層のショアC硬度より大きく、
    上記第1の組成物のショアD硬度が上記第2の層のショアD硬度より小さいことを特徴とするゴルフボール。
  2. 上記第1の組成物のショアC硬度が86以上であり、上記第1の組成物のショアD硬度が60以下である請求項1記載のゴルフボール。
  3. 上記第2の組成物のショアC硬度が86より小さく、上記第2の組成物のショアD硬度が60より大きい請求項2記載のゴルフボール。
  4. 上記第2の組成物のショアC硬度が86以下であり、上記第2の組成物のショアD硬度が60以上である請求項1記載のゴルフボール。
  5. 上記第1の組成物のショアC硬度が86より大きく、上記第1の組成物のショアD硬度が60より小さい請求項4記載のゴルフボール。
  6. 上記第1の組成物はゴム組成物であり、上記第2の組成物はアイオノマーおよび官能化されたポリエチレンを有する請求項1記載のゴルフボール。
  7. 上記アイオノマーの酸レベルは18%以上である請求項6記載のゴルフボール。
  8. ソリッド・シングル層コアと、
    内側カバー層と、
    外側カバー層とを有し、
    上記コアのショアC硬度が上記内側カバー層のショアC硬度より大きく、
    上記コアのショアD硬度が上記内側カバー層のショアD硬度より小さいことを特徴とするゴルフボール。
  9. 上記コアのショアC硬度が86以上であり、上記コアのショアD硬度が60以下であり、上記内側カバー層のショアC硬度が86以下であり、上記内側カバー層のショアD硬度が60以上である請求項8記載のゴルフボール。
  10. 内側コア層と、
    外側コア層と、
    内側カバー層と、
    外側カバー層とを有し、
    上記外側コア層のショアC硬度が上記内側カバー層のショアC硬度より大きく、
    上記外側コア層のショアD硬度が上記内側カバー層のショアD硬度より小さいことを特徴とするゴルフボール。
  11. 上記外側コア層のショアC硬度が86以上であり、上記外側コア層のショアD硬度が60以下であり、上記内側カバー層のショアC硬度が86以下であり、上記内側カバー層のショアD硬度が60以上である請求項8記載のゴルフボール。
  12. ソリッド・シングル層コアと、
    内側カバー層と、
    外側カバー層とを有し、
    上記コアのショアC硬度が上記内側カバー層のショアC硬度より小さく、
    上記コアのショアD硬度が上記内側カバー層のショアD硬度より大きいことを特徴とするゴルフボール。
  13. 上記コアのショアC硬度が88以下であり、上記コアのショアD硬度が60以上であり、上記内側カバー層のショアC硬度が88以上であり、上記内側カバー層のショアD硬度が60以下である請求項12記載のゴルフボール。
  14. 内側コア層と、
    外側コア層と、
    内側カバー層と、
    外側カバー層とを有し、
    上記外側コア層のショアC硬度が上記内側カバー層のショアC硬度より小さく、
    上記外側コア層のショアD硬度が上記内側カバー層のショアD硬度より大きいことを特徴とするゴルフボール。
  15. 上記コアのショアC硬度が88以下であり、上記コアのショアD硬度が60以上であり、上記内側カバー層のショアC硬度が88以上であり、上記内側カバー層のショアD硬度が60以下である請求項14記載のゴルフボール。
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