JP2014104551A - 切削工具およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】DLC層が形成された後の刃部の表面を平滑にしつつ、DLC層が刃部から剥離することを抑制できる切削工具およびその製造方法を提供すること。
【解決手段】予め凹部3の表面に平滑面31を形成して凹部3の表面粗さを小さくし、表面粗さの小さな平滑面31に対して凹部32を形成する。これにより、凹部32が形成された後の刃部3の表面粗さを小さくすることができ、その結果、DLC層40が形成された後の刃部3の表面を平滑にすることができる。また、刃部3の表面に凹部32を形成することにより、刃部3の表面積を大きく確保できると共に、凹部32によるアンカー効果を発揮させることができるので、DLC層40が刃部3から剥離することを抑制できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、切削工具およびその製造方法に関し、特に、DLC層が形成された後の刃部の表面を平滑にしつつ、DLC層が刃部から剥離することを抑制できる切削工具およびその製造方法に関するものである。
被加工物を切削加工する刃部の表面にDLCが成膜された切削工具が知られている。DLCが成膜された刃部は、他の硬質皮膜が成膜された刃部と比べて、刃部の表面をより平滑にすることができる。
その一方、DLCは、切削工具を製造する際の母材となる鋼材や超硬合金等との親和性が低いため、刃部から剥離しやすい。
これに対し、DLCの剥離を抑制する技術として、特許文献1には、DLCを成膜する母材の表面に対し、予めサンドブラストやショットピーニング等による粗面化処理を施して凹凸10を形成し、その凹凸10上にダイレクトにDLCを成膜してDLC膜2(DLC層)する技術、および、粗面化処理により形成された凹凸10上に、硬質でDLCとの相性がよいSiC等の金属から構成された中間層3を成膜し、中間層3の上からDLCを成膜してDLC膜2を形成する技術が開示されている。
特開2004−84014号公報(段落0011,0016等)
しかしながら、粗面化処理を施す前の母材の表面粗さが大きい場合、上述した特許文献1の技術のようにショットピーニング等により母材の表面に凹凸10を形成すると、母材の表面粗さが更に大きくなる。また、凹凸10の上から中間層3を成膜したとしても、中間層3の表面には金属塊(ドロップレット)が形成されるため、中間層3の表面粗さが大きくなる。
従って、凹凸10上にDLC膜2(DLC層)を形成した場合、および、凹凸10の上から中間層3を成膜し中間層3の上にDLC膜2を形成した場合のいずれにおいても、DLC膜2が成膜された後の母材の表面を十分に平滑にできないという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、DLC層が形成された後の刃部の表面を平滑にしつつ、DLC層が刃部から剥離することを抑制できる切削工具およびその製造方法を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段および発明の効果
請求項1又は6に記載の切削工具またはその製造方法によれば、刃部の表面には電子ビームを放射することで刃部に平滑面が形成され、その平滑面に対し複数の凹部が形成されている。これにより、凹部が形成された後の刃部の表面粗さを小さくすることができるので、DLC層が形成された後の刃部の表面を平滑にすることができる。
さらに、平滑面に複数の凹部を形成することにより、刃部の表面積を大きくすることができるので、刃部とDLC層との接触面積を大きく確保できる。また、凹部が形成された平滑面に対してDLC層を形成することで、凹部によるアンカー効果を発揮させることができる。これにより、刃部に対するDLC層の密着性向上を図ることができるので、DLC層の剥離を抑制できる。
このように、刃部の表面に平滑面を形成し、その平滑面に凹部を形成することで、DLC層が形成された後の刃部の表面を平滑にしつつ、DLC層が刃部から剥離することを抑制できるという効果がある。
また、平滑面は、電子ビームの放射により溶融することで刃部の表面が平滑に形成されるので、ショットピーニング等のブラスト処理により刃部の表面が平滑に形成される場合と比べ、平滑面の表面粗さを小さくすることができるという効果がある。
さらに、凹部は、レーザの照射により形成されるので、平滑面に対する凹部の形成作業を効率よく行うことができるという効果がある。
請求項2又は7に記載の切削工具又はその製造方法によれば、請求項1又は6に記載の切削工具またはその製造方法の奏する効果に加え、平滑面の表面粗さを最大高さRzで1μm以下に設定することにより、DLC層が形成された後の刃部の表面を確実に平滑にすることができるという効果がある。
また、請求項7記載の切削工具の製造方法によれば、請求項6記載の切削工具の製造方法に加え、電子ビームのエネルギーが10^4W/cm^2以上に設定されているので、刃部に含有される炭化物を電子ビームにより溶融することができる。
即ち、電子ビームのエネルギーが10^4W/cm^2未満に設定された場合、刃部に含有される炭化物が溶融しきれずに刃部の表面に残存する。その結果、平滑面の表面粗さを最大高さRzで1μm以下に設定できない。
よって、エネルギーが10^4W/cm^2以上に設定された電子ビームを照射することで、刃部に含有される炭化物を溶融することができるので、平滑面の表面粗さを最大高さRzで1μm以下に設定することができる。その結果、平滑面の表面粗さを小さくできるので、DLC層が形成された後の刃部の表面を確実に平滑にすることができるという効果がある。
請求項3記載の切削工具によれば、請求項1又は2に記載の切削工具の奏する効果に加え、凹部の深さ寸法を2μm以上、かつ、5μmの範囲内に設定すると共に、凹部の幅寸法を2μm以上、かつ、5μm以下の範囲内に設定することで、凹部によるアンカー効果を十分に発揮させることができると共に、DLC層が形成された後の刃部の表面を平滑にすることができる。
即ち、凹部の深さ寸法が2μm未満の場合では、凹部によるアンカー効果を十分に発揮することができない。また、凹部の深さ寸法が2μm以上であったとしても、凹部の幅寸法が5μmを越える場合には、凹部によるアンカー効果が小さくなり、DLC層の剥離を抑制する効果が低減する。
従って、凹部の深さ寸法を2μm以上に設定すると共に、凹部の幅寸法を2μm以上、かつ、5μm以下の範囲内に設定することで凹部によるアンカー効果を十分に発揮させることができる。
さらに、凹部の幅寸法を2μm以上、かつ、5μm以下に設定したとしても、凹部の深さ寸法が5μmを越える場合には、凹部の幅寸法に対して深さ寸法が大きすぎるため、DLCが凹部の底部まで到達しない場合がある。従って、凹部の幅寸法を2μm以上、かつ、5μm以下に設定しつつ、凹部の深さ寸法を5μm以下に設定することで、凹部を形成するためのレーザの照射時間を短縮できる。
また、凹部の深さ寸法が5μm以上、かつ、幅寸法が5μm以上の場合には、凹部の内部の容積が大きくなる分、凹部の内部をDLC層で完全に充填できなくなる。この場合、DLC層が形成された刃部の表面に凹みや筋が形成され、刃部の表面を十分に平滑にすることができなくなる。
よって、凹部の深さ寸法を2μm以上、かつ、5μm以下の範囲内に設定すると共に、凹部の幅寸法を2μm以上、かつ、5μm以下の範囲内に設定することで、アンカー効果を十分に発揮させつつ製造時におけるレーザの照射時間を短縮して凹部を効率よく形成できると共に、DLC層が形成された後の刃部の表面を十分に平滑化することで、切削加工時における潤滑性の向上をさせ、耐溶着性をより高めることができるという効果がある。
請求項4に記載の切削工具によれば、請求項1から3のいずれかに記載の切削工具の奏する効果に加え、複数の凹部が直線状に延設されると共に、隣接する凹部の間隔が0.5μm以上に設定されているので、凹部を形成する作業を簡素化できる。
即ち、凹部を直線状に延設する場合であっても、隣接する凹部の間隔を0.5μm未満に設定した場合では、凹部を形成する際のレーザ加工が困難になり、作業効率が低下する。従って、凹部を直線状に延設すると共に、隣接する凹部の間隔を0.5μm以上に設定することで、凹部を形成する際の作業効率を向上させることができるという効果がある。
また、隣接する凹部の間隔が20μm以下に設定されているので、平滑面に対し凹部を多く形成することができる。よって、刃部に対するDLC層の密着性向上を図ることができるので、DLC層の剥離をより一層抑制できるという効果がある。
請求項5記載の切削工具によれば、請求項1から4のいずれかに記載の切削工具の奏する効果に加え、凹部が交差して形成されているので、平滑面に対し凹部を多く形成することができる。これにより、平滑面に対するDLC層の密着性向上を図ることができるので、DLC層の剥離をより一層抑制できるという効果がある。
さらに、交差する凹部のなす角度が30度以上に設定されているので、切削工具による切削加工時において、凹部が交差する部分でDLC層が剥離しやすくなることを回避できるという効果がある。
(a)本発明の第1実施の形態におけるドリルの側面図であり、(b)は、図1(a)のIb方向から視たドリルの正面図である。 刃部の表面を模式的に表した模式図である。 (a)は、平滑面が形成される前の刃部の表面を模式的に表した模式図であり、(b)は、平滑面が形成された後の刃部の表面を模式的に表した模式図であり、(c)は、凹部が形成された後の刃部の表面を模式的に表した模式図であり、(d)は、DLC層が形成された後の刃部の表面を模式的に表した模式図である。 第2実施の形態における刃部の表面を模式的に表した模式図である。 検証試験の試験結果を示すグラフである。 (a)は、検証試験の試験結果を表した表であり、(b)〜(d)は、検証試験の試験結果を模式的に表した模式図である。 検証試験の試験結果を示すグラフである。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図1を参照して、本発明の第1実施の形態におけるドリル1の構成について説明する。図1(a)は、本発明の第1実施の形態におけるドリル1の側面図であり、図1(b)は、図1(a)のIb方向から視たドリル1の正面図である。
図1(a)及び図1(b)に示すように、ドリル1は、マシニングセンタ等の加工機械から伝達される回転力によって被加工物に穴あけ加工を行う切削工具であり、タングステンカーバイト(WC)等を加圧焼結した超硬合金から構成され、シャンク2と、そのシャンク2と一体形成される刃部3と、を主に備えて構成されている。
なお、本実施の形態では、ドリル1が超硬合金から構成されているが、高速度工具鋼から構成されていてもよい。
シャンク2は、加工機械に保持される円柱状の部位であり、刃部3と同一の軸心O上に設けられている。このシャンク2がホルダ(図示せず)に保持されることにより、ドリル1が加工機械に取り付けられる。
刃部3は、シャンク2を介して加工機械から伝達される回転力によって回転しつつ切削加工を行うための部位である。また、刃部3の外周面には螺旋状に凹設された2本の溝4が形成されている。
溝4は、切れ刃5のすくい面を構成すると共に切削加工時に生成された切りくずを収容および排出する部位であり、2本の溝4がドリル1の軸心Oに対して対称に形成されている。また、刃部3の外周面と溝4の回転方向(図1(b)の矢印A方向)後方側の壁面とが交差する稜線部には、リーディングエッジ6が形成されている。
さらに、リーディングエッジ6の回転方向後方側には、そのリーディングエッジ6に連設してマージン7が設けられている。このマージン7は、被加工物の加工する穴の内周面を研磨する部位であり、刃部4の外周面を除去して二番取り面8を設けることによって形成されている。
また、刃部3の先端部(図1(b)紙面手前側)と溝4とが交差する稜線部には、2枚の切れ刃5が形成されている。切れ刃5は、加工機械から伝達される回転力によって回転して被加工物を切削するためのものであり、2枚の切れ刃5がドリル1の軸心Oに対して対称に設けられている。
次に、図2を参照して、刃部3の表面形状について説明する。図2は、刃部3の表面を模式的に表した模式図であり、刃部3の表面の一部を拡大して図示している。
図2に示すように、刃部3は、その表面に平滑に形成された平滑面31と、その平滑面31に凹設されると共に直線状に延設される複数の凹部32とを備え、複数の凹部32がそれぞれ平行に形成されている。
また、平滑面31及び複数の凹部32が形成された刃部3の表面には、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)が成膜されることにより形成されたDLC層40が被覆されている。
DLC層40は、刃部3の表面を平滑にするための部位である。刃部3の表面にDLC層40が形成されることで、切削加工時における刃部3の潤滑性を向上させることができるので、耐溶着性を高めることができる。
ここで、DLCは、刃部3を構成する超硬合金との親和性が低い。これに対し、刃部3の表面に凹部32を形成することにより、刃部3の表面積を大きく確保できると共に、凹部32によるアンカー効果を発揮させることができるので、DLC層40が刃部3から剥離することを抑制できる。
しかしながら、刃部3の表面粗さが大きい場合には、その刃部3に凹部32を形成することにより刃部3の表面粗さが更に大きくなるため、DLC層40が形成された後の刃部3の表面を十分に平滑にすることができなくなる。
そこで、予め凹部3の表面に平滑面31を形成して凹部3の表面粗さを小さくし、表面粗さの小さな平滑面31に対して凹部32を形成する。これにより、凹部32が形成された後の刃部3の表面粗さを小さくすることができ、その結果、DLC層40が形成された後の刃部3の表面を平滑にすることができる。
ここで、図3を参照して、刃部3に対するDLC層40の成膜方法について説明する。DLC層40の成膜方法は、刃部3の表面に平滑面31を形成する平滑工程と、その平滑工程により形成された平滑面31に複数の凹部32を凹設する凹設工程と、それら平滑工程および凹設工程により平滑面31及び凹部32が形成された刃部3の表面に対してDLCを成膜することによりDLC層40を形成する成膜工程とを備えている。以下において、詳細に説明する。
図3(a)は、平滑面31が形成される前の刃部3の表面を模式的に表した模式図であり、図(b)は、平滑面31が形成された後の刃部3の表面を模式的に表した模式図であり、図3(c)は、凹部32が形成された後の刃部3の表面を模式的に表した模式図であり、図3(d)は、DLC層33が形成された後の刃部3の表面を模式的に表した模式図である。
図3(a)に示すように、平滑面31が形成される前の刃部3は、表面粗さが大きいので、この状態の刃部3の表面に対して凹部32を形成し、凹部32のみが形成された刃部3の表面にDLCを成膜したとしても、刃部3の表面を十分に平滑することはできない。そのため、まず、平滑工程として、刃部3の表面に平滑面31を形成する。
図3(b)に示すように、平滑工程では、エネルギーが10^4W/cm^2以上に設定された電子ビームを放射して刃部3の表面を溶融し、平滑面31を形成する。これにより、ショットピーニング等のブラスト処理により刃部の表面が平滑に形成される場合と比べ、平滑面31の表面粗さを小さくすることができる。
ここで、電子ビームのエネルギーが10^4W/cm^2未満に設定された場合、刃部3を構成する超硬合金に含有される炭化物が溶融しきれずに刃部3の表面に残存する。
これに対し、刃部3の表面に対し、エネルギーが10^4W/cm^2以上に設定された電子ビームを放射することで、刃部3の表面に含有される炭化物を溶融することができるので、平滑面31の表面粗さを小さくすることができる。
なお、本実施の形態では、平滑面31が形成される前における刃部3の表面粗さが最大粗さRzで1.2μmであったのに対し、平滑面31が形成された後における刃部3の表面粗さが最大粗さRzで0.4μmとなった。
次に、図3(c)に示すように、凹設工程として、平滑工程により形成された平滑面31に対し、レーザを照射して直線状に延設された複数の凹部32を形成する。レーザを照射して凹部32を形成することで、平滑面31に対する凹部32の形成作業を効率よく行うことができる。また、複数の凹部32が直線状に形成されることにより、レーザ加工による凹部32の形成作業を簡素化できる。
ここで、隣接する凹部32の間隔を0.5μm以上に設定することが望ましい。即ち、凹部32を直線状に延設した場合であっても、隣接する凹部32の間隔を0.5μm未満に設定した場合では、凹部32を形成する際のレーザ加工が困難であり、作業効率が低下する。よって、隣接する凹部32の間隔を0.5μm以上に設定することで、レーザ加工による凹部32の形成作業を効率よく行うことができる。
従って、凹部32を直線状に延設すると共に、隣接する凹部32の間隔を0.5μm以上に設定することで、凹部32の形成する際の作業効率を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、凹部32の深さ寸法D及び幅寸法W1がそれぞれ2μmに設定され、隣接する凹部32の間隔W2が5μmに設定されている。
最後に、図3(d)に示すように、成膜工程として、平滑工程および凹設工程により平滑面31及び複数の凹部32が形成された刃部3に対し、DLCを成膜して刃部3の表面にDLC層40を形成する。
上記したように、刃部3の表面に複数の凹部32を形成することにより、刃部3の表面積を大きくすることができる。よって、凹部32が形成された刃部3の表面にDLC層40を形成することで、刃部3とDLC層40との接触面積を大きく確保できる。
さらに、凹部32が形成された平滑面31に対してDLC層40を形成することで、凹部32によるアンカー効果を発揮させることができる。よって、平滑面31に対するDLC層40の密着性向上を図ることができるので、DLC層40の剥離を抑制できる。
また、凹部32を形成する凹設工程に先立って、平滑工程により刃部3に平滑面31を形成することで刃部3の表面粗さが最大高さRzで0.4μmに設定されているので、DLC層40が形成された刃部3の表面を平滑にすることができる。
なお、平滑面31の表面粗さは、最大高さRzで1μm以下に設定することが好ましく、最大高さRzで0.4μm以下に設定することがより好ましい。これにより、DLC層40が形成された後の刃部3の表面を確実に平滑にすることができる。
このように、刃部3の表面に平滑面31を形成し、その平滑面31に凹部32を形成することにより、DLC層40が形成された後の刃部3の表面を平滑にしつつ、DLC層40が刃部3から剥離することを抑制できる。
次に、図4を参照して、第2実施の形態について説明する。第1実施の形態では、複数の凹部32が平行に形成されているのに対し、第2実施の形態では、複数の凹部32が交差して形成されている。図4は、第2実施の形態における刃部203の表面を模式的に表した模式図であり、刃部203の表面の一部を拡大して図示している。なお、上記した第1実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図4に示すように、刃部203は、平滑面31と、その平滑面31に凹設されると共に直線状に延設される複数の凹部232とを備え、それら複数の凹部232は、第1の方向(図4左上から右下へ向かう斜め方向)に沿って平行に延設される複数からなる第1の凹部232aと、第1の方向とは異なる第2の方向(図4左下から右上へ向かう斜め方向)に沿って平行に延設される複数からなる第2の凹部232bとが、それぞれ直線状に形成されると共に互いに交差するように形成されている。
平滑面31に対し、第1の凹部232aと第2の凹部232bとが交差するように複数の凹部232を形成することで、平滑面31に形成される凹部232を多く確保することができる。これにより、平滑面31に対するDLC層40の密着性向上を図ることができるので、DLC層40の剥離をより一層抑制できる。
さらに、各々の凹部232は直線状に延設されているので、レーザ加工による凹部232の形成作業を効率よく行うことができる。また、第1の凹部232a及び第2の凹部232bのそれぞれにおいて、隣接する第1の凹部232a同士の間隔および隣接する第2の凹部232b同士の間隔を0.5μm以上に設定することで、レーザ加工による第1の凹部232a及び第2の凹部232bの形成作業を効率よく行うことができる。
なお、本実施の形態では、第1の凹部232a及び第2の凹部232bの深さ寸法および幅寸法がそれぞれ2μmに設定されている。また、隣接する第1の凹部232a同士の間隔および隣接する第2の凹部232b同士の間隔が5μmに設定され、第1の凹部232aと第2の凹部232bとのなす角度αが略60度に設定されている。
次に、図5から図7を参照して、刃部3に対するDLC層40の密着力を検証した検証試験1から検証試験6の試験結果について説明する。まず、図5(a)を参照して、刃部3に平滑面31及び凹部32が形成されたドリル1の密着力を検証した検証試験1の試験結果について説明する。
図5(a)は、検証試験1の試験結果を示すグラフである。なお、図5(a)における試験品1は、第2実施の形態における刃部203が形成されたドリルであり、試験品2は、平滑面31及び凹部32が形成されていない刃部3の表面に直接DLCを成膜したドリルである。この検証試験1では、ボールオンディスク型摩擦摩耗試験機を用いて、DLCが成膜された刃部の表面、具体的には、刃部のすくい面の外周側部分に垂直荷重を段階的に加えた。
図5(a)に示すように、検証試験1の試験結果によれば、試験品2では、刃部に対する垂直荷重が300Nとなった時点で剥離が確認されたのに対し、試験品1では、刃部3に対する垂直荷重が800Nとなった時点においてもDLCの剥離は確認されなかった。
このように、検証試験1の試験結果によれば、平滑面31及び凹部32が形成された刃部3の表面に対してDLC層40を形成することで、刃部3の表面に対するDLC層40の剥離を抑制できることが、検証試験1の試験結果から容易に理解できる。
次に、図5(b)を参照して、凹部32の深さ寸法と刃部3に対するDLC層40の密着力との関係を検証した検証試験2について説明する。
図5(b)は、検証試験2の試験結果を示すグラフである。この検証試験2では、幅寸法を2μmに設定しつつ、深さ寸法を0.1μm〜20μmのいずれかに設定した凹部32を平滑面31に対して直線状に平行して形成すると共に、それら平滑面31及び凹部32にDLC層40を被覆した刃部3の表面、具体的には、刃部のすくい面の外周側部分に対し、ボールオンディスク型摩擦摩耗試験機を用いて垂直荷重を段階的に加えた。なお、図5(b)に示すグラフでは、DLC層40の剥離が確認された際の垂直荷重を密着力として表している。
図5(b)に示すように、検証試験2の試験結果によれば、凹部32の深さ寸法が2μmに設定された場合では、DLC層40の密着力が高くなることが確認できたが、凹部32の深さ寸法が1μm以下に設定された場合では、DLC層40の密着力が低くなった。これは、凹部32の深さが浅いため、凹部32によるアンカー効果が低下したものと考えられる。
従って、検証試験2の試験結果によれば、凹部32の深さ寸法を2μmに設定した場合では、凹部32の幅寸法を2μm以上に設定することで、刃部3に対するDLC層40の剥離を抑制できると判断することができる。
次に、図5(c)を参照して、凹部32の幅寸法と刃部3に対するDLC層40の密着度との関係を検証した検証試験3について説明する。
図5(c)は、検証試験3の試験結果を示すグラフである。この検証試験3では、深さ寸法を5μmに設定しつつ、幅寸法を0.1μm〜20μmのいずれかに設定した凹部32を平滑面31に対して直線状に平行して形成すると共に、それら平滑面31及び凹部32にDLC層40を被覆した刃部3の表面、具体的には、刃部のすくい面の外周側部分に対し、ボールオンディスク型摩擦摩耗試験機を用いて垂直荷重を段階的に加えた。なお、図5(c)に示すグラフでは、DLC層40の剥離が確認された際の垂直荷重を密着力として表している。
図5(c)に示すように、検証試験3の試験結果によれば、凹部32の幅寸法が2μmに設定された場合では、DLC層40の密着力が高くなることが確認できたが、凹部32の幅寸法が1μm以下に設定された場合では、DLC層40の密着力が低くなった。これは、凹部32の幅が小さいため、凹部32によるアンカー効果が低下したものと考えられる。
一方、凹部32の幅寸法が10μmに設定された場合では、DLC層40の密着力が高くなることが確認できたが、凹部32の幅寸法が20μmに設定された場合では、DLC層40の密着力が低くなった。これは、凹部32の幅寸法が大きくなったことで、凹部32の内部の容積が大きくなり、凹部の内部をDLCで完全に充填することができなかったために、DLC層40が形成された後の刃部3の表面に凹みや直線状の筋が形成され、その結果、刃部32の表面を十分に平滑にすることができなかったと考えられる。
従って、検証試験3の試験結果によれば、凹部32の幅寸法を5μmに設定した場合では、凹部32の深さ寸法を2μm以上、かつ、10μm以下に設定することで、刃部3に対するDLC層40の剥離を抑制できると判断できる。
次に、図6を参照して、凹部32の幅寸法と深さ寸法との適正な相関関係を調べた検証試験4の試験結果について説明する。図6(a)は、検証試験4の試験結果を示した表であり、図6(b)から図6(d)は、検証試験4の試験結果を模式的に表した模式図である。
この試験では、凹部32の幅寸法と深さ寸法とを2μm、5μm、10μmのいずれかにそれぞれ設定し、それらを組み合わせて形成された凹部32を平滑面31に形成し、それら平滑面31及び凹部32が形成された刃部3の表面に対してDLC層40を形成した場合に、刃部3の表面の平滑化とアンカー効果の発揮との両立が可能であるか否かを検証する。
なお、図6(a)では、刃部3の表面の平滑化とアンカー効果の発揮とが両立できるとの試験結果が得られた場合には○印、刃部3の表面が平滑化できないとの試験結果が得られた場合には×印、刃部3の表面の平滑化はできるもののアンカー効果が低いとの試験結果が得られた場合には△印が付されている。
図6(a)に示すように、凹部32の深さ寸法が2μmに設定された場合、幅寸法が2μm及び5μmの場合には、刃部3の表面の平滑化とアンカー効果の発揮との両立が可能であるとの試験結果が得られたのに対し、幅寸法が10μmの場合では、刃部3の表面の平滑化はできるもののアンカー効果が低いと判断された。
これは、図6(b)に示すように、凹部32の深さ寸法が2μm、かつ、幅寸法が10μmの場合では、深さ寸法に対して幅寸法が大きすぎたため、凹部32によるアンカー効果が低下したと考えられる。
図6(a)に戻って説明する。凹部32の深さ寸法が5μmに設定された場合、幅寸法が2μm、5μm及び10μmに設定された場合のいずれにおいても、刃部3の表面の平滑化とアンカー効果の発揮との両立が可能であるとの試験結果が得られた。
なお、凹部32の幅寸法10μmの場合では、凹部32を形成するためにレーザを照射する時間が長期化するため、凹部32を形成する作業効率が低下する。よって、凹部32の幅寸法を5μm以下に設定することで凹部32を効率よく形成することができる。
凹部32の深さ寸法が10μmに設定された場合、幅寸法が2μmに設定された場合では、刃部3の表面の平滑化とアンカー効果の発揮との両立が可能であるとの試験結果が得られたのに対し、幅寸法が5μm及び10μmに設定された場合では、刃部3の表面の平滑化はできないと判断された。
図6(c)に示すように、凹部32の深さ寸法が5μm、かつ、幅寸法が10μmの場合では、DLC層40が形成された刃部3の表面に凹みが形成された。これは、凹部32の内部の容積が大きく、凹部32をDLCで完全に充填することができなかったと考えられる。また、凹部32の深さ寸法が10μm、かつ、幅寸法が10μmの場合においても、同様の検証結果が得られた。
なお、図6(d)に示すように、凹部32の深さ寸法が10μm、かつ、幅寸法が2μmに設定された場合では、刃部3の表面の平滑化とアンカー効果の発揮との両立が可能であったが、DLCが凹部32の底面まで到達しておらず、凹部32がDLCにより充填されていなかった。従って、凹部32の幅寸法に対して深さ寸法を大きくすることは不要であると考えられる。即ち、凹部32の幅寸法に対する深さ寸法を適正な寸法に設定することで、凹部32によるアンカー効果を発揮させつつ、凹設工程においてレーザを照射して凹部32を深く形成するための時間が長期化することを回避して凹部32の形成作業を効率化させることができる。
以上説明したように、検証結果4の試験結果によれば、凹部32の深さ寸法を2μm以上、かつ、5μm以下の範囲内に設定すると共に、凹部32の幅寸法を2μm以上、かつ、5μm以下の範囲内に設定することが望ましい。これにより、刃部3の表面の平滑化と刃部3全体におけるアンカー効果の発揮との両立を図ることができると共に、凹部32を形成する時間を短縮して切削工具の製造作業の効率化を図ることができる。
次に、図7(a)を参照して、平行に形成された複数の凹部32の間隔と刃部3に対するDLC層40の密着度との関係を検証した検証試験5について説明する。
図7(a)は、検証試験5の試験結果を示すグラフである。この検証試験5では、幅寸法を2μmに設定すると共に深さ寸法を5μmに設定した複数の凹部32を、平滑面31に対して0.1μm〜50μmの間隔を空けつつ平行に形成すると共に、それら平滑面31及び凹部32にDLC層40を被覆した刃部3の表面、具体的には、刃部のすくい面の外周側部分に対し、ボールオンディスク型摩擦摩耗試験機を用いて垂直荷重を段階的に加えた。なお、図7(a)に示すグラフでは、DLC層40の剥離が確認された際の垂直荷重を密着力として表している。
図7(a)に示すように、検証試験5の試験結果によれば、凹部32の間隔が20μm以下に設定された場合には、DLC層40の密着力が高くなることが確認できたが、凹部32の間隔が30μmに設定された場合では、DLC層40の密着力が低くなった。これは、凹部32の間隔が広くなったため、平滑面31に形成される凹部32が少なくなった結果、DLC層40の密着力が低下したと考えられる。
従って、検証試験5の試験結果によれば、直線状に延設された複数の凹部32を平行に形成する場合には、隣接する凹部32の間隔を20μm以下に設定することで、凹部32によるアンカー効果を発揮させることができると判断できる。
また、凹部32の間隔を0.1μmに設定した場合には、DLC層40の密着力が低くなった。これは、平滑面31の大部分に凹部32が形成されたため、凹部32によるアンカー効果がほとんど発揮されなかったと考えられる。
なお、上記したように、凹部32の間隔を0.5μm未満に設定した場合には、凹部32を形成する際のレーザ加工が困難になり、作業効率が低下する。そのため、隣接する凹部32の間隔を0.5μm以上に設定することが望ましい。
次に、図7(b)を参照して、第1の凹部232aと第2の凹部232bとが交差して形成された複数の凹部232のなす角と刃部3に対するDLC層40の密着度との関係を検証した検証試験6について説明する。
図7(b)は、検証試験6の試験結果を示すグラフである。この検証試験6では、幅寸法を2μmに設定すると共に深さ寸法を5μmに設定した第1の凹部232a及び第2の凹部232bを、平滑面31に対して角度αが10°〜90°のいずれかとなるように交差して形成すると共に、それら平滑面31及び凹部232にDLC層40を被覆した刃部203の表面、具体的には、刃部のすくい面の外周側部分に対し、ボールオンディスク型摩擦摩耗試験機を用いて垂直荷重を段階的に加えた。なお、図7(b)に示すグラフでは、DLC層40の剥離が確認された際の垂直荷重を密着力として表している。
図7(b)に示すように、検証試験6の試験結果によれば、第1の凹部232aと第2の凹部232bとのなす角度αが30°に設定された場合には、DLC層40の密着力が高くなり、角度αが60°に設定された場合には、図7(a)に示した凹部32が平行して形成される場合よりも密着力が高くなった。
これは、凹部を交差して形成することにより、平行に形成する場合と比べて、平滑面に形成される凹部が多くなったことで、凹部に対するDLC層の密着力が多くなったと考えられる。
一方、第1の凹部232aと第2の凹部232bとのなす角度αが10°に設定された場合には、DLC層40の密着力が低くなった。
これは、第1の凹部232aと第2の凹部232bとのなす角度αが小さくなり、第1の凹部232aと第2の凹部232bとが交差する部分が尖った形状となったため、その部分でDLC層40の剥離しやすくなったことが原因と考えられる。
従って、検証試験6の試験結果によれば、第1の凹部232aと第2の凹部232bとのなす角度を30°以上に設定することで、DLC層40の密着度を向上させることができると判断できる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記各実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記各実施の形態では、DLC層40がドリル1に形成される場合について説明したが、エンドミル等の他の切削工具に形成してもよい。
また、上記実施の形態では、DLC層40が超硬合金から構成されたドリル1の表面に形成される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、高速度工具鋼等から構成された切削工具の表面にDLC層40を形成してもよい。
上記各実施の形態では、凹部32,232が直線状に延設される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、凹部32が屈曲または湾曲していてもよく、凹部をドット状に形成してもよい。
上記第1実施の形態では、複数の凹部32が平行に形成される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、複数の凹部32が平行に形成されていなくてもよい。また、上記第1実施の形態では、平行に形成される複数の凹部32の間隔が等間隔である場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、複数の凹部32の間隔は等間隔でなくてもよい。
1 ドリル(切削工具)
3,203 刃部
31 平滑面
32,232 凹部
40 DLC層

Claims (7)

  1. 被加工物を切削加工する刃部と、その刃部の表面にDLCを成膜することにより形成されるDLC層とを備えた切削工具において、
    前記刃部は、電子ビームを放射することで平滑に形成された平滑面と、
    その平滑面にレーザを照射することで凹状に形成される複数の凹部とを備え、
    前記DLC層は、前記平滑面および前記複数の凹部が形成された前記刃部の表面に形成されていることを特徴とする切削工具。
  2. 前記平滑面は、その表面粗さが最大高さRzで1μm以下に設定されていることを特徴とする請求項1記載の切削工具。
  3. 前記凹部は、その深さ寸法が2μm以上、かつ、5μm以下の範囲内に設定されると共に、幅寸法が2μm以上、かつ、5μm以下の範囲内に設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の切削工具。
  4. 前記複数の凹部は、直線状に延設されると共に、隣接する前記凹部の間隔が0.5μm以上、かつ、20μm以下に設定されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の切削工具。
  5. 前記複数の凹部は、交差して形成されると共に、交差する前記凹部のなす角度が30度以上に設定されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の切削工具。
  6. 被加工物を切削加工する刃部と、その刃部の表面にDLCを成膜することにより形成されるDLC層とを備えた切削工具の製造方法において、
    前記刃部の表面に対し、電子ビームを放射することで平滑な平滑面を形成する平滑工程と、
    その平滑工程により形成された前記平滑面に対し、レーザを照射することで前記平滑面に凹状の凹部を複数形成する凹設工程と、
    それら平滑工程および凹設工程により前記平滑面および前記凹部が形成された前記刃部の表面に対し、DLCを成膜することでDLC層を形成する成膜工程とを備えていることを特徴とする切削工具の製造方法。
  7. 前記平滑工程は、前記電子ビームのエネルギーが10^4W/cm^2以上に設定されることにより、前記平滑面の表面粗さを最大高さRzで1μm以下に設定していることを特徴とする請求項6記載の切削工具の製造方法。
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