JP2014103798A - 回生電流を処理する電池保護装置 - Google Patents

回生電流を処理する電池保護装置 Download PDF

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Abstract

【課題】回生電流を処理する電池保護装置に関し、電池が回生電流を受け入れられる状態のときは、回生電流を受け入れるとともに、回生電流を受け入れられない状態にあるときは、回生電流の流入を遮断するが、パワーラインへの給電は可能にし、かつ、回生電流が電池に流れ込むのを完全に防ぐ。
【解決手段】電池4から電動機8の方向に駆動電流を流すダイオード10と並列に接続され、電動機8から発生する回生電流を電池4へ導く回生電流受け入れ用電池リレー3と、電動機8からの回生電流を、放電用部材2へ導く回生電流放電用リレー1と、予め記憶した、電池が回生電流を受け入れることができない電池の温度の閾値と、電池4の温度とを比較し、電池4の温度が該閾値より低いと判定したとき、該判定の完了時から、回生電流受け入れ用電池リレー3を遮断状態とし、回生電流放電用リレー1を導通状態とするよう制御する電子制御部5を備え、上記課題の解決を図る。
【選択図】図1

Description

本発明は、回生電流を処理する電池保護装置に関し、特に車両等の制動時に発生する回生電流を処理する電池保護装置に関する。
充電可能な電池を用いて電動機(モータ)を駆動するフォークリフト等の車両では、電動機を制動する際に、該電動機から発生する回生電流を電池に充電し、電気エネルギと運動エネルギの有効利用を図っている。
しかし、電池が低温のときや、電池が十分充電され、満充電容量に対する充電量の比率である充電率(SOC:State Of Charge)が高いときなどに、車両本体の電動機からの回生電流を電池で受け入れると、電池の劣化が促進してしまうという問題がある。
そのため、図6に示すように、電池パック100内に電池4と並列に回生電流放電用リレー1と放電抵抗2との直列回路を設け、車両本体(機台)200内の電動装置(モータ)8からパワーライン7を介して回生電流が電池4に流れ込むのを防ぐ場合に、パワーライン7と電池4との間に設けられた電池リレー3を遮断状態にし、回生電流放電用リレー1を導通状態にし、放電抵抗2に回生電流を導く回路構成が採られている。
図6に示す回路構成例において、従来の回生電流処理の動作フローは、図7に示すように、電池用の電子制御ユニット(ECU)5において、回生電流の発生を検知すると(ステップS71)、電池4が回生電流を受け入れることが可能か否かを判定し(ステップS72)、受け入れができない(NO)と判定されてから、回生電流放電用リレー1を導通状態にし、電池リレー3を遮断状態にするよう制御する(ステップS73)。
しかし、図6の回路構成例において、回生電流を電池4で受け入れないように、電池リレー3を遮断状態にすると、電池4からパワーライン7への給電も遮断される。そのため、パワーライン7から図の細破線で示す車両本体(機台)200の機台電子制御ユニット(ECU)6への給電も切断され、機台電子制御ユニット(ECU)6は、電池パック100の電池制御ユニット(ECU)5と通信を行うことができなくなってしまう。
そのため、図8に示す回路構成例のように、電池4からパワーライン7に向けて電流が流れる方向にダイオード9を電池リレー3と直列に設け、電池リレー3を導通状態にしてパワーライン7に給電し、かつ、回生電流がダイオード9で遮断されて電池4に流れ込まないように構成することができる。
回生電流の処理のために、電池リレーやダイオード等を適宜配置するその他の構成は、例えば、下記の特許文献1,2等に記載されている。また、回生制動時の充電電力量を制御する手法として、電池の温度や充電率(SOC)を基に、充電電力を制限するための充電制限フラグをセットし、該充電制限フラグのセットにより、モータジェネレータを制御して回生電力を制限し、又は電池の冷却ファンの風量や冷却温度を制御する技術等については、下記の特許文献3等に記載されている。
特開2009−72040号公報 特開2010−220280号公報 特開2005−137091号公報
図6等に示す回生電流処理の回路構成例において、従来は、図7に示す処理フローのように、回生電流の発生を検出してから、電池4による回生電流の受け入れの可否を判定し、受け入れ不可と判定されてから、電池リレー3を遮断状態にし、回生電流放電用リレー1を導通状態にする制御を行っていた。
このため、回生電流の発生の検知時点から、電池リレー3の遮断時点までに、時間的な遅れが生じ、その結果、微小時間ではあるが、回生電流が電池4に流れてしまい、電池4の劣化を促進させてしまうという問題があった。
また、図8に示す回路構成では、電池4が回生電流を受け入れられる状態でも、電池4は回生電流を受け入れることが常にできなくなり、電池4は回生電流による充電が行われないため、車両本体の稼動時間が減少してしまうという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑み、電池4が回生電流を受け入れられる状態のときは、回生電流を受け入れるとともに、電池が回生電流を受け入れられない状態にあるときは、電池4への回生電流の流入を遮断するが、パワーライン7への給電は可能にし、かつ、回生電流が電池4に流れ込むのを完全に防ぐことを可能にする。
本発明に係る電池保護装置は、電池から電動機の方向に駆動電流を流すダイオードと並列に接続され、前記電動機から発生する回生電流を前記電池へ導く回生電流受け入れ用電池リレーと、前記電動機からの回生電流を放電用部材へ導く、前記電池に並列に接続される回生電流放電用リレーと、予め記憶した、前記電池が回生電流を受け入れることができない電池の温度の閾値と前記電池の温度とを比較し、前記電池の温度が前記閾値より低いと判定したとき、又は、予め記憶した、前記電池が回生電流を受け入れることができない電池の充電率の閾値と前記電池の充電率とを比較し、前記電池の充電率が前記閾値より高いと判定したとき、該判定の完了時から、前記回生電流受け入れ用電池リレーを遮断状態とし、前記回生電流放電用リレーを導通状態とするよう制御する電子制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、電池が回生電流を受け入れられる状態のときは、回生電流を受け入れるとともに、電池が回生電流を受け入れられない状態にあるときは、電池への回生電流の流入を遮断するが、パワーラインへの給電は可能にし、かつ、回生電流が電池に流れ込むのを完全に防ぐことが可能になる。
本発明による回生電流を処理する保護装置の第1の構成例を示す図である。 本発明による回生電流の処理の動作フローを示す図である。 本発明による回生電流を処理する保護装置の第2の構成例を示す図である。 本発明による回生電流を処理する保護装置の第3の構成例を示す図である。 回生電流の受け入れ可否の判定に用いる電池温度と充電率(SOC)の数値例のテーブルを示す図である。 従来の回生電流処理の回路構成例を示す図である。 従来の回生電流処理の動作フローを示す図である。 従来の回生電流による充電を不可にした回路構成例を示す図である。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明による回生電流を処理する保護装置の第1の構成例を示している。第1の構成例では、電池4とパワーライン7との間に、電池4からパワーライン7に向けて電流が流れる方向にダイオード10を、回生電流受け入れ用電池リレー3と並列に設ける。こうすることにより、回生電流受け入れ用電池リレー3を遮断状態にしても、電池4からパワーライン7を介して図の細破線で示す車両本体(機台)200の機台電子制御ユニット(ECU)6への給電がダイオード10を通して行われるので、回生電流が弱くなった場合や、回生電流が途切れても、機台電子制御ユニット(ECU)6に電力を供給し続けることができる。また、電池4が回生電流を受け入れられる状態のとき、回生電流受け入れ用電池リレー3を導通状態にすることにより、電池4は回生電流を受け入れ、回生電流による充電を行うことができる。
そして、電池4に並列に接続される、回生電流放電用リレー1と放電抵抗2との直列回路を備え、回生電流を電池4で受け入れることを防ぐ場合には、電池用の電子制御ユニット5内のリレー制御部53により、回生電流受け入れ用電池リレー3を遮断し、回生電流放電用リレー1を導通状態にして、放電抵抗2に回生電流を導くよう制御する。
但し、電子制御ユニット5内の判定部52では、電池4が回生電流を受け入れられる状態か否かを常に判定し、回生電流を受け入れられないと判定すると、その判定の完了時から、回生電流放電用リレー1を導通状態にし、回生電流受け入れ用電池リレー3を遮断状態にし、予め回生電流を受け入れないよう、リレー制御部53により制御する。
電池4が回生電流を受け入れられるかどうかの判定には、温度センサ13で検出した電池4の温度を基に判定し、例えば、電池4の温度が−10℃以下の場合は、回生電流を受け入れないようにする。又は、電池4が回生電流を受け入れることができない充電率(SOC)の閾値と電池4の充電率(SOC)とを比較し、電池4の充電率(SOC)が該閾値より高いと判定したとき、回生電流を受け入れないようにする。又は、回生電流の受け入れを防ぐ温度の閾値を、充電率(SOC)情報51によって補正する構成とすることができる。又は、温度−SOCマップから閾値を設定する構成としても良い。
図2に、本発明による回生電流の処理の動作フローを示す。電子制御ユニット5では、判定部52により、常に電池4が回生電流を受け入れられるかどうかを判定し(ステップS21)、電池4が回生電流を受け入れられないと判定すると、その判定完了時から回生電流放電用リレー1を導通状態とし、回生電流受け入れ用電池リレー3を遮断状態にする(ステップS22)。これにより、回生電流の発生時には、即座に回生電流は全て放電抵抗2へ流れ、回生電流の発生の検出(ステップS23)に時間が掛かっても、電池4に回生電流が流れるのを完全に防ぐことができる。
図3に本発明による回生電流を処理する保護装置の第2の構成例を示す。図1に示した第1の構成例の場合、車両本体(機台)200側で短絡等の障害が発生し、常に電池4から車両本体(機台)200側に放電電流が流れる状態となった場合に、該放電電流の電流経路を遮断する手段がない。
そのため、図3に示す第2の構成例では、電池4とパワーライン7との間に、ダイオード10と並列に接続した回生電流受け入れ用電池リレー3と直列に、給電遮断用電池リレー11を接続する。
そして、車両本体(機台)200側で短絡等の障害が発生し、電池4から車両本体(機台)200側に放電電流が流れる状態となった場合に、給電遮断用電池リレー11を遮断状態にすることにより、電池4を保護することが可能となる。
回生電流を電池4で受け入れることを防ぐ場合には、第1の構成例と同様に、電池用の電子制御ユニット5内のリレー制御部53により、回生電流受け入れ用電池リレー3を遮断状態にし、回生電流放電用リレー1を導通状態にして、放電抵抗2に回生電流を導くよう制御する。
その制御も、第1の構成例と同様に、電子制御ユニット5内の判定部52で、電池4が回生電流を受け入れられる状態か否かを常に判定し、回生電流を受け入れられないと判定すると、その判定の完了時から、回生電流放電用リレー1を導通状態にし、回生電流受け入れ用電池リレー3を遮断状態にし、予め回生電流を受け入れないよう、リレー制御部53により制御する。
図4は本発明による回生電流を処理する保護装置の第3の構成例を示す。第3の構成例は、第2の構成例で設けた給電遮断用電池リレー11と並列に、ダイオード12を、パワーライン7から電池4に電流が流れる向きに接続する。こうすることにより、給電遮断用電池リレー11を遮断状態とした場合でも、回生電流受け入れ用電池リレー3を導通状態にすれば、電池4にダイオード12を通して回生電流を流入させることができる。
回生電流を電池4で受け入れることを防ぐ場合には、第1及び第2の構成例と同様に、電池用の電子制御ユニット5内のリレー制御部53により、回生電流受け入れ用電池リレー3を遮断状態にし、回生電流放電用リレー1を導通状態にして、放電抵抗2に回生電流を導くよう制御する。
その制御も、第1及び第2の回路構成例と同様に、電子制御ユニット5内の判定部52で、電池4が回生電流を受け入れられる状態か否かを常に判定し、回生電流を受け入れられないと判定すると、その判定の完了時から、回生電流放電用リレー1を導通状態にし、回生電流受け入れ用電池リレー3を遮断状態にし、予め回生電流を受け入れないよう、リレー制御部53により制御する。
図5に、電池4の回生電流の受け入れ可否の判定に用いる電池温度と充電率(SOC)の数値例のテーブルを示す。図5の(a)は、電池の並列数が1の場合の温度閾値の例を示し、(b)は、その場合の電池温度による受け入れ可否の判定結果の例を示している。
図5の(a)に示す温度閾値テーブルに格納された、各充電率(SOC)に応じた温度閾値は、該温度閾値以下の場合に、回生電流の受け入れができないと判定する閾値として用いられる。また、図5の(b)に示す判定用のテーブルは、○印が回生電流の受け入れが可能で、×印が回生電流の受け入れができないことを表している。
図5の(a)及び(b)のテーブルに示すように、充電率(SOC)が0%〜25%のとき(即ち、低い充電状態)であっても、電池温度が閾値温度の−30度以下の場合には、電池は回生電流を受け入れられないと判定する。充電率(SOC)が25%〜50%のとき、電池温度が閾値温度−20度以下の場合には、電池は回生電流を受け入れられないと判定する。
充電率(SOC)が50〜75%のとき、電池温度が閾値温度−10度以下の場合には、電池は回生電流を受け入れられないと判定する。充電率(SOC)が75%以上のとき、電池温度が閾値温度0度以下の場合には、電池は回生電流を受け入れられないと判定する。即ち、電池の充電率(SOC)が大きくなるに従って、温度閾値は高い値となる。
また、同様の判定を行うのに、電池の温度に応じた充電率(SOC)の閾値をテーブルに設定しておき、充電率(SOC)を閾値と比較して、電池が回生電流を受け入れられるか否かを判定する構成とすることができる。充電率(SOC)は、電池4の開放回路電圧(OCV:Open Circuit Voltage)から、該開放回路電圧(OCV)と充電率(SOC)との対応を格納したSOC−OCVテーブル(図示省略)を用いて求めることができる。充電率(SOC)は、OCVを用いて求めることに限らず、電流積算を用いて求めてもよい。
図5の(c)は、並列数が1の場合の、充電率(SOC)の閾値を格納した充電率(SOC)閾値テーブルの例を示す。図5の(c)に示す例では、電池温度が−30度以下のとき、充電率(SOC)が閾値0以上であれば、電池は回生電流を受け入れられないと判定する。即ち、電池温度が−30度以下のとき、充電率(SOC)がどの値であっても、電池は回生電流を受け入れられないと判定する。
電池温度が−30度〜−20度のとき、充電率(SOC)が閾値25%以上であれば、電池は回生電流を受け入れられないと判定する。電池温度が−20度〜−10度のとき、充電率(SOC)が閾値50%以上であれば、電池は回生電流を受け入れられないと判定する。電池温度が−10度〜0度のとき、充電率(SOC)が閾値75以上であれば、電池は回生電流を受け入れられないと判定する。電池温度が0度以上のときは、充電率(SOC)が100%未満であれば充電可能と判定する。即ち、電池の温度が高くなるに従って、充電率(SOC)閾値は大きい値となる。
図5の(d)は、電池の並列数が2の場合の温度閾値の例を示し、(e)はその場合の電池温度による判定結果の例を示している。電池の並列数が増えると、回生電流が並列接続の電池に分散されるため、並列数が少ないときに比べて、充電率(SOC)が高い場合でも、回生電流の受け入れが可能となる。即ち、電池の並列数が増えるに従って、充電率(SOC)閾値を大きくし、または、温度閾値を低くする。反対に、電池の並列数が少なくなるに従って、充電率(SOC)閾値を小さくし、または、温度閾値を高くする。
図5の(d)及び(e)のテーブルに示すように、充電率(SOC)が0%〜62.5%のとき(即ち、低い充電率)であっても、電池温度が閾値温度の−30度以下の場合には、電池は回生電流を受け入れられないと判定する。充電率(SOC)が62.5%〜75%のとき、電池温度が閾値温度−20度以下の場合には、電池は回生電流を受け入れられないと判定する。
充電率(SOC)が75%〜87.5%のとき、電池温度が閾値温度−10度以下の場合には、電池は回生電流を受け入れられないと判定する。充電率(SOC)が87.5%以上のとき、電池温度が閾値温度0度以下の場合には、電池は回生電流を受け入れられないと判定する。
また、同様の判定を行う際に、電池の並列数を2とした場合でも、電池の温度に応じた充電率(SOC)の閾値を設定した充電率(SOC)閾値テーブルを用意し、充電率(SOC)を該閾値と比較して、電池が回生電流を受け入れられるか否かを判定する構成とすることができる。
図5の(f)は、並列数が2の場合の、充電率(SOC)閾値テーブルの数値例を示す。図5(f)に示す例では、電池温度が−30度以下のとき、充電率(SOC)が閾値0以上であれば、電池は回生電流を受け入れられないと判定する。即ち、電池温度が−30度以下のとき、充電率(SOC)がどの値であっても、電池は回生電流を受け入れられないと判定する。
電池温度が−30度〜−20度のとき、充電率(SOC)が閾値62.5%以上であれば、電池は回生電流を受け入れられないと判定する。電池温度が−20度〜−10度のとき、充電率(SOC)が閾値75%以上であれば、電池は回生電流を受け入れられないと判定する。電池温度が−10度〜0度のとき、充電率(SOC)が閾値87.5%以上であれば、電池は回生電流を受け入れられないと判定する。電池温度が0度以上のときは、充電率(SOC)が100%未満であれば充電可能と判定する。
以上のように、充電率(SOC)若しくは電池温度の閾値のマップテーブル、又は充電率(SOC)と電池温度とによる回生電流受け入れ可否のマップテーブルを備え、それらのマップテーブルを参照して、充電率(SOC)と電池温度とを基に、回生電流の受け入れ可否の判定を行うことができ、更に、電池の並列数に応じて異なるマップテーブルを用いる構成とすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成又は実施形態を取ることができる。例えば、放電抵抗2として、ヒータ等の負荷、蓄電池、キャパシタ等の放電用部財を用いることができる。また、ダイオード10,12に代えて一方向性のFET(Field Effect Transistor)リレー等を用いることができる。
また、回生電流を受け入れられるかどうかの判定には、電池4の温度を基に判定したが、電池4の充電率(SOC)を基に判定してもよい。例えば、充電率(SOC)閾値を95%とし、電池4の温度に関係なく、充電率(SOC)が95%より高い場合は、回生電流を受け入れないようにしてもよい。
1 回生電流放電用リレー
2 放電抵抗
3 回生電流受け入れ用電池リレー
4 電池
5 電池用の電子制御ユニット(ECU)
51 充電率(SOC)情報
52 判定部
53 リレー制御部
6 機台用の電子制御ユニット(ECU)
7 パワーライン
8 電動機(モータ)
10 ダイオード
11 給電遮断用電池リレー
12 ダイオード
100 電池パック
200 車両本体(機台)

Claims (6)

  1. 電池から電動機の方向に駆動電流を流すダイオードと並列に接続され、前記電動機から発生する回生電流を前記電池へ導く回生電流受け入れ用電池リレーと、
    前記電動機からの回生電流を放電用部材へ導く、前記電池に並列に接続される回生電流放電用リレーと、
    予め記憶した、前記電池が回生電流を受け入れることができない電池の温度の閾値と前記電池の温度とを比較し、前記電池の温度が前記閾値より低いと判定したとき、又は、予め記憶した、前記電池が回生電流を受け入れることができない電池の充電率の閾値と前記電池の充電率とを比較し、前記電池の充電率が前記閾値より高いと判定したとき、該判定の完了時から、前記回生電流受け入れ用電池リレーを遮断状態とし、前記回生電流放電用リレーを導通状態とするよう制御する電子制御部と、
    を備えたことを特徴とする回生電流を処理する電池保護装置。
  2. 前記電池と、前記電動機への駆動電流を流すパワーラインとの間に、前記ダイオードと前記回生電流受け入れ用電池リレーとの並列回路と直列に、給電遮断用電池リレーを設けたことを特徴とする請求項1記載の回生電流を処理する電池保護装置。
  3. 前記給電遮断用電池リレーと並列に、ダイオードを前記パワーラインから前記電池に電流が流れる向きに設けたことを特徴とする請求項2記載の回生電流を処理する電池保護装置。
  4. 充電率が大きくなるに従って高い値となる前記閾値を格納した温度閾値テーブルを備え、前記電子制御部は、前記温度閾値テーブルを参照し、前記電池の充電率に応じた前記閾値を前記判定に用いることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の回生電流を処理する電池保護装置。
  5. 前記閾値として、前記電池の並列数が少なくなるに従って高い値となる閾値を格納した温度閾値テーブルを備え、前記電子制御部は、並列数に応じた前記温度閾値テーブルを参照し、前記電池の充電率に応じた前記閾値を前記判定に用いることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の回生電流を処理する電池保護装置。
  6. 前記温度閾値テーブルに代えて、電池の温度が高くなるに従って大きい値となる充電率の閾値を格納した充電率閾値テーブルを用い、
    前記電子制御部は、前記電池の温度の閾値と比較して前記判定を行う構成に代えて、前記充電率閾値テーブルに格納された、電池温度に応じた充電率の閾値以上のときに、前記電池が回生電流を受け入れることができないと判定することを特徴とする請求項4又は5記載の回生電流を処理する電池保護装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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