JP2014120796A - 画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、ユーザー個人の視覚特性に応じた画像の表示を可能とすることを目的とする。
【解決手段】 本発明に係る画像表示装置は、画像を表示する画像表示装置であって、画像を表示する表示手段と、前記表示手段の色調整を行うためのユーザー指示を入力する入力手段と、前記ユーザー指示に基づき、前記表示手段に表示する前記色調整用の画像の色値を変更する変更手段と、前記色調整用の画像の第一の分光輝度特性とは異なる第二の分光輝度特性により参照画像を表示するように前記表示手段を制御する制御手段と、前記変更手段の変更結果に基づいて、前記ユーザーの視覚特性を求める導出手段と、前記導出した視覚特性に基づき、前記画像の色を補正する補正手段とを有する。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明に係る画像表示装置は、画像を表示する画像表示装置であって、画像を表示する表示手段と、前記表示手段の色調整を行うためのユーザー指示を入力する入力手段と、前記ユーザー指示に基づき、前記表示手段に表示する前記色調整用の画像の色値を変更する変更手段と、前記色調整用の画像の第一の分光輝度特性とは異なる第二の分光輝度特性により参照画像を表示するように前記表示手段を制御する制御手段と、前記変更手段の変更結果に基づいて、前記ユーザーの視覚特性を求める導出手段と、前記導出した視覚特性に基づき、前記画像の色を補正する補正手段とを有する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、個人の視覚特性に応じた画像の表示に関する。
光を知覚する視覚特性には、個人差があることが知られている。そこで、視覚特性の個人差に応じて画像を補正して表示し、画像の見えをユーザーによらず一定に保つことが課題となっている。特許文献1には、ユーザーに画像を提示し、提示された画像からユーザーがまぶしさの評価を入力する。そして、この評価からユーザーの視覚特性を推定し、表示する画像の明るさを補正することが記載されている。特許文献2には、表示画像と印刷画像との色の見え方の違いをユーザーが評価して視覚特性パラメータであるアピアランスパラメータを入力することでカラーマッチングを調整することが記載されている。
しかしながら、特許文献1によると、ユーザーのまぶしさをパッチ単体の印象で絶対評価させる為、算出できる視覚特性の精度は低いものとなる。例えば、印象レベルで同じ色となる範囲は、日本色彩研究所によれば色差で3.2〜6.5とある。しかし、視覚特性の個人差もこの色差と同程度であるので、パッチ単体の評価に基づく方法で個人の視覚特性を精度よく推定し、画像を補正することは難しい。他方で特許文献2によれば、一対比較でマッチングするアピアランスパラメータを直接入力する為、精度は高いが、ユーザーに対する負荷が高い。
そこで、本発明は、ユーザー個人の視覚特性に応じた画像の表示を可能とすることを目的とする。
本発明に係る画像表示装置は、画像を表示する画像表示装置であって、画像を表示する表示手段と、前記表示手段の色調整を行うためのユーザー指示を入力する入力手段と、前記ユーザー指示に基づき、前記表示手段に表示する前記色調整用の画像の色値を変更する変更手段と、前記色調整用の画像の第一の分光輝度特性とは異なる第二の分光輝度特性により参照画像を表示するように前記表示手段を制御する制御手段と、前記変更手段の変更結果に基づいて、前記ユーザーの視覚特性を求める導出手段と、前記導出した視覚特性に基づき、前記画像の色を補正する補正手段とを有する。
本発明は、ユーザー個人の視覚特性に応じた画像の表示を可能とする。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に関る本発明を限定するものではなく、また、本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。なお、同一な構成については、同じ符号を付して説明する。
<画像表示装置の構成>
図1は、本実施例の画像表示装置の構成を示すブロック図である。
図1は、本実施例の画像表示装置の構成を示すブロック図である。
表示部101は、LED(Light Emitting Diode)発光素子を複数含むアレイ、拡散板、偏光板、液晶パネル、カラーフィルタなどから構成されるディスプレイであり、信号処理部102により制御されて映像を表示する。LEDバックライト103は、複数のLED発光部からなり、複数のLED発光部の発光を切り替えることで、エリア毎に発光する波長と輝度を変更する機能を有する光源である。拡散板104は、LEDバックライト103からの光を拡散させる。偏光板105は、拡散板104からの光を変更させ、特定方向の振動成分だけを通過させる。液晶パネル106は、LCD(Liquid Crystal Display)コントローラ112からの表示制御信号に基づき、画素のサブピクセル毎に透過率を変化させる。カラーフィルタ107は、液晶パネル106を透過した白色光をサブピクセル毎にR/G/Bに着色する。
以下は信号処理部102の構成である。端子108から入力された画像信号は、色補正処理部109により3次元LUTを用いた色変換がなされた後、OSD(On Screen Display)回路部110によりユーザインタフェース画面が重畳される。OSD回路部110は、参照パッチ制御部114からの、色調整用の参照画像とする参照パッチに対する色値指示と、調整パッチ色変更部116からの調整用パッチに対する色値指示を表す変更結果に基づき、パッチ画像を生成して表示する。図2は、表示部101上に表示されたパッチ画像の模式図である。
γ処理部111は液晶パネル106のV−T特性を補正するγ変換を施す。LCDコントローラ112は、γ変換後の映像信号に基づいて、液晶パネル106の表示制御信号を生成する。色調整入力部113は、ユーザーからの色調整のユーザー指示を入力する。参照パッチ制御部114は、色調整インタフェース表示部113からの入力を判定し、表示部101上にパッチ画像を表示する為の制御を行う。より詳しくは、この参照パッチ制御部114は、LEDバックライト103の分光輝度特性を表示部101上に表示される画面の表示エリア(表示領域)で切り替えるよう、バックライトコントローラ115に対して指示を行う。また、参照パッチ制御部114は、参照パッチの色値をOSD回路部110に出力する。
調整パッチ色変更部116は、色調整インタフェース表示113からの入力を判定し、調整用パッチの色値を変更するとともに、調整結果を記憶する。視覚個人特性推定部117は、調整用パッチの色値の調整結果に基づいて、視覚の個人特性を推定する。
補正テーブル算出部118は、表示部101の分光輝度特性をディスプレイ側分光輝度特性として格納し、色をマッチングすべきデバイスの分光輝度特性を、ソース側分光輝度特性として格納する。さらに、推定した視覚の個人特性と分光輝度特性に基づいて、色補正処理部109で使用する3次元LUTを生成する。なお、ソース側分光輝度特性はディスプレイの特性でも、印刷物の特性でも構わない。また、これらの分光輝度特性は、システムバス123を介してMPU(Micro−Processing Unit)120により設定される。
MPU120は、メインメモリ121のRAM(Random Access Memory)をワークメモリとして、メインメモリ121のROM(Read Only Memory)に格納されたオペレーティングシステム(OS)や各種プログラムを実行する。そして、PCI (peripheral component interconnect)バスなどのシステムバス123を介して各構成を制御する。またMPU120はOSD回路部110を介し、ユーザインタフェイス画面を表示する。ユーザーからの指示はコントローラパネル122を介して入力され、プログラム処理に基づいて各構成が制御される。
<表示部の構成>
図3は、表示部101の構成を詳しく示すブロック図である。LEDバックライト103は、図3(a)の様に複数のLED発光部301からなる。本実施例では、縦方向に16個、横方向に32個の計512個のLED発光部301からなる。図3(b)は、LED発光部301の構成を示すブロック図である。LED発光部301は、分光放射輝度特性の異なる302から307までの6個のLEDを有する。302のR1_LEDは赤色の波長を有するLEDであり、303のR2_LEDはR1_LED302とは異なる赤色の波長を有するLEDである。304のG1_LEDは緑色の波長を有するLEDであり、305のG2_LEDはG1_LED304とは異なる緑色の波長を有するLEDである。306のB1_LEDは青色の波長を有するLEDであり、307のB2_LEDはB1_LED306とは異なる青色の波長を有するLEDである。
図3は、表示部101の構成を詳しく示すブロック図である。LEDバックライト103は、図3(a)の様に複数のLED発光部301からなる。本実施例では、縦方向に16個、横方向に32個の計512個のLED発光部301からなる。図3(b)は、LED発光部301の構成を示すブロック図である。LED発光部301は、分光放射輝度特性の異なる302から307までの6個のLEDを有する。302のR1_LEDは赤色の波長を有するLEDであり、303のR2_LEDはR1_LED302とは異なる赤色の波長を有するLEDである。304のG1_LEDは緑色の波長を有するLEDであり、305のG2_LEDはG1_LED304とは異なる緑色の波長を有するLEDである。306のB1_LEDは青色の波長を有するLEDであり、307のB2_LEDはB1_LED306とは異なる青色の波長を有するLEDである。
図4(a)は、LED発光部301内の各LEDの分光輝度特性を表わす模式図であり、図4(b)はカラーフィルタ107内のR/G/Bの各フィルタの分光透過率特性を表わす模式図である。図4(a)において、401はR1_LED302の分光輝度特性を、402はR2_LED303の分光輝度特性を表す。403はG1_LED304の分光輝度特性を、404はG2_LED305の分光輝度特性を表す。405はB1_LED306の分光輝度特性を、406はB2_LED307の分光輝度特性を表す。このように、各LEDは各発光色について分光輝度特性同士で分光輝度のピークを異ならせる。図4(b)において、407は赤フィルターの分光透過率特性を、408は緑フィルターの分光透過率特性を、409は青フィルターの分光透過率特性を表わす。
<色調整入力部の構成>
図5は、色調整入力部113の構成を示す模式図である。501は開始ボタンであり、ユーザー個人の視覚特性に基づくカラープロファイル作成の開始を指示する為のボタンである。502から505までは調整用パッチの色味を変更する為のボタンである。502のボタンは調整用パッチの色味を黄側に、503のボタンは調整用パッチの色味を青側に変更することを指示する。504のボタンは調整用パッチの色味を赤側に、505のボタンは調整用パッチの色味を緑側に変更することを指示する。506と507は調整用パッチの輝度を変更する為のボタンである。506のボタンは調整用パッチの輝度を明るく、507のボタンは調整用パッチの輝度を暗く変更することを指示する。また508はOKボタンであり、調整用パッチの色の調整が終了することを指示するボタンである。
図5は、色調整入力部113の構成を示す模式図である。501は開始ボタンであり、ユーザー個人の視覚特性に基づくカラープロファイル作成の開始を指示する為のボタンである。502から505までは調整用パッチの色味を変更する為のボタンである。502のボタンは調整用パッチの色味を黄側に、503のボタンは調整用パッチの色味を青側に変更することを指示する。504のボタンは調整用パッチの色味を赤側に、505のボタンは調整用パッチの色味を緑側に変更することを指示する。506と507は調整用パッチの輝度を変更する為のボタンである。506のボタンは調整用パッチの輝度を明るく、507のボタンは調整用パッチの輝度を暗く変更することを指示する。また508はOKボタンであり、調整用パッチの色の調整が終了することを指示するボタンである。
<色調整入力部からの入力手順>
ユーザーが501の開始ボタンを押下すると、表示部101上に図2のパッチ画像が表示される。ユーザーは、調整用パッチの色が参照パッチと等色する様に、パッチ画像を見ながら502から507までのボタンを用いて調整する。色調整が終了すると、ユーザーは508のボタンで終了したことを通知する。この色調整は所定回行われるが、本実施例では3回行われる。色調整が終了すると、画面の表示は通常の状態へと移行する。
ユーザーが501の開始ボタンを押下すると、表示部101上に図2のパッチ画像が表示される。ユーザーは、調整用パッチの色が参照パッチと等色する様に、パッチ画像を見ながら502から507までのボタンを用いて調整する。色調整が終了すると、ユーザーは508のボタンで終了したことを通知する。この色調整は所定回行われるが、本実施例では3回行われる。色調整が終了すると、画面の表示は通常の状態へと移行する。
<参照パッチ制御部の構成>
図6は、参照パッチ制御部114の構成を示すブロック図である。601は端子であり、色調整インタフェース部113でのユーザ指示を入力する。602は入力判定部であり、開始ボタン501の押下を検知すると、LED発光特性指示部603と参照色指示部605に色調整動作の開始を通知する。また、OKボタン508の押下を検知すると、開始ボタン押下後のOKボタン押下回数が所定回数未満の場合には、LED発光特性指示部603と参照色指示部605に表示変更を通知する。また、OKボタン押下回数が所定回数に達した場合には、LED発光特性指示部603と参照色指示部605に、色調整動作の終了を通知する。なお、本実施例での所定回数は3回である。
図6は、参照パッチ制御部114の構成を示すブロック図である。601は端子であり、色調整インタフェース部113でのユーザ指示を入力する。602は入力判定部であり、開始ボタン501の押下を検知すると、LED発光特性指示部603と参照色指示部605に色調整動作の開始を通知する。また、OKボタン508の押下を検知すると、開始ボタン押下後のOKボタン押下回数が所定回数未満の場合には、LED発光特性指示部603と参照色指示部605に表示変更を通知する。また、OKボタン押下回数が所定回数に達した場合には、LED発光特性指示部603と参照色指示部605に、色調整動作の終了を通知する。なお、本実施例での所定回数は3回である。
603はLED発光特性指示部であり、入力判定部602からの色調整動作開始指示を受け取ると、バックライトコントローラ115に対して各LED発光部301で発光させるLEDを指示する。ここで、発光される画面領域を2つの領域に分け、領域毎に発光するLEDの組み合わせが異なる様に制御する。
図7は、表示部101上に表示されたパッチ画像と、LEDの発光領域との関係を表した模式図である。領域1と領域2とでは、発光するLEDの組み合わせが異なる。LED発光特性指示部603は、色調整動作開始指示を受け取ると、以下のようにバックライトコントローラ115に対して以下のように指示する。領域1では、R1_LED302とG2_LED305とB2_LED307を用いてLED発光部301が発光するように指示する。また、領域2では、R2_LED303とG2_LED305とB2_LED307を用いてLED発光部301が発光するように指示する。
また、入力判定部602から第1回目の表示変更指示を受け取ると、領域1では、R2_LED303とG1_LED304とB2_LED307を用いてLED発光部301が発光するように指示する。入力判定部602から第2回目の表示変更指示を受け取ると、領域1では、R2_LED303とG2_LED305とB1_LED306を用いてLED発光部301が発光するように指示する。すなわち、領域1と領域2との間で分光輝度特性のピークを異ならせることで調整用パッチと参照パッチとの色の違いの感じ方に個人差を生じさせることができる。この個人差を利用し、視覚の個人特性を求める。さらに入力判定部602から色調整動作の終了を受け取ると、LED発光部301が通常通り全LEDを用いて発光するように指示を行う。604は端子であり、LED発光特性指示部603からバックライトコントローラ115への指示を送信する。
605は参照色指示部であり、入力判定部602からの色調整動作開始指示を受け取ると、参照色記憶部606にあらかじめ記憶された色値を読み取り、参照パッチの色値をOSD回路部110に指示する。また、入力判定部602から表示変更指示を受け取ると、受け取り回数に応じた参照パッチの色値を参照色記憶部606から読み出し、参照パッチの色値をOSD回路部110に指示する。
入力判定部602から色調整動作の終了を受け取ると、参照パッチの色値をクリアするようOSD回路部110に指示する。参照色記憶部606は、色調整の所定回数分の参照パッチの色値を記憶するが、本実施例では、8bitRGB値でR=192、G=192、B=192で同一の値を記憶する。607は端子であり、参照色指示部605からOSD回路部110への指示を送信する。
<調整パッチ色変更部の構成>
図8は、調整パッチ色変更部116の構成を示すブロック図である。801は端子であり、色調整入力部113でのユーザ指示を入力する。802は入力判定部であり、開始ボタン501の押下を検知すると、色変更部803に色調整動作の開始を通知する。
図8は、調整パッチ色変更部116の構成を示すブロック図である。801は端子であり、色調整入力部113でのユーザ指示を入力する。802は入力判定部であり、開始ボタン501の押下を検知すると、色変更部803に色調整動作の開始を通知する。
また、OKボタン508の押下を検知すると、調整結果記憶部806に対し、現在の調整用パッチの色値を調整結果として記憶するよう通知する。また、色変更部803に色調整初期化を指示する。さらに、OKボタン押下回数が所定回数に達した場合には、調整結果記憶部806に対して記憶した色値2を視覚個人特性推定部117に送信するよう指示すると共に、色調整動作の終了を色変更部803に通知する。なお、本実施例での所定回数は3回である。
502のボタン押下を検知すると、調整用パッチの色味を1ステップ黄色味に修正する様に色変更部803に通知し、503のボタン押下を検知すると、調整用パッチの色味を1ステップ青色味に修正する様に色変更部803に通知する。また、504のボタン押下を検知すると、調整用パッチの色味を1ステップ赤色味に修正する様に、505のボタン押下を検知すると、調整用パッチの色味を1ステップ緑色味に修正する様に色変更部803に通知する。506のボタン押下を検知すると、調整用パッチの輝度を1ステップ上げる様に、507のボタン押下を検知すると、調整用パッチの輝度を1ステップ下げる様に色変更部803に通知する。
803は色変更部であり、入力判定部802からの色調整動作開始指示を受け取ると、調整用パッチの現在の色値を記憶する調整色記憶部804を8bitRGB値でR=192、G=192、B=192で初期化する。また、YCbCr値を浮動小数点値でY=180.928、Cb=128、Cr=128で初期化する。また、入力判定部802より色調整初期化を受け取った場合にも、同様の初期化を行う。
また、入力判定部802からの黄色味への修正指示を受け取ると、YCbCr値を調整色記憶部804より取得し、Cb値を0.5減ずる。青色味への修正指示を受け取った際には、YCbCr値を調整色記憶部804より取得し、Cb値を0.5加算する。赤色味への修正指示ではCr値に0.5加算し、緑色味への修正指示ではCr値から0.5加算0.5減ずる。輝度を上げる指示ではY値に0.5加算し、輝度を下げる指示ではY値に0.5を減ずる。これらのYCbCr値の更新後に8bitでRGB値を算出し、算出したYCbCr値とRGB値は再び調整色記憶部804に格納する。YCbCrからRGB値への変換には下式を用い、小数点以下は四捨五入により8bit精度へと値を量子化する。
R = 1.164(Y−16) + 1.596(Cr−128)
G = 1.164(Y−16) − 0.391(Cb−128) − 0.813(Cr−128)
B = 1.164(Y−16) + 2.018(Cb−128)
入力判定部802からの色調整動作の終了指示を受け取ると、動作を終了する。
G = 1.164(Y−16) − 0.391(Cb−128) − 0.813(Cr−128)
B = 1.164(Y−16) + 2.018(Cb−128)
入力判定部802からの色調整動作の終了指示を受け取ると、動作を終了する。
805は端子であり、調整色記憶部804に格納された調整色パッチの色値であるRGB値を、OSD回路部110に指示する。
調整結果記憶部806は、調整用パッチの色値の記憶指示を受け取ると、調整色記憶部804の色値を読み出し、調整回数に対応させて記憶する。以下、n回目の調整に対応したRGB値をRGBnと表記する。また視覚個人特性推定部117への色値送信の指示を受け取ると、調整色記憶部804の色値を読み出して一旦記憶した後、記憶した色値を総て調整結果送信部807へと送信する。調整結果送信部807は、端子808を通して視覚個人特性推定部117に送信する。
上記構成により、ユーザーの錐体の分光感度の違いに応じて調整結果が変化する。
<視覚個人特性推定部の構成>
図9は、視覚個人特性推定部117の構成を示すブロック図である。本実施例は、視覚の色知覚モデルとしてCommission Internationale de l’Eclairage (CIE)が2006年にテクニカルレポートとして報告した手法を用いる。テクニカルレポート名は“FUNDAMENTAL CHROMATICITY DIAGRAM PHYSIOLOGICAL AXES”であり、ドキュメント番号がCIE170−1:2006である。これより、使用する知覚モデルならびにドキュメントを、以下では省略してCIE170−1とする。
図9は、視覚個人特性推定部117の構成を示すブロック図である。本実施例は、視覚の色知覚モデルとしてCommission Internationale de l’Eclairage (CIE)が2006年にテクニカルレポートとして報告した手法を用いる。テクニカルレポート名は“FUNDAMENTAL CHROMATICITY DIAGRAM PHYSIOLOGICAL AXES”であり、ドキュメント番号がCIE170−1:2006である。これより、使用する知覚モデルならびにドキュメントを、以下では省略してCIE170−1とする。
901は端子であり、調整用パッチの色値の調整結果であるRGB値が、調整パッチ色変更部116より入力される。902は調整結果記憶部であり、入力された色値を一旦格納する。
903は調整パッチ分光度特性算出部であり、n回目の調整結果であるRGBnから、調整用パッチ表示時の分光輝度特性を以下の様に算出する。RGBnのR/G/B値をそれぞれRn、Gn、Bnとする。まず、液晶パネルのγ特性に基づくγ処理を以下のように施し、補正係数R’n、G’n、B’nを求める。ここでgr,gg,gbはそれぞれR/G/Bに対するγである。
R’n=(Rn/255)gr
G’n=(Gn/255)gg
B’n=(Bn/255)gb
次にR/G/Bの分光輝度特性を算出する。以下では、ARn(λ)がRの分光輝度特性、AGn(λ) がGの分光輝度特性、ABn(λ) がBの分光輝度特性である。また、TR(λ)は赤フィルターの分光透過率、TG(λ)は緑フィルターの分光透過率、TB(λ)は青フィルターの分光透過率である。LR1(λ)はR1_LED302の分光輝度を、LR2(λ)はR2_LED303の分光輝度を表す。LG1(λ)はG1_LED304の分光輝度を、LG2(λ)はG2_LED305の分光輝度を表す。LB1(λ)はB1_LED306の分光輝度を、LB2(λ)はB2_LED307の分光輝度を表す。また、nは調整回数を表すインデックスである。
G’n=(Gn/255)gg
B’n=(Bn/255)gb
次にR/G/Bの分光輝度特性を算出する。以下では、ARn(λ)がRの分光輝度特性、AGn(λ) がGの分光輝度特性、ABn(λ) がBの分光輝度特性である。また、TR(λ)は赤フィルターの分光透過率、TG(λ)は緑フィルターの分光透過率、TB(λ)は青フィルターの分光透過率である。LR1(λ)はR1_LED302の分光輝度を、LR2(λ)はR2_LED303の分光輝度を表す。LG1(λ)はG1_LED304の分光輝度を、LG2(λ)はG2_LED305の分光輝度を表す。LB1(λ)はB1_LED306の分光輝度を、LB2(λ)はB2_LED307の分光輝度を表す。また、nは調整回数を表すインデックスである。
904は参照パッチ分光度特性算出部であり、n回目調整時の参照パッチの分光輝度を算出する。まず、液晶パネルのγ特性に基づくγ処理を以下のように施し、補正係数CR、CG、CBを求める。本実施例ではRGB値を192に固定しているが、調整回数に応じて参照パッチの色値が変化する場合には、その値を与える。
CR=(192/255)gr
CG=(192/255)gg
CB=(192/255)gb
次にR/G/Bの分光輝度特性を算出する。ここで、BRn(λ)がRの分光輝度特性、BGn(λ) がGの分光輝度特性、BBn(λ) がBの分光輝度特性である。nは調整回数を表すインデックスである。
CG=(192/255)gg
CB=(192/255)gb
次にR/G/Bの分光輝度特性を算出する。ここで、BRn(λ)がRの分光輝度特性、BGn(λ) がGの分光輝度特性、BBn(λ) がBの分光輝度特性である。nは調整回数を表すインデックスである。
905は、視覚特性パラメータ記憶部であり、個人の視覚特性パラメータとして年齢Aと視野角fsを記憶する。
906は錐体感度算出部であり、現在の視覚の個人特性パラメータを、視覚特性パラメータ記憶部903より読み出し、LMSの錐体応答を算出する。この算出式をCIE170−1より一部抜粋すると、下記の式であらわされる。
ここでλは光の波長であり、l(λ)はL錐体の分光感度特性、m(λ)はM錐体の分光感度特性、s(λ)はS錐体の分光感度特性である、ある。αi,l(λ)はL錐体での吸収係数であり、視野角のパラメータfsによって変化する。αi,m(λ)はM錐体での、αi,s(λ)はS錐体での吸収係数であり、同様にfsによって変化する。また、
は水晶体の光学濃度を表わす式であり、これは年齢のパラメータAにより変化する。詳細は割愛するが、計算方法は先述のCIE170−1に記載されている。さらに錐体感度算出部906は、読み出した視覚特性パラメータである年齢Aと視野角fsを中心に、年齢Aと視野角fsを変化させて以下の5パラメータを生成する。
A1=A、fs1=fs
A2=A + DeltaA、fs2=fs + DeltaF
A3= A+ DeltaA、fs3=fs − DeltaF
A4=A − DeltaA、fs4=fs + DeltaF
A5=A − DeltaA、fs5=fs − DeltaF
ここで、DeltaAとDeltaFは所定の定数である。このAi とfsi をCIE170−1に与え、LMS錐体感度li(λ)、mi(λ)とsi(λ)を5つずつ求める。求めたLMS錐体感度li(λ)、mi(λ)、si(λ)並びに視覚特性パラメータであるAi とfsiを、誤差算出部907へ送信する。
A2=A + DeltaA、fs2=fs + DeltaF
A3= A+ DeltaA、fs3=fs − DeltaF
A4=A − DeltaA、fs4=fs + DeltaF
A5=A − DeltaA、fs5=fs − DeltaF
ここで、DeltaAとDeltaFは所定の定数である。このAi とfsi をCIE170−1に与え、LMS錐体感度li(λ)、mi(λ)とsi(λ)を5つずつ求める。求めたLMS錐体感度li(λ)、mi(λ)、si(λ)並びに視覚特性パラメータであるAi とfsiを、誤差算出部907へ送信する。
907は誤差算出部であり、錐体感度算出部906で求めた5つのLMS錐体感度を用い、次のようにマッチング誤差を求める。
まず、調整パッチ分光度特性算出部903からの入力であるARn(λ)とAGn(λ) とABn(λ)を用い、調整用パッチ観察時のLMS錐体応答CLin、CMin、CSinを次のように求める。
また、参照パッチ分光度特性算出部903からの入力であるBRn(λ)とBGn(λ) とBBn(λ)を用い、参照パッチ観察時のLMS錐体応答RLin、RMin、RSinを次のように求める。
インデックスiでの誤差Eiを次のように求める
視覚特性パラメータ更新部907は、受信した誤差Eiの比較を行い、誤差が最小となるiに対する視覚特性パラメータであるAi とfsiを選択して導出する。そして視覚特性パラメータ記憶部905に記憶されている視覚特性パラメータと比較する。比較して両者とも同じであれば、視覚の個人特性として、現在の視覚特性パラメータAi とfsiを補正テーブル算出部118へ送信する。いずれかでも異なる場合、現在の視覚特性パラメータAi とfsiを視覚特性パラメータ記憶部905に設定する。
上記構成により、特定された、ユーザー毎の色の感じ方の違いに基づき、個人の視覚特性を導出する。
<補正テーブル算出部の構成>
図10は、補正テーブル算出部118の構成を示すブロック図である。1001は端子であり、視覚の個人特性として年齢Aと視野角fsを受信する。
図10は、補正テーブル算出部118の構成を示すブロック図である。1001は端子であり、視覚の個人特性として年齢Aと視野角fsを受信する。
1002は錐体感度算出部であり、錐体感度算出部906と同様にCIE170−1を用いてLMSの錐体感度を算出する。1003はソース側分光特性記憶部であり、画像表示装置の表示画像をマッチングさせるデバイスの分光輝度特性が記憶されている。たとえばR/G/Bの9スライス計729色に対する分光輝度特性が記憶されている。記憶された分光特性は、システムバス123を介して変更することが可能である。1004はソース側錐体応答算出部であり、錐体感度算出部1002で算出した錐体感度を用い、1003に記憶されたソース側分光特性を錐体応答であるソース側LMS値に変換する。ソース側LMS値は、プロファイル作成部1007へと送信される。1005はディスプレイ側分光特性記憶部であり、本実施例の画像表示装置の分光輝度特性が記憶されている。たとえばR/G/Bの9スライス計729色に対する分光輝度特性が記憶されている。記憶された分光特性は、システムバス123を介して変更することが可能である。1006はディスプレイ側錐体応答算出部であり、錐体感度算出部1002で算出した錐体感度を用い1005に記憶されたディスプレイ側分光特性を錐体応答であるディスプレイ側LMS値に変換する。ソース側LMS値は、プロファイル作成部1007へと送信される。プロファイル作成部1007は、ソース側LMS値に一致するディスプレイRGB値を、ディスプレイ側LMS値の補間を用いて算出することで、プロファイルを作成する、作成したプロファイルは、端子1008を通して色補正処理部109へと送信させる。
なお本実施例では参照パッチが表示される領域1において発光するLEDの組み合わせを変えたが、領域2において発光するLEDの組み合わせを変えてもよい。さらに、領域1と領域2の双方とも発光するLEDの組み合わせを変えてもよい。
以上本実施例によれば、簡易な操作により、ユーザー個人の視覚特性に基づいてデバイスの色をマッチングさせることができる。
<画像表示装置の構成>
図11は本実施例における画像表示装置の構成を示すブロック図である。
図11は本実施例における画像表示装置の構成を示すブロック図である。
表示部1101は、LED(Light Emitting Diode)照明1106、照明レンズ群1107、DMD(Digital Mirror Device)パネル1108、投射レンズ群1109などから構成されるプロジェクタである。表示部1101は、信号処理部1102により制御されて映像を表示する。LED照明1106は、赤色/緑色/青色/白色の4色のLED照明を有し、この順番でのシーケンシャルな点灯を繰り返す。これらの複数の色の照明が、同時に点灯されることは無い。
図12はこれらLED照明の分光輝度特性を模式図である。1201は赤色の照明の分光輝度特性、1202は緑色の照明の分光輝度特性、1203は青色の照明の分光輝度特性、1204は白色の照明の分光輝度特性である。照明レンズ群1107は、LED照明からの光を集光し、DMDパネル1108に照射する為のレンズ群である。DMDパネル1108は、赤色、緑色、青色、白色に対する画像を順番に形成し、LED照明1106からの光を反射する。投射レンズ群1109は、DMDパネルからの反射光を、スクリーン表面に投影する為の機能を持つ。
以下は信号処理部1102の構成である。端子108から入力された画像信号は、色補正処理部109により3次元LUTを用いた色変換がなされ。この後、1103の色分解部により、RGB画像はRGBW画像へと色変換がなされる。OSD回路部110はユーザインタフェース画面の重畳を行うと共に、参照パッチ制御部1105からの参照パッチに対する色値指示と、調整パッチ色変更部1106からの調整用パッチに対する色値指示に基づき、パッチ画像を生成して表示する。この時、表示部101上には、図2の様なパッチ画像が表示される。ここで、参照パッチに対する色値はW値のみであるが、調整用パッチに対する色値はRGB値である。すなわち、領域1の参照パッチは、図12の白色の分光輝度特性1204にのみ基づくのに対し、領域2の調整用パッチは、赤色1201、緑色1202、青色1203を結合した分光特性に基づく。
上記構成により、領域1と領域2とで分光輝度特性を異ならせることができ、調整用パッチと参照パッチとの色の違いの感じ方に個人差を生じさせることができる。
DMDコントローラ1104は、DMDパネルの表示制御信号を生成する。113は色調整入力部であり、ユーザーが色調整の指示を入力する。1105は参照パッチ制御部であり、色調整入力表示部113からの入力を判定し、参照パッチの色値であるW値をOSD回路部110に指示する。調整パッチ色変更部116は、色調整入力表示113からの入力を判定し、調整用パッチの色値であるRGB値を変更するとともに、調整結果を記憶する。視覚個人特性推定部1107は、調整用パッチの色値の調整結果に基づいて、視覚の個人特性を推定する。補正テーブル算出部1108は、推定した視覚の個人特性と格納された分光輝度特性に基づいて、色補正処理部109での使用する3次元LUTを生成する。
以下、第1実施例からの変更点についてのみ説明する。
<参照パッチ制御部の構成>
図13は、参照パッチ制御部1105の構成を示すブロック図である。1301は端子であり、色調整入力部113でのユーザ指示を入力する。
図13は、参照パッチ制御部1105の構成を示すブロック図である。1301は端子であり、色調整入力部113でのユーザ指示を入力する。
1302は入力判定部であり、開始ボタン501の押下を検知すると、参照色指示部1303に色調整動作の開始を通知する。また、OKボタン508の押下を検知すると、開始ボタン押下後のOKボタン押下回数が所定回数未満の場合には、参照色指示部1303に表示変更を通知する。また、OKボタン押下回数が所定回数に達した場合には参照色指示部1303に、色調整動作の終了を通知する。なお、本実施例での所定回数は1回である。
1303は参照色指示部であり、入力判定部602からの色調整動作開始指示を受け取ると、参照色記憶部606にあらかじめ記憶された色値を読み取り、参照パッチの色値をOSD回路部110に指示する。また、入力判定部602から表示変更指示を受け取ると、受け取り回数に応じた参照パッチの色値を参照色記憶部1304から読み出し、参照パッチの色値をOSD回路部110に指示する。入力判定部602から色調整動作の終了を受け取ると、参照パッチの色値をクリアするようOSD回路部110に指示する。
参照色記憶部1304は、色調整の所定回数分の参照パッチの色値を記憶するが、本実施例では、8bitW値でW=192で同一の値を記憶する。1305は端子であり、参照色指示部1303からOSD回路部110への指示を送信する。
<視覚個人特性推定部の動作>
本実施例における視覚個人特性推定部117の動作の変更点を以下に説明する。
本実施例における視覚個人特性推定部117の動作の変更点を以下に説明する。
903の調整パッチ分光度特性算出部は、次のように動作を変更する。n回目の調整結果であるRGBnからの調整用パッチ表示時の分光輝度特性を、以下の様に算出する。RGBnのR/G/B値をそれぞれRn、Gn、Bnとする。まず、DMDパネルのγ特性に基づくγ処理を以下のように施し、補正係数R’n、G’n、B’nを求める。ここでgr,gg,gbはそれぞれR/G/Bに対するγである。
R’n=(Rn/255)gr
G’n=(Gn/255)gg
B’n=(Bn/255)gb
次にR/G/Bの分光輝度特性を算出する。以下では、ARn(λ)がRの分光輝度特性、AGn(λ) がGの分光輝度特性、ABn(λ) がBの分光輝度特性である。また、IR(λ)は赤色照明の分光輝度、IG(λ)は緑照明の分光輝度、IB(λ)は青照明の分光輝度を表す。また、nは調整回数を表すインデックスである。
G’n=(Gn/255)gg
B’n=(Bn/255)gb
次にR/G/Bの分光輝度特性を算出する。以下では、ARn(λ)がRの分光輝度特性、AGn(λ) がGの分光輝度特性、ABn(λ) がBの分光輝度特性である。また、IR(λ)は赤色照明の分光輝度、IG(λ)は緑照明の分光輝度、IB(λ)は青照明の分光輝度を表す。また、nは調整回数を表すインデックスである。
904は参照パッチ分光度特性算出部であり、n回目調整時の参照パッチの分光輝度を算出する。まず、DMDパネルγ特性に基づくγ処理を以下のように施し、補正係数CWを求める。本実施例ではW値を192に固定しているが、調整回数に応じて参照パッチの色値が変化する場合には、その値を与える。
CW=(192/255)gr
次にWの分光輝度特性を算出する。ここで、BWn(λ)がWの分光輝度特性である。nは調整回数を表すインデックスである。
次にWの分光輝度特性を算出する。ここで、BWn(λ)がWの分光輝度特性である。nは調整回数を表すインデックスである。
905は、視覚特性パラメータ記憶部であり、個人の視覚特性パラメータとして年齢Aと視野角fsを記憶する。
906は錐体感度算出部であり、現在の視覚の個人特性パラメータを、視覚特性パラメータ記憶部903より読み出し、CIE170−1に基づいてLMSの錐体応答を算出する。ここで錐体感度算出部906は、読み出した視覚特性パラメータである年齢Aと視野角fsを中心に、年齢Aと視野角fsを変化させて以下の5パラメータを生成する。
A1=A、fs1=fs
A2=A + DeltaA、fs2=fs + DeltaF
A3= A+ DeltaA、fs3=fs − DeltaF
A4=A − DeltaA、fs4=fs + DeltaF
A5=A − DeltaA、fs5=fs − DeltaF
DeltaAとDeltaFは所定の定数である。さらに、Ai とfsi をCIE170−1に与え、LMS錐体感度li(λ)、mi(λ)とsi(λ)を5つずつ求める。求めたLMS錐体感度li(λ)、mi(λ)、si(λ)並びに視覚特性パラメータであるAi とfsiを、誤差算出部907へ送信する。
A2=A + DeltaA、fs2=fs + DeltaF
A3= A+ DeltaA、fs3=fs − DeltaF
A4=A − DeltaA、fs4=fs + DeltaF
A5=A − DeltaA、fs5=fs − DeltaF
DeltaAとDeltaFは所定の定数である。さらに、Ai とfsi をCIE170−1に与え、LMS錐体感度li(λ)、mi(λ)とsi(λ)を5つずつ求める。求めたLMS錐体感度li(λ)、mi(λ)、si(λ)並びに視覚特性パラメータであるAi とfsiを、誤差算出部907へ送信する。
907は誤差算出部であり、錐体感度算出部904で求めた5つのLMS錐体感度を用い、次のようにマッチング誤差を求める。まず、調整パッチ分光度特性算出部903からの入力であるARn(λ)とAGn(λ) とABn(λ)を用い、調整用パッチ観察時のLMS錐体応答CLin、CMin、CSinを次のように求める。
また、参照パッチ分光度特性算出部903からの入力であるBRn(λ)とBGn(λ) とBBn(λ)を用い、参照パッチ観察時のLMS錐体応答RLin、RMin、RSinを次のように求める。
インデックスiでの誤差Eiを次のように求める
算出した誤差Eiと、視覚特性パラメータであるAi とfsiを、視覚特性パラメータ更新部907へ送信する。視覚特性パラメータ更新部907は、受信した誤差Eiの比較を行い、誤差が最小となるiに対する視覚特性パラメータであるAi とfsiを選択する。そして視覚特性パラメータ記憶部905に記憶されている視覚特性パラメータと比較する。比較して両者とも同じであれば、視覚の個人特性として、現在の視覚特性パラメータAi とfsiを補正テーブル算出部118へ送信する。いずれかでも異なる場合、現在の視覚特性パラメータAi とfsiを視覚特性パラメータ記憶部905に設定する。
[その他の実施例]
上記実施例では、発光部などにより画面領域の分光放射輝度を制御したが、ディスプレイ(表示部)の分光放射輝度を制御したい領域に分光放射輝度を異ならせるパネルを設置することにより、画面領域の分光放射輝度を制御してもよい。
上記実施例では、発光部などにより画面領域の分光放射輝度を制御したが、ディスプレイ(表示部)の分光放射輝度を制御したい領域に分光放射輝度を異ならせるパネルを設置することにより、画面領域の分光放射輝度を制御してもよい。
また、本発明は、上述した実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給することによっても実現できる。この場合、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が、コンピュータが読み取り可能に記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することにより、上述した実施例の機能を実現する。また、プログラムは、1つのコンピュータで実行させても、複数のコンピュータを連動させて実行させるようにしてもよい。
Claims (9)
- 画像を表示する画像表示装置であって、
画像を表示する表示手段と、
前記表示手段の色調整を行うためのユーザー指示を入力する入力手段と、
前記ユーザー指示に基づき、前記表示手段に表示する前記色調整用の画像の色値を変更する変更手段と、
前記色調整用の画像の第一の分光輝度特性とは異なる第二の分光輝度特性により参照画像を表示するように前記表示手段を制御する制御手段と、
前記変更手段の変更結果に基づいて、前記ユーザーの視覚特性を求める導出手段と、
前記導出した視覚特性に基づき、前記画像の色を補正する補正手段とを有することを特徴とする画像表示装置。 - 前記表示手段は、LEDバックライトを有するディスプレイであることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
- 前記表示手段は、LED照明を有するディスプレイであることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
- 前記制御手段は、前記色調整用の画像と前記参照画像とを前記表示手段の異なる表示領域に表示させることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像表示装置。
- 前記表示手段は、各発光色について複数の異なる分光放射輝度特性を有する発光素子を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の画像表示装置。
- 前記各発光色について複数の異なる分光放射輝度特性は、分光輝度のピークが異なることを特徴とする請求項5に記載の画像表示装置。
- 前記表示手段は、各発光色について複数の異なる分光放射輝度特性を有する発光素子を組み合わせて発光させ、
前記変更手段は、該発光により、前記色調整用の画像の色値を変更することを特徴とする請求項5に記載の画像表示装置。 - コンピュータを、請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載された画像表示装置の各手段として機能させることを特徴とするプログラム。
- 画像を表示する画像表示方法であって、
表示手段により画像を表示し、
前記表示手段の色調整を行うためのユーザー指示を入力し、
前記ユーザー指示に基づき、前記表示手段に表示する前記色調整用の画像の色値を変更し、
前記色調整用の画像の第一の分光輝度特性とは異なる第二の分光輝度特性により参照画像を表示するように前記表示手段を制御し、
前記変更の結果に基づいて、前記ユーザーの視覚特性を求め、
前記導出した視覚特性に基づき、前記画像の色を補正することを特徴とする画像表示方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012272340A JP2014120796A (ja) | 2012-12-13 | 2012-12-13 | 画像表示装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10152935B2 (en) | 2016-02-29 | 2018-12-11 | Mitsubishi Electric Corporation | Color correction apparatus, display apparatus, and color correction method |
US11094289B2 (en) | 2019-07-22 | 2021-08-17 | Mitsubishi Electric Corporation | Color correction apparatus, display apparatus, and color correction method |
-
2012
- 2012-12-13 JP JP2012272340A patent/JP2014120796A/ja active Pending
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