JP2014121220A - 電線接続部の異常発熱検知装置用取付バンド及びこれを用いた異常発熱検知装置 - Google Patents

電線接続部の異常発熱検知装置用取付バンド及びこれを用いた異常発熱検知装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 電線接続部に確実に密着させ取り付け容易で、電線接続部の発熱状態を確実に検知する。
【解決手段】 発熱検知装置1の装置本体20を電線接続部のスリーブの周りに巻き留める取付バンド6は、帯状鋼材のバンド本体12と、バンド本体12の一端を結合させ、他端部を係合させる鋼板材の留め金13とで構成する。バンド本体12は一端部に係止孔14を備え、スリーブの外径に対応する複数の係合孔15を備える。留め金13は両端部のフランジ部13a,13b間に前後一対の立上げ部13cを備える。留め金13の一端部の係止片16にバンド本体12の係止孔14を掛けて折返し孔17に通し、折返し孔17の開口縁で折り曲げて留め金13にバンド本体12を結合する。バンド本体12の端部を留め金13の通し孔18に通して、係合孔15を係合片19に引っ掛け、前後の立上げ部13cを密着するようにかしめると、取付バンド6は締め込まれる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、架空送電線等の電線の接続部における温度監視を形状記憶合金を用いて行う異常発熱検知装置を圧縮接続用スリーブに装着する取付バンドとこれを用いた異常発熱検知装置に関するものである。
例えば鉄塔への電線の引き留めや電線同士の接続等にはスリーブによる圧縮接続が行われる。この電線接続部は導通性の阻害要因により発熱するので、電線接続部の過熱を防止すべく、電線のスリーブに形状記憶合金を装着し、一定温度に達すると形状記憶合金の変形により異常発熱を監視者に知らせる発熱検知装置が知られている(特許文献1)。この装置は、形状記憶合金から成る熱センサをバンド部材でスリーブに巻き留めて密着させ、異常発熱でスリーブの温度が所定温度に達するとU字状に変形して圧縮スリーブの表面から立ち上がり、電線接続部の異常発熱を地上で目視確認できる。
特開平2−183973号公報
上記従来の発熱検知装置においては、異常発熱時に立ち上げる熱センサ体全体を形状記憶合金であるニッケル−チタン合金で構成しているので、ジュール熱及び太陽光の輻射熱によって形状記憶合金の変形が開始し、直立に至らない途上位置に立ち上がって、異常過熱か否かの判別できない状態になることがある。また、熱センサ体を目視可能に構成するため、形状記憶合金の使用量が多く製作コストの削減の障害になる。
一方、本願出願人は特願2011−134506において、電線接続部に取り付け可能で良好な熱伝導性を有する枠体に、電線接続部の発熱により変形する形状記憶合金を含むトリガ片の基端部を固定し、また表示部材を電線接続部に伏した待機位置と電線接続部から立ち上がった検知位置との間で変位可能に枠体上に支持する発熱検知装置を提案した。この発熱検知装置を市販の金属製結束バンドでスリーブの端部の断面略六角形状の圧縮部に固定する場合、スリーブの外径が小さいと、結束バンドのハウジングが断面略六角形状をなす圧縮部の一側面から側方へ張り出してしまい、枠体に近接した結束バンドとスリーブとに隙間が生じて装置本体とスリーブとの密着性を阻害し発熱検知を妨げるおそれがある。スリーブの圧縮部の側面が湾曲している場合に、スリーブから装置本体の浮きが生じて接触状態が悪くなる。結束バンドが金属製の場合に枠体の側板の底板に近い位置に通し孔を設けると締め込み難く、この結果結束バンドが緩みやすい。また、バインド線をスリーブに巻き付けると、作業者による締め付け強度にばらつきが生じ、長期にわたる安定した装着のために点検作業を必要とする。
そこで、本発明は、確実に密着させて比較的容易に取り付けることができ、電線接続部の発熱状態を確実に検知する発熱検知装置用取付バンド及びこれを用いた発熱検知装置を提供するものである。
上記課題を解決するため、本発明においては、良好な熱伝導性を有する枠体2上に、発熱により変形する形状記憶合金を含む表示部材5を設け、電線接続部に装着して異常発熱を目視により確認させる電線接続部の異常発熱検知装置本体1を電線接続部Cに取り付けるために、金属製の取付バンド6を枠体2の通し孔8aに通して圧縮接続用スリーブC1の周りに巻き留めるものとする。取付バンド6は、長手方向に複数の係合孔を備えたバンド本体12と、一端部に巻き方向に対して前後に間隔を置き頂部で連続する一対の立上げ部13c,13cを備え、一方の立上げ部13cが前記本体部に結合し、他方の立上げ部13cにバンド本体12の他端部を引き留め可能に係合させる留め金13とを具備させる。バンド本体12を圧縮接続用スリーブC1の周りに巻いて留め金13に係合させた状態で、立上げ部13c,13cを互いに密着させるようにかしめることによりバンド本体12を締め込む。
バンド本体12は、一端部に係止孔14を備える。
留め金13のバンド本体12との接続部は、バンド本体12の係止孔14を引っ掛けるように突出した係止片16と、この係止片16からバンド本体12の巻き方向と反対側に位置し、バンド本体12を貫通させてから巻き方向に屈曲させる折返し孔17とを備える。
留め金13のバンド本体12との係合部は、バンド本体12を下方から貫通させる通し孔18と、この通し孔18を貫通したバンド本体12の係合孔15を引っ掛けるように立上げ部13cから突出した係合片19とを備える。
異常発熱検知装置1は、装置本体20と取付バンド6とを具備させ、装置本体1は、電線接続部に密着して取り付け可能で良好な熱伝導性を有する枠体2と、基端部が枠体2に固定され、自由端部が電線接続部の発熱により変形する形状記憶合金を含むトリガ片3と、電線接続部に伏した待機位置と電線接続部から立ち上がった検知位置との間で変位可能に枠体2上に支持され、トリガ片3に係合して待機位置から検知位置への変位が阻止され、トリガ片3の変形により検知位置への変位が許容される表示部材5と、表示部材5を待機位置から検知位置に向けて付勢するばね部材4とを具備させる。
圧縮接続用スリーブC1に接触する枠体2には、圧縮接続用スリーブCの圧縮面の長手方向に延出し、枠体2に対して圧縮接続用スリーブに接近する方向へ傾斜した押え板7aを具備させる。
圧縮接続用スリーブCに接触する枠体2には、圧縮接続用スリーブCの圧縮面と複数の接触位置を確保するための複数の凸部7bを具備させる。
取付バンド6を通す通し孔8aは、枠体2上の取付バンド6の巻き方向に対向する一対のブラケット8に、締め付け状態の取付バンド6と圧縮接続用スリーブC1の側面との隙間Sより枠体2の下面から上方向に間隔Dを置いて配置する。
ばね部材4の一端に対する他端の蓄勢位置が表示部材5の待機位置に対応し、放勢位置が表示部材5の検知位置に対応するように、表示部材5がばね部材4に一体に連続して形成する。
本発明によれば、圧縮接続用スリーブの外周面に巻いてバンド本体を留め金に係合させると、立上げ部の両端間距離の締め代が形成されるので、立上げ部をかしめるだけで、簡単に締め付けることができるし、留め金の幅が狭くなるので圧縮接続用スリーブの圧縮部の狭い側面から張り出さず、作業者の如何にかかわらず簡単で確実に発熱検知装置を圧縮接続用スリーブに密着固定することができ、長期にわたって安定した密着状態を維持して、頻繁な点検作業を省くことができる。
このような良好な密着状態で装着された発熱検知装置は、圧縮接続用スリーブに密着して確実に異常発熱を検知して明確に判別することができるし、高価な形状記憶合金の使用量を可及的に少なくでき、安価に提供することができる。
圧縮接続用スリーブに押え板や凸部を設ければ、スリーブの側面に複数位置での接触するので異常発熱をより確実に検知することができる。
取付バンドを通す通し孔を一対のブラケットに締め付け状態の取付バンドと圧縮接続用スリーブの側面との隙間より枠体の下面から上方向に大きな間隔を置いて配置すれば、取付バンドにより装置本体が圧縮接続用スリーブの側面に押し当たり、さらに密着性が高まる。
本発明に係る異常発熱検知装置の斜視図である。 図1の異常発熱検知装置の平面図である。 図1の異常発熱検知装置の正面図である。 枠体の側面図である。 (A)は他の実施形態の枠体の側面図、(B)は装着状態の枠体の断面図、(C)は装置本体装着せずに締め込んだ状態の取付バンドの側面図である。 他の実施形態の表示部材の斜視図である。 本発明に係る取付バンドの斜視図である。 図7の取付バンドの平面図である。 図7の取付バンドの側面図である。 図7の取付バンドの正面図である。 図7の取付バンドの背面図である。 取付バンドの一部拡大断面図である。 バンド本体の平面図である。 取付バンドの一部拡大側面図であり、(A)はバンド本体と留め金の係合状態を示し、(B)はバンド本体と留め金の締め込み状態を示す。 引き留めクランプの正面図である。
本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。
図15において、架空送電線の鉄塔への引留クランプCは略L字状を成し、一端側に電線を引き留めるために電線端部に圧縮接続されたスリーブC1を備え、他端側にジャンパー線Jを接続するためのジャンパソケットSをボルトBにより固定する接続端子板C2を備えている。
図2,図3に示すように、発熱検知装置1は、装置本体20と、装置本体20を電線接続部に固定するための取付バンド6とを具備し、スリーブC1の電線挿入側の端部に装着され、電線接続部である引留クランプCのスリーブC1の異常な発熱状態を目視確認させるものである。装置本体20は、図1ないし図3に示すように、枠体2と、形状記憶合金からなるトリガ片3と、このトリガ片3に係合するねじりばね4と、このねじりばね4の立ち上がり端部に固定された表示部材5とを具備する。
枠体2は良好な熱伝導性を有する金属板材で構成され、矩形の平坦な座板7と、座板7の両側縁部からそれぞれ垂直に立ち上がった対向する一対のブラケット8,8と、ブラケット8,8間に渡された支持ピン9と、座板7の端縁から垂直に立ち上がった後水平方向に屈曲してブラケット8,8間を結合するカバー板10とを具備する。ブラケット8,8の上端部には、取付バンド6を挿通させるための横長の通し孔8aが開口する。枠体2の座板7には、図4に示すように、圧縮接続用スリーブC1における断面略六角形状の圧縮部の側面に沿って長手方向に延出し、スリーブC1に接近する方向に傾斜することにより前後位置で接触状態を確保する押え板7aが連続している。座板7及び押え板7aの下面には、熱伝導を確実にする良好にするための凸部7bを有する。
なお、ブラケット8の通し孔8aは、図5(C)に示すように、断面略六角形状の圧縮接続用スリーブC1の角部によって、締め付け状態の取付バンド6と圧縮接続用スリーブC1の側面との間に形成される隙間Sより、同図(A)(B)に示すように、枠体2の下面から上方向に大きな間隔Dを置いて配置されていれば、ブラケット8の下部位置であってもよい。この場合、取付バンド6を締め込むときに装置本体20が圧縮接続用スリーブC1上で安定して傾き難い。
トリガ片3は、スリーブC1の発熱により設定温度に達したら復帰変形可能な棒状の形状記憶合金からなる。このトリガ片3は、自由端側が基端側に対し屈曲しており、押え板7aの側縁部がトリガ片3の基端部周りを巻き込むように押え板7a上に形成された固定筒11で固定されている。トリガ片3の自由端部3aは、常時枠体2の側方へ突出しており、押え板7a上に直線水平方向に復帰変形する。
ばね部材であるねじりばね4は金属線材で構成され、その中間部に枠体2の支持ピン9に巻かれた弦巻部4aと、一端部に座板7に押し当たる接続部4bと、他端部にトリガ片3に弾力的に係合するようにクランク上に屈曲して延出する起立部4cとを有する。起立部4cは、これを水平方向に倒した待機位置と座板7からほぼ垂直に立ち上がった検知位置との間で変位可能である。ねじりばね4を蓄勢しつつ起立部4cを倒しトリガ片3の下方に配置すると、押え板7aの側部においてトリガ片3に係合して、待機位置に保持される。
表示部材5は金属板材で構成され、起立部4cのトリガ片3との係合状態で板面がほぼ水平方向になるように起立部4cの先端部に固定されている。
なお、表示部材5は、図6に示すように、ねじりばね4の起立部4cに一体に連続する金属線材を視認可能に円形に湾曲させて、簡易に構成してもよい。
図1に示すように、取付バンド6は、ブラケット8,8の通し孔8aに通してスリーブC1の端部位置に巻かれるバンド本体12と、バンド本体12の両端部を締め留める留め金13とを具備する。
図7ないし図13に示すように、バンド本体12は長尺の帯状鋼材で構成され、一端部に矩形の係止孔14を備え、他端が先に向かうに従って幅を狭める先細り形状をなす。バンド本体12は、スリーブの外径に対応するために長手方向に複数の矩形の係合孔15を備えている。
留め金13は矩形の鋼板材で構成され、両端部の水平のフランジ部13a,13bと、フランジ部13a,13bから互いに起立し頂部付近で湾曲して連続する前後一対の立上げ部13c,13cとを有する。一方のフランジ部13aの端部中央には、端縁から並行する二辺を切り込んでフランジ部13aから切り離されフランジ部13aとの結合部から立ち上げほぼ水平に屈曲させた矩形の係止片16を備える。フランジ部13aにおける立上げ部13cの基部にはバンド本体12を通して折り返すための折返し孔17を備える。係止片16と折返し孔17とは、バンド本体12との接続部を構成する。他方のフランジ部13bにおける立上げ部13cの基部にはバンド本体12を下方から通すための通し孔18を備える。当該立上げ部13cには、通し孔18を貫通したバンド本体12の係合孔15を引っ掛けるように突出した係合片19を備える。これらの通し孔18と係合片19とは、バンド本体12との係合部を構成する。係合片19は、立上げ部13cの中央部を逆U字状に切り込んで立上げ部13cとの結合部から立ち上げ、立上げ部13cにほぼ沿うように上向きに屈曲させている。
この取付バンド6は、図12に示すように、留め金13の折返し孔17に下方からバンド本体12の一端部を通し、係止片16に係止孔14を掛けた状態で、バンド本体12を折返し孔17の開口縁位置でフランジ部13aに沿って折り曲げ、図8に示すように、予め留め金13とバンド本体12とを一体に結合しておく。そして、図14(A)に示すように、バンド本体12を枠体2のブラケット8,8の通し孔8aに通してスリーブC1の圧縮部に巻き回し、バンド本体12の他端部を留め金13の通し孔18に下方から通し、枠体2の座板7がスリーブC1の圧縮部に密着するようにバンド本体12を引き締め、係合片19位置にほぼ合致する係合孔15を引っ掛ける。次いで、図14(B)に示すように、留め金13の両立上げ部13c,13cを工具で前後に挟み込み、重ね合わせるようにかしめると、フランジ部13a,13b間の距離分の締め代で締め込む。取付バンド6を締め込むと、ブラケット8,8の上部の通し孔8aに通した取付バンド6により枠体2がスリーブC1に強力に押し当てられる。 枠体2の下面から通し孔8aまでの間隔Dが、締め付け状態の取付バンド6と圧縮接続用スリーブC1の側面との隙間Sより大きいので、断面略六角形状の圧縮接続用スリーブC1の角部によって圧縮接続用スリーブC1から取付バンド6が浮いても枠体2の下面を圧縮接続用スリーブC1に確実に接触させる。
こうして取付バンド6によりスリーブC1に取り付けられた装置本体20は、ねじりばね4の起立部4cをトリガ片3に係合させておく。スリーブC1が発熱により所定の温度に達すると、トリガ片3の自由端3aが枠体2上へ水平方向に変形するので、ねじりばね4のばね力で起立部4cが検知位置に瞬時に跳ね起きて、表示部材5を立ち上げる。この表示部材5により、スリーブC1の異常発熱を目視確認できる。トリガ片3はねじりばね4の起立部4cの立ち上げを阻止すればよく、小片で足りるから高価な形状記憶合金の使用量を少なく構成できる。
1 発熱検知装置
2 枠体
3 トリガ片
4 ねじりばね
4c 起立部
5 表示部材
6 取付バンド
7 座板
7a 押え板
7b 凸部
8 ブラケット
8a 通し孔
9 支持ピン
11 固定筒
12 バンド本体
13 留め金
13a フランジ部
13b フランジ部
13c 立上げ部
14 係止孔
15 係合孔
16 係止片
17 折返し孔
18 通し孔
19 係合片
20 装置本体
C 引留クランプ
C1 スリーブ
C2 接続端子板

Claims (7)

  1. 良好な熱伝導性を有する枠体上に、発熱により変形する形状記憶合金を含む表示部材が設けられ、電線接続部に装着して電線接続部の異常発熱を目視により確認させる異常発熱検知装置本体を電線接続部に取り付けるために、前記枠体の通し孔に通して圧縮接続用スリーブの周りに巻き留める金属製の取付バンドであって、
    長手方向に複数の係合孔を備えたバンド本体と、
    一端部に巻き方向に対して前後に間隔を置き頂部で連続する一対の立上げ部を備え、一方の立上げ部が前記バンド本体部の一端に結合し、他方の立上げ部にバンド本体の他端部を引き留め可能に係合する留め金とを具備し、
    前記留め金は、バンド本体を圧縮接続用スリーブの周りに巻いて係合させた状態で、立上げ部を密着させるようにかしめることによりバンド本体を締め込むことを特徴とする電線接続部の異常発熱検知装置用取付バンド。
  2. 前記バンド本体は、一端部に係止孔を備え、
    前記留め金は、一方の立上げ部に前記バンド本体の一端部を接続する接続部と、前記他方の立上げ部にバンド本体の他端部を係合させる係合部とを具備し、
    前記接続部は、バンド本体の係止孔を引っ掛けるように突出した係止片と、この係止片からバンド本体の巻き方向と反対側に位置し、バンド本体を貫通させてから巻き方向に屈曲させる折返し孔とを備え、
    前記係合部は、前記バンド本体を下方から貫通させる通し孔と、この通し孔を貫通したバンド本体の係合孔を引っ掛けるように立上げ部から突出した係合片とを備えることを特徴とする請求項1に記載の電線接続部の異常発熱検知装置用取付バンド。
  3. 前記異常発熱検知装置本体は、電線接続部に密着して取り付け可能で良好な熱伝導性を有する枠体と、
    基端部が前記枠体に固定され、自由端部が前記電線接続部の発熱により変形する形状記憶合金を含むトリガ片と、
    前記電線接続部に伏した待機位置と電線接続部から立ち上がった検知位置との間で変位可能に枠体上に支持され、前記トリガ片に係合して待機位置から検知位置への変位が阻止され、トリガ片の変形により検知位置への変位が許容される表示部材と、
    この表示部材を待機位置から検知位置に向けて付勢するばね部材と、
    請求項1又は2に記載の取付バンドとを具備することを特徴とする電線接続部の異常発熱検知装置。
  4. 前記圧縮接続用スリーブに接触する枠体には、圧縮接続用スリーブの長手方向に延出し、枠体に対して圧縮接続用スリーブに接近する方向へ傾斜した押え板を具備することを特徴とする請求項3に記載の電線接続部の異常発熱検知装置。
  5. 前記圧縮接続用スリーブに接触する枠体には、圧縮接続用スリーブの圧縮面との複数の接触位置を確保するための複数の凸部を具備することを特徴とする請求項3又は4に記載の電線接続部の異常発熱検知装置。
  6. 前記枠体の通し孔は、枠体上の前記取付バンドの巻き方向に対向する一対のブラケットに、締め付け状態の取付バンドと前記圧縮接続用スリーブの側面との隙間より枠体の下面から上方向におおきな間隔を置いて配置されていることを特徴とする請求項3ないし5のいずれかに記載の電線接続部の異常発熱検知装置。
  7. 前記ばね部材の一端に対する他端の蓄勢位置が前記表示部材の待機位置に対応し、放勢位置が表示部材の検知位置に対応するように、前記表示部材がばね部材に一体に連続して形成されていることを特徴とする請求項3ないし6のいずれかに記載の電線接続部の異常発熱検知装置。
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