JP2014120285A - 光検出装置および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信デバイスを新たに搭載することなく、近接検知するセンサを使用して赤外線通信を行うことが可能になり、より利便性の高い光検出装置を提供する。
【解決手段】発光素子(2)と、受光素子(14)と、発光素子(2)から被検知物に光を照射させて、受光素子(14)により受光された被検知物からの反射光の量に基づいて被検知物が近接したか否かを検知する近接検知部(11a)と、近接検知部(11a)により被検知物の近接を検知する近接検知モードと、発光素子(2)から光信号を送信し、受光素子(14)により光信号を受信する通信モードとを切り替えるモード切替部(11d)とを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、光検出装置および電子機器に関し、詳しくは、被検知物の近接を検知する機能を有する光検出装置およびこれを備えた電子機器に関する。
近年、スマートフォンなどに代表される画面付きモバイル機器が広く利用されている。このようなモバイル機器では、電池寿命を延長して利便性を高めることが求められている。例えば、携帯電話の通話中に画面を見ることがないため、液晶バックライトを消灯して、液晶パネルの消費電力を低減することにより、バッテリを長時間持たせることが可能となる。
さらに、近年のスマートフォンでは、タッチパネル機能付き画面が採用され、入力ヒューマンインターフェースが向上されている。しかし、タッチパネル機能付きの携帯電話では、通話中にタッチパネルが人の肌に触れて、タッチパネル機能が誤作動する問題が生じる恐れがある。
このような背景から、被検知物としての人の肌(主に頬)を検出し、画面の点灯/消灯、タッチパネル機能のオン/オフなどを自動調整するために、近接センサ(例えば、特開2010−157513号公報(特許文献1)参照)を搭載することが一般的となっている。
これらモバイル機器に搭載されている近接センサは、赤外LED等による発光部とフォトダイオードなどによる受光部を有し、発光部から照射された赤外線が近傍の物体に当たり、反射した赤外線が受光部に入射することにより、物体を検知している。
従来の近接センサ機能を有する光検出装置について、図4,図5を参照して説明する。図4は、上記近接センサ機能を有する光検出装置の概略構成を示す模式図である。
上記光検出装置は、図4に示すように、素子基板101の上に赤外LED102と、フォトダイオードなどの受光素子を含む制御用IC103とを搭載している。赤外LED102は、透光樹脂104aによって封止されると共に、受光素子を含む制御用IC103は、透光樹脂104bによって封止されている。この透光樹脂104a,104bの周囲および透光樹脂104a,104b間に、光を通さない遮光樹脂105を形成している。
この光検出装置は、実装基板106の上にリフローはんだ付けなどの方法で実装されており、携帯電話などのモバイル機器の筐体からなるパネル107の下部に一定の距離を保って保持されている。
このパネル107には、赤外LED102から被検知物109への赤外光および被検知物109から受光素子を含む制御用IC103へ向かう赤外反射光を透過させるパネル窓部108が備えられている。
上記光検出装置の近接センサとしての動作は、次のように行われる。すなわち、赤外LED102が発光した光が、パネル窓部108を介して被検知物109によって反射され、被検知物109からの反射光をパネル窓部108を介して制御用IC103の受光素子が検出する。そして、制御用IC103の受光素子により検出された反射光の量が予め設定された閾値を越えるか否かを判定して、被検知物109の有無を検出する。
次に、上記光検出装置の制御用IC103の回路構成を図5のブロック図に従って説明する。
この光検出装置では、I2C(Inter-Integrated Circuit)などのシリアルインターフェースのバス端子110を介して制御回路111内の制御用レジスタを設定することにより制御回路111でパルス発生回路112を制御し、赤外線発光のためのパルスを生成して、定電流回路113を駆動することにより、赤外LED102を発光させている。
この赤外LED102から発せられた赤外線は、近傍に物体が存在する場合に反射光となって制御用IC103の受光部114に入射し、入射した反射光の量を信号処理回路115にてデジタル値に変換し、制御回路111内のデータ用レジスタに格納すると共に、予め設定された閾値と比較する。そして、上記反射光の量が閾値を超えない状態から上記閾値を超えた状態に変化した場合は、被検知物が接近したと判断する一方、上記反射光の量が閾値を超えた状態から上記閾値を超えない状態に変化した場合は、被検知物が遠ざかったと判断する。そして、上記判断結果に応じた信号を出力端子116から出力すると共に、制御回路111内の検知結果レジスタに検知結果を格納する。
これにより、上記近接センサの機能を有する光検出装置を用いたスマートフォンなどの電子機器は、出力端子116の出力を確認することにより近傍に物体が存在しているか否かの状態を知ることが可能となり、物体が存在する場合はバックライトを消灯したり、タッチパネルを無効とする処理が行え、近傍に物体がなくなればバックライトを点灯したり、タッチパネルを有効とする処理が行える。
特開2010−157513号公報
ところで、国内で発売されているスマートフォンでは、IrDA(Infrared Data Association)などの赤外線通信デバイスの搭載が一般的であるが、海外で発売されているスマートフォンでは、コスト削減のために赤外線通信デバイスの非搭載化が進んでおり、現在では赤外線通信デバイスを搭載した製品は、ほぼ皆無となっている。しかし、データ量の少ない近距離通信の用途は依然として存在する。
しかしながら、このような近距離通信用に通信デバイスを新たに搭載することは、コストが高くなるために採用できないという問題がある。
そこで、この発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、通信デバイスを新たに搭載することなく、近接検知するセンサを使用して赤外線通信を行うことが可能になり、より利便性の高い光検出装置およびそれを用いた電子機器を実現することを主たる目的とする。
上記課題を解決するため、この発明の光検出装置は、
発光素子と、
受光素子と、
上記発光素子から被検知物に光を照射させて、上記受光素子により受光された上記被検知物からの反射光の量に基づいて上記被検知物が近接したか否かを検知する近接検知部と、
上記近接検知部により上記被検知物の近接を検知する近接検知モードと、上記発光素子から光信号を送信し、上記受光素子により光信号を受信する通信モードとを切り替えるモード切替部と
を備えたことを特徴とする。
また、一実施形態の光検出装置では、
上記発光素子から出力される上記光信号を変調するための変調回路を備えた。
また、一実施形態の光検出装置では、
上記受光素子で受光された上記光信号を復調するための復調回路を備えた。
また、一実施形態の光検出装置では、
上記復調回路により、上記受光素子で受光された光信号を復調して得られた受信データを記憶する記憶部を備えた。
また、一実施形態の光検出装置では、
上記記憶部に記憶された送信データを、上記光信号として上記発光素子から送信させる送信制御部を備えた。
また、一実施形態の光検出装置では、
少なくとも上記受光素子と上記近接検知部と上記モード切替部とが形成された半導体集積回路を備え、
上記半導体集積回路に、上記発光素子から光信号として送信する送信データを入力するための送信データ入力端子を備えた。
また、一実施形態の光検出装置では、
少なくとも上記受光素子と上記近接検知部と上記モード切替部とが形成された半導体集積回路を備え、
上記半導体集積回路に、上記受光素子で受信された上記光信号が表す受信データを出力する受信データ出力端子を備えた。
また、一実施形態の光検出装置では、
上記記憶部は、上記近接検知部により上記被検知物の近接を検知する上記近接検知モードにおいて、上記近接検知部の制御データの記憶に用いられる。
また、この発明の電子機器では、
上記のいずれか1つの光検出装置が搭載されていることを特徴とする。
以上より明らかなように、この発明によれば、通信デバイスを新たに搭載することなく、近接検知するセンサを使用して赤外線通信を行うことが可能になり、より利便性の高い光検出装置およびそれを用いた電子機器を実現することができる。
図1はこの発明の第1実施形態の光検出装置の回路構成を示すブロック図である。 図2はこの発明の第2実施形態の光検出装置の回路構成を示すブロック図である。 図3はこの発明の第3実施形態の光検出装置を用いた電子機器の一例としての携帯電話の構成を示すブロック図である。 図4は従来の近接センサ機能を有する光検出装置の概略構成を示す模式図である。 図5は従来の光検出装置の制御用ICの回路構成を説明したブロック図である。
以下、この発明の光検出装置を図示の実施の形態により詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1はこの発明の第1実施形態の光検出装置の回路構成を示すブロック図である。
この第1実施形態の光検出装置は、図1に示すように、制御回路11と、制御回路11により制御されるパルス発生回路12と、パルス発生回路12からのパルス信号により制御される定電流回路13と、受光素子の一例としての受光部14と、受光部14からの受光信号を処理する信号処理回路15と、赤外線通信用変調回路17と、赤外線通信用復調回路18と、発光素子の一例としての赤外LED2とを備えている。
上記制御回路11とパルス発生回路12と定電流回路13と受光部14と信号処理回路15と赤外線通信用変調回路17および赤外線通信用復調回路18で、半導体集積回路の一例としての制御用IC3を構成している。この制御用IC3は、制御回路11から被検知物の近接を表す信号を出力するための出力端子16と、データを入出力するための送信データ出力端子,受信データ入力端子の一例としてのバス端子10とを有する。また、制御用IC3は、赤外LED2のカソードが接続された接続端子20を有し、その接続端子20を介して赤外LED2のカソードを定電流回路13に接続している。また、赤外LED2のアノードは電源電圧Vccに接続されている。
上記制御回路11は、近接検知モードにおいて被検知物が近接したことを検知する近接検知部11aと、通信モードにおいて赤外LED2から光信号を出力させる送信制御部11bと、通信モードにおいて受光部14で受光された光信号に基づく受信データを出力する受信制御部11cと、近接検知モードと赤外線送信モードおよび赤外線受信モードとを切り替えるモード切替部11dと、記憶部の一例としてのレジスタ部11eとを有する。
上記光検出装置において、I2C(Inter-Integrated Circuit)などのバス端子10を介して外部より制御回路11内のレジスタ部11eのうちの制御用レジスタを設定することにより、モード切替部11dは、近接検知モードと赤外線通信モード(赤外線送信モードおよび赤外線受信モード)とを切り替える。
<近接検知モード>
上記制御回路11が近接検知モードに設定された場合は、パルス発生回路12と信号処理回路15を制御して、被検知物が近接しているか否かの検知を行う。
より詳しくは、制御回路11によって、パルス発生回路12を制御して、パルス発生回路12で赤外線発光のためのパルス信号を生成して、そのパルス信号により定電流回路13を駆動することにより、赤外LED2発光させる。
そして、近傍に被検知物である物体が存在する場合、赤外LED2から発せられた赤外線は、被検知物からの反射光となって制御用IC3の受光部14に入射し、入射した反射光の量を信号処理回路15にてデジタル値に変換し、制御回路11内のレジスタ部11eのうちのデータ用レジスタに格納する。
また、制御回路11の近接検知部11aで反射光の量と予め設定された閾値とを比較し、上記閾値を超えない状態から上記閾値を超えた状態に変化した場合は、被検知物が接近したと判断し、被検知物の近接を表す信号を出力端子16から出力する。一方、制御回路11の近接検知部11aで反射光の量が上記閾値を超えた状態から上記閾値を超えない状態に変化した場合は、被検知物が遠ざかったと判断し、被検知物が非接近であることを表す信号を出力端子16から出力する。また、この近接検知部11aの近接検知の結果を制御回路11内のレジスタ部11eのうちの検知結果レジスタに格納する。
<赤外線送信モード>
一方、制御回路11が赤外線送信モードに設定された場合は、送信制御部11bにより赤外線通信用変調回路17を制御して、制御回路11内のレジスタ部11eのうちのデータ用レジスタに書き込まれた送信データに基づいて、赤外線通信用変調回路17により変調された送信信号を出力する。この赤外線通信用変調回路17からの変調された送信信号を受けて、定電流回路13は赤外LED2をパルス発光させて、赤外線によるデータの送信を行う。
<赤外線受信モード>
また、制御回路11が赤外線受信モードに設定された場合は、受光部14からの受光信号を赤外線通信用復調回路18で復調を行い、受信制御部11cは、赤外線通信用復調回路18で復調して得られた受信データを、制御回路11内のレジスタ部11eのうちのデータ用レジスタに格納する。
そして、受信制御部11cは、レジスタ部11eのうちのデータ用レジスタに格納された受信データを、バス端子10を介して外部に出力する。
これにより、上記近接センサの機能を有する光検出装置を搭載したスマートフォンなどの電子機器は、送信したいデータをI2Cなどのバス端子10を介して光検出装置に送るだけで赤外線でのデータ送信が可能となると共に、赤外線の受信においては、制御回路11内のレジスタ部11eのうちのデータ用レジスタを読み出すだけで赤外線でのデータ受信が可能となる。
なお、当技術に用いる変調,復調の方式は、IrDAなどの既存方式を用いても良いし、独自の変調,復調方式を用いることも可能である。
さらに、赤外線通信で使用するレジスタ部11eのうちのデータ用レジスタを、近接センサ用のレジスタと兼用することにより、チップサイズの拡大を防ぐことが可能である。
また、近接センサには、周囲の照度を検出する照度センサの機能を追加したものや、色温度を検出するRGB(赤,緑,青)センサの機能を追加したものがあるが、これらの近接センサにも同様にこの発明を適用できる。
上記構成の光検出装置によれば、近接検知モードでは、被検知物の近接検知を行うことができ、通信モード(赤外線送信モードおよび赤外線受信モード)では、赤外線などによる通信を行うことができる。したがって、通信デバイスを新たに搭載することなく、近接検知するセンサを使用して赤外線通信を行うことが可能になり、より利便性の高い光検出装置を実現できる。
また、光信号を使用して「0」,「1」のデジタル送信を行うには何らかの変調をかける必要があるが、赤外LED2から出力される光信号を変調するための赤外線通信用変調回路17を備えたことによって、光検出装置の外部で変調を行う必要がない。
また、受光素子で受光された光信号を基の「0」,「1」のデジタル値に戻すには復調をかける必要があるが、受光部14で受光された光信号を復調するための赤外線通信用復調回路18を備えたことによって、光検出装置の外部で復調を行う必要がない。
また、上記復調回路により受光部14で受光された光信号を復調して得られた受信データをレジスタ部11eに記憶することにより、外部に受信用メモリーを用意する必要がなく、また必要な時にレジスタ部11eから受信データを読み出すことが可能となる。
また、上記送信制御部11bによって、レジスタ部11eに記憶された送信データを赤外線通信用変調回路17により変調させて、赤外LED2から光信号として送信させることによって、I2Cなどのバス端子10を介して外部から送信したい送信データを光検出装置のレジスタ部11eに記憶するだけで赤外線送信が実現できる。
また、上記赤外LED2から光信号として送信する送信データを入力するための入力端子としてのバス端子10を制御用IC3に備えたことによって、外部から入力した送信データに基づいて赤外LED2を発光させることが可能となる。
また、上記受光部14で受信された光信号が表す受信データを出力する出力端子としてのバス端子10を制御用IC3に備えたことによって、受信データを外部に出力することが可能となる。
また、上記近接検知部11aにより被検知物の近接を検知する近接検知モードにおいて、レジスタ部11eを近接検知部11aの制御データの記憶に用いて、赤外線通信モード(赤外線送信モードおよび赤外線受信モード)で使用するデータ用レジスタと近接検知モードで使用するデータ用レジスタとを兼用することにより、チップサイズの拡大を防ぐことが可能である。
従来の近接センサでは、センサの動作を制御する制御用レジスタと近接センサの検知状態(受光した赤外線の量をデシタル値に変換したもの)を格納するデータ用レジスタは既に備わっており、この発明の光検出装置では、このデータ用レジスタを通信モードでも使用する。
〔第2実施形態〕
図2はこの発明の第2実施形態の光検出装置の回路構成を示すブロック図である。
上記第2実施形態の光検出装置は、図2に示すように、制御回路21と、制御回路21により制御されるパルス発生回路12と、パルス発生回路12からのパルス信号により制御される定電流回路13と、受光素子の一例としての受光部14と、発光素子の一例としての赤外LED2とを備えている。この第2実施形態の光検出装置は、赤外線通信用復調回路18と赤外線通信用変調回路17がない点と、定電流回路13に接続された赤外線送信用入力端子19が設けられている点と、制御回路21の動作が異なる点で第1実施形態の光検出装置と相違する。
上記制御回路21とパルス発生回路12と定電流回路13と受光部14で、半導体集積回路の一例としての制御用IC23を構成している。この制御用IC23は、制御回路21から被検知物の近接を表す信号を出力するための出力端子16と、データを入出力するためのバス端子10とを有する。
上記制御回路21は、近接検知モードにおいて被検知物が近接したことを検知する近接検知部21aと、近接検知モードと赤外線通信モードとを切り替えるモード切替部21bと、レジスタ部21cとを有する。
上記光検出装置において、I2Cなどのバス端子10を介して外部より制御回路21内のレジスタ部21cのうちの制御用レジスタを設定することにより、モード切替部21bは、近接検知モードと赤外線通信モードとを切り替える。
<近接検知モード>
近接検知モードに設定された場合は、図1に示す光検出装置と同様に制御回路21によりパルス発生回路12と信号処理回路15を制御して、被検知物が近接しているか否かの検知を行う。
<赤外線通信モード>
一方、赤外線通信モードに設定された場合は、パルス発生回路12の動作を停止し、赤外線送信用入力端子19に入力された信号に基づいて、定電流回路13は赤外LED2を発光させて、赤外線によるデータ送信を行う。
一方、受光部14に入射した光信号を信号処理回路15で増幅のみ行い、増幅した信号を受けた制御回路21は、出力端子16からそのまま出力する。
これにより、上記近接検知機能を有する光検出装置を搭載したスマートフォンは、赤外線により送信したいデータを赤外線送信用入力端子19に入力するだけで赤外線送信が可能となる一方、出力端子16から出力される信号を読み取ることで赤外線によるデータ受信が可能である。
この光検出装置の方式であれば、光検出装置の回路を増やすこと無く、自由な赤外線通信を行うことが可能となる。
上記構成の光検出装置によれば、近接検知モードでは、被検知物の近接検知を行うことができ、通信モードでは、赤外線などによる通信を行うことができる。したがって、通信デバイスを新たに搭載することなく、近接検知するセンサを使用して赤外線通信を行うことが可能になり、より利便性の高い光検出装置を実現できる。
〔第3実施形態〕
図3はこの発明の第3実施形態の光検出装置を用いた電子機器の一例としての携帯電話(スマートフォン)の構成を示すブロック図である。図3において、39は被検知物である。
この第2実施形態の携帯電話30は、図3に示すように、タッチパネル機能付きの液晶パネル31と、バックライト32と、制御装置33と、光検出装置34とを備えている。液晶パネル31は、携帯電話30を操作するための画面を表示する。バックライト32は、液晶パネル31を背面から照射するための光源であり、LEDまたは冷陰極管(図示せず)を有している。制御装置33は、光検出装置34からのデジタル信号DOUTに基づいて、バックライト32のオンオフを制御する。また、制御装置33と光検出装置34は、I2Cなどのバス端子35を介して接続されている。
上記携帯電話30は、光検出装置34として、第1実施形態の光検出装置を備えている。この光検出装置34は、被検知物39の近接・非近接の検知と、赤外線通信の2つの機能を有しているので、携帯電話30を容易に小型化できる。
上記携帯電話30に着信があり、ユーザが通話開始のボタンを押下すると、光検出装置34は、近接センサとして機能する。これにより、ユーザの顔が液晶パネル31に近づくにつれて、光検出装置34から出力されるデジタル信号DOUTの値が大きくなる。そして、デジタル信号DOUTの値が所定値を超えると、制御装置33は、バックライト32を消灯させると共に、液晶パネル31のタッチパネル機能をオフにする。これにより、バックライト32の消費電力を抑えることができると共に、タッチパネル機能の誤作動を防止できる。
上記構成の携帯電話よれば、光検出装置34を搭載することによって、利便性の高い携帯電話を実現することができる。
上記第1,第2実施形態の光検出装置では、赤外線を用いた光通信および近接検知を行ったが、赤外線以外の波長の光を用いた光通信および近接検知を行う光検出装置にこの発明を適用してもよい。
また、上記第3実施形態では、光検出装置を用いた電子機器としての携帯電話(スマートフォン)について説明したが、光検出装置を用いた電子機器は、これに限らず、PHS(Personal Handiphone System:パーソナル・ハンディホン・システム)等でもよく、PDA(Personal Digital Assistant:パーソナル・デジタル・アシスタント)、ノート型パーソナルコンピュータ、モバイルツール、電子辞書、電卓、ゲーム機等の他の電子機器でもよい。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記第1〜第3実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
この発明の光検出装置は、
発光素子2と、
受光素子14と、
上記発光素子2から被検知物に光を照射させて、上記受光素子14により受光された上記被検知物からの反射光の量に基づいて上記被検知物が近接したか否かを検知する近接検知部11aと、
上記近接検知部11aにより上記被検知物の近接を検知する近接検知モードと、上記発光素子2から光信号を送信し、上記受光素子14により光信号を受信する通信モードとを切り替えるモード切替部11dと
を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、近接検知モードでは、被検知物の近接検知を行うことができ、通信モードでは、赤外線などによる通信を行うことができる。したがって、通信デバイスを新たに搭載することなく、近接検知するセンサを使用して赤外線通信を行うことが可能になり、より利便性の高い光検出装置を実現できる。
また、一実施形態の光検出装置では、
上記発光素子2から出力される上記光信号を変調するための変調回路17を備えた。
光信号を使用して「0」,「1」のデジタル送信を行うには何らかの変調をかける必要があったが、上記実施形態によれば、外部に変調回路は不要となる。なお、スマートフォンのチップセットやソフトウェアなどで変調が可能な場合、光検出装置からこの機能を省くことにより、半導体集積回路3,30サイズ低減が可能となる。
また、一実施形態の光検出装置では、
上記受光素子14で受光された上記光信号を復調するための復調回路18を備えた。
受光素子14で受光された光信号を基の「0」,「1」のデジタル値に戻すには復調をかける必要があったが、上記実施形態によれば、外部に復調回路が不要となる。なお、スマートフォンのチップセットやソフトウェアなどで復調が可能な場合、光検出装置からこの機能を省くことにより、半導体集積回路3,30のサイズ低減が可能となる。
また、一実施形態の光検出装置では、
上記復調回路18により、上記受光素子14で受光された光信号を復調して得られた受信データを記憶する記憶部11eを備えた。
上記実施形態によれば、受信データを記憶部11eに記憶することにより、外部に受信用メモリーを用意する必要がなく、また必要な時に記憶部11eから受信データを読み出すことが可能となる。
また、一実施形態の光検出装置では、
上記記憶部11eに記憶された送信データを、上記光信号として上記発光素子2から送信させる送信制御部11bを備えた。
上記実施形態によれば、光検出装置が記憶部11eに記憶された送信データを送信する機能を有することにより、I2Cなどのバス端子10を介して外部から送信したい送信データを光検出装置の記憶部11eに記憶するだけで赤外線送信が実現できる。
また、一実施形態の光検出装置では、
少なくとも上記受光素子14と上記近接検知部11aと上記モード切替部11dとが形成された半導体集積回路3,30を備え、
上記半導体集積回路3,30に、上記発光素子2から光信号として送信する送信データを入力するための送信データ入力端子10,19を備えた。
従来の近接センサでは外部から入力した信号を基に発光素子2を発光させる手段が無かったが、上記実施形態によれば、発光素子2から光信号として送信する送信データを入力するための送信データ入力端子10,19を半導体集積回路3,30に備えることによって、外部から入力した送信データに基づいて発光素子2を発光させることが可能となる。
また、一実施形態の光検出装置では、
少なくとも上記受光素子14と上記近接検知部11aと上記モード切替部11dとが形成された半導体集積回路3,30を備え、
上記半導体集積回路3,30に、上記受光素子14で受信された上記光信号が表す受信データを出力する受信データ出力端子10,16を備えた。
従来の近接センサでは受光した信号を外部に出力する手段が無かったが、上記実施形態によれば、受信制御部からの受信データを出力する受信データ出力端子10,16を半導体集積回路3,30に備えることによって、受光データを外部に出力することが可能となる。
また、一実施形態の光検出装置では、
上記記憶部11eは、上記近接検知部11aにより上記被検知物の近接を検知する上記近接検知モードにおいて、上記近接検知部11aの制御データの記憶に用いられる。
上記実施形態によれば、通信モードで使用するデータ用レジスタと近接検知モードで使用するデータ用レジスタとを兼用することにより、チップサイズの拡大を防ぐことが可能である。
従来の近接センサでは、センサの動作を制御する制御用レジスタと近接センサの検知状態(受光した赤外線の量をデシタル値に変換したもの)を格納するデータ用レジスタは既に備わっており、この発明の光検出装置では、このデータ用レジスタを通信モードでも使用する。
また、この発明の電子機器では、
上記のいずれか1つの光検出装置が搭載されていることを特徴とする。
上記構成よれば、上記光検出装置を搭載することによって、利便性の高い電子機器を実現できる。
2…赤外LED
3…制御用IC
10…バス端子
11…制御回路
11a…近接検知部
11b…送信制御部
11c…受信制御部
11d…モード切替部
11e…レジスタ部
12…パルス発生回路
13…定電流回路
14…受光部
15…信号処理回路
16…出力端子
17…赤外線通信用変調回路
18…赤外線通信用復調回路
19…赤外線送信用入力端子
20…接続端子
21…制御回路
21a…近接検知部
21b…モード切替部
21c…レジスタ部
23…制御用IC
30…携帯電話
31…液晶パネル
32…バックライト
33…制御装置
34…光検出装置
35…バス端子
39…被検知物

Claims (5)

  1. 発光素子と、
    受光素子と、
    上記発光素子から被検知物に光を照射させて、上記受光素子により受光された上記被検知物からの反射光の量に基づいて上記被検知物が近接したか否かを検知する近接検知部と、
    上記近接検知部により上記被検知物の近接を検知する近接検知モードと、上記発光素子から光信号を送信し、上記受光素子により光信号を受信する通信モードとを切り替えるモード切替部と
    を備えたことを特徴とする光検出装置。
  2. 請求項1に記載の光検出装置において、
    上記発光素子から出力される上記光信号を変調するための変調回路を備えたことを特徴とする光検出装置。
  3. 請求項1または2に記載の光検出装置において、
    上記受光素子で受光された上記光信号を復調するための復調回路を備えたことを特徴とする光検出装置。
  4. 請求項3に記載の光検出装置において、
    上記復調回路により、上記受光素子で受光された光信号を復調して得られた受信データを記憶する記憶部を備えたことを特徴とする光検出装置。
  5. 請求項4に記載の光検出装置において、
    上記記憶部に記憶された送信データを、上記光信号として上記発光素子から送信させる送信制御部を備えたことを特徴とする光検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112751617A (zh) * 2019-10-31 2021-05-04 Oppo广东移动通信有限公司 电子设置及其控制方法、装置和存储介质

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