JP2014105807A - 円すいころ軸受の予圧適正化方法及び円すいころ軸受 - Google Patents

円すいころ軸受の予圧適正化方法及び円すいころ軸受 Download PDF

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Abstract

【課題】構成の簡素化及び生産性に優れた円すいころ軸受の予圧適正化方法及び円すいころ軸受を提供する。
【解決手段】ハウジング1の取付穴2に嵌挿する外輪11と、軸5が挿入した内輪12と、外輪11の外輪軌道面11cと内輪12の内輪軌道面12cとの間に配置された複数の円すいコロ13と、取付穴2の段面2bと外輪大端面11bとの間に介在する皿バネ20とを有する円すいころ軸受10の予圧適正化方法であって、皿バネ20は、皿バネ素材30における凹状面21と外周面23の角部21aを切除して形成した外側押圧部26と、凸状面22の内周面24の角部22aを切除して形成した内周退避面28を備える。角部21a、22aの削除量によって外側押圧部26と内側押圧部27との相対距離を調整して円すいころ軸受10の予圧を適正化する。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば自動車用トランスミッション等に使用される円すいころ軸受の予圧適正化方法及び円すいころ軸受に関する。
自動車用トランスミッションでは、出力軸や入力軸等の支持には、比較的大きな荷重を保持すると共にラジアル荷重とスラスト荷重を同時に支持することができる円すいころ軸受が用いられる。このラジアル荷重及びスラスト荷重に対する大きな軸受剛性を得るために円すいころ軸受に予圧を付加する場合が多い。
しかし、熱膨張係数が比較的大きなアルミニウム合金製のハウジングに、比較的熱膨張係数の小さな鋼材からなる軸を組み合わせて構成した場合には、組付け時に対して温度が上昇すると前記熱膨張係数の差により軸に対してハウジングが軸方向に膨張して初期にセッティングした予圧が次第に小さくなり、更に温度が上昇すると予圧抜けが発生する。また、温度が降下すると、初期にセッティングした予圧が次第に大きくなり、更に温度下降すると予圧が過大となり、円すいころ軸受が焼付き、短寿命の原因となる。
この対策の一例として特許文献1や特許文献2等の円すいころ軸受が提案されている。
特許文献1の円すいころ軸受を図11に基づいて説明する。円すいころ軸受100は、ハウジング106の取付穴107に外周面101aが嵌挿された外輪101と、内周面102aと内輪大端面102bが軸108の周面108a及び段部108bに接触して嵌挿する内輪102とを備え、外輪101の外輪軌道面101cと内輪102の内輪軌道面102cとの間に複数の円すいコロ103が保持器104により回転自在に支持される。一方、外輪101の外輪大端面101bと取付穴107の段面107aとの間に弾性変形状態の皿バネ105が介装され、皿バネ105の弾性復元力によって外輪101に軸方向の予圧を付与する。
組付け時に対する温度上昇に伴い軸108よりも熱膨張率係数が大きいハウジング106が軸108に対し軸方向に膨張することで、軸受100に付加される予圧が減少するが、皿バネ105の弾性復元力により初期にセッティングされた必要な予圧が維持される。
また、温度降下に伴い、ハウジング106は軸方向に収縮し、円すいころ軸受100に付加される予圧が増加するが、皿バネ105の弾性復元力により一定の範囲において初期にセッティングした必要な予圧が維持される。
特許文献2の円すいころ軸受を図12に基づいて説明する。図12の(a)は円すいころ軸受の断面図、(b)は波座金の斜視図である。
図12(a)に示すように円すいころ軸受110は、軸117が嵌合する内輪111の内輪軌道面111cと外輪112の外輪軌道面112cとの間に、保持器114aによって保持された円すいコロ114が介在する。この外輪112の外周面112aの外輪大端面112b側に環状の切欠溝112dを設け、切欠溝112dに同図(b)に示す波座金113を複数枚重ねて挿入する。
この円すいころ軸受110は外輪112の外輪大端面112bをハウジング115の取付穴116内に嵌合して取り付けられる。このとき波座金113は軸受110に与えられる軸方向予圧により、段面116aに押されて撓み、その弾性復元力で圧接した状態に維持される。
特開2007−100791号公報 特開平7−332359号公報
上記特許文献1によると、取付穴の段面と外輪の外輪大端面との間に予圧付与状態の皿バネを介装することで、ハウジングと軸の熱膨張係数に差がある場合でも一定の温度範囲内において必要な予圧が維持される。
一方、皿バネにより予圧を付与する円すいころ軸受において、仕様等により要求される予圧荷重が異なる場合には、その要求される予圧荷重に対して予め準備された種々のバネ剛性の皿バネから最適なバネ剛性の皿バネを選択して装着し、或いは、複数の皿バネを重ねて使用することで最適な予圧荷重を確保する。
このため仕様等に応じた種々のバネ剛性を有する皿バネを要し、或いは複数の皿バネを組合わせて予圧の適正化を図ることから、円すいころ軸受が複雑になると共に、組付作業等が複雑になり生産性の低下を招くことが懸念される。また、一般に皿バネのバネ剛性は、皿バネの厚さによって設定されることからから、厚さの異なる多種類の皿バネの管理が煩雑になると共に、多種類の異なる皿バネの製造には製造コストの増加が懸念される。
また、特許文献2のような波座金により予圧を付与する円すいころ軸受においても、要求される予圧荷重に対して種々のバネ剛性が異なる波座金を要し、或いは複数の波座金を重ねて使用することから、円すいころ軸受が複雑になると共に、組付作業等が複雑になり生産性の低下を招くことが懸念される。
従って、かかる点に鑑みなされた本発明の目的は、構成の簡素化及び生産性に優れた円すいころ軸受の予圧適正化方法及び円すいころ軸受を提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に記載の円すいころ軸受の予圧適正化方法は、保持部材に形成された周面及び段面を有する取付穴に、外輪大端面が前記段面に対向して外周面が前記周面に嵌挿されると共に内周に外輪軌道面が形成された外輪と、軸に内輪大端面及び内周面が嵌挿されると共に外周に内輪軌道面が形成された内輪と、保持器に回転自在に支持されて前記外輪軌道面と内輪軌道面との間に転動自在に配置された複数の円すいコロと、前記取付穴の段面と外輪の外輪大端面との間に予圧付与用の皿バネが介在する円すいころ軸受の予圧適正化方法において、前記皿バネは、対向する環状の凹状面と凸状面及び外周面と内周面を有する環状の皿バネ素材における、前記凹状面と前記外周面とによって形成された角部を切除して形成される外周退避面と前記凹状面との連続部に稜線状に形成されて前記取付穴の段面及び外輪大端面のいずれか一方に当接する環状の外側押圧部と、前記凸状面と前記内周面とによって形成される角部を切除して形成された内周退避面と前記凸状面との連続部に稜線状に形成されて前記取付穴の段面及び外輪大端面のいずれか他方に当接する環状の内側押圧部とを備え、前記外側退避面を形成する前記凹状面と前記外周面との角部の削除量及び前記外側退避面を形成する前記凸状面と前記内周面との角部の削除量によって前記外側押圧部と内側押圧部との相対距離を適正化することを特徴とする。
これは、皿バネの板圧が一定の場合において、皿バネが取付穴の段面に当接する支点と、外輪大端面に当接する荷重点との距離によって皿バネを変形させる荷重が変化することに着目し、外側押圧部と内側押圧部との相対距離を変えることで予圧荷重を調整できることから、外側退避面を形成する凹状面と外周面との角部の削除量及び内側退避面を形成する凸状面と内周面との角部の削除量によって外側押圧部と内側押圧部との相対距離を適正化することで容易に予圧荷重が調整できる。
また、要求予圧に応じて皿バネ素材の凹状面と外周面との角部及び凸状面と内周面との角部の部分を切削する切削量を変える簡単な加工によって種々の仕様に応じたバネ剛性の皿バネが得られ、皿バネ素材の汎用性が拡大すると共に皿バネ製造の大幅なコスト削減が得られ、生産性が向上する。
上記目的を達成する請求項2に記載の円すいころ軸受の予圧適正化方法は、保持部材に形成された周面及び段面を有する取付穴に、外輪大端面が前記段面に対向して外周面が前記周面に嵌挿されると共に内周に外輪軌道面が形成された外輪と、軸に内輪大端面及び内周面が嵌挿されると共に外周に内輪軌道面が形成された内輪と、保持器に回転自在に支持されて前記外輪軌道面と内輪軌道面との間に転動自在に配置された複数の円すいコロと、前記取付穴の段面と外輪の外輪大端面との間に予圧付与用の皿バネが介在する円すいころ軸受の予圧適正化方法において、前記皿バネは、対向する環状の凹状面と凸状面及び外周面と内周面を有する環状の皿バネ素材における、前記凹状面と前記外周面とが連続する稜線状の角部を前記取付穴の段面及び外輪大端面のいずれか一方に当接する環状の外側押圧部とし、前記凸状面と前記内周面とによって形成される角部を切除して形成された内周退避面と前記凸状面との連続部に稜線状に形成されて前記取付穴の段面及び外輪大端面のいずれか他方に当接する環状の内側押圧部を備え、前記内側押圧部を形成する前記凸状面と前記内周面の角部の削除量によって前記外側押圧部と内側押圧部との相対距離を適正化することを特徴とする。
これによると、凹状面と外周面との角部に形成される外側押圧部と、内周退避面と内周面とによって形成される内側押圧部との相対距離を変えることで予圧荷重が調整できることから、内側退避面を形成する凸状面と内周面との角部の削除量を適宜変えることで容易に予圧荷重の適正化ができる。
また、要求予圧に従って皿バネ素材の凸状面と内周面との角部の部分を切削する切削量を変える簡単な加工によって種々の仕様に応じたバネ剛性の皿バネが得られ、皿バネ素材の汎用性が拡大すると共に皿バネ製造の大幅なコスト削減が得られ、生産性が向上する。
上記目的を達成する請求項3に記載の円すいころ軸受の予圧適正化方法は、保持部材に形成された周面及び段面を有する取付穴に、外輪大端面が前記段面に対向して外周面が前記周面に嵌挿されると共に内周に外輪軌道面が形成された外輪と、軸に内輪大端面及び内周面が嵌挿されると共に外周に内輪軌道面が形成された内輪と、保持器に回転自在に支持されて前記外輪軌道面と内輪軌道面との間に転動自在に配置された複数の円すいコロと、前記取付穴の段面と外輪の前記外輪大端面との間に予圧付与用の皿バネが介在する円すいころ軸受の予圧適正化方法において、前記皿バネは、対向する環状の凹状面と凸状面及び外周面と内周面を有する環状の皿バネ素材における、前記凹状面と前記外周面とによって形成された角部を切除して形成される外周退避面と前記凹状面との連続部に稜線状に形成されて前記取付穴の段面及び前記外輪大端面のいずれか一方に当接する環状の外側押圧部と、前記凸状面と前記内周面とが連続する稜線状の角部を前記取付穴の段面及び前記外輪大端面のいずれか他方に当接する環状の内側押圧部とを備え、前記外周退避面を形成する前記凹状面と前記外周面の角部の削除量によって前記外側押圧部と内側押圧部との相対距離を適正化することを特徴とする。
これによると、凸状面と内周面との角部に形成される内側押圧部と、外周退避面と外周面とによって形成される外側押圧部との相対距離を変えることで予圧荷重が調整できることから、外側退避面を形成する凹状面と内周面との角部の削除量を適宜変えることで容易に予圧荷重の適正化ができる。
また、皿バネ素材の凹状面と外周面との角部の部分を切削する切削量を変える簡単な加工によって種々のバネ剛性の皿バネが得られ、皿バネ素材の汎用性が拡大すると共に皿バネ製造の大幅なコスト削減が得られ、生産性が向上する。
上記目的を達成する請求項4に記載の円すいころ軸受は、保持部材に形成された周面及び段面を有する取付穴に、外輪大端面が前記段面に対向して外周面が前記周面に嵌挿されると共に内周に外輪軌道面が形成された外輪と、軸に内輪大端面及び内周面が嵌挿されると共に外周に内輪軌道面が形成された内輪と、保持器に回転自在に支持されて前記外輪軌道面と内輪軌道面との間に転動自在に配置された複数の円すいコロと、前記取付穴の段面と外輪の外輪大端面との間に予圧付与用の皿バネが介在する円すいころ軸受において、前記皿バネは、対向する環状の凹状面と凸状面及び外周面と内周面を有する環状であって、前記凹状面と前記外周面の間に外周退避面が介在して凹状面と外周退避面との連続部に稜線状に形成されて前記取付穴の段面及び外輪大端面のいずれか一方に当接する環状の外側押圧部と、前記凸状面と前記内周面の間に内周退避面が介在して凸状面と内周退避面との連続部に稜線状に形成されて前記取付穴の段面及び外輪大端面のいずれか他方に当接する環状の内側押圧部とを備えたことを特徴とする。
これは、皿バネの板圧が一定の場合において、皿バネが取付穴の段面に当接する支点と、外輪大端面に当接する荷重点との距離によって皿バネを変形させるに必要な荷重が変化することに着目してなされたものであり、段面及び外輪大端面に当接する外側押圧部と内側押圧部との相対距離を変えることで予圧荷重を変えることができることから、外周退避面及び内周退避面を適宜変更することで容易に予圧荷重の適正化できる。
従って、要求予圧に従って外周退避面及び内周退避面によって外側押圧部と内側押圧部との相対距離が調整された簡単な構成の皿バネを外輪の外輪大端面と取付穴の段面間に装着することで、要求与圧に対応する予圧が確保可能であり、予圧の適正化が容易に行える。
しかも、皿バネが環状の凹状面と凸状面及び外周面と内周面を有する既存の皿バネにおける凹状面と外周面との角部及び凸状面と内周面との角部を削除して、外周退避面及び内周退避面を形成する簡単な形状であり、構成の複雑化を招くことなく予圧の適正化が達成でき、品質向上及び生産性の向上が得られる。
上記目的を達成する請求項5に記載の円すいころ軸受は、保持部材に形成された周面及び段面を有する取付穴に、外輪大端面が前記段面に対向して外周面が前記周面に嵌挿されると共に内周に外輪軌道面が形成された外輪と、軸に内輪大端面及び内周面が嵌挿されると共に外周に内輪軌道面が形成された内輪と、保持器に回転自在に支持されて前記外輪軌道面と内輪軌道面との間に転動自在に配置された複数の円すいコロと、前記取付穴の段面と外輪の外輪大端面との間に予圧付与用の皿バネが介在する円すいころ軸受において、前記皿バネは、対向する環状の凹状面と凸状面及び外周面と内周面を有する環状であって、前記凹状面と前記外周面との連続部に稜線状に形成されて前記取付穴の段面及び外輪大端面のいずれか一方に当接する環状の外側押圧部と、前記凸状面と前記内周面との間に内周退避面が介在して該内周退避面と前記凸状面との連続部に稜線状に形成されて前記取付穴の段面及び外輪大端面のいずれか他方に当接する環状の内側押圧部とを備えたことを特徴とする。
これによると、外側押圧部と内側押圧部との相対距離を変えることで予圧荷重を変えることができることから、内周退避面を適宜変えて内側押圧部の位置を変更することで容易に予圧荷重が調整できる。従って、要求予圧に従って内周退避面によって外側押圧部と内側押圧部との相対距離が調整された簡単な構成の皿バネを外輪の外輪大端面と取付穴の段面間に装着することで、要求与圧に対応する予圧が確保可能であり、予圧の適正化が容易に行える。
しかも、皿バネが環状の凹状面と凸状面及び外周面と内周面を有する既存の皿バネにおける凸状面と内周面との角部を削除して内周退避面を形成する簡単な形状であり、構成の複雑化を招くことなく予圧の適正化が達成でき、品質向上及び生産性の向上が得られる。
上記目的を達成する請求項6に記載の円すいころ軸受は、保持部材に形成された周面及び段面を有する取付穴に、外輪大端面が前記段面に対向して外周面が前記周面に嵌挿されると共に内周に外輪軌道面が形成された外輪と、軸に内輪大端面及び内周面が嵌挿されると共に外周に内輪軌道面が形成された内輪と、保持器に回転自在に支持されて前記外輪軌道面と内輪軌道面との間に転動自在に配置された複数の円すいコロと、前記取付穴の段面と外輪の外輪大端面との間に予圧付与用の皿バネが介在する円すいころ軸受において、前記皿バネは、対向する環状の凹状面と凸状面及び外周面と内周面を有する環状であって、前記凹状面と前記外周面の間に外周退避面が介在して該外周退避面と前記凹状面との連続部に稜線状に形成されて前記取付穴の段面及び外輪大端面のいずれか一方に当接する環状の外側押圧部と、前記凸状面と前記内周面との連続部に稜線状に形成されて前記取付穴の段面及び外輪大端面のいずれか他方に当接する環状の内側押圧部とを備えたことを特徴とする。
これによると、外側押圧部と内側押圧部との相対距離を変えることで予圧荷重を変えることができことから、外周退避面を適宜変えて外側押圧部の位置を変更することで容易に予圧荷重が調整できる。従って、要求予圧に従って外周退避面によって外側押圧部と内側押圧部との相対距離が調整された簡単な構成の皿バネを外輪の外輪大端面と取付穴の段面間に装着することで、要求与圧に対応する予圧が確保可能であり、予圧の適正化が容易に行える。
しかも、皿バネが環状の凹状面と凸状面及び外周面と内周面を有する既存の皿バネにおける凹状面と外周面との角部を削除して、外周退避面を形成する簡単な形状であり、構成の複雑化を招くことなく予圧の適正化が達成でき、品質向上及び生産性の向上が得られる。
本発明によると、要求予圧に従って皿バネ素材の角部の部分を切削する切削量を適宜変えることで、外側押圧部と内側押圧部との相対距離が調整された皿バネを外輪の外輪大端面と取付穴の段面間に装着することで、要求与圧に対応する所期の予圧が確保可能であり、予圧の適正化が達成できる。
また、要求予圧に従って皿バネ素材の角部の部分を切削する削除量を変える簡単な加工によって種々の仕様に応じたバネ剛性の皿バネが得られ、皿バネ素材の汎用性が拡大すると共に皿バネ製造の大幅なコスト削減が得られる。
本発明の第1実施の形態に係る円すいころ軸受の断面図である。 図1のII部拡大図である。 皿バネの一部破断斜視図である。 皿バネの製造方法の概略説明図であり、(a)は皿バネ素材の斜視図、(b)は加工後の皿バネの斜視図である。 皿バネの作用を示す説明図であり、(a)取付け時の状態、(b)は高温時の状態、(c)は低温時の状態を示す。 皿バネの変形例を示す説明図である 第2実施の形態に係る円すいころ軸受の断面図である。 皿バネの変形例を示す説明図である。 第3実施の形態に係る円すいころ軸受の断面図である。 皿バネの変形例を示す説明図である。 従来の円すいころ軸受の説明図である。 従来の円すいころ軸受の説明図であり、(a)は円すいころ軸受の断面図、(b)は波座金の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態に係る円すいころ軸受及び円すいころ軸受の予圧適正化方法について図を参照して説明する。
(第1実施の形態)
図1は、第1実施の形態に係る円すいころ軸受の断面図であり、図2は図1のII部拡大図、図3は皿バネの一部破断斜視図である。
図1及び図2に示すように、円すいころ軸受10は、ハウジング(保持部材)1に形成された周面2a及び段面2bを有する段付穴状の取付穴2に外周面11aが嵌挿された外輪11と、内周面12aと内輪大端面12bが軸5の周面5a及び段面5bに接触して軸5に嵌挿された内輪12とを備える。内輪12の内輪大端面12bが軸5の段部5bに当接して内輪12が保持される。
外輪11の内周に形成された円錐テーパ孔状の外輪軌道面11cと内輪12の外周に形成された円錐テーパ面状の内輪軌道面12cとの間には、複数の円すいコロ13が保持器14によって転動自在に支持されている。
一方、外輪11の外輪大端面11bと、取付穴2の段面2bとの間に皿バネ20が保持される。皿バネ20は、ハウジング1と軸5との間の熱膨張及び収縮差を補償する機能を有し、図2に示すように、外輪11の外輪大端面11bと取付穴2の段面2bにより画成される凹部3内において外輪大端面11bと段面2bとに接触して保持される。
皿バネ20は、図2及び図3に示すように対向する環面の凹状面21と凸状面22及び外周面23と内周面24を有する環状、即ちドーナツ状であって、凹状面21の外周と外周面23の間に円すい面状の外周退避面25が介在し、凹状面21の外周と外周退避面25との連続部によって稜線状に突出する環状の外側押圧部26が形成される。一方、凸状面22の内周と内周面24の間に円すい面状の内周退避面27が形成され、凸状面22の内周と内周退避面27との連続部によって稜線状に突出する環状の内側押圧部28が形成される。
この皿バネ20の製造工程の概要を図4を参照して説明する。図4(a)に皿バネ素材30を示す。この皿バネ素材30は、皿バネ20と対応する部分に同一符号を付すように、対向する環状面の凹状面21と凸状面22及び外周面23と内周面24とを有する略矩形断面で連続する環状に形成される。即ち、既存の皿バネと同様の形状に形成される。
この皿バネ素材30を、図4(b)に示すように凹状面21と外周面23との角部21aに沿って円すい面状、即ち面取り状に切削除去することで外周退避面25及びこの外周退避面25と凹状面23とによる外側押圧部26を形成し、かつ凸状面22と内周面24との角部22aに沿って円すい面状、即ち面取り状に切削除去することで内周退避面27及び内側押圧部28を形成する。
このように構成された皿バネ20は、図1及び図2に示すように、取付穴2の段面2bに外側押圧部26が当接すると共に外側退避面25及び凹状面21が非接触状態で、かつ外輪11の外輪大端面11bに内側押圧部28が当接すると共に内側退避面25及び凸状面22が非接触状態で、外輪12の外輪大端面11bと取付穴2の段面2bによって画成された凹部3内に圧縮付与状態で保持されて、皿バネ20の復元力によって外輪11に予圧を付与する。
ここで、皿バネ20の板圧が一定の場合において、取付穴2の段面2bに外側押圧部26が当接する支点aと、内側押圧部28が外輪大端面12bに当接する荷重点bとの相対距離によって皿バネ20を変形させる荷重が変化することから、外側押圧部26と内側押圧部28の相対距離Lを変えることで予圧荷重Pを変えることができる。即ち、図2に仮想線で示す皿バネ素材30の角部21a及び22aの部分を適宜切削除去することで、外側押圧部26と内側押圧部28との相対距離が変化して予圧荷重Pが調整できる。
また、皿バネ20を支持する段面2bの支点a、即ち皿バネ20の外側押圧部26が当接して荷重が付与される部位は剛性が確保される任意の部位が好ましい。同様に皿バネ20からの荷重が付与される外輪大端面11bの荷重点bの部位においても剛性が確保される部位が好ましい。この皿バネ20の外側押圧部26が当接する段面2bの支点a及び内側押圧部28が当接する外輪大端面11bの荷重点bは、図2に仮想線で示す皿バネ素材30の凹状面21と外周面23によって形成される角部21a及び凸状面22と内周面24によって形成される角部22aの部分の切削量を適宜変えて外側押圧部26及び内側押圧部28の位置を変えることで任意の位置に設定できる。
従って、皿バネ素材30の凹状面21と外周面23によって形成される角部21a及び凸状面22と内周面24によって形成される角部22aを適宜切削することで、予圧荷重P及び段部2bにおける支点a、外輪大端面11bの荷重点bを任意に設定できる。
図5は、この取付穴2の段面2bと外輪大端面11bとの間に介挿された皿バネ20の作用を示す。
図5(a)は組付け時の皿バネ20の状態を示し、取付穴2の段面2bに外側押圧部26が当接すると共に外側退避面25及び凹状面21が非接触状態で、かつ外輪11の外輪大端面11bに内側押圧部28が当接すると共に内側退避面26及び凸状面22が非接触状態で、外輪11の外輪大端面11bと取付穴2の段面2bによって画成された凹部3内に保持されて、皿バネ20の復元力によってセッティングされた所定の予圧を付与する。
一方、組付け時に対して温度が上昇すると、同図(b)に高温時の状態を示すように、ハウジング1と軸5との熱膨張係数の差により外輪11の外輪大端面11bと取付穴2の段面2bとの軸方向隙間が増大する。この外輪大端面11bと段面2bとの隙間の増大に追従して、段面2bに外側押圧部26が当接しかつ外輪大端面11bに内側押圧部28が当接した状態の皿バネ20が伸長して初期にセッティングした所定の予圧を確保すると共に、予圧抜けの発生を回避する。
また、組付け時より温度が下降すると、同図(c)に低温時の状態を示すように、ハウジング1と軸5との熱膨張係数の差により外輪11の外輪大端面11bと取付穴2の段面2bとの軸方向隙間が減少する。この外輪大端面11bと段面2bとの接近に追従して段面2bに外側押圧部26が当接しかつ外輪大端面11bに内側押圧部28が当接した状態で皿バネ20が収縮して初期にセッティングした所定の予圧を維持する。この予圧上昇を抑えることで、円すいころ軸受10の焼付きや短寿命を回避する。
従って、要求予圧に従って外側退避面25及び内側退避面27を形成する皿バネ素材30の角部21a及び22aの部分を切削する削除量を適宜変えて外側押圧部26と内側押圧部28との相対距離Lを調整することで、要求与圧に対応する所期の予圧が確保可能であり、予圧の適正化が達成できる。この予圧の適正化を確保した皿バネ20を外輪11の外輪大端面11bと取付穴2の段面2b間に装着することで要求与圧に対応する予圧が確保できる。
また、要求予圧に従って皿バネ部材30の凹状面21と外周面23によって形成される角部21a及び凸状面22と内周面24によって形成される角部22aの部分を切削する削除量を変える簡単な加工によって種々の仕様に応じたバネ剛性の皿バネが得られ、皿バネ素材の汎用性が拡大すると共に皿バネ製造の大幅なコスト削減が得られる
なお、上記実施の形態では、凹状面21と外周面23との角部21aを円すい面状に切削除去した外周退避面25と凹状面21によって外側押圧部26を形成し、凸状面22と内周面24との角部22aを円すい面状に切削して形成した内周退避面27と凸状面22ととによって内側押圧部28を形成したが、図6に示すように外周面23及び内周面24を円筒状、即ち段差状に切削除去して形成した外周退避面25a及び内周退避面27aによって外側押圧部26及び内側押圧部28を形成することもできる。また、例えば、凹曲面状等の他の形状の外周退避面及び内周退避面によって外側押圧部26及び内側押圧部28を形成することもできる。
(第2実施の形態)
図7を参照して第2実施の形態を説明する。なお、皿バネ以外は第1実施の形態と同一であり、対応する部位に図1乃至図5と同一符号を付することで、該部の詳細な説明を省略して皿バネを主に説明する。
図7は図2と対応する要部断面図である。皿バネ20Aは、皿バネ素材30の凸状面22と内周面24の間に円すい面状の内周退避面27を形成し、凸状面22と内周退避面27との連続部によって稜線状に突出する環状の内側押圧部28を形成する一方、皿バネ20における凹状面21と外周面23との間に形成される外側退避面26を省略して凹状面21と外周面23によって形成される角部21aを外側押圧部26とする形状を有する。
この皿バネ20Aは、図7に示すように、取付穴2の段面2bに凹状面21と外周面23の角部によって形成される外側押圧部26が当接する一方、外輪11の外輪大端面11bに内側押圧部28が当接すると共に内側退避面27及び凸状面22が非接触状態で、外輪12の外輪大端面11bと取付穴2の段面2bによって画成された凹部3内に保持されて、皿バネ20Aの復元力によって外輪11に予圧を付与する。
取付穴2の段面2bの当接する支点aと外輪大端面12bに当接する荷重点bとの相対距離によって皿バネ20Aを変形させるに必要な荷重が変化することから、外側押圧部26と内側押圧部28間の相対距離を変えることで予圧荷重を変えることができる。即ち、図7に仮想線で示すように内周退避面27を形成する皿バネ素材30の凸状面22と内周面24によって形成される角部22aの部分の削除量によって内側押圧部28が種々移動して内側押圧部28と外側押圧部26の相対距離が調整され、要求与圧に対応する所期の予圧が確保可能であり、予圧の適正化が達成できる。この予圧の適正化を確保した皿バネ20Aを外輪11の外輪大端面11bと取付穴2の段面2b間に装着することで要求与圧に対応する予圧が確保できる。
また、この皿バネ20Aの内側押圧部28が当接する外輪大端面11bの荷重点bは、図7に仮想線で示す皿バネ素材30の角部22aの部分を切削除去する切削量を変えることで、内側押圧部28の位置を変えることで任意の位置に設定できる。
従って、要求与圧に応じて皿バネ素材30の角部22aの部分を削除して外側押圧部26と内側押圧部28との相対距離が調整された皿バネ20Aを外輪11の外輪大端面11bと取付穴2の段面2b間に装着することで、要求与圧に対応した所期の予圧が確保可能であり、予圧の適正化が達成できる。また、要求予圧に従って皿バネ素材30の角部22aの部分を切削除去する簡単な加工によって種々の仕様に応じたバネ剛性の皿バネ20Aが得られ、皿バネ素材30の汎用性が拡大すると共に皿バネ製造の大幅なコスト削減が得られる
なお、上記実施の形態では、皿バネ素材30の凸状面22と内周面24との角部22aを円すい面状に切削除去して形成した内周退避面27と凸状面22とによって内側押圧部28を形成したが、図8に示すように内周面24を円筒状、即ち段差状に切削除去して形成した内周退避面27aによって内側押圧部28を形成することもできる。また、例えば凹曲面状等の他の形状の内周退避面によって内側押圧部28を形成することもできる。
(第3実施の形態)
図9を参照して第3実施の形態を説明する。なお、皿バネ以外は第1実施の形態と同一であり、対応する部位に図1乃至図5と同一符号を付することで、該部の詳細な説明を省略して皿バネを主に説明する。
図9は図2と対応する要部断面図である。皿バネ20Bは、皿バネ素材30の凹状面21の外周と外周面23の間に円すい面状の外周退避面25を形成し、凹状面21の外周と外周退避面25との連続部によって稜線状に突出する環状の外側押圧部26を形成する一方、皿バネ20における凸状面22と内周面24との間に形成される内側退避面を省略して凸状面22と内周面24によって形成される角部を内側押圧部28とする形状を有する。
この皿バネ20Bは、図9に示すように、取付穴2の段面2bに外側押圧部26が当接し、凸状面22と内周面24との角部に形成される内側押圧部28が外輪11の外輪大端面11bに当接した状態で、外輪12の外輪大端面11bと取付穴2の段面2bによって画成された凹部3内に保持されて、皿バネ20Bの復元力によって外輪11に予圧を付与する。
取付穴2の段面2bの当接する支点aと外輪大端面12bに当接する荷重点bとの相対距離によって皿バネ20Bを変形させるに必要な荷重が変化することから、外側押圧部26と内側押圧部28間の相対距離を変えることで予圧荷重を変えることができる。即ち、図9に仮想線で示す外周退避面25を形成する皿バネ素材30の角部21aの部分の削除量を適宜切削除去することで予圧荷重が調整できる。
また、この皿バネ20Bの外側押圧部26が当接する段面2bの支点aは、図9に仮想線で示す皿バネ素材30の角部21aの部分を切削除去することで任意の位置に設定できる。
従って、要求与圧に応じて皿バネ素材30の角部21aの部分を削除して外側押圧部26と内側押圧部28との相対距離が調整された皿バネ20Aを外輪11の外輪大端面11bと取付穴2の段面2b間に装着することで、要求に応じた所期の予圧が確保可能であり、予圧の適正化が達成できる。また、要求予圧に従って皿バネ素材30の角部21aの部分を切削除去する簡単な加工によって種々のバネ剛性の皿バネが得られ、皿バネの汎用性が拡大すると共に皿バネ製造の大幅なコスト削減が得られる。
上記実施の形態では、凹状面21と外周面23との角部21aを円すい面状に切削除去して形成した外周退避面25と凹状面21ととによって外側押圧部28を形成したが、図10に示すように外周面23を円筒状、即ち段差状に切削除去して形成した外周退避面25aによって外側押圧部26及び内側押圧部28を形成することもできる。また、例えば凹曲面状等の他の形状の外周退避面によって外側押圧部26を形成することもできる。
なお、本発明は上記各実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記各実施の形態では、各皿バネ20、20A、20Bをそれぞれ取付穴2の段面2bに外側押圧部26を当接しかつ内側押圧部28を外輪11の外輪大端面11bに当接して外輪11の外輪大端面11bと取付穴2の段面2bによって画成された凹部3内に保持した例を説明したが、各皿バネ20,20A、20Bをそれぞれ取付穴2の断面2bに外側押圧部26を当接しかつ内側押圧部28を外輪11の外輪大端面11bに当接して凹部3内に保持することもできる。
1 ハウジング(保持部材)
2 取付穴
2a 周面
2b 段面
5 軸
10 円すいころ軸受
11 外輪
11a 外周面
11b 外輪大端面
11c 外輪軌道面
12 内輪
12a 内周面
12b 内輪大端面
12c 内輪軌道面
13 円すいコロ
14 保持器
20 皿バネ
20A 皿バネ
20B 皿バネ
21 凹状面
22 凸状面
23 外周面
24 内周面
25 外周退避面
25a 外周退避面
26 外側押圧部
27 内周退避面
27a 内周退避面
28 内側押圧部
30 皿バネ素材

Claims (6)

  1. 保持部材に形成された周面及び段面を有する取付穴に、外輪大端面が前記段面に対向して外周面が前記周面に嵌挿されると共に内周に外輪軌道面が形成された外輪と、
    軸に内輪大端面及び内周面が嵌挿されると共に外周に内輪軌道面が形成された内輪と、
    保持器に回転自在に支持されて前記外輪軌道面と内輪軌道面との間に転動自在に配置された複数の円すいコロと、
    前記取付穴の段面と前記外輪大端面との間に予圧付与用の皿バネが介在する円すいころ軸受の予圧適正化方法において、
    前記皿バネは、
    対向する環状の凹状面と凸状面及び外周面と内周面を有する環状の皿バネ素材における、前記凹状面と前記外周面とによって形成された角部を切除して形成される外周退避面と前記凹状面との連続部に稜線状に形成されて前記取付穴の段面及び前記外輪大端面のいずれか一方に当接する環状の外側押圧部と、
    前記凸状面と前記内周面とによって形成される角部を切除して形成された内周退避面と前記凸状面との連続部に稜線状に形成されて前記取付穴の段面及び前記外輪大端面のいずれか他方に当接する環状の内側押圧部とを備え、
    前記外側退避面を形成する前記凹状面と前記外周面との角部の削除量及び前記内側退避面を形成する前記凸状面と前記内周面との角部の削除量によって前記外側押圧部と前記内側押圧部との相対距離を適正化することを特徴とする円すいころ軸受の予圧適正化方法。
  2. 保持部材に形成された周面及び段面を有する取付穴に、外輪大端面が前記段面に対向して外周面が前記周面に嵌挿されると共に内周に外輪軌道面が形成された外輪と、
    軸に内輪大端面及び内周面が嵌挿されると共に外周に内輪軌道面が形成された内輪と、
    保持器に回転自在に支持されて前記外輪軌道面と内輪軌道面との間に転動自在に配置された複数の円すいコロと、
    前記取付穴の段面と外輪の前記外輪大端面との間に予圧付与用の皿バネが介在する円すいころ軸受の予圧適正化方法において、
    前記皿バネは、
    対向する環状の凹状面と凸状面及び外周面と内周面を有する環状の皿バネ素材における、前記凹状面と前記外周面とが連続する稜線状の角部を前記取付穴の段面及び前記外輪大端面のいずれか一方に当接する環状の外側押圧部と、
    前記凸状面と前記内周面とによって形成される角部を切除して形成された内周退避面と前記凸状面との連続部に稜線状に形成されて前記取付穴の段面及び前記外輪大端面のいずれか他方に当接する環状の内側押圧部とを備え、
    前記内側押圧部を形成する前記凸状面と前記内周面の角部の削除量によって前記外側押圧部と前記内側押圧部との相対距離を適正化することを特徴とする円すいころ軸受の予圧適正化方法。
  3. 保持部材に形成された周面及び段面を有する取付穴に、外輪大端面が前記段面に対向して外周面が前記周面に嵌挿されると共に内周に外輪軌道面が形成された外輪と、
    軸に内輪大端面及び内周面が嵌挿されると共に外周に内輪軌道面が形成された内輪と、
    保持器に回転自在に支持されて前記外輪軌道面と内輪軌道面との間に転動自在に配置された複数の円すいコロと、
    前記取付穴の段面と外輪の前記外輪大端面との間に予圧付与用の皿バネが介在する円すいころ軸受の予圧適正化方法において、
    前記皿バネは、
    対向する環状の凹状面と凸状面及び外周面と内周面を有する環状の皿バネ素材における、前記凹状面と前記外周面とによって形成された角部を切除して形成される外周退避面と前記凹状面との連続部に稜線状に形成されて前記取付穴の段面及び前記外輪大端面のいずれか一方に当接する環状の外側押圧部と、
    前記凸状面と前記内周面とが連続する稜線状の角部を前記取付穴の段面及び前記外輪大端面のいずれか他方に当接する環状の内側押圧部とを備え、
    前記外周退避面を形成する前記凹状面と前記外周面の角部の削除量によって前記外側押圧部と内側押圧部との相対距離を適正化することを特徴とする円すいころ軸受の予圧適正化方法。
  4. 保持部材に形成された周面及び段面を有する取付穴に、外輪大端面が前記段面に対向して外周面が前記周面に嵌挿されると共に内周に外輪軌道面が形成された外輪と、
    軸に内輪大端面及び内周面が嵌挿されると共に外周に内輪軌道面が形成された内輪と、
    保持器に回転自在に支持されて前記外輪軌道面と内輪軌道面との間に転動自在に配置された複数の円すいコロと、
    前記取付穴の段面と前記外輪大端面との間に予圧付与用の皿バネが介在する円すいころ軸受において、
    前記皿バネは、
    対向する環状の凹状面と凸状面及び外周面と内周面を有する環状であって、
    前記凹状面と前記外周面の間に外周退避面が介在して凹状面と外周退避面との連続部に稜線状に形成されて前記取付穴の段面及び前記外輪大端面のいずれか一方に当接する環状の外側押圧部と、
    前記凸状面と前記内周面の間に内周退避面が介在して凸状面と内周退避面との連続部に稜線状に形成されて前記取付穴の段面及び前記外輪大端面のいずれか他方に当接する環状の内側押圧部とを備えたことを特徴とする円すいころ軸受。
  5. 保持部材に形成された周面及び段面を有する取付穴に、外輪大端面が前記段面に対向して外周面が前記周面に嵌挿されると共に内周に外輪軌道面が形成された外輪と、
    軸に内輪大端面及び内周面が嵌挿されると共に外周に内輪軌道面が形成された内輪と、
    保持器に回転自在に支持されて前記外輪軌道面と内輪軌道面との間に転動自在に配置された複数の円すいコロと、
    前記取付穴の段面と前記外輪大端面との間に予圧付与用の皿バネが介在する円すいころ軸受において、
    前記皿バネは、
    対向する環状の凹状面と凸状面及び外周面と内周面を有する環状であって、
    前記凹状面と前記外周面との連続部に稜線状に形成されて前記取付穴の段面及び前記外輪大端面のいずれか一方に当接する環状の外側押圧部と、
    前記凸状面と前記内周面との間に内周退避面が介在して該内周退避面と前記凸状面との連続部に稜線状に形成されて前記取付穴の段面及び前記外輪大端面のいずれか他方に当接する環状の内側押圧部とを備えたことを特徴とする円すいころ軸受。
  6. 保持部材に形成された周面及び段面を有する取付穴に、外輪大端面が前記段面に対向して外周面が前記周面に嵌挿されると共に内周に外輪軌道面が形成された外輪と、
    軸に内輪大端面及び内周面が嵌挿されると共に外周に内輪軌道面が形成された内輪と、
    保持器に回転自在に支持されて前記外輪軌道面と内輪軌道面との間に転動自在に配置された複数の円すいコロと、
    前記取付穴の段面と前記外輪大端面との間に予圧付与用の皿バネが介在する円すいころ軸受において、
    前記皿バネは、
    対向する環状の凹状面と凸状面及び外周面と内周面を有する環状であって、
    前記凹状面と前記外周面の間に外周退避面が介在して該外周退避面と前記凹状面との連続部に稜線状に形成されて前記取付穴の段面及び前記外輪大端面のいずれか一方に当接する環状の外側押圧部と、
    前記凸状面と前記内周面との連続部に稜線状に形成されて前記取付穴の段面及び前記外輪大端面のいずれか他方に当接する環状の内側押圧部とを備えたことを特徴とする円すいころ軸受。
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