JP2014106418A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 濃度補正パターン及び色ずれ補正パターンを中間転写ベルト上に形成した際に、色ずれ補正パターン又は濃度補正パターンの検出が正常にできなくなると、画像キャリブレーションを実行する際に、正常に検出できないパターンの形成に使用されたトナーが無駄になってしまう可能性があった。
【解決手段】 第1の検出パターンを検出するための第1の検出手段と、第2の検出パターンを検出するための第2の検出手段と、第1の検出手段及び前記第2の検出手段の動作の確認を行う確認手段と、を備え、確認手段によって確認された結果に基づき、第1の検出パターン及び、又は第2の検出パターンを形成するか否かを制御する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、主に、電子写真方式又は静電記録方式の複写機、プリンタ等の画像形成装置に関する。特に、画像形成装置に形成された各色の現像剤像の色味と位置の検出制御に関する。
複数の感光体を備えたカラー画像形成装置は、感光体の機械的取り付け誤差や、各色に対するレーザ光の光路長誤差や光路変化等により、各色の画像間の色ずれが発生する。また、使用環境や印刷枚数等の諸条件によって各色の画像濃度が変動し、カラーバランス、つまり、色味が変動する。そこで、画像形成装置においては、各色の画像間の色ずれ補正と濃度補正を行っている。
これらの濃度補正制御や色ずれ補正制御の画像補正制御(以下、画像キャリブレーションとも呼ぶ)を実行するためには、画像キャリブレーション実行時に記録材への画像形成動作を一旦保留する、或いは停止させなければならない。よって、画像キャリブレーションの実行時間の短縮化を図り、ダウンタイムを抑制してユーザビリティの向上が望まれている。そこで、特許文献1や特許文献2では、濃度補正用パターン及び色ずれ補正用パターンを無端状ベルトである中間転写ベルト1周以内に配置することにより、濃度補正制御と色ずれ補正制御とを同時に行い、画像キャリブレーションの実行時間の短縮化を行うことを提案している。
特開2007−086641 特開2009−282349
しかしながら、画像キャリブレーションの実行時間の短縮化を図るために、濃度補正用パターン及び色ずれ補正用パターンを中間転写ベルト上に形成した際に、例えば光学センサの故障や、光学センサや中間転写ベルトの劣化や汚れ等によって、色ずれ補正パターン又は濃度補正パターンの検出が正常にできなくなることがある。そのような状況において、画像キャリブレーションを実行する際に、正常に検出できないパターンの形成に使用されたトナーが無駄になってしまう可能性があるという課題があった。
本出願に係る発明は、上記のような状況に鑑みなされたものであり、色ずれ補正パターン又は濃度補正パターンのいずれかが正常に検出されない状況において、適切な画像キャリブレーションを行うことを目的とする。
上記目的を達成するために、複数の色の現像剤像の相対的な色ずれ量を検出するための第1の検出パターンと、前記複数の色のそれぞれの濃度を検出するための第2の検出パターンを連続して像担持体に形成して色ずれ及び濃度の補正制御を行う画像形成装置であって、前記第1の検出パターンを検出するための第1の検出手段と、前記第2の検出パターンを検出するための第2の検出手段と、前記第1の検出手段及び前記第2の検出手段の動作の確認を行う確認手段と、を備え、前記確認手段によって確認された結果に基づき、前記第1の検出パターン及び、又は前記第2の検出パターンを形成するか否かを制御することを特徴とする。
本発明の構成によれば、色ずれ補正パターン又は濃度補正パターンのいずれかが正常に検出されない状況において、適切な画像キャリブレーションを行うことが可能となる。
画像形成装置の概略構成図 センサユニットの概略構成図 センサユニットの概略構成図 反射光量検出回路を示した図 色ずれ補正用パターンと濃度補正用パターンを示した図 濃度補正用パターンの詳細を示した図 色ずれ補正パターンの詳細を示した図 色ずれ補正パターンを検出した際の出力波形 画像キャリブレーション制御を示したフローチャート センサの状態とキャリブレーションの実行関係を示した表 色ずれ補正用パターンのみを形成した状態を示した図 濃度補正用パターンのみを形成した状態を示した図 画像形成装置において発生する代表的な色ずれ状態の例を示した図 センサの状態とキャリブレーションの実行関係を示した表
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組合せの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
(第1の実施形態)
[画像形成装置の説明]
図1は、画像形成装置201の概略構成図である。図1に示す画像形成装置は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色の画像を重ね合わせてカラー画像を形成する。なお、図1において、参照符号にy、m、c、kの文字を付与している構成要素は、それぞれ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー像を中間転写ベルト219に形成するための部材である。なお、以下の説明において色を区別する必要がない場合には、文字y、m、c、kを除いた参照符号を使用する。
画像形成装置201は、ホストコンピュータ202から画像データ203を受け取ると、コントローラ204において、画像データ203から所望の信号形式のビデオ信号を生成する。エンジン制御部206は、CPU209等の演算処理部を備えており、コントローラ204が生成したビデオ信号を走査部210に出力する。ビデオ信号は、走査部210の、レーザダイオードといった光源211を駆動するために使用される。光源211は、ビデオ信号に基づき、回転する各感光体としての感光ドラム215を走査して各感光ドラム215に静電潜像を形成するためのレーザビームを出射する。感光ドラム215は、帯電部216により所望の電位に帯電されており、レーザビームの照射により表面電位を変化させることで、その表面に静電潜像が形成される。 現像部217は対応する色の現像剤であるトナーを有し、対応する感光ドラム215の静電潜像にトナーを供給し、これにより感光ドラム215に現像剤像であるトナー像が形成される。感光ドラム215に形成されたトナー像は、一次転写部218が印加するバイアスにより、無端状ベルトである中間転写ベルト219に転写される。各感光ドラム215に形成されたトナー像を重ね合わせて像担持体である中間転写ベルト219に転写することでカラー画像が形成される。なお、中間転写ベルト219は、駆動ローラ226により回転制御される。二次転写ローラ223は、カセット220から給紙ローラ222によってピックアップされ、搬送経路を搬送される記録材221に、中間転写ベルト219のトナー像を転写する。記録材221のトナー像は、定着部224において、熱及び圧力により定着される。本実施形態においては、中間転写ベルト219に形成された位置ずれ補正及び濃度補正のための補正パターンを検出するセンサ部225が設けられている。センサ部225による検出結果は、CPU209に送られ、基準色に対する他の色の位置の補正や、濃度の補正に使用される。なお、本実施形態において、補正パターンを形成する像担持体を中間転写ベルト219とするが、他の像担持体に補正パターンを形成して補正する構成とすることもできる。
[光学センサの構成]
図2に画像キャリブレーション用センサユニット225の概略構成図を示す。画像キャリブレーション用センサユニット225は、中間転写ベルト219に対向する位置に配置されており、中間転写ベルト219の表面の移動方向に直交する方向の左右に光学センサ301及び302が配置されるようになっている。光学センサ301は、中間転写ベルト219に対して照射角度が15°になるように配置された発光部としての発光素子303aと、受光角度が15°になるように配置された第1の受光部としての正反射光検出センサ304aと、受光角度が45°になるように配置された第1の受光部としての乱反射光検出センサ304bからなる。光学センサ302は、中間転写ベルト219に対して照射角度が15°になるように配置された発光部としての発光素子303bと、受光角度が45°になるように配置された第2の受光部としての乱反射光検出センサ304cからなる。図2においては2つのセンサを設けているが3つ以上設けてもよい。また、色ずれの検出は、2つ以上のセンサを使用して行い、濃度の検出は1つ以上のセンサを使用して行う。
中間転写ベルト219や画像キャリブレーション用パターンからの反射光には鏡面反射(以下、正反射とも呼ぶ)成分と拡散反射(以下、乱反射とも呼ぶ)成分が含まれている。正反射光検出センサ304aでは、正反射光と乱反射光の両方を検出し、乱反射光検出センサ304b、及び乱反射光検出センサ304cでは乱反射光のみを検出する。発光素子303a、303bから出射された赤外光は、中間転写ベルト219や、中間転写ベルト219上の各色の画像キャリブレーション用パターン305に照射され反射される。中間転写ベルト219や、画像キャリブレーション用パターン305からの反射光量を受光素子である正反射光検出センサ304a、乱反射光検出センサ304b、乱反射光検出センサ304cにより検出する。なお、色ずれ補正用の光学センサは、図2に示す乱反射光検出センサを例として説明したが、図3に示すように正反射を検出する正反射光検出センサを第2の受光部としてもよい。
図4は、反射光量検出回路を示した図である。中間転写ベルト219や、画像キャリブレーション用パターン305からの反射光は、正反射光検出センサ304a、乱反射光検出センサ304b、乱反射光検出センサ304cで受光される。受光された反射光の光量に応じた光電流が抵抗1205に流れることにより、光電変換されてアナログ出力信号Vaoutとして検出される。アナログ出力信号VaoutがCPUなどの演算装置に入力されることにより反射光量を検出することができる。また、検出したアナログ出力信号Vaoutは、コンパレータ1208等を用いてデジタル出力信号Vdoutに変換し、デジタル出力信号がCPUに入力されることにより、画像キャリブレーション用パターンの検出タイミングを検出することができる。
[画像キャリブレーション用パターン]
図5に色ずれ補正と濃度補正を同一のシーケンスで行うために、色ずれ補正用パターンと濃度補正用パターンを連続して中間転写ベルトの1周に形成した画像キャリブレーション用パターンを示す。夫々の色ずれ補正パターンと濃度補正用パターンは、中間転写ベルト219が図中の矢印方向に搬送された際に、光学センサ301又は光学センサ302で検出可能な位置に形成される。501a、501bは第2の検出パターンとしての濃度補正用のパターンであり、502a、502b、503c、504dは夫々の相対的な色ずれ量を補正するための第1の検出パターンとしての色ずれ補正用のパターンである。
図6に濃度補正用パターン501a、501bの詳細を示す。濃度補正用パターンは、マゼンタDM11〜DM14、ブラックDK11〜DK14、シアンDC11〜DC14、イエローDY11〜DY14の各色のパターンからなる。夫々のパターンは、例えばマゼンタであれば、DM11が最も濃度が薄く、DM14になるにつれて濃度が濃くなるように4階調の濃度差を有したパターンとなっている。他の色についても同様である。なお、ここで示した4階調は一例であり、検出精度に応じて何階調のパッチを形成するかは適宜設定することができる。
濃度補正制御は、発光素子303aを発光させ、濃度補正用パターンからの正反射光を正反射光検出センサ304aで、乱反射光を乱反射光検出センサ304bで検出する。検出した正反射光の出力及び乱反射光の出力を用いて、正反射光の出力から乱反射成分を差し引いた、正味の正反射光の出力を演算で求める。そして、演算で求められた正味の正反射光の出力の特性が、画像濃度を制御するための現像バイアス設定値に対して、所望の画像濃度の入出力特性(γ特性)を有しているかを比較する。比較結果に応じて、正反射光の出力の特性が所望の入力特性となるように濃度補正を行うことにより、入力特性に対する出力特性のずれを補正することができる。
次に、図7に色ずれ補正用パターン502a、502b、503c、504dの詳細を示す。色ずれ補正パターンは記録材221の主走査方向と副走査方向の色ずれ量を検出するためのパターンである。色ずれ補正パターンは、検出色であるマゼンタRM11〜RM41、シアンRC11〜RC41、ブラックRK11〜RK41と、基準色であるイエローRY11〜RY42の各色のパターンからなる。
図8に色ずれ補正パターンを検出した際の出力波形を示す。色ずれ補正制御は、発光素子303a、303bを発光させ、色ずれ補正用パターンからの乱反射出力を乱反射光検出センサ304b,304cで検出することで行う。検出した乱反射出力Vaoutは、コンパレータ等を用いてデジタル出力信号Vdoutに変換され、デジタル信号の立ち上がりタイミング、立ち下がりタイミングから、基準色に対する検出色の遅延時間を求め、基準色に対する検出色の色ずれ量を算出する。図8に示すように、イエローとブラック間の色ずれ量は、Yパターン1301およびBkパターン1302の乱反射出力の立ち上がり、立ち下がりタイミングを検出し、Yパターンのパターン中心位置AおよびBkパターンのパターン中心位置Bの差分時間Δtから両色間の色ずれ量を算出する。同様の方法で各色間の主走査方向、副走査方向の色ずれ量を検出し、色ずれ量に応じて露光タイミングを制御する等を行うことにより、各色間の主走査方向及び副走査方向に関する色ずれ補正を行うことができる。
なお、図5に示した画像キャリブレーション用パターンは一例であり、中間転写ベルト219の周長や、中間転写ベルト219の搬送速度、中間転写ベルト219の搬送方向における感光ドラムの配置間隔、感光ドラムの周長等の条件に応じて、適切な長さや間隔や個数に設定することができる。
[画像キャリブレーション制御シーケンス]
図9は本実施形態における画像キャリブレーション制御を示したフローチャートである。S1401において、CPU209はコントローラ204から画像キャリブレーションコマンドを受信すると、画像キャリブレーション制御を開始する。S1402において、CPU209は発光素子303a、303bを消灯している状態で、正反射光検出センサ304a、乱反射光検出センサ304b、304cの出力電圧(暗電圧Vdark)を測定し、センサが正常に動作しているかを確認するために暗電圧故障の検出を行う。この、故障検出が確認手段による故障の確認ということができる。暗電圧故障検出を行った結果、出力電圧が所定の基準値Vdark1より大きいか否かを判別する。
出力電圧が基準値Vdark1より大きい場合には、暗電圧異常と判断し、S1409において、CPU209は複数のセンサのいずれが故障状態となっているかに応じたキャリブレーション制御の実行可否を判定する。故障しているセンサとキャリブレーション実行との関係は、図10に示す。センサが故障状態である、つまり暗電圧が高い状態のセンサで濃度補正制御、色ずれ補正制御を実施するとSN比が低くなるため、濃度補正制御および色ずれ補正制御の精度が低下する。よって、故障したセンサの組合せに応じて、図10に示すように色ずれ補正制御するのか濃度補正制御を実行するのか判断することで、センサの状態に応じた適切なキャリブレーションができ、トナーの無駄な消費を抑制することができる。
出力電圧が基準値Vdark1より小さい場合には、センサは正常であると判断し、S1403に進む。S1403において、CPU209は発光素子303a、303bを所定の光量で発光させて光学センサの光量を安定化させる。光量が安定したところで、正反射光検出センサ304a、乱反射光検出センサ304b、304cの出力電圧(LED点灯時電圧測定Von)を測定し、センサが正常に動作しているかを確認するために正反射光の出力値と乱反射光の出力値の検出を行う。このときの発光素子の発光光量は、例えば、色ずれ補正制御実行時の発光光量、又は出力可能な最大光量とする。LED点灯時出力電圧測定を行った結果、出力電圧が所定の第1の基準値としての基準値Von1より大きく第2の基準値としての基準値Von2より小さい範囲内にあるか否かを判断する。
出力電圧が基準値Von1より大きく基準値Von2より小さい範囲内にない場合には、LED点灯時出力電圧異常と判断し、S1410において、CPU209は複数のセンサのいずれが故障状態となっているかに応じたキャリブレーション制御の実行可否を判定する。故障しているセンサとキャリブレーション実行との関係は、図10に示す。センサが故障状態である、つまり明電圧が高い状態のセンサで濃度補正制御、色ずれ補正制御を実施するとSN比が低くなるため、濃度補正および色ずれ補正の精度が低下する。よって、故障したセンサの組合せに応じて、図10に示すように色ずれ補正制御するのか濃度補正制御を実行するのか判断することで、センサの状態に応じた適切なキャリブレーションができ、トナーの無駄な消費を抑制することができる。
出力電圧が基準値Von1より大きく基準値Von2より小さい範囲内にある場合には、センサは正常であると判断し、S1404に進む。S1404において、CPU209は中間転写ベルトの駆動を開始させ、濃度補正制御に用いる中間転写ベルト表面の乱反射光の出力値及び正反射光の出力値を中間転写ベルト一周分検出する。検出した値は、逐次CPU209内のRAMに格納する。
ステップS1405で、CPU209は画像キャリブレーション用パターンを中間転写ベルト上に形成させる。この際、先のS1402、S1403でセンサの故障を判断した結果に応じて、形成する補正用パターンを選択する。以下に、図10から一例を挙げて、どのような状態のときにどの補正用パターンを形成するかについて説明する。例えば、濃度補正制御に用いる正反射光検出センサ304aのみ故障したと判断した場合には、濃度補正用のパターンを形成しても濃度補正制御を実施することができないため、図11に示すように、色ずれ補正パターンのみを形成し、色ずれ補正制御のみ実施する。また、色ずれ補正制御に用いる乱反射光検出センサ304b又は304cが故障したと判断した場合には、色ずれ補正パターンを形成しても色ずれ補正制御を実施することができないため、図12に示すように、濃度補正パターンのみを形成し、濃度補正制御のみ実施する。
S1406において、CPU209は中間転写ベルト上に形成された濃度補正パターンからの乱反射光の出力値、正反射光の出力値、及び又は色ずれ補正パターンからの乱反射光の出力値を検出する。S1407において、CPU209はS1404で検出した中間転写ベルト表面の乱反射光の出力値及び正反射光の出力値と、S1406で検出した濃度補正パターンからの乱反射光の出力値、正反射光の出力値を用いて、濃度補正値を算出する。また、S1406で検出した色ずれ補正パターンからの乱反射光の出力値を用いて、色ずれ補正値を算出する。算出した濃度補正値、及び又は色ずれ補正値に基づき、濃度補正及び又は色ずれ補正を行う。S1408において、CPU209は、中間転写ベルト上の画像キャリブレーション用パターンをクリーニングして画像キャリブレーションを完了する。
このように、濃度補正用パターン及び色ずれ補正用パターンを中間転写ベルト上に形成して、濃度補正制御と色ずれ補正制御を行う場合において、画像キャリブレーション開始時に検出センサの状態をチェックすることで、現状のセンサの状況に応じて、適切な補正用パターンを形成することができる。これにより、色ずれ補正パターン又は濃度補正パターンのいずれかが正常に検出されない状況においても、適切な補正パターンを形成することで、検出されない無駄なトナーの発生を抑制することができる。
(第2の実施形態)
本実施形態においては、センサの故障を判断した結果に応じて、形成する補正用パターンを先の第1の実施形態より細かく設定する方法について説明する。なお、先の第1の実施形態と同様の構成については、ここでの説明は省略する。
図13に、画像形成装置において発生する代表的な色ずれ状態の例について示す。1001は色ずれが発生していない状態の画像位置を、1002a〜1002dは色ずれが発生している状態の画像位置を示している。図13(a)は、主走査方向に書き出し位置がずれて色ずれが発生している状態であり、1002aは主走査色ずれが発生した画像位置となる。図13(b)は、主走査方向に倍率色ずれが発生している状態であり、1002bは倍率色ずれが発生した画像位置となる。図13(c)は、副走査方向に書き出し位置がずれて色ずれが発生している状態であり、1002cは副走査色ずれが発生した画像位置となる。図13(d)は、副走査方向に傾きずれが発生している状態であり、1002dは傾き色ずれが発生した画像位置となる。
[画像キャリブレーション制御シーケンス]
画像キャリブレーション制御シーケンスは、先の図9のフローチャートと同様であるため、ここでの詳しい説明は省略する。本実施形態においては、先の図10で示した故障しているセンサとキャリブレーション実行との関係が異なる。この点について説明する。
図14は、本実施形態における故障しているセンサとキャリブレーション実行との関係を示した表である。濃度補正パターンを形成するか否かは、先の図10と同様であるため、ここでの説明は省略する。ここでは、色ずれ補正パターンの形成方法に差異があるため、この点について説明する。
色ずれ制御に用いる乱反射光検出センサ304b及び304cがともに正常だった場合には、通常どおり2つのセンサのいずれかで検出できる位置に色ずれ補正用パターンを形成し、色ずれ補正を行う。これを、色ずれ補正制御1とする。色ずれ補正制御1を行うことにより、図13に示す(a)の主走査方向の書き出し位置の色ずれ補正、(b)の主走査方向の倍率色ずれ補正、(c)の副走査方向の書き出し位置の色ずれ補正、(d)の副走査方向傾きの色ずれ補正を補正することができる。また、さらに、副走査方向の曲がりの色ずれも補正することができる。
一方、色ずれ制御に用いる乱反射光検出センサ304b及び304cの一方が故障していると判断した場合には、正常な乱反射光検出センサのみを使用して色ずれ補正制御を行う。つまり、正常なセンサで検出できる位置のみに色ずれ補正用パターンを形成し、色ずれ補正を行う。これを、色ずれ補正制御2とする。色ずれ補正制御2を行うことにより、図13に示す(a)の主走査方向の書き出し位置の色ずれ補正、(c)の副走査方向の書き出し位置の色ずれ補正を補正することができる。(b)の主走査方向の倍率色ずれ補正、(d)の副走査方向の傾きの色ずれ補正は行わない。また、一方、色ずれ制御に用いる乱反射光検出センサ304b及び304cの両方が故障していると判断した場合には、色ずれ補正パターンの形成は行わない。
このように、濃度補正用パターン及び色ずれ補正用パターンを中間転写ベルト上に形成して、濃度補正制御と色ずれ補正制御を行う場合において、画像キャリブレーション開始時に検出センサの状態をチェックすることで、現状のセンサの状況に応じて、適切な補正用パターンを形成することができる。また、そのセンサの故障の状況に応じて、正常なセンサで検出した検出結果をもって、できる限りキャリブレーションを行うことで、検出されない無駄なトナーの発生を抑制するとともに、キャリブレーションに係るダウンタイムを無駄にすることも抑制できる。
301、302 光学センサ
501a、501b 濃度補正パターン
502a、505b、505c、505d 色ずれ補正パターン

Claims (7)

  1. 複数の色の現像剤像の相対的な色ずれ量を検出するための第1の検出パターンと、前記複数の色のそれぞれの濃度を検出するための第2の検出パターンを連続して像担持体に形成して色ずれ及び濃度の補正制御を行う画像形成装置であって、
    前記第1の検出パターンを検出するための第1の検出手段と、
    前記第2の検出パターンを検出するための第2の検出手段と、
    前記第1の検出手段及び前記第2の検出手段の動作の確認を行う確認手段と、を備え、
    前記確認手段によって確認された結果に基づき、前記第1の検出パターン及び、又は前記第2の検出パターンを形成するか否かを制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記確認手段は、前記第1の検出手段及び前記第2の検出手段の故障状態を確認することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記確認手段により前記第1の検出手段が故障していると確認されると、前記第1の検出パターンを形成しないことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記確認手段により前記第2の検出手段が故障していると確認されると、前記第2の検出パターンを形成しないことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2の検出手段は、発光部と、発光部から発光された光を受光する第1の受光部及び第2の受光部からなり、
    前記確認手段により、前記第1の受光部又は前記第2の受光部のいずれかが故障であると確認されると、故障でない受光部により検出可能な位置に前記第2の検出パターンを形成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記確認手段は、前記検出パターンが形成されていない状態で発光部より光を発光されていない状態において前記第1の検出手段及び、又は前記第2の検出手段により検出された出力値が基準値よりも高い場合は、前記第1の検出手段及び、又は前記第2の検出手段が異常であると判断することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記確認手段は、前記検出パターンが形成されていない状態で発光部より光が発光されている状態において前記第1の検出手段及び、又は前記第2の検出手段により検出された出力値が、第1の基準値より大きく、前記第1の基準値より大きい第2の基準値より小さい範囲にない場合は、前記第1の検出手段及び、又は前記第2の検出手段が異常であると判断することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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JP2019185019A (ja) * 2018-03-30 2019-10-24 キヤノン株式会社 画像形成装置
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