JP2014100940A - 乗物用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】乗物用シートのフレーム構造を簡易化することを目的とする。
【解決手段】乗物用シートは、クッションパッド(シートクッションパッド100)と、当該クッションパッドに被せられる表皮材と、表皮材の端部に設けられる係合部と、当該係合部が係合される表皮取付部材(表皮取付用ワイヤ110)とを備えている。そして、は、表皮取付部材は、クッションパッドの裏側に設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、クッションパッドと、当該クッションパッドに被せられる表皮材とを備える乗物用シートに関する。
従来、乗物用シートとして、シートクッションフレームと、シートクッションフレームで支持されるクッションパッドと、クッションパッドに被せられる表皮材とを備えたものが知られている(特許文献1参照)。具体的に、この技術では、シートクッションフレームにワイヤ状の表皮取付部材を設け、この表皮取付部材に対して、表皮材の端部に設けたフックを引っ掛けることで、表皮材の取り付けを行っている。
特開2002−66174号公報
しかしながら、前述した技術では、シートクッションフレームに表皮取付部材が設けられるので、フレーム構造が複雑化してしまうといった問題があった。
そこで、本発明は、乗物用シートのフレーム構造を簡易化することを目的とする。
また、本発明は、クッションパッドの小型化や、表皮取付部材の変形を抑えることを目的とする。また、本発明は、表皮材の取付作業を容易にすることや、クッションパッドの剛性を上げることや、表皮取付部材から係合部が外れるのを抑えることを目的とする。
前記した課題を解決する本発明は、クッションパッドと、当該クッションパッドに被せられる表皮材とを備える乗物用シートであって、前記表皮材の端部に設けられる係合部が係合される表皮取付部材が、前記クッションパッドの裏側に設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、従来のような表皮取付部材をフレームに設ける構造に比べ、表皮取付部材をクッションパッドの裏側に設けているので、フレーム構造を簡易化することができる。
また、前記した構成において、前記クッションパッドの裏面に、凹部を設け、前記表皮取付部材を、前記クッションパッドに埋め込まれて保持される保持部と、前記凹部内で露出して、前記係合部と係合する被係合部とを有する構成とすることができる。
これによれば、表皮取付部材をクッションパッドの裏面から突出させずにクッションパッドに埋め込むことができるので、クッションパッドを小型化することができる。
また、前記した構成において、前記凹部を、前記表皮取付部材の延出方向に間隔を空けて複数設け、前記表皮取付部材の保持部を、前記複数の凹部の間の中間部に埋め込んで保持させることができる。
これによれば、表皮取付部材が複数の中間部で保持されるので、例えば凹部が表皮取付部材の延出方向に沿って長く形成される形態に比べ、表皮取付部材の変形を抑えることができる。
また、前記した構成において、前記クッションパッドの裏面に、当該クッションパッドの剛性を向上させるためのシート部材を設ける場合には、前記シート部材を、前記凹部を露出させるための切欠部と、前記中間部に重なるように配置される中間補強部とを有する構成とすることができる。
これによれば、シート部材の中間補強部によって中間部の剛性が向上するので、表皮取付部材の変形をより抑えることができる。
また、前記した構成において、前記クッションパッドの一端側から他端側に延び、前記クッションパッドを裏側から支える長尺状の弾性部材をさらに備える場合には、前記表皮取付部材を、裏側から見て前記弾性部材と重ならない位置に配置することができる。
これによれば、表皮材の係合部を表皮取付部材に取り付ける際に弾性部材が邪魔にならないので、表皮材の取付作業を容易にすることができる。
また、前記した構成において、前記弾性部材を、短手方向に並ぶように複数設け、前記表皮取付部材を、複数の弾性部材よりも短手方向外側に配置することができる。
これによれば、例えば複数の弾性部材の間に表皮取付部材を設ける構造に比べ、表皮材の係合部を短手方向外側から表皮取付部材に近づけていっても表皮取付部材の短手方向外側に弾性部材が無いので、表皮材の取付作業をより容易にすることができる。
また、前記した構成において、前記弾性部材が、短手方向で複数回屈曲するSバネである場合には、前記中間部と、前記Sバネの複数の屈曲部のうち前記凹部とは反対側に凸となる屈曲部とを、前記弾性部材の長手方向で同じ位置になるように配置することができる。
ここで、「同じ位置」とは、中間部の一部と屈曲部の一部が同じ位置であることを意味する。
これによれば、例えば凹部が長手方向に沿って長く形成される場合に比べ、Sバネの開いた部分に中間部が配置されるので、クッションパッドにおけるSバネの開いた部分の間に位置する部分の剛性を上げることができる。
また、前記した構成において、前記クッションパッドの一端側から他端側に延び、前記クッションパッドを裏側から支える長尺状の弾性部材をさらに備える場合には、前記弾性部材を、前記表皮取付部材の一部の真裏に配置することができる。
これによれば、クッションパッドの表皮取付部材付近に局所的に力が加わった場合であっても、表皮取付部材の沈み込みを弾性部材で抑えることができるので、表皮取付部材の沈み込みにより当該表皮取付部材から係合部が外れるのを抑えることができる。
本発明によれば、表皮取付部材をクッションパッドの裏側に設けているので、フレーム構造を簡易化することができる。
また、本発明によれば、表皮取付部材を、クッションパッドに埋め込まれて保持される保持部と、クッションパッドの裏面に設けた凹部内で露出して係合部と係合する被係合部とを有する構成とすることで、表皮取付部材をクッションパッドの裏面から突出させずに済むので、クッションパッドを小型化することができる。
また、本発明によれば、表皮取付部材の保持部を複数の中間部に埋め込んで保持することで、表皮取付部材の変形を抑えることができる。
また、本発明によれば、クッションパッドの裏面に設けたシート部材を、凹部を露出させるための切欠部と、中間部に重なるように配置される中間補強部とを有する構成とすることで、中間部の剛性が向上するので、表皮取付部材の変形をより抑えることができる。
また、本発明によれば、表皮取付部材を、クッションパッドを裏側から支える長尺状の弾性部材とは裏側から見て重ならない位置に配置することで、表皮材の取付作業を容易にすることができる。
また、本発明によれば、表皮取付部材を、複数の弾性部材よりも短手方向外側に配置することで、表皮材の係合部を短手方向外側から表皮取付部材に近づけていっても表皮取付部材の短手方向外側に弾性部材が無いので、表皮材の取付作業をより容易にすることができる。
また、本発明によれば、中間部と、Sバネの複数の屈曲部のうち凹部とは反対側に凸となる屈曲部とを、弾性部材の長手方向で同じ位置に配置することで、Sバネの開いた部分に中間部が配置されるので、クッションパッドにおけるSバネの開いた部分の間に位置する部分の剛性を上げることができる。
また、本発明によれば、クッションパッドを裏側から支える弾性部材を表皮取付部材の一部の真裏に配置することで、クッションパッドの表皮取付部材付近に局所的に力が加わった場合であっても、表皮取付部材の沈み込みを弾性部材で抑えることができるので、表皮取付部材の沈み込みにより当該表皮取付部材から係合部が外れるのを抑えることができる。
第1の実施形態に係る乗物用シートとしての車両用シートの斜視図である。 車両用シートに内蔵されるシートフレームの斜視図である。 シートクッションパッドと粗毛布を下から見た斜視図である。 Sバネやシートクッションパッドを下から見た下面図である。 表皮取付用ワイヤ付近を拡大して示す下面図(a)と、図5(a)のI−I断面図(b)である。 第2の実施形態に係る表皮取付用ワイヤを下から見た下面図である。 第3の実施形態に係る表皮取付用ワイヤを左右方向に直交する面で切った断面図(a)と、図7(a)のII−II断面図(b)である。
次に、本発明の第1の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明においては、まず、乗物用シートの一例としての車両用シートの全体構成を簡単に説明した後、本発明の特徴部分を詳細に説明することとする。
図1に示すように、車両用シートSは、自動車の運転席に使用されるシートであり、シートクッションS1と、シートバックS2と、ヘッドレストS3とを主に備えている。
シートクッションS1およびシートバックS2には、図2に示すようなシートフレームFが内蔵されている。シートフレームFは、シートクッションS1のフレームを構成するシートクッションフレームF1と、シートバックS2のフレームを構成するシートバックフレームF2とから主に構成されている。シートクッションS1は、シートクッションフレームF1に、ウレタンフォームなどのクッション材からなるクッションパッドの一例としてのシートクッションパッド100(図3参照)と、合成皮革や布地などからなる表皮材200(図5参照)を被せることで構成され、シートバックS2は、シートバックフレームF2に、クッション材からなるシートバックパッドと、合成皮革や布地などからなる表皮材を被せることで構成されている。
シートクッションフレームF1は、略矩形の枠状に形成されるフレームであり、自動車のフロアに設けられる左右一対のスライドレールSRのそれぞれに対して前後移動可能に支持されるスライダSL上に設置されている。これにより、車両用シートSは、前後位置を調整可能となっている。
シートバックフレームF2は、その下部がシートクッションフレームF1の後部にリクライニング機構RLを介して回動自在に連結されている。これにより、シートバックS2は、シートクッションS1に対し前後に傾動可能となっている。
なお、本明細書において、前後、左右および上下は、リクライニング機構RLによってシートバックS2が倒されていない状態の車両用シートSに着座した乗員を基準とする。
次に、シートクッションフレームF1およびシートクッションパッド100について詳細に説明する。
シートクッションフレームF1は、左右一対のサイドフレーム10と、左右のサイドフレーム10に架け渡される弾性部材の一例としての2つのSバネ20と、各サイドフレーム10の前部を連結するパンフレーム30と、各サイドフレーム10の後端部を連結する円筒状の連結パイプ40とを主に備えている。
左右のサイドフレーム10は、前後方向に延びる金属製のフレームであり、左右に離間して配置されている。左右のサイドフレーム10の略前半分の部位には、パンフレーム30が配置され、略後半分の部位には、2つのSバネ20が互いに前後方向(Sバネ20の短手方向)に離れた状態で取り付けられている。
Sバネ20は、左右方向に延びる長尺状のバネであり、前後方向で複数回屈曲するように形成されている。詳しくは、Sバネ20は、前側に向けて凸となるように略円弧状に屈曲する複数の前側屈曲部21と、後側に向けて凸となるように略円弧状に屈曲する後側屈曲部22と、略直線状に延びて前側屈曲部21と後側屈曲部22とを連結する複数の連結部23と、最も外側に配置される前側屈曲部21または後側屈曲部22に形成されてサイドフレーム10に係合する係合部24とを有している。
パンフレーム30は、上方および後方に開口した略箱状に形成されている。
そして、左右のサイドフレーム10、パンフレーム30および2つのSバネ20の上には、図3に示すシートクッションパッド100が被せられている。これにより、当該シートクッションパッド100が、各サイドフレーム10、パンフレーム30および各Sバネ20によって下側(裏側)から支持されている。
図3〜図5に示すように、シートクッションパッド100の下側後部には、表皮材200の端部に設けられる係合部210が係合される表皮取付部材の一例としての表皮取付用ワイヤ110が設けられている。これにより、従来のような表皮取付部材をフレームに設ける構造に比べ、シートクッションフレームF1のフレーム構造を簡易化することが可能となっている。
ここで、係合部210は、表皮材200の後側の端部において左右方向に間隔を空けて3つ設けられており、それぞれ先端が表皮取付用ワイヤ110(後述する被係合部112)の周面に沿って屈曲することで表皮取付用ワイヤ110に係合可能となっている。なお、係合部210は、表皮材200の他の端部においても適宜設けられている。
具体的に、シートクッションパッド100の下面の後部には、左右方向に長い矩形状に形成される3つの凹部120が、左右方向(表皮取付用ワイヤ110の延出方向)に間隔を空けて設けられており、表皮取付用ワイヤ110は、3つの凹部120を左右方向に貫通するようにシートクッションパッド100に埋め込まれている。詳しくは、表皮取付用ワイヤ110は、左右方向に延びる金属製の棒状部材であり、シートクッションパッド100に埋め込まれて保持される4つの保持部111と、各凹部120内で露出して表皮材200の係合部210と係合する3つの被係合部112とを有している。
このように表皮取付用ワイヤ110をシートクッションパッド100に埋め込むことで、表皮取付用ワイヤ110をシートクッションパッド100の下面から突出させずに済むので、シートクッションパッド100を小型化することが可能となっている。
また、4つの保持部111のうち左右方向外側の2つの保持部111は、3つの凹部120の左右方向外側に位置する2つの外側部131に埋め込まれて保持され、真ん中の2つの保持部111は、3つの凹部120の間に形成される2つの中間部132に埋め込まれて保持されている。このように2つの外側部131のみだけでなく2つの中間部132でも表皮取付用ワイヤ110を保持することで、例えば凹部が左右方向に沿って長く形成される1つの溝である形態に比べ、表皮取付用ワイヤ110を保持する箇所を増やすことができるので、表皮取付用ワイヤ110の変形を抑えることが可能となっている。
また、シートクッションパッド100の裏面には、シート部材の一例としての粗毛布140が設けられている。粗毛布140は、シートクッションパッド100の剛性を向上させるとともに、シートクッションパッド100の裏面に切れ目が生じることや路面からの雑音を抑えるための布であり、その後部には、切欠部の一例としての3つの露出用孔141が形成されている。
各露出用孔141は、シートクッションパッド100の各凹部120を外部に露出させるために、各凹部120に合致した形状で各凹部120に対応した位置に形成されている。そして、粗毛布140のうち各露出用孔141の間の部位は、2つの中間部132に重なるように配置される2つの中間補強部142として形成されている。このように、中間部132に重なるように中間補強部142を設けることで、例えば露出用孔を左右方向に長い1つの孔として形成する構造に比べ、中間補強部142によって中間部132の剛性を向上させることができるので、表皮取付用ワイヤ110の変形をより抑えることが可能となっている。
また、表皮取付用ワイヤ110は、下側から見てSバネ20とは重ならない位置に配置されている。これにより、表皮材200の係合部210を表皮取付用ワイヤ110に下から取り付ける際にSバネ20が邪魔にならないので、表皮材200の取付作業を容易にすることが可能となっている。
特に、本実施形態では、表皮取付用ワイヤ110は、2つのSバネ20よりも後側(短手方向外側)に配置されている。これにより、例えば2つのSバネの間に表皮取付用ワイヤを設ける構造に比べ、表皮材200の係合部210を後側から表皮取付用ワイヤ110に近づけていっても表皮取付用ワイヤ110の後側にSバネ20が無いので、表皮材200の取付作業をより容易にすることが可能となっている。
また、前述した各中間部132および各中間補強部142と、Sバネ20の前側屈曲部21(凹部120とは反対側に凸となる屈曲部)とは、左右方向(Sバネ20の長手方向)で同じ位置になるように配置されている。詳しくは、各中間部132および各中間補強部142の一部と、前側屈曲部21の一部が、左右方向で同じ位置に配置されている。
これにより、例えば凹部が左右方向に沿って長い1つの溝として形成される場合に比べ、Sバネ20の開いた部分に中間部132や中間補強部142が配置されるので、シートクッションパッド100におけるSバネ20の開いた部分の間(隣り合う2つの後側屈曲部22の間)に位置する部分の剛性を上げることが可能となっている。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態は、前述した第1の実施形態に係る表皮取付用ワイヤ周りの構造を変更したものであるため、第1の実施形態と略同様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略する。
図6に示すように、第2の実施形態に係る表皮取付用ワイヤ310は、第1の実施形態とは異なり、各中間部132に対応した保持部311が前方に向けて凸となるU字状に形成されている。また、第2の実施形態に係るSバネ320は、複数のうち2つの後側屈曲部22が、それぞれ各保持部311の真下に配置されるように、各中間部132と左右方向で同じ位置になるように配置されている。
このように表皮取付用ワイヤ310の保持部311の真下にSバネ320を配置することで、シートクッションパッド100の表皮取付用ワイヤ310の保持部311付近に局所的に力が加わった場合であっても、表皮取付用ワイヤ310の沈み込みをSバネ20で抑えることができるので、表皮取付用ワイヤ310の沈み込みにより当該表皮取付用ワイヤ310から係合部210が外れるのを抑えることができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態は、前述した第1の実施形態に係る表皮取付用ワイヤ周りの構造を変更したものであるため、第1の実施形態と略同様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略する。
図7(a),(b)に示すように、第3の実施形態に係る表皮取付用ワイヤ410は、上下方向で複数回屈曲するように形成されており、一部がシートクッションパッド100に埋め込まれる保持部411となっており、他部がシートクッションパッド100(詳しくは粗毛布140)の下面から下方に突出して外部に露出する被係合部412となっている。そして、被係合部412は、シートクッションパッド100を下から支えるSバネ20よりも下方の位置に配置されている。
このように被係合部412がSバネ20よりも下方に配置されることで、表皮材200の係合部210を被係合部412に取り付けやすくなるので、表皮材200の取付作業をより容易にすることができる。
以上に本発明の実施形態について説明したが、本発明は、以下の他の形態に示すように、適宜変形して実施することが可能である。
前記各実施形態では、クッションパッドの一例としてシートクッションパッド100を例示したが、本発明はこれに限定されず、シートバックパッドであってもよい。
前記各実施形態では、表皮取付用ワイヤ110,310,410をシートクッションパッド100の後部に設けたが、本発明はこれに限定されず、表皮取付部材は、クッションパッドの裏側に配置されていれば、どの位置に設けてもよい。
前記各実施形態では、表皮取付部材の一例としてワイヤ(表皮取付用ワイヤ110等)を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば円筒状の部材や多角形状の棒状部材などであってもよい。
前記各実施形態では、シート部材の一例として粗毛布140を例示したが、本発明はこれに限定されず、その他の布など、シート状の部材であればよい。
前記第1の実施形態では、複数の凹部120を左右方向に並べて配置したが、本発明はこれに限定されず、表皮取付部材の延出方向が例えば円弧状である場合には、円弧状の方向に並ぶように複数の凹部を配置してもよい。また、凹部の数は、前記実施形態に限定されず、いくつであってもよい。
前記第1の実施形態では、切欠部の一例として孔(露出用孔141)を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えばシート部材の端部に開口する切欠きであってもよい。
前記第2の実施形態では、表皮取付用ワイヤ310の保持部311を変形させることで当該保持部311の真下にSバネ320を配置したが、本発明はこれに限定されず、例えば、Sバネの形状を変形させることで、表皮取付部材の被係合部の真下にSバネを配置してもよい。
前記各実施形態では、弾性部材としてSバネ20を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、他の線バネや板バネなどであってもよい。ただし、Sバネを利用する場合には、例えば直線状の線バネに比べ、シートクッションパッドを良好に支持することができる。
前記各実施形態では、Sバネ20(弾性部材)を左右方向に延びるように形成したが、本発明はこれに限定されず、弾性部材はクッションパッドの一端側から他端側に延びていればよく、例えば前後方向に延びていてもよい。
前記各実施形態では、乗物用シートとして、自動車で使用される車両用シートSを例示したが、本発明はこれに限定されず、その他の乗物用シート、例えば、船舶や航空機などで使用されるシートに適用することもできる。
100 シートクッションパッド
110 表皮取付用ワイヤ
111 保持部
112 被係合部
120 凹部
131 外側部
132 中間部
200 表皮材
210 係合部
S 車両用シート

Claims (8)

  1. クッションパッドと、当該クッションパッドに被せられる表皮材とを備える乗物用シートであって、
    前記表皮材の端部に設けられる係合部が係合される表皮取付部材が、前記クッションパッドの裏側に設けられていることを特徴とする乗物用シート。
  2. 前記クッションパッドの裏面には、凹部が設けられ、
    前記表皮取付部材は、前記クッションパッドに埋め込まれて保持される保持部と、前記凹部内で露出して、前記係合部と係合する被係合部とを有するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  3. 前記凹部は、前記表皮取付部材の延出方向に間隔を空けて複数設けられ、
    前記表皮取付部材の保持部が、前記複数の凹部の間の中間部に埋め込まれて保持されていることを特徴とする請求項2に記載の乗物用シート。
  4. 前記クッションパッドの裏面に、当該クッションパッドの剛性を向上させるためのシート部材を設け、
    前記シート部材は、前記凹部を露出させるための切欠部と、前記中間部に重なるように配置される中間補強部とを有していることを特徴とする請求項3に記載の乗物用シート。
  5. 前記クッションパッドの一端側から他端側に延び、前記クッションパッドを裏側から支える長尺状の弾性部材をさらに備え、
    前記表皮取付部材は、裏側から見て前記弾性部材と重ならない位置に配置されていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の乗物用シート。
  6. 前記弾性部材は、短手方向に並ぶように複数設けられ、
    前記表皮取付部材は、複数の弾性部材よりも短手方向外側に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の乗物用シート。
  7. 前記弾性部材は、短手方向で複数回屈曲するSバネであり、
    前記中間部と、前記Sバネの複数の屈曲部のうち前記凹部とは反対側に凸となる屈曲部とが、前記弾性部材の長手方向で同じ位置になるように配置されていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の乗物用シート。
  8. 前記クッションパッドの一端側から他端側に延び、前記クッションパッドを裏側から支える長尺状の弾性部材をさらに備え、
    前記弾性部材が、前記表皮取付部材の一部の真裏に配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の乗物用シート。
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