JP2014119700A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】設置スペースが小さく、しかも、転倒することを防止できる。
【解決手段】記録シート上に画像を形成する画像形成本体20が、ハウジング10の内部に収容されている。ハウジング10は、底板11と、上部にディスプレイ装置31を保持した状態で底板11上に支持されたハウジング本体12とを有している。画像形成本体20は底板11上を移動可能になっている。画像形成本体20は、ハウジング本体12内に収容された状態と、ハウジング本体12から引き出された状態のいずれにおいても、底板11上に少なくとも一部が載置されている。
【選択図】図3
【解決手段】記録シート上に画像を形成する画像形成本体20が、ハウジング10の内部に収容されている。ハウジング10は、底板11と、上部にディスプレイ装置31を保持した状態で底板11上に支持されたハウジング本体12とを有している。画像形成本体20は底板11上を移動可能になっている。画像形成本体20は、ハウジング本体12内に収容された状態と、ハウジング本体12から引き出された状態のいずれにおいても、底板11上に少なくとも一部が載置されている。
【選択図】図3
Description
本発明は、ディスプレイ装置を備えた画像形成装置に関する。
記録シートに画像を形成する画像形成装置では、画像形成以外の機能を付加することによる多機能化が進められている。
特許文献1には、タッチパネル方式の表示画面を有する表示装置(ディスプレイ装置)と、記録シートに画像を形成するプリンターとが設けられた情報処理端末装置(以下、「端末装置」という。)が開示されている。この端末装置では、プリンターが筐体における上下方向の中程に設けられており、表示装置が筐体の上部に設けられている。プリンターは、筐体から正面側への引き出しが可能に構成されている。
特許文献1には、タッチパネル方式の表示画面を有する表示装置(ディスプレイ装置)と、記録シートに画像を形成するプリンターとが設けられた情報処理端末装置(以下、「端末装置」という。)が開示されている。この端末装置では、プリンターが筐体における上下方向の中程に設けられており、表示装置が筐体の上部に設けられている。プリンターは、筐体から正面側への引き出しが可能に構成されている。
特許文献1に開示された端末装置は、プリンターの上に大型のディスプレイ装置が配置される構成なので重心が高くなっている。このように重心が高い状態でプリンターを正面側へ引き出す構成をとる場合、プリンターを引き出したときに装置本体が前後方向に倒れ易くなるので、これを防止すべく装置本体の奥行寸法を大きくせざるを得ない。
しかしながら、装置本体の奥行寸法を大きくするほど、例えばコンビニエンスストアなどの店舗内の壁の前に端末装置を配置する場合に、壁からの出っ張り量が大きくなって、壁の前のスペースが狭くなり、ユーザーにとって圧迫感が大きくなるなど望ましくない。
しかしながら、装置本体の奥行寸法を大きくするほど、例えばコンビニエンスストアなどの店舗内の壁の前に端末装置を配置する場合に、壁からの出っ張り量が大きくなって、壁の前のスペースが狭くなり、ユーザーにとって圧迫感が大きくなるなど望ましくない。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、上部にディスプレイ装置が設けられた構成において、装置本体の奥行寸法をできるだけ小さくしつつ、転倒することを防止できる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、シート上に画像を形成する画像形成本体と、当該画像形成本体を内部に収容するハウジングと、ディスプレイ装置とを有し、前記ハウジングが、底板と、上部に前記ディスプレイ装置を保持した状態で前記底板上に支持されたハウジング本体と、を有し、前記画像形成本体は、前記底板上を、前記ハウジング本体内に収容された第1位置と、前記ハウジング本体から引き出された第2位置との間を、いずれの位置にある場合でも、前記底板上に少なくとも一部が載置されるように、移動可能であることを特徴とする。
また、前記底板は、前記ハウジング本体における前記引き出し方向の端部から当該引き出し方向に向かって延長された拡張部分を有し、前記第2位置は、前記引き出された画像形成本体の少なくとも一部が前記底板の拡張部分に載置している位置であるとしても良い。
さらに、前記ハウジング本体は、前記画像形成本体を前記第1位置に向けて付勢する付勢手段を有し、前記画像形成本体および前記ハウジング本体には、前記付勢手段によって付勢されることにより、前記画像形成本体を前記ハウジング本体に対して前記第1位置に位置決めする位置決め手段が設けられているとしても良い。
さらに、前記ハウジング本体は、前記画像形成本体を前記第1位置に向けて付勢する付勢手段を有し、前記画像形成本体および前記ハウジング本体には、前記付勢手段によって付勢されることにより、前記画像形成本体を前記ハウジング本体に対して前記第1位置に位置決めする位置決め手段が設けられているとしても良い。
ここで、前記底板は、前記画像形成本体が載置される載置面を有し、当該載置面が、前記第2位置から前記第1位置にかけて順次低くなるように傾斜しており、当該載置面によって前記付勢手段が形成されているとしても良い。
また、前記位置決め手段は、前記ハウジング本体内における前記画像形成本体の前記引き出し方向における位置を決める、または当該位置と当該引き出し方向に直交する方向の位置を決めるとしても良い。
また、前記位置決め手段は、前記ハウジング本体内における前記画像形成本体の前記引き出し方向における位置を決める、または当該位置と当該引き出し方向に直交する方向の位置を決めるとしても良い。
さらに、前記画像形成本体および前記ハウジング本体には、前記画像形成本体の前記ハウジング本体からの引き出し量を規制する規制手段が設けられているとしても良い。
また、前記画像形成本体は、前記底板上を移動する台車を有するとしても良い。
さらに、前記画像形成本体は、シートを給紙する給紙部と、当該給紙部の上方において当該給紙部から給紙されるシートに画像を形成する画像プロセス部とを備えた画像形成部を有するとしても良い。
また、前記画像形成本体は、前記底板上を移動する台車を有するとしても良い。
さらに、前記画像形成本体は、シートを給紙する給紙部と、当該給紙部の上方において当該給紙部から給紙されるシートに画像を形成する画像プロセス部とを備えた画像形成部を有するとしても良い。
ここで、前記画像プロセス部は、それぞれが異なるカラーの画像を形成する複数のプロセスユニットを有しており、前記各プロセスユニットが垂直方向に沿って配置されているとしても良い。
また、前記画像プロセス部は、前記第1位置において前記給紙部の上に位置して画像形成動作が可能である通常姿勢から、前記画像形成本体が前記第2位置に引き出されたときに前記給紙部に対して前記引き出し方向とは反対側に傾倒した、画像形成動作が実行できない傾倒姿勢に遷移可能に支持されているとしても良い。
また、前記画像プロセス部は、前記第1位置において前記給紙部の上に位置して画像形成動作が可能である通常姿勢から、前記画像形成本体が前記第2位置に引き出されたときに前記給紙部に対して前記引き出し方向とは反対側に傾倒した、画像形成動作が実行できない傾倒姿勢に遷移可能に支持されているとしても良い。
さらに、前記画像形成本体は、前記給紙部とこれよりも上に位置する前記画像プロセス部とが接続している通常位置と、前記画像プロセス部が前記給紙部に対して上方へ離間した離間位置との間を移動可能に昇降させる昇降機構を有するとしても良い。
また、前記ハウジング本体は、前記画像形成本体が前記第2位置に引き出される側に開口部を有し、前記画像形成本体は、前記ハウジング本体内に収容されている第1位置から前記開口部を介して前記第2位置まで引き出され、前記開口部の周縁部が、着脱可能になった補強部材によって補強されているとしても良い。
また、前記ハウジング本体は、前記画像形成本体が前記第2位置に引き出される側に開口部を有し、前記画像形成本体は、前記ハウジング本体内に収容されている第1位置から前記開口部を介して前記第2位置まで引き出され、前記開口部の周縁部が、着脱可能になった補強部材によって補強されているとしても良い。
ここで、前記補強部材は、前記開口部の周縁部における第1の部分と第2の部分同士を連結する部材であるとしても良い。
ここで、前記補強部材は、前記ハウジング本体の第1の部分と第2の部分に取り付けられた状態で、かつ、前記ハウジング本体内に収容された前記画像形成本体を固定するために、当該画像形成本体にも着脱可能に取り付けられているとしても良い。
ここで、前記補強部材は、前記ハウジング本体の第1の部分と第2の部分に取り付けられた状態で、かつ、前記ハウジング本体内に収容された前記画像形成本体を固定するために、当該画像形成本体にも着脱可能に取り付けられているとしても良い。
また、前記画像形成本体を前記第1位置と第2位置の間を移動自在に支持する支持手段を有するとしても良い。
本発明の画像形成装置では、底板上に載置された状態でハウジング本体内に収容された画像形成本体が、ハウジング本体から引き出されても、底板上に少なくとも一部が載置されているために、底板に画像形成本体の重量の少なくとも一部が加わる。これにより、ハウジング本体の奥行寸法を大きくしなくても、上部にディスプレイ装置が保持された状態で底板上に支持されたハウジング本体が転倒することを防止することができる。
以下に本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の外観を示す模式的な斜視図、図2は、その画像形成装置の内部の構造を側面側から見たときの模式的な図、図3は、画像形成装置の画像形成本体をハウジング本体から正面側に引き出した状態を示す斜視図である。
図1および図2に示すように、画像形成装置は、上部にディスプレイ装置31が設けられたハウジング10と、図2に示すように、ハウジング10の下部内に収容された画像形成本体20とを有している。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の外観を示す模式的な斜視図、図2は、その画像形成装置の内部の構造を側面側から見たときの模式的な図、図3は、画像形成装置の画像形成本体をハウジング本体から正面側に引き出した状態を示す斜視図である。
図1および図2に示すように、画像形成装置は、上部にディスプレイ装置31が設けられたハウジング10と、図2に示すように、ハウジング10の下部内に収容された画像形成本体20とを有している。
画像形成装置は、例えば、左右方向(幅方向)の長さが700mm、高さが1710mm、奥行(底板11を除く)が399mmになっている。
ハウジング10は、室内における床面等の設置面上に載置される底板11と、底板11上に支持された縦長のハウジング本体12とを有しており、ハウジング本体12の上部にディスプレイ装置31が保持されている。
ハウジング10は、室内における床面等の設置面上に載置される底板11と、底板11上に支持された縦長のハウジング本体12とを有しており、ハウジング本体12の上部にディスプレイ装置31が保持されている。
ディスプレイ装置31の表示面31aは、正面側(前側)の上方に向いた傾斜状態で、ハウジング本体12の正面側の上部開口部12wから露出している。ディスプレイ装置31は、ユーザーが、表示面31aをタッチ操作することにより、画像形成本体20に対する画像形成動作の実行の指示等を行うことができるタッチパネル方式になっている。
ハウジング10の底板11は、例えば、一辺の長さが800mmの正方形状の鉄板によって構成されており、20kg程度の重量を有している。
ハウジング10の底板11は、例えば、一辺の長さが800mmの正方形状の鉄板によって構成されており、20kg程度の重量を有している。
図2に示すように、画像形成本体20は、電子写真方式によって記録シート上にトナー画像を形成する画像形成部20Aと、画像形成部20Aが搭載された台車20Bとを有している。台車20Bは、ハウジング10の底板11上に、移動可能な状態で載置されている。
台車20Bは、図2および図3に示すように、画像形成部20Aが搭載される平板状の支持台20a(図2に模式的に示されている)と、支持台20aの下面に回転可能に取り付けられた4つのキャスター20eとを有している。
台車20Bは、図2および図3に示すように、画像形成部20Aが搭載される平板状の支持台20a(図2に模式的に示されている)と、支持台20aの下面に回転可能に取り付けられた4つのキャスター20eとを有している。
支持台20aは、ハウジング本体12における下部内に収容される大きさの長方形の平板状に形成されている。支持台20aの下面には、正面側および背面側のそれぞれに、左右一対のキャスター20eが設けられており、それぞれのキャスター20eが底板11上を転動する。
ハウジング本体12における正面側の下部には、ハウジング本体12の下部内に収容された画像形成本体20を覆う開閉扉13が設けられている。
ハウジング本体12における正面側の下部には、ハウジング本体12の下部内に収容された画像形成本体20を覆う開閉扉13が設けられている。
開閉扉13は、図3に示すように、正面側から見て右側に、ヒンジ機構(図示せず)によって回動可能に取り付けられている。
図3に示すように、開閉扉13の回動により、ハウジング本体12における下部の正面側部分に設けられた下部開口部12kが開放されると、ハウジング本体12の下部内に収容された画像形成本体20の台車20Bは、底板11上を正面側に移動できる状態になる。この状態において、例えばユーザー等が台車20Bを正面側に引き出す操作を行うことにより、台車20Bが底板11上を正面側に移動して、画像形成本体20の全体がハウジング本体12の正面側に引き出される。このように、画像形成本体20は、ハウジング本体12の下部内に収容された第1位置と、ハウジング本体12の正面側に引き出された第2位置との間を引き出し方向(装置前後方向)に沿って移動可能になっている。
図3に示すように、開閉扉13の回動により、ハウジング本体12における下部の正面側部分に設けられた下部開口部12kが開放されると、ハウジング本体12の下部内に収容された画像形成本体20の台車20Bは、底板11上を正面側に移動できる状態になる。この状態において、例えばユーザー等が台車20Bを正面側に引き出す操作を行うことにより、台車20Bが底板11上を正面側に移動して、画像形成本体20の全体がハウジング本体12の正面側に引き出される。このように、画像形成本体20は、ハウジング本体12の下部内に収容された第1位置と、ハウジング本体12の正面側に引き出された第2位置との間を引き出し方向(装置前後方向)に沿って移動可能になっている。
図4は、画像形成本体20をハウジング本体12から正面側に引き出して第2位置とした状態の側面の模式図である。図3および図4に示すように、画像形成本体20の全体が、ハウジング10の正面側に引き出されて第2位置になった状態では、台車20Bの全てのキャスター20eは、底板11上に載置された状態を維持する。これは、後述のようにスライドレール35により引き出し量が規制されるからである。
図5は、ハウジング10におけるハウジング本体12の枠組みを説明するための斜視図である。ハウジング本体12の枠組みは、底板11上に設けられたフレーム本体12Aによって構成されている。
フレーム本体12Aは、底板11における背面側の側縁に沿って垂直に支持された背面フレーム12aと、底板11における背面側において左右の各側縁に沿ってそれぞれ垂直状態に支持された下部側面フレーム12bとを有している。左右の各下部側面フレーム12bは、それぞれ同じ大きさの長方形状に構成されている。
フレーム本体12Aは、底板11における背面側の側縁に沿って垂直に支持された背面フレーム12aと、底板11における背面側において左右の各側縁に沿ってそれぞれ垂直状態に支持された下部側面フレーム12bとを有している。左右の各下部側面フレーム12bは、それぞれ同じ大きさの長方形状に構成されている。
背面フレーム12aの下端部は、底板11における背面側の側縁の近傍において、当該背面側の側縁に対して一定の間隔が形成された状態で配置されている。なお、この間隔を設けない構成をとるとしても良い。
左右の各下部側面フレーム12bの下端部は、底板11における左右のそれぞれの側縁の近傍において、各側縁に対して一定の間隔をあけて配置されている。各下部側面フレーム12bは、背面フレーム12aにおける上下方向の1/2程度の高さを有しており、背面フレーム12aの下部における左右両側の各側縁部に突き当てられている。
左右の各下部側面フレーム12bの下端部は、底板11における左右のそれぞれの側縁の近傍において、各側縁に対して一定の間隔をあけて配置されている。各下部側面フレーム12bは、背面フレーム12aにおける上下方向の1/2程度の高さを有しており、背面フレーム12aの下部における左右両側の各側縁部に突き当てられている。
各下部側面フレーム12bの正面側の側縁が、フレーム本体12Aの正面側の側縁になっており、底板11における正面側部分は、各下部側面フレーム12bよりも正面側に位置している。
フレーム本体12Aの下部には、底板11上に、背面フレーム12aの下部と、左右の各下部側面フレーム12bとによって囲まれた空間が形成されており、この空間内に、第1位置になった画像形成本体20が収容される。
フレーム本体12Aの下部には、底板11上に、背面フレーム12aの下部と、左右の各下部側面フレーム12bとによって囲まれた空間が形成されており、この空間内に、第1位置になった画像形成本体20が収容される。
図6は、図5におけるX−X線に沿った断面図である。図5および図6に示すように、フレーム本体12Aが支持された底板11には、背面フレーム12aが支持される背面側の側縁部11cと、左右の各下部側面フレーム12bが支持される左右の各側縁部11d、11eとによって囲まれた凹部11aが形成されている。
凹部11aの底面は、画像形成本体20における台車20Bの各キャスター20eが載置される載置面11bになっており、図6に示すように、底板11における正面側の側縁から背面側になるにつれて、順次、下側に位置するように傾斜している。凹部11aの左右方向(幅方向)の長さは一定になっている。凹部11aの背面側の側縁(載置面11bの背面側の側面)11fは、背面フレーム12aよりも正面側に所定の間隔をあけた位置に略垂直に設けられている。
凹部11aの底面は、画像形成本体20における台車20Bの各キャスター20eが載置される載置面11bになっており、図6に示すように、底板11における正面側の側縁から背面側になるにつれて、順次、下側に位置するように傾斜している。凹部11aの左右方向(幅方向)の長さは一定になっている。凹部11aの背面側の側縁(載置面11bの背面側の側面)11fは、背面フレーム12aよりも正面側に所定の間隔をあけた位置に略垂直に設けられている。
台車20Bの各キャスター20eは、底板11における載置面11b上に載置された状態では、重力によって載置面11b上を背面側に転動する。これにより、画像形成本体20は、全体が背面フレーム12aに近接した位置まで移動し、背面側の一対のキャスター20eが凹部11aの背面側の側面11fに当接することによって停止する。このような状態では、画像形成本体20の全体が、フレーム本体12Aにおける下部内に収容された第1位置になる。
図5に示すように左右の各下部側面フレーム12b上には、各下部側面フレーム12bに沿って上部側面フレーム12cのそれぞれが垂直状態に支持されている。
上部側面フレーム12cのそれぞれは、同じ大きさの台形状になっており、背面フレーム12aにおける上部の左右の各側縁部に突き当てられている。各上部側面フレーム12cにおける上側の側縁は、背面フレーム12aの上側の側縁と同じ高さの位置において水平状態になっている。
上部側面フレーム12cのそれぞれは、同じ大きさの台形状になっており、背面フレーム12aにおける上部の左右の各側縁部に突き当てられている。各上部側面フレーム12cにおける上側の側縁は、背面フレーム12aの上側の側縁と同じ高さの位置において水平状態になっている。
各上部側面フレーム12cにおける上側の側縁同士は、水平状態で架設された上面フレーム12dによって連結されている。上面フレーム12dは、長方形状の平板状をしており、各上部側面フレーム12cにおける上側の側縁の間を水平状態で覆っている。
各上部側面フレーム12cにおける下側の側縁は、上側の側縁よりも長くなっているが、下部側面フレーム12bのそれぞれの上側の側縁よりも短くなっている。従って、下部側面フレーム12bのそれぞれの上側の側縁は、上部側面フレーム12cのそれぞれの下側の側縁から正面側に延出している。
各上部側面フレーム12cにおける下側の側縁は、上側の側縁よりも長くなっているが、下部側面フレーム12bのそれぞれの上側の側縁よりも短くなっている。従って、下部側面フレーム12bのそれぞれの上側の側縁は、上部側面フレーム12cのそれぞれの下側の側縁から正面側に延出している。
上部側面フレーム12cにおけるそれぞれの正面側の側縁は、下側になるにつれて順次前方に位置するように、垂直に対して10度程度の傾斜角度で傾斜している。
各上部側面フレーム12cにおける傾斜状態になった正面側の側縁の間には、上部正面フレーム12eが、各上部側面フレーム12cにおける正面側の側縁と同様の傾斜状態で設けられている。上部正面フレーム12eの下側の側縁は、下部側面フレーム12bのそれぞれの上側の側縁上において水平状態に架設されている。
各上部側面フレーム12cにおける傾斜状態になった正面側の側縁の間には、上部正面フレーム12eが、各上部側面フレーム12cにおける正面側の側縁と同様の傾斜状態で設けられている。上部正面フレーム12eの下側の側縁は、下部側面フレーム12bのそれぞれの上側の側縁上において水平状態に架設されている。
上部正面フレーム12eには、外側の側縁部にて全周が囲まれたディスプレイ収容凹部12fが形成されている。ディスプレイ収容凹部12fは、上部正面フレーム12eの外側の側縁よりも一回り小さな長方形状になっており、ディスプレイ収容凹部12fの内部にディスプレイ装置31が、上部正面フレーム12eと同様の傾斜状態で収容される。
上部正面フレーム12eにおける下側の側縁よりも正面側には、中間フレーム12gが設けられている。中間フレーム12gは、左右の各下部側面フレーム12bにおける上側の側縁部上に水平な状態で架設されている。
上部正面フレーム12eにおける下側の側縁よりも正面側には、中間フレーム12gが設けられている。中間フレーム12gは、左右の各下部側面フレーム12bにおける上側の側縁部上に水平な状態で架設されている。
中間フレーム12gには、左右方向に沿って長くなったスリット状のシート排出口12hが設けられている。シート排出口12hには、フレーム本体12Aの下部内に収容されて第1位置になった画像形成本体20から上方に向って排出される記録シートが供給される。シート排出口12hに供給された記録シートは、シート排出口12hから一部が上方に排出された状態で保持される。
フレーム本体12Aに設けられた下部開口部12kは、底板11上に、左右の各下部側面フレーム12bにおけるそれぞれの正面側の側縁と、中間フレーム12gの正面側の側縁とによって囲まれて形成されている。この下部開口部12kが、前述したように開閉扉13にて開閉される。
図5に示すように、背面フレーム12aには、フレーム本体12Aの下部内に収容された画像形成本体20を第1位置に位置決めする2つの位置決め突部12mが設けられている。各位置決め突部12mは、背面フレーム12aの、右側に位置する下部側面フレーム12b寄りの位置に、上下方向に間隔をあけて正面側に向って突出している。
図5に示すように、背面フレーム12aには、フレーム本体12Aの下部内に収容された画像形成本体20を第1位置に位置決めする2つの位置決め突部12mが設けられている。各位置決め突部12mは、背面フレーム12aの、右側に位置する下部側面フレーム12b寄りの位置に、上下方向に間隔をあけて正面側に向って突出している。
各位置決め突部12mは、画像形成本体20の背面部に設けられた位置決め凹部(図示せず)に係合(嵌合)するようになっている。画像形成本体20の位置決め凹部は、画像形成本体20の台車20Bが底板11の傾斜した載置面11bに沿って背面側に移動して、凹部11aにおける背面側の側面11fに当接する際に、位置決め突部12mのそれぞれに係合(嵌合)する。画像形成本体20の背面側への移動は、載置面11bの傾斜により行われるので、この傾斜した載置面11bが画像形成本体20に対して重力による背面側への付勢力を付与する付勢手段として機能する。これにより、画像形成本体20は、フレーム本体12Aに対して所定の第1位置に位置決めされる。
なお、下部側面フレーム12b、上部側面フレーム12c、上面フレーム12d、上部正面フレーム12eのそれぞれの外側面は、化粧板12B(図1)で覆われている。
図2に示すように、フレーム本体12Aにおける上部の空間内には、メイン制御装置32が設けられている。メイン制御装置32は、例えば、パーソナルコンピューター(PC)によって構成されており、ディスプレイ装置31の背面側の下部に配置されている。メイン制御装置32は、入力される各種情報等をディスプレイ装置31に表示する。また、ディスプレイ装置31における表示面31aのタッチ操作等に基づいて、ディスプレイ装置31および画像形成本体20を制御する。
図2に示すように、フレーム本体12Aにおける上部の空間内には、メイン制御装置32が設けられている。メイン制御装置32は、例えば、パーソナルコンピューター(PC)によって構成されており、ディスプレイ装置31の背面側の下部に配置されている。メイン制御装置32は、入力される各種情報等をディスプレイ装置31に表示する。また、ディスプレイ装置31における表示面31aのタッチ操作等に基づいて、ディスプレイ装置31および画像形成本体20を制御する。
図3に示すように、フレーム本体12Aにおける左右の各下部側面フレーム12bのそれぞれには、スライドレール35(図3において左側のスライドレール35のみが示されている)が設けられている。スライドレール35は、画像形成本体20が第1位置からハウジング本体12の正面側に引き出されて第2位置になった場合に、画像形成本体20の引き出し量を規制する規制手段になっている。スライドレール35は、事務机等において一般的に使用されているものであり、相互にスライド可能になった一対のレール部材35aと35bを有している。
スライドレール35における一方のレール部材35aは、フレーム本体12Aにおける左右の各下部側面フレーム12bのそれぞれに、画像形成本体20のスライド方向に沿って設けられている。他方のレール部材35bは、画像形成本体20に取り付けられている。スライドレール35は、画像形成本体20が、ハウジング本体12から所定の長さにわたって正面側に引き出されると、それ以上に画像形成本体20が引き出されることを規制する。この意味で、スライドレール35と台車20Bなどは、画像形成本体20をハウジング本体12に対して第1位置と第2位置との間を移動自在に支持する支持手段として機能するものといえる。
台車20Bは、画像形成部20Aを取り囲むフレーム構造になっている。このフレーム構造は、支持台20aの背面側の側縁部上に垂直状態で設けられた背面フレーム20b(図2において模式的に示されている)と、支持台20aにおける左右の各側縁部上に垂直状態で支持された左右の各側部フレーム20d(図3において、正面側から見て左側の側部フレーム20dのみが示されている)とを有している。
背面フレーム20bには、前述した2つの位置決め凹部が、それぞれ所定の位置に設けられている。
左右の各側部フレーム20dは同様の構成になっており、背面フレーム20bにおける左右の各側縁部に略直角に突き当てられている。
また、台車20B上に設けられたフレーム構造には、背面フレーム20bと、左右の各側部フレーム20dの上側の側縁とによって囲まれた空間を覆う天板20fが、支持台20aと平行な状態で設けられている。天板20fには、後述するように、画像形成部20Aにおいて画像が形成された記録シートが上方に向って通過する排紙口20gが設けられている。
左右の各側部フレーム20dは同様の構成になっており、背面フレーム20bにおける左右の各側縁部に略直角に突き当てられている。
また、台車20B上に設けられたフレーム構造には、背面フレーム20bと、左右の各側部フレーム20dの上側の側縁とによって囲まれた空間を覆う天板20fが、支持台20aと平行な状態で設けられている。天板20fには、後述するように、画像形成部20Aにおいて画像が形成された記録シートが上方に向って通過する排紙口20gが設けられている。
さらに、台車20B上に設けられたフレーム構造には、左右の各側部フレーム20dにおけるそれぞれの正面側の側縁の間を覆う正面扉20cが設けられている。正面扉20cは、例えば、正面側から見て右側の側部フレーム20dにヒンジ機構によって回動可能に取り付けられており、正面扉20cの回動によって、左右の各側部フレーム20dにおけるそれぞれの正面側の側縁と、天板20fの正面側の側縁とによって囲まれた正面側の開口部が開閉される。
図3に示すように、各側部フレーム20dには側部開口部20sがそれぞれ設けられている。側部開口部20sは、各側部フレーム20dにおける上下方向の中程よりも下側に位置する部分と、上部に形成された段差部20kの直下に位置する部分と、正面側および背面側の側縁部とによって囲まれた長方形状に形成されている。
各側部フレーム20dにおける側部開口部20sよりも下側部分には、前述したスライドレール35の他方のレール部材35bが取り付けられている。
各側部フレーム20dにおける側部開口部20sよりも下側部分には、前述したスライドレール35の他方のレール部材35bが取り付けられている。
図3に示すように、台車20Bにおける一方(本実施形態では正面側から見て左側)の側部フレーム20dには、側部開口部20sよりも上側に段差部20kが形成されている。この段差部20kは、側部フレーム20dに対して正面側から見て右側に位置する水平面と、この水平面における面側から見て右側の側縁部に沿って設けられた垂直面とを有している。
背面フレーム20bおよび正面扉20cは、段差部20kに対応する部分が切り欠かれていないために、段差部20kの上方の空間における正面側および背面側のそれぞれの端面を覆った状態になっている。
背面フレーム20bと正面扉20cとの間の段差部20kにおける水平面上の空間内には、後述するハーネス34が配置されている。
背面フレーム20bと正面扉20cとの間の段差部20kにおける水平面上の空間内には、後述するハーネス34が配置されている。
図2に示すように、画像形成部20Aは、下部に設けられた給紙部26と、給紙部26上に設けられた画像プロセス部22とを有している。画像プロセス部22は、電子写真プロセスによってトナー画像を形成し、形成されたトナー画像を、給紙部26から給紙される記録シートに転写して定着する。
図7は、画像形成部20Aにおける画像プロセス部22の拡大図である。画像プロセス部22は、周回移動域が垂直方向に沿って長くなった中間転写ベルト21cを有している。中間転写ベルト21cは、下側駆動ローラー21aと、上側の従動ローラー21bとに巻き掛けられており、駆動ローラー21aが回転駆動されることにより、矢印Z1で示す方向に周回移動する。
図7は、画像形成部20Aにおける画像プロセス部22の拡大図である。画像プロセス部22は、周回移動域が垂直方向に沿って長くなった中間転写ベルト21cを有している。中間転写ベルト21cは、下側駆動ローラー21aと、上側の従動ローラー21bとに巻き掛けられており、駆動ローラー21aが回転駆動されることにより、矢印Z1で示す方向に周回移動する。
中間転写ベルト21cにおける背面側に位置する走行部は、上側から下側に向って垂直状態で走行しており、その走行部に沿って、4つのプロセスユニット23Y、23M、23C、23Kが、上側から順番に配置されている。各プロセスユニット23Y、23M、23C、23Kは、中間転写ベルト21cにおける背面側の走行部の外周面に対向している。
各プロセスユニット23Y、23M、23C、23Kのそれぞれには、矢印Z2で示す方向に回転される感光体ドラム23aが、中間転写ベルト21cに対向して、左右方向に沿って水平状態で設けられている。各プロセスユニット23Y、23M、23C、23Kは、それぞれの感光体ドラム23aの表面に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の各色のトナーによって画像を形成する。
プロセスユニット23Y、23M、23C、23Kは、トナー画像を形成するためのトナーの色のみがそれぞれ異なっていること以外は概略同様の構成になっていることから、中間転写ベルト21cの背面側の走行部における走行方向の最も上流側に配置されたプロセスユニット23Yの構成のみを詳細に説明して、他のプロセスユニット23M、23C、23Kの構成の詳細な説明は省略する。
プロセスユニット23Yには、感光体ドラム23aの背面側の下部に対向する帯電器23bが設けられている。帯電器23bは、回転する感光体ドラム23aの表面を一様に帯電する。感光体ドラム23aにおける背面側には、各プロセスユニット23Y、23M、23C、23Kにおける帯電された感光体ドラム23aの表面にレーザー光を照射する露光装置24が設けられている。
なお、露光装置24は、プロセスユニット23Y、23M、23C、23Kのそれぞれ毎に設けられているが、図7においては、それらをまとめて示している。
露光装置24は、画像データに対応して変調されたレーザー光を、プロセスユニット23Y、23M、23C、23Kのそれぞれの感光体ドラム23aの表面に照射する。これにより、帯電された感光体ドラム23aの表面に、画像データに対応した静電潜像が形成される。
露光装置24は、画像データに対応して変調されたレーザー光を、プロセスユニット23Y、23M、23C、23Kのそれぞれの感光体ドラム23aの表面に照射する。これにより、帯電された感光体ドラム23aの表面に、画像データに対応した静電潜像が形成される。
プロセスユニット23Yには、感光体ドラム23aおけるレーザー光の照射位置に対して回転方向下流側に、感光体ドラム23aの表面に形成された静電潜像を現像する現像装置23dが設けられている。現像装置23dは、感光体ドラム23aの表面に形成された静電潜像をY色のトナーによって現像する。これにより、感光体ドラム23aの表面に、Y色のトナー画像が形成される。
中間転写ベルト21cの周回移動域の内側には、各プロセスユニット23Y、23M、23C、23Kのそれぞれの感光体ドラム23aとは中間転写ベルト21cを挟んで対向する1次転写ローラー29が設けられている。
感光体ドラム23aのそれぞれに形成されたトナー画像は、転写バイアス電圧が印加されたそれぞれの1次転写ローラー29によって形成される電界の作用により、各感光体ドラム23aから中間転写ベルト21c上にそれぞれ1次転写される。
感光体ドラム23aのそれぞれに形成されたトナー画像は、転写バイアス電圧が印加されたそれぞれの1次転写ローラー29によって形成される電界の作用により、各感光体ドラム23aから中間転写ベルト21c上にそれぞれ1次転写される。
なお、フルカラー画像を形成する場合には、各感光体ドラム23aの表面に形成されたそれぞれのトナー画像が中間転写ベルト21c上の同じ領域に多重転写されるように、各プロセスユニット23Y、23M、23C、23Kのそれぞれの画像形成動作タイミングがずらされる。
モノクロ画像を形成する場合には、選択された1つのプロセスユニット(例えばKトナー用のプロセスユニット23K)のみが駆動されることにより、そのプロセスユニットに設けられた感光体ドラム23a上にトナー画像が形成されて、中間転写ベルト21cにおける所定領域上に転写される。
モノクロ画像を形成する場合には、選択された1つのプロセスユニット(例えばKトナー用のプロセスユニット23K)のみが駆動されることにより、そのプロセスユニットに設けられた感光体ドラム23a上にトナー画像が形成されて、中間転写ベルト21cにおける所定領域上に転写される。
トナー画像が中間転写ベルト21cに転写された後に感光体ドラム23aの表面に残留するトナーは、プロセスユニット23Yに設けられたクリーニング部23fによって、感光体ドラム23aから除去される。
中間転写ベルト21cには、下側の端部において駆動ローラー21aに巻き掛けられた部分に2次転写ローラー25cが中間転写ベルト21cを挟んで圧接されており、両者の間に転写ニップが形成されている。
中間転写ベルト21cには、下側の端部において駆動ローラー21aに巻き掛けられた部分に2次転写ローラー25cが中間転写ベルト21cを挟んで圧接されており、両者の間に転写ニップが形成されている。
各プロセスユニット23Y、23M、23C、23K等の画像プロセス部22の構成要素は、左右の各側部フレーム20dに支持されている。
図2に示すように、画像形成部20Aの下部に設けられた給紙部26には、複数枚の記録シートが収容された給紙カセット26aと、給紙カセット26aの背面側に配置された給紙ローラー26bとが設けられている。給紙カセット26aに収容された記録シートは、給紙ローラー26bによって1枚ずつ、背面側に向けて繰り出されて、シート搬送経路25に供給される。
図2に示すように、画像形成部20Aの下部に設けられた給紙部26には、複数枚の記録シートが収容された給紙カセット26aと、給紙カセット26aの背面側に配置された給紙ローラー26bとが設けられている。給紙カセット26aに収容された記録シートは、給紙ローラー26bによって1枚ずつ、背面側に向けて繰り出されて、シート搬送経路25に供給される。
シート搬送経路25は、給紙ローラー26bから、2次転写ローラー25cと同程度の高さ位置に配置されたタイミングローラー対25bまでの部分が、台車20Bの背面側部分において垂直状態になっている。タイミングローラー対25bは、シート搬送経路25を搬送される記録シートを、正面側に位置する2次転写ローラー25cによって形成される転写ニップに向けて搬送する。
転写ニップへ搬送される記録シートは、周回移動する中間転写ベルト21cの外周面(トナー画像搬送面)に密着した状態で転写ニップを通過する。中間転写ベルト21c上における1次転写後のトナー画像は、記録シートが転写ニップを通過する間に、転写バイアス電圧が印加された2次転写ローラー25cによって形成される電界の作用により、記録シートに2次転写される。
トナー画像が記録シートに2次転写された後の中間転写ベルト21c上に残留するトナー(廃トナー)は、中間転写ベルト21cの上側の端部に対向して配置されたベルトクリーニング装置28によって除去される。
図2および図7に示すように、転写ニップよりも正面側には定着装置27が設けられており、転写ニップにおいてトナー画像が2次転写された記録シートは、定着装置27へ搬送される。定着装置27は、搬送される記録シートを加熱および加圧することにより、トナー画像を記録シートに定着させる。
図2および図7に示すように、転写ニップよりも正面側には定着装置27が設けられており、転写ニップにおいてトナー画像が2次転写された記録シートは、定着装置27へ搬送される。定着装置27は、搬送される記録シートを加熱および加圧することにより、トナー画像を記録シートに定着させる。
シート搬送経路25は、定着装置27における記録シート搬送方向下流側の部分が、正面扉20cに近接した位置において垂直状態になっている。定着装置27においてトナー画像が定着された記録シートは、シート搬送経路25内を、台車20Bの正面扉20cに沿って上方に向けて搬送される。
図2に示すように、画像形成部20Aの上部には、シート搬送経路25における記録シート搬送方向の下流側の端部が位置しており、この端部に排出ローラー25dが設けられている。排出ローラー25dは、台車20Bの天板20fに設けられた排紙口20gの下方に配置されている。
図2に示すように、画像形成部20Aの上部には、シート搬送経路25における記録シート搬送方向の下流側の端部が位置しており、この端部に排出ローラー25dが設けられている。排出ローラー25dは、台車20Bの天板20fに設けられた排紙口20gの下方に配置されている。
定着装置27を通過した記録シートは、シート搬送経路25における正面扉20cに近接した部分を通って排出ローラー25dへ搬送されて、排出ローラー25dによって、台車20Bの天板20fに設けられた排紙口20gへ搬送される。
天板20fに設けられた排紙口20gは、画像形成本体20が、ハウジング本体12の下部内の第1位置に位置決めされると、ハウジング本体12における中間フレーム12gに設けられたシート排出口12hに対向した状態になる。これにより、天板20fの排紙口20gへ搬送された記録シートは、シート排出口12hに供給され、中間フレーム12gの上方に一部が排出された状態とされる。記録シートは、この状態で保持される。
天板20fに設けられた排紙口20gは、画像形成本体20が、ハウジング本体12の下部内の第1位置に位置決めされると、ハウジング本体12における中間フレーム12gに設けられたシート排出口12hに対向した状態になる。これにより、天板20fの排紙口20gへ搬送された記録シートは、シート排出口12hに供給され、中間フレーム12gの上方に一部が排出された状態とされる。記録シートは、この状態で保持される。
画像形成本体20の下部に設けられた給紙部26の給紙カセット26aは、台車20Bの支持台20a上をスライドして、画像形成部20Aから引き出されるようになっている。このために、図3に示すように、正面扉20cの下部に、画像形成部20Aから引き出される給紙カセット26aが通過するように、給紙開口部20hが設けられている。
給紙開口部20hは、画像形成本体20がハウジング10内に収容された状態で、開閉扉13を開放することにより露出状態になる。このような状態では、給紙開口部20hから給紙カセット26aを正面側に引き出すことが可能になり、給紙カセット26aは、図8に破線で示すように、開閉扉13を開放した状態で正面扉20cよりも正面側にまで引き出される。給紙カセット26aが給紙開口部20hから引き出された状態になると、ユーザー等は、その内部に容易に記録シートを補給することができる。
給紙開口部20hは、画像形成本体20がハウジング10内に収容された状態で、開閉扉13を開放することにより露出状態になる。このような状態では、給紙開口部20hから給紙カセット26aを正面側に引き出すことが可能になり、給紙カセット26aは、図8に破線で示すように、開閉扉13を開放した状態で正面扉20cよりも正面側にまで引き出される。給紙カセット26aが給紙開口部20hから引き出された状態になると、ユーザー等は、その内部に容易に記録シートを補給することができる。
画像形成部20Aにおけるベルトクリーニング装置28の上側には電源基板20Dが設けられている。電源基板20Dには商用電源から電力が供給される。
また、画像形成部20Aには、中間転写ベルト21cと、シート搬送経路25における正面扉20cに沿って垂直状態に配置された部分との間に、メカニカルコントローラー基板20Fおよびコントローラー基板20Gが、それぞれ垂直状態で設けられている。メカニカルコントローラー基板20Fおよびコントローラー基板20Gのそれぞれには、電源基板20Dから電力が供給される。
また、画像形成部20Aには、中間転写ベルト21cと、シート搬送経路25における正面扉20cに沿って垂直状態に配置された部分との間に、メカニカルコントローラー基板20Fおよびコントローラー基板20Gが、それぞれ垂直状態で設けられている。メカニカルコントローラー基板20Fおよびコントローラー基板20Gのそれぞれには、電源基板20Dから電力が供給される。
図3に示すように、画像形成本体20における左側の側部フレーム20dの上部に形成された段差部20k上の空間内には、前述したハーネス34が配置されている。ハーネス34は、画像形成部20A内の電源基板20Dへの電力供給線、画像形成部20A内のコントローラー基板20Gとメイン制御装置32との間で信号を伝達する信号線等によって構成されている。ハーネス34は、コイルスプリング形状に形成されており、コイルスプリング形状における軸心方向に沿って伸縮可能になっている。
段差部20kにおける垂直面の正面側の端部には配線貫通孔20jが形成されており、ハーネス34は、この配線貫通孔20j内を通過して、画像形成部20A内の電源基板20D、メカニカルコントローラー基板20Fおよびコントローラー基板20Gのそれぞれに接続されている。
背面フレーム20bの上側の側縁部における左側の端部にも配線貫通孔20uが形成されており、ハーネス34は、配線貫通孔20uを通過して、ハウジング本体12内のメイン制御装置32への信号線がメイン制御装置32に接続され、電源基板20Dに電力を供給するための電力供給線が商用電源に接続されるコンセントに接続されている。メイン制御装置32は、別の電力供給線によりコンセントに接続されて商用電源からの電力により動作する。なお、メイン制御装置32も電源基板20Dからの電力により動作するとしても良い。
背面フレーム20bの上側の側縁部における左側の端部にも配線貫通孔20uが形成されており、ハーネス34は、配線貫通孔20uを通過して、ハウジング本体12内のメイン制御装置32への信号線がメイン制御装置32に接続され、電源基板20Dに電力を供給するための電力供給線が商用電源に接続されるコンセントに接続されている。メイン制御装置32は、別の電力供給線によりコンセントに接続されて商用電源からの電力により動作する。なお、メイン制御装置32も電源基板20Dからの電力により動作するとしても良い。
ハーネス34は、段差部20k上においてコイルスプリング状に形成されているために、画像形成本体20が第1位置から第2位置に移動した場合に、ハーネス34は、コイルスプリング形状の軸方向に伸長される。これにより、ハーネス34の破損、切断等を防止することができる。
台車20B上のフレーム構造における左右の各側部フレーム20dに設けられた側部開口部20sは、画像形成部20Aの下部に設けられた給紙部26が露出しないように形成されている。また、各側部開口部20sは、画像形成部20Aの上部に設けられたベルトクリーニング装置28や画像プロセス部22が露出するように形成されている。このような構成により、台車20Bがハウジング10から引き出されて第2位置になると、作業員は、左右の各側部フレーム20dの側部開口部20sを介して、画像形成部20Aにおける画像プロセス部22にメンテナンスのためにアクセスできる状態になる。
台車20B上のフレーム構造における左右の各側部フレーム20dに設けられた側部開口部20sは、画像形成部20Aの下部に設けられた給紙部26が露出しないように形成されている。また、各側部開口部20sは、画像形成部20Aの上部に設けられたベルトクリーニング装置28や画像プロセス部22が露出するように形成されている。このような構成により、台車20Bがハウジング10から引き出されて第2位置になると、作業員は、左右の各側部フレーム20dの側部開口部20sを介して、画像形成部20Aにおける画像プロセス部22にメンテナンスのためにアクセスできる状態になる。
このような構成の画像形成装置では、ディスプレイ装置31がハウジング本体12における上部の正面側に配置されているために、ハウジング本体12の重心位置が比較的高く、しかも、正面側に寄った状態になっている。しかしながら、画像形成本体20が第1位置に位置していれば、ハウジング本体12を一体的に支持する底板11の背面側部分に画像形成本体20の重量が重りとして付加される。これにより、ハウジング本体12には、上部が正面側に転倒する方向とは反対方向のモーメントが作用し、ハウジング本体12の上部が正面側に転倒することを防止できる。
ディスプレイ装置31における表示面31aに表示された広告等の画像をプリントアウトする場合には、ユーザーは、ディスプレイ装置31における表示面31aをタッチ操作することにより、画像形成本体20に対して画像形成動作(プリントアウト)の実行を指示することができる。これにより、ハウジング本体12内の下部に収容された画像形成本体20は画像形成動作を実行する。
この場合、画像形成本体20は、底板11における凹部11aの載置面11b上における第1位置において位置決めされた状態になっている。従って、画像形成本体20において画像形成動作が実行されると、トナー画像が形成された記録シートの一部が、画像形成本体20における排紙口20gを通って、ハウジング本体12におけるシート排出口12hに搬送されて、シート排出口12hから一部が上方に排出された状態で保持される。
このような状態になると、ユーザーは、シート排出口12h内において保持された記録シートを容易に取得することができる。
また、画像形成本体20において紙詰まり(JAM)が生じた場合には、ユーザー等は、ハウジング本体12における開閉扉13を開放する。これにより、画像形成本体20の正面扉20cが露出状態になり、ユーザー等は、正面扉20cを開放することができる。ユーザー等によって正面扉20cが開放されると、シート搬送経路25における正面扉20cに隣接して配置された部分が露出する。これにより、ユーザー等は、シート搬送経路25におけるその露出した部分のJAM処理等を行うことができる。
また、画像形成本体20において紙詰まり(JAM)が生じた場合には、ユーザー等は、ハウジング本体12における開閉扉13を開放する。これにより、画像形成本体20の正面扉20cが露出状態になり、ユーザー等は、正面扉20cを開放することができる。ユーザー等によって正面扉20cが開放されると、シート搬送経路25における正面扉20cに隣接して配置された部分が露出する。これにより、ユーザー等は、シート搬送経路25におけるその露出した部分のJAM処理等を行うことができる。
このように、ユーザー等は、画像形成本体20をハウジング本体12から引き出すことなく、画像形成本体20がハウジング本体12内に収容された第1位置において、JAM処理を実行することができる。
さらに、作業員が、画像形成本体20における画像形成部20Aの感光体ドラム23a、現像装置23dの交換等のメンテナンス処理を実行する場合には、作業員は、開閉扉13を開放して、画像形成本体20を正面側に引き出す。
さらに、作業員が、画像形成本体20における画像形成部20Aの感光体ドラム23a、現像装置23dの交換等のメンテナンス処理を実行する場合には、作業員は、開閉扉13を開放して、画像形成本体20を正面側に引き出す。
この場合、画像形成本体20における台車20Bのキャスター20eは、底板11における凹部11aの載置面11b上を転動するために、画像形成本体20をハウジング10から容易に正面側に引き出すことができる。
画像形成本体20がハウジング本体12内の第1位置から所定の長さにわたって引き出されて第2位置になると、画像形成本体20の引き出し量が、スライドレール35によって規制される。これにより、図3および図4に示すように、画像形成本体20は、全体がハウジング10の正面側に所定の距離にわたって引き出された第2位置で停止する。
画像形成本体20がハウジング本体12内の第1位置から所定の長さにわたって引き出されて第2位置になると、画像形成本体20の引き出し量が、スライドレール35によって規制される。これにより、図3および図4に示すように、画像形成本体20は、全体がハウジング10の正面側に所定の距離にわたって引き出された第2位置で停止する。
この場合、画像形成本体20における台車20Bの全てのキャスター20eは、底板11上に載置された状態を維持しており、画像形成本体20の重量が底板11に設けられた、ハウジング本体12の正面側の端部から正面側に向かって延長された拡張部分11zに加えられる。
画像形成本体20の重量が底板11の拡張部分11zに加えられるということは、画像形成本体20を第2位置まで引き出しても、底板11の正面側の先端を中心とした、ハウジング本体12に対して正面側に転倒する方向へのモーメントが作用しないので、画像形成本体20を引き出したことによる正面側への転倒を防止することができる。
画像形成本体20の重量が底板11の拡張部分11zに加えられるということは、画像形成本体20を第2位置まで引き出しても、底板11の正面側の先端を中心とした、ハウジング本体12に対して正面側に転倒する方向へのモーメントが作用しないので、画像形成本体20を引き出したことによる正面側への転倒を防止することができる。
また、底板11の背面側の後端を中心に、仮にハウジング本体12に対して背面側に転倒する方向へのモーメントが加えられたとしても、ハウジング本体12を支持する底板11の拡張部分11zに対する、画像形成本体20の重量による反対方向のモーメントの作用により、ハウジング本体12が背面側に転倒することを防止でき、装置の姿勢を安定化することができる。
画像形成本体20は、全体がハウジング本体12の正面側に引き出された第2位置になると、各側部フレーム20dの側部開口部20sも、ハウジング本体12から引き出された状態になる。これにより、画像形成本体20における左右の各側部フレーム20dの側部開口部20sが露出した状態になり、作業員は、それぞれの側部開口部20sを通して、画像形成部20Aの画像プロセス部22に容易にアクセスすることができる。従って、作業員は、感光体ドラム23a、現像装置23dの交換等のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
このように、画像形成本体20がハウジング本体12の正面側に引き出された状態でメンテナンス作業を実施することができるために、ハウジング本体12の両側に、メンテナンス作業のためのスペースを確保する必要がない。これにより、ハウジング本体12の両側に、各種装置等を配置することができるために、画像形成装置は、両側に装置が配置されたような比較的狭いスペース(すきま)にも設置することができる。
さらに、画像形成本体20の画像プロセス部22は、プロセスユニット23Y、23M、23C、23Kが垂直方向に沿って並んで構成されていることから、画像形成本体20の奥行寸法が比較的小さくなっている。また、ハウジング本体12も、第1位置に画像形成本体20を収容した状態では、画像形成本体20と同程度の比較的小さな奥行寸法になっている。画像形成本体20が第1位置に収容されている状態では、図2に示すように底板11の、ハウジング本体12から正面側に向かって延長された拡張部分11zの上が空間(スペース)11yになっている。
従って、画像形成装置が店舗などの壁際に沿って設置された場合に、ハウジング本体12の壁からの突出量が比較的小さくなる。これにより、ユーザーは、壁際に沿った状態のハウジング本体(装置本体)12によって大きな圧迫感を受けるおそれがない。
また、ユーザーが底板11の拡張部分11zの上に載ってディスプレイ装置31の表示画面を見たりタッチ入力操作をしたりできるように、底板11の長さや広さ等を構成すれば、ユーザーの重さも底板11に加わるようになり、さらに装置の姿勢を安定化することができる。
また、ユーザーが底板11の拡張部分11zの上に載ってディスプレイ装置31の表示画面を見たりタッチ入力操作をしたりできるように、底板11の長さや広さ等を構成すれば、ユーザーの重さも底板11に加わるようになり、さらに装置の姿勢を安定化することができる。
[変形例1]
なお、上記の実施形態では、ハウジング10の底板11に傾斜した載置面11bを設けて、載置面11b上に載置された画像形成本体20の台車20Bを、重力によって背面側に付勢する構成であったが、このような構成に限らない。
図9は、変形例1における画像形成装置の正面側の扉を開放したときの斜視図である。
なお、上記の実施形態では、ハウジング10の底板11に傾斜した載置面11bを設けて、載置面11b上に載置された画像形成本体20の台車20Bを、重力によって背面側に付勢する構成であったが、このような構成に限らない。
図9は、変形例1における画像形成装置の正面側の扉を開放したときの斜視図である。
図9に示すように、変形例1では、ハウジング10の底板11に凹部を設けずに、底板11の上面を平坦面11mに構成している。
また、フレーム本体12Aにおける左右の各下部側面フレーム12bの正面側の側縁部には、フレーム本体12Aの下部内に収容された画像形成本体20が正面側に移動しないように規制する規制部材15がそれぞれ設けられている。
また、フレーム本体12Aにおける左右の各下部側面フレーム12bの正面側の側縁部には、フレーム本体12Aの下部内に収容された画像形成本体20が正面側に移動しないように規制する規制部材15がそれぞれ設けられている。
規制部材15は、画像形成本体20が正面側に移動しようとすると画像形成本体20の正面扉20cに当接して画像形成本体20の移動を規制する規制位置(実線)と、画像形成本体20の正面扉20cとの当接を解除して画像形成本体20の正面側への移動を許容する解除位置(破線)との間をユーザー等によって切り替え可能に構成されている。
画像形成本体20を第1位置に位置させる場合には、規制部材15が規制位置に切り替えられる。このとき、画像形成本体20の背面側に設けられた位置決め凹部と、背面フレーム12aに設けられた各位置決め突部12mとが係合して、画像形成本体20が第1位置に位置決めされる。
画像形成本体20を第1位置に位置させる場合には、規制部材15が規制位置に切り替えられる。このとき、画像形成本体20の背面側に設けられた位置決め凹部と、背面フレーム12aに設けられた各位置決め突部12mとが係合して、画像形成本体20が第1位置に位置決めされる。
一方、メンテナンスのときには、規制部材15が規制位置から解除位置に切り替えられる。これにより、ハウジング本体12内に収容された第1位置の画像形成本体20を下部開口部12kから正面側に第2位置までに移動させることができる。
規制部材15としては、図9に示すような回動可能なレバー状の部材とすることもできるし、操作レバーとバネなどの付勢部材による押圧機構とを有するトルグクランプなどを用いることもできる。トルグクランプの押圧機構により、第1位置に位置する画像形成本体20を常時、付勢部材の付勢力により背面側に押圧する構成をとれば、画像形成本体20の第1位置への位置決めをより安定化することができる。
規制部材15としては、図9に示すような回動可能なレバー状の部材とすることもできるし、操作レバーとバネなどの付勢部材による押圧機構とを有するトルグクランプなどを用いることもできる。トルグクランプの押圧機構により、第1位置に位置する画像形成本体20を常時、付勢部材の付勢力により背面側に押圧する構成をとれば、画像形成本体20の第1位置への位置決めをより安定化することができる。
なお、ハウジング本体12内における画像形成本体20の第1位置への位置決めとしては、上記の位置決め突部12mと凹部を用いる構成に限られず、位置決め可能な他の構成をとるとしても良い。また、第1位置において画像形成本体20の奥行方向(引き出し方向とは反対方向)とこれに直交する幅方向の両方について位置決めするとしたが、例えば幅方向への位置決めが不要である場合などには、奥行方向だけを位置決めする構成をとるとしても構わない。さらに、位置決め箇所が2か所に限られず、1または3か所などであっても良い。
また、第2位置に引き出したときに画像形成本体20が第2位置で停止するようにブレーキ、例えばキャスター20eの回転にブレーキをかけるなどの構成をとるとしても良い。このことは、実施の形態でも同様である。
[変形例2]
図10は、変形例2における画像形成装置から画像形成本体20を引き出したときの斜視図であり、図11(a)は、画像形成本体20がハウジング本体12から引き出された状態を説明するための側面模式図であり、図11(b)は、画像形成本体20の動作説明図である。
[変形例2]
図10は、変形例2における画像形成装置から画像形成本体20を引き出したときの斜視図であり、図11(a)は、画像形成本体20がハウジング本体12から引き出された状態を説明するための側面模式図であり、図11(b)は、画像形成本体20の動作説明図である。
図10および図11(a)、(b)に示すように、台車20Bは、下部フレーム体20xと、下部フレーム体20xの上側に整合状態で配置された上部フレーム体20yとに分離されている。
下部フレーム体20xと上部フレーム体20yは、実施の形態における背面フレーム20b、左右の各側部フレーム20d、正面扉20cのそれぞれが上下に分離されたその上部と下部のフレーム体である。
下部フレーム体20xと上部フレーム体20yは、実施の形態における背面フレーム20b、左右の各側部フレーム20d、正面扉20cのそれぞれが上下に分離されたその上部と下部のフレーム体である。
給紙部26は、下部フレーム体20xの構成部分に支持されている。
画像プロセス部22におけるプロセスユニット23Y〜23Kや中間転写ベルト21c等の構成要素は、上部フレーム体20yの構成部分に支持されている。
下部フレーム体20xと上部フレーム体20yとは、下部フレーム体20xにおける背面側の上部と、上部フレーム体20yにおける背面側の下部とが水平方向に沿った支軸を介して回動可能、ここではヒンジ機構20zによって、上部フレーム体20yの上端部が背面側の下方に向って回動し得る状態で連結されている。
画像プロセス部22におけるプロセスユニット23Y〜23Kや中間転写ベルト21c等の構成要素は、上部フレーム体20yの構成部分に支持されている。
下部フレーム体20xと上部フレーム体20yとは、下部フレーム体20xにおける背面側の上部と、上部フレーム体20yにおける背面側の下部とが水平方向に沿った支軸を介して回動可能、ここではヒンジ機構20zによって、上部フレーム体20yの上端部が背面側の下方に向って回動し得る状態で連結されている。
図11(a)は、下部フレーム体20xの直上に上部フレーム体20yが位置する通常姿勢を示し、図11(b)は、下部フレーム体20xに対して上部フレーム体20yが背面側に回動して傾倒している傾倒姿勢を示している。
通常姿勢にある上部フレーム体20yの背面側の上端部には、支持ロッド20rの一方の端部が回転可能に取り付けられている。支持ロッド20rの他方の端部には、キャスター20tが取り付けられている。支持ロッド20rは、キャスター20tの重量により、常に垂直状態を維持する。支持ロッド20rの長さは、下部フレーム体20xの上下方向長さにほぼ等しくなっている。
通常姿勢にある上部フレーム体20yの背面側の上端部には、支持ロッド20rの一方の端部が回転可能に取り付けられている。支持ロッド20rの他方の端部には、キャスター20tが取り付けられている。支持ロッド20rは、キャスター20tの重量により、常に垂直状態を維持する。支持ロッド20rの長さは、下部フレーム体20xの上下方向長さにほぼ等しくなっている。
このような構成において、図11(a)に示すように画像形成本体20がハウジング本体12に収容されている第1位置では通常姿勢にされる。この通常姿勢では、画像形成本体20が、前述したように通常の画像形成動作を実行することができる。
第1位置で通常姿勢にある画像形成本体20が、メンテナンス等のために、ハウジング本体12の正面側に第2位置まで引き出され、図11(b)に示すように上部フレーム体20yがヒンジ機構20zを中心として下部フレーム体20xに対して背面側に約90°回動されると、給紙部26に対して奥行方向(引き出し方向とは反対方向)に傾倒した傾倒姿勢に姿勢変更される。
第1位置で通常姿勢にある画像形成本体20が、メンテナンス等のために、ハウジング本体12の正面側に第2位置まで引き出され、図11(b)に示すように上部フレーム体20yがヒンジ機構20zを中心として下部フレーム体20xに対して背面側に約90°回動されると、給紙部26に対して奥行方向(引き出し方向とは反対方向)に傾倒した傾倒姿勢に姿勢変更される。
この姿勢変更の際、支持ロッド20rは垂直状態を維持し、上部フレーム体20yが約90°回動すると、支持ロッド20rのキャスター20tがハウジング10の底板11に当接する。これにより上部フレーム体20yの回動が停止し、上部フレーム体20yがほぼ水平な状態になる。このときの姿勢が傾倒姿勢になる。傾倒姿勢では、画像形成動作が実行できない。なお、姿勢変更の途中で上部フレーム体20yの上端部が中間フレーム12gに接触することがないように、画像形成本体20の引き出し量、上部フレーム体20yの大きさ、中間フレーム12gの位置などが予め決められている。
この傾倒姿勢になると、上部フレーム体20y内に支持された画像プロセス部22の2次転写ローラー25cが正面側に露出した状態になるので、作業員は、2次転写ローラー25cと中間転写ベルト21cに容易にアクセスすることができるようになり、中間転写ベルト21cの交換等のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
中間転写ベルト21cが図2に示すようなメカニカルコントローラー基板20Fや電源基板20Dなどに取り囲まれていることにより正面側と上方からのアクセスが容易ではない構成に、特に効果的である。
中間転写ベルト21cが図2に示すようなメカニカルコントローラー基板20Fや電源基板20Dなどに取り囲まれていることにより正面側と上方からのアクセスが容易ではない構成に、特に効果的である。
[変形例3]
図12(a)は、変形例3における画像形成本体20の側面模式図、図12(b)はその動作説明図である。この変形例3では、変形例2と同様に、台車20Bにおけるフレーム構造は、給紙部26の周囲に位置する下部フレーム体20xと、その上方に位置する上部フレーム体20yとに分離されている。上部フレーム体20yは、下部フレーム体20xに対して昇降可能になっている。
図12(a)は、変形例3における画像形成本体20の側面模式図、図12(b)はその動作説明図である。この変形例3では、変形例2と同様に、台車20Bにおけるフレーム構造は、給紙部26の周囲に位置する下部フレーム体20xと、その上方に位置する上部フレーム体20yとに分離されている。上部フレーム体20yは、下部フレーム体20xに対して昇降可能になっている。
上部フレーム体20yにおける左右の両側における下側の側縁部には、両外側に突出したフランジ部20wが下側の側縁部に沿って設けられている。
台車20Bの支持台20a上には、下部フレーム体20xの左右の両外側に、上部フレーム体20yを昇降させる昇降機構として、ネジ式のパンタグラフジャッキ51がそれぞれ設けられている。パンタグラフジャッキ51の上部は、上部フレーム体20yのフランジ部20wに取り付けられている。
台車20Bの支持台20a上には、下部フレーム体20xの左右の両外側に、上部フレーム体20yを昇降させる昇降機構として、ネジ式のパンタグラフジャッキ51がそれぞれ設けられている。パンタグラフジャッキ51の上部は、上部フレーム体20yのフランジ部20wに取り付けられている。
各パンタグラフジャッキ51は、正面側から背面側に沿って水平状態に配置されたネジロッド51aを有している。
図12(a)に示すように上部フレーム体20yが下部フレーム体20xに接している、すなわち給紙部26と画像プロセス部22とが接続している位置(通常位置)が画像形成動作を実行可能な位置であり、通常位置にある場合に、それぞれのネジロッド51aが正転されると、上部フレーム体20yが下部フレーム体20xに対して上昇する。これにより、上部フレーム体20yは、図12(b)に示すように下部フレーム体20xから離間した離間位置になる。この離間位置では、画像形成動作を行えない。
図12(a)に示すように上部フレーム体20yが下部フレーム体20xに接している、すなわち給紙部26と画像プロセス部22とが接続している位置(通常位置)が画像形成動作を実行可能な位置であり、通常位置にある場合に、それぞれのネジロッド51aが正転されると、上部フレーム体20yが下部フレーム体20xに対して上昇する。これにより、上部フレーム体20yは、図12(b)に示すように下部フレーム体20xから離間した離間位置になる。この離間位置では、画像形成動作を行えない。
上部フレーム体20yが離間位置になった状態で、それぞれのネジロッド51aを逆転させると、上部フレーム体20yは下部フレーム体20xに接近するように下降する。これにより、上部フレーム体20yが通常位置に戻る。
このような構成の画像形成装置では、画像形成本体20がハウジング本体12の下部内に収容された第1位置では、上部フレーム体20yが通常位置にされる。従って、第1位置になった画像形成本体20は、通常の画像形成動作を実行することができる。
このような構成の画像形成装置では、画像形成本体20がハウジング本体12の下部内に収容された第1位置では、上部フレーム体20yが通常位置にされる。従って、第1位置になった画像形成本体20は、通常の画像形成動作を実行することができる。
画像形成本体20において、給紙部26から定着装置27までのシート搬送経路25において、JAMが発生した場合には、ユーザー等は、画像形成本体20の全体を、ハウジング10の正面側に第2位置まで所定の距離だけ引き出した状態で、各パンタグラフジャッキ51のネジロッド51aを正転操作することができる。これにより、上部フレーム体20yが下部フレーム体20xに対して上昇して離間位置になる。
上部フレーム体20yが離間位置まで上昇すると、下部フレーム体20xとの間にスペース20pが生じ、ユーザー等は、このスペース20pを介して上部フレーム体20yの底部と下部フレーム体20xの上部にアクセスすることができる。
上部フレーム体20yの底部には、二次転写ローラー25cや定着装置27が位置し、下部フレーム体20xの上部には、給紙部26から二次転写ローラー25cまでのシート搬送経路25が位置する。
上部フレーム体20yの底部には、二次転写ローラー25cや定着装置27が位置し、下部フレーム体20xの上部には、給紙部26から二次転写ローラー25cまでのシート搬送経路25が位置する。
従って、上部フレーム体20yを離間位置まで移動させることにより、ユーザー等は、給紙部26から定着装置27までのシート搬送経路25で詰まった記録シートを取り除く操作(JAM処理)を行い易くなり、JAM処理の作業性が向上する。
なお、上部フレーム体20yを昇降させる昇降機構としては、パンタグラフジャッキ51に限らず、油圧式のジャッキを用いる構成等としてもよい。
なお、上部フレーム体20yを昇降させる昇降機構としては、パンタグラフジャッキ51に限らず、油圧式のジャッキを用いる構成等としてもよい。
[変形例4]
図13は、変形例4における画像形成装置の斜視図である。
図13に示すように、画像形成本体20がハウジング本体12の下部内に収容された状態で、下部開口部12kを構成する各下部側面フレーム12bにおける正面側の側縁部同士(下部開口部12kの周縁部における第1と第2の部分同士)が左右方向に長い板状の補強部材52によって連結されている。
図13は、変形例4における画像形成装置の斜視図である。
図13に示すように、画像形成本体20がハウジング本体12の下部内に収容された状態で、下部開口部12kを構成する各下部側面フレーム12bにおける正面側の側縁部同士(下部開口部12kの周縁部における第1と第2の部分同士)が左右方向に長い板状の補強部材52によって連結されている。
補強部材52における両側の各端部は、ネジ53によって、各下部側面フレーム12bにそれぞれ取り付けられている。ネジ53は、取り外し可能であり、補強部材52は、ハウジング本体12に対して着脱可能になっている。
このように、ハウジング本体12における下部開口部12kを構成する各下部側面フレーム12bの両側の側縁同士が補強部材52によって連結されているために、ハウジング本体12の剛性を高めることができる。これにより、ハウジング本体12を高強度に維持して、仮に外から衝撃等が加えられても下部開口部12kの周縁部が変形するといったことなどを防止できる。
このように、ハウジング本体12における下部開口部12kを構成する各下部側面フレーム12bの両側の側縁同士が補強部材52によって連結されているために、ハウジング本体12の剛性を高めることができる。これにより、ハウジング本体12を高強度に維持して、仮に外から衝撃等が加えられても下部開口部12kの周縁部が変形するといったことなどを防止できる。
なお、画像形成本体20のメンテナンス作業時等において、画像形成本体20をハウジング本体12から引き出して第2位置にする場合には、作業員がネジ53を外して、補強部材52を下部側面フレーム12bから取り外せばよい。これにより、作業員は、画像形成本体20を正面側に引き出すことが可能になる。
また、補強部材52は板状に限られず、他の形状であっても良い。
また、補強部材52は板状に限られず、他の形状であっても良い。
さらに、補強部材52によってハウジング本体12を補強する場合には、画像形成本体20も一緒に補強部材52で固定するようにしてもよい。例えば、ネジ53によって下部側面フレーム12bに取り付けられた補強部材52を、ネジ54によって画像形成本体20にも取り付けることができる。このようにすれば、ハウジング本体12に対して画像形成本体20が固定された状態になり、画像形成本体20が移動してハウジング本体12に衝突することによりハウジング本体12に衝撃が加わることを防止できる。
また、補強部材52を介して画像形成本体20をハウジング本体12に一体的に固定する構成をとれば、画像形成装置を輸送する際に、輸送時の振動がハウジング本体12および画像形成本体20に加わっても、画像形成本体20がハウジング本体12内で勝手に動くことがなくなるので、画像形成本体20とハウジング本体12とが当たって破損等することを防止することができる。
さらに、画像形成装置が、その背面が下になるように90°倒された姿勢(90°傾倒姿勢)で輸送される場合でも、輸送を安定的に行うことができる。
すなわち、背面フレーム12aは、各下部側面フレーム12bのように下部開口部12kを構成しておらず、上下左右の側縁が他のフレームと接合されているので、高強度である。90°傾倒姿勢で輸送される場合でも、補強部材52を介して画像形成本体20をハウジング本体12に固定しておけば、画像形成本体20の荷重が各下部側面フレーム12bを介して背面フレーム12aにかかり、画像形成本体20とハウジング本体12とを一体的に固定しつつ、高強度の背面フレーム12aが画像形成本体20の荷重を受けるので、輸送時の振動や衝撃に強く、破損等を効果的に防止できるからである。
すなわち、背面フレーム12aは、各下部側面フレーム12bのように下部開口部12kを構成しておらず、上下左右の側縁が他のフレームと接合されているので、高強度である。90°傾倒姿勢で輸送される場合でも、補強部材52を介して画像形成本体20をハウジング本体12に固定しておけば、画像形成本体20の荷重が各下部側面フレーム12bを介して背面フレーム12aにかかり、画像形成本体20とハウジング本体12とを一体的に固定しつつ、高強度の背面フレーム12aが画像形成本体20の荷重を受けるので、輸送時の振動や衝撃に強く、破損等を効果的に防止できるからである。
[他の変形例]
(1)上記実施形態では、作業員等が、開閉扉13を開放して画像形成本体20を正面側に直線状にスライドさせて引き出す構成であったが、このような構成に限らない。
例えば、画像形成本体20を、開閉扉13の回動の中心となる中心軸と同軸状態で回動できる構成として、開閉扉13が開放されると、画像形成本体20が開閉扉13と一体となって底板11上を正面側に引き出される構成としてもよい。この場合には、開閉扉13と一体となって回動されて正面側に引き出された画像形成本体20の全体、あるいは一部が、底板11上に載置された状態になる。
(1)上記実施形態では、作業員等が、開閉扉13を開放して画像形成本体20を正面側に直線状にスライドさせて引き出す構成であったが、このような構成に限らない。
例えば、画像形成本体20を、開閉扉13の回動の中心となる中心軸と同軸状態で回動できる構成として、開閉扉13が開放されると、画像形成本体20が開閉扉13と一体となって底板11上を正面側に引き出される構成としてもよい。この場合には、開閉扉13と一体となって回動されて正面側に引き出された画像形成本体20の全体、あるいは一部が、底板11上に載置された状態になる。
(2)また、上記実施形態では、キャスター20eが設けられた台車20Bによって、画像形成本体20が底板11上を移動できる構成としたがこのような構成に限らない。例えば、キャスター20eを設けることなく、台車20Bに代えて画像形成本体20が底板11上をスライドする構成としてもよい。
また、ハウジング本体12と画像形成本体20をスライドレール35で連結して、スライドレール35の可動範囲だけ画像形成本体20が正面側と背面側との間を移動できるようにして引き出し量を規制するとしたが、連結や規制を他の部材、例えばチェーンなどを用いて行うとしても良い。
また、ハウジング本体12と画像形成本体20をスライドレール35で連結して、スライドレール35の可動範囲だけ画像形成本体20が正面側と背面側との間を移動できるようにして引き出し量を規制するとしたが、連結や規制を他の部材、例えばチェーンなどを用いて行うとしても良い。
(3)さらに、画像形成本体20がハウジング本体12内に収容された状態(第1位置)およびハウジング本体12から引き出された状態(第2位置)のいずれの場合にも、画像形成本体20の全体が底板11上に載置されている必要はなく、底板11に対して画像形成本体20の荷重の一部が付加された状態になっていればよい。
例えば、画像形成本体20が底板11上を移動してハウジング本体12から引き出された状態になると、台車20Bに設けられた4つのキャスター20eにおける正面側に設けられた一対のキャスター20eが底板11上に載置されない状態になって、背面側に位置する一対のキャスター20eのみが底板11上に載置される構成であってもよい。なお、キャスター20eの個数も4個に限らず、3個、あるいは5個以上等であってもよい。
例えば、画像形成本体20が底板11上を移動してハウジング本体12から引き出された状態になると、台車20Bに設けられた4つのキャスター20eにおける正面側に設けられた一対のキャスター20eが底板11上に載置されない状態になって、背面側に位置する一対のキャスター20eのみが底板11上に載置される構成であってもよい。なお、キャスター20eの個数も4個に限らず、3個、あるいは5個以上等であってもよい。
(4)また、上記ではハウジング10の底板11は長方形の平板状に構成されていたが、このような構成に限らず、例えば、底板11を、左右の各キャスター20eがそれぞれ載置される大きさの奥行方向に沿って長い一対の長板状部材によって形成する構成、または左右の各キャスター20eがそれぞれ載置される一対の長板形状の部分とこれを背面側で連結する部分とを有する構成としてもよい。
(5)さらに、画像形成本体20の給紙部26には、記録シートが収容された給紙カセット26aを設ける構成であったが、このような構成に限らず、給紙部26に、記録シートが載置される給紙トレイを設けて、給紙トレイ上に載置された記録シートをシート搬送経路25に供給する構成としてもよい。
(6)また、画像形成本体20がハウジング本体12内に収容されている状態で開閉扉13を開けて、画像形成本体20を引き出す構成例を説明したが、開閉扉13を設ける構成に限られない。例えば、開閉扉13を設けずに、画像形成本体20の正面側の面が外装を兼用し、画像形成本体20を引き出すことが可能な構成をとるとしても良い。
(6)また、画像形成本体20がハウジング本体12内に収容されている状態で開閉扉13を開けて、画像形成本体20を引き出す構成例を説明したが、開閉扉13を設ける構成に限られない。例えば、開閉扉13を設けずに、画像形成本体20の正面側の面が外装を兼用し、画像形成本体20を引き出すことが可能な構成をとるとしても良い。
(7)さらに、底板11に、ハウジング本体12の正面側の端部から正面側に延長された拡張部分11zが設けられる構成例を説明したが、これに限られず、例えば拡張部分11zが設けられていない底板11を配置する構成をとることもできる。
画像形成本体20を第2位置まで引き出したときに、画像形成本体20の少なくとも一部が底板11上に載置していれば、画像形成本体20の荷重が底板11にかかり、その荷重のかかる位置が、ハウジング10が前に倒れようとする場合の支点(中心)になる部分(ハウジング10の底部の最も正面側に位置する部分)よりも、正面側から背面側への奥行方向に沿って背面側に位置することになる。このため、画像形成装置に対する、前に倒れようとする方向のモーメントが小さくなり、画像形成本体20を第2位置まで引き出しても、画像形成装置の姿勢を安定させることができるからである。このことから、第2位置は、画像形成本体20の全体がハウジング本体12から外に出る位置、画像形成本体20の正面側の一部だけがハウジング本体12から出る位置(背面側の一部がハウジング本体12の内部に残っている状態)を含むということができる。
画像形成本体20を第2位置まで引き出したときに、画像形成本体20の少なくとも一部が底板11上に載置していれば、画像形成本体20の荷重が底板11にかかり、その荷重のかかる位置が、ハウジング10が前に倒れようとする場合の支点(中心)になる部分(ハウジング10の底部の最も正面側に位置する部分)よりも、正面側から背面側への奥行方向に沿って背面側に位置することになる。このため、画像形成装置に対する、前に倒れようとする方向のモーメントが小さくなり、画像形成本体20を第2位置まで引き出しても、画像形成装置の姿勢を安定させることができるからである。このことから、第2位置は、画像形成本体20の全体がハウジング本体12から外に出る位置、画像形成本体20の正面側の一部だけがハウジング本体12から出る位置(背面側の一部がハウジング本体12の内部に残っている状態)を含むということができる。
(8)また、画像形成本体20は、電子写真方式で記録シートに画像を形成する構成の場合には、中間転写ベルト21cを設けることなく、中間転写ベルト21cに代えて記録シートを搬送する搬送ベルトを設け、搬送ベルトで搬送される記録シート上に直接、各色用の感光体ドラム23a上のトナー画像を転写する構成としてもよい。
さらに、画像形成本体20は、電子写真方式で記録シートに画像を形成する構成に限られず、例えばインクジェット方式で記録シートに画像を形成する構成としてもよい。また、画像形成装置や底板11などの寸法、底板11の重さなどが上記の値に限られることもない。
さらに、画像形成本体20は、電子写真方式で記録シートに画像を形成する構成に限られず、例えばインクジェット方式で記録シートに画像を形成する構成としてもよい。また、画像形成装置や底板11などの寸法、底板11の重さなどが上記の値に限られることもない。
また、上記実施の形態及び上記変形例の内容を可能な限りそれぞれ組み合わせるとしても良い。
本発明は、上部にディスプレイ装置が設けられた画像形成装置の転倒を防止する技術として有用である。
10 ハウジング
11 底板
11a 凹部
11b 載置面
11z 底板の拡張部分
12 ハウジング本体
20 画像形成本体
20A 画像形成部
20B 台車
22 画像プロセス部
23Y、23M、23C、23K プロセスユニット
26 給紙部
31 ディスプレイ装置
31a 表示面
52 補強部材
11 底板
11a 凹部
11b 載置面
11z 底板の拡張部分
12 ハウジング本体
20 画像形成本体
20A 画像形成部
20B 台車
22 画像プロセス部
23Y、23M、23C、23K プロセスユニット
26 給紙部
31 ディスプレイ装置
31a 表示面
52 補強部材
Claims (15)
- シート上に画像を形成する画像形成本体と、当該画像形成本体を内部に収容するハウジングと、ディスプレイ装置とを有し、
前記ハウジングが、底板と、上部に前記ディスプレイ装置を保持した状態で前記底板上に支持されたハウジング本体と、を有し、
前記画像形成本体は、
前記底板上を、前記ハウジング本体内に収容された第1位置と、前記ハウジング本体から引き出された第2位置との間を、いずれの位置にある場合でも、前記底板上に少なくとも一部が載置されるように、移動可能であることを特徴とする画像形成装置。 - 前記底板は、
前記ハウジング本体における前記引き出し方向の端部から当該引き出し方向に向かって延長された拡張部分を有し、
前記第2位置は、
前記引き出された画像形成本体の少なくとも一部が前記底板の拡張部分に載置している位置であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記ハウジング本体は、
前記画像形成本体を前記第1位置に向けて付勢する付勢手段を有し、
前記画像形成本体および前記ハウジング本体には、
前記付勢手段によって付勢されることにより、前記画像形成本体を前記ハウジング本体に対して前記第1位置に位置決めする位置決め手段が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。 - 前記底板は、
前記画像形成本体が載置される載置面を有し、
当該載置面が、前記第2位置から前記第1位置にかけて順次低くなるように傾斜しており、当該載置面によって前記付勢手段が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 - 前記位置決め手段は、
前記ハウジング本体内における前記画像形成本体の前記引き出し方向における位置を決める、または当該位置と当該引き出し方向に直交する方向の位置を決めることを特徴とする請求項3または4に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成本体および前記ハウジング本体には、
前記画像形成本体の前記ハウジング本体からの引き出し量を規制する規制手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成本体は、
前記底板上を移動する台車を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成本体は、
シートを給紙する給紙部と、当該給紙部の上方において当該給紙部から給紙されるシートに画像を形成する画像プロセス部とを備えた画像形成部を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記画像プロセス部は、
それぞれが異なるカラーの画像を形成する複数のプロセスユニットを有しており、前記各プロセスユニットが垂直方向に沿って配置されていることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。 - 前記画像プロセス部は、
前記第1位置において前記給紙部の上に位置して画像形成動作が可能である通常姿勢から、前記画像形成本体が前記第2位置に引き出されたときに前記給紙部に対して前記引き出し方向とは反対側に傾倒した、画像形成動作が実行できない傾倒姿勢に遷移可能に支持されていることを特徴とする請求項8または9に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成本体は、
前記給紙部とこれよりも上に位置する前記画像プロセス部とが接続している通常位置と、前記画像プロセス部が前記給紙部に対して上方へ離間した離間位置との間を移動可能に昇降させる昇降機構を有することを特徴とする請求項8または9に記載の画像形成装置。 - 前記ハウジング本体は、
前記画像形成本体が前記第2位置に引き出される側に開口部を有し、
前記画像形成本体は、
前記ハウジング本体内に収容されている第1位置から前記開口部を介して前記第2位置まで引き出され、
前記開口部の周縁部が、着脱可能になった補強部材によって補強されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記補強部材は、
前記開口部の周縁部における第1の部分と第2の部分同士を連結する部材であることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。 - 前記補強部材は、
前記ハウジング本体の第1の部分と第2の部分に取り付けられた状態で、かつ、前記ハウジング本体内に収容された前記画像形成本体を固定するために、当該画像形成本体にも着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成本体を前記第1位置と第2位置の間を移動自在に支持する支持手段を有することを特徴とする請求項1〜14のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2021087122A (ja) * | 2019-11-28 | 2021-06-03 | 株式会社リコー | キャビネットおよび機器システム |
CN116311839A (zh) * | 2023-05-23 | 2023-06-23 | 深圳市致尚信息技术有限公司 | 一种机顶盒摔落报警方法、装置及电子设备 |
-
2012
- 2012-12-19 JP JP2012276798A patent/JP2014119700A/ja active Pending
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