JP2014105910A - 給湯装置のカバー固定構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】給湯装置の外観の向上を図り得る給湯装置のカバー固定構造を提供する。
【解決手段】給湯装置1のカバー固定構造30は、カバー部材21のフランジ部22a〜24aとケース本体10の一方に形成されたダルマ穴31と、フランジ部22a〜24aとケース本体10の他方に設けられた係合突部32であって、ダルマ穴31に挿入してダルマ穴32に対して相対的にスライドすることでカバー部材21をケース本体10に取り付け可能な係合突部32と、ダルマ穴31の近傍壁部でもって形成され且つ他方とは反対側に突出するように形成された弾性支持部33とを有し、弾性支持部33を係合突部32の先端部裏面側に弾性的に当接させることで、フランジ部22a〜24aをケース本体10に密着状に固定可能に構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は給湯装置のカバー固定構造に関し、特に、給湯装置の外観の向上を図ったものに関する。
従来から、電気給湯装置、ガス給湯装置、石油給湯装置等の熱源に応じた種々の給湯装置が広く一般家庭に普及している。特に、電気給湯装置は、湯水を貯留する大容量の貯湯タンクを備え、貯湯タンク内に夜間電力の割安な単価適用時間帯を利用して高温の湯水を蓄え、昼間に給湯することによって電気料金を抑えることができる。
上記の各種の給湯装置は、一般的に箱状の外装ケースに各種機器や各種配管が収納されている。外装ケースの下部には、各種配管の外装ケース内の内部配管と外装ケース外の外部配管とを接続するための配管接続部が設けられている。
ところで、上記の配管接続部は、例えば、特許文献1の貯湯タンクユニットに示すように、平面視コ字型の配管カバーで覆われている。この配管カバーを外装ケースに固定する場合、特許文献1では、外装ケースに形成された複数の溝部に配管カバーに設けられた複数の爪部を係合し、複数の化粧ネジを外方から配管カバーの挿通孔に夫々挿通して、外装ケースの複数のネジ孔に夫々螺合することで固定している。
特開2012―2197号公報
しかし、特許文献1の配管カバーの固定構造では、化粧ネジの頭部が配管カバーの外表面に突出する構造上、給湯装置の外観の向上を図る上では問題がある。また、化粧ネジを使用せずに配管カバーを外装ケースに固定する構造として、配管カバーの端部にフランジ部を設け、このフランジ部に複数のダルマ穴を形成し、これらダルマ穴を外装ケースに設けられた複数のビスに夫々係合して固定する構造が広く採用されている。
ところが、上記配管カバーの固定構造では、フランジ部と外装ケースとを密着状に固定するのが難しく、フランジ部と外装ケースとの間に隙間が生じ易くガタついてしまう虞がある。
本発明の目的は、給湯装置の外観の向上を図り得る給湯装置のカバー固定構造を提供すること、カバー部材をケース本体に取り付けると同時にカバー部材のフランジ部をケース本体に密着状に固定可能な構造を備えた給湯装置のカバー固定構造を提供すること、等である。
請求項1の給湯装置のカバー固定構造は、ケース本体と、このケース本体に着脱自在に取り付け可能なカバー部材とを備え、前記カバー部材の端部を内方へ屈曲させてフランジ部を形成し、このフランジ部を介して前記カバー部材を前記ケース本体に固定する給湯装置のカバー固定構造において、前記フランジ部と前記ケース本体の一方に形成されたダルマ穴と、前記フランジ部と前記ケース本体の他方に設けられた係合突部であって、前記ダルマ穴に挿入して前記ダルマ穴に対して相対的にスライドすることで前記カバー部材を前記ケース本体に取り付け可能な係合突部と、前記ダルマ穴の近傍壁部でもって形成され且つ前記他方とは反対側に突出するように形成された弾性支持部とを有し、前記弾性支持部を前記係合突部の先端部裏面側に弾性的に当接させることで、前記フランジ部を前記ケース本体に密着状に固定可能に構成したことを特徴としている。
請求項2の給湯装置のカバー固定構造は、請求項1の発明において、前記弾性支持部は、前記スライド方向と直交する方向と平行に形成され且つ前記他方から離隔するように傾斜する1対の傾斜部を有する折曲部で構成されていることを特徴としている。
請求項3の給湯装置のカバー固定構造は、請求項1又は2の発明において、前記他方には前記ダルマ穴に対応する位置に開口部が形成され、この開口部の周縁にはバーリング加工で形成された外方に突出した筒状部が形成され、前記係合突部は、前記ダルマ穴の大穴部に挿通可能な頭部と、この頭部に連なり且つ前記筒状部に螺合されたネジ部とからなるビスで構成されていることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、給湯装置のカバー固定構造は、フランジ部とケース本体の一方に形成されたダルマ穴と、フランジ部とケース本体の他方に設けられた係合突部であって、ダルマ穴に挿入してダルマ穴に対して相対的にスライドすることでカバー部材をケース本体に取り付け可能な係合突部とを有するので、係合突部をダルマ穴に挿入した状態で、カバー部材をケース本体に対してスライドさせるだけでカバー部材をケース本体に取り付けることができる。
また、この給湯装置のカバー固定構造は、ダルマ穴の近傍壁部でもって形成され且つ他方とは反対側に突出するように形成された弾性支持部を有し、弾性支持部を係合突部の先端部裏面側に弾性的に当接させることで、フランジ部をケース本体に密着状に固定可能に構成したので、カバー部材をケース本体に取り付ける際に、弾性支持部を介してフランジ部をケース本体側に接近させてケース本体に密着状に当接させることができる。従って、フランジ部とケース本体との間の隙間を埋めて、給湯装置の外観を向上させると共にカバー部材のガタツキを防止することができる。
請求項2の発明によれば、弾性支持部は、スライド方向と直交する方向と平行に形成され且つ他方から離隔するように傾斜する1対の傾斜部を有する折曲部で構成されているので、フランジ部とケース本体とを密着させる構造を簡単な構造で実現することができる。また、カバー部材をプレス成形で製作する場合に有利となり、製作コストを低減することができる。
請求項3の発明によれば、他方にはダルマ穴に対応する位置に開口部が形成され、この開口部の周縁にはバーリング加工で形成された外方に突出した筒状部が形成され、係合突部は、ダルマ穴の大穴部に挿通可能な頭部と、この頭部に連なり且つ筒状部に螺合されたネジ部とからなるビスで構成されているので、係合突部のネジ部を筒状部に螺合して係合突部の頭部の裏面側を筒状部の先端部に当接させると、係合突部を締結する際の締め込み量が一定となり、係合突部の高さ方向の位置決めを容易に行うことができる。
実施例1に係る給湯装置の概略構成図である。 外装ケースと配管カバーの上方からの斜視図である。 外装ケースと配管カバーの下方からの斜視図である。 図2の要部拡大図である。 図3の要部拡大図である。 フランジ部のダルマ穴に外装ケースの係合突部を挿入した状態の外装ケースの要部拡大裏面図である。 フランジ部のダルマ穴に外装ケースの係合突部を挿入しスライドさせた状態の外装ケースの要部拡大裏面図である。 図7のVIII-VIII線断面図である。 外装ケースの係合突部近傍部の縦断面図である。 配管カバーが固定された状態の外装ケースの下方からの要部拡大斜視図である。 部分変更形態に係るダルマ穴の平面図である。 図11のXII-XII線断面図である。 部分変更形態に係る配管カバーの上方からの要部拡大斜視図である。 部分変更形態に係る外装ケースの下方からの要部拡大斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
先ずは、給湯装置1の全体構造について簡単に説明する。
図1に示すように、給湯装置1は、縦長筒状の外周面を有する貯湯タンク3、給水配管4と加熱循環配管5と出湯配管6などの配管系、混合弁8、補助給湯器9、外装ケース10などを有する貯湯式の電気給湯装置で構成されている。尚、給湯装置1は、電気式のものに限らず、ガス式や石油式などのものを採用しても良い。
尚、この給湯装置1は、熱交換器7による貯湯タンク3内の湯水を加熱可能なヒートポンプ式熱源機2と、このヒートポンプ式熱源機2と給湯装置1との間に湯水を循環させる為の加熱循環配管5などと組み合わせることでヒートポンプ給湯装置Cが構成されるが、給湯装置1以外の詳細な説明は省略する。尚、ヒートポンプ式熱源機2に代えて、燃料電池発電装置やガスエンジンを採用しても良い。
次に、外装ケース10について説明する。
図2,図3に示すように、外装ケース10(ケース本体に相当する)は、前側板11、左右1対の側板12,13、後側板14、天板15、底板16などを備えて、薄鋼板製の箱状に構成されている。外装ケース10は、貯湯タンク3、各種の配管4〜6の内部配管、混合弁8,補助給湯器9などを収容している。
外装ケース10の前側下部には、側面視逆L字状の仕切り板17で区画された前方開放状の段差凹み部18が設けられている。仕切り板17は、上壁部17aと奥壁部17bとから構成されている。段差凹み部18に外装ケース10内の各種の配管4〜6の外部配管と内部配管とを接続するための複数の配管継手19aを備えた配管接続部19が設けられている。
次に、配管カバー21について説明する。
図2,図3に示すように、配管カバー21(カバー部材に相当する)が、配管接続部19を覆うように外装ケース10の段差凹み部18に着脱自在に取り付けられている。配管カバー21は、前側板部22と、左右1対の側板部23,24とから平面視コ字型に構成されている。
前側板部22の上端部には、内方へ直角に屈曲された前側の水平フランジ部22aが長手方向の全長に亙って形成されている。左右1対の側板部23,24の上端部には、内方へ直角に屈曲された左右1対の水平フランジ部23a,24aが長手方向の全長に亙って夫々形成されている。左右1対の側板部23,24の後端部には、内方へ直角に屈曲された左右1対の鉛直フランジ部23b,24bが長手方向の全長に亙って夫々形成されている。配管カバー21は、これら水平フランジ部22a〜24a,鉛直フランジ部23b,24bを介して外装ケース10に固定されている。
次に、本発明に係る給湯装置1のカバー固定構造30について説明する。
図2〜図8に示すように、カバー固定構造30は、配管カバー21を外装ケース10に固定する為のものであり、外装ケース10と配管カバー21に設けられている。即ち、カバー固定構造30は、配管カバー21の水平フランジ部22a〜24aに夫々形成された複数のダルマ穴31と、外装ケース10の上壁部17aに設けられた複数の係合突部32と、水平フランジ部22a〜24aの複数のダルマ穴31の近傍壁部でもって形成された複数の弾性支持部33とを有している。
次に、複数のダルマ穴31について説明する。
図2,図4に示すように、複数のダルマ穴31は、前側のフランジ部22aの長手方向の等間隔に形成された3つのダルマ穴31と、左側の水平フランジ部23aに形成された1つのダルマ穴31と、右側の水平フランジ部24aに形成された1つのダルマ穴31とを有している。複数のダルマ穴31は全て同じ構造のものであるので、以下では、1つのダルマ穴31についてのみ説明する。
図2,図4に示すように、ダルマ穴31は、連続する互いに異なる穴径の2つの穴部から構成されている。即ち、ダルマ穴31は、後述する係合突部32の頭部32aの外径より大きい大穴部31aと、この大穴部31aから前後方向(配管カバー21のスライド方向と平行な方向)の前方に突出し且つ係合突部32の頭部32aの外径より小さい小穴部31bとから一体的に形成されている。
次に、複数の係合突部32について説明する。
図3,図5に示すように、複数の係合突部32は、外装ケース10の上壁部17aにおいて5つのダルマ穴31に対応する5箇所に設けられている。複数の係合突部32は全て同じ構造のものであるので、以下では、1つの係合突部32についてのみ説明する。
図8,図9に示すように、係合突部32は、ダルマ穴31の大穴部31aに挿通可能な頭部32aと、この頭部32aに連なり且つ小穴部31bより小径のネジ部32bとからなるビスで構成されている。
次に、係合突部32の外装ケース10に対する取り付け構造について説明する。
図9に示すように、外装ケース10には、複数のダルマ穴31に対応する位置に複数の開口部35が形成され、これら開口部35の周縁にはバーリング加工で形成された外方(下方)に突出した筒状部36が夫々形成されている。係合突部32のネジ部32bが、筒状部36の内周部に螺合され、係合突部32の裏面側が、筒状部36の先端部に当接されている。
筒状部36は、ダルマ穴31の小穴部31bの外径より小さい外径を有している。さらに、筒状部36は、水平フランジ部22a〜24aの板厚以上(例えば、フランジ部の板厚の2倍程度)の高さを有している。筒状部36は、係合突部32のネジ部32bの締め付け量を一定にし、係合突部32の高さ方向の位置決めをすることができる。尚、係合突部32は、ビスに限定されるものではなく、リベットを採用しても良い。
次に、複数の弾性支持部33について説明する。
図2,図4,図6〜図8に示すように、複数の弾性支持部33は、前側の水平フランジ部22aと左右1対の水平フランジ部23a,24aに夫々形成されている。複数の弾性支持部33は、水平フランジ部22a〜24aの複数のダルマ穴31の近傍壁部でもって形成され且つ外装ケース10の上壁部17aとは反対側に突出するように夫々形成されている。
前側の水平フランジ部22aに形成された弾性支持部33は、水平フランジ部22aの長手方向の全長に亙って形成された折曲部37で構成されている。この折曲部37は、スライド方向と直交する方向と平行に形成され且つ外装ケース10の上壁部17aから離隔するように傾斜する1対の傾斜部37a,37bを有している。尚、前側の水平フランジ部22aの長手方向の全長に亙って弾性支持部33が形成されているが、前側の水平フランジ部22aの3つのダルマ穴31の近傍壁部にのみ形成された構造であっても良い。
左右1対の水平フランジ部23a,24aに夫々形成された弾性支持部33は、水平フランジ部23a,24aの前後方向中央部後ろ寄り部分に夫々形成された折曲部38で構成されている。この折曲部38は、スライド方向と直交する方向と平行に形成され且つ外装ケース10の上壁部17aから離隔するように傾斜する1対の傾斜部38a,38bを有している。水平フランジ部23a,24aにおいて、側板部23,24と左右1対の折曲部38との境界部には折曲部形成用のスリット39が夫々形成されている。
図8に示すように、折曲部37の1対の傾斜部37a,37bと折曲部38の1対の傾斜部38a,38bは、例えば約150度の開角にて下方へ突出するように断面略V字状に構成されている。各折曲部37,38は、筒状部36の高さよりも僅かに大きい高さを有し、配管カバー21を外装ケース10に取り付けた際に僅かに弾性変形可能である。
このように、このカバー固定構造30は、係合突部32を対応するダルマ穴31に夫々挿入してダルマ穴31に対して相対的にスライドすることで配管カバー21を外装ケース10に取り付け可能に構成され、弾性支持部33を対応する係合突部32の先端部裏面側に弾性的に当接させることで、フランジ部22a〜24aをケース本体に密着状に固定可能に構成されている。
図10に示すように、左右1対の鉛直フランジ部23b,24bの下端部には、前後方向後方に斜め傾斜状に延びる傾斜板部23c,24cが夫々形成されている。カバー固定構造30を介して配管カバー21を外装ケース10に取り付けた後、ビス39を左右一対の傾斜板部23c,24cの挿通穴に夫々通して外装ケース10に夫々螺合することで、配管カバー21を外装ケース10に固定可能である。これら左右一対の傾斜板部23c,24cは、ビス39が外装ケース10の外部に露出しないように配管カバー21の内側に形成されている。
次に、本発明の給湯装置1のカバー固定構造30の作用及び効果について説明する。
先ずは、配管カバー21を外装ケース10に取り付ける場合、図6に示すように、配管カバー21の複数のダルマ穴31の大穴部31aに、対応する係合突部32の頭部32aを挿入し貫通させた状態にする。次に、図7に示すように、配管カバー21を後方へ外装ケース10の奥壁部17b側へスライドさせ、係合突部32のネジ部32bをダルマ穴31の小穴部31b内に移動させる。
このとき、図8に示すように、弾性支持部33においては、折曲部37,38の後ろ側の傾斜部37b,38bが、対応する係合突部32の頭部32aの裏面側に乗り上げるので、配管カバー21が徐々に上方に上壁部17a側に接近し、左右1対の鉛直フランジ部23b,24bが奥壁部17bに当接した段階で、弾性支持部33によるダルマ穴31の近傍壁部の弾性変形を介して、水平フランジ部22a〜24aが外装ケース10の上壁部17aに密着状に当接する。
そして、左右1対の鉛直フランジ部23b,24bの下端部の傾斜板部23c,24cを、複数のビス39を介して外装ケース10に夫々固定することで、配管カバー21を外装ケース10に固定する。配管カバー21を外装ケース10から取り外す場合は、上記の逆の手順である。
以上の説明によれば、カバー固定構造30は、水平フランジ部22a〜24aに形成されたダルマ穴31と、外装ケース10に設けられた係合突部32であって、ダルマ穴31に挿入してダルマ穴31に対して相対的にスライドすることで配管カバー21を外装ケース10に取り付け可能な係合突部32を有するので、係合突部32をダルマ穴31に挿入した状態で、配管カバー21を外装ケース10に対してスライドさせるだけで、配管カバー21を外装ケース10に取り付けることができ、故に、配管カバー21を取り付ける為の取付ビスやビス打ち工程を削減することができる。
また、このカバー固定構造30は、ダルマ穴31の近傍壁部でもって形成され且つ外装ケース10とは反対側に突出するように形成された弾性支持部33とを有し、弾性支持部33を係合突部32の先端部裏面側に弾性的に当接させることで、水平フランジ部22a〜24aを外装ケース10に密着状に固定可能に構成したので、配管カバー21を外装ケース10に取り付ける際に、弾性支持部33を介して水平フランジ部22a〜24aを外装ケース10側に接近させて外装ケース10に密着状に当接させることができる。従って、水平フランジ部22a〜24aと外装ケース10との間の隙間を埋めて、給湯装置1の外観を向上させると共に配管カバー21のガタツキを防止することができる。
さらに、弾性支持部33は、スライド方向と直交する方向と平行に形成され且つ外装ケース10から離隔するように傾斜する1対の傾斜部37a,37b(38a,38b)を有する折曲部37,38で構成されているので、水平フランジ部22a〜24aと外装ケース10との密着を簡単な構造で実現することができる。また、配管カバー21をプレス成形で製作する場合に有利となり、製作コストを低減することができる。
加えて、外装ケース10にはダルマ穴31に対応する位置に開口部35が形成され、この開口部35の周縁にはバーリング加工で形成された外方に突出した筒状部36が形成され、係合突部32は、ダルマ穴31の大穴部31aに挿通可能な頭部32aと、この頭部32aに連なり且つ筒状部36に螺合されたネジ部32bとからなるビスで構成されているので、係合突部32のネジ部32bを筒状部36に螺合して係合突部32の頭部32aの裏面側を筒状部36の先端部に当接させることができ、故に、係合突部32を締結する際の締め込み量が一定となり、係合突部32の高さ方向の位置決めを容易に行うことができる。
次に、前記実施例部分的に変更する例について説明する。
[1]図11,図12に示すように、カバー固定構造30Aにおいて、弾性支持部33Aは、ダルマ穴31の小穴部31bの左右方向に対向する両端部から下方に直角に夫々屈曲された1対の切起し片41a,41bで構成されても良い。各切起し片41a,41bは、ダルマ穴31の近傍壁部でもって形成され且つ外装ケース10とは反対側に突出するように形成されている。各切起し片41a,41bは、側面視三角形状に形成され、外装ケース10から離隔するように傾斜する1対の傾斜部42a,42bを夫々有する。
[2]図13,図14に示すように、カバー固定構造30Bにおいて、ダルマ穴31Bは、正方形状の大穴部31Baと、この大穴部31Baから前後方向前方に延びるように形成されたスリット状の小穴部31Bbとから平面視L字状に形成されても良く、係合突部32Bは、ダルマ穴31Bの大穴部31Baに挿通可能な横板部32Baと、この横板部32Baに連なり且つ小穴部32Bbに挿入可能な縦板部32Bbとからなる正面視L字型に構成されても良い。
前記実施例で説明した弾性支持部33、ダルマ穴31、係合突部32や上記の[1],[2]で説明した弾性支持部33A、ダルマ穴31B、係合突部32Bは、ほんの1例を示したに過ぎず、これらの形状に限定する必要はなく種々の形状のものを適宜適用可能である。
[3]前記実施例において、水平フランジ部22a〜24aにダルマ穴31が形成され、外装ケース10に係合突部32が設けられているが、この構造に限定する必要はなく、水平フランジ部22a〜24aに係合突部32が設けられ、外装ケース10にダルマ穴31が形成された構造であっても良い。また、ダルマ穴31及び係合突部32の数は特に限定されるものではない。
[4]バーリング加工による筒状部36は必ずしも必要ではなく、筒状部36を省略して、係合突部32のネジ部32bを直接外装ケース10に螺合させることで固定しても良い。この場合、係合突部32の頭部32aの裏面側と外装ケース10との間に、水平フランジ部22a〜24aの板厚以上の隙間が設けられれば良い。
[5]前記実施例において、本発明のカバー固定構造30は、配管カバー21の外装ケース10に対する固定構造に適用されているが、配管カバー21に限定する必要はなく、フロントカバーやサイドカバー等の他のカバー部材の外装ケース10に対する固定構造に適用しても良い。
[6]その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態を包含するものである。
1 給湯装置
10 外装ケース(ケース本体)
21 配管カバー(カバー部材)
22a〜24a フランジ部
30 カバー固定構造
31 ダルマ穴
32 係合突部
32a 頭部
32b ネジ部
33 弾性支持部
37,38 折曲部
37a,37b,38a,38b 傾斜部
35 開口部
36 筒状部

Claims (3)

  1. ケース本体と、このケース本体に着脱自在に取り付け可能なカバー部材とを備え、前記カバー部材の端部を内方へ屈曲させてフランジ部を形成し、このフランジ部を介して前記カバー部材を前記ケース本体に固定する給湯装置のカバー固定構造において、
    前記フランジ部と前記ケース本体の一方に形成されたダルマ穴と、
    前記フランジ部と前記ケース本体の他方に設けられた係合突部であって、前記ダルマ穴に挿入して前記ダルマ穴に対して相対的にスライドすることで前記カバー部材を前記ケース本体に取り付け可能な係合突部と、
    前記ダルマ穴の近傍壁部でもって形成され且つ前記他方とは反対側に突出するように形成された弾性支持部とを有し、
    前記弾性支持部を前記係合突部の先端部裏面側に弾性的に当接させることで、前記フランジ部を前記ケース本体に密着状に固定可能に構成したことを特徴とする給湯装置のカバー固定構造。
  2. 前記弾性支持部は、前記スライド方向と直交する方向と平行に形成され且つ前記他方から離隔するように傾斜する1対の傾斜部を有する折曲部で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の給湯装置のカバー固定構造。
  3. 前記他方には前記ダルマ穴に対応する位置に開口部が形成され、この開口部の周縁にはバーリング加工で形成された外方に突出した筒状部が形成され、
    前記係合突部は、前記ダルマ穴の大穴部に挿通可能な頭部と、この頭部に連なり且つ前記筒状部に螺合されたネジ部とからなるビスで構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の給湯装置のカバー固定構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS599288U (ja) * 1982-07-09 1984-01-20 三菱電機株式会社 冷蔵庫
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JPH0937853A (ja) * 1995-07-31 1997-02-10 Itoki Crebio Corp 家具等におけるパネルの連結装置

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