JP2014110692A - 蓄電システム及び蓄電池の劣化診断方法 - Google Patents

蓄電システム及び蓄電池の劣化診断方法 Download PDF

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Abstract

【課題】蓄電システムにおいて、蓄電池の劣化診断を容易に実現する。
【解決手段】互いに並列に設けられた複数のストリング201〜204によって構成される蓄電池群200と、当該蓄電池群を太陽光発電等により充電し、放電により負荷4に給電するための制御装置300とを備えた蓄電システム100において、制御装置300は、複数のストリングのうちから劣化診断対象の1ストリングを選択し、残余のストリングに放電の責務を担わせながら、当該1ストリングを構成する少なくとも1つの蓄電池を例えば満充電の状態とし、残余のストリングに外部電源からの充電の責務を担わせながら、満充電となった蓄電池を例えば完全放電まで、途中で充電することを抑制しつつ放電させ、そして、蓄電池が完全放電までの放電により実際に放出した電池容量を演算し、当該電池容量を所定値と比較して劣化の程度を診断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、二次電池を用いた蓄電システムに関する。
太陽光、風力等の再生可能エネルギー源を用いた発電を行うことにより、商用電源の使用電力量を低減し、余剰電力を売電することも可能である。ところが、例えば太陽光発電は、日中であっても、天候により発電電力が大きく変動する不安定な電力源である。そこで、二次電池を用いた蓄電システムを、太陽光発電と併用することが提案されている(例えば、特許文献1,2参照。)。このような蓄電システムを使用すれば、不安定な電力源を補完して安定した電力供給が可能となり、また、もし商用電源が停電しても、ある程度の時間は、安定した電力を負荷に供給し続けることができる。
図9は、自立発電を優先する定置型の蓄電システムにおける接続図の一例である。この蓄電システムは、太陽光発電パネル及び商用電源を外部電源として充電可能であり、放電により負荷に電力を供給することができる。図において、太陽光発電パネル1の出力(直流)は、DC/DCコンバータ2を介してインバータ3により交流に変換され、負荷4に電力を供給することができる。DC/DCコンバータ2の出力は、双方向性のDC/DCコンバータ9を介して、蓄電池8を充電することができる。蓄電池8は、その放電により、DC/DCコンバータ9及びインバータ3を介して、負荷4に電力を供給することができる。商用電源5の交流電圧は、変圧器6で所定の電圧に変圧され、コンバータ7により直流に変換され、電路Pに直流電圧を供給することができる。
太陽光発電パネル1の発電電力と負荷4の電力需要との需給バランスにおいて、発電電力による供給力に余裕がある場合は、太陽光発電パネル1の発電電力のうち余剰電力により、蓄電池8を充電することができる。逆に、負荷4の電力需要が、太陽光発電パネル1の発電電力を上回る場合は、蓄電池8の放電により不足分の電力が供給される。蓄電池8の放電によっても需要に対応しきれない場合は、商用電源5に基づく電力が負荷4に供給される。
特開平10−285825号公報(図1) 特開2000−261980号公報(図2)
図9の例では、最終的に商用電源5からも電力の供給を受けることができるが、もし商用電源5の停電が長く続いた場合は、蓄電池8の重要性が格段に高まる。また、商用電源が得られない環境で、自立発電を行う場合もあり、この場合は、蓄電池8の重要性が極めて高いものとなる。これらの場合、当然に、初期設計では、蓄電池8の放電能力を十分に確保する必要がある。ところが、蓄電池は、充放電のサイクル数の増大に伴って徐々に劣化する。
図10は、蓄電池として例えばリチウムイオン電池(単セル)を使用した場合の、サイクル数をパラメータとした放電深度(DOD:Depth of discharge)と電圧との関係の一例を示すグラフである。図において、定置型の蓄電システムでは、通常使用領域は、概ね図示の範囲であるが、日中の太陽光発電の発電電力が非常に少ない場合等において、まれに、通常使用領域を超えて放電深度が深い領域に達する場合がある。
ここで、図10において、1サイクル(新品)では、放電深度が90%近くに達しても電圧の下がり方は少ない。しかし、サイクル数の増加に伴って、徐々に、劣化状態(SOH:State of health)が進み、より浅い放電深度で電圧が急激に下がるようになる。すなわち蓄電池の放電量が増大すると、突然、電圧が下がる、という現象が発生する。この場合、商用電源に依存できない状況では、蓄電システムは負荷に電力を提供できず、自立発電がダウンする。負荷に重要な機器が接続されていれば、事態は深刻化する。蓄電池を定期的に、かつ、早めに交換することが対策として考えられるが、経済的な問題もあって、まだ使えるのに交換ということは好ましくない。
かかる従来の問題点に鑑み、本発明は、蓄電システムにおいて、蓄電池の劣化診断を容易に実現することを目的とする。
(1)本発明は、互いに並列に設けられた複数のストリング(201〜204)によって構成される蓄電池群(200)と、当該蓄電池群を外部電源(1)により充電し、放電により負荷に給電するための制御装置(300)とを備えた蓄電システム(100)であって、前記制御装置は、前記複数のストリングのうちから劣化診断対象の1ストリング(例えば201)を選択し、残余のストリング(例えば202〜204)に放電の責務を担わせながら、当該1ストリングを構成する少なくとも1つの蓄電池を第1の電池容量まで充電する充電制御部(311)と、前記残余のストリングに前記外部電源からの充電の責務を担わせながら、前記第1の電池容量となった前記蓄電池を第2の電池容量まで、途中で充電することを抑制しつつ放電させる放電制御部(312)と、前記蓄電池が前記第1の電池容量から前記第2の電池容量までの放電により実際に放出した電池容量を演算し、当該電池容量を所定値と比較して劣化の程度を診断する劣化診断部(313)と、を有するものである。
なお、上記の括弧内の符号は後述の、発明を実施するための形態における符号を、参考用として付している。
上記のような蓄電システムにおいて、制御装置は、対象とした蓄電池を、第1の電池容量から第2の電池容量まで、途中で充電することを抑制しつつ放電させ、放電によって実際に放出した電池容量を演算する。この実際に放出した電池容量とは、現時点での当該蓄電池にとって、電池容量(SOC:State of charge)の所定範囲内で、充放電可能な実容量である。従って、この実容量と、所定値(例えば新品のときの対応する実容量)との比較に基づいて、蓄電池の劣化の程度すなわち劣化状態(SOH)の診断を行うことができる。また、診断のための充放電サイクル中に、劣化診断対象の1ストリングに担わせるべきでない充放電の責務は、残余のストリングに担わせることができるので、蓄電システムとしての本来の充放電機能を休止せずに、劣化診断を行うことができる。なお、対象とする蓄電池は、1ストリング内の任意の1つ若しくは複数又はストリング全体の、いずれであってもよい。
(2)また、上記(1)の蓄電システムで、蓄電池を充電する過程において、外部電源から供給される電力と負荷が消費する電力との需給バランスにより、放電が必要であるときは、制御装置は、残余のストリングにより放電を実行し、充電が可能なときは、当該蓄電池に充電するようにしてもよい。
この場合、当該蓄電池の充電を迅速に行うことができる。
(3)また、上記(1)又は(2)の蓄電システムで、蓄電池を放電させる過程において、外部電源から供給される電力と負荷が消費する電力との需給バランスにより、充電が可能なときは、制御装置は、残余のストリングにより充電を実行し、放電が必要であるときは、当該蓄電池を優先的に放電させるようにしてもよい。
この場合、当該蓄電池を迅速に放電させることができる。
(4)また、上記(1)の蓄電システムにおいて、蓄電池は、1ストリングのうちの1個又は一部であり、制御装置は、複数のストリングにそれぞれ介挿されたスイッチ(301〜304)と、蓄電池を充電するための充電器(315)と、蓄電池を放電させるための放電用負荷(316)と、充電器を蓄電池に接続する充電スイッチ(CS1〜CS4)と、放電用負荷を蓄電池に接続する放電スイッチ(DS1〜DS4)と、を備えているものであってもよい。
この場合、放電スイッチをオフにして充電スイッチをオンにすることにより1ストリングのうちの1個又は一部である蓄電池のみを充電し、また、充電スイッチをオフにして放電スイッチをオンにすることにより当該蓄電池のみを放電させることができる。通常、1ストリング内では各蓄電池の劣化の程度は、ほぼ同等であることが経験的にわかっており、従って、1個又は一部の蓄電池の劣化診断により、実質的に、1ストリングの劣化診断を行うことができる。
(5)また、上記(1)の蓄電システムにおいて、制御装置は、複数のストリングのそれぞれについて設けられたDC/DCコンバータ(321〜324)を含むものであってもよい。
この場合、1ストリングのDC/DCコンバータの出力電圧により残余のストリングへの放電が可能であり、逆に、1ストリングを、残余のストリングのDC/DCコンバータの出力電圧により充電することが可能である。すなわち、必ずしも外部電源や負荷に依存しなくても、ストリング同士で、電荷を自在に移動させ、特定のストリングを第1の電池容量まで充電し、かつ、第2の電池容量まで放電させることができる。
また、この場合、以下の利点がある。
(i)一定電流での充電・放電ができるので劣化診断の精度が高い。
(ii)診断時間が短縮される。
(iii)ストリング毎に、異なる接続構成(電圧構成)や、種類の異なる電池を用いることができる。
(iv)需給制御補償用とバックアップ用にストリングを分けて運用できる。
(6)また、上記(1)〜(5)のいずれかの蓄電システムにおいて、第1の電池容量とは満充電の状態であり、第2の電池容量とは完全放電の状態であってもよい。
この場合、制御装置は、対象とした蓄電池を、満充電の状態から完全放電の状態まで、途中で充電することを抑制しつつ放電させ、放電によって実際に放出した電池容量を演算する。この実際に放出した電池容量とは、現時点での当該蓄電池にとって、充放電可能な実容量である。従って、この実容量と、所定値(例えば新品のときの実容量)との比較に基づいて、蓄電池の劣化の程度すなわち劣化状態(SOH)の診断を行うことができる。
(7)また、上記(1)〜(6)のいずれかの蓄電システムにおいて、劣化診断対象となったストリングを含む複数のストリングの電荷を、コンデンサ(320)を仲介して相互に移動させることにより電圧を均等化する均等化装置(330)を備えていてもよい。
この場合、劣化診断対象となったことにより放電しているストリングを含めて複数のストリングの電圧を均等化することができる。従って、劣化診断対象となったストリングを円滑に、蓄電池群の1ストリングとして復帰させることができる。
(8)一方、本発明は、互いに並列に設けられた複数のストリング(201〜204)によって構成される蓄電池群(200)と、当該蓄電池群を外部電源(1)により充電し、放電により負荷に給電するための制御装置(300)とを備えた蓄電システム(100)において前記制御装置によって実行される、蓄電池の劣化診断方法であって、(a)前記複数のストリングのうちから劣化診断対象の1ストリングを選択し、(b)残余のストリングに放電の責務を担わせながら、前記1ストリングを構成する少なくとも1つの蓄電池を第1の電池容量まで充電し、(c)前記残余のストリングに前記外部電源からの充電の責務を担わせながら、前記第1の電池容量となった前記蓄電池を第2の電池容量まで、途中で充電することを抑制しつつ放電させ、(d)前記蓄電池が前記第1の電池容量から前記第2の電池容量までの放電により実際に放出した電池容量を演算し、当該電池容量を所定値と比較して劣化の程度を診断するものである。
上記のような蓄電池の劣化診断方法においては、対象とした蓄電池を、第1の電池容量から第2の電池容量まで、途中で充電することを抑制しつつ放電させ、放電によって実際に放出した電池容量を演算する。この実際に放出した電池容量とは、現時点での当該蓄電池にとって、電池容量(SOC)の範囲内で、充放電可能な実容量である。従って、この実容量と、所定値(例えば新品のときの対応する実容量)との比較に基づいて、蓄電池の劣化の程度すなわち劣化状態(SOH)の診断を行うことができる。また、診断のための充放電サイクル中に、劣化診断対象の1ストリングに担わせるべきでない充放電の責務は、残余のストリングに担わせることができるので、蓄電システムとしての本来の充放電機能を休止せずに、劣化診断を行うことができる。なお、対象とする蓄電池は、1ストリング内の任意の1つ若しくは複数又はストリング全体の、いずれであってもよい。
(9)また、上記(8)の劣化診断方法において、第1の電池容量とは満充電の状態であり、第2の電池容量とは完全放電の状態であってもよい。
この劣化診断方法では、対象とした蓄電池を、満充電の状態から完全放電の状態まで、途中で充電することを抑制しつつ放電させ、放電によって実際に放出した電池容量を演算する。この実際に放出した電池容量とは、現時点での当該蓄電池にとって、充放電可能な実容量である。従って、この実容量と、所定値(例えば新品のときの実容量)との比較に基づいて、蓄電池の劣化の程度すなわち劣化状態(SOH)の診断を行うことができる。
本発明の蓄電システム及び蓄電池の劣化診断方法によれば、蓄電池の劣化診断を容易に実現することができる。
本発明の第1実施形態に係る蓄電システムと、その周辺回路を示す接続図である。 主として制御装置(特に制御部)において実行される蓄電池の劣化診断の手順の一例を示すフローチャートである。 図2のフローチャートからの続きである。 対象ストリングの充放電の過程の一例を示すグラフである。 対象ストリングの充放電の過程の他の例を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係る蓄電システムと、その周辺回路を示す接続図である。 主として制御装置(特に制御部)によって実行される蓄電池の劣化診断の手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る蓄電システムと、その周辺回路を示す接続図である。 自立発電を優先する定置型の蓄電システムにおける接続図の一例である。 蓄電池として例えばリチウムイオン電池を使用した場合の、サイクル数をパラメータとした放電深度と電圧との関係の一例を示すグラフである。 図1では図示を省略したストリング間での電圧の均等化制御に関する回路図である。 図4と類似した、劣化診断の対象ストリングについての、充放電の過程の一例を示すグラフである。
《第1実施形態》
図1は、本発明の第1実施形態に係る蓄電システムと、その周辺回路を示す接続図である。図において、太陽光発電パネル1の出力(直流)は、DC/DCコンバータ2を介してインバータ3により交流に変換され、負荷4に電力を供給することができる。DC/DCコンバータ2及びインバータ3は、パワーコンディショナ23を構成している。DC/DCコンバータ2は、太陽光発電パネル1に対してMPPT(最大電力点追従)制御を行う。蓄電システム100は、主として、互いに並列に設けられ複数(並列数は4であるが、これは一例に過ぎない。)の蓄電池のストリングによって構成される蓄電池群200と、制御装置300とによって構成されている。なお、1ストリングを構成する蓄電池(セル)の数は、図示の便宜上3個にしているが、実際はもっと多い。
蓄電池群200は複数のストリングを構成し、各ストリングでは、セルが複数個直列に接続されている。蓄電池としては、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、鉛蓄電池、溶融塩電池等が使用可能である。4つのストリング201〜204は、制御装置300内のスイッチ301〜304を閉じることにより、互いに並列に接続される。電流センサ305〜308は、スイッチ301〜304とそれぞれ直列に接続されている。蓄電池群200は、双方向性のDC/DCコンバータ309を介して、直流電圧の印加される電路Pに接続されている。
制御部310は、CPUを含み、スイッチ301〜304のオン/オフ制御を行う。スイッチ301〜304としては、半導体スイッチ素子が好ましいが、リレー接点も使用可能である。また、電流センサ305〜308は、各ストリングの蓄電池201〜204に流入する電流又は流出する電流を検知し、制御部310に電流値の検知信号を送る。制御部310は、DC/DCコンバータ2、インバータ3及びDC/DCコンバータ309からそれぞれ必要な信号を受け取って、太陽光発電パネル1から供給される電力と、負荷4が必要とする電力需要との需給バランスを把握することができる。
制御部310は、スイッチ301〜304や電流センサ305〜308と共同して例えばソフトウェアによって実現される内部機能として、充電制御部311、放電制御部312、劣化診断部313及び均等化制御部317を有している(詳細後述)。
図11は、図1では図示を省略したストリング間での電圧の均等化制御に関する回路図である(後掲の図6,図8についても同様。)。図において、ストリング201は、半導体スイッチング素子であるスイッチSW1を閉じることにより、コンデンサ320と並列に接続される。同様に、ストリング202,203,204は、それぞれ、スイッチSW2,SW3,SW4を閉じることにより、コンデンサ320と並列に接続される。スイッチSW1〜SW4のオン/オフ制御については、制御部310の一機能としての、均等化制御部317がこれを行う。
上記スイッチSW1〜SW4、コンデンサ320及び均等化制御部317は、各ストリング201〜204の電荷を、コンデンサ320を仲介して相互に移動させることにより電圧を均等化する均等化装置330を構成している。すなわち、均等化制御部317は、4つのストリング201〜204間で電圧の不均衡がある場合に、この不均衡を低減する均等化制御を行うことができる。均等化制御の実行時、スイッチSW1〜SW4は、そのうちの選択されたいずれか1つがオン(閉)になり、そのとき、他のスイッチはオフ(開)になるよう、制御される(詳細後述)。
図2及び図3は、主として制御装置300(特に制御部310)において実行される蓄電池の劣化診断の手順の一例を示すフローチャートである。図2の下方における、丸で囲んだA,Bは、図3のA,Bにつながり、2枚の図で1つのフローチャートを表している。
まず、図2において、ステップS1では、通常の充放電動作が行われている。すなわち、太陽光発電パネル1の発電電力に基づいて、パワーコンディショナ23から負荷4に交流電力が供給され、また、余剰電力はDC/DCコンバータ309を介して蓄電池群200の充電に供する。このとき、スイッチ301〜304は、全てオン(閉)の状態とされている。
一方、太陽光発電パネル1の発電電力が、負荷4の電力需要より少ない場合は、蓄電池群200からDC/DCコンバータ309を経て、電路Pに電力が供給され、電力の不足分が補われる。
上記の通常の充放電動作が実行されている間、制御部310は、蓄電池診断の実施条件が充足されるのを待ち(ステップS2からS1の繰り返し。)、実施条件が充足されると、制御部310は、ステップS3以降を実行する。なお、実施条件とは、例えば、直前の診断から一定期間の経過である。ここでは、例えば、ストリング201が診断の対象である、とする。
ステップS3において、制御部310は、需給バランスをチェックする。太陽光発電パネル1の発電電力で負荷4の需要をまかなって余りある場合は、需給バランスは需要より太陽光発電の供給が勝るので、充電(蓄電池を充電できる状態)と判定する。逆に、蓄電池群200から放電させなければ負荷4の需要に応えられない場合は、需給バランスは太陽光発電の供給より需要が勝るので、放電(蓄電池を放電させなければならない状態)と判定する。
ステップS3において、「充電」である場合、制御部310(制御装置300)は、対象ストリング201のスイッチ301をオンにして(ステップS4)、対象ストリング201の蓄電池を充電する(ステップS5)。その他のストリング202〜204については、オン/オフのどちらでもよい。例えば余剰電力が充分にあれば、その他のストリング202〜204についてもオンでよく、逆に、余剰電力がさほど充分でなければ、その他のストリング202〜204はオフにすればよい。このようにして、対象ストリング201を優先的に、なるべく迅速に、満充電の状態にすることができる。なお、満充電であることは、例えば電流センサ305で検知される充電電流が所定値以下(ほぼ0)になることにより、把握できる。そして、制御部310は、満充電すなわち、電池容量(SOC:State of charge)が100%に達しているか否かを判定し(ステップS8)、100%に達するまで、ステップS3〜S5,S8を実行する。
但し、太陽光発電の発電状況や、負荷の需要は刻々変化するので、需給バランスも変化する。対象ストリング201の電池容量が100%に達するまでに、需給バランスが「放電」に変わったときは、制御部310は、対象ストリング201のスイッチ301をオフにして放電を阻止し、対象外ストリング202〜204については、オンにする(ステップS6)。これにより、対象外ストリング202〜204から放電し、負荷4への給電が行われる(ステップS7)。
上記のような過程を繰り返してステップS8で電池容量が100%に達すると、対象ストリング201の充電は完了である。すなわち、ステップS3〜S8が、図1における充電制御部311の機能である。
言い換えれば、充電制御部311は、複数のストリングのうちから劣化診断対象の1ストリングを選択し、残余のストリングに放電の責務(ステップS6,S7)を担わせながら、当該1ストリングを構成する蓄電池を満充電の状態とする。
次に、図3のステップS9において、制御部310は、需給バランスをチェックする。ここで、「放電」である場合、制御部310(制御装置300)は、対象ストリング201のスイッチ301をオンにして(ステップS10)、対象ストリング201の蓄電池を放電させる(ステップS11)。制御部310は、放電電流を検知する電流センサ305の検知出力に基づいて、放電電流を積算する(ステップS12)。すなわち、失われた(放出された)電池容量を演算する。
なお、その他のストリング202〜204については、オフとする。すなわち、対象ストリング201を優先的に、途中で充電することなく一方向的に、完全放電まで放電させる。これにより、対象ストリング201を迅速に放電させることができる。そして、制御部310は、対象ストリング201の電池容量が0%(完全放電)に達していると推定されるか否かを判定し(ステップS15)、0%に達していると推定されるまで、ステップS9〜11,14を実行する。なお、この推定は、例えば、電流センサ305で検知される電流が所定値(例えば、ほぼ0)になることにより、推定可能である。また、対象ストリング201の電圧が所定値(下限値)に達したことを、例えばDC/DCコンバータ309内に設けられた電圧センサ(図示せず。)により検知するか、又は、各ストリング201〜204に電圧センサを設けてその出力信号を制御部310に送るようにしてもよい。
但し、太陽光発電の発電状況や、負荷の需要は刻々変化するので、需給バランスも変化する。対象ストリング201の電池容量が0%に達するまでに、需給バランスが「充電」に変わったときは、制御部310は、対象ストリング201のスイッチ301をオフにして充電を阻止し、対象外ストリング202〜204については、オンにする(ステップS13)。これにより、対象外ストリング202〜204への充電が行われる(ステップS14)。
上記のような過程を繰り返してステップS15で電池容量が0%(完全放電)に達すると、対象ストリング201の放電は完了である。すなわち、ステップS9〜S15が、図1における放電制御部312の機能である。
言い換えれば、放電制御部312は、対象ストリング201ではない残余のストリング202〜204に、外部電源である太陽光発電パネル1からの充電の責務を担わせながら、一旦満充電となったストリング201の蓄電池を、完全放電まで、途中で充電することなく放電させる。積算した放電電流により、現状の電池容量がわかる。
そして、制御部310は、所定値、例えば新品の時の電池容量と、現状の電池容量とを比較し、劣化状態(SOH)を推定する(ステップS16)。すなわち、ステップS12の演算結果に基づくステップS16の処理は、図1における劣化診断部313の機能である。
言い換えれば、劣化診断部313は、蓄電池が満充電から完全放電までの放電により実際に放出した電池容量を演算し、当該電池容量を所定値と比較して劣化の程度を診断する。
なお、ステップS16の後は、制御部310の均等化制御部317による電圧の均等化制御が行われる(ステップS17)。図11において、劣化診断の対象となったストリング201は、完全放電により、両端の電圧がほとんど0である。そこで、均等化制御部317は、例えば、スイッチSW4,SW3,SW2,SW1の順に、交互にオンの状態とすることを、繰り返す。なお、このとき、スイッチ同士が互いに同時にオンとならないようにスイッチ切替時間(時間的隙間)を空ける。これにより、コンデンサ320を仲介役として、一のストリングから他のストリングへ電荷の受け渡しが行われる。
ストリング対コンデンサの電荷の受け渡しは、電圧の高低によって決まり、コンデンサ320の両端電圧が、接続されたストリングの両端電圧より低いときは、ストリングからコンデンサ320へ電荷が移動し、逆に、コンデンサ320の両端電圧が、接続されたストリングの両端電圧より高いときは、コンデンサ320からストリングへ電荷が移動する。この工程を所定時間(又は所定回数)繰り返すことにより、4つのストリング201〜204の電圧は、概ね同じになる。
従って、放電した状態であった劣化診断対象のストリング201も、電圧が回復し、蓄電池群200の一員として復帰できる状態になる。こうして、劣化診断対象となったことにより放電しているストリングを含めて4つのストリング201〜204の電圧を均等化することができる。従って、劣化診断対象となったストリングを円滑に、蓄電池群200の1ストリングとして復帰させることができる。
なお、このような電圧の均等化制御を行わずに、ストリング201のスイッチ301(図1)をオンにすると、他のストリング202〜204から一気に大電流が流れ込むので、好ましくない。
このような均等化制御が終わると、以後、通常の充放電動作(ステップS1)が実行される。ストリング202〜204についても、それぞれ時期をずらして同様の処理により、劣化の診断を行うことができる。
このようにして、負荷4への給電を停止せずに、ストリング単位で、定期的に劣化診断を行うことができる。従って、蓄電池の劣化状態を正確に把握することができる。
以上のように、上記の蓄電システム100において、制御装置300(制御部310)は、対象とした蓄電池を、満充電の状態から完全放電まで、途中で充電することなく放電させ、放電によって実際に放出した電池容量を演算する。この実際に放出した電池容量とは、現時点での当該蓄電池にとって、充放電可能な実容量である。従って、この実容量と、所定値(例えば新品のときの実容量)との比較に基づいて、蓄電池の劣化の程度すなわち劣化状態(SOH)の診断を行うことができる。また、診断のための充放電サイクル中に、劣化診断対象の1ストリングに担わせるべきでない充放電の責務は、残余のストリングに担わせることができるので、蓄電システムとしての本来の充放電機能を休止せずに、劣化診断を行うことができる。
図4は、対象ストリング201の充放電の過程の一例を示すグラフである。横軸は時間、縦軸は電池容量(SOC)を表している。なお、電池は、放電の際の電流値や周囲温度の影響で、電池容量が変動する。よって、完全放電(若しくは、所定のSOCまでの放電)に到達し、電池容量を計算する際に、実際には、電流値と電池温度による「補正」を行う必要があるが、ここでは補正についての説明は省略する。
図において、期間Aは、ステップS3〜S9による充電過程である。なお、この例において期間Aでは、途中で放電させずに充電しているが、充電・放電を繰り返しながら最終的にSOCが100%に至る充電であってもよい。期間Bは、ステップS9〜S15による放電過程である。時点Cにおいて、電池容量は完全放電に達する。
ここで、期間Bにおける放電は、途中で充電に転じないように、一方向的に放電させる。途中で充電せずに完全放電まで放電させることで、現状の電池容量を正確に測定することができる。すなわち、蓄電池をコップに例えるとすれば、劣化によってコップの容量は減少するが、どれだけ減少しているか不明である。そこで、とりあえずコップを満杯にして、途中でつぎ足すことなく放出すれば、その放出量により、現状の正確な容量がわかるのと同様である。
また、対象ストリング201の放電は、途中で充電さえしなければよいのであるから、途中で放電を休止させることは問題ない。図5は、対象ストリング201の充放電の過程の他の例を示すグラフである。この場合、放電の期間B内に、放電休止の時間Δtがあるが、このことによって、容量測定に影響はない。
なお、放電の期間Bに関する上記の説明では、途中で充電することなく放電させるものとしたが、実際には、図4又は図5における期間Bにおいて若干の充電が行われたとしても、それが短時間であれば、大きな影響は無い。かかる軽微な背反を含めて、より現実的に表現すれば、「途中で充電することを抑制しつつ」放電させればよい。以下の実施形態においても同様である。
《第2実施形態》
図6は、本発明の第2実施形態に係る蓄電システムと、その周辺回路を示す接続図である。図1(第1実施形態)との違いは、劣化診断の対象ストリングに対して充電・放電を行うための構成及び動作が異なる点であり、その他は同様であるので、同一符号を付した部位についての同様の説明は省略する。1ストリングを構成する各セルの劣化状態は、ほぼ同じ程度であることが経験的にわかっている。そこで、各ストリング201〜204の複数セルのうちの任意の1個(但し2個以上でもよい。)に着目して、現在の電池容量を測定すれば、ストリングの劣化状態がわかる、というのが、この第2実施形態の考え方である。
図6において、各ストリング201〜204の複数セルのうちの1個(但し、2個以上でも可。)に並列に、充放電用の回路を設ける。この回路は、電流センサ314、充電器315、放電用負荷316、充電スイッチCS1〜CS4、放電スイッチDS1〜DS4を図示のように接続して構成されている。これらは、制御装置300の一部である。
例えば、充電スイッチCS1をオン(他はオフ)にすると、ストリング201の1セルに対して、充電器315、充電スイッチCS1、電流センサ314の直列体が、並列に接続される。これにより、当該セルを充電することができる。同様に、充電スイッチCS2をオン(他はオフ)にすると、ストリング202の1セルを充電することができる。充電スイッチCS3をオン(他はオフ)にすると、ストリング203の1セルを充電することができる。充電スイッチCS4をオン(他はオフ)にすると、ストリング204の1セルを充電することができる。
また、放電スイッチDS1をオン(他はオフ)にすると、ストリング201の1セルに対して、放電用負荷316、放電スイッチDS1、電流センサ314の直列体が、並列に接続される。これにより、当該セルを放電させることができる。同様に、放電スイッチDS2をオン(他はオフ)にすると、ストリング202の1セルを放電させることができる。放電スイッチDS3をオン(他はオフ)にすると、ストリング203の1セルを放電させることができる。放電スイッチDS4をオン(他はオフ)にすると、ストリング204の1セルを放電させることができる。
図7は、主として制御装置300(特に制御部310)によって実行される蓄電池の劣化診断の手順の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは、対象ストリングについて記載されており、対象外のストリングは、通常の充放電動作を行うことができる。
まず、図7において、ステップS21では、通常の充放電動作が行われている。すなわち、太陽光発電パネル1の発電電力に基づいて、パワーコンディショナ23から負荷4に交流電力が供給され、また、余剰電力はDC/DCコンバータ309を介して蓄電池群200の充電に供する。このとき、スイッチ301〜304は、全てオン(閉)の状態とされている。
一方、太陽光発電パネル1の発電電力が、負荷4の電力需要より少ない場合は、蓄電池群200からDC/DCコンバータ309を経て、電路Pに電力が供給され、電力の不足分が補われる。
上記の通常の充放電動作が実行されている間、制御部310は、蓄電池診断の実施条件が充足されるのを待ち(ステップS22からS21の繰り返し。)、実施条件が充足されると、制御部310は、ステップS23以降を実行する。なお、実施条件とは、例えば、直前の診断から一定期間の経過である。ここでは、例えば、ストリング201が診断の対象である、とする。
ステップS23において、制御部310は、対象ストリング201のスイッチ301をオフにして(ステップS23)、充電スイッチCS1をオンにする。なお、他のスイッチ302〜304はすべてオン、他の充電スイッチCS2〜CS4及び放電スイッチDS1〜DS4については、すべてオフである。
このようにして、スイッチ201が開くことにより、他のストリング202〜204とは縁が切れたストリング201について、セルを充電する。こうして、いわば専用の充電器315で、セルを満充電の状態にすることができる。そして、制御部310は、電池容量(SOC)が100%に達しているか否かを判定し(ステップS24)、100%に達するまで、ステップS23、S24を実行する。
上記のような過程を繰り返してステップS24で電池容量が100%に達すると、対象セルの充電は完了である。すなわち、ステップS23,S24が、図1における充電制御部311の機能である。
言い換えれば、充電制御部311は、複数のストリングのうちから劣化診断対象の1ストリングを選択し、残余のストリングに通常の放電及び充電の責務を担わせながら、当該1ストリングを構成する蓄電池(セル)を満充電の状態とする。
次に、図7のステップS25において、制御部310は、対象ストリング201の放電スイッチDS1をオンにして(ステップS25)、対象ストリング201のセルを放電させる。制御部310は、放電電流を検知する電流センサ305の検知出力に基づいて、放電電流を積算する(ステップS26)。すなわち、放出された電池容量を演算する。
こうして、対象ストリング201のセルを優先的に、途中で充電することなく一方向的に、完全放電まで放電させる。そして、制御部310は、セルの電池容量が0%に達していると推定されるか否かを判定し(ステップS27)、0%に達していると推定されるまで、ステップS25,S26,S27を実行する。なお、この推定は、例えば、電流センサ314で検知される電流が所定値(例えば、ほぼ0)になることにより、推定可能である。
上記のような過程を繰り返してステップS27で電池容量が0%に達すると、対象ストリング201のセルの放電は完了である。すなわち、ステップS25,S26,S27が、図1における放電制御部312の機能である。
言い換えれば、放電制御部312は、対象ストリング201ではない残余のストリング202〜204に、通常の充電及び放電の責務を担わせながら、一旦満充電となったストリング201のセルを、完全放電まで、途中で充電することなく放電させる。積算した放電電流により、現状の電池容量がわかる。
そして、制御部310は、所定値、例えば新品の時の電池容量と、現状の電池容量とを比較し、劣化状態(SOH)を推定する(ステップS28)。すなわち、ステップS26の演算結果に基づくステップS28の処理は、図1における劣化診断部313の機能である。
言い換えれば、劣化診断部313は、蓄電池が満充電から完全放電までの放電により実際に放出した電池容量を演算し、当該電池容量を所定値と比較して劣化の程度を診断する。
なお、ステップS28の後は、第1実施形態と同様に、劣化診断の対象となったストリング201を含む全てのストリング201〜204で、電圧の均等化制御が行われる(ステップS29)。その後、通常の充放電動作(ステップS1)が実行される。ストリング202〜204についても、それぞれ時期をずらして同様の処理により、劣化の診断を行うことができる。
このようにして、負荷4への給電を停止せずに、ストリング単位で、定期的に劣化診断を行うことができる。従って、蓄電池の劣化状態を正確に把握することができる。
すなわち第2実施形態の蓄電システムによれば、任意の1ストリングについての、放電スイッチをオフにして充電スイッチをオンにすることにより1ストリングのうちの1個又は一部である蓄電池のみを充電し、また、充電スイッチをオフにして放電スイッチをオンにすることにより当該蓄電池のみを放電させることができる。通常、1ストリング内では各蓄電池の劣化の程度は、ほぼ同等であることが経験的にわかっており、従って、1個又は一部の蓄電池の劣化診断により、実質的に、1ストリングの劣化診断を行うことができる。
《第3実施形態》
図8は、本発明の第3実施形態に係る蓄電システムと、その周辺回路を示す接続図である。図1(第1実施形態)との違いは、制御装置300内でのDC/DCコンバータの設け方であり、その他は同様であるので、同一符号を付した部位についての同様の説明は省略する。
図8において、各ストリング201〜204に対してそれぞれ直列に、双方向性のDC/DCコンバータ321〜324が介挿されている。つまり、図1におけるDC/DCコンバータ309の代わりに、各ストリングに対して、DC/DCコンバータ321〜324が設けられている。
このような回路構成によれば、1ストリングの蓄電池の電圧は同一でなくてもよい。すなわち、DC/DCコンバータ321〜324への入力電圧は不揃いであっても、電圧変換比を調整することにより、出力電圧を揃えることができる。
また、この場合、劣化診断の対象となるのが、例えばストリング201であり、仮にこのストリング201が満充電の状態であるとすると、DC/DCコンバータ321をストリング201からの放電モードとし、かつ、他のDC/DCコンバータ322,323,324を充電モードとすれば、図の矢印に示すように、ストリング201を放電させ、そのエネルギーにより、ストリング202〜204を充電することができる。逆に、DC/DCコンバータ322,323,324を放電モードとし、DC/DCコンバータ321をストリング201への充電モードとすれば、ストリング201を充電することができる。
すなわち、1ストリングのDC/DCコンバータの出力電圧により残余のストリングへの放電が可能であり、逆に、1ストリングを、残余のストリングのDC/DCコンバータの出力電圧により充電することが可能である。従って、必ずしも外部電源や負荷に依存しなくても、ストリング同士で、電荷を自在に移動させ、特定のストリングを満充電まで充電し、かつ、完全放電まで放電させることができる。
また、この場合、以下の利点がある。
(i)一定電流での充電・放電ができるので劣化診断の精度が高い。
(ii)診断時間が短縮される。
(iii)ストリング毎に、異なる接続構成(電圧構成)や、種類の異なる電池を用いることができる。
(iv)需給制御補償用とバックアップ用にストリングを分けて運用できる。
《各実施形態に共通の補足説明》
なお、上記の各実施形態では、満充電の状態となった蓄電池を完全放電の状態まで、途中で充電することなく放電させる放電制御について説明したが、必ずしも「満充電」、「完全放電」でなくてもよい。例えば、図10によれば、DODの低いところと、高いところとで、電圧の変化が大きくなることがわかる。そこで、電圧変化が急峻になるところを、電圧の高値及び低値として劣化診断用に設定することができる。
具体的には、図10において、例えば充電は3.7Vまで行い、放電は3.5Vになるまで行わせる、という充放電でも、サイクル数の違いによる劣化の影響は現れる。すなわち、前述のように蓄電池をコップに例えるとすれば、コップの満杯に近いと推定される一定の電池容量から、空に近いと推定される一定の電池容量までに、実際に放出した電池容量に基づいてでも、新品から見た現状の容量変化(劣化)がわかる。
図12は、図4と類似した、劣化診断の対象ストリングについての、充放電の過程の一例を示すグラフである。図4との違いは、例えば上記のような電圧設定(3.7V/3.5V)により、充電に関しては、SOCが100%より低いX[%]となったとき充電を停止し、放電に関しては、SOCが、0%より高いX[%]となるときまで行わせる、という点である。
上記のX[%]を第1の電池容量(SOC)、X[%]を第2の電池容量とすると、前述の満充電、完全放電も含めて、包括的には、以下のように表現することができる。
すなわち、制御装置300における充電制御部311の機能としては、複数のストリングのうちから劣化診断対象の1ストリングを選択し、残余のストリングに放電の責務を担わせながら、当該1ストリングを構成する少なくとも1つの蓄電池を「第1の電池容量」まで充電する。また、放電制御部312の機能としては、残余のストリングに太陽光発電パネル1からの充電の責務を担わせながら、第1の電池容量となった蓄電池を第2の電池容量まで、途中で充電することなく放電させる。そして、劣化診断部313は、蓄電池が第1の電池容量から第2の電池容量までの放電により実際に放出した電池容量を演算し、当該電池容量を所定値と比較して劣化の程度を診断する。
《その他》
なお、上記各実施形態では、蓄電システム100に対する外部電源として太陽光発電パネル1を示したが、外部電源は、他の再生可能エネルギー源(風力、水力、地熱、バイオマスその他)であってもよい。また、蓄電システム100に対する外部電源は、必ずしも再生可能エネルギー源に限らず、その他の電源であってもよい。さらに、商用電源のバックアップ電源として蓄電システムを使用する場合でも、同様の要領で劣化診断を行うことができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 太陽光発電パネル(外部電源)
4 負荷
200 蓄電池群
201〜204 ストリング
300 制御装置
301〜304 スイッチ
311 充電制御部
312 放電制御部
313 劣化診断部
315 充電器
316 放電用負荷
320 コンデンサ
321〜324 DC/DCコンバータ
330 均等化装置
CS1〜CS4 充電スイッチ
DS1〜DS4 放電スイッチ

Claims (9)

  1. 互いに並列に設けられた複数のストリングによって構成される蓄電池群と、当該蓄電池群を外部電源により充電し、放電により負荷に給電するための制御装置とを備えた蓄電システムであって、
    前記制御装置は、
    前記複数のストリングのうちから劣化診断対象の1ストリングを選択し、残余のストリングに放電の責務を担わせながら、当該1ストリングを構成する少なくとも1つの蓄電池を第1の電池容量まで充電する充電制御部と、
    前記残余のストリングに前記外部電源からの充電の責務を担わせながら、前記第1の電池容量となった前記蓄電池を第2の電池容量まで、途中で充電することを抑制しつつ放電させる放電制御部と、
    前記蓄電池が前記第1の電池容量から前記第2の電池容量までの放電により実際に放出した電池容量を演算し、当該電池容量を所定値と比較して劣化の程度を診断する劣化診断部と、
    を有することを特徴とする蓄電システム。
  2. 前記蓄電池を充電する過程において、前記外部電源から供給される電力と前記負荷が消費する電力との需給バランスにより、放電が必要であるときは、前記制御装置は、前記残余のストリングにより放電を実行し、充電が可能なときは、当該蓄電池に充電する請求項1記載の蓄電システム。
  3. 前記蓄電池を放電させる過程において、前記外部電源から供給される電力と前記負荷が消費する電力との需給バランスにより、充電が可能なときは、前記制御装置は、前記残余のストリングにより充電を実行し、放電が必要であるときは、当該蓄電池を優先的に放電させる請求項1又は2に記載の蓄電システム。
  4. 前記蓄電池は、前記1ストリングのうちの1個又は一部であり、前記制御装置は、
    前記複数のストリングにそれぞれ介挿されたスイッチと、
    前記蓄電池を充電するための充電器と、
    前記蓄電池を放電させるための放電用負荷と、
    前記充電器を前記蓄電池に接続する充電スイッチと、
    前記放電用負荷を前記蓄電池に接続する放電スイッチと、を備えている請求項1記載の蓄電システム。
  5. 前記制御装置は、前記複数のストリングのそれぞれについて設けられたDC/DCコンバータを含む請求項1記載の蓄電システム。
  6. 前記第1の電池容量とは満充電の状態であり、前記第2の電池容量とは完全放電の状態である請求項1〜5のいずれか1項に記載の蓄電システム。
  7. 劣化診断対象となったストリングを含む前記複数のストリングの電荷を、コンデンサを仲介して相互に移動させることにより電圧を均等化する均等化装置を備えている請求項1〜6のいずれか1項に記載の蓄電システム。
  8. 互いに並列に設けられた複数のストリングによって構成される蓄電池群と、当該蓄電池群を外部電源により充電し、放電により負荷に給電するための制御装置とを備えた蓄電システムにおいて前記制御装置によって実行される、蓄電池の劣化診断方法であって、
    前記複数のストリングのうちから劣化診断対象の1ストリングを選択し、
    残余のストリングに放電の責務を担わせながら、前記1ストリングを構成する少なくとも1つの蓄電池を第1の電池容量まで充電し、
    前記残余のストリングに前記外部電源からの充電の責務を担わせながら、前記第1の電池容量となった前記蓄電池を第2の電池容量まで、途中で充電することを抑制しつつ放電させ、
    前記蓄電池が前記第1の電池容量から前記第2の電池容量までの放電により実際に放出した電池容量を演算し、当該電池容量を所定値と比較して劣化の程度を診断する、
    ことを特徴とする蓄電池の劣化診断方法。
  9. 前記第1の電池容量とは満充電の状態であり、前記第2の電池容量とは完全放電の状態である請求項8に記載の蓄電池の劣化診断方法。
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