JP2014119061A - 変速機のシフトコントロール機構 - Google Patents

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康博 行竹
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Abstract

【課題】独立したセレクト動作が不要で、変速時間が短くて、ショックが少なくて、フィーリングがよい変速機のシフトコントロール機構を提供すること。
【解決手段】第1および第2ドラム(31,32)は、第1モ−タ(41)の回転に、連動機構(39)によって同期回転させられる。第1および第2ドラム(31,32)のカム溝(31a,32a)によって、第1および第2レバー(21,22)はシフト方向(S)に移動させられる。それと同時に、第2モ−タ(42)で第3ドラム(33)を回転させると、第3ドラム(33)のカム溝(33a)によって、第3レバー(23)がシフト方向(S)に移動させられる。第1、第2および第3シフトヘッド(11,12,13)に対するセレクト動作とシフト動作とが同時に行われる。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば、自動車のAMT(Automated Manual Transmission:オートメーティッドマニュアルトランスミッション)やDCT(Dual Clutch Transmission:デュアルクラッチトランスミッション)等の変速機に用いれば特に好適な変速機のシフトコントロール機構に関する。
従来、変速機のシフトコントロール機構としては、特開2006−112573号公報(特許文献1)に記載のものがある。この従来の変速機のシフトコントロール機構は、シフトヘッドに対するレバーのシフト動作とシフトヘッドに対するレバーのセレクト動作とをシフト用のアクチュエータとセレクト用のアクチュエータとによって順次繰り返し行って、変速動作を行うようにしている。そして、上記レバーのシフト動作の方向とレバーのセレクト動作の方向とは互いに垂直である。
特開2006−112573号公報
しかしながら、上記従来の変速機のシフトコントロール機構は、シフト動作の他にセレクト動作が必要な場合、シフト動作の方向とセレクト動作の方向とが垂直なため、シフト動作とセレクト動作とを同時にできなくて、セレクト動作が別途必要な分だけ(独立したセレクト動作が必要な分だけ)、変速時間が長くなると言う問題がある。変速時間が長くなると、クラッチが切れて、エンジンの駆動力が伝達できない時間が長くなって、ショックを感じたり、フィーリングが悪くなるという問題がある。
また、上記従来の変速機のシフトコントロール機構は、シフト動作とセレクト動作とを何度も繰り返して変速をするため、レバーの動作が煩雑になって、構造が複雑になって、製造コストが高くなるという問題がある。
そこで、この発明の課題は、独立したセレクト動作が不要で、変速時間が短くて、ショックが少なくて、フィーリングがよく、レバーの動作が単純で、構造が簡単で、製造コストが安い変速機のシフトコントロール機構を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の変速機のシフトコントロール機構は、
第1および第2シフトヘッドと、
上記第1および第2シフトヘッドをシフト方向に移動させる第1および第2レバーと、
上記第1および第2レバーを夫々シフト方向に移動させるためのカム溝を有する第1および第2ドラムと、
上記第1および第2ドラムを、連動機構を介して同期して回転させる第1モ−タと
を備え、
上記第1および第2ドラムのカム溝は、上記第1モ−タの同じ回転位相において、一方がシフト位置に対応し、他方が中立位置に対応する部分を有すると共に、両方がシフト位置に対応する部分を有しないことを特徴としている。
上記構成によれば、第1モ−タが回転すると、連動機構によって同期する第1および第2ドラムのカム溝によって、第1および第2レバーはシフト方向(往、復を含むシフト方向)に移動させられて、第1および第2シフトヘッドに対するセレクト動作とシフト動作とが同時に行われる。
したがって、この発明によれば、独立したセレクト動作のみを行う必要がなく、セレクト動作とシフト動作が同時に行われるから、視点を変えると、セレクト動作を省略できるから、変速時間が短くなって、ショックが少なくて、フィーリングがよくなる。
また、上記第1および第2レバーは、第1および第2ドラムのカム溝によってシフト方向に移動させられ、シフト方向と交差する方向への移動をすることがないから、この変速機のシフトコントロール機構は、動作が単純で、構造が簡単で、製造コストが安い。
また、上記第1および第2ドラムは連動機構によって連動し、かつ、第1および第2ドラムのカム溝は、第1モ−タの同じ回転位相において、一方がシフト位置に対応し、他方が中立位置に対応する部分を有すると共に、両方がシフト位置に対応する部分を有しないから、第1および第2シフトヘッドが同時にシフト位置に位置することがなく、確実に、誤ったシフト動作を防止できて、故障を防止できる。
なお、この明細書で、シフト位置とは、変速機の入力側のギアと出力側のギアとが噛合して動力を伝えることができる状態となるシフトヘッドの位置を言う。
1実施形態では、
第3シフトヘッドと、
上記第3シフトヘッドをシフト方向に移動させる第3レバーと、
上記第3レバーをシフト方向に移動させるためのカム溝を有する第3ドラムと、
上記第3ドラムを回転させる第2モ−タと
を備え、
上記第1および第2ドラムのカム溝は、上記第1モ−タの同じ回転位相において、両方が中立位置に対応する部分を有する。
上記実施形態によれば、第1モ−タの回転位相を制御しつつ、第2モ−タによって第3ドラムを回転させると、第3ドラムのカム溝によって、第3レバーがシフト方向に移動させられて、第3シフトヘッドがシフト方向に移動させられて、シフト動作とセレクト動作とが同時に行われる。
したがって、この実施形態によれば、変速時間が短くなって、ショックが少なくて、フィーリングがよくなる。
また、上記第1および第2ドラムのカム溝は、第1モ−タの同じ回転位相において、両方が中立位置に対応する部分を有するから、第1および第2シフトヘッドが中立位置にある状態で、第3シフトヘッドをシフト位置に位置させることができて、干渉を防止できる。
1実施形態では、
上記第1モ−タおよび第2モ−タの軸は平行である。
上記実施形態によれば、第1モ−タおよび第2モ−タの軸が平行であるから、構造が簡素になる。
この発明によれば、独立したセレクト動作のみが行われることがなく、セレクト動作とシフト動作が同時に行われるから、変速時間が短くなって、ショックが少なくて、フィーリングがよくなる。
また、この発明によれば、第1および第2レバーは、第1および第2ドラムのカム溝によってシフト方向に移動させられ、シフト方向と交差する方向へ移動することがないから、動作が単純で、構造が簡単で、製造コストが安くなる。
この発明の第1実施形態の変速機のシフトコントロール機構の平面図である。 上記第1実施形態の変速機のシフトコントロール機構の左側面図である。 図3の(A)は、第1実施形態の第1ドラムのカム溝の模式的な展開図であり、図3の(B)は、第2ドラムのカム溝の模式的な展開図である。 第1実施形態の第3ドラムのカム溝の模式的な展開図である。 この発明の第2実施形態の変速機のシフトコントロール機構のシフトヘッドの平面図である。 図6の(A)は、第2実施形態の第1ドラムのカム溝の模式的な展開図であり、図6の(B)は、第2ドラムのカム溝の模式的な展開図である。 第2実施形態の第3ドラムのカム溝の模式的な展開図である。
以下、この発明を図示の実施形態により詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1,2は、この発明の第1実施形態の自動車のAMT(Automated Manual Transmission:オートメーティッドマニュアルトランスミッション)のシフトコントロール機構を示す図であり、図1は平面図であり、図2は左側面図である。
図1に示すように、後進および前進1速用の第1シフトヘッド11と、前進4速および前進5速用の第2シフトヘッド12と、前進2速および前進3速用の第3シフトヘッド13とを平行に配置し、この第3シフトヘッド13を、第1シフトヘッド11と第2シフトヘッ12との間に配置している。
上記第1、第2および第3シフトヘッド11,12,13をシフト方向S(図1において上下方向)に移動させる第1、第2および第3レバー21,22,23をシフト方向Sに平行に設けている。上記第1、第2および第3レバー21,22,23は、略L字形状であり(図2を参照)、略球状の下方の端部21a,22a,23aが第1、第2および第3シフトヘッド11,12,13の中央の凹部11a,12a,13aに嵌合している。
上記第1、第2および第3レバー21,22,23は、図2に示すように、シフト方向Sに延びるガイド軸15に摺動自在に嵌合している。第1レバー21のみについて図示するが、第2および第3レバー22,23も同様である。第1、第2および第3レバー21,22,23の上端に固定したピン25,26,27は、第1、第2および第3ドラム31,32,33の外周面に設けられたカム溝31a,32a,33aに嵌合している。
上記第1、第2および第3ドラム31,32,33の軸方向は、ガイド軸15と平行であって、シフト方向Sに平行である。したがって、第1、第2および第3ドラム31,32,33の回転に伴って、カム溝31a,32a,33aと、ピン25,26,27と、第1、第2および第3レバー21,22,23とによって、第1、第2および第3シフトヘッド11,12,13がシフト方向Sに往復動させられるようになっている。このカム溝31a,32a,33aは、第1、第2および第3ドラム31,32,33の回転運動を、第1、第2および第3シフトヘッド11,12,13のシフト方向Sの往復動に変換する。
上記第1および第2ドラム31,32は、第1、第2および第3シフトヘッド11,12,13について、一方側(図3において下側)に配置し、第1および第2ドラム31,32の軸に固定した平歯車34,35を、第1モータ41の軸に固定した平歯車36に噛合して、第1および第2ドラム31,32を同期して同じ方向に回転させるようにしている。上記平歯車34,35,36は、第1および第2ドラム31,32を同期して回転させる連動機構39の一例を構成する。一方、上記第3ドラム33は、第1、第2および第3シフトヘッド11,12,13について、他方側(図3において上側)に配置し、第3ドラム33の軸に固定した平歯車37を、第2モータ42の軸に固定した平歯車38に噛合している。
このように、上記第1、第2および第3シフトヘッド11,12,13について、第1および第2ドラム31,32、および、第1モータ41を一方側に配置する一方、第3ドラム33、および、第2モータ42を他方側に配置して、それらの干渉を防止すると共に、第1、第2および第3ドラム31,32,33、および、第1および第2モータ41,42を略同一平面に配置し、つまり、平面的に配置して、このシフトコントロール機構を薄形化している。
図3の(A)は、第1ドラム31のカム溝31aの模式的な展開図であり、図3の(B)は、第2ドラム32のカム溝32aの模式的な展開図である。図3の(A)において、Rは、第1シフトヘッド11の後進のシフト位置Rに対応するカム溝31aの部分であり、1は第1シフトヘッド11の前進1速のシフト位置1に対応するカム溝31aの部分であり、Nは第1シフトヘッド11の中立位置(ニュートラル位置)Nに対応するカム溝31aの部分である。図3の(B)において、Nは第2シフトヘッド12の中立位置Nに対応するカム溝32aの部分であり、4は第2シフトヘッド12の前進4速のシフト位置4に対応するカム溝32aの部分であり、5は第2シフトヘッド12の前進5速のシフト位置5に対応するカム溝32aの部分である。
上記図3の(A)および(B)から分かるように、上記第1および第2ドラム31,32のカム溝31a,32aは、連動し、第1ドラム31による後進と前進1速との変速と、第2ドラム32による前進4速と前進5速との変速とを、180°位相がずれたところで行う。
上記第1および第2ドラム31,32が連動機構39によって連動することと、第1および第2ドラム31,32のカム溝31a,32aの形態とによって、第1シフトヘッド11が後進のシフト位置Rまたは前進1速のシフト位置1にあるときは、第2シフトヘッド12は中立位置Nにある一方、第1シフトヘッド11が中立位置Nにあるときは、第2シフトヘッド12は殆ど前進4速または前進5速のシフト位置4,5にあるようになっている。このように、第1および第2シフトヘッド11,12が同時にシフト位置にあることが無いようにして、誤動作が発生しないようにしている。
さらに、図3の(A)、(B)に示すように、上記第1および第2ドラム31,32のカム溝31a,32aに、第1および第2シフトヘッド11,12の両方が中立位置Nになる第1モータ41の回転位相180°近傍の両中立領域BNを設けて、第3シフトヘッド13がシフト位置にあるときに、第1および第2シフトヘッド11,12の両方が中立位置Nに位置することができるようにしている。
また、図4は、上記第3ドラム33のカム溝33aの模式的な展開図であり、2は第3シフトヘッド13の前進2速のシフト位置2に対応するカム溝33aの部分であり、3は第3シフトヘッド13の前進3速のシフト位置3に対応するカム溝33aの部分であり、一方、Nは第3シフトヘッド13の中立位置Nに対応するカム溝33aの部分である。
上記構成の変速機のシフトコントロール機構は、次のように動作する。
今、前進1速の運転状態にあるとする。すなわち、図3の(A)に示す第1ドラム31のカム溝31aの前進1速に対応する部分1に、第1レバー21のピン25が嵌合していて、第1シフトヘッド11が前進1速のシフト位置1にあり、かつ、図3の(B)に示す第2ドラム32のカム溝32aの中立位置Nに対応する部分Nと第2レバー22のピン26が嵌合していて、第2シフトヘッド12が中立位置Nにあり、かつ、図4に示す第3ドラム33のカム溝33aの中立位置Nに対応する部分Nと第3レバー23のピン27が嵌合していて、第3シフトヘッド13が中立位置Nにあるとする。
次に、この前進1速の運転状態から、前進2速へ変速するには、第1モータ41の回転位相を制御して、第1モータ41の回転位相が図3の両中立領域BNになるように制御して、第1および第2シフトヘッド12を中立位置Nに位置させると共に、第3ドラム33のカム溝33aの前進2速に対応する部分2が動作するように、第2モータ42を制御して、第2シフトヘッド12を前進2速のシフト位置2に位置させる。
このように、シフト動作とセレクト動作が同時に行われるから、つまり、独立したセレクト動作のみが行われることがないから、前進1速から前進2速への変速時間を短縮でき、したがって、ショックを感じることが少なく、かつ、フィーリングがよくなる。視点を変えると、次のギア入れのための第3ドラム33を、第1モータ41とは異なる第2モータ42で駆動しているので、独立したセレクト動作が不要である上に、第1モータ41による第1および第2ドラム31,32と、第2モータ42による第3ドラム33を同時に動作させて、変速時間を短縮することができる。
次に、この前進2速の運転状態から、前進3速へ変速するには、第1モータ41の回転位相が図3の両中立領域BNになっている状態を保持しつつ、第3ドラム33のカム溝33aの前進3速に対応する部分3が動作するように、第2モ−タ42の回転位相を制御して、第3シフトヘッド13を前進3速のシフト位置3に位置させる。
このように、シフト動作とセレクト動作が同時に行われるから、つまり、独立したセレクト動作のみが行われることがないから、前進2速から前進3速への変速時間を短縮でき、したがって、ショックを感じることが少なく、かつ、フィーリングがよくなる。
次に、この前進3速の運転状態から、前進4速へ変速するには、第3ドラム33のカム溝33aの中立位置Nに対応する部分Nが動作するように、第2モータ42の回転位相を制御して、第3シフトヘッド13を中立位置Nに位置させると共に、第1ドラム31のカム溝31aの中立位置Nに対応する部分Nが動作し、かつ、第2ドラム32のカム溝32aの前進4速に対応する部分4が動作するように、第1モータ41の回転位相を制御して、第1および第2シフトヘッド11,12を中立位置Nおよび前進4速のシフト位置4に位置させる。
このように、シフト動作とセレクト動作が同時に行われるから、つまり、独立したセレクト動作のみが行われることがないから、前進3速から前進4速への変速時間を短縮でき、したがって、ショックを感じることが少なく、かつ、フィリングがよくなる。
前進4速から前進5速への変速、停止(中立位置)から後進への変速、あるいは、それらと逆方向への変速は、以上と同様に行われるので、その説明は、省略する。
第1、第2、第3レバー21,22,23、および、第1、第2、第3シフトヘッド11,12,13は、第1および第2モータ41,42による回転運動をシフト方向Sの直線運動に変換する第1、第2および第3ドラム31,32,33のカム溝31a,32a,33aによってシフト方向Sに移動させられて、シフト方向Sと交差する方向へ移動することがないから、この変速機のシフトコントロール機構は、動作が単純で、構造が簡単で、製造コストが安い。
また、第1および第2ドラム31,32は平歯車34,35,36からなる連動機構39によって連動し、かつ、第1および第2ドラム31,32のカム溝31a,32aは、両方が同時にシフト位置に対応する部分を有しないから、この変速機のシフトコントロール機構は、第1および第2シフトヘッド11,12が同時にシフト位置に位置することがなく、確実に、誤ったシフト動作を防止できて、故障を防止できる。
また、上記第1および第2ドラム31,32のカム溝31a,32aは、第1モータ41の同じ回転位相において、両方が中立位置に対応する両中立領域BNを有するから、第1および第2シフトヘッド11,12が中立位置Nにある状態で、第3シフトヘッド13をシフト位置に位置させることができて、干渉を防止できる。
また、第1、第2モータ41,42の軸、第1、第2、第3ドラム31,32,33の軸、および、第1、第2、第3レバー21,22,23の移動方向は、平行であるから、この変速機のシフトコントロール機構は、構造が簡素になる。
上記第1実施形態では、第1、第2、第3シフトヘッド11,12,13のシフト方向Sの両側に、第1モータ41、第1および第2ドラム31,32と、第2モータ42および第3ドラム33とを配置しているが、これらの全てを、第1、第2、第3シフトヘッド11,12,13のシフト方向Sの片側に、立体的に配置してもよい。
また、上記第1実施形態では、第1、第2ドラム31,32を駆動する第1モータ41を一つ有するが、つまり、第1、第2ドラム31,32および第1モータ41からなる組を一つ有するが、変速段をより多くするときは、第1、第2ドラム31,32および第1モータ41からなる組を複数組設けてもよい。また、第3ドラム33および第2モータ42からなる組も複数組設けてもよい。
また、上記第1実施形態では、第1および第2ドラム31,32を連動させる連動機構39を平歯車34,35,36で構成したが、傘歯車等の他の歯車で構成してもよく、また、歯車に代えて、チェーンとスプロケットを用いてもよい。
また、上記第1実施形態では、第1、第2ドラム31,32を同じ方向に回転するようにしているが、第1および第2ドラムを逆方向に回転するように、連動機構の歯車の数を適宜増減し、それに合わせて、カム溝の形状を変えてもよい。
また、上記第1実施形態では、第1、第2、第3レバー21,22,23にピン25,26,27を固定していたが、第1、第2、第3レバー21,22,23とピン25,26,27とは、鍛造等で一体に形成してもよい。
なお、AMTの入力軸、入力軸側ギア、出力軸、出力軸側ギア、カップリング、シンクロナイザリング等は、例えば、特開2005−155765号公報等で周知であり、また、この発明の要旨とは関係ないので、説明は省略する。
(第2実施形態)
図5,6および7は、この発明の第2実施形態の自動車のDCT(Dual Clutch Transmission:デュアルクラッチトランスミッション)のシフトコントロール機構を示す図であり、図5は第1、第2および第3シフトヘッド51,52,53の平面図であり、図6および7は第1、第2および第3ドラム61,62,63のカム溝61a,62a,63aの模式的な展開図である。
この第2実施形態の変速機のシフトコントロール機構は、図5,6および7に示すように、基本的には、第1、第2、第3シフトヘッド51,52,53および第1、第2、第3ドラム61,62,63の構成のみが第1実施形態と異なるので、それ以外の第1、第2モータ、第1、第2および第3レバー、ガイド軸、ピン等の要素は、第1実施形態の図1および2を援用し(但し、それらの要素の本質的ではない細部が、第1実施形態と異なるので、参照番号は使用しない。)、それらの説明を省略する。
図5に示すように、後進および前進1速用の第1シフトヘッド51と、前進3速および前進5速用の第2シフトヘッド52と、前進2速および前進4速用の第3シフトヘッド53とをシフト方向Sに平行に順次配置している。この第1、第2および第3シフトヘッド51,52,53の凹部51a,52a,53aに第1、第2および第3レバーの端部を嵌合する。
上記第1ドラム61のカム溝61aは、図6の(A)に示すように、第1シフトヘッド51の中立位置Nと後進のシフト位置Rと前進1速のシフト位置1とに対応するものであり、第2ドラム62のカム溝62aは、図6の(B)に示すように、第2シフトヘッド52の中立位置Nと前進3速のシフト位置3と前進5速のシフト位置5とに対応するものであり、第3ドラム63のカム溝63aは、図7に示すように、第3シフトヘッド53の中立位置Nと前進4速のシフト位置4と前進2速のシフト位置2とに対応するものである。このように、第1および第2ドラム61,62の組と、第3ドラム63とは、夫々、奇数段のシフト位置に対応するカム溝61a,62aと偶数段のシフト位置に対応するカム溝63aとを有し、換言すると、隣接する前進段のシフト位置に対応する部分を持たないようにして、DCT特有のプリシフトができるようにしている。
上記第1シフトヘッド51は、図6の(A)に示す第1ドラム61のカム溝61aの作用によって、中立位置Nから前進1速のシフト位置1と後進のシフト位置Rとにシフトでき、第2シフトヘッド52は、図6の(B)に示す第2ドラム62のカム溝62aの作用によって、中立位置Nから前進3速のシフト位置3と前進5速のシフト位置5とにシフトでき、第3シフトヘッド53は、図7に示す第3ドラム63のカム溝63aの作用によって、中立位置Nから前進2速のシフト位置2と前進4速のシフト位置4とにシフトできるようになっている。
上記第1および第2ドラム61,62は、連動機構を介して、第1モータによって、同期回転させられる。第3ドラム63は、第2モータによって回転させられる。
上記構成の変速機のシフトコントロール機構において、今、前進1速の運転状態から前進2速に変速するとする。
このとき、図6の(A)に示す第1ドラム61のカム溝61aの前進1速に対応する部分1の作用によって、ピン、第1レバーを介して、第1シフトヘッド51が前進1速のシフト位置1にあるが、第3シフトヘッド53も、図7に示す第3ドラム63のカム溝63aの前進2速に対応する部分2によって、ピン、レバーを介して、予め前進2速のシフト位置2にある。
このように、DCTでは、第1シフトヘッド61が前進1速のシフト位置1にあって前進1速で走行しているときに、予備的に、第3シフトヘッド63が前進2速のシフト位置2にあるから、図示しない奇数段のクラッチを開放する一方、偶数段のクラッチを接続することによって、迅速に、前進1速から前進2速に変速することができる。
例えば、前進2速から前進3速、前進3速から前進4速、前進4速から前進5速、あるいは、それらの逆方向の変速等の他の変速動作も、全く同様に行われる。
なお、DCT自体の構成、作用は、例えば、特開2006−112573号公報(特許文献1)等で周知であり、また、この発明の要旨とは関係がないので、説明は省略する。
この発明の変速機のシフトコントロール機構は、上述の如く構成要素を有するから、AMT、DCT、MT(Manual Transmission:マニュアルトランスミッション)等について、多くの共通の構成要素を使用できる。したがって、この発明の変速機のシフトコントロール機構は、部品の共通化によって、コストダウンを達成することができる。
第1実施形態、変形例、第2実施形態で述べた構成要素は、適宜、組み合わせてもよく、削除あるいは選択してもよいのは、勿論である。例えば、第1実施形態において、第1モータ41と第1、第2シフトヘッド12との組のみを有して、第2モータ42と第3シフトヘッド13の組を有さなくてもよい。
また、この発明の変速機のシフトコントロール機構は、自動車のみならず、農業機械、建設機械、工作機械等にも、好適に使用できることは、勿論である。

11,51 第1シフトヘッド
12,52 第2シフトヘッド
13,53 第3シフトヘッド
21 第1レバー
22 第2レバー
23 第3レバー
31,61 第1ドラム
32,62 第2ドラム
33,63 第3ドラム
31a,32a,33a,61a,62a,63a カム溝
39 連動機構
41 第1モータ
42 第2モータ

Claims (3)

  1. 第1および第2シフトヘッドと、
    上記第1および第2シフトヘッドをシフト方向に移動させる第1および第2レバーと、
    上記第1および第2レバーを夫々シフト方向に移動させるためのカム溝を有する第1および第2ドラムと、
    上記第1および第2ドラムを、連動機構を介して同期して回転させる第1モ−タと
    を備え、
    上記第1および第2ドラムのカム溝は、上記第1モ−タの同じ回転位相において、一方がシフト位置に対応し、他方が中立位置に対応する部分を有すると共に、両方がシフト位置に対応する部分を有しないことを特徴とする変速機のシフトコントロール機構。
  2. 請求項1に記載の変速機のシフトコントロール機構において、
    第3シフトヘッドと、
    上記第3シフトヘッドをシフト方向に移動させる第3レバーと、
    上記第3レバーをシフト方向に移動させるためのカム溝を有する第3ドラムと、
    上記第3ドラムを回転させる第2モ−タと
    を備え、
    上記第1および第2ドラムのカム溝は、上記第1モ−タの同じ回転位相において、両方が中立位置に対応する部分を有することを特徴とする変速機のシフトコントロール機構。
  3. 請求項2に記載の変速機のシフトコントロール機構において、
    上記第1モ−タおよび第2モ−タの軸は平行であることを特徴とする変速機のシフトコントロール機構。
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