JP2014111241A - 揚砂設備、及びその運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ジェットポンプの閉塞状態を解消し、特に、比較的大きな沈砂が集砂ピットに多く溜まっている場合であってもジェットポンプの閉塞状態を解消する。
【解決手段】沈砂5を沈砂分離装置20へ揚砂する揚砂設備1であって、沈砂を吸込管3bを通して吸い込み揚砂管L3を通して揚砂するジェットポンプ3と、揚砂管から分岐し、吸込管に吸い込まれた沈砂を沈砂池Wに戻す砂没時機能回復管L4と、吸込管に吸い込まれた沈砂が流れる管を揚砂管と砂没時機能回復管との間で選択的に切り替える切替え手段V3,V4と、を備え、砂没時機能回復管の揚程を揚砂管の揚程よりも低くすることで、ジェットポンプの閉塞時に揚砂管による通常の揚砂時よりも強い力で揚砂を行ない、砂没時機能回復管の直径を吸込管の直径以上とすることで、砂没時機能回復管の目詰まりを考慮することなくジェットポンプの閉塞状態を解消する。
【選択図】図1

Description

本発明は、揚砂設備、及びその運転方法に関する。
従来、下水処理場等における沈砂池の集砂ピットに溜まった沈砂をジェットポンプにより揚砂管を通じて沈砂池の外に排出する揚砂設備が知られている。このような揚砂設備では、集砂ピットの沈砂の堆積量が多すぎる場合や沈砂の流動性が悪い場合に、ジェットポンプの吸込管が沈砂を吸い込みきれなくなり、ジェットポンプの吸込管が閉塞状態となってしまう場合がある。この場合、ジェットポンプを駆動する加圧水を吸込管に逆流させることで逆洗処理を行ない、吸込管の吸込口付近の沈砂の流動性を改善して閉塞状態を解消する。逆洗処理を行っても沈砂の流動性が改善しない場合、例えば、特許文献1記載のように、吸込管から吸い込んだ沈砂と水との混合流体を、揚砂管から分岐した経路から集砂ピットに噴射することにより、沈砂の流動性を高め得ることが知られている。
特開2007−111683号公報
しかしながら、特許文献1記載の揚砂設備では、吸込管から吸い込んだ沈砂と水との混合流体を配管を通して噴射ノズルから集砂ピットに向けて噴射することから、吸込管で吸い込む沈砂は、配管及び噴射ノズルが目詰まりしない程度の大きさであることが要求される。つまり、沈砂のうち比較的大きな石等が集砂ピットに多く溜まっている場合には、噴射のための配管及び噴射ノズルが目詰まりし、揚砂設備の運転に支障がでる虞がある。また、通常の運転で吸い込むことのできない大きな石等は噴射により流動性を高めても吸込口に溜まり、吸込管の閉塞につながり揚砂設備の運転に支障がでる虞がある。
そこで本発明は、ジェットポンプの閉塞状態を解消することができ、特に、比較的大きな沈砂が集砂ピットに多く溜まっている場合であっても、揚砂管から分岐した経路の目詰まりを考慮することなくジェットポンプの閉塞状態を解消することができる揚砂設備、及びその運転方法を提供することを目的とする。
本発明は、沈砂池の集砂ピットに溜まった沈砂を沈砂分離装置へ揚砂する揚砂設備であって、本体部に加圧水を通じることにより集砂ピットに溜まった沈砂を吸込管を通して吸い込み加圧水と共に沈砂分離装置へ揚砂管を通して揚砂するジェットポンプと、揚砂管から分岐し、砂没発生時に、吸込管に吸い込まれた沈砂を加圧水と共に沈砂池に戻す砂没時機能回復管と、吸込管に吸い込まれた沈砂が流れる管を揚砂管と砂没時機能回復管との間で選択的に切り替える切替え手段と、を備え、砂没時機能回復管の揚程は、揚砂管の揚程よりも低く、砂没時機能回復管の直径は、吸込管の直径以上である、揚砂設備を提供する。
この揚砂設備では、揚砂管により通常の揚砂を行い、集砂ピットに溜まった沈砂を沈砂池の外に排出する。ジェットポンプが閉塞状態となった場合には逆洗処理を行うのが一般的であるが、逆洗処理では閉塞状態の解消が不十分な場合がある。本発明の揚砂設備では、切替え手段を操作することで、吸込管により吸い込まれた沈砂が流れる管を、揚砂管よりも揚程の低い砂没時機能回復管に切り替えて揚砂を行い、沈砂を加圧水と共に沈砂池に戻すことができる。このように砂没時機能回復管により揚砂を行うと、その揚程が低い分、揚砂管による通常の揚砂時よりも強い力で揚砂を行うことができるため、逆洗処理では解消できないような閉塞状態を解消することができる。しかも、砂没時機能回復管は、その直径が吸込管の直径以上とされており、吸込管に吸い込まれた沈砂により目詰まりを起こす虞が小さいため、比較的大きな沈砂が集砂ピットに多く溜まっている場合であっても、砂没時機能回復管の目詰まりを考慮することなく、ジェットポンプの閉塞状態を解消することができる。
ここで、上記揚砂設備は、沈砂分離装置の状態に基づいて切替え手段を制御する制御部を備えることが好ましい。これによれば、沈砂分離装置の状態に基づいてジェットポンプの閉塞の有無を認識して、吸込管に吸い込まれた沈砂が流れる管を揚砂管と砂没時機能回復管との間で選択的に切り替えることができる。
また本発明は、上記揚砂設備の運転方法であって、通常時は、切替え手段を操作することにより、吸込管に吸い込まれた沈砂が揚砂管に流れるように、且つ砂没時機能回復管に流れないように運転し、沈砂分離装置の状態が正常でない場合は、吸込管に吸い込まれた沈砂が砂没時機能回復管に流れるように、且つ揚砂管に流れないように切替え手段を操作する、揚砂設備の運転方法を提供する。この方法によれば、ジェットポンプの閉塞状態を解消することができ、特に、比較的大きな沈砂が集砂ピットに多く溜まっている場合であっても砂没時機能回復管の目詰まりを考慮することなくジェットポンプの閉塞状態を解消することができる。
本発明によれば、ジェットポンプの閉塞状態を解消することができ、特に、比較的大きな沈砂が集砂ピットに多く溜まっている場合であっても、砂没時機能回復管の目詰まりを考慮することなくジェットポンプの閉塞状態を解消することができる揚砂設備、及びその運転方法を提供することができる。
揚砂設備の概要を示す図である。 逆洗処理の処理手順を示すフローチャートである。 砂没時機能回復管の使用手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態の揚砂設備の概要を示す図である。本実施形態の揚砂設備1は、貯水槽2と、貯水槽2から加圧水ポンプP1により給水管L1を通して加圧水が導入されるジェットポンプ3と、を備えており、ジェットポンプ3の駆動により、沈砂池Wの集砂ピット4に溜まった沈砂5を、沈砂池Wの外に設置された沈砂分離装置20へ揚砂して排出する設備である。
ジェットポンプ3は、本体部3aと、この本体部3aの下部に接続され集砂ピット4に溜まった沈砂5を吸い込む吸込管3bと、本体部3aの上部に接続され吸込管3bで吸い込んだ沈砂5を加圧水と共に沈砂分離装置20へ揚砂する揚砂管L3とを有している。吸込管3bは、下端の吸込口より上側の管路に比べて当該吸込口の径が拡大されており、当該吸込口は、集砂ピット4の底部に対向するように開口している。また、吸込管3bの途中には、吸込管3b内の負圧の程度を測定するための圧力計6が設けられている。
また、揚砂設備1は、給水管L1から分岐して沈砂池Wの深部へ向って延びる掘削ラインL2を備えている。この掘削ラインL2は、先端部が複数のラインに分岐し(図1では二本)、それぞれのラインL2の端部には、加圧水を噴射するための掘削ノズル7,7が、集砂ピット4に向けて設けられている。
また、揚砂設備1は、ジェットポンプ3の揚砂管L3から分岐して沈砂池Wの集砂ピット4から離れた水面付近に開口する砂没時機能回復管L4を備えている。この砂没時機能回復管L4は、吸込管3bに吸い込まれた沈砂5を加圧水と共に沈砂池Wに戻すためのものであり、その揚程が、揚砂管L3の揚程よりも低くされている。また、砂没時機能回復管L4の直径は、吸込管3bの管路の直径以上とされている。
ここで、給水管L1、掘削ラインL2にはそれぞれバルブV1,V2が設けられている。これらのバルブV1,V2は、制御部(CPU)8と接続されており、制御部8からの信号により開閉が制御される。
また、揚砂管L3、砂没時機能回復管L4にはそれぞれバルブV3,V4が設けられている。これらのバルブV3,V4は、制御部8と接続されており、制御部8からの信号により開閉が制御され、吸込管3bに吸い込まれた沈砂5が流れる管を揚砂管L3と砂没時機能回復管L4との間で選択的に切り替える切替え手段を構成する。
また、上記加圧水ポンプP1も制御部8と接続されており、制御部8からの信号により駆動される。更に、上記圧力計6も、制御部8と接続されており、制御部8は圧力計6から吸込管3b内の圧力情報を取得する。
沈砂池Wの外で沈砂池Wの上方且つ貯水槽2より上方には、沈砂分離装置20が設置されている。沈砂分離装置20は、沈砂分離機21及びホッパ22を備えている。沈砂分離機21は、ジェットポンプ3により揚砂された沈砂5と水との混合流体を固液分離により砂と水とに分離し、スクリューコンベア21aにより水切りしながら砂をホッパ22へ排出するものである。
ホッパ22は、沈砂分離機21により分離され排出される砂を貯留する容器である。このホッパ22には、ホッパ22内に貯留されている砂の重量を測定するための重量計23が付設されている。この重量計23は、制御部8と接続されており、制御部8は、重量計23からホッパ22の重量情報を取得する。
次に、揚砂設備1の運転方法について、図2及び図3を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、揚砂設備1が制御部8により自動運転されているものとする。
図2は、逆洗処理の処理手順を示すフローチャートである。揚砂設備1の通常運転時は、バルブV1,V2,V3を開、バルブV4を閉とした状態とされている(ステップS21)。加圧水ポンプP1を駆動させると、貯水槽2から給水管L1を通して加圧水がジェットポンプ3に導入され、当該加圧水は、揚砂管L3を通して沈砂分離装置20へ向かう。このとき、ジェットポンプ3内に負圧が生じるため吸込管3bに吸引力が生じ、集砂ピット4に溜まった沈砂5及び水が吸込管3bに吸い込まれる。吸込管3bに吸い込まれた沈砂5及び水は、ジェットポンプ3の本体部3aを経由して揚砂管L3を通して上記加圧水と共に沈砂分離装置20へと揚砂される。沈砂分離装置20では、沈砂分離機21により沈砂5と水との混合流体が砂と水とに分離され、分離された砂がホッパ22に貯留される。これによりホッパ22の重量が増加していく。
揚砂設備1の通常運転時、制御部8ではホッパ22の重量計23から得られる重量情報、及び、圧力計6から得られる圧力情報を取得しており、まず、ホッパ22の重量が所定に増加しているかどうかを判定する(ステップS22)。ホッパ22の重量が所定に増加していない場合は、後述する砂没時機能回復管L4を使用するステップ(図3)に進む。一方、ホッパ22の重量が所定に増加している場合は、次に、圧力計6が示す吸込管3bの負圧が正常かどうかを判定する(ステップS23)。圧力計6の負圧が正常である場合は、ステップS22に戻り、新たに取得する重量情報及び圧力情報について、上記判定を繰り返す。
圧力計6の負圧が正常でない場合、例えば吸込管3bの吸込口が沈砂5に砂没して閉塞したと考えられるため、逆洗処理を行う。すなわち、バルブV3を閉とする(ステップS24)。これにより、加圧水が吸込管3bの吸込口から集砂ピット4に向けて噴出する。この状態を所定時間T1維持し(ステップS25)、その後、逆洗処理を終了させるために、バルブV3を開とする(ステップS26)。
逆洗処理を行った後、逆洗回数が規定値以上であるかどうかを判定する(ステップS27)。逆洗回数が規定値以上でない場合は、逆洗回数をカウントアップして(ステップS28)、元の運転状態(ステップS22)に戻る。逆洗回数が規定値以上である場合(すなわち、何度か逆洗工程を行った後)は、次に説明する砂没時機能回復管L4を使用するステップに進む。
図3は、砂没時機能回復管L4の使用手順を示すフローチャートである。図2のフローチャートにおいて、ホッパ22の重量が所定に増加していない場合、又は、逆洗回数が規定値以上である場合には、例えば比較的大きな石等が吸込管3bに詰まり揚砂ができないと判断して、バルブV3を閉とし(ステップS31)、次いで、バルブV4を開とする(ステップS32)。これにより、吸込管3bに吸い込まれた砂、水及び加圧水が、砂没時機能回復管L4から排出され、沈砂池Wの集砂ピット4から離れた水面付近に戻される。この状態を所定時間T2維持し(ステップS33)、その後、砂没時機能回復管L4の使用を終了させるために、バルブV4を閉とする(ステップS34)。
次に、揚砂設備1の揚砂機能が回復したかどうかを判定する(ステップS35)。ここでは、例えば、ホッパ22の重量の増加や圧力計6が示す負圧により判定する。揚砂機能が回復した場合は、バルブV3を開とし(ステップS36)、元の運転状態(図2のステップS22)に戻る。揚砂機能が回復していない場合は、バルブV4の使用が規定回数以上であるかどうかを判定する(ステップS37)。使用回数が規定回数以上でない場合は、使用回数をカウントアップして(ステップS38)、ステップS32に戻り、再度バルブV4を使用する(開とする)。使用回数が規定回数以上である場合(すなわち、何度か砂没時機能回復管L4を使用した後)は、バルブV1,V2を閉とし(ステップS39)、加圧水ポンプP1を停止し(ステップS40)、揚砂設備1を停止する。なお、図示していないが、揚砂機能が回復した後、又は、揚砂設備1の停止後、逆洗回数及びバルブV4の使用回数をリセットする。
以上説明したように、本実施形態の揚砂設備1によれば、通常運転時には、揚砂管L3により通常の揚砂を行い、集砂ピット4に溜まった沈砂5を沈砂池Wの外に排出することができる。そして、ジェットポンプ3のいずれかの箇所が閉塞状態となった場合(例えば吸込管3bの吸込口が砂没した場合)には、従来どおり逆洗処理を行うことができ、逆洗処理では閉塞状態の解消が不十分な場合には、砂没時機能回復管L4を使用することができる。すなわち、揚砂設備1では、上述のように、切替え手段たるバルブV3,V4を操作することで、吸込管3bにより吸い込まれた沈砂5が流れる管を、揚砂管L3よりも揚程の低い砂没時機能回復管L4に切り替えて揚砂を行い、沈砂5を加圧水と共に沈砂池Wに戻すことができる。このように砂没時機能回復管L4により揚砂を行うと、その揚程が低い分、揚砂管L3による揚砂時よりも強い力で揚砂を行うことができるため、逆洗処理では解消できないような閉塞状態を解消することができる。
しかも、砂没時機能回復管L4は、その直径が吸込管3bの管路の直径以上とされており、吸込管3bに吸い込まれた沈砂5により目詰まりを起こす虞が小さいため、比較的大きな沈砂5が集砂ピットに多く溜まっている場合であっても、砂没時機能回復管L4の目詰まりを考慮することなくジェットポンプの閉塞状態を解消することができる。例えば、特許文献1記載の揚砂設備では、本実施形態における砂没時機能回復管L4に対応する配管が集砂ピットの近傍にまで延び、その先端に噴射ノズルが設けられているために、その目詰まりが危惧されるが、本実施形態における砂没時機能回復管L4は、その直径が吸込管3bの管路の直径以上とされているため、そのような目詰まりを考慮する必要はない。
また、通常、吸込管3bの吸込口が沈砂5に砂没して閉塞すると、圧力計6が示す負圧が正常でなくなるため、逆洗処理を行うかどうか(更には逆洗処理を繰り返した後の砂没時機能回復管の使用)を、上記のように容易に判定することができる。しかしながら、吸込管3bが比較的大きな石等により閉塞した場合、その石等の隙間から水が十分に吸い込まれるため、圧力計が示す負圧が正常であったとしても吸込管3bが閉塞し揚砂できないという場合が生じ得る。この場合、圧力計6のみでは吸込管3bの閉塞を判断することは困難である。ここで、本実施形態の揚砂設備1によれば、ホッパ22の重量計23の重量情報に基づいて砂没時機能回復管L4を使用するかどうかを判定するステップを有している(ステップS22)ため、ホッパ22の重量が所定に増加しているかどうかを判定することにより、圧力計6の状態に関わらず、吸込管3bが閉塞しているかどうかを判断することができる。つまり、ホッパ22の重量計23から得られる重量情報に基づいて吸込管3bの閉塞の有無を認識して、吸込管3bに吸い込まれた沈砂5が流れる管を揚砂管L3と砂没時機能回復管L4との間で選択的に切り替えて揚砂設備1を運転することができる。
また、揚砂設備1は、掘削ラインL2を備えているため、必要に応じて、この掘削ラインL2に設けられたバルブV2を開とすることにより、その端部の掘削ノズル7,7から、集砂ピット4に向けて加圧水を噴射することができる。これにより、集砂ピット4に溜まった沈砂5がほぐされて流動性が増し、吸込管3bに吸い込まれやすくなることから、ジェットポンプ3の閉塞を予防又は改善することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、ホッパ22の重量計23の重量情報に基づいて砂没時機能回復管L4を使用するかどうかを判定していたが、これを沈砂分離機21のスクリューコンベア21aの電流値情報に基づいて判定してもよい。
また、上記実施形態では、吸込管3bに吸い込まれた沈砂5が流れる管を揚砂管L3と砂没時機能回復管L4との間で選択的に切り替える手段として、複数のバルブV3,V4を使用する例を示したが、代わりに三方弁等を使用してもよい。
また、上記実施形態では、制御部8により加圧水ポンプP1及びバルブV1,V2,V3,V4の開閉制御、並びに、圧力計6及び重量計23からの情報取得を行い自動運転する態様を示したが、作業者がこれらの一部又は全部を行ってもよい(所謂マニュアル運転)。
1…揚砂設備、3…ジェットポンプ、3a…本体部、3b…吸込管、4…集砂ピット、5…沈砂、8…制御部、20…沈砂分離装置、L3…揚砂管、L4…砂没時機能回復管、V3,V4…バルブ(切替え手段)。

Claims (3)

  1. 沈砂池の集砂ピットに溜まった沈砂を沈砂分離装置へ揚砂する揚砂設備であって、
    本体部に加圧水を通じることにより前記集砂ピットに溜まった前記沈砂を吸込管を通して吸い込み前記加圧水と共に前記沈砂分離装置へ揚砂管を通して揚砂するジェットポンプと、
    前記揚砂管から分岐し、砂没発生時に、前記吸込管に吸い込まれた前記沈砂を前記加圧水と共に前記沈砂池に戻す砂没時機能回復管と、
    前記吸込管に吸い込まれた前記沈砂が流れる管を前記揚砂管と前記砂没時機能回復管との間で選択的に切り替える切替え手段と、を備え、
    前記砂没時機能回復管の揚程は、前記揚砂管の揚程よりも低く、
    前記砂没時機能回復管の直径は、前記吸込管の直径以上である、揚砂設備。
  2. 前記沈砂分離装置の状態に基づいて前記切替え手段を制御する制御部を備える、請求項1記載の揚砂設備。
  3. 請求項1記載の揚砂設備の運転方法であって、
    通常時は、前記切替え手段を操作することにより、前記吸込管に吸い込まれた前記沈砂が前記揚砂管に流れるように、且つ前記砂没時機能回復管に流れないように運転し、
    前記沈砂分離装置の状態が正常でない場合は、前記吸込管に吸い込まれた前記沈砂が前記砂没時機能回復管に流れるように、且つ前記揚砂管に流れないように前記切替え手段を操作する、揚砂設備の運転方法。
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