JP2014105967A - 空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者が違和感を感じるのを極力抑えかつ消費電力量を低減しつつ、停止している室内機での結露を抑制できる空気調和装置を提供する。
【解決手段】停止している室内機5aのCPUは、室内温度センサ63aで検出した室内温度と、室内湿度と、液側温度センサ61aで検出した熱交入口温度とを取り込む。また、CPUは、室内温度と室内湿度とを用い湿り空気線図を参照して露点温度を求める。CPUは、熱交入口温度が室内温度より所定温度以上低い場合に、室内温度もしくは室内湿度もしくは熱交入口温度と露点温度との温度差を用いて室内機5aでの結露発生度合を判定する。そして、CPUは、判定した結露発生度合に対応した室内ファン55aの制御態様を選択して実行することで、室内機5aの結露抑制運転を実行する。
【選択図】図3

Description

本発明は、少なくとも1台の室外機と複数の室内機とが冷媒配管で接続された空気調和装置に係わり、より詳細には、室内機の結露を抑制する空気調和装置に関する。
従来、空気調和装置としては、例えば、1台の室外機に対して複数台の室内機を冷媒配管で接続して、複数の室内機で同時に冷房運転または暖房運転を行うことが可能なものが知られている。このような空気調和装置では、運転を行っている室内機と停止している室内機とが併存する場合がある。ここで、室内機が停止している状態とは、リモコン操作やタイマー切設定等といった使用者の指示や、サーモオフ(冷房運転の場合は、室内温度が設定温度以下となる状態/暖房運転の場合は、室内温度が設定温度以上となる状態)によって、室内ファンが停止するとともに、室内膨張弁の開度を、冷房運転を行っていた場合は全閉とする、あるいは、暖房運転を行っていた場合は所定開度とする、状態を示す。
上記のように、冷房運転を行っていた室内機が停止するときは、室内膨張弁を全閉とするのであるが、冷媒に混入した異物が弁体と弁座との間に噛み込んだり、弁体の先端に微少な傷がついたりすることで、室内膨張弁を全閉としても室内膨張弁を冷媒が通過できる状態(以後、室内膨張弁からの冷媒漏れと記載する)となることがある。停止している室内機において室内膨張弁から冷媒が漏れると、漏れた冷媒が室内熱交換器に流入して室内熱交換器がじわじわと冷やされ、ついには室内機内部の温度が低下して室内機で結露が発生する虞がある。
以上のような問題を解決する手段として、特許文献1では、室内機に室内温度センサと、室内熱交換器における冷媒出入口での冷媒温度を検出する熱交入口温度センサおよび熱交出口温度センサとを備え、これら各センサでの検出値を用いて、冷房運転停止後に全閉となっている室内膨張弁からの冷媒漏れ量を定量的に推定する空気調和装置が提案されている。そして、このような空気調和装置では、冷媒漏れ量が所定量以上と推定されるときに、室内ファンを駆動することで、冷却された空気を室内熱交換器周りから排除するとともに、室内機で発生した露を蒸発させる結露抑制運転を所定時間(例えば、10分間)行っている。
特開2007−17086号公報
上記のような結露抑制運転は使用者の意図と関係なく自動的に行われるため、使用者に違和感を与える虞がある。このため、結露抑制運転を行う時間はできる限り短い方が好ましい。しかし、従来の空気調和装置では、結露抑制運転は室内機における室内膨張弁からの冷媒漏れ量に関わらず(つまり、室内機での結露発生の度合いに関わらず)比較的長い所定時間(例えば、10分間)継続して行われるため、室内膨張弁での冷媒漏れに起因する結露を防ぎつつできる限り結露抑制運転を行う時間を短くする技術が望まれていた。
また、結露抑制運転を長時間行えば、停止している場合と比べて室内機における消費電力量が増大するため、省エネ性に劣るという問題があった。
本発明は以上述べた問題点を解決するものであって、使用者が違和感を感じるのを極力抑えることができかつ消費電力量を低減しつつ、停止している室内機での結露を抑制できる空気調和装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の空気調和装置は、圧縮機を備えた少なくとも1台の室外機と、室内熱交換器と、室内冷媒流量調整手段と、室内ファンと、室内熱交換器が蒸発器として機能するときに室内熱交換器に流入する冷媒の温度である熱交入口温度を検出する熱交入口温度検出手段と、室内温度を検出する室内温度検出手段とを備えた複数の室内機と、熱交入口温度検出手段および室内温度検出手段の各検出値を取り込み、室内冷媒流量調整手段や室内ファンを制御する制御手段と、を備えたものであって、制御手段は、室内温度に対応させて室内機での結露の発生度合いを定めた結露発生度合テーブルと、結露の発生度合い毎に異なる室内ファンの制御を定めた室内ファン制御テーブルとを有するものである。そして、冷房運転を行っている複数の室内機のうち運転を停止している室内機が少なくとも1台存在する場合に、制御手段は、運転を停止している室内機で検出した室内温度と熱交入口温度とを取り込み、熱交入口温度が室内温度より所定温度以上低ければ、結露発生度合テーブルを参照して、室内温度に応じた結露の発生度合いを判別し、室内ファン制御テーブルを参照して、判別した結露の発生度合いに応じた室内ファンの制御を実行するものである。
また、室内ファン制御テーブルにおける室内ファンの制御は、所定の結露の発生度合いを境とし、判別した結露の発生度合いが所定の結露の発生度合いより低い場合は室内ファンを所定回転数で間欠駆動する間欠駆動制御とされ、判別した結露の発生度合いが所定の結露の発生度合い以上である場合は室内ファンを所定回転数で連続駆動する連続駆動制御とされているものである。さらには、間欠駆動制御では、室内ファンの駆動と停止を交互に繰り返し、結露の発生度合いが高くなるに従って室内ファンの停止時間を短くするものである。
上記のように構成した本発明の空気調和装置によれば、室内機での結露の発生度合いに応じて室内ファンの制御を異ならせ、特に、結露の発生度合いが高くなるのに従って室内ファンの駆動時間が長くなるようにしている。これにより、結露の発生度合いが高いときは室内ファンを長く駆動して結露を抑制するとともに、結露の発生度合いが低いときは室内ファンの駆動時間を必要最小限とすることができるので、使用者が違和感を感じるのを極力抑えることができ、かつ、空気調和装置での消費電力量を低減しつつ、停止している室内機での結露発生を抑制することができる。
本発明の実施形態である空気調和装置の説明図であり、(A)が冷媒回路図、(B)が室内機制御手段のブロック図である。 本発明の実施形態における、室内機制御手段が有する各種テーブルである。 本発明の実施形態における、一の室内機が停止している場合の冷媒回路図である。 本発明の実施形態における、室内機制御手段での処理を説明するフローチャートである。 本実施形態の第2および第3の実施形態である空気調和装置の説明図であり、(A)が冷媒回路図、(B)が室内機制御手段のブロック図である。 本発明の第2の実施形態における、室内機制御手段が有する結露発生度合テーブルである。 本発明の第3の実施形態における、室内機制御手段が有する結露発生度合テーブルである。 本発明の第3の実施形態における、室内機制御手段での処理を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。実施形態としては、1台の室外機に3台の室内機が並列に接続され、全ての室内機で同時に冷房運転あるいは暖房運転が行える空気調和装置を例に挙げて説明する。尚、本発明は以下の実施形態に限定されることはなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
図1(A)に示すように、本実施例における空気調和装置1は、ビル等の屋外に設置される1台の室外機2と、室内に設置され室外機2に液管8およびガス管9で並列に接続された3台の室内機5a〜5cとを備えている。詳細には、液管8は、一端が室外機2の閉鎖弁28に、他端が分岐して室内機5a〜5cの各閉鎖弁53a〜53cに、それぞれ接続されている。また、ガス管9は、一端が室外機2の閉鎖弁29に、他端が分岐して室内機5a〜5cの各閉鎖弁54a〜54cに、それぞれ接続されている。以上により、空気調和装置1の冷媒回路10が構成されている。
まずは、室外機2について説明する。室外機2は、圧縮機21と、四方弁22と、室外熱交換器23と、アキュムレータ24と、オイルセパレータ25と、室外膨張弁26と、液管8の一端が接続された閉鎖弁28と、ガス管9の一端が接続された閉鎖弁29と、室外ファン30とを備えている。そして、室外ファン30を除くこれら各装置が以下で詳述する各冷媒配管で相互に接続されて、冷媒回路10の一部をなす室外機冷媒回路20を構成している。
圧縮機21は、インバータにより回転数が制御される図示しないモータによって駆動されることで運転容量を可変できる能力可変型圧縮機である。圧縮機21の冷媒吐出口は、オイルセパレータ25の冷媒流入側に吐出管41で接続されており、また、圧縮機21の冷媒吸入側は、アキュムレータ24の冷媒流出側に吸入管42で接続されている。
四方弁22は、冷媒の流れる方向を切り換えるための弁であり、a、b、c、dの4つのポートを備えている。ポートaは、オイルセパレータ25の冷媒流出側に冷媒配管43で接続されている。ポートbは、室外熱交換器23の一方の冷媒出入口と冷媒配管44で接続されている。ポートcは、アキュムレータ24の冷媒流入側と冷媒配管47で接続されている。そして、ポートdは、閉鎖弁29と室外機ガス管46で接続されている。
室外熱交換器23は、冷媒と後述する室外ファン30により室外機2内部に取り込まれた外気とを熱交換させるものである。室外熱交換器23の一方の冷媒出入口は上述したように四方弁22のポートbに接続され、他方の冷媒出入口は室外機液管45で閉鎖弁28に接続されている。
室外膨張弁26は、室外機液管45に設けられている。室外膨張弁26は、図示しないパルスモータにより駆動される電子膨張弁であり、パルスモータに与えられるパルス数によって開度が調整されることで、室外熱交換器23に流入する冷媒量、あるいは、室内熱交換器23から流出する冷媒量を調整する。
アキュムレータ24は、上述したように、冷媒流入側が四方弁22のポートcと冷媒配管47で接続され、冷媒流出側が圧縮機21の冷媒吸入側と吸入管42で接続されている。アキュムレータ24は、流入した冷媒をガス冷媒と液冷媒とに分離し、ガス冷媒のみを圧縮機21に吸入させる。
オイルセパレータ25は、上述したように、冷媒流入側が圧縮機21の冷媒吐出口に吐出管41で接続され、冷媒流出側が四方弁22のポートaに冷媒配管43で接続されている。オイルセパレータ25は、圧縮機21から吐出された冷媒に含まれる圧縮機21の冷凍機油を冷媒から分離する。
油戻し管48は、一端がオイルセパレータ25の油戻し口に接続され、他端が吸入管42に接続されている。油戻し管37には電磁弁27が設けられており、電磁弁27を開くことで、オイルセパレータ25で分離された冷凍機油は、油戻し管37を流れて吸入管42に流入し、吸入管42を流れて圧縮機21に吸入される。
室外ファン30は、室外熱交換器23の近傍に配置される樹脂材で形成されたプロペラファンであり、図示しないファンモータによって回転することで室外機2内部に外気を取り込み、室外熱交換器23において冷媒と熱交換した外気を室外機2外部へ放出する。
以上説明した構成の他に、室外機2には各種のセンサが設けられている。図1(A)に示すように、吐出管41には、圧縮機21から吐出される冷媒の温度を検出する吐出温度センサ33が設けられている。冷媒配管43には、圧縮機21から吐出される冷媒の圧力を検出する高圧センサ31が設けられている。冷媒配管47におけるアキュムレータ24の冷媒流入側近傍には、圧縮機21に吸入される冷媒の圧力を検出する低圧センサ32と、圧縮機21に吸入される冷媒の温度を検出する吸入温度センサ34とが設けられている。
室外熱交換器23には、室外熱交換器23の温度を検出する室外熱交温度センサ35が設けられている。室外機液管45における室外熱交換器23と室外膨張弁26との間には、室外熱交換器23に流入あるいは室外熱交換器23から流出する冷媒の温度を検出する冷媒温度センサ36が設けられている。そして、室外機2の図示しない吸込口付近には、室外機2内に流入する外気の温度、すなわち外気温度を検出する外気温度センサ37が備えられている。
次に、3台の室内機5a〜5cについて説明する。3台の室内機5a〜5cは、室内熱交換器51a〜51cと、室内冷媒流量調整手段である室内膨張弁52a〜52cと、分岐した液管8の他端が接続された閉鎖弁53a〜53cと、分岐したガス管9の他端が接続された閉鎖弁54a〜54cと、室内ファン55a〜55cと、室内機制御手段100a〜100cとを備えている。そして、室内ファン55a〜55cおよび室内機制御手段100a〜100cを除くこれら各装置が以下で詳述する各冷媒配管で相互に接続されて、冷媒回路10の一部をなす室内機冷媒回路50a〜50cを構成している。
尚、室内機5a〜5cの構成は全て同じであるため、以下の説明では、室内機5aの構成についてのみ説明を行い、その他の室内機5b、5cについては説明を省略する。また、図1(A)では、室内機5aの構成装置に付与した番号の末尾をaからbおよびcにそれぞれ変更したものが、室外機5aの構成装置と対応する室内機5b、5cの構成装置となる。
室内熱交換器51aは、冷媒と後述する室内ファン55aにより室内機5a内部に取り込まれた室内空気とを熱交換させるものであり、一方の冷媒出入口が閉鎖弁53aに室内機液管71aで接続され、他方の冷媒出入口が閉鎖弁54aに室内機ガス管72aで接続されている。室内熱交換器51aは、室内機5aが冷房運転を行う場合は蒸発器として機能し、室内機5aが暖房運転を行う場合は凝縮器として機能する。
室内膨張弁52aは、室内機液管71aに設けられている。室内膨張弁52aは、室内熱交換器51aが蒸発器として機能する場合は、その開度が要求される冷房能力に応じて調整され、室内熱交換器51aが凝縮器として機能する場合は、その開度が要求される暖房能力に応じて調整される。尚、室内膨張弁52aは、図示しないパルスモータにより駆動される電子膨張弁であり、パルスモータに与えられるパルス数によって開度が調整される。
室内ファン55aは、室内熱交換器51aの近傍に配置される樹脂材で形成されたクロスフローファンであり、図示しないファンモータによって回転することで、室内機5a内に室内空気を取り込み、室内熱交換器51aにおいて冷媒と熱交換した室内空気を室内へ供給する。
以上説明した構成の他に、室内機5aには各種のセンサが設けられている。室内機液管71aにおける室内熱交換器51aと室内膨張弁52aとの間には、室内熱交換器51aに流入あるいは室内熱交換器51aから流出する冷媒の温度を検出する熱交入口温度検出手段である液側温度センサ61aが設けられている。室内機ガス管72aには、室内熱交換器51aから流出あるいは室内熱交換器51aに流入する冷媒の温度を検出するガス側温度センサ62aが設けられている。そして、室内機5aの図示しない室内空気の吸込口付近には、室内機5a内に流入する室内空気の温度、すなわち室内温度を検出する室内温度検出手段である室内温度センサ63aが備えられている。
制御手段100aは、室内機5aの図示しない電装品箱に格納された制御基板に搭載されている。図1(B)に示すように、制御手段100aは、CPU110aと、記憶部120aと、通信部130aと、センサ入力部140aと、室内ファン駆動部150aとを備えている。
記憶部120aは、ROMやRAMで構成されており、室内機5aの制御プログラムや各種センサからの検出信号に対応した検出値、使用者による空調運転に関する設定情報、後述する各種テーブル等を記憶する。通信部130aは、室外機2や他の室内機5b、5cとの通信を行うインターフェイスである。センサ入力部140aは、室内機5aの各種センサでの検出結果を取り込んでCPU110aに出力する。室内ファン駆動部150aは、室内ファン55aの図示しないファンモータの駆動制御を行う。
CPU110aには、センサ入力部140aを介して各種センサでの検出値が入力されるとともに、室外機2から送信される室外機2の制御内容を含んだ通信データが通信部130aを介して入力される。また、CPU110aには、使用者が図示しないリモコンを操作して設定した運転条件(設定温度や風量等)を含んだ信号が入力される。CPU110aは、これら入力された各種情報に基づいて、室内膨張弁52aの開度制御や、室内ファン駆動部150aを介して室内ファン55aの駆動制御を行う。また、CPU110aは、入力した各種情報に基づいた運転指示内容を含んだ信号を通信部130aを介して室外機2に送信する。
次に、本実施形態における空気調和装置1の空調運転時の冷媒回路10における冷媒の流れや各部の動作について、図1(A)を用いて説明する。尚、以下の説明では、室内機5a〜5cが冷房運転を行う場合について説明し、暖房運転を行う場合については詳細な説明を省略する。また、図1(A)における矢印は冷媒の流れを示しており、室外機2に備えられた電磁弁27は閉じられている(図1(A)では、閉じている電磁弁27を黒塗りで図示している)。
図1(A)に示すように、室内機5a〜5cが冷房運転を行う場合、室外機2では、四方弁22が実線で示す状態、すなわち、四方弁22のポートaとポートbとが連通するよう、また、ポートcとポートdとが連通するよう、切り換えられる。これにより、室外熱交換器23が凝縮器として機能するとともに、室内熱交換器51a〜51cが蒸発器として機能する。
圧縮機21から吐出された高圧の冷媒は、吐出管41からオイルセパレータ25を介して冷媒配管43に流れて四方弁22に流入し、四方弁22から冷媒配管44を流れて室外熱交換器23に流入する。室外熱交換器23に流入した冷媒は、室外ファン30の回転により室外機2内部に取り込まれた外気と熱交換を行って凝縮する。室外熱交換器23から流出した冷媒は室外機液管45を流れ、全開とされている室外膨張弁26、閉鎖弁28を介して液管8に流入する。
液管8を流れて分岐し閉鎖弁53a〜53cを介して各室内機5a〜5cに流入した冷媒は、室内機液管71a〜71cを流れ室内膨張弁52a〜52cを通過するときに減圧されて低圧の冷媒となる。室内機液管71a〜71cから室内熱交換器51a〜51cに流入した冷媒は、室内ファン55a〜55cの回転により室内機5a〜5c内部に取り込まれた室内空気と熱交換を行って蒸発する。このように、室内熱交換器51a〜51cが蒸発器として機能し、室内熱交換器51a〜51cで冷媒と熱交換を行った室内空気が図示しない吹出口から室内に吹き出されることによって、室内機5a〜5cが設置された室内の冷房が行われる。
尚、室内機5a〜5cでは、通常、吹出口から吹き出される室内空気の風量を段階的に調整できるようになっており、本実施形態では、微風→弱→中→やや強→強、の5段階で調整できるもとする。使用者がリモコンを操作して上記風量のいずれかを選択すると、これを受けたCPU110a〜110cは、室内ファン駆動部150a〜150cを介してファンモータが各風量に対応した回転数となるように制御する。
室内熱交換器51a〜51cから流出した冷媒は室内機ガス管72a〜72cを流れ、閉鎖弁54a〜54cを介してガス管9に流入する。ガス管9を流れ閉鎖弁29を介して室外機2に流入した冷媒は、室外機ガス管46を流れて四方弁22に流入し、四方弁22から冷媒配管47、アキュムレータ24、吸入管42へと流れ、圧縮機21に吸入されて再び圧縮される。
以上説明したように冷媒回路10を冷媒が循環することで、空気調和装置1の冷房運転が行われる。
尚、室内機5a〜5cが暖房運転を行う場合、室外機2では、四方弁22が破線で示す状態、すなわち、四方弁22のポートaとポートdとが連通するよう、また、ポートbとポートcとが連通するよう、切り換えられる。これにより、室外熱交換器23が蒸発器として機能するとともに、室内熱交換器51a〜51cが凝縮器として機能する。
次に、本実施形態の空気調和装置1において、停止している室内機で全閉とされている室内膨張弁から冷媒が漏れる原因および冷媒漏れによって結露が発生する理由について説明し、また、図2を用いて、室内膨張弁からの冷媒漏れに起因する室内機の結露を抑制する結露抑制運転を行うときに使用する各種テーブルについて説明する。
空気調和装置1が冷房運転を行っているときに、室内機5a〜5cのいずれかが使用者の指示やサーモオフによって運転を停止する場合がある。運転を停止する室内機5a〜5cでは、室内機制御手段100a〜100cのCPU110a〜110cが、室内ファン駆動部150a〜150cを介して室内ファン55a〜55cを停止するとともに、室内膨張弁52a〜52cを全閉とする(全閉となるようにパルスモータにパルスを加える)。これにより、停止している室内機5a〜5cでは、液管10を流れ閉鎖弁53a〜53cを介して室内機5a〜5cに流入した冷媒は、全閉となっている室内膨張弁52a〜52cを通過できないので、室内熱交換器51a〜51cに流入しない。
しかし、冷媒に混入した異物が室内膨張弁52a〜52cの弁体と弁座との間に噛み込んで、室内膨張弁52a〜52cを全閉としても弁体と弁座との間に隙間が生じることがある。また、室内膨張弁52a〜52cの弁体の先端が、異物の噛み込みや経年劣化等によって微少に傷がついたり欠けたりすることがある。このような弁体と弁座との間の隙間や弁体の傷や欠けを有する室内膨張弁52a〜52cでは、全閉としても上記弁体と弁座との間の隙間や、弁体の傷や欠け部から冷媒が室内熱交換器51a〜51c側に漏れる虞がある。
冷房運転を停止している室内機5a〜5cで、上述したような冷媒漏れが発生すると、室内膨張弁52a〜52cを通過した冷媒が少しずつ室内熱交換器51a〜51cに流入し、これによって室内熱交換器51a〜51cが徐々に冷却される。そして、室内熱交換器51a〜51cが冷却されることによって室内熱交換器51a〜51cで結露が発生する虞があり、また、室内熱交換器51a〜51cの周りの空気が冷やされることによって、室内機5a〜5cで室内熱交換器51a〜51c以外の装置や部材(例えば、室内ファン55a〜55cや、図示しない風向板等)にも結露が発生する虞がある。
従来の空気調和装置では、例えば、室内機に備えられた室内温度センサ、熱交入口温度センサ、および、熱交出口温度センサでの検出値を用いて、冷房運転停止後に全閉となっている室内膨張弁からの冷媒漏れ量を推定し、冷媒漏れ量が所定量以上と推定されるときに、室内ファンを駆動することで、冷却された空気を室内熱交換器周りから排除するとともに、室内機で発生した露を蒸発させる結露抑制運転を所定時間(例えば、10分間)行っている。
しかし、上記のような結露抑制運転は使用者の意図と関係なく自動的に行われ、また、結露抑制運転は室内機における室内膨張弁からの冷媒漏れ量に関わらず、つまり、室内機での結露発生の度合いに関わらず比較的長い所定時間(例えば、10分間)継続して行われるため、本来なら停止している室内機が長時間駆動することとなり使用者に違和感を与えることとなるという問題がある。また、必要以上に長い時間結露抑制運転を行っている虞があり消費電力量が増大するという問題がある。
そこで、本発明の空気調和装置1では、図2に示す各種テーブルを備えて、室内機5a〜5cで室内膨張弁52a〜52cでの冷媒漏れに起因して発生する結露の度合いを推定し、この結露度合いに応じた結露抑制運転を行うことで、使用者が違和感を感じるのを極力抑え、かつ、運転停止中の消費電力量を増大させることなく、結露抑制運転を行う。以下、各種テーブルについて詳細に説明するとともに、結露抑制運転時の室内ファン55a〜55cの制御について適宜説明する。
室内機制御手段100a〜100cの記憶部120a〜120cには、図2に示す各種テーブルが記憶されている。具体的には、図2(A)に示す結露発生度合テーブル200、図2(B)に示す室内ファン制御テーブル300、および、図2(C)に示す室内閾温度テーブル400、である。これら各種テーブルは、予め実施された試験の結果等に基づいて作成し記憶部120a〜120cに記憶されている。
尚、以下の説明では、室内温度センサ63a〜63cで検出する室内温度をTr(単位:℃)、液側温度センサ61a〜61cで検出する冷媒温度である熱交入口温度をTi(単位:℃)、ある地域における冷房運転実施時期の平均湿度をHa(単位:%)、としている。
まず、結露発生度合テーブル200について説明する。図2(A)に示すように、結露発生度合テーブル200は、室内温度Trに応じて停止している室内機5a〜5cで結露が発生する度合い(結露発生の頻度や結露の発生量を含む)を定めたものである。具体的には、室内温度Trは、「Tr<T1(第1室内閾温度)」、「T1≦Tr<T2(第2室内閾温度)」、「T2≦Tr」の3つの範囲に区分されている。そして、室内温度Trの各範囲に対応して、度合い1〜3(数字が大きくなる程結露が発生する度合いが高い)までの結露発生度合が定められている。尚、第1室内閾温度および第2室内閾温度は、後述する室内閾温度テーブル400によって定められるものである。また、結露発生度合は定量的なものではなく、試験等で結露発生度合テーブル200に記載されている室内温度Trの範囲を実現したときに、室内機5a〜5cにおける結露発生の頻度や結露の発生量を見て定めたものである。
結露発生度合テーブル200では、室内温度Trが高くなるに従って結露発生度合が高くなるように定められている。これは、室内温度Trが高くなって室内熱交換器51a〜51cの温度との差が大きくなるほど、室内膨張弁52a〜52cにおいて冷媒漏れが発生すれば、室内機5a〜5cで結露が発生する度合いが高くなるためである。
次に、室内ファン制御テーブル300について説明する。図2(B)に示すように、室内ファン制御テーブル300は、室内機5a〜5cで室内機の結露抑制運転を行うときの室内ファン55a〜55cの制御態様を結露発生度合別に定めたものである。また、室内ファン制御テーブル300では、結露発生度合1、2では室内ファン55a〜55cを所定の間隔で断続的に駆動する間欠駆動制御を行い、結露発生度合3では室内ファン55a〜55cを連続駆動する連続駆動制御を行うよう、各々定めている。
具体的には、結露発生度合1では、室内ファン55a〜55cを60分に1回、風量が前述した「微風」となる回転数で30秒間駆動する。また、結露発生度合2では、室内ファン55a〜55cを30分に1回、風量が「微風」となる回転数で30秒間駆動する。また、結露発生度合3では、室内ファン55a〜55cを風量が「微風」となる回転数で連続駆動するとともに、使用者に対し室内膨張弁52a〜52cに異常が発生していることを通知する(エラー通知)。
結露発生度合1、2では、室内温度Trが低いことから、室内膨張弁52a〜52cで冷媒漏れが発生しても、室内機5a〜5cで結露が発生する度合いが低い。従って、結露発生度合が1、2の場合は、室内ファン55a〜55cの間欠駆動で結露発生を抑制できる。これにより、停止している室内機5a〜5cで室内ファン55a〜55cが長時間駆動することによる使用者が違和感を感じるのを極力抑え、かつ、室内機5a〜5cでの消費電力量を低減できる。
但し、結露発生度合が1→2へと上がれば、室内機5a〜5cで結露が発生する度合いは高くなるので、上述したように、結露発生度合の上昇に従って室内ファン55a〜55cを駆動する間隔を短く(結露発生度合が上がれば、60分に1回→30分に1回)している。
また、結露発生度合3では、室内温度Trが高いことから、室内膨張弁52a〜52cで冷媒漏れが発生すれば、室内機5a〜5cで結露が発生する度合いが高い。従って、結露発生度合3の場合は、室内ファン55a〜55cの連続駆動で結露発生を抑制する。また、使用者にエラー通知を行って室内膨張弁52a〜52cに異常が発生していることを通知する。このエラー通知により、使用者に室内膨張弁52a〜52cの修理や交換等を促すことができるとともに、使用者が停止している室内機5a〜5cで室内ファン55a〜55cが連続駆動している理由を理解できるため、使用者が違和感を感じるのを極力抑えることができる。尚、エラー通知は、例えば、室内機5a〜5cに設けられた図示しない表示部を使用したり、音声を発したりして実行できるようにすればよい
次に、室内閾温度テーブル400について説明する。図2(C)に示すように、室内閾温度テーブル400は、結露発生度合テーブル200における第1室内閾温度T1および第2室内閾温度T2を、冷房運転実施時期の平均湿度Ha(以下、平均湿度Haと記載する)に応じて区分された3つの地域毎に定めたものである。尚、冷房運転実施時期とは、空気調和装置1が設置される地域において、主に冷房運転が行われる期間を示し、例えば、日本では5月下旬〜10月初旬の期間である。
具体的には、平均湿度Haが70%以上である「高湿度地域」では、第1室内閾温度T1:15℃、第2室内閾温度T2:30℃となっている。また、平均湿度Haが40%以上70%未満である「標準地域」では、第1室内閾温度T1:20℃、第2室内閾温度T2:40℃となっている。さらには、平均湿度Haが40%未満である「乾燥地域」では、第1室内閾温度T1:25℃、第2室内閾温度T2:50℃となっている。
第1室内閾温度T1や第2室内閾温度T2が一つの値に固定されている場合、例えば、室内閾温度テーブル400に記載の「標準地域」に対応する第1室内閾温度T1や第2室内閾温度T2が定められている場合に、この空気調和装置1を、室内閾温度テーブル400に記載の「高湿度地域」に相当する場所に設置した場合、結露発生度合テーブル200を用いて結露発生度合を判定する際に誤判定する虞がある。
結露発生度合を誤判定する理由は以下による。湿度が高くなるに従って露点温度は高くなる。従って、湿度が高い地域(「高湿度地域」)に設置される空気調和装置1において、「標準地域」に対応する第1室内閾温度T1や第2室内閾温度T2を適用し、結露発生度合テーブル200を用いて結露発生度合を判定すると、実際の結露発生度合より低い結露発生度合と判定する虞がある。そして、結露発生度合を実際より低く判定してしまうと、結露発生度合に対応した結露抑制運転を行っても、室内機5a〜5cでの結露発生を充分に抑制できない虞がある。
本発明の空気調和装置1では、室内閾温度テーブル400を参照し、空気調和装置1を設置する地域の平均湿度Haに応じた第1室内閾温度T1や第2室内閾温度T2を選ぶことができるようにしているので、結露発生度合を判定する際に誤判定することがない。尚、第1室内閾温度T1や第2室内閾温度T2の設定は、例えば、空気調和装置1の設置時に、設置作業者が設置場所の地域の平均湿度を調べて室外機2あるいは室内機5a〜5cに入力し、これを取り込んだCPU110a〜110cが室内閾温度テーブル500を参照し取り込んだ平均湿度に応じた第1室内閾温度T1や第2室内閾温度T2を抽出して設定する。
次に、図1乃至図4を用いて、空気調和装置1が冷房運転を行っているときに、停止している室内機5a〜5cにおける結露発生度合の判定および判定した結露発生度合に応じた結露抑制運転を行うときの処理について説明する。尚、以下の説明では、図3に示すように、室内機5a〜5cが冷房運転を行っているときに室内機5aが停止している場合を例に挙げて説明する。尚、図3に示す冷媒回路図は、図1(A)に示すものと同じであるため、詳細な説明は省略する。但し、停止している室内機5aの室内膨張弁52aについては、黒塗りで示すことで全閉とされていることを示している。
また、図4に示すフローチャートは、停止している室内機5aの室内機制御手段100aに搭載されているCPU110aにて上記処理を行うときの処理の流れを示すものであり、STはステップを表しこれに続く数字はステップ番号を表している。尚、図4では本発明に関わる処理を中心に説明しており、室内機5aが冷房運転や暖房運転を行っているときの冷媒回路の制御等といった一般的な処理については説明を省略する。
空気調和装置1が運転を行っているときに、CPU110aは、室内機5aにおいて使用者による運転停止指示があるか否か、あるいは、サーモオフとする条件が整ったか否かを判断する(ST1)。ここで、使用者による運転停止指示とは、使用者がリモコンを操作して室内機5aの運転停止を指示する、使用者によって室内機5aの停止時間がタイマー設定されその設定時間となった場合、等である。また、サーモオフとする条件とは、室内温度センサ63aで検出した室内温度Trが、使用者が指示した設定温度以下となった(例えば、室内温度Trが設定温度より1℃低くなった)場合である。
使用者による運転停止指示がなく、かつ、サーモオフとする条件が整っていなければ(ST1−No)、CPU110aは、現在行っている運転を継続し(ST10)、ST1に処理を戻す。使用者による運転停止指示がある、あるいは、サーモオフとする条件が整えば(ST1−Yes)、CPU110aは、室内機5aが冷房運転中であるか否かを判断する(ST2)。
室内機5aが冷房運転中でなければ(ST2−No)、CPU110aは、室内ファン駆動部150aを介して室内ファン55aを停止するとともに、室内膨張弁52aを所定の開度とし(ST11)、ST8に処理を進める。ここで、暖房運転を停止したときに室内膨張弁52aを所定の開度とするのは、室内熱交換器51aに冷媒が滞留することを防ぐためである。
室内機5aが冷房運転中であれば(ST2−Yes)、CPU110aは、室内ファン駆動部150aを介して室内ファン55aを停止するとともに、室内膨張弁52aを全閉とする(ST3)。次に、CPU110aは、室内温度センサ63aで検出した室内温度Tr、液側温度センサ61aで検出した熱交入口温度Tiを各々取り込み(ST4)、記憶部120aに記憶する。尚、CPU110aは、各センサでの検出値の取り込みを定期的(例えば、30秒毎)に行う。
次に、CPU110aは、記憶部120aに記憶した室内温度Trおよび熱交入口温度Tiを読み出し、熱交入口温度Tiが室内温度Trから所定温度(ここでは3℃)を引いた温度より低いか否かを判断する(ST5)。これは、全閉とされている室内膨張弁52aで冷媒漏れが発生しているか否かを判断するための処理であり、室内膨張弁52aで冷媒漏れが発生していれば熱交入口温度Tiが室内温度より低くなることを利用したものである。尚、室内温度Trから所定温度を引いた温度と熱交入口温度Tiとを比較しているのは、各々のセンサでの検出誤差を考慮するためである。
ST5において、熱交入口温度Tiが室内温度Trから3℃を引いた温度より低くない場合は(ST5−No)、CPU110aは、ST8に処理を進める。熱交入口温度Tiが室内温度Trから3℃を引いた温度より低い場合は(ST5−Yes)、CPU110aは、記憶部120aに記憶した室内温度Trを読み出し、記憶部120aに記憶している結露発生度合テーブル200を参照して結露発生度合を判定し(ST6)、記憶部120aに記憶する。
次に、CPU110aは、記憶部120aに記憶した結露発生度合を読み出し、記憶部120aに記憶している室内ファン制御テーブル300を参照して実行する室内ファン55aの制御を抽出し、室内ファン55aの駆動制御を行って(ST7)、室内機5aの結露抑制運転を行う。
次に、CPU110aは、室内機5aにおいて使用者による運転開始指示があるか否か、あるいは、サーモオンとする条件が整ったか否かを判断する(ST8)。ここで、使用者による運転開始指示とは、使用者がリモコンを操作して室内機5aの運転開始を指示する、使用者によって室内機5aの運転開始時間がタイマー設定されその設定時間となった場合、等である。また、サーモオンとする条件とは、室内温度センサ63aで検出した室内温度Trが、使用者が指示した設定温度より高くなった(例えば、室内温度Trが設定温度より1℃高くなった)場合である。
使用者による運転開始指示がなく、かつ、サーモオンとする条件が整っていなければ(ST8−No)、CPU110aは、ST4に処理を戻す。使用者による運転開始指示がある、あるいは、サーモオンとする条件が整えば(ST8−Yes)、CPU110aは、室内機5aの運転を開始もしくは再開し(ST9)、ST1に処理を戻す。
以上説明したように、本実施形態における空気調和装置1は、室内機5a〜5cでの結露の発生度合いに応じて室内ファン55a〜55cの制御を異ならせ、特に、結露の発生度合いが高くなるのに従って室内ファン55a〜55cの駆動時間が長くなるようにしている。これにより、結露の発生度合いが高いときは室内ファン55a〜55cを長く駆動して結露を抑制するとともに、結露の発生度合いが低いときは室内ファン55a〜55cの駆動時間を必要最小限とすることができるので、使用者が違和感を感じるのを極力抑え、かつ、空気調和装置1での消費電力量を低減しつつ、停止している室内機5a〜5cの結露発生を抑制することができる。
次に、本発明の空気調和装置の第2の実施形態について、図4乃至図6を用いて説明する。尚、本実施形態では、空気調和装置の構成や運転動作、判定した結露発生度合に基づいて結露抑制運転(室内ファンの駆動制御)を行うことについては、第1の実施形態と同じであるため、説明を省略する。第1の実施形態と異なるのは、図5に示すように、室内機5a〜5cに室内温度センサ63a〜63cに加えて湿度検出手段である室内湿度センサ64a〜64cを備えたことと、図6に示すように、結露発生度合テーブル500において、室内温度Tr範囲に代えて室内湿度Hr範囲(単位:%)を用い、図2(C)に示す室内閾温度テーブル500を有しないことである。
図5に示すように、室内機5a〜5cの図示しない室内空気の吸込口付近には、室内機5a内に流入する室内空気の湿度、すなわち室内湿度を検出する室内湿度センサ64a〜64cが備えられている。室内機制御手段100a〜100cのCPU110a〜110cは、室内湿度センサ64a〜64cが検出した室内湿度をセンサ入力部140a〜140cを介して定期的(例えば、1分毎)に取り込んで記憶部120a〜120cに記憶している。
室内機制御手段100a〜100cの記憶部120a〜120cには、実施形態1で説明した室内ファン制御テーブル300(図2(B)を参照)とともに、図6に示す結露発生度合テーブル500が記憶されている。この結露発生度合テーブル500は、予め実施された試験の結果等に基づいて作成されたものである。
図6に示すように、結露発生度合テーブル500は、室内湿度Hrに応じて停止している室内機5a〜5cで結露が発生する度合いを定めたものである。具体的には、室内湿度Hrは、「Hr<60%」、「60%≦Hr<80%」、「80%≦Hr」の3つの範囲に区分されており、室内湿度Hrの各範囲に対応して、度合い1〜3までの結露発生度合が定められている。
結露発生度合テーブル500では、室内湿度Hrが高くなるに従って結露発生度合が高くなるように定められている。これは、室内湿度Hrが高くなるほど、室内膨張弁52a〜52cにおいて冷媒漏れが発生すれば、室内機5a〜5cで結露が発生する度合いが高くなるためである。
以上説明した室内湿度センサ64a〜64cおよび結露発生度合テーブル500を有する空気調和装置1が冷房運転を行っているときに、停止している室内機(第1の実施形態と同じく室内機5aとする)における結露発生度合の判定および判定した結露発生度合に応じた結露抑制運転を行うときの処理については、以下に説明する点を除いて、第1の実施形態の説明で使用したフローチャート(図4参照)と同様の処理となる。
第1の実施形態との違いは、ST4において、CPU110aは、室内温度センサ63aで検出した室内温度Tr、液側温度センサ61aで検出した熱交入口温度Tiに加えて、室内湿度センサ64aで検出した室内湿度Hrを取り込んで記憶部120aに記憶することである。また、ST6において、CPU110aは、記憶部120aに記憶した室内湿度Hrを読み出し、記憶部120aに記憶している結露発生度合テーブル500を参照して結露発生度合を判定し、記憶部120aに記憶することである。これら以外の処理については、第1の実施形態と同様である。
以上説明したように、第2の実施形態における空気調和装置1は、室内機5a〜5cに室内湿度センサ64a〜64cを備え、室内湿度センサ64a〜64cで検出した室内湿度Hrを用い結露発生度合テーブル500を参照して結露発生度合を判定することによって、空気調和装置1が設置される地域の平均湿度を考慮しなくて済むようになるので、第1の実施形態における室内閾温度テーブル400が不要となり、空気調和装置1の設置時の第1室内閾温度T1および第2室内閾温度T2の設定も不要となる。従って、空気調和装置1の設置時の手間が省ける。また、停止している室内機5a〜5cが設置された室内の湿度を直接検出して結露発生度合の判定に使用するので、室内温度Trを用いる場合に比べて結露発生度合の判定精度を向上させることができる。
次に、本発明の空気調和装置の第3の実施形態について、図5、図7および図8を用いて説明する。尚、本実施形態では、空気調和装置の構成や運転動作、判定した結露発生度合に基づいて結露抑制運転(室内ファンの駆動制御)を行うことについては、第2の実施形態と同じであるため、説明を省略する。第2の実施形態と異なるのは、図7に示すように、結露発生度合テーブル600において、室内湿度Hr範囲に代えて熱交入口温度Tiと露点温度Tdとの温度差ΔT(単位:℃)を用いること、図8に示す室内機制御手段100a〜100cのCPU110a〜110cにおける処理、および、記憶部120a〜120cに湿り空気線図をデータ化した図示しない湿り空気線図テーブルを記憶していることである。
ここで、湿り空気線図とは、線図上に、乾球/湿球温度、露店温度、絶対/相対湿度、エンタルピーなどを記入し、その中から2つの値を求めることにより、湿り空気(水分を含んている空気のこと)の状態がわかるようにした線図である。本発明における第3の実施形態では、室内温度Trと室内湿度Hrとを用い、上述した湿り空気線図テーブルを参照して、室内温度Trにおける露点温度Tdを求める。
室内機制御手段100a〜100cの記憶部120a〜120cには、実施形態1で説明した室内ファン制御テーブル300(図2(B)を参照)とともに、図7に示す結露発生度合テーブル600が記憶されている。この結露発生度合テーブル600は、予め実施された試験の結果等に基づいて作成されたものである。
図7に示すように、結露発生度合テーブル600は、熱交入口温度Tiと露点温度Tdとの温度差ΔT(以下、温度差ΔTと記載)に応じて停止している室内機5a〜5cで結露が発生する度合いを定めたものである。具体的には、温度差ΔTは、「5℃≦ΔT」、「0℃≦ΔT<5℃」、「ΔT<0℃」の3つの範囲に区分されており、温度差ΔTの各範囲に対応して、度合い1〜3までの結露発生度合が定められている。
結露発生度合テーブル600では、温度差ΔTが小さくなるに従って結露発生度合が高くなるように定められている。これは、温度差ΔTが小さくなるほど室内熱交換器51a〜51cの温度が露点温度Tdに近づき、室内膨張弁52a〜52cにおいて冷媒漏れが発生すれば、室内機5a〜5cで結露が発生する度合いが高くなるためである。
以上説明した湿り空気線図テーブルおよび結露発生度合テーブル600を有する空気調和装置1が冷房運転を行っているときに、停止している室内機(第1の実施形態と同じく室内機5aとする)における結露発生度合の判定および判定した結露発生度合に応じた結露抑制運転を行うときの処理について、図8に示すフローチャートを用いて説明する。
図8に示すフローチャートは、停止している室内機5aの室内機制御手段100aに搭載されているCPU110aにて上記処理を行うときの処理の流れを示すものであり、STはステップを表しこれに続く数字はステップ番号を表している。尚、図8では本発明に関わる処理を中心に説明しており、室内機5aが冷房運転や暖房運転を行っているときの冷媒回路の制御等といった一般的な処理については説明を省略する。また、図4に示すフローチャートと同様の処理を行うステップについても、詳細な説明を省略する。
空気調和装置1が運転を行っているときに、CPU110aは、室内機5aにおいて使用者による運転停止指示があるか否か、あるいは、サーモオフとする条件が整ったか否かを判断する(ST21)。使用者による運転停止指示がなく、かつ、サーモオフとする条件が整っていなければ(ST21−No)、CPU110aは、現在行っている運転を継続し(ST31)、ST21に処理を戻す。使用者による運転停止指示がある、あるいは、サーモオフとする条件が整えば(ST21−Yes)、CPU110aは、室内機5aが冷房運転中であるか否かを判断する(ST22)。
室内機5aが冷房運転中でなければ(ST22−No)、CPU110aは、室内ファン駆動部150aを介して室内ファン55aを停止するとともに、室内膨張弁52aを所定の開度とし(ST32)、ST29に処理を進める。室内機5aが冷房運転中であれば(ST22−Yes)、CPU110aは、室内ファン駆動部150aを介して室内ファン55aを停止するとともに、室内膨張弁52aを全閉とする(ST23)。
次に、CPU110aは、室内温度センサ63aで検出した室内温度Tr、液側温度センサ61aで検出した熱交入口温度Ti、室内湿度センサ64aで検出した室内湿度Hrを各々取り込み(ST24)、記憶部120aに記憶する。
次に、CPU110aは、記憶部120aに記憶した室内温度Trおよび熱交入口温度Tiを読み出し、熱交入口温度Tiが室内温度Trから所定温度(ここでは3℃)を引いた温度より低いか否かを判断する(ST25)。熱交入口温度Tiが室内温度Trから3℃を引いた温度より低くない場合は(ST25−No)、CPU110aは、ST29に処理を進める。
熱交入口温度Tiが室内温度Trから3℃を引いた温度より低い場合は(ST25−Yes)、CPU110aは、記憶部120aに記憶した室内温度Trと室内湿度Hrとを読み出し、記憶部120aに記憶している湿り空気線図テーブルを参照して露点温度Tdを求め、記憶している熱交入口温度Tiと露点温度Tdとを用いて温度差ΔTを算出し(ST26)、記憶部120aに記憶する。そして、CPU110aは、記憶部120aに記憶した温度差ΔTを読み出し、記憶部120aに記憶している結露発生度合テーブル600を参照して結露発生度合を判定し(ST27)、記憶部120aに記憶する。
次に、CPU110aは、記憶部120aに記憶した結露発生度合を読み出し、記憶部120aに記憶している室内ファン制御テーブル300を参照して実行する室内ファン55aの制御を抽出し、室内ファン55aの駆動制御を行って(ST28)、室内機5aの結露抑制運転を行う。
次に、CPU110aは、室内機5aにおいて使用者による運転開始指示があるか否か、あるいは、サーモオンとする条件が整ったか否かを判断する(ST29)。使用者による運転開始指示がなく、かつ、サーモオンとする条件が整っていなければ(ST29−No)、CPU110aは、ST24に処理を戻す。使用者による運転開始指示がある、あるいは、サーモオンとする条件が整えば(ST29−Yes)、CPU110aは、室内機5aの運転を開始もしくは再開し(ST30)、ST21に処理を戻す。
以上説明したように、第3の実施形態における空気調和装置1は、湿り空気線図テーブルを用いて室内温度Trと室内湿度Hrとに対応する露点温度Tdを求め、熱交入口温度Tiと露点温度Tdとを用い結露発生度合テーブル600を参照して結露発生度合を判定する。室内膨張弁52a〜52cから漏れる冷媒によって冷却された室内熱交換器51a〜51cの温度と露点温度Tdとを直接比較することで、室内温度Trや室内湿度Hrを用いる場合に比べて結露発生度合の判定精度をより向上させることができる。
1 空気調和装置
2 室外機
5a〜5c 室内機
8 液管
9 ガス管
10 冷媒回路
32 低圧センサ
50a〜50c 室内機冷媒回路
51a〜51c 室内熱交換器
52a〜52c 室内膨張弁
55a〜55c 室内ファン
61a〜61c 熱交入口温度センサ
62a〜62c 熱交出口温度センサ
63a〜63c 室内温度センサ
64a〜64c 室内湿度センサ
71a〜71c 室内機液管
72a〜72c 室内機ガス管
100a〜100c 室内機制御手段
110a〜110c CPU
120a〜120c 記憶部
130a〜130c 通信部
140a〜140c センサ入力部
150a〜150c 室内ファン駆動部
200 結露発生度合テーブル
300 結露抑制運転制御テーブル
400 室内閾温度テーブル
500 結露発生度合テーブル
600 結露発生度合テーブル
Ha 平均湿度
Hr 室内湿度
Ti 熱交入口温度
Tr 室内温度

Claims (9)

  1. 圧縮機を備えた少なくとも1台の室外機と、
    室内熱交換器と、室内冷媒流量調整手段と、室内ファンと、前記室内熱交換器が蒸発器として機能するときに同室内熱交換器に流入する冷媒の温度である熱交入口温度を検出する熱交入口温度検出手段と、室内温度を検出する室内温度検出手段とを備えた複数の室内機と、
    前記熱交入口温度検出手段および前記室内温度検出手段の各検出値を取り込み、前記室内冷媒流量調整手段や前記室内ファンを制御する制御手段と、
    を備えた空気調和装置であって、
    前記制御手段は、前記室内温度に対応させて前記室内機での結露の発生度合いを定めた結露発生度合テーブルと、前記結露の発生度合い毎に異なる前記室内ファンの制御を定めた室内ファン制御テーブルとを有し、
    冷房運転を行っている複数の前記室内機のうち運転を停止している前記室内機が少なくとも1台存在する場合に、
    前記制御手段は、運転を停止している前記室内機で検出した前記室内温度と前記熱交入口温度とを取り込み、前記熱交入口温度が前記室内温度より低ければ、前記結露発生度合テーブルを参照して前記室内温度に応じた前記結露の発生度合いを判別し、前記室内ファン制御テーブルを参照して前記結露の発生度合いに応じた前記室内ファンの制御を実行することを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記室内ファン制御テーブルにおける前記室内ファンの制御は、所定の結露の発生度合いを境とし、判別した前記結露の発生度合いが前記所定の結露の発生度合いより低い場合は前記室内ファンを所定回転数で間欠駆動する間欠駆動制御とされ、判別した前記結露の発生度合いが前記所定の結露の発生度合い以上である場合は前記室内ファンを所定回転数で連続駆動する連続駆動制御とされていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記間欠駆動制御では、前記室内ファンの駆動と停止を交互に繰り返し、前記結露の発生度合いが高くなるに従って、前記室内ファンの停止時間を短くすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気調和装置。
  4. 圧縮機を備えた少なくとも1台の室外機と、
    室内熱交換器と、室内冷媒流量調整手段と、室内ファンと、前記室内熱交換器が蒸発器として機能するときに同室内熱交換器に流入する冷媒の温度である熱交入口温度を検出する熱交入口温度検出手段と、室内温度を検出する室内温度検出手段と、室内湿度を検出する室内湿度検出手段とを備えた複数の室内機と、
    前記熱交入口温度検出手段、前記室内温度検出手段、および、前記室内湿度検出手段での各検出値を取り込み、前記室内冷媒流量調整手段や前記室内ファンを制御する制御手段と、
    を備えた空気調和装置であって、
    前記制御手段は、前記室内湿度に対応させて前記室内機での結露の発生度合いを定めた結露発生度合テーブルと、前記結露の発生度合い毎に異なる前記室内ファンの制御を定めた室内ファン制御テーブルとを有し、
    冷房運転を行っている複数の前記室内機のうち運転を停止している前記室内機が少なくとも1台存在する場合に、
    前記制御手段は、運転を停止している前記室内機で検出した前記室内温度と前記熱交入口温度と前記室内湿度とを取り込み、前記熱交入口温度が前記室内温度より低ければ、前記結露発生度合テーブルを参照して前記室内湿度に応じた前記結露の発生度合いを判別し、前記室内ファン制御テーブルを参照して前記結露の発生度合いに応じた前記室内ファンの制御を実行することを特徴とする空気調和装置。
  5. 前記室内ファン制御テーブルにおける前記室内ファンの制御は、所定の結露の発生度合いを境とし、判別した前記結露の発生度合いが前記所定の前記結露の発生度合いより低い場合は前記室内ファンを所定回転数で間欠駆動する間欠駆動制御とされ、判別した前記結露の発生度合いが前記所定の結露の発生度合い以上である場合は前記室内ファンを所定回転数で連続駆動する連続駆動制御とされていることを特徴とする請求項4に記載の空気調和装置。
  6. 前記間欠駆動制御では、前記室内ファンの駆動と停止を交互に繰り返し、前記結露の発生度合いが高くなるに従って、前記室内ファンの停止時間を短くすることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の空気調和装置。
  7. 室内熱交換器と、室内冷媒流量調整手段と、室内ファンと、前記室内熱交換器が蒸発器として機能するときに同室内熱交換器に流入する冷媒の温度である熱交入口温度を検出する熱交入口温度検出手段と、室内温度を検出する室内温度検出手段と、室内湿度を検出する室内湿度検出手段とを備えた複数の室内機と、
    前記熱交入口温度検出手段、前記室内温度検出手段、および、前記室内湿度検出手段での各検出値を取り込み、前記室内冷媒流量調整手段や前記室内ファンを制御するとともに、取り込んだ前記室内温度や前記室内湿度を使用して露点温度を求める制御手段と、
    を備えた空気調和装置であって、
    前記制御手段は、前記熱交入口温度と露点温度との温度差に対応させて前記室内機での結露の発生度合いを定めた結露発生度合テーブルと、前記結露の発生度合い毎に異なる前記室内ファンの制御を定めた室内ファン制御テーブルとを有し、
    冷房運転を行っている複数の前記室内機のうち運転を停止している前記室内機が少なくとも1台存在する場合に、
    前記制御手段は、運転を停止している前記室内機で検出した前記室内温度と前記熱交入口温度と前記室内湿度とを取り込み、前記熱交入口温度が前記室内温度より低ければ、前記室内温度と前記室内湿度とを使用して前記露点温度を求め、前記熱交入口温度と前記露点温度との温度差を算出し、前記結露発生度合テーブルを参照して前記温度差に応じた前記結露の発生度合いを判別し、前記室内ファン制御テーブルを参照して前記結露の発生度合いに応じた前記室内ファンの制御を実行することを特徴とする空気調和装置。
  8. 前記室内ファン制御テーブルにおける前記室内ファンの制御は、所定の結露の発生度合いを境とし、判別した前記結露の発生度合いが前記所定の前記結露の発生度合いより低い場合は前記室内ファンを所定回転数で間欠駆動する間欠駆動制御とされ、判別した前記結露の発生度合いが前記所定の結露の発生度合い以上である場合は前記室内ファンを所定回転数で連続駆動する連続駆動制御とされていることを特徴とする請求項7に記載の空気調和装置。
  9. 前記間欠駆動制御では、前記室内ファンの駆動と停止を交互に繰り返し、前記結露の発生度合いが高くなるに従って、前記室内ファンの停止時間を短くすることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の空気調和装置。
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