JP2014113243A - 内視鏡及びドレープ並びに内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡及びドレープ並びに内視鏡装置 Download PDF

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Abstract

【課題】カメラヘッドが接続される内視鏡において、上記カメラヘッドの防水性を確保する。
【解決手段】内視鏡10のベース部11の基端部に、カメラヘッド20を着脱自在に接続する接続部13を設ける。ベース部11の外周面には、環状のシール溝14aを形成する。カメラヘッド20をドレープ30で覆う。ドレープ本体31は、両端が開口された筒状に形成する。このドレープ本体31の先端縁に環状のシール部材34を全周にわたって液密に接合一体化する。シール部材34をシール溝14aの全周にわたって液密に密着するようにして嵌め込む。
【選択図】図1

Description

本発明は、カメラヘッドが着脱自在に連結される内視鏡、及び上記カメラヘッドに被せるドレープ、並びにこれら内視鏡及びドレープを備えた内視鏡装置に関し、特に非防水性のカメラヘッドに好適なドレープ及び内視鏡並びに内視鏡装置に関する。
内視鏡には、術中に被験者の体液や薬液が付着しやすい.。内視鏡にカメラヘッドが付いている場合、カメラヘッドにも体液や薬液が付着しやすい。そのため、この種のカメラヘッドは、通常、防水性であり、体液や薬液で汚れたときは、分解等せずにそのまま水で洗浄できる。
特許文献1によれば、硬性内視鏡のベース部にアダプタを介してカメラヘッドが着脱自在に接続されている。このカメラヘッドが筒状の減菌ドレープで覆われている。減菌ドレープの先端は輪ゴムでアダプタに止められている。
特許文献2では、内視鏡に駆動部が接続されている。駆動部によって、内視鏡の挿入部が駆動される。この駆動装置にドレープが被せられている。ドレープの先端縁には、軟性樹脂製のリング部材が着脱自在に設けられている。このリング部材が、内視鏡の基端の外周面の環状の溝(摺動部)に周方向に摺動可能に嵌められている(0043、図2B、図2C、図5B)。
特開2004−136033号公報(0012、0013、図1) 特開2010−220683号公報(0042、0043、図2B、図2C、図5B)
防水性のカメラヘッドは高価である。これに対し、非防水性のカメラヘッドは、安価である一方、薬液や体液等の液体が内部に入り込んで故障しやすく、かつ洗浄するには分解しなければならず面倒である。
特許文献1の装置では、ドレープの先端部を輪ゴムで止める作業が煩雑である。また、輪ゴムの取り付け状態によっては、液体が減菌ドレープの内部に入り込んでカメラヘッドを汚すおそれがある。
特許文献2の装置では、ドレープとリング部材が着脱自在であり、かつリング部材が内視鏡の環状の溝(摺動部)に対して周方向に摺動可能であるために、液密性が十分でない。
上記の事情に鑑み、本発明は、カメラヘッドが着脱自在に接続される内視鏡、及び前記カメラヘッドのためのドレープ(被覆部材)、並びにこれら内視鏡及びドレープを備えた内視鏡装置に係る。
前記内視鏡は、基端部に前記カメラヘッドを着脱自在に接続する接続部が設けられたベース部と、前記ベース部の先端部から延びる挿入部とを有している。前記ベース部の外周面には、環状のシール溝が形成されている。
前記ドレープは、両端が開口された筒状に形成されて前記カメラヘッドを覆うドレープ本体と、前記ドレープ本体の先端縁の全周にわたって液密に接合一体化された環状のシール部材とを有している。前記シール部材が、前記シール溝の全周にわたって液密に密着するようにして嵌め込まれる。
この特徴構成によれば、シール部材をシール溝に嵌め込むことで、ドレープの先端部を内視鏡のベース部にしっかりと止着することができる。したがって、上記止着のために輪ゴムを用いる必要が無く、止着作業を簡易化できる。そして、ドレープでカメラヘッドを覆うことで、カメラヘッドに薬液や体液が付くのを防止できる。特に、ドレープ本体とシール部材を全周にわたって液密に接合一体化することによって、薬液や体液が、ドレープ本体とシール部材との間からドレープ本体の内部に侵入するのを防止できる。加えて、シール部材が全周にわたってシール溝の内面に液密に密着することによって、上記薬液や体液が、内視鏡のベース部の外周面とシール部材との間からドレープ本体の内部に侵入するのを防止できる。したがって、カメラヘッドが上記薬液や体液で濡れるのを確実に防止できる。この結果、カメラヘッドが防水性でなくても、該カメラヘッドが濡れによって故障するのを防止でき、或いは該カメラヘッドを分解して洗浄する手間を省くことができる。
前記シール溝は、前記内視鏡における前記カメラヘッドとの外観上の継ぎ目よりも先端側に設けられることが好ましい。これによって、前記ドレープが、前記カメラヘッドから前記内視鏡に跨って前記継ぎ目を覆うことで、体液や薬液等の液体が前記継ぎ目からカメラヘッドの内部に入り込むのを確実に防止することができる。
前記ベース部における前記シール溝よりも先端側の部分に操作部が設けられていることが好ましい。これによって、操作部がドレープの外部に配置されるようにでき、操作部の操作性が損なわれないようにすることができる。操作部としては、内視鏡の視野若しくは焦点を操作するダイヤル、軟性内視鏡において先端の湾曲部を遠隔で湾曲操作するつまみ等が挙げられる。
前記ドレープ本体の周長は、当該ドレープ本体の先端側部分を除き、前記内視鏡の周長及び前記カメラヘッドの周長よりも十分に大きいことが好ましい。これによって、内視鏡及びカメラヘッドをドレープ内に容易に挿し通すことができる。前記ドレープ本体の先端側部分は、先細に窄まっていることが好ましい。
前記シール部材の周長は、前記ドレープ本体の先端側部分以外の部分の周長よりも小さいことが好ましい。
前記シール溝の先端側の外周縁の外径又は周長が、前記内視鏡における前記外周縁よりも先端側の部分における最大外径又は最大周長であることが好ましい。前記シール部材の内径又は内周長は、前記外周縁の外径又は周長より少しだけ小さいことが好ましい。これによって、ドレープを取り付ける際、シール部材をシール溝の近くで少しだけ拡径方向に変形させれば、シール部材がシール溝に達するようにできる。
さらに、前記ベース部における前記シール溝よりも先端側の部分が段階的又は連続的に先細になっており、前記挿入部が、前記ベース部の先端部よりも小径であることが好ましい。これによって、ドレープを取り付ける際、前記シール部材が前記内視鏡の先端から前記シール溝の近くに達する迄の間は、ドレープ内に内視鏡をスムーズに挿通させることができる。
本発明によれば、内視鏡に接続したカメラヘッドに対する防水用のドレープの先端部を内視鏡に簡単に、かつしっかりと止めることができる。しかも、ドレープの先端部と内視鏡との間のシール性を確実に確保できる。したがって、カメラヘッドに薬液や体液が付くのを防止でき、カメラヘッドが非防水性であっても、濡れによる故障が起きるのを防止できる。また、洗浄の手間を省くことができる。
図1は、本発明の第1実施形態を示し、内視鏡システムの概略構成を示す側面図である。 図2は、上記内視鏡システムの内視鏡、カメラヘッド、及びドレープを互いに分離した状態で示す側面図である。 図3は、上記ドレープの先端部の内視鏡への止着部を拡大して示す側面断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面にしたがって説明する。
図1は、内視鏡システム1を示したものである。内視鏡システム1は、内視鏡装置2と、映写装置3を備えている。内視鏡装置2は、内視鏡10と、この内視鏡10に付属のドレープ30を含む。映写装置3は、カメラ装置20と、処理装置4と、モニタ5(表示装置)を含む。
図1及び図2に示すように、内視鏡10は、ベース部11及び挿入部12を有する硬性内視鏡であり、軸線L10に沿って直線状に延びている。ベース部11は、軸方向を軸線L10に沿わせた概略筒状に形成されている。ベース部11の軸方向の先端部(図2において右)に、硬性の挿入部12が連なっている。挿入部12は、ベース部11よりも小径で、かつ軸線L10に沿って真っ直ぐにベース部11よりも長く延びている。挿入部12の先端面は、軸線L10に対して斜めになっており、挿入部12の先端部が尖っている。
なお、挿入部12の先端面が、軸線L10に対して直交していてもよい。
図示は省略するが、ベース部11及び挿入部12の内部には、光ファイバ等からなるライトガイド及びイメージガイドが収容されている。ライトガイドは、光源(図示省略)からの光を先端方向へ伝送し、挿入部12の先端から出射させる。イメージガイドは、挿入部12の先端から挿入部12内に入射した光を基端方向(図2において左)へ伝送する。さらに、ベース部11の内部には、レンズ等の1又は複数の光学部材(図示省略)が格納されている。イメージガイドを伝った光が、上記光学部材を介してカメラ装置20に送られる。
ベース部11の構造を更に詳述する。
図2に示すように、ベース部11は、カメラ接続部13と、ドレープ止着部14と、操作部15と、先細部16を有している。これらベース部要素13,14,15,16は、この順に軸線L10に沿って基端側(図2において左)から先端側(図2において右)に並んでいる。
ベース部11の基端部(図2において左端)には、接続部13が設けられている。接続部13は、軸線L10に沿う軸長が外径より短い円筒状になっている。接続部13の外周面には、係止溝13aが形成されている。係止溝13aは、接続部13を一周する環状になっている。接続部13の外周面の周方向の所定箇所には、位置出しピン13cが突出するように設けられている。
ドレープ止着部14は、軸線L10に沿う軸長が外径より短い円筒状になっている。ドレープ止着部14の外周面にはシール溝14aが形成されている。シール溝14aは、ドレープ止着部14を一周する環状になっている。ドレープ止着部14の外径は、接続部13の外径よりも大きい。そのため、接続部13とドレープ止着部14の間に段差13dが形成されている。内視鏡10の外径及び周長は、ドレープ止着部14(シール溝14aを除く)において最大になっている。したがって、シール溝14aにおける先端側(操作部15の側、図2において右)の外周縁14aeの外径D14(周長)は、内視鏡10におけるシール溝14aよりも先端側(図2において右)の部分10eにおける最大外径(最大周長)を構成している。ここで、上記先端側の部分10eは、ドレープ止着部14におけるシール溝14aと操作部15との間の環状部分14bの他、操作部15及び先細部16、並びに挿入部12を含む。先端側部分10eは段階的に先細になっている。
操作部15は、フォーカスダイヤル15a及びズームダイヤル15bを含む。これらダイヤル15a,15bは、軸線L10と同軸の環状になっており、外周面には握りを良くするための凹凸がそれぞれ形成されている。ズームダイヤル15bは、フォーカスダイヤル15aよりも先細部16の側(図2において右)に配置されているが、これとは逆順に配置されていてもよい。また、ズームダイヤル15bは、フォーカスダイヤル15aよりも軸長が大きいが、その逆でもよく、両者の軸長が等しくてもよい。さらに、ズームダイヤル15bは、先端側がやや縮径してテーパ状になっているが、ストレート状であってもよい。フォーカスダイヤル15aがテーパ状になっていてもよい。
フォーカスダイヤル15a及びズームダイヤル15bは、互いに独立して、ベース部11の本体(接続部13、ドレープ止着部14、先細部16を含む)に対して軸線L10の周りに回転可能になっている。図示は省略するが、各ダイヤル15a,15bは、ベース部11内の上記1又は複数の光学部材に連繋されている。フォーカスダイヤル15aを回転させることで、上記光学部材を操作して、内視鏡10の焦点を調節できる。また、ズームダイヤル15bを回転させることで、上記光学部材を操作して、内視鏡10の視野の広狭を調節できる。
先細部16は、複数段(ここでは2段)の異径筒部16a,16bを含む。これら筒部16a,16bが、軸線L10に沿って基端側(図2において左)から順に直列に連ねられている。先細部16における基端の筒部16aは、ズームダイヤル15bの先端部よりも少し小径の円筒状になっている。先細部16における先端の筒部16bから挿入部12が延びている。挿入部12は、筒部16bよりも小径である。操作部15と筒部16aの間、筒部16a,16bどうしの間、筒部16bと挿入部12との間には、それぞれテーパ部16c,16d,16eが介在されている。
図1に示すように、内視鏡10の基端側(図1において左)には、カメラ装置20が接続されている。カメラ装置20は、カメラヘッド21と、ケーブル22を備えている。カメラヘッド21は、概略筒状になっている。詳細な図示は省略するが、カメラヘッド21には、CCD等の撮像部が格納されている。内視鏡10の上記光学部材からの光信号が、撮像部によって撮像信号(電気信号)に変換される。カメラヘッド21は、非防水性である。すなわち、防水機能を有しておらず、外面に液体が付くとその液体が内部に侵入しやすい。
図2に示すように、カメラヘッド21の先端部(図2において右端)には、内視鏡接続部23が設けられている。接続部23は、円筒状の接続筒23xと、球状の係止体23aを含む。接続筒23xは、それより基端側(図2において左)のカメラヘッド21に対して軸方向(図2において左右)にスライド可能になるとともに、内蔵のバネ等の付勢手段(図示省略)によって先端側(図2において右)に弾性的に押されている。接続筒23xの内周部に係止体23aが設けられている。接続筒23xを上記付勢手段に抗して基端側に変位させると、係止体23aが径方向に変位自在になる。そこから接続筒23xを上記付勢手段によって先端側にスライドさせると、係止体23aが径方向の内側に押し動かされるようになっている。また、接続部23の内周面の周方向の所定箇所には、位置出し穴23cが形成されている。
図1に示すように、組状態において、接続筒23xの内部に接続部13が挿入されるとともに、係止体23aが径方向内側に押されて係止溝13aに嵌り込んでいる。これによって、接続部13,23どうしが接続され、カメラ装置20が内視鏡10に着脱自在に連結されている。カメラ装置20の軸線は、内視鏡10の軸線L10と同軸になっている。図3に示すように、位置出し穴23cには、位置出しピン13cが嵌め込まれている。これによって、内視鏡10とカメラ装置20の軸線L10まわりの角度が位置決めされている。更に、接続筒23xの先端面すなわちカメラヘッド21の先端面が段差13dに突き当たるか又は十分に近接している。したがって、接続筒23xの先端面及び段差13dの外周縁が、内視鏡10及びカメラ装置20の外観上の継ぎ目19を構成する。継ぎ目19は、シール溝14aよりも基端側(図1において左)に配置されている。
上記組状態から接続筒23xを上記付勢手段に抗して基端側(図1において左)へスライドさせると、係止体23aが径方向の外側へ変位可能になることで係止溝13aから外れる。これによって、接続部13,23どうしの接続が解除され、カメラ装置20と内視鏡10との連結が解除される。
カメラヘッド21の基端部(図1において左)からケーブル22が延びている。ケーブル22の端部にコネクタ24が設けられている。コネクタ24が処理装置4に接続されている。処理装置4にモニタ5(表示装置)が接続されている。カメラヘッド21の撮像部からの撮像信号が、ケーブル22を介して処理装置4に入力される。処理装置4は、上記撮像信号をビデオ信号に変換し、このビデオ信号をモニタ5に出力する。これによって、内視鏡10の観察画像が、モニタ5に表示される。
図1に示すように、内視鏡装置2には、カメラ装置20のためのドレープ30が設けられている。ドレープ30は、ドレープ本体31と、シール部材34を備えている。ドレープ本体31の材質は、例えばビニールやナイロン(登録商標)等の樹脂であり、好ましくは透明な樹脂であるが、これに限定されるものではない。図2に示すように、ドレープ本体31は、両端が開口された筒状になっている。ドレープ本体31の軸長は、カメラヘッド21の軸長より十分に大きく、カメラヘッド21とケーブル22を合わせた長さよりも少し小さい。ドレープ本体31の先端側の部分31aは、先細に窄まっている。この先端側部分31aを除いて、ドレープ本体31の周長は一定であり、かつ内視鏡10の各部の周長及びカメラ装置20の各部の周長よりも十分に大きい。
ドレープ本体31は、カメラヘッド21の全体を覆うとともに、ケーブル22のヘッド21側の部分にも被さっている。さらに、ドレープ本体31の先端側部分31aは、ベース部11とカメラヘッド21の間に跨り、継ぎ目19に被さっている。
図2に示すように、シール部材34は、ゴム等からなるOリングにて構成され、環状になっている。自然状態におけるシール部材34の内直径D34(周長)は、シール溝14aの外周縁14aeの直径D14(周長)よりも小さく、更にはシール溝14aの内底面の直径D14a(周長)よりも僅かに小さい(D34<D14a<D14)。また、自然状態におけるシール部材34の軸方向の厚みT34は、シール溝14aの溝幅W14よりも僅かに大きい(T34>W14)。図1に示すように、組状態において、シール部材34は、継ぎ目19よりも先端側(図1において左)に配置されている。このシール部材34が、シール溝14aに嵌め込まれるとともに、シール溝14aの内面(内底面及び一対の内側面)の全周にわたって液密に密着している。
図3に示すように、ドレープ本体31の先端縁が全周にわたってシール部材34に液密に接合されて一体化されている。ドレープ本体31とシール部材34の接合手段として、例えばヒートシール、超音波シール等が挙げられる。或いは、ドレープ本体31とシール部材34の接合手段として、ホットメルト接着剤、光硬化接着剤などの接着剤を用いてもよい。
上記構成の内視鏡システム1を組み立てる際は、内視鏡10の接続部13とカメラ装置20の接続部23を嵌合させることで、内視鏡10とカメラ装置20を連結する。次に、内視鏡10及びカメラヘッド21をドレープ30内に通す。詳細には、内視鏡10の挿入部12をドレープ30の基端(図2において左)の開口からドレープ30内に差し入れる。更には、内視鏡10のベース部11及びカメラヘッド21を順次ドレープ30内に差し入れる。そして、内視鏡10の先端側部分10eをシール部材34から外に出す。このとき、シール部材34がシール溝14aの近くに達するまでは、シール部材34の内径D34が挿入部12及び先細部16の外径よりも大きいために、シール部材34をシール溝14aに向けて軸方向に簡単に移動させることができる。シール部材34がシール溝14aの近く、具体的には操作部15の辺りに達すると、シール部材34がベース部11の外周面に引っ掛かる。そこからは、シール部材34を少し拡径変形させてシール溝14aに向けて摺動させる。この摺動距離は僅かである。つまり、シール部材34を上記引っ掛かった位置から少し摺動させれば、シール部材34がシール溝14aに達する。これによって、シール部材34をシール溝14aに嵌め込むことができる。この嵌め込みによって、ドレープ30の先端部を内視鏡10に簡単に止着することができる。したがって、ドレープ30の先端部を止着するために輪ゴムを用いる必要が無く、止着操作を容易化できる。
シール部材34は、シール溝14aに嵌め込まれることで、軸方向に圧縮されるとともいに、径方向に拡径されるように弾性変形して、シール溝14aの内面(内側面及び内底面)の全周に強く当たって密着される。これによって、シール部材34とシール溝14aの内面との間が液密にシールされる。ひいては、ドレープ30の先端縁と内視鏡10との間の液密性(シール性)を充分に確保できる。したがって、内視鏡システム1の使用中(術中)に、被験者の体液や薬液が内視鏡10の外面を伝って、ドレープ30の先端縁と内視鏡10との間からドレープ30の内部に侵入するのを防止できる。また、ドレープ本体31の先端縁とシール部材34が全周にわたって液密に接合一体化されているため、上記体液や薬液が、ドレープ本体31の先端縁とシール部材34との間からドレープ30の内部に侵入するのを防止できる。したがって、カメラヘッド21に上記体液や薬液が付着するのを確実に回避できる。さらに、シール部材34及びシール溝14aが継ぎ目19よりも先端側に位置し、ドレープ本体31が継ぎ目19に被さることで、液体が継ぎ目19からカメラヘッド21の内部に侵入するのを確実に防止できる。この結果、カメラヘッド21が非防水性であっても、該非防水性のカメラヘッド2が上記体液や薬液の侵入によって故障するのを抑制又は防止することができる。また、カメラヘッド21を分解して洗浄する必要性を低減できる。
操作部15については、ドレープ30で覆われないようにすることで、操作性を確保できる。
本発明は、上記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改変をなすことができる。
例えば、内視鏡10及びドレープ30の大きさ、形状、構造等は適宜改変できる。
内視鏡10は、硬性内視鏡に限られず、軟性内視鏡であってもよい。すなわち、操作部12が、フレキシブルであってもよく、更に操作部12の先端部が湾曲操作可能であってもよい。操作部15に、操作部12の先端部を遠隔的に湾曲操作するための操作つまみを設けてもよい。
カメラヘッド20が防水性を有していてもよい。
カメラヘッド20の接続部23が、内視鏡10の接続部13よりも小径に形成されており、該接続部23が、接続部13内に挿入されて嵌合されるようになっていてもよい。この場合、接続部13の基端面の外周縁が、内視鏡10とカメラヘッド20との外観上の継ぎ目を構成する。
内視鏡10の接続部13とカメラヘッド20の接続部23との接続手段は、上記に限られず、例えばネジ方式などであってもよい。
シール部材34は、シール溝14aの内底面と一対の内側面とのうち何れかに密着すればよい。したがって、D34<D14aかつT34≦W14であってもよい。また、D14>D34≧D14aかつT34>W14であってもよい。
本発明は、内視鏡システムに適用できる。
1 内視鏡システム
2 内視鏡装置
3 映写装置
4 処理装置
5 モニタ(表示装置)
10 内視鏡
11 ベース部
12 挿入部
13 カメラ接続部
14 ドレープ止着部
14a シール溝
14ae 外周縁
15 操作部
16 先細部
19 継ぎ目
20 カメラ装置
21 カメラヘッド
22 ケーブル
23 内視鏡接続部
24 コネクタ
30 ドレープ
31 ドレープ本体
31a 先端側部分
34 シール部材

Claims (3)

  1. (イ)基端部に前記カメラヘッドを着脱自在に接続する接続部が設けられたベース部と、前記ベース部の先端部から延びる挿入部とを有し、前記ベース部の外周面には、環状のシール溝が形成された内視鏡と、
    (ロ)両端が開口された筒状に形成されて前記カメラヘッドを覆うドレープ本体と、前記ドレープ本体の先端縁の全周にわたって液密に接合一体化された環状のシール部材とを有するドレープと、
    を備え、前記シール部材が、前記シール溝の全周にわたって液密に密着するようにして嵌め込まれることを特徴とする内視鏡装置。
  2. 内視鏡のベース部にカメラヘッドが着脱自在に連結される内視鏡装置用のドレープであって、
    両端が開口された筒状になっており、前記カメラヘッドを覆うドレープ本体と、
    前記ドレープ本体の先端縁の全周にわたって液密に接合一体化され、前記ベース部の外周面に形成された環状のシール溝に全周にわたって液密に密着するようにして嵌められる環状のシール部材と、
    を備えたことを特徴とするドレープ。
  3. カメラヘッドが着脱自在に接続される接続部を有するベース部と、前記ベース部の先端部から延びる挿入部とを備え、
    前記ベース部の外周面には、前記カメラヘッドを覆うドレープの先端に液密に接合一体化された環状のシール部材が全周にわたって液密に密着するようにして嵌め込まれる環状のシール溝が形成されていることを特徴とする内視鏡。
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