JP2014103582A - マルチキャスト送信端末、マルチキャスト受信端末、マルチキャストシステム、プログラム、マルチキャスト送信方法およびマルチキャスト受信方法 - Google Patents

マルチキャスト送信端末、マルチキャスト受信端末、マルチキャストシステム、プログラム、マルチキャスト送信方法およびマルチキャスト受信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】マルチキャスト時において、リアルタイム性を確保しつつ送達確認を可能にして通信品質の低下を抑制することができる。
【解決手段】ACK受信部106−1〜106−nは、マルチキャスト送信の中心周波数とは異なる中心周波数かつマルチキャスト送信の帯域幅より狭い帯域幅で送信される肯定応答を少なくとも1つは受信する。発見部108はマルチキャスト送信先の受信端末を発見する。割当部109は、発見部108が発見した受信端末の数に応じて、各受信端末が肯定応答を送信する際に用いる中心周波数を割り当て、かつ少なくとも1台の受信端末に対してはマルチキャスト送信の中心周波数とは異なる中心周波数を割り当て、当該割り当てを示す割当リストを生成する。通知部1041は、割当部109が生成した割当リストをマルチキャストでデータ送信部105に送信させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、マルチキャスト送信端末、マルチキャスト受信端末、マルチキャストシステム、プログラム、マルチキャスト送信方法およびマルチキャスト受信方法に関する。
1台の送信機から複数台の受信機に対してリアルタイムで映像ストリーミングする場合を想定する。この想定時に、映像を確認しながら機器を操作する、または操作中に作業者に的確な指示を出すということが行われる場合、映像ストリーミングでリアルタイム性の確保は必須である。また、映像途絶が頻発しないよう、通信品質を確保することも重要である。
上述したように、1台の送信機から複数台の受信機に対してリアルタイムで映像ストリーミングする場合のように、1対多の通信を行う方法としてマルチキャスト通信が知られている。通常、マルチキャスト通信では、ACK(ACKnowledgement)またはNACK(Negative ACKnowledgement)による送達確認が無い。従って、送信機は、送信したマルチキャストパケットが受信機側で正常に受信されたか否かを判断することが出来ない。例えば、受信機がマルチキャストパケットを正常受信できなかった場合、送信機からの再送処理がないため、映像が途切れてしまうことがある。
上述した問題を解決する方法として、送信機が同じマルチキャストパケットを複数回送信する方法が考えられる。図20は、送信機が同じマルチキャストパケットを複数回送信する場合において、送信機がマルチキャストパケットを送信するタイミングと受信機がマルチキャストパケットを受信するタイミングとを示したタイミングチャートである。
図示する例では、送信機TXがマルチキャストパケットを送信するタイミングと、受信機RX1とRX2とがそれぞれマルチキャストパケットを受信するタイミングとが示されている。送信機TXは同一のマルチキャストパケットを3回ずつ送信している。具体的には、送信機TXは、マルチキャストパケットP1を3回送信した後、マルチキャストパケットP2を3回送信し、その後、マルチキャストパケットP3を3回送信している。
受信機RX1とRX2とは、送信機TXから送信されたマルチキャストパケットの受信処理を行っているが、一度受信出来たマルチキャストパケットと同一のマルチキャストパケットをさらに受信した場合、後に受信したマルチキャストパケットを廃棄している。
具体的には、受信機RX1は、3回送信されたマルチキャストパケットP1のうち、1回目に送信されたマルチキャストパケットP1を受信することが出来たため、2回目と3回目に送信されたマルチキャストパケットP1については、受信後に破棄している。また、受信機RX1は、3回送信されたマルチキャストパケットP2のうち、1回目に送信されたマルチキャストパケットP2を受信することが出来たため、2回目と3回目に送信されたマルチキャストパケットP2については、受信後に破棄している。また、受信機RX1は、3回送信されたマルチキャストパケットP3のうち、1回目に送信されたマルチキャストパケットP3を受信することが出来たため、2回目と3回目に送信されたマルチキャストパケットP3については、受信後に破棄している。
また、受信機RX2は、3回送信されたマルチキャストパケットP1のうち、1回目に送信されたマルチキャストパケットP1を受信することが出来なかったが、2回目に送信されたマルチキャストパケットP1を受信することが出来たため、3回目に送信されたマルチキャストパケットP1については、受信後に破棄している。また、受信機RX2は、3回送信されたマルチキャストパケットP2のうち、1回目に送信されたマルチキャストパケットP2を受信することが出来たため、2回目と3回目に送信されたマルチキャストパケットP2については、受信後に破棄している。また、受信機RX2は、3回送信されたマルチキャストパケットP3のうち、1回目に送信されたマルチキャストパケットP3を受信することが出来たため、2回目と3回目に送信されたマルチキャストパケットP3については、受信後に破棄している。
上述したように、送信機が同じマルチキャストパケットを複数回送信した場合、受信機がマルチキャストパケットの一部を受信することが出来なくても全ての種類のマルチキャストパケットを受信することができる可能性が高くなる。しかし、常に同じマルチキャストパケットが複数回送信されるため、常時、時間軸上の帯域を確保しなければならず、効率の面で好ましくない。
また、上述した問題を解決する方法として、送信機から送信されたマルチキャストパケットに対して、各受信側からACK信号を返す方法が考えられる。図21は、送信機から送信されたマルチキャストパケットに対して、各受信側からACK信号を返す際のデータの流れを示した概略図である。図示する例では、送信機TXは、受信機RX1〜RX4に対して、マルチキャストパケットを、周波数f1を用いて送信している。また、受信機RX1〜RX4は、送信機TXに対して、送信機TXから送信されたマルチキャストパケットに対するACK信号を、周波数f1を用いて送信している。
しかしながら、受信機RX1〜RX4から同じタイミングでACK信号が送信されるため、ACK信号が衝突する可能性が高く、送信機TXに届かない可能性がある。これを回避するために、送信機TXは、受信機RX1〜RX4がACK信号を送信するタイミングを指定する方法が考えられる。
しかしながら、受信機の数が多くなるとACK確認のために必要な時間が長くなる。映像ストリーミングのリアルタイム性を確保するためには映像データを所定時間内に送信する必要があり、ACK確認の待ち時間が長くなると、映像データの送信可能時間が短くなってしまう。その結果、送信すべき映像データが所定時間内に送信できなくなってしまう問題がある。
図22は、図21に示した送信機TXがマルチキャストパケットを送信するタイミングと受信機RX1〜RX4がACK信号を送信するタイミングとを示した概略図である。図示する例では、送信機TXは、時間t1にマルチキャストパケットData1を送信している。また、受信機RX1〜RX4は、時間ta1にAck1〜Ack4を送信している。また、送信機TXは、時間t2にマルチキャストパケットData2を送信している。また、受信機RX1〜RX4は、時間ta2にAck1〜Ack4を送信している。このように、受信機RX1〜RX4は、ACK信号を同時に送信することができないため、ACK確認のために必要な時間が長くなる。
また、送信機がマルチキャストパケットを送信する際に用いる周波数と、各受信機がACK信号を送信する際に用いる周波数とをそれぞれ分けることで、マルチキャストパケットとACK信号との干渉を回避する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3822466号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、送信機は、マルチキャストパケットに加えて、マルチキャストでポール要求データを送信しなければならない。そのため、送信機がデータを送信する時間が余分に必要となるという問題がある。また、特許文献1では、マルチキャストパケットを送信する際に用いる周波数とACK信号を送信する際に用いる周波数の帯域幅に関しては何ら触れられておらず、受信機が増えた場合には、所定の周波数帯域内で処理できるか不明である。よって、上記技術を用いても、リアルタイムのマルチキャスト通信では、再送を考慮した通信品質の確保を行うことは困難であるという問題がある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、マルチキャスト時において、リアルタイム性を確保しつつ送達確認を可能にして通信品質の低下を抑制することができるマルチキャスト送信端末、マルチキャスト受信端末、マルチキャストシステム、プログラム、マルチキャスト送信方法およびマルチキャスト受信方法を提供することを目的とする。
本発明は、所定の中心周波数かつ帯域幅でマルチキャスト送信するとともに、前記マルチキャスト送信の中心周波数とは異なる中心周波数かつ前記マルチキャスト送信の帯域幅より狭い帯域幅で送信される肯定応答を少なくとも1つは受信する送受信部と、問い合わせパケットをブロードキャストで送信し、前記マルチキャスト送信先の受信端末を発見する発見部と、前記発見部が発見した前記受信端末の数に応じて、各前記受信端末が前記肯定応答を送信する際に用いる中心周波数を割り当て、かつ少なくとも1台の前記受信端末に対しては前記マルチキャスト送信の中心周波数とは異なる中心周波数を割り当て、当該割り当てを示す割当リストを生成する割当部と、前記割当部が生成した前記割当リストを前記マルチキャストで前記送受信部に送信させる通知制御部と、を備えることを特徴とするマルチキャスト送信端末である。
また、本発明は、他の装置とデータの送受信を行う送受信部と、前記送受信部が受信した問い合わせパケットに対応する肯定応答を前記送受信部に送信させる問い合わせ応答部と、前記送受信部が受信するマルチキャストパケットの中から、前記送受信部が前記肯定応答を送信する際に用いる中心周波数を抽出する周波数抽出部と、前記送受信部が前記肯定応答を送信する際に用いる中心周波数を前記周波数抽出部が抽出した前記中心周波数に設定する周波数設定部と、を備えることを特徴とするマルチキャスト受信端末である。
また、本発明は、所定の中心周波数かつ帯域幅でマルチキャスト送信するとともに、前記マルチキャスト送信の中心周波数とは異なる中心周波数かつ前記マルチキャスト送信の帯域幅より狭い帯域幅で送信される肯定応答を少なくとも1つは受信する送受信部と、問い合わせパケットをブロードキャストで送信し、前記マルチキャスト送信先の受信端末を発見する発見部と、前記発見部が発見した前記受信端末の数に応じて、各前記受信端末が前記肯定応答を送信する際に用いる中心周波数を割り当て、かつ少なくとも1台の前記受信端末に対しては前記マルチキャスト送信の中心周波数とは異なる中心周波数を割り当て、当該割り当てを示す割当リストを生成する割当部と、前記割当部が生成した前記割当リストを前記マルチキャストで前記送受信部に送信させる通知制御部と、を備えることを特徴とするマルチキャスト送信端末と、他の装置とデータの送受信を行う受信端末送受信部と、前記受信端末送受信部が受信した問い合わせパケットに対応する肯定応答を前記受信端末送受信部に送信させる問い合わせ応答部と、前記受信端末送受信部が受信するマルチキャストパケットの中から、前記受信端末送受信部が前記肯定応答を送信する際に用いる中心周波数を抽出する周波数抽出部と、前記受信端末送受信部が前記肯定応答を送信する際に用いる中心周波数を前記周波数抽出部が抽出した前記中心周波数に設定する周波数設定部と、を備えることを特徴とするマルチキャスト受信端末と、を含むことを特徴とするマルチキャストシステムである。
また、本発明は、所定の中心周波数かつ帯域幅でマルチキャスト送信するとともに、前記マルチキャスト送信の中心周波数とは異なる中心周波数かつ前記マルチキャスト送信の帯域幅より狭い帯域幅で送信される肯定応答を少なくとも1つは受信する送受信ステップと、問い合わせパケットをブロードキャストで送信させ、前記マルチキャスト送信先の受信端末を発見する発見ステップと、前記発見ステップで発見した前記受信端末の数に応じて、各前記受信端末が前記肯定応答を送信する際に用いる中心周波数を割り当て、かつ少なくとも1台の前記受信端末に対しては前記マルチキャスト送信の中心周波数とは異なる中心周波数を割り当て、当該割り当てを示す割当リストを生成する割当ステップと、前記割当ステップで生成した前記割当リストを前記マルチキャストで送信させる通知制御ステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
また、本発明は、他の装置とデータの送受信を行う送受信ステップと、前記送受信ステップで受信した問い合わせパケットに対応する肯定応答を送信させる問い合わせ応答部と、前記送受信ステップで受信するマルチキャストパケットの中から、前記肯定応答を送信する際に用いる中心周波数を抽出する周波数抽出ステップと、前記肯定応答を送信する際に用いる中心周波数を前記周波数抽出ステップで抽出した前記中心周波数に設定する周波数設定ステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
また、本発明は、所定の中心周波数かつ帯域幅でマルチキャスト送信するとともに、前記マルチキャスト送信の中心周波数とは異なる中心周波数かつ前記マルチキャスト送信の帯域幅より狭い帯域幅で送信される肯定応答を少なくとも1つは受信する送受信ステップと、問い合わせパケットをブロードキャストで送信させ、前記マルチキャスト送信先の受信端末を発見する発見ステップと、前記発見ステップで発見した前記受信端末の数に応じて、各前記受信端末が前記肯定応答を送信する際に用いる中心周波数を割り当て、かつ少なくとも1台の前記受信端末に対しては前記マルチキャスト送信の中心周波数とは異なる中心周波数を割り当て、当該割り当てを示す割当リストを生成する割当ステップと、前記割当ステップで生成した前記割当リストを前記マルチキャストで送信させる通知制御ステップと、を含むことを特徴とするマルチキャスト送信方法である。
また、本発明は、他の装置とデータの送受信を行う送受信ステップと、前記送受信ステップで受信した問い合わせパケットに対応する肯定応答を送信させる問い合わせ応答部と、前記送受信ステップで受信するマルチキャストパケットの中から、前記肯定応答を送信する際に用いる中心周波数を抽出する周波数抽出ステップと、前記肯定応答を送信する際に用いる中心周波数を前記周波数抽出ステップで抽出した前記中心周波数に設定する周波数設定ステップと、を含むことを特徴とするマルチキャスト受信方法である。
本発明によれば、マルチキャスト時において、リアルタイム性を確保しつつ送達確認を可能にして通信品質の低下を抑制することができる。
本発明の第1の実施の形態におけるマルチキャストシステムの構成を示した概略図である。 本発明の第1の実施の形態におけるマルチキャスト送信端末の構成を示したブロック図である。 本発明の第1の実施の形態におけるマルチキャスト受信端末の構成を示したブロック図である。 本発明の第1の実施の形態におけるマルチキャスト送信端末が、マルチキャストパケットを受信することができるマルチキャスト受信端末を発見する際の動作手順を示したフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態におけるマルチキャスト受信端末が、受信したマルチキャストパケットに対する応答パケットを送信する際の動作手順を示したフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態におけるマルチキャスト送信端末が、マルチキャスト受信端末に対して、ACK信号を送信する際に用いる中心周波数を割り当てる際の動作手順を示したフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態におけるマルチキャスト送信端末が、通信品質検出部を備えている場合の構成を示したブロック図である。 本発明の第1の実施の形態におけるマルチキャスト対応受信機リストを示した概略図である。 本発明の第1の実施の形態において、マルチキャストパケットを送信する際に用いる周波数帯域幅内に、ACK信号を送信する際に用いる中心周波数を割り当てた場合における周波数帯域の概略を示した概略図である。 本発明の第1の実施の形態において、マルチキャストパケットを送信する際に用いる周波数帯域幅外に、ACK信号を送信する際に用いる中心周波数を割り当てた場合における周波数帯域の概略を示した概略図である。 本発明の第1の実施の形態において、ACKタイミングを設定したマルチキャスト対応受信機リストを示した概略図である。 本発明の第1の実施の形態におけるマルチキャスト送信端末が、マルチキャストパケットを送信する際の動作手順を示したフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態におけるマルチキャスト受信端末が、マルチキャスト送信端末から送信されたマルチキャストパケットを受信する際の動作手順を示したフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態において、マルチキャストパケットの送信に用いる周波数と、ACK信号の送信に用いる周波数とが同じ周波数帯域である場合の周波数と時間との関係を示した概略図である。 本発明の第1の実施の形態において、マルチキャストパケットの送信に用いる周波数と、ACK信号の送信に用いる周波数とが異なる周波数帯域である場合の周波数と時間との関係を示した概略図である。 本発明の第2の実施の形態におけるマルチキャスト送信端末の構成を示したブロック図である。 本発明の第2の実施の形態におけるマルチキャスト対応受信機リストを示した概略図である。 本発明の第2の実施の形態において、マルチキャストパケットの送信に用いる周波数と、ACK信号の送信に用いる周波数とが異なる周波数帯域であり、ACK信号の送信に用いる周波数が1つである場合の周波数と時間との関係を示した概略図である。 本発明の第2の実施の形態において、マルチキャストパケットの送信に用いる周波数と、ACK信号の送信に用いる周波数とが異なる周波数帯域であり、ACK信号の送信に用いる周波数が複数である場合の周波数と時間との関係を示した概略図である。 従来知られている送信機が同じマルチキャストパケットを複数回送信する場合において、送信機がマルチキャストパケットを送信するタイミングと受信機がマルチキャストパケットを受信するタイミングとを示したタイミングチャートである。 従来知られている送信機から送信されたマルチキャストパケットに対して、各受信側からACK信号を返す際のデータの流れを示した概略図である。 従来知られている送信機がマルチキャストパケットを送信するタイミングと受信機がACK信号を送信するタイミングとを示した概略図である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図を参照しながら説明する。図1は、本実施形態におけるマルチキャストシステムの構成を示した概略図である。マルチキャストシステム1は、マルチキャスト送信端末10と、複数のマルチキャスト受信端末20とを備えている。マルチキャスト送信端末10は、映像信号を取得し、取得した映像信号を接続先のマルチキャスト受信端末20にマルチキャストで送信する。マルチキャスト受信端末20は、マルチキャスト送信端末10から送信された映像信号を受信し、受信した映像信号に基づいた映像をモニタ等に表示する。なお、マルチキャスト送信端末10とマルチキャスト受信端末20との間の通信経路は無線通信である。
次に、マルチキャスト送信端末10の構成について説明する。図2は、本実施形態におけるマルチキャスト送信端末10の構成を示したブロック図である。図示する例では、マルチキャスト送信端末10は、入力部101と、操作部102と、記憶部103と、送信処理部104と、データ送信部105(送受信部)と、ACK受信部106−1〜106−n(送受信部)と、ACK処理部107と、発見部108と、割当部109と、制御部110と、表示部111とを備える。また、送信処理部104は通知部1041(通知制御部)を備える。なお、本発明を表現するにあたり必須となる構成は、送信処理部104の通知部1041、データ送信部105、ACK受信部106−1〜106−n、発見部108、割当部109である。
入力部101は、マルチキャスト受信端末20に対して送信する映像信号の入力を受け付ける。入力部101は、例えば、他の装置から映像信号の入力を受け付ける。操作部102は、ユーザが操作可能なボタンやレバーを備え、ユーザから指示の入力を受け付ける。記憶部103は、プログラムや各種データを記憶する。
送信処理部104は、制御部110から指定された各設定値に基づいて、送信データをパケット化する。例えば、送信処理部104が生成するパケットには、自身のMACアドレスや、宛先アドレス(ユニキャストの場合は特定受信機のMACアドレス、マルチキャストの場合はグループアドレス、ブロードキャストの場合は不特定アドレス)や、送信データのシーケンス番号や、再送フラグや、送信データの変調速度情報などが含まれる。送信処理部104は、送信処理部104が生成したパケットを適切な送信データサイズに分割した送信パケットを作成する。また、通知部1041は、割当部109が生成したマルチキャスト対応受信機リストを送信パケットのヘッダ部に格納する。マルチキャスト対応受信機リストについては後述する。
データ送信部105は、アンテナや送信アンプ等を含み、送信データの変調、所定の無線周波数に設定してアンテナから電波を放射する高周波部である。データ送信部105は、通知部1041が生成した送信パケットを、設定した無線周波数で送信する。ACK受信部106−1〜106−nは、一度に複数のACK信号(肯定応答メッセージ)を受信可能にするために複数設けられている。各ACK受信部106−1〜106−nは、アンテナや、LNA(Low Noise Amp)や、フィルタなどを備えており、所定の周波数を用いて送信されたACK信号を受信・復調し、受信したACK信号を後段のACK処理部に対して出力する。なお、アンテナはデータ送信部105と共通でもよい。
ACK処理部107は、ACK受信部106−1〜106−nから入力されるACK信号を検出する。また、ACK処理部107は、所定時間内に所望数のACK信号が入力されない場合には、制御部110に対してマルチキャストパケットの再送処理を行うよう指示する。
発見部108は、ビーコン等の制御信号の送受信処理を行い、マルチキャストパケットを受信可能なマルチキャスト受信端末20の発見処理を行う。具体的には、発見部108は、ブロードキャストで問い合わせパケットを送信し、所定時間内にマルチキャストパケットを受信可能なマルチキャスト受信端末20が送信した応答パケットを受信する。そして、発見部108は、受信した応答パケットに基づいてマルチキャストパケットを受信可能なマルチキャスト受信端末20を特定し、このマルチキャスト受信端末20を一意に特定する情報を制御部110に対して出力する。発見部108は、データ送信部105やACK受信部106同様の高周波部を有する。これら高周波部は、データ送信部105やACK受信部106と共通でもよい。
割当部109は、マルチキャスト受信端末20がACK信号を送信する際に用いる中心周波数を割り当て、この割り当てを示すマルチキャスト対応受信機リスト(割当リスト)を生成する。制御部110は、マルチキャスト送信端末10が備える各部の制御を行う。また、制御部110は、発見部108から入力されたマルチキャスト受信端末20を一意に特定する情報に基づいて、マルチキャストパケットを受信可能なマルチキャスト受信端末20のリストを生成し、記憶部103に記憶させる。表示部111は、各種ステータス等を表示する。
次に、マルチキャスト受信端末20の構成について説明する。図3は、本実施形態におけるマルチキャスト受信端末20の構成を示したブロック図である。図示する例では、マルチキャスト受信端末20は、受信部201(送受信部、受信端末送受信部)と、受信処理部202(周波数抽出部)と、ACK処理部203と、ACK送信部204(送受信部、受信端末送受信部)と、応答部205(問い合わせ応答部)と、記憶部206と、操作部207と、出力部208と、制御部209(周波数設定部)と、表示部210とを備える。なお、本発明を表現するにあたり必須となる構成は、受信部201と、受信処理部202と、ACK送信部204と、応答部205と、制御部209である。
受信部201は、アンテナや、LNAや、フィルタ等を備え、マルチキャスト送信端末10から送信された電波を受信する高周波部である。受信処理部202は、受信部201が受信した高周波信号から所定のデータを抽出する。例えば、映像信号のマルチキャストパケットやそのシーケンス番号、ACK信号の指定周波数、誤り訂正結果などを抽出する。ACK処理部203は、ACK信号を生成する。ACK送信部204は、ACK処理部203が生成したACK信号を送信する。
応答部205は、問い合わせパケットに応答する。記憶部206は、プログラムや各種データを記憶する。操作部207は、ユーザが操作可能なボタンやレバーを備え、ユーザから指示の入力を受け付ける。出力部208は、マルチキャスト送信端末10から送信された映像信号を出力する。
制御部209は、マルチキャスト受信端末20が備える各部の制御を行う。具体的には、制御部209は、受信した映像信号のマルチキャストパケットを記憶部206に記憶させる。また、制御部209は、記憶部206に記憶した映像信号のマルチキャストパケットから映像フレームを生成し、出力部208に対して出力する。また、制御部209は、受信処理部202が抽出したデータに基づいて、ACK周波数を指定する。また、制御部209は、誤り訂正できずパケットデータが壊れている場合はACK信号を返さないよう制御する。また、制御部209は、マルチキャスト送信端末10からから送信された問い合わせ信号に対して、マルチキャスト可能であることを示す応答パケットを送信するように応答部205を制御する。表示部210は、各種ステータス等を表示する。
なお、マルチキャスト送信端末10およびマルチキャスト受信端末20が用いる問い合わせパケットや応答パケットの構成は、例えば無線LAN等で用いられている各種電文と同様でよく、本実施形態では説明を割愛する。
次に、マルチキャスト送信端末10が、マルチキャストパケットを受信することができるマルチキャスト受信端末20を発見する際の動作手順について説明する。図4は、本実施形態におけるマルチキャスト送信端末10が、マルチキャストパケットを受信することができるマルチキャスト受信端末20を発見する際の動作手順を示したフローチャートである。
(ステップS101)発見部108は、マルチキャストパケットを受信することができるマルチキャスト受信端末20を検索するため、マルチキャスト可否の問い合わせパケットをブロードキャストで送信する。その後、ステップS102の処理に進む。
(ステップS102)発見部108は、タイマを起動して時間の計測を開始する。その後、ステップS103の処理に進む。
(ステップS103)発見部108は、マルチキャスト受信端末20から送信された応答パケットを受信し、マルチキャストパケットの送信先であるマルチキャスト受信端末20を発見する。具体的には、発見部108は、応答パケットを送信したマルチキャスト受信端末20のアドレスを抽出する。その後、ステップS104の処理に進む。なお、応答パケットは、問い合わせパケットを送信した際に用いた周波数と同じ周波数で返ってくるため、通常のCSMA/CAであり、所定期間は、例えば数秒になることもありえる。発見部108の処理はリアルタイム性の確保は不要であり、確実にマルチキャスト受信端末20を発見することが重要なためである。
(ステップS104)発見部108は、ステップS102の処理で時間の計測を開始してから所定時間以上経過したか否かを判定する。ステップS102の処理で時間の計測を開始してから所定時間以上経過したと発見部108が判定した場合にはステップS105の処理に進み、それ以外の場合にはステップS103の処理に戻る。
(ステップS105)発見部108は、ステップS103の処理で受信した応答パケットが2つ以上であるか否かを判定する。ステップS103の処理で受信した応答パケットは2つ以上であると発見部108が判定した場合にはステップS106の処理に進み、それ以外の場合にはステップS107の処理に進む。
(ステップS106)割当部109は、ステップS103の処理で発見部108が発見したマルチキャスト受信端末20のリストであるマルチキャスト対応受信機リストを作成し、記憶部103に記憶させる。その後、処理を終了する。
(ステップS107)割当部109は、ユニキャスト設定を行う。その後、処理を終了する。
次に、マルチキャスト受信端末20が、受信したマルチキャストパケットに対する応答パケットを送信する際の動作手順について説明する。図5は、本実施形態におけるマルチキャスト受信端末20が、受信したマルチキャストパケットに対する応答パケットを送信する際の動作手順を示したフローチャートである。
(ステップS201)応答部205は、マルチキャストパケット可否問い合わせパケットの受信待ちを行い、マルチキャスト送信端末10から問い合わせパケットが送信された場合には受信する。その後、ステップS202の処理に進む。
(ステップS202)応答部205は、ステップS201の処理で問い合わせパケットを受信したか否かを判定する。ステップS201の処理で問い合わせパケットを受信したと応答部205が判定した場合にはステップS203の処理に進み、それ以外の場合にはステップS201の処理に戻る。
(ステップS203)応答部205は、他の機器が無線出力しているか否かを判定する。他の機器が無線出力していると応答部205が判定した場合にはステップS204の処理に進み、それ以外の場合にはステップS205の処理に進む。
(ステップS204)応答部205は、一定時間待機する。その後、ステップS203の処理に戻る。
(ステップS205)応答部205は、自装置がマルチキャストに対応している場合には、マルチキャスト対応フラグを立てた応答パケットを生成する。続いて、応答部205は、生成した応答パケットを、問い合わせパケットを送信したマルチキャスト送信端末10に対して送信する。このとき、応答部205は、他の機器が無線出力したパケットと衝突しないように、CSMA/CAなどの衝突回避手段を用いて応答パケットを送信する。なお、応答時において、自装置で使用可能なACK信号の周波数を通知してもよい。
次に、マルチキャスト送信端末10が、マルチキャスト受信端末20に対して、ACK信号を送信する際に用いる中心周波数を割り当てる際の動作手順について説明する。図6は、本実施形態におけるマルチキャスト送信端末10が、マルチキャスト受信端末20に対して、ACK信号を送信する際に用いる中心周波数を割り当てる際の動作手順を示したフローチャートである。本実施形態では、少なくとも1台のマルチキャスト受信端末20に対してはマルチキャストパケットの送信に用いる中心周波数とは異なる中心周波数を割り当てる。なお、図示する動作手順は、一例として、マルチキャストパケットを送信する際に用いる周波数帯域幅内に、ACK信号を送信する際に用いる中心周波数を割り当てる手順を示している。
(ステップS301)割当部109は、記憶部103が記憶しているマルチキャスト対応受信機リストに含まれているマルチキャスト受信端末20の台数Nを抽出する。その後、ステップS302の処理に進む。
(ステップS302)割当部109は、制御部110からマルチキャストパケットを送信する際に用いる周波数帯域幅BM_MDを読み出す。その後、ステップS303の処理に進む。なお、マルチキャストパケットを送信する際に用いる周波数帯域幅BM_MDは、通信方法によって一意に規定されている。
(ステップS303)割当部109は、制御部110からACK信号を送信する際に用いることができる周波数帯域幅BW_Aを読み出す。その後、ステップS304の処理に進む。なお、ACK信号を送信する際に用いることができる周波数帯域幅BW_Aは、通信方法によって一意に規定されている。
(ステップS304)割当部109は、ACK信号の送信に用いる周波数(ACK周波数)として割当可能な周波数帯幅BW_Alloを算出する。その後、ステップS305の処理に進む。割当部109は、例えば(1)式を用いてACK周波数として割当可能な周波数帯幅BW_Alloを算出する。
BW_Allo=BW_MD/N ・・・(1)式
(ステップS305)割当部109は、BW_AlloがBW_A以上であるか否かを判定する。BW_AlloはBW_A以上であると割当部109が判定した場合にはステップS306の処理に進み、それ以外の場合にはステップS308の処理に進む。
(ステップS306)割当部109は、BW_AlloがBW_A以上であるため、ACK周波数の割り当てが可能と判断し、BW_MD内でACK周波数を割り当てる。一例として、ACK周波数をBW_MDの低い周波数側(BW_MD(min)から設定していく場合、ACK周波数ACK_freqは(2)式となる。なお、nはマルチキャスト対応受信機リストの何番目かを示す。
ACK_freq=BW_MD(min)+n*(BW_Allo/2) ・・・(2)式
なお、ACK_freqは、BW_MDの範囲内でランダムに設定するようにしてもよい。さらに、周波数間隔をあけて設定してもよい。これにより、ACK信号同士の周波数干渉(隣接チャネル干渉)を回避することができる。周波数間隔を空ける場合は、例えば少なくともBW_Allo分は離間させることや、サブキャリア1つ分離間させることなどが考えられる。
(ステップS307)割当部109は、ステップS306の処理で割り当てたACK周波数に基づいて、記憶部103が記憶しているマルチキャスト対応受信機リストを更新する。その後、処理を終了する。
(ステップS308)割当部109は、BW_AlloがBW_A未満であるため、ACK周波数の割り当てが不可能と判断し、受信可能台数オーバーをユーザに対して報知する。その後、処理を終了する。
上述した例では、マルチキャストパケットを送信する際に用いる周波数帯域幅内に、ACK信号を送信する際に用いる中心周波数を割り当てているが、これに限らない。例えば、ACK周波数をBW_MD以外に設定するようにしてもよい。この場合には、ステップS304の処理において、BW_Alloの計算時に、BW_MDの代わりに、当該通信に許可されている周波数帯域(BW_ALL)を用いる。また、当該通信に許可されている周波数帯域BW_ALLの中で、通信品質検出部によってACK信号を受信することが可能なS/Nである周波数を割り当てるようにしてもよい。
図7は、本実施形態におけるマルチキャスト送信端末が、通信品質検出部を備えている場合の構成を示したブロック図である。図示する例では、マルチキャスト送信端末100は、入力部101と、操作部102と、記憶部103と、送信処理部104と、データ送信部105と、ACK受信部106−1〜106−nと、ACK処理部107と、発見部108と、割当部109と、制御部110と、表示部111と、通信品質検出部112とを備える。また、送信処理部104は通知部1041を備える。
入力部101と、操作部102と、記憶部103と、送信処理部104と、データ送信部105と、ACK受信部106−1〜106−nと、ACK処理部107と、発見部108と、割当部109と、制御部110と、表示部111と、通知部1041とは、図2に示した各部と同様である。
通信品質検出部112は、ACK信号を受信可能な周波数であるか否かを判定する。例えば、通信品質検出部112は、所定の周波数において数秒間RSSI値を測定し、その測定平均値がACK受信部106−1〜106−nの最小受信感度より大きければACK信号を受信することが可能な周波数と判定する。なお、この判定の中で、マルチキャストパケットの送受信には適さないS/Nであっても、ACK信号の受信さえ可能であれば、ACK信号を受信することが可能であると判定してもよい。このように、マルチキャストパケットの送受信には適さないがACK信号を受信することが可能な周波数をACK周波数に設定することで、周波数を有効活用することができる。
次に、マルチキャスト対応受信機リストについて説明する。図8は、本実施形態におけるマルチキャスト対応受信機リストを示した概略図である。マルチキャスト対応受信機リストは「Rx No」と、「Addr」と、「ACK freq」とのデータ項目を有しており、各データ項目のデータを行毎に関連付けて記憶する。すなわち、各マルチキャスト受信端末20のMACアドレスと、各マルチキャスト受信端末20に割り当てたACK周波数とが1対1で対応付けられている。
データ項目「Rx No」は、発見部108が発見したマルチキャスト受信端末20の番号を記憶する。データ項目「Addr」は、「Rx No」で一意に特定されるマルチキャスト受信端末20のMACアドレスを記憶する。データ項目「ACK freq」は、「Rx No」で一意に特定されるマルチキャスト受信端末20に割り当てたACK周波数を記憶する。
図示する例では、行801のデータ項目「Rx No」に記憶されている値が「1」であり、データ項目「Addr」に記憶されている値が「Addr_1」であり、データ項目「ACK freq」に記憶されている値が「f_1」である。これは、Rx No「1」で一意に特定されるマルチキャスト受信端末20のMACアドレスが「Addr_1」であり、割り当てられたACK周波数が「f_1」であることを示している。なお、他の行については図示するとおりである。
なお、マルチキャスト対応受信機リストに記憶されているACK周波数は、マルチキャスト対応受信機リストの生成時に設定してもよく、後述するマルチキャストパケットの送信直前に設定してもよい。
次に、マルチキャストパケットを送信する周波数と、ACK信号を送信する周波数との概略イメージについて説明する。図9は、本実施形態において、マルチキャストパケットを送信する際に用いる周波数帯域幅内に、ACK信号を送信する際に用いる中心周波数を割り当てた場合における周波数帯域の概略を示した概略図である。図示する例では、マルチキャストパケットを送信する帯域幅901内に、ACK信号を送信する際に用いる中心周波数ACK_f1〜ACK_fnが割り当てられている。マルチキャストパケットはデータ量が多いため帯域幅が広い。一方ACK信号はデータ量が少ないため帯域幅が狭い。そのため、マルチキャストパケットを送信する際に用いる周波数帯域幅は、必ずACK信号を送信する際に用いる周波数帯域幅よりも広い。
図10は、本実施形態において、マルチキャストパケットを送信する際に用いる周波数帯域幅外に、ACK信号を送信する際に用いる中心周波数を割り当てた場合における周波数帯域の概略を示した概略図である。図示する例では、マルチキャストパケットを送信する帯域幅1001外に、ACK信号を送信する際に用いる中心周波数ACK_f1〜ACK_f3が割り当てられている。
また、マルチキャスト受信端末20の数が多くなるとACK信号の送信に用いる周波数が増えるが、使える周波数は有限である。そのため、周波数利用制限の観点から、マルチキャスト受信端末20の台数を制限するようにしてもよい。例えば、割当部109がマルチキャスト対応受信機リストを作成後、制御部110は、このマルチキャスト対応受信機リストに含まれているマルチキャスト受信端末20の台数が所定の台数以下であるか否か判定し、所定台数を超える場合については、表示部111にユーザに対する報知を表示するようにしてもよい。
また、所定台数を超える場合、マルチキャスト対応受信機リストにACKタイミングを設定するようにしてもよい。なお、ACKタイミングの設定は割当部109が行う。以下、割当部109によるACKタイミングの設定条件と設定方法について説明する。割当部109は、マルチキャスト受信端末20に割り当て可能なACK周波数の空きが無いと判定した場合、ACK周波数が割り当てられていないマルチキャスト受信端末20のACKタイミングを、ACK周波数が割り当てられているマルチキャスト受信端末20より遅いタイミング(例えば、SIFS+ACK送信時間分の間隔が開いたタイミング)に設定する。
図11は、本実施形態において、ACKタイミングを設定したマルチキャスト対応受信機リストを示した概略図である。ACKタイミングを設定したマルチキャスト対応受信機リストは「Rx No」と、「Addr」と、「ACK freq」と、「ACK Timing」とのデータ項目を有しており、各データ項目のデータを行毎に関連付けて記憶する。
データ項目「Rx No」と、データ項目「Addr」と、データ項目「ACK freq」とは、図8に示した各データ項目と同様である。データ項目「ACK Timing」は、「Rx No」で一意に特定されるマルチキャスト受信端末20がACK信号を送信するタイミングを記憶する。
図示する例では、行1101のデータ項目「Rx No」に記憶されている値が「1」であり、データ項目「Addr」に記憶されている値が「Addr_1」であり、データ項目「ACK freq」に記憶されている値が「f_1」であり、データ項目「ACK Timing」に記憶されている値が「t1」である。これは、Rx No「1」で一意に特定されるマルチキャスト受信端末20のMACアドレスが「Addr_1」であり、割り当てられたACK周波数が「f_1」であり、設定されたACK信号の送信タイミングが「t1」であることを示している。
また、行1104のデータ項目「Rx No」に記憶されている値が「n」であり、データ項目「Addr」に記憶されている値が「Addr_n」であり、データ項目「ACK freq」に記憶されている値が「f_n」であり、データ項目「ACK Timing」に記憶されている値が「t2」である。これは、Rx No「n」で一意に特定されるマルチキャスト受信端末20のMACアドレスが「Addr_n」であり、割り当てられたACK周波数が「f_n」であり、設定されたACK信号の送信タイミングが「t2」であることを示している。なお、他の行については図示するとおりである。
図11に示す例は、割当部109は、MACアドレスが「Addr_n」であるマルチキャスト受信端末20に割り当て可能なACK周波数の空きが無いと判定したため、ACK周波数が割当てられていないMACアドレスが「Addr_n」であるマルチキャスト受信端末20がACK信号を送信するタイミングを、t1の次のタイミング(例えばSIFS間隔開いたタイミング)であるt2と設定した例である。
次に、マルチキャスト送信端末10が、マルチキャストパケットを送信する際の動作手順について説明する。図12は、本実施形態におけるマルチキャスト送信端末10が、マルチキャストパケットを送信する際の動作手順を示したフローチャートである。
(ステップS401)割当部109は、記憶部103が記憶しているマルチキャスト対応受信機リストを読み出す。その後、ステップS402の処理に進む。
(ステップS402)割当部109は、ステップS401の処理で読み出したマルチキャスト対応受信機リストに記憶されているマルチキャスト受信端末20に対して、ACK周波数を割り当て、マルチキャスト対応受信機リストを更新する。続いて、通知部1041は、マルチキャスト対応受信機リストを送信パケットヘッダに格納する。その後、ステップS403の処理に進む。なお、マルチキャスト受信端末20にACK周波数を割り当てる方法は図6に示した方法など幾つかあり、代表的な例を下記に示す。
・ACK周波数の割り当ては、マルチキャストパケットを送信する際に用いる周波数帯域内の周波数とする(図9参照)。
・ACK周波数の割り当ては、マルチキャストパケットを送信する際に用いるサブキャリアの周波数とする(図9参照)。
・ACK周波数の割り当ては、マルチキャストパケットを送信する際に用いる周波数帯域外の周波数とする(図10参照)。
・マルチキャスト受信端末20の台数が少ない場合は、割り当てるACK周波数同士の周波数間隔を広くとる(図9、図10のf1〜f3の間隔を広げる)。
・通信品質検出部112を設け、得られた通信品質の中で、ACK通信可能であるがマルチキャスト送信には適さない周波数をACK周波数に割り当てる。所定周波数帯の通信品質の良し悪しは、受信電波強度(RSSI)を一定期間測定し、他機器で使用している頻度やノイズレベルで判定することができる。
(ステップS403)送信処理部104は、マルチキャストパケットを送信する際に用いる周波数を設定する。その後、ステップS404の処理に進む。
(ステップS404)制御部110は、記憶部103からマルチキャストで送信するデータ(例えば映像データ)を読み出す。その後、ステップS405の処理に進む。
(ステップS405)制御部110は、再送期間を指定するため、再送タイマを起動する。その後、ステップS406の処理に進む。なお、再送期間は、マルチキャストパケットの再送が発生してもリアルタイム性が確保できる時間のことである。
例えば、1秒間に60フレームの映像伝送を行う場合、1フレームあたりの時間は約16msであるため、再送処理含め、この時間に収まる必要がある。1フレームを構成するパケット数がN個とすると、16ms/Nが1パケットあたり許容可能な送信時間となる。たとえば4パケットで1フレームを構成するのであれば、1パケットあたりの許容時間は、4msとなる。1パケットのデータ送信時間が例えば200μs、SIFSが20μs、ACK信号受信時間が30μsであれば、16回再送できることになる。なお、マルチキャスト受信端末20が増えて、ACKタイミングがt1だけでなくt2,t3となる場合は、再送回数は少なくなる。
(ステップS406)通知部1041は、ステップS404の処理で読み出したデータからマルチキャストパケットを生成する。なお、通知部1041が生成するマルチキャストパケットの送信パケットヘッダには、ステップS402の処理で格納したマルチキャスト対応受信機リストが含まれている。また、通知部1041は、生成したマルチキャストパケットを、データ送信部105を介して、ステップS403の処理で設定した周波数でマルチキャスト送信する。その後、ステップS407の処理に進む。
(ステップS407)制御部110は、データ送信部105がマルチキャストパケットを送信した後、一定期間内にACK応答を受信するため、ACKタイマを起動する。その後、ステップS408の処理に進む。なお、タイマ期間としては、再送タイマよりも短く、例えば無線LANと同様のSIFS期間とする。
(ステップS408)各ACK受信部106−1〜106−nは、PLL(図示しない)を調整して、ステップS402の処理で各マルチキャスト受信端末20に割り当てられたACK周波数で送信されるACK信号を受信できるように設定する。また、各ACK受信部106−1〜106−nは、各マルチキャスト受信端末20から送信されたACK信号を受信した場合、受信したACK信号をACK処理部107に対して出力する。その後、ステップS409の処理に進む。
(ステップS409)制御部110は、ステップS407の処理でACKタイマを起動してから所定時間が経過したか否かを判定する。ステップS407の処理でACKタイマを起動してから所定時間が経過したと制御部110が判定した場合にはステップS410の処理に進み、それ以外の場合にはステップS408の処理に戻る。
(ステップS410)制御部110は、ステップS402の処理でACK周波数を割り当てた全てのマルチキャスト受信端末20からACK信号を受信したか否かを判定する。ステップS402の処理でACK周波数を割り当てた全てのマルチキャスト受信端末20からACK信号を受信したと制御部110が判定した場合にはステップS416の処理に進み、それ以外の場合にはステップS411の処理に進む。
(ステップS411)制御部110は、ステップS405の処理で再送タイマを起動してから所定時間が経過していない、すなわち再送時間内であるか否かを判定する。再送時間内であると制御部110が判定した場合にはステップS412の処理に進み、それ以外の場合にはステップS416の処理に進む。
(ステップS412)制御部110は、ステップS402の処理でACK周波数を割り当てたマルチキャスト受信端末20のうち、ACK信号を受信していないマルチキャスト受信端末20が2台以上であるか否かを判定する。ステップS402の処理でACK周波数を割り当てたマルチキャスト受信端末20のうち、ACK信号を受信していないマルチキャスト受信端末20は2台以上であると制御部110が判定した場合にはステップS417の処理に進み、それ以外の場合にはステップS413の処理に進む。
(ステップS413)制御部110は、マルチキャスト対応受信機リストから、ACK信号を受信していないマルチキャスト受信端末20のMACアドレスを読み出し、再送先に設定する。その後、ステップS414の処理に進む。
(ステップS414)通知部1041は、ステップS413の処理で設定した再送先に対して、ステップS406の処理で送信したマルチキャストパケットを、データ送信部105を介して、ステップS403の処理で設定した周波数でユニキャスト送信する。その後、ステップS415の処理に進む。
(ステップS415)制御部110は、ステップS414の処理でユニキャストパケットの送信先であるマルチキャスト受信端末20からACK信号を受信したか否かを判定する。ステップS414の処理でユニキャストパケットの送信先であるマルチキャスト受信端末20からACK信号を受信したと制御部110が判定した場合にはステップS416の処理に進み、それ以外の場合にはステップS411の処理に戻る。
(ステップS416)制御部110は、再送タイマをクリアする。その後、ステップS404の処理に戻る。
(ステップS417)通知部1041は、マルチキャストパケットのヘッダ部にある再送フラグを立てる。その後、ステップS406の処理に戻る。
上述した処理によれば、マルチキャスト送信端末10は、ACKタイマ期間内にマルチキャスト対応受信機リストに含まれる全てのマルチキャスト受信端末20からACK信号を受信した場合、再送タイマをクリアするとともに、次のマルチキャストパケットの送信処理を開始する。また、マルチキャスト送信端末10は、ACKタイマ期間内にマルチキャスト対応受信機リストに含まれるマルチキャスト受信端末20のうち、2台以上からACK信号を受信していない場合、再送フラグを立ててマルチキャストパケットの再送を行う。また、マルチキャスト送信端末10は、ACKタイマ期間内にマルチキャスト対応受信機リストに含まれるマルチキャスト受信端末20のうち、1台からACK信号を受信していない場合、そのマルチキャスト受信端末20に対してユニキャストで再送を行う。これにより、マルチキャスト受信端末20側での無駄な処理を回避する。
なお、ACKタイマ期間内にマルチキャスト対応受信機リストに含まれるマルチキャスト受信端末20のうち、1台からACK信号を受信していない場合においても、再送フラグを立ててマルチキャストパケットの再送を行うようにしてもよい。また、ACKタイマ期間内にマルチキャスト対応受信機リストに含まれるマルチキャスト受信端末20のうち、2台以上からACK信号を受信していない場合、マルチキャスト送信端末10の通知部1041は、ACK信号を受信していないマルチキャスト受信端末20のみに対してユニキャストパケットを再送するようにしてもよい。
次に、マルチキャスト受信端末20が、マルチキャスト送信端末10から送信されたマルチキャストパケットを受信する際の動作手順について説明する。図13は、本実施形態におけるマルチキャスト受信端末20が、マルチキャスト送信端末10から送信されたマルチキャストパケットを受信する際の動作手順を示したフローチャートである。
(ステップS501)制御部209は、マルチキャスト送信端末10から送信されたマルチキャストパケットを受信部201が受信したか否かを判定する。マルチキャスト送信端末10から送信されたマルチキャストパケットを受信部201が受信したと制御部209が判定した場合にはステップS502の処理に進み、それ以外の場合にはステップS501の処理を再度実行する。
(ステップS502)受信処理部202は、ステップS501の処理で受信部201が受信したマルチキャストパケットのヘッダ部に格納されているマルチキャスト対応受信機リストを取得する。続いて、受信処理部202は、取得したマルチキャスト対応受信機リストから、自装置に割り当てられたACK周波数を抽出する。その後、ステップS503の処理に進む。
(ステップS503)受信処理部202は、ステップS501の処理で受信部201が受信したマルチキャストパケットのデータが正しいデータであるか否かを判定する。ステップS501の処理で受信部201が受信したマルチキャストパケットのデータが正しいデータであると受信処理部202が判定した場合にはステップS507の処理に進み、それ以外の場合にはステップS504の処理に進む。
(ステップS504)制御部209は、マルチキャスト送信端末10から再送信されたマルチキャストパケットを受信部201が受信したか否かを判定する。マルチキャスト送信端末10から再送信されたマルチキャストパケットを受信部201が正常受信したと制御部209が判定した場合にはステップS507の処理に進み、それ以外の場合にはステップS505の処理に進む。
(ステップS505)制御部209は、再送タイマ時間内であるか否かを判定する。再送タイマ時間内であると制御部209が判定した場合にはステップS503の処理に戻り、それ以外の場合にはステップS506の処理に進む。
(ステップS506)受信処理部202は、ステップS501の処理で受信部201が受信したマルチキャストパケットのデータをクリアする。その後、ステップS501の処理に戻る。
(ステップS507)ACK処理部203は、ACK送信部204がACK信号を送信する際に用いる周波数を、ステップS502の処理で受信処理部202が抽出した、自装置に割り当てられたACK周波数に設定する。その後、ステップS508の処理に進む。
(ステップS508)ACK処理部203は、ACKパケットを生成し、ACK送信部204を介してマルチキャスト送信端末10に対して送信する。その後、ステップS501の処理に戻る。なお、所定データの受信が完了すると、制御部209は、受信した所定データを出力部208に出力する。
上述したとおり、本実施形態によれば、発見部108は、マルチキャストでデータを送信する先のマルチキャスト受信端末20を発見する。また、割当部109は、各マルチキャスト受信端末20に対して、発見部108が発見したマルチキャスト受信端末20の数に応じてACK信号を送信する際に用いる中心周波数を割り当て、かつ少なくとも1台のマルチキャスト受信端末20に対してはマルチキャスト送信の中心周波数とは異なる中心周波数を割り当て、当該割り当てを示すマルチキャスト対応受信機リストを生成する。また、通知部1041は、データ送信部105を制御し、割当部109が生成したマルチキャスト対応受信機リストを、マルチキャストで、各マルチキャスト受信端末20に対して送信する。これにより、マルチキャスト送信端末10は、各マルチキャスト受信端末20に対してACK信号の送信に用いる周波数を割り当てることができ、さらに各マルチキャスト受信端末20に対して通知することができる。
また、本実施形態によれば、受信処理部202は、受信部201が受信したマルチキャストパケットの中から、マルチキャスト対応受信機リストを取得し、自装置に割り当てられたACK信号を送信する際に用いる中心周波数を抽出する。また、ACK処理部203は、ACK送信部204がACK信号を送信する際に用いる中心周波数を、自装置に割り当てられたACK信号を送信する際に用いる中心周波数に設定する。また、ACK送信部204は、ACK処理部203が設定した中心周波数を用いて、マルチキャスト送信端末10に対してACK信号を送信する。
これにより、本実施形態におけるマルチキャスト送信端末10とマルチキャスト受信端末20とは、ACK信号を異なる周波数で一度に送受信することができるため、ACK信号の送受信に必要な時間を短縮することができる。このため、リアルタイム性を確保しながらマルチキャストパケットの送達確認ができ、マルチキャストパケットが正常に送受信できなかった場合には再送することが可能となるため、通信品質の低下を抑制することができる。
図14は、本実施形態において、マルチキャストパケットの送信に用いる周波数と、ACK信号の送信に用いる周波数とが同じ周波数帯域である場合の、周波数と時間との関係を示した概略図である。図中の横軸は周波数を示し、縦軸は時間を示している。図示する例は、マルチキャスト送信端末10がマルチキャストパケットの送信に用いる中心周波数はf1である。また、マルチキャスト受信端末20−1〜20−4がACK信号の送信に用いる中心周波数はf1_1〜f1_4である。なお、マルチキャスト受信端末20−1〜20−4がACK信号の送信に用いる中心周波数f1_1〜f1_4は、マルチキャストパケットの送信に用いる周波数帯域に含まれている。
図示する例では、マルチキャスト送信端末10は、中心周波数f1を用いて、時間t1にマルチキャストパケットData1を送信している。また、マルチキャスト受信端末20−1は、マルチキャストパケットData1を正常に受信したため、中心周波数f1_1を用いて、時間ta1にACK_A1を送信している。また、マルチキャスト受信端末20−2は、マルチキャストパケットData1を正常に受信したため、中心周波数f1_2を用いて、時間ta1にACK_A2を送信している。また、マルチキャスト受信端末20−3は、マルチキャストパケットData1を正常に受信したため、中心周波数f1_3を用いて、時間ta1にACK_A3を送信している。また、マルチキャスト受信端末20−4は、マルチキャストパケットData1を正常に受信したため、中心周波数f1_4を用いて、時間ta1にACK_A4を送信している。
これにより、マルチキャスト送信端末10は、マルチキャスト受信端末20−1〜20−4にマルチキャストパケットData1が正常に届いたことを判定することができる。また、マルチキャスト送信端末10は、マルチキャスト受信端末20−1〜20−4にマルチキャストパケットData1が正常に届いたため、中心周波数f1_1を用いて、時間t2にマルチキャストパケットData2を送信している。
マルチキャスト受信端末20−1は、マルチキャストパケットData2を正常に受信したため、中心周波数f1_1を用いて、時間ta2にACK_A1を送信している。また、マルチキャスト受信端末20−2は、マルチキャストパケットData2を正常に受信したため、中心周波数f1_2を用いて、時間ta2にACK_A2を送信している。また、マルチキャスト受信端末20−4は、マルチキャストパケットData2を正常に受信したため、中心周波数f1_4を用いて、時間ta2にACK_A4を送信している。しかしながら、マルチキャスト受信端末20−3は、マルチキャストパケットData2を正常に受信していないため、時間ta2にACK_A3を送信していない。
これにより、マルチキャスト送信端末10は、マルチキャスト受信端末20−1,20−2,20−4にマルチキャストパケットData2が正常に届き、マルチキャスト受信端末20−3にマルチキャストパケットData2が正常に届いていないことを判定することができる。また、マルチキャスト送信端末10は、マルチキャスト受信端末20−3にマルチキャストパケットData2が正常に届いていないため、中心周波数f1_1を用いて、マルチキャスト受信端末20−3に対して、時間t2’にマルチキャストパケットData2’を送信している。
マルチキャスト受信端末20−3は、マルチキャストパケットData2’を正常に受信したため、中心周波数f1_3を用いて、時間ta2’にACK_A3を送信している。これにより、マルチキャスト送信端末10は、マルチキャスト受信端末20−3にマルチキャストパケットData2’が正常に届いたことを判定することができる。
図15は、本実施形態において、マルチキャストパケットの送信に用いる周波数と、ACK信号の送信に用いる周波数とが異なる周波数帯域である場合の、周波数と時間との関係を示した概略図である。図中の横軸は周波数を示し、縦軸は時間を示している。図示する例は、マルチキャスト送信端末10がマルチキャストパケットの送信に用いる中心周波数はf1である。また、マルチキャスト受信端末20−1〜20−4がACK信号の送信に用いる中心周波数はf1_1〜f1_4である。なお、マルチキャスト受信端末20−1〜20−4がACK信号の送信に用いる中心周波数f1_1〜f1_4は、マルチキャストパケットの送信に用いる周波数帯域には含まれていない。
図示する例では、マルチキャスト送信端末10は、中心周波数f1を用いて、時間t1にマルチキャストパケットData1を送信している。また、マルチキャスト受信端末20−1は、マルチキャストパケットData1を正常に受信したため、中心周波数f1_1を用いて、時間ta1にACK_A1を送信している。また、マルチキャスト受信端末20−2は、マルチキャストパケットData1を正常に受信したため、中心周波数f1_2を用いて、時間ta1にACK_A2を送信している。また、マルチキャスト受信端末20−3は、マルチキャストパケットData1を正常に受信したため、中心周波数f1_3を用いて、時間ta1にACK_A3を送信している。また、マルチキャスト受信端末20−4は、マルチキャストパケットData1を正常に受信したため、中心周波数f1_4を用いて、時間ta1にACK_A4を送信している。なお、時間t2,ta2については図示する通りである。
図14,15に示したように、マルチキャスト送信端末10とマルチキャスト受信端末20とは、リアルタイム性を確保しながらマルチキャストパケットの送達確認ができ、マルチキャストパケットが正常に送受信できなかった場合には再送することが可能となるため、通信品質の低下を抑制することができる。なお、図15に示した例では、マルチキャストパケットの送信に用いる周波数と、ACK信号の送信に用いる周波数とが異なる周波数帯域であるため、マルチキャスト送信端末10が送信するマルチキャストパケットの送信間隔を詰めてもよい。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態におけるマルチキャスト受信端末20の構成は、第1の実施形態におけるマルチキャスト受信端末20の構成と同様である。
図16は、本実施形態におけるマルチキャスト送信端末30の構成を示したブロック図である。図示する例では、マルチキャスト送信端末30は、入力部101と、操作部102と、記憶部103と、送信処理部104と、データ送信部105と、ACK受信部106と、ACK処理部107と、発見部108と、割当部109と、制御部110と、表示部111とを備える。また、送信処理部104は通知部1041を備える。なお、マルチキャスト送信端末30が備える各部は、第1の実施形態におけるマルチキャスト送信端末10が備える各部と同様である。
本実施形態におけるマルチキャスト送信端末30と、第1の実施形態におけるマルチキャスト送信端末10とで異なる点は、本実施形態におけるマルチキャスト送信端末30は、ACK受信部106を1つだけ備えている。ACK処理部108はFFT処理を行う。そのため、複数の周波数から同時にACK受信しても、FFT処理によって、各周波数のACK信号を分離できる。また、マルチキャスト対応受信機リストに、ACK送信タイミングのデータ項目を設ける。なお、マルチキャスト送信端末30とマルチキャスト受信端末20との動作は、ACK信号の送受信タイミング以外、第1の実施形態におけるマルチキャスト送信端末10とマルチキャスト受信端末20との動作と同様である。
以下、本実施形態におけるマルチキャスト送信端末30とマルチキャスト受信端末20とのACK信号の送受信タイミングについて説明する。図17は、本実施形態におけるマルチキャスト対応受信機リストを示した概略図である。マルチキャスト対応受信機リストは「Rx No」と、「Addr」と、「ACK freq」と、「ACK Timing」とのデータ項目を有しており、各データ項目のデータを行毎に関連付けて記憶する。各データ項目は、第1の実施形態におけるデータ項目と同様である。
図示する例では、行1701のデータ項目「Rx No」に記憶されている値が「1」であり、データ項目「Addr」に記憶されている値が「Addr_1」であり、データ項目「ACK freq」に記憶されている値が「f_2」であり、データ項目「ACK Timing」に記憶されている値が「t1」である。これは、Rx No「1」で一意に特定されるマルチキャスト受信端末20のMACアドレスが「Addr_1」であり、割り当てられたACK周波数が「f_2」であり、設定されたACK信号の送信タイミングが「t1」であることを示している。
また、行1102のデータ項目「Rx No」に記憶されている値が「2」であり、データ項目「Addr」に記憶されている値が「Addr_2」であり、データ項目「ACK freq」に記憶されている値が「f_2」であり、データ項目「ACK Timing」に記憶されている値が「t2」である。これは、Rx No「2」で一意に特定されるマルチキャスト受信端末20のMACアドレスが「Addr_2」であり、割り当てられたACK周波数が「f_2」であり、設定されたACK信号の送信タイミングが「t2」であることを示している。なお、他の行については図示するとおりである。
図18は、本実施形態において、マルチキャストパケットの送信に用いる周波数と、ACK信号の送信に用いる周波数とが異なる周波数帯域であり、ACK信号の送信に用いる周波数が1つである場合の、周波数と時間との関係を示した概略図である。図中の横軸は周波数を示し、縦軸は時間を示している。図示する例は、マルチキャスト送信端末30がマルチキャストパケットの送信に用いる中心周波数はf1である。また、マルチキャスト受信端末20−1〜20−4がACK信号の送信に用いる中心周波数はf2である。なお、マルチキャスト受信端末20−1〜20−4がACK信号の送信に用いる中心周波数f2は、マルチキャストパケットの送信に用いる周波数帯域に含まれていない。
マルチキャスト送信端末30は、中心周波数f1を用いて、時間t_1にマルチキャストパケットData1を送信している。また、マルチキャスト送信端末30は、中心周波数f1を用いて、時間t_2にマルチキャストパケットData2を送信している。
マルチキャスト受信端末20−1は、マルチキャストパケットData1を正常に受信したため、中心周波数f2を用いて、時間ta_1に含まれる時間t1にACK_A1を送信している。なお、時間ta_1は時間t_2に含まれる。また、マルチキャスト受信端末20−2は、マルチキャストパケットData1を正常に受信したため、中心周波数f2を用いて、時間ta_1に含まれる時間t2にACK_A2を送信している。また、マルチキャスト受信端末20−3は、マルチキャストパケットData1を正常に受信したため、中心周波数f2を用いて、時間ta_1に含まれる時間t3にACK_A3を送信している。また、マルチキャスト受信端末20−4は、マルチキャストパケットData1を正常に受信したため、中心周波数f2を用いて、時間ta_1に含まれる時間t4にACK_A4を送信している。
これにより、マルチキャスト送信端末30は、マルチキャスト受信端末20−1〜20−4にマルチキャストパケットData1が正常に届いたことを判定することができる。また、マルチキャスト送信端末30は、マルチキャスト受信端末20−1〜20−4にマルチキャストパケットData1が正常に届いたため、マルチキャストパケットData1の再送を行わず、時間t_3にマルチキャストパケットData3を送信している。
マルチキャスト受信端末20−1は、マルチキャストパケットData2を正常に受信したため、中心周波数f2を用いて、時間ta_2に含まれる時間t1にACK_A1を送信している。なお、時間ta_2は時間t_3に含まれる。また、マルチキャスト受信端末20−3は、マルチキャストパケットData2を正常に受信したため、中心周波数f2を用いて、時間ta_2に含まれる時間t3にACK_A3を送信している。また、マルチキャスト受信端末20−4は、マルチキャストパケットData2を正常に受信したため、中心周波数f2を用いて、時間ta_2に含まれる時間t4にACK_A4を送信している。しかしながら、マルチキャスト受信端末20−2は、マルチキャストパケットData2を正常に受信していないため、時間ta_2に含まれる時間t2にACK_A2を送信していない。
これにより、マルチキャスト送信端末30は、マルチキャスト受信端末20−1,20−3,20−4にマルチキャストパケットData2が正常に届き、マルチキャスト受信端末20−2にマルチキャストパケットData2が正常に届いていないことを判定することができる。また、マルチキャスト送信端末30は、マルチキャスト受信端末20−2にマルチキャストパケットData2が正常に届いていないため、中心周波数f1を用いて、マルチキャスト受信端末20−2に対して、時間t_2’にマルチキャストパケットData2’を送信している。
マルチキャスト受信端末20−2は、マルチキャストパケットData2’を正常に受信したため、中心周波数f2を用いて、時間ta_2’にACK_A2を送信している。これにより、マルチキャスト送信端末30は、マルチキャスト受信端末20−2にマルチキャストパケットData2’が正常に届いたことを判定することができる。
上述したように、本実施形態によれば、マルチキャストパケットとACK信号のそれぞれを連続送信・受信できるため、リアルタイム性を確保しながら通信品質の低下を抑制し、且つ周波数利用効率を向上させることができる。
なお、マルチキャスト受信端末20の台数が多くなるとACK送受信時間が長くなるため、マルチキャストパケットの送受信時間より短くなるように、マルチキャスト受信端末20の台数に制限をかけてもよい。例えば、マルチキャストパケットの送受信時間をt_nとし、ACK送受信時間をta_nとした場合、ta_nが(t_n+1)以下となるようにマルチキャスト受信端末20の台数に制限をかける。
また、図18に示したように、マルチキャストパケットの再送時にデータ順序が入れ替わる可能性があるため、マルチキャスト受信端末20の制御部209では、マルチキャストパケットのシーケンス番号に基づいて、データ入れ替え処理を行ってから出力部208に出力する。
なお、マルチキャスト受信端末20の台数が多くなった場合、ta_nが(t_n+1)が以下となる条件を確保しながら、ACK信号の送受信に用いる周波数を増やすようにしてもよい。
図19は、本実施形態において、マルチキャストパケットの送信に用いる周波数と、ACK信号の送信に用いる周波数とが異なる周波数帯域であり、ACK信号の送信に用いる周波数が複数である場合の、周波数と時間との関係を示した概略図である。図中の横軸は周波数を示し、縦軸は時間を示している。図示する例は、マルチキャスト送信端末30がマルチキャストパケットの送信に用いる中心周波数はf1である。また、マルチキャスト受信端末20−1〜20−4がACK信号の送信に用いる中心周波数はf2である。また、マルチキャスト受信端末20−5〜20−8がACK信号の送信に用いる中心周波数はf3である。また、マルチキャスト受信端末20−9〜20−12がACK信号の送信に用いる中心周波数はf4である。なお、マルチキャスト受信端末20−1〜20−12がACK信号の送信に用いる中心周波数f2〜f4は、マルチキャストパケットの送信に用いる周波数帯域に含まれていない。
マルチキャスト送信端末30は、中心周波数f1を用いて、時間t_1にマルチキャストパケットData1を送信している。また、マルチキャスト送信端末30は中心周波数f1を用いて、時間t_2にマルチキャストパケットData2を送信している。
マルチキャスト受信端末20−1〜20−4は、マルチキャストパケットData1を正常に受信したため、中心周波数f2を用いて、時間ta_1に含まれる時間t1〜t4にACK_A1〜A4を送信している。なお、時間ta_1は時間t_2に含まれる。また、マルチキャスト受信端末20−5〜20−8は、マルチキャストパケットData1を正常に受信したため、中心周波数f3を用いて、時間ta_1に含まれる時間t1〜t4にACK_A5〜A8を送信している。また、マルチキャスト受信端末20−9〜20−12は、マルチキャストパケットData1を正常に受信したため、中心周波数f4を用いて、時間ta_1に含まれる時間t1〜t4にACK_A9〜A12を送信している。
これにより、マルチキャスト送信端末30は、マルチキャスト受信端末20−1〜20−12にマルチキャストパケットData1が正常に届いたことを判定することができる。また、マルチキャスト送信端末30は、マルチキャスト受信端末20−1〜20−12にマルチキャストパケットData1が正常に届いたため、マルチキャストパケットData1の再送を行わず、時間t_3にマルチキャストパケットData3を送信している。
マルチキャスト受信端末20−1,20−3,20−4は、マルチキャストパケットData2を正常に受信したため、中心周波数f2を用いて、時間ta_2に含まれる時間t1,t3,t4にACK_A1,A3,A4を送信している。なお、時間ta_2は時間t_3に含まれる。また、マルチキャスト受信端末20−5〜20−7は、マルチキャストパケットData2を正常に受信したため、中心周波数f2を用いて、時間ta_2に含まれる時間t1〜t3にACK_A5〜A7を送信している。また、マルチキャスト受信端末20−9〜20−12は、マルチキャストパケットData2を正常に受信したため、中心周波数f2を用いて、時間ta_2に含まれる時間t1〜t4にACK_A9〜A12を送信している。しかしながら、マルチキャスト受信端末20−2は、マルチキャストパケットData2を正常に受信していないため、時間ta_2に含まれる時間t2にACK_A2を送信していない。また、マルチキャスト受信端末20−8は、マルチキャストパケットData2を正常に受信していないため、時間ta_2に含まれる時間t4にACK_A2を送信していない。
これにより、マルチキャスト送信端末30は、マルチキャスト受信端末20−1,20−3〜20−7,20−9〜20−12にマルチキャストパケットData2が正常に届き、マルチキャスト受信端末20−2,20−8にマルチキャストパケットData2が正常に届いていないことを判定することができる。また、マルチキャスト送信端末30は、マルチキャスト受信端末20−2,20−8にマルチキャストパケットData2が正常に届いていないため、中心周波数f1を用いて、マルチキャスト受信端末20−2,20−8に対して、時間t_2’にマルチキャストパケットData2’を送信している。
マルチキャスト受信端末20−2,20−8は、マルチキャストパケットData2’を正常に受信したため、中心周波数f2を用いて、時間ta_2’にACK_A2,A8を送信している。これにより、マルチキャスト送信端末30は、マルチキャスト受信端末20−2,20−8にマルチキャストパケットData2’が正常に届いたことを判定することができる。
なお、図19に示すように、マルチキャストパケットの再送が必要なマルチキャスト受信端末20が2台以上の場合、マルチキャスト対応受信機リストが記憶している「ACK freq」と「ACK Timing」とを自動的に変更するようにしてもよい。つまり、図19に示すように、マルチキャスト受信端末20−2,20−8に対してマルチキャストパケットの再送が発生した場合、再送マルチキャストパケットのマルチキャスト対応受信機リストには、マルチキャスト受信端末20−2,20−8のみを含むようにしてもよい。また、このときに、マルチキャストパケットの再送対象のマルチキャスト受信端末20の台数が所定台数以下(具体的には、第1の実施形態におけるACK割り当て可否判断と同様)であれば、ACK信号の送信タイミングである「ACK Timing」も変更するようにしてもよい。
上述したように、マルチキャスト送信端末30の割当部109が各マルチキャスト受信端末20に対してACK信号を送信する際に用いる中心周波数とACK信号の送信タイミングを自動的に割り当てることで、多くのマルチキャスト受信端末20に対応することができる。なお、第1の実施形態と同様に、ACK信号を送信する際に用いる中心周波数の間隔を空けることでさらに干渉に強くすることもできる。
なお、上述した実施形態におけるマルチキャスト送信端末10,30が備える各部の機能全体あるいはその一部、マルチキャスト受信端末20が備える各部の機能全体あるいはその一部は、これらの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶部のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時刻の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時刻プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の第1の実施形態および第2の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1・・・マルチキャストシステム、10,30,100・・・マルチキャスト送信端末、20,20−1〜20−12・・・マルチキャスト受信端末、101・・・入力部、102,207・・・操作部、103,206・・・記憶部、104・・・送信処理部、105・・・データ送信部、106,106−1〜106−n・・・ACK受信部、107,203・・・ACK処理部、108・・・発見部、109・・・割当部、110,209・・・制御部、111,210・・・表示部、112・・・通信品質検出部、201・・・受信部、202・・・受信処理部、204・・・ACK送信部、205・・・応答部、208・・・出力部、1041・・・通知部

Claims (14)

  1. 所定の中心周波数かつ帯域幅でマルチキャスト送信するとともに、前記マルチキャスト送信の中心周波数とは異なる中心周波数かつ前記マルチキャスト送信の帯域幅より狭い帯域幅で送信される肯定応答を少なくとも1つは受信する送受信部と、
    問い合わせパケットをブロードキャストで送信し、前記マルチキャスト送信先の受信端末を発見する発見部と、
    前記発見部が発見した前記受信端末の数に応じて、各前記受信端末が前記肯定応答を送信する際に用いる中心周波数を割り当て、かつ少なくとも1台の前記受信端末に対しては前記マルチキャスト送信の中心周波数とは異なる中心周波数を割り当て、当該割り当てを示す割当リストを生成する割当部と、
    前記割当部が生成した前記割当リストを前記マルチキャストで前記送受信部に送信させる通知制御部と、
    を備えることを特徴とするマルチキャスト送信端末。
  2. 前記割当部は、各前記受信端末が前記肯定応答を送信する際に用いる中心周波数を、前記マルチキャスト送信の帯域内に割り当てる
    ことを特徴とする請求項1に記載のマルチキャスト送信端末。
  3. 前記割当部は、各前記受信端末が前記肯定応答を送信する際に用いる中心周波数を、前記マルチキャスト送信の帯域内のサブキャリア周波数に割り当てる
    ことを特徴とする請求項2に記載のマルチキャスト送信端末。
  4. 前記割当部は、各前記受信端末が前記肯定応答を送信する際に用いる中心周波数を、前記マルチキャスト送信の帯域外に割り当てる
    ことを特徴とする請求項1に記載のマルチキャスト送信端末。
  5. 前記送受信部は、前記マルチキャスト送信の帯域外で送信される前記肯定応答を受信し、かつ複数の前記肯定応答を同じ中心周波数で時分割に受信する
    ことを特徴とする請求項4に記載のマルチキャスト送信端末。
  6. 前記割当部は、各前記受信端末が前記肯定応答を送信するタイミングを時分割で指定する
    ことを特徴とする請求項4に記載のマルチキャスト送信端末。
  7. 前記割当部は、各前記受信端末が前記肯定応答を送信する際に用いる中心周波数を、前記マルチキャスト送信の帯域外かつ複数の周波数に割り当てる
    ことを特徴とする請求項1に記載のマルチキャスト送信端末。
  8. 通信品質を検出する通信品質検出部
    を備え、
    前記割当部は、前記通信品質検出部によって検出した通信品質が所定のS/N比以下の周波数帯域に前記肯定応答を送信する際に用いる中心周波数を割り当てる
    ことを特徴とする請求項4に記載のマルチキャスト送信端末。
  9. 他の装置とデータの送受信を行う送受信部と、
    前記送受信部が受信した問い合わせパケットに対応する肯定応答を前記送受信部に送信させる問い合わせ応答部と、
    前記送受信部が受信するマルチキャストパケットの中から、前記送受信部が前記肯定応答を送信する際に用いる中心周波数を抽出する周波数抽出部と、
    前記送受信部が前記肯定応答を送信する際に用いる中心周波数を前記周波数抽出部が抽出した前記中心周波数に設定する周波数設定部と、
    を備えることを特徴とするマルチキャスト受信端末。
  10. 所定の中心周波数かつ帯域幅でマルチキャスト送信するとともに、前記マルチキャスト送信の中心周波数とは異なる中心周波数かつ前記マルチキャスト送信の帯域幅より狭い帯域幅で送信される肯定応答を少なくとも1つは受信する送受信部と、
    問い合わせパケットをブロードキャストで送信し、前記マルチキャスト送信先の受信端末を発見する発見部と、
    前記発見部が発見した前記受信端末の数に応じて、各前記受信端末が前記肯定応答を送信する際に用いる中心周波数を割り当て、かつ少なくとも1台の前記受信端末に対しては前記マルチキャスト送信の中心周波数とは異なる中心周波数を割り当て、当該割り当てを示す割当リストを生成する割当部と、
    前記割当部が生成した前記割当リストを前記マルチキャストで前記送受信部に送信させる通知制御部と、
    を備えることを特徴とするマルチキャスト送信端末と、
    他の装置とデータの送受信を行う受信端末送受信部と、
    前記受信端末送受信部が受信した問い合わせパケットに対応する肯定応答を前記受信端末送受信部に送信させる問い合わせ応答部と、
    前記受信端末送受信部が受信するマルチキャストパケットの中から、前記受信端末送受信部が前記肯定応答を送信する際に用いる中心周波数を抽出する周波数抽出部と、
    前記受信端末送受信部が前記肯定応答を送信する際に用いる中心周波数を前記周波数抽出部が抽出した前記中心周波数に設定する周波数設定部と、
    を備えることを特徴とするマルチキャスト受信端末と、
    を含むことを特徴とするマルチキャストシステム。
  11. 所定の中心周波数かつ帯域幅でマルチキャスト送信するとともに、前記マルチキャスト送信の中心周波数とは異なる中心周波数かつ前記マルチキャスト送信の帯域幅より狭い帯域幅で送信される肯定応答を少なくとも1つは受信する送受信ステップと、
    問い合わせパケットをブロードキャストで送信させ、前記マルチキャスト送信先の受信端末を発見する発見ステップと、
    前記発見ステップで発見した前記受信端末の数に応じて、各前記受信端末が前記肯定応答を送信する際に用いる中心周波数を割り当て、かつ少なくとも1台の前記受信端末に対しては前記マルチキャスト送信の中心周波数とは異なる中心周波数を割り当て、当該割り当てを示す割当リストを生成する割当ステップと、
    前記割当ステップで生成した前記割当リストを前記マルチキャストで送信させる通知制御ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  12. 他の装置とデータの送受信を行う送受信ステップと、
    前記送受信ステップで受信した問い合わせパケットに対応する肯定応答を送信させる問い合わせ応答部と、
    前記送受信ステップで受信するマルチキャストパケットの中から、前記肯定応答を送信する際に用いる中心周波数を抽出する周波数抽出ステップと、
    前記肯定応答を送信する際に用いる中心周波数を前記周波数抽出ステップで抽出した前記中心周波数に設定する周波数設定ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  13. 所定の中心周波数かつ帯域幅でマルチキャスト送信するとともに、前記マルチキャスト送信の中心周波数とは異なる中心周波数かつ前記マルチキャスト送信の帯域幅より狭い帯域幅で送信される肯定応答を少なくとも1つは受信する送受信ステップと、
    問い合わせパケットをブロードキャストで送信させ、前記マルチキャスト送信先の受信端末を発見する発見ステップと、
    前記発見ステップで発見した前記受信端末の数に応じて、各前記受信端末が前記肯定応答を送信する際に用いる中心周波数を割り当て、かつ少なくとも1台の前記受信端末に対しては前記マルチキャスト送信の中心周波数とは異なる中心周波数を割り当て、当該割り当てを示す割当リストを生成する割当ステップと、
    前記割当ステップで生成した前記割当リストを前記マルチキャストで送信させる通知制御ステップと、
    を含むことを特徴とするマルチキャスト送信方法。
  14. 他の装置とデータの送受信を行う送受信ステップと、
    前記送受信ステップで受信した問い合わせパケットに対応する肯定応答を送信させる問い合わせ応答部と、
    前記送受信ステップで受信するマルチキャストパケットの中から、前記肯定応答を送信する際に用いる中心周波数を抽出する周波数抽出ステップと、
    前記肯定応答を送信する際に用いる中心周波数を前記周波数抽出ステップで抽出した前記中心周波数に設定する周波数設定ステップと、
    を含むことを特徴とするマルチキャスト受信方法。
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