JP2014106201A - 放射線撮像装置、及び放射線撮像システム - Google Patents

放射線撮像装置、及び放射線撮像システム Download PDF

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Abstract

【課題】基台に固定された複数の撮像基板上にシンチレータが形成された放射線検出装置において、複数の基板間から侵入し得る水分に対して耐性の高い放射線検出装置を提供する。
【解決手段】放射線撮像装置100は、光電変換素子132,133を含む複数の撮像基板130が基台140に固定された撮像パネル120と、アルカリハライド系柱状結晶のシンチレータ層111を含み、撮像パネル120に重ねて設けられるシンチレータ部110と、少なくとも複数の撮像基板130の間において、基台140とシンチレータ層111との間に設けられる防湿層170とを有し、防湿層170の水蒸気透過度が10g/(m2・day)以下である。
【選択図】図3

Description

本発明は、放射線を検出する放射線撮像装置及び放射線撮像システムに関する。特に、医療画像診断装置や分析装置等に用いられる放射線撮像装置及び放射線撮像システムに関する。
近年、40cm×40cm程度の大面積の放射線撮像装置が開発されている。このような大面積の放射線撮像装置を実現するために、特許文献1及び特許文献2には、光電変換素子を有する複数の撮像基板が並べられて1つの撮像面を形成する構成が開示されている。また、これらの文献には、複数の撮像基板上と複数の撮像基板間にポリイミド膜が形成され、ポリイミド膜上にアルカリハライド系の柱状結晶のシンチレータが蒸着形成される構成が開示されている。
特開2002−048872号公報 特開2000−131444号公報
特許文献1及び特許文献2に記載の放射線撮像装置においては、複数の撮像基板は接続部材を介して基台上に固定されており、複数の撮像基板上と複数の基板間に平坦化層としてポリイミド膜が配置されている。このような構成であると、接続部材を介して撮像基板と基台の間から水分が侵入した場合には、その水分が撮像基板間にも侵入することがある。ポリイミド膜では水分の侵入を十分低減できないため、水分によるシンチレータの潮解や特性劣化が発生する。そこで、本発明は、基台に固定された複数の撮像基板上にシンチレータが形成された放射線検出装置において、複数の撮像基板の間から侵入し得る水分に対して耐性を高くすることを目的とする。
上記課題に鑑みて、本発明は、光電変換素子を含む複数の撮像基板が基台に固定された撮像パネルと、アルカリハライド系柱状結晶のシンチレータ層を含み、前記撮像パネルに重ねて設けられるシンチレータ部と、少なくとも前記複数の撮像基板の間において、前記基台と前記シンチレータ層との間に設けられる防湿層と、を有し、前記防湿層の水蒸気透過度が10g/(m2・day)以下であることを特徴とする。
本発明によれば、複数の撮像基板の間から侵入し得る水分に対して耐性の高い放射線検出装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る放射線撮像装置の概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係る撮像基板間の平面図である。 本発明の第1実施形態に係る撮像基板間の断面図である。 本発明の第1実施形態に係る放射線撮像装置の端部の断面図である。 防湿層としての材料評価結果を示す表である。 本発明の第1実施形態に係る撮像基板間の断面図である。 本発明の第2実施形態に係る撮像基板間の断面図である。 本発明の第2実施形態に係る撮像基板間の断面図である。 本発明の放射線撮像装置の放射線撮像システムの構成の一例を模式的に示す概略構成図である。
添付の図面を参照しつつ、本発明の実施形態について以下に説明する。各実施形態を通じて共通する構成には、同一の参照符号を付して重複する説明を省略する。以下では、本発明の各実施形態が、医療画像診断装置、分析装置等に用いられる放射線撮像装置に適用される例を用いて説明する。本発明において、光は可視光及び赤外線を含み、放射線はX線、α線、β線及びγ線を含む。
(第1実施形態)
図1を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係る放射線撮像装置100の概略構成例を説明する。図1は、第1実施形態にかかる放射線撮像装置100の概略構成を示す分解斜視図である。図中の矢印Xは、放射線撮像装置100に入射する放射線を模式的に示す。説明の便宜上、放射線Xが入射する側を、放射線撮像装置100の上側(上層側)とする。放射線撮像装置100は、シンチレータ部110と撮像パネル120とを備える。図1において、説明のためにシンチレータ部110と撮像パネル120とを離して描いているが、実際には後述するようにシンチレータ部110と撮像パネル120とは重なって配置される。
撮像パネル120は、基台140と複数の撮像基板130とを有している。複数の撮像基板130は、全体で1つの撮像面を形成するように並べて配置される。そして、複数の撮像基板130は、後述する接続部材160(図1では省略)を介してそれぞれ基台140に固定される。
撮像基板130は、マトリクス状に配置された複数の光電変換素子132,133を有し、光電変換素子132,133によって光を検出して電気信号に変換する。光電変換素子132,133としては、例えば、結晶シリコンを用いたCMOSセンサ、非晶質シリコンを用いたPIN型センサやMIS型センサを用いることができる。なお、撮像基板130は、光を検出して電気信号に変換できる既存の構成を用いればよく、公知の各種撮像基板が適用される。したがって、撮像基板130の詳細な説明は省略する。
外部の放射線源から被検体に向けて曝射された放射線Xは、被検体を透過して減衰した後、シンチレータ部110に入射する。シンチレータ部110は、この放射線Xを、光電変換素子132,133により検出可能な波長の光(例えば可視光)に変換する。シンチレータ部110で変換された光は、撮像基板130に入射する。撮像基板130の光電変換素子132,133は、入射した光を電気信号に変換する。これにより、この電気信号に基づいた画像が生成される。また、放射線撮像装置100は、この動作を繰り返すことで、動画像を得ることもできる。
続いて、図2の平面図を参照しつつ、放射線撮像装置100の撮像基板130の画素131の配置例を説明する。図2は、画素131の配置例を模式的に示す平面図である。図2に示すように、それぞれの撮像基板130は、複数の画素131を有する。なお、図2では、説明のために画素131の輪郭を実線で示しているが、実際の装置においては、この輪郭は人間の肉眼では見えないことがある。そして、それぞれの画素131は、光電変換素子132,133を有する。図2では、撮像基板130の外周部分に位置する画素131、すなわち撮像基板130の縁に接する画素131の光電変換素子に符号「132」を付して示し、それ以外の画素131の光電変換素子に符号「133」を付して示す。図2に示すように、隣接する撮像基板130の間には隙間が生じる。このため、撮像基板130の縁に設けられる画素131の光電変換素子132の面積を、その他の光電変換素子133の面積よりも小さくする。このような構成によれば、複数の撮像基板130を並べて配置して1つの撮像面を形成する場合に、撮像面全体で画素ピッチPを等しくできる。したがって、放射線撮像装置100により取得される画像の歪み等を軽減することが可能となる。
続いて、図3と図4の断面図を参照しつつ、放射線撮像装置100の詳細な構造例を説明する。図3は、放射線撮像装置100のうち、隣り合う撮像基板130の境界近傍の構造を抜き出して模式的に示した断面図である。図4は、放射線撮像装置100の端部の構造を模式的に示す断面図である。
図3と図4に示すように、複数の撮像基板130は、粘着剤または接着剤などの接続部材160によって基台140に固定される。また、撮像基板130上及び撮像基板130間には、防湿層170が形成される。防湿層170は、水蒸気透過度が10g/(m2・day)以下の構成が適用される。そして、防湿層170により、複数の撮像基板130の表面が平坦化されている。
防湿層170の上層にはシンチレータ層111が設けられ、さらにシンチレータ層111の上層には、シンチレータ保護層112が形成される。このように、放射線撮像装置100には、シンチレータ層111とシンチレータ保護層112とからなるシンチレータ部110が形成される。シンチレータ層111は、アルカリハライド系柱状結晶により形成される。具体的にはたとえば、シンチレータ層111は、Tl(タリウム)をドープした柱状のCsI(ヨウ化セシウム)であり、蒸着によって形成される。
なお、図4に示すように、シンチレータ保護層112は、放射線撮像装置100の端部において、シンチレータ層111の上層から基台140の上面に跨るように形成される。すなわち、シンチレータ層111は、防湿層170とシンチレータ保護層112とにより覆われている。このように、シンチレータ保護層112は、放射線撮像装置100の端部からの水分侵入を防止している。
ここで、防湿層170の実施例について説明する。前述のとおり、防湿層170は、水蒸気透過度が10g/(m2・day)以下である。JISのK7129_1に規定される厚さ100μmあたりの水蒸気透過度が10g/(m2・day)以下の材料としては、エポキシ樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリプロピレン樹脂、ウレタン樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂等が挙げられる。更に、防湿層170は、JISのK7129_1に規定される厚さ100μmあたりの水蒸気透過度が1g/(m2・day)以下であってもよい。このような材料の具体例としては、たとえば、ポリパラキシレン樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、アラミド樹脂、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜等が挙げられる。防湿層170の水蒸気透過度は、(JISのK7129_1に規定される厚さ100μmあたりの水蒸気透過度)×(100μm/防湿層170の膜厚(μm))で得られる。
防湿層170として好適な防湿材料を選定するため、シンチレータ層111を各種の防湿材料にて保護し、温度60℃、湿度95%の環境に、120時間放置した後、シンチレータ層111の潮解を目視評価した。この結果を図5に示す。
表中の各防湿材料の水蒸気透過度は、膜厚が100μm、温度が40℃、湿度が90%、計測時間が24時間の条件で評価した代表値である。また、膜厚は評価サンプル毎に異なるため、撮像基板130どうしの間のスペースを20μmと仮定し、膜厚を、接続部材160からシンチレータ層111への水分の侵入方向の寸法として換算した値である。また、評価サンプル(防湿層)の水蒸気透過度は、先に説明した方法で得られた値である。表中の評価結果において、シンチレータ層111の潮解が発生した場合は×を、発生しなかった場合は○を記している。図5に示すように、防湿層170が、エポキシにより形成され膜厚が120μmである構成においては、水蒸気透過度は8.3g/(m2・day)であり、シンチレータ層111の潮解は生じなかった。また、ウレタンにより形成され膜厚が120μmである防湿層においては、水蒸気透過度は4.2g/(m2・day)であり、シンチレータ層111の潮解は生じなかった。また、ポリ塩化ビニリデンおよびポリパラキシレンにより形成され、膜厚が10μmである防湿層においては、水蒸気透過度は10g/(m2・day)であり、シンチレータ層111の潮解は生じなかった。これに対して、防湿層170が、シリコーンにより形成され、膜厚が120μmである構成においては、水蒸気透過度は66.7g/(m2・day)であり、シンチレータ層111の潮解が生じた。また、防湿層170が、ポリイミドにより形成され、膜厚が10μmである構成においては、水蒸気透過度は700g/(m2・day)であり、シンチレータ層111の潮解が生じた。
本実施形態において、撮像基板130が120μm以上の厚さを有するため、撮像基板130間に形成された防湿層170の厚さは120μm以上となる。よって、図5に示す実験結果から、厚さ100μmあたりの水蒸気透過度が10g/(m2・day)以下の材料であれば適用可能である。
上述のように、複数の撮像基板130間において少なくとも接続部材160とシンチレータ層111との間に、水蒸気透過度が10g/(m2・day)以下の防湿層170が設けられる。このような構成であれば、撮像基板130と基台140の間に設けられた接続部材160を通じて水分が侵入した場合でも、シンチレータ層111に水分が到達することを防止または抑制できる。したがって、シンチレータ層111が水分によって潮解することを防止できる。即ち、複数の撮像基板130どうしの間から侵入し得る水分などに対して、高い耐性を有する放射線検出装置を提供することができる。
また、防湿層170を用いて撮像パネル120の表面を平坦化することが困難な場合には、図6のように、防湿層170を撮像基板130に沿って形成する構成が適用できる。撮像基板130とシンチレータ層111の距離が大きくなると、シンチレータ層111で発光した光は、撮像基板130へ到達する間に散乱し、鮮鋭度が低下する場合がある。よって、防湿層170は薄いことが望ましく、具体的には20μm以下であれば鮮鋭度の低下は発生し難い。このことから、撮像基板130どうしの間に設けられる防湿層170も、厚さが20μm以下であることが望ましい。この場合は、図5に示す実験結果から、厚さ100μmあたりの水蒸気透過度が1g/(m2・day)以下の材料により防湿層170が形成される構成であることが好ましい。この場合の防湿層170として好適な材料例としては、ポリパラキシレン樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、アラミド樹脂、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜等が挙げられる。
以上のように、複数の撮像基板130の表面と複数の撮像基板130どうしの間とで、同等の膜厚の防湿層170が設けられる構成である場合には、防湿層170の厚さ100μmあたりの水蒸気透過度は1g/(m2・day)以下であることが好ましい。このような構成によれば、上述と同様の効果が得られる。
(第2実施形態)
続いて、図7を参照しつつ、本発明の第2実施形態に係る放射線撮像装置100の構成例を説明する。図7は、本発明の第2実施形態にかかる放射線撮像装置100の構成を模式的に示す断面図である。なお、本実施形態における放射線撮像装置100の動作原理や、撮像基板130、光電変換素子132,133等の構成は、第1実施形態と同様である。このため、説明を省略する。
本実施形態において、撮像基板130は、撮像基板130より小さい粘着剤または接着剤などの接続部材160によって基台140に固定される。すなわち、平面視において、接続部材160の外形線(輪郭線)は、撮像基板130の外形線よりも内側に位置する。このため、互いに隣接する撮像基板130を接着するための接続部材160どうしの間には、隙間が形成される。そして、接続部材160どうしの間および撮像基板130どうしの間には、防湿層170が設けられる。ここで、接続部材160は120μm以上の厚さを有するため、防湿層170も120μm以上の厚さとなる。
このように、第1実施形態と同様に、複数の撮像基板130間において少なくとも接続部材160とシンチレータ層111との間に、水蒸気透過度が10g/(m2・day)以下の防湿層170が設けられる。このような構成によれば、撮像基板130と基台140の間に配置された接続部材160を介して水分が侵入した場合でも、シンチレータ層111に水分が到達することが防止または抑制され、シンチレータ層111の水分による潮解を防止できる。即ち、複数の撮像基板130どうしの間から侵入する水分などに対して高い耐性を有する放射線検出装置を提供することができる。
防湿層170の形成方法としては、たとえば、接続部材160どうしの間に、予め液状の防湿層170を形成しておき、その後、撮像基板130を配置する方法が適用できる。また、接続部材160によって撮像基板130を基台140に接着した後、撮像基板130間に液状の防湿層170を注入する方法であってもよい。接続部材160が120μm以上であれば、前記手法により、防湿層170の厚さを120μm以上にすることができる。
さらに、図8のように、複数の撮像基板130と基台140との間において、接続部材160どうしの間に、言い換えると、接続部材160とシンチレータ層111との間に、シート状の防湿層170を設ける構成であってもよい。図8は、シート状の防湿層170が設けられる構成を模式的に示す断面図である。この場合、防湿層170の端部からある撮像基板130にあって他の撮像基板130と隣接する端部までの距離Lを120μm以上とすることにより、水分の侵入経路に対する防湿層170の厚さを120μm以上にできる。したがって、防湿層170の水蒸気透過度が10g/(m2・day)以下であれば、上述と同様の効果が得られる。
(第3実施形態)
次に、本発明の実施形態にかかる放射線撮像システムとしてのX線診断システム900について、図9を参照して説明する。図9は、放射線撮像システムとしてのX線診断システム900の構成の例を模式的に示す図である。このX線診断システム900には、前述の本発明の実施形態にかかる放射線撮像装置100が適用される。
図9に示すように、X線診断システム900は、放射線源としてのX線チューブ210と、本発明の実施形態にかかる放射線撮像装置100と、信号処理手段としてのイメージプロセッサ230と、表示手段としてのディスプレイ240とを有する。放射線源としてのX線チューブ210および放射線撮像装置100は、X線ルーム(撮影室)に設けられる。信号処理手段としてのイメージプロセッサ230と、表示手段としてのディスプレイ240とは、コントロールルーム920に設けられる。
放射線源としてのX線チューブ210が発生させた放射線としてのX線は、被検者Pの検査対象部位221を透過し、シンチレータ部110を有する放射線撮像装置100に入射する。放射線撮像装置100に入射したX線には、被検者Pの検査対象部位の情報が含まれている。放射線撮像装置100にX線が入射すると、シンチレータ層111はX線の入射に応じて発光する。そして、撮像基板130に設けられる光電変換素子132,133がシンチレータ層111の発する光を電気信号に変換する。これにより、被検者Pの検査対象部位のX線画像を電気信号(X線画像信号)として取得することができる。この電気信号はデジタル信号に変換され、信号処理手段となるイメージプロセッサ230に送信される。イメージプロセッサ230は、電気信号(X線画像信号)を画像処理し、コントロールルーム920の表示手段としてのディスプレイ240に出力される。ディスプレイ240は、出力された電気信号(X線画像信号)の画像表示を行う。
なお、X線チューブ210は、公知の各種放射線源が適用できる。ディスプレイ240も、液晶ディスプレイなどの公知の各種表示装置が適用できる。信号処理手段としてのイメージプロセッサ230には、画像処理を含む信号処理を行うためのコンピュータプログラムを実行できるコンピュータ、またはこのようなコンピュータを含む装置が適用できる。すなわち、コンピュータは、CPUとRAMとROMを含む。さらにコンピュータは、電気信号を格納できる記録デバイスを有する。CPUがROMまたは記録デバイスにあらかじめ格納されるコンピュータプログラムを読み出し、RAMを作業領域として実行することによって、信号処理手段として機能する。これにより、イメージプロセッサ230は、電気信号(X線画像信号)に対して画像処理を行うことができる。
また、X線診断システム900は、X線撮像ルーム910およびコントロールルーム920から遠隔地のドクタールーム930などに設けられるディスプレイ241やフィルムプロセッサ260やプリンタ261等をさらに備えていてもよい。この場合には、イメージプロセッサ230と、ディスプレイ241とフィルムプロセッサ260とプリンタ261は、電話回線250等によって信号を送受信可能に接続される構成が適用できる。そして、イメージプロセッサ230が処理した電気信号(X線画像)は、伝送手段としての電話回線250等を介して、ドクタールーム930などのディスプレイ241やフィルムプロセッサ260に送信される。ディスプレイ241は、送信されてきた電気信号(X線画像)を表示できる。フィルムプロセッサ260は、送信されてきた電気信号(X線画像)を、記録媒体としてのフィルムに記録することができる。また、プリンタ261は、送信されてきた電気信号(X線画像)を、記録媒体としての印刷用紙に印刷することができる。
100:放射線撮像装置、110:シンチレータ部、111:シンチレータ層、112:シンチレータ保護膜、120:撮像パネル、130:撮像基板、131:画素、132,133:光電変換素子、140:基台、150:放射線、160:接続部材、170:防湿層、210:X線チューブ、230:イメージプロセッサ(信号処理手段)、240,241:ディスプレイ(表示手段)、250:電話回線(伝送手段)、260:フィルムプロセッサ(記録手段)、261:プリンタ

Claims (6)

  1. 光電変換素子を含む複数の撮像基板が基台に固定された撮像パネルと、
    アルカリハライド系柱状結晶のシンチレータ層を含み、前記撮像パネルに重ねて設けられるシンチレータ部と、
    少なくとも前記複数の撮像基板の間において、前記基台と前記シンチレータ層との間に設けられる防湿層と、
    を有し、
    前記防湿層の水蒸気透過度が10g/(m2・day)以下であることを特徴とする放射線撮像装置。
  2. 複数の撮像基板を前記基台に固定する接続部材を更に含み、
    前記防湿層は、前記複数の撮像基板と前記基台との間において、前記接続部材と前記シンチレータ層との間に設けられおり、前記複数の撮像基板のうちのある撮像基板にあって他の撮像基板と隣接する端部までの水蒸気透過度が10g/(m2・day)以下であることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  3. 前記防湿層は、エポキシ樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリプロピレン樹脂、ウレタン樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリパラキシレン樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、アラミド樹脂、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜の何れにより形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の放射線撮像装置。
  4. 前記防湿層は、厚さ100μmあたりの水蒸気透過度が1g/(m2・day)以下であり、10μm以上の厚さに形成されることを特徴とする請求項3に記載の放射線撮像装置。
  5. 前記防湿層は、ポリパラキシレン樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、アラミド樹脂、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜の何れかにより形成されることを特徴とする請求項4に記載の放射線撮像装置。
  6. 請求項1から5の何れか1項に記載の放射線撮像装置と、前記放射線撮像装置によって得られた信号を処理する信号処理手段とを備えることを特徴とする放射線撮像システム。
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