JP2014118101A - シートクッション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者の運転動作に応じてシートクッションの硬さを調整可能とする。
【解決手段】本発明は、運転者が着座する着座面2を有するシートクッション1の硬さを調整可能なシートクッション装置100であって、運転者によるブレーキペダル及びクラッチペダルの操作量を検出するブレーキペダルセンサ31及びクラッチペダルセンサ32と、シートクッション1における着座面2の裏面に形成される凹部5と、凹部5内を上下に移動可能に設けられ、運転者が着座したときにシートクッション1を支持するプレート11と、ブレーキペダルセンサ31及びクラッチペダルセンサ32が検出した運転者によるブレーキペダル及びクラッチペダルの操作量に基づいてプレート11を上下に移動させるプレート移動機構20と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、シートのシートクッション装置に関するものである。
従来から、自動車等の車両には、前後位置や座面高さなどを使用者の体型に合わせて調整可能なシートが用いられている。
特許文献1には、使用者の好みに合わせて座面の硬さを調整できるシートクッション装置が開示されている。このシートクッション装置では、着座用のクッションパッドの下面に当接するクッションプレートを上下に移動させることで、クッションパッドの下面に加える押圧力を調整し、クッションパッドの硬さを調整している。
特開平5−176823号公報
しかしながら、特許文献1に記載のシートクッション装置は、運転者が最適な姿勢で運転することを可能として運転者の疲労を低減させるためにシートクッションの圧縮度合いを調整するものである。そのため運転者の運転動作に応じてシートクッションの硬さを調整することはできなかった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、運転者の運転動作に応じてシートクッションの硬さを調整可能とすることを目的とする。
本発明は、運転者が着座する着座面を有するシートクッションの硬さを調整可能なシートクッション装置であって、運転者によるペダルの操作量を検出するペダル操作量検出部と、前記シートクッションにおける前記着座面の裏面に形成される凹部と、前記凹部内を上下に移動可能に設けられ、運転者が着座したときに前記シートクッションを支持するプレートと、前記ペダル操作量検出部が検出した運転者による前記ペダルの操作量に基づいて前記プレートを上下に移動させるプレート移動機構と、を備えることを特徴とする。
本発明では、運転者によるペダルの操作量に基づいて、プレート移動機構が、シートクッションの着座面の裏面に形成される凹部内で、運転者が着座したときにシートクッションを支持するプレートを上下に移動させる。よって、シートクッションの硬さは、プレートの上下の位置に応じて変化するため、運転者によるペダルの操作量に基づいて調整されることとなる。したがって、運転者の運転動作に応じてシートクッションの硬さを調整することが可能となる。
図1は、本発明の第一の実施の形態に係るシートクッション装置の側面の断面図である。 図2は、図1におけるA−A断面図である。 図3は、本発明の第一の実施の形態に係るシートクッション装置のブロック図である。 図4は、本発明の第一の実施の形態に係るシートクッション装置の作用を説明する側面の断面図である。 図5は、本発明の第一の実施の形態に係るシートクッション装置の作用を説明する正面の断面図である。 図6は、本発明の第二の実施の形態に係るシートクッション装置の側面の断面図である。 図7は、図6におけるB−B断面図である。 図8は、本発明の第二の実施の形態に係るシートクッション装置におけるプレート移動機構の正面図である。 図9は、本発明の第二の実施の形態に係るシートクッション装置のブロック図である。 図10は、本発明の第二の実施の形態に係るシートクッション装置の作用を説明する正面の断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
(第一の実施の形態)
以下、図1から図5を参照して、本発明の第一の実施の形態に係るシートクッション装置100について説明する。
まず、図1から図3を参照して、シートクッション装置100の構成について説明する。
シートクッション装置100は、上面に運転者が着座する着座面2を有するシートクッション1を備える。シートクッション装置100は、シートクッション1の硬さを調整可能なものである。シートクッション装置100は、車両の車室内の床面に固定されたシートレール(図示省略)に、前後方向の位置を調整可能に取り付けられる。シートクッション装置100は、自動車の運転席に適用される。
シートクッション1は、図1に示すように、着座面2の前部3が盛り上がって形成され、前部3から後部4に向けて徐々に低くなってゆく形状に形成される。シートクッション1の後部4には、背もたれ部(図示省略)が、シートクッション1に対する角度を調整可能に取り付けられる。運転者は、前部3近傍に膝が位置するように深く腰かけ、背もたれ部に寄りかかるような姿勢でシートクッション1に着座する。
着座面2は、図2に示すように、シートクッション1に運転者が着座した状態にて左脚の太腿が位置する左太腿保持部2aと、右脚の太腿が位置する右太腿保持部2bとを有する。
シートクッション1は、着座面2の裏面に形成される左側凹部6と右側凹部7とからなる凹部5を有する。本実施の形態では、凹部5は、左側凹部6と右側凹部7とに分割されて形成されるが、これに代えて、単一の凹部を形成してもよい。
凹部5は、運転者が着座面2に着座したときに太腿が位置する部分の裏面に凹状に形成される。具体的には、左側凹部6は、左太腿保持部2aの裏面に形成され、右側凹部7は、右太腿保持部2bの裏面に形成される。
左側凹部6と右側凹部7とは、略矩形の平面である天面部8を各々有する。この天面部8は、車室の床面と略平行となるように形成される。
シートクッション装置100は、運転者によるブレーキペダル及びクラッチペダルの操作量を検出するペダル操作量検出部としてのブレーキペダルセンサ31(図3参照)及びクラッチペダルセンサ32(図3参照)と、シートクッション1の凹部5内を上下に移動可能に設けられ、運転者が着座面2に着座したときにシートクッション1を支持するプレート11と、ブレーキペダルセンサ31及びクラッチペダルセンサ32が検出した運転者によるペダルの操作量に基づいてプレート11を上下に移動させるプレート移動機構20とを備える。
プレート11は、左側凹部6内を上下に移動可能な左プレート11aと、右側凹部7内を上下に移動可能な右プレート11bとを有する。本実施の形態では、プレート11は、左プレート11aと右プレート11bとに分割されて形成されるが、これに代えて、単一のプレートを設けてもよい。
左プレート11aは、左太腿保持部2aの裏面の天面部8に臨む金属製の平板である。左プレート11aは、天面部8と平行となるように設けられる。左プレート11aは、天面部8と略同一の矩形に形成される。左プレート11aは、プレート移動機構20によって左側凹部6内の上下位置が調整される。これにより、運転者が着座面2に着座していない状態での、左プレート11aと左側凹部6の天面部8との間のクリアランスが調整される。
右プレート11bは、右太腿保持部2bの裏面の天面部8に臨む金属製の平板である。右プレート11bは、天面部8と平行となるように設けられる。右プレート11bは、天面部8と略同一の矩形に形成される。右プレート11bは、プレート移動機構20によって右側凹部7内の上下位置が調整される。これにより、運転者が着座面2に着座していない状態での、右プレート11bと右側凹部7の天面部8との間のクリアランスが調整される。
プレート移動機構20は、図2に示すように、給排される作動流体の圧力によって膨縮して左プレート11aと右プレート11bとを各々上下に平行移動させる一対の流体圧パック21,22と、流体圧パック21,22への作動流体の給排を切り換え可能な一対の流量制御弁23,24と、運転者によるペダルの操作量に基づいて一対の流量制御弁23,24を制御するコントローラ25(図3参照)とを備える。
プレート移動機構20は、左プレート11aと右プレート11bとを各々個別に上下移動させる。具体的には、プレート移動機構20は、運転者によるクラッチペダルの操作量に基づいて左プレート11aを上下に移動させ、運転者によるブレーキペダルの操作量に基づいて右プレート11bを上下に移動させる。
流体圧パック21,22に供給される作動流体は、圧縮空気である。自動車が大型車である場合、図2に示すように、空気を圧縮するコンプレッサ26と、圧縮された圧縮空気を蓄えるエアサージタンク27とが設けられる。よって、流体圧パック21,22へは、コンプレッサ26又はエアサージタンク27から圧縮空気が供給される。
流体圧パック21,22は、側面が上下方向に伸縮可能な蛇腹状に形成される。これにより、流体圧パック21に圧縮空気が供給された場合には、左プレート11aは上昇し、流体圧パック21から圧縮空気が排出された場合には、左プレート11aは下降する。同様に、流体圧パック22に圧縮空気が供給された場合には、右プレート11bは上昇し、流体圧パック22から圧縮空気が排出された場合には、右プレート11bは下降する。
このように、一対の流体圧パック21,22が設けられるため、左プレート11aと右プレート11bとを各々個別に上下移動させることができる。よって、運転者が着座面2に着座していない状態での、シートクッション1の着座面2の裏面との間のクリアランスを左右で個別に調整できる。
よって、運転者が着座面2に着座した状態での、着座面2のうち左太腿保持部2aと右太腿保持部2bとにおけるシートクッション1の沈み込み量が個別に調整される。したがって、左太腿保持部2aと右太腿保持部2bとで、シートクッション1の硬さを個別に調整することができる。
流量制御弁23,24は、コンプレッサ26又はエアサージタンク27から供給される圧縮空気の流体圧パック21,22への流量を調整する。また、流量制御弁23,24は、流体圧パック21,22から排出される圧縮空気の流量を調整する。流量制御弁23,24は、コントローラ25によって開閉制御される。
コントローラ25は、プレート移動機構20の制御を行うものである。コントローラ25は、CPU(中央演算処理装置)、ROM(リードオンリメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、及びI/Oインターフェース(入出力インターフェース)を備えたマイクロコンピュータである。RAMは、CPUの処理におけるデータを記憶する。ROMは、CPUの制御プログラム等を予め記憶する。I/Oインターフェースは、接続された機器との情報の入出力に使用される。CPUやRAMなどを、ROMに格納されたプログラムに従って動作させることによって、プレート移動機構20の制御が実現される。
次に、図4及び図5を参照して、シートクッション装置100の作用について説明する。
シートクッション装置100が適用される自動車がマニュアルシフト車の場合、運転者は、右脚52でアクセルペダルとブレーキペダルとを操作し、左脚51でクラッチペダルを操作する。図4に示すように、アクセルペダルは操作ストロークが比較的小さいため、運転者は、右脚52のかかとを床面に着けたまま操作できる。一方、ブレーキペダルとクラッチペダルとは操作ストロークが大きいため、運転者は、左脚51又は右脚52のかかとを床面から浮かせて大きく踏み込む必要がある。
運転者によって全てのペダルの操作がされていない場合、又はアクセルペダルのみ操作がされている場合には、コントローラ25は、流量制御弁23,24を制御して流体圧パック21,22に圧縮空気を供給し、左プレート11aと右プレート11bとを最も上に移動させる。これにより、運転者の左脚51と右脚52の重さが作用しても、シートクッション1の左太腿保持部2aと右太腿保持部2bとの沈み込み量は、最低限となる。よって、運転者の左脚51と右脚52とをしっかりとサポートして正しい運転姿勢を維持させることができる。
運転者によってクラッチペダルが操作された場合には、コントローラ25は、流量制御弁23を制御して、クラッチペダルを踏み込む左脚51側の流体圧パック21から圧縮空気を排出する。これにより、図5に示すように、左プレート11aは、右プレート11bよりも下に移動することとなる。このとき、左プレート11aは、クラッチペダルの操作量が大きくなるほど下に移動する。
よって、運転者の左脚51の重さが作用すると、シートクッション1の左太腿保持部2aは、右太腿保持部2bよりも大きく沈み込む。したがって、運転者によってクラッチペダルが操作された場合には、クラッチペダルを操作する左脚51を保持する左太腿保持部2aは、右太腿保持部2bと比較して軟らかくなる。これにより、運転者がクラッチペダルを操作する場合のシートクッション1の左太腿保持部2aの左脚51に対する当たりを弱くし、運転者の疲労を低減することができる。
なお、ペダル操作量検出部としてアクセルペダルの操作量を検出するアクセルペダルセンサを更に備えてもよい。この場合、アクセルペダルの操作量とエンジン回転数とから、シフトアップ及びシフトダウンを行うためにクラッチペダルが操作されるタイミングを判定し、そのタイミングに合わせてシートクッション1の左太腿保持部2aの硬さを調整することが可能である。
同様に、運転者によってブレーキペダルが操作された場合には、コントローラ25は、流量制御弁24を制御して、ブレーキペダルを踏み込む右脚52側の流体圧パック22から圧縮空気を排出する。これにより、右プレート11bは、左プレート11aよりも下に移動することとなる。このとき、右プレート11bは、ブレーキペダルの操作量が大きくなるほど下に移動する。
よって、運転者の右脚52の重さが作用すると、シートクッション1の右太腿保持部2bは、左太腿保持部2aよりも大きく沈み込む。したがって、運転者によってブレーキペダルが操作された場合には、ブレーキペダルを操作する右脚52を保持する右太腿保持部2bは、左太腿保持部2aと比較して軟らかくなる。これにより、運転者がブレーキペダルを操作する場合のシートクッション1の右太腿保持部2bの右脚52に対する当たりを弱くし、運転者の疲労を低減することができる。
また、運転者がブレーキペダルを操作しやすくなるため、急ブレーキのときなどに運転者がブレーキペダルを踏み込みやすくなる。よって、車両の安全性が向上する。
以上のように、シートクッション装置100では、運転者によるブレーキペダル又はクラッチペダルの操作量に基づいて、プレート移動機構20が、シートクッション1の着座面2の裏面に形成される凹部5内で、運転者が着座したときにシートクッション1を支持するプレート11を上下に移動させる。よって、シートクッション1の硬さは、プレート11の上下の位置に応じて変化するため、運転者によるブレーキペダル又はクラッチペダルの操作量に基づいて調整されることとなる。したがって、運転者の運転動作に応じてシートクッション1の硬さを調整することが可能となり、運転者の疲労を低減することができる。
なお、運転者がクラッチペダルとブレーキペダルとを同時に操作した場合には、コントローラ25は、左右の流量制御弁23,24を制御して左右の流体圧パック21,22から圧縮空気を排出する。これにより、左プレート11aは、クラッチペダルの操作量に応じた分だけ下に移動し、右プレート11bは、ブレーキペダルの操作量に応じた分だけ下に移動することとなる。
また、運転者の運転動作に応じたシートクッション1の硬さの調整を停止するキャンセルスイッチを設けてもよい。キャンセルスイッチが操作された場合には、例えば、シートクッション1の硬さは、運転者の左脚51及び右脚52をしっかりと支持するために、最も硬い状態に維持される。このとき、キャンセルスイッチとともに運転者が操作可能な調整スイッチを設けて、シートクッション1の硬さを運転者が調整可能としてもよい。
以上の第一の実施の形態によれば、以下に示す効果を奏する。
シートクッション装置100では、運転者によるブレーキペダル又はクラッチペダルの操作量に基づいて、プレート移動機構20が、シートクッション1の着座面2の裏面に形成される凹部5内で、運転者が着座したときにシートクッション1を支持するプレート11を上下に移動させる。よって、シートクッション1の硬さは、プレート11の上下の位置に応じて変化するため、運転者によるブレーキペダル又はクラッチペダルの操作量に基づいて調整されることとなる。したがって、運転者の運転動作に応じてシートクッション1の硬さを調整することが可能となり、運転者の疲労を低減することができる。
また、一対の流体圧パック21,22が設けられるため、左プレート11aと右プレート11bとを各々個別に上下移動させることができる。よって、運転者が着座面2に着座していない状態での、シートクッション1の着座面2の裏面との間のクリアランスを左右で個別に調整できる。
よって、運転者が着座面2に着座した状態での、着座面2のうち左太腿保持部2aと右太腿保持部2bとにおけるシートクッション1の沈み込み量が個別に調整される。したがって、左太腿保持部2aと右太腿保持部2bとで、シートクッション1の硬さを個別に調整することができる。
(第二の実施の形態)
以下、図6から図10を参照して、本発明の第二の実施の形態に係るシートクッション装置200について説明する。なお、第二の実施の形態では、上述した第一の実施の形態と同様の構成には同一の符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
第二の実施の形態は、シートクッション1の硬さを電動モータ125,126を用いて調整する点で、第一の実施の形態とは相違する。
まず、図6から図9を参照して、シートクッション装置200の構成について説明する。
シートクッション装置200は、運転者によるペダルの操作量を検出するペダル操作量検出部としてのブレーキペダルセンサ31(図9参照)及びクラッチペダルセンサ32(図9参照)と、シートクッション1の凹部5内を上下に移動可能に設けられ、運転者が着座面2に着座したときにシートクッション1を支持するプレート11と、ブレーキペダルセンサ31及びクラッチペダルセンサ32が検出した運転者によるペダルの操作量に基づいてプレート11を上下に移動させるプレート移動機構120とを備える。
プレート移動機構120は、図7に示すように、左プレート11a及び右プレート11bを前後に回動させながら上下に導く一対の平行リンク機構121,122と、その回転によって各々の平行リンク機構121,122を揺動させる一対のギヤ123,124と、一対のギヤ123,124を各々回転操作可能な一対の電動モータ125,126と、運転者によるペダルの操作量に基づいて一対の電動モータ125,126を制御するコントローラ25(図9参照)とを備える。
プレート移動機構120は、左プレート11aと右プレート11bとを各々個別に上下移動させる。具体的には、プレート移動機構120は、運転者によるクラッチペダルの操作量に基づいて左プレート11aを上下に移動させ、運転者によるブレーキペダルの操作量に基づいて右プレート11bを上下に移動させる。
平行リンク機構122,ギヤ124,及び電動モータ126は、平行リンク機構121,ギヤ123,及び電動モータ125と同様の構成である。ここでは、図8を参照して、平行リンク機構121,ギヤ123,及び電動モータ125についてのみ詳細に説明する。
平行リンク機構121は、左プレート11aの左右に各々設けられて左プレート11aと一体に上下動する一対の上下動プレート121aと、左プレート11aの左右に各々設けられて左プレート11aの上下動にあわせて揺動する揺動リンク121bとを有する。
上下動プレート121aは、左プレート11aの両側面に各々固定される。上下動プレート121aは、左プレート11aの両側面から下方に向けて延設される金属製の平板である。上下動プレート121aは、左プレート11aと一体であってもよい。
揺動リンク121bは、その一端が車両の床面に取り付けられ、他端が上下動プレート121aに取り付けられる。揺動リンク121bは、一端を中心として他端が揺動可能に設けられる。揺動リンク121bは、図6に示すように、左右に各々三本ずつ設けられて同期して揺動する。
揺動リンク121bは、その長手方向が水平な状態と鉛直な状態との間で揺動可能である。揺動リンク121bが揺動すると、上下動プレート121aが円弧状の軌跡を描きながら上下に移動する。即ち、揺動リンク121bが揺動すると、左プレート11aが上下に移動することとなる。
ギヤ123は、揺動リンク121bの一端に設けられる歯車である。ギヤ123が回転すると、揺動リンク121bが揺動する。即ち、ギヤ123が回転すると、左プレート11aが上下に移動することとなる。
電動モータ125は、回転駆動される回転軸125aと、回転軸125aの回転によって回転するギヤ125bとを有する。電動モータ125は、コントローラ25によって回転駆動される。
回転軸125aは、電動モータ125が回転駆動されることによって回転する軸である。回転軸125aは、シートクッション1の幅方向に延設される。
ギヤ125bは、左プレート11aを上下移動させるギヤ123と噛合する。これにより、電動モータ125によって左プレート11aを上下移動させて、運転者が着座面2に着座していない状態での、シートクッション1の着座面2の裏面との間のクリアランスを調整できる。
シートクッション装置100は、図7に示すように、左プレート11aと左側凹部6との間と、右プレート11bと右側凹部7との間とに各々設けられる一対のカバー材13を備える。
カバー材13は、運転者が左プレート11a又は右プレート11bを上下に移動させたときや、運転者が着座面2に着座してシートクッション1が沈み込んだときに、左プレート11aと左側凹部6との摺接と、右プレート11bと右側凹部7との摺接を防止するものである。
カバー材13は、左プレート11aと右プレート11bとの各々における上面から平行リンク機構121の両側面までを各々覆うラバー製のカバーである。カバー材13の側面13aは、上下方向に伸縮可能なように蛇腹状に形成される。カバー材13が設けられることによって、シートクッション1が左プレート11a及び右プレート11bと直接接触することが防止される。よって、左プレート11a又は右プレート11bとの摺接によってシートクッション1が削られることが防止される。
次に、主に図10を参照して、シートクッション装置200の作用について説明する。
運転者によって全てのペダルの操作がされていない場合、又はアクセルペダルのみ操作がされている場合には、コントローラ25は、電動モータ125,126を回転駆動して、左プレート11aと右プレート11bとを最も上に移動させる。これにより、運転者の左脚51と右脚52の重さが作用しても、シートクッション1の左太腿保持部2aと右太腿保持部2bとの沈み込み量は、最低限となる。よって、運転者の左脚51と右脚52とをしっかりとサポートして正しい運転姿勢を維持させることができる。
運転者によってクラッチペダルが操作された場合には、コントローラ25は、電動モータ125を回転駆動して、クラッチペダルを踏み込む左脚51側の左プレート11aを下に移動させる。このとき、左プレート11aは、クラッチペダルの操作量が大きくなるほど下に移動する。
よって、運転者の左脚51の重さが作用すると、シートクッション1の左太腿保持部2aは、右太腿保持部2bよりも大きく沈み込む。したがって、運転者によってクラッチペダルが操作された場合には、クラッチペダルを操作する左脚51を保持する左太腿保持部2aは、右太腿保持部2bと比較して軟らかくなる。これにより、運転者がクラッチペダルを操作する場合のシートクッション1の左太腿保持部2aの左脚51に対する当たりを弱くし、運転者の疲労を低減することができる。
同様に、運転者によってブレーキペダルが操作された場合には、コントローラ25は、電動モータ126を回転駆動して、ブレーキペダルを踏み込む右脚52側の右プレート11bを下に移動させる。このとき、右プレート11bは、ブレーキペダルの操作量が大きくなるほど下に移動する。
よって、運転者の右脚52の重さが作用すると、シートクッション1の右太腿保持部2bは、左太腿保持部2aよりも大きく沈み込む。したがって、運転者によってブレーキペダルが操作された場合には、ブレーキペダルを操作する右脚52を保持する右太腿保持部2bは、左太腿保持部2aと比較して軟らかくなる。これにより、運転者がブレーキペダルを操作する場合のシートクッション1の右太腿保持部2bの右脚52に対する当たりを弱くし、運転者の疲労を低減することができる。
以上の第二の実施の形態では、第一の実施の形態と同様に、運転者によるブレーキペダル又はクラッチペダルの操作量に基づいて、プレート移動機構120が、シートクッション1の着座面2の裏面に形成される凹部5内で、運転者が着座したときにシートクッション1を支持するプレート11を上下に移動させる。よって、シートクッション1の硬さは、プレート11の上下の位置に応じて変化するため、運転者によるブレーキペダル又はクラッチペダルの操作量に基づいて調整されることとなる。したがって、運転者の運転動作に応じてシートクッション1の硬さを調整することが可能となり、運転者の疲労を軽減することができる。
また、一対の電動モータ125,126が設けられるため、左プレート11aと右プレート11bとを各々個別に上下移動させることができる。よって、運転者が着座面2に着座していない状態での、シートクッション1の着座面2の裏面との間のクリアランスを左右で個別に調整できる。
よって、運転者が着座面2に着座した状態での、着座面2のうち左太腿保持部2aと右太腿保持部2bとにおけるシートクッション1の沈み込み量が個別に調整される。したがって、左太腿保持部2aと右太腿保持部2bとで、シートクッション1の硬さを個別に調整することができる。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
100 シートクッション装置
1 シートクッション
2 着座面
2a 左太腿保持部
2b 右太腿保持部
5 凹部
6 左側凹部
7 右側凹部
11 プレート
11a 左プレート
11b 右プレート
13 カバー材
20 プレート移動機構
21 流体圧パック
22 流体圧パック
31 ブレーキペダルセンサ(ペダル操作量検出部)
32 クラッチペダルセンサ(ペダル操作量検出部)

Claims (8)

  1. 運転者が着座する着座面を有するシートクッションの硬さを調整可能なシートクッション装置であって、
    運転者によるペダルの操作量を検出するペダル操作量検出部と、
    前記シートクッションにおける前記着座面の裏面に形成される凹部と、
    前記凹部内を上下に移動可能に設けられ、運転者が着座したときに前記シートクッションを支持するプレートと、
    前記ペダル操作量検出部が検出した運転者による前記ペダルの操作量に基づいて前記プレートを上下に移動させるプレート移動機構と、を備えることを特徴とするシートクッション装置。
  2. 前記プレート移動機構は、前記ペダルの操作量が大きくなるほど前記プレートを下に移動させることを特徴とする請求項1に記載のシートクッション装置。
  3. 前記プレート移動機構は、前記ペダルの操作がされていない場合には、前記プレートを最も上に移動させることを特徴とする請求項1又は2に記載のシートクッション装置。
  4. 前記プレートは、
    運転者の左脚の太腿が位置する前記着座面の左太腿保持部の裏面に臨み、前記凹部内を上下に移動可能な左プレートと、
    運転者の右脚の太腿が位置する前記着座面の右太腿保持部の裏面に臨み、前記凹部内を上下に移動可能な右プレートと、を有し、
    前記プレート移動機構は、前記左プレートと前記右プレートとを各々個別に上下移動させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のシートクッション装置。
  5. 前記プレート移動機構は、運転者によるクラッチペダルの操作量に基づいて前記左プレートを上下に移動させ、運転者によるブレーキペダルの操作量に基づいて前記右プレートを上下に移動させることを特徴とする請求項4に記載のシートクッション装置。
  6. 前記プレート移動機構は、給排される作動流体の圧力によって膨縮して前記左プレートと前記右プレートとを各々上下に平行移動させる一対の流体圧パックを備えることを特徴とする請求項4又は5に記載のシートクッション装置。
  7. 前記プレート移動機構は、
    前記左プレートと前記右プレートとを各々上下に導く一対の平行リンク機構と、
    その回転によって前記一対の平行リンク機構を各々揺動させる一対のギヤと、
    前記一対のギヤを各々回転操作可能な一対の電動モータと、を備えることを特徴とする請求項4又は5に記載のシートクッション装置。
  8. 前記左プレートと前記右プレートとの各々における上面から前記平行リンク機構の両側面までを各々覆い、前記シートクッションとの接触を防止する一対のカバー材を更に備えることを特徴とする請求項7に記載のシートクッション装置。
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