JP2014105410A - 繊維洗浄装置 - Google Patents

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【課題】繊維を含有する材料を効率よく洗浄することができる繊維洗浄装置を提供する。
【解決手段】繊維洗浄装置1は、円筒形をなす容器9と、容器9内で、容器9に回転可能に設けられた洗浄ブレード11と、を備える。また、容器9の側壁7の一底壁3側には、上方に開口した材料投入口13が配され、容器9の側壁7の他の底壁5側には、下方に開口した材料排出口15が配されている。更に、容器9の材料排出口15側は、排気口25を有する特定の形状のフード17により覆われており、フード17内で発生する渦流による材料投入口13側への空気の逆流が防止され、材料の投入が妨げられることがなく、且つ材料を効率よく洗浄することができ、清浄にされた繊維を容易に排出させることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、繊維洗浄装置に関する。更に詳しくは、本発明は、洗浄された材料の排出口が所定形状のフードで覆われており、空気の流れとともに材料が排出口から円滑に排出される繊維洗浄装置に関する。また、フードの上面に排気口が設けられているため、フード内での渦流によって空気が材料投入口へと逆流することが防止され、材料の投入が妨げられることがなく、繊維を含有する材料を効率よく洗浄することができる繊維洗浄装置に関する。
近年、例えば、ケナフ等の靭皮植物から得られる植物繊維は、環境保全の観点で、その更なる活用が期待されている。従来、植物繊維の製造方法として、採取した靭皮植物を、例えば、池、湖、川等に浸漬し、水中に含まれる微生物により、繊維を結合するペクチン等の物質を分解させる、所謂、レッティングにより繊維を抽出する方法が知られている。そして、レッティングにより抽出された繊維は、通常、洗浄処理される。
上述のようにレッティングにより抽出された繊維を洗浄する装置として、廃棄プラスチックの砂、泥等を効率的に洗浄、除去する廃棄プラス チックの洗浄装置(例えば、特許文献1参照。)を利用することが提案されている。この洗浄装置では、メッシュを有するケーシング内に、複数のパドルが回転可能に設けられ、回転するパドルにより、廃棄プラスチックが洗浄され、付着した泥、砂等が除去される。また、この洗浄装置を用いて、レッティングにより抽出された繊維を洗浄し、付着した汚れ等を除去することができる。
また、繊維洗浄装置として、容器と、容器内で回転可能に設けられた複数の洗浄ブレードと、を有する回転体と、を備え、洗浄ブレードにより飛散される繊維が衝突する壁部材と、壁部材に衝突して落下する繊維を容器の外部に排出するコンベア等の排出手段と、を備える繊維洗浄装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−216280号公報 特開2012−180623号公報
しかしながら、特許文献2に記載された繊維洗浄装置では、回転する洗浄ブレードにより、繊維の排出側から投入側へと空気が逆流し、繊維の投入が妨げられることがある。
本発明は、上述の状況に鑑みてなされたものであり、空気が繊維の投入口へと逆流することが防止される繊維洗浄装置を提供することを目的とする。
本発明は以下のとおりである。
1.2つの底壁及び側壁を有した円筒形をなす容器と、
前記容器内で、前記容器の中心線を中心に回転可能に設けられた洗浄ブレードと、を備える繊維洗浄装置であって、
前記容器は、横たわるように配置され、
前記容器の前記側壁の一底壁側には、上方に開口した材料投入口が配され、
前記容器の前記側壁の他の底壁側には、下方に開口した材料排出口が配されており、
前記材料排出口は、フードで覆われており、
前記容器を前記材料排出口の位置で、前記中心線に直交するように切断した断面でみたときに、前記側壁は、前記材料排出口の部分が欠けた円状になるが、この欠けた部分を前記側壁のカーブに沿って補って、円を描いた場合に、
前記中心線から前記円まで延びる水平な仮想線を引き、このときにできる前記円と前記仮想線との2つの交点を第1交点及び第2交点とし、
前記第1交点と同じ高さ位置又は低い位置で、前記円上の点をA点とし、前記中心線と前記第1交点とを結ぶ線分と、前記中心線と前記A点とを結ぶ線分とがなす角度θ1が、0°≦θ1<90°を満たし、
前記円の前記A点での下方側に向かう接線方向に延びるように前記A点を基点とした第1壁部が形成され、
前記第2交点と同じ高さ位置、低い位置、又は高い位置で、前記円上の点をB点とし、前記中心線と前記第2交点とを結ぶ線分と、前記中心線と前記B点とを結ぶ線分とがなす角度θ2が、0°≦θ2≦30°を満たし、
前記B点よりも所定距離Lだけ前記円よりも外方へ離れた点Dを基点として下方に延びるように第2壁部が形成され、
前記B点と前記D点を結ぶ位置に第3壁部が形成され、
前記第3壁部には、排気口が設けられており、
前記フードは、前記第1壁部、前記第2壁部、前記第3壁部、及びこれら壁部を連結する第4壁部、第5壁部を備えており、且つ下方に排出開口が備えられていることを特徴とする繊維洗浄装置。
2.前記排気口の開口面積は可変とされている前記1.記載の繊維洗浄装置。
3.前記排出開口の開口面積は、前記材料投入口の開口面積よりも大きい前記1.又は2.に記載の繊維洗浄装置。
本発明の繊維洗浄装置は、材料排出口が所定形状のフードにより覆われており、フードの第3壁部(上壁)には排気口が設けられている。そのため、回転する洗浄ブレードによってフード内で渦流が生じたとしても、上方への空気の流れが排気口から流出し、材料投入口への空気の逆流が防止され、材料の投入が妨げられることが抑制される。従って、繊維を含有する材料を効率よく洗浄し、フードの排出開口より円滑に排出させることができる。
また、排気口の開口面積が可変とされている場合は、容器の容積、洗浄ブレードの回転数、フードの形状及び寸法、材料の性状及び投入量等の種々の要因によって変化する空気の流れに基づいて、排気口の開口面積を調整することができる。これにより、材料投入口への空気の逆流をより効率よく防止することができ、繊維を含有する材料をより容易に投入し、洗浄し、排出させることができる。
更に、排出開口の開口面積が、材料投入口の開口面積よりも大きい場合は、洗浄後の繊維を含有する材料の排出がより効率よくなされ、排出開口の付近に洗浄後の材料が付着したり、堆積したりすることが抑制されるとともに、材料投入口からの材料の投入もより容易になる。
以下、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ後述のように詳細に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品であることを表す。
本発明の繊維洗浄装置の一例の斜視図である。 容器の材料排出口の位置での端面を表す説明図である。 繊維洗浄装置の横断面を表す断面図である。
以下、本発明を図も参照しながら詳しく説明する。
ここで示される事項は例示的なもの及び本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
1.繊維洗浄装置
本実施形態に係る繊維洗浄装置(1)は、2つの底壁(3、5)及び側壁(7)を有した円筒形をなす容器(9)と、容器(9)内で、容器(9)の中心線Cを中心に回転可能に設けられた洗浄ブレード(11)と、を備える(図1−3参照)。容器(9)は、横たわるように配置され、容器(9)の側壁(7)の一底壁(3)側には、上方に開口した材料投入口(13)が配され、容器(9)の側壁(7)の他の底壁(5)側には、下方に開口した材料排出口(15)が配されている。材料排出口(15)は、フード(17)で覆われている。
また、容器(9)を材料排出口(15)の位置で、中心線Cに直交するように切断した断面でみたときに、側壁(7)は、材料排出口(15)の部分が欠けた円状になる。この欠けた部分を側壁(7)のカーブに沿って補って、円を描いた場合に、中心線Cから円まで延びる水平な仮想線を引き、このときにできる円と仮想線との2つの交点を第1交点(P1)及び第2交点(P2)とする。第1交点(P1)と同じ高さ位置又は低い位置で、円上の点をA点とし、中心線Cと第1交点(P1)とを結ぶ線分と、中心線CとA点とを結ぶ線分とがなす角度θ1が、0°≦θ1<90°を満たすようにする(図2参照)。更に、円のA点での下方側に向かう接線方向に延びるように、A点を基点として、フード(17)の一部を構成する第1壁部(19)が形成される。
一方、第2交点(P2)と同じ高さ位置、低い位置、又は高い位置で、円上の点をB点とし、中心線Cと第2交点(P2)とを結ぶ線分と、中心線CとB点とを結ぶ線分とがなす角度θ2が、0°≦θ2≦30°を満たすようにする(図2参照)。そして、B点よりも所定距離Lだけ円よりも外方へ離れた点Dを基点として、下方に延びるようにフード(17)の一部を構成する第2壁部(21)が形成される。
また、B点とD点を結ぶ位置にフード(17)の一部を構成する第3壁部(23)が形成され、この第3壁部(23)には、排気口(25)が設けられる。このように、フード(17)は、第1壁部(19)、第2壁部(21)、第3壁部(23)を備えるとともに、これらの壁部を連結する第4壁部(27)、第5壁部(29)を備えており、且つ下方には排出開口(31)が備えられている。
上記繊維洗浄装置(1)で洗浄される繊維としては、ケナフ、マニラ麻、サイザル麻、ジュート麻、綿花、雁皮、三椏、バナナ、パイナップル、ココヤシ、トウモロコシ、サトウキビ、バガス、ヤシ、パピルス、葦、エスパルト、サバイグラス、麦、稲、竹及び各種針葉樹(スギ及びヒノキ等)等から得られる植物繊維を挙げることができる。
上記容器(9)の材質は、特に限定されず、例えば金属、樹脂等から形成されている。また、容器(9)の下部側には、洗浄される材料に含有される汚れ、及び洗浄水を排出するための複数の開孔を有するパンチングメタルが設けられることが好ましい。パンチングメタルに代えて複数の開孔を有するエキスパンドメタルを採用してもよく、容器に直接開孔を形成してもよい。また、円形、楕円形等の開孔ではなく、スリットであってもよい。
上記フード(17)の材質は、特に限定されず、例えば金属、樹脂等から形成されている。
また、材料排出口(15)が、フード(17)で覆われていることで、洗浄ブレード(11)に直接触れるおそれがなくなり、安全性が確保される。
フード(17)の第1壁部(19)は、上記A点での下方側に向かう接線方向に延びるようにされている。このように接線方向に延びるようにされていることで、容器(9)内の繊維にかかる遠心力を効率的に利用できるから、繊維がスムーズに容器(9)から排出される。また、第1壁部(19)が、このように接線方向に延びるようにされていることで、容器(9)内で洗浄ブレード(11)により発生した風が、スムーズに排気開口(31)から容器(9)外へ排出される。よって、材料投入口(13)側で生じていた逆風を抑制することができる。
また、上述のように、角度θ1は、0°≦θ1<90°を満たすが、0°≦θ1≦45°が好ましく、5°≦θ1≦30°が特に好ましい。
また、角度θ2は、0°≦θ2≦30°を満たすが、0°≦θ2≦20°が好ましく、0°≦θ2≦10°が特に好ましい。
また、所定距離Lは特に限定されないが、通常10−400mmであり、好ましくは100−300mmであり、特に好ましくは100−200mmである。
上記洗浄ブレード(11)の材質は、特に限定されず、例えば金属、樹脂等から形成されている。また、洗浄ブレード(11)の枚数も特に限定されないが、通常、3−5枚が好ましく用いられる。
また、排気口(25)は、開口面積が可変とされていることが好ましい。このようにすることで、容器(9)の容積、洗浄ブレード(11)の回転数、フード(17)の形状及び寸法、材料の性状及び投入量等の種々の要因によって変化する空気の流れに基づいて、排気口(25)の開口面積を調整することができる。
また、排出開口(31)の開口面積S1と、材料投入口(13)の開口面積S2との比(S1/S2)は、1<(S1/S2)を満たすことが好ましい。
比(S1/S2)は、更に好ましくは、1.1≦(S1/S2)≦1.5を満たし、
特に好ましくは1.2≦(S1/S2)≦1.4を満たす。比(S1/S2)がこの範囲であれば、排出開口(31)の付近に洗浄後の材料が付着し、堆積することを抑制することができる。
以下、図面を用いて実施例により本発明を具体的に説明する。
(1)繊維洗浄装置の構成
本実施例に係る繊維洗浄装置1は、2つの底壁3、5及び側壁7を有した円筒形をなす容器9を備えている。容器9の下部側には、複数の開孔を有するパンチングメタルが設けられている。この開孔から繊維に含まれる水分や発酵物等の異物が排出される。容器9は、図1に示されるように、横たわるように配置されている。
また、容器9内には、容器の中心線を中心に回転可能に設けられた4枚の洗浄ブレード11が備えられている。この洗浄ブレード11は図示しない駆動装置によって矢印の方向へ回転可能とされている。
容器9の側壁の一底壁側3には、上方に開口した略角筒状の材料投入口13が配されている。この材料投入口13の開口面積は、900cmとされている。また、容器9の側壁7の他の底壁5側には、下方に開口した材料排出口15が配されている。材料排出口15は、金属製のフード17で覆われている。
フード17は、第1壁部19、第2壁部21、第3壁部23、及びこれら壁部を連結する第4壁部27、第5壁部29とから構成されている。排出開口31の開口面積は、1200cmとされている。なお、図1では、第5壁部29は裏面側に隠れた状態とされている。
第1壁部19は、図2におけるθ1=5°となるように傾斜して備えられている。また、第2壁部21は、図2においてθ2=0°で、L=200mmとなるように、点Dから下方へ延びるように配置されている。第3壁部23には、スライド式で、開口面積を変えることが可能な排気口25が設けられている。排気口25の開口面積は、0−450cmで可変とされている。
(2)繊維洗浄装置の作用
次に、上記構成の繊維洗浄装置1の作用について説明する。材料投入口13から、繊維を投入して、容器9内に水を供給した状態で、回転軸を回転駆動させると、回転とともに各洗浄ブレード11が回転する。そして、これら各洗浄ブレード11により材料投入口13から容器9内に投入された繊維が洗浄される。そして、洗浄後の繊維がフード17の第1壁部19を滑るようにして落下し、排出開口31から排出される。その後、洗浄後の繊維はコンベア33によって回収ケース35まで運ばれる。
(3)実施例の効果
以上より、本実施例の繊維洗浄装置1によると、材料排出口15が所定形状のフード17により覆われているから、洗浄ブレード11に直接触れるおそれがなくなり、安全性が確保される。
また、フード17の第1壁部19は、上記A点での下方側に向かう接線方向に延びるようにされている。このように接線方向に延びるようにされていることで、洗浄ブレード11の回転により繊維にかかる遠心力を効率的に利用できるから、繊維がスムーズに容器9から排出される。また、第1壁部19が、このように接線方向に延びるようにされていることで、容器9内で洗浄ブレード11の回転により発生した風が、スムーズに排気開口31から容器9外へ排出される。よって、材料投入口13側に風が逆行することを抑制できる。
また、フード17の第3壁部23には排気口25が設けられている。そのため、回転する洗浄ブレード11によってフード17内で渦流が生じたとしても、この空気の流れが排気口25から排気され、材料投入口13への空気の逆流がより防止され、材料投入口13からの材料の投入が妨げられない。
また、排気口25の開口面積が可変とされているので、材料の性状及び投入量等の種々の要因によって変化する空気の流れに基づいて、排気口25の開口面積を調整することができる。これにより、材料投入口13への空気の逆流をより効率よく防止することができ、繊維を含有する材料をより容易に投入し、洗浄し、排出させることができる。
また、排気口25はスライド式なので、簡易な構成で容易に開口面積を変えることができる。
また、排出開口31の開口面積が、材料投入口13の開口面積よりも大きいので、洗浄後の繊維を含有する材料の排出が効率よくなされる。その結果、排出開口31の付近に洗浄後の材料が付着したり、堆積したりすることが抑制される。また、排出開口31の開口面積が、材料投入口13の開口面積よりも大きいので、空気の逆流が抑制されて、材料投入口13からの材料の投入もより容易になる。
尚、本発明においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。すなわち、上記実施例では、洗浄ブレード11が4枚の場合を例示したが、これに限定されず、例えば、1−10枚であってもよい。
また、上記実施例では、洗浄後の繊維はコンベア33によって回収ケース35まで運ばれることとしたが、洗浄後の繊維の回収方法は特に限定されない。例えば、排出開口の下に回収ケースを配置して、排出開口から排出された繊維をそのまま回収してもよい。
また、上記実施例では、縦断面略L字状の洗浄ブレード11を例示したが、これに限定されず、例えば、縦断面略棒状の洗浄ブレードを採用してもよい。
また、上記実施例では、第3壁部23の排気口25は、スライド式で、開口面積を変えることが可能なものとしたが、これに限らず、開口面積が固定のものであってもよい。また、開口面積の変化のさせ方は、スライド式に限定されず、開口面積を変化することができるのであれば、公知の方法が幅広く用いられる。
また、上記実施例では、第3壁部23の排気口25は、単一の開口が開いている形態としたが、複数の孔により排気口が形成されていてもよい。
さらに、上記実施例では、複数の孔部を有するパンチングメタルを例示したが、これに限定されず、例えば、複数の孔部を有するエキスパンドメタルを採用したり、容器9に直接的に孔部を形成したりしてもよい。さらに、孔部としてスリットを採用してもよい。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにおける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
繊維を洗浄する技術として広く利用される。特に、各種の植物から得られる植物繊維を洗浄する技術として好適に利用される。
1;繊維洗浄装置、3;底壁、5;底壁、7;側壁、9;容器、11;洗浄ブレード、13;材料投入口、15;材料排出口、17;フード、P1;第1交点、P2;第2交点、19;第1壁部、21;第2壁部、23;第3壁部、25;排気口、27;第4壁部、29;第5壁部、31;排出開口、33;コンベア、35;回収ケース

Claims (3)

  1. 2つの底壁及び側壁を有した円筒形をなす容器と、
    前記容器内で、前記容器の中心線を中心に回転可能に設けられた洗浄ブレードと、を備える繊維洗浄装置であって、
    前記容器は、横たわるように配置され、
    前記容器の前記側壁の一底壁側には、上方に開口した材料投入口が配され、
    前記容器の前記側壁の他の底壁側には、下方に開口した材料排出口が配されており、
    前記材料排出口は、フードで覆われており、
    前記容器を前記材料排出口の位置で、前記中心線に直交するように切断した断面でみたときに、前記側壁は、前記材料排出口の部分が欠けた円状になるが、この欠けた部分を前記側壁のカーブに沿って補って、円を描いた場合に、
    前記中心線から前記円まで延びる水平な仮想線を引き、このときにできる前記円と前記仮想線との2つの交点を第1交点及び第2交点とし、
    前記第1交点と同じ高さ位置又は低い位置で、前記円上の点をA点とし、前記中心線と前記第1交点とを結ぶ線分と、前記中心線と前記A点とを結ぶ線分とがなす角度θ1が、0°≦θ1<90°を満たし、
    前記円の前記A点での下方側に向かう接線方向に延びるように前記A点を基点とした第1壁部が形成され、
    前記第2交点と同じ高さ位置、低い位置、又は高い位置で、前記円上の点をB点とし、前記中心線と前記第2交点とを結ぶ線分と、前記中心線と前記B点とを結ぶ線分とがなす角度θ2が、0°≦θ2≦30°を満たし、
    前記B点よりも所定距離Lだけ前記円よりも外方へ離れた点Dを基点として下方に延びるように第2壁部が形成され、
    前記B点と前記D点を結ぶ位置に第3壁部が形成され、
    前記第3壁部には、排気口が設けられており、
    前記フードは、前記第1壁部、前記第2壁部、前記第3壁部、及びこれら壁部を連結する第4壁部、第5壁部を備えており、且つ下方に排出開口が備えられていることを特徴とする繊維洗浄装置。
  2. 前記排気口の開口面積は可変とされている請求項1記載の繊維洗浄装置。
  3. 前記排出開口の開口面積は、前記材料投入口の開口面積よりも大きい請求項1又は2に記載の繊維洗浄装置。
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