JP2014111223A - パンツタイプ使い捨ておむつ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上記課題は、後身頃Bにおける臀裂対向部に、装着者の臀裂に入り込むように折れ曲がる屈曲フィット部40が設けられ、前身頃Fにおける外装シート20及び後身頃Bにおける外装シート20のそれぞれに、股間部をウエスト側に持ち上げるように縦方向成分の収縮力を発揮する引上げ弾性部材26…,28…が設けられるとともに、前身頃Fにおける縦方向の弾性変形時引張応力が、後身頃Bにおける縦方向の弾性変形時引張応力よりも大きく、それによって、装着状態で、股間部が前側に移動しつつ持ち上がって股間にフィットするとともに、屈曲フィット部40の前端部が前側に引っ張られて屈曲フィット40部がその屈曲状態を維持したまま装着者の臀裂にフィットするように構成されたことにより解決される。
【選択図】図10
Description
パンツタイプ使い捨ておむつにおいては、身体へのフィット性を向上させるために、外装シートに、種々の弾性部材を伸長状態で固定することが行われており(例えば特許文献1〜7参照)、中でも、ウエスト部弾性部材、腰回り弾性部材及び湾曲弾性部材を備えているもの(特許文献6記載に代表される)は、比較的に身体に対するフィット性が高いものとなっている。ここに、ウエスト部弾性部材は、ウエスト開口部の縁部に、縦方向に間隔を空けて幅方向に沿って複数本平行に配置されているものである。また、腰回り弾性部材は、ウエスト部弾性部材よりも前後方向中央部側の領域に、縦方向に間隔を空けて幅方向に沿って配置されているものである。さらに、湾曲弾性部材は、前身頃及び後身頃の少なくとも一方の両側部から、幅方向中央に向かうにつれて反対の身頃側へ向かうように湾曲しつつ延在するものである。
この問題点に対して、臀裂のフィット性を改善するものとしては、背側の湾曲弾性部材を股間横断部においてウエスト開口部側に凸状に突出する配置としたもの等、種々の形態が提案されている(例えば、特許文献8,9参照)が、おむつ内面は臀裂にフィットする形状となるものの、フィットした状態に維持され難く、臀裂から股間にかけてのフィット性が不十分となり易いという問題点の他、製造において弾性部材を取り付ける際、弾性部材の向きを急角度に変化させる必要があり、高速ラインによる製造が困難であるという問題点もあった。
<請求項1記載の発明>
前身頃及び後身頃を形成する外装シートと、この外装シートの内面に固定された、吸収体を含む内装体とを備え、前記前身頃における外装シートの両側部と後身頃における外装シートの両側部とがそれぞれ接合されることにより、ウエスト開口部及び左右一対のレッグ開口部が形成された、パンツタイプ使い捨ておむつにおいて、
前記後身頃における臀裂対向部に、装着者の臀裂に入り込むように折れ曲がる屈曲フィット部が設けられ、
前記前身頃における外装シート及び後身頃における外装シートのそれぞれに、股間部をウエスト側に持ち上げるように縦方向成分の収縮力を発揮する引上げ弾性部材が設けられるとともに、
前身頃における縦方向の弾性変形時引張応力が、後身頃における縦方向の弾性変形時引張応力よりも大きく、それによって、装着状態で、股間部が前側に移動しつつ持ち上がって股間にフィットするとともに、屈曲フィット部の前端部が前側に引っ張られて屈曲フィット部がその屈曲状態を維持したまま装着者の臀裂にフィットするように構成された、
ことを特徴とするパンツタイプ使い捨ておむつ。
単に屈曲フィット部を設けるだけでは、必ずしも臀裂に対するフィット性は十分とならないが、上述のように前身頃及び後身頃に引上げ弾性部材を設けて、前身頃における縦方向の弾性変形時の引張応力を後身頃のそれよりも大きくすると、装着状態においては、後身頃の引上げ弾性部材による収縮力に抗する前身頃の引上げ弾性部材による収縮力によって、おむつの股間部が前側に移動しつつ持ち上がって股間にフィットし、これに伴い屈曲フィット部の前端部が前側に引っ張られ、その結果として屈曲フィット部はその屈曲状態を維持したまま臀裂にフィットするようになる。よって、本発明によれば、臀裂から股間にかけて良好にフィットするとともに、そのフィットが身体の動きに追従して弾力的に維持され、装着時に股間部がモコモコし難くなる。
前記後身頃に、前記臀裂対向部及びその両脇部に位置する部分のうち臀裂対向部に幅方向の収縮力が作用するように臀裂部弾性部材が設けられ、この臀裂部弾性部材の収縮作用により前記屈曲フィット部が形成されている、請求項1項に記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
屈曲フィット部は吸収体に溝やスリットを設ける等によっても形成できるが、上述のような臀裂部弾性部材によって形成すると、弾力的なフィット性が得られるため好ましい。
前記吸収体における臀裂対向部に、臀裂に沿う溝又はスリットが形成されており、この溝又はスリットを折り目として前記屈曲フィット部が形成されている、請求項1又は2記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
このような溝又はスリットを形成することにより、適切な位置を折り目として屈曲フィット部が形成され、またその形状維持も良好となる。
前記引上げ弾性部材として、前記前身頃における外装シート及び後身頃における外装シートのそれぞれに、両側部から幅方向中央に向かうにつれて反対の身頃側へ向かうように湾曲しつつ延在する細長状の湾曲弾性部材がその延在方向に所定の伸長率で伸長された状態で固定されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
このような湾曲弾性部材は、前身頃においては鼠蹊部に対するフィット性を向上させ、後身頃においては臀部の膨らみに対するフィット性を向上させるとともに、本発明の引上げ弾性部材としても機能するため好ましい。
前記前身頃における湾曲弾性部材及び後身頃における湾曲弾性部材は、それぞれ所定の間隔を空けて複数本並設されており、
前記内装体の側縁より幅方向外側の部位では、後身頃における湾曲弾性部材の縦方向間隔が、前身頃における湾曲弾性部材の縦方向間隔よりも広い、請求項4記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
このように、湾曲弾性部材を所定の間隔を空けて複数本並設するとともに、内装体の側縁より幅方向外側の部位では、後身頃の湾曲弾性部材の間隔を相対的に広くし、前身頃の湾曲弾性部材の間隔を相対的に狭くすることにより、前身頃の湾曲弾性部材によって鼠蹊部に入り込むようなフィット性が発揮され、後身頃の湾曲弾性部材によって臀部の膨らみが包まれるようなフィット性が発揮されるだけでなく、前述の本発明の作用により屈曲フィット部がその屈曲状態を維持したまま臀裂にフィットする際、臀裂に対してきつく食い込むといった事態が発生し難くなる。
前記前身頃における外装シート及び後身頃における外装シートのそれぞれにおいて、ウエスト開口部の縁部に、幅方向に沿って延在する細長状のウエスト部弾性部材が複数本縦方向に間隔を空けてそれぞれ幅方向に沿って所定の伸長率で伸長された状態で固定されるとともに、前記ウエスト部弾性部材よりも前後方向中央部側の領域に、幅方向に沿って延在する細長状の腰回り弾性部材が複数本縦方向に間隔を空けてそれぞれ幅方向に沿って所定の伸長率で伸長された状態で固定されている、請求項4又は5記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
このような幅方向に沿うウエスト部弾性部材及び腰回り弾性部材により周方向の締め付けを行う構成とすると、周方向の締め付け力を十分に確保でき、これを支えとして湾曲弾性部材の収縮作用が確実に発揮されるとともに、湾曲弾性部材のバランス作用に対してウエスト弾性部材及び腰回り弾性部材の収縮力が悪影響を及ぼし難いため好ましい。
図1〜図11は実施形態のパンツタイプ使い捨ておむつ1を示している。このパンツタイプ使い捨ておむつ1(以下、単におむつともいう。)は、前身頃F及び後身頃Bを形成する外装シート20と、この外装シート20の内面に固定され一体化された内装体10とを有しており、内装体10は液透過性表面シート11と液不透過性裏面側シート12との間に吸収体13が介在されてなるものである。製造に際しては、外装シート20の内面(上面)に対して内装体10の裏面がホットメルト接着剤Gなどの接合手段によって固定された後に、内装体10および外装シート20が前身頃F及び後身頃Bの境界である縦方向(前後方向)中央で折り畳まれ、その両側部が相互に熱溶着またはホットメルト接着剤などによって接合され、サイドシール部21,22が形成されることによって、ウエスト開口部及び左右一対のレッグ開口部が形成されたパンツタイプ使い捨ておむつとなる。
外装シート20は、図4〜図6にも示されるように、それぞれ上層不織布20A及び下層不織布20B(つまり、この形態では下層不織布が最外側不織布となる)からなる2層構造の不織布シートとされ、上層不織布20Aと下層不織布20Bとの間、及び下層不織布20Bをウエスト開口縁で内面側に折り返してなる折り返し部分20Cの不織布間に各種弾性部材が伸長状態で挟持固定され、伸縮性が付与されている。平面形状は、中間両側部に夫々脚部開口を形成するために形成された凹状の脚回りライン29により、全体として擬似砂時計形状をなしている。弾性部材としては、合成ゴムや天然ゴムを糸状、紐状、網状、シート状等の任意の形態に加工したものを用いることができる。
特徴的には、図11にも示すように、後身頃Bにおける臀裂対向部に、装着者の臀裂に入り込むように折れ曲がる屈曲フィット部40が設けられている。図11中の二点鎖線で示される部分は折れ曲った状態の屈曲フィット部40を示している。この屈曲フィット部40は、吸収体13における臀裂対向部に縦方向に沿う溝41やスリットを設ける等によっても形成でき、その場合、適切な位置を折り目として屈曲フィット部40が形成され、またその形状も維持され易いが、これとともに又はこれに代えて、後身頃Bにおける臀裂対向部及びその両脇部に位置する部分のうち臀裂対向部に幅方向の収縮力が作用するように臀裂部弾性部材42を設け、この臀裂部弾性部材42の収縮作用により屈曲フィット部40を形成すると、屈曲形状を弾力的に維持できるため好ましい。
また、特徴的には、前身頃F及び後身頃Bにおいて股間部をウエスト側に持ち上げるように縦方向成分の収縮力を発揮する引上げ弾性部材として湾曲弾性部材26…,28…が設けられるとともに、前身頃Fにおける縦方向の弾性変形時引張応力が、後身頃Bにおける縦方向の弾性変形時引張応力よりも大きくなる、前後収縮力バランスとされる。弾性変形時引張応力は、おむつの両サイドシール部21,22を剥がして展開状態にした後、測定対象身頃のウエスト開口縁部と、測定対象でない反対の身頃の股間側端部とを引張試験機のチャックでそれぞれ掴み、引張試験を行うことにより計測することができる。弾性変形時引張応力の差は適宜定めることができるが、前身頃Fにおける80%伸長時の縦方向の弾性変形時引張応力が、後身頃Bにおけるそれの1.1〜1.2倍程度であるのが好ましい。
・外装シート20
素材:不織布
坪量:30〜75g/m2、特に36〜60g/m2
・前身頃F及び後身頃Bのウエスト部弾性部材24
太さ:470〜1,240dtex、特に940〜1,240dtex
本数:5〜10本、特に8〜10本(各身頃)
間隔:0〜5mm、特に3〜5mm
固定時の伸長率:200〜350%、特に250〜300%
・前身頃Fの腰回り部弾性部材25
太さ:470〜1,240dtex、特に470〜620dtex
本数:6〜26本、特に8〜16本
間隔:10〜40mm、特に15〜35mm
固定時の伸長率:200〜350%、特に250〜300%
・後身頃Bの腰回り部弾性部材25のうち、臀裂部弾性部材42を構成しないもの
太さ:470〜1,240dtex、特に470〜620dtex
本数:6〜24本、特に9〜14本
間隔:10〜40mm、特に15〜35mm
固定時の伸長率:200〜350%、特に250〜300%
・後身頃Bの腰回り部弾性部材25のうち、臀裂部弾性部材42を構成するもの
太さ:470〜1,240dtex、特に940〜1,240dtex
本数:5〜20本、特に9〜10本
間隔:5〜20mm、特に10〜16mm
固定時の伸長率:200〜350%、特に250〜330%
・前身頃Fの湾曲弾性部材28
太さ:620〜1,240dtex、特に620〜940dtex
本数:3〜10本、特に5〜10本
間隔:10〜35mm、特に16〜32mm
固定時の伸長率:230〜380%、特に300〜380%で且つ後身頃Bの湾曲弾性部材26より高い伸長率
・後身頃Bの湾曲弾性部材26(臀裂部弾性部材42構成部分も含む)
太さ:620〜1,240dtex、特に620〜940dtex
本数:3〜10本、特に5〜10本
間隔:10〜35mm、特に16〜32mm
固定時の伸長率:200〜350%、特に250〜300%
腰回り弾性部材25…を有する縦方向範囲と湾曲弾性部材26…,28…を有する縦方向範囲31とが一部(又は全部でも良い)重複しており、且つこの重複範囲30内に腰回り弾性部材25…が複数本(例えば5〜10本程度)含まれるとともに、そのうちの少なくとも一部の腰回り弾性部材25…の相互間隔d1が他の腰回り弾性部材25…の相互間隔d2よりも広くなっていると好ましい。また、重複範囲30外においても、湾曲弾性部材26…,28…を有する縦方向範囲31とウエスト部弾性部材24を有する縦方向範囲との間の中間範囲32に、腰回り弾性部材25…が複数本(例えば10〜16本程度)設けられていると好ましい。
内装体10は、図4〜図6に示すように、不織布などからなる液透過性表面シート11と、ポリエチレン等からなる液不透過性裏面側シート12との間に、吸収体13を介在させた構造を有しており、表面シート11を透過した排泄液を吸収保持するものである。
内装体10と外装シート20との固定は特徴的な構造となっている。図3に示すように、おむつを展開した状態で、湾曲弾性部材26…,28…と縦方向との鋭角側交差角θが60°以下となる交差部分70(図3で二点鎖線で囲まれた点模様部分)のうち80%以上の縦方向範囲(図示例では全縦方向範囲)では、外装シート20と内装体10とが非固定とされ、これ以外の部分80,81,82において外装シート20と内装体10とがホットメルト接着剤等の接合手段により固定されている。これにより、湾曲弾性部材26…,28…の収縮力が内装体10の側部に殆ど又は全く加わらなくなり、その結果、湾曲弾性部材26…,28…と内装体10の両側部とが重なる領域においてもおむつの厚み及び硬さが周囲と同程度となり、内装体10の内面に横皺も発生し難くなる。なお、交差部分70のうち80%以上の縦方向範囲が固定部となる限り、図示例のように全体にわたり連続的に固定する形態だけでなく、交差部分のうちの一部を非固定としたり、また交差部分内で間欠的に固定したりすることも可能である。
図1及び図4にも示されるように、外装シート20の内面上に取り付けられた内装体10の前後端部をカバーし、且つ内装体10の前後縁からの漏れを防ぐために、前後押えシート50,60が設けられている。図示形態について更に詳細に説明すると、前押えシート50は、前身頃F内面のうちウエスト側端部の折り返し部分20Cの内面から内装体10の前端部と重なる位置まで幅方向全体にわたり延在しており、後押えシート60は、後身頃B内面のうちウエスト側端部の折り返し部分20Cの内面から内装体10の後端部と重なる位置まで幅方向全体にわたり延在している。前後押えシート50,60の股下側縁部に幅方向の全体にわたり(中央部のみでも良い)若干の非接着部分を設けると、接着剤が食み出ないだけでなく、この部分を表面シートから若干浮かせて防漏壁として機能させることができる。
外装シート20を構成する不織布のうち、少なくとも最も外側に位置する不織布20Bとして、捻れ度が3.8gf・cm/cm以下のものが好適である。ここに、「捻れ度」とは、例えばKES−YN1(カトーテック(株)製)を用いて測定することができるものであり、値が小さいほど捻れに対してしなやかであることを意味する。また、外装シートが不織布一枚からなる場合、それ自体が最も外側に位置する不織布を意味する。外装シート20を構成する不織布全て、つまり最も外側に位置しない他の不織布20A、50,60についても最外側不織布20Bと同様の不織布を採用するのが望ましい(以下同じ。)。このように、捻れ度が十分に低い不織布を用いると、おむつ全体としてのしなやかさが顕著に増加し、その結果、ゴワゴワした装着感や、肌との擦れによりかゆみやかぶれ等の肌トラブルが軽減し、脱ぎ着し易くなる等の利点がもたらされる。捻れ度が十分に低くないとしなやかさの改善効果は発現しない。このような捻れ度は、例えば原料繊維の種類の選択、繊度を細くする、繊維長を短くする、目付けや厚みを減らす等により達成することができる。
各種の不織布サンプルを作成し、各種試験・計測を行った。各サンプル不織布の構成繊維はその製法からも判るように全て連続繊維(長繊維)であり、繊維直径は、顕微鏡観察にて計測した結果、全てほぼ同じ太さ(0.15〜0.25μm程度)であった。毛羽立ち試験は、JISK6404−16に規定される学振形摩擦試験に準じて、乾燥白綿布をかぶせた摩擦子を用い、不織布サンプルに対して摩擦試験を行い、その毛羽立ちの状態を顕微鏡で観察し、1:毛羽立った繊維の高さが1mm以下、2:毛羽立った繊維の高さが2mm以下、3:毛羽立った繊維の高さが3mm以下、4:毛羽立ち量は多くないが、毛羽立った繊維の高さが3mm以上、5:毛羽立ち量が多く全面で毛羽立っており、毛羽立った繊維の高さが3mm以上、という評価基準で5段階評価した。MIU/MMDの比は、(MIU(幅方向)+MIU(前後方向))/(MMD(幅方向)+MMD(前後方向))により算出した。その他、特記しない条件(接着剤使用量等)は全サンプル共通とした。
Claims (6)
- 前身頃及び後身頃を形成する外装シートと、この外装シートの内面に固定された、吸収体を含む内装体とを備え、前記前身頃における外装シートの両側部と後身頃における外装シートの両側部とがそれぞれ接合されることにより、ウエスト開口部及び左右一対のレッグ開口部が形成された、パンツタイプ使い捨ておむつにおいて、
前記後身頃における臀裂対向部に、装着者の臀裂に入り込むように折れ曲がる屈曲フィット部が設けられ、
前記前身頃における外装シート及び後身頃における外装シートのそれぞれに、股間部をウエスト側に持ち上げるように縦方向成分の収縮力を発揮する引上げ弾性部材が設けられるとともに、
前身頃における縦方向の弾性変形時引張応力が、後身頃における縦方向の弾性変形時引張応力よりも大きく、それによって、装着状態で、股間部が前側に移動しつつ持ち上がって股間にフィットするとともに、屈曲フィット部の前端部が前側に引っ張られて屈曲フィット部がその屈曲状態を維持したまま装着者の臀裂にフィットするように構成された、
ことを特徴とするパンツタイプ使い捨ておむつ。 - 前記後身頃に、前記臀裂対向部及びその両脇部に位置する部分のうち臀裂対向部に幅方向の収縮力が作用するように臀裂部弾性部材が設けられ、この臀裂部弾性部材の収縮作用により前記屈曲フィット部が形成されている、請求項1項に記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
- 前記吸収体における臀裂対向部に、臀裂に沿う溝又はスリットが形成されており、この溝又はスリットを折り目として前記屈曲フィット部が形成されている、請求項1又は2記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
- 前記引上げ弾性部材として、前記前身頃における外装シート及び後身頃における外装シートのそれぞれに、両側部から幅方向中央に向かうにつれて反対の身頃側へ向かうように湾曲しつつ延在する細長状の湾曲弾性部材がその延在方向に所定の伸長率で伸長された状態で固定されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
- 前記前身頃における湾曲弾性部材及び後身頃における湾曲弾性部材は、それぞれ所定の間隔を空けて複数本並設されており、
前記内装体の側縁より幅方向外側の部位では、後身頃における湾曲弾性部材の縦方向間隔が、前身頃における湾曲弾性部材の縦方向間隔よりも広い、請求項4記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。 - 前記前身頃における外装シート及び後身頃における外装シートのそれぞれにおいて、ウエスト開口部の縁部に、幅方向に沿って延在する細長状のウエスト部弾性部材が複数本縦方向に間隔を空けてそれぞれ幅方向に沿って所定の伸長率で伸長された状態で固定されるとともに、前記ウエスト部弾性部材よりも前後方向中央部側の領域に、幅方向に沿って延在する細長状の腰回り弾性部材が複数本縦方向に間隔を空けてそれぞれ幅方向に沿って所定の伸長率で伸長された状態で固定されている、請求項4又は5記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
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