JP2014103555A - 通信装置、方法及びプログラム - Google Patents

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Yuki Watanabe
友樹 渡辺
Ryuzo Okada
隆三 岡田
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義洋 大場
Mitsuru Kanda
充 神田
Yasuyuki Tanaka
康之 田中
Takaomi Murakami
貴臣 村上
Seijiro Yoneyama
清二郎 米山
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Abstract

【課題】通信品質の低下の影響を抑えることができる通信装置、方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】実施形態の通信装置は、解析部と、切替部と、通信部と、を備える。解析部は、前記通信装置の周辺を撮像した画像を解析する。切替部は、前記画像の解析結果に基づいて、通信先を第1通信装置から第2通信装置に切り替える。通信部は、切り替えられた前記第2通信装置と通信する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、通信装置、方法及びプログラムに関する。
自身の周辺に存在する無線通信装置と無線通信を行う場合に、送信対象の情報をより多くの無線通信装置に送信するため、周囲の環境を検出することで通信障害物の有無を判定する技術がある。
このような技術では、周囲に通信障害物が存在しない場合には、送信対象の情報を通信可能範囲に存在する全ての無線通信装置に送信し、周囲に通信障害物が存在する場合には、送信対象の情報に中継を依頼する情報を付加して通信可能範囲に存在する全ての無線通信装置に送信し、当該所定の無線通信装置が送信対象の情報を更に中継して送信する。
特開2006−229397号公報
しかしながら、上述したような従来技術では、通信の障害となる物体の有無を通信先の切り替えにシステムが能動的に用いるという着想がない。本発明が解決しようとする課題は、通信品質の低下の影響を抑えることができる通信装置、方法及びプログラムを提供することである。
実施形態の通信装置は、解析部と、切替部と、通信部と、を備える。解析部は、前記通信装置の周辺を撮像した画像を解析する。切替部は、前記画像の解析結果に基づいて、通信先を第1通信装置から第2通信装置に切り替える。通信部は、切り替えられた前記第2通信装置と通信する。
第1実施形態の無線通信装置の例を示す構成図。 第1実施形態の通信先の切り替え手法の例の説明図。 第1実施形態の通信先の切り替え手法の例の説明図。 第1実施形態の切替処理例を示すフローチャート。 第2実施形態の無線通信装置の例を示す構成図。 第2実施形態の通信先の切り替え手法の例の説明図。 第2実施形態の切替処理例を示すフローチャート。 第3実施形態の無線通信装置の例を示す構成図。 第3実施形態の相関情報の例の説明図。 第3実施形態の切替処理例を示すフローチャート。 各実施形態及び各変形例の無線通信装置のハードウェア構成例を示す図。
以下、添付図面を参照しながら、実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の無線通信装置10の一例を示す構成図である。図1に示すように、無線通信装置10は、取得部11と、解析部13と、切替部15と、通信部17とを、備える。
取得部11、解析部13、切替部15、及び通信部17は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などの処理装置にプログラムを実行させること、即ち、ソフトウェアにより実現してもよいし、IC(Integrated Circuit)などのハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア及びハードウェアを併用して実現してもよい。
取得部11は、無線通信装置10の周辺を撮像した画像を取得する。具体的には、デジタルカメラなどの撮像装置(図1では、図示省略)が無線通信装置10の周辺を順次撮像し、取得部11は、当該撮像装置から、無線通信装置10の周辺を撮像した画像を順次取得する。
無線通信装置10の周辺は、例えば、無線通信装置10の通信品質に影響を及ぼす空間及びその近隣空間などが該当するが、これに限定されるものではない。例えば、無線通信装置10が他の無線通信装置(図1では、図示省略)と無線通信する場合に、何人の人間又は何台の車両が無線通信装置10の近辺のどの空間を通過すれば通信品質にどの程度影響するかを、テスト環境で計測したり、理論値や予測値から推定したりすることで、通信品質に影響を及ぼす空間及びその近隣空間を、予め定義しておくことができる。
なお、撮像装置は、単数であっても複数であってもよい。例えば、撮像装置を複数とし、複数の方向(撮像位置)から撮影された画像を取得部11が取得するようにして、後述の解析部13による解析範囲を広げるようにしてもよい。撮像装置は、無線通信装置10が備えていてもよいし、既設の防犯カメラなど無線通信装置10とは別個の装置であってもよい。
解析部13は、無線通信装置10の通信品質を解析する。ここで、無線通信装置10の通信品質は、電波の干渉のような無線通信自体への悪影響だけでなく、無線通信装置10と他の無線通信装置との無線通信の障害となる物体の存在によっても悪影響が及ぼされ、低下(劣化)を招いてしまう。なお、障害となる物体が、壁など既知の固定物であれば、予め対処(通信品質への悪影響を排除)しておくことも可能であるが、人や車などの移動体が移動してくることにより、一時的に障害物となってしまうようなケースには、予め対処しておくことができない。
このため、第1実施形態では、解析部13は、取得部11により取得された画像を解析し、無線通信装置10と他の無線通信装置との無線通信の障害となる物体の有無を検出することで、無線通信装置10の通信品質を解析し、評価する。
具体的には、解析部13は、取得部11により順次取得された画像を順次解析し、無線通信の障害となる物体を検出した場合、検出した物体から、無線通信装置10の通信品質を解析し、評価する。例えば、前述したように、物体の通信品質への影響度をテスト環境で計測したり、理論値や予測値から推定したりしていれば、物体の種類、数、及び位置などの情報と通信品質への影響度とを対応付けたテーブルを記憶部(図1では、図示省略)に記憶しておき、解析部13は、このテーブルを参照して、検出した物体の種類、数、及び位置などに基づく通信品質への影響度を取得し、無線通信装置10の通信品質を評価する。
ここで、解析部13は、画像から人物、顔、又は車両などの特定物体を検出する技術を用いて、無線通信の障害となる物体を検出すればよい。特定物体を検出する技術としては、例えば、輝度勾配方向共起ヒストグラムを用いた人物検出技術である T. Watanabe, S. Ito, and K. Yokoi, “Co-occurrence histograms of oriented gradients for pedestrian detection,” in PSIVT, 2009, pp. 37−47.などが挙げられる。
切替部15は、解析部13の解析結果に基づいて、通信先を第1無線通信装置から第2無線通信装置に切り替える。具体的には、切替部15は、現在通信している第1無線通信装置との通信品質が解析部13により低下すると解析された場合、第1無線通信装置との無線通信のコネクションを切断し、切り替え先の第2無線通信装置との無線通信のコネクションを確立する。
なお、切り替え先となる第2無線通信装置は、解析部13により検出された障害となる物体との位置関係に応じて定まる。具体的には、切替部15は、解析部13により検出された障害となる物体が無線通信装置10との無線通信を遮る位置に存在しない他の無線通信装置を切り替え先となる第2無線通信装置とする。また、無線通信装置10との電波強度などを更に考慮して第2無線通信装置を定めてもよい。例えば、切替部15は、解析部13により検出された障害となる物体が無線通信装置10との無線通信を遮る位置に存在せず、当該物体との距離が所定距離以上離れており、かつ無線通信装置10との電波強度が所定値以上となる他の無線通信装置を切り替え先となる第2無線通信装置とする。ここで、距離と電波強度との優先順位についてはアプリケーション依存であるため、例えば、通信品質の安定性が優先される場合は、品質低下原因から距離を離すことを優先するように外部からパラメータを与えてもよい。
無線通信装置10の周囲に位置する他の無線通信との位置関係については、予め地図、案内図、及び構内図などのマップ情報に基づいて設置時に指定しておいても良いし、無線通信装置間の電波強度や測位情報に従って自律的に求めても良いし、屋外であればGPS(Global Positioning System)による測位を用いても良い。また、画像認識技術を使って、特定の物体をカメラ間で追跡、対応付けしておくことで、どのような順序でカメラ間を通過したかという経過情報に基づいて無線通信装置間の位置関係を把握してもよい。但し、この場合、カメラと無線通信装置間との位置関係が既知である必要がある。
なお、切替部15は、解析部13が無線通信の障害となる物体を検出しなくなった場合、電波強度が元に戻った場合、又は、所定時間が経過した場合などに、通信先を復帰させてもよい。つまり、切り替え先の第2無線通信装置との無線通信のコネクションを切断し、復帰先の第1無線通信装置との無線通信のコネクションを確立してもよい。
なお、切替部15は、無線通信装置10だけでなく他の無線通信装置の切り替えを行ってもよい。
通信部17は、通信対象の他の無線通信装置(無線通信のコネクションが確立されている他の無線通信装置)との無線通信を行う。
図2及び図3は、第1実施形態の通信先の切り替え手法の一例の説明図であり、図2が無線通信の障害となる物体が検出されていない状況(定常時の状況)を示し、図3が無線通信の障害となる物体が検出された状況を示している。
図2に示す例では、撮像部50は、いずれの物体も撮像していないため、解析部13は、無線通信装置10との無線通信の障害となる物体を検出していない。この場合、無線通信装置10は、装置間の距離が最小になる、又は装置間の電波強度が最も強いなど、最も無線効率が良くなる通信対象である無線通信装置20との無線通信のコネクションが確立されており、通信部17は、無線通信装置20との無線通信を行っている。
一方、図3に示す例では、撮像部50は、矢印61方向に移動する車両60を撮像しており、解析部13は、撮像部50により撮像され、取得部11により取得された画像から車両60を検出し、車両60が無線通信装置10と無線通信装置20との無線通信の通信品質を低下させると評価したとする。この場合、切替部15は、上述した手法で切り替え先となる第2無線通信装置を無線通信装置30に定め、無線通信装置20との無線通信のコネクションを切断し、無線通信装置30との無線通信のコネクションを確立し、通信部17は、無線通信装置30との無線通信を行う。
図4は、第1実施形態の無線通信装置10で行われる切替処理の手順の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、取得部11は、無線通信装置10の周辺を撮像した画像を取得する(ステップS101)。
続いて、解析部13は、取得部11により取得された画像を解析し、無線通信装置10と他の無線通信装置との無線通信の障害となる物体の有無を検出することで、無線通信装置10の通信品質を求める(ステップS103)。
続いて、切替部15は、解析部13の解析結果から、現在通信している他の無線通信装置との通信品質が良好であるか否かを確認する(ステップS105)。なお、現在通信している他の無線通信装置との通信品質が良好である場合(ステップS105でYes)、処理は終了となる。
一方、現在通信している他の無線通信装置との通信品質が良好でない場合(ステップS105でNo)、切替部15は、通信先を切り替える(ステップS107)。
続いて、通信部17は、切り替え先の他の無線通信装置と無線通信を行う(ステップS109)。
以上のように第1実施形態によれば、無線通信装置の周辺を撮像した画像から通信品質の低下原因となる物体が検出されると、通信先を切り替えるので、通信品質の低下の影響を抑えることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、通信品質の低下を予測する例について説明する。以下では、第1実施形態との相違点の説明を主に行い、第1実施形態と同様の機能を有する構成要素については、第1実施形態と同様の名称・符号を付し、その説明を省略する。
図5は、第2実施形態の無線通信装置100の一例を示す構成図である。図5に示すように、第2実施形態の無線通信装置100は、解析部113が、第1実施形態と相違する。
解析部113は、取得部11により取得された画像を解析し、無線通信装置100と他の無線通信装置との無線通信の障害となると予測される物体の有無を検出することで、無線通信装置100の通信品質を解析し、評価する。
具体的には、解析部113は、取得部11により順次取得された画像を順次解析し、検出した物体の数、位置、移動速度、及び移動方向を求める。そして、解析部113は、記憶部(図5では、図示省略)に記憶されたテーブルを参照して、検出した物体群が検出した移動速度及び移動方向で移動した場合の今後の通信品質への影響度を取得し、無線通信装置100の通信品質を予測する。
なお、通信品質の低下の予測は、物体検出ではなく、定常時に撮影しておいた背景と現在時刻における取得画像との差分画像を計算する背景差分技術やオプティカルフロー技術を用いて行ってもよい。この場合、画面に動きがあれば、つまり、背景との差分があれば、障害となる物体の有無は検知することができ、その変化の速度についてはオプティカルフローによって求めることができる。画像変化の速度が分かれば、物体検出と同様、検知した物体が求めた移動速度及び移動方向で移動した場合の今後の通信品質への影響度を取得し、無線通信装置100の通信品質を評価する。
図6は、第2実施形態の通信先の切り替え手法の一例の説明図である。図6に示す例では、撮像部(図6では、図示省略)は、矢印61方向に移動する車両60を撮像しており、解析部113は、撮像部により撮像され、取得部11により取得された画像から車両60を検出し、車両60が矢印61方向に現在の移動速度で移動した場合、数秒後に無線通信装置100と無線通信装置120との無線通信の通信品質を低下させ、数十秒後に無線通信装置100と無線通信装置130との無線通信の通信品質を低下させると予測したとする。なお、現時点では、無線通信装置100は、無線通信装置120との無線通信のコネクションが確立されており、通信部17は、無線通信装置120との無線通信を行っている。この場合、切替部15は、第1実施形態で説明した手法で切り替え先となる第2無線通信装置を無線通信装置140に定め、無線通信装置120との無線通信のコネクションを切断し、無線通信装置140との無線通信のコネクションを確立し、通信部17は、無線通信装置140との無線通信を行う。
図7は、第2実施形態の無線通信装置100で行われる切替処理の手順の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS201の処理は、図4に示すフローチャートのステップS101の処理と同様である。
続いて、解析部113は、取得部11により取得された画像を解析し、無線通信装置100と他の無線通信装置との無線通信の障害となると予測される物体の有無を検出することで、無線通信装置100の今後の通信品質を予測する(ステップS203)。
続いて、切替部15は、解析部113の解析結果から、現在通信している他の無線通信装置との通信品質が今後も良好であるか否かを確認する(ステップS205)。
以降のステップS207〜S209までの処理は、図4に示すフローチャートのステップS107〜S109までの処理と同様である。
以上のように第2実施形態によれば、無線通信装置の周辺を撮像した画像から通信品質の低下原因となると予測される物体が検出されると、通信先を切り替えるので、通信品質の低下の影響を防ぐことができる。
(第3実施形態)
第3実施形態では、画像変化と通信品質の変化との相関を示す相関情報を用いて通信品質の低下を予測する例について説明する。以下では、第2実施形態との相違点の説明を主に行い、第2実施形態と同様の機能を有する構成要素については、第2実施形態と同様の名称・符号を付し、その説明を省略する。
図8は、第3実施形態の無線通信装置200の一例を示す構成図である。図8に示すように、第2実施形態の通信装置200は、解析部213及び記憶部219が、第2実施形態と相違する。
記憶部219は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、メモリカード、光ディスク、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)などの磁気的、光学的、又は電気的に記憶可能な記憶装置により実現できる。
解析部213は、第2実施形態で説明した通信品質の予測に加え、画像変化と通信品質の変化との相関を示す相関情報を用いた通信品質の予測を行う。無線通信装置が設置される環境は様々であることから、第2実施形態で説明した手法で通信品質を完全に予測することは難しく、予測が外れてしまうこともありうる。
ここで、無線通信装置200の周辺を撮像した画像を時系列で記録しておけば、通信品質の低下を引き起こす画像の変化も記録されていることが期待できる。そして、通信品質の低下と当該通信品質の低下を引き起こす画像の変化とは、基本的に相関が存在するはずであり、例えば、ある画像変化が起こると5分後にある無線通信装置の通信品質が10%低下するなどといった無線通信装置の設置場所ごとのパターンを学習することができれば、通信品質の予測精度の向上が期待できる。
このため解析部213は、取得部11により取得された画像と前回撮像された過去画像とを比較し、閾値以上の画像変化が生じている場合、当該画像と当該画像が撮像されてから通信品質が変化するまでの経過時間とを対応付け、相関情報として記憶部219に記憶する。
具体的には、解析部213は、取得部11により順次取得される画像を1フレーム前に取得された画像と比較し、閾値以上の画像変化が検出された場合には、取得部11により取得された画像を記憶部219に記憶する。例えば、図9に示す例では、閾値以上の画像変化が検出された画像271が記憶部219に記憶される。
更に解析部213は、無線通信装置200の通信品質(例えば、電波強度)を監視し、閾値以上の画像変化が検出されてから無線通信装置200の通信品質の低下が起こるまでの経過時間を計測し、当該経過時間を閾値以上の画像変化が検出された画像に対応付けて記憶部219に記憶する。例えば、図9に示す例では、閾値以上の画像変化が検出されてから無線通信装置200の通信品質の低下が起きた時刻tまでのX分が経過時間として計測され、X分及び予測される通信品質の劣化度合いが画像271に対応付けられて記憶部219に記憶される。
なお、通信品質の低下は、朝の通勤ラッシュなど、時刻にも影響される可能性があるため、閾値以上の画像変化や通信品質の低下が生じた時刻も対応付けて記憶部219に記憶してもよい。
これにより、画像変化と通信品質の変化との相関(関係)を示す相関情報が記憶部219に記憶される。
そして解析部213は、取得部11により取得された画像と記憶部219に記憶されている相関情報を用いて、通信品質を解析する。具体的には、解析部213は、取得部11により取得された画像と類似する画像が記憶部219に記憶されているか否かを確認し、記憶されていれば、当該画像に対応付けて記憶されている経過時間を取得し、取得した経過時間後に通信品質が低下すると予測する。なお、記憶部219に時刻も記憶している場合には、当該時刻もマッチングに用いることもできる。
図10は、第3実施形態の無線通信装置200で行われる切替処理の手順の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS301〜S303までの処理は、図7に示すフローチャートのステップS201〜S203までの処理と同様である。
続いて、解析部213は、取得部11により取得された画像と類似する画像が記憶部219に記憶されているか否かを確認する(ステップS307)。そして解析部213は、類似する画像が記憶部219に記憶されていれば(ステップS307でYes)、当該画像に対応付けて記憶されている経過時間を取得し、取得した経過時間後に通信品質が低下すると予測し、ステップS311へ進む。
一方、類似する画像が記憶部219に記憶されていなければ(ステップS307でNo)、ステップS309へ進む。
以降のステップS309〜S313までの処理は、図7に示すフローチャートのステップS205〜S209までの処理と同様である。
以上のように第3実施形態によれば、画像変化と通信品質の低下との関係を学習するので、精度よく無線通信装置付近の通信品質の低下を予測でき、通信先を切り替えるので、通信品質の低下の影響を防ぐことができる。
(変形例1)
上記第2実施形態において、解析部113は、通信品質の低下だけでなく通信品質の回復を予測し、切替部15は、通信品質が回復すると予測されるタイミングで、通信先を復帰するようにしてもよい。
この場合、解析部113は、物体検出やオプティカルフローを用いて、障害となる物体が無線通信装置100の通信品質に影響を及ぼす空間を出て行くまでの時間を予測すればよい。これにより、切替部15は、通信品質が低下すると予測されるタイミングで通信先を切り替え、通信品質が復帰すると予測されるタイミングで通信先を復帰することができる。
変形例1によれば、通信品質が低下する開始と終了の両方のタイミングを予想できるため、通信品質が回復したかどうかのテスト等を行う必要がなく、無駄な通信を減らし、効率的に通信することが可能である。
(変形例2)
上記各実施形態では、切替部15は、自動で通信先を切り替える例について説明したが、解析部の解析結果を出力部に出力させることで解析結果をユーザに報知し、操作部からの入力(ユーザの指示)に基づいて通信先を切り替えるようにしてもよい。
自動での通信先の切り替えが常に正しいとは限らないため、このようにすれば、より柔軟な通信先の切り替えが可能となる。
(変形例3)
上記第3実施形態では、解析部213は、相関情報を記憶部219に記憶したが、他の無線通信装置に送信したり、外部のサーバやクラウドなどで管理させてもよい。このようにすれば、他の無線通信装置との間で相関情報を共有することができる。例えば、オフィスビルなどでは風景や環境が類似した部屋が複数存在しているような状況があり、ある無線通信装置において獲得した画像パターンと通信環境の変化の情報は、別の類似環境に設置された無線通信装置においても有用である可能性がある。
(変形例4)
上記各実施形態では、無線通信装置が無線通信を行う場合を例に取り説明したが、通信装置が有線通信を行う場合にも適用できる。例えば、有線通信においても降雪や鳥、その他障害物などによる重みによって通信ケーブルが曲がり、通信効率が低下することがある。
そこで、上記各実施形態で説明した画像認識による通信品質の予測手法を適用して、ケーブルの曲率などを計算し、ケーブルが一定以上曲がる場合や、鳥などの障害物が検出された場合などに通信品質の劣化を予測し、切替部により通信先を切り替え、効率的な通信経路を確保するようにしてもよい。
(変形例5)
また上記各実施形態において、画像認識に加え、人感センサーやドアの開閉センサーなどの入力を組み合わせて通信品質を予測してもよい。このようにすれば、人の往来の有無や扉の開閉の有無など、画像認識の通信品質劣化原因を特定することができる。
(ハードウェア構成)
図11は、上記各実施形態及び上記各変形例の無線通信装置のハードウェア構成の一例を示す図である。上記各実施形態及び各変形例の無線通信装置は、CPUなどの制御装置902と、ROMやRAMなどの記憶装置904と、HDDなどの外部記憶装置906と、ディスプレイなどの表示装置908と、キーボードやマウスなどの入力装置910と、無線通信装置912と、を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
上記各実施形態及び各変形例の無線通信装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、CD−R、メモリカード、DVD(Digital Versatile Disk)、フレキシブルディスク(FD)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されて提供される。
また、上記各実施形態及び各変形例の無線通信装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するようにしてもよい。また、上記各実施形態及び各変形例の無線通信装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するようにしてもよい。また、上記各実施形態及び各変形例の無線通信装置で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するようにしてもよい。
上記各実施形態及び各変形例の無線通信装置で実行されるプログラムは、上述した各部をコンピュータ上で実現させるためのモジュール構成となっている。実際のハードウェアとしては、CPUがHDDからプログラムをRAM上に読み出して実行することにより、上記各部がコンピュータ上で実現されるようになっている。
なお、本発明は、上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施の形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。
例えば、上記各実施形態のフローチャートにおける各ステップを、その性質に反しない限り、実行順序を変更し、複数同時に実施し、あるいは実施毎に異なった順序で実施してもよい。
以上のように、上記各実施形態及び各変形例によれば、通信品質の低下の影響を抑えることができる。
10、100、200 無線通信装置
11 取得部
13、113、213 解析部
15 切替部
17 通信部
219 記憶部
902 制御装置
904 記憶装置
906 外部記憶装置
908 表示装置
910 入力装置
912 無線通信装置

Claims (9)

  1. 通信装置であって、
    前記通信装置の周辺を撮像した画像を解析する解析部と、
    前記画像の解析結果に基づいて、通信先を第1通信装置から第2通信装置に切り替える切替部と、
    切り替えられた前記第2通信装置と通信する通信部と、
    を備える通信装置。
  2. 前記解析部は、前記画像を解析して、前記第1通信装置との通信の障害となると予測される物体の有無を検出する請求項1に記載の通信装置。
  3. 画像変化と通信品質の変化との相関を示す相関情報を記憶する記憶部を更に備え、
    前記解析部は、前記画像及び前記相関情報を用いて、前記第1通信装置との通信品質を解析する請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記解析部は、前記画像と前回撮像された過去画像とを比較し、閾値以上の画像変化が生じている場合、前記画像と前記画像が撮像されてから前記第1通信装置との通信品質が変化するまでの経過時間とを対応付け、前記相関情報として前記記憶部に記憶する請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記解析部は、前記相関情報を外部装置へ更に出力する請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記解析部は、解析結果を出力部に出力させ、
    前記切替部は、操作部からの入力に基づいて、前記通信先を前記第1通信装置から前記第2通信装置に切り替える請求項1〜5のいずれか1つに記載の通信装置。
  7. 前記通信部は、無線通信を行う請求項1〜6のいずれか1つに記載の通信装置。
  8. 通信装置で実行される通信方法であって、
    解析部が、前記通信装置の周辺を撮像した画像を解析する解析ステップと、
    切替部が、前記画像の解析結果に基づいて、通信先を第1通信装置から第2通信装置に切り替える切替ステップと、
    通信部が、切り替えられた前記第2通信装置と通信する通信ステップと、
    を含む通信方法。
  9. コンピュータに、
    前記コンピュータの周辺を撮像した画像を解析する解析ステップと、
    前記画像の解析結果に基づいて、通信先を第1通信装置から第2通信装置に切り替える切替ステップと、
    切り替えられた前記第2通信装置と通信する通信ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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