JP2014108970A - 香料組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】フレッシュなフローラル香と共にフルーティな甘さを付与し得る香料組成物の提供。
【解決手段】4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オールとジプレニルエーテルとを、97.0/3.0〜99.8/0.2の質量比で含有する香料組成物、当該香料組成物を含む家庭用製品及び香粧品、並びに塩化プレニルとジエチルケトンとの付加反応を行った後、還元反応を行う当該香料組成物の製造方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、特定の2種の化合物を一定比率で含有する香料組成物に関する。
香りは製品等の嗜好性や高級感、安心感、効果への期待感などを演出する重要な要素である。更に特徴ある香りは製品識別効果、顧客吸引力を与える。
一つの香りを創作する際に、香りの質をより嗜好性の高いものにし、香りの拡散性、持続性、感覚強度を自在に調節し、また自他識別力のある香りを得るために、多種類の香料素材が組み合わされて使用されるのが通常である。香り創作の自由度を上げるために、香料素材のバリエーションの拡大は常に望まれており、特に、フローラル、フルーティの香調を併せ持つ香料素材は、香りの嗜好性を高め、また高級感を演出するために欠かせないものである。
従来、フローラル、フルーティの要素を併せ持つ香料素材としては、ジャスミン香ラクトンのようなラクトン系化合物や、幾つかの蟻酸エステル、酢酸エステル等のエステル系化合物が知られているが、これらは、花の香りに特有な重厚感や、フルーツのようなグルマン調の甘さ、植物に特有の青臭さを強調するものが多く、フレッシュなフローラル香を有しつつ、フルーティな甘さを付与できる化合物は稀であった。
特許文献1には、4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オールが香料として有用な化合物であり、柑橘様の香調であることが開示されている。また、非特許文献1には、ジプレニルエーテルが香料として有用な化合物であり、フレッシュで草様の甘さを持つ香調であることが開示されている。
米国特許3452105号明細書
Tedeschi, R.J. et al., Journal of Agricultural Food Chemistry, VOL. 19, NO.6, 1971, pp.1118-1123
本発明者らは調香の自由度を上げるため、フレッシュなフローラル香を有しつつ、フルーティな甘さを付与できる素材を開発すべく、従来知られているラクトンやエステル系化合物ではなく、アルコール系やエーテル系化合物に注目して、種々の化合物を探索した。しかし、フレッシュなフローラル香と共にフルーティな甘さを付与できる化合物は稀であり、特許文献1、非特許文献1に記載されている化合物も、目的とする香りを有するものではなかった。
本発明の課題は、フレッシュなフローラル香を有しつつ、フルーティな甘さを付与し得る香料組成物を提供することにある。
本発明者らは、柑橘様のフレッシュなフローラル様の香気を有する4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オールに対し、グリーンフルーティ様の香気を有するジプレニルエーテルを特定の比率で添加混合した際、フレッシュなフローラル香と共にフルーティな甘さを付与できることを見出した。更に意外なことに、このようにして得られた香料組成物は匂いの閾値が低下することを見出した。
本発明は4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オールとジプレニルエーテルとを、97.0/3.0〜99.8/0.2の質量比で含有する香料組成物を提供するものである。
更に本発明は、上記の香料組成物を含む家庭用製品及び香粧品を提供するものである。
更に本発明は、塩化プレニルとジエチルケトンとの付加反応を行った後、還元反応を行う請求項1記載の香料組成物の製造方法を提供するものである。
本発明の香料組成物は、匂いの閾値が低く、フレッシュなフローラル香と共にフルーティな甘さを付与することができる。
〔香料組成物〕
本発明の香料組成物は、4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オールとジプレニルエーテルを特定の比率で含有する。これにより、4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オール及びジプレニルエーテル自身が有する香りとは異なり、フレッシュなフローラル香気を維持したまま、良好なフルーティ感を有する香りとなる。更に意外なことに、4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オールとジプレニルエーテルそれぞれが有する香り閾値より香りの閾値が下がるため、香りを認識しやすくなる。
4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オールとジプレニルエーテルの含有比率は、香り閾値低下及びフレッシュなフローラル香気を維持したまま、良好なフルーティ感を付与する観点から、97.0/3.0〜99.8/0.2の質量比とするが、更には99.3/0.7〜99.8/0.2の質量比とすることがより好ましい。
本発明の香料組成物は、4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オールとジプレニルエーテルを所定の濃度で混合することで得られる。4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オールとジプレニルエーテルは、一般的な有機化学反応を用いて合成することができ、その製造方法に制限はない。例えば4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オールは特許文献1に記載される合成方法で得ることができる。また、ジプレニルエーテルは非特許文献1に記載されている合成方法で得ることができる。
また、例えば、以下の反応式のように、塩化プレニルとジエチルケトンとの付加反応を行った後、還元反応を行う工程を行えば、式(I)で表される4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オールと式(II)で表されるジプレニルエーテルとを同時に製造することができる。
塩化プレニルとジエチルケトンとの付加反応は、塩基を用いることにより反応が進行する。塩基としては、アルカリ金属の水酸化物が好ましく、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等が挙げられる。また、水酸化ナトリウムや水酸化カリウムの溶解性の点から、用いる反応溶媒としては水性の溶媒が好ましい。用いる塩基量は1〜5当量、更には1.5〜4当量が好ましい。
反応条件は、付加反応が進行する条件であればどのような条件でも良いが、例えば反応温度は40〜100℃、更には50〜80℃が好ましい。また、反応時間は3〜20時間、更には5〜10時間が好ましい。
用いる塩化プレニルとジエチルケトンの比率は、塩化プレニルに対してジエチルケトンが1.5〜10当量、更には3〜7当量とするのが好ましい。
付加反応で得られた生成物を還元するために用いる還元剤としては、水素化ホウ素ナトリウム、水素化アルミニウムリチウム、水素化ジイソブチルアルミニウム等が挙げられるが、製造工程の簡便性の点から水素化ホウ素ナトリウムが好ましい。用いる還元剤量は1〜4当量が好ましい。
反応条件は、還元反応が進行する条件であればどのような条件でも良いが、例えば反応温度は10〜40℃、更には15〜30℃が好ましい。また、反応時間は1〜3時間が好ましい。
この方法で得られた4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オールとジプレニルエーテルの混合物を精製してそれぞれを単離した上で、所定の濃度で混合してもよいが、本製造方法で得られた反応混合物中の両化合物の比率が前述の範囲内にある限り、この反抗混合物をそのまま、又は後述するその他の香料を適宜添加して、香料組成物として使用してもよい。製造工程の簡便さ、香りの質、更には匂いの閾値の観点から、本方法で得られた4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オールとジプレニルエーテルの混合物をそのまま用いてもよい。
本発明の香料組成物における4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オール及びジプレニルエーテルの合計含有量は、フレッシュなフローラル香気を維持したまま良好なフルーティ感を付与する観点より、好ましくは0.01〜99質量%、より好ましくは0.1〜15質量%、更に好ましくは0.3〜5質量%である。
また、本発明の香料組成物は、4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オール及びジプレニルエーテル以外に、その他の香料として、通常用いられる香料成分や、所望組成の調合香料を含有させ、例えば、フローラル調、フルーティ調、ハーバル調、スパイシー調、グリーン調、ウッディ調、バルサミック調の香気を付与することができる。
本発明の香料組成物において、4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オール及びジプレニルエーテルと組み合わせて用いることができるその他の香料としては、アルコール類、炭化水素類、フェノール類、エステル類、カーボネート類、アルデヒド類、ケトン類、アセタール類、エーテル類、カルボン酸、ラクトン類、ニトリル類、シッフ塩基類、天然精油、天然抽出物等の香料成分を挙げられる。これら、その他の香料としては、アルコール類、エステル類、アルデヒド類が好ましく、中でも、アルコール類及びエステル類がより好ましい。
アルコール類としては、テルペン系アルコール、芳香族アルコール、脂肪族アルコール等が挙げられる。これらの中でもテルペン系アルコール、芳香族アルコールが好ましい。
テルペン系アルコールとしては、リナロール、シトロネロール、ゲラニオール、ネロール、ターピネオール、α-ターピネオール、ジヒドロミルセノール、ファルネソール、ネロリドール、セドロール、メントール、ボルネオール等が挙げられる。
芳香族アルコールとしては、フェニルエチルアルコール、ベンジルアルコール、ジメチルベンジルカルビノール、フェニルエチルジメチルカルビノール、フェニルヘキサノール等が挙げられる。
脂肪族アルコールとしては、エチルリナロール、シス-3-ヘキセノール、1-(2,2,6-トリメチルシクロヘキシル)-3-ヘキサノール、アンバーコア(花王株式会社商品名)、サンダルマイソールコア(花王株式会社商品名)、マグノール(花王株式会社商品名)等が挙げられる。
炭化水素類としては、リモネン、α-ピネン、β-ピネン、テルピネン、セドレン、ロンギフォレン、バレンセン等が挙げられる。
フェノール類としては、グアヤコール、オイゲノール、イソオイゲノール、チモール、パラクレゾール、バニリン、エチルバニリン等が挙げられる。
エステル類としては、ギ酸エステル、酢酸エステル、プロピオン酸エステル、酪酸エステル、吉草酸エステル、ヘキサン酸エステル、ヘプタン酸エステル、ノネン酸エステル、安息香酸エステル、桂皮酸エステル、サリチル酸エステル、ブラシル酸エステル、チグリン酸エステル、ジャスモン酸エステル、グリシド酸エステル、アントラニル酸エステル等が挙げられる。これらのエステル類の中でも、酢酸エステル、ジャスモン酸エステルが好ましく使用される。
酢酸エステルとしては、ヘキシルアセテート、シス-3-ヘキセニルアセテート、リナリルアセテート、シトロネリルアセテート、ゲラニルアセテート、ネリルアセテート、テルピニルアセテート、ノピルアセテート、ボルニルアセテート、イソボルニルアセテート、アセチルオイゲノール、アセチルイソオイゲノール、o-tert-ブチルシクロヘキシルアセテート、p-tert-ブチルシクロヘキシルアセテート、トリシクロデセニルアセテート、ベンジルアセテート、フェニルエチルアセテート、スチラリルアセテート、シンナミルアセテート、ジメチルベンジルカルビニルアセテート、フェニルエチルフェニルアセテート、3-ペンチルテトラヒドロピラン-4-イルアセテート、パラクレジルフェニルアセテート等が挙げられる。
ジャスモン酸エステルとしては、メチルジャスモネート、メチルジヒドロジャスモネート等が挙げられる。
ギ酸エステルとしては、リナリルホルメート、シトロネリルホルメート、ゲラニルホルメート等が挙げられる。
プロピオン酸エステルとしては、シトロネリルプロピオネート、トリシクロデセニルプロピオネート、アリルシクロヘキシルプロピオネート、エチル2-シクロヘキシルプロピオネート、ベンジルプロピオネート、スチラリルプロピオネート等が挙げられる。
酪酸エステルとしては、シトロネリルブチレート、ジメチルベンジルカルビニルn-ブチレート、トリシクロデセニルイソブチレート等が挙げられる。
吉草酸エステルとしては、メチルバレレート、エチルバレレート、ブチルバレレート、アミルバレレート、ベンジルバレレート、フェニルエチルバレレート等;ヘキサン酸エステルとしては、メチルヘキサノエート、エチルヘキサノエート、アリルヘキサノエート、リナリルヘキサノエート、シトロネリルヘキサノエート等が挙げられる。
ヘプタン酸エステルとしては、メチルヘプタノエート、アリルヘプタノエート等が挙げられる。
ノネン酸エステルとしては、メチル2-ノネノエート、エチル2-ノネノエート、エチル3-ノネノエート等が挙げられる。
安息香酸エステルとしては、メチルベンゾエート、ベンジルベンゾエート、3,6-ジメチルベンゾエート等が挙げられる。
桂皮酸エステルとしては、メチルシンナメート、ベンジルシンナメート等が挙げられる。
サリチル酸エステルとしては、メチルサリシレート、n-ヘキシルサリシレート、シス-3-ヘキセニルサリシレート、シクロヘキシルサリシレート、ベンジルサリシレート等が挙げられる。
ブラシル酸エステルとしては、エチレンブラシレート等が挙げられる。
チグリン酸エステルとしては、ゲラニルチグレート、1-ヘキシルチグレート、シス-3-ヘキセニルチグレート等が挙げられる。
グリシド酸エステルとしては、メチル2,4-ジヒドロキシ−エチルメチルフェニルグリシデート、4-メチルフェニルエチルグリシデート等が挙げられる。
アントラニル酸エステルとしては、メチルアントラニレート、エチルアントラニレート、ジメチルアントラニレート等が挙げられる。
更にその他のエステルとしては、メチルアトラレート、アリルシクロヘキシルグリコレート、フルーテート(花王株式会社商品名)、ポワレネート(花王株式会社商品名)、ペラナット(花王株式会社商品名)、メルサット(花王株式会社商品名)、イロチル(花王株式会社商品名)等が挙げられる。
カーボネート類としては、リファローム(IFF社商品名,シス-3-ヘキセニルメチルカーボネート)、ジャスマシクラット(花王株式会社商品名)、フロラマット(花王株式会社商品名)等が挙げられる。
アルデヒド類としては、n-オクタナール、n-ノナナール、n-デカナ−ル、n-ドデカナール、2-メチルウンデカナール、10-ウンデセナール、シトロネラール、シトラール、ヒドロキシシトロネラール、トリプラール、シクロベルタール(花王株式会社商品名)、ベンズアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、フェニルプロピルアルデヒド、シンナミックアルデヒド、ジメチルテトラヒドロベンズアルデヒド、ブルゲオナール(Givaudan社商品名,3-(p-tert-ブチルフェニル)-プロパナール)、リラール(IFF社、商品名)、ポレナールII(花王株式会社商品名,2-シクロヘキシルプロパナール)、リリアール(Givaudan社商品名,p-tert-ブチル-α-メチルヒドロシンナミックアルデヒド)、p-イソプロピル-α-メチルヒドロシンナミックアルデヒド、フロラロゾン(IFF社商品名,p-エチル-α,α-ジメチルヒドロシンナミックアルデヒド)、α-アミルシンナミックアルデヒド、α-ヘキシルシンナミックアルデヒド、ヘリオトロピン、ヘリオナール(IFF社商品名,α-メチル-3,4-メチレンジオキシヒドロシンナミックアルデヒド)等が挙げられる。
ケトン類としては、α-イオノン、β-イオノン、γ-イオノン、α-メチルイオノン、β-メチルイオノン、γ-メチルイオノン、ダマセノン、メチルヘプテノン、4-メチレン-3,5,6,6-テトラメチル-2-ヘプタノン、アセトフェノン、アミルシクロペンタノン、ジヒドロジャスモン、ローズケトン、カルボン、メントン、樟脳、アセチルセドレン、イソロンギフォラノン、ヌートカトン、ベンジルアセトン、アニシルアセトン、メチルβ-ナフチルケトン、2,5-ジメチル-4-ヒドロキシ-3(2H)-フラノン、マルトール、ムスコン、シベトン、シクロペンタデカノン、カロン(Firmenich社商品名,7-メチル-3,5-ジヒドロ−2H−ベンゾジオキセピン-3-オン)、ラズベリーケトン等が挙げられる。
アセタール類としては、アセトアルデヒドエチルフェニルプロピルアセタール、シトラールジエチルアセタール、フェニルアセトアルデヒドグリセリルアセタール、エチルアセトアセテートエチレングリコールアセタール、ボアザンブレンフォルテ(花王株式会社商品名)、トロエナン(花王株式会社商品名)等が挙げられる。
エーテル類としては、セドリルメチルエーテル、エストラゴール、アネトール、β−ナフチルメチルエーテル、β-ナフチルエチルエーテル、リモネンオキサイド、ローズオキサイド、ネロールオキサイド、1,8-シネオール、ローズフラン、アンブロキサン(花王株式会社商品名)、ハーバベール(花王株式会社商品名)、ガラクソリド(IFF社商品名,ヘキサメチルヘキサヒドロシクロペンタベンゾピラン)等が挙げられる。
カルボン酸類としては、安息香酸、フェニル酢酸、桂皮酸、ヒドロ桂皮酸、酪酸、2-ヘキセン酸等が挙げられる。
ラクトン類としては、γ-デカラクトン、δ-デカラクトン、γ-バレロラクトン、γ-ノナラクトン、γ-ウンデカラクトン、δ-ヘキサラクトン、γ-ジャスモラクトン、ウイスキーラクトン、クマリン、シクロペンタデカノリド、シクロヘキサデカノリド、アンブレットリド、11-オキサヘキサデカノリド、ブチリデンフタリド等が挙げられる。
ニトリル類としては、ゲラニルニトリル、シトロネリルニトリル、ドデカンニトリル等が挙げられる。
シッフ塩基類としては、オーランチオール、リガントラール等が挙げられる。
天然精油や天然抽出物としては、オレンジ、レモン、ライム、ベルガモット、バニラ、マンダリン、ペパーミント、スペアミント、ラベンダー、カモミル、ローズマリー、ユーカリ、セージ、バジル、ローズ、ロックローズ、ゼラニウム、ジャスミン、イランイラン、アニス、クローブ、ジンジャー、ナツメグ、カルダモン、セダー、ヒノキ、ベチバー、パチュリ、レモングラス、ラブダナム等が挙げられる。
これらのその他の香料の含有量は、調合香料の種類、目的とする香気の種類及び香気の強さ等により適宜選択することができるが、本発明の香料組成物中、それぞれ好ましくは0.001〜99.99質量%、より好ましくは0.1〜80質量%である。
本発明の香料組成物は、本発明のジメチルシクロヘキセニルアルケノン及びその他の香料素材を含有させるベースとして、それ自身は匂いを持たない油剤を含有させることができる。このような油剤は、香料成分を均一に混合させ、製品に配合しやすく、適度な強度の香りを賦香しやすくすることができる。前記油剤の例としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール等の多価アルコール、ミリスチン酸イソプロピル、アジピン酸ジブチル、セバシン酸ジエチル等のエステル、流動パラフィン、スクワラン等の炭化水素、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ソルビタン脂肪酸エステル等の界面活性剤が挙げられる。
これらのなかでも、全ての香料成分の溶解性の観点から、前記油剤としては多価アルコール及びエステルが好ましく、ジプロピレングリコール及びミリスチン酸イソプロピルがより好ましい。かかる油剤の含有量は、香料組成物中、好ましくは0.01〜95質量%、より好ましくは0.1〜50質量%、更に好ましくは1〜30質量%である。
〔香粧品、家庭用製品〕
本発明の香料組成物は、様々な形態の芳香性製品に配合又は適用することができる。その利用分野としては、例えば、香粧品、家庭用製品等がある。
「香粧品」とは、人の身なりを清潔に又は美しくするための製品であり、具体的には石鹸、身体洗浄剤、頭髪洗浄剤、頭髪化粧料、化粧品(例えば、皮膚化粧料、仕上げ化粧料など)、香水、コロン、制汗剤、デオドラント剤、浴用剤等が挙げられる。
「家庭用製品」とは、家庭生活に必要な住居や家庭製品等の様々な物品の機能又は清潔性を維持するための製品であり、具体的には衣料用洗剤、衣料用柔軟剤、衣料用糊剤、住居用洗剤、風呂用洗剤、食器用洗剤、漂白剤、カビ取り剤、床用ワックス、芳香剤、消臭剤等が挙げられる。
以上述べた実施形態に関し、以下に本発明の好ましい態様を更に開示する。
<1>
4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オールとジプレニルエーテルとを、97.0/3.0〜99.8/0.2、好ましくは99.3/0.7〜99.8/0.2の質量比で含有する香料組成物。
<2>
4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オールとジプレニルエーテルの合計量が、好ましくは0.01〜99質量%、より好ましくは0.1〜15質量%、更に好ましくは0.3〜5質量%である<1>に記載の香料組成物。
<3>
好ましくは<1>又は<2>記載の香料組成物を含む家庭用製品。
<4>
好ましくは<1>又は<2>記載の香料組成物を含む香粧品。
<5>
塩化プレニルとジエチルケトンとの付加反応を行った後、還元反応を行う<1>記載の香料組成物の製造方法。
<6>
付加反応に好ましくは塩基、より好ましくはアルカリ金属の水酸化物、更に好ましくは水酸化ナトリウム、水酸化カリウムから選ばれるいずれか1以上を用いる<5>記載の製造方法。
<7>
付加反応に用いる反応溶媒が、好ましくは水性の溶媒である<5>又は<6>に記載の製造方法。
<8>
付加反応に用いる塩化プレニルとジエチルケトンの比率が、塩化プレニルに対してジエチルケトンが好ましくは1.5〜10当量、更に好ましくは3〜7当量である<5>〜<7>のいずれか1項に記載の製造方法。
<9>
還元反応に用いる還元剤が、好ましくは水素化ホウ素ナトリウム、水素化アルミニウムリチウム、水素化ジイソブチルアルミニウムから選ばれるいずれか1以上である<5>〜<8>のいずれか1項に記載の製造方法。
<10>
還元反応に用いる還元剤の量が、好ましくは1〜4当量である<5>〜<9>のいずれかに記載の製造方法
<11>
4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オールとジプレニルエーテルとを、97.0/3.0〜99.8/0.2、好ましくは99.3/0.7〜99.8/0.2の質量比で含有する組成物の香料としての使用方法。
<12>
4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オールとジプレニルエーテルの合計量が、好ましくは0.01〜99質量%、より好ましくは0.1〜15質量%、更に好ましくは0.3〜5質量%である<11>に記載の組成物の香料としての使用方法。
以下の実施例及び比較例において行った化合物の同定方法の詳細を以下にまとめて示す。
〔化合物の同定〕
製造例1及び2で得られた各化合物の構造を、核磁気共鳴スペクトル(1H-NMR)により同定した。核磁気共鳴スペクトルは、Varian社製の製品名「Mercury 400」装置を用い、400MHzで、テトラメチルシランを内部標準として測定した。
製造例1 4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オンの製造
フラスコに、ジエチルケトン226g、50質量%水酸化ナトリウム水溶液125g、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド1.8gを混合し、70℃まで昇温した。塩化プレニル60gの滴下を3.5時間かけて行い、滴下終了後1時間熟成し、冷却を行った。冷却後、水150gを加えて分層し、反応混合物261gを得た(4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オン含有率22質量%、59g)。収率72%。
同様にして更に2回反応を行い、反応混合物計685gを得た(4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オンとして合計165g)。
得られた反応混合物からジエチルケトンを留去した後、単蒸留を行い(槽内〜170℃/7kPa)、4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オンを91質量%含有する留分を168g得た。留分の一部は中圧カラムクロマトグラフィー(展開溶媒=n-ヘキサン:酢酸エチル=100:0〜99:5)を行い、99%純度の4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オンを得た。
残りの蒸留留分は、4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オールの製造に用いた。
1H-NMR(CDCl3, 400MHz), δ1.03(3H, t, J=7.2Hz, Me)1.05(3H, d, J=6.8Hz, Me), 1.60(3H, s, Me), 1.68(3H, s, Me), 2.00-2.10(1H, m), 2.24-2.34(1H, m, Me), 2.44(1H, q, J=0.72Hz, CH2), 2.48-2.60(1H, m, CH), 4.98-5.08(1H, m, c=CH)
製造例2 4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オール及びジプレニルエーテルの製造
フラスコに、メタノール20mL、イオン交換水4g、50質量%水酸化ナトリウム水溶液0.2g、水素化ホウ素ナトリウム1.5gを加え、氷浴下攪拌した。攪拌溶液の中に4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オン蒸留留分(純度90%)20gをゆっくり滴下した。滴下後氷浴を外し室温にて熟成した。1時間後、6N硫酸を加えてpH4以下にし、その後50質量%水酸化ナトリウムでpH6〜7まで中和した。そのまま常圧でメタノールを蒸発させ、分層後上層を乾燥、ろ過後、エバポレーターにより溶媒を留去し、20gの反応混合物を得た。
得られた反応混合物を中圧カラムクロマトグラフィー(展開溶媒=n-ヘキサン:酢酸エチル=97:3)を行い、11gの4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オールを得た。収率82%
また、カラムの残りの部分を更に中圧カラムクロマトグラフィー(展開溶媒=n-ヘキサン:酢酸エチル=99:1)を行い、0.4gのジプレニルエーテルを得た。
4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オール
1H-NMR(CDCl3, 400MHz), δ1.03(3H, t, J=7.2Hz, Me), 1.05(3H, d, J=6.8Hz, Me), 1.60(3H, s, Me), 1.68(3H, s, Me), 2.00-2.10(1H, m), 2.24-2.34(1H, m, Me), 2.44(1H, q, J=0.72Hz, CH2), 2.48-2.60(1H, m, CH), 4.98-5.08(1H, m, c=CH)
ジプレニルエーテル
1H-NMR(CDCl3, 400MHz), δ1.67(6H, s, Me×2), 1.74(6H, s, Me×2), 3.93-3.94(4H, d, J=6.8MHz, CH2×2), 5.33-5.37(2H, tt, C=CH×2)
試験例1〔香気評価〕
4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オール及びジプレニルエーテルを用いて、表1に示す香料組成物を調製し、それぞれの香料組成物の香気を評価した。表中の数値は質量部である(以下同じ)。
香気評価は、におい紙(幅6mm、長さ150mmの香料試験紙)の先端約5mmを試料に浸漬し、匂いの専門パネラーにより、香調を判定することで行った。結果を表中に併せて示す。
香料組成物1は、フレッシュなフローラル香が感じられるもののフルーティな甘さは感じられなかった。一方、香料組成物2〜6は、フレッシュなフローラル香を損なうことなく、フルーティな甘さが付与されていた。また、香料組成物7及び8は、グリーン香が強くなりフレッシュなフローラル香、フルーティな甘さ共に損なわれていた。
試験例2〔匂いの閾値測定〕
匂いの閾値計測にあたっては、Haring, H.G. et al., Journal of Agricultural Food Chemistry, VOL. 20, NO.5, 1972, pp.1018-1021に記載の方法により、4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オール、ジプレニルエーテルのいずれか一方のみ、及び両化合物の組み合わせについて、各種濃度の流動パラフィン溶液1点と、ブランクとして流動パラフィンのみ3点の計4点を専門パネルに呈示し、ボトル口の匂い評価を行い、その中から1点匂いの付いているサンプルを挙げさせ、正答率をカウントした。その正答率が62.5%を越えた際のサンプル濃度を検知閾値とした。計測は20〜40代までの匂いの専門パネラー男女17名を対象に行った。
(サンプル調製方法)
4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オール単独、4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オールにジプレニルエーテルを質量比99.8/0.2になるように添加したもの、4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オールにジプレニルエーテルを質量比99.6/0.4になるように添加したもの、ジプレニルエーテル単独、のそれぞれの2.0〜62.5ppmまでの全6種の濃度の流動パラフィン溶液を調製した。それぞれ50mLずつを100mLのメディアバイアル(マルエム社製)に入れた。また、ブランクとして流動パラフィンのみ50mLを100mLのメディアバイアルに入れたサンプルを調製した。
4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オール、ジプレニルエーテルのいずれか単独の場合の閾値は31.3ppmであったが、両者を併用した場合の閾値は15.6ppmに低下した。
試験例3〔賦香品の匂い評価〕
製造例2で得られた4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オールとジプレニルエーテルを用いて、表3に示す組成のシトラスフローラルタイプの洗剤、身体洗浄料用の香料組成物を調製した。
表3に示す香料組成物A、B、Cについて、匂いの専門パネラー男女5名により、香りの官能評価を行った。評価はフレッシュ感、フローラル香、フルーティ感、全体の香りの調和、の各項目について行った。評価基準は下記のとおりとし、そのスコアの平均値を表4に示す。
(評価基準)
5:非常に強い
4:強い
3:ふつうに感じられる
2:弱い
1:非常に弱い
香気評価の結果、香料組成物Aはシトラスのフレッシュ感が強調され、フローラル・フルーティ感が感じられにくくなっているのに対し、香料組成物Bおよび香料組成物Cではフレッシュ感と共に、フローラル香、フルーティ感が上昇した。特に、香料組成物Cでは4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オールの賦香量が増えていないにも関わらず、フローラル・フルーティ感が強くなった。また、爽やかなシトラス香とフローラル・フルーティ感が調和して華やかな甘さが加わり、柑橘の果実を想起させる瑞々しい香りになった。

Claims (4)

  1. 4,7-ジメチル-6-オクテン-3-オールとジプレニルエーテルとを、97.0/3.0〜99.8/0.2の質量比で含有する香料組成物。
  2. 請求項1記載の香料組成物を含む家庭用製品。
  3. 請求項1記載の香料組成物を含む香粧品。
  4. 塩化プレニルとジエチルケトンとの付加反応を行った後、還元反応を行う請求項1記載の香料組成物の製造方法。
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