JP2014101043A - 駆動装置及び車両 - Google Patents

駆動装置及び車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2014101043A
JP2014101043A JP2012254581A JP2012254581A JP2014101043A JP 2014101043 A JP2014101043 A JP 2014101043A JP 2012254581 A JP2012254581 A JP 2012254581A JP 2012254581 A JP2012254581 A JP 2012254581A JP 2014101043 A JP2014101043 A JP 2014101043A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
drive
vehicle
wheel
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012254581A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsunobu Yoshida
充伸 吉田
Takehiro Hado
武宏 羽藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2012254581A priority Critical patent/JP2014101043A/ja
Publication of JP2014101043A publication Critical patent/JP2014101043A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】 モータで車輪を駆動する小型の駆動装置を提供する。
【解決手段】 一実施形態に係る駆動装置は、モータ及び支持機構を備える。モータは、1つのジョイントを備えるドライブシャフトを介して車輪に連結され、該車輪を回転駆動する。支持機構は、前記モータの出力軸に対して垂直な回動軸の周りに回動可能に前記モータを支持する。
【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、駆動装置、及び駆動装置を備える車両に関する。
電気自動車を駆動する駆動装置として、左右の車輪に対応する2つの電気モータを備え、各電気モータが車幅方向に延びるドライブシャフトを介して各車輪を回転駆動する駆動装置がある。各ドライブシャフトには2つの等速ジョイントが設けられている。この駆動装置では、モータと車輪がドライブシャフトを介して同軸上に配置されるため、車幅方向寸法が長くなる問題がある。このため、このような駆動装置は車幅方向に二人が座れるような車幅が比較的に広い車両に搭載される。
前後2人乗りのような車幅の狭い車両に上記駆動装置を搭載する場合には、ドライブシャフトを短くする必要がある。しかしながら、ドライブシャフトは等速ジョイント2つ分の長さと等速ジョイントの作動角が上限(例えば約50度)内に収まる程度の長さが必要になるため、ドライブシャフトを短くすることは困難である。
特開2005−8009号公報
モータで車輪を駆動する駆動装置においては、車幅が狭い車両のような狭い空間に配置できるように小型にすることが求められている。
本発明が解決しようとする課題は、モータで車輪を駆動する小型の駆動装置を提供することである。
一実施形態に係る駆動装置は、モータ及び支持機構を備える。モータは、1つのジョイントを備えるドライブシャフトを介して車輪に連結され、該車輪を回転駆動する。支持機構は、前記モータの出力軸に対して垂直な回動軸の周りに回動可能に前記モータを支持する。
実施形態に係る駆動装置を備える車両の一例を概略的に示すブロック図。 実施形態に係る駆動装置を備える車両の他の例を概略的に示すブロック図。 実施形態に係る駆動装置を備える車両のさらに他の例を概略的に示すブロック図。 図1の車両を後方から見た場合における車両の一部を概略的に示す透視図。 図1の車両を上方から見た場合における車両の一部を概略的に示す透視図。 図1の車両を後方から見た場合における車両の一部を概略的に示す透視図であって、左後輪が段差に乗り上げた状態での駆動装置の配置を示す図。 図1の車両を後方から見た場合における車両の一部を概略的に示す透視図であって、左後輪が溝を通過する状態での駆動装置の配置を示す図。 図1の車両を上方から見た場合における車両の一部を概略的に示す透視図であって、モータの配置の他の例を示す図。 図1の車両を後方から見た場合における車両の一部を概略的に示す透視図であって、統合ECU及び駆動信号生成部がモータ間に配置される例を示す図。 図1の車両を側面から見た場合における車両の一部を概略的に示す透視図。 図1の車両を後方から見た場合における車両の一部を概略的に示す透視図であって、駆動信号生成部がモータ上に配置される例を示す図。 モータ支持機構の他の例を示す斜視図。 (a)はモータの回動軸がモータ重心を通る例を概略的に示す透視図であり、(b)は回動軸の位置とバネ下重量の関係を示すグラフである。
以下、必要に応じて図面を参照しながら、実施形態に係る駆動装置及び車両を説明する。
図1は、一実施形態に係る車両100を概略的に示している。図1に示される車両100は、実施形態に係る駆動装置を備える車両の一例である後輪駆動の電気自動車である。この車両100は、4つの車輪(即ち、左前輪102、右前輪104、左後輪106、及び右後輪108)、並びに、左後輪106及び右後輪108を独立に駆動制御する電動式の駆動装置110を備える。駆動装置110は、蓄電池112、統合ECU(Electric Control Unit;電気制御装置)114、駆動信号生成部116及び118、モータ120及び122、ドライブシャフト124及び126、等速ジョイント128及び130、並びに、モータ支持機構132及び134を備える。モータ支持機構132は軸受部136及び138を含み、モータ支持機構134は軸受部140及び142を含む。駆動信号生成部116、モータ120、ドライブシャフト124、等速ジョイント128、及びモータ支持機構132は、左後輪106を回転駆動する駆動部を形成し、駆動信号生成部118、モータ122、ドライブシャフト126、等速ジョイント130、及びモータ支持機構134は、右後輪108を回転駆動する駆動部を形成する。
蓄電池112は、図示しない外部充電器などを介して外部から供給される車両100の駆動源となる電気エネルギ(即ち電力)を蓄える。蓄電池112に蓄えられた電気エネルギは、例えば直流電流として、駆動信号生成部116及び118に供給される。蓄電池112は、充放電を繰り返すことができる。
統合ECU114は、運転者によるアクセル(図示せず)及びブレーキ(図示せず)などの操作を受けて、蓄電池112、並びに、駆動信号生成部116及び118を制御する。例えば、運転者がアクセルを踏み込んだ場合、統合ECU114は、運転者が与えるアクセル開度及び車両100の速度に基づいて車輪106及び108の目標駆動力を算出し、これら目標駆動力を実現するためのトルクをモータ120及び122で発生させるのに必要な電流を供給するように蓄電池112に要求する。続いて、統合ECU114は、目標駆動力を実現するためのトルクを示すトルク信号を駆動信号生成部116及び118に渡す。また、運転者がブレーキを踏み込んだ場合には、統合ECU114は、ブレーキ踏込量に応じた減速トルク(回生トルク)をモータ120及び122で発生させるように、蓄電池112、並びに、駆動信号生成部116及び118を制御する。さらに、統合ECU114は、ステアリング制御なども行う。具体的には、統合ECU114は、運転者のハンドル操作に応じて左前輪102及び右前輪104の向きを変えるように、図示しないステアリング機構を駆動する。
駆動信号生成部116は、統合ECU114から受け取るトルク信号に従って、蓄電池112により供給される電流から、モータ120を駆動するための駆動信号としての駆動電流を生成する。駆動信号生成部116は、例えば、インバータにより実現される。モータ120は、駆動信号生成部116により生成された駆動電流で駆動されて駆動トルクを発生する。モータ120の駆動トルクは、ドライブシャフト124及び等速ジョイント128を介して、左後輪106に伝達される。ドライブシャフト124の一端には、モータ120の出力軸が連結され、その他端には、車輪106が連結されている。ドライブシャフト124の車輪106側の端部には等速ジョイント128が設けられている。この等速ジョイント128によって、ドライブシャフト124の車輪106側の軸とドライブシャフト124のモータ120側の軸が屈曲可能に連結されている。
同様に、駆動信号生成部118は、統合ECU114から受け取るトルク信号に従って、蓄電池112により供給される電流から、モータ122を駆動するための駆動信号としての駆動電流を生成する。駆動信号生成部118は、例えば、インバータにより実現される。モータ122は、駆動信号生成部118により生成された駆動電流で駆動されて駆動トルクを発生する。モータ122の駆動トルクは、ドライブシャフト126及び等速ジョイント130を介して、右後輪108に伝達される。ドライブシャフト126の一端には、モータ122の出力軸が連結され、その他端には、車輪108が連結されている。ドライブシャフト126の車輪108側の端部には等速ジョイント130が設けられている。この等速ジョイント130によって、ドライブシャフト126の車輪108側の軸とドライブシャフト126のモータ122側の軸が屈曲可能に連結されている。
本実施形態では、左後輪106用のモータ120及び右後輪108用のモータ122は略同軸上に配設されている。モータ120は、その出力軸(モータ軸ともいう)に対して垂直な方向を回動軸として回動可能にモータ支持機構132によって支持されている。モータ122は、その出力軸に対して垂直な方向を回動軸として回動可能にモータ支持機構134によって支持されている。本実施形態では、回動軸は図1の矢印で示される車両100の直進方向に略平行であり、モータ120及び122は所定の角度範囲内で回動される。一例では、各回動軸は、各モータの重心を通るように設定される。他の例では、各回動軸は、各モータの重心から離れた位置を通るように設定される。
なお、本実施形態に係る駆動装置110は、図1に示される後輪駆動の電気自動車に適用される例に限らず、前輪駆動の電気自動車や四輪駆動の電気自動車に適用することもできる。図2は、本実施形態に係る駆動装置110を前輪駆動の電気自動車200に適用した例を示す。図2において、図1に示した参照符号と同様の参照符号を同一部分、同一箇所に付してその説明を省略する。図2に示す車両200では、左前輪102を駆動する駆動部は、駆動信号生成部116、モータ120、ドライブシャフト124、等速ジョイント128、及びモータ支持機構132によって形成され、右前輪104を駆動する駆動部は、駆動信号生成部118、モータ122、ドライブシャフト126、等速ジョイント130、及びモータ支持機構134によって形成される。
図3は、本実施形態に係る駆動装置110を四輪駆動の電気自動車300に適用した例を示す。図3において、図1に示した参照符号と同様の参照符号を同一部分、同一箇所に付してその説明を省略する。ただし、図3では、前輪102及び104に関連する構成要素と後輪106及び108に関連する構成要素を区別するために、参照符号にF及びRを付している。図3に示す車両300では、左前輪102を駆動する駆動部は、駆動信号生成部116F、モータ120F、ドライブシャフト124F、等速ジョイント128F、及びモータ支持機構132Fによって形成され、右前輪104を駆動する駆動部は、駆動信号生成部118F、モータ122F、ドライブシャフト126F、等速ジョイント130F、及びモータ支持機構134Fによって形成される。さらに、左後輪106を駆動する駆動部は、駆動信号生成部116R、モータ120R、ドライブシャフト124R、等速ジョイント128R、及びモータ支持機構132Rによって形成され、右前輪104を駆動する駆動部は、駆動信号生成部118R、モータ122R、ドライブシャフト126R、等速ジョイント130R、及びモータ支持機構134Rによって形成される。なお、車両300は、図3に示されるような複数の蓄電池(即ち、前輪102及び104用の蓄電池112Fと後輪106及び108用の蓄電池112R)を備える例に限定されず、1つの蓄電池を備えるものであってもよい。
次に、図1に示される車両100に設けられる駆動装置110の構造について詳細に説明する。なお、左後輪106用の駆動部及び右後輪108用の駆動部は同じ構造を有するので、以下では左後輪106用の駆動部について説明し、右後輪108用の駆動部についての説明は省略する。
図4は、車両後方から見た左後輪106用の駆動部の構造を概略的に示し、図5は、車両上方から見た左後輪106用の駆動部の構造を概略的に示している。図5では、図4に示すサスペンション機構408などのいくつかの構成要素は省略されている。図4に示されるように、モータ120は、後部座席402の下に位置している。前述したように、モータ120は、モータ支持機構132によって回動可能に支持されている。具体的には、モータ支持機構132は、図5に示されるように、モータ120を回動可能に支持する軸受部136及び138、軸受部136をボディフレーム406に固定する支持部材404、並びに、軸受部138をボディフレーム406に固定する支持部材502を含む。軸受部136及び138は、モータ120の外周面上の互いに対向する位置に配置されている。支持部材404及び502は、板状に形成されている。
図4に示されるように、車輪106には、タイヤ410が装着されている。車輪106は、スプリング及びショックアブソーバなどを含むサスペンション機構408を介して、ボディフレーム406に取り付けられている。ショックアブソーバは、車輪106の上下方向の振動を吸収する。車輪106が上下に移動すると、ドライブシャフト124に設けられている等速ジョイント128が屈曲し、即ち、ドライブシャフト124のモータ120側の軸とタイヤ410側の軸とのなす角度(作動角)が大きくなる。モータ120側の軸はモータ120に直結されているため、等速ジョイント128が屈曲するとともにモータ120が回動される。
図6は、一方の車輪(左後輪)106が段差600に乗り上げた状態を示している。図6に示されるように、車輪106が段差600に乗り上げる場合、等速ジョイント128の作動角が大きくなるとともに、モータ120は回動軸を中心に回動される。このように車輪106が車体(例えばボディフレーム406)に対して上方に移動する場合、モータ120はその出力軸が斜め上方に向くように回動される。図7は、一方の車輪106が溝700を通過する状態を示している。図7に示されるように、車輪106は溝700を通過する場合も同様にして、等速ジョイント128の作動角が大きくなるとともに、モータ120は回動軸を中心に回動される。車輪106が車体に対して下方に移動する場合には、モータ120はその出力軸が斜め下方に向くように回動される。本実施形態では、モータ120が回動することによって等速ジョイント128の作動角が小さく抑えられる。さらに、ドライブシャフト124に設けられる等速ジョイント128の数は1つである。従って、本実施形態によれば、ドライブシャフト124を短くすることができ、駆動装置110を小型化することができる。
再び図5を参照すると、モータ120は、モータ120の出力軸と車輪106の回動軸とが車両上方から見た場合に一致するように配置されている。この配置では、等速ジョイント128の作動角がほぼゼロとなり、トルクの伝達ロスを少なくすることが可能である。なお、モータ120の配置は図5に示される例に限定されない。例えば、図8に示すように、モータ120の出力軸が車輪106の回動軸と一致していなくてもよい。図8に示すようなモータ120が車両100の内側にある配置では、他の車両が背面から衝突して車両100の車体が変形した場合にも、モータ120自身が変形するリスクを小さくすることができる。モータ120の変形は感電など人体に被害を及ぼす可能性があり、安全性を高くする観点からは図8に示すような配置が望ましい場合がある。
図9は、車両後方から見た車両100の一部を概略的に示している。本実施形態に係る駆動装置110では、モータ120と車輪106との間の距離及びモータ122と車輪108との間の距離を短くすることが可能であるため、比較的狭小な車両(例えば、幅1300mm程度)であっても、モータ120とモータ122との間に十分な空間を得ることができる。この空間には、図9に示されるように、統合ECU114並びに駆動信号生成部116及び118などの構成要素を配置することが可能である。その結果、駆動装置110をよりコンパクトにレイアウトすることが可能になる。
図10は、側面から見た車両100の構造を概略的に示している。後部座席402は、モータ120及び122の上に配置され、運転席1002に対して十分な間隔をとって配置できている。このように駆動装置110をコンパクトにすることによって車室空間を広げ、後部座席402に座るユーザにとって快適な移動を可能にする。支持部材404及び502とボディフレーム406との間には、ブッシュ1006及び1008が配置されている。ブッシュ1006及び1008によって、モータ120の振動、タイヤ410を介して路面から伝わる振動などが後部座席402に伝わるのを防ぐことができる。
図11は、左後輪106用の駆動信号生成部116がモータ120上に配置される例を示している。図11では、支持部材404が省略されている。一般に使用される3相駆動のモータ(回転電機ともいう)120では、モータ120と駆動信号生成部116の間には直径数cm程度の高圧線が3本必要である。そのため、配線が煩雑になるとともに、配線により駆動部の体積が大きくなる場合がある。また、本実施形態に係る駆動装置110のようにモータ120自身が回動する場合は、モータ120と駆動信号生成部116との距離が変化するため、高圧線は十分長いものを利用する必要がある。図11に示すように、駆動信号生成部116は、モータ120上に配置されてもよい。この場合、駆動信号生成部116は、モータ120の回動軸の上方に位置することが望ましい。駆動信号生成部116が回動軸の下方にある場合、路面の凹凸によっては、路面と接触するリスクが高くなるためである。また、モータ120及び駆動信号生成部116の重量を支持部材404及び502で支えることでタイヤ側に重量を伝えないようにするために、駆動信号生成部116の垂直方向の重心線とモータ120の垂直方向の重心線が一致しているように配設、もしくは、回動軸が駆動信号生成部116とモータ120全体での重心を通るように配設されることが望ましい。蓄電池112から駆動信号生成部116への高圧線は2本である。従って、駆動信号生成部116をモータ120上に配置することで、高圧線の数を減らすことができる。さらに、統合ECU114からの配線は高圧線ではないため比較的細い配線(直径数mm程度)を利用することができ、より小さい空間でも駆動装置110を配置することができる。
このとき高圧線は、モータ120が回動したときに蓄電池112との距離が変化しにくいため、軸受部136、138付近を経由してモータ120と蓄電池112とを接続することが望ましい。また2本の高圧線のうち一方が軸受部136から、他方が軸受部138を経由して接続されてもよい。この場合は、回動時に軸受部136、138に加わる高圧線の捩り剛性がほぼ等しくなり、回動時に軸受部136、138に回転を妨げる無理な力が加わりにくくなる。また、2本の高圧線が両方とも軸受部138を経由して接続されても良い。この場合は、2本の高圧線の長さと配置がほぼ等しくなるため、より小さい空間でも駆動装置110を配置することができる。
次に、モータ支持機構132の支持部材404及び402について説明する。支持部材404及び402は、図5に示されるような板状である例に限らず、いかなる形態であってもよい。例えば、図12に示すように、支持部材404は、フレーム状部材1202及び1204により形成され、支持部材502は、フレーム状部材1206及び1208により形成されてもよい。
次に、図13を参照して、モータ120の回動軸とバネ下重量の関係について説明する。図13(a)は、モータ120の回動軸がモータ120の重心を通る例を示している。図13(b)は、モータ120の回動軸がモータ120の重心を通る場合を原点Oにとって、モータ120の回動軸の位置とバネ下重量の関係を模式的に示している。図13(b)では、横軸は回動軸のモータ重心からの変位を示し、縦軸はバネ下重量の増減を示す。図13(b)に示されるように、回動軸がモータ重心より外側(車輪106側)に設定されるほどバネ下重量が減少し、回動軸がモータ重心より内側(車体中心側)に設定されるほどバネ下重量が増大する。一般に、バネ下重量が大きい場合、比較的凹凸の多い路面を走行する場合にはタイヤと路面間の接地性が低くなる。このためバネ下重量の増加は、車の運動特性に悪影響を及ぼす。従って、比較的凹凸の多い路面を走行する場合には、回動軸をモータ重心より外側に設定配置することが望ましい。一方、比較的平坦な道路では、バネ下重量が大きい場合であっても操縦性は低下しない。本実施形態に係る駆動装置110では、モータ重心に対する回動軸の配置によってバネ下重量を調整することが可能である。更に、軸受部136、138にアクチュエータを付加することによって、モータ重心に対する回動軸の配置を運転中に変化させることが可能になると、路面の状態に応じて最適な配置で運転することができ、操縦性の高い走行が可能になる。
本実施形態に係る駆動装置110では、モータ120がその出力軸に対して垂直な方向を回動軸として回動可能にモータ支持機構132によって支持されている。これにより、モータ120と車輪106を連結するドライブシャフト124に設けられている等速ジョイント128が1つであっても、車輪106を駆動することが可能である。その結果、ドライブシャフト124を短くすることができ、駆動装置110を小型化することができる。
また、等速ジョイントの代わりに、作動角が大きくなると回転変動が大きくなる非等速の自在継手(ユニバーサルジョイント)を用いることも可能である。
なお、本実施形態に係る駆動装置は、モータを用いて車輪を駆動するいかなる車両にも適用することができる。モータの電源は、蓄電池の他に燃料電池などを含む。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100,200,300…車両、102…左前輪、104…右前輪、106…左後輪、108…右後輪、110…駆動装置、112…蓄電池、114…統合ECU、116,118…駆動信号生成部、120,122…モータ、124,126…ドライブシャフト、128,130…等速ジョイント、132,134…モータ支持機構、136,138,140,142…軸受部、404,502…支持部材、406…ボディフレーム、408…サスペンション機構、410…タイヤ。

Claims (6)

  1. 1つのジョイントを備えるドライブシャフトを介して車輪に連結され、該車輪を回転駆動するモータと、
    前記モータの出力軸に対して垂直な回動軸の周りに回動可能に前記モータを支持する支持機構と、
    を具備する駆動装置。
  2. 前記回動軸は、前記モータの重心から離れた位置を通る、請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記回動軸は、前記重心位置によりも前記車輪側に位置する、請求項2に記載の駆動装置。
  4. 前記モータを駆動するための駆動信号を生成する駆動信号生成部をさらに具備し、前記駆動信号生成部は前記回動軸の上方に前記モータ上に配設される、請求項1に記載の駆動装置。
  5. 前記ジョイントは等速ジョイントである、請求項1に記載の駆動装置。
  6. 前記車輪と、
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の駆動装置と、
    を具備する車両。
JP2012254581A 2012-11-20 2012-11-20 駆動装置及び車両 Pending JP2014101043A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012254581A JP2014101043A (ja) 2012-11-20 2012-11-20 駆動装置及び車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012254581A JP2014101043A (ja) 2012-11-20 2012-11-20 駆動装置及び車両

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014101043A true JP2014101043A (ja) 2014-06-05

Family

ID=51023965

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012254581A Pending JP2014101043A (ja) 2012-11-20 2012-11-20 駆動装置及び車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014101043A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021153015A1 (ja) * 2020-01-27 2021-08-05 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト 電動トラック

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0796753A (ja) * 1993-09-28 1995-04-11 Honda Motor Co Ltd ホイールモータ
JPH10175189A (ja) * 1997-12-26 1998-06-30 Fanuc Ltd 垂直多関節型ロボットの手首構造
JP2004322802A (ja) * 2003-04-24 2004-11-18 Toyota Motor Corp モータ駆動車両用サスペンション装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0796753A (ja) * 1993-09-28 1995-04-11 Honda Motor Co Ltd ホイールモータ
JPH10175189A (ja) * 1997-12-26 1998-06-30 Fanuc Ltd 垂直多関節型ロボットの手首構造
JP2004322802A (ja) * 2003-04-24 2004-11-18 Toyota Motor Corp モータ駆動車両用サスペンション装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021153015A1 (ja) * 2020-01-27 2021-08-05 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト 電動トラック
JP2021115963A (ja) * 2020-01-27 2021-08-10 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフトDaimler AG 電動トラック
JP7422551B2 (ja) 2020-01-27 2024-01-26 ダイムラー トラック エージー 電動トラック

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5494499B2 (ja) 電動車両
JP4038116B2 (ja) 電動機付き車両
CN102166951B (zh) 用于具有一个电动车桥的机动车辆的底盘
JP5924692B2 (ja) 車両の車軸の近傍に配設された電動パワートレーンおよびその電源モジュールを備える自動車車両
JP5923176B2 (ja) 電動車両
JP5677142B2 (ja) インホイール型の車輪駆動装置
WO2012017935A1 (ja) 車両の後部保護構造
US11383592B2 (en) Mounting structure for drive device in series hybrid vehicle
JP2012096613A (ja) 電動車両
JP2012183903A (ja) 車両の高圧ケーブル配索構造
JP2012096587A (ja) 電動車両の電装部品搭載構造
JP2012076506A (ja) 電気自動車のモータ搭載構造
JP5338642B2 (ja) 電動機の取付構造
JP2012096557A (ja) 電動車両のモータルーム内部品搭載構造
WO2019151131A1 (ja) インホイールモータ駆動装置用サスペンション構造
JP2008179277A (ja) 走行装置
JP2012210899A (ja) インホイルモータ装置
JP2014101043A (ja) 駆動装置及び車両
JPWO2019044119A1 (ja) 車両
JPWO2021111810A5 (ja)
JP2019189054A (ja) 電動三輪車両
US20230256809A1 (en) Drive axle system
JP4758217B2 (ja) 車両駆動装置および電動車両
US11124055B2 (en) Axle assembly for use in a vehicle
JP5488409B2 (ja) 電動車両のパワーユニット支持装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150915

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160426

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160627

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20161129