JP2014111278A - 欠陥補修装置及び欠陥補修方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来に比べて均一にろう付けを行うことができ、欠陥の補修を良好に行うことのできる欠陥補修装置及び欠陥補修方法を提供する。
【解決手段】金属部材に形成された欠陥を補修する欠陥補修装置であって、金属部材の補修箇所を周囲の環境から遮蔽する環境遮蔽機構と、環境遮蔽機構によって環境遮蔽された領域に所定のガスを供給して所定のガス雰囲気とする雰囲気ガス供給機構と、レーザ光を発生させるレーザ発振器及びレーザ光を金属部材の補修箇所に伝送するレーザ光伝送機構を有し、金属部材の補修箇所にトップハット型の強度分布を有するレーザ光を照射して金属部材の補修箇所をクリーニング及び加熱するレーザ光照射機構と、金属部材の補修箇所が所定温度に加熱された後、当該金属部材の補修箇所に補修材を供給して溶融させ、欠陥の内部又は表面に補修部を形成する補修材供給機構とを具備している。
【選択図】図1

Description

本発明は、欠陥補修装置及び欠陥補修方法に関する。
過酷な条件に曝されるプラントの構造物、例えば、原子力プラントの炉内構造物や機器は、長期間使用すると応力腐食割れなどの欠陥が発生する可能性がある。欠陥が発生した場合には、その構造物全体を交換するか、あるいは補助金具を取り付けるなどの処置が施されている。また、欠陥全体の補修方法としては、TIG溶接などが検討されている。しかしながら、TIG溶接は、基本的に基材とトーチ電極との間にアークを発生させながら基材を溶融する方法なので、基材に酸化皮膜が付着していたり、開口欠陥の内部に酸化物が付着していたり、水が入り込んでいる場合には、アークが不安定になり安定した溶接が行えない欠点がある。
一方、ガスタービンやジェットエンジンなど高温熱サイクルが負荷される機器において、静翼などの部材に欠陥が発生した場合には、拡散ろう付による補修方法が用いられている。拡散ろう付は、基材成分を含む粉末にろう材成分の粉末を混合してペースト状にし、クリーニングした補修部に塗布して加熱することでろう材を溶融させて拡散浸透させる技術である。
拡散浸透させることで、ろう付部は基材とほぼ同等の強度が得られるが、加熱炉を用いて静翼を加熱する必要があるため、加熱炉に入る大きさの物の補修に限定される欠点がある。また、欠陥部のクリーニングについても、本当に欠陥内部までクリーニングできたかどうかその場で確認できないという欠点、仮にフラックスを用いたろう材を用いるとフラックスの残存により品質が低下する可能性があるという欠点がある。
こうした課題を解決するために、蒸気弁の弁座肉盛施工部分の欠陥補修方法として、加熱炉を用いずに拡散ろう付を行う方法が提案されている。この方法では、蒸気弁の弁座肉盛施工部分の欠陥部に補修材を設けるとともに、欠陥部が不活性ガス雰囲気となるようにシールド板を設け、欠陥部近傍に不活性ガスを吹き付けながらレーザ光を照射して加熱することで補修材を欠陥部に浸透させる。この方法では、フラックスを用いずに不活性ガスを吹きつけながらレーザ光を照射して被補修部材を欠陥部に浸透させるので、酸化作用の影響を回避して、より高い品質の補修が可能となる(例えば、特許文献1参照。)。
特許第4284052号公報
従来のレーザ光を用いた拡散ろう付による補修方法では、レーザビームの中心部に高いピークを持つガウス分布型の強度分布となっているレーザ光を用いている。そのため、基材に塗布したろう材を加熱すると、レーザビームの中心部の強度の高い部分が照射されたところの温度が局所的に上昇するため、ろう材が局部的に蒸発することや、基材が深く溶け込むことによってろう材成分が希釈するなどして、ろう付けの状態が不均一なるという問題がある。
本発明は、上記従来の事情に対処してなされたもので、従来に比べて均一にろう付けを行うことができ、欠陥の補修を良好に行うことのできる欠陥補修装置及び欠陥補修方法を提供することを目的とする。
本発明の欠陥補修装置の一態様は、金属部材に形成された欠陥を補修する欠陥補修装置であって、前記金属部材の補修箇所を周囲の環境から遮蔽する環境遮蔽機構と、前記環境遮蔽機構によって環境遮蔽された領域に所定のガスを供給して所定のガス雰囲気とする雰囲気ガス供給機構と、レーザ光を発生させるレーザ発振器、及び、前記レーザ光を前記金属部材の補修箇所に伝送するレーザ光伝送機構を有し、前記金属部材の補修箇所にトップハット型の強度分布を有するレーザ光を照射して前記金属部材の補修箇所をクリーニング及び加熱するレーザ光照射機構と、前記金属部材の補修箇所が所定温度に加熱された後、当該金属部材の補修箇所に補修材を供給して溶融させ、前記欠陥の内部又は表面に補修部を形成する補修材供給機構とを具備したことを特徴とする。
本発明の欠陥補修方法の一態様は、金属部材に形成された欠陥を補修する欠陥補修方法であって、前記金属部材の補修箇所を周囲の環境から遮蔽する環境遮蔽工程と、環境遮蔽された領域に所定のガスを供給して所定のガス雰囲気としつつ、前記金属部材の補修箇所にトップハット型の強度分布を有するレーザ光を照射し、前記金属部材の補修箇所をクリーニング及び加熱する工程と、前記金属部材の補修箇所が所定温度に加熱された後、当該金属部材の補修箇所に補修材を供給して溶融させ、前記欠陥の内部又は表面に補修部を形成する工程と、を具備したことを特徴とする。
本発明によれば、従来に比べて均一にろう付けを行うことができ、欠陥の補修を良好に行うことができる。
本発明の第1実施形態に係る欠陥補修装置の概略構成を示す図。 欠陥補修装置において補修材を供給する状況を示す図。 本発明の一実施形態に係る欠陥補修方法を示すフローチャート。 レーザ光の強度分布を示す図。 レーザ光の集光状況を示す図。 欠陥補修状況を示す図。 水中で欠陥補修を行う実施形態を示す図。 本発明の第2実施形態に係る欠陥補修装置の概略構成を示す図。 本発明の第3実施形態に係る欠陥補修装置の概略構成を示す図。 本発明の第4実施形態に係る欠陥補修装置の概略構成を示す図。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る欠陥補修装置100の概略構成を模式的に示すものである。この欠陥補修装置100は、レーザ光2を発生させるレーザ発振器1を具備しており、レーザ光2を被補修対象物11に照射して被補修対象物11に形成された欠陥(き裂)12を補修する。本実施形態では、レーザ発振器1として、ダイレクトダイオードレーザを用いている。
欠陥補修装置100は、被補修対象物11のレーザ光2の照射部位近傍に配設される筺体(照射ヘッド本体)3を具備しており、この筺体3とレーザ発振器1との間は、導光管、光ファイバ、レンズ、ミラー等の光学機器を組み合わせて構成されたレーザ光伝送機構4によって接続されている。筺体3は、図1中下側が開口された容器状に形成されている。この筺体3には、筺体3と同様に図1中下側が開口された容器状の構造物からなる環境遮蔽機構31が配設されている。これらのレーザ光伝送機構4、筺体3、環境遮蔽機構31によって、レーザ発振器1からのレーザ光2が、外部環境と隔離された状態で、被補修対象物11の照射位置まで伝送される構成となっている。
筺体3内には、レーザ光反射機構としてのガルバノミラー5が配設されており、このガルバノミラー5を駆動することによって、レーザ光2を走査し、被補修対象物11におけるレーザ光2の照射位置を変更できるようになっている。
また、筺体3には、環境遮蔽機構31内に位置するように、補修材塗布機構23が配設されている。この補修材塗布機構23は、補修材伝送機構22を介して補修材供給機構21に接続されており、補修材供給機構21から供給される補修材25を、図2に示すように、環境遮蔽機構31によって覆われた被補修対象物11の表面に供給できるようになっている。補修材供給機構21には、補修材25を予熱するためのヒータからなる加熱機構24が配設されている。
さらに、筺体3には、雰囲気ガス供給機構32が配設されており、図示しないポンプやタンク等で構成される流体供給源から環境遮蔽機構31内に所定のガス、例えば、Ar等の不活性ガス、又は水素ガス等の還元ガスを含む不活性ガスを供給できるようになっている。
上記構成の欠陥補修装置100では、レーザ発振器1からのレーザ光2は、レーザ光伝送機構4により伝送され、ガルバノミラー5によって反射され、被補修対象物11の表面に照射される。
ここで、従来の欠陥補修装置では、被補修対象物の表面に照射されるレーザ光が、図4(a)に示すように中心の強度が高いガウス分布型のレーザ光となっている。そのため、レーザ光を、被補修対象物の表面に照射した場合、レーザ光が照射された部位の中央部近傍だけが強く加熱され、被補修対象物の表面を均一に加熱することが困難となる。また、光学系によりレーザ光を集光すると、使用する光学系の仕様にもよるが、図5(a)に示すように、焦点を結んで前後に一定の広がり角を有するレーザ光が形成される。ここで、ろう付に使用するレーザ光のビーム径が、例えば焦点の前後のビーム径と仮定するとa1の範囲、焦点よりも大きなビーム径であれば、例えばa2乃至a2’の範囲において加工を行うことができる。しかし、裕度が狭い欠点がある。
これに対し、本実施形態において、ダイレクトダイオードレーザからなるレーザ発振器1から照射されたレーザ光2は、図4(b)に示すように明確にピーク強度の高い部位を持たない、強度の均一なトップハット型のレーザ光2である。このため、仮にレンズを用いて集光したとしても、焦点がガウス分布の場合のように小さく絞られることはない。その結果、図5(c)に示すように、使用可能なレーザ光2の範囲C1を広くとれ、裕度が広くなる。
以上のように、本実施形態では、レーザ発振器1としてダイレクトダイオードレーザを用いることで、レーザ光2の強度分布としてトップハット型強度分布が得られ、光学系の設定により定めた一定の範囲を均一に加熱することができる。ガウス分布型のレーザ光を用いていた従来は、焦点裕度範囲が小さいため、高精度に機器を制御する必要があったが、トップハット型の強度分布を有するレーザ光2を用いた場合、レーザ光2を小さい径に絞ることができない反面、一定のビーム径を保ったままの状態を焦点距離方向に長く保つことが可能となるため、従来に比べて機器の制御が容易となる。
また、本実施形態の欠陥補修装置100は、検出機構30を具備している。この検出機構30としては、例えば、赤外線センサーを用いることができる。赤外線センサーを用いれば、被補修対象物11表面の温度を検出することができ、また、レーザ光2を照射した際の温度差により欠陥12の位置を検出することができる。検出機構30として、例えば、超音波探傷センサーを用いれば、欠陥12の位置や深さも検出することができる。また、これらを併用してもよい。
本実施形態に係る欠陥補修方法では、図3のフローチャートにも示すように、上記構成の欠陥補修装置100を用いて次のようにして、被補修対象物11の欠陥12の補修を行う。
先ず、環境遮蔽機構31を被補修対象物11の欠陥12の部位に設置し、欠陥12及びその周囲の加熱範囲の環境を外部と遮断する環境遮蔽工程を実施する(図3のステップ101)。この場合、例えば、図1に示すように、環境遮蔽機構31は、被補修対象物11にレーザ光2が照射される範囲をカバーするように配置される。
次に、環境遮蔽手段31によって環境遮断された領域(環境遮蔽手段31の内部)に、雰囲気ガス導入口32を介して所定の雰囲気ガス33を供給しつつ、被補修対象物11にレーザ光2を照射し、被補修対象物11のクリーニング及び加熱を行う工程を実施する(図3のステップ102)。この場合、ガルバノミラー5を駆動することによって、筺体3(照射ヘッド本体)を移動させることなくレーザ光2を走査して一定の範囲にレーザ光2を照射することができる。なお、図1に模式的に加熱範囲13を示す。
このように、本実施形態では、ガルバノミラー5でレーザ光2を走査するので、レーザ光2の照射範囲が広くなり、筺体3(照射ヘッド本体)が被補修対象物11と干渉する可能性を低減することができ、さらに、高速でレーザ光2を走査することができるため一定の範囲を均一に加熱することができる。
なお、ガウス分布型の強度分布を有するレーザ光を用いた場合、局部的に急激に温度が上昇するため、一定の領域を加熱するためには被補修対象物11を溶融させなければならない場合が多く、また急激に温度が低下するために均一な温度とすることができる範囲が狭くなる。一方、本実施形態ではトップハット型の強度分布を有するレーザ光を用いているため、被補修対象物11の温度は局部的に急激に上昇することはなく、徐々に温度が上昇していくようになり、一定の範囲を所定の温度に加熱できる。また、加熱温度については用いる補修材25の融点に応じて決定され、被補修対象物11を溶融させることなく所定の温度に加熱することができる。さらに、図示しないロボットと組合せれば、複雑な形状の被補修対象物11にも対応も可能となる。
ここで、雰囲気ガス33として、還元性ガス(例えば水素ガスを含む不活性ガス)を供給しながらレーザ光2を照射することで、被補修対象物11の表面に存在する酸化物を除去してクリーニングすることが可能となる。なお、還元反応を連続して行うために、水素ガスを含む不活性ガスは、供給と吸引を繰り返して行うことが望ましい。雰囲気ガス33としては、アルゴン、窒素などの不活性なガスのみを供給してもよい。また、雰囲気ガスの導入口を図示しない真空ポンプと接続すれば、環境遮蔽機構31の内部を減圧雰囲気としてレーザ光2の照射を行うことも可能となる。
上記したレーザ光2の照射により、被補修対象物11をクリーニングし、また所定の温度に加熱した後、補修材塗布機構23により、被補修対象物11に補修材25を供給する補修材供給工程(図3のステップ103)を行う。
本実施形態では、検出機構30を具備しているので、レーザ光2を走査しながら照射することによって被補修対象物11表面の温度が所定の温度に達したことを検出機構30で確認した後、補修材塗布機構23により被補修対象物11表面に補修材25を塗布する。
図2に示すように、補修材塗布機構23は、駆動機構を具備しており、塗布方向(図2中矢印で示す。)をレーザ光2の照射範囲において変えることが可能であり、補修範囲全面に補修材25を塗布することができる。補修材25の形態としては、基材粉末とろう材粉末とを混合した粉末や、この粉末にバインダーを混合してペースト状にしたもの等を好適に使用することができる。また、ワイヤ、コアードワイヤ、シートなどの形態のものでもよい。
供給する補修材が粉末形状の場合には、不活性ガス流などにより供給することができる。また、ワイヤやシートのような形状の場合には、予め円筒状の芯に巻きつけたワイヤやシートを回転トルクで押し出すなどの方法を用いて供給することができる。
レーザ光2の照射により予め所定温度に加熱された被補修対象物11表面に、補修材25が供給されると、被補修対象物11の熱により補修材25が溶融する。補修材25の溶融による補修の態様は、被補修対象物11の予熱温度と用いる補修材の融点により異なる。例えば、図6(a)に示すように欠陥表面を覆った状態、図6(b)に示すように欠陥の表面近傍まで補修材が浸透した状態、図6(c)に示すように欠陥の内部まで完全に補修材が浸透した状態などを使い分けることが可能である。
以上の工程により、欠陥補修装置100を用いた被補修対象物11の欠陥12の補修が完了する。補修終了後に検出機構30を用いて表面の状態を検出することにより、欠陥補修状態、表面に形成された補修材の厚さなどを測定することができ、補修処理後の補修部の品質についても情報を得ることができる。
ところで、予熱した被補修対象物11に、常温の補修材25を塗布すると、予熱温度が低下する可能性がある。このため、本実施形態における補修材供給機構21は、加熱機構(ヒータ)24を具備しており、補修材25に応じて補修材25を所望温度に予め加熱(予熱)することができるようになっている。補修材25の予熱は、ヒータにより加熱する方法の他、例えばワイヤであれば電気を流して温度を上昇させるなどの方法を用いることができる。
補修材25を塗布する際、補修材25が供給された箇所にレーザ光2を照射すると補修材25が過熱されてしまう。このため、被補修対象物11をレーザ光2で加熱後、レーザ光2の照射位置を避けて補修材25を供給することで、被補修対象物11表面の温度低下を防止し、かつ補修材25によって形成される補修部の品質を安定させることができる。
また、補修材25の供給時の温度低下を防止する方法としては、レーザ光2の照射によって加熱された部位に補修材25を供給しつつ、他の部位にレーザ光2を照射して加熱を行う方法、補修部を複数の領域に分割してレーザ光2の照射と補修材25の供給を交互に行う方法などを用いることもできる。一方で、レーザ光2の照射によって加熱した後、補修材25を供給する際に補修材25の温度が高くなりすぎると、補修材25が球状になってしまう可能性がある。補修材25と被補修対象物11は、同程度の温度であることが好ましい。したがって、補修材25を供給する際に、補修材25が過熱せずかつ補修温度を保持できるようにレーザ光2の出力を弱くして補修材25の供給部分にレーザ光2を同時に照射するなどの方法を用いてもよい。
また、被補修対象物11表面で溶融した補修材25について、レーザ光2により再加熱することで、例えば、図6(c)に示すように、被補修対象物11の欠陥12内へ溶融した補修材25を拡散させて充填することも可能である。このように拡散処理を行うことで、補修部は被補修対象物11の基材とほぼ同等の強度まで回復することができる。拡散処理の際には、レーザ光2の照射中に検出機構30で、欠陥12の周辺の情報を検出し、レーザ光2の照射時間や範囲を調整することも可能である。
例えば、加圧水型原子力発電所の炉内計装筒や管台、沸騰水型原子力発電所のシュラウド、スタブチューブなどに代表される原子炉炉内構造物の溶接部や溶接部近傍の熱影響部で応力腐食割れが発生した場合、本実施形態の欠陥補修装置100により欠陥を補修することが可能である。欠陥を補修することで、原子炉炉内構造物の信頼性向上を図れ、寿命を延伸することが可能となる。
なお、図7に示すように、欠陥補修装置100によれば、環境遮蔽機構31で周囲の環境と遮蔽しつつ、容器状の構造物である環境遮蔽機構31内に、雰囲気ガス供給機構32から雰囲気ガス33を供給することにより、水50の中で欠陥12を補修することができる。この場合、レーザ発振器1を大気中に配置し、レーザ光伝送機構4によってレーザ光2を水50の中まで伝送させる構成とすることが好ましい。
以上の通り、本実施形態では、トップハット型強度分布のレーザ光2の照射により、被補修対象物11の一定の範囲を均一に加熱することができ、かつ、ろう材が局部的に蒸発することや、基材が深く溶け込むことによってろう材成分が希釈するなどして、ろう付けの状態が不均一になることがなく、良好に欠陥12の補修を行うことができる。
なお、レーザ発振器1としては、ダイレクトダイオードレーザに限らず、YAGレーザやファイバレーザなども用いることができる。この場合、レーザ光2の強度分布がガウス分布であるので、レーザ光の強度分布を均一化させるビーム均一化機構、例えば、ホモジナイザにより、強度分布を均一化する。
図8は、レーザ光2の強度分布がガウス分布のレーザ発振器1を用いた場合の第2実施形態の欠陥補修装置200の構成を示す図である。図8に示すようにレーザ発振器1から照射され、光ファイバ等からなるレーザ光伝送機構4によって伝送されたガウス分布のレーザ光2を、ホモジナイザを含む光学系6を用いてビーム強度分布を図4(b)に示すようなトップハット型とし、また集光する。これによって、図1に示した欠陥補修装置100と同様の効果が得られる。ホモジナイザは、レーザ発振器1とガルバノミラー5の間であればどこに配置してもよい。なお、欠陥補修装置200において、他の部分は前述した図1に示す欠陥補修装置100と同様に構成されているので、対応する部分には同一の符号を付して、重複した説明は省略する。
ガウス分布のレーザ光を用いた場合でも、ホモジナイザ等を用いて強度分布を均一化することにより、レーザ光の状態が、例えば図5(b)に示すように均一に拡散した状態となり、図5(a)に示す通常のガウス分布のレーザ光の場合と比較して、裕度を広く取ることが可能となる。
次に、図9を参照して、第3実施形態に係る欠陥補修装置300について説明する。図9に示す欠陥補修装置300は、流体35を噴出するための流体噴出機構からなる環境遮蔽機構34を具備している。なお、欠陥補修装置300において、他の部分は前述した図1に示す欠陥補修装置100と同様に構成されているので、対応する部分には同一の符号を付して、重複した説明は省略する。
上記構成の欠陥補修装置300において、補修部を周囲の環境と遮蔽するために用いる流体35としては、水などの液体の他に、アルゴンや窒素などの不活性なガスに代表される気体を用いてもよい。環境遮蔽機構34から流体35を噴出することにより、レーザ照射部位近傍に大気や水蒸気など酸素を含む流体が浸入することを防止することができる。さらに、雰囲気ガス供給機構32から雰囲気ガス33を供給しながらレーザ光2の照射を行うことで、加熱部位周辺を所定のガス雰囲気として加熱することが可能となる。また、環境遮蔽機構34を可動式とすることで、レーザ加熱範囲に応じて任意に遮蔽範囲を設定することが可能となる。
次に、図10を参照して、第4実施形態に係る欠陥補修装置400について説明する。図10に示すように、欠陥補修装置400は、補修材の供給手段として第1補修材供給機構61と第2補修材供給機構65の2つを有しており、それぞれ別々に補修材を供給することが可能となっている。
欠陥補修装置400において、例えば、第1補修材供給機構61には基材粉末を充填し、第2補修材供給機構65にはろう材粉末を充填する。基材粉末は、第1補修材伝送機構62により伝送され、第1補修材塗布機構63により、被補修対象物11表面に対し、図中に示す矢印64の方向に供給される。一方、ろう材粉末は、第2補修材伝送機構66により伝送され、第2補修材塗布機構67により、被補修対象物11表面に対し、図中に示す矢印68の方向に供給される。
上記のように、基材粉末とろう材粉末とを別々に供給することにより、ろう材と基材との混合割合を変化させることが可能となる。例えば、欠陥12の先端部や開口幅の狭い欠陥12に対しては、ろう材の割合を増加することで、補修材25が充填しやすくなる。また、欠陥12の表層近傍や開口幅の大きい欠陥に対しては、基材の割合を増やすことで補修材25が充填しやすくなる。
また、第1補修材供給機構61から比較的ぬれ性の高い補修材25´を供給し、第2補修材供給機構65からは比較的ぬれ性の低い補修材25を供給することもできる。このように、ぬれ性の異なる補修材25´,25を別々に供給することにより、被補修部位の状態によって用途を使い分けることができる。例えば、欠陥12の先端部や開口幅の狭い欠陥12に対してはぬれ性の高い補修材25´を供給することで、欠陥12の部分に補修材25´が充填し易くなる。また、欠陥12の表層近傍や積層する場合には、ぬれ性の低い補修材25を供給することで、補修材25を積層し易くすることができる。
この場合も、被補修対象物11の表面の温度が所定の温度に達したことを検出機構30で確認した後、レーザ照射をしたまま、第1補修材塗布機構63から被補修対象物11表面に補修材25´を供給し、又は第2補修材塗布機構67から被補修対象物11表面に補修材25を供給することができる。第1補修材塗布機構63、第2補修材塗布機構67は、駆動機構と加熱機構24を具備しており、塗布方向をレーザ光照射範囲において変えることが可能であり、補修範囲全面に加熱された補修材25´,25を塗布することが可能である。
レーザ加熱により予熱された被補修対象物11の表面に、第1補修材塗布機構63又は第2補修材塗布機構67から加熱された補修材25´,25が供給されると、基材の熱により補修材25´,25が即座に溶融する。補修材25´,25の溶融は基材の予熱温度と用いる補修材25´,25の融点により異なる。
さらに、レーザ加熱後に検出機構30を用いて表面の検査を行うことにより、欠陥補修状態、表面に形成された補修材25の厚さなどを測定することができ、処理後の補修部の品質についても情報を得ることが可能となる。
補修材25´,25を塗布する際、被補修対象物11の上部において補修材25´,25がレーザ光2の経路上を通過すると、レーザ光2により補修材25が溶融し被補修対象物11にぬれないか、もしくは蒸発してしまう可能性がある。このため、レーザ光2で被補修対象物11を加熱後、レーザ光2が照射されていないレーザ光照射部近傍に補修材25´,25を供給すれば、被補修対象物11表面の温度低下を防止し、かつ形成される補修部の品質を安定させることができる。
また、被補修対象物11表面で溶融した補修材25´,25について、レーザにより再加熱することで図6(d)に示すように、基材への拡散を行うことも可能である。拡散処理を行うことで、補修部は基材とほぼ同等の強度まで回復することができる。拡散処理状況については、レーザ加熱中に検出機構30にて、き裂周辺の情報を確認することができ、レーザ加熱時間や範囲を調整することも可能である。
なお、第1補修材供給機構61、第2補修材供給機構65には、例えば、同一種で粒径の異なる粉末(補修材)を充填してもよい。この場合、欠陥12の状態によって、被補修対象物11表面に異なる粒径の補修材25を供給することにより、欠陥12に充填しやすくすることができる。また、融点の異なる補修材25を供給したり、耐食性の異なる補修材25を供給してもよい。なお、欠陥補修装置400において、他の部分は、前述した図1に示す欠陥補修装置100と同様に構成されているので、対応する部分には同一の符号を付して、重複した説明は省略する。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1……レーザ発振器、2……レーザ光、3……筺体、4……レーザ光伝送機構、5……ガルバノミラー、11……被補修対象物、12……欠陥、21……補修材供給機構、22……補修材伝送機構、23……補修材塗布機構、24……加熱機構、25……補修材、30……検出機構、31……環境遮蔽機構、32……雰囲気ガス供給機構、33……雰囲気ガス、100……欠陥補修装置。

Claims (15)

  1. 金属部材に形成された欠陥を補修する欠陥補修装置であって、
    前記金属部材の補修箇所を周囲の環境から遮蔽する環境遮蔽機構と、
    前記環境遮蔽機構によって環境遮蔽された領域に所定のガスを供給して所定のガス雰囲気とする雰囲気ガス供給機構と、
    レーザ光を発生させるレーザ発振器、及び、前記レーザ光を前記金属部材の補修箇所に伝送するレーザ光伝送機構を有し、前記金属部材の補修箇所にトップハット型の強度分布を有するレーザ光を照射して前記金属部材の補修箇所をクリーニング及び加熱するレーザ光照射機構と、
    前記金属部材の補修箇所が所定温度に加熱された後、当該金属部材の補修箇所に補修材を供給して溶融させ、前記欠陥の内部又は表面に補修部を形成する補修材供給機構と
    を具備したことを特徴とする欠陥補修装置。
  2. 前記補修材を、供給前に予備加熱する予備加熱機構を具備したことを特徴とする請求項1記載の欠陥補修装置。
  3. 欠陥の有無及び位置を検出するための検出機構を具備したことを特徴とする請求項1又は2記載の欠陥補修装置。
  4. 前記レーザ発振器が、トップハット型の強度分布を有するレーザ光を発生させるダイレクトダイオードレーザであることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の欠陥補修装置。
  5. 前記レーザ発振器が、ガウス分布型の強度分布を有するレーザ光を発生させるレーザ発振器であり、レーザ光の強度分布を均一化させるビーム均一化機構により、トップハット型の強度分布を有するレーザ光を発生させることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の欠陥補修装置。
  6. 前記補修材供給機構を、少なくとも2つ具備し、前記補修材を構成するろう材と基材とを別々に供給するよう構成されていることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載の欠陥補修装置。
  7. 前記補修材供給機構を、少なくとも2つ具備し、ぬれ性の異なる複数種の前記補修材を供給可能とされていることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載の欠陥補修装置。
  8. 前記環境遮蔽機構は、流体をカーテン状に噴出して前記金属部材の補修箇所を周囲の環境から遮蔽することを特徴とする請求項1〜7いずれか1項記載の欠陥補修装置。
  9. 前記環境遮蔽機構は、容器状の構造物により前記金属部材の補修箇所を周囲の環境から遮蔽することを特徴とする請求項1〜7いずれか1項記載の欠陥補修装置。
  10. 金属部材に形成された欠陥を補修する欠陥補修方法であって、
    前記金属部材の補修箇所を周囲の環境から遮蔽する環境遮蔽工程と、
    環境遮蔽された領域に所定のガスを供給して所定のガス雰囲気としつつ、前記金属部材の補修箇所にトップハット型の強度分布を有するレーザ光を照射し、前記金属部材の補修箇所をクリーニング及び加熱する工程と、
    前記金属部材の補修箇所が所定温度に加熱された後、当該金属部材の補修箇所に補修材を供給して溶融させ、前記欠陥の内部又は表面に補修部を形成する工程と、
    を具備したことを特徴とする欠陥補修方法。
  11. 前記クリーニング及び加熱する工程の後、前記レーザ光の照射を一旦停止して前記補修材を供給し、前記補修材の供給が完了した後、前記レーザ光の照射を行うことを特徴とする請求項10記載の欠陥補修方法。
  12. 前記クリーニング及び加熱する工程の後、前記レーザ光の照射を継続しつつ、当該レーザ光が照射されていない部位に、前記補修材を供給することを特徴とする請求項10記載の欠陥補修方法。
  13. 前記補修材を、供給前に予備加熱することを特徴とする請求項10〜12いずれか1項記載の欠陥補修方法。
  14. 前記補修材供給工程では、前記補修材を構成するろう材と基材とを別々に供給することを特徴とする請求項10〜13いずれか1項記載の欠陥補修方法。
  15. 前記補修材供給工程では、ぬれ性の異なる複数種の前記補修材を供給することを特徴とする請求項10〜13いずれか1項記載の欠陥補修方法。
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