JP2014107651A - リングアンプ - Google Patents

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Kazuki Egawa
一樹 江川
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Abstract

【課題】デッドゾーン電圧のばらつきの影響を軽減することができる付加手段を備えたリングアンプを提供すること。
【解決手段】インバータINV1の出力と、インバータINV2A,INV2Bとの間に接続された直流カット用容量C2,C3と、インバータINV2Aの入力に接続された容量C4と、この容量C4の他端と基準電圧Vofa,Vofb間に接続されたスイッチSW8,SW9と、インバータINV2Aの入力を基準電圧Vrと短絡するためのスイッチSW10と、インバータINV2Bの入力に接続された容量C5と、この容量C5の他端と基準電圧Vofb,Vofa間に接続されたスイッチSW11,SW12と、インバータINV2Bの入力を基準電圧Vrと短絡するためのスイッチSW13とを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、デッドゾーン電圧付加方法を用いたリングアンプに関し、より詳細には、デッドゾーン電圧のばらつきの影響を軽減することができる付加手段を備えたリングアンプ(Ring Amplifier)に関する。
近年の節電意識の高まりから、電化製品を構成するICにおいても消費電力の削減に対する要求が厳しくなってきている。特に、ICの中でも消費電力の多いものの1つとして、高速動作を行う演算増幅器が挙げられる。例えば、映像系のICでは、数十MHzの動作レートで映像信号を増幅、デジタル化する必要があるため、それらを駆動する演算増幅器の消費電力は、IC全体の消費電力のかなりの割合を占めている。そのため、これらの演算増幅器の消費電力を削減する試みが、世界中で数多く研究されている。
そのような状況下において、2012年の2月に行われたISSCCでは、インバータを3段直列に接続したオシレータタイプの演算増幅器(以下、リングアンプ)が報告されている(非特許文献1参照)。このリングアンプは、小さなインバータのみで構成されているため、非常に低消費電力で動作させることが可能である。
図1は、従来のリングアンプをスイッチトキャパシタ回路に適用した場合の基本的な回路構成図である。リングアンプ1と、このリングアンプ1が駆動する負荷容量CLと、リングアンプ1の入力Vinと出力Vout間に接続された積分容量Cfと、一端がリングアンプ1の入力Vinに接続され、他端がスイッチSW1とSW2とに接続されたサンプリング容量Csと、リングアンプ1の入力Vinとアナログコモン電圧Vcとの間に接続されたスイッチSW3とからなり、SW1の他端には、入力信号Vsignalが接続され、SW2の他端には、アナログコモン電圧が接続されている。
図2は、従来のリングアンプの回路構成図である。この従来のリングアンプは、入力VinとインバータINV1との間に接続された直流カット用容量C1と、インバータINV1の入出力間に接続されたスイッチSW5と、インバータINV1の出力と、インバータINV2A、INV2Bそれぞれとの間に接続された直流カット用容量C2,C3と、インバータINV2Aの入力にオフセット電圧Vof1を与えるためのスイッチSW6と、インバータINV2Bの入力にオフセット電圧Vof2を与えるためのスイッチSW7と、出力がリングアンプの出力VoutとなるインバータINV3とから構成されている。INV3を構成するPMOSMPのゲートには、インバータINV2Aの出力が接続され、NMOSMNのゲートには、インバータINV2Bの出力が接続されている。
次に、図1及び図2を用いて、リングアンプの動作について説明する。
スイッチトキャパシタ回路は、大きくサンプルフェーズφ1とホールドフェーズφ2の2つの位相を繰り返すことで動作を行う。φ1の位相の時、図1のスイッチSW1,SW3,SW4が短絡し、SW2は開放される。これにより、サンプル容量Csには、入力信号Vsignalがサンプルされ、積分容量Cfは、両端がアナログコモン電圧となって初期化される。
一方、リングアンプ1内では、図2のスイッチSW5,SW6,SW7が短絡する。これにより、容量C1には、インバータINV1の閾値電圧がサンプルされ、容量C2には、オフセット電圧Vof1がサンプルされ、容量C3には、オフセット電圧Vof2がサンプルされる。ここで、オフセット電圧Vof1は、インバータINV2Aの閾値電圧よりも数十mV小さい電圧であり、オフセット電圧Vof2は、インバータINV2Vの閾値電圧よりも数十mV大きい電圧となっている。
これに対して、φ2の位相になると、図1のスイッチSW2が短絡され、スイッチSW1,SW3,SW4が開放され、図2のスイッチSW5,SW6,SW7が開放される。リングアンプ1は、インバータINV1,INV2(2A,2B),INV3が直列に3段接続された構成であるため、容量Cfにより負帰還が形成される。通常、インバータを3段直列に並べただけでは、それぞれのインバータの帯域が近いため位相余裕が取れず、負帰還を掛けたときに発振動作を引き起こす。
しかしながら、リングアンプ1では、2段目のインバータINV2A,INV2Bの入力にデッドゾーンと呼ばれるオフセットを付加することで、出力段のインバータINV3に不感帯を持たせているため、まずはインバータ動作によって高速に最終到達値に近づき、最終到達値付近(不感帯内)になると、最終段のインバータINV3はオフ状態、もしくは非常に帯域が小さい状態となり、発振することなく最終値に収束する。このため、リングアンプ1は、小さなインバータを数個用いるだけでアンプを形成することが可能なため、非常に低消費電力化が可能である。
なお、3段のインバータで構成されたリングオシレータを有する電圧制御発振回路については、例えば、特許文献1や特許文献2に開示されている。
特開2002−111449号公報 特開2003−69390号公報
ISSCC 2012 Session 27.2 Ring Amplifiers for Switched−Capacitor Circuits
しかしながら、上述したように、リングアンプでは、出力段に不感帯を持たせるため、デッドゾーンと呼ばれるオフセット電圧を付加する必要がある。リングアンプを安定に動作させるためには、このオフセット電圧を付加するための外部印加電圧を2段目のインバータINV2A,INV2Bの閾値電圧+/−数十mVの精度で印加する必要があり、これは製造上のばらつきや使用環境の変化を考えると非常に厳しい要求である。そのため、製品化のためには、デッドゾーンを与えるための印加電圧に求められるばらつきの大幅な緩和が課題となっている。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、デッドゾーン電圧のばらつきの影響を軽減することができる付加手段を備えたリングアンプを提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、複数のインバータ(INV1,INV2(2A,2B),INV3)を縦列接続したリングアンプ(10)において、前記複数のインバータ(INV1,INV2,INV3)のうち、オフセット電圧(Vof)を印加する第1のインバータ(INV2A)と、該第1のインバータ(INV2A)の入力部に接続され、直流カットされる第1のコンデンサ(C2)と、前記第1のインバータ(INV2A)の入力部に接続されるオフセット電圧付加用の第3のコンデンサ(C4)と、該オフセット電圧付加用の第3のコンデンサ(C4)の他端に接続され、2つの電圧(Vofa,Vofb)を切り替えることが可能な第1のスイッチ(SW8,SW9)とを備えていることを特徴とする。(図3及び図4;実施例1及び2)
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記オフセット電圧を印加する第1のインバータ(INV2A)の入力部を基準電圧(Vr)と短絡する第3のスイッチ(SW10)を備えていることを特徴とする。(図3;実施例1)
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記オフセット電圧を印加する第1のインバータ(INV2A)の入出力間を短絡する第5のスイッチ(SW14)を備えていることを特徴とする。(図4;実施例2)
また、請求項4に記載の発明は、請求項1,2又は3に記載の発明において、前記2つの電圧(Vofa,Vofb)の電圧差(Vofa−Vofb=(C2+C4)/C4×Vof)は、前記オフセット電圧を印加する第1のインバータ(INV2A)に与える実際のオフセット電圧(Vof)の所定倍であることを特徴とする。(図3及び図4;実施例1及び2)
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、前記オフセット電圧を印加する第1のインバータ(INV2A)と対になる第2のインバータ(INV2B)と、該第2のインバータ(INV2B)の入力部に接続され、直流カットされる第2のコンデンサ(C3)と、前記第2のインバータ(INV2B)の入力部に接続される第2のオフセット電圧付加用の第4のコンデンサ(C5)と、該第4のオフセット電圧付加用のコンデンサ(C5)の他端に接続され、2つの電圧(Vofa,Vofb)を切り替えることが可能な第2のスイッチ(SW11,SW12)とを備えていることを特徴とする。(図3及び図4;実施例1及び2)
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記オフセット電圧を印加する第2のインバータ(INV2B)の入力部を基準電圧(Vr)と短絡する第4のスイッチ(SW13)を備えていることを特徴とする。(図3;実施例1)
また、請求項7に記載の発明は、請求項5又は6に記載の発明において、前記オフセット電圧を印加する第2のインバータ(INV2B)の入出力間を短絡する第6のスイッチ(SW15)を備えていることを特徴とする。(図4;実施例2)
また、請求項8に記載の発明は、請求項5,6又は7に記載の発明において、前記2つの電圧(Vofa,Vofb)の電圧差(Vofa−Vofb=(C2+C4)/C4×Vof)は、前記オフセット電圧を印加する第2のインバータ(INV2B)に与える実際のオフセット電圧(Vof)の所定倍であることを特徴とする。(図3及び図4;実施例1及び2)
また、請求項9に記載の発明は、請求項1乃至8のいずれかに記載の発明において、前記第1のインバータ(INV2A)の入力部には、マイナスのオフセット電圧を印加し、前記第2のインバータ(INV2B)の入力部には、プラスのオフセット電圧を印加することを特徴とする。(図3及び図4;実施例1及び2)
本発明によれば、デッドゾーン電圧のばらつきの影響を軽減することができる付加手段を備えたので、デッドゾーンを与えるための印加電圧に要求されるばらつきの要求を大幅に緩和することができる。
従来のリングアンプをスイッチトキャパシタ回路に適用した場合の基本的な回路構成図である。 従来のリングアンプの回路構成図である。 本発明に係るリングアンプの実施例1を説明するための回路構成図である。 本発明に係るリングアンプの実施例2を説明するための回路構成図である。
以下、図面を参照して本発明の各実施例について説明する。
図3は、本発明に係るリングアンプの実施例1を説明するための回路構成図である。図2に示した従来例との差異を明確にするために、スイッチトキャパシタ回路の構成は、図1と同様とし、リングアンプ内の構成だけ、本発明のリングアンプに置き換えて以下に説明する。
本実施例1のリングアンプ10は、複数のインバータINV1,INV2(2A,2B),INV3を縦列接続したリングアンプである。複数のインバータINV1,INV2,INV3のうち、オフセット電圧Vofを印加する第1のインバータINV2Aと、この第1のインバータINV2Aの入力部に接続され、直流カットされる第1のコンデンサC2と、第1のインバータINV2Aの入力部に接続されるオフセット電圧付加用の第3のコンデンサC4と、このオフセット電圧付加用の第3のコンデンサC4の他端に接続され、2つの電圧Vofa,Vofbを切り替えることが可能な第1のスイッチSW8,SW9とを備えている。
また、オフセット電圧を印加する第1のインバータINV2Aの入力部を基準電圧Vrと短絡する第3のスイッチSW10を備えている。
また、2つの電圧Vofa,Vofbの電圧差Vofa−Vofb=(C2+C4)/C4×Vofは、オフセット電圧を印加する第1のインバータINV2Aに与える実際のオフセット電圧Vofの所定倍である。
同様に、オフセット電圧を印加する第1のインバータINV2Aと対になる第2のインバータINV2Bと、この第2のインバータINV2Bの入力部に接続され、直流カットされる第2のコンデンサC3と、第2のインバータINV2Bの入力部に接続される第2のオフセット電圧付加用の第4のコンデンサC5と、この第4のオフセット電圧付加用のコンデンサC5の他端に接続され、2つの電圧Vofa,Vofbを切り替えることが可能な第2のスイッチSW11,SW12とを備えている。
また、オフセット電圧を印加する第2のインバータINV2Bの入力部を基準電圧Vrと短絡する第4のスイッチSW13を備えている。
また、2つの電圧Vofa,Vofbの電圧差Vofa−Vofb=(C2+C4)/C4×Vofは、オフセット電圧を印加する第2のインバータINV2Bに与える実際のオフセット電圧Vofの所定倍である。
このような構成において、第1のインバータINV2Aの入力部には、マイナスのオフセット電圧を印加し、第2のインバータINV2Bの入力部には、プラスのオフセット電圧を印加する。
つまり、入力VinとインバータINV1との間に接続された直流カット用容量C1と、インバータINV1の入出力間に接続されたスイッチSW5と、インバータINV1の出力と、インバータINV2A,INV2Bそれぞれとの間に接続された直流カット用容量C2,C3と、インバータINV2Aの入力に接続された容量C4と、この容量C4の他端と基準電圧Vofa,Vofb間にそれぞれ接続されたスイッチSW8,SW9と、インバータINV2Aの入力を基準電圧Vrと短絡するためのスイッチSW10と、インバータINV2Bの入力に接続された容量C5と、この容量C5の他端と基準電圧Vofb,Vofa間にそれぞれ接続されたスイッチSW11,SW12と、インバータINV2Bの入力を基準電圧Vrと短絡するためのスイッチSW13と、出力がリングアンプ10の出力VoutとなるインバータINV3とから構成されている。
最終段のインバータINV3を構成するPMOSMPのゲートには、インバータINV2Aの出力が接続され、NMOSMNのゲートには、インバータINV2Bの出力が接続されている。ここで、基準電圧Vrは、インバータINV2A,INV2Bの閾値電圧に相当する電圧であり、基準電圧Vofa,Vofbは、差分が以下の式で表される電圧となるようにする。
Vofa−Vofb=(C2+C4)/C4×Vof ・・・(1)
ここで、Vofは、インバータINV2A,INV2Bの入力に実際に与えたいオフセット電圧である。基準電圧Vofa,Vofbは、差分さえ上式を満たせばよいため、片側をグランドとしてもよい。
次に、図1及び図3を用いて、リングアンプの動作について説明する。
スイッチトキャパシタ回路は、大きくサンプルフェーズφ1とホールドフェーズφ2の2つの位相を繰り返すことで動作を行う。
φ1の位相の時、図1のスイッチSW1,SW3,SW4が短絡し、SW2は開放される。これにより、サンプル容量Csには、入力信号Vsignalがサンプルされ、積分容量Cfは、両端がアナログコモン電圧となり初期化される。
一方、リングアンプ内では、図3のスイッチSW5,SW8,SW10,SW11,SW13が短絡し、SW9,SW12が開放される。これにより、容量C1には、インバータINV1の閾値電圧がサンプルされ、容量C2,C3には、基準電圧Vrがサンプルされ、容量C4には、基準電圧Vofaがサンプルされ、容量C5には、基準電圧Vofbがサンプルされる。
これに対して、φ2の位相になると、図1のスイッチSW2が短絡され、スイッチSW1,SW3,SW4が開放され、図3のスイッチSW5,SW8,SW10,SW11,SW13が開放され、SW9,SW12が短絡される。この時、2段目のインバータINV2Aの入力電圧は、容量C4の接続先の電圧が基準電圧VofaからVofbにシフトするため、基準電圧VrよりC4/(C2+C4)×(Vofa−Vofb)だけ小さくなる。
一方、2段目のインバータINV2Bの入力電圧は、容量C5の接続先の電圧が基準電圧VofbからVofaにシフトするため、基準電圧VrよりC5/(C3+C5)×(Vofa−Vofb)だけ大きくなる。基準電圧Vofa,Vofbの差分は、上述した式(1)を満たすため、結局、インバータINV2A,INV2Bの入力電圧は、以下の式のように示される。
INV2Aの入力電圧=Vr−Vof ・・・(2)
INV2Bの入力電圧=Vr+Vof ・・・(3)
基準電圧Vrは、インバータINV2A、INV2Bの閾値電圧に相当する電圧であるため、インバータINV2Aは、マイナス側にオフセットVofを持ち、インバータINV2Bは、プラス側にオフセットVofを持ったことになる。
この効果を明確にするため、具体的な数値を入れて説明する。今、インバータINV2A,INV2Bの入力に与えたいオフセットが40mVであり、それに許容されるばらつきが±10mVだと仮定する。容量C2,C4と、C3,C5の比を、C2:C4=19:1、C3:C5=19:1となるように選択したとすると、Vofa=800mV、Cofb=0V(グランド)とすればよい。このとき、基準電圧Vofaに許容されるばらつきは±200mVであり、製造上のばらつきや使用環境の変化を考えても十分、余裕を持たせることができる。
以上のように、本発明によるデッドゾーン付加方法では、印加電圧に要求されるばらつきの精度を数十分の1まで緩和することができる。
図4は、本発明に係るリングアンプの実施例2を説明するための回路構成図である。図3に示した実施例1の構成では、スイッチSW10,SW13の接続先を基準電圧Vrとしていたが、これをスイッチSW14の接続先をインバータINV2Aの出力、スイッチSW15の接続先をインバータINV2Bの出力にしてもよい。
つまり、本実施例2においては、オフセット電圧を印加する第1のインバータINV2Aの入出力間を短絡する第5のスイッチSW14を備え、オフセット電圧を印加する第2のインバータINV2Bの入出力間を短絡する第6のスイッチSW15を備えている。
この場合、φ1の位相の時、コンデンサC2には、インバータINV2Aの閾値電圧がサンプルされ、コンデンサC3には、インバータINV2Bの閾値電圧がサンプルされる。この結果、φ2の位相で、インバータINV2A,INV2Bの入力に付加されるオフセットは、以下で示される。
INV2Aの入力電圧=INV2Aの閾値電圧−Vof ・・・(4)
INV2Bの入力電圧=INV2Bの閾値電圧+Vof ・・・(5)
上述した実施例1との差異は、実施例1では、INV2A,INV2Bの閾値電圧に相当する電圧Vrを外部から印加する必要があったのに対し、本実施例2では、外部から与える必要がない。さらに、本実施例2では、インバータINV2A,INV2Bの製造上のばらつきなどによる閾値電圧のずれにも追随するため、正確に各インバータの閾値電圧に対して所望のオフセットを持たせることが可能となる。
以上のように、本発明によるデッドゾーン付加方法では、印加電圧に要求されるばらつきの精度を数十分の1まで緩和することができ、さらに、必ず2段目のインバータの閾値電圧を中心にオフセットを付加することが可能となる。
1,10 リングアンプ
INV1,INV2,INV3 インバータ
INV2A 第1のインバータ
INV2B 第2のインバータ
SW8,SW9 第1のスイッチ
SW11,SW12 第2のスイッチ
SW10 第3のスイッチ
SW13 第4のスイッチ
SW14 第5のスイッチ
SW15 第6のスイッチ

Claims (9)

  1. 複数のインバータを縦列接続したリングアンプにおいて、
    前記複数のインバータのうち、オフセット電圧を印加する第1のインバータと、
    該第1のインバータの入力部に接続され、直流カットされる第1のコンデンサと、
    前記第1のインバータの入力部に接続されるオフセット電圧付加用の第3のコンデンサと、
    該オフセット電圧付加用の第3のコンデンサの他端に接続され、2つの電圧を切り替えることが可能な第1のスイッチと
    を備えていることを特徴とするリングアンプ。
  2. 前記オフセット電圧を印加する第1のインバータの入力部を基準電圧と短絡する第3のスイッチを備えていることを特徴とする請求項1に記載のリングアンプ。
  3. 前記オフセット電圧を印加する第1のインバータの入出力間を短絡する第5のスイッチを備えていることを特徴とする請求項1に記載のリングアンプ。
  4. 前記2つの電圧の電圧差は、前記オフセット電圧を印加する第1のインバータに与える実際のオフセット電圧の所定倍であることを特徴とする請求項1,2又は3に記載のリングアンプ。
  5. 前記オフセット電圧を印加する第1のインバータと対になる第2のインバータと、該第2のインバータの入力部に接続され、直流カットされる第2のコンデンサと、前記第2のインバータの入力部に接続される第2のオフセット電圧付加用の第4のコンデンサと、該第4のオフセット電圧付加用のコンデンサの他端に接続され、2つの電圧を切り替えることが可能な第2のスイッチとを備えていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のリングアンプ。
  6. 前記オフセット電圧を印加する第2のインバータの入力部を基準電圧と短絡する第4のスイッチを備えていることを特徴とする請求項5に記載のリングアンプ。
  7. 前記オフセット電圧を印加する第2のインバータの入出力間を短絡する第6のスイッチを備えていることを特徴とする請求項5又は6に記載のリングアンプ。
  8. 前記2つの電圧の電圧差は、前記オフセット電圧を印加する第2のインバータに与える実際のオフセット電圧の所定倍であることを特徴とする請求項5,6又は7に記載のリングアンプ。
  9. 前記第1のインバータの入力部には、マイナスのオフセット電圧を印加し、前記第2のインバータの入力部には、プラスのオフセット電圧を印加することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のリングアンプ。
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