JP2014113120A - ペット用吸収性物品 - Google Patents
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Abstract
【課題】ペット用吸収性物品上をペットが通っても表面が足に引っ掛かって剥がれ難く、排泄物処理作業時に、手を汚し難く、また糞の感触が直接手指に伝わって不快感も生じ難いペット用吸収性物品を提供すること。
【解決手段】本発明のペット用吸収性物品1Aは、表面シート2及び表面シート2の一方の面に配された吸収体4を含んで構成される吸収性本体5と、表面シート2の一方の面とは反対側の面に配され、吸収性本体5と分離可能に固定部7を介して固定され一体化された液透過性の排泄物処理用シート6とを備えている。排泄物処理用シート6は、その周縁部60sに串縫い状に縫って配された紐8を有している。ペット用吸収性物品1Aは、紐8を引っ張ることにより、固定部7による固定が解除され、分離した排泄物処理用シート6が袋状となる。
【選択図】図1
【解決手段】本発明のペット用吸収性物品1Aは、表面シート2及び表面シート2の一方の面に配された吸収体4を含んで構成される吸収性本体5と、表面シート2の一方の面とは反対側の面に配され、吸収性本体5と分離可能に固定部7を介して固定され一体化された液透過性の排泄物処理用シート6とを備えている。排泄物処理用シート6は、その周縁部60sに串縫い状に縫って配された紐8を有している。ペット用吸収性物品1Aは、紐8を引っ張ることにより、固定部7による固定が解除され、分離した排泄物処理用シート6が袋状となる。
【選択図】図1
Description
本発明は、犬や猫等のペット(小動物)用の排泄物処理材として有用な吸収性物品に関する。
ペット用の排泄物処理材として、液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート及び両シート間に配された吸収体を具備するペット用トイレシート(吸収性物品)が知られている。ペットの排泄行為に伴う飼育者の排泄物処理作業の負担を軽減する目的で、特許文献1には、前記吸収体の代わりに砂を入れた容器と、この容器の内面に沿って敷かれた網とを備えたペット用便器が記載されている。また、これとは別の技術として、特許文献2には、シート状の糞包覆部材と、該糞包覆部材上の糞が落とされる排糞落下区域の周縁に沿って配された、該糞包覆部材を袋状に綴じ纏める綴じ紐とを備えた排糞処理具が記載されている。
特許文献1に記載のペット用便器は、砂を入れた容器と網とが一体化されたものでないので、ペット用便器の上をペットが通ると、網が足に引っ掛かってしまう場合があり、再度、網を設置し直す手間がかかる場合があった。
また、特許文献2に記載の排糞処理具は、シートを介して糞を触ることが無いので、手を汚してしまうこともなく、また糞の感触が直接手指に伝わって不快を感じることもない。しかし、特許文献2に記載の排糞処理具は、吸収体を具備するペット用トイレシート(吸収性物品)と併用して用いるものでない。
従って、本発明は、ペット用吸収性物品上をペットが通っても表面が足に引っ掛かって剥がれ難く、排泄物処理作業時に、手を汚し難く、また糞の感触が直接手指に伝わって不快感も生じ難いペット用吸収性物品に関する。
本発明は、表面シート及び当該表面シートの一方の面に配された吸収体を含んで構成される吸収性本体と、前記表面シートの前記一方の面とは反対側の面に配され、該吸収性本体と分離可能に固定部を介して固定され一体化された液透過性の排泄物処理用シートとを備え、前記排泄物処理用シートは、その周縁部に串縫い状に縫って配された紐を有し、前記紐を引っ張ることにより、前記固定部による固定が解除され、分離した前記排泄物処理用シートが袋状となるペット用吸収性物品を提供するものである。
本発明によれば、ペットが通っても足に引っ掛かって剥がれ難く、排泄物処理作業時に、手を汚し難く、また糞の感触が直接手指に伝わって不快感も生じ難いペット用吸収性物品が提供される。
以下、本発明のペット吸収性物品について、その好ましい実施形態に基づき図面を参照して説明する。第1実施形態のペット用吸収性物品1Aは、図1〜図3に示すように、表面シート2及び表面シート2の一方の面に配された吸収体4を含んで構成される吸収性本体5と、表面シート2の前記一方の面とは反対側の面、すなわち、吸収体4が配された面とは反対側の面に配され、吸収性本体5と分離可能に固定部7を介して固定され一体化された液透過性の排泄物処理用シート6とを具備する。ペット用吸収性物品1Aは、床面等の設置面に敷設されて使用されるもので、その敷設の際には、裏面シート3が設置面と対向し、排泄物処理用シート6は、ペットが排泄する際の足場となる。
更に説明すると、吸収性本体5は、液透過性の表面シート2、液不透過性の裏面シート3及び両シート2,3間に配された吸収体4を具備するシート状物である。表面シート2及び裏面シート3は、それぞれ、吸収体4の周縁から外方に延出し、それらの延出部において接着剤、熱融着等の公知の接合手段により接合されている。吸収体4は、平面視形状が長方形形状を有しており、その長手方向を吸収性本体5の長手方向に一致させて、表面シート2と裏面シート3との間に介在配置されている。
尚、以下の説明においては、吸収性本体5の長手方向をY方向、該長手方向と直交する幅方向をX方向として説明する。
尚、以下の説明においては、吸収性本体5の長手方向をY方向、該長手方向と直交する幅方向をX方向として説明する。
本発明のペット用吸収性物品の形状、寸法は特に制限されるものではないが、例えば、第1実施形態のペット用吸収性物品1Aは、図1に示す如き平面視において長方形形状を有しており、ペット(小動物)が排泄するのに適した大きさを有しており、そのY方向の長さは15cm以上126cm以下、X方向の長さは10cm以上96cm以下である。
排泄物処理用シート6は、1枚の単層構造の液透過性シートからなり、ペット用吸収性物品1Aの最表面を形成している。すなわち、ペット用吸収性物品1Aを設置面に敷設した場合、ペット用吸収性物品1Aは設置面からみて裏面シート3、吸収体4、表面シート2、排泄物処理用シート6の順で積層されていることとなる。排泄物処理用シート6は、平面視形状が吸収性本体5と同形状の長方形形状を有しており、且つ吸収性本体5よりも平面視の大きさ(サイズ)は同一又は小さい。図1及び図2では、排泄物処理用シート6の周縁6sは、吸収性本体5の周縁5s(表面シート2の周縁又は裏面シート3の周縁)よりも内方に存している場合を示す。第1実施形態においては、排泄物処理用シート6と吸収性本体5とは、平面視形状が互いに同形、若しくは相似の関係にある。
排泄物処理用シート6は、表面シート2を介して、吸収性本体5と分離可能に固定部7を介して固定され一体化されている。ここで、「吸収性本体と分離可能に一体化」とは、排泄物処理用シートと吸収性本体とが一体となっている状態から、両者を破壊せずにバラバラに分離できることを意味する。即ち、固定部7を介して、排泄物処理用シート6と吸収性本体5の表面シート2とが仮に固定されている状態となっている。
排泄物処理用シート6は、その周縁部60sに串縫い状に縫って配された紐8を有している。ここで、「串縫い状」とは、図3に示すように、排泄物処理用シート6の表裏交互に縫い込まれた状態を意味する。串縫いの間隔に関して詳述すると、表側の長さ(L1)は0.2cm以上10cm以下であることが好ましく、裏側の長さ(L2)は0.2cm以上10cm以下であることが好ましい。
紐8は、後述するように引っ張って操作を行う際に、引きちぎれない程度の強度及び柔軟性を有していることが好ましく、伸縮性を有する各種樹脂等の合成物、木綿や麻等の天然物、レーヨン等の半天然物又はこれらの複合体等から構成されていることが好ましい。また、紐8の形状は、糸状のものに限られず、例えば細長い帯状のものでもよい。
ペット用吸収性物品1Aの有する紐8について、詳述すると、紐8は、図1に示すように、2本の紐8a,8bからなる。紐8aは、排泄物処理用シート6の周縁部60sの内の、Y方向に沿う上側の一側部60usにY方向に沿って串縫いされ、左側のY方向の一端部60lsにX方向に沿って串縫いされ、更にY方向に沿う下側の他側部60dsにY方向に沿って串縫いされており、紐8aの両端が、右側のY方向の他端部60rsよりもX方向外方に引き出されて結ばれている。一方、紐8bは、排泄物処理用シート6の周縁部60sの内の、Y方向に沿う上側の一側部60usにY方向に沿って串縫いされ、右側のY方向の他端部60rsにX方向に沿って串縫いされ、更にY方向に沿う下側の他側部60dsにY方向に沿って串縫いされており、紐8bの両端が、左側のY方向の一端部60lsよりもX方向外方に引き出されて結ばれている。ペット用吸収性物品1Aにおいては、図1に示すように、一方の紐8aは、排泄物処理用シート6のY方向に沿う両側部60us,60dsにおいて、吸収体4のY方向に沿う両側縁上、或いは該両側縁よりも内側に存している。そして他方の紐8bは、排泄物処理用シート6のY方向に沿う両側部60us,60dsにおいて、紐8aよりも内方に存している。このように配された紐8a,8bは、全体を平面視して、ループ状に形成されている。
排泄物処理用シート6と吸収性本体5とを固定する固定部7は、例えば、ホットメルト接着剤等の各種接着剤による接着手段、ヒートエンボス加工、超音波加工等の融着手段、機械的面ファスナー等の係合手段等により形成される。前記接着手段には、各種接着剤単体の他、底面に各種接着剤が塗工された片面テープ、各種接着剤が両面に塗工された両面テープも含まれる。ペット用吸収性物品1Aにおいては、固定部7は、底面に各種接着剤が塗工された片面テープから形成されている。固定部7の形状に関しては、特に制限されず、例えば、図1に示すような矩形状の他、楕円形、円形、菱形、三角形等の任意の形状であってもよい。
ペット用吸収性物品1Aにおいては、排泄物処理用シート6は、図1に示すように、その4隅部分において、図3に示すように、串縫い状に縫われた、排泄物処理用シート6の裏面側の紐8a,8bの上側から片面テープの固定部7によって、吸収性本体5の表面シート2に分離可能に固定され一体化されている。すなわち、片面テープが紐8a,8bを挟んで表面シート2に固定されることにより、排泄物処理用シート6が吸収性本体5に分離可能に固定され一体化されている。このように、排泄物処理用シート6の裏面と吸収性本体5の表面シート2の表面とは直接接着固定されていないが、排泄物処理用シート6は、排泄物処理用シート6の裏面側の紐8a,8bを固定する片面テープの固定部7によって表面シート2の表面に固定されており、この形態も排泄物処理用シート6が吸収性本体5と分離可能に固定部7を介して固定され一体化されているといえる。各固定部7の接着強度は、排泄物処理用シート6と吸収性本体5とを仮に固定する程度の強度であり、具体的には、乾燥時の接着強度が、好ましくは10gf/25mm以上より好ましくは20gf/25mm以上であり、好ましくは800gf/25mm以下、より好ましくは400gf/25mm以下であり、たとえば、10gf/25mm以上800gf/25mm以下が好ましく、20gf/25mm以上400gf/25mm以下がより好ましい。
上述した本発明の第1実施形態のペット用吸収性物品1Aの使用方法及び使用した際の作用効果について説明する。
ペット用吸収性物品1Aは、排泄物処理前においては、吸収性本体5と、吸収性本体5の上方に配された排泄物処理用シート6とが、固定部7を介して固定され一体化されている。その為、ペット用吸収性物品1A上をペットが通っても、足に引っ掛かって表面の排泄物処理用シート6が吸収性本体5から剥がれ難く、排泄物処理用シート6を設置し直す手間がかかり難い。
ペット用吸収性物品1Aは、排泄物処理前においては、吸収性本体5と、吸収性本体5の上方に配された排泄物処理用シート6とが、固定部7を介して固定され一体化されている。その為、ペット用吸収性物品1A上をペットが通っても、足に引っ掛かって表面の排泄物処理用シート6が吸収性本体5から剥がれ難く、排泄物処理用シート6を設置し直す手間がかかり難い。
また、ペット用吸収性物品1Aは、排泄物処理時においては、図4(a)及び図4(b)に示すように、紐8a,8bを引っ張ることにより、固定部7による固定が解除され、分離した排泄物処理用シート6が袋状となる。詳述すると、ペットが排泄物処理用シート6上に糞Sを排泄した場合、ペットの飼育者が糞Sを処理するには、図4(a)に示すように、排泄物処理用シート6のY方向の両端部からX方向外方に引き出された紐8a,8bを、同時に、X方向外方に引っ張ることによって、排泄物処理用シート6を吸収性本体5の表面シート2に固定する片面テープの固定部7が吸収性本体5の表面シート2から外れ、排泄物処理用シート6と吸収性本体5とが分離する。そして、図4(b)に示すように、更に紐8a,8bを、同時に、X方向外方に引っ張ることによって、糞Sを囲むように、排泄物処理用シート6の周縁部60sが絞り込まれて袋状となり、糞Sを袋状となった排泄物処理用シート6内に綴じ纏めることができる。尚、その後は、引っ張り出した紐8a及び紐8bどうしを結び付け、糞Sの入った袋状の排泄物処理用シート6を廃棄する。このように、糞Sを処理できるので、排泄物処理作業時に、糞Sを触ることが無く、手を汚してしまうこともなく、また、糞Sの感触が直接手指に伝わって不快を感じてしまうこともない。そして、排泄物処理用シート6を剥がした表面シート2は、汚れの無いきれいな状態であるので再利用でき、再度、新たな排泄物処理用シート6を吸収性本体5上に配置することにより、引き続きペット用吸収性物品1Aとして使用することができる。また、1回の排泄物処理作業で廃棄されるのは、1枚の排泄物処理用シート6のみであるため、吸収性物品全体を廃棄しなくてはならない従来品に比してゴミの量が少なく、経済的で環境に対する負荷が少ない。
ペット用吸収性物品1Aの素材について説明すると、表面シート2、裏面シート3としては、それぞれ、この種のペット用吸収性物品あるいは人用吸収性物品(使い捨ておむつ等)において、液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シートとして用いられているものを特に制限なく用いることができる。表面シートとしては、例えば、親水化処理が施された各種不織布や開孔フィルム等を用いることができる。裏面シートとしては、例えば、微細孔を有する又は有しない樹脂製フィルム、撥水不織布等の不織布、これらと他のシートとのラミネート体等を用いることができる。
吸収体4としては、尿等の排泄物を吸収保持し得るものであれば特に制限されず、例えば、吸水性物質の集合体(吸収性コア)、あるいは該集合体(吸収性コア)の外面を液透過性シート(コアラップシート)で被覆したもの等を用いることができる。吸水性物質としては、例えば、木材パルプや親水化処理された合成繊維等の親水性繊維を用いることができ、必要に応じ、更に粒状の吸水性ポリマー等を用いることができる。また、液透過性シート(コアラップシート)としては、例えば、ティッシュペーパー等の紙や各種不織布、開孔フィルム等を用いることができる。
排泄物処理用シート6としては、尿等の液を下方の吸収性本体5へ透過させ得る、液透過性を有するものを用いることができる。逆に言えば、裏面シート3として使用可能な液不透過性シートは、排泄物処理用シート6として用いることはできない。排泄物処理用シート6としては、表面シート2として使用可能な液透過性シートを用いることができ、表面シート2と排泄物処理用シート6とは同じであっても良い。1枚の排泄物処理用シート6の坪量は、好ましくは12g/m2以上、更に好ましくは18g/m2以上、そして、好ましくは60g/m2以下、更に好ましくは30g/m2以下、より具体的には、好ましくは12〜60g/m2、更に好ましくは18〜30g/m2である。
本発明に係る排泄物処理用シートは、前記実施形態における排泄物処理用シート6の如き単層構造であっても良く、あるいは2枚以上のシートが積層一体化された多層構造であっても良い。また、本発明に係る排泄物処理用シートは、液透過性に加えて液吸収性を有していても良い。液吸収性を有する多層構造の排泄物処理用シートの一例として、液透過層と液保持層との積層体が挙げられる。この積層体を構成する液透過層としては、例えば排泄物処理用シート6(表面シート2)として使用可能な液透過性シートを用いることができ、液保持層としては、例えば吸収体4を構成する吸収性コア(吸水性物質の集合体)を用いることができる。この積層体からなる排泄物処理用シートは、液透過層が上層(吸収性本体から相対的に遠い層)、液保持層が下層(吸収性本体から相対的に近い層)となるように、吸収性本体上に配置される。積層体からなる排泄物処理用シートの坪量は、好ましくは12g/m2以上、更に好ましくは20g/m2以上、そして、好ましくは80g/m2以下、更に好ましくは45g/m2以下、より具体的には、好ましくは12〜80g/m2、更に好ましくは20〜45g/m2である。
次に、本発明の第2〜第4実施形態のペット用吸収性物品について図5〜図9を参照しながら説明する。第2〜第4実施形態のペット用吸収性物品1B〜1Dについては、第1実施形態のペット用吸収性物品1Aと異なる点について主として説明し、同様の点については同一の符号を付して説明を省略する。特に言及しない点については、第1実施形態のペット用吸収性物品1Aに関する説明が適宜適用される。
第2実施形態のペット用吸収性物品1Bにおいては、図5に示すように、排泄物処理用シート6の周縁部60sに串縫い状に縫って配された紐8は、3本の紐8c,8d,8eからなる。紐8cは、紐8cの一端が、排泄物処理用シート6の裏面側の、Y方向に沿う上側の一側部60usの左側のY方向の一端部60lsに強固に固定されており、紐8cの他端が、Y方向に沿う上側の一側部60usにY方向に沿って串縫いされ、右側のY方向の他端部60rsにおいて、X方向の略中央の位置付近(X方向の中央の位置から一側部60us寄りの位置)まで、X方向に沿って串縫いされ、X方向の略中央の位置付近から排泄物処理用シート6の裏面側をY方向に沿って延在し、左側のY方向の一端部60lsよりもX方向外方に引き出されている。紐8dは、紐8dの一端が、排泄物処理用シート6の裏面側の、Y方向に沿う下側の他側部60dsの左側のY方向の一端部60lsに強固に固定されており、紐8dの他端が、Y方向に沿う下側の他側部60dsにY方向に沿って串縫いされ、右側のY方向の他端部60rsにおいて、X方向の略中央の位置付近(X方向の中央の位置から他側部60ds寄りの位置)まで、X方向に沿って串縫いされ、X方向の略中央の位置付近から排泄物処理用シート6の裏面側をY方向に沿って延在し、左側のY方向の一端部60lsよりもX方向外方に引き出されている。尚、引き出された紐8cの他端と紐8dの他端とは結ばれていてもよい。ペット用吸収性物品1Bにおいては、2本の紐8c,8dは、図5に示すように、排泄物処理用シート6のY方向に沿う両側部60us,60dsにおいて、吸収体4のY方向に沿う両側縁上、或いは該両側縁よりも内側に存しており、排泄物処理用シート6のY方向の右側の他端部60rsにおいて、吸収体4のY方向の右側の端縁よりも内側に存している。
そして、紐8eは、図5に示すように、排泄物処理用シート6の周縁部60sの内の、右側のY方向の他端部60rsに、排泄物処理用シート6のY方向に沿う両側部60us,60ds間に亘って、X方向に沿って串縫いされており、紐8eの両端が、右側のY方向の他端部60rsよりもX方向外方に引き出されて結ばれている。ペット用吸収性物品1Bにおいては、紐8eは、図5に示すように、排泄物処理用シート6のY方向の右側の他端部60rsにおいて、吸収体4のY方向の右側の端縁よりも外側に存している。
ペット用吸収性物品1Bにおいては、固定部7は、2本の紐8c,8d上に直接塗工された接着剤による接着手段により形成されている。ペット用吸収性物品1Bにおいては、排泄物処理用シート6は、図5に示すように、その4隅部分において、串縫い状に縫われた、排泄物処理用シート6の裏面側の紐8c,8dに塗工された接着剤からなる固定部7によって、吸収性本体5の表面シート2に分離可能に固定され一体化されている。このように、排泄物処理用シート6の裏面と吸収性本体5の表面シート2の表面とは、接着剤が直接塗工された紐8c,8dの固定部7を介して、直接接着固定されている。
尚、上述した紐8c,8dの一端における排泄物処理用シート6の裏面側への強固な固定は、例えば固定部7を形成する接着剤とは異なる接着強度の高い接着剤による接着手段、例えば固定部7を形成する融着手段よりも温度の高いヒートエンボス加工、超音波加工等の融着手段等により行う。
第2実施形態のペット用吸収性物品1Bは、上述した第1実施形態のペット用吸収性物品1Aと同様の機能を有する。すなわち、ペットの飼育者が糞Sを処理する際、排泄物処理用シート6のY方向の両端部からX方向外方に引き出された紐8c,8d及び8eを、同時に、X方向外方に引っ張ることによって、排泄物処理用シート6を吸収性本体5の表面シート2に固定する紐8c,8dの固定部7が吸収性本体5の表面シート2から外れ、排泄物処理用シート6と吸収性本体5とが分離する。そして、更に紐8c,8d及び8eを、同時に、X方向外方に引っ張ることによって、糞Sを囲むように、排泄物処理用シート6の周縁部60sが絞り込まれて袋状となり、糞Sを袋状となった排泄物処理用シート6内に綴じ纏めることができる。
次に、第3実施形態のペット用吸収性物品1Cにおいては、図6に示すように、排泄物処理用シート6の周縁部60sに串縫い状に縫って配された紐8は、2本の紐8f,8gからなる。紐8fは、紐8fの一端が、排泄物処理用シート6の裏面側の、Y方向に沿う上側の一側部60usの右側のY方向の他端部60rsに強固に固定されており、紐8fの他端が、Y方向に沿う上側の一側部60usにY方向に沿って串縫いされ、左側のY方向の一端部60lsよりもX方向外方に引き出され、その後、Y方向に沿う下側の他側部60dsにY方向に沿って串縫いされ、排泄物処理用シート6の裏面側の、他側部60dsの右側のY方向の他端部60rsに強固に固定されている。ペット用吸収性物品1Cにおいては、紐8fは、図6に示すように、排泄物処理用シート6のY方向に沿う両側部60us,60dsにおいて、吸収体4のY方向に沿う両側縁上、或いは該両側縁よりも内側に存している。
そして、紐8gは、図6に示すように、排泄物処理用シート6の周縁部60sの内の、右側のY方向の他端部60rsに、排泄物処理用シート6のY方向に沿う両側部60us,60ds間に亘って、X方向に沿って串縫いされており、紐8eの両端が、右側のY方向の他端部60rsよりもX方向外方に引き出されて結ばれている。ペット用吸収性物品1Cにおいては、紐8gは、図6に示すように、排泄物処理用シート6のY方向の右側の他端部60rsにおいて、吸収体4のY方向の右側の端縁上、或いは該端縁よりも内側に存している。
上述した紐8f,8gは、ペット用吸収性物品1Cにおいては、図6に示すように、後述する固定部7を避けて固定部7よりも内側(ペット用吸収性物品1Cの中心側)を通る位置に配されている。
ペット用吸収性物品1Cにおいては、固定部7は、排泄物処理用シート6の裏面に直接塗工された接着剤による接着手段により楕円形状に形成されている。ペット用吸収性物品1Cにおいては、排泄物処理用シート6は、図6に示すように、その左側のY方向の一端部60ls側の2隅部分、及びその右側のY方向の他端部60rsのX方向の略中央の位置の3箇所において、排泄物処理用シート6の裏面に直接塗工された接着剤からなる固定部7によって、吸収性本体5の表面シート2に分離可能に固定され一体化されている。このように、排泄物処理用シート6の裏面と吸収性本体5の表面シート2の表面とは、接着剤の固定部7を介して、直接接着固定されている。
尚、上述した紐8fの両端における排泄物処理用シート6の裏面側への強固な固定は、例えば固定部7を形成する接着剤とは異なる接着強度の高い接着剤による接着手段、例えば固定部7を形成する融着手段よりも温度の高いヒートエンボス加工、超音波加工等の融着手段等により行う。
上述した第3実施形態のペット用吸収性物品1Cを使用した際の作用効果について説明する。
ペット用吸収性物品1Cの効果については、ペット用吸収性物品1Aの効果と異なる点について説明する。特に説明しない点は、ペット用吸収性物品1Aの効果と同様であり、ペット用吸収性物品1Aの効果の説明が適宜適用される。
ペット用吸収性物品1Cにおいては、図6に示すように、紐8f,8gが、固定部7を避けて固定部7よりも内側(ペット用吸収性物品1Cの中心側)を通る位置に配されている。その為、ペットの飼育者が糞Sを処理する際、図6に示すように、排泄物処理用シート6のY方向の両端部からX方向外方に引き出された紐8f,8gを、同時に、X方向外方に引っ張ることによって、図7(a)に示すように、固定部7よりも内側を通る紐8が、図7(b)に示すように、排泄物処理用シート6の裏面と吸収性本体5の表面シート2の表面との間の固定部7を切断しながら、直線状に延びるようになる。よって、排泄物処理用シート6が吸収性本体5の表面シート2から外れて、排泄物処理用シート6と吸収性本体5とが分離する。その後は、ペット用吸収性物品1Cは、ペット用吸収性物品1Aと同様にして処理できるので、ペット用吸収性物品1Aと同様の効果が得られる。
ペット用吸収性物品1Cの効果については、ペット用吸収性物品1Aの効果と異なる点について説明する。特に説明しない点は、ペット用吸収性物品1Aの効果と同様であり、ペット用吸収性物品1Aの効果の説明が適宜適用される。
ペット用吸収性物品1Cにおいては、図6に示すように、紐8f,8gが、固定部7を避けて固定部7よりも内側(ペット用吸収性物品1Cの中心側)を通る位置に配されている。その為、ペットの飼育者が糞Sを処理する際、図6に示すように、排泄物処理用シート6のY方向の両端部からX方向外方に引き出された紐8f,8gを、同時に、X方向外方に引っ張ることによって、図7(a)に示すように、固定部7よりも内側を通る紐8が、図7(b)に示すように、排泄物処理用シート6の裏面と吸収性本体5の表面シート2の表面との間の固定部7を切断しながら、直線状に延びるようになる。よって、排泄物処理用シート6が吸収性本体5の表面シート2から外れて、排泄物処理用シート6と吸収性本体5とが分離する。その後は、ペット用吸収性物品1Cは、ペット用吸収性物品1Aと同様にして処理できるので、ペット用吸収性物品1Aと同様の効果が得られる。
次に、第4実施形態のペット用吸収性物品1Dにおいては、図8に示すように、排泄物処理用シート6の周縁部60sに串縫い状に縫って配された紐8は、2本の紐8h,8iからなる。紐8hは、図8に示すように、排泄物処理用シート6の周縁部60sの内の、左側のY方向の一端部60lsに、排泄物処理用シート6のY方向に沿う両側部60us,60ds間に亘って、X方向に沿って串縫いされており、紐8hの両端が、左側のY方向の一端部60lsよりもX方向外方に引き出されて結ばれている。ペット用吸収性物品1Dにおいては、紐8hは、図8に示すように、排泄物処理用シート6のY方向の左側の一端部60lsにおいて、吸収体4のY方向の左側の端縁上、或いは該端縁よりも内側に存している。
そして、紐8iは、図8に示すように、排泄物処理用シート6の周縁部60sの内の、右側のY方向の他端部60rsに、排泄物処理用シート6のY方向に沿う両側部60us,60ds間に亘って、X方向に沿って串縫いされており、紐8iの両端が、右側のY方向の他端部60rsよりもX方向外方に引き出されて結ばれている。ペット用吸収性物品1Dにおいては、紐8iは、図8に示すように、排泄物処理用シート6のY方向の右側の他端部60rsにおいて、吸収体4のY方向の右側の端縁上、或いは該端縁よりも内側に存している。
上述した紐8h,8iは、ペット用吸収性物品1Dにおいては、図8に示すように、後述する固定部7を避けて固定部7の外周を1周回って配されている。
ペット用吸収性物品1Dにおいては、固定部7は、排泄物処理用シート6の裏面に直接塗工された接着剤による接着手段により円形状に形成されている。ペット用吸収性物品1Dにおいては、排泄物処理用シート6は、図8に示すように、その4隅部分において、排泄物処理用シート6の裏面に直接塗工された接着剤からなる固定部7によって、吸収性本体5の表面シート2に分離可能に固定され一体化されている。このように、排泄物処理用シート6の裏面と吸収性本体5の表面シート2の表面とは、接着剤の固定部7を介して、直接接着固定されている。
上述した第4実施形態のペット用吸収性物品1Dを使用した際の作用効果について説明する。
ペット用吸収性物品1Dの効果については、ペット用吸収性物品1Aの効果と異なる点について説明する。特に説明しない点は、ペット用吸収性物品1Aの効果と同様であり、ペット用吸収性物品1Aの効果の説明が適宜適用される。
ペット用吸収性物品1Dにおいては、図8に示すように、紐8h,8iが、固定部7を避けて固定部7の外周を1周回って配されている。その為、ペットの飼育者が糞Sを処理する際、図8に示すように、排泄物処理用シート6のY方向の両端部からX方向外方に引き出された紐8h,8iを、同時に、X方向外方に引っ張ることによって、図9(a)に示すように、固定部7の外周を1周回る紐8が、図9(b)に示すように、排泄物処理用シート6の裏面と吸収性本体5の表面シート2の表面との間の固定部7を切断しながら、直線状に延びるようになる。よって、排泄物処理用シート6が吸収性本体5の表面シート2から外れて、排泄物処理用シート6と吸収性本体5とが分離する。その後は、ペット用吸収性物品1Dは、ペット用吸収性物品1Aと同様にして処理できるので、ペット用吸収性物品1Aと同様の効果が得られる。
ペット用吸収性物品1Dの効果については、ペット用吸収性物品1Aの効果と異なる点について説明する。特に説明しない点は、ペット用吸収性物品1Aの効果と同様であり、ペット用吸収性物品1Aの効果の説明が適宜適用される。
ペット用吸収性物品1Dにおいては、図8に示すように、紐8h,8iが、固定部7を避けて固定部7の外周を1周回って配されている。その為、ペットの飼育者が糞Sを処理する際、図8に示すように、排泄物処理用シート6のY方向の両端部からX方向外方に引き出された紐8h,8iを、同時に、X方向外方に引っ張ることによって、図9(a)に示すように、固定部7の外周を1周回る紐8が、図9(b)に示すように、排泄物処理用シート6の裏面と吸収性本体5の表面シート2の表面との間の固定部7を切断しながら、直線状に延びるようになる。よって、排泄物処理用シート6が吸収性本体5の表面シート2から外れて、排泄物処理用シート6と吸収性本体5とが分離する。その後は、ペット用吸収性物品1Dは、ペット用吸収性物品1Aと同様にして処理できるので、ペット用吸収性物品1Aと同様の効果が得られる。
本発明のペット用吸収性物品は、上述の第1〜第4実施形態のペット用吸収性物品1A〜1Dに何ら制限されるものではなく、適宜変更可能である。また、上述の第1〜第4実施形態のペット用吸収性物品1A〜1Dにおける各構成要件は、本発明の趣旨を損なわない範囲で、適宜組み合わせて実施できる。
例えば、上述の第1〜第4実施形態のペット用吸収性物品1A〜1Dにおいては、図1,図5,図6,図8に示すように、吸収性本体5の表面シート2の上方に配された排泄物処理用シート6は、1枚だけであるが、複数枚を配していてもよい。複数枚の排泄物処理用シート6を配する場合、下側に位置する(吸収性本体5から相対的に近い)ものほど、平面視の大きさ(サイズ)が小さく、下側に位置するシートの周縁が、上側に位置するシートの周縁よりも内方に存するようにすることが好ましい。そうすることで、各排泄物処理用シート6の周縁部に、該シート6と吸収性本体5(表面シート2)とを分離可能に一体化させるための接着部や仮留め部を形成することが可能となる。
また、本発明のペット用吸収性物品には、下記1)〜3)の工夫を施すことが可能である。1)排泄物処理用シート6と表面シート2とで色及び/又は素材を異ならせる。2)排泄物処理用シート6が複数枚積層されている場合に、各排泄物処理用シート6どうしで色又は素材を異ならせる。3)排泄物処理用シート6及び/又は表面シート2に消臭剤を含有させる。
前記1)及び2)に関し、各シートどうしで色を異ならせることにより、残り枚数の確認が容易になる。また、各シートどうしで素材を異ならせることにより、例えば液に対する挙動(液透過性、液吸収性、液拡散性等)が異なる複数枚のシートの積層体を、表面シート2の上方に配することが可能となり、それによって、ペットの排泄行為に伴う飼育者の排泄物処理作業の負担の一層の軽減が期待できる。例えば、朝一番で軟便を排泄する傾向があるペットに対しては、斯かる積層体において相対的に液が染み出しにくいシートを最上層に配置するのが有効である。
前記3)に関し、ここでいう消臭剤は、犬や猫等のペットの排泄物に起因する悪臭を除去し得る薬剤全般を意味し、悪臭の除去方法は特に制限されず、香料成分に由来する香気によって悪臭をマスキングするタイプの薬剤の他、抗菌・殺菌作用により悪臭の発生源となる菌の発生・増加を抑制するタイプの薬剤、悪臭成分そのものを吸着するタイプの薬剤等も含まれる。
前述した本発明の実施形態に関し、更に以下の付記(ペット用吸収性物品)を開示する。
<1>
表面シート及び当該表面シートの一方の面に配された吸収体を含んで構成される吸収性本体と、
前記表面シートの前記一方の面とは反対側の面に配され、該吸収性本体と分離可能に固定部を介して固定され一体化された液透過性の排泄物処理用シートとを備え、
前記排泄物処理用シートは、その周縁部に串縫い状に縫って配された紐を有し、
前記紐を引っ張ることにより、前記固定部による固定が解除され、分離した前記排泄物処理用シートが袋状となるペット用吸収性物品。
表面シート及び当該表面シートの一方の面に配された吸収体を含んで構成される吸収性本体と、
前記表面シートの前記一方の面とは反対側の面に配され、該吸収性本体と分離可能に固定部を介して固定され一体化された液透過性の排泄物処理用シートとを備え、
前記排泄物処理用シートは、その周縁部に串縫い状に縫って配された紐を有し、
前記紐を引っ張ることにより、前記固定部による固定が解除され、分離した前記排泄物処理用シートが袋状となるペット用吸収性物品。
<2>
前記固定部は片面テープであり、前記片面テープが前記紐を挟んで前記表面シートに固定されることにより、前記排泄物処理用シートが前記吸収性本体に分離可能に固定され一体化されている前記<1>に記載のペット用吸収性物品。
<3>
前記固定部は前記紐に直接塗工された接着剤であり、当該接着剤により、前記排泄物処理用シートが前記吸収性本体に分離可能に固定され一体化されている前記<1>に記載のペット用吸収性物品。
<4>
前記排泄物処理用シートと前記表面シートとのそれぞれ対向する面が固定部により分離可能に固定され一体化されており、前記紐が、前記固定部を避けて前記固定部よりも内側(ペット用吸収性物品の中心側)を通る位置に配されている前記<1>に記載のペット用吸収性物品。
<5>
前記紐を引っ張ることにより、前記固定部よりも内側(ペット用吸収性物品の中心側)を通る位置に配されている紐が前記固定部による固定を解除しながら直線状に延びることで、分離した前記排泄物処理用シートが袋状となる前記<4>に記載のペット用吸収性物品。
<6>
前記排泄物処理用シートと前記表面シートとのそれぞれ対向する面が固定部により分離可能に固定され一体化されており、前記紐が、前記固定部を避けて前記固定部の外周を1周回って配されている前記<1>に記載のペット用吸収性物品。
<7>
前記紐を引っ張ることにより、前記固定部の外周を1周回って配されている紐が前記固定部による固定を解除しながら直線状に延びることで、分離した前記排泄物処理用シートが袋状となる前記<6>に記載のペット用吸収性物品。
<8>
前記固定部は、接着剤による接着手段、ヒートエンボス加工、超音波加工による融着手段のいずれかにより形成されている前記<4>〜<7>のいずれか1に記載のペット用吸収性物品。
前記固定部は片面テープであり、前記片面テープが前記紐を挟んで前記表面シートに固定されることにより、前記排泄物処理用シートが前記吸収性本体に分離可能に固定され一体化されている前記<1>に記載のペット用吸収性物品。
<3>
前記固定部は前記紐に直接塗工された接着剤であり、当該接着剤により、前記排泄物処理用シートが前記吸収性本体に分離可能に固定され一体化されている前記<1>に記載のペット用吸収性物品。
<4>
前記排泄物処理用シートと前記表面シートとのそれぞれ対向する面が固定部により分離可能に固定され一体化されており、前記紐が、前記固定部を避けて前記固定部よりも内側(ペット用吸収性物品の中心側)を通る位置に配されている前記<1>に記載のペット用吸収性物品。
<5>
前記紐を引っ張ることにより、前記固定部よりも内側(ペット用吸収性物品の中心側)を通る位置に配されている紐が前記固定部による固定を解除しながら直線状に延びることで、分離した前記排泄物処理用シートが袋状となる前記<4>に記載のペット用吸収性物品。
<6>
前記排泄物処理用シートと前記表面シートとのそれぞれ対向する面が固定部により分離可能に固定され一体化されており、前記紐が、前記固定部を避けて前記固定部の外周を1周回って配されている前記<1>に記載のペット用吸収性物品。
<7>
前記紐を引っ張ることにより、前記固定部の外周を1周回って配されている紐が前記固定部による固定を解除しながら直線状に延びることで、分離した前記排泄物処理用シートが袋状となる前記<6>に記載のペット用吸収性物品。
<8>
前記固定部は、接着剤による接着手段、ヒートエンボス加工、超音波加工による融着手段のいずれかにより形成されている前記<4>〜<7>のいずれか1に記載のペット用吸収性物品。
<9>
前記固定部の形状は、矩形状、楕円形、円形、菱形、三角形のいずれかである前記<1>〜<8>のいずれか1に記載のペット用吸収性物品。
<10>
前記排泄物処理用シートは、2本、または3本の前記紐を有している前記<1>〜<9>のいずれか1に記載のペット用吸収性物品。
<11>
前記紐は、前記排泄処理用シートの両端部からそれぞれ外方に引き出されており、引き出された部分の前記紐を引っ張ることにより、前記固定部による固定が解除され、分離した前記排泄物処理用シートが袋状となる前記<1>〜<10>のいずれか1に記載のペット用吸収性物品。
<12>
前記排泄物処理用シートの坪量は、好ましくは12g/m2以上、更に好ましくは18g/m2以上、そして、好ましくは60g/m2以下、更に好ましくは30g/m2以下である前記<1>〜<11>のいずれか1に記載のペット用吸収性物品。
<13>
前記排泄物処理用シートは、液透過性を有する層と液吸収性を有する層の積層体である前記<1>〜<11>のいずれか1に記載のペット用吸収性物品。
<14>
前記排泄物処理用シートの坪量は、好ましくは12g/m2以上、更に好ましくは20g/m2以上、そして、好ましくは80g/m2以下、更に好ましくは45g/m2以下である前記<13>に記載のペット用吸収性物品。
<15>
前記固定部の接着強度が、好ましくは10gf/25mm以上、より好ましくは20gf/25mm以上であり、好ましくは800gf/25mm以下、より好ましくは400gf/25mm以下である前記<1>〜<14>のいずれか1に記載のペット用吸収性物品。
<16>
前記ペット用吸収性物品は平面視において長方形形状を有し、その長手方向の長さは15〜126cm、幅方向の長さは10〜96cmである前記<1>〜<15>の何れか1に記載のペット用吸収性物品。
<17>
前記排泄物処理用シートを複数枚備える前記<1>〜<16>のいずれか1に記載のペット用吸収性物品。
<18>
複数枚の前記排泄物処理用シートは、前記吸収性本体から相対的に近いものほど、平面視の大きさが小さい前記<17>に記載のペット用吸収性物品。
前記固定部の形状は、矩形状、楕円形、円形、菱形、三角形のいずれかである前記<1>〜<8>のいずれか1に記載のペット用吸収性物品。
<10>
前記排泄物処理用シートは、2本、または3本の前記紐を有している前記<1>〜<9>のいずれか1に記載のペット用吸収性物品。
<11>
前記紐は、前記排泄処理用シートの両端部からそれぞれ外方に引き出されており、引き出された部分の前記紐を引っ張ることにより、前記固定部による固定が解除され、分離した前記排泄物処理用シートが袋状となる前記<1>〜<10>のいずれか1に記載のペット用吸収性物品。
<12>
前記排泄物処理用シートの坪量は、好ましくは12g/m2以上、更に好ましくは18g/m2以上、そして、好ましくは60g/m2以下、更に好ましくは30g/m2以下である前記<1>〜<11>のいずれか1に記載のペット用吸収性物品。
<13>
前記排泄物処理用シートは、液透過性を有する層と液吸収性を有する層の積層体である前記<1>〜<11>のいずれか1に記載のペット用吸収性物品。
<14>
前記排泄物処理用シートの坪量は、好ましくは12g/m2以上、更に好ましくは20g/m2以上、そして、好ましくは80g/m2以下、更に好ましくは45g/m2以下である前記<13>に記載のペット用吸収性物品。
<15>
前記固定部の接着強度が、好ましくは10gf/25mm以上、より好ましくは20gf/25mm以上であり、好ましくは800gf/25mm以下、より好ましくは400gf/25mm以下である前記<1>〜<14>のいずれか1に記載のペット用吸収性物品。
<16>
前記ペット用吸収性物品は平面視において長方形形状を有し、その長手方向の長さは15〜126cm、幅方向の長さは10〜96cmである前記<1>〜<15>の何れか1に記載のペット用吸収性物品。
<17>
前記排泄物処理用シートを複数枚備える前記<1>〜<16>のいずれか1に記載のペット用吸収性物品。
<18>
複数枚の前記排泄物処理用シートは、前記吸収性本体から相対的に近いものほど、平面視の大きさが小さい前記<17>に記載のペット用吸収性物品。
1A,1B,1C,1D ペット用吸収性物品
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
5 吸収性本体
5s 吸収性本体の周縁
6 排泄物処理用シート
6s 排泄物処理用シートの周縁
60s 排泄物処理用シートの周縁部
60us Y方向に沿う上側の一側部
60ds Y方向に沿う下側の他側部
60ls 左側のY方向の一端部
60rs 右側のY方向の他端部
7 固定部
8(8a〜8i) 紐
S 糞
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
5 吸収性本体
5s 吸収性本体の周縁
6 排泄物処理用シート
6s 排泄物処理用シートの周縁
60s 排泄物処理用シートの周縁部
60us Y方向に沿う上側の一側部
60ds Y方向に沿う下側の他側部
60ls 左側のY方向の一端部
60rs 右側のY方向の他端部
7 固定部
8(8a〜8i) 紐
S 糞
Claims (8)
- 表面シート及び当該表面シートの一方の面に配された吸収体を含んで構成される吸収性本体と、
前記表面シートの前記一方の面とは反対側の面に配され、該吸収性本体と分離可能に固定部を介して固定され一体化された液透過性の排泄物処理用シートとを備え、
前記排泄物処理用シートは、その周縁部に串縫い状に縫って配された紐を有し、
前記紐を引っ張ることにより、前記固定部による固定が解除され、分離した前記排泄物処理用シートが袋状となるペット用吸収性物品。 - 前記固定部は片面テープであり、前記片面テープが前記紐を挟んで前記表面シートに固定されることにより、前記排泄物処理用シートが前記吸収性本体に分離可能に固定され一体化されている前記請求項1に記載のペット用吸収性物品。
- 前記固定部は前記紐に直接塗工された接着剤であり、当該接着剤により、前記排泄物処理用シートが前記吸収性本体に分離可能に固定され一体化されている前記請求項1に記載のペット用吸収性物品。
- 前記排泄物処理用シートと前記表面シートとのそれぞれ対向する面が固定部により分離可能に固定され一体化されており、前記紐が、前記固定部を避けて前記固定部よりも前記ペット用吸収性物品の中心側を通る位置に配されている前記請求項1に記載のペット用吸収性物品。
- 前記紐を引っ張ることにより、前記固定部よりも前記ペット用吸収性物品の中心側を通る位置に配されている紐が前記固定部による固定を解除しながら直線状に延びることで、分離した前記排泄物処理用シートが袋状となる前記請求項4に記載のペット用吸収性物品。
- 前記排泄物処理用シートと前記表面シートとのそれぞれ対向する面が固定部により分離可能に固定され一体化されており、前記紐が、前記固定部を避けて前記固定部の外周を1周回って配されている前記請求項1に記載のペット用吸収性物品。
- 前記紐を引っ張ることにより、前記固定部の外周を1周回って配されている紐が前記固定部による固定を解除しながら直線状に延びることで、分離した前記排泄物処理用シートが袋状となる前記請求項1に記載のペット用吸収性物品。
- 前記紐は、前記排泄処理用シートの両端部からそれぞれ外方に引き出されており、引き出された部分の前記紐を引っ張ることにより、前記固定部による固定が解除され、分離した前記排泄物処理用シートが袋状となる前記請求項1ないし7のいずれか1項に記載のペット用吸収性物品。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2020153658A1 (ko) * | 2019-01-24 | 2020-07-30 | 이화여자대학교 산학협력단 | 흡수용품 |
-
2012
- 2012-12-12 JP JP2012271008A patent/JP2014113120A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020153658A1 (ko) * | 2019-01-24 | 2020-07-30 | 이화여자대학교 산학협력단 | 흡수용품 |
KR20200092105A (ko) * | 2019-01-24 | 2020-08-03 | 이화여자대학교 산학협력단 | 흡수용품 |
KR102277522B1 (ko) * | 2019-01-24 | 2021-07-14 | 이화여자대학교 산학협력단 | 흡수용품 |
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