JP2014104531A - コイルスプリングコンプレッサ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成でコイルスプリングを確実に支持して圧縮させることのできるコイルスプリングコンプレッサを提供する。
【解決手段】ボデー1と、ボデー1の軸心L方向に離間して配置された二つのアーム2、3と、アーム2、3のそれぞれに取り付けられた二つのフック4、5、6、7と、を備え、フック4、5、6、7でコイルスプリングSを支持した姿勢で二つのアーム2、3をボデー1の軸心L方向で近接させることによってコイルスプリングSを圧縮するコイルスプリングコンプレッサであって、フック4、5、6、7にはそれぞれ、フック4、5、6、7からコイルスプリングSが脱落するのを防止する抜止めピン27、28、37、38が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明はコイルスプリングコンプレッサに関し、たとえば車両用のサスペンションで適用されるコイルスプリングを圧縮するためのコイルスプリングコンプレッサに関するものである。
従来から、車両用のサスペンションの分解、組付け、交換などをおこなう際には、サスペンションのコイルスプリングを圧縮するためのコイルスプリングコンプレッサが使用されている。
ところで、車両用のサスペンションで適用されるコイルスプリングは、車両の用途や性能などに応じて、その外径や巻数、弾性係数などが大きく相違している。そのため、当該分野においては、様々なタイプのコイルスプリングに対応し得るコイルスプリングコンプレッサの開発が要望されている。
このような要請に対し、特許文献1、2には、様々なタイプのコイルスプリングを安全に圧縮することのできるコイルスプリングコンプレッサが開示されている。
特許文献1に開示されている車両コイルスプリングの圧縮装置は、送りねじ機構を備えた圧縮装置本体と、送りねじ機構で間隔寸法が可変な2つの係合爪部とを有し、この2つ係合爪部がコイルスプリングの軸線方向に離れた個所の捲線に外側から引っ掛けられる突出爪部を備えており、少なくとも一方の係合爪部の突出爪部に対向して、当該突出爪部と共にコイルスプリングの捲線を挟み込んで捲線の外れを防止する外れ防止爪部を設けたものである。
また、特許文献2に開示されているコイルスプリングコンプレッサは、基軸に軸支されてコイルスプリングのアッパ側をその外方より係合する一対のアッパ係合片と、基軸に軸支されてコイルスプリングのロア側をその外方より係合する一対のロア係合片と、対向配置される各アッパ係合片あるいは各ロア係合片のそれぞれを基軸を中心に挾持方向に回動してコイルスプリングを圧縮する挟圧手段と、を備え、一対のアッパ係合片並びにロア係合片のそれぞれには、コイルスプリングに掛着される爪体が回動可能でかつ取付自在に軸支されているものである。
特開平10−076475号公報 特開平10−180650号公報
特許文献1に開示されている車両コイルスプリングの圧縮装置によれば、少なくとも一方の係合爪部の突出爪部に対向して設けられた外れ防止爪部が突出爪部と共にコイルスプリングの捲線を挟み込んで捲線の外れを防止することによって、係合爪部がコイルスプリングの捲線から外れうる状態となっても、コイルスプリングがその圧縮装置から外れて撥ね飛ぶことが防止される。
また、特許文献2に開示されているコイルスプリングコンプレッサによれば、爪体が対応するアッパ係合片やロア係合片に対して回動自在に軸支されることによって、螺旋状のコイルスプリングに対応して傾斜状態でアッパ係合片とロア係合片の位置調整をおこなうことができる。
しかしながら、特許文献1に開示されている車両コイルスプリングの圧縮装置においては、コイルスプリングの捲線を挟み込む外れ防止爪部の構成が煩雑であり、圧縮装置の製造コストが高騰するといった問題や、2つの圧縮装置をコイルスプリングに取り付けた上でこの2つの圧縮装置の係合爪部同士の間隔を同期して縮める必要があり、コイルスプリングの圧縮作業が煩雑となるといった問題がある。
また、特許文献2に開示されているコイルスプリングコンプレッサにおいては、たとえばコイルスプリングを片締めした場合やコイルスプリングを圧縮したサスペンションを落下させた場合などに、コイルスプリングの捲線が爪体から外れるといった問題が生じ得る。
本発明は上記する問題に鑑みてなされたものであり、簡単な構成でコイルスプリングを確実に支持して圧縮させることのできるコイルスプリングコンプレッサを提供することを目的とする。
前記目的を達成すべく、本発明によるコイルスプリングコンプレッサは、ボデーと、該ボデーの軸心方向に離間して配置された少なくとも二つのアームと、該アームのそれぞれに取り付けられた少なくとも二つのフックと、を備え、該フックでコイルスプリングを支持した姿勢で前記少なくとも二つのアームをボデーの軸心方向で近接させることによって該コイルスプリングを該軸心方向へ圧縮するコイルスプリングコンプレッサであって、前記フックにはそれぞれ、該フックからコイルスプリングが脱落するのを防止する抜止めピンが設けられているものである。
上記するコイルスプリングコンプレッサによれば、それぞれのフックにコイルスプリングが脱落するのを防止する抜止めピンが設けられていることによって、それぞれのフックからコイルスプリングが脱落するのを確実に防止することができ、簡単な構成でコイルスプリングを確実に支持して圧縮させることができる。
また、上記するコイルスプリングコンプレッサは、前記抜止めピンが前記フックの凹面と対向する位置に設けられており、前記フックの凹面と前記抜止めピンで画成される空間にコイルスプリングが遊嵌されるようになっているものである。
上記するコイルスプリングコンプレッサによれば、フックの凹面と抜止めピンで画成される空間にコイルスプリングが遊嵌されることによって、コイルスプリングを圧縮する際に当該コイルスプリングをフックの凹面と抜止めピンで画成される空間内で摺動させることができ、コイルスプリングの圧縮時にコイルスプリングに付与される力を緩和することができるため、コイルスプリングを確実に支持しながらコイルスプリングの変形や損傷を抑制することができる。
また、上記するコイルスプリングコンプレッサは、前記フックが前記アームに対して回転自在に取り付けられており、前記抜止めピンが、前記フックのアームに対する回転に同期して回転するようになっているものである。
上記するコイルスプリングコンプレッサによれば、フックがアームに対して回転自在に取り付けられていることによって、たとえばコイルスプリングを圧縮する際のコイルスプリングの巻線角度の変化に追従して各フックを回動させることができ、コイルスプリングをフックの凹面でコイルスプリングを確実に支持することができ、コイルスプリングの変形や損傷を効果的に抑制することができる。また、抜止めピンが、フックのアームに対する回転に同期して回転することによって、たとえばコイルスプリングを圧縮する際のフックと抜止めピンの相対的な位置関係を維持することができ、コイルスプリングがフックから脱落するのを確実に防止することができる。
また、上記するコイルスプリングコンプレッサは、前記抜止めピンが取付プレートを介して前記アームに取り付けられており、該取付プレートと前記フックが前記アームに対して同期して回転するようになっているものである。
上記するコイルスプリングコンプレッサによれば、抜止めピンが取付プレートを介してアームに取り付けられていることによって、フックやアームの構成を大きく変更することなく、フックに対して抜止めピンを設けることができ、コイルスプリングコンプレッサの製造コストの高騰を抑制することができる。
以上の説明から理解できるように、本発明のコイルスプリングコンプレッサによれば、簡単な構成でそれぞれのフックからコイルスプリングが脱落するのを防止することができ、様々なタイプのコイルスプリングを確実に支持して圧縮させることができ、サスペンションの分解、組付け、交換などの作業性を高めることができる。
本発明のコイルスプリングコンプレッサの実施の形態の全体構成を示した全体斜視図である。 図1で示すコイルスプリングコンプレッサのアームの先端部を拡大して示した一部拡大図である。 図2で示すアームの先端部を説明した側面図であって、(a)は、フックと取付プレートがアーム構成体に対して回転した状態の一例を説明した図であり、(b)は、フックと取付プレートがアーム構成体に対して略直交する姿勢で配置された状態を説明した図であり、(c)は、フックと取付プレートがアーム構成体に対して回転した状態の他例を説明した図である。 図1で示すコイルスプリングコンプレッサの使用状態を概略的に示した全体斜視図である。 コイルスプリングをフックに係合させた際のアームの先端部を拡大して示した一部拡大図であって、(a)はその斜視図、(b)はその側面図、(c)は図5(b)のA−A矢視図である。 取付プレートに抜止めピンを取り付けた際のアームの先端部を拡大して示した一部拡大図であって、(a)はその斜視図、(b)はその側面図、(c)は図6(b)のB−B矢視図である。 コイルスプリングコンプレッサにコイルスプリングをセットした状態を示した図であって、(a)はその上面図、(b)は図7(a)のC−C矢視図である。 図7に続いて、コイルスプリングコンプレッサでコイルスプリングを圧縮した状態を示した図であって、(a)はその上面図、(b)は図8(a)のD−D矢視図である。
以下、図面を参照して本発明のコイルスプリングコンプレッサの実施の形態を説明する。
まず、図1〜図3を参照して、本発明のコイルスプリングコンプレッサの実施の形態を概説する。図1は、本発明のコイルスプリングコンプレッサの実施の形態の全体構成を示した全体斜視図である。また、図2は、図1で示すコイルスプリングコンプレッサのアームの先端部を拡大して示した一部拡大図である。また、図3は、図2で示すアームの先端部を説明した側面図であって、図3(a)は、フックと取付プレートがアーム構成体に対して回転した状態の一例を説明した図であり、図3(b)は、フックと取付プレートがアーム構成体に対して略直交する姿勢で配置された状態を説明した図であり、図3(c)は、フックと取付プレートがアーム構成体に対して回転した状態の他例を説明した図である。
図1で示すコイルスプリングコンプレッサ100は、主として、ボデー1と、ボデー1の軸心L方向に離間して配置された二つのアーム2、3と、アーム2に取り付けられた二つのフック4、5と、アーム3に取り付けられた二つのフック6、7と、を備えている。
アーム2は、半U字状の二つのアーム構成体21、22から構成されており、一方のアーム構成体21の基部がボデー1に接続されており、他方のアーム構成体22の基部がアーム構成体21の基部に接続され、アーム構成体22がアーム構成体21の基部に対して相対的に回転自在となっている。これにより、アーム構成体21、22からなるアーム2が略U字状に形成されるとともに、アーム2を構成するアーム構成体21、22の先端部同士の相対的な位置が変更自在となっている。
また、アーム3は、アーム2と同様に、半U字状の二つのアーム構成体31、32から構成されており、一方のアーム構成体31の基部がボデー1に接続されており、他方のアーム構成体32の基部が構成体31の基部に接続され、アーム構成体32がアーム構成体31の基部に対して相対的に回転自在となっている。これにより、アーム構成体31、32からなるアーム3が略U字状に形成されるとともに、アーム3を構成するアーム構成体31、32の先端部同士の相対的な位置が変更自在となっている。
フック4、5はそれぞれ、その凹面41、51が軸心L方向で離間して配置されるアーム3側を向くように、アーム構成体21、22の先端部の内面に取り付けられている。また、フック4、5はそれぞれ、アーム構成体21、22の先端部の内面(フック4、5とアーム構成体21、22との取付面)に直交する回転軸心L21、L22周りでアーム構成体21、22に対して相対的に回転自在となっている。また、フック6、7はそれぞれ、その凹面61、71が軸心L方向で離間して配置されるアーム2側を向くように、アーム構成体31、32の先端部の内面に取り付けられている。また、フック6、7はそれぞれ、アーム構成体31、32の先端部の内面(フック6、7とアーム構成体31、32との取付面)に直交する回転軸心L31、L32周りでアーム構成体31、32に対して相対的に回転自在となっている。なお、各フック4、5、6、7の凹面41、51、61、71は、各フック4、5、6、7で支持されるコイルスプリングの巻線と略相補的な形状を呈している。
また、アーム構成体21、22の先端部の外面には、貫通孔25、26を有する略矩形状の取付プレート23、24が取り付けられており、その貫通孔25、26を通って、たとえばボルトからなる抜止めピン27、28がアーム構成体21、22の先端部の内面に取り付けられたフック4、5の凹面41、51に対向する位置まで延設されている(図2参照)。ここで、取付プレート23、24はそれぞれ、アーム構成体21、22を介してフック4、5と連結されており、取付プレート23、24とフック4、5は、アーム構成体21、22に対して同期して回転軸心L21、L22周りで回転するようになっている(図3参照)。
また、アーム構成体31、32の先端部の外面には、貫通孔35、36を有する略矩形状の取付プレート33、34が取り付けられており、その貫通孔35、36を通って、たとえばボルトからなる抜止めピン37、38が、アーム構成体31、32の先端部の内面に取り付けられたフック6、7の凹面61、71に対向する位置まで延設されている。ここで、取付プレート33、34はそれぞれ、アーム構成体31、32を介してフック6、7と連結されており、取付プレート33、34とフック6、7は、アーム構成体31、32に対して同期して回転軸心L31、L32周りで回転するようになっている。
次に、図4を参照して、図1で示すコイルスプリングコンプレッサの使用状態を概説する。
図示するように、架台D上に載置されたコイルスプリングコンプレッサ100において、たとえばサスペンションPのコイルスプリングSにそのコイルスプリングコンプレッサ100のフック4、5、6、7を係合させ、フック4、5でコイルスプリングSの一端側を支持し、フック6、7でコイルスプリングSの他端側を支持した姿勢で、二つのアーム2、3をボデー1の軸心L方向で近接させる。これにより、コイルスプリングSの付勢力に抗してコイルスプリングSをボデー1の軸心L方向へ圧縮することができる。ここで、フック4、5同士とフック6、7同士はそれぞれ、コイルスプリングSの軸心に対して略対称な位置に配設されており、コイルスプリングSをボデー1の軸心L方向へ略均一に圧縮することができる。
このようにコイルスプリングSをボデー1の軸心L方向へ圧縮した状態で、サスペンションPの分解、組付け、交換などの作業をおこなった後、二つのアーム2、3をボデー1の軸心L方向で離間させ、たとえばコイルスプリングSを元の長さや自然長に戻し、フック4、5、6、7をコイルスプリングSから外す。
図5〜図10を参照して、図1で示すコイルスプリングコンプレッサの使用方法をより具体的に説明すると、まず、図5で示すように、抜止めピン27、28、37、38を各取付プレート23、24、33、34の貫通孔25、26、35、36から外した状態で、アーム2に取り付けられたフック4、5とアーム3に取り付けられたフック6、7をコイルスプリングSの巻線角度θに追従させるようにアーム構成体21、22やアーム構成体31、32に対して傾斜させながら、各フック4、5、6、7をコイルスプリングSに係合させる(図5(a)、(b)参照)。これにより、各フック4、5、6、7の凹面41、51、61、71とコイルスプリングSとを面接触させてコイルスプリングSを支持することができ、コイルスプリングSの変形や損傷を抑制することができる(図5(c)参照)。ここで、取付プレート23、24、33、34はそれぞれフック4、5、6、7と連結されており、取付プレート23、24とフック4、5とは、アーム構成体21、22に対して同期して回転軸心L21、L22周りで回転し、取付プレート33、34とフック6、7とは、アーム構成体31、32に対して同期して回転軸心L31、L32周りで回転している。また、各フック4、5、6、7をコイルスプリングSに係合させる際には、アーム構成体22をアーム構成体21の基部に対して相対的に回転させたり、アーム構成体32をアーム構成体31の基部に対して相対的に回転させることで、コイルスプリングSのコイル径などに対してアーム2、3の形状、すなわちフック4、5同士やフック6、7同士の相対的な位置を調整することもできる。
次いで、図6で示すように、抜止めピン27、28、37、38を各取付プレート23、24、33、34の貫通孔25、26、35、36を通して取り付ける。ここで、上記するように、取付プレート23、24とフック4、5がアーム構成体21、22に対して同期して回転し、取付プレート33、34とフック6、7がアーム構成体31、32に対して同期して回転しているため、コイルスプリングSの巻線角度θが変化しても、フック4、5、6、7と抜止めピン27、28、37、38とコイルスプリングSの相対的な位置関係が維持されている(図6(a)、(b)参照)。たとえばフック4、5、6、7と抜止めピン27、28、37、38との相対的な距離DがコイルスプリングSの巻線径dよりも小さい状態で略一定に維持されており、コイルスプリングSがフック4、5、6、7から脱落するのが確実に防止されている。また、抜止めピン27、28、37、38を取り付けた際、抜止めピン27、28、37、38とコイルスプリングSの間に空隙が設けられており、フック4、5、6、7の凹面41、51、61、71と抜止めピン27、28、37、38で画成される空間にコイルスプリングSが遊嵌されており、コイルスプリングSの圧縮時などにコイルスプリングSに付与される力が緩和されている(図6(c)参照)。
このように、フック4、5、6、7の凹面41、51、61、71と抜止めピン27、28、37、38で画成される空間にコイルスプリングSを支持し、図7(a)で示すように、コイルスプリングコンプレッサ100にコイルスプリングSをセットした状態で、二つのアーム2、3をボデー1の軸心L方向で近接させることによって、図8(a)で示すように、コイルスプリングSをボデー1の軸心L方向へ圧縮させる。
ここで、図7(b)および図8(b)で示すように、コイルスプリングコンプレッサ100によってコイルスプリングSを圧縮するに従って、たとえばアーム構成体21、22、31、32に対するコイルスプリングSの巻線角度が小さくなる(θ1からθ2へ変化する)。本実施の形態では、上記するように、抜止めピン27、28が取り付けられた取付プレート23、24とフック4、5とが、アーム構成体21、22に対して同期して回転軸心L21、L22周りで回転し、抜止めピン37、38が取り付けられた取付プレート33、34とフック6、7とが、アーム構成体31、32に対して同期して回転軸心L31、L32周りで回転する。そのため、コイルスプリングSが圧縮される間のコイルスプリングSの巻線角度の変化に追従するように、取付プレート23、24とフック4、5とがアーム構成体21、22に対して同期して回転し、取付プレート33、34とフック6、7とがアーム構成体31、32に対して同期して回転し、コイルスプリングSが圧縮される間に亘って、各フック4、5、6、7の凹面41、51、61、71とコイルスプリングSとを面接触させてコイルスプリングSを支持することができ、コイルスプリングSの変形や損傷を抑制することができる。また、コイルスプリングコンプレッサ100によってコイルスプリングSが圧縮されるに従って、各フック4、5、6、7とコイルスプリングSの位置関係が変化することが考えられるものの、本実施の形態では、フック4、5、6、7の凹面41、51、61、71と抜止めピン27、28、37、38で画成される空間にコイルスプリングSが遊嵌されており、コイルスプリングSを圧縮する際に、フック4、5、6、7の凹面41、51、61、71と抜止めピン27、28、37、38で画成される空間内でコイルスプリングSを摺動させることができるため、コイルスプリングSに付与される力を緩和することができ、コイルスプリングSの変形や損傷をより一層抑制することができる。
このように、本実施の形態によれば、簡単な構成でフック4、5、6、7からコイルスプリングSが脱落するのを防止することができ、コイルスプリングSの変形や損傷を抑制しながら様々なタイプのコイルスプリングを確実に支持して圧縮させることができるため、サスペンションの分解、組付け、交換などの作業性を格段に高めることができる。
なお、上記する実施の形態では、二つのアームを使用し、それぞれのアームに対して二つのフックを取り付ける形態について説明したが、アームの基数や各アームに取り付けるフックの基数は、コイルスプリングの外径や巻数、弾性係数などに応じて適宜変更することができる。
また、上記する実施の形態では、アーム構成体の先端部の外面に取り付けた取付プレートに抜止めピンを取り付ける形態について説明したが、たとえばアームやフックに抜止めピンを取り付けてもよいし、取付プレートをアーム構成体の先端部の内面とフックとの間に配置してもよい。
以上、本発明の実施の形態を図面を用いて詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本発明に含まれるものである。
1…ボデー、2、3…アーム、21、22、31、32…アーム構成体、23、24、33、34…取付プレート、25、26、35、36…貫通孔、27、28、37、38…抜止めピン、4、5、6、7…フック、41、51、61、71…凹面、100…コイルスプリングコンプレッサ、D…架台、L…ボデーの軸心、P…サスペンション、S…コイルスプリング

Claims (4)

  1. ボデーと、該ボデーの軸心方向に離間して配置された少なくとも二つのアームと、該アームのそれぞれに取り付けられた少なくとも二つのフックと、を備え、該フックでコイルスプリングを支持した姿勢で前記少なくとも二つのアームをボデーの軸心方向で近接させることによって該コイルスプリングを該軸心方向へ圧縮するコイルスプリングコンプレッサであって、
    前記フックにはそれぞれ、該フックからコイルスプリングが脱落するのを防止する抜止めピンが設けられているコイルスプリングコンプレッサ。
  2. 前記抜止めピンは前記フックの凹面と対向する位置に設けられており、前記フックの凹面と前記抜止めピンで画成される空間にコイルスプリングが遊嵌されるようになっている、請求項1に記載のコイルスプリングコンプレッサ。
  3. 前記フックは前記アームに対して回転自在に取り付けられており、前記抜止めピンが、前記フックのアームに対する回転に同期して回転するようになっている、請求項1または2に記載のコイルスプリングコンプレッサ。
  4. 前記抜止めピンは取付プレートを介して前記アームに取り付けられており、該取付プレートと前記フックが前記アームに対して同期して回転するようになっている、請求項3に記載のコイルスプリングコンプレッサ。
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