JP2014110713A - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】高効率で回転作用が大きい回転電機を提供する。
【解決手段】本発明の回転電機は、固定子と、固定子から印加される磁界を受けることで、回転軸を中心に回転する回転子と、を備え、前記回転子は、固定子と両極で作用し、回転軸の方向に互いに離間して配置され、回転する向きに所定の位相差を維持しながら共通する回転軸を中心に回転する複数の回転子要素からなる。そして、固定子は、極数Pが下記式(1)を満たすことを特徴とする。このような構成とすることで、回転子の両極でトルクを発生させることができ、回転作用を飛躍的に大きくすることができる。
P=2×(2n−1)(n:自然数) …式(1)
【選択図】図1

Description

本発明は、回転電機に関し、特に直流モータに適用した場合に、大幅な省電力化を図ることができる回転電機に関する。
現在の一般的な直流モータ(DCモータ)は、回転子が3極以上の奇数となっている。これは、モータの構造上、回転子の極数が偶数では起動力の死点が生じるのに対して、奇数の理由は起動時に死点が生じることなく常に起動が保障されるからである。一部、極数が偶数の回転子を備えるDCモータも存在するが、回転子を永久磁石とし、固定子を電磁式とし、さらに、固定子への通電を半導体素子による複雑な制御を行うものが存在する。しかし、このDCモータは、起動力が弱く、動力源として用いるのには適していない。
省電力化の観点から、より少ない投入電力で大きな動力(トルク)が得られる高効率なDCモータが望まれている。そのために、多くの提案がなされている(例えば、特許文献1)。
特開2011−199918号公報
しかし、従来の3極以上の奇数の回転子を備えるモータでは、以下説明するように、投入された電力を浪費しているため、高効率化を望むのが難しい。
図7に示した従来型DCモータ100は、2つのアーク状の永久磁石101、102からなる固定子104と、3つの磁極体(103a〜103c)が120度の角度をなして、周方向に一体となって形成されている回転子103とを備えている。
モータ100に電力が供給されると、磁極体103a〜103cは磁化される。例えば、磁極体103aの固定子104に対向する側の極性がS極だとすると、永久磁石101から受ける吸引力と永久磁石102から受ける反発力によって、回転子103を時計回りに回転させるトルクが発生する。ここで、磁極体103aは、S極に磁化された側と対になる側の極性はN極となる。ところが、このN極に磁化された部分は、固定子104に対向していないので、トルクの発生に寄与しない。このように、従来のDCモータ100は、一つの磁極体に生ずる一対の極性(両極)の片方しかトルクの発生に使われていないので、投入した電力を浪費しているとみなすことができる。
また、磁極体103aに加えて、磁極体103b、103cに巻き回されたコイルにも同時に電力が供給されると磁化されるが、磁極体103b,103cはそれぞれN極、S極の範囲内にあるためトルクは発生せず、磁極体103b、103cに対して供給された電力は回転子103の回転に寄与しない。つまり、磁極体103bおよび103cに巻き回されたコイルに流れている電流は回転子103の回転には使用されず浪費されることになる。
本発明は、このような課題に基づいてなされたもので、投入される電力を無駄なく使うことで高効率な回転電機を提供することを目的とする。
本発明では、回転子の両極にトルクを発生させることにより、回転力の大きい回転電機を得る。回転子の両極にトルクを発生させるためには、固定子と作用する回転子の極が偶数である必要がある。ここで、2極からなる回転子を用いた場合、トルクを発生しない位置が存在してしまうため、回転電機の機能を有するためには、4極以上が必要となる。しかし、例えば、4極を有し、周方向に一体として形成されている回転子を用いた場合、トルクが生じない死点が発生してしまう。この死点に対応する位置で回転子が一旦停止すると、電力の供給を再開しても回転子は起動できない。そのため、半導体素子による複雑な制御をしなければ起動することができない。これは、4極に限らず、偶数の極数を有し、一体として形成されている回転子を用いた場合も同様である。
そこで、本発明では、2極を有する回転子を軸方向に離間させ複数配置する。また、設置する固定子の極数を限定することにより、2極の回転子の両極にトルクを発生させている。
かかる目的のもと、本発明の回転電機は、固定子と、固定子から印加される磁界を受けることで、回転軸を中心に回転する回転子とを備え、回転子は、固定子と両極で作用し、回転軸の方向に互いに離間して配置され、回転する向きに所定の位相差を維持しながら共通する回転軸を中心に回転する複数の回転子要素からなる電動機であって、固定子の極数Pが下記式(1)を満たすことを特徴とする。
P=2×(2n−1)(n:自然数) …式(1)
本発明における回転電機では、回転子の両極にトルクを発生させ、軸方向に離間して複数の回転子を設け、さらに固定子の極数を限定することにより、飛躍的に大きな回転力を得ることができ、消費電力を低減することができる。
また、本発明における回転電機の固定子は電磁石からなり、回転軸の径方向に複数分割された固定子要素から構成され、固定子要素間に磁気的ギャップが形成されていてもよい。
このような構成により、各固定子要素内でより多くの磁力線を確保することができ、強い磁力を得ることができる。
本発明によれば、回転子の両極にトルクを発生させ、軸方向に離間して複数の回転子を設けるのに加え、固定子の極数を限定することにより、飛躍的に大きな回転力を得ることができ、消費電力を低減する回転電機を提供することができる。
第1実施形態におけるモータの断面図である。 第1実施形態におけるモータの正面図である。 第1実施形態における各回転子の回転角度と発生トルクの関係を示す図である。 第1実施形態の変形例におけるモータの平面図である。 第1実施形態の他の変形例における図を示し、(a)はモータの断面図を示し、(b)はI−I断面図、(c)はII-II断面図、および(d)はIII-III断面図を示している。 電磁石タイプの固定子の平面図であり、(a)は従来型のもの、(b)は第2実施形態におけるものを示している。 従来の3極回転子型DCモータを説明するための図である。
以下、添付図面と共に本発明によるモータの好適な実施の形態について詳細に説明する。
[第1実施形態]
本実施の形態に係るDCモータ110(以下、単にモータ110)を、図1を参照して説明する。
モータ110は、ハウジング10と、ハウジング10の内部に回転可能に支持される回転子11と、ハウジング10の内部であって、回転子11の周囲に必要な間隔を空けて配置される固定子14と、を主な構成要素として備えている。本実施形態は、回転子11が、90度の位相差を有する第1回転子11aおよび第2回転子11bと2つの回転子要素を有し、また、固定子14が、以下の式(1)を満足する極数Pを有することで、高効率なモータ110を提供する。
P=2×(2n−1)(n:自然数) …式(1)
以下、モータ110を構成する各要素を順に説明する。
[ハウジング10]
ハウジング10は、筒状の形態を有し、回転子11を含むモータ110の各構成要素を収容する。ハウジング10は、仕切り板27により、前部Fと後部Rの2つに区分される。前部Fには回転子11および固定子14が収容され、後部Rには整流子16及びブラシ17が収容されている。
なお、ハウジング10を構成する材料は任意であり、外部への磁束の漏洩を防ぐこと、用途によっては耐食性が要求されること、といった要求を考慮して選定すればよい。
[回転子11]
回転子11は、通電されることで磁極を発生させる電磁式の回転子であり、第1回転子11aと第2回転子11bとから構成されている。
第1回転子11aと第2回転子11bは、回転子11の回転方向に90度の位相差を有するように、樹脂製のホルダ18,28により一体的に保持され、ハウジング10の内部に回転可能に支持されている。したがって、第1回転子11aと第2回転子11bは、この位相差を維持しながら、回転軸を中心にして回転することができる。
第1回転子11aは、鉄心12と、鉄心12に形成された巻き溝13に巻き回された電磁コイル23から構成される。鉄心12は、複数枚の例えば電磁鋼板が積層されたものであり、電磁コイル23は、図示を省略するが、整流子16に電気的に接続されている。
第2回転子11bは、第1回転子11aと同様に、鉄心12と電磁コイル23とからなり、前述したように第1回転子11aに対して90度の位相差を有するとともに、第1回転子11aと離間して同軸上に設置されている。
第1回転子11aおよび第2回転子11bを保持するホルダ18,28には、各々の中心に支持軸15a、15bが固定されており、これら支持軸15a,15bが軸受19に回転可能に支持されることで、回転子11がハウジング10内に回転可能に支持される。
[固定子14]
固定子14は、アーク形状の永久磁石により構成され、本実施形態では、6つのアークセグメント型の磁石M1,M2,M3,M4,M5,M6を円周上に配列することで固定子14を構成している(図2)。固定子14では、正午の位置に置かれる磁石M1から時計回りに、N極,S極,N極…というように交互に6つの磁極が配列されている。これにより、点対称の位置に置かれる磁石、つまり対向して配置される磁石は、互いに異なる極を有する。なお、ここでいう極とは、回転子に作用する極をいう。
本発明は固定子の極数Pは以下の式(1)を満たすことが要求されるため、本実施形態では、極数P=6としている。なお、本発明において、極数Pが式(1)を満たすことが要求される理由の詳細については、後述する。
P=2×(2n−1)(n:自然数)・・・式(1)
本実施形態では、第1回転子11aと第2回転子11bの両者に対応する一体のアークセグメント磁石を用いているが、第1回転子11aに対応する部分と第2回転子11bに対応する部分に区分した別体のアークセグメント磁石を用いることができる。また、固定子14に用いる永久磁石としては、磁気特性に優れるNd−Fe−B系、あるいは、Sm−Co系の希土類焼結磁石を用いることが好ましい。
[支持軸15a,15b]
支持軸15a,15bは、前述したように、回転子11をハウジング10に回転可能に支持する。支持軸15aは、フロントカバー26に固定される軸受19に支持され、支持軸15bは、仕切り板27に固定される軸受19に支持される。支持軸15aの先端はフロントカバー26を貫通してハウジング10の外部に突出して、出力軸として機能する。
[整流子16,ブラシ17]
電源から投入される電力は、ブラシ17及び整流子16を介して回転子11の電磁コイル23に供給される。
整流子16は、支持軸15bの後端側外周面に止着されることにより、回転子11(第1回転子11a,第2回転子11b)と同期して回転する。
ブラシ17は、一対が電源の正極、負極の各々に1つずつ接続されており、電源から供給される電力を、整流子16にブラシ17が接触している間だけ、電磁コイル23への供給を許容する。
整流子16は、第1回転子11aに対応する整流子16aと、第2回転子11bに対応する整流子16bとからなり、また、ブラシ17は、整流子16aに対応するブラシ17aと、整流子16bに対応するブラシ17bとからなる。
[ホルダ18,28]
ホルダ18および28は、前述したように、第1回転子11aと第2回転子11bを保持する。なお、ホルダ18および28は、絶縁性材料で構成される。仮に金属材料で構成すると、第1回転子11aおよび第2回転子11bが発生する磁界により電磁誘導がホルダ18,28に生じて誘導加熱されてしまうが、絶縁性材料だとその心配がない。
本実施形態では、ホルダ18,28を介して、回転子11(第1回転子11a,第2回転子11b)を回転可能に支持しているが、本発明は、ホルダ類を介することなく回転子11を保持することもできる。
[回転子の特徴部分]
本発明では、回転子の両極にトルクを発生させるため、固定子と作用する回転子の極が偶数である必要がある。しかし、上述した偶数極を有する回転子を用いた場合、起動力の死点が生じる等の問題が生じる。
そこで、本発明では、2極を有する回転子を軸方向に離間させ複数配置する。
初めに、2つの回転子が軸方向に位相差を設けて配置することにより得られる効果について図2を参照して説明する。
本実施形態では、回転子11を2つの回転子要素である第1回転子11aと第2回転子11bとを、その回転方向に90度の位相差を設けて配置する。なお、固定子の極数Pは、後述する式(1)を満たすものとし、ここでは固定子の極数P=6とする。
いま、第1回転子11aが図2(a)のように死角の位置にある場合を考える。ただし、第1回転子11aは、固定子14に対する極性が、図2(a)に示すように生じているものとする。第1回転子11aは、そのN極がN極の極性を有する磁石M1と対向し、また、そのS極がS極の極性を有する磁石M4と対向する。このように、第1回転子11aは、固定子14と同極同士が対向するために、トルクを生じさせない。なお、死角とは、回転子にトルクが発生しない角度である。
一方で、第2回転子11bは、図2(b)に示すように、S極を呈する磁極が磁石M2と磁石M3の中間に、また、N極を呈する磁極が磁石M5と磁石M6の中間に位置する。したがって、第2回転子11bのS極を呈する磁極は、時計回りに回転するように磁石M2から反発力を、磁石M3からは吸引力を、それぞれ受ける。さらに、第2回転子11bは、N極を呈する磁極は、時計回りに回転するように磁石M5から反発力を、磁石M6から吸引力を、それぞれ受ける。
したがって、第2回転子11bは、両方の磁極で時計回りに回転するトルクを発生させる。そうすると、第2回転子11bは第1回転子11aの回転を誘起する。反対に、第2回転子11bが死角の位置にある場合には、第1回転子11aが第2回転子11bの回転を誘起する。
つまり、2つの回転子を90度の位相差を設けて配置することによって、一方の回転子が死角の位置になったとしても、もう一方の回転子が回転力を与えるため、常に回転子の回転力を維持することができる。
第1回転子11aが、死角の位置(図2(a))から図2(c)の位置まで時計回りに回転したとする。そうすると、今度は第1回転子11aのN極を呈する磁極が、磁石M1から反発力を受け、さらに磁石M2から吸引力を受けるため、第1回転子11aは時計回りのトルクを発生させる。さらに、第1回転子11aのS極を呈する磁極も、磁石M4から反発力を受け、磁石M5から吸引力を受けるため、第1回転子11aは時計回りのトルクを発生する。
一方、第2回転子11bは、図2(d)の位置まで回転するが、第1回転子11aと同様に両方の磁極で力を受けるため、時計周りのトルクが発生する。
このように、図2(a),(b)の状態から図2(c),(d)の状態まで回転する過程で、第1回転子11aと第2回転子11bの2つの回転子が、各々、両磁極で時計回りに回転する磁力を受けため、発生させるトルクは飛躍的に大きくなる。
ここで、本実施形態では、第1回転子11a及び第2回転子11bのいずれか一方が死角の位置にある場合、以下説明するように、死角となる回転子に対応する整流子16aとブラシ17aは接触しないように構成されている。図2(e),(f)は、第1回転子が死角の位置にある場合(図2(a))および第2回転子が図2(b)の状態における整流子とブラシの関係を示している。第1回転子11aが死角の位置にある場合、整流子16とブラシ17は接触しない。これは、第2回転子11bが死角の位置にある場合も同様である。そうすることで、第1回転子11a又は第2回転子11bが死角の位置にあるときに、当該回転子に電流が流れることが遮断されるので、無駄な電力を供給する必要がなくなる。
[従来とのトルクの比較]
本実施形態のモータ110が発生するトルクについて、第1回転子11aと第2回転子11bの回転角度θに対するトルク変化を示す図3を参照して説明する。なお、図3において、回転角度θは、第1回転子11aが死角の位置にあり(図2(a))、かつ、第2回転子11bが図2(b)の位置にあるときを0度とする。
回転角度θが0度の場合、第1回転子11aではトルクは発生しないのに対し、第2回転子11bは両磁極が回転力を受けるので最大トルク2Tを発生する。両回転子が時計回りに回転すると、第1回転子11aはその両磁極で受けるトルクが大きくなる一方、第2回転子11bは徐々に発生するトルクが小さくなる。回転角度θが30度のとき、第1回転子11aは最大トルク2Tを発生させる。一方、第2回転子11bは死角の位置にありトルクを発生しない。このように、各回転子は30度毎に最大トルクまたは最小トルクを発生させる。
本実施形態では、第1回転子11aと第2回転子11bに生じるトルクは、支持軸15aから出力として利用されるが、この出力は第1回転子11aと第2回転子11bの各々に生ずるトルクの総和となる。したがって、全角度における各回転子にかかるトルクを加算すると、線Aとなり、どの角度においても最大トルク2Tが生じる。
また、第1回転子11aに生じるトルクが小さくなると、それを補うように第2回転子11bに生じるトルクが大きくなり、その逆に、第2回転子11bに生じるトルクが小さくなると、第1回転子11aに生じるトルクが大きくなる。そのため、本実施形態に係るモータ100ではトルク変動が生じないか、生じたとしても小さい。
一方、両極を使用しない従来の3極回転子を使用した場合、片方の磁極のみにトルクが発生するため、発生するトルクは最大でもTに留まる。さらに、従来の3極回転子は、トルク変動が生じるため、ある回転角度では発生するトルクがTよりも小さくなる。
そのため、本実施形態における回転子に生じるトルクの平均値は2Tであるのに対し、従来の3極回転子に生じるトルクの平均値はTよりも小さくなる。
したがって、本実施形態で説明した構成とすることにより、2倍以上の回転力を持つモータ100を得ることができる。
次に、本実施形態における固定子の極数Pは式(1)を満たすものでなければいけない理由を、図2を参照して説明する。
本発明は、回転子の両端に磁化するS極およびN極(両極)にトルクを発生させることにより、モータの回転力を大きくすることが大きな特徴部分である。2極を有する回転子の両極からトルクを得るためには、回転子を挟んで対向する固定子同士の磁極は常に異なるものでなければいけない。この条件は、固定子の極数Pが、式(1)を満たすことにより成立する。例えば、極数P=6(n=2)とすると、図2(b)に示したように、第2回転子11bのS極を呈する磁極は時計回りに回転するトルクが発生し、さらにN極を呈する磁極にも時計周りに回転するトルクが発生する。つまり、回転子の両端でトルクを発生することができる。回転子を挟んで対向する固定子同士の磁極は常に異なるものとすることにより、回転子の両端でトルクを発生させることができ、より大きい回転力を得ることができる。
P=2×(2n−1)(n:自然数)・・・式(1)
一方、固定子の極数Pが、式(1)を満たさない場合は、回転子を挟んで対向する固定子同士の磁極は同じになる。この場合、回転子の片方でトルクは発生するが、他端ではトルクを発生しない。
したがって、本発明において使用する固定子の極数Pは、式(1)を満たすことが必要である。
[第1実施形態の変形例(1)]
次に、回転子を2つ、固定子の極数を2極(n=1の場合)とした場合の構成および効果を、図4を参照して説明する。
モータ130は、2つのアーク状の永久磁石101、102が形成する円内部に、略I字状からなる複数枚の鉄心24から構成される第1回転子11aと第2回転子11bとが設けられ、第1回転子11aと、第2回転子11bは、90度の位相差を設け軸方向に離間して同軸上に配置されている。鉄心24には電磁コイル23が巻き回されている。永久磁石101および102は、対向する極が異なるよう設置されている。
また、各回転子が図4(a)〜(d)の状態における、整流子16とブラシ17との接触関係はそれぞれ図4(e)〜(h)に対応する。
第2回転子11bの両極が永久磁石101、102の境界に位置しない、つまり死角の位置にある場合、第1回転子11aのS極を呈する磁極の中心は永久磁石101、102の境界の中間に位置する(図4(a))。電磁コイル23に電流が流れると、第1回転子11aのS極を呈する磁極は、永久磁石101から吸引力を、永久磁石102から反発力をそれぞれ受ける。一方、N極を呈する磁極は、永久磁石101から反発力を、永久磁石102から吸引力をそれぞれ受ける。よって、第1回転子11aを時計周りに回転させるトルクが第1回転子11aの両極で発生する。この際、第1回転子11aが支持軸15aを介して、死角の位置にある第2回転子11bに回転力を与えることにより、第2回転子11bは回転する。
第1回転子11aのトルクにより45度(ある角度)回転した場合、第1回転子11aは図4(c)に、第2回転子11bは図4(d)に示した状態になる。
この場合、第1回転子11aのS極を呈する磁極は永久磁石101から吸引力を、永久磁石102から反発力をそれぞれ受ける。一方、N極を呈する磁極は、永久磁石101から反発力を、永久磁石102から吸引力をそれぞれ受ける。よって、第1回転子11aの両極でトルクが発生し、第1回転子11aは時計回りに回転する。同様に、第2回転子11bの両極にもトルクが発生し、第2回転子11bも時計回りに回転する。
したがって、回転子を2つ、固定子の極数を2極(n=1)とした場合でも、第1回転子11aおよび第2回転子11bの両極でトルクを発生させることができ、より大きい回転力をもつモータを作製することができる。
[第1実施形態の変形例(2)]
上記実施形態では、回転子を2つ用いたモータを説明した。本実施形態では、回転子を3つ使用するモータについて述べる。
本実施形態における固定子は6極(n=2の場合)とする。
図5(a)に示すモータ140は、円筒状のハウジング30と、自在に回転する支持軸15により固定された回転子11と、ハウジング10内周部の各回転子に対応した位置に回転子11と空隙を設けて配置された固定子14と、を主な構成要素として備えている。
回転子11は、第1回転子11aと、第2回転子11bと、第3回転子11cとからなり、それぞれ軸方向に並列して配置されている。また、第2回転子11bは第1回転子11aに対して反時計周りに135度、第3回転子11cは第1回転子11aに対して時計周りに135度の位相差を設けて、それぞれ軸方向に離間して同軸上に配置されている。
続けて、モータ140の作用効果について説明する。
第2回転子11bが死角の位置にある場合(図5(c))、S極を呈する磁極は磁石M1と磁石M6の間に、N極を呈する磁極は磁石M3と磁石M4の間に位置する。電磁コイル23に電流が流れると、第1回転子11aのS極を呈する磁極は磁石M6から反発力を受け、磁石M1から吸引力を受け、第1回転子11aを時計周りに回転させようとするトルクが発生する。さらに、N極を呈する磁極でも、磁石M3から反発力を受け、磁石M4から吸引力を受けるため、同様に第1回転子11aを時計周りに回転させようとするトルクが発生する。このように第1回転子11aでは両極にトルクを発生し、時計周りに回転する力が加わる。
一方、第3回転子11cは、S極を呈する磁極の中心線が、磁石M2と磁石M3との間の空隙の中心を通る位置となる。この場合、第3回転子11cのS極を呈する磁極は磁石M2から反発力を、磁石M3から吸引力をそれぞれ受ける。さらに、N極を呈する磁極でも、磁石から反発力を受け、磁石から吸引力をそれぞれ受ける。このように第3回転子11cの両極でトルクが発生し、時計周りに回転する力が加わる。
したがって、第2回転子11bが死角の位置にある場合であっても、第1回転子11aおよび第3回転子11cに発生するトルクによって、支持軸15は回転する。
これは、第2回転子11bが死角の位置にある場合に限らず、第1回転子11aまたは第3回転子11cが死角の位置にある場合であっても、同様な効果が生じる。
なお、回転子の位相角は上記に限定されず、二つ以下の回転子が死角の位置にある場合、少なくとも一つの回転子にトルクが発生する角度であればよい。
以上、回転子を3つ、固定子の極数を6極(n=2)とした場合でも、各回転子の両極でトルクを発生させることができ、より大きい回転力をもつモータを作製することができる。
[第2実施形態]
第1実施形態では、回転子に電磁石を使用するものを示したが、本実施形態では、固定子に電磁石を使用するモータについて説明する。
初めに、固定子に電磁石を使用した好ましい実施形態について、図6を参照して説明する。なお、本実施形態では、固定子の極数P=6(n=2)の場合を示している。また、回転子は図示しないが、第1実施形態と同様な構成をとる。
本実施形態における固定子300は、3つの固定子要素300a、300bおよび300cから構成される。
固定子要素300aは、ヨーク321aと、このヨーク321aの内周面から内側へ突出する第1ティース311Aおよび第2ティース311Bと、第1ティース311Aおよび第2ティース311Bに巻き回される電磁コイル23a,23bと、を主な構成要素として備えている。なお、電気的に接続される第1電磁コイル23aと第2電磁コイル23bは、逆向きに巻き回されているとともに、電源に直列に接続されている。各固定子要素300a〜300cは、各電磁コイルに電流が流れると、N極とS極の磁極をそれぞれ発現する(図6(a))。固定子要素300bおよび300cは、固定子要素300aと同じ構成を有している。
固定子300は、各固定子要素300a〜300cを構成するヨーク321a,321b,321cの間に磁気的なギャップが設けられているところに特徴を有している。つまり、ヨーク321aとヨーク321bの間に間隙が設けられており、この間隙が磁気ギャップを構成する。ヨーク321bとヨーク321cの間、ヨーク321cとヨーク321aの間も同様である。このような構成とすると、隣接する固定子要素の間で磁束の漏洩が生じるのを防ぐことができる。そのため、各固定子要素300a〜300cは発生した磁力を無駄なく使用することができる。
一方、図6(b)に示す固定子200は、金属からなる円環状のヨーク221と、このヨーク221の内周面から内側へ突出するように形成される6本のティース211と、を主な構成要素として備えている。そして、各ティース211(211A〜211F)には、第1ティース211A、第3ティース211Cおよび第5ティース211Eの回転子に対向する部位にN極が、第2ティース211B、第4ティース211Dおよび第6ティース211Fの回転子に対向する部位にS極が磁化するように電磁コイル23が巻かれており、各ティース211から所定の磁界が発生するようになっている。第1電磁コイル23aと第2電磁コイル23bは電気的に接続されており、それぞれ電源に接続されている。
例えば、第1電磁コイル23aと第2電磁コイル23bに電流が流れた場合、第1ティース211Aが、回転子(図示しない)と対向する位置にはN極が磁化し、第1電磁コイル23aを挟んだヨーク221側にはS極が磁化する。一方、第2ティース211Bは第1ティース211Aとは反対に磁化される。
固定子200は、金属で一体となって形成されているため、第2ティース211Bで磁化されたN極からの磁力線は、ヨーク221へ漏洩する。この際、N極から発生した全ての磁力線は、第1ティース211AのS極には収束せず、磁力線の一部はヨーク221内に漏洩してしまう。それによって、第1ティース211Aと第2ティース211B間の磁力は固定子に間隙を設けた場合と比べると小さくなってしまう。
以上説明した通り、固定子に電磁石を使用した場合であっても、固定子300に磁気ギャップとして作用する間隙を設けることによって、一つのコイル(例えば、電気的に繋がれている電磁コイル23aと23b)を使用することによって、隣接する固定子要素の間で発生した全磁力を無駄なく利用することができ、より強い磁界を発生させることができる。また、このことは、同じ強さの磁界を発生させるために必要な電力を低減できることを示している。
なお、ヨーク321a〜321cの大きさ又は形状は、任意に変更することができる。例えば、ヨーク321aの面積を広くすると、その分だけ当該ヨークを通過する磁力線の数が多くなるため、より強い磁力を得ることができる。
本実施形態のように固定子に磁気ギャップとして作用する間隙を設けたり、磁力線の通過するヨークの面積を広くすることにより、低電力で強い磁界を得ることができ、回転力の大きいモータを作製することができる。
上記実施形態では電源からの電流を整流子およびブラシを利用することによって、電磁コイルへの電流のON・OFFを制御しているが、本発明では、それらに代えて半導体素子を利用したスリップリング式を採用することもできる。スリップリング式では、整流子の代わりに、コイルに電気的に接続されている金属製リングを、回転軸とブラシとの間に設ける。ブラシに流す電流を、半導体素子を用いて制御することにより、電流の流れる向きを制御することができる。スリップリング式は、整流子方式と比べてリングとブラシの接触面積を広くすることができ、さらにスパークは発生しない。そのため、モータの寿命を延ばすことができる。
なお、これ以外にも本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
10,30 ハウジング
11 回転子
11a 第1回転子
11b 第2回転子
11c 第3回転子
12 鉄心
13 巻き溝
14 固定子
15a,15b 支持軸
16,16a,16b 整流子
17,17a,17b ブラシ
18,28 ホルダ
19 軸受
23 電磁コイル
23a〜23f 第1電磁コイル〜第6電磁コイル
24 鉄心
26 フロントカバー
27 仕切り板
100,110,130,140 モータ
101,102 永久磁石
103 回転子
103a〜103c 磁極体
105 整流子
106 ブラシ
200,300 固定子
211A〜211F 第1ティース〜第6ティース
221 ヨーク
300a,300b,300c 固定子要素
311A〜311F 第1ティース〜第6ティース
321a〜321c ヨーク
M1〜M6 磁石
F 前部
R 後部
θ 回転角度

Claims (2)

  1. 固定子と、
    前記固定子から印加される磁界を受けることで、回転軸を中心に回転する回転子と、を備え、
    前記回転子は、前記固定子と両極で作用し、
    前記回転軸の方向に互いに離間して配置され、前記回転する向きに所定の位相差を維持しながら共通する前記回転軸を中心に回転する複数の回転子要素からなり、
    前記固定子は、
    極数Pが下記式(1)を満たす、
    ことを特徴とする回転電機。
    P=2×(2n−1)(n:自然数) …式(1)
  2. 電磁石からなる前記固定子は、前記回転軸の径方向に複数に分割された固定子要素からなり、
    隣接する前記固定子要素間に磁気的ギャップが形成されている、
    請求項1に記載の回転電機。
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