JP2014121148A - 車両用電力変換装置及び鉄道車両 - Google Patents

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靖之 北澤
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Abstract

【課題】半導体冷却ユニットの取り付け作業性を向上すること。
【解決手段】電力変換回路31を有する発熱部32と、放熱により発熱部を冷却する放熱機構33と、電力変換回路に導通する第1コネクタ部45と、を備えるユニット体30と、第1コネクタ部に接続される第2コネクタ部16を備え、発熱部を内部に収容しつつ放熱機構を外部に露出させた状態でユニット体を離脱自在に支持する箱体10と、を備え、箱体は、発熱部を内部に収容させるための開口部12が形成された該箱体の取付面10bに設けられて、該箱体の外部に露出した箱体側係合部25を備え、ユニット体は、箱体側係合部に対して係合及び分離可能なユニット側係合部48を備え、箱体側係合部とユニット側係合部との係合状態を維持したまま、第1コネクタ部と第2コネクタ部とが接続及び分離可能とされている車両用電力変換装置3を提供する。
【選択図】図7

Description

本発明の実施形態は、車両用電力変換装置及び鉄道車両に関する。
一般的な鉄道車両には、該鉄道車両における駆動用電動機の制御等を行う装置として電力変換装置が車体床下に設けられている。
この電力変換装置は、半導体素子のスイッチング動作を利用して電力変換(例えば直流電力を交流電力に変換)を行う装置であり、上記半導体素子を有する電力変換回路を備えている。通常、この電力変換回路については、塵埃や水分等による影響を受け難くするために、車体床下に取り付けられた筐体の内部に密閉状態で収容されて保護されている。
ところが、電力変換時には、スイッチングによる電力損失に起因する熱(熱損失)が半導体素子から発生するので、この熱を放熱して半導体素子を冷却する必要がある。そこで、フィンが設けられた受熱板(受熱ブロック)に半導体素子を取り付け、受熱板及びフィンで構成される放熱部を筐体の外部に露出させる対策がなされている。
このような対策がなされている電力変換装置において、組み立て作業性やメンテナンス性を向上させるために、フィンが設けられた受熱板と、半導体素子を有する電力変換回路と、を一体化させてユニット化し、このユニット化された半導体冷却ユニット(ユニット体)を筐体に対して着脱可能としたものが知られている。
また、この場合には、筐体の内部に取り付けられた筐体側コネクタ部に対して、接続及び分離可能なユニット側コネクタ部を半導体冷却ユニットに設けている。これにより、半導体冷却ユニットの取り付けと同時に両コネクタ部を接続でき、電力変換回路の電気接続を行うことが可能とされる。
特開2003−235112号公報
ところで、コネクタの接続を伴う半導体冷却ユニットの装着操作を行う場合、車体床下にて作業者が行うことが一般的であるが、鉄道車両用の電力変換装置では、その構成上、半導体冷却ユニットが重くなり易く、扱い難い場合がある。そのため、半導体冷却ユニットの取り付け作業性が低下する課題があった。
実施形態における車両用電力変換装置は、電力変換回路を有する発熱部と、放熱により前記発熱部を冷却する放熱機構と、前記電力変換回路に導通する第1コネクタ部と、を備えるユニット体と、前記第1コネクタ部に接続される第2コネクタ部を備え、前記発熱部を内部に収容しつつ前記放熱機構を外部に露出させた状態で前記ユニット体を離脱自在に支持する箱体と、を備え、前記箱体は、前記発熱部を内部に収容させるための開口部が形成された該箱体の取付面に設けられて、該箱体の外部に露出した箱体側係合部を備え、前記ユニット体は、前記箱体側係合部に対して係合及び分離可能なユニット側係合部を備え、前記箱体側係合部と前記ユニット側係合部との係合状態を維持したまま、前記第1コネクタ部と前記第2コネクタ部とが接続及び分離可能とされていることを特徴とする。
実施形態における鉄道車両は、上記車両用電力変換装置と、前記箱体が床下に取り付けられた車体と、を備えることを特徴とする。
第1の実施形態における鉄道車両を示す図である。 図1に示す車両用電力変換装置の構成図であって、鉄道車両の前方側から見た状態における縦断面図である。 図2に示す車両用電力変換装置を車体の床を通じて上方から見た図であり、箱体と半導体冷却ユニットとが分離された状態図である。 図3に示す矢印A−A断面図である。 図4に示す箱体を半導体冷却ユニット側から見た側面図である。 図4に示す半導体冷却ユニットを箱体側から見た側面図である。 図4に示す状態から、半導体冷却ユニット側の係合爪部と箱体側の係合突起とを係合させた状態を示す図である。 第2の実施形態における車両用電力変換装置を車体の床を通じて上方から見た図であり、箱体と半導体冷却ユニットとが分離された状態図である。 図8に示す矢印B−B断面図である。 図9に示す状態から、半導体冷却ユニット側の係合受け部と箱体側の係合突起とを係合させた状態を示す図である。 図10に示す状態から、半導体冷却ユニットを回動操作して箱体に取り付けた状態を示す図である。 第3の実施形態における車両用電力変換装置を車体の床を通じて上方から見た図であり、箱体と半導体冷却ユニットとが分離された状態図である。 図12に示す矢印C−C断面図である。 図13に示す状態から、半導体冷却ユニット側の係合凸部と箱体側の係合受け部とを係合させた状態を示す図である。 図14に示す状態から、半導体冷却ユニットを回動操作して箱体に取り付けた状態を示す図である。 第4の実施形態における車両用電力変換装置を車体の床を通じて上方から見た図であり、箱体と半導体冷却ユニットとが分離された状態図である。 図16に示す矢印D−D断面図である。 図17に示す状態から、半導体冷却ユニット側の係合凸部と箱体側のガイド台とを係合させた状態を鉄道車両の左側から見た図である。 第4の実施形態における変形例を示す図である。 第1の実施形態における変形例を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
(鉄道車両の構成)
図1に示すように、第1の実施形態の鉄道車両1は、車体2と、この車体2の床下に設置された車両用電力変換装置3と、を備えている。
車両用電力変換装置3は、架線4からパンタグラフ5を介して供給された直流電力、又は図示しない電力供給源から供給された直流電力を交流電力に変換し、例えば車輪6が取り付けられた台車7の近傍に設けられた電動機8や、鉄道車両1における各電気装備品(空調機等)に交流電力を供給する装置とされている。
なお、本実施形態では、鉄道車両1の前方及び後方を結ぶ方向を「前後方向L1」といい、鉄道車両1の車幅方向を「左右方向L2」といい、鉄道車両1の高さ方向を「上下方向L3」という。
(車両用電力変換装置の構成)
上記車両用電力変換装置3について詳細に説明する。
図2に示すように、車両用電力変換装置3は、車体2の床下に垂下するように取り付けられた箱体10と、この箱体10に対して離脱自在に組み合わされて支持される半導体冷却ユニット(ユニット体)30と、を備えている。
(車両用電力変換装置の箱体)
箱体10は、図2〜図5に示すように、左右方向L2及び上下方向L3よりも前後方向L1に長い直方体状に形成された金属製ボックスであり、天板部10aに取り付けられた複数の取付け片11を介して車体2の床下に取り付けられている。
具体的には、図2に示すように、箱体10は鉄道車両1を前方から見たときに車体2の左側寄りの床下に、艤装限界K内に収まるように取り付けられている。また、取付け片11は、図5に示すように側面視C形状に形成され、前後方向L1及び左右方向L2に間隔をあけながら並んだ状態で4つ設けられている。但し、箱体10の取り付け位置や、取付け片11の形状及び個数は、上記の場合に限定されるものではない。
図2〜図5に示すように、箱体10における側板部のうち車体2の左右方向L2の外側に向く側板部10bは、半導体冷却ユニット30が装着される取付面とされている。この取付面とされた側板部10bには、半導体冷却ユニット30における後述する発熱部32を内部に収容するための側面視矩形状の開口部12が形成されている。また、側板部10bの外面には、開口部12に沿って環状のパッキン13が取り付けられていると共に、4つのボス14が開口部12の四隅に対応する部分にそれぞれ立設されている。
箱体10の内部には、半導体冷却ユニット30側の後述する電力変換回路31と協働しながら電力変換を行うために必要な各種の図示しない電気装備品等が内蔵されている。電気装備品としては、例えばフィルタコンデンサやゲートアンプ等が挙げられる。
また、箱体10の内部には、これら電気装備品等に導通された複数のオス型コネクタ(第2コネクタ部)16、及びレセプタクルコネクタ(第2コネクタ部)17が配設されている。
オス型コネクタ16はピンタイプとされ、金属板等の導体18に固定されており、前後方向L1に間隔をあけながら同じ高さに並んだ状態で、開口部12側を向くように配置されている。図示の例では、オス型コネクタ16は5つ配置されている。
レセプタクルコネクタ17は、配線ケーブル19に接続された状態で板状ブラケット20に固定されており、上記したオス型コネクタ16に対して、前後方向L1に間隔をあけながら同じ高さに並んだ状態で、開口部12側を向くように配置されている。
このように、5つのオス型コネクタ16は導体18を介して電気装備品等に導通され、レセプタクルコネクタ17は配線ケーブル19を介して電気装備品等に導通されている。なお、導体18を介して導通がされるオス型コネクタ16は高電圧用コネクタとされ、配線ケーブル19を介して導通がされるレセプタクルコネクタ17は低電圧用コネクタとされる。
また、箱体10における側板部10bの外面には、箱体10の外部に露出した2つの係合突起(箱体側係合部)25が取り付けられている。これら係合突起25は、開口部12の上側に位置しており、前後方向L1に間隔をあけながら同じ高さに並んでいる。
係合突起25は、側板部10bの外面から車体2の外側に突出し、前後方向L1に間隔をあけて対向する一対の突起片26と、一対の突起片26の間に配設されると共に前後方向L1に延在してこれら突起片26に支持された回動軸部27と、を備えている。
(車両用電力変換装置の半導体冷却ユニット)
半導体冷却ユニット30は、図2〜図4及び図6に示すように、箱体10の側板部10bに対して車体2の外側から離脱自在に組み合わされるユニットであり、電力変換回路31を有する発熱部32と、放熱により発熱部32を冷却する放熱機構33とを備えている。
電力変換回路31は、受熱板35の内面(車体2の内側に向いた面)に固定された複数の半導体素子36と、これら複数の半導体素子36の端子部間に接続されて所定の回路パターンを形成させる導体37と、を少なくとも備えている。
上記半導体素子36は、箱体10に内蔵されたゲートアンプのターンオン/ターンオフによってスイッチングされることで電力変換を行うものであり、図示の例では前後方向L1に間隔をあけて3つ並び、且つ上下方向L3に間隔をあけて2つ並んだ状態で受熱板35の内面に合計6つ固定されている。この際、前後方向L1に並んだ3つの半導体素子36は、例えば三相ブリッジ接続されている。
上記導体37は、例えば金属製の接続板であり、積層された状態で受熱板35の内面に突設された支持台39の内部に入り込んでいる。この支持台39は、前後方向L1に長く形成されている。
上記した複数の半導体素子36及び導体37を有する電力変換回路31を具備する発熱部32は、箱体10の側板部10bに形成された開口部12を通じて箱体10の内部に収容されている。
また、受熱板35に突設された上記支持台39には、箱体10の内部に設けられたオス型コネクタ16及びレセプタクルコネクタ17に対して、それぞれ接続されるメス型コネクタ(第1コネクタ部)45及びプラグコネクタ(第1コネクタ部)46が設けられている。
メス型コネクタ45は、オス型コネクタ16の数に対応して5つ設けられ、支持台39における突出端面上に、前後方向L1に間隔をあけながら箱体10の内側を向くように配置されている。プラグコネクタ46も同様に、支持台39における突出端面上に、メス型コネクタ45に対して前後方向L1に間隔をあけながら箱体10の内側を向くように配置されている。
なお、これらメス型コネクタ45及びプラグコネクタ46は、支持台39の内部において電力変換回路31における導体37に対して導通されている。
上記したメス型コネクタ45及びプラグコネクタ46は、箱体10に対する半導体冷却ユニット30の取り付け及び取り外しに応じて、オス型コネクタ16及びレセプタクルコネクタ17に対して接続及び分離可能とされている。
上記受熱板35は、例えばアルミ等からなる熱導電性に優れた金属材であり、箱体10側に設けられた4つのボス14を車体2の外側から覆うことが可能なサイズで、側面視矩形状に形成されている。受熱板35の四隅には、箱体10側の4つボス14に対応して取付孔35aが形成されている。
そして、図2に示すように半導体冷却ユニット30は、この取付孔35aを通してボス14に螺着された固定ねじ38によって、箱体10の側板部10bに装着される。
受熱板35の外面(車体2の外側に向いた面)には、複数の金属製のフィン40が取り付けられていると共に、これら複数のフィン40を覆う保護カバー41が取り付けられている。
上記フィン40は、例えば前後方向L1に長い上面視長方形状に形成され、複数のフィン40が上下方向L3に隙間をあけて配置されている。なお、複数のフィン40は、受熱板35に対して加締め結合やろう付け結合等により取り付けられていても良いし、一体成型されていても良い。
上記保護カバー41は、複数の孔部が形成された金属製のメッシュカバーであり、図示しない締結手段によって受熱板35の外面に取り付けられている。
上記した受熱板35、複数のフィン40及び保護カバー41は、上記放熱機構33として機能し、箱体10の外部に露出した状態とされている。従って、発熱部32で発生した熱を受熱板35及びフィン40を通じて放熱し、保護カバー41の孔部を通じて箱体10の外部に拡散させることができ、発熱部32の確実な冷却を行える。
ところで、受熱板35の上端部には、箱体10側の係合突起25に対して係合及び分離可能な係合爪部(ユニット側係合部)48が取り付けられている。係合爪部48は、係合突起25の数に対応して2つ設けられ、前後方向L1に間隔をあけて配置されている。
この係合爪部48は、受熱板35の上端部から該受熱板35に対して平行に突出した後、箱体10側に向けて半円状に湾曲して下方に開口し、係合突起25における回動軸部27に対して上方から係合可能な鉤状のフック部48aを備えている。このフック部48aは、前後方向L1に垂直な断面形状が略同一となるように形成されている。
よって、図7に示すように、フック部48aを回動軸部27に対して係合させた状態を維持したまま、半導体冷却ユニット30を回動軸部27の回動軸M回りに回動操作することが可能とされている。また、この回動操作によって、箱体10に対する半導体冷却ユニット30の取り付け及び取り外しを行えると同時に、オス型コネクタ16及びレセプタクルコネクタ17に対するメス型コネクタ45及びプラグコネクタ46の接続及び分離を行うことが可能とされている。
(作用効果)
次に、上述したように構成された車両用電力変換装置3において、取り外されている半導体冷却ユニット30を箱体10に装着する場合について説明する。
この場合には、図4に示すように、半導体冷却ユニット30を持ち上げて車体2の床下に取り付けられている箱体10に近づけた後、半導体冷却ユニット30側の係合爪部48におけるフック部48aを、箱体10側の係合突起25における回動軸部27に対して上方から載置するように係合させる。
これにより、図7に示すように、箱体10に対して半導体冷却ユニット30をぶら下げるように、引っ掛けることができる。この際、係合突起25における一対の突起片26の間に係合爪部48のフック部48aが配置されるので、箱体10と半導体冷却ユニット30との前後方向L1における相対位置が決まる。
次いで、このぶら下がった半導体冷却ユニット30を、係合突起25と係合爪部48との係合状態を維持したまま回動軸M回りに回動操作して、受熱板35を箱体10の側板部10bに対してパッキン13を挟んで重ね合わせる。これにより、図2に示すように、発熱部32を箱体10の内部に収容し、且つ放熱機構33を箱体10の外部に露出させた状態で、半導体冷却ユニット30を箱体10に対して取り付けて装着することができる。
しかも、係合突起25と係合爪部48との係合状態を維持したまま半導体冷却ユニット30を箱体10に装着したと同時に、箱体10側のオス型コネクタ16及びレセプタクルコネクタ17と、半導体冷却ユニット30側のメス型コネクタ45及びプラグコネクタ46とを接続することができる。従って、半導体冷却ユニット30の機械的な取り付けと、各コネクタの電気的な接続とを、一連の動作で容易且つ確実に行える。
そして、最後に受熱板35の取付孔35aを通じて固定ねじ38をボス14に螺着させることで、半導体冷却ユニット30の取り付け作業が終了する。
なお、半導体冷却ユニット30の取り外し作業は、上述した取り付け作業とは反対の手順で行うことができるので、説明を省略する。
特に、本実施形態では、箱体10側の係合突起25が、側板部10bに設けられて該箱体10の外部に露出しているので、この係合突起25を目視により確認しながら係合爪部48を確実に引っ掛けて係合することができる。従って、半導体冷却ユニット30の取り付け作業性を向上することができ、作業者にかかる負担を軽減できるうえ、車両用電力変換装置3のメンテナンス作業等を行い易い。
しかも本実施形態では、係合突起25と係合爪部48との係合状態を維持したまま半導体冷却ユニット30を回動軸M回りに回動操作するだけで、上記した機械的な取り付けと電気的な接続とを行えるので、半導体冷却ユニット30の取り付け作業を簡便に行える。
さらに、係合爪部48におけるフック部48aを回動軸部27に対して上方から引っ掛けるように係合させて、箱体10に対して半導体冷却ユニット30をぶら下げることができるので、半導体冷却ユニット30の重量を箱体10側に負担させることができる。従って、重量を有する半導体冷却ユニット30であっても、作業者にかかる負担を軽減しながら取り付け作業を行うことができる。
また、本実施形態では、箱体10側に係合突起25を設けると共に、半導体冷却ユニット30側に係合爪部48を設けるだけの簡便な構成で上記した作用効果を奏功することができるうえ、構成の簡略化及び部品コストの抑制による低コスト化を図り易い。
(第1の実施形態の変形例)
上述した第1の実施形態では、箱体10側に回動軸部27を有する係合突起25を設け、半導体冷却ユニット30側にフック部48aを有する係合爪部48を設けたが、これとは逆に、箱体10側に係合爪部48を設けると共に半導体冷却ユニット30側に係合突起25を設けても構わない。この場合であっても同様の作用効果を奏功することができる。
なお、箱体10側に係合爪部48を設ける場合には、フック部48aの向きを上下逆向き、即ちフック部48aの開口方向を上下逆向きにすれば良い。
また、係合突起25及び係合爪部48の数は、2つに限定されるものではなく、3つ以上設けても構わないし1つだけも構わない。なお、係合突起25及び係合爪部48を1つだけ設ける場合には、それぞれを前後方向L1に沿って長尺に形成しても良い。これにより、半導体冷却ユニット30の重量が分散されるので、車両用電力変換装置3の耐久性を向上させることができる。
また、箱体10の内部に、高電圧用コネクタとして5つのオス型コネクタ16を設け、低電圧用コネクタとして1つのレセプタクルコネクタ17を設けた場合を例に挙げたが、コネクタの数はこの場合に限定されるものではないし、いずれか一方のコネクタだけを設けても構わない。
また、オス型コネクタ16及びレセプタクルコネクタ17の位置は、箱体10の内部において自由に設定して構わない。例えば、高電圧用コネクタであるオス型コネクタ16を箱体10内の上方側に配置し、低電圧用コネクタであるレセプタクルコネクタ17を箱体10内の下方側に配置して、離間させても良い。なお、オス型コネクタ16及びレセプタクルコネクタ17の位置に対応して、半導体冷却ユニット30側のメス型コネクタ45及びプラグコネクタ46の位置を調整すれば良い。
但し、オス型コネクタ16及びレセプタクルコネクタ17を回動軸部27に近い位置に配置した場合には、半導体冷却ユニット30の回動操作によってコネクタ接続が確実に行われるように、箱体10の内部において完全に固定した状態で支持するのではなく、若干の移動を許容(自由度を有するように)した状態で支持することが好ましい。
<第2の実施形態>
次に、本発明に係る第2の実施形態について説明する。
第1の実施形態との異なる点は、第1の実施形態では、箱体10に対して半導体冷却ユニット30の上部側をぶら下げるように係合させたが、第2の実施形態では箱体10に対して半導体冷却ユニット30の下部側を載置するように係合させる点である。
なお、この第2の実施形態においては、第1の実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
(車両用電力変換装置の構成)
図8〜図10に示すように、本実施形態の車両用電力変換装置50では、箱体10側の係合突起25が開口部12の上方側ではなく下方側に配置されている。
これに対して、半導体冷却ユニット(ユニット体)51における受熱板35の下端部には、係合突起25に対して係合及び分離可能な係合受け部(ユニット側係合部)52が取り付けられている。係合受け部52は、係合突起25の数に対応して2つ設けられ、前後方向L1に間隔をあけて配置されている。
この係合受け部52は、受熱板35の下端部から下方に向けて突出する受け部本体52aと、この受け部本体52aの下端面に半円状に凹み形成されて下方に開口し、係合突起25における回動軸部27に対して上方から係合可能な係合溝52bと、を備えている。
よって、係合溝52bを回動軸部27に対して係合させた状態を維持したまま、半導体冷却ユニット51を回動軸部27の回動軸M回りに回動操作することが可能とされている。
(作用効果)
本実施形態の車両用電力変換装置50であっても、半導体冷却ユニット51を取り付ける際、係合受け部52における係合溝52bを、箱体10側の係合突起25における回動軸部27に対して上方から載置するように係合させることで、図10に示すように、箱体10に対して半導体冷却ユニット51の下端部を載置させることができる。
次いで、半導体冷却ユニット51を、係合突起25と係合受け部52との係合状態を維持したまま回動軸M回りに回動操作することで、図11に示すように、発熱部32を箱体10の内部に収容し、且つ放熱機構33を箱体10の外部に露出させた状態で、半導体冷却ユニット51を箱体10に対して取り付けて装着することができる。また、これと同時に、箱体10側のオス型コネクタ16及びレセプタクルコネクタ17と、半導体冷却ユニット51側のメス型コネクタ45及びプラグコネクタ46とを接続することができる。
従って、半導体冷却ユニット51の機械的な取り付けと、各コネクタの電気的な接続とを、一連の動作で容易且つ確実に行える。
特に、本実施形態によれば、開口部12の下側に設けられた回動軸部27に対して係合溝52bを載置させるので、第1の実施形態における開口部12の上側に設けられた回動軸部27に対してフック部48aを引っ掛ける場合よりも、半導体冷却ユニット51を持ち上げる高さが低くなる。従って、より簡便に半導体冷却ユニット51の取り付け作業を行うことができる。
(第2の実施形態の変形例)
上述した第2の実施形態では、箱体10側に回動軸部27を有する係合突起25を設け、半導体冷却ユニット51側に係合溝52bを有する係合受け部52を設けたが、これとは逆に、箱体10側に係合受け部52を設けると共に半導体冷却ユニット51側に係合突起25を設けても構わない。この場合であっても、同様の作用効果を奏功することができる。
なお、箱体10側に係合受け部52を設ける場合には、上端面に係合溝52bが形成されるように受け部本体52aを設ければ良い。
また、係合突起25及び係合受け部52の数は、2つに限定されるものではなく、3つ以上設けても構わないし1つだけも構わない。なお、係合突起25及び係合受け部52を1つだけ設ける場合には、それぞれを前後方向L1に沿って長尺に形成しても良い。
<第3の実施形態>
次に、本発明に係る第3の実施形態について説明する。
第1の実施形態との異なる点は、第1の実施形態では、箱体10に対して半導体冷却ユニット30の上部側をぶら下げるように係合させたが、第3の実施形態では箱体10に対して半導体冷却ユニットの下部側を載置するように係合させる点である。
なお、この第3の実施形態においては、第1の実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
(車両用電力変換装置の構成)
図12〜図14に示すように、本実施形態の車両用電力変換装置60では、箱体10における側板部10bのうち開口部12の下側に位置する部分に2つの係合凹部(箱体側係合部)62が設けられている。これら係合凹部62は、前後方向L1に間隔をあけながら同じ高さに並んでいる。
係合凹部62は、側板部10bから車体2の外側に向けて突出したブロック状の凹部本体62aと、この凹部本体62aの上端面に半円状に凹み形成されて上方に開口する係合窪み部62bと、を備えている。
なお、係合窪み部62bは、凹部本体62aの中央部に形成されている。また、係合凹部62は鍛造等により一体成型することができる。
これに対して、半導体冷却ユニット(ユニット体)61における受熱板35の下端部には、係合凹部62に対して係合及び分離可能な係合凸部(ユニット側係合部)63が取り付けられている。係合凸部63は、係合凹部62の数に対応して2つ設けられ、前後方向L1に間隔をあけて配置されている。
この係合凸部63は、受熱板35の下端部から下方に向けて突出していると共に、その下端部が回動軸Mを中心に半円状に丸みを帯びて形成され、係合凹部62における係合窪み部62b内に上方から係合可能とされている。なお、係合凸部63は、受熱板35と一体成型することが可能である。
よって、係合凸部63を係合窪み部62b内に対して係合させた状態を維持したまま、半導体冷却ユニット61を回動軸M回りに回動操作することが可能とされている。
(作用効果)
本実施形態の車両用電力変換装置60であっても、半導体冷却ユニット61を取り付ける際、係合凸部63を、箱体10側の係合凹部62における係合窪み部62b内に上方から載置するように係合させることで、図14に示すように、箱体10に対して半導体冷却ユニット61の下端部を載置させることができる。
この際、凹部本体62aの中央部に形成された係合窪み部62b内に係合凸部63を係合させるので、箱体10と半導体冷却ユニット61との前後方向L1における相対位置が決まる。
次いで、半導体冷却ユニット61を、係合凸部63と係合凹部62との係合状態を維持したまま回動軸M回りに回動操作することで、図15に示すように、発熱部32を箱体10の内部に収容し、且つ放熱機構33を箱体10の外部に露出させた状態で、半導体冷却ユニット61を箱体10に対して取り付けて装着することができる。また、これと同時に、箱体10側のオス型コネクタ16及びレセプタクルコネクタ17と、半導体冷却ユニット61側のメス型コネクタ45及びプラグコネクタ46とを接続することができる。
従って、半導体冷却ユニット61の機械的な取り付けと、各コネクタの電気的な接続とを、一連の動作で容易且つ確実に行える。
特に、本実施形態によれば、第2の実施形態と同様に半導体冷却ユニット61を第1の実施形態の場合よりも持ち上げる必要がない。従って、より簡便に半導体冷却ユニット61の取り付け作業を行うことができる。また、係合凹部62及び係合凸部63を低コストで形成することができる。
(第3の実施形態の変形例)
上述した第3の実施形態では、箱体10側に係合窪み部62bを有する係合凹部62を設け、半導体冷却ユニット61側に係合凸部63を設けたが、これとは逆に、箱体10側に係合凸部63を設けると共に半導体冷却ユニット61側に係合凹部62を設けても構わない。この場合であっても、同様の作用効果を奏功することができる。
なお、半導体冷却ユニット61側に係合凹部62を設ける場合には、下端面に係合窪み部62bが形成されるように凹部本体62aを設ければ良い。そして、この係合窪み部62b内に係合するように係合凸部63を箱体10側に設ければ良い。
また、係合凸部63及び係合凹部62の数は、2つに限定されるものではなく、3つ以上設けても構わないし1つだけも構わない。なお、係合凸部63及び係合凹部62を1つだけ設ける場合には、それぞれを前後方向L1に沿って長尺に形成しても良い。
<第4の実施形態>
次に、本発明に係る第4の実施形態について説明する。
第1の実施形態との異なる点は、第1の実施形態では、係合状態を維持したまま半導体冷却ユニット30を回動操作することで該半導体冷却ユニット30の取り付け作業を行ったが、第4の実施形態では、係合状態を維持したまま半導体冷却ユニットをスライド移動操作することで、該半導体冷却ユニットの取り付け作業を行う点である。
なお、この第4の実施形態においては、第1の実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
(車両用電力変換装置の構成)
図16〜図18に示すように、本実施形態の車両用電力変換装置70では、箱体10における側板部10bのうち開口部12の下側に位置する部分に2つのガイド台(箱体側係合部)72が設けられている。これらガイド台72は、前後方向L1に間隔をあけながら同じ高さに並んでいる。
このガイド台72は、側板部10bから車体2の外側に向けて突出しており、その上面には左右方向L2に沿ってガイド溝72aが形成されている。なお、このガイド溝72aは、ガイド台72における上面のうち、前後方向L1の中央部に形成されていると共に、ガイド台72の突出端側に開放されている。
なお、図示の例では、上下に溝部が形成された断面H形状のガイド台72としており、上側の溝部を上記ガイド溝72aとして利用している。この場合には、例えば公知のアルミ押出し形材(H型タイプ)を、ガイド台72として利用できるので好ましい。
これに対して、半導体冷却ユニット(ユニット体)71における受熱板35の下端部には、ガイド台72に対して係合及び分離可能な係合凸部(ユニット側係合部)73が取り付けられている。係合凸部73は、ガイド台72の数に対応して2つ設けられ、前後方向L1に間隔をあけて配置されている。
この係合凸部73は、受熱板35の下端部から下方に向けて突出し、ガイド台72におけるガイド溝72a内に、該ガイド溝72aに沿ってスライド移動自在に係合可能とされている。即ち、前後方向L1に移動不能とされ、且つ左右方向L2にスライド移動可能に係合可能とされている。
よって、係合凸部73をガイド溝72a内に対して係合させた状態を維持したまま、半導体冷却ユニット71をスライド移動操作することが可能とされている。
(作用効果)
本実施形態の車両用電力変換装置70では、半導体冷却ユニット71を取り付ける際、該半導体冷却ユニット71をガイド台72に対して上方から載置しながら、係合凸部73をガイド溝72aに係合させる。これにより、図18に示すように、ガイド台72を利用して半導体冷却ユニット71を支持することができる。
次いで、半導体冷却ユニット71を、係合凸部73とガイド溝72aとの係合状態を維持したまま箱体10側にスライド移動操作することで、発熱部32を箱体10の内部に収容し、且つ放熱機構33を箱体10の外部に露出させた状態で、半導体冷却ユニット71を箱体10に対して取り付けて装着することができる。また、これと同時に、箱体10側のオス型コネクタ16及びレセプタクルコネクタ17と、半導体冷却ユニット71側のメス型コネクタ45及びプラグコネクタ46とを接続することができる。
従って、半導体冷却ユニット71の機械的な取り付けと、各コネクタの電気的な接続とを、一連の動作で容易且つ確実に行える。
特に、本実施形態によれば、半導体冷却ユニット71をガイド台72上に載置できるので、半導体冷却ユニット71の重量負担が作業者にかかり難い。しかも、ガイド台72上に載置した後、係合凸部73とガイド溝72aとの係合状態を維持したまま半導体冷却ユニット71をスライド移動操作するだけであるので、簡便に半導体冷却ユニット71の取り付け作業を行うことができる。
(第4の実施形態の変形例)
上述した第4の実施形態では、箱体10側に設けられたガイド台72にガイド溝72aを形成し、半導体冷却ユニット71側に係合凸部73を設けたが、これとは逆に、ガイド台72の上面に係合凸部73を左右方向L2に沿って長尺に形成し、半導体冷却ユニット71側にガイド溝72aを設けても構わない。この場合であっても、同様の作用効果を奏功することができる。
また、図19に示すように、例えば半導体冷却ユニット71を持ち上げるリフター75の昇降台76に、箱体10に取り付けられたガイド台72と同様に形成された、ガイド溝77aを有するガイド台77を設け、このリフター75を利用して半導体冷却ユニット71の取り付け作業を行うことも可能である。
この場合には、まず昇降台76を下降させた状態で、該昇降台76に設けられたガイド台77上に半導体冷却ユニット71を載置しておく。この際、係合凸部73をガイド溝77a内に係合させておく。
次いで、リフター75を箱体10の下方付近まで移動させた後、図19に示すように、昇降台76を上昇させて、昇降台76側のガイド台77と箱体10側のガイド台72とが同じ高さになるまで、半導体冷却ユニット71を持ち上げる。これにより、半導体冷却ユニット71を箱体10側にスライド移動操作することで、昇降台76側のガイド台77から箱体10側のガイド台72に容易に受け渡すことができると共に、そのまま箱体10への取り付け作業を行うことができる。
従って、リフター75を利用して、より安全かつ容易に取り付け作業を行うことができ、作業者にかかる負担をさらに軽減することができる。
なお、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記各実施形態では、鉄道車両1における左側寄りの車体2の床下に箱体10を取り付け、車体2の外側から半導体冷却ユニットを取り付けるように構成したが、この場合に限定されるものではない。車体2の床下に箱体10が取り付けられていれば良く、半導体冷却ユニットをどの方向から取り付けても構わない。
また、箱体側係合部及びユニット側係合部の一例を上記各実施形態に示したが、これらの場合に限定されるものではなく、自由に設計して構わない。例えば、抜差蝶番を箱体側係合部及びユニット側係合部に採用しても構わない。
具体的に第1の実施形態を例に挙げて説明すると、図20に示すように、係合ピン81を有する第1蝶番(箱体側係合部)80を箱体10側に取り付け、係合ピン81が挿通される係合筒86を有する第2蝶番(ユニット側係合部)85を半導体冷却ユニット30側に取り付ける。
なお、図20では、箱体10及び半導体冷却ユニット30を簡略化して図示している。
第1蝶番80は、蝶番片82を利用して箱体10における側板部10bに取り付けられている。係合ピン81は、回動軸部として機能し、蝶番片82に連設されている円柱状の台座部83から前後方向L1に沿って突出している。これにより、係合ピン81の回動軸Mは前後方向L1に延びている。
第2蝶番85は、蝶番片87を利用して半導体冷却ユニット30における受熱板35に取り付けられている。係合筒86は、軸方向が上記回動軸Mに一致するように蝶番片87に連設されている。
この場合には、箱体10に対して半導体冷却ユニット30を回動軸M方向に相対移動させることで、係合筒86の内部に係合ピン81を相対的に差し込んで両者を係合させることができる。そして、その係合状態を維持したまま、半導体冷却ユニット30を回動軸M回りに回動操作することで、箱体10に対する半導体冷却ユニット30の機械的な取り付けと、各コネクタの電気的な接続を行うことができる。
特にこの場合には、半導体冷却ユニット30の回動操作の方向と、係合筒86と係合ピン81とを係合させるときの方向とが異なるので、回動操作時に係合が解かれてしまう恐れがなく、重量を有する半導体冷却ユニット30であっても、より安全に取り付け作業を行える。
また、この場合において、係合ピン81の回動軸Mが上下方向L3に一致するように第1蝶番80を箱体10側に取り付け、それに対応して第2蝶番85を半導体冷却ユニット30側に取り付けても良い。このようにすることで、半導体冷却ユニット30を上下方向L3に回動操作するのではなく、扉のように水平方向に回動操作しながら取り付け作業を行うことができる。
なお、第1蝶番80を半導体冷却ユニット30側に取り付け、第2蝶番85を箱体10側に取り付けても構わない。また、第1の実施形態を例に挙げて説明したが、第1蝶番80及び第2蝶番85を有する抜差蝶番を他の実施形態に適用することも可能である。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
K…艤装限界
M…回動軸部の回動軸
L1…前後方向
L2…左右方向
L3…上下方向
1…鉄道車両
2…車体
3…車両用電力変換装置
4…架線
5…パンタグラフ
6…車輪
7…台車
8…電動機
10…箱体
10a…天板部
10b…側板部
11…取付け片
12…開口部
13…パッキン
14…ボス
16…オス型コネクタ(第2コネクタ部)
17…レセプタクルコネクタ(第2コネクタ部)
18…導体
19…配線ケーブル
20…板状ブラケット
25…係合突起(箱体側係合部)
26…突起片
27…回動軸部
30…半導体冷却ユニット(ユニット体)
31…電力変換回路
32…発熱部
33…放熱機構
35…受熱板
35a…取付孔
36…半導体素子
37…導体
38…固定ねじ
39…支持台
40…フィン
41…保護カバー
45…メス型コネクタ(第1コネクタ部)
46…プラグコネクタ(第1コネクタ部)
48…係合爪部(ユニット側係合部)
48a…フック部
50…車両用電力変換装置
51…半導体冷却ユニット(ユニット体)
52…係合受け部(ユニット側係合部)
52a…受け部本体
52b…係合溝
60…車両用電力変換装置
61…半導体冷却ユニット(ユニット体)
62…係合凹部(箱体側係合部)
62a…凹部本体
62b…係合窪み部
63…係合凸部(ユニット側係合部)
70…車両用電力変換装置
71…半導体冷却ユニット(ユニット体)
72…ガイド台(箱体側係合部)
72a…ガイド溝
73…係合凸部(ユニット側係合部)
75…リフター
76…昇降台
77…ガイド台
77a…ガイド溝
80…第1蝶番(箱体側係合部)
81…係合ピン
82…蝶番片
83…台座部
85…第2蝶番(ユニット側係合部)
86…係合筒
87…蝶番片

Claims (6)

  1. 電力変換回路を有する発熱部と、放熱により前記発熱部を冷却する放熱機構と、前記電力変換回路に導通する第1コネクタ部と、を備えるユニット体と、
    前記第1コネクタ部に接続される第2コネクタ部を備え、前記発熱部を内部に収容しつつ前記放熱機構を外部に露出させた状態で前記ユニット体を離脱自在に支持する箱体と、を備え、
    前記箱体は、前記発熱部を内部に収容させるための開口部が形成された該箱体の取付面に設けられて、該箱体の外部に露出した箱体側係合部を備え、
    前記ユニット体は、前記箱体側係合部に対して係合及び分離可能なユニット側係合部を備え、
    前記箱体側係合部と前記ユニット側係合部との係合状態を維持したまま、前記第1コネクタ部と前記第2コネクタ部とが接続及び分離可能とされていることを特徴とする車両用電力変換装置。
  2. 請求項1に記載の車両用電力変換装置において、
    前記ユニット側係合部は、前記箱体側係合部に対して上方から載置することで係合されることを特徴とする車両用電力変換装置。
  3. 請求項2に記載の車両用電力変換装置において、
    前記箱体側係合部と前記ユニット側係合部との係合状態を維持したまま、前記ユニット体を回動軸回りに回動することにより、前記第1コネクタ部と前記第2コネクタ部とが接続及び分離可能とされていることを特徴とする車両用電力変換装置。
  4. 請求項2に記載の車両用電力変換装置において、
    前記箱体側係合部と前記ユニット側係合部との係合状態を維持したまま、前記ユニット体をスライド移動することにより、前記第1コネクタ部と前記第2コネクタ部とが接続及び分離可能とされていることを特徴とする車両用電力変換装置。
  5. 請求項1に記載の車両用電力変換装置において、
    前記箱体側係合部と前記ユニット側係合部との係合状態を維持したまま、前記ユニット体を回動軸回りに回動することにより、前記第1コネクタ部と前記第2コネクタ部とが接続及び分離可能とされ、
    前記箱体側係合部と前記ユニット側係合部とは、前記箱体に対して前記ユニット体を前記回動軸方向に相対移動させることにより、係合及び分離されることを特徴とする車両用電力変換装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の車両用電力変換装置と、
    前記箱体が床下に取り付けられた車体と、を備えることを特徴とする鉄道車両。
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