JP2014104294A - 肩ベルト、鞄、装着器具、持ち手および手提げ鞄 - Google Patents

肩ベルト、鞄、装着器具、持ち手および手提げ鞄 Download PDF

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Abstract

【課題】屈曲性に優れた肩ベルト、鞄、装着器具、持ち手および手提げ鞄を提供する。
【解決手段】肩ベルトは、帯状の芯材と、芯材の表面側に設けられた帯状の表地材と、芯材の裏面側に設けられた帯状の裏地材とを備えている。芯材、表地材および裏地材のうち少なくとも1つは、芯材の長手方向および短手方向のうち少なくとも長手方向に屈曲を促す複数の屈曲促進構造を有している。各屈曲促進構造は、芯材の長手方向と直交する方向または斜めに交差する方向に、連続または断続して延びている。
【選択図】図3

Description

本開示は、ランドセルやリュックサック等の背負い鞄、学生鞄やビジネスバッグ等のショルダーバッグ、その他各種用途に適用可能な肩ベルト、ならびにそれを備えた鞄および装着器具に関する。また、本開示は、手提げ鞄に適用可能な持ち手、およびそれを備えた手提げ鞄に関する。
低学年の学童にとっては、ランドセルの重さは、かなりの負担となっている。そのような負担を軽減するために、従来から、ランドセルには、軽量化や、荷重の分散化、重心位置の調整などの様々な工夫がなされている。例えば、特許文献1では、肩ベルトを肩に掛けたときに、肩ベルトが肩に食い込んで痛くならないよう、クッション材が肩ベルトに設けられている。
ランドセル用の肩ベルトは、クッション性だけでなく、6年間の使用に耐えるだけの耐久性を持っていることが重要である。ランドセル用の肩ベルトでは、例えば、クッション材が、柔軟な皮革材(裏地材)で被覆されるとともに、クッション材の表面側に、硬質な皮革材(表地材)がクッション材および裏地材と一緒に縫い合わされることで、クッション性と耐久性の両立が図られている。
特開平10−80311号公報
ところで、表地材は、通常、耐久性を持たせるために、厚手になっていたり、硬質になっていたりする。また、クッション材や裏地材に対しても耐久性を持たせる場合には、クッション材自体や裏地材自体が厚手になっていたり、硬質になっていたりする。しかし、肩ベルトに使用されている素材が厚手になっていたり、硬質になっていたりすると、肩ベルトの屈曲性が損なわれるおそれがある。
肩ベルトの屈曲性とは、肩ベルトを肩に掛けたときに、肩ベルトが肩や脇腹に沿って変形する変形し易さを指している。従って、肩ベルトの屈曲性には、肩ベルトの長手方向の屈曲性だけでなく、肩ベルトの短手方向の屈曲性(つまり、ねじれ性)の意味も含まれる。従来の肩ベルトでは、屈曲性があまり優れておらず、肩ベルトと肩や脇腹との間に隙間ができ、荷重の分散化が十分ではなかった。
特に、現代では、教科書や副教材の大型化に伴い、それらを収容するランドセルの大型化が進んでおり、大型化は、ランドセル内の教科書等の重量増大を招くだけでなく、ランドセルそのものの重量増大にもつながっている。その重量は、低学年の学童にとっては、非常に大きな負担となっている。そのため、肩ベルトによる荷重の分散化をさらに推進する必要があった。
なお、上記の問題は、ランドセル固有の問題ではなく、リュックサック等の背負い鞄、学生鞄やビジネスバッグ等のショルダーバッグ、その他各種分野においても生じ得る問題である。また、上記の問題は、肩ベルトだけに生じ得るものではなく、例えば、手提げ鞄の持ち手においても生じ得る。
本開示はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、屈曲性に優れた肩ベルト、ならびにそれを備えた鞄および装着器具を提供するとともに、屈曲性に優れた持ち手およびそれを備えた手提げ鞄を提供することにある。
本開示の肩ベルトは、帯状の芯材と、芯材の正面側に設けられた帯状の表地材と、芯材の背面側に設けられた帯状の裏地材とを備えている。芯材、表地材および裏地材のうち少なくとも1つは、芯材の長手方向および短手方向のうち少なくとも長手方向に屈曲を促す複数の屈曲促進構造を有している。各屈曲促進構造は、長手方向と直交する方向または斜めに交差する方向に連続または断続して延びている。
本開示の鞄は、一対の肩ベルトと、一対の肩ベルトと連結された、収容部を含む本体部とを備えている。本開示の鞄に設けられた各肩ベルトは、本開示の肩ベルトと同一の構成要素を有している。本開示の装着器具は、一対の肩ベルトと、一対の肩ベルトを保持する保持部とを備えている。本開示の装着器具に設けられた各肩ベルトは、本開示の肩ベルトと同一の構成要素を有している。
本開示の持ち手は、帯状の芯材と、芯材の正面側に設けられた帯状の表地材と、芯材の背面側に設けられた帯状の裏地材とを備えている。芯材、表地材および裏地材のうち少なくとも1つは、芯材の長手方向および短手方向のうち少なくとも長手方向に屈曲を促す複数の屈曲促進構造を有している。各屈曲促進構造は、長手方向と直交する方向または斜めに交差する方向に連続または断続して延びている。
本開示の手提げ鞄は、一対の持ち手と、一対の持ち手と連結された収容部とを備えている。本開示の手提げ鞄に設けられた各持ち手は、本開示の持ち手と同一の構成要素を有している。各持ち手は、例えば、表地材の正面と収容部の内面とが互いに接するか、または裏地材の背面と収容部の外面とが互いに接することにより、収容部に固定されている。
本開示の肩ベルト、鞄、装着器具、持ち手および手提げ鞄では、芯材、表地材および裏地材のうち少なくとも1つに、長手方向と直交する方向または斜めに交差する方向に、連続または断続して延びている複数の屈曲促進構造が設けられている。これにより、肩ベルトまたは持ち手が、屈曲促進構造の設けられている箇所で折れ曲がり易くなる。その結果、例えば、肩ベルトを肩に掛けたときに、肩ベルトが屈曲促進構造の設けられている箇所で折れ曲がり、肩や脇腹に沿う方向に変形する。また、例えば、持ち手を手で持ったときに、持ち手が屈曲促進構造の設けられている箇所で折れ曲がり、手のひらに沿う方向に変形する。
複数の屈曲促進構造のうち全部または一部の屈曲促進構造が、表地材に設けられていてもよい。このとき、表地材に設けられた各屈曲促進構造は、ミシン目状の複数の針穴、複数の窪み、または1もしくは複数の第1の溝を含んで構成されていてもよい。このようにした場合には、表地材が屈曲促進構造の設けられていない部材(例えば裏地材)と比べて厚手または硬質となっているときであっても、複数の屈曲促進構造によって、肩ベルトに優れた屈曲性を持たせることができる。従って、表地材に屈曲促進構造を設けた場合には、屈曲性を損なうことなく、表地材を、裏地材と比べて厚手または硬質にすることが可能である。
複数の屈曲促進構造が、少なくとも芯材および表地材に設けられていてもよい。このとき、芯材に設けられた各屈曲促進構造は、ミシン目状の複数の針穴、複数の窪み、1もしくは複数の第2の溝、1もしくは複数の開口、または切り欠きを含んで構成されていてもよい。このようにした場合には、表地材だけに複数の屈曲促進構造を設けたときよりも、肩ベルトに対して、より優れた屈曲性を持たせることができる。
複数の屈曲促進構造が、表地材および裏地材のいずれにも設けられておらず、芯材だけに設けられていてもよい。このとき、芯材に設けられた各屈曲促進構造は、ミシン目状の複数の針穴、複数の窪み、1もしくは複数の第2の溝、1もしくは複数の開口、または切り欠きを含んで構成されていてもよい。このようにした場合には、外部に屈曲促進構造を露出させずに、肩ベルトに屈曲性を持たせることができる。
複数の屈曲促進構造が、少なくとも芯材および表地材に設けられていてもよい。このとき、芯材の複数の屈曲促進構造と、表地材の複数の屈曲促進構造とが、全体または一部において、互いに重なり合う位置に設けられていてもよい。このようにした場合には、屈曲の起点が、芯材および表地材において、互いに重なり合うので、肩ベルトに優れた屈曲性を持たせることができる。
複数の屈曲促進構造が、芯材、表地材および裏地材の全てに設けられていてもよい。このとき、芯材の複数の屈曲促進構造と、表地材の複数の屈曲促進構造と、裏地材の複数の屈曲促進構造とが、全体または一部において、互いに重なり合う位置に設けられていてもよい。このようにした場合には、屈曲の起点が、芯材、表地材および裏地材の全てにおいて、互いに重なり合うので、肩ベルトに対して、非常に優れた屈曲性を持たせることができる。
例えば、以下のようにして、表地材の複数の屈曲促進構造と、芯材の複数の屈曲促進構造と、裏地材の複数の屈曲促進構造とを、全体または一部において、互いに重なり合う位置に設けることが可能である。例えば、表地材、芯材および裏地材を互いに重ね合わせた状態で縫製する。このとき、縫製箇所に芯材が設けられている場合には、表地材、芯材および裏地材に縫い目が形成される。縫い目では、表地材、芯材および裏地材の全てに対して、くびれができているので、縫い目またはくびれは、屈曲の起点として作用する。そのため、表地材の縫い目またはくびれが表地材の屈曲促進構造として機能し、芯材の縫い目またはくびれが芯材の屈曲促進構造として機能し、裏地材の縫い目またはくびれが裏地材の屈曲促進構造として機能する。ここで、表地材、芯材および裏地材の縫い目は、縫製によって一括して形成されるので、表地材の屈曲促進構造と、芯材の屈曲促進構造と、裏地材の屈曲促進構造とが、互いに重なり合う位置に形成される。なお、縫製箇所に芯材が設けられていない場合、例えば、芯材に開口や切り欠きが設けられている場合には、芯材の開口や切り欠きが芯材の屈曲促進構造として機能する。従って、この場合にも、表地材の屈曲促進構造と、芯材の屈曲促進構造と、裏地材の屈曲促進構造とが、互いに重なり合う位置に形成される。
また、複数の屈曲促進構造が、少なくとも芯材および裏地材に設けられていてもよい。このとき、裏地材の複数の屈曲促進構造のうち互いに隣接する2つの屈曲促進構造が、芯材に設けられた複数の屈曲促進構造に食い込んでいてもよい。このようにした場合には、裏地材のうち2つの屈曲促進構造で挟まれた部分が凸形状となるので、肩ベルトに対して、優れた屈曲性を持たせることができるだけでなく、裏地材に滑り止め機能を持たせることができる。
例えば、以下のようにして、裏地材のうち2つの屈曲促進構造で挟まれた部分を凸形状にすることが可能である。例えば、表地材、芯材および裏地材のうち少なくとも芯材および裏地材を互いに重ね合わせた状態で、互いに隣接する2カ所を縫製する。このとき、縫製箇所に芯材を設けておくことにより、裏地材の縫い目が芯材に食い込み、芯材のうち、裏地材の縫い目が食い込んだ箇所に、縫い目ができる。縫い目では、縫製された全ての基材に対して、くびれができているので、縫い目またはくびれは、屈曲の起点として作用する。そのため、例えば、裏地材の縫い目またはくびれが裏地材の屈曲促進構造として機能し、芯材の縫い目またはくびれが芯材の屈曲促進構造として機能する。また、裏地材の縫い目が芯材に食い込むことにより、裏地材のうち2カ所の縫製箇所で挟まれた部分が凸形状となる。従って、表地材、芯材および裏地材のうち少なくとも芯材および裏地材を互いに重ね合わせた状態で、互いに隣接する2カ所を縫製することにより、裏地材のうち2つの屈曲促進構造で挟まれた部分に、凸形状が形成される。
表地材と裏地材は互いに別体で構成されていてもよい。この場合、肩ベルトまたは持ち手が、例えば、表地材、芯材および裏地材をこの順に積層した3層構造となっていてもよい。また、肩ベルトまたは持ち手が、例えば、芯材の上面、下面および側面を裏地材で包んだ上で、裏地材のうち、芯材の上面と対向する部分に表地材を貼り合わせた構成となっていてもよい。
表地材と裏地材は互いに共通の1枚の基材で構成されていてもよい。この場合、肩ベルトまたは持ち手は、例えば、芯材を間にして、上記の1枚の基材を2つに折りたたんだ構成となっていてもよい。また、肩ベルトまたは持ち手は、例えば、芯材を間にして、上記の1枚の基材を2つに折りたたむとともに、上記の1枚の基材のうち、芯材の上面および下面と対向する部分を、内側に折り込んだ構成となっていてもよい。なお、芯材の上面または下面と対向する部分を、芯材を巻き込まずに内側に折り込んでもよいし、芯材を巻き込んで内側に折り込んでもよい。
本開示の肩ベルト、鞄および装着器具によれば、肩ベルトを、屈曲促進構造によって折れ曲がり易くしたので、例えば、肩ベルトを肩に掛けたときに、肩ベルトと肩や脇腹との間に隙間ができ難く、肩ベルトが肩や脇腹にフィットする面積を大きくすることができる。その結果、荷重の分散化を十分に行うことが可能である。従って、本開示の肩ベルトは、屈曲性に優れている。
本開示の持ち手および手提げ鞄によれば、持ち手を、屈曲促進構造によって折れ曲がり易くしたので、例えば、持ち手を手で持ったときに、持ち手と手のひらとの間に隙間ができ難く、持ち手が手のひらにフィットする面積を大きくすることができる。その結果、荷重の分散化を十分に行うことが可能である。従って、本開示の持ち手は、屈曲性に優れている。
また、本開示の肩ベルトおよび持ち手において、屈曲促進構造の形成場所や形状、形成方法を上述したようにすることにより、肩ベルトおよび持ち手に対して非常に優れた屈曲性を持たせることができ、さらには、裏地材に滑り止め機能を持たせることもできる。
本開示の第1の実施の形態に係るランドセルの斜視構成の一例を表す図である。 図1の肩ベルトの正面構成の一例を表す図である。 図2の肩ベルトの一部を拡大して表す図である。 図3の肩ベルトの背面構成の一例を表す図である。 図3の肩ベルトのA−A矢視方向の断面構成の一例を表す図である。 図3の肩ベルトのB−B矢視方向の断面構成の一例を表す図である。 図3の肩ベルトを展開して表す図である。 肩ベルトの第1変形例を表す図である。 肩ベルトの第2変形例を表す図である。 肩ベルトの第3変形例を表す図である。 肩ベルトの第4変形例を表す図である。 図11の肩ベルトを展開して表す図である。 肩ベルトの第5変形例を表す図である。 肩ベルトの第6変形例を表す図である。 肩ベルトの第7変形例を表す図である。 肩ベルトの第8変形例を表す図である。 肩ベルトの第9変形例を表す図である。 肩ベルトの第10変形例を表す図である。 肩ベルトの第11変形例を表す図である。 肩ベルトの第12変形例を表す図である。 肩ベルトの第13変形例を表す図である。 肩ベルトの第14変形例を表す図である。 肩ベルトの第15変形例を表す図である。 上記各肩ベルトの構成をまとめた図である。 上記各肩ベルトの構成をまとめた図である。 芯材の屈曲促進構造の第1変形例を表す図である。 芯材の屈曲促進構造の第2変形例を表す図である。 芯材の屈曲促進構造の第3変形例を表す図である。 裏地材の屈曲促進構造の第1変形例を表す図である。 裏地材の屈曲促進構造の第2変形例を表す図である。 裏地材の屈曲促進構造の第3変形例を表す図である。 表地材の屈曲促進構造の第1変形例を表す図である。 表地材の屈曲促進構造の第2変形例を表す図である。 表地材の屈曲促進構造の第3変形例を表す図である。 肩ベルトの第16変形例を表す図である。 肩ベルトの第17変形例を表す図である。 肩ベルトの第18変形例を表す図である。 肩ベルトの第19変形例を表す図である。 図38の肩ベルトの断面構成の他の例を表す図である。 屈曲促進構造の向きの一例を表す図である。 屈曲促進構造の向きの他の例を表す図である。 屈曲促進構造の向きのその他の例を表す図である。 本開示の第2の実施の形態に係る装着器具の斜視構成の一例を表す図である。 本開示の第3の実施の形態に係る手提げ鞄の斜視構成の一例を表す図である。 図44の手提げ鞄の斜視構成の他の例を表す図である。 持ち手の正面構成の一例を表す図である。 図46の持ち手のA−A矢視方向の断面構成の一例を表す図である。 図46の持ち手のB−B矢視方向の断面構成の一例を表す図である。 屈曲促進構造の向きの一例を表す図である。 屈曲促進構造の向きの他の例を表す図である。 屈曲促進構造の向きのその他の例を表す図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。

1.第1の実施の形態(ランドセル)
2.第1の実施の形態の変形例(ランドセル)
3.第2の実施の形態(装着器具)
4.第3の実施の形態(手提げ鞄)
<1.第1の実施の形態>
[構成]
図1は、本開示の第1の実施の形態に係るランドセル1の斜視構成の一例を表したものである。ランドセル1は、例えば、本体部10と、一対の肩ベルト20と、一対の接続ベルト30とを備えている。一対の肩ベルト20と、一対の接続ベルト30とが、本体部10と連結されている。本体部10は、例えば、収容部11、背板部12、かぶせ部13、固定部14および固定部15を有している。
収容部11は、教科書や副教材などを収容可能な空隙を有しており、例えば、背板部12とともに、上端に開口を有する箱体を構成している。背板部12は、使用者の背中への当たりを柔らかくするものであり、例えば、クッション材を含む板状の形状となっている。かぶせ部13は、収容部11および背板部12によって形成される箱体の開口を塞ぐものである。かぶせ部13の一端は、例えば、背板部12の上端に縫着するなどして取り付けられている。かぶせ部13の他端は、係合板(図示せず)を介して、上記箱体の底面に設けられた固定部15に係脱自在に取り付けられている。固定部14は、肩ベルト20の一端を本体部10に固定するものであり、背板部12の上端に設けられている。固定部15は、かぶせ部13の他端を係脱自在に固定するとともに、接続ベルト30の一端を本体部10に固定するものであり、上記箱体の底面に設けられている。
肩ベルト20は、ランドセル1を背中に背負うためのものであり、帯状の形状となっている。肩ベルト20の一端は、上述したように固定部14に固定されており、肩ベルト20の他端は、接続ベルト30を介して本体部10の固定部15に固定されている。そのため、一対の肩ベルト20を両肩に掛けることにより、ランドセル1を背中に背負うことが可能である。
図2は、一対の肩ベルト20の正面構成例を表したものである。図2の左側の肩ベルト20が、使用者の右肩に掛ける右側肩ベルト20Aであり、図2の右側の肩ベルト20が、使用者の左肩に掛ける左側肩ベルト20Bである。右側肩ベルト20Aおよび左側肩ベルト20Bは、ともに、帯状に延在している。右側肩ベルト20Aと、左側肩ベルト20Bとでは、正面から見たときの平面構成が左右対称となっており、厚さ方向(図2のY軸方向)の構成が互いに共通している。そこで、以下では、右側肩ベルト20Aおよび左側肩ベルト20Bの共通事項の説明においては、右側肩ベルト20Aまたは左側肩ベルト20Bの代わりに、肩ベルト20を適宜、用いるものとする。また、図面には、左側肩ベルト20Bの構成だけを示すものとする。
図3は、図2に記載の左側肩ベルト20Bの一部を拡大して表したものである。図4は、図3に記載の左側肩ベルト20Bの背面側の構成を表したものである。図5は、図3に記載の左側肩ベルト20BのA−A矢視方向の断面構成例を表したものである。図6は、図3に記載の左側肩ベルト20BのB−B矢視方向の断面構成例を表したものである。図7は、図3〜図6に記載の左側肩ベルト20Bの一部を展開して表したものである。
左側肩ベルト20B(以下、便宜的に「肩ベルト20」と称する。)は、例えば、図5、図6に示したように、帯状の芯材21、帯状の裏地材22および帯状の表地材23を含む積層体を有している。裏地材22および表地材23は、芯材21の延在方向に延在している。肩ベルト20は、また、例えば、図2〜図4に示したように、固定部14側の端部に、積層体の周囲を覆う補強材24を有し、固定部15側の端部に、積層体の周囲を覆う補強材25を有している。肩ベルト20は、さらに、例えば、図2〜図4に示したように、積層体および補強材24を貫通する複数の小孔26を有し、積層体および補強材25を貫通する複数の小孔27を有している。複数の小孔27は、肩ベルト20の延在方向に並んで配置されている。小孔26は、肩ベルト20を固定部14に固定するときに使用されるものである。なお、小孔26以外の方法で、肩ベルト20が固定部14に固定されていてもよい。小孔27は、接続ベルト30の連結環に設けられた掛止爪を挿通するものである。複数の小孔27のうちのいずれか1つに掛止爪を挿通することにより、肩ベルト20の長さが調整される。
芯材21は、例えば、肩ベルト20が肩に食い込んで痛くならないよう、クッション性を有しており、例えば、ウレタンなどの発泡合成樹脂材で構成されている。なお、芯材21は、クッション性のあまり無い材料で構成されていてもよい。
芯材21は、例えば、シート状の基材に、複数の屈曲促進構造(後述する縫い目29などの屈曲促進構造)が設けられた形状となっている。芯材21がそのような形状となっている場合、芯材21は、複数の屈曲促進構造が設けられた部分以外の部分において、場所に依らず均一またはほぼ均一な厚さとなっているか、または、芯材21の幅方向の両端部を除いた部分において、芯材21の幅方向の両端部の厚さよりも厚くなっている。本実施の形態において、芯材21は、そのような形状となっていなくてもよく、例えば、基材の所定の位置に、基材の他の部位よりも突出した凸部が設けられた形状となっていてもよい。なお、芯材21が、シート状の基材に、複数の屈曲促進構造(縫い目29などの屈曲促進構造)が設けられた形状となっている場合には、縫い目29などの屈曲促進構造による屈曲性をより効果的に発現させることができる。
裏地材22は、芯材21を保護するものであり、例えば、図5に示したように、芯材21の背面だけでなく、芯材21の側面および正面側も覆うように設けられている。裏地材22は、例えば、芯材21のクッション性を損なわないよう、薄手で、比較的軟質な素材で構成されており、例えば、薄い皮革で構成されている。表地材23は、芯材21を保護するとともに、肩ベルト20に剛性を付与するものであり、例えば、図5、図6に示したように、芯材21の正面側に設けられている。表地材23は、裏地材22と比べて厚手または硬質であり、例えば、裏地材22よりも厚い皮革で構成されている。
ところで、肩ベルト20は、例えば、図3〜図5に示したように、当該肩ベルト20の外縁に、1または複数の縫い目28を有している。縫い目28は、芯材21、裏地材22、表地材23、補強材24および補強材25を互いに固定するものであり、例えば、肩ベルト20の長手方向に延在している。縫い目28は、芯材21、裏地材22、表地材23、補強材24および補強材25を互いに重ね合わせた状態で縫製することにより形成されている。肩ベルト20は、さらに、例えば、図3〜図6に示したように、縫い目28とは別に1または複数の縫い目29を有している。縫い目29は、縫い目28と同様に、芯材21、裏地材22、表地材23、補強材24および補強材25を互いに重ね合わせた状態で縫製することにより形成されている。
縫い目28,29は、例えば、図5、図6に示したように、上述の積層体を貫通している。そのため、芯材21、裏地材22および表地材23のうち縫い目28,29の形成されている部分には、ミシン目状の複数の針穴が形成されている。なお、図7(A)には、表地材23のうち縫い目29に対応する部分に、ミシン目状の複数の針穴29Aが設けられている様子が示されている。また、図7(B)には、芯材21のうち縫い目29に対応する部分に、ミシン目状の複数の針穴29Bが設けられている様子が示されている。また、図7(C)には、裏地材22のうち縫い目29に対応する部分にミシン目状の複数の針穴29Cが設けられている様子が示されている。
ミシン目状の複数の針穴29A,29B,29Cは、縫い目29に対応する部分に形成されている関係から、全体において、互いに重なり合う位置に設けられている。裏地材22の複数の針穴29Cは、縫製によって芯材21に食い込んでおり、芯材21のうち、裏地材22の複数の針穴29Cが食い込んだ箇所に、複数の針穴29Bが形成されている。つまり、裏地材22の複数の針穴29Cは、芯材21の複数の針穴29Bに食い込んでいる。さらに、表地材23の複数の針穴29Aも、縫製によって裏地材22の複数の針穴29Cに食い込んでいる。このように、裏地材22の複数の針穴29Cが芯材21の複数の針穴29Bに食い込んでおり、さらに、表地材23の複数の針穴29Aも、裏地材22の複数の針穴29Cに食い込んでいる。
ミシン目状の複数の針穴29Cが芯材21に食い込むことにより、芯材21のうち、互いに隣接する2カ所の縫製箇所(ミシン目状の複数の針穴29B)で挟まれた部分が凸形状となっている。これにより、裏地材22にも、芯材21の凸形状に倣って凸形状が形成されている。さらに、ミシン目状の複数の針穴29Cがミシン目状の複数の針穴29Bに食い込むとともに、ミシン目状の複数の針穴29Aもミシン目状の複数の針穴29Cに食い込んでいる。これにより、芯材21、裏地材22および表地材23には、針穴29A,29B,29C(または縫い目29)によって、くびれができている。
縫い目29は、肩ベルト20の長手方向と直交する方向または斜めに交差する方向に連続または断続して延びている縫い目(第1の縫い目)を含んで構成されている。従って、第1の縫い目は、芯材21、裏地材22および表地材23に形成されたくびれによって屈曲の起点となり、肩ベルト20の長手方向および短手方向のうち少なくとも長手方向に屈曲を促す機能を有している。つまり、第1の縫い目は、本開示の「屈曲促進構造」の一具体例に相当する。また、ミシン目状の複数の針穴29Aのうち肩ベルト20の長手方向と直交する方向または斜めに交差する方向に延びている部分も、本開示の「屈曲促進構造」の一具体例に相当する。同様に、ミシン目状の複数の針穴29Bのうち肩ベルト20の長手方向と直交する方向または斜めに交差する方向に延びている部分や、ミシン目状の複数の針穴29Cのうち肩ベルト20の長手方向と直交する方向または斜めに交差する方向に延びている部分も、本開示の「屈曲促進構造」の一具体例に相当する。
縫い目29は、さらに、第1の縫い目だけでなく、肩ベルト20の長手方向と平行またはほぼ平行な方向に連続または断続して延びている縫い目(第2の縫い目)を含んで構成されている。第1の縫い目と、第2の縫い目とは、互いに連結されており、第1の縫い目と、第2の縫い目とによって、連続または断続した環形状(例えば四角形状)の縫い目が形成されている。第1の縫い目と、第2の縫い目とによって形成された環形状の縫い目には、環形状に形成されたミシン目状の複数の針穴29A,29B,29Cが含まれている。従って、芯材21のうち、上述の環形状の縫い目(または環形状に形成されたミシン目状の複数の針穴29B)によって囲まれた部分が2次元の凸形状となっている。これにより、裏地材22にも、芯材21の2次元の凸形状に倣って2次元の凸形状が形成されている。2次元の凸形状は、肩ベルト20が肩から滑り落ちるのを防止する滑り止め機能を有している。つまり、裏地材22は、縫い目29(または環形状に形成されたミシン目状の複数の針穴29C)によって囲まれた部分の2次元の凸形状によって、滑り止め機能を発現している。
[効果]
次に、肩ベルト20の効果について説明する。
本実施の形態の肩ベルト20では、芯材21、裏地材22および表地材23の全てに、肩ベルト20の長手方向と直交する方向または斜めに交差する方向に、連続または断続して延びている複数の屈曲促進構造が設けられている。具体的には、芯材21、裏地材22および表地材23の全てに、複数の第1の縫い目(または、ミシン目状の複数の針穴のうち肩ベルト20の長手方向と直交する方向または斜めに交差する方向に延びている部分)が設けられている。これにより、肩ベルト20は屈曲促進構造の設けられている箇所で折れ曲がり易くなっているので、例えば、肩ベルト20を肩に掛けたときに、肩ベルト20が屈曲促進構造の設けられている箇所で折れ曲がり、肩や脇腹に沿う方向に変形する。その結果、肩ベルト20と肩や脇腹との間に隙間ができ難く、荷重の分散化を十分に行うことができる。従って、肩ベルト20は、屈曲性に優れている。
本実施の形態では、表地材23に、複数の第1の縫い目(または、ミシン目状の複数の針穴29Aのうち肩ベルト20の長手方向と直交する方向または斜めに交差する方向に延びている部分)が設けられている。これにより、表地材23が裏地材22と比べて厚手または硬質となっている場合であっても、肩ベルト20に優れた屈曲性を持たせることができる。
本実施の形態では、芯材21の第1の縫い目(複数の針穴29B)と、裏地材22の第1の縫い目(複数の針穴29C)と、表地材23の第1の縫い目(複数の針穴29A)とが、全体において、互いに重なり合う位置に設けられている。これにより、屈曲の起点が、芯材21、裏地材22および表地材23の全てにおいて、互いに重なり合うので、肩ベルト20に対して、非常に優れた屈曲性を持たせることができる。
本実施の形態では、裏地材22に環形状に形成されたミシン目状の複数の針穴29Cが、芯材21に食い込む態様で、芯材21に環形状に形成されたミシン目状の複数の針穴29Bと重なり合っている。これにより、裏地材22のうち、環形状に形成されたミシン目状の複数の針穴29Cで囲まれた部分が凸形状となるので、肩ベルト20に対して、優れた屈曲性を持たせることができるだけでなく、裏地材22に滑り止め機能を持たせることができる。
<2.第1の実施の形態の変形例>
[変形例その1]
上記実施の形態では、芯材21、裏地材22および表地材23に縫い目29(もしくは複数の針穴29A,29B,29C)が設けられていたが、例えば、図8に示したように、表地材23から縫い目29(もしくは複数の針穴29A)が省略されていてもよい。つまり、本変形例では、芯材21および裏地材22に縫い目29(もしくは複数の針穴29B,29C)が設けられ、表地材23には、縫い目29(もしくは複数の針穴29A)が設けられていない。本変形例では、芯材21、裏地材22および表地材23に縫い目29(もしくは複数の針穴29A,29B,29C)が設けられていない場合と比べると、肩ベルト20の屈曲性が向上している。なお、本変形例では、表地材23の上面には、屈曲促進構造が露出していない。そのため、肩ベルト20の上面の外観に変化を与えずに、肩ベルト20の屈曲性を向上させることができる。
[変形例その2]
上記実施の形態では、芯材21、裏地材22および表地材23に縫い目29(もしくは複数の針穴29A,29B,29C)が設けられていたが、例えば、図9に示したように、芯材21および裏地材22から縫い目29(もしくは複数の針穴29B,29C)が省略されていてもよい。つまり、本変形例では、表地材23に縫い目29(もしくは複数の針穴29A)が設けられ、芯材21および裏地材22には、縫い目29(もしくは複数の針穴29B,29C)が設けられていない。本変形例では、芯材21、裏地材22および表地材23に縫い目29(もしくは複数の針穴29A,29B,29C)が設けられていない場合と比べると、肩ベルト20の屈曲性が向上している。また、表地材23が裏地材22と比べて厚手または硬質となっている場合であっても、肩ベルト20に優れた屈曲性を持たせることができる。
[変形例その3]
上記実施の形態では、各縫い目29が互いに分離して設けられていたが、例えば、図10に示したように、互いに接して設けられていてもよい。このようにした場合であっても、上記実施の形態と同様の効果が得られる。
本変形例では、2つの縫い目29において互いに接する部分(第1の縫い目)が1本の縫い目(つまり共通の縫い目)で構成されていてもよいし、互いに並列配置された(または互いに同一線上に配置された)2本の縫い目(つまり別々の縫い目)で構成されていてもよい。2つの縫い目29において互いに接する部分(第1の縫い目)が2本の縫い目で構成されている場合には、全ての縫い目29を一筆書きで形成することができる。なお、本変形例では、2つの縫い目29において互いに接する部分(第1の縫い目)が本開示の「屈曲促進構造」の一具体例に相当する。
[変形例その4]
例えば、図11、図12に示したように、上記実施の形態において、芯材21に対して複数の溝21Aが設けられていてもよい。各溝21Aは、芯材21の長手方向および短手方向のうち少なくとも長手方向に延在しており、芯材21の長手方向および短手方向のうち少なくとも長手方向に芯材21の屈曲を促す機能を有している。つまり、各溝21Aは、本開示の「屈曲促進構造」の一具体例に相当する。複数の溝21Aは、芯材21のうち、肩ベルト20の背面側に設けられていることが好ましい。このようにした場合には、肩ベルト20が肩や脇腹に沿って、より屈曲し易くなる。なお、例えば、芯材21が薄い場合などには、複数の溝21Aは、肩ベルト20の正面側に設けられていてもよい。
各溝21Aは、例えば、図11、図12に示したように、縫い目29(もしくは複数の針穴29B)を避けるように形成されている。各溝21Aは、例えば、互いに隣接する2つの縫い目29(もしくは複数の針穴29B)の間の間隙に形成されている。なお、各溝21Aは、例えば、図13に示したように、縫い目29(もしくは複数の針穴29B)を横断する(またぐ)ように形成されていてもよい。このようにした場合には、溝21Aを縫い目29の第1の縫い目から離すことができるので、芯材21の耐久性を上げることができる。各溝21Aは、芯材21の幅いっぱいに設けられている。各溝21Aは、一本の溝で構成されていてもよいし、複数本の溝を一列に並べた態様で構成されていてもよい。なお、各溝21Aが、本開示の「第2の溝」の一具体例に相当する。
本変形例では、芯材21、裏地材22および表地材23の全てに、肩ベルト20の長手方向と直交する方向または斜めに交差する方向に、連続または断続して延びている複数の第1の縫い目(屈曲促進構造)が設けられている。さらに、芯材21には、肩ベルト20の長手方向と直交する方向または斜めに交差する方向に、連続または断続して延びている複数の溝21A(屈曲促進構造)が設けられている。これにより、肩ベルト20は屈曲促進構造の設けられている箇所で折れ曲がり易くなっているので、例えば、肩ベルト20を肩に掛けたときに、肩ベルト20が屈曲促進構造の設けられている箇所で折れ曲がり、肩や脇腹に沿う方向に変形する。その結果、肩ベルト20と肩や脇腹との間に隙間ができ難く、荷重の分散化を十分に行うことができる。従って、肩ベルト20は、屈曲性に優れている。
[変形例その5]
例えば、図14に示したように、上記変形例その3(例えば図10)において、芯材21に対して複数の溝21Aが設けられていてもよい。各溝21Aは、例えば、縫い目29(もしくは複数の針穴29B)で囲まれた部分を避けるように形成されている。例えば、図14に示したように、各溝21Aは、縫い目29のうちの第1の縫い目が溝21Aの底面に位置するように形成されている。なお、各溝21Aは、例えば、図15に示したように、縫い目29(もしくは複数の針穴29B)で囲まれた部分を横断する(またぐ)ように形成されていてもよい。
本変形例では、芯材21、裏地材22および表地材23の全てに、肩ベルト20の長手方向と直交する方向または斜めに交差する方向に、連続または断続して延びている複数の第1の縫い目(屈曲促進構造)が設けられている。さらに、芯材21には、肩ベルト20の長手方向と直交する方向または斜めに交差する方向に、連続または断続して延びている複数の溝21A(屈曲促進構造)が設けられている。これにより、肩ベルト20は屈曲促進構造の設けられている箇所で折れ曲がり易くなっているので、例えば、肩ベルト20を肩に掛けたときに、肩ベルト20が屈曲促進構造の設けられている箇所で折れ曲がり、肩や脇腹に沿う方向に変形する。その結果、肩ベルト20と肩や脇腹との間に隙間ができ難く、荷重の分散化を十分に行うことができる。従って、肩ベルト20は、屈曲性に優れている。
[変形例その6]
例えば、図16に示したように、図12〜図15に記載の肩ベルト20において、芯材21、裏地材22および表地材23に設けていた縫い目29(もしくは複数の針穴29A,29B,29C)が省略されていてもよい。つまり、芯材21だけに、複数の屈曲促進構造(複数の溝21A)が設けられている。本変形例では、肩ベルト20に屈曲促進構造を設けなかった場合と比べると、肩ベルト20の屈曲性が向上している。
[変形例その7]
上記変形例その1〜その6において、芯材21は、シート状の基材に、複数の屈曲促進構造(縫い目29もしくは複数の針穴29A)が設けられた形状となっていることが好ましい。このようにした場合には、芯材21が、複数の屈曲促進構造が設けられた部分以外の部分において、場所に依らず均一またはほぼ均一な厚さとなっているか、または、芯材21の幅方向の両端部を除いた部分において、芯材21の幅方向の両端部の厚さよりも厚くなっている。そのため、縫い目29もしくは複数の針穴29Aによる屈曲性を積極的に阻害する構造が芯材21には存在しない。その結果、縫い目29もしくは複数の針穴29Aによる屈曲性をより効果的に発現させることができる。
[変形例その8]
上記変形例その3〜その5において、表地材23の縫い目29(もしくは複数の針穴29A)が省略されていてもよい。このときは、芯材21および裏地材22に縫い目29(もしくは複数の針穴29B,29C)が設けられ、表地材23には、縫い目29(もしくは複数の針穴29A)が設けられていない。また、上記変形例その3〜その5において、芯材21および裏地材22の縫い目29(もしくは複数の針穴29B,29C)が省略されていてもよい。このときは、表地材23に縫い目29(もしくは複数の針穴29A)が設けられ、芯材21および裏地材22には、縫い目29(もしくは複数の針穴29B,29C)が設けられていない。
これらの場合においても、芯材21、裏地材22および表地材23に縫い目29(もしくは複数の針穴29A,29B,29C)が設けられていない場合と比べると、肩ベルト20の屈曲性が向上している。なお、本変形例において、表地材23の縫い目29(もしくは複数の針穴29A)が省略されている場合には、表地材23の上面には、屈曲促進構造が露出していない。そのため、肩ベルト20の上面の外観に変化を与えずに、肩ベルト20の屈曲性を向上させることができる。また、本変形例において、表地材23に縫い目29(もしくは複数の針穴29A)が設けられている場合には、表地材23が裏地材22と比べて厚手または硬質となっている場合であっても、肩ベルト20に優れた屈曲性を持たせることができる。
[変形例その9]
例えば、図17に示したように、図7、図9、図12に記載の肩ベルト20において、表地材23に対して複数の溝23Aが設けられていてもよい。各溝23Aは、表地材23の長手方向および短手方向のうち少なくとも長手方向に延在しており、表地材23の長手方向および短手方向のうち少なくとも長手方向に表地材23の屈曲を促す機能を有している。つまり、各溝23Aは、本開示の「屈曲促進構造」の一具体例に相当する。
各溝23Aは、表地材23のうち、肩ベルト20の背面側に設けられていてもよいし、肩ベルト20の正面側に設けられていてもよい。各溝23Aが、表地材23のうち、肩ベルト20の背面側に設けられている場合には、各溝23Aを外部に露出させずに、表地材23に屈曲性を持たせることができる。
各溝23Aは、例えば、図17に示したように、縫い目29(もしくは複数の針穴29A)を避けるように形成されている。各溝23Aは、例えば、互いに隣接する2つの縫い目29(もしくは複数の針穴29A)の間の間隙に形成されている。なお、図7、図9、図13に記載の肩ベルト20において、各溝23Aは、例えば、図18に示したように、縫い目29(もしくは複数の針穴29A)を横断する(またぐ)ように形成されていてもよい。
各溝23Aは、表地材23の幅いっぱいに設けられている。各溝23Aは、一本の溝で構成されていてもよいし、複数本の溝を一列に並べた態様で構成されていてもよい。なお、各溝23Aが、本開示の「第1の溝」の一具体例に相当する。本変形例では、表地材23が裏地材22と比べて厚手または硬質となっている場合であっても、肩ベルト20に優れた屈曲性を持たせることができる。
本変形例において、溝23Aと、溝21Aとが、全体または一部において、互いに重なり合う位置に設けられていることが好ましい。このようにした場合には、屈曲の起点が、芯材21および表地材23の全体または一部において、互いに重なり合うので、肩ベルト20に優れた屈曲性を持たせることができる。
[変形例その10]
例えば、図19に示したように、図10、図14に記載の肩ベルト20において、表地材23に対して複数の溝23Aが設けられていてもよい。各溝23Aは、例えば、図19に示したように、縫い目29(もしくは複数の針穴29A)を避けるように形成されている。各溝23Aは、例えば、互いに隣接する2つの縫い目29(もしくは複数の針穴29A)の間の間隙に形成されている。なお、例えば、図20に示したように、図10、図15に記載の肩ベルト20において、各溝23Aが、縫い目29(もしくは複数の針穴29A)を横断する(またぐ)ように形成されていてもよい。このようにした場合には、溝23Aを縫い目29の第1の縫い目から離すことができるので、表地材23の耐久性を上げることができる。
本変形例では、表地材23が裏地材22と比べて厚手または硬質となっている場合であっても、肩ベルト20に優れた屈曲性を持たせることができる。本変形例において、溝23Aと、溝21Aとが、全体または一部において、互いに重なり合う位置に設けられていることが好ましい。このようにした場合には、屈曲の起点が、芯材21および表地材23の全体または一部において、互いに重なり合うので、肩ベルト20に優れた屈曲性を持たせることができる。
[変形例その11]
また、上記実施の形態、ならびに上記変形例その2、その3、その4、その5において、例えば、図21に示したように、表地材23に、縫い目29(複数の針穴29A)の代わりに複数の溝23Aが設けられていてもよい。各溝23Aは、表地材23のうち、肩ベルト20の背面側に設けられていてもよいし、肩ベルト20の正面側に設けられていてもよい。各溝23Aが、表地材23のうち、肩ベルト20の背面側に設けられている場合には、各溝23Aを外部に露出させずに、表地材23に屈曲性を持たせることができる。本変形例では、表地材23が裏地材22と比べて厚手または硬質となっている場合であっても、肩ベルト20に優れた屈曲性を持たせることができる。
本変形例において、溝23Aと、溝21Aとが、全体または一部において、互いに重なり合う位置に設けられていることが好ましい。このようにした場合には、屈曲の起点が、芯材21および表地材23の全体または一部において、互いに重なり合うので、肩ベルト20に優れた屈曲性を持たせることができる。
[変形例その12]
例えば、図22に示したように、芯材21にミシン目状の複数の針穴29Dが設けられ、裏地材22にミシン目状の複数の針穴29Eが設けられ、さらに、表地材23にミシン目状の複数の針穴29Fが設けられていてもよい。ミシン目状の複数の針穴29Dは、本開示の「屈曲促進構造」の一具体例に相当する。ミシン目状の複数の針穴29Eも、本開示の「屈曲促進構造」の一具体例に相当する。ミシン目状の複数の針穴29Fも、本開示の「屈曲促進構造」の一具体例に相当する。
ミシン目状の複数の針穴29Dは、芯材21の幅いっぱいに設けられている。ミシン目状の複数の針穴29Eも、裏地材22の幅いっぱいに設けられている。ミシン目状の複数の針穴29Fも、表地材23の幅いっぱいに設けられている。本変形例では、表地材23が裏地材22と比べて厚手または硬質となっている場合であっても、肩ベルト20に優れた屈曲性を持たせることができる。
本変形例において、ミシン目状の複数の針穴29Dと、ミシン目状の複数の針穴29Eと、ミシン目状の複数の針穴29Fとが、全体または一部において、互いに重なり合う位置に設けられていることが好ましい。このようにした場合には、屈曲の起点が、芯材21、裏地材22および表地材23の全体または一部において、互いに重なり合うので、肩ベルト20に優れた屈曲性を持たせることができる。なお、ミシン目状の複数の針穴29Dと、ミシン目状の複数の針穴29Eと、ミシン目状の複数の針穴29Fとが、互いに対向しないように配置されていてもよい。このようにした場合には、屈曲の起点が、肩ベルト20に多数、形成されるので、肩ベルト20をより滑らかに屈曲させることができる。
ミシン目状の複数の針穴29D,29E,29Fは、例えば、芯材21、裏地材22および表地材23を互いに重ね合わせた状態で縫製することにより形成することが可能である。このようにしてミシン目状の複数の針穴29D,29E,29Fが形成されている場合、ミシン目状の複数の針穴29D,29E,29Fは、芯材21、裏地材22および表地材23を互いに重ね合わせた状態で縫製することにより形成された共通の縫い目(図示せず)に含まれている。本変形例では、肩ベルト20に対して、非常に優れた屈曲性を持たせることができる。
[変形例その13]
上記変形例その12において、ミシン目状の複数の針穴29Fが省略されていてもよい。このときは、芯材21および裏地材22に、ミシン目状の複数の針穴29D,29Eが設けられ、表地材23には、ミシン目状の複数の針穴29Fが設けられていない。また、上記変形例その12において、ミシン目状の複数の針穴29D,29Eが省略されていてもよい。このときは、表地材23に、ミシン目状の複数の針穴29Fが設けられ、芯材21および裏地材22には、ミシン目状の複数の針穴29D,29Eが設けられていない。また、上記変形例その12において、ミシン目状の複数の針穴29E,29Fが省略されていてもよい。このときは、芯材21に、ミシン目状の複数の針穴29Dが設けられ、裏地材22および表地材23には、ミシン目状の複数の針穴29E,29Fが設けられていない。
これらの場合においても、芯材21、裏地材22および表地材23に、ミシン目状の複数の針穴29D,29E,29Fが設けられていない場合と比べると、肩ベルト20の屈曲性が向上している。なお、本変形例において、ミシン目状の複数の針穴29Fが省略されている場合には、表地材23の上面には、屈曲促進構造が露出していない。そのため、肩ベルト20の上面の外観に変化を与えずに、肩ベルト20の屈曲性を向上させることができる。また、本変形例において、表地材23に、ミシン目状の複数の針穴29Fが設けられている場合には、表地材23が裏地材22と比べて厚手または硬質となっている場合であっても、肩ベルト20に優れた屈曲性を持たせることができる。
[変形例その14]
また、例えば、図23に示したように、図22に記載の肩ベルト20において、表地材23に、ミシン目状の複数の針穴29Fの代わりに複数の溝23Aが設けられていてもよい。各溝23Aは、表地材23のうち、肩ベルト20の背面側に設けられていてもよいし、肩ベルト20の正面側に設けられていてもよい。各溝23Aが、表地材23のうち、肩ベルト20の背面側に設けられている場合には、各溝23Aを外部に露出させずに、表地材23に屈曲性を持たせることができる。本変形例では、表地材23が裏地材22と比べて厚手または硬質となっている場合であっても、肩ベルト20に優れた屈曲性を持たせることができる。
本変形例において、溝23Aと、ミシン目状の複数の針穴29Dと、ミシン目状の複数の針穴29Eが、全体または一部において、互いに重なり合う位置に設けられていることが好ましい。このようにした場合には、屈曲の起点が、芯材21、裏地材22および表地材23の全体または一部において、互いに重なり合うので、肩ベルト20に優れた屈曲性を持たせることができる。
なお、図24、図25に、上記した各変形例の構成を表にまとめた。図24、図25において、「29A連」、「29B連」、「29C連」とは、各縫い目29が互いに接して設けられていることを示している。また、「21A避」とは、各溝21Aが縫い目29(もしくは複数の針穴29B)を避けるように形成されていることを示している。「21A避の位置」とは、各溝21Aが縫い目29(もしくは複数の針穴29B)を避けるように形成されているときと同じ位置に配置されていることを示している。また、「21A重」とは、各溝21Aが縫い目29(もしくは複数の針穴29B)を横断する(またぐ)ように形成されていることを示している。「21A重の位置」とは、各溝21Aが縫い目29(もしくは複数の針穴29B)を横断する(またぐ)ように形成されているときと同じ位置に配置されていることを示している。また、「23A避」とは、各溝23Aが縫い目29(もしくは複数の針穴29A)を避けるように形成されていることを示している。また、「23A重」とは、各溝23Aが縫い目29(もしくは複数の針穴29A)を横断する(またぐ)ように形成されていることを示している。
[変形例その15]
例えば、図26(A)に示したように、上記実施の形態およびその変形例(その1〜その14)において、複数の溝21Aが芯材21の幅方向の一方の端部を除いた領域だけに設けられていてもよい。また、例えば、図26(B)に示したように、上記実施の形態およびその変形例(その1〜その14)において、複数の針穴29Dが芯材21の幅方向の一方の端部を除いた領域だけに設けられていてもよい。本変形例では、各溝21Aまたは各針穴29Dが芯材21の幅いっぱいに設けられている場合と同様に、肩ベルト20に対して、優れた屈曲性を持たせることができる。
[変形例その16]
例えば、図26(A)または図26(B)に記載した芯材21を含む肩ベルト20において、溝21Aまたは針穴29Dに代えて、一列に並んだ複数の窪み(図示せず)が芯材21の幅方向の一方の端部を除いた領域だけに設けられていてもよい。また、例えば、図26(A)または図26(B)に記載の肩ベルト20において、溝21Aまたは針穴29Dに代えて、切り欠き(図示せず)が芯材21の幅方向の一方の端部を除いた領域だけに設けられていてもよい。ここで、一列に並んだ複数の窪み、および切り欠きは、芯材21の長手方向および短手方向のうち少なくとも長手方向に延在しており、芯材21の長手方向および短手方向のうち少なくとも長手方向に芯材21の屈曲を促す機能を有している。つまり、一列に並んだ複数の窪み、および切り欠きは、本開示の「屈曲促進構造」の一具体例に相当する。本変形例では、溝21Aまたは針穴29Dが芯材21の幅方向の一方の端部を除いた領域だけに設けられている場合と同様に、肩ベルト20に対して、優れた屈曲性を持たせることができる。
なお、以下の変形例において、「一列に並んだ複数の窪み」、「切り欠き」は、肩ベルト20の長手方向および短手方向のうち少なくとも長手方向に延在しており、肩ベルト20の長手方向および短手方向のうち少なくとも長手方向に肩ベルト20の屈曲を促す機能を有している。
[変形例その17]
また、例えば、図27(A)に示したように、上記実施の形態およびその変形例(その1〜その14)において、複数の溝21Aが芯材21の幅方向の両端部を除いた領域だけに設けられていてもよい。また、例えば、図27(B)に示したように、上記実施の形態およびその変形例(その1〜その14)において、複数の針穴29Dが芯材21の幅方向の両端部を除いた領域だけに設けられていてもよい。これらの場合においても、各溝21Aまたは各針穴29Dが芯材21の幅いっぱいに設けられている場合と同様に、肩ベルト20に対して、優れた屈曲性を持たせることができる。
[変形例その18]
また、例えば、図27(A)または図27(B)に記載した芯材21を含む肩ベルト20において、溝21Aまたは針穴29Dに代えて、一列に並んだ複数の窪み(図示せず)が芯材21の幅方向の両端部を除いた領域だけに設けられていてもよい。また、例えば、図27(A)または図27(B)に記載の肩ベルト20において、溝21Aまたは針穴29Dに代えて、1または複数の開口(図示せず)が芯材21の幅方向の両端部を除いた領域だけに設けられていてもよい。ここで、一列に並んだ複数の窪み、および1または複数の開口は、芯材21の長手方向および短手方向のうち少なくとも長手方向に延在しており、芯材21の長手方向および短手方向のうち少なくとも長手方向に芯材21の屈曲を促す機能を有している。つまり、一列に並んだ複数の窪み、および1または複数の開口は、本開示の「屈曲促進構造」の一具体例に相当する。本変形例では、溝21Aまたは針穴29Dが芯材21の幅方向の両端部を除いた領域だけに設けられている場合と同様に、肩ベルト20に対して、優れた屈曲性を持たせることができる。
なお、以下の変形例において、「1または複数の開口」は、肩ベルト20の長手方向および短手方向のうち少なくとも長手方向に延在しており、肩ベルト20の長手方向および短手方向のうち少なくとも長手方向に肩ベルト20の屈曲を促す機能を有している。
[変形例その19]
また、例えば、図28(A)に示したように、上記実施の形態およびその変形例(その1〜その14)において、複数の溝21Aが芯材21の延在方向に、1個ずつまたは複数個ずつ、互い違いに設けられていてもよい。また、例えば、図28(B)に示したように、上記実施の形態およびその変形例(その1〜その14)において、複数の針穴29Dが芯材21の延在方向に、1個ずつまたは複数個ずつ、互い違いに設けられていてもよい。これらの場合においても、各溝21Aまたは各針穴29Dが芯材21の幅いっぱいに設けられている場合と同様に、肩ベルト20に対して、優れた屈曲性を持たせることができる。
[変形例その20]
また、例えば、図28(A)または図28(B)に記載した芯材21を含む肩ベルト20において、溝21Aまたは針穴29Dに代えて、一列に並んだ複数の窪み(図示せず)が芯材21の延在方向に、1個ずつまたは複数個ずつ、互い違いに設けられていてもよい。また、例えば、図28(A)または図28(B)に記載の肩ベルト20において、溝21Aまたは針穴29Dに代えて、切り欠き(図示せず)が芯材21の延在方向に、1個ずつまたは複数個ずつ、互い違いに設けられていてもよい。本変形例では、溝21Aまたは針穴29Dが芯材21の延在方向に、1個ずつまたは複数個ずつ、互い違いに設けられている場合と同様に、肩ベルト20に対して、優れた屈曲性を持たせることができる。
[変形例その21]
また、例えば、図29に示したように、上記実施の形態およびその変形例(その1〜その14)において、複数の針穴29Eが芯材21の幅方向の一方の端部を除いた領域だけに設けられていてもよい。本変形例では、複数の針穴29Eが裏地材22の幅いっぱいに設けられている場合と同様に、肩ベルト20に対して、優れた屈曲性を持たせることができる。
[変形例その22]
また、例えば、図29に記載した裏地材22を含む肩ベルト20において、針穴29Eに代えて、一列に並んだ複数の窪み(図示せず)が裏地材22の幅方向の一方の端部を除いた領域だけに設けられていてもよい。また、例えば、図29に記載した裏地材22を含む肩ベルト20において、針穴29Eに代えて、切り欠き(図示せず)が裏地材22の幅方向の一方の端部を除いた領域だけに設けられていてもよい。本変形例では、針穴29Eが裏地材22の幅方向の一方の端部を除いた領域だけに設けられている場合と同様に、肩ベルト20に対して、優れた屈曲性を持たせることができる。
[変形例その23]
また、例えば、図30に示したように、上記実施の形態およびその変形例(その1〜その14)において、複数の針穴29Eが裏地材22の幅方向の両端部を除いた領域だけに設けられていてもよい。この場合においても、複数の針穴29Eが裏地材22の幅いっぱいに設けられている場合と同様に、肩ベルト20に対して、優れた屈曲性を持たせることができる。
[変形例その24]
また、例えば、図30に記載した裏地材22を含む肩ベルト20において、針穴29Eに代えて、一列に並んだ複数の窪み(図示せず)が裏地材22の幅方向の両端部を除いた領域だけに設けられていてもよい。また、例えば、図30に記載した裏地材22を含む肩ベルト20において、針穴29Eに代えて、1または複数の開口(図示せず)が裏地材22の幅方向の両端部を除いた領域だけに設けられていてもよい。本変形例では、針穴29Eが芯材21の幅方向の両端部を除いた領域だけに設けられている場合と同様に、肩ベルト20に対して、優れた屈曲性を持たせることができる。
[変形例その25]
また、例えば、図31に示したように、上記実施の形態およびその変形例(その1〜その14)において、複数の針穴29Eが裏地材22の延在方向に、1個ずつまたは複数個ずつ、互い違いに設けられていてもよい。本変形例では、各溝21Aまたは各針穴29Dが芯材21の幅いっぱいに設けられている場合と同様に、肩ベルト20に対して、優れた屈曲性を持たせることができる。
[変形例その26]
また、例えば、図31に記載した裏地材22を含む肩ベルト20において、針穴29Eに代えて、一列に並んだ複数の窪み(図示せず)が裏地材22の延在方向に、1個ずつまたは複数個ずつ、互い違いに設けられていてもよい。本変形例では、針穴29Eが裏地材22の延在方向に、1個ずつまたは複数個ずつ、互い違いに設けられている場合と同様に、肩ベルト20に対して、優れた屈曲性を持たせることができる。
[変形例その27]
また、例えば、図32(A)に示したように、上記実施の形態およびその変形例(その1〜その26)において、複数の溝23Aが表地材23の幅方向の一方の端部を除いた領域だけに設けられていてもよい。また、例えば、図32(B)に示したように、上記実施の形態およびその変形例(その1〜その26)において、複数の針穴29Fが表地材23の幅方向の一方の端部を除いた領域だけに設けられていてもよい。本変形例では、複数の溝23Aまたは複数の針穴29Fが表地材23の幅いっぱいに設けられている場合と同様に、肩ベルト20に対して、優れた屈曲性を持たせることができる。
[変形例その28]
また、例えば、図32(A)または図32(B)に記載した表地材23を含む肩ベルト20において、溝23Aまたは針穴29Fに代えて、一列に並んだ複数の窪み(図示せず)が表地材23の幅方向の一方の端部を除いた領域だけに設けられていてもよい。また、例えば、図32(A)または図32(B)に記載した表地材23を含む肩ベルト20において、溝23Aまたは針穴29Fに代えて、切り欠き(図示せず)が表地材23の幅方向の一方の端部を除いた領域だけに設けられていてもよい。本変形例では、溝23Aまたは針穴29Fが表地材23の幅方向の一方の端部を除いた領域だけに設けられている場合と同様に、肩ベルト20に対して、優れた屈曲性を持たせることができる。
[変形例その29]
また、例えば、図33(A)に示したように、上記実施の形態およびその変形例(その1〜その26)において、複数の溝23Aが表地材23の幅方向の両端部を除いた領域だけに設けられていてもよい。また、例えば、図34(B)に示したように、上記実施の形態およびその変形例(その1〜その26)において、複数の針穴29Fが表地材23の幅方向の両端部を除いた領域だけに設けられていてもよい。本変形例では、複数の溝23Aまたは複数の針穴29Fが表地材23の幅いっぱいに設けられている場合と同様に、肩ベルト20に対して、優れた屈曲性を持たせることができる。
[変形例その30]
また、例えば、図34(A)または図34(B)に記載した表地材23を含む肩ベルト20において、溝23Aまたは針穴29Fに代えて、一列に並んだ複数の窪み(図示せず)が表地材23の幅方向の両端部を除いた領域だけに設けられていてもよい。また、例えば、図34(A)または図34(B)に記載した表地材23を含む肩ベルト20において、溝23Aまたは針穴29Fに代えて、1または複数の開口(図示せず)が表地材23の幅方向の両端部を除いた領域だけに設けられていてもよい。本変形例では、溝23Aまたは針穴29Fが表地材23の幅方向の両端部を除いた領域だけに設けられている場合と同様に、肩ベルト20に対して、優れた屈曲性を持たせることができる。
[変形例その31]
また、例えば、図34(A)に示したように、上記実施の形態およびその変形例(その1〜その26)において、複数の溝23Aが表地材23の延在方向に、1個ずつまたは複数個ずつ、互い違いに設けられていてもよい。また、例えば、図34(B)に示したように、上記実施の形態およびその変形例(その1〜その26)において、複数の針穴29Fが表地材23の延在方向に、1個ずつまたは複数個ずつ、互い違いに設けられていてもよい。本変形例では、溝23Aまたは針穴29Fが芯材21の幅いっぱいに設けられている場合と同様に、肩ベルト20に対して、優れた屈曲性を持たせることができる。
[変形例その32]
また、例えば、図34(A)または図34(B)に記載した表地材23を含む肩ベルト20において、溝23Aまたは針穴29Fに代えて、一列に並んだ複数の窪み(図示せず)が表地材23の延在方向に、1個ずつまたは複数個ずつ、互い違いに設けられていてもよい。また、例えば、図34(A)または図34(B)に記載した表地材23を含む肩ベルト20において、溝23Aまたは針穴29Fに代えて、切り欠き(図示せず)が表地材23の延在方向に、1個ずつまたは複数個ずつ、互い違いに設けられていてもよい。本変形例では、溝23Aまたは針穴29Fが表地材23の延在方向に、1個ずつまたは複数個ずつ、互い違いに設けられている場合と同様に、肩ベルト20に対して、優れた屈曲性を持たせることができる。
[変形例その33]
また、例えば、図35に示したように、図10、図14、図15、図19、図20の肩ベルト20において、縫い目29のうちの第2の縫い目が、縫い目28と兼用されていてもよい。このようにした場合には、肩ベルト20の縫い目の量を最小限に抑えつつ、肩ベルト20に対して、優れた屈曲性(場合によっては更に滑り止め機能)を持たせることができる。また、例えば、図36に示したように、図27、図30、図33(B)の肩ベルト20において、縫い目29(ミシン目状の複数の針穴29D,29E,29F)の両端部が、縫い目28に接していてもよい。このようにした場合にも、肩ベルト20の縫い目を最小限に抑えつつ、肩ベルト20に対して、優れた屈曲性(場合によっては更に滑り止め機能)を持たせることができる。
[変形例その34]
また、例えば、図37に示したように、表地材23と裏地材22とが一体になっていてもよい。このとき、例えば、図37に示したように、2枚の基材を重ね合わせて表地材23を構成した場合には、表地材23を裏地材22よりも厚手または硬質にすることができる。また、本変形例において、裏地材22が、芯材21の背面と、芯材21の一方の側面を覆い、芯材21の他方の側面(端部21B)を覆っていなくてもよい。このようにした場合には、芯材21の他方の側面(端部21B)が外部に露出する。このとき、さらに、例えば、図37に示したように、芯材21の他方の側面(端部21B)が肩ベルト20の側面に突出している場合には、周囲の人が芯材21の露出部分(端部21B)を視認することが可能となる。ここで、芯材21が光を反射する反射材で構成されている場合には、周囲の人は、夕方や夜間に、芯材21の露出部分(端部21B)による光反射により、学童の存在を認識することができる。なお、裏地材22は、例えば、図5に示した肩ベルト20において、芯材21の背面だけを覆うように設けられていてもよい。この場合には、芯材21の両側面が外部に露出する。また、裏地材22は、例えば、図5に示した肩ベルト20において、芯材21の背面および一方の側面だけを覆うように設けられていてもよい。この場合には、芯材21の他方の側面が外部に露出することになる。また、裏地材22は、例えば、図5に示した肩ベルト20において、芯材21の背面だけを覆うように設けられていてもよい。この場合には、芯材21の両側面が外部に露出することになる。これらのように、芯材21の側面が外部に露出する場合に、芯材21の側面(端部)が肩ベルト20の側面に突出しているときには、周囲の人が芯材21の露出部分(端部)を視認することが可能となる。ここで、芯材21が光を反射する反射材で構成されている場合には、周囲の人は、夕方や夜間に、芯材21の露出部分(端部)による光反射により、学童の存在を認識することができる。
[変形例その35]
また、例えば、図38、図39に示したように、芯材21と、裏地材22の上面との間に、補助芯材21Cが設けられていてもよい。補助芯材21Cは、肩ベルト20の背面側に、高い凹凸を発生させるためのものであり、例えば、クッション性を有する材料で構成されていてもよい。
[変形例その36]
また、例えば、図40に示したように、溝21Aおよび溝23Aの延在方向が、補助材24側から補助材25側に向かうにつれて、連続して、またはステップ状に変化していてもよい。例えば、左側肩ベルト20Bでは、溝21Aおよび溝23Aの延在方向が、補助材24側から補助材25側に向かうにつれて、正面から見たときの反時計回り方向に変化していてもよい。また、例えば、右側肩ベルト20Aでは、溝21Aおよび溝23Aの延在方向が、補助材24側から補助材25側に向かうにつれて、正面から見たときの時計回り方向に変化していてもよい。このようにした場合には、例えば、肩ベルト20を肩に掛けたときに、肩ベルト20と肩や脇腹との間に隙間ができ難く、荷重の分散化を十分に行うことができる。従って、肩ベルト20は、屈曲性に優れている。
同様に、例えば、図41に示したように、縫い目29のうちの第1の縫い目(複数の針穴29A,29B,29C)の延在方向が、補助材24側から補助材25側に向かうにつれて、連続して、またはステップ状に変化していてもよい。例えば、左側肩ベルト20Bでは、縫い目29のうちの第1の縫い目(複数の針穴29A,29B,29C)の延在方向が、補助材24側から補助材25側に向かうにつれて、正面から見たときの反時計回り方向に変化していてもよい。また、例えば、右側肩ベルト20Aでは、縫い目29のうちの第1の縫い目(複数の針穴29A,29B,29C)の延在方向が、補助材24側から補助材25側に向かうにつれて、正面から見たときの時計回り方向に変化していてもよい。このようにした場合には、例えば、肩ベルト20を肩に掛けたときに、肩ベルト20と肩や脇腹との間に隙間ができ難く、荷重の分散化を十分に行うことができる。従って、肩ベルト20は、屈曲性に優れている。
同様に、例えば、図42に示したように、ミシン目状の複数の針穴29D,29E,29Fの延在方向が、補助材24側から補助材25側に向かうにつれて、連続して、またはステップ状に変化していてもよい。例えば、左側肩ベルト20Bでは、ミシン目状の複数の針穴29D,29E,29Fの延在方向が、補助材24側から補助材25側に向かうにつれて、正面から見たときの反時計回り方向に変化していてもよい。また、例えば、右側肩ベルト20Aでは、ミシン目状の複数の針穴29D,29E,29Fの延在方向が、補助材24側から補助材25側に向かうにつれて、正面から見たときの時計回り方向に変化していてもよい。このようにした場合には、例えば、肩ベルト20を肩に掛けたときに、肩ベルト20と肩や脇腹との間に隙間ができ難く、荷重の分散化を十分に行うことができる。従って、肩ベルト20は、屈曲性に優れている。
<3.第2の実施の形態>
図43は、本開示の第2の実施の形態に係る装着器具2の斜視構成の一例を表したものである。装着器具2は、例えば、一対の肩ベルト20と、一対の接続ベルト30と、連結部40とを備えている。連結部40は、一対の肩ベルト20を保持している。連結部40の一端が一方の肩ベルト20の一端および一方の接続ベルト30の一端に接続されている。連結部40の他端が他方の肩ベルト20の一端および他方の接続ベルト30の一端に接続されている。装着器具2は、例えば、鎖骨を骨折した患者に対するギブスとして機能する。
本実施の形態の肩ベルト20は、上述の第1の実施の形態およびその変形例に記載の肩ベルト20と同様の屈曲促進構造を採り得る。従って、本実施の形態の肩ベルト20は、上述の第1の実施の形態およびその変形例に記載の肩ベルト20と同様に、屈曲性に優れている。
<4.第3の実施の形態>
図44は、本開示の第3の実施の形態に係る手提げ鞄3の斜視構成の一例を表したものである。手提げ鞄3は、上端に開口を有する収納部50と、収納部50の上端に固定された一対の持ち手60とを備えている。
持ち手60は、手提げ鞄3を手で持つためのものであり、帯状の形状となっている。持ち手60の一端は、収納部50の上端に固定されており、持ち手60の他端も、収納部50の上端に固定されている。従って、持ち手60は、U字型となっている。持ち手60の両端は、例えば、図44に示したように、収納部50の内面に固定されている。このとき、持ち手60は、表地材23の正面と収容部50の内面とが互いに接することにより、収納部50に固定されている。なお、例えば、図45に示したように、持ち手60の両端が、収納部50の外面に固定されていてもよい。このとき、持ち手60は、裏地材22の背面と収容部50の外面とが互いに接することにより、収納部50に固定されている。
図46は、一対の持ち手60の正面構成例を表したものである。図46の左側の持ち手60が、使用者から見て左側の持ち手(左側持ち手60A)であり、図46の右側の持ち手60が、使用者から見て右側の持ち手(右側持ち手60B)である。左側持ち手60Aおよび右側持ち手60Bは、ともに、帯状に延在している。左側持ち手60Aと、右側持ち手60Bとでは、正面から見たときの平面構成が左右対称となっており、厚さ方向(図46の紙面の法線方向)の構成が互いに共通している。そこで、以下では、左側持ち手60Aおよび右側持ち手60Bの共通事項の説明においては、左側持ち手60Aまたは右側持ち手60Bの代わりに、持ち手60を適宜、用いるものとする。また、図面には、左側持ち手60Aの構成だけを示すものとする。
図47は、図46に記載の左側持ち手60Aの一部を拡大して表したものである。図47は、図46に記載の左側持ち手60AのA−A矢視方向の断面構成例を表したものである。図48は、図46に記載の左側持ち手60AのB−B矢視方向の断面構成例を表したものである。
左側持ち手60A(以下、便宜的に「持ち手60」と称する。)は、例えば、図47、図48に示したように、帯状の芯材21、帯状の裏地材22および帯状の表地材23を含む積層体を有している。裏地材22および表地材23は、芯材21の延在方向に延在している。例えば、図47に示したように、表地材23と裏地材22とが一体になっている。表地材23は、例えば、2枚の基材を重ね合わせた構成となっている。また、裏地材22は、芯材21を介して2枚の基材を重ね合わせた構成となっている。芯材21は、クッション性を有していてもよいし、クッション性を有していなくてもよい。表地材23および裏地材22は、例えば、皮革で構成されている。なお、芯材21がクッション性を有しない材料またはクッション性の弱い材料で構成されている場合には、表地材23および裏地材22が、クッション性を有するもので構成されていてもよい。
本実施の形態の持ち手60は、上述の第1の実施の形態およびその変形例に記載の肩ベルト20と同様の屈曲促進構造を採り得る。従って、本実施の形態の持ち手60は、上述の第1の実施の形態およびその変形例に記載の肩ベルト20と同様に、屈曲性に優れている。
本実施の形態において、例えば、図49に示したように、溝21Aおよび溝23Aの延在方向が、持ち手60の一端側から他端側に向かうにつれて、連続して、またはステップ状に変化している。例えば、左側持ち手60Aでは、溝21Aおよび溝23Aの延在方向が、持ち手60の一端側から他端側に向かうにつれて、正面から見たときの時計回り方向に変化していてもよい。また、例えば、右側持ち手60Bでは、溝21Aおよび溝23Aの延在方向が、持ち手60の一端側から他端側に向かうにつれて、正面から見たときの反時計回り方向に変化していてもよい。このようにした場合には、例えば、一対の持ち手60を手で持ったときに、持ち手60と手との間に隙間ができ難く、荷重の分散化を十分に行うことができる。従って、持ち手60は、屈曲性に優れている。
同様に、例えば、図50に示したように、縫い目29のうちの第1の縫い目(複数の針穴29A,29B,29C)の延在方向が、持ち手60の一端側から他端側に向かうにつれて、連続して、またはステップ状に変化していてもよい。例えば、左側持ち手60Aでは、縫い目29のうちの第1の縫い目(複数の針穴29A,29B,29C)の延在方向が、持ち手60の一端側から他端側に向かうにつれて、正面から見たときの時計回り方向に変化していてもよい。また、例えば、右側持ち手60Bでは、縫い目29のうちの第1の縫い目(複数の針穴29A,29B,29C)の延在方向が、持ち手60の一端側から他端側に向かうにつれて、正面から見たときの反時計回り方向に変化していてもよい。このようにした場合には、例えば、一対の持ち手60を手で持ったときに、持ち手60と手との間に隙間ができ難く、荷重の分散化を十分に行うことができる。従って、持ち手60は、屈曲性に優れている。
同様に、例えば、図51に示したように、ミシン目状の複数の針穴29D,29E,29Fの延在方向が、持ち手60の一端側から他端側に向かうにつれて、連続して、またはステップ状に変化していてもよい。例えば、左側持ち手60Aでは、ミシン目状の複数の針穴29D,29E,29Fの延在方向が、持ち手60の一端側から他端側に向かうにつれて、正面から見たときの時計回り方向に変化していてもよい。また、例えば、右側持ち手60Bでは、ミシン目状の複数の針穴29D,29E,29Fの延在方向が、持ち手60の一端側から他端側に向かうにつれて、正面から見たときの反時計回り方向に変化していてもよい。このようにした場合には、例えば、一対の持ち手60を手で持ったときに、持ち手60と手との間に隙間ができ難く、荷重の分散化を十分に行うことができる。従って、持ち手60は、屈曲性に優れている。
なお、上記各実施の形態およびその変形例において、「屈曲促進構造」とは、まっすぐに延びた帯状の部材の屈曲を促す構造である。従って、帯状の部材を屈曲させたときに形成される裏地材のシワは、帯状の部材をまっすぐに延ばしたときに消失してしまうので、「屈曲促進構造」とは言えない。また、帯状の部材の上面または裏面に、例えば、樹脂などでできた方形状のブロックが所定の間隔で並べられたもの(以下、「ブロック構造体」と称する。)が付加されている物を想定する。帯状の部材の上面または裏面にブロック構造体が付加されている場合には、帯状の部材の上面または裏面にブロック構造体が付加されていない場合と比べて、ブロック構造体による補強効果によって、帯状の部材の屈曲性が低下する。従って、ブロック構造体内のブロック同士の間隙は、「屈曲促進構造」とは言えない。つまり、上記各実施の形態およびその変形例における「屈曲促進構造」とは、帯状の部材の両端を支持するとともに帯状の部材をまっすぐに延ばした状態で、帯状の部材の一端を開放したときに、まっすぐに延びた帯状の部材に「屈曲促進構造」が設けられている場合の方が、まっすぐに延びた帯状の部材に「屈曲促進構造」が設けられていない場と比べて、帯状の部材をより湾曲させる構造を指している。
本技術は、例えば、以下のような構成を取ることができる。
(1)
帯状の芯材と、
前記芯材の正面側に設けられた帯状の表地材と、
前記芯材の背面側に設けられた帯状の裏地材と
を備え、
前記芯材、前記表地材および前記裏地材のうち少なくとも1つは、前記芯材の長手方向および短手方向のうち少なくとも前記長手方向に屈曲を促す複数の屈曲促進構造を有し、
各屈曲促進構造は、前記芯材の長手方向と直交する方向または斜めに交差する方向に、連続または断続して延びている
肩ベルト。
(2)
前記複数の屈曲促進構造のうち全部または一部の屈曲促進構造は、前記表地材に設けられ、かつミシン目状の複数の針穴、複数の窪み、または1もしくは複数の第1の溝を含んで構成されている
(1)に記載の肩ベルト。
(3)
前記表地材は、前記裏地材と比べて厚手または硬質である
(2)に記載の肩ベルト。
(4)
前記複数の屈曲促進構造は、少なくとも前記芯材および前記表地材に設けられ、
前記芯材に設けられた複数の屈曲促進構造は、ミシン目状の複数の針穴、複数の窪み、1もしくは複数の第2の溝、1もしくは複数の開口、または切り欠きを含んで構成されている
(1)ないし(3)のいずれか一項に記載の肩ベルト。
(5)
前記複数の屈曲促進構造は、少なくとも前記芯材および前記表地材に設けられ、
前記芯材に設けられた複数の屈曲促進構造と、前記表地材に設けられた複数の屈曲促進構造とは、全体または一部において、互いに重なり合う位置に設けられている
(1)ないし(4)のいずれか一項に記載の肩ベルト。
(6)
前記複数の屈曲促進構造は、前記芯材、前記表地材および前記裏地材に設けられ、
前記芯材に設けられた複数の屈曲促進構造と、前記表地材に設けられた複数の屈曲促進構造と、前記裏地材に設けられた複数の屈曲促進構造とは、全体または一部において、互いに重なり合う位置に設けられている
(1)ないし(5)のいずれか一項に記載の肩ベルト。
(7)
前記複数の屈曲促進構造は、少なくとも前記芯材および前記裏地材に設けられ、
前記裏地材に設けられた複数の屈曲促進構造のうち互いに隣接する2つの屈曲促進構造は、前記芯材に設けられた複数の屈曲促進構造に食い込んでいる
(1)ないし(6)のいずれか一項に記載の肩ベルト。
(8)
各屈曲促進構造は、当該屈曲促進構造の設けられた部材の幅いっぱいに設けられている
(1)ないし(7)のいずれか一項に記載の肩ベルト。
(9)
各屈曲促進構造は、当該屈曲促進構造の設けられた部材の幅方向の両端部を除いた領域だけに設けられている
(1)ないし(7)のいずれか一項に記載の肩ベルト。
(10)
各屈曲促進構造は、当該屈曲促進構造の設けられた部材の幅方向の一方の端部を除いた領域だけに設けられている
(1)ないし(7)のいずれか一項に記載の肩ベルト。
(11)
前記複数の屈曲促進構造は、前記芯材の延在方向に、1個ずつまたは複数個ずつ、互い違いに設けられている
(1)ないし(7)のいずれか一項に記載の肩ベルト。
(12)
前記複数の屈曲促進構造のうち全部または一部の屈曲促進構造は、前記芯材に設けられ、かつミシン目状の複数の針穴、複数の窪み、1もしくは複数の第2の溝、1もしくは複数の開口、または切り欠きを含んで構成されている
(1)ないし(11)のいずれか一項に記載の肩ベルト。
(13)
前記芯材は、シート状の基材に前記複数の屈曲促進構造が設けられた形状となっている
(12)に記載の肩ベルト。
(14)
前記芯材は、前記複数の屈曲促進構造が設けられた部分以外の部分において、場所に依らず均一またはほぼ均一な厚さとなっているか、または、前記芯材の幅方向の両端部を除いた部分において、前記芯材の幅方向の両端部の厚さよりも厚くなっている
(13)に記載の肩ベルト。
(15)
前記芯材に設けられた複数の屈曲促進構造は、前記芯材の幅いっぱいに設けられ、かつ1もしくは複数の前記第2の溝または複数の前記窪みを含んで構成されている
(12)ないし(14)のいずれか一項に記載の肩ベルト。
(16)
前記芯材に設けられた複数の屈曲促進構造は、前記芯材の幅方向の両端部を除いた領域だけに設けられ、かつ前記ミシン目状の複数の針穴、前記複数の窪み、前記1もしくは複数の第2の溝、または前記1もしくは複数の開口を含んで構成されている
(12)ないし(14)のいずれか一項に記載の肩ベルト。
(17)
前記芯材に設けられた複数の屈曲促進構造は、前記芯材の幅方向の一方の端部を除いた領域だけに設けられている
(12)ないし(14)のいずれか一項に記載の肩ベルト。
(18)
前記芯材に設けられた複数の屈曲促進構造は、前記芯材の延在方向に、1個ずつまたは複数個ずつ、互い違いに設けられている
(12)ないし(14)のいずれか一項に記載の肩ベルト。
(19)
一対の肩ベルトと、
前記一対の肩ベルトと連結された、収容部を含む本体部と
を備え、
各肩ベルトは、
帯状の芯材と、
前記芯材の正面側に設けられた帯状の表地材と、
前記芯材の背面側に設けられた帯状の裏地材と
を有し、
前記芯材、前記表地材および前記裏地材のうち少なくとも1つは、前記芯材の長手方向および短手方向のうち少なくとも前記長手方向に屈曲を促す複数の屈曲促進構造を有し、
各屈曲促進構造は、前記芯材の長手方向と直交する方向または斜めに交差する方向に、連続または断続して延びている
鞄。
(20)
一対の肩ベルトと、
前記一対の肩ベルトを保持する保持部と
を備え、
各肩ベルトは、
帯状の芯材と、
前記芯材の正面側に設けられた帯状の表地材と、
前記芯材の背面側に設けられた帯状の裏地材と
を有し、
前記芯材、前記表地材および前記裏地材のうち少なくとも1つは、前記芯材の長手方向と直交する方向または斜めに交差する方向に、連続または断続して延びている複数の屈曲促進構造を有する前記芯材、前記表地材および前記裏地材のうち少なくとも1つは、前記芯材の長手方向および短手方向のうち少なくとも前記長手方向に屈曲を促す複数の屈曲促進構造を有し、
各屈曲促進構造は、前記芯材の長手方向と直交する方向または斜めに交差する方向に、連続または断続して延びている
装着器具。
(21)
帯状の芯材と、
前記芯材の正面側に設けられた帯状の表地材と、
前記芯材の背面側に設けられた帯状の裏地材と
を備え、
前記芯材、前記表地材および前記裏地材のうち少なくとも1つは、前記芯材の長手方向および短手方向のうち少なくとも前記長手方向に屈曲を促す複数の屈曲促進構造を有し、
各屈曲促進構造は、前記芯材の長手方向と直交する方向または斜めに交差する方向に、連続または断続して延びている
持ち手。
(22)
一対の持ち手と、
前記一対の持ち手と連結された収容部と
を備え、
各持ち手は、
帯状の芯材と、
前記芯材の正面側に設けられた帯状の表地材と、
前記芯材の背面側に設けられた帯状の裏地材と
を有し、
前記芯材、前記表地材および前記裏地材のうち少なくとも1つは、前記芯材の長手方向および短手方向のうち少なくとも前記長手方向に屈曲を促す複数の屈曲促進構造を有し、
各屈曲促進構造は、前記芯材の長手方向と直交する方向または斜めに交差する方向に、連続または断続して延びている
手提げ鞄。
(23)
各持ち手は、前記表地材の正面と前記収容部の内面とが互いに接するか、または前記裏地材の背面と前記収容部の外面とが互いに接することにより、前記収容部に固定されている
(22)に記載の手提げ鞄。
1…ランドセル、2…装着器具、3…手提げ鞄、10…本体部、11…収容部、12…背板部、13…かぶせ部、14,15…固定部、20…肩ベルト、20A…右側肩ベルト、20B…左側肩ベルト、21…芯材、21A,23A,…溝、22…裏地材、23…表地材、24,25…補強材、26,27…小孔、28,29…縫い目、29A,29B,29C,29D,29E,20F…針穴、30…接続ベルト、30A,30D,30G…窪み、30B,30E,30H…切り欠き、30C,30F,30I…開口、40…連結部、50…収納部、60…持ち手、60A…左側持ち手、60B…右側持ち手。

Claims (16)

  1. 帯状の芯材と、
    前記芯材の正面側に設けられた帯状の表地材と、
    前記芯材の背面側に設けられた帯状の裏地材と
    を備え、
    前記芯材、前記表地材および前記裏地材のうち少なくとも1つは、前記芯材の長手方向および短手方向のうち少なくとも前記長手方向に屈曲を促す複数の屈曲促進構造を有し、
    各屈曲促進構造は、前記芯材の長手方向と直交する方向または斜めに交差する方向に、連続または断続して延びている
    肩ベルト。
  2. 前記複数の屈曲促進構造のうち全部または一部の屈曲促進構造は、前記表地材に設けられ、かつミシン目状の複数の針穴、複数の窪み、または1もしくは複数の第1の溝を含んで構成されている
    請求項1に記載の肩ベルト。
  3. 前記表地材は、前記裏地材と比べて厚手または硬質である
    請求項2に記載の肩ベルト。
  4. 前記複数の屈曲促進構造は、少なくとも前記芯材および前記表地材に設けられ、
    前記芯材に設けられた複数の屈曲促進構造は、ミシン目状の複数の針穴、複数の窪み、1もしくは複数の第2の溝、1もしくは複数の開口、または切り欠きを含んで構成されている
    請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の肩ベルト。
  5. 前記複数の屈曲促進構造は、少なくとも前記芯材および前記表地材に設けられ、
    前記芯材に設けられた複数の屈曲促進構造と、前記表地材に設けられた複数の屈曲促進構造とは、全体または一部において、互いに重なり合う位置に設けられている
    請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の肩ベルト。
  6. 前記複数の屈曲促進構造は、前記芯材、前記表地材および前記裏地材に設けられ、
    前記芯材に設けられた複数の屈曲促進構造と、前記表地材に設けられた複数の屈曲促進構造と、前記裏地材に設けられた複数の屈曲促進構造とは、全体または一部において、互いに重なり合う位置に設けられている
    請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の肩ベルト。
  7. 前記複数の屈曲促進構造は、少なくとも前記芯材および前記裏地材に設けられ、
    前記裏地材に設けられた複数の屈曲促進構造のうち互いに隣接する2つの屈曲促進構造は、前記芯材に設けられた複数の屈曲促進構造に食い込んでいる
    請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の肩ベルト。
  8. 前記複数の屈曲促進構造のうち全部または一部の屈曲促進構造は、前記芯材に設けられ、かつミシン目状の複数の針穴、複数の窪み、1もしくは複数の第2の溝、1もしくは複数の開口、または切り欠きを含んで構成されている
    請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の肩ベルト。
  9. 前記芯材は、シート状の基材に前記複数の屈曲促進構造が設けられた形状となっている
    請求項8に記載の肩ベルト。
  10. 前記芯材は、前記複数の屈曲促進構造が設けられた部分以外の部分において、場所に依らず均一またはほぼ均一な厚さとなっているか、または、前記芯材の幅方向の両端部を除いた部分において、前記芯材の幅方向の両端部の厚さよりも厚くなっている
    請求項9に記載の肩ベルト。
  11. 前記芯材に設けられた複数の屈曲促進構造は、前記芯材の幅いっぱいに設けられ、かつ1もしくは複数の前記第2の溝または複数の前記窪みを含んで構成されている
    請求項9または請求項10に記載の肩ベルト。
  12. 一対の肩ベルトと、
    前記一対の肩ベルトと連結された、収容部を含む本体部と
    を備え、
    各肩ベルトは、
    帯状の芯材と、
    前記芯材の正面側に設けられた帯状の表地材と、
    前記芯材の背面側に設けられた帯状の裏地材と
    を有し、
    前記芯材、前記表地材および前記裏地材のうち少なくとも1つは、前記芯材の長手方向および短手方向のうち少なくとも前記長手方向に屈曲を促す複数の屈曲促進構造を有し、
    各屈曲促進構造は、前記芯材の長手方向と直交する方向または斜めに交差する方向に、連続または断続して延びている
    鞄。
  13. 一対の肩ベルトと、
    前記一対の肩ベルトを保持する保持部と
    を備え、
    各肩ベルトは、
    帯状の芯材と、
    前記芯材の正面側に設けられた帯状の表地材と、
    前記芯材の背面側に設けられた帯状の裏地材と
    を有し、
    前記芯材、前記表地材および前記裏地材のうち少なくとも1つは、前記芯材の長手方向および短手方向のうち少なくとも前記長手方向に屈曲を促す複数の屈曲促進構造を有し、
    各屈曲促進構造は、前記芯材の長手方向と直交する方向または斜めに交差する方向に、連続または断続して延びている
    装着器具。
  14. 帯状の芯材と、
    前記芯材の正面側に設けられた帯状の表地材と、
    前記芯材の背面側に設けられた帯状の裏地材と
    を備え、
    前記芯材、前記表地材および前記裏地材のうち少なくとも1つは、前記芯材の長手方向および短手方向のうち少なくとも前記長手方向に屈曲を促す複数の屈曲促進構造を有し、
    各屈曲促進構造は、前記芯材の長手方向と直交する方向または斜めに交差する方向に、連続または断続して延びている
    持ち手。
  15. 一対の持ち手と、
    前記一対の持ち手と連結された収容部と
    を備え、
    各持ち手は、
    帯状の芯材と、
    前記芯材の正面側に設けられた帯状の表地材と、
    前記芯材の背面側に設けられた帯状の裏地材と
    を有し、
    前記芯材、前記表地材および前記裏地材のうち少なくとも1つは、前記芯材の長手方向および短手方向のうち少なくとも前記長手方向に屈曲を促す複数の屈曲促進構造を有し、
    各屈曲促進構造は、前記芯材の長手方向と直交する方向または斜めに交差する方向に、連続または断続して延びている
    手提げ鞄。
  16. 各持ち手は、前記表地材の正面と前記収容部の内面とが互いに接するか、または前記裏地材の背面と前記収容部の外面とが互いに接することにより、前記収容部に固定されている
    請求項15に記載の手提げ鞄。
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