JP2014119899A - 電子装置及び絶縁シート - Google Patents

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Abstract

【課題】 コネクタの周囲に配置される部品を利用して、ケーブル側コネクタが基板側コネクタに接続された位置から引き抜き方向に変位できないような構造を提供することを課題とする。
【解決手段】 ケーブル側コネクタ24は基板側コネクタ22に差し込まれて接続される。ケーブル側コネクタ24は、整列した複数の接続ケーブル16の一端側に設けられる。基板側コネクタ22にケーブル側コネクタ24が接続された状態で、ケーブル側コネクタ24に沿って近接した位置に配置される部品40,14aから、ケーブル側コネクタ24の差し込み方向後ろ側端部に対向する位置に、一対の突出部42が突出する。
【選択図】 図3

Description

実施形態は、内部にコネクタを有する電子装置、及び電子装置内の電子部品を保護する絶縁シートに関する。
ノートパソコン等の液晶ディスプレイ装置(LCD)を用いた電子装置において、電子装置の主回路基板とLCD回路基板とを多数の接続ケーブル(リードワイヤ)で接続する場合が多い。接続ケーブルをLCD回路基板に取り外し可能に接続するために、コネクタが用いられる。コネクタはLCD回路基板に実装された基板側コネクタと接続ケーブルの端部に取り付けられたケーブル側コネクタとを含む。接続ケーブルのケーブル側コネクタを、LCD回路基板に実装されている基板側コネクタに差し込むことで、接続ケーブルの各々は、LCD回路基板に電気的且つ機械的に接続される。
電子機器の小型化、薄型化に伴い、このようなコネクタにも小型化、薄型化が求められている。コネクタの接続を確実に保持するためには、抜け止め機構(固定機構あるいはロック機構)が設けられたコネクタを用いることが好ましいが、抜け止め機構を設けるとコネクタの小型化、薄型化が阻害されてしまう。そこで、コネクタの部品を工夫して抜け止め機構をコネクタに組み込むことが提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2006−4723号公報 特開2007−250488号公報
上述の接続ケーブルをLCD回路基板に取り外し可能に接続するためのコネクタは、平面状に整列した多数の接続ケーブル(リードワイヤ)を接続するためのコネクタであり、薄い平板状のコネクタとなる。ケーブル側コネクタは、多数の細い接続ケーブルが横一列に並んだ状態でその先端がケーブル側コネクタに取り付けられた形状となる。したがって、ケーブル側コネクタは、接続ケーブルが横一列に並んだ分以上の幅を有する平面状の部品となる。ケーブル側コネクタが形成する平面をコネクタ平面と称する。
ここで、上述のように、コネクタを小型化、薄型化するために、ケーブル側コネクタに抜け止め機構が設けられていない場合が多い。このような場合には、ケーブル側コネクタを基板側コネクタに接続した後に、コネクタを覆うように粘着テープを貼り付けてコネクタの接続状態を保持している。しかし、粘着テープの粘着力では、コネクタの接続状態を維持するには不十分な場合がある。
例えば、電子装置の使用中や運搬中における接続ケーブルの振動や変位により、コネクタ平面内でコネクタ挿入接続方向に対して傾いた外力がコネクタに加わることがある。ケーブル側コネクタが基板側コネクタに対してコネクタ平面内で傾くと、ケーブル側コネクタの左右端部の一方が基板側コネクタから僅かに離間したような状態となる。このような状態では、ケーブル側コネクタの離間した側でのコネクタ端子の電気的接続が不完全となり、接続不良となってしまう。
そこで、本発明の一実施形態は、コネクタの周囲に配置される部品を利用して、ケーブル側コネクタが基板側コネクタに接続された位置から引き抜き方向に変位できないような構造を提供することを目的とする。
一実施態様によれば、基板に取り付けられた基板側コネクタと、整列した複数の接続ケーブルの一端側に設けられ、前記基板側コネクタに差し込まれて接続されるケーブル側コネクタと、前記基板側コネクタに前記ケーブル側コネクタが接続された状態で、前記ケーブル側コネクタに沿って近接した位置に配置される部品と、前記部品から前記ケーブル側コネクタの差し込み方向後ろ側側面に対向する位置に突出する一対の突出部とを有する電子装置が提供される。
一実施形態によれば、ケーブル側コネクタの近傍に配置される部材から突出する突出部がケーブル側コネクタの後端に当接するため、ケーブル側コネクタの引き抜き方向の変位が防止される。
一実施形態による電子装置の一例であるノートパソコンの斜視図である。 ノートパソコンをLCD画面側から見た斜視図である。 表示部の内部を示す斜視図である。 絶縁シートの平面図である。 絶縁シートがLCD回路基板の上に配置された状態のLCDユニットの内部を示す平面図である。 図5において二点鎖線で囲まれた部分を拡大して示す拡大図である。 絶縁シートのコネクタカバー部をめくり上げた状態を示す斜視図である。 表示部のカバーをLCDユニットに取り付ける前の状態を示す斜視図である。 図8における二点鎖線で囲んだ部分を拡大して示す拡大図である。 絶縁シートの変形例におけるコネクタカバー部を拡大して示す平面図である。 絶縁シートの他の変形例を示す平面図である。 図11に示す絶縁シートがLCD回路基板の上に配置された状態を示す斜視図である。 絶縁シートのさらに他の変形例を示す斜視図である。 図13における二点鎖線で囲んだ部分を拡大して示す拡大図である。 図13に示す絶縁シートがLCD回路基板の上に配置された状態を示す斜視図である。 図15における二点鎖線で囲んだ部分を拡大して示す拡大図である。 第2実施形態によるノートパソコンの表示部の分解斜視図である。 図17に示すLCD回路基板にカバーが組み付けられて形成された表示部の斜視図である。
次に、実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は第1実施形態による電子装置の一例であるノートパソコンの斜視図である。ノートパソコン10は、主回路基板12a及び様々な機能部品が収容された本体部12と、液晶表示装置(LCD)が設けられた表示部14とを有する。表示部14は本体部12に対して回動可能に取り付けられる。図1では本体部12に対して表示部14が回動した位置にある。また、図1において、本体部12の上面が取り除かれて内部が見えている状態が示されている。
図1において点線で示すように、表示部14の内部において、本体部12の主回路基板12aから延在する接続ケーブル16がコネクタ20によりLCD回路基板(図示せず)に接続される。
図2はノートパソコン10をLCD画面側から見た斜視図である。図2において、図1と同様に、本体部12の上面が取り除かれて内部が見えている状態が示されている。一端がコネクタ20でLCD回路基板に接続されている接続ケーブル16の反対端は、コネクタ12bを介して主回路基板12aに接続されている。
接続ケーブル16は、表示部14を可能に支持するヒンジ部18を通って本体部12の内部から表示部14の内部に延在する。したがって、表示部14が回動する際に、ヒンジ部18において接続ケーブル16が変位又は移動し、接続ケーブル16の一端に接続されているコネクタ20に外力が作用するおそれがある。このような外力は、LCD側のコネクタ20を離脱させるような力となり得る。そこで、本実施形態では、表示部14の内部の構造を利用して、接続された状態のコネクタ20を接続状態に保持する機構を形成している。
図3は表示部14の内部を示す斜視図であり、表示部14の外側表面となるカバー14aが取り外された状態が示されている。また、図3において、LCD回路基板の上面に配置される絶縁シート40が取り外された状態が示されている。
表示部14の内部には、LCDユニット30が収容される。LCDユニット30は、LCD32と、その裏側の一部に設けられたLCD回路基板34とを有する。LCD回路基板34には、コネクタ20を介して接続ケーブル16が接続される。
コネクタ20は、LCD回路基板34の側端部の切り欠き内に埋め込まれるようにして取り付けられた基板側コネクタ22と、接続ケーブル16の一端側に接続されたケーブル側コネクタ24とよりなる。ケーブル側コネクタ24を基板側コネクタ22に差し込むことで、コネクタ20は接続状態となり、接続ケーブル16はLCD回路基板34の回路に電気的に接続される。
図3には、ケーブル側コネクタ24が基板側コネクタ22に差し込まれて、コネクタ20が接続状態となっている状態が示されている。本実施形態では、コネクタ20の接続状態を維持するために、絶縁シート40に突出部を設けて、ケーブル側コネクタ24の抜け止めとしている。
絶縁シート40は、LCD回路基板34上に形成された回路を保護するためにLCD回路基板34を覆うように設けられるシートである。絶縁シート40は、電気的絶縁性を有する薄い板状の部材であり、例えばポリエチレン(PET)フィルムをLCD回路基板34を覆うような形状に加工したシートである。絶縁シート40は、LCD回路基板34の上又は近傍に設けられた部材に相当する。
本実施形態では、接続状態のコネクタ20を覆うようなコネクタカバー部40aが絶縁シート40に設けられている。そして、コネクタカバー部40aに2個のスペーサ42が取り付けられている。スペーサ42はケーブル側コネクタ24の抜け止めとして機能する突出部の一例である。
図4は絶縁シート40の平面図である。絶縁シート40のコネクタカバー部40aは、絶縁シート40をLCD回路基板34上に配置した際に、コネクタ20に対向する位置に配置されるように、略長方形の絶縁シート40の一部が張り出した形状の部分である。コネクタカバー部40aの両側縁40bから延在する切れ込み40cが形成されている。切れ込み40cは、後述するようにコネクタカバー部40aをコネクタ20から離間する方向に持ち上げることができるように設けられる。コネクタカバー部40aの前縁40dは、基板側コネクタ32に接続された状態のケーブル側コネクタ24よりも突出するような位置となる。
コネクタカバー部40aの左右の角部に、すなわち、前縁40dと左右の側縁40bの各々とで形成される角部に、上述のスペーサ42が取り付けられる。スペーサ42は、ケーブル側コネクタ24の後端に当接してケーブル側コネクタ24の抜け方向の変位(移動)を阻止するための部材であり、例えば硬質ゴムや樹脂で形成される。スペーサ42は、例えば接着剤で絶縁シート40に固定される。
図5は絶縁シート40がLCD回路基板34の上に配置された状態のLCDユニット30の内部を示す平面図である。図6は図5において二点鎖線で囲まれた部分を拡大して示す拡大図である。
上述のように、絶縁シート40がLCD回路基板34の上に配置された状態において、コネクタカバー部40aの角部に取り付けられたスペーサ42は、ケーブル側コネクタ24の後端の左右両側に当接するか近接した位置に配置される。これにより、ケーブル側コネクタ24の抜け方向(図6における矢印A方向)の変位(移動)がスペーサ42により阻止される。
スペーサ42は、ケーブル側コネクタ24の後端側で、接続ケーブル16が延在していない左右両側に対応した位置に取り付けられる。したがって、スペーサ42は、ケーブル側コネクタ24の後端側の左右両側の変位(移動)を阻止する。これにより、平面状に整列した接続ケーブル16により、抜け方向から傾いた方向に外力が作用してケーブル側コネクタ24が左右いずれかに傾くような外力が作用しても、傾いて変位しようとしている部分の近傍にスペーサ42が配置されているので、ケーブル側コネクタ24の傾きが阻止される。したがって、例えばケーブル側コネクタ24の後端の中央付近にスペーサ42が配置された場合と比較して、ケーブル側コネクタ24の傾きによる抜け方向の変位を確実に阻止することができる。
スペーサ42が取り付けられた絶縁シート40が、LCD回路基板34上に設けられた状態で、ケーブル側コネクタ24を基板側コネクタ22に接続するときには、図7に示すように、コネクタカバー部40aをめくり上げてから、ケーブル側コネクタ24を基板側コネクタ22に差し込む。ケーブル側コネクタ24を基板側コネクタ22に差し込んだら、コネクタカバー部40aをもとの平坦な状態に戻すことで、左右のスペーサ42はケーブル側コネクタ24の後端に近接した位置に配置される。
一旦ケーブル側コネクタ24を基板側コネクタ22に接続した後に、メインテナンス等によりケーブル側コネクタ24を基板側コネクタ22から外す必要がある場合も、コネクタカバー部40aをめくり上げてからケーブル側コネクタ24を把持して引き抜けばよい。
絶縁シート40は、例えば長手方向の両端部が接着材や粘着剤によりLCDユニット30のフレームに対して固定されか、あるいは、LCD回路基板34に対して固定されてもよい。あるいは、LCDユニット30のフレーム構造内で絶縁シート40を挟み込んで固定することもできる。
図8は表示部のカバーをLCDユニットに取り付ける前の状態を示す斜視図である。図9は図8における二点鎖線で囲んだ部分を拡大して示す拡大図である。ケーブル側コネクタ24が基板側コネクタ22に接続された後、LCDユニット30の裏側にカバー14aが取り付けられ、表示部14となる。カバー14aがLCDユニット30に取り付けられると、カバー14aの裏面は絶縁シート40の上面に近接した位置となる。したがって、絶縁シート40のコネクタカバー部40aはカバー14aの裏面により押さえられた状態となり、コネクタカバー部40aはめくれ上がることはできなくなる。これにより、スペーサ24が、ケーブル側コネクタ24の後端に対向した位置に保持され、ケーブル側コネクタ24の抜けを常に防止することができる。
なお、本実施形態では、コネクタカバー部40aをケーブル側コネクタ24から離間する方向にめくり上げるために、絶縁シート40に切れ込み40cが設けられているが、必ずしも切れ込み40cを設ける必要は無い。例えば、絶縁シート40がLCD回路基板34の上から用意に取り外すことができるように固定されることとすれば、ケーブル側コネクタ24を抜き差しする際に、絶縁シート40全体を取り外すこととすることで、切れ込み40cを絶縁シート40に設けなくもよい。
次に、突出部としてスペーサ42が設けられた絶縁シート40の変形例について説明する。
図10は絶縁シート40の変形例におけるコネクタカバー部40aを拡大して示す平面図である。図10に示す変形例では、コネクタカバー部40aは、図6に示すコネクタカバー部40aより大きく延在しており、接続ケーブル16の根元を大きく覆うような大きさとなっている。スペーサ42は、図6に示すコネクタカバー部40aと同じ位置に固定されており、上述の実施形態のスペーサ42と同様に抜け止めの機能を果たす。
本変形例では、コネクタカバー部40aが接続ケーブル16の延在方向に大きく延在した部分に、2個の第2のスペーサ44が設けられる。第2のスペーサ44は平面状に整列した接続ケーブル16の両脇に突出し、接続ケーブル16の横方向の変位(移動)を阻止する機能を果たす。
接続ケーブル16を第2のスペーサ44で挟み込むことで、ケーブル側コネクタ24から延在する接続ケーブル16の根元(図10において二点鎖線で囲んだ部分)から第2のスペーサ44までの部分が真っ直ぐに接続方向に延在した状態が維持される。接続ケーブル16が横方向に引っ張られても、横方向の力は第2のスペーサ44により吸収されるため、接続ケーブル16の根元(図10において二点鎖線で囲んだ部分)にかかる横方向の力は抑制される。これにより、ケーブル側コネクタ24を傾けるように作用する外力が抑制される。これとともに、ケーブル側コネクタ24内の接続ケーブル16の根元と端子との接続部にかかる横方向の力が抑制され、接続ケーブル16とケーブル側コネクタ24内の端子との接続を良好に維持することができる。
次に、図11及び12を参照しながら、絶縁シート40の他の変形例について説明する。図11は絶縁シート40aの他の変形例を示す平面図である。図12は図11に示す絶縁シート40aがLCD回路基板34の上に配置された状態を示す斜視図である。
図11に示すように、本変形例による絶縁シート40のコネクタカバー部40aは、長方形の部分から突出して延在しておらず、切れ込み40cのみが設けられている。すなわち、絶縁シート40の全体は長方形であり、絶縁シート40に切れ込み40cを形成するだけで、コネクタカバー部40aを設けることができる。これにより、絶縁シート40の形状が簡素化され、絶縁シート40の加工が容易となる。
次に、図13乃至16を参照しながら、絶縁シート40のさらに他の変形例について説明する。図13は絶縁シート40aのさらに他の変形例を示す斜視図である。図14は図13における二点鎖線で囲んだ部分を拡大して示す拡大図である。図15は図13に示す絶縁シート40aがLCD回路基板34の上に配置された状態を示す斜視図である。図16は図15における二点鎖線で囲んだ部分を拡大して示す拡大図である。
図13に示す絶縁シート40には、スペーサ42の代わりに絶縁シート40の一部を切り起こして形成した切り起こし部46が形成されている。切り起こし部46は、スペーサ42と同様に、突出部の一例であり、ケーブル側コネクタ24の抜け止め部材として機能する。
切り起こし部46はコネクタカバー部40aの一部で、ケーブル側コネクタ24の後端部に対向する部分を、下方に向けて略90度折り曲げた部分である。切り起こし部46を形成すると、切り起こした部分には図14に示すようにコネクタカバー部40aの一部に開口48が形成される。図13に示す絶縁シート40aをLCD回路基板34の上に配置すると、コネクタカバー部40aからLCD回路基板34の方向に突出した切り起こし部46が、ケーブル側コネクタ24の後端の両側に当接する位置に配置される。したがって、切り起こし部46はスペーサ42と同様に抜け止めとして機能する。
ここで、切り起こし部46の切り起こし方向は、ケーブル側コネクタ24が抜ける方向であり、ケーブル側コネクタ24が抜ける方向に変位(移動)できないようになっている。これは、切り起こし部46の切り起こし方向が、切り起こし部46が切り起こされた状態からもとの位置に戻る方向であると、ケーブル側コネクタ24が抜ける方向に変位(移動)しようとした際に、切り起こし部46が切り起こされる前の状態に容易に戻ってしまうおそれがあり、抜け止めとしての機能を十分に発揮できないからである。
ただし、切り起こし部46の切り起こし方向は、ケーブル側コネクタ24が抜ける方向に限られず、例えばケーブル側コネクタ24が抜ける方向に対して垂直な方向とすることもできる。この場合、切り起こし部46の平面ではなく、縁部がケーブル側コネクタ24の後端に当接することとなる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図17は第2実施形態によるノートパソコン(電子機器)の表示部の分解斜視図である。第2実施形態によるノートパソコンは、図1に示すノートパソコンと同じ構成を有するが、スペーサ24が絶縁シーと40ではなくカバー14aの裏面に取り付けられていることが異なる。なお、図17は、LCDユニット30を表示画面側から見た斜視図であり、例えば図8に示された斜視図とは反対の方向から見た斜視図である。
本実施形態では、絶縁シート40自体が設けられていないか、あるいは、絶縁シート40にコネクタカバー部40aが設けられていないものとする。これにより、LCDユニット30にカバー14aを取り付けて表示部14としたときに、カバー14aの裏面(内面)がケーブル側コネクタ24に対向することとなる。したがって、カバー14aは、第1実施形態における絶縁シート40と同様に、ケーブル側コネクタ24に近接した位置に配置される部材に相当する。そこで、本実施形態では、カバー14aの裏面(内面)で、ケーブル側コネクタ24の後端に対応する位置に突出部としてのスペーサ24が固定される。
図18は図17に示すLCDユニット30にカバー14aが組み付けられて形成された表示部14の斜視図である。図18において、表示部14の内部の構成が点線で示されている。
本実施形態による表示部14の内部では、カバー14aの裏側から突出する2個のスペーサ42が、基板側コネクタ22に接続されたケーブル側コネクタ24の後端に当接するように配置されている。したがって、第1実施形態と同様に、2個のスペーサ42は、ケーブル側コネクタ24の後端側の左右両側の変位(移動)を阻止する。これにより、平面状に整列した接続ケーブル16により、抜け方向から傾いた方向に外力が作用してケーブル側コネクタ24が左右いずれかに傾くような外力が作用しても、傾いて変位しようとしている部分の近傍にスペーサ42が配置されているので、ケーブル側コネクタ24の傾きが阻止される。したがって、例えばケーブル側コネクタ24の後端の中央付近にスペーサ42が配置された場合と比較して、ケーブル側コネクタ24の傾きによる抜け方向の変位を確実に阻止することができる。
以上のように、本明細書は以下の事項を開示する
(付記1)
基板に取り付けられた基板側コネクタと、
整列した複数の接続ケーブルの一端側に設けられ、前記基板側コネクタに差し込まれて接続されるケーブル側コネクタと、
前記基板側コネクタに前記ケーブル側コネクタが接続された状態で、前記ケーブル側コネクタに沿って近接した位置に配置される部品と、
前記部品から前記ケーブル側コネクタの差し込み方向後ろ側端部に対向する位置に突出する一対の突出部と
を有する電子装置。
(付記2)
付記1記載の電子装置であって、
前記突出部の一方は、前記ケーブル側コネクタの差し込み方向後ろ側端部の一端側に近接して配置され、前記突出部の他方は、前記ケーブル側コネクタの差し込み方向後ろ側端部の他端側に近接して配置される電子装置。
(付記3)
付記1又は2記載の電子装置であって、
前記部品は、前記基板に搭載された電気部品を保護する絶縁シートである電子装置。
(付記4)
付記3記載の電子装置であって、
前記絶縁シートの前記基板側コネクタと前記ケーブル側コネクタを覆うコネクタカバー部に、一対の切れ込みが形成された電子装置。
(付記5)
付記3又は4記載の電子装置であって、
前記突出部は、前記絶縁シートに取り付けられた部材である電子装置。
(付記6)
付記4又は5記載の電子装置であって、
前記コネクタカバー部は、前記差し込み方向とは反対方向に延在し、前記突出部は前記コネクタカバー部に固定されている電子装置。
(付記7)
付記6記載の電子装置であって、
前記コネクタカバー部は、前記差し込み方向とは反対方向に前記接続ケーブルを覆うように延在し、
前記接続ケーブルを挟み込むように一対の第2の突出部が前記コネクタカバー部から突出する
電子装置。
(付記8)
付記3記載の電子装置であって、
前記突出部は、前記絶縁シートを切り起こして形成した部分である電子装置。
(付記9)
付記1又は2記載の電子装置であって、
前記部品は、前記基板を覆うカバーである電子装置。
(付記10)
付記9記載の電子装置であって、
前記突出部は、前記カバーに取り付けられた部材である電子装置。
(付記11)
コネクタが搭載された基板を覆うように配置される絶縁シートであって、
前記コネクタを覆う部分に、前記コネクタの差し込み方向後ろ側端部に対向する位置に突出する一対の突出部が設けられた絶縁シート。
(付記12)
付記11記載の絶縁シートであって、
前記コネクタを覆う部分は、一対の切れ込みにより他の部分から分離して変位可能である絶縁シート。
10 ノートパソコン
12 本体部
12a 主回路基板
12b コネクタ
14 表示部
14a カバー
16 接続ケーブル
18 ヒンジ部
20 コネクタ
22 基板側コネクタ
24 ケーブル側コネクタ
30 LCDユニット
32 LCD
34 LCD回路基板
40 絶縁シート
40a コネクタカバー部
40b 側端
40c 切れ込み
42 スペーサ
44 第2のスペーサ
46 切り起こし部

Claims (5)

  1. 基板に取り付けられた基板側コネクタと、
    整列した複数の接続ケーブルの一端側に設けられ、前記基板側コネクタに差し込まれて接続されるケーブル側コネクタと、
    前記基板側コネクタに前記ケーブル側コネクタが接続された状態で、前記ケーブル側コネクタに沿って近接した位置に配置される部品と、
    前記部品から前記ケーブル側コネクタの差し込み方向後ろ側端部に対向する位置に突出する一対の突出部と
    を有する電子装置。
  2. 請求項1記載の電子装置であって、
    前記突出部の一方は、前記ケーブル側コネクタの差し込み方向後ろ側端部の一端側に近接して配置され、前記突出部の他方は、前記ケーブル側コネクタの差し込み方向後ろ側端部の他端側に近接して配置される電子装置。
  3. 請求項1又は2記載の電子装置であって、
    前記部品は、前記基板に搭載された電気部品を保護する絶縁シートである電子装置。
  4. 請求項1又は2記載の電子装置であって、
    前記部品は、前記基板を覆うカバーである電子装置。
  5. コネクタが搭載された基板を覆うように配置される絶縁シートであって、
    前記コネクタを覆う部分に、前記コネクタの差し込み方向後ろ側端部に対向する位置に突出する一対の突出部が設けられた絶縁シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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