JP2014106070A - 感圧シートの押圧状態検出方法と感圧シート - Google Patents

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Abstract

【課題】マトリックス型感圧センサの押圧状態の検出方法にあって、リーク電流による不具合を解消する。
【解決手段】電圧測定手段はリファレンス抵抗を経由して接地されるマトリックス型感圧センサを使用する検出方法である。一のセンス電極(S)に電圧測定手段を接続し、複数のドライブ電極の全てにドライブ電圧(Vdd)を負荷して、センス電極(S)の電圧測定値Vi0を求める。次にセンス電極(S)に電圧測定手段を接続して、一のドライブ電極にドライブ電圧(Vdd)を負荷し、残余のドライブ電極を接地し、電圧測定値Vilを求める。次式から交差箇所での抵抗値Rilを算出する。式:Ril=(Vdd−Vi0)×RREF/Vil:RREFはリファレンス抵抗の抵抗値
【選択図】図3

Description

本発明は、マトリックス方式の感圧シートの押圧状態検出方法、このような検出方法実行機能を備えたマトリックス方式感圧シート及びタッチパネルに関する。
従来、タッチパネルなどで、X方向と、Y方向にマトリックス配置された各信号線の各交差箇所に設けられた接点の状態を検出することが行われている。マトリックス配置された信号線は、信号点X、Y間をつなぐ形で交点Kijが接続される。この交点Kijの検出は、X信号線に順次ドライブ電圧を印加して、その都度各Y信号線のドライブ電圧の有無を順次チェックしてj列を求める。次にY信号線に順次ドライブ電圧を印加して、同様にi行を求める。こうして交点Kijが定められる(例えば特許文献1参照)。
また、従来、触覚センサなどで2枚の面状の導電体シートの間に、感圧抵抗シートを挟んだ触覚センサが知られている(例えば特許文献2参照)。
これら2つの技術を組み合わせて、従来、X方向に複数の電極を配置したX電極板の上に、感圧材料シートを重ね、さらに感圧材料シートの上に、Y方向に複数の電極を配置したY電極板を重ねたマトリックス型感圧センサが知られている。
図12は従来のマトリックス型感圧センサの説明図である。検出方式は上述したマトリックススイッチ検出方式である。マトリックス型感圧センサ101は、X方向にm本の電極を配置したX電極板111とY方向にn本の電極を配置したY電極板116の間に、感圧材料を挟んでいる。マトリックス交差点における感圧材料の電気抵抗をRで示している。
点aが押圧されている場合の抵抗Rijは以下のようにして測定される。X電極112(i行のX電極)にADコンバータ113が接続されている。ADコンバータ113はX電極112の電圧を測定する。Y電極117(j列のY電極)にドライブ電源118からドライブ電圧が負荷される。以上でa点が存在する列jが定まる。次に同様の測定で行iが定まる。また、電圧測定値、ドライブ電圧等から抵抗値が算出される。このようにしてa点の抵抗Rijが測定される。当該測定において意図している電流経路は実線矢印121で示す経路1である。
しかし、他の経路を伝って測定に意図しない電流(リーク電流)が流れる場合があり、かかる場合に求める抵抗値が不正確になる。例えば、a点が押圧され、この点を測定する場合、波線矢印126で示す経路2にも少量の電流が流れる。そうすると、a点の抵抗Rijを正確に測定できなくなる。
また、マトリックスの交差点の複数点が同時に押圧され、これら複数点の抵抗値を測定する場合には、特に下記のような不都合が生じる。上記の例示点を使用して説明する。例えば、b点、c点、d点の3点が同時に押圧された状態でa点の抵抗値を測定する場合、押圧によりb点、c点、d点の抵抗値が下がっているため波線矢印126で示す経路2には、比較的大きな電流が流れる。すると、経路2に流れた電流が、経路1に流れた電流として誤って検出される。その結果、a点が押圧されていない場合でも、あたかもa点が押圧されているように検出される。すなわち、押圧されていない点が押圧されたものとして検出される「ゴースト交差点」の問題が発生する。
特開平7−64692号公報 特開2006−64412号公報
本発明が解決しようとする課題は、マトリックス型感圧センサのマトリックス交差箇所における押圧状態の検出方法にあって、リーク電流による不具合を解消することにある。また本発明が解決しようとする課題は、リーク電流による不具合を生じることない押圧状態検出実行機能を備えたマトリックス型感圧センサの提供にある。
本発明のその他の課題は、本発明の説明により明らかになる。
上記の課題を解決するため、本発明の一の態様にかかる押圧状態の検出方法は、
一の方向に複数のセンス電極を配置し、前記一の方向と交差する方向に複数のドライブ電極を配置し、感圧材料を間に挟んで前記センス電極と前記ドライブ電極を対面させたマトリックス型感圧センサであって、
電圧測定手段を有し、前記電圧測定手段はその入力側でセンス電極に接続、切断し、
前記電圧測定手段とセンス電極の接続時に前記電圧測定手段の入力側はリファレンス抵抗を経由して基準電位(Vgrd)に接続される前記マトリックス型感圧センサを使用する、マトリックス交差箇所の押圧状態検出方法において、以下のイロハの工程からなる。
イ 任意の一のセンス電極(S)に前記電圧測定手段を接続し、複数のドライブ電極の全てにドライブ電圧(Vdd)を負荷して、前記センス電極(S)の電圧測定値Vi0を求める工程、
ロ 前記センス電極(S)に前記電圧測定手段を接続して、任意の一のドライブ電極(D)にドライブ電圧(Vdd)を負荷し、残余のドライブ電極に基準電位(Vgrd)を負荷し、電圧測定値Vilを求め、
式(1)から交差箇所Kilでの抵抗値Rilを算出する工程
il=(Vdd−Vi0)×RREF/Vil −− 式(1)
(式(1)においてRREFは前記リファレンス抵抗の抵抗値)
ハ 前記抵抗値Rilから交差箇所Kilの押圧状態を検出する工程
本発明の好ましい実施態様にあって、前記した押圧状態の検出方法は、
使用するマトリックス型感圧センサは、前記センス電極の数がm個、前記ドライブ電極の数がn個(mとnはそれぞれ2以上の正の整数)であり、
センス電極についてイの工程とロの工程を順次行うことにより、スキャンを繰り返す押圧状態の検出方法において、
イの工程における電圧測定値Vi0が式(2)を満足する場合に、ロの工程を行うことなく、次のセンス電極(S(i+1))についてのイの工程を行う押圧状態検出方法であってもよい。
|Vdd−Vgrd|-|Vi0−Vgrd|≦Vth −− 式(2)
(式(2)において、|・|は絶対値記号であり、Vthは閾値電圧値である)
本発明の他の好ましい実施態様にあって、前記した押圧状態の検出方法は、
マトリックス型感圧センサがタッチパネルである押圧状態の検出方法であってもよい。
本発明の他の態様にかかる感圧センサは、
一の方向に複数のセンス電極を配置し、前記一の方向と交差する方向に複数のドライブ電極を配置し、感圧材料を間に挟んで前記センス電極と前記ドライブ電極を対面させたマトリックス型感圧センサにおいて、
第一スイッチを介在して前記センス電極と接続、切断する電圧測定手段を有し、前記電圧測定手段は入力端子側で第一スイッチに接続し、第一スイッチは複数のセンス電極の1つを電圧測定手段に接続し、残余のセンス電極を非接続状態に保持し、前記電圧測定手段とセンス電極の接続時に前記電圧測定手段の入力側はリファレンス抵抗を経由して基準電位(Vgrd)に接続され、
第二スイッチを介在して前記ドライブ電極にドライブ電圧(Vdd)を負荷するドライブ電源を有し、第二スイッチは複数の前記ドライブ電極の各々にドライブ電圧(Vdd)又は基準電圧(Vgrd)を負荷するものであり、
コントローラを有し、前記コントローラは第一スイッチと第二スイッチの接続切断動作、電圧測定手段の測定データの読取り、前記データの記憶、演算を実行し制御するものであり、
前記コントローラは第一スイッチを動作して任意の一のセンス電極(S)に前記電圧測定手段を接続し、また、第二スイッチを動作して複数のドライブ電極の全てにドライブ電圧(Vdd)を負荷し、前記センス電極(S)の電圧測定値Vi0を読取り、この値を記憶し、
前記コントローラは第二スイッチを動作して、任意の一のドライブ電極(D)にドライブ電圧(Vdd)を負荷し、残余のドライブ電極に基準電位(Vgrd)を負荷し、また、第一スイッチを介在して前記センス電極(S)に接続された前記電圧測定手段から電圧測定値Vilを求め、
前記コントローラが、式(1)から交差箇所Kilでの抵抗値Rilを算出し、
前記コントローラが、前記抵抗値Rilから交差箇所Kilの押圧状態を検出するものである。
il=(Vdd−Vi0)×RREF/Vil −− 式(1)
(RREFは前記リファレンス抵抗の抵抗値)
本発明の好ましい実施態様にあって、
マトリックス型感圧センサは、
前記マトリックス型感圧センサは、前記センス電極の数がm個、前記ドライブ電極の数がn個(m、nはそれぞれ2以上の正の整数)であり、
前記コントローラは前記センス電極について1からmまで前記Vi0を測定し、前記ドライブ電極について1からnまでドライブ電圧を負荷してVilを測定するスキャンを繰り返すものであって、
電圧測定値Vi0が式(2)を満足する場合に、ドライブ電極にドライブ電圧を負荷するスキャンを行うことなく、次のセンス電極(S(i+1))についての電圧測定値(Vi0)の測定を行うマトリックス型感圧センサであってもよい。
|Vdd−Vgrd|-|Vi0−Vgrd|≦Vth −− 式(2)
(式(2)において、|・|は絶対値記号であり、Vthは閾値電圧値である)
本発明の他の好ましい実施態様にあって、前記マトリックス型感圧センサが、タッチパネルであってもよい。
以上説明した本発明、本発明の好ましい実施態様、これらに含まれる構成要素は可能な限り組み合わせて実施することができる。
本発明にかかる押圧状態検出方法は、その他の発明特定事項と共に、一のセンス電極における抵抗値並列和を測定し、また、単一のドライブ電極にドライブ電圧を負荷してRil降下電圧を測定するものである。上記並列和を測定する時点で全てのドライブ電極にドライブ電圧を負荷しているので、測定を意図する経路を除いて、ドライブ電極からリークする電流が経路外センス電極を通過して経路外ドライブ電極に流れることができない。このため、意図しないリーク電流は、抵抗の測定に関与できない。
また上記Ril降下電圧を測定する時点では、単一のドライブ電極を除くドライブ電極は基準電位を与えている。そして、ADコンバータが接続されたセンス電極の電位は、基準電位よりも高い状態にある。測定を意図する経路を除いてドライブ電極からリークする電流が経路外センス電極、経路外ドライブ電極(基準電位)を通過して、測定センス電極(センス電位)に流れない。このため、意図しないリーク電流は、抵抗の測定に関与できない。
従って、本発明にかかる押圧状態検出方法は、単一点の抵抗測定においてリーク電流が関与することない、より正確な測定値に基づく加重が検出される効果がある。
また多数点の抵抗測定においては上述した測定値の正確性に加えて、測定値にゴースト交差点を含まないという効果を有する。
本発明にかかるマトリックス型感圧センサは、同様に測定からリーク電流を除外するので、より正確な加重が検出される効果があり、またゴースト交差点を検出することがないという利点を有する。
図1は感圧センサ1の模式図である。 図2は感圧センサのマトリックス説明図である。 図3は抵抗値並列和の測定の説明図である。 図4は抵抗値並列和の測定における等価回路図である。 図5はRil降下電圧の測定の説明図である。 図6はRil降下電圧の測定における等価回路図である。 図7はマトリックス交差点での荷重と抵抗値の特性グラフである。 図8は感圧センサの動作フローチャートである。 図9は感圧センサ2の模式図である。 図10は感圧センサ3の模式図である。 図11はリファレンス抵抗を第一スイッチの上流側に配置した感圧センサの説明図である。 図12は従来のマトリックス型感圧センサの説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例にかかるマトリックス交差箇所の押圧状態検出方法とマトリックス型感圧センサをさらに説明する。本明細書において参照する各図は、本発明の理解を容易にするため、一部の構成要素を誇張して表すなど模式的に表しているものがある。このため、構成要素間の寸法や比率などは実物と異なっている場合がある。また、本発明の実施例に記載した部材や部分の寸法、材質、形状、その相対位置などは、とくに特定的な記載のない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。
図1はマトリックス型感圧センサ1の模式図であり、図2は感圧センサ1のマトリックスの説明図であり、図3は感圧センサ1を使用する抵抗値並列和の測定の説明図である。
図1の左側に示す断面模式図を参照して、感圧センサ1はX電極板10とY電極板20の間に感圧材料30を挟んでいる。X電極板10は基板11の上面に、複数のセンス電極12を形成している。センス電極12は帯状であり、その長手方向が平面視してX軸と平行である。Y電極板20はフィルム21の下面に複数のドライブ電極22を形成している。ドライブ電極22は帯状であり、その長手方向が平面視してY軸と平行である。
平面視してX軸に平行なセンス電極は一の方向に配置するセンス電極の一例である。平面視してY軸に平行なドライブ電極は、一の方向と交差する方向に配置するドライブ電極の一例である。センス電極とドライブ電極の交差角度は何度であってもよい。また、交差は平面視しての交差である。
フィルム21は可撓性であり、指、スタイラスペン、臀部、背部などで押圧すると撓む。感圧材料30はセンス電極12、ドライブ電極22と接している。
感圧材料30は板状であり、厚み方向(Z軸、図1左側断面図における紙面下方向)の押圧力が大きくなるにつれて電気抵抗が小さくなる物質である。また感圧材料30は平面方向(平面視してX軸方向とY軸方向)に電気絶縁の性質を有することが好ましい。
感圧材料30は感圧センサ1における物のように、複数のセンス電極と複数のドライブ電極の間にある一枚のシート形状に限られない。
図9は他の実施例である感圧センサ2の説明図であり、(a)は平面図、(b)はAA線で示す切断面での断面図である。感圧センサ2は短冊状の感圧材料31を有している。短冊状(帯状と表現することもできる)の感圧材料31は、帯状のセンス電極12の輪郭線よりも一回り大きい輪郭線を有している。感圧材料31の数は、センス電極12の数と等しい。
感圧センサ2と同様な構成で、ドライブ電極22を覆う短冊形状の感圧材料を設けてもよい。
また、感圧センサ2はドライブ電極22と感圧材料31の間に絶縁層36を設けている。絶縁層36は、例えば、空気層である。
図9に図示した感圧センサ2のその他の構成部品などは、感圧センサ1の構成部品などと同一であり、同一の符号を付している。説明は省略する。
図10はその他の実施例である感圧センサ3の説明図であり、(a)は平面図、(b)はBB線で示す切断面での断面図である。感圧センサ3は小片の感圧材料32を有している。正方形形状の小片である感圧材料32は、ドライブ電極22とセンス電極12の交差点(エレメント)の輪郭線よりも一回り大きい輪郭線を有している。感圧材料32の数は、エレメントの数と等しい。
感圧センサ3と同様な構成で、ドライブ電極22を覆う小片の感圧材料を設けてもよい。また、感圧材料の形状は、円形や多角形の小片であってもよい。
また、感圧センサ2はドライブ電極22と感圧材料31の間に絶縁層36を設けている。絶縁層36は、例えば、空気層である。
図10に図示した感圧センサ3のその他の構成部品などは、感圧センサ1の構成部品などと同一であり、同一の符号を付している。説明は省略する。
図2を参照して、感圧センサ1はセンス電極(S、S、−−S)をm本有し、ドライブ電極(D、D、−−D)をn本有している。mは2以上の正の整数である。nは2以上の正の整数である。センス電極とドライブ電極で構成されるマトリックスの交差点は感圧材料30による可変電気抵抗エレメントと等価であり、図2中では各交差点に抵抗Rを図示している。以下の説明において個別の抵抗Rおよび交差点Kの位置は行列表示であるijの添示で示す。すなわち抵抗R11〜Rmnであり、交差点K11〜Kmnである。
また、センス電極とドライブ電極は、実際には短冊形状であるが、図2、3、5、11では、これを線で図示している。
感圧材料30は感圧インキまたは感圧導電性ゴムから構成される。感圧層が、感圧インキから構成される場合、英国のPeratech社から商品名「QTC」で入手可能な量子トンネル現象複合材料を用いることができる。感圧導電性ゴムから構成される場合、感圧導電性ゴムは、樹脂ビーズにニッケル及び金をメッキした導電性粒子、またはカーボン粒子を、ニトリルゴム、スチレンブタジエンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴムなどの絶縁性ゴムに均一に分散させたものから構成される。
X電極板10とY電極板20は従来と同様の材料を用いて従来と同様の方法で作ればよい。例えば、基板11はPET板、フィルム21はPETフィルム、センス電極12とドライブ電極22はITO膜で作ればよい。またセンス電極12とドライブ電極22は感圧センサの用途に応じて不透明材料(例えば銀ペースト、銅箔など)で作ってもよい。
センス電極がフィルム上に形成され、ドライブ電極が基板上に形成されてもよい。センス電極とドライブ電極は任意の角度で交差してもよいが、実用上は、本実施例のように直交することが好ましい。
図3を参照して、感圧センサ1はADコンバータ41を有している。ADコンバータ41は電圧測定手段である。他の電圧測定手段は、コンパレータを挙げることができる。ADコンバータ41はセンス電極の電圧値を測定するものである。
一のセンス電極と電圧測定手段が接続され、当該一のセンス電極の電圧が測定される場合に、電圧測定手段の入力側はリファレンス抵抗を経由して基準電圧(Vgrd)に接続される。以下、電圧測定手段は、その一例であるADコンバータを例にとって説明する。センス電極とリファレンス抵抗は第一スイッチ16を介在して接続、切断されるから、上記したリファレンス抵抗は、第一スイッチ16の下流側に配置してもよく、また、第一スイッチ16の上流側に配置してもよい。図3に示した感圧センサ1はリファレンス抵抗42を第一スイッチ16の下流側に配置した例である。
ADコンバータ41の入力側411はリファレンス抵抗42の一方端子421と繋がっている。リファレンス抵抗42の他方端子422は接地されている。すなわち、基準電位Vgrdに保持されている。ADコンバータ41の入力側411は第一スイッチ16を介して単一のセンス電極に接続される。
図11に示した感圧センサ1はリファレンス抵抗52を第一スイッチ16の上流側に配置した例である。センス電極Sの電圧測定側端にリファレンス抵抗52aが接続され、リファレンス抵抗52aの他端は接地(すなわち基準電圧(Vgrd)に保持)されている。同様に、センス電極S、S、Sはそれぞれリファレンス抵抗52b、52i、52gが接続されている。
図11に図示した状態はセンス電極Sが第一スイッチ16を介在してADコンバータ41に接続されている状態である。このとき、ADコンバータ41の入力側411にリファレンス抵抗52iが接続され、リファレンス抵抗52iの他方端子は接地(すなわち基準電圧(Vgrd)に保持)されている。
感圧センサ1は直流電源43を有している。直流電源43はドライブ電極にドライブ電圧Vddを負荷する。直流電源43は第二スイッチ26を介在してドライブ電極に繋がる。第二スイッチ26はドライブ電極に直流電源43と接続するか又は接地するか、すなわちドライブ電極にドライブ電圧Vddを負荷するか、基準電圧に保持するかを行う。当該ドライブ電極の電圧負荷と接地は、個々のドライブ電極毎に行われる。
コントローラ44は第一スイッチ16と第二スイッチ26の接続、切断動作を制御する。またコントローラ44はADコンバータ41測定値の読取り、当該測定値の記憶、演算、さらにマトリックス交差点における抵抗値Rijから荷重(押圧力)Fijへの変換を行う。
続いてマトリックス交差点での抵抗値測定、算出を説明する。
図3は抵抗値並列和の測定の説明図である。第一スイッチ16を動作して、ADコンバータ41をセンス電極Sに接続する。第二スイッチ26を動作して直流電源43に全てのドライブ電極D、D、−−Dを接続する。これにより全てのドライブ電極にドライブ電圧Vddを負荷する。この状態でADコンバータ41の測定値を読み取る。当該測定値はViOと称する。
図4は抵抗値並列和の測定における等価回路図である。図示したようにセンス電極Sが交差するマトリックス上のn個の交差点における抵抗値並列和に起因する電圧降下が測定される。
式(21)はViOを表す計算式である。抵抗値の逆数であるコンダクタンス(C)を代入して運算すると式(22)が得られる。
式(21)
Figure 2014106070
式(22)
Figure 2014106070
以上説明した抵抗値並列和の測定時に、ドライブ電極の全てにドライブ電圧が負荷されている。一のドライブ電極からリーク電流が発生してセンス電極を経由して他のドライブ電極に流れようとしても、関与する2つのドライブ電極間に電圧差が無く、電流が流れない。このため、抵抗値並列和の測定時にリーク電流が関与しない。
図5はRil降下電圧の測定の説明図である。第一スイッチ16を動作してADコンバータ41をセンス電極Sに接続する。第二スイッチ26を動作してドライブ電極Dに直流電極43を接続し、残余のドライブ電極D、D、−−Dを接地する。これによりドライブ電極Dにドライブ電圧Vddが負荷され、残余のドライブ電極は基準電圧Vgrdに保持される。この状態でADコンバータ41の測定値を読み取る。当該測定値はVilと称する。
図6はRil降下電圧の測定における等価回路図である。図中上段部にRilが示され、その降下電圧がADコンバータ41に入力されると共に、図中下段部に複数の抵抗が並列に接続されている。並列部分にRilは含まれない。また並列部分にRREF(リファレンス抵抗42)が含まれる。
式(23)はVilを表す計算式である。上記抵抗値並列和の測定を表す計算式の場合と同様に抵抗値の逆数であるコンダクタンス(C)を代入して運算を行った。
式(23)
Figure 2014106070
式(23)の下段部分に式(22)を代入すると式(24)と式(1)が得られる。
式(24)と式(1)
Figure 2014106070
式(1)はマトリックス交差点Kilにおける抵抗値Rilを算出する式である。コントローラ44は、測定値Vi0、Vilと予め測定されているVdd及び与えられるリファレンス抵抗42の抵抗値RREFから交差点の抵抗値Rilを算出する。
il降下電圧の測定時に、ドライブ電極Dにドライブ電圧Vddが負荷され残余のドライブ電極は基準電位に保持されている。そしてADコンバータが接続されたセンス電極Sは基準電位よりも高い電位状態にある。ドライブ電極Dからリークする電流が経路外センス電極、経路外ドライブ電極を経由しても、測定センス電極Sに流れることはない。このため測定にリーク電流の関与は無い。
図7はマトリックス交差点Kijにおける抵抗Rijと荷重Fijの関係の一例を示すグラフである。RijとFijの関係式の一例は式(3)で示される。
ij=H×(1/Rij) 式(3)
(式(3)においてHは比例定数である)
マトリックス交差点Kijにおける測定抵抗値Rijを得たコントローラ44は式(3)から荷重Fijを算出する。荷重Fijはすなわち押圧状態の指標である。
図8は感圧センサの動作フローチャートである。感圧センサ1は通常、マトリックス交差点Kijの抵抗値測定を行うスキャンを繰り返している。
ステップS2からステップS5は抵抗値並列和を行う行程である。ステップS7からステップS12はRil降下電圧を測定し、抵抗値を算出して荷重検出を行う行程であり、くりかえしループ2を構成している。ループ2は抵抗値並列和を測定するループ1の中に入れ子になっている。
ステップS6はセンス電極Sにおける抵抗値並列和の測定値Vi0が一定の範囲になった場合の作業分岐点である。すなわちVi0が式(2)を満足する場合にはセンス電極Sは全てのドライブ電極と抵抗無限大の状態にあると判断できる(ステップS21)。
|Vdd−Vgrd|-|Vi0−Vgrd|≦Vth −− 式(2)
(式(2)において、|・|は絶対値記号であり、Vthは閾値電圧値である)
th(閾値電圧)は、無荷重時、X電極とY電極の各交点の抵抗値と、検出したい荷重とを考慮して適宜設定される。また、Vth(閾値電圧)は測定、検出前に予め設定される。
そしてステップS22に進み加重Fi1〜Finを全て0(ゼロ)とする。その後ステップS13を経てステップS2に戻る。
このようにセンス電極Siにおける抵抗値並列和の測定値Vi0が式(2)を満足する場合には、入れ子になっているくりかえしループ2を行うことなく、センス電極S(i+1)の抵抗値並列和測定が行われる。これによりスキャンの速度が向上し、感圧センサの応答速度が向上する。
本発明にかかる感圧センサをタッチパネルとして使用し、指で入力する場合を想定すると、最適なエレメント中心間の距離は、通常、0.2mmから20.0mmであり、より好ましくは0.2mmから2.0mmである。ここでエレメント中心は、ドライブ電極の短辺方向の中間線とセンス電極の短辺方向の中間線の交点と等しい。
以上本発明にかかる一実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成例はこの一実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更などがあっても本発明に含まれる。
本発明にかかる感圧センサの押圧状態検出方法と感圧センサはタッチパネル入力装置として好適に用いられる。その他自動車の座席、ベッド、印刷機その他の加圧ローラ、ロボットの触覚センサなど広範な分野で利用可能である。
1 感圧センサ
2 感圧センサ
3 感圧センサ
10 X電極板
11 基板
12 センス電極
16 第一スイッチ
20 Y電極板
21 フィルム
22 ドライブ電極
26 第二スイッチ
30 感圧材料(単一平面形状)
31 感圧材料(帯状)
32 感圧材料(小片形状)
36 絶縁層
41 電圧測定手段であるADコンバータ
42 リファレンス抵抗
43 直流電源
44 コントローラ
52 リファレンス抵抗
101 従来の感圧センサ
111 X電極板
113 ADコンバータ
116 Y電極板
118 電源
121 経路1
126 経路2

Claims (6)

  1. 一の方向に複数のセンス電極を配置し、前記一の方向と交差する方向に複数のドライブ電極を配置し、感圧材料を間に挟んで前記センス電極と前記ドライブ電極を対面させたマトリックス型感圧センサであって、
    電圧測定手段を有し、前記電圧測定手段はその入力側でセンス電極に接続、切断し、
    前記電圧測定手段とセンス電極の接続時に前記電圧測定手段の入力側はリファレンス抵抗を経由して基準電位(Vgrd)に接続される前記マトリックス型感圧センサを使用する、マトリックス交差箇所の押圧状態検出方法において、以下のイロハの工程からなる押圧状態の検出方法。
    イ 任意の一のセンス電極(S)に前記電圧測定手段を接続し、複数のドライブ電極の全てにドライブ電圧(Vdd)を負荷して、前記センス電極(S)の電圧測定値Vi0を求める工程、
    ロ 前記センス電極(S)に前記電圧測定手段を接続して、任意の一のドライブ電極(D)にドライブ電圧(Vdd)を負荷し、残余のドライブ電極に基準電位(Vgrd)を負荷し、電圧測定値Vilを求め、
    式(1)から交差箇所Kilでの抵抗値Rilを算出する工程
    il=(Vdd−Vi0)×RREF/Vil −− 式(1)
    (式(1)においてRREFは前記リファレンス抵抗の抵抗値)
    ハ 前記抵抗値Rilから交差箇所Kilの押圧状態を検出する工程
  2. 請求項1に記載した押圧状態検出方法において、
    使用するマトリックス型感圧センサは、前記センス電極の数がm個、前記ドライブ電極の数がn個(mとnはそれぞれ2以上の正の整数)であり、
    センス電極についてイの工程とロの工程を順次行うことにより、スキャンを繰り返す押圧状態の検出方法において、
    イの工程における電圧測定値Vi0が式(2)を満足する場合に、ロの工程を行うことなく、次のセンス電極(S(i+1))についてのイの工程を行う押圧状態検出方法。
    |Vdd−Vgrd|-|Vi0−Vgrd|≦Vth −− 式(2)
    (式(2)において、|・|は絶対値記号であり、Vthは閾値電圧値である)
  3. 前記マトリックス型感圧センサはタッチパネルである請求項1又は2に記載した押圧状態検出方法。
  4. 一の方向に複数のセンス電極を配置し、前記一の方向と交差する方向に複数のドライブ電極を配置し、感圧材料を間に挟んで前記センス電極と前記ドライブ電極を対面させたマトリックス型感圧センサにおいて、
    第一スイッチを介在して前記センス電極と接続、切断する電圧測定手段を有し、前記電圧測定手段は入力端子側で第一スイッチに接続し、第一スイッチは複数のセンス電極の1つを電圧測定手段に接続し、残余のセンス電極を非接続状態に保持し、前記電圧測定手段とセンス電極の接続時に前記電圧測定手段の入力側はリファレンス抵抗を経由して基準電位(Vgrd)に接続され、
    第二スイッチを介在して前記ドライブ電極にドライブ電圧(Vdd)を負荷するドライブ電源を有し、第二スイッチは複数の前記ドライブ電極の各々にドライブ電圧(Vdd)又は基準電圧(Vgrd)を負荷するものであり、
    コントローラを有し、前記コントローラは第一スイッチと第二スイッチの接続切断動作、電圧測定手段の測定データの読取り、前記データの記憶、演算を実行し制御するものであり、
    前記コントローラは第一スイッチを動作して任意の一のセンス電極(S)に前記電圧測定手段を接続し、また、第二スイッチを動作して複数のドライブ電極の全てにドライブ電圧(Vdd)を負荷し、前記センス電極(S)の電圧測定値Vi0を読取り、この値を記憶し、
    前記コントローラは第二スイッチを動作して、任意の一のドライブ電極(D)にドライブ電圧(Vdd)を負荷し、残余のドライブ電極に基準電位(Vgrd)を負荷し、また、第一スイッチを介在して前記センス電極(S)に接続された前記電圧測定手段から電圧測定値Vilを求め、
    前記コントローラが、式(1)から交差箇所Kilでの抵抗値Rilを算出し、
    前記コントローラが、前記抵抗値Rilから交差箇所Kilの押圧状態を検出するマトリックス型感圧センサ。
    il=(Vdd−Vi0)×RREF/Vil −− 式(1)
    (RREFは前記リファレンス抵抗の抵抗値)
  5. 請求項4に記載したマトリックス型感圧センサにおいて、
    前記マトリックス型感圧センサは、前記センス電極の数がm個、前記ドライブ電極の数がn個(m、nはそれぞれ2以上の正の整数)であり、
    前記コントローラは前記センス電極について1からmまで前記Vi0を測定し、前記ドライブ電極について1からnまでドライブ電圧を負荷してVilを測定するスキャンを繰り返すものであって、
    電圧測定値Vi0が式(2)を満足する場合に、ドライブ電極にドライブ電圧を負荷するスキャンを行うことなく、次のセンス電極(S(i+1))についての電圧測定値(Vi0)の測定を行うマトリックス型感圧センサ。
    |Vdd−Vgrd|-|Vi0−Vgrd|≦Vth −− 式(2)
    (式(2)において、|・|は絶対値記号であり、Vthは閾値電圧値である)
  6. 前記マトリックス型感圧センサが、タッチパネルである請求項4又は5に記載したマトリックス型感圧センサ。
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