JP2014106816A - 入退管理装置及び入退管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】入場時及び退場時の顔撮像時における認証対象者の抵抗感や拒否感を低減しつつ、第三者の成りすましをいかに効率良く防止すること。
【解決手段】対象者を異なる角度から映す複数の鏡101a及び鏡101bをカメラ11の撮像範囲内に設置し、鏡101a及び鏡101bに形成された反射正面像及び反射側面像を参照画像と比較して入場及び/又は退場の可否を判定する。また、退館者Poが通過する位置をカメラ11の撮像範囲にさらに含み、退館者Poの直射正面像を認証することで、入館と退館を管理する。
【選択図】図2

Description

この発明は、対象者の画像を認証して入退場を管理する入退管理装置及び入退管理方法に関する。
従来、カメラにより撮像された認証対象者の顔画像データ(以下、「入力顔画像データ」と言う)と、あらかじめ登録された顔画像データ(以下、「参照顔画像データ」と言う)とを照合して認証対象者の顔認証処理を行う技術が知られている。具体的には、カメラのレンズの正面に認証対象者を正対させた状態で該認証対象者の顔画像データを撮像し、撮像した顔画像データを参照顔画像データと照合することが多い。
ところが、カメラのレンズの正面に認証対象者を正対させることとすると、認証対象者が撮像を意識し過ぎて抵抗感や拒否感が生ずるケースがあるため、複数の鏡を用いることで認証対象者がカメラのレンズの正面に正対させずに済むようにした従来技術が知られている。
例えば、特許文献1には、三面鏡を形成する各鏡に顔が映る位置に認証対象者を立たせ、該認証対象者の後方から三面鏡に映る顔画像をそれぞれ撮像し、最も正面顔に近い顔画像の顔画像データを入力顔画像データとして選択処理する技術が開示されている。かかる特許文献1を用いることにより、認証対象者の撮像に対する抵抗感や拒否感を低減することができる。
特開2007−206834号公報
しかしながら、かかる特許文献1を用いたとしても、三面鏡の各鏡に顔が映る位置に不正者により顔写真を配置された場合には、かかる不正者による成りすましを防止することができないという問題がある。この特許文献1では、三面鏡の各鏡に映る顔のうちの一つの顔の顔画像データしか用いていないからである。
また、入場時の顔認証処理及び退場時の顔認証処理を行う場合に、かかる特許文献1によれば、入場時に顔画像データを取得するための三面鏡及びカメラと退場時に顔画像データを取得するための三面鏡及びカメラを別個に設けなければならないため、設置環境に制約を受けるとともに、経済的にも非効率である。
これらのことから、入場時及び退場時の顔撮像時における認証対象者の抵抗感や拒否感を低減しつつ、第三者の成りすましをいかに効率良く防止するかが重要な課題となっている。
本発明は、上述した従来技術を解決するためになされたものであって、入場時及び退場時の顔撮像時における認証対象者の抵抗感や拒否感を低減しつつ、第三者の成りすましを効率良く防止することができる入退管理装置及び入退管理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、対象者の画像を認証して入退場を管理する入退管理装置であって、予め登録された登録者の画像を参照画像として記憶する記憶手段と、前記対象者を異なる角度から映す複数の鏡面を撮像範囲に含む撮像手段と、前記複数の鏡面上に形成された前記対象者の複数の反射像と、前記記憶手段に記憶された参照画像とを比較して入場及び/又は退場の可否を判定する判定手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記撮像手段は、入場前の前記対象者を異なる角度から映す複数の鏡面を撮像し、前記判定手段は、前記複数の鏡面上に形成された前記対象者の複数の反射像を、前記記憶手段に記憶された参照画像と比較して前記対象者の入場を許可するか否かを判定し、前記判定手段により前記対象者の入場を許可する判定が行なわれた場合に扉を開放制御する扉制御手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記撮像手段は、前記対象者が退場時に通過する所定位置を前記撮像範囲に含み、前記判定手段は、前記対象者が前記登録者であるか否かを判定し、前記判定手段により前記対象者が前記登録者であると判定した場合に、前記登録者の入退場履歴を更新する履歴更新手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記判定手段は、前記複数の鏡面上に形成された第1の反射像を前記参照画像と比較する第1の比較処理と、前記第1の反射像とは異なる角度から前記対象者を映した第2の反射像を前記参照画像と比較する第2の比較処理とを行ない、前記第1の比較処理の結果と前記第2の比較処理の結果とが一致した場合に、前記対象者が正規の登録者であると判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記判定手段は、前記第1の比較処理の結果と前記第2の比較処理の結果とが一致しない場合に、前記対象者が不正を行なっている可能性があると判定し、前記判定手段により前記対象者が不正を行なっている可能性があると判定された場合に、警報出力を行なう警報手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記判定手段は、前記複数の鏡面上に形成された第1の反射像を加工して得られた加工反射像と、前記第1の反射像とは異なる角度から前記対象者を映した第2の反射像とを比較し、該比較の結果、前記加工反射像と前記第2の反射像とが同一人物の像であると判定した場合には、前記第1又は前記第2の反射像を前記参照画像と比較して、前記対象者が前記登録者であるか否かを判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記判定手段により、前記加工反射像と前記第2の反射像とが同一人物の像でないと判定された場合に、警報出力を行なう警報手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、対象者の画像を認証して入退場を管理する入退管理方法であって、登録者の画像を参照画像として記憶部に登録する登録ステップと、前記対象者を異なる角度から映す複数の鏡面を撮像範囲に含んで撮像を行なう撮像ステップと、前記複数の鏡面上に形成された前記対象者の複数の反射像と、前記記憶部に登録された参照画像とを比較して入場及び/又は退場の可否を判定する判定ステップとを含んだことを特徴とする。
本発明によれば、予め登録された登録者の画像を参照画像として記憶し、対象者を異なる角度から映す複数の鏡面を撮像範囲に含んで撮像し、複数の鏡面上に形成された対象者の複数の反射像と参照画像とを比較して入場及び/又は退場の可否を判定するよう構成したので、入場時及び/又は退場時の顔撮像時における認証対象者の抵抗感や拒否感を低減しつつ、第三者の成りすましを効率良く防止することができる。
図1は、実施例1に係る入退管理装置が使用する画像データを取得するためのカメラ及び鏡の配置を説明するための説明図である。 図2は、実施例1に係る入退管理の概念を説明するための説明図である。 図3は、実施例1に係る入退管理装置のシステム構成を説明するための説明図である。 図4は、図3に示した入退管理装置の構成を示す機能ブロック図である。 図5は、カメラにより撮像される画像について説明するための説明図である。 図6は、記憶部に記憶された参照顔画像データのデータ構造について説明するための説明図である。 図7は、記憶部に記憶された入退記録データのデータ構造を示した図である。 図8は、図3に示した入退管理装置による入館者の認証処理の処理手順を示すフローチャートである。 図9は、実施例2に係る入退管理装置の構成を示す機能ブロック図である。 図10は、図9に示した顔画像変換処理部による画像処理と、顔照合処理部における照合処理とを説明するための説明図である。 図11は、図9に示した入退管理装置による入館者の認証処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下に示す実施例1及び2では、集合住宅等の施設出入口近傍において、鏡に映る像を撮像することによって顔認証を行う入退管理装置に本発明を適用した場合について説明することとする。
図1は、本実施例1に係る入退管理装置が使用する画像データを取得するためのカメラ及び鏡の配置を説明するための説明図である。同図は、入館者Pi及び退館者Poが認証を受ける状態を上方から見た状況を図示したものである。
図1に示すように、施設の出入口ドア100近傍には鏡101a及び101bの2面の鏡が設置されている。この2面の鏡101a及び101bは、入館者Piが鏡101bに正対すると、鏡101aには入館者Piの斜め顔が映り、鏡101bには入館者Piの正面顔が映るように角度を持って配置されている。入館者Piの後方天井102には、カメラ11が取り付けられ、鏡101a及び101bに映った入館者Piの像を撮像できるように設定されている。また、カメラ11の画角は、出入口ドア100から退館する退館者Poを直接撮像できるように設定されている。
図2は、本実施例1に係る入退管理の概念を説明するための説明図であり、入館者Pi及び退館者Poが認証を受ける状態を側面から見た状況を示している。図2に示すように、入館者Piの姿が出入口ドア100付近にある鏡101a及び101bに映った場合には、カメラ11は、鏡101a及び10bに写った入館者Piの反射像を撮像する。また、退館者Poが出入口ドア100から出た場合には、カメラ11は、退館者Poの像を直接撮像する。
カメラ11は、撮像結果の画像データを認証サーバ18に送信する。認証サーバ18は、カメラ11から受信した画像データと事前に記憶していた参照顔画像データとを照合し、入館者Pi及び退館者Poの認証を行う。認証サーバ18は、入館者Piの認証が成功した場合には、ドア開放指示信号を出力して出入口ドア100を開放させ、入館者Piの入館を許可する。認証サーバ18は、入館者Piの認証が失敗した場合には、出入口ドア100の閉鎖状態を維持し、入館者Piの入館を防止する。また、認証サーバ18は、登録及び認証状況を管理コンソール部15に出力可能である。このため、管理コンソール部15が設置された管理センタ19では、操作者は管理コンソール部15を操作することにより登録及び認証状況を監視できる。
退館者Poが退館する場合には、認証成功を条件に出入口ドア100を開放するのではなく、出入口ドア100に対する退館者Poの接近を検知したことを条件に出入口ドア100を開放する。退館者Poは、出入口ドア100を出たところでカメラ11により撮像され、認証サーバ18による認証を受けることになる。認証サーバ18は、入館者Pi及び退館者Poについて、認証結果を入退館履歴として保持し、入館及び退館を管理する。
図3は、本実施例1に係る入退管理装置10のシステム構成を説明するための説明図である。図3に示すように、入退管理装置10は、カメラ11、表示操作部12及び認証サーバ18を有し、カメラ11及び表示操作部12は認証サーバ18に接続される。また、認証サーバ18は図示しないドア開閉装置と接続される。
カメラ11は、入館者Piの反射像及び退館者の直射像を撮像し、画像データとして認証サーバ18に出力する。認証サーバ18は、カメラ11が出力した画像データから入館者Piと退館者Poの顔画像を抽出し、記憶されている照合用の参照顔画像データと照合する。認証サーバ18は、画像信号の顔画像と参照顔画像が一致していると判定すれば認証成功とし、図示しないドア開閉装置に対して出入口ドア100の解錠及び開放を指示するドア開閉指示信号を出力して出入口ドア100を開放させる。
認証に失敗した場合には、認証サーバ18から表示操作部12に対してメッセージが出力される。また、管理コンソール部15から認証サーバを介して操作の指示あるいは案内を表示操作部12に表示又は音声出力し、表示操作部12は入館者Piの操作を受け付けてもよい。なお、管理コンソール部15及び認証サーバ18は、例えば集合住宅の場合には管理センタ19に配置する。
なお、本実施例1では、2面の鏡101a及び101bを設けた場合を示すこととするが、本発明はこれに限定されるものではなく、出入口ドア100の状況によっては、鏡を大きくすることも可能であり、また鏡の枚数を増加してもよいし、配置も変更してもよい。
本実施例1では、入館者Piについては、正面の鏡101bに映る正面顔を撮像した顔画像(以下、「反射正面像」と言う)と、鏡101aに映る斜め顔を撮像した画像(以下、「反射側面像」と言う)とが参照顔画像データとして登録される。また、退館者Poについては、カメラ11により正面顔を撮像した顔画像(以下、直射正面像と言う)が参照顔画像データとなる。反射正面像及び反射側面像という2つの入力顔画像データが、それぞれ対応する参照顔画像データと照合された結果により、入館者Piが認証される。また、退館者Poは、直射正面像という入力顔画像データが退館時用の参照顔画像データと照合された結果により認証されることになる。ここで、「反射正面像」は、厳密にはカメラ11が高い位置(天井102)に設けられているために、入館者Piの顔が左右方向については正面となったとしても、上下方向(高さ方向)には正面とはならず、上方から見下ろした画像となるが、本実施例では便宜上「反射正面像」という。同様に、「直射正面像」も、上方から見下ろした画像となるのに加え、カメラ11の撮像範囲と出入口ドア100との位置関係から厳密には左右方向についても正面とはならないが、便宜上「直射正面像」という。
本実施例1に係る入退管理装置10の構成について説明する。図4は、入退管理装置10の構成を示す機能ブロック図である。図4に示すように、入退管理装置10は、カメラ11、表示操作部12、管理コンソール部15及び認証サーバ18を有する。また、認証サーバ18は、制御部17と記憶部14とを有する。
カメラ11は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等からなる撮像装置であり、入館者Piの反射正面像及び反射側面像と、退館者Poの直射正面像とを撮像範囲に含むように配置される。具体的には、入館者Piが鏡101bに正対する立ち位置を取った場合に、該立ち位置の後方となる天井102がカメラ11の設置位置である。図1では、カメラ11は鏡101bからの反射正面像を撮像する射線を中心に、鏡101bからの反射側面像及び退館者Poの直射正面像を撮像する画角に設定されている。
表示操作部12は、タッチパネルディスプレイ等の入出力装置である。表示操作部12は、認証の進行状況及び判定結果などを入館者Piに通知するためのメッセージ表示に用いられる。表示操作部12は、入館者Piが認証に失敗した場合などには、認証を再試行するためのガイダンスメッセージを表示することができる。
また、表示操作部12に、スピーカ及びインターフォンを設け、あらかじめ記録された音声メッセージを出力することができるように構成してもよい。音声出力が可能な構成では、登録された入館者Piが認証に失敗した場合と、登録されていない入館者Piが誤って認証を受けようとした場合とにおいて、対応する音声メッセージあるいは警報音を出力することができる。
また、表示操作部12は、管理コンソール部15の操作者との通話等を中継することができる。このため、管理コンソール部15の操作者は、入館者Piと直接やり取りを行なって、入館の可否を決定することが可能となる。
管理コンソール部15は、操作者が登録及び認証の状況を管理するためのコンソール装置である。操作者は、管理コンソール部15を操作することにより、カメラ11及び制御部17を介して登録及び認証の進捗状況を監視し、登録及び認証に異常があった場合には、表示操作部12に対してメッセージ又は警報音を出力し、入館者Piに報知することができる。また操作者の操作により、表示操作部12に対して指示及び案内を表示させて、入館者Piによる表示操作部12からの操作を受け付けることもできる。
認証サーバ18は、入退管理装置10の全体制御を行うサーバであり、制御部17及び記憶部14を有する。記憶部14は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスである。記憶部14は、反射正面像データ14a、反射側面像データ14b、直射正面像データ14c及び入退記録データ14dを記憶する。
反射正面像データ14a及び反射側面像データ14bは、入館者Pi用の参照顔画像データである。直射正面像データ14cは退館者Po用の参照顔画像データである。これらの参照用顔画像データには、登録者のID番号と、氏名と、室番号と、登録日と、最終の入退館後に連絡が必要か否かを判定するための連絡判定日数とが関連付けて記憶される。
入退記録データ14dは、登録者のID番号に対し、最終入館日時と、最終退館日時と、状態とを関連付けたデータである。この入退記録データ14dにより、登録者がいつから外出しているか、若しくはいつから在室であるかを管理することができる。
制御部17は、顔画像検出処理部17a、登録処理部17b、顔照合処理部17c、認証処理部17d、ドア開閉制御部17e及び入退記録処理部17fを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、顔画像検出処理部17a、登録処理部17b、顔照合処理部17c、認証処理部17d、ドア開閉制御部17e及び入退記録処理部17fにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
顔画像検出処理部17aは、カメラ11が撮像した反射正面像、反射側面像及び直射正面像から入館者Pi及び退館者Poの顔部分の画像を検出し、検出した顔画像の特徴抽出を行う処理部である。顔画像検出処理部17aにより抽出された顔画像の特徴量は、登録の場合には、参照顔画像データとして登録処理部17bに出力される。認証の場合には、顔画像の特徴量が顔照合処理部17cに入力顔画像データとして出力される。
なお、顔画像検出処理部17aにおける、顔画像の検出及び特徴抽出は、既存の技術を利用できる。その場合には、処理負荷が少なく、比較的照合が効率的にできる技術が好ましい。
登録処理部17bは、顔画像検出処理部17aから出力された顔画像の特徴データを参照顔画像データとして登録処理する処理部である。参照顔画像データには、反射正面像、反射側面像及び直射正面像が含まれる。また、参照顔画像データには、登録時に入力される本人のID番号と、氏名と、室番号と、登録日と、最終の入退館後に連絡が必要か否かを判定するための連絡判定日数とが関連付けられる。また、登録処理部17bは、成長が早い子供への対応などで参照顔画像データを更新した場合には、参照顔画像データ及び登録日を更新する。
顔照合処理部17cは、入力顔画像データと参照顔画像データとの照合処理を行う処理部である。顔照合処理部17cは、顔画像検出処理部17aから出力された各入力顔画像データの特徴量と、記憶部14に記憶されている参照顔画像データの特徴量と比較することにより、入館者Pi及び退館者Poの顔照合処理を行う。照合処理では、例えば、入力顔画像データの反射正面像は参照顔画像データの反射正面像データ14aと照合し、入力顔画像データの反射側面像は参照顔画像データの反射側面像データ14bと照合し、入力顔画像データの直射正面像は参照顔画像データの直射正面像データ14cと照合する。入力顔画像データの反射正面像は、参照顔画像データの直射正面画像データ14cと照合することも可能である。
顔照合処理部17cは、入力顔画像データと参照顔画像データとの一致度を顔画像の照合結果として認証処理部17dに対して出力する。照合は、例えば顔の特徴点に関して入力顔画像データと参照顔画像データの画素の濃淡情報の相互相関値を取る方法であってもよいし、その他照合結果を数値化する公知の技術を用いてもよい。
認証処理部17dは、顔照合処理部17cによる照合結果を用いて入館者Pi及び退館者Poの認証を行なう処理部である。具体的には、認証処理部17dは、入力顔画像データの反射正面像を複数の反射正面像データ14aと照合した照合結果のうち、照合結果が示す一致度が閾値を超え、かつ、一致度が最大となる反射正面像データ14aに関連付けられたID番号を入館者PiのID候補とする。
また、認証処理部17dは、入力顔画像データの反射側面像を複数の反射側面像データ14bと照合した照合結果のうち、照合結果が示す一致度が閾値を超え、かつ、一致度が最大となる反射側面像データ14bに関連付けられたID番号を入館者PiのID候補とする。
そして、反射正面像から得られたID候補と、反射側面像から得られたID候補とが一致する場合に、入館者Piの認証成功と判定する。入力顔画像データの反射正面像又は反射側面像との照合の結果、ID候補が特定できない場合、若しくは反射正面像から得られたID候補と、反射側面像から得られたID候補とが一致しない場合には、認証失敗となる。
認証処理部17dは、入館者Piの認証結果が成功の場合にはドア開閉制御部17e及び入退記録処理部17fに入館者Piの認証成功を通知する。このとき、入退記録処理部17fに対しては、認証に成功したID番号を合わせて通知する。
認証処理部17dは、入館者Piの認証結果が失敗の場合には、表示操作部12に対して認証失敗の表示若しくは警報音により報知し、ドアの施錠状態を保持させる。また、認証失敗の場合には、表示操作部12に入館者Piに対して認証やり直し等の案内メッセージを出力してもよい。
また、認証処理部17dは、入力顔画像データの直射正面像を複数の直射正面像データ14cと照合した照合結果のうち、照合結果が示す一致度が閾値を超え、かつ、一致度が最大となる直射正面像データ14cに関連付けられたID番号を退館者PoのID番号とし、退館者Poの認証成功と判定する。入力顔画像データの直射正面像との照合の結果、照合結果が示す一致度が閾値を超える直射正面像データ14cが存在しない場合、若しくは一致度が最大となる直射正面像データ14cが一意に特定できない場合には、認証失敗となる。
認証処理部17dは、退館者Poの認証結果が成功の場合には入退記録処理部17fに退館者Poの認証成功を通知する。このとき、認証に成功したID番号を合わせて通知する。なお、退館時には、退館者Poの接近検知を条件として出入口ドア100を開放制御し、認証成功は条件でないため、認証結果のドア開閉制御部17eへの通知は不要である。
ドア開閉制御部17eは、図示しないドア開閉装置に対して出入口ドア100の開閉指示を行う制御部である。ドア開閉制御部17eは、認証処理部17dから入館者Piの認証成功を通知された場合にドア開放指示信号を出力して出入口ドア100の開放を行う。
入退記録処理部17fは、認証処理部17dから入館者Piの認証結果を通知された場合には、入退記録データ14dにおいて認証に成功したID番号に関連付けられた最終入館日時を更新し、状態を「在室」とする。また、入退記録処理部17fは、認証処理部17dから退館者Poの認証結果を通知された場合には、入退記録データ14dにおいて認証に成功したID番号に関連付けられた最終退館日時を更新し、状態を「外出」とする。
入退記録処理部17fは、入退記録データ14dを定期的に確認し、最終の入館又は退館から連絡判定日数を超過したID番号が存在する場合には、所定の連絡先に通知する。具体的には、状態が「外出」である場合には、最終退館日時を基準に、退館後の連絡判定日数を超過したか否かを判定し、超過している場合に通知を行なう。また、状態が「在室」である場合には、最終入館日時を基準に、入館後の連絡判定日数を超過したか否かを判定し、超過している場合に通知を行なう。
入退記録処理部17fによる連絡先は、管理センタ19に設けた管理コンソール部15であってもよいし、ID番号に対して予め設定された電話番号に対して通話により連絡することとしてもよい。このように、登録した人物について、最終の入退館からの経過日数を監視し、設定された連絡判定日数を超えた場合には通知を行なうことにより、入居者の異常をいち早く察知することが可能となる。
次に、カメラ11により撮像される画像について説明する。図5は、カメラ11により撮像される画像について説明するための説明図である。図5(a)は入館者Pi及び退館者Poの様子をカメラ11により撮像した画像G0を示したものである。図5(a)に示すように、撮像された画像G0から、入館者Piの反射側面像に対応する部分G1と、入館者Piの反射正面像に対応する部分G2と、退館者Poの直射正面像に対応する部分G3が切り出される。
画像G0に対する部分G1〜G3の位置は固定されている。これは、カメラ11の撮像範囲が、鏡101a、鏡101b及び出入口ドア100に対して固定されているためである。このため、鏡101aに対応する位置から部分G1を切り出し、鏡101bに対応する位置から部分G2を切り出し、出入口ドア100に対応する位置から部分G3を切り出すことができる。
図5(b)は、全体の画像G0から入館者Pi及び退館者Poの顔画像を検出した状態を示している。部分G1に対して顔画像検出処理部17aによる顔画像の検出を行なうと、入館者Piの反射側面像である画像31aが得られる。また、部分G2に対して顔画像検出処理部17aによる顔画像の検出を行なうと、入館者Piの反射正面像である画像31bが得られる。また、部分G3に対して顔画像検出処理部17aによる顔画像の検出を行なうと、退館者Poの直射正面像である画像31cが得られる。
顔画像検出処理部17aは、検出した画像31a〜31cの特徴量を抽出する。そして、登録を行なう場合には、抽出した特徴量を参照顔画像データとして登録処理部17bに出力し、認証を行なう場合には、抽出した特徴量を顔照合処理部17cに入力顔画像データとして出力する。
次に、図4に示した記憶部14に記憶された参照顔画像データについて説明する。図6は、記憶部14に記憶された参照顔画像データのデータ構造について説明するための説明図である。図6に示すように、参照顔画像データは、反射正面像データ、反射側面像データ及び直射正面像データを有する。また、参照顔画像データには、ID番号、氏名、室番号、登録日及び連絡判定日数が関連付けられている。図6では、反射正面像データ、反射側面像データ及び直射正面像データは、顔画像検出処理部17aにより抽出された特徴量であるベクトルデータであるが、画像データ自体を保持することとしてもよい。
図6では、室番号「201」の入居者である氏名「ABCD」の人物について、ID番号「2011」が付与され、「2012年9月5日」に参照顔画像データが登録されている。参照顔画像データは、反射正面像データが(11,21,・・・,n1)、反射側面像データが(S1,S2,・・・,Sn)、直射正面像データが(A1,A2,・・・,An)である。また、連絡判定日数として、最終退館日から3日超過すると連絡を行なうことと、最終入館日から7日超過すると連絡を行なうことが設定されている。
また、図6では、室番号「201」の入居者である氏名「EFGH」の人物について、ID番号「2012」が付与され、「2012年9月5日」に参照顔画像データが登録されている。参照顔画像データは、反射正面像データが(12,22,・・・,n2)、反射側面像データが(X1,X2,・・・,Xn)、直射正面像データが(B1,B2,・・・,Bn)である。また、連絡判定日数は設定されていない。
また、図6では、室番号「401」の入居者である氏名「IJKL」の人物について、ID番号「4011」が付与され、「2012年3月20日」に参照顔画像データが登録されている。参照顔画像データは、反射正面像データが(13,23,・・・,n3)、反射側面像データが(Y1,Y2,・・・,Yn)、直射正面像データが(C1,C2,・・・,Cn)である。また、連絡判定日数として、最終退館日から60日超過すると連絡を行なうことと、最終入館日から10日超過すると連絡を行なうことが設定されている。
また、図6では、室番号「801」の入居者である氏名「MNOP」の人物について、ID番号「8014」が付与され、「2012年9月22日」に参照顔画像データが登録されている。参照顔画像データは、反射正面像データが(14,24,・・・,n4)、反射側面像データが(Z1,Z2,・・・,Zn)、直射正面像データが(D1,D2,・・・,Dn)である。また、連絡判定日数として、最終退館日から6日超過すると連絡を行なうことと、最終入館日から14日超過すると連絡を行なうことが設定されている。
図7は、図4に示した記憶部14の入退記録データ14dのデータ構造を示した図である。図7に示すように、入退記録データ14dは、ID番号に対し、最終入館日時と、最終退館日時と、状態とを関連付けたデータである。
図7では、入退記録データ14dは、ID番号「2011」に対応する人物について、最終入館日時が「2012年11月16日 19:43」であり、最終退館日時が「2012年11月17日 06:30」であり、状態が「外出」であることを示している。
また、図7では、入退記録データ14dは、ID番号「2012」に対応する人物について、最終入館日時が「2012年11月19日 22:00」であり、最終退館日時が「2012年11月20日 08:30」であり、状態が「外出」であることを示している。
また、図7では、入退記録データ14dは、ID番号「4011」に対応する人物について、最終入館日時が「2012年11月18日 11:55」であり、最終退館日時が「2012年11月17日 23:00」であり、状態が「在室」であることを示している。
また、図7では、入退記録データ14dは、ID番号「8014」に対応する人物について、最終入館日時が「2012年11月6日 15:00」であり、最終退館日時が「2012年11月15日 11:00」であり、状態が「外出」であることを示している。
次に、入退管理装置10による参照顔画像データの登録について説明する。入退館時の認証用の参照顔画像データを登録する者は、鏡101bに正対して立ち、カメラ11による反射正面像及び反射側面像の撮像を行なう。そして、入館時認証用の画像取得を完了した登録者は、退館時に認証される位置、すなわち出入口ドア100の位置でカメラ11に正対して立ち、カメラ11による直射正面像の撮像を行なう。以下、これを繰り返して登録者全員の参照顔画像データが実際に認証を受ける場所で取得されることになる。
なお、登録時には、参照顔画像データが適正に得られるまで立ち位置等を調整し、また静止して撮像を行なうことができる。認証時においても、認証対象となる入館者Piは適切な位置に静止していることが望ましい。このため、適切な立ち位置に足跡マーク等を付して適切な位置を指示してもよい。
また、実施例1では、反射側面画像と反射正面画像とでそれぞれ認証を行なって、同一人物であることを確認することとしているが、反射側面画像を取得するタイミングと反射正面画像を取得するタイミングとが大きく異なると、同一人物であるかどうかを正確に判定することができない。一方で、入館の認証時に手で顔を触ったりする動作を行った場合には、反射側面画像と反射正面画像のうちの一方が適正に取得できない場合があり、この場合には同一画像内から取得した反射側面画像及び反射正面画像を用いるのではなく、ある程度の時間の範囲内で取得した反射側面画像及び反射正面画像を組み合わせて使用することが好ましい。そこで、反射側面画像及び反射正面画像の取得タイミングについて上限の許容時間を設定し、該許容時間内に取得した反射側面画像及び反射正面画像を認証に使用する。
次に、入退管理装置10による入館者Piの認証処理について説明する。図8は、入退管理装置10による入館者Piの認証処理の処理手順を示すフローチャートである。カメラ11は、鏡101a、鏡101b及び出入口ドア100を随時撮像し、撮像した画像を認証サーバ18に入力する(ステップS101)。
顔画像検出処理部17aは、入力された画像から入館者Piの反射正面像及び反射側面像を検出する(ステップS102)。入力された画像から入館者Piの反射正面像と反射側面像のいずれかが検出できなければ(ステップS102;No)、認証サーバ18は、ステップS101に移行し、画像の入力を受け付ける。
顔画像検出処理部17aは、入館者Piの反射正面像及び反射側面像の双方が検出できたならば(ステップS102;Yes)、反射正面像の取得タイミングと反射側面像の取得タイミングの差が許容時間内であるか否かを判定する(ステップS103)。反射正面像の取得タイミングと反射側面像の取得タイミングの差が許容時間内でなければ(ステップS103;No)、認証サーバ18は、ステップS101に移行し、画像の入力を受け付ける。
反射正面像の取得タイミングと反射側面像の取得タイミングの差が許容時間内であるならば(ステップS103;Yes)、顔画像検出処理部17aは、反射正面像及び反射側面像に対し特徴抽出を行ない、顔照合処理部17cに入力顔画像データとして出力する。
顔照合処理部17cは、顔画像検出処理部17aが出力した入力顔画像データのうち、反射正面像の特徴量を参照顔画像データの反射正面像データ14aと照合し、照合結果を認証処理部17dに出力する(ステップS104)。
認証処理部17dは、入力顔画像データの反射正面像を複数の反射正面像データ14aと照合した照合結果のうち、照合結果が示す一致度が閾値を超え、かつ、一致度が最大となる反射正面像データ14aに関連付けられたID番号が存在するか否かを判定する(ステップS105)。
認証処理部17dは、一致度が閾値を超える反射正面像データ14aが存在しない場合、若しくは一致度が最大となる反射正面像データ14aが特定できない場合には(ステップS105;No)、認証失敗とし、「登録されていません」等を入館者Piに報知処理して(ステップS112)、処理を終了する。
照合結果が示す一致度が閾値を超え、かつ、一致度が最大となる反射正面像データ14aに関連付けられたID番号が存在するならば(ステップS105;Yes)、顔照合処理部17cは、顔画像検出処理部17aが出力した入力顔画像データのうち、反射側面像の特徴量を参照顔画像データの反射側面像データ14bと照合し、照合結果を認証処理部17dに出力する(ステップS106)。
認証処理部17dは、入力顔画像データの反射側面像を複数の反射側面像データ14bと照合した照合結果のうち、照合結果が示す一致度が閾値を超え、かつ、一致度が最大となる反射側面像データ14bに関連付けられたID番号が存在するか否かを判定する(ステップS107)。
認証処理部17dは、一致度が閾値を超える反射側面像データ14bが存在しない場合、若しくは一致度が最大となる反射側面像データ14bが特定できない場合には(ステップS107;No)、認証失敗とし、「登録されていません」等を入館者Piに報知処理して(ステップS112)、処理を終了する。
照合結果が示す一致度が閾値を超え、かつ、一致度が最大となる反射側面像データ14bに関連付けられたID番号が存在するならば(ステップS107;Yes)、認証処理部17dは、ステップS105で得られたID番号と、ステップS107で得られたID番号とが一致するかを判定する(ステップS108)。
ID番号が一致しない場合には(ステップS108;No)、認証処理部17dは、不審者又は認証異常と見なし表示操作部12に警報音を出力し、管理コンソール部15に対して警報音及び異常メッセージを出力して(ステップS111)、処理を終了する。
ID番号が一致した場合には(ステップS108;Yes)、ドア開閉制御部17eは、ドア開放指示信号を出力して出入口ドア100の開放を行う。(ステップS109)。その後、入退記録処理部17fは、入退記録データ14dを更新して(ステップS110)、処理を終了する。
次に、入退管理装置10による退館者Poの認証処理について説明する。既に説明したように、退館の場合には、退館者Poが退場しようとして出入口ドア100に接近すると、図示しないドア開閉装置は退館者Poの接近を検知して出入口ドア100を開放する。出入口ドア100が開放した段階で退館者Poの直射正面像がカメラ11により撮像され、入力顔画像データの直射正面像データと参照顔画像データの直射正面像データとが照合されて認証が行われる。
認証処理部17dが認証成功と判定すれば、入退記録処理部17fは、退館者Poの入退記録データ14dを更新して処理を終了する。認証失敗と判定した場合には、再度直射正面像を取得し認証を行い、認証成功と判定すれば、入退記録データ14dを更新する。所定回数認証失敗が繰り返された場合、若しくは直射正面像が取得できなくなった場合には、そのまま処理を終了する。
退館者Poの認証に失敗した場合には、撮像した画像を保存しておき、この保存した画像を管理コンソール部15から確認可能としてもよい。
上述してきたように、本実施例1では、対象者を異なる角度から映す複数の鏡101a及び鏡101bをカメラ11の撮像範囲内に設置し、鏡101a及び鏡101bに形成された反射正面像及び反射側面像を参照画像と比較して入場の可否を判定するよう構成したので、顔撮像時における認証対象者の抵抗感や拒否感を低減しつつ、第三者の成りすましを効率良く防止することができる。
例えば、あらかじめ登録されていない入館者Piが、登録された人物の顔写真を自分の顔の位置にかざして不正に認証を試みる場合には、正面の鏡101bのみなら突破される可能性はあるが、本実施例1の場合には側面の鏡101aがあるため、鏡101aからの反射側面像が参照顔画像データとは一致することがないために認証されることはない。
また、本実施例1では、鏡101a、鏡101b及びカメラ11を出入口ドア100の外側に設置しているので、認証に失敗した人物の入館を防止できる。また、出入口ドア100もカメラ11の撮像範囲に含まれ、出入口ドア100近傍の退館者Poの直射正面像を認証に使用することができるので、退館者Poについても認証が可能である。
また、入館者Piと退館者Poとをともに認証でき、登録者の入退館状況を管理できるので、入館してから所定日数以上外出のない人物や、退館してから所定日数以上戻っていない人物がいる場合には、予め定めた連絡先に連絡を行なうことができる。
上述した実施例1では、入館者Piの反射正面像と反射側面像についてそれぞれ参照顔画像データと比較して認証を行なったうえで、認証結果が一致するか否かを判定する構成について説明を行なったが、反射正面像と反射側面像とが同一の人物の像であるかを判定した上で、参照顔画像データと比較して認証を行なってもよい。本実施例2では、反射正面像と反射側面像とが同一の人物の像であるかを判定したうえで、参照顔画像データと比較して認証を行なう構成について説明する。
まず、本実施例2に係る入退管理装置20の構成について説明する。図9は、本実施例2に係る入退管理装置20の構成を示す機能ブロック図である。図9に示すように、入退管理装置20は、制御部17の登録処理部21、顔照合処理部23及び認証処理部24の動作が実施例1に示した登録処理部17b、顔照合処理部17c及び認証処理部17dと異なる。また、制御部17に、顔画像変換処理部22をさらに有する。
さらに、入退管理装置20の記憶部14は、反射正面像データ14a、直射正面像データ14c及び入退記録データ14dを記憶するが、反射側面像データ14bを記憶しない。その他の構成及び動作については、実施例1に示した入退管理装置10と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
登録処理部21は、顔画像検出処理部17aから出力される反射正面像及び直射正面像を入退館用の参照顔画像データとして登録する処理部である。このように、登録処理部21は、反射側面像の登録は行なわない。また、反射正面像のみを登録し、照合段階で左右反転させて直射正面像に代えてもよい。
顔画像変換処理部22は、認証時に抽出された反射正面像に対して画像変換処理を行う処理部である。図10は、本実施例2における顔画像変換処理部22による画像処理と、顔照合処理部23における照合処理を説明するための説明図である。図10に示すように顔画像検出処理部17aからは反射正面像及び反射側面像が出力される。顔画像変換処理部22は反射正面像を画像処理で幾何学変換して加工し、反射側面像と同じ顔角度を有する反射側面像(以下、「疑似反射側面像」と言う)を生成する。
顔照合処理部23は、顔画像検出処理部17aから出力された反射正面像及び反射側面像と、顔画像変換処理部22から出力された疑似反射側面像とのうち、まず反射側面像と疑似反射側面像を照合し、照合結果を認証処理部24に出力する。また、認証処理部24からの指示を受けた場合には、反射正面像を入力顔画像データとして、参照顔画像データの反射正面像データ14aとの照合を行い、照合結果を認証処理部24に出力する。
認証処理部24は、反射側面像と疑似反射側面像との照合結果を顔照合処理部23から受け取り、照合結果が既定の判定閾値以上である場合には、認証中の人物の反射正面像と反射側面像が同一人物だと判定する。認証中の人物の反射正面像と反射側面像が同一人物だと判定したならば、認証処理部24は、顔画像検出処理部17aが出力した反射正面像を入力顔画像データとして反射正面像データ14aとの照合を行なうよう顔照合処理部23に指示する。
認証処理部24は、入力顔画像データの反射正面像を複数の反射正面像データ14aと照合した照合結果のうち、照合結果が示す一致度が閾値を超え、かつ、一致度が最大となる反射正面像データ14aが存在する場合に、入館者Piの認証成功と判定する。反射側面像と疑似反射側面像とが一致しない場合、照合結果が示す一致度が閾値を超える反射正面像データ14aが存在しない場合、若しくは一致度が最大となる反射正面像データ14aが一意に特定できない場合には、認証失敗となる。
認証処理部24は、入館者Piの認証結果が成功の場合にはドア開閉制御部17e及び入退記録処理部17fに入館者Piの認証成功を通知する。このとき、入退記録処理部17fに対しては、認証に成功したID番号を合わせて通知する。
また、認証処理部24は、入館者Piの認証結果が失敗の場合には、表示操作部12に対して認証失敗の表示若しくは警報音により報知し、ドアの施錠状態を保持させる。また、認証失敗の場合には、表示操作部12に入館者Piに対して認証やり直し等の案内メッセージを出力してもよい。
本実施例2の場合には、反射正面像と反射側面像により、この2種類の顔画像が同一人物のものかどうかの判定が先になされることになる。図10に示す疑似反射側面像51と反射側面像41aとを照合した結果、認証処理部24が一致したと判定すれば、反射側面像41aと反射正面像41bは同一人物であり、成りすましではなく、正常な認証行為を受けている人物と見なすのである。
また、反射側面像と疑似反射側面像との照合結果が判定閾値よりも下の場合には、認証処理部24は、何らかの不審な作為をした不審者と判定し、表示操作部12に対して警報音を出力させるとともに、管理コンソール部15に警報音及びメッセージで報知処理をする。
次に、本実施例2の場合の登録について説明する。入館時も退館時もその場で行うという登録動作は実施例1と同じ形態となる。上記したように、登録する参照顔画像データは最小限反射正面像だけでよいが、実施例1と同様に、カメラ11で直射正面像を取得して登録してもよい。図1に示すように、退館者はカメラ11の射線から見るとわずかに左側を向いている形になるので、直射正面像を取得すれば、反射正面像を直射正面像の角度に合わせて加工する必要がなくなり、処理負荷を軽減することができる。
反射正面像を幾何学的変換により反射側面像とするのは、正面からの画像情報量が多く、側面像に斜変換するのが容易なためであるが、側面像から正面像への変換を行なうように構成することもできる。また正面像の斜変換には既存の技術を利用することができる。
次に、入退管理装置20による入館者Piの認証処理について説明する。図11は、入退管理装置20による入館者Piの認証処理の処理手順を示すフローチャートである。カメラ11は、鏡101a、鏡101b及び出入口ドア100を随時撮像し、撮像した画像を認証サーバ18に入力する(ステップS201)。
顔画像検出処理部17aは、入力された画像から入館者Piの反射正面像及び反射側面像を検出する(ステップS202)。入力された画像から入館者Piの反射正面像と反射側面像のいずれかが検出できなければ(ステップS202;No)、認証サーバ18は、ステップS201に移行し、画像の入力を受け付ける。
顔画像検出処理部17aは、入館者Piの反射正面像及び反射側面像の双方が検出できたならば(ステップS202;Yes)、反射正面像の取得タイミングと反射側面像の取得タイミングの差が許容時間内であるか否かを判定する(ステップS203)。反射正面像の取得タイミングと反射側面像の取得タイミングの差が許容時間内でなければ(ステップS203;No)、認証サーバ18は、ステップS201に移行し、画像の入力を受け付ける。
反射正面像の取得タイミングと反射側面像の取得タイミングの差が許容時間内であるならば(ステップS203;Yes)、顔画像変換処理部22は、反射正面像を画像処理で幾何学変換して加工し、疑似反射側面像を生成する(ステップS204)。
顔照合処理部23は、顔画像検出処理部17aから出力された反射側面像と疑似反射側面像を照合する。認証処理部24は、顔照合処理部23による照合結果を既定の判定閾値と比較し、反射側面像と疑似反射側面像とが同一であるかを判定する(ステップS205)。
反射側面像と疑似反射側面像とが同一でなければ(ステップS205;No)、認証処理部24は、入館者Piを不審者と判定し(ステップS211)、表示操作部12及び管理コンソール部15により警報を出力して(ステップS212)、処理を終了する。
反射側面像と疑似反射側面像とが同一であるならば(ステップS205;Yes)、顔照合処理部23は、顔画像検出処理部17aが出力した反射正面像の特徴量を参照顔画像データの反射正面像データ14aと照合し、照合結果を認証処理部24に出力する(ステップS206)。
認証処理部24は、入力顔画像データの反射正面像を複数の反射正面像データ14aと照合した照合結果のうち、照合結果が示す一致度が閾値を超え、かつ、一致度が最大となる反射正面像データ14aが存在するか否かを判定することで、認証の成否を判定する(ステップS207)。
認証処理部24は、一致度が閾値を超える反射正面像データ14aが存在しない場合、若しくは一致度が最大となる反射正面像データ14aが特定できない場合には(ステップS207;No)、認証失敗と判定し、「登録されていません」等を入館者Piに報知処理して(ステップS210)、処理を終了する。
一方、照合結果が示す一致度が閾値を超え、かつ、一致度が最大となる反射正面像データ14aが存在するならば、認証処理部24は認証成功と判定し(ステップS207;Yes)、ドア開閉制御部17eは、ドア開放指示信号を出力して出入口ドア100の開放を行う(ステップS208)。その後、入退記録処理部17fは、入退記録データ14dを更新して(ステップS209)、処理を終了する。
本実施例2において、退館者Poの認証に関しては実施例1と同様であるので、説明を省略する。
上述してきたように、本実施例2では、入館者Piの反射正面像から疑似反射側面像を生成し、疑似反射側面像を撮像により得られた反射側面像と比較することで、反射正面像と反射側面像が同一人物の像であるか否かを判定する。そして、同一人物の像であると判定した場合に参照画像データとの1対多照合(1:N)を行うので、処理負荷を抑制しつつ、高精度な認証が可能となる。
本実施例2では、疑似反射側面像と反射側面像とを比較して同一人物であると判定した場合に、反射正面像を入力顔画像データとして記憶部14に記憶された反射正面像データ14aと照合する場合について説明を行なったが、疑似反射側面像と反射側面像とを比較して同一人物であると判定した場合に、反射側面像を入力顔画像データとして記憶部14に記憶した反射側面像データと比較するように構成してもよい。この場合には、記憶部14には、参照顔画像データとして反射側面像を登録しておくこととなる。
なお、上記実施例1及び2では、反射正面像及び反射側面像に関して、参照顔画像データを検索し、最も相関度が高い参照顔画像を選択して照合して認証を行う場合について説明したが、認証時に年齢及び性別を推定する既存技術を補助的に用いてもよい。
具体的には、参照顔画像データに年齢及び性別を関連付けて登録しておき、認証時には入力顔画像データから年齢及び性別を推定して、参照顔画像データに関連付けられた年齢及び性別と不一致である場合には、該参照顔画像データを照合対象外とする、若しくは照合結果の値を下降補正することにより、年齢及び性別を加味して認証精度を向上することができる。
また、上記実施例1及び2では、入場時に通過可否を判定し、退場時には通過可否を判定しない構成を例に説明を行なったが、退場時にも通過可否を判定することとしてもよい。また、退場時に通過可否を判定し、入場時には通過可否を判定しないこととしてもよい。退場時に選択的に通過可否を判定する構成は、例えば、会員限定の催事場において、入場時には自由に入場できるようにし、退場時に登録された会員であるか否かを判定して、会員でない場合には会員登録を促す場合等に好適である。
また、上記実施例1及び2では、集合住宅に本発明を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、入退場を管理する任意のケースで適用可能である。
以上のように、本発明に係る入退管理装置及び入退管理方法は、入場時及び退場時の顔撮像時における認証対象者の抵抗感や拒否感を低減しつつ、第三者の成りすましを効率良く防止することに適している。
10、20 入退管理装置
11 カメラ
12 表示操作部
14 記憶部
14a 反射正面像データ
14b 反射側面像データ
14c 直射正面像データ
14d 入退記録データ
15 管理コンソール部
17 制御部
17a 顔画像検出処理部
17b、21 登録処理部
17c、23 顔照合処理部
17d、24 認証処理部
17e ドア開閉制御部
17f 入退記録処理部
18 認証サーバ
19 管理センタ
22 顔画像変換処理部
31a 反射側面像
31b 反射正面像
31c 直射正面像
41a 反射側面像
41b 反射正面像
51 疑似反射側面像
100 出入口ドア
101a、101b 鏡
102 天井
Pi 入館者
Po 退館者

Claims (8)

  1. 対象者の画像を認証して入退場を管理する入退管理装置であって、
    予め登録された登録者の画像を参照画像として記憶する記憶手段と、
    前記対象者を異なる角度から映す複数の鏡面を撮像範囲に含む撮像手段と、
    前記複数の鏡面上に形成された前記対象者の複数の反射像と、前記記憶手段に記憶された参照画像とを比較して入場及び/又は退場の可否を判定する判定手段と
    を備えたことを特徴とする入退管理装置。
  2. 前記撮像手段は、入場前の前記対象者を異なる角度から映す複数の鏡面を撮像し、
    前記判定手段は、前記複数の鏡面上に形成された前記対象者の複数の反射像を、前記記憶手段に記憶された参照画像と比較して前記対象者の入場を許可するか否かを判定し、
    前記判定手段により前記対象者の入場を許可する判定が行なわれた場合に扉を開放制御する扉制御手段をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の入退管理装置。
  3. 前記撮像手段は、前記対象者が退場時に通過する所定位置を前記撮像範囲に含み、
    前記判定手段は、前記対象者が前記登録者であるか否かを判定し、
    前記判定手段により前記対象者が前記登録者であると判定した場合に、前記登録者の入退場履歴を更新する履歴更新手段をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の入退管理装置。
  4. 前記判定手段は、前記複数の鏡面上に形成された第1の反射像を前記参照画像と比較する第1の比較処理と、前記第1の反射像とは異なる角度から前記対象者を映した第2の反射像を前記参照画像と比較する第2の比較処理とを行ない、前記第1の比較処理の結果と前記第2の比較処理の結果とが一致した場合に、前記対象者が正規の登録者であると判定することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の入退管理装置。
  5. 前記判定手段は、前記第1の比較処理の結果と前記第2の比較処理の結果とが一致しない場合に、前記対象者が不正を行なっている可能性があると判定し、
    前記判定手段により前記対象者が不正を行なっている可能性があると判定された場合に、警報出力を行なう警報手段をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項4に記載の入退管理装置。
  6. 前記判定手段は、前記複数の鏡面上に形成された第1の反射像を加工して得られた加工反射像と、前記第1の反射像とは異なる角度から前記対象者を映した第2の反射像とを比較し、該比較の結果、前記加工反射像と前記第2の反射像とが同一人物の像であると判定した場合には、前記第1又は前記第2の反射像を前記参照画像と比較して、前記対象者が前記登録者であるか否かを判定することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の入退管理装置。
  7. 前記判定手段により、前記加工反射像と前記第2の反射像とが同一人物の像でないと判定された場合に、警報出力を行なう警報手段をさらに備えたことを特徴とする請求項6に記載の入退管理装置。
  8. 対象者の画像を認証して入退場を管理する入退管理方法であって、
    登録者の画像を参照画像として記憶部に登録する登録ステップと、
    前記対象者を異なる角度から映す複数の鏡面を撮像範囲に含んで撮像を行なう撮像ステップと、
    前記複数の鏡面上に形成された前記対象者の複数の反射像と、前記記憶部に登録された参照画像とを比較して入場及び/又は退場の可否を判定する判定ステップと
    を含んだことを特徴とする入退管理方法。
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