JP2014119796A - 取引管理システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】取引管理システムは、商品情報を取得する商品情報取得部102と、前記商品情報以外の、帳票に印刷すべき事項を表す帳票印刷情報を取得する印刷情報取得部103と、前記商品情報と、前記印刷情報と、を2次元符号化した2次元帳票コードを作成する帳票コード作成部104と、前記商品情報を2次元符号化した2次元商品コードと前記2次元帳票コードとの少なくとも一方と、前記商品情報と、前記帳票印刷情報と、を印刷する帳票印刷部105と、を備える。
【選択図】図1
Description
また、従業員が社内で使用する文房具や備品等の物品を購入する際には、物品購入伝票を起票して社内の購買担当者に回付し、購買担当者は当該物品購入伝票に記載された物品を業者に発注し、業者は物品を企業に納入するとともに納品書と請求書を発行したりする。
また、本発明は、商品の取引に伴って作成された帳票に基づいて、当該取引に関する履歴を商品毎に容易に管理することを可能とする取引管理システムを提供することを目的とする。
本発明によれば、2次元商品コードと前記2次元帳票コードとの少なくとも一方と、前記商品情報と、前記帳票印刷情報と、を印刷することで、商品情報を手入力しなくても当該帳票に印刷された2次元商品コード又は2次元帳票コードから容易に取得することができるため、商品の取引に伴って作成された帳票に基づいて、当該取引に関する履歴を商品毎に容易に管理することができる。
本発明によれば、2次元商品コードを読取機で読み取って取得したり、表示画面に表示された2次元商品コードをコピーして取得することで、商品情報を誤りなく容易に取得することができ、当該商品情報に基づいて見積書、請求書等の帳票を容易に作成することができる。また、帳票に2次元商品コードを印刷することにより、当該2次元商品コードで表される商品の取引に関する時系列的な事務処理の履歴を商品毎に容易に管理することができる。
本発明によれば、前記請求金額の支払処理時に前記帳票コードを前記請求書の発行元が所持する端末に送信することで、請求元はどの請求書に対する入金かを容易に把握することができ、請求と入金の照合を容易に行うことができる。
本発明によれば、支払の対象となる商品情報を2次元符号化した2次元商品コードを前記請求書の発行元が所持する端末に送信することによって、請求書の発行元はどの商品に対して代金が振り込まれたのかを容易に把握することができる。また、当該商品の取引に伴って作成された帳票に基づいて、当該取引に関する時系列的な事務処理の履歴を容易に管理することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る取引管理システムの全体構成図である。同図に示すように、取引管理システムは、取引管理装置10と、振込装置40と、銀行サーバ50と、を含んで構成されており、これらの装置はインターネットや無線LAN等の通信ネットワーク60で接続されている。取引管理装置10には、QRコード(登録商標)読取装置20と印刷装置30とが、有線又は無線で電気的に接続されている。また、振込装置40には、QRコード読取装置20が有線又は無線で電気的に接続されている。取引管理装置10及び振込装置40は企業、団体、個人等が管理又は使用する装置であるが、本実施形態では、取引管理装置10は企業Aが管理する装置であり、振込装置40は企業Aと取引のある企業Bが管理する装置であるものとする。
印刷装置30は、紙等の印刷媒体に文字や図形を印刷可能な、一般的なプリンターである。
取引管理装置10は、例えばパーソナルコンピュータ等の情報処理装置であり、商品取引に伴う情報を管理したり、各種帳票を作成して印刷する。ここで、各種帳票としては、例えば、見積書、契約書、注文書、納品書、受領書、検収書、請求書、領収書、物品購入伝票等が存在する。
取引管理装置10は、ハードウェアとして、CPUと、RAM、ROM、ハードディスク等の記憶装置と、通信インターフェースと、キーボード等の入出力インターフェースと、ディスプレイと、を備えている。記憶装置には、各種データおよびプログラム等のソフトウェアが記憶されている。
取引管理装置10のCPUがハードディスク等の記憶装置に記憶されているプログラムを読み出し、当該プログラムに従って処理を実行することにより、図2に示す機能が取引管理装置10に実現される。
また、QRコードを取得する方法は、QRコード読取装置20が読み取って出力したものを取得してもよいし、取引管理装置10のハードディスクに予め登録しておいたものを取得してもよいし、帳票やディスプレイに表示されたQRコードを撮像することにより取得してもよいし、ディスプレイに表示されたQRコードがコピー操作されたものを取得してもよい。
また、帳票印刷情報を取得する方法としては、事務担当者が取引管理装置10のディスプレイに印刷情報入力画面を表示し、キーボード等の入力インターフェースを操作して画面から各種情報を入力した場合に、印刷情報取得部103は当該入力された情報を帳票印刷情報として取得することできる。なお、宛先、発行元等は予めデータベースに登録しておき、印刷情報入力画面に自動的に表示することもできる。また、企業Aが通信ネットワーク60を介して商品の注文を受け付けるシステムを有している場合には、注文時に入力された顧客情報、数量等の情報を帳票印刷情報の一部として取得することができる。
帳票印刷部105は、商品QRコードと、帳票QRコードと、商品情報と、帳票印刷情報と、を所定の位置に配置した印刷データを作成し、当該印刷データを印刷装置30に送信して、印刷装置30で帳票を印刷する。図3には、「帳票」が見積書の場合のレイアウトの例を示す。同図に示す例では、「商品」がイヤホンであり、見積の商品数量が2つの場合を示している。
また、帳票QRコードを帳票に印刷することで、請求元及び請求先の担当者は、QRコード読取装置20で当該帳票QRコードを読み取る処理を行うだけで、手入力をしなくても、帳票に印刷された内容を容易にパーソナルコンピュータ等の情報処理装置に取り込んで管理することができ、また、入力内容の誤りなどをチェックする必要がなくなる。
なお、本実施形態では、商品QRコード及び帳票QRコードの両方を印刷しているが、どちらも商品情報を含んでいるので、何れか一方のみを印刷してもよい。
次に、振込装置40の構成について説明ずる。振込装置40は、取引管理装置10と同様に、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置で構成される。
振込装置40のハードディスクには、例えば、企業Bの事務担当者の帳票読込作業により、企業Aから送付された請求書に記載された、請求内容、商品QRコード、請求書の内容を示すQRコード(「2次元帳票コード」に対応、以下「請求書QRコード」という)等が記憶されている。当該請求内容は、読み込まれた請求書に記載された請求書QRコードを振込装置40で復号することで、手入力せずに容易に得ることができる。
また、振込装置40のハードディスクには、銀行サーバ50に接続して振込処理を行う際に、請求書QRコード又は支払対象の商品のQRコードを振込先の端末に送信するためのプログラムが記憶されている。振込装置40のCPUが当該プログラムを実行することにより、図4に示すQRコード作成部401と支払情報送信部402が振込装置40に実現される。
支払情報送信部402は、請求金額の支払処理時に、請求書QRコードを請求書の発行元が管理する取引管理装置10に送信する。
なお、1つの請求書に記載された一部の商品の代金のみ支払う場合には、QRコード作成部401によって商品番号及び支払の対象となる商品の数量を示すQRコードを再作成し、支払情報送信部402によって当該再作成した商品QRコードを取引管理装置10に送信することができる。この場合には、振込前に振込装置40に支払単位を請求書毎にするか商品毎にするかを選択する画面を表示するようにするとよい。
次に、図5に示すフローチャートを参照して、取引管理システムが行う見積書作成処理の手順について説明する。ここでは、「帳票」が見積書の場合であって、企業Aが企業Bに納品予定の商品の見積書を作成する例について説明する。
まず、企業Aの担当者は、QRコード読取装置20を操作して、例えば、自社商品のカタログから、企業Bに納品する予定の商品に関する情報を示す商品QRコードを読み取る。
これにより、QRコード読取装置20は商品QRコードを読み取り、当該読み取った商品QRコードを取引管理装置10に出力する。取引管理装置10の商品コード取得部101は、QRコード読取装置20から出力された商品QRコードを取得する(ステップS11)。商品情報取得部102は、当該商品QRコードを復号して、商品情報を取得する(ステップS12)。
次に、帳票印刷部105は、商品QRコードと、見積書QRコードと、商品情報と、見積書印刷情報と、を見積書のレイアウトに編集して印刷データを作成し、当該印刷データを印刷装置30に送信する。印刷装置30は紙等の印刷媒体に図3に示すような見積書を印刷する(ステップS15)。以上で、見積書作成処理が終了する。
この後、企業Aの担当者は、印刷した見積書を商品の購入を希望している企業Bに配送する。
次に、図6に示すフローチャートを参照して、取引管理システムが行う請求書作成処理の手順について説明する。ここでは、「帳票」が請求書の場合であって、企業Aが企業Bに納品した商品の請求書を作成する例について説明する。
まず、企業Aの請求書作成の担当者は、QRコード読取装置20を操作して、ステップS15で作成された見積書から、見積書QRコード、又は、商品QRコードを読み取る操作を行う。
これにより、QRコード読取装置20は当該QRコードを読み取り、当該読み取ったQRコードを取引管理装置10に出力する。取引管理装置10の商品コード取得部101は、QRコード読取装置20から出力されたQRコードを取得する。商品情報取得部102は、当該QRコードを復号して商品情報を取得する(ステップS21)。なお、商品情報は、見積書を作成した際に取引管理装置10に入力されハードディスクに記憶された場合には、当該ハードディスクから読み出すことにより取得することもできる。
次に、図7に示すフローチャートを参照して、取引管理システムが行う振込処理の手順について説明する。ここでは、請求元である企業Aから請求書を受信した請求先の企業Bが、1枚の請求書に記載された複数の商品のうち一部の商品の代金の振込を行う例について説明する。
企業Bの担当者は、請求書に印刷された商品QRコードをQRコード読取装置20で読み取る操作を行う。さらに、支払対象の商品の数量を振込装置40に入力する操作を行う。これにより、QRコード作成部401は、商品番号及び入力された数量を示す商品QRコードを再生成する(ステップS31)。
このときに、支払情報送信部402は、ステップS31で再生成した商品QRコードを取引管理装置10に送信する(ステップS33)。
また、2次元商品コードをQR読取装置20で取得したり表示画面からコピーして取得することで、商品情報を誤りなく取得することができ、当該商品情報に関する見積書、請求書等の帳票を容易に作成することができる。
また、請求金額の支払処理時に、2次元帳票コードを取引管理装置10に送信することで、請求元の企業Aはどの請求書に対する入金かを容易に把握することができ、請求と入金の照合を容易に行うことができる。
また、支払の対象となる商品の2次元商品コードを取引管理装置10に送信することによって、請求書の発行元はどの商品に対して代金が振り込まれたのかを容易に把握することができる。
また、本発明は給与振込に適用することもできる。この場合には、従業員の労働に対する対価を商品とみなすことができる。
101・・・商品コード取得部
102・・・商品情報取得部
103・・・印刷情報取得部
104・・・帳票コード作成部
20・・・QRコード読取装置
30・・・印刷装置
40・・・振込装置
401・・・QRコード作成部
402・・・支払情報送信部
50・・・銀行サーバ
60・・・通信ネットワーク
Claims (4)
- 商品の取引に伴って発行される帳票に基づいて前記取引に関わる情報を管理する取引管理システムであって、
商品情報を取得する商品情報取得手段と、
前記商品情報以外の、前記帳票に印刷すべき事項を表す帳票印刷情報を取得する印刷情報取得手段と、
前記商品情報と、前記印刷情報と、を2次元符号化した2次元帳票コードを作成する帳票コード作成手段と、
前記商品情報を2次元符号化した2次元商品コードと前記2次元帳票コードとの少なくとも一方と、前記商品情報と、前記帳票印刷情報と、を印刷する帳票印刷手段と
を備えたことを特徴とする取引管理システム。 - 前記商品情報を2次元符号化した2次元商品コードを取得する商品コード取得手段をさらに備え、
前記商品情報取得手段は、前記商品コード取得手段により取得された2次元商品コードを復号して前記商品情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の取引管理システム。 - 前記帳票は請求書であり、
前記帳票印刷情報には請求金額が含まれ、
前記請求金額の支払処理時に、前記帳票コードを前記請求書の発行元が所持する端末に送信する支払情報送信手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の取引管理システム。 - 前記支払情報送信手段は、前記帳票コードの代わりに、前記支払の対象となる商品情報を2次元符号化した2次元商品コードを前記請求書の発行元が所持する端末に送信することを特徴とする請求項3に記載の取引管理システム。
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