JP2014119887A - 制御装置および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】誤動作が生じる可能性を低減することができる制御装置および電子機器を提供する。
【解決手段】制御装置X1は、第1導電層12および第2導電層14を有した操作板10、ならびに、第2導電層14を挟んで第1導電層12の反対側に位置する第3導電層24を有した表示板20を制御するための制御装置X1であって、外部に位置する指F1と第1導電層12との間の容量に基づいて操作位置を検出すると、第2導電層14および第3導電層24の少なくとも一方を基準電位に設定し、第2導電層14と第3導電層24との間の容量を検出すると、第1導電層12を基準電位に設定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、制御装置および電子機器に関する。
従来から、例えば、第1導電層および第2導電層を有した操作板、ならびに、第2導電層を挟んで第1導電層の反対側に位置する第3導電層を有した表示板を制御するための制御装置が知られている。このような制御装置は、例えば、使用者における指等の導電体と第1導電層との間の容量に基づいて操作位置を検出するとともに、第2導電層と第3導電層との間の容量に基づいて操作板に対する押圧量を検出することができる(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−64725号公報
しかしながら、上記従来の制御装置では、例えば、操作位置を検出する際に、表示板から発生した電気的ノイズの影響によって、操作位置を正しく検出できない可能性があった。また、押圧量を検出する際に、使用者の指等の導電体の影響によって、押圧量を正しく検出できない可能性があった。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、誤動作が生じる可能性を低減することができる制御装置および電子機器に関する。
本発明の制御装置における一態様は、第1導電層および第2導電層を有した操作板、ならびに、前記第2導電層を挟んで前記第1導電層の反対側に位置する第3導電層を有した表示板を制御するための制御装置であって、外部に位置する導電体と前記第1導電層との間の容量に基づいて操作位置を検出すると、前記第2導電層および前記第3導電層の少なくとも一方を基準電位に設定し、前記第2導電層と前記第3導電層との間の容量を検出すると、前記第1導電層を基準電位に設定する。
本発明の電子機器における一態様は、第1主面および該第1主面の反対側に位置する第2主面を有した第1基体、前記第1基体の前記第1主面上または前記第2主面上に設けられた第1導電層、および前記第1基体の前記第2主面上に設けられておりかつ前記第1導電層よりも前記第2主面から遠い側に位置する第2導電層を有する操作板と、前記第2主面に対向する対向面を有した第2基体、および前記対向面上に設けられておりかつ前記第2導電層と離間した第3導電層を有する表示板と、外部に位置する導電体と前記第1導電層との間の容量に基づいて操作位置を検出すると、前記第2導電層および前記第3導電層の少なくとも一方を基準電位に設定し、前記第2導電層と前記第3導電層との間の容量を検出すると、第1導電層を基準電位に設定する制御装置と、を備えている。
本発明の制御装置および電子機器は、誤動作が生じる可能性を低減することができる、という効果を奏する。
本実施形態に係る電子機器の概略構成を示す平面図である。 図1中に示したI−I線断面図である。 指が操作板を押圧した場合における、図2と同じ部位を示す図である。 本実施形態に係る電子機器の概略構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る制御装置の動作を説明するフローチャートである。 本実施形態に係る制御装置の動作を説明するフローチャートである。 本実施形態に係る制御装置の動作を説明するフローチャートである。 変形例1に係る電子機器の概略構成を示す平面図である。 本実施形態に係る電子機器の概略構成を示すブロック図である。 対応関係記録部に記録された記録テーブルの一例を示す図である。 変形例2に係る電子機器の概略構成を示す平面図である。 図11中に示したII−II線断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、本発明の一実施形態の構成部材のうち、本発明を説明するために必要な主要部材を簡略化して示したものである。したがって、本発明に係る制御装置および電子機器は、本明細書が参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。
まず、図1〜図3を参照しながら、本実施形態に係る電子機器Y1の外観構成について説明する。
図1〜図3に示すように、電子機器Y1は、表示機能および入力操作機能を有している。電子機器Y1は、入力領域E1および非入力領域E2を有している。入力領域E1は、使用者が入力操作を行うことができる領域である。非入力領域E2は、使用者が入力操作を行うことができない領域である。本実施形態に係る非入力領域E2は、入力領域E1を取り囲むように当該入力領域E1の外側に位置しているが、これに限らない。非入力領域E2は、例えば、入力領域E1内に位置していてもよい。
電子機器Y1は、操作板10、表示板20、バックライト30、回路基板40、筺体50、および制御装置X1を備えている。
操作板10は、入力操作機能を有する。操作板10は、第1基体11、第1導電層12、被覆層13、第2導電層14、および振動体15を備えている。
第1基体11は、第1導電層12、被覆層13、第2導電層14、および振動体15を支持する役割を有する。第1基体11は、第1主面11Aおよび第2主面11Bを有する。第1主面11Aは、第2主面11Bよりも使用者側に位置している。すなわち、使用者は、当該使用者の指F1を第1主面11Aに接触あるいは近接することで、入力操作を行うことができる。なお、本実施形態における「指F1」とは、本発明における「外部に位置する導電体」の一例である。第2主面11Bは、第1主面11Aの反対側に位置している。具体的には、第2主面11Bは、第1主面11Aよりも使用者から遠い側に位置している。
なお、本実施形態では、第1基体11は、平面視して矩形状であるが、これに限らない。第1基体11は、平面視して円形状あるいは多角形状等であってもよい。第1基体11の構成材料としては、例えば、ガラスあるいはプラスチック等の透明樹脂材料が挙げられ
る。
第1導電層12は、指F1との間において容量を生じる役割を有する。第1導電層12は、入力領域E1に対応する第1基体11の第2主面11B上に設けられている。なお、第1導電層12は、入力領域E1に対応する第1基体11の第1主面11A上に設けられていてもよい。また、第1導電層12は、入力領域E1から非入力領域E2に亘って設けられていてもよい。
第1導電層12の構成材料としては、透光性を有する導電性部材が挙げられる。透光性を有する導電性部材としては、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、AZO(Al-Doped Zinc Oxide)、酸化錫、酸化亜鉛、あるいは導電性高分子が挙げられる。また、第1導電層12の構成材料は、金属材料であってもよい。第1導電層12の形成方法としては、例えば、上述の材料をスパッタリング法、蒸着法、あるいはCVD(Chemical Vapor Deposition)法によって第1基体11の第2主面11B上に
成膜する。そして、この膜の表面に感光性樹脂を塗布し、露光、現像、エッチング工程を経て、膜が所定形状にパターニングされることによって形成される。
本実施形態では、上記の第1基体11および第1導電層12によって静電容量タッチパネルが構成される。すなわち、電子機器Y1では、第1基体11および第1導電層12によって構成される静電容量タッチパネルを含んでいる。このため、指F1が、入力領域E1に対応する第1基体11の第1主面11A上において入力操作を行った場合に、第1導電層12がセンサとして機能し、操作位置を検出することができる。本実施形態では、第1基体11および第1導電層12によって構成される静電容量タッチパネルは、カバーパネル一体型の静電容量タッチパネルである。このため、第1基体11の第1主面11A上にカバーパネルを設ける必要がなく、電子機器Y1を小型化することができる。なお、第1基体11および第1導電層12によって構成される静電容量タッチパネルは、カバーパネル一体型の静電容量タッチパネルでなくともよく、第1基体11の第1主面11A上にカバーパネルを設けた積層型の静電容量タッチパネルであってもよい。
また、本実施形態では、第1導電層12が1層の導電層からなる例について記載しているが、これは説明の便宜上簡略化して示したものであり、これに限らない。第1基体11および第1導電層12によって構成される静電容量タッチパネルが、投影型の静電容量タッチパネルである場合、第1導電層12は、例えば、絶縁層を介して設けられた2層の導電層から構成されてもよい。なお、第1導電層12の形状については、適宜変更することができる。
被覆層13は、例えば、第1導電層12を保護する役割、あるいは、第1導電層12と第2導電層14とが導通する可能性を低減する役割を有する。被覆層13は、第1導電層12を覆うように第1基体11の第2主面11B上に設けられている。被覆層13としては、例えば、アクリル系樹脂、シリコーン系樹脂、ゴム系樹脂、あるいはウレタン系樹脂等の樹脂材料が挙げられる。
第2導電層14は、第3導電層24との間において容量を生じる役割を有する。第2導電層14は、入力領域E1に対応する第1基体11の第2主面11B上に設けられている。第2導電層14は、第1導電層12よりも第2基体21側に位置している。具体的には、第2導電層14は、被覆層13上に位置している。第2導電層14の構成材料および形成方法としては、第1導電層12と同様のものが挙げられる。
振動体15は、第1基体11を振動させる役割を有する。振動体15は、非入力領域E2に対応する第1基体11の第2主面11B上に設けられている。本実施形態では、振動
体15は、非入力領域E2に対応する被覆層13上に設けられている。また、振動体15は、入力領域E1を挟んで2つ設けられており、第1基体11の短辺方向(図1においてX方向)に沿って配置されている。なお、振動体15の数または配置位置については、特に限定されるものではなく、第1基体11を振動させることが可能であれば任意である。すなわち、振動体15は、第1基体11の長辺方向(図1においてY方向)に沿って配置されていてもよいし、筺体50上に配置されていてもよい。
本実施形態では、振動体15は、圧電素子である。このため、入力領域E1に対応する第1基体11の第1主面11Aを押圧した指F1に対して、押圧感等の所定の触覚を伝達することができる。具体的には、振動体15は、後述する制御装置X1の押圧検出部104から駆動信号を受け付けた場合に、X方向に伸縮運動する。そして、当該伸縮運動された振動体15によって、第1基体11が電子機器Y1の厚み方向(図2においてZ方向)に湾曲振動する。これにより、入力領域E1に対応する第1基体11の第1主面11Aを押圧した指F1に対して、押圧感等の所定の触覚が伝達される。圧電素子は、例えば、電極層と誘電体層とが積層された構造をなしている。なお、振動体15は、圧電素子でなくともよく、例えば、モーター等であってもよい。
表示板20は、表示機能を有する。表示板20は、第2基体21、液晶層22、封止部材23、および第3導電層24を有する。
第2基体21は、画像を表示する役割を有する。第2基体21は、第1基体11の第2主面11Bと離間しかつ第2主面11Bと対向する対向面21Aを有している。第2基体21は、上側基板21a、および下側基板21bを有する。
上側基板21aは、第1基体11の第2主面11Bに対向して配置されている。なお、本実施形態では、上側基板21aの上面が第2基体21における対向面21Aである。下側基板21bは、上側基板21aの下面に対向して配置されている。上側基板21aおよび下側基板21bの構成材料としては、例えば、ガラスあるいはプラスチック等の透明樹脂材料が挙げられる。
液晶層22は、画像を表示するための表示部材層であり、上側基板21aと下側基板21bとの間に介在している。具体的には、液晶層22は、上側基板21a、下側基板21b、および封止部材23によって、上側基板21aと下側基板21bとの間の領域に封止されている。なお、本実施形態では、第2基体21は、表示部材層として液晶層22を備えているが、これに限らない。液晶層22に変えて、プラズマ発生層あるいは有機EL層等を備えていてもよい。
なお、第2基体21は、上記の部材の他にも、光を偏光するための偏光板、液晶層22を配向させるための配向板、液晶層22を駆動させるための駆動電極、第2基体21に入射した可視光のうち特定の波長域を通過させるためのカラーフィルタ等を適宜備える。
第3導電層24は、第2導電層14との間において容量を生じる役割を有する。第3導電層24は、入力領域E1に対応する第2基体21の対向面21A上に設けられている。第3導電層は、第2導電層14を挟んで第1導電層12の反対側に位置している。第3導電層24は、第2導電層14とは離間して位置している。なお、第3導電層24は、入力領域E1から非入力領域E2に亘って位置していてもよい。また、第3導電層24は、第2基体21における液晶層22に電圧を印加するための電極層として機能してもよい。第3導電層24が液晶層22に電圧を印加するための電極層として機能すると、Z方向において、電子機器Y1を小型化することができる。第3導電層24の構成材料および形成方法としては、第1導電層12と同様のものが挙げられる。
バックライト30は、第2基体21の全体にわたって、光を入射する役割を有する。バックライト30は、第2基体21の後方に配置されている。バックライト30は、光源31および導光板32を備えている。光源31は、導光板32に向けて光を出射する役割を担う部材であり、LED(Light Emitting Diode)から構成されている。なお、光源31はLEDから構成されていなくともよく、例えば、冷陰極蛍光ランプ、ハロゲンランプ、キセノンランプあるいはEL(Electro-Luminescence)から構成されてもよい。導光板32は、第2基体21の下面全体にわたって、光源31からの光を略均一に導くための役割を担う部材である。なお、第2基体21の代わりに自発光素子を用いた表示パネルを用いる場合は、バックライト30はなくともよい。
回路基板40は、バックライト30の下方に配置されており、その下面には、制御装置X1が設けられている。本実施形態では、制御装置X1は、主に操作位置の検出および押圧量の検出を行う役割を有する。制御装置X1は、図示しないフレキシブルプリント配線基板を介して、第1導電層12および第2導電層14に電気的に接続されている。
制御装置X1は、例えば、CPU(Central Processing Unit)から構成されており、
後述する第1電圧供給部101、位置検出部102、第2電圧供給部103、押圧検出部104、切替部105、および基準電位設定部106として機能する。なお、本実施形態では、上記の各機能部は、物理的に1つの制御装置X1で実現されているが、これに限らず、回路基板40上において、機能部毎に、それぞれ個別に制御ICが設けられていてもよい。
また、上記の各機能部のうち、1つの機能部を複数の制御ICにて実現してもよい。例えば、位置検出部102の一部の機能を一方の制御ICにて実現し、位置検出部102の残部の機能を他方の制御ICにて実現してもよい。なお、その他の機能部についてもこれと同様である。
なお、回路基板40は、制御装置X1に加えて、第2基体21およびバックライト30を駆動するための駆動ICが設けられていてもよい。また、制御装置X1は、回路基板40a上に設けられていなくともよい。
筺体50は、第2基体21を収容する役割を有する。筺体50は、基部51および枠部52を有する。基部51は、第2基体21を支持する役割を有する。本実施形態では、第2基体21は、回路基板40を介して基部51上に配置されている。枠部52は、基部51上に設けられており、第1基体11を取り囲むように位置している。第1基体11は、枠部52に支持されている。筺体50の構成材料としては、例えば、ポリカーボネート等の樹脂、あるいは、ステンレス、アルミニウム等の金属が挙げられる。
このように、電子機器Y1は、第1基体11を介して第2基体21を透視しながら、入力領域E1に対応する第1基体11の第1主面11Aを入力操作することによって、各種の情報を入力することができる。
次に、図1〜図3に加えて、図4を参照しながら、制御装置X1が備える第1電圧供給部101、位置検出部102、第2電圧供給部103、押圧検出部104、切替部105、および基準電位設定部106について、具体的に説明する。
ここで、上記の各機能部は、コンピュータが備えるCPU等の演算装置が所定のプログラムを実行することによって実現される。したがって、上記の各機能部をコンピュータで実現するためのプログラムまたはそれを記録した記録媒体も本発明の一実施態様である。
第1電圧供給部101および位置検出部102は、使用者によって操作された操作位置を検出する役割を有する。第1電圧供給部101および位置検出部102は、第1導電層12に電気的に接続されている。
第1電圧供給部101は、第1導電層12に対して駆動信号Vinを供給する役割を有する。本実施形態では、駆動信号Vinは、所定の周波数の入力波形V1である。位置検出部102は、駆動信号Vinに対応した検出信号としての電流量Ioutを、第1導電層12か
ら検出する役割を有する。すなわち、指F1によって入力操作が行われていない場合、検出信号Ioutとして、Iが検出される。ここで、図3に示すように、指F1が第1基体
11の第1主面11Aに接触あるいは近接することで入力操作が行われる場合、指F1と第1導電層12との間に容量C1が生じる。このため、位置検出部102が検出する電流量Iは、電流量Iへと増加する。ここで、位置検出部102は、図示しない閾値記録部に記録された閾値Ixを参照し、当該閾値Ixと検出信号Ioutとを所定の間隔で比較す
る。位置検出部102は、検出信号としての電流量Ioutが閾値Ixに達した場合に、入力操作が行われたと判断し、操作位置を検出するとともに、検出完了信号を切替部103へ送出する。なお、位置検出部102は、入出力インタフェースを介して、検出完了信号を切替部103へ送出するようにしてもよい。
なお、本実施形態では、指F1が第1基体11の第1主面11Aに接触あるいは近接することで入力操作が行われた場合に、電流量Iが電流量Iに増加した例について示したが、これに限らない。すなわち、電子機器Y1は、指F1が第1基体11の第1主面11Aに接触あるいは近接することで入力操作が行われた場合に、電流量Iが電流量Iに減少する構成としてもよい。このような場合、閾値Ixは、検出信号としての電流量I
よりも小さい値に設定される。なお、検出信号としての電流量Ioutのサンプリングタ
イミングは任意であり、当該サンプリングタイミングにおいて検出された検出信号としての電流量Ioutが閾値Ixに達した場合に、入力操作が行われたと判断し、操作位置を検出する。
第2電圧供給部103および押圧検出部104は、第1基体11の第1主面11Aに対する押圧量を検出する役割を有する。第2電圧供給部103および押圧検出部104は、第2導電層14に電気的に接続されている。なお、第2電圧供給部103および押圧検出部104は、第3導電層24に電気的に接続されていてもよい。
第2電圧供給部103は、第2導電層14に対して駆動信号Vinを供給する役割を有する。本実施形態では、駆動信号Vinは、所定の周波数の入力波形V2である。押圧検出部104は、駆動信号Vinに対応した検出信号としての電流量Ioutを検出する役割を有す
る。すなわち、指F1が第1基体11の第1主面11Aを押圧していない場合、検出信号Ioutとして、Iが検出される。ところで、第3導電層24は、第2導電層14とD1
の間隔をあけて位置している。ここで、図3に示すように、指F1が第1基体11の第1主面11Aを押圧した場合、第1基体11は、第1主面11Aから第2主面11Bへ撓む。第1基体11が第1主面11Aから第2主面11Bへ撓むと、第2導電層14と第3導電層24との間隔D1は、D2へ変化し、第2導電層14と第3導電層24との間の容量C2が変化する。このため、押圧検出部104が検出する電流量Iは、電流量Iへと増加する。ここで、押圧検出部104は、図示しない閾値記録部に記録された閾値Iyを
参照し、当該閾値Iyと検出信号としての電流量Ioutとを所定の間隔で比較する。押圧検出部104は、検出信号としての電流量Ioutが閾値Iyに達した場合に、押圧量が所定値に達したと判断し、振動体15を駆動させるための駆動信号を振動体15へ送出する。また、押圧検出部104は、振動体15を駆動させるための駆動信号を振動体15へ送出した後に、検出完了信号を切替部105へ送出する。なお、押圧検出部104は、入出力イ
ンタフェースを介して、駆動信号を振動体15へ送出するようにしてもよい。
また、本実施形態では、指F1が第1基体11の第1主面11Aを押圧した場合に、電流量Iが電流量Iに増加した例について示したが、これに限らない。すなわち、電子機器Y1は、指F1が第1基体11の第1主面11Aを押圧した場合に、電流量Iが電流量Iに減少する構成としてもよい。このような場合、閾値Iyは、検出信号としての
電流量Iよりも小さい値に設定される。なお、検出信号としての電流量Ioutのサンプ
リングタイミングは任意であり、当該サンプリングタイミングにおいて検出された検出信号としての電流量Ioutが閾値Iyに達した場合に、押圧が行われたと判断し、駆動信号を振動体15へ送出してもよい。
また、本実施形態では、押圧検出部104は、検出信号Ioutが閾値Iyに達した場合に押圧が行われたと判断する構成としたが、これに限らない。押圧検出部104は、第2導電層14と第3導電層24との間の容量C2を直接検出し、当該容量C2が閾値に達した場合に押圧が行われたと判断する構成としてもよい。
切替部105は、位置検出部102および押圧検出部104に電気的に接続されている。
切替部105は、位置検出部102の動作と、押圧検出部104の動作とを切り替える役割を有する。切替部105は、位置検出部102から検出完了信号を受け付けた場合に、位置検出部102の動作を停止させ、押圧検出部104の動作を開始させる。また、切替部105は、押圧検出部104から検出完了信号を受け付けた場合に、押圧検出部104の動作を停止させ、位置検出部102の動作を開始させる。なお、切替部105は、位置検出部102の動作停止と同時に押圧検出部104の動作を開始させなくともよい。また、切替部105は、押圧検出部104の動作停止と同時に位置検出部102の動作を開始させなくともよい。すなわち、位置検出部102と押圧検出部104とは、同時に動作している期間があってもよい。
基準電位設定部106は、切替部105、第1導電層12、および第2導電層14に電気的に接続されている。
基準電位設定部106は、第1導電層12または第2導電層14を基準電位に設定する役割を有する。基準電位設定部106は、切替部105が位置検出部102の動作を停止させ、押圧検出部104の動作を開始させた場合に、切替部105からの切替信号を受信し、第1導電層12を基準電位に設定する。また、基準電位設定部106は、切替部105が押圧検出部104の動作を停止させ、位置検出部102の動作を開始させた場合に、切替部105からの切替信号を受信し、第2導電層14を基準電位に設定する。なお、基準電位は、グランド電位であることが好ましい。
このように、制御装置X1および電子機器Y1では、基準電位設定部106は、位置検出部102が操作位置を検出する場合に、第2導電層14を基準電位に設定する。このため、指F1が入力操作を行う際に、第2導電層14によって第2基体21から発生した電気的ノイズの一部または全部を遮蔽することができる。このため、第1導電層12に当該電気的ノイズが混入することによって検出信号IoutとしてのIあるいはIが変化し
てしまう可能性を低減することができる。そのため、位置検出部102が、誤って操作位置を検出してしまう可能性を低減することができる。
また、基準電位設定部106は、押圧検出部104が第2導電層14と第3導電層24との間の容量を検出する場合に、第1導電層12を基準電位に設定する。このため、使用
者が第1基体11の第1主面11Aを押圧する際に、指F1と第2導電層14との間に容量が生じる可能性を低減することができる。このため、指F1と第2導電層14との間に容量が生じることによって検出信号IoutとしてのIあるいはIが変化してしまう可
能性を低減することができる。そのため、押圧検出部104が、誤って押圧量を検出してしまう可能性を低減することができるとともに、誤って振動体15を駆動させるための駆動信号を振動体15へ送出する可能性を低減することができる。
なお、上記では、制御装置X1の各機能部は、ソフトウェアによって実現される例を説明したが、これに限らない。制御装置X1の各機能部は、ハードウェアによって実現されていてもよい。また、制御装置X1の各機能部の一部の機能がソフトウェアによって実現され、制御装置X1の各機能部の残部の機能がハードウェアによって実現されていてもよい。
次に、図1〜図4に加えて、図5〜図7を参照しなから、電子機器Y1の動作について説明する。
図5に示すように、まず、第1電圧供給部101は、第1導電層12に対して駆動信号Vinを供給する(Op1)。そして、位置検出部102は、駆動信号Vinに対応する検出信号Ioutを、第1導電層12から常時検出している(Op2)。ここで、指F1が第1
基体11の第1主面11Aに接触あるいは近接した場合、検出信号Ioutが変化する。位
置検出部102は、閾値記録部に記録された閾値Ixを参照し、当該閾値Ixと検出信号Ioutとを比較し(Op3)、検出信号Ioutの最大値が閾値Ix以上であるか否かを判定す
る(Op4)。位置検出部102は、検出信号Ioutが閾値Ixに達したと判定すれば(Op4にてYES)、指F1によって入力操作が行われたと判断し、操作位置を検出する(Op5)。そして、位置検出部102は、検出完了信号を切替部105に対して送出する。一方、位置検出部102は、検出信号VIutが閾値Ixに達していないと判定すれば(
Op4にてNO)、Op3に戻って検出信号Ioutと閾値Ixとの比較を続ける。なお、上述の動作時において、第2導電層14は、基準電位に設定されている。
次に、図6に示すように、切替部105は、位置検出部102から検出完了信号を受け付ける(Op7)。そして、切替部105は、位置検出部102に対して当該位置検出部102の動作を停止させる信号を供給するとともに(Op8)、押圧検出部104に対して当該押圧検出部104の動作を開始させる信号を供給する(Op9)。このとき、基準電位設定部106は、第1導電層12を基準電位に設定するとともに(Op10)、第2導電層14を基準電位から解放する(Op11)。なお、図6では、切替部105がOp8およびOp9の動作を行った後に、基準電位設定部106がOp10およびOp11の動作を行っているが、これに限らず、Op8およびOp9と、Op10およびOp11とは、同時に行われてもよい。
次に、図7に示すように、第2電圧供給部103は、第2導電層14に対して駆動信号Vinを供給する(Op12)。そして、押圧検出部104は、駆動信号Vinに対応する検出信号Ioutを、第2導電層14から検出する(Op13)。ここで、指F1が第1基体
11の第1主面11Aを押圧した場合、検出信号Ioutが変化する。押圧検出部104は
、閾値記録部に記録された閾値Iyを参照し、当該閾値Iyと検出信号Ioutとを比較し(
Op14)、検出信号Ioutの最大値が閾値Iy以上であるか否かを判定する(Op15)。そして、押圧検出部104は、検出信号Ioutが閾値Iyに達したと判定すれば(Op15にてYES)、指F1によって押圧操作が行われたと判断し、押圧操作を検出する(Op16)。そして、押圧検出部104は、検出完了信号を切替部105に対して送出するとともに(Op17)、振動体15に対して当該振動体15を振動させるため駆動信号を供給する(Op18)。なお、図7では、Op17とOp18とが同時に行われているが
、これに限らず、Op17が行われた後にOP18が行われてもよい。また、Op18が行われた後にOp17が行われてもよい。一方、押圧検出部104は、押圧検出部104が動作を開始してから一定時間内において、検出信号Voutが閾値Vyに達していないと判断すれば(Op15にてNO)、図7の処理を終了する。なお、使用者の指F1が第1基体11の第1主面11Aから離れた時点で、図7の処理を終了してもよい。
次に、切替部105は、図6に示すように、第2制御部30の押圧検出部104から検出完了信号を受け付ける(Op19)。そして、切替部105は、押圧検出部104に対して当該押圧検出部104の動作を停止させる信号を供給するとともに(Op20)、位置検出部102に対して当該位置検出部102の動作を開始させる信号を供給する(Op21)。このとき、基準電位設定部106は、第2導電層14を基準電位に設定するとともに(Op22)、第1導電層12を基準電位から解放する(Op23)。なお、図6では、切替部105がOp20およびOp21の動作を行った後に、基準電位設定部106がOp22およびOp23の動作を行っているが、これに限らず、Op20およびOp21と、Op22およびOp23とは、同時に行われてもよい。
以上のように、制御装置X1および電子機器Y1では、誤動作が生じる可能性を低減することができる。
なお、本実施形態に係る電子機器Y1は、例えば、スマートフォン等の携帯端末、電子手帳、パーソナルコンピュータ、複写機、ゲーム用の端末装置、テレビ、デジタルカメラ、あるいは産業用途で使用されるプログラマブル表示器等の機器に備えられる。
なお、上述した実施形態は種々の変形が可能である。以下、いくつかの主な変形例を示す。
[変形例1]
図8は、変形例1に係る電子機器Y2の概略構成を示す平面図である。図9は、変形例1に係る電子機器の概略構成を示すブロック図である。図10は、対応関係記録部107に記録された記録テーブルの一例を示す図である。なお、図8〜図10において、図1および図4と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明は省略する。
図8〜図10に示すように、電子機器Y2では、制御装置X2をさらに備えている。制御装置X2は、対応関係記録部107をさらに備えている。
閾値記録部51は、閾値を記録する役割を有する。押圧検出部104は、閾値記録部51に記録された閾値に基づいて、検出信号Ioutの最大値が当該閾値に達した場合に、振
動体15を振動させるための駆動信号を振動体15に送出する。
対応関係記録部107には、複数の操作位置のそれぞれを示す複数の位置情報、および複数の位置情報にそれぞれ対応付けられた複数の閾値が記録されている。なお、対応関係記録部107に記録された位置情報および閾値は、固定的に記録されていてもよいし、電子機器Y2の使用者によって、適宜に変更できるようにしてもよい。押圧検出部104は、位置検出部102が検出した操作位置が第1基体11の中央領域A1に含まれていた場合には、対応関係記録部107に記録された中央領域A1に対応する閾値Iy1を選択し、駆動信号Vinに対応した検出信号としての電流量Ioutが当該閾値Iy1に達した場合に、
押圧を検出する。また、押圧検出部104は、位置検出部102が検出した操作位置が第1基体11の周縁領域B1に含まれていた場合には、対応関係記録部107に記録された周縁領域B1に対応する閾値Iy2を選択し、駆動信号Vinに対応した検出信号としての電
流量Ioutが当該閾値Iy2に達した場合に、押圧を検出する。ここで、閾値Iy2は、閾値
Iy1よりも小さい値である。このため、使用者における指F1の操作位置に応じて、押圧検出感度にばらつきが生じる可能性を低減することができる。
具体的には、第1基体11の中央領域A1とは、入力領域E1における中央に位置する領域である。中央領域A1は、例えば、入力領域E1の中心点と入力領域E1の外縁とのを結んだ線分を2等分する点で囲まれた領域とすることができる。また、第1基体11の周縁領域B1とは、中央領域A1を取り囲んで位置する領域であり、中央領域A1よりも第1基体11の端面側に位置している。周縁領域B1は、例えば、入力領域E1のうち、中央領域A1以外の領域とすることができる。
ここで、第1基体11は、例えば、第1基体11の端面側において筺体50に支持されるため、周縁領域B1に位置する第1基体11は、中央領域A1に位置する第1基体11に比して撓みが生じにくい。そこで、変形例1では、使用者における指F1の操作位置が周縁領域B1に含まれる場合に、閾値Iy2に設定する。ここで、閾値Iy2は、閾値Iy1よりも小さい。このため、押圧検出部104は、使用者における指F1の操作位置が周縁領域B1に含まれていた場合に、第1基体11の撓み量が相対的に小さくとも、押圧荷重を検出することができる。そのため、使用者のおける指F1が入力操作を行う際に、操作位置が中央領域A1に含まれる場合と周縁領域B1に含まれる場合とで、押圧検出感度にばらつきが生じる可能性を低減することができる。
なお、変形例1では、対応関係記録部107には、中央領域A1および周縁領域B1の2つ位置情報、および、それぞれの位置情報に対応付けられた閾値Iy1および閾値Iy2が記録されているが、これに限らない。対応関係記録部107に記録される位置情報および閾値の数については、適宜変更可能である。
また、変形例1では、対応関係記録部107を有する構成とされるが、これに限らず、使用者における指F1の操作位置に応じて閾値を演算する構成としてもよい。
[変形例2]
図11は、変形例2に係る電子機器Y3の概略構成を示す平面図である。図12は、図11中に示したII−II線断面図である。なお、図11および図12において、図1および図2と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明は省略する。
図11および図12に示すように、電子機器Y3では、検出用配線70をさらに備えている。また、電子機器Y3では、電子機器Y1が備える第2導電層14の代わりに、第2導電層80を備えている。
検出用配線70は、第1導電層12と第1電圧供給部101および位置検出部102とを電気的に接続する役割を有する。検出用配線70は、非入力領域E2に対応する第1基体11の第2主面11B上に複数設けられている。検出用配線70の一端は、第1導電層12に電気的に接続されている。また、検出用配線70の他端は、外部導通領域G1に位置しており、図示しない配線基板等を介して、第1電圧供給部101および位置検出部102に電気的に接続される。なお、検出用配線70の数あるいは配置については、特に限定されない。
第2導電層80は、第1導電層12よりも第2基体21側に位置している。第2導電層80は、被覆層13上において、入力領域E1から非入力領域E2に亘って位置している。具体的には、第2導電層80は、検出用配線70の上方に延在している。このため、使
用者が入力操作を行う際に、第2導電層80によって第2基体21から発生した電気的ノイズの一部または全部を遮蔽することができる。このため、検出用配線70に当該電気的ノイズが混入することによって検出信号IoutとしてのIあるいはIが変化してしま
う可能性を低減することができる。そのため、位置検出部102が、誤って操作位置を検出してしまう可能性をより低減することができる。
[変形例3]
なお、本明細書は、上記の実施形態、変形例1、および変形例2について個別具体的に説明したが、これに限らず、上記の実施形態、変形例1、および変形例3に個別に記載された事項を適宜組み合わせた例についても記載されているものである。すなわち、本発明に係る制御装置は、制御装置X1およびX2に限定されるものではなく、上記の実施形態、変形例1、および変形例2に個別に記載された事項を適宜組み合わせた制御装置も含む。また、本発明に係る電子機器は、電子機器Y1〜Y3に限定されるものではなく、上記の実施形態、変形例1、および変形例2に個別に記載された事項を適宜組み合わせた電子機器も含む。
[変形例4]
また、上記の実施形態、変形例1、および変形例2では、振動体を備えた電子機器について説明したが、振動体を備えていなくともよい。電子機器が振動体を備えていない場合、第2電圧供給部および押圧検出部は、例えば、誤操作防止を目的として設けられることになる。具体的には、変形例4に係る電子機器は、押圧検出部によって押圧量を検出した後に、押圧検出部から切替部に対して検出完了信号が送出される。次に、切替部は、押圧検出部の動作を停止させるとともに、位置検出部の動作を開始させる。その後、位置検出部は、指と第1導電層との間の容量に基づいて、操作位置を検出する。このように、押圧検出部によって押圧量を検出した後に、位置検出部によって操作位置を検出することで、誤操作を防止することができる。
X1,X2 制御装置
Y1〜Y3 電子機器
A1 中央領域
B1 周縁領域
F1 指(導電体)
10 操作板
11 第1基体
11A 第1主面
11B 第2主面
12 第1導電層
14,80 第2導電層
15 振動体
20 表示板
21 第2基体
21A 対向面
24 第3導電層
50 筺体
70 検出用配線
107 対応関係記録部

Claims (13)

  1. 第1導電層および第2導電層を有した操作板、ならびに、
    前記第2導電層を挟んで前記第1導電層の反対側に位置する第3導電層を有した表示板を制御するための制御装置であって、
    外部に位置する導電体と前記第1導電層との間の容量に基づいて操作位置を検出すると、前記第2導電層および前記第3導電層の少なくとも一方を基準電位に設定し、前記第2導電層と前記第3導電層との間の容量を検出すると、前記第1導電層を基準電位に設定する、制御装置。
  2. 前記操作板は、当該操作板を振動させる振動体をさらに備えており、
    前記第2導電層と前記第3導電層との間の容量が閾値に達すると、前記振動体を振動させるための駆動信号を前記振動体へ送出する、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記閾値は、前記操作位置に応じて設定される、請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記操作位置が前記操作板の中央領域に含まれていた場合には、前記閾値が高くなるように該閾値を設定し、かつ前記操作位置が前記操作板の周縁領域に含まれていた場合には、前記閾値が低くなるように該閾値を設定する、請求項3に記載の制御装置。
  5. 複数の前記操作位置のそれぞれを示す複数の位置情報、および複数の該位置情報にそれぞれ対応付けられた複数の記録値が記録された対応関係記録部をさらに備え、
    前記操作位置に対応する前記位置情報に基づいて、前記対応関係記録部から前記記録値を選択し、該記録値を前記閾値として設定する、請求項4に記載の制御装置。
  6. 第1主面および該第1主面の反対側に位置する第2主面を有した第1基体、前記第1基体の前記第1主面上または前記第2主面上に設けられた第1導電層、および前記第1基体の前記第2主面上に設けられておりかつ前記第1導電層よりも前記第2主面から遠い側に位置する第2導電層を有する操作板と、
    前記第2主面に対向する対向面を有した第2基体、および前記対向面上に設けられておりかつ前記第2導電層と離間した第3導電層を有する表示板と、
    外部に位置する導電体と前記第1導電層との間の容量に基づいて操作位置を検出すると、前記第2導電層および前記第3導電層の少なくとも一方を基準電位に設定し、前記第2導電層と前記第3導電層との間の容量を検出すると、前記第1導電層を基準電位に設定する制御装置と、を備えた電子機器。
  7. 前記操作板は、当該操作板を振動させる振動体をさらに備えており、
    前記制御装置は、前記第2導電層と前記第3導電層との間の容量が閾値に達すると、前記振動体を振動させるための駆動信号を前記振動体へ送出する、請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記閾値は、前記操作位置に応じて設定される、請求項7に記載の電子機器。
  9. 前記制御装置は、前記操作位置が前記操作板の中央領域に含まれていた場合には、前記閾値が高くなるように該閾値を設定し、かつ前記操作位置が前記操作板の周縁領域に含まれていた場合には、前記閾値が低くなるように該閾値を設定する、請求項8に記載の電子機器。
  10. 複数の前記操作位置のそれぞれを示す複数の位置情報、および複数の該位置情報にそれぞれ対応付けられた複数の記録値が記録された対応関係記録部をさらに備え、
    前記制御装置は、前記操作位置に対応する前記位置情報に基づいて、前記対応関係記録部から前記記録値を選択し、該記録値を前記閾値として設定する、請求項9に記載の電子機器。
  11. 前記第2基体は、上側基板および該上側基板よりも前記操作板から遠い側に位置する下側基板を含んでおり、
    前記表示板は、前記上側基板と前記下側基板との間に位置する液晶層をさらに有しており、
    前記第3導電層は、前記上側基板上に設けられており、
    前記第3導電層は、前記液晶層に電圧を印加するための電極層として機能する、請求項6〜10のいずれか一項に記載の電子機器。
  12. 前記第1基体の前記第1主面上または前記第2主面上に設けられており、前記第1導電層と電気的に接続された検出用配線をさらに備え、
    前記第2導電層は、前記検出用配線の上方に延在している、請求項6〜11のいずれか一項に記載の電子機器。
  13. 前記表示板を収容した筺体をさらに備えた、請求項6〜12のいずれか一項に記載の電子機器。
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