JP2014105049A - エレベータ音声呼び登録装置およびエレベータ音声呼び登録方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】サービス階切り放し制御などによる非停止階があることを利用者はわからないため、許可階を行先釦の点滅にて報知する。
【解決手段】音声認識手段12が所定の音声の入力があったと認識した場合または人検知手段17がエレベータ操作盤の行先釦の操作を行わない利用者を検知した場合に、利用者が行先階の登録を音声認識により行う意思を有していると判定する音声行先登録意思検知手段13と、行先登録可能な許可階情報を記憶するエレベータ情報部20と、音声行先登録意思検知手段13により、利用者が音声認識を行う意思を有していると検知された場合に、当該許可階情報に基づいて、エレベータ操作盤の行先釦における許可階の階釦を所定時間点滅させる許可階点滅手段18と、当該点滅の開始後に、音声認識手段12が行った音声認識結果に基づいて、行先階の登録を行う呼び登録手段14とを備えている。
【選択図】図1
【解決手段】音声認識手段12が所定の音声の入力があったと認識した場合または人検知手段17がエレベータ操作盤の行先釦の操作を行わない利用者を検知した場合に、利用者が行先階の登録を音声認識により行う意思を有していると判定する音声行先登録意思検知手段13と、行先登録可能な許可階情報を記憶するエレベータ情報部20と、音声行先登録意思検知手段13により、利用者が音声認識を行う意思を有していると検知された場合に、当該許可階情報に基づいて、エレベータ操作盤の行先釦における許可階の階釦を所定時間点滅させる許可階点滅手段18と、当該点滅の開始後に、音声認識手段12が行った音声認識結果に基づいて、行先階の登録を行う呼び登録手段14とを備えている。
【選択図】図1
Description
本発明はエレベータ音声呼び登録装置およびエレベータ音声呼び登録方法に関し、特に、エレベータにおいて、乗客が音声によって呼びの登録を行うことができるエレベータ音声呼び登録装置およびエレベータ音声呼び登録方法に関する。
従来から音声にて行先登録するエレベータの音声呼び登録装置が提案されており、認識結果を表示するエレベータの音声呼び登録装置(例えば、特許文献1参照)や、人検知手段や特定の言葉を認識した後に、音声による行先登録を開始するエレベータの音声呼び登録装置(例えば、特許文献2および3参照)が提案されている。
従来のエレベータ音声呼び登録装置では、サービス階切り放し制御などによる非停止階がある場合に、その階床を対象とした呼び登録は当然できないが、そのことが事前に利用者に対して提示されないため、利用者が音声認識にて当該階床を行先階として登録しようとした場合に、登録できないことや違う階と間違えて登録されてしまうという問題点があった。
本発明は、かかる問題点を解決するためになされたもので、呼び登録が行える許可階(あるいは呼び登録が行えない不許可階)がいずれの階であるかを行先釦の点滅にて利用者に報知することで、利便性の向上を図ることが可能な、エレベータ音声呼び登録装置およびエレベータ音声呼び登録方法を得ることを目的としている。
本発明は、かご内に設置され、行先登録を行うための利用者の音声の認識を行う音声認識手段と、前記かご内の利用者の存在の有無を検知する人検知手段と、前記音声認識手段が所定の音声の入力があったと認識した場合、および、前記人検知手段がエレベータ操作盤の行先釦の操作を行わない利用者を検知した場合の少なくともいずれか一方の場合に、利用者が行先階の登録を音声認識により行う意思を有していると判定する音声行先登録意思検知手段と、行先登録可能な許可階を示す許可階情報を記憶する記憶手段と、前記音声行先登録意思検知手段により、利用者が行先階の登録を音声認識により行う意思を有していると検知された場合に、前記記憶手段が記憶する前記許可階情報に基づいて、前記エレベータ操作盤の行先釦における許可階の階釦を所定時間点滅させる許可階点滅手段と、前記点滅の開始後に、前記音声認識手段が行った音声認識結果に基づいて、行先階の登録を行う呼び登録手段とを備えたエレベータ音声呼び登録装置である。
本発明は、かご内に設置され、行先登録を行うための利用者の音声の認識を行う音声認識手段と、前記かご内の利用者の存在の有無を検知する人検知手段と、前記音声認識手段が所定の音声の入力があったと認識した場合、および、前記人検知手段がエレベータ操作盤の行先釦の操作を行わない利用者を検知した場合の少なくともいずれか一方の場合に、利用者が行先階の登録を音声認識により行う意思を有していると判定する音声行先登録意思検知手段と、行先登録可能な許可階を示す許可階情報を記憶する記憶手段と、前記音声行先登録意思検知手段により、利用者が行先階の登録を音声認識により行う意思を有していると検知された場合に、前記記憶手段が記憶する前記許可階情報に基づいて、前記エレベータ操作盤の行先釦における許可階の階釦を所定時間点滅させる許可階点滅手段と、前記点滅の開始後に、前記音声認識手段が行った音声認識結果に基づいて、行先階の登録を行う呼び登録手段とを備えたエレベータ音声呼び登録装置であるので、呼び登録が行える許可階(あるいは呼び登録が行えない不許可階)がいずれの階であるかを行先釦の点滅にて利用者に報知することで、利便性の向上を図ることができる。
実施の形態1.
図1(a)および(b)は、本発明の実施の形態1に係るエレベータ音声呼び登録装置の構成を示した図である。図1(a)および(b)においては、互いに同一の構成に対しては同一の符号を付して示している。図1(a)に示すように、本実施の形態1に係るエレベータ音声呼び登録装置は、エレベータ制御盤1と、エレベータ操作盤2とから構成されている。エレベータ制御盤1は、一般的に、エレベータが昇降する昇降路の最上部の機械室の中に設置されている。機械室には、エレベータ制御盤1の他に、エレベータかごを動かすための巻上機(モータ)や、エレベータかごの異常速度を検知する安全装置などが設けられている。一方、エレベータ操作盤2は、図1(b)に示すように、エレベータかごに設けられている。
図1(a)および(b)は、本発明の実施の形態1に係るエレベータ音声呼び登録装置の構成を示した図である。図1(a)および(b)においては、互いに同一の構成に対しては同一の符号を付して示している。図1(a)に示すように、本実施の形態1に係るエレベータ音声呼び登録装置は、エレベータ制御盤1と、エレベータ操作盤2とから構成されている。エレベータ制御盤1は、一般的に、エレベータが昇降する昇降路の最上部の機械室の中に設置されている。機械室には、エレベータ制御盤1の他に、エレベータかごを動かすための巻上機(モータ)や、エレベータかごの異常速度を検知する安全装置などが設けられている。一方、エレベータ操作盤2は、図1(b)に示すように、エレベータかごに設けられている。
エレベータ制御盤1には、図1(a)に示すように、エレベータ制御部15と、エレベータ情報部20とが、設けられている。エレベータ制御部15は、利用者からの呼び登録(かご呼び登録および乗場呼び登録)が登録されて、それらに基づき、エレベータかごの昇降、停止、扉開閉などのすべての動作を制御する。エレベータ情報部20は、許可階情報などの各種情報を記憶している。許可階情報とは、エレベータが停止可能な階床がいずれの階であるかを示す情報であり、従って、許可階情報に含まれている階床(以下、許可階と呼ぶ。)に対しては、エレベータの呼び登録が許可され、それ以外の階への呼び登録は許可されない。以下では、呼ぶ登録が許可されない階のことを、不許可階と呼ぶこととする。
一方、エレベータ操作盤2には、図1(a)および図1(b)に示すように、マイク11、音声認識手段12、音声行先登録意思検知手段13、呼び登録手段14、センサ16、人検知手段17、許可階点滅手段18、許可階情報取得手段19、行先釦21、および、スピーカー23が設けられている。以下、これらの各構成について説明する。但し、図1に示す不許可階点滅手段22については、後述する実施の形態2で説明する構成であるため、実施の形態1では設けられていないものとし、ここではそれについては説明しない。また、スピーカー23も必ずしも設置する必要はなく、必要な場合にのみ設置する。
マイク11は、利用者が発した音声が入力されるものである。マイク11に入力された音声は、音声認識手段12に送信される。
音声認識手段12は、マイク11を介して音声が入力されたときに、当該音声の音声認識処理を行う。具体的には、音声認識手段12には、エレベータの行先階を意味する、「1階」、「2階」、・・・などの、利用者が呼び登録時に発すると予想される、呼び登録ワードの音声データが予め設定されており、利用者の音声を取得した場合に、当該音声と呼び登録ワードの音声データとを照合し、利用者が指定した呼び登録がいずれの階を指しているかを認識する。
センサ16は、エレベータかご内に利用者が存在することを検知するためのセンサである。センサ16は、図1(b)に示すように、乗降人センサ16a、及び/または、操作盤前人センサ16b等が含まれる。これらのセンサは必ずしも両方設ける必要はなく、適宜、必要なものを必要な位置に設置すればよく、設置個数や設置位置も限定されるものではない。以下、これらのセンサについて簡単に説明する。
乗降人センサ16aは、エレベータかご内のエレベータ扉付近に設置され、エレベータかごへの乗車およびエレベータかごからの降車を行った利用者の存在を検出する。乗降人センサ16aは水平方向に2つ以上設置され、それらのセンサが利用者を検知した順番で、利用者の移動の方向が乗車なのか後車なのかを検出する。乗降人センサ16aは、発光素子と受光素子とから構成され、エレベータ扉を挟んで、一方に発光素子を設置し、他方に受光素子を設置して、利用者によって発光素子が発光した光が遮られて受光素子が受光できないときに、利用者の通過があったと検知する。
また、操作盤前人センサ16bは、例えば、超音波センサや赤外線センサ等で構成され、エレベータかごの天井等に設けられて、エレベータ操作盤2の前の検出エリアA内に存在する利用者を検出する。
以上が、センサ16に関する説明である。
人検知手段17は、センサ16による検出結果が入力され、エレベータかご内の利用者の有無を検知する。
音声行先登録意思検知手段13は、マイク11から音声認識手段12へ入力された音声情報、及び/または、センサ16から人検知手段17へ入力された人検知情報から、利用者の音声による行先登録意思があるか否かを判定する。音声による行先登録意思を利用者が有していると判定した場合、音声行先登録意思検知手段13は、許可階情報取得手段19に対して、所定の信号を送信する。
許可階情報取得手段19は、当該所定の信号を音声行先登録意思検知手段13から受けると、エレベータ情報部20から許可階情報を取得し、許可階点滅手段18および呼び登録手段14に送信する。
許可階点滅手段18は、エレベータ情報部20から許可階情報取得手段19が取得した許可階情報に基づいて、行先釦21に設けられた複数の階釦のうち、許可階の階釦のみを、所定時間点滅させる。当該点滅により、利用者は、音声認識による行先登録を行う前に、許可階を知り得るため、不許可階を発話して、呼び登録できないことや違う階と間違えて登録されてしまうことを防止することができる。
行先釦21は、エレベータが設置された建物における、エレベータかごが物理的に停止可能な各階に対応して設けられた複数の階釦を備えている。すなわち、許可階の階釦と不許可階の階釦とを含んでいる。行先釦21は、許可階点滅手段18からの指令に基づき、許可階の階釦の点滅を行うとともに、利用者により行先釦21のいずれかの階釦が押下されたときに、当該階の呼び登録を受け付けて、当該呼び登録情報を呼び登録手段14に送信する。
呼び登録手段14は、行先釦21の階釦の押下による呼び登録を受けた場合に、当該呼び登録に基づく行先をエレベータ制御部15に登録する。また、呼び登録手段14は、音声行先登録意思検知手段13からの行先登録意思の検出信号が入力された後に、音声認識手段12からの音声認識結果が入力されたときに、当該音声認識結果に基づく呼び登録の行先を、エレベータ制御部15に対して登録する。
スピーカー23は、利用者に対して、音声認識の操作手順などのメッセージを発声する。
次に、本実施の形態1に係るエレベータ音声呼び登録装置における、該当の行先階を登録する場合の動作について、図2を用いて説明する。
図2に示すように、まず、ステップS101にて、音声行先登録意思検知手段13が、音声認識手段12からの信号に基づいて、利用者が音声による行先登録を行う意思があるか否かを判定する。意思があると判定した場合には、ステップS103に進み、そうでない場合は、ステップS102に進む。当該判定方法としては、例えば、予め、音声認識手段12に、「開始」や「はじめ」あるいは「音声認識操作」などの特定の音声認識開始ワードを設定しておき、利用者が当該音声認識開始ワードのいずれかを発声して、音声認識手段12がそれを取得して、音声認識開始コマンドを音声行先登録意思検知手段13に入力したときに、音声行先登録意思検知手段13は、利用者が音声による行先登録を行う意思があると判定する。あるいは、「1階」、「2階」、・・・などの、利用者が呼び登録時に発する呼び登録ワードも予め設定しておき、音声認識開始ワードの代わりに、当該呼び登録ワードを利用者が発声した場合にも、利用者が音声による行先登録を行う意思があると判定できるようにしておいてもよい。一方、所定時間経過しても、音声認識開始コマンドの入力がない場合には、利用者が音声による行先登録を行う意思がないと判定する。なお、「開始」や「はじめ」あるいは「音声認識操作」などの音声認識開始ワードについては、エレベータかご内の電子掲示板などに表示するか、あるいは、エレベータ乗場のスピーカーまたはエレベータかご内のスピーカー23により、利用者に報知するようにすれば、不慣れな利用者にとっては分かりやすく便利である。
ステップS102では、音声行先登録意思検知手段13が、人検知手段17からの情報に基づいて、利用者が音声による行先登録を行う意思を有しているか否かを判定する。意思を有していると判定した場合には、ステップS103に進み、そうでない場合は、ステップS101に戻る。判定方法としては、例えば、センサ16により、エレベータ操作盤2の行先釦21やマイク11の前などの特定の場所(操作盤前人センサ16bの検出エリアA内またはエレベータかご内)に、行先釦21に対する行先登録操作をしないでいる利用者を、所定時間の間、検出した場合に、人検知手段17は、人検知信号を音声行先登録意思検知手段13に入力する。音声行先登録意思検知手段13は、これを受けて、利用者が音声による行先登録を行う意思があると判定する。一方、所定時間経過しても、人検知信号の入力がない場合には、利用者が音声による行先登録を行う意思がないと判定する。
ステップS103では、許可階情報取得手段19が、エレベータ情報部20から、許可階情報を取得する。許可階情報は、例えば、サービス階切り放し制御やセキュリティ設定などによる行先登録できない非停止階があるとき、当該非停止階を不許可階とし、通常に使用できる階を許可階としている。許可階情報には、許可階の情報だけを設定しておいてもよく、あるいは、許可階と不許可階の両方の情報を設定しておいてもよい。
次に、ステップS104にて、許可階点滅手段18が、許可階情報取得手段19から許可階情報が入力され、それに基づき、許可階に対応する行先釦21の階釦を点滅させ、それらの階については呼び登録が可能である旨を、利用者に報知する。このとき、スピーカー23により、「点滅されている階のみ、エレベータが停止可能です。点滅されている階より、行先階を御指定下さい。」のように、音声メッセージで、点滅されている階が許可階である旨を、利用者に通知すると、分かりやすく、より望ましい。
次に、ステップS105にて、利用者が、「1階」、「2階」、・・・というように、希望する行先階を音声で知らせると、マイク11がそれを入力し、音声認識手段12で、当該音声がいずれの階を伝えているのか、音声認識する。認識に成功した場合は、ステップS106に進み、認識に失敗した場合には、成功するまでステップS105の処理を繰り返す。認識方法としては、例えば、音声認識手段12に、エレベータの行先階を意味する、「1階」、「2階」、・・・などの、利用者が呼び登録時に発する呼び登録ワードを予め設定しておき、マイク11が利用者の音声を取得したときに、当該音声のデータと呼び登録ワードの音声データとを比較・照合して、利用者が指定した呼び登録がいずれの階を指しているかを認識する。
次に、ステップS106にて、呼び登録手段14が、音声認識手段12にて音声認識された行先階情報と、エレベータ情報部20から許可階情報取得手段19が取得した許可階情報とを照合し、音声認識された行先階が許可階であれば、エレベータ制御部15へそれを登録する。一方、不許可階であった場合には、スピーカー23から音声メッセージで、「お客様が御指定の階は停止できない階ですので、呼び登録できませんでした。行先階を指定し直して下さい。」のように、利用者に、登録できなかった旨を通知する。
以上のように、本実施の形態1においては、エレベータかご内に設置され、行先登録を行うための利用者の音声の認識を行う音声認識手段12と、エレベータかご内の利用者の存在の有無を検知する人検知手段17と、音声認識手段12が所定の音声の入力があったと認識した場合、および、人検知手段17がエレベータ操作盤の行先釦の操作を行わない利用者を検知した場合の少なくともいずれか一方の場合に、利用者が行先階の登録を音声認識により行う意思を有していると判定する音声行先登録意思検知手段13と、行先登録可能な許可階を示す許可階情報を記憶するエレベータ情報部20(記憶手段)と、音声行先登録意思検知手段13により、利用者が行先階の登録を音声認識により行う意思を有していると検知された場合に、エレベータ情報部20が記憶する許可階情報に基づいて、エレベータ操作盤の行先釦における許可階の階釦を所定時間点滅させる許可階点滅手段18と、点滅の開始後に、音声認識手段12が行った音声認識結果に基づいて、行先階の登録を行う呼び登録手段14とを備えたエレベータ音声呼び登録装置であるので、呼び登録が行える許可階(あるいは呼び登録が行えない不許可階)がいずれの階であるかを行先釦の点滅にて利用者に報知することで、利用者が不許可階を発話して呼び登録できない、あるいは、違う階と間違えて登録されてしまう等の事態を回避でき、音声認識によるスムーズ呼び登録が行え、利便性の向上を図ることができる。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係るエレベータ音声呼び登録装置の構成は、基本的に、図1に示す構成と同じであるが、本実施の形態においては、図1における許可階点滅手段18が設けられておらず、その代わりに、不許可階点滅手段22が設けられている点が異なる。他の構成については、実施の形態1と同じであるため、ここでは、その説明を省略する。
本発明の実施の形態2に係るエレベータ音声呼び登録装置の構成は、基本的に、図1に示す構成と同じであるが、本実施の形態においては、図1における許可階点滅手段18が設けられておらず、その代わりに、不許可階点滅手段22が設けられている点が異なる。他の構成については、実施の形態1と同じであるため、ここでは、その説明を省略する。
不許可階点滅手段22は、呼び登録手段14からの指令に基づき、行先釦21に設けられた複数の階釦のうち、不許可階の階釦のみを所定時間点滅させるものである。当該点滅により、利用者は、不許可階がいずれの階であるかを知り得るため、不許可階を発話して、呼び登録できない、あるいは、違う階と間違えて登録されてしまうといったことを防止することができる。
以下、本実施の形態2に係るエレベータ音声呼び登録装置の動作について説明する。以下では、実施の形態1と異なる動作を主に説明し、説明が省略されている構成および動作については、実施の形態1と同じであると理解されたい。
本実施の形態2においては、まず、実施の形態1の図2のステップS101〜S103と同様にして、音声行先登録意思検知手段13により行先階の登録を音声認識により行う意思を利用者が有しているか否かを判定し、判定の結果、有していると検知された場合に、許可階情報取得手段19がエレベータ情報部20から許可階情報を取得する。ここまでの処理は、実施の形態1と同じである。次に、本実施の形態においては、音声認識手段12が、マイク11から入力された利用者の音声の音声認識処理を行って、利用者が指定した行先階がいずれであるかの情報を取得する。取得された行先階情報は、呼び登録手段14にて、エレベータ情報部20から許可階情報取得手段19を介して取得された許可階情報と照合され、許可階であればエレベータ制御部15へ登録される。一方、音声認識結果により認識された行先階が不許可階であった場合、呼び登録手段14は、不許可階点滅手段22に対して、行先釦21の階釦のうち、不許可階の階釦のみを点滅させるように、点滅開始指令を送信する。これにより、不許可階点滅手段22にて、不許可階の行先釦21の階釦を所定時間点滅させることで、利用者に不許可階がいずれの階であるかを報知し、利用者が、再度、不許可階を発話して登録できないことを防止する。なお、このとき、スピーカー23から音声メッセージで、「点滅している階には、エレベータは止まりません。行先階を再度御指定下さい」のように、利用者に、登録できなかった旨と点滅している階には止まらない旨を通知するようにすると、利用者にとって分かりやすく、より便利である。
なお、上記の説明においては、実施の形態1のステップS101〜S103の処理を行う場合について説明したが、その場合に限らず、それらの処理については、省略してもよい。以下で説明する図3においては、それらの処理を省略した場合について示している。
本実施の形態2によるエレベータ音声呼び登録装置にて、該当の行先階を登録する場合の動作について、図3を用いて説明する。図3に示すように、まず、ステップS201にて、呼び登録手段14は、エレベータ情報部20から許可階情報取得手段19を介して取得された許可階情報と比較・照合することにより、音声認識手段12からの音声認識結果を判定する。判定結果が許可階であれば、ステップS203にて、音声認識により得られた行先階をエレベータ制御部15へ登録する。一方、判定結果が不許可階の場合、ステップS202にて、呼び登録手段14が、不許可階点滅手段22に点滅指令を出力し、それにより、不許可階点滅手段22が、行先釦21の不許可階の階釦を点滅させることで、利用者に認識結果の判定が、不許可階であったことを報知し、ステップS201の処理に戻り、再び利用者が入力した音声の音声認識結果の判定を行う。
以上のように、本実施の形態2においては、上記の実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、さらに、音声認識した行先階が不許可階だった場合に、不許可階点滅手段22により、行先釦21における不許可階の階釦を点滅させて、利用者に、どの階が不許可階であるかを知らせるようにしたので、利用者が、再度、不許可階を発話して登録できないことを防止することができる。
なお、上記の説明においては、図1における許可階点滅手段18の代わりに、不許可階点滅手段22が設けられている例について説明したが、その場合に限らず、許可階点滅手段18と不許可階点滅手段22とが両方設けられているようにしてもよい。その場合には、実施の形態1の図2のステップS101〜S104と同様に動作し、その後に、ステップS105およびS106の処理の代わりに、図3のステップS201〜S203の処理を行う。こうすることで、音声認識した行先階が不許可階だった場合にも、不許可階点滅手段22により、行先釦21における不許可階の階釦を点滅させて、利用者に、どの階が不許可階であるかを知らせることができるため、利用者が再度不許可階を発話して登録できないことを防止することができる。但し、ステップS104では、許可階を点滅させ、ステップS202では、不許可階を点滅させると、利用者が混乱するため、以下のいずれかのようにすることが望ましい。例えば、ステップS104およびステップS202のいずれにおいても、不許可階を点滅させるようにする。あるいは、ステップS104の許可階の点滅は通常の白色点滅とし、ステップS202の不許可階の点滅は赤色点滅にする。あるいは、ステップS104の許可階の点滅は点滅の間隔を低速とし、ステップS202の不許可階の点滅は点滅の間隔を高速にする。あるいは、スピーカー23により、許可階が点滅されているのか、不許可階が点滅されているのかを、利用者に音声メッセージで通知する。このような方法のいずれかを行うことで、許可階の点滅と不許可階の点滅とを利用者が判別できるように工夫することが望ましい。
上記の説明においては、エレベータシステムに本発明に係るエレベータ音声呼び登録装置を適用させる例について説明したが、その場合に限らず、本発明に係るエレベータ音声呼び登録装置は、呼び登録を利用者が音声によって行うことができるものに対して適用することができる。
1 エレベータ制御盤、2 エレベータ操作盤、11 マイク、12 音声認識手段、13 音声行先登録意思検知手段、14 呼び登録手段、15 エレベータ制御部、16 センサ、17 人検知手段、18 許可階点滅手段、19 許可階情報取得手段、21 行先釦、22 不許可階点滅手段、23 スピーカー。
Claims (5)
- かご内に設置され、行先登録を行うための利用者の音声の認識を行う音声認識手段と、
前記かご内の利用者の存在の有無を検知する人検知手段と、
前記音声認識手段が所定の音声の入力があったと認識した場合、および、前記人検知手段がエレベータ操作盤の行先釦の操作を行わない利用者を検知した場合の少なくともいずれか一方の場合に、利用者が行先階の登録を音声認識により行う意思を有していると判定する音声行先登録意思検知手段と、
行先登録可能な許可階を示す許可階情報を記憶する記憶手段と、
前記音声行先登録意思検知手段により、利用者が行先階の登録を音声認識により行う意思を有していると検知された場合に、前記記憶手段が記憶する前記許可階情報に基づいて、前記エレベータ操作盤の行先釦における許可階の階釦を所定時間点滅させる許可階点滅手段と、
前記点滅の開始後に、前記音声認識手段が行った音声認識結果に基づいて、行先階の登録を行う呼び登録手段と
を備えたエレベータ音声呼び登録装置。 - 前記エレベータ操作盤の行先釦における許可階以外の不許可階の階釦を所定時間点滅させる不許可階点滅手段をさらに備え、
前記呼び登録手段は、前記音声認識手段による音声認識結果と前記許可階情報とを照合することにより、利用者が指定した行先階が許可階であるか否かを判定し、行先階が許可階でない場合に、前記不許可階点滅手段に前記点滅を行うように指示する
請求項1に記載のエレベータ音声呼び登録装置。 - かご内に設置され、行先登録を行うための利用者の音声の認識を行う音声認識手段と、
前記かご内の利用者の存在の有無を検知する人検知手段と、
前記音声認識手段が所定の音声の入力があったと認識した場合、および、前記人検知手段がエレベータ操作盤の行先釦の操作を行わない利用者を検知した場合の少なくともいずれか一方の場合に、利用者が行先階の登録を音声認識により行う意思を有していると判定する音声行先登録意思検知手段と、
行先登録可能な許可階を示す許可階情報を記憶する記憶手段と、
前記音声行先登録意思検知手段により、利用者が行先階の登録を音声認識により行う意思を有していると検知された場合に、前記音声認識手段による音声認識結果に基づいて、利用者が指定した行先階を登録する呼び登録手段と、
前記エレベータ操作盤の行先釦における許可階以外の不許可階の階釦を所定時間点滅させる不許可階点滅手段と
を備え、
前記呼び登録手段は、前記音声認識手段による音声認識結果と前記許可階情報とを照合することにより、利用者が指定した行先階が許可階であるか否かを判定し、行先階が許可階であった場合に当該行先階を登録し、行先階が許可階でない場合に、前記不許可階点滅手段に前記点滅を行うように指示する
エレベータ音声呼び登録装置。 - 行先登録可能な許可階を示す許可階情報を記憶手段に記憶する許可階情報記憶ステップと、
利用者からの音声認識開始コマンドを取得する第1の音声認識ステップと、
前記かご内の利用者の存在の有無を検知する人検知ステップと、
前記第1の音声認識ステップにおいて前記音声認識開始コマンドの取得があった場合、および、前記人検知ステップにおいてエレベータ操作盤の行先釦の操作を行わない利用者の存在が検知された場合の少なくともいずれか一方の場合に、利用者が行先階の登録を音声認識により行う意思を有していると判定する音声行先登録意思検知ステップと、
前記音声行先登録意思検知ステップにより、利用者が行先階の登録を音声認識により行う意思を有していると判定された場合に、前記記憶手段に記憶された許可階情報に基づいて、エレベータ操作盤の行先釦における許可階の階釦を所定時間点滅させる許可階点滅ステップと、
利用者からの行先階指定の音声を取得し音声認識する第2の音声認識ステップと、
前記第2の音声認識ステップによる音声認識結果に基づいて、利用者が指定した行先階を登録する呼び登録ステップと
を備えたエレベータ音声呼び登録方法。 - 行先登録可能な許可階を示す許可階情報を記憶手段に記憶する許可階情報記憶ステップと、
利用者からの音声認識開始コマンドを取得する第1の音声認識ステップと、
前記かご内の利用者の存在の有無を検知する人検知ステップと、
前記第1の音声認識ステップにおいて前記音声認識開始コマンドの取得があった場合、及び、前記人検知ステップにおいてエレベータ操作盤の行先釦の操作を行わない利用者の存在が検知された場合の少なくともいずれか一方の場合に、利用者が行先階の登録を音声認識により行う意思を有していると判定する音声行先登録意思検知ステップと、
前記音声行先登録意思検知ステップにより、利用者が行先階の登録を音声認識により行う意思を有していると検知された場合に、利用者からの行先階指定の音声を取得し音声認識する第2の音声認識ステップと、
前記第2の音声認識ステップによる音声認識結果と前記許可階情報とを照合することにより、利用者が指定した行先階が許可階であるか否かを判定する判定ステップと、
利用者が指定した行先階が許可階であると判定された場合に、利用者が指定した行先階を登録する呼び登録ステップと、
利用者が指定した行先階が許可階でない場合に、前記エレベータ操作盤の行先釦における許可階以外の不許可階の階釦を所定時間点滅させる不許可階点滅ステップと
を備えたエレベータ音声呼び登録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012257597A JP2014105049A (ja) | 2012-11-26 | 2012-11-26 | エレベータ音声呼び登録装置およびエレベータ音声呼び登録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012257597A JP2014105049A (ja) | 2012-11-26 | 2012-11-26 | エレベータ音声呼び登録装置およびエレベータ音声呼び登録方法 |
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JP2014105049A true JP2014105049A (ja) | 2014-06-09 |
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ID=51026868
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108946354A (zh) * | 2017-05-19 | 2018-12-07 | 奥的斯电梯公司 | 用于电梯系统的深度传感器和意图推断方法 |
US11187249B2 (en) | 2016-02-05 | 2021-11-30 | Carrier Corporation | Silencer, and centrifugal compressor and refrigeration system having the same |
CN113979249A (zh) * | 2021-10-28 | 2022-01-28 | 上海三菱电梯有限公司 | 电梯语音控制系统与方法 |
-
2012
- 2012-11-26 JP JP2012257597A patent/JP2014105049A/ja active Pending
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