JP2017046553A - 電源システム、および、二次電池診断装置 - Google Patents

電源システム、および、二次電池診断装置 Download PDF

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正典 河原
Masanori Kawahara
正典 河原
啓生 東
Hiroo Azuma
啓生 東
直人 鴨井
Naoto Kamoi
直人 鴨井
真 飯塚
Makoto Iizuka
真 飯塚
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Abstract

【課題】SOC、SOHをより正確に診断しつつ、エネルギーの消費を低減することが可能な制御回路を提供する。【解決手段】電源システムの制御ユニットは、予め設定された第1の規定期間の間、前記複数の二次電池のうちの第1の二次電池を予め設定された値の第1の定電流で放電させるとともに前記第1の二次電池の電圧の変化を測定して、SOC、及び/又は、SOHを診断するとともに、前記第1の二次電池の放電電流を前記送電線に供給する。【選択図】図1

Description

本発明は、電源システム、および、二次電池診断装置に関する発明である。
例えば、特許文献1に記載のように、主電源Sから供給された電力を負荷Loadに供給するとともに二次電池Bに充電し、必要に応じて該二次電池Bから負荷Loadに電力を供給する電源システム100Aが知られている(図7参照)。
この電源システム100Aにおいて、SOC(State Of Charge)やSOH(State Of Health)等の容量診断を実行する場合、例えば、負荷Loadや、放電用のダミー抵抗(図示せず)を組み合わせた負荷Loadの構成に対して、該二次電池Bを放電させて診断を実行する。
特開2001−289924
しかし、この放電用のダミー抵抗は、該二次電池Bの放電レートを一定にして診断の精度を向上するために必要になるが、診断の際に該ダミー抵抗で電池のエネルギーを無駄に消費してしまうこととなる。
一方、このダミー抵抗を省略すると、負荷Loadの動作による放電では、該二次電池Bの放電レートが一定とならず、正確に二次電池Bを診断することが困難になる問題がある。
特に、時間帯によっては、負荷Loadへの電力の供給の必要量が低い場合があり、この場合、診断のための該二次電池Nの放電レートも低くなってしまい、結果として、診断時間が長くなってしまう。
このように、従来の電源システム100Aでは、エネルギーの消費を低減しつつ、正確に二次電池Bの診断をすることが困難である問題があった。
そこで、本発明は、負荷の変動に拘わらずSOC、SOHをより正確に診断しつつ、エネルギーの消費を低減することが可能な電源システム、および、二次電池診断装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る実施例に従った電源システムは、
直流電力を送電線に出力する主電源と、
充放電可能な複数の二次電池と、
前記送電線に接続され、前記送電線を介して電流が供給されて、前記複数の二次電池に対する充電を制御するとともに、前記複数の二次電池の放電を制御することにより前記送電線へ供給する電流を制御する制御ユニットと、
前記送電線に供給された直流電力を交流電力に変換して負荷に供給する出力インバータと、を備え、
前記出力インバータが前記送電線に供給された直流電力を交流電力に変換して前記負荷に供給している状態において、
前記制御ユニットは、
予め設定された第1の規定期間の間、前記複数の二次電池のうちの第1の二次電池を予め設定された値の第1の定電流で放電させるとともに前記第1の二次電池の電圧の変化を測定して、SOC(State Of Charge)、及び/又は、SOH(State Of Health)を診断するとともに、前記第1の二次電池の放電電流を前記送電線に供給することを特徴とする。
前記電源システムにおいて、
前記出力インバータが前記送電線に供給された直流電力を交流電力に変換して前記負荷に供給している状態において、
前記制御ユニットは、
前記第1の規定期間において前記第1の二次電池の放電電流を前記送電線に供給しているときに、前記負荷への電力の供給が必要量以上である場合は、前記送電線に流れる電流の一部を前記複数の二次電池のうちの第2の二次電池に供給して、前記第2の二次電池を充電する
ことを特徴とする。
前記電源システムにおいて、
前記制御ユニットは、
前記第1の規定期間において前記第1の二次電池の放電電流を前記送電線に供給しているときに、前記負荷への電力の供給が必要量未満である場合は、さらに前記第2の二次電池を放電させて、前記第2の二次電池の放電電流を前記送電線に供給する
ことを特徴とする。
前記電源システムにおいて、
前記出力インバータが前記送電線に供給された直流電力を交流電力に変換して前記負荷に供給している状態において、
前記制御ユニットは、
前記第1の二次電池のSOC及び/又はSOHの診断の後、予め設定された第2の規定期間の間、前記第2の二次電池を予め設定された値の第2の定電流で放電させるとともに前記第2の二次電池の電圧の変化を測定して、SOC及び/又はSOHを診断するとともに、前記第2の二次電池の放電電流を前記送電線に供給する
ことを特徴とする。
前記電源システムにおいて、
前記制御ユニットは、
前記第1の二次電池の電圧を測定し且つ前記送電線を介して供給された電流の前記第1の二次電池に対する充電を制御する第1の充電部と、
前記第1の二次電池の電圧を測定し且つ前記第1の二次電池を放電させて前記送電線へ供給する第1の定電流放電部と、
前記第2の二次電池の電圧を測定し且つ前記送電線を介して供給された電流の前記第2の二次電池に対する充電を制御する第2の充電部と、
前記第2の二次電池の電圧を測定し且つ前記第2の二次電池を放電させて前記送電線へ供給する第2の定電流放電部と、を備える
ことを特徴とする。
前記電源システムにおいて、
前記制御ユニットは、
前記第1の規定期間の間、前記第1の二次電池の温度を測定し、前記第1の二次電池の電圧の変化、前記第1の二次電池の電流の値、及び前記第1の二次電池の温度に基づいて、SOC及び/又はSOHを診断する
ことを特徴とする。
前記電源システムにおいて、
前記主電源は、
交流電力を出力する交流電源と、
前記交流電源が出力する交流電力を直流電力に変換して前記送電線に出力する第1のコンバータと、を含む
ことを特徴とする。
前記電源システムにおいて、
前記主電源は、
直流電力を出力する太陽電池と、前記太陽電池が出力する直流電力を調整して前記送電線に出力する第2のコンバータと、含むこと
を特徴とする。
前記電源システムにおいて、
前記複数の二次電池は、リチウムイオン電池であることを特徴とする。
前記電源システムにおいて、
前記第1の二次電池の容量は、前記第2の二次電池の容量と等しいことを特徴とする。
前記電源システムにおいて、
前記制御ユニットは、
前記第1の二次電池のSOC及び/又はSOHの診断結果に応じた信号を出力することを特徴とする。
本発明の一態様に係る実施例に従った二次電池診断装置は、
直流電力を送電線に出力する主電源と、充放電可能な複数の二次電池と、前記送電線に供給された直流電力を交流電力に変換して負荷に供給する出力インバータと、を備えた電源システムに適用される、二次電池診断装置であって、
前記二次電池診断装置は、
前記出力インバータが前記送電線に供給された直流電力を交流電力に変換して前記負荷に供給している状態において、
予め設定された第1の規定期間の間、前記複数の二次電池のうちの第1の二次電池を予め設定された値の第1の定電流で放電させるとともに前記第1の二次電池の電圧の変化を測定して、SOC(State Of Charge)、及び/又は、SOH(State Of Health)を診断するとともに、前記第1の二次電池の放電電流を前記送電線に供給する
ことを特徴とする。
本発明の一態様に係る電源システムは、直流電力を送電線に出力する主電源と、充放電可能な複数の二次電池と、送電線に接続され、送電線を介して電流が供給されて、複数の二次電池に対する充電を制御するとともに、複数の二次電池の放電を制御することにより送電線へ供給する電流を制御する制御ユニットと、送電線に供給された直流電力を交流電力に変換して負荷に供給する出力インバータと、を備える。
そして、出力インバータが送電線に供給された直流電力を交流電力に変換して負荷に供給している状態において、制御ユニットは、予め設定された第1の規定期間の間、複数の二次電池のうちの第1の二次電池を予め設定された値の第1の定電流で放電させるとともに第1の二次電池の電圧の変化を測定して、SOC、SOHを診断するとともに、第1の二次電池の放電電流を送電線に供給する。
このように、電源システムの制御ユニットは、放電用のダミー抵抗を用いずに、診断対象となる第1の二次電池の放電電流が一定になるように制御する。
したがって、本発明に係る電源システムは、SOC、SOHをより正確に診断しつつ、エネルギーの消費を低減することができる。
特に、本発明に係る電源システムは、制御ユニットは、第1の規定期間において第1の二次電池の放電電流を送電線に供給しているときに、負荷への電力の供給が必要量以上である場合は、送電線に流れる電流の一部を複数の二次電池のうちの第2の二次電池に供給して、第2の二次電池を充電する。
これにより、時間帯により負荷への電力の供給の必要量が低くなる場合等の負荷の変動に拘わらず、診断対象となる第1の二次電池の放電電流を一定に制御して正確にSOC、SOHの診断を実行しつつ、負荷の変動に応じて第2の二次電池に放電電流の一部を充電させてエネルギーの消費を低減することができる。
図1は、本発明に係る電源システム100の構成を示す図である。 図2は、図1に示す電源システム100の具体的な構成の一例を示す図である。 図3は、図2に示す電源システム100の軽負荷時の動作の一例を説明するための図である。 図4は、図2に示す電源システム100の重負荷時の動作の一例を説明するための図である。 図5は、図2に示す電源システム100の重負荷の動作の他の例を説明するための図である。 図6は、図1に示す電源システム100の具体的な構成の他の例を示す図である。 図7は、従来の電源システム100Aの構成を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面に基づいて説明する。
第1の実施形態
図1は、本発明に係る電源システム100の構成を示す図である。また、図2は、図1に示す電源システム100の具体的な構成の一例を示す図である。
図1、図2に示すように、第1の実施形態に係る電源システム100は、主電源Sと、複数の二次電池B1、B2と、制御ユニット(二次電池診断装置)CUと、出力インバータINVと、を備える。
ここで、主電源Sは、直流電力を送電線Yに出力するようになっている。
この主電源Sは、例えば、図2に示すように、交流電源ACと、第1のコンバータX1と、を含む。
交流電源ACは、交流電力を出力するようになっている。この交流電源ACは、例えば、商用の交流電源である。
また、第1のコンバータX1は、交流電源ACが出力する交流電力を直流電力に変換して、送電線Yに出力するようになっている。
また、複数の二次電池B1、B2(第1の二次電池B1、第2の二次電池B2)は、充放電可能になっている。なお、図1、図2の例では、送電線Yと接地との間で二次電池が2つ(第1の二次電池B1、第2の二次電池B2)並列に接続された場合を示しているが、送電線Yと接地との間で二次電池が3つ以上並列に接続されていてもよい。さらに、送電線Yと接地との間において、第1、第2の二次電池B1、B2に加えて他の二次電池が直列に接続されていてもよい。
また、この複数の二次電池B1、B2は、例えば、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、又は鉛蓄電池である。
なお、例えば、第1の二次電池B1の容量は、第2の二次電池B2の容量と等しくなるように設定されている。但し、充電電圧が一定であれば、必ずしも、第1の二次電池B1の容量は、第2の二次電池B2の容量と等しくなくてもよい。
また、出力インバータINVは、送電線Yに供給された直流電力を交流電力に変換して負荷Loadに供給するようになっている。なお、以下では、出力インバータINVが送電線Yに供給された直流電力を交流電力に変換して負荷Loadに供給している状態を、「電力供給状態」と称する場合がある。
また、制御ユニットCUは、送電線Yに接続されている。この制御ユニットCUは、送電線Yを介して電流が供給されて、複数の二次電池B1、B2に対する充電を制御するようになっている。さらに、この制御ユニットCUは、複数の二次電池B1、B2の放電を制御することにより、送電線Yへ供給する電流を制御する。
また、制御ユニットCUは、負荷Loadへ供給する電力の必要量に関する情報を取得することができるようになっている。さらに、制御ユニットCUは、主電源Sから出力される直流電力の電力量を検出するようになっている。そして、制御ユニットCUは、主電源Sから出力される直流電力の電力量や、負荷Loadへ供給する電力の必要量に基づいて、複数の二次電池B1、B2の放電を制御する。
この制御ユニットCUは、後述のように、複数の二次電池B1、B2のSOC、SOHを診断する二次電池診断装置としても機能する。さらに、例えば、制御ユニットCUは、第1、第2の二次電池B1、B2のSOC及び/又はSOHの診断結果に応じた信号を出力するようになっている。
この制御ユニットCUは、例えば、図2に示すように、第1の充電部C1と、第1の定電流放電部D1と、第2の充電部C2と、第2の定電流放電部D2と、を備える。
第1の充電部C1は、第1の二次電池B1の電圧を測定し且つ送電線Yを介して供給された電流の第1の二次電池B1に対する充電を制御するようになっている。
第1の定電流放電部D1は、第1の二次電池B1の電圧を測定し且つ第1の二次電池B1を放電させて送電線Yへ供給するようになっている。
第2の充電部C2は、第2の二次電池B2の電圧を測定し且つ送電線Yを介して供給された電流の第2の二次電池B2に対する充電を制御するようになっている。
第2の定電流放電部D2は、第2の二次電池B2の電圧を測定し且つ第2の二次電池B2を放電させて送電線Yへ供給するようになっている。
ここで、例えば、出力インバータINVが送電線Yに供給された直流電力を交流電力に変換して負荷Loadに供給している「電力供給状態」において、制御ユニットCUは、予め設定された第1の規定期間の間、複数の二次電池B1、B2のうちの第1の二次電池B1を予め設定された値の第1の定電流で放電させるとともに第1の二次電池B1の電圧の変化を測定し、さらには第1の二次電池B1の温度を測定する。
そして、制御ユニットCUは、第1の二次電池B1を既述の第1の定電流で放電させたときの第1の二次電池B1の電圧の測定結果に基づいて、SOC、及び/又は、SOHを診断する。より詳しくは、制御ユニットCUは、既述の第1の規定期間における、第1の二次電池B1の電圧の変化、第1の二次電池B1の電流の値、及び第1の二次電池B1の温度に基づいて、SOC及び/又はSOHを診断する。
さらに、制御ユニットCUは、既述の第1の規定期間の間、第1の二次電池B1の放電電流(第1の定電流)を送電線Yに供給する。
このように、電源システム100の制御ユニットCUは、放電用のダミー抵抗を用いずに、診断対象となる第1の二次電池B1の放電電流が一定になるように制御する。
したがって、電源システム100は、SOC、SOHをより正確に診断しつつ、エネルギーの消費を低減することができる。
特に、出力インバータINVが送電線Yに供給された直流電力を交流電力に変換して負荷Loadに供給している「電力供給状態」において、制御ユニットCUは、既述の第1の規定期間において第1の二次電池B1の放電電流を送電線Yに供給しているときに、負荷Loadへの電力の供給が必要量以上である場合は、送電線Yに流れる電流の一部を複数の二次電池B1、B2のうちの第2の二次電池B2に供給して、第2の二次電池B2を充電するようにしてもよい。
これにより、負荷Loadへの電力の供給が必要量以上である場合に、診断対象ではない第2の二次電池B2に、送電線Yに流れる電流の一部(第1の二次電池B1の放電電流の一部)を充電して、診断による二次電池のエネルギーの消費を低減することができる。
一方、制御ユニットCUは、既述の第1の規定期間において第1の二次電池B1の放電電流を送電線Yに供給しているときに、負荷Loadへの電力の供給が必要量未満である場合は、さらに第2の二次電池B2を放電させて、第2の二次電池B2の放電電流を送電線Yに供給するようにしてもよい。
これにより、負荷Loadへの電力の供給が必要量に応じて、診断対象になっていない第2の二次電池B2から放電電流を送電線Yに供給して、負荷Loadに所定の電力が供給されるようにすることができる。
さらに、出力インバータINVが送電線Yに供給された直流電力を交流電力に変換して負荷Loadに供給している「電力供給状態」において、制御ユニットCUは、第1の二次電池B1のSOC及び/又はSOHの診断の後、予め設定された第2の規定期間の間、第2の二次電池B2を予め設定された値の第2の定電流で放電させるとともに第2の二次電池B2の電圧の変化を測定して、SOC及び/又はSOHを診断するとともに、第2の二次電池B2の放電電流を送電線Yに供給するようにしてもよい。
これにより、複数の二次電池B1、B2を連続して、SOC、SOHをより正確に診断しつつ、エネルギーの消費を低減することができる。
次に、以上のような構成を有する電源システム100の動作の一例について、図3ないし図5を用いて説明する。
図3は、図2に示す電源システム100の軽負荷時の動作の一例を説明するための図である。図4は、図2に示す電源システム100の重負荷時の動作の一例を説明するための図である。図5は、図2に示す電源システム100の重負荷の動作の他の例を説明するための図である。
例えば、図3に示すように、負荷Loadの電力の必要量が小さい軽負荷時の「電力供給状態」において、制御ユニットCUは、既述の第1の規定期間において第1の二次電池B1の放電電流ID1を第1の定電流放電部D1から送電線Yに供給しているときに、送電線Yに流れる電流の一部を第2の充電部C2介して充電電流IC2として複数の二次電池B1、B2のうちの第2の二次電池B2に供給して、第2の二次電池B2を充電するようにしてもよい。
これにより、負荷Loadの電力の必要量が小さい軽負荷時である場合に、診断対象ではない第2の二次電池B2に、送電線Yに流れる電流の一部(第1の二次電池B1の放電電流の一部)を充電して、診断による二次電池のエネルギーの消費を低減することができる。
また、例えば、図4に示すように、負荷Loadの電力の必要量が大きい重負荷時の「電力供給状態」おいて、制御ユニットCUは、既述の第1の規定期間において第1の二次電池B1の放電電流を送電線Yに供給し、且つ主電源Sが送電線Yに直流電力を出力しているときに、さらに第2の二次電池B2を放電させて、第2の二次電池B2の放電電流を送電線Yに供給するようにしてもよい。
これにより、負荷Loadの電力の必要量が大きい重負荷時である場合に、診断対象になっていない第2の二次電池B2から放電電流を送電線Yに供給して、負荷Loadに所定の電力が供給されるようにすることができる。
同様に、例えば、図5に示すように、負荷Loadの電力の必要量が大きい重負荷時において、「電力供給状態」おいて、制御ユニットCUは、既述の第1の規定期間において第1の二次電池B1の放電電流を送電線Yに供給しているときに、さらに第2の二次電池B2を放電させて、第2の二次電池B2の放電電流を送電線Yに供給するようにしてもよい。
これにより、負荷Loadの電力の必要量が大きい重負荷時である場合に、診断対象になっていない第2の二次電池B2から放電電流を送電線Yに供給して、負荷Loadに所定の電力が供給されるようにすることができる。
以上のように、本発明の一態様に係る電源システムは、直流電力を送電線Yに出力する主電源Sと、充放電可能な複数の二次電池B1、B2と、送電線Yに接続され、送電線Yを介して電流が供給されて、複数の二次電池B1、B2に対する充電を制御するとともに、複数の二次電池B1、B2の放電を制御することにより送電線Yへ供給する電流を制御する制御ユニットCUと、送電線Yに供給された直流電力を交流電力に変換して負荷Loadに供給する出力インバータINVと、を備える。
そして、出力インバータINVが送電線Yに供給された直流電力を交流電力に変換して負荷Loadに供給している電力供給状態において、制御ユニットCUは、予め設定された第1の規定期間の間、複数の二次電池B1、B2のうちの第1の二次電池B1を予め設定された値の第1の定電流で放電させるとともに第1の二次電池B1の電圧の変化を測定して、SOC、SOHを診断するとともに、第1の二次電池B1の放電電流を送電線Yに供給する。
このように、電源システム100の制御ユニットCUは、放電用のダミー抵抗を用いずに、診断対象となる第1の二次電池B1の放電電流が一定になるように制御する。
したがって、本発明に係る電源システムは、SOC、SOHをより正確に診断しつつ、エネルギーの消費を低減することができる。
特に、本発明に係る電源システムは、制御ユニットCUは、第1の規定期間において第1の二次電池B1の放電電流を送電線Yに供給しているときに、負荷Loadへの電力の供給が必要量以上である場合は、送電線Yに流れる電流の一部を複数の二次電池B1、B2のうちの第2の二次電池B2に供給して、第2の二次電池B2を充電する。
これにより、時間帯により負荷Loadへの電力の供給の必要量が低くなる場合等の負荷Loadの変動に拘わらず、診断対象となる第1の二次電池B1の放電電流を一定に制御して正確にSOC、SOHの診断を実行しつつ、負荷Loadの変動に応じて第2の二次電池B2に放電電流の一部を充電させてエネルギーの消費を低減することができる。
第2の実施形態
本第2の実施形態では、主電源の構成が第1の実施形態と異なる電源システムの構成の一例について説明する。図6は、図1に示す電源システム100の具体的な構成の他の例を示す図である。なお、この図6において、図2と同じ符号は、第1の実施形態と同様の構成を示し、説明を省略する。
第2の実施形態に係る電源システム100は、第1の実施形態と同様に、主電源Sと、複数の二次電池B1、B2と、制御ユニット(二次電池診断装置)CUと、出力インバータINVと、を備える。
ここで、主電源Sは、図6に示すように、第1の実施形態と比較して、太陽電池Zと、第2のコンバータX2と、をさらに備える。
太陽電池Zは、直流電力を出力するようになっている。なお、この太陽電池に代えて、風力、水力、地熱等の発電を用いた電源を適用してもよい。
第2のコンバータX2は、太陽電池Zが出力する直流電力を調整して送電線Yに出力するようになっている。
このように、この第2の実施形態においては、主電源Sは、商用の交流電源ACと太陽電池Zを電源として、直流電力を出力するようになっている。
このように、第2の実施形態に係る電源システム200は、第1の実施形態の電源システム100と比較して、主電源Sの構成が異なる。
この図6に示す電源システム100のその他の構成は、第1の実施形態に係る図2に示す電源システム100と同様である。
そして、以上のような構成を有する電源システム100の動作は、第1の実施形態と同様である。
すなわち、本第2の実施形態に係る電源システムによれば、第1の実施形態と同様に、SOC、SOHをより正確に診断しつつ、エネルギーの消費を低減することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100 電源システム
S 主電源
B1 第1の二次電池
B2 第2の二次電池
CU 制御ユニット(二次電池診断装置)
INV 出力インバータ
AC 交流電源
X1 第1のコンバータ
C1 第1の充電部
D1 第1の定電流放電部
C2 第2の充電部
D2 第2の定電流放電部

Claims (12)

  1. 直流電力を送電線に出力する主電源と、
    充放電可能な複数の二次電池と、
    前記送電線に接続され、前記送電線を介して電流が供給されて、前記複数の二次電池に対する充電を制御するとともに、前記複数の二次電池の放電を制御することにより前記送電線へ供給する電流を制御する制御ユニットと、
    前記送電線に供給された直流電力を交流電力に変換して負荷に供給する出力インバータと、を備え、
    前記出力インバータが前記送電線に供給された直流電力を交流電力に変換して前記負荷に供給している状態において、
    前記制御ユニットは、
    予め設定された第1の規定期間の間、前記複数の二次電池のうちの第1の二次電池を予め設定された値の第1の定電流で放電させるとともに前記第1の二次電池の電圧の変化を測定して、SOC(State Of Charge)、及び/又は、SOH(State Of Health)を診断するとともに、前記第1の二次電池の放電電流を前記送電線に供給することを特徴とする電源システム。
  2. 前記出力インバータが前記送電線に供給された直流電力を交流電力に変換して前記負荷に供給している状態において、
    前記制御ユニットは、
    前記第1の規定期間において前記第1の二次電池の放電電流を前記送電線に供給しているときに、前記負荷への電力の供給が必要量以上である場合は、前記送電線に流れる電流の一部を前記複数の二次電池のうちの第2の二次電池に供給して、前記第2の二次電池を充電する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源システム。
  3. 前記制御ユニットは、
    前記第1の規定期間において前記第1の二次電池の放電電流を前記送電線に供給しているときに、前記負荷への電力の供給が必要量未満である場合は、さらに前記第2の二次電池を放電させて、前記第2の二次電池の放電電流を前記送電線に供給する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電源システム。
  4. 前記出力インバータが前記送電線に供給された直流電力を交流電力に変換して前記負荷に供給している状態において、
    前記制御ユニットは、
    前記第1の二次電池のSOC及び/又はSOHの診断の後、予め設定された第2の規定期間の間、前記第2の二次電池を予め設定された値の第2の定電流で放電させるとともに前記第2の二次電池の電圧の変化を測定して、SOC及び/又はSOHを診断するとともに、前記第2の二次電池の放電電流を前記送電線に供給する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電源システム。
  5. 前記制御ユニットは、
    前記第1の二次電池の電圧を測定し且つ前記送電線を介して供給された電流の前記第1の二次電池に対する充電を制御する第1の充電部と、
    前記第1の二次電池の電圧を測定し且つ前記第1の二次電池を放電させて前記送電線へ供給する第1の定電流放電部と、
    前記第2の二次電池の電圧を測定し且つ前記送電線を介して供給された電流の前記第2の二次電池に対する充電を制御する第2の充電部と、
    前記第2の二次電池の電圧を測定し且つ前記第2の二次電池を放電させて前記送電線へ供給する第2の定電流放電部と、を備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の電源システム。
  6. 前記制御ユニットは、
    前記第1の規定期間の間、前記第1の二次電池の温度を測定し、前記第1の二次電池の電圧の変化、前記第1の二次電池の電流の値、及び前記第1の二次電池の温度に基づいて、SOC及び/又はSOHを診断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源システム。
  7. 前記主電源は、
    交流電力を出力する交流電源と、
    前記交流電源が出力する交流電力を直流電力に変換して前記送電線に出力する第1のコンバータと、を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源システム。
  8. 前記主電源は、
    直流電力を出力する太陽電池と、前記太陽電池が出力する直流電力を調整して前記送電線に出力する第2のコンバータと、含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の電源システム。
  9. 前記複数の二次電池は、リチウムイオン電池であることを特徴とする請求項1に記載の電源システム。
  10. 前記第1の二次電池の容量は、前記第2の二次電池の容量と等しいことを特徴とする請求項2に記載の電源システム。
  11. 前記制御ユニットは、
    前記第1の二次電池のSOC及び/又はSOHの診断結果に応じた信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の電源システム。
  12. 直流電力を送電線に出力する主電源と、充放電可能な複数の二次電池と、前記送電線に供給された直流電力を交流電力に変換して負荷に供給する出力インバータと、を備えた電源システムに適用される、二次電池診断装置であって、
    前記二次電池診断装置は、
    前記出力インバータが前記送電線に供給された直流電力を交流電力に変換して前記負荷に供給している状態において、
    予め設定された第1の規定期間の間、前記複数の二次電池のうちの第1の二次電池を予め設定された値の第1の定電流で放電させるとともに前記第1の二次電池の電圧の変化を測定して、SOC(State Of Charge)、及び/又は、SOH(State Of Health)を診断するとともに、前記第1の二次電池の放電電流を前記送電線に供給する
    ことを特徴とする二次電池診断装置。
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