JP2014105876A - ピストン圧縮機の往復動式ピストンロッドをシールするためのシール装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シールを通るシール媒体の漏れを効果的に減少させることができるシール装置を提供する。
【解決手段】シール部材(8)のうちの少なくとも1つのシール部材(8)の半径方向内側に位置する周面(24)が、前記シール面(12)と、該シール面(12)に続いている引込み面(23)とから構成されており、該引込み面(23)は、前記シール面(12)に対して傾斜されて配置されており、前記シール面(12)には、前記凹所(10)の軸方向端部(11)とは反対の側の第2の端面(21)が続いており、剛性の高いカバーリング(9)が設けられており、該カバーリング(9)は、少なくとも部分的に前記シール部材(8)の半径方向外側の周面(25)に半径方向に当て付けられており且つ少なくとも部分的に前記シール部材(8)の第2の端面(21)に軸方向に当て付けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ピストン圧縮機の往復動式ピストンロッドをシールするためのシール装置であって、該シール装置の凹所に軸方向に間隔を開けて配置された第1及び第2のシール部材を備えており、これらのシール部材は、第1の端面で以て前記凹所の一方の軸方向端部に当て付けられており且つシール面で以てピストンロッドに当て付けられて配置されており、前記シール装置には、前記凹所に接続された、シール媒体用の供給導管が設けられている、シール装置に関する。
ピストン圧縮機では、高い圧力、例えば圧縮機のシリンダ内の作業圧力を有する空間は、低い圧力、例えば圧縮機のクランクケース内の大気圧を有する空間に対して、ピストンロッドに沿ってシールするべきである。このために公知の形式では、いわゆるシールパッキンが使用され、これらのシールパッキンは、ピストン圧縮機の往復運動するピストンロッドと、定置の機械部分、一般に圧縮機ケーシングとの間をシールする。このようなシールパッキンは一般に、軸方向に相前後して配置された複数のパッキンリング若しくはパッキンリングコンビネーションを有している。例えば特許文献1から明らかなように、半径方向に切断されたパッキンリングと、接線方向に切断されたパッキンリングから成るコンビネーションが最もよく用いられる。その他に、例えば特許文献2から公知のように、1つのパッキンリングが複数のリングセグメントから構成される、セグメント化されたデザインのリングも使用される。しかしながら、このようなシールは100%密なシステムではなく、シールを通って漏出する、圧縮機の作業媒体のある程度の漏れ量を常に有している。
この漏れの問題を減らすために、特許文献3において既に、シールとして軸方向に隔てられた2つのシール部材を使用し、これらのシール部材間にシール媒体、例えばオイルを高圧でもたらすことが提案され、これにより、シール部材がシールパッキンに設けられたシール面と、ピストンロッドとに押し付けられて、シールするようになっている。このようにして、ピストンロッドに沿った圧縮機の作業媒体、例えば空気又は天然ガス等の漏れを少なくとも減少させ、理想的には無くすことを目標とするシール媒体バリアが達成される。但しこの場合は、主に往復運動するピストンロッドの表面に付着し延いてはシールから搬出されて掻き取られるシール媒体膜に基づき、シール部材とピストンロッドとの間からシール媒体が漏れる恐れがある。シール部材は、摩擦的に好適な材料、一般にプラスチックから製造されているので、運転中に作用する圧力差と、シール部材の幾何学形状とに基づいて、シール部材の変形を招く恐れがあり、この変形が、シール部材のシール面若しくはシールエッジにネガティブな影響を及ぼし延いてはシール媒体の漏れを増大させる。しかしながら、このシール媒体の漏れは最少限であることが望ましい。
EP1146264A2 US4350349A WO2010/079227A1
したがって本発明の課題は、シールを通るシール媒体の漏れを効果的に減少させることができる、上で述べた形式のシール装置を提供することにある。
このことは、シール部材のうちの少なくとも1つの半径方向内側に位置する周面が、シール面と、該シール面に続いている引込み面とから構成されており、該引込み面は、前記シール面に対して傾斜されて配置されており、前記シール面には前記シール部材の、前記凹所の軸方向端部とは反対の側の第2の端面が続いており、更に、剛性の高いカバーリングが設けられており、該カバーリングは、少なくとも部分的に前記シール部材の半径方向外側の周面に半径方向に当て付けられており且つ少なくとも部分的に前記シール部材の第2の端面に軸方向に当て付けられている、シールのシール部材によって達成される。
カバーリングが、シール部材のシール面に続いているシール部材の第2の端面に軸方向と半径方向とに当て付けられるように配置されていることにより、カバーリングはシールエッジ若しくはシール部材とピストンロッドとの間に形成されるシールギャップの変形に能動的に介入してシールエッジを支持することになる。ピストンロッドの往復運動により、シール媒体がシールギャップに引き込まれ、これによりシールギャップ内に、シール部材を半径方向に広げようとする圧力が形成される。カバーリングにより一方では、シールギャップがピストンロッドの往復運動と、ピストンロッドに付着するシール媒体膜とに基づいて極端に大きくは開かないようにすることができる。シールギャップが極端に大きく開くと、シールを通るシール媒体の漏れの増大につながる恐れがある。他方では、カバーリングは発生する折返しモーメントに抗して、シール部材を支持してもいる。折返しモーメントは、シール部材を変形させようとするので、このこともやはり、シールエッジ若しくはシールギャップにネガティブな影響を及ぼして、シールを通るシール媒体の漏れをやはり増大させる恐れがある。
L字形のカバーリングは、簡単且つ有利にはコンパクトに形成され得る。
目標とされるべき低い摩擦力若しくは摩擦エネルギと、少ないシール媒体漏れとに関して、カバーリングが、シール部材の半径方向の高さの一部、好適には半径方向の高さの少なくとも35%〜最大85%において、シール部材に軸方向に当て付けられているか、又はシール面が、シール部材の軸方向の幅の最大50%にわたって延在しているか、又は引込み面が、シール面に対して最大4°だけ傾斜されているか、又はシール部材の第2の端面が、シール面に対して少なくとも75°だけ傾斜されているか、又はカバーリングが、シール部材の半径方向外側の周面の軸方向の幅の少なくとも25%〜最大100%において、シール部材の半径方向外側の周面に当て付けられていると、特に有利であるということが判った。この場合、極めて特別に有利なのは、上で挙げた構成のうちの全て、又は少なくとも複数を満たすシール部材‐カバーリングコンビネーションである。
チャンバディスクとピストンロッドとの間のギャップ内へシール部材が押し出されることにより惹起される、シール部材の変形を回避するために、凹所の軸方向端部とシール部材との間に、有利には支持リングが配置されていて、この支持リングにシール部材が軸方向に当て付けられるように配置されている。
極めて特別に好適には、支持リングの半径方向外側の、シール部材に面した軸方向ショルダが当て付けられている。このようにして、支持リングがピストンロッドに接触することを防ぐことができる。
以下に本発明を、発明を限定しない有利な構成を概略的に示す図1及び図2に基づいて詳しく説明する。
本発明によるシール装置を示した図である。 本発明によるシール装置のシール部材を詳細に示した図である。
図1には、ピストン圧縮機の軸方向に往復運動するピストンロッド3を、作業媒体のシールするべき圧力差p−pat、例えばシリンダ圧pとクランクケース内の圧力patとの差に対してシールするための、本発明によるシール装置1が示されている。このシール装置1は、圧縮機の定置のケーシング部材2内に配置されていて、このケーシング部材2と可動のピストンロッド3との間をシールしている。
シール装置1は、図示の実施形態では2つのL字形のチャンバディスク4,5を有しており、これらのチャンバディスク4,5は、図示の実施形態では分離ディスク6により、軸方向に分離されている。L字形のチャンバディスク4,5と、分離ディスク6とは、軸方向に見て互いに接触するように配置されており且つ半径方向に見てピストンロッド3から隔てられていて、これにより、チャンバディスク4,5若しくは分離ディスク6に対するピストンロッド3の接触を阻止することができ、且つ行程運動(二重矢印で図示)に対して横方向でのピストンロッド3の運動が可能になる。但し、最も簡単なケースでは、分離ディスク6を省くこともできる。また、例えばT字形の分離ディスクを備えた別の構成も考えられる。チャンバディスク5の半径方向外側には、シール装置1をケーシング部材2に取り付けることのできるフランジが設けられていてもよい。チャンバディスク4,5及び場合によっては分離ディスク6は、一貫して延びるボルトによって、公知の形式で保持され得る。この配置形式により、L字形のチャンバディスク4,5と、場合によっては分離ディスク6と、ピストンロッド3との間に2つの凹所10が生ぜしめられ、これらの凹所10には、それぞれシール部材8が配置されている。但し基本的には、1つのシール部材8だけが一方の凹所10に設けられていてもよいか、又は各シール部材8は異なる構成を有していてもよい。シール部材8は、周方向に見て切断されていない一体のシールリングとして形成されていて、凹所10に供給される、加圧された状態のシール媒体の作用圧により、その都度凹所10の軸方向端部11、つまりL字形のチャンバディスク4,5の半径方向脚部に押し付けられる(「軸方向」及び「半径方向」という方向付けは、ピストンロッド3の向き、即ち軸線方向に関連している)。シール部材8の半径方向外側は、チャンバディスク4,5から、つまり、チャンバディスク4,5の軸方向脚部から間隔を開けて配置されており、半径方向内側は、軸方向に延びるシール面12で以てピストンロッド3に当て付けられている。以下に図2に関して詳しく説明するように、シール部材8には、分割されておらず、即ち一体の剛性の高い、例えば金属のカバーリング9が、半径方向と軸方向とに当て付けられている。
カバーリング9と、シール装置1に設けられた軸方向ストッパ、本実施形態では例えば分離ディスク6との間には、ばね部材14、例えば全周にわたって配分された複数のコイルばねが配置されていてもよく、このばね部材14は、カバーリング9延いてはシール部材8に、凹所10の軸方向端部11に向かって軸方向に予荷重を加える。その結果、両シール部材8はばね部材14によって押し離される。これにより、とりわけ停止状態においてシール部材8の規定された位置を保証することができるので、シール装置1若しくは圧縮機は確実に始動することができる。
シール装置1には更に供給導管7が設けられていて、この供給導管7は凹所10に接続されており、供給導管7を介して例えばオイル等のシール媒体が、シールするべき圧力pよりも大きな、若しくは特定の構成では少なくとも圧縮機の吸込み圧よりも大きな圧力poilをかけられて、凹所10に供給され得る。作業圧力pが動的に変化するケースにおいては当然、poil>pd,maxとなるように設定されるか、又はシール媒体の圧力が作業媒体の圧力に動的に適合されて、これにより、常にpoil>pが成立するようになっている。シール媒体は、シール部材8若しくはカバーリング9に対して半径方向外側及び軸方向に作用し、これにより、シール部材8若しくはカバーリング9は半径方向内側に向かってピストンロッド3に押し付けられ且つチャンバディスク4,5に対して軸方向に押し付けられ延いてはシール作用を発揮する。これにより、ピストンロッド3に沿った圧縮機のシールするべきガス状の作業媒体の漏れを防ぐシール媒体バリアが生ぜしめられる。
図2には、シール部材8の有利な構成が拡大されて示されている。付加的に図2では、シール部材8と、凹所10の軸方向端部11との間に、任意の支持リング13が配置されていて、この支持リング13にはシール部材8が第1の端面20で以て軸方向に当て付けられている。支持リング13は、チャンバディスク4に軸方向に当て付けられている。図1に関して既に上述したように、支持リング13を省くこともでき、この場合、シール部材8は第1の端面20で以て凹所10の軸方向端部11、つまり本実施形態ではチャンバディスク4に直接に軸方向に当て付けられることになる。
シール部材8は、半径方向内側の周面24を有していて、この半径方向内側の周面24は、シール面12と、シール面12に続く引込み面23とから構成されている。シール面12は、シール部材8の、第1の端面20とは反対の側の軸方向端部に設けられている。この場合、引込み面23は、シール面12に対して所定の角度αだけ傾斜されていて、好適にはシール面12を第1の端面20に接続している。シール部材8の、第1の端面20とは反対の側に位置する第2の軸方向の端面21は、シール面12に対して所定の角度βだけ傾斜されて配置されていて、好適にはシール面12に続いている。シール面12と第2の端面21との間のエッジは、シールエッジ22を形成している。
つまり、シール部材8は小さなシール面12においてしか、シール部材8が高圧(poil)で押し付けられるピストンロッド3に当接していない。これにより高い摩擦作用が生じ、この摩擦作用にシール部材8は十分長く耐えねばならない。よってシール部材8は、好適には摩擦的に有利な、しかし同時に機械的に高強度で温度に対して安定した、即ち耐熱性の材料、好適には例えば変化されたPEEK又はPPS材料等のプラスチックから製造される。この場合、シール部材8若しくはカバーリング9には、シール媒体の圧力poilに基づいて、シール部材8をチャンバディスク4若しくは支持リング13に押し付け延いてはシール面12をピストンロッド3に押し付ける力が作用する。これにより、約50barのシール媒体圧力poilにおいて、シール部材8とピストンロッド3との間に数百ニュートン、典型的には100N〜250Nの大きさの摩擦力と、数百ワット、典型的には500W〜1000Wの大きさの摩擦エネルギとが生じる可能性がある。また、これらの力及びシール部材8の幾何学形状に基づいて、シール部材8には、このシール部材8を変形させようとする折返しモーメントMも作用する。特に、非常に小さなシール面12若しくはシールエッジ22は、折返しモーメントMに極めて弱く、このような折返しモーメントMがピストンロッド3とシール面12との接触を妨げることにより、シール媒体の漏れが増大する恐れがある。このことを減少させる若しくは阻止するために、カバーリング9が設けられていて、このカバーリング9は、シール面12に続いている、シール部材8の上流側の第2の端面21に軸方向に当て付けられることにより、シールエッジ22を変形しないように支持しており、これにより、シールエッジ22が変形する恐れはなくなるか、又は僅かにしか変形しなくなる。このためにカバーリング9は、部分的に高さhにわたってシール部材8に当て付けられており、この場合、前記高さhは、有利にはシール部材8の高さhの少なくとも35%〜85%である。
同様に、シール部材8は運転中、特に圧縮機が複数回スタート/ストップ運転する場合、シール媒体供給系がスタート/ストップする場合、又はシール部材8が最初に慣らし運転する必要がある始動運転に際して、半径方向に拡がる恐れがある、ということが判った。このことも当然、シール媒体の漏れをやはり増大させる恐れがある。このことを防ぐために、カバーリング9はシール部材8を軸方向に見て、半径方向外側の周面25においてもカバーしている。このためにカバーリング9は、所定の長さlに沿って外側の周面25に当て付けられており、この場合、前記長さlは、有利にはシール部材8の外側の周面25における幅braの、少なくとも25%〜100%である。これにより、カバーリング9のL字形の横断面が得られる。
更に、シール部材8の最も好適な運転に関して、つまり、低い摩擦力若しくは摩擦エネルギと、少ないシール媒体漏れとに関して、前記角度αが4°より小さく且つゼロよりも大きく、且つ前記角度βが75°よりも大きく(この場合、90°よりも大きな角度も考えられる)選択されると有利である、ということが判った。同様に、シール面12の長さlが、シール部材8の内側の周面24における幅briの最大50%であると有利である。
支持リング13は、半径方向外側に、シール部材8に面した軸方向のショルダ26を有していてよく、このショルダ26を介して支持リング13がシール部材8に半径方向に当て付けられていることにより、典型的には金属から製造されている支持リング13が、ピストンリング3と接触することを防いでいる。この場合、カバーリング9は、好適にはシール部材8の幅braの、少なくとも25%〜75%の長さlに沿って外側の周面25に当て付けられており、これにより、ショルダ26用のスペースが提供されている。支持リング13は公知の形式で、シール部材8の機能にネガティブな影響を及ぼす恐れのある、シール部材8の、作用する圧力差に基づくチャンバディスク4とピストンロッド3との間のギャップ内への押出しを防ぐ。
1 シール装置、 2 ケーシング部材、 3 ピストンロッド、 4,5 チャンバディスク、 6 分離ディスク、 7 供給導管、 8 シール部材、 9 カバーリング、 11 軸方向端部、 12 シール面、 13 支持リング、 14 ばね部材、 20 第1の端面、 21 第2の端面、 22 シールエッジ、 23 引込み面、 24 半径方向内側の周面、 25 半径方向外側の周面、 26 ショルダ、 p シリンダ圧、 pat クランクケース内の圧力、 poil シール媒体の圧力

Claims (9)

  1. ピストン圧縮機の往復動式ピストンロッド(3)をシールするためのシール装置であって、該シール装置(1)の凹所(10)に軸方向に間隔を開けて配置された第1及び第2のシール部材(8)を備えており、これらのシール部材(8)は、第1の端面(20)で以て前記凹所(10)の一方の軸方向端部(11)に当て付けられており且つシール面(12)で以てピストンロッド(3)に当て付けられて配置されており、前記シール装置(1)には、前記凹所(10)に接続された、シール媒体用の供給導管(7)が設けられている、シール装置において、
    前記シール部材(8)のうちの少なくとも1つのシール部材(8)の半径方向内側に位置する周面(24)が、前記シール面(12)と、該シール面(12)に続いている引込み面(23)とから構成されており、該引込み面(23)は、前記シール面(12)に対して傾斜されて配置されており、前記シール面(12)には、前記凹所(10)の軸方向端部(11)とは反対の側の第2の端面(21)が続いており、剛性の高いカバーリング(9)が設けられており、該カバーリング(9)は、少なくとも部分的に前記シール部材(8)の半径方向外側の周面(25)に半径方向に当て付けられており且つ少なくとも部分的に前記シール部材(8)の第2の端面(21)に軸方向に当て付けられていることを特徴とする、シール装置。
  2. 前記カバーリング(9)は、L字形に形成されている、請求項1記載のシール装置。
  3. 前記カバーリング(9)は、前記シール部材(8)の半径方向の高さ(h)の一部(h)において、好適には前記半径方向の高さ(h)の少なくとも35%〜最大85%において、前記シール部材(8)に軸方向に当て付けられている、請求項1記載のシール装置。
  4. 前記シール面(12)は、前記シール部材(8)の半径方向内側の周面(24)の軸方向の幅(bri)の最大50%の長さ(l)にわたって延在している、請求項1記載のシール装置。
  5. 前記引込み面(23)は、前記シール面(12)に対して最大4°だけ傾斜されている、請求項1記載のシール装置。
  6. 前記シール部材(8)の第2の端面(21)は、前記シール面(12)に対して少なくとも75°だけ傾斜されている、請求項1記載のシール装置。
  7. 前記カバーリング(9)は、前記シール部材(8)の半径方向外側の周面(25)の軸方向の幅(bra)の少なくとも25%〜最大100%において、前記半径方向外側の周面(25)に当て付けられている、請求項1記載のシール装置。
  8. 前記凹所(10)の軸方向端部(11)と、前記シール部材(8)との間に支持リング(13)が配置されていて、該支持リング(13)に前記シール部材(8)が軸方向に当て付けられて配置されている、請求項1から6までのいずれか1項記載のシール装置。
  9. 前記支持リング(13)は半径方向外側に、前記シール部材(8)に面した軸方向ショルダ(26)を有していて、該軸方向ショルダ(26)は、前記シール部材(8)の半径方向外側に当て付けられて配置されている、請求項8記載のシール装置。
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