JP2014100786A - ガラス板の研削方法及び研削装置 - Google Patents

ガラス板の研削方法及び研削装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014100786A
JP2014100786A JP2014007301A JP2014007301A JP2014100786A JP 2014100786 A JP2014100786 A JP 2014100786A JP 2014007301 A JP2014007301 A JP 2014007301A JP 2014007301 A JP2014007301 A JP 2014007301A JP 2014100786 A JP2014100786 A JP 2014100786A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grinding
glass plate
dressing
dresser
work
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014007301A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuaki Bando
和明 坂東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bando Kiko Co Ltd
Original Assignee
Bando Kiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bando Kiko Co Ltd filed Critical Bando Kiko Co Ltd
Priority to JP2014007301A priority Critical patent/JP2014100786A/ja
Publication of JP2014100786A publication Critical patent/JP2014100786A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Surface Treatment Of Glass (AREA)
  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

【課題】頻繁にドレッシング作業が行われても、研削作業に全くロス時間を与えることのないガラス板の研削方法及び研削装置を提供すること。
【解決手段】本研削装置1は、研削ヘッド2自体にドレッサ41を保持したドレッシング装置40を備え、ドレッシング装置40は、研削ホイール3において、ガラス板5の研削を行う研削作業点Aと、反対側Bに設けられ、かつドレッシング装置40は「ON」「OFF」の指令信号に基づいて、研削ホイール3の研削面4に対してドレッサ41の押し付け、また、離間を行うようになっているため、研削ヘッド2がガラス板5の研削作業中、研削作業をしない移動中、停止中等のいずれの状態を問わず、いつでも研削ホイール3の研削面4のドレッシング作業を進行させることができ、また、ドレッシング作業の中断、停止もできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、研削ホイールを備えた研削ヘッドによりガラス板の端面を研削するところのガラス板の研削方法及び研削装置に関する。また、本発明は、研削ヘッドに研削ホイールをドレッシングするドレッシング装置を備えたガラス板の研削装置に関する。尚、以下「ガラス板の研削装置」は「研削装置」と称する。
また、本発明は、研削ヘッドとドレッシング装置が一体として移動して、ガラス板の端面の研削を行うに適する研削方法及び研削装置に係る。
更に、本発明は、ガラス板の端面をペンシルエッヂタイプ等の研削ホイールにより研削するに適する研削方法及び研削装置に係る。
更に、本発明は、自動車の窓ガラスとして使用するガラス板を研削生産するに適するガラス板の研削方法及び研削装置に係る。
従来、ガラス板の端面の研削作業において、研削ホイールのドレッシング作業は、別工程として行われていた。即ち、ドレッシング作業は、研削作業を一時中断したうえで、研削ホイールの研削面にスティック状のドレッサをエアーシリンダ装置、または作業者の手作業により行われている。
また、ドレッシング作業を作業者の手作業によらず、ドレッサを保持したエアーシリンダ装置等からなるドレッシング装置であっても、研削ヘッドが移動して、ガラス板の周囲を研削するところのガラス板の研削装置等においては、上記ドレッシング装置は研削ヘッドから分離され、別体として、研削ヘッドの復帰位置等に配置されている。
研削ヘッドが研削作業の移動から原点等に復帰し、停止した時、余分の時間を取ってドレッシング作業を行っている。
特開2008−254094号公報
上述のように、従来のドレッシング作業は、研削作業とは別工程において行われているため、研削作業を一時中断して行われなければならないため、中断分の時間がロスとなり、全体として研削作業の能率が悪くなっている。
また、作業者の手作業によるドレッシング作業は安全面から問題がある。
更に、研削ヘッドが移動して研削作業を行う研削装置にあっては、研削ヘッドが原点等に復帰、停止してのドレッシング作業にあっては、ドレッシング装置の動作のうえにドレッシング作業時間を要し、ロス時間となり、全体としての研削作業、能率が悪い。
そこで、本発明は、頻繁にドレッシング作業が行われても、研削作業に全くロス時間を与えることのないガラス板の研削方法及び研削装置を提供することにある。
また、本発明は、研削ヘッドが、ガラス板の研削作業中、研削作業の中断中、研削作業をしない移動中(原点復帰中、ガラス板へのアプローチ中)、停止中等のいずれの状態を問わず、かつ何時でも、研削ホイールの研削面のドレッシング作業を行い得、またドレッシング作業の中断が自由にできるガラス板の研削装置を提供することにある。
本発明の研削装置は、研削ヘッド自体に、ドレッサを保持したドレッシング装置を備え、ドレッシング装置は研削ホイールにおいて、ガラス板の研削を行う研削作業位置と異なる位置に設けられ、かつ、ドレッシング装置はON・OFFの指令信号に基づいて、研削ホイールの研削面に対してドレッサの押し付け、また離間を行うようにしたものである。
また、本発明の研削装置は、研削ヘッドが移動してガラス板の端面を研削するガラス板の研削装置において、研削ヘッド自体に、ドレッサを保持したドレッシング装置を備え、ドレッシング装置は、研削ホイールにおいて、ガラス板の研削を行う研削作業位置と異なる位置に設けられ、ON・OFFの指令信号に基づいて、研削ホイールの研削面に対してドレッサの押し付け、また離間を行うようにしたものである。
さらに、本発明は、研削ヘッド自体に、ドレッサを保持したドレッシング装置を備え、ドレッシング装置は研削ホイールにおいて、ガラス板の研削を行う研削作業位置と異なる位置に設けられ、かつ、ドレッシング装置はON・OFFの指令信号に基づいて、研削ホイールの研削面に対してドレッサの押し付け、また離間を行うようにしたガラス板の研削装置において、研削ヘッドがガラス板の研削作業中、研削作業の中断中、研削作業をしない移動中、停止中等のいずれの状態を問わず、必要に応じて、ON・OFFの指令信号に基づいて、ドレッシング装置がドレッサを研削ホイールの研削面に対して押し付け、また離間を行い、研削面のドレッシング作業の進行、またドレッシング作業の中断を行うようにしたガラス板の研削方法及び研削装置である。
尚、上記ドレッサは、ドレッシング用砥石のことである。
本発明の研削装置は、研削ヘッド自体にドレッシング装置を備え、上記ドレッシング装置は、研削ホイールにおいて、ガラス板の研削を行う研削作業側と反対側に設けられ、かつ、上記ドレッシング装置はON・OFFの指令信号に基づいて、上記研削ホイールの研削面に対して接近、また離間を行い、接近によって上記研削面のドレッシング作業を、離間によってドレッシング作業を中断、中止を行うようにしたものであるため、研削ヘッドがガラス板の研削作業中、研削作業の中断中、研削作業しない移動中(原点復帰中、ガラス板へのアプローチ中)、停止中等のいずれの状態を問わず、かつ何時でも自由に研削ホイールの研削面のドレッシング作業の進行を行い得、またドレッシング作業の中断ができる。
このため、別工程としてのドレッシング作業はなく、ガラス板の研削作業とドレッシング作業とが共存した状態となっている。従って、研削作業の一時中断、その他動作延長等の時間ロスがなくなり、全体としての研削作業の効率が高くなる。
図1は、研削装置の全体正面説明図である。 図2は、図1に示す研削装置II−II線断面説明図である。 図3は、図1に示す研削ヘッドの要部の拡大縦断面説明図である。 図4は、図3に示す研削ヘッドの要部の水平断面説明図である。 図5は、図3に示す研削ヘッドの要部の拡大側面断面説明図である。 図6は、図3に示す研削ヘッドのドレッシング装置の断面説明図である。 図7は、図6に示すドレッシング装置の平面説明図である。 図8は、一部を断面で示した図6及び図7のドレッシング装置の背面説明図である。 図9は、本発明の第2実施例の研削装置を示す一部断面の平面説明図である。 図10は、本発明の第3実施例の研削装置において、研削ヘッド部の平図説明図である。
第1実施例
図1から図8において、本発明に従う研削ヘッド2を備えた研削装置1は、素板ガラスの入込み、切線形成、切線の通りの折割、折割されたガラス板外周の研削、外周研削されたガラス板5の取出しをひとつづきで行うようになっている。
研削ヘッド2は、ガラス板5の外周の研削を行う研削作業ポジション6において備える。この研削作業ポジション6において、研削ヘッド2、延いては、研削ホイール3とガラス板5とが数値制御されて平面座標系を移動し、研削ホイール3がガラス板5の外形ラインの法線方向を向くように角度制御されつつ、ガラス板5の外周を回り、ガラス板5の外周の端面の研削を行う。
本研削装置1は、右側端のガラス板5の入込みポジション7から切線形成ポジション8、折割ポジション9、研削作業ポジション6、取出しポジション10が定間隔をおいて設けられている。さらに、各ポジション7、8、9、6、10の上方を直線に貫いてガラス板搬送装置11が設けられ、このガラス板搬送装置11によって、ガラス板5が入込みポジション7から各ポジション8、9、6、10に順送りされる。
切線形成ポジション8には、カッターヘッド69とガラス板5の支持テーブル68を備え、折割ポジション9には折割ヘッド67を備え、研削作業ポジション6には研削ヘッド2とガラス板5の吸着テーブル装置15とを備える。研削装置1は、正面において各ポジション7、8、9、6、10の上方を直線に貫いてX軸架台71が架設され、このX軸架台71の前面にX軸移動手段12が設けられている。X軸移動手段12は前面に数値制御されてX軸移動を行う移動台13を備えている。移動台13に切線形成ポジション8に対応してカッターヘッド69が、さらに研削作業ポジション6に対応して研削ヘッド2が、それぞれ角度制御装置17を介して吊下げ的に取付けられている。
従って、カッターヘッド69と研削ヘッド2とは、X軸移動する移動台13、延いてはX軸移動手段12を共用し、一体となってX軸移動を行う。
また、カッターヘッド69と研削ヘッド2は、それぞれ角度制御装置17を介して移動台13に取付けられ、それぞれの角度制御装置17は同期制御されて角度制御運転され、カッターヘッド69と研削ヘッド2は同期、並行して角度制御回動を行う。
切線形成ポジション8には、X軸移動手段12に直交して、Y軸移動手段14が機台72に配設され、Y軸移動手段14にガラス板5の支持テーブル68が取付けられ、Y軸移動する。また、研削作業ポジション6には、同じくY軸移動手段14がX軸移動手段12に直交して機台72に配設され、Y軸移動手段14にガラス板5を吸着テーブル装置15が取付けられ、Y軸移動する。そして、切線形成ポジション8のY軸移動手段14と研削作業ポジション6のY軸移動手段14とは、同期制御駆動され、結果、切線形成ポジションの支持テーブル68、延いては支持されたガラス板5と研削作業ポジション6の吸着テーブル装置15、延いては吸着されたガラス板5とは同期、並行してY軸移動を行う。
切線形成ポジション8のカッターヘッド69とガラス板5と、研削作業ポジション6の研削ヘッド2とガラス板5は、同時並行して数値制御された平面座標系移動と、カッターヘッド69及び研削ヘッド2の角度制御回動が行われ、切線形成ポジション8ではガラス板5の輪郭切線の形成が、研削作業ポジション6では、外周の端面の研削が行われる。
なお、X軸移動手段12は、X軸架台71の前面にX軸方向に沿って敷設されたガイドレール18とガイドレール18に保持されX軸方向に移動自在の移動台13と移動台13をX軸移動させる送りネジ19と送りネジ19を駆動するX軸サーボモータ20とよりなる。
Y軸移動手段14は基台72の上面にY軸方向に沿って敷設されたガイドレール21とガイドレール21に保持されY軸方向に移動自在の吸着テーブル装置15と吸着テーブル装置15をY軸移動させる送りネジ22と送りネジ22を駆動するY軸サーボモータ23とを備え、吸着テーブル装置15の上面に複数個の吸盤16が配置されている。研削作業ポジション6に搬入されたガラス板5は吸盤16の上面に水平に載置され、吸着され、吸着テーブル装置15と共にY軸移動する。
X軸移動手段12の移動台13に取付けられ、研削ヘッド2を角度制御回動させる角度制御装置17は、回転軸24を備え、回転軸24を水平回動自在に保持する軸受装置25と、回転軸24の上端部において平歯車のかみ合わせを介して連結された角度制御サーボモータ26と、下端部27において研削ヘッド2を回転軸24と一体となって水平回動するように連結するブラケット28を備える。
角度制御装置17は、軸受装置25において、X軸移動する移動台13に取付けられている。回転軸24はその軸心36がX−Y平面座標系、つまり、ガラス板5の上面に直交して組込まれている。
研削ヘッド2は、回転軸24の下端部27において、回転軸24を側方からつかみ固定したところのブラケット28に取付けられている。
研削ヘッド2は、回転軸24の下端部27のブラケット28に吊下げ的に強固に取付けられたX方向ブラケット29と、X方向ブラケット29に取付けられたX方向スライド装置30と、X方向スライド装置30に取付けられたY方向ブラケット31と、Y方向ブラケット31に設けられたY方向スライド装置32と、Y方向スライド装置32に取付けられた上下方向スライド装置33と、上下方向スライド装置33に上下方向に沿って取付けられたスピンドルモータ34と、スピンドルモータ34の回転シャフト35に取付盤37を介して装着された研削ホイール3と、研削ホイール3をその研削作業部を除き囲むが如くスピンドルモータ34及び上下方向スライド装置33から突設されたカバーブラケット48とを備える。
研削ヘッド2は、角度制御装置17の回転軸24に取付けられ、回転軸24と一体となって、かつ回転軸24の軸心36を中心として角度制御され水平回動される。
軸心36の延長線と研削ホイール3の研削面4との交わる部分が研削作業点Aである。研削ホイール3は研削作業点Aを中心に角度制御された回動(首振り)をし、ガラス板5の外形ライン(プログラム輪郭ライン)での法線方向に研削ホイール3の回転心が位置するように、研削作業点Aをガラス板5の周線部を移動させてガラス板5の周囲を研削する。
さて、研削ヘッド2は、研削ホイール3において、ガラス板5を研削する研削作業点Aと反対側Bにおいて、研削ホイール3の研削面4のドレッシング作業を行うドレッシング装置40を備える。研削ヘッド2は、反対側Bにドレッシング装置40を備える代わりに、その他の位置、即ち研削作業点Aと異なる位置にドレッシング装置40を備えていてもよい。
ドレッシング装置40は、ドレッサ41を保持している。
ドレッシング装置40は、「ON」の指令信号に基づく作用によって、研削ホイール3の研削面4に接近し、接近しつづけ、「OFF」の指令信号に基づく作用によって研削面から離れる。
ドレッシング装置40は、研削ホイール3、延いては、研削面4への接近において、保持したドレッサ41を研削面4に押し付けドレッシング作業を進行し、研削面4からの離れにおいて、ドレッサ41を研削面4から離間し、ドレッシング作業を中断又は停止する。
尚、本実施例において、ドレッシング装置40を研削ホイール3の研削面4に接近させ、離させるとは、ドレッシング装置40のドレッサホルダ42及び本体43を接近させ、離させることである。これによってドレッサホルダ42に挟持されたドレッサ41を研削面4に対し押し付け、また、研削面4から離間させることである。
ドレッシング装置40は、スティック状のドレッサ41をホイール3の研削面4に向かって突出された状態でその元部を挟持するドレッサホルダ42と、ドレッサホルダ42が先端にボルト固定された本体43と、本体43においてドレッサホルダ42とを研削ホイール3の研削面4に対して水平に進退自在のスイング回動するように保持する枢支装置44と、ドレッサホルダ42のドレッサ41を研削ホイール3の研削面4に弾性押し付けするように本体43において本体43とスピンドルモータ34に固定のカバーブラケット48との間に掛け渡された引張りコイルバネ45と、研削ホイール3の研削面4に押し付けられたドレッサ41を引張りコイルバネ45の引張りバネ力に逆らって引き離すためにドレッサホルダ42に設けられた水噴出口46から研削ホイール3の外周に対して水噴出を行うドレッサ41の引き離し装置47と、引き離し装置47における水噴出と水噴出停止とを切り換えする切換バルブ(図示なし)を開閉する前記「ON」、「OFF」の指令信号の出力装置(図示なし)とよりなる。尚、切換バルブは、「ON」の指令信号により「閉」の状態となり、「OFF」の指令信号により「開く」の状態となるようにしてある。
「ON」の指令信号の出力の状態で、ドレッサホルダ42のコ字形室56の内からの水噴出が停止し、引張りコイルバネ45の引張りバネ力によりドレッサホルダ42が研削ホイール3に引き寄せられて接近し、ドレッサ41が研削面4に押し付けられる。
「OFF」の指令信号の出力状態で、コ字形室56内からの水噴出が起き、水噴出の反力水圧によりドレッサホルダ42が、引張りコイルバネ45の引張力に逆らって研削ホイール3から離され、ドレッサ41は研削面4から離間されている。
ボルト固定により一体となったドレッサホルダ42及び本体43をスイング回動自在に保持する枢支装置44は、スピンドルモータ34に固定されたカバーブラケット48から下向に突設されたシャフト49を備え、シャフト49の下端部に滑りブッシュ又はベアリグを介して本体43を取付けたものである。尚、止め50によりドレッサホルダ42及び本体43の研削ホイール3への接近し過ぎで本体43が止められる。
ドレッサホルダ42は、上下の段付押え体51と51の合体からなる。ドレッサ41の挟持は、上下の段付押え体51と51の間にそのドレッサ41の元部を差入れ、段付押え体51と51とともにボルト締結によってなる。
段付押え体51、51それぞれは、上下方向から見てL字形状となり、外側面は平面となり、内方は低い段面部52と高い段面部53に形成され、高い段面部53にスティック状のドレッサ41の巾に沿った凹み段54が形成されている。
ドレッサ41を挟持しての段付押え体51と51の合体は、ドレッサ41をそれぞれの段付押え体51、51の凹み段54にドレッサ41の元部を差入れ、それぞれ高い段面部53、53どうしを対面して行う。すると、形成されたドレッサホルダ42は、正面側に上下に壁体55、55を有し、正面に開口したコ字形室56が形成されている。コ字形室56を形成する上下の壁体55と55は段付押え体51、51の低い段面部52、52から形成されている。
また、コ字形室56の底壁は段付押え体51、51のそれぞれの高い段面部53及び53の前面で形成されている。
そして、コ字形室56には、上下の壁体55、55と平行し、かつ上下の壁体55と55から中間位置において、底壁57から突設したドレッサ41が位置されている。
上下の段付押え体51と51との内向対面しての締結によって形成されたコ字形室56の底壁57には、水が噴出する水噴出口46が開口してある。
水噴出口46は、一方の段付押え体51内に設けられた通穴58から本体43内に設けた通穴59に通じさせてある。
本体43内の通穴59は、本体43の上面に開口し、開口部に螺着した管継手60及び管継手に接続のホース61を介して研削ヘッド2外に設置の切換バルブ(図示せず)を経て水送りポンプ(図示せず)に接続されている。
ドレッシング装置40を研削面4から離し、ドレッシング作業を中断するとき、研削ホイール3の研削面4に押し付けられたドレッサ41、延いてはドレッサホルダ42を引張りコイルバネ45の引張バネ力に逆らって引き離すところの引き離し装置47は、ドレッサホルダ42の水噴出口46、一方の段付押え体51内に設けた通穴58、本体43内に設けた通口59、管継手60、ホース61、切換バルブ、ポンプよりからなる。
ところで、ドレッサホルダ42及び本体43を研削ホイール3に接近・離間させるところの引張りコイルバネ45と水噴出による引き離し装置47を、エアーシリンダに代えてもよく接近・離反させる作用・動作は同じである。また、エアーシリンダの空気圧でドレッサ41を研削面4に押し付けること、また、逆に研削面4から離すことも容易である。
即ち、現在の引張りコイルバネ45の位置において、エアーシリンダを本体45とカバーブラケット48とに渡し掛けしてもよい。
また、もちろん図3〜図7に示すように、ガラス板5の研削作業側には研削ホイールの研削作業点Aへ研削液を供給する研削液供給装置62が設けられている。
研削液供給装置62は、研削液スプレー部63を備え、研削液スプレー部63は、カバブラケット48に取付けられている。もちろん、研削液スプレー部63は、ホース等を介してポンプ(図示せず)に連結されている。
本研削装置1によると、研削ヘッド2自体にドレッサ41を保持したドレッシング装置40を備え、ドレッシング装置40は、研削ホイール3において、ガラス板5の研削を行う研削作業点Aと、反対側Bに設けられ、かつドレッシング装置40は「ON」、「OFF」の指令信号に基づいて、研削ホイール3の研削面4に対してドレッサ41の押し付け、また、離間を行うようになっているため、研削ヘッド2がガラス板5の研削作業中、研削作業をしない移動中、停止中等のいずれの状態を問わず(に関係なく)、いつでも研削ホイール3の研削面4のドレッシング作業を進行させることができ、また、ドレッシング作業の中断、停止もできる。
即ち、例えば、研削ホイール3の前部においてガラス板5の研削作業を進めながら、後方において、研削ホイール3の研削面4のドレッシング作業を並行してすすめることができる為、ガラス板の研削作業とドレッシング作業とが同時に共存状態にある。また、一連研削工程において必ず存在する研削ヘッド3の研削作業の途切れ時間中、研削ヘッド3の空移動中、停止中においても、自由にドレッシング作業が行え得るため、別工程のドレッシング作業は不要である。
よって、研削作業を中断、その他の作業時間の延長等のロス時間がなくなり、研削効率が高くなる。また、ドレッシング作業の続行時間の調整、開始、中断のタイミングが、研削作業中研削ヘッド2の移動中等にかかわらず、自由に、かつ、適切に行い得るため、常に研削面4をリフレッシュし得、また、ドレッサ41の無駄な消耗を避けることができる。
第2実施例
図9は、本発明を実施した研削ヘッド102を備えた研削装置100を示す。
本研削装置100は、上面にガラス板5を吸着して水平回転するテーブル装置80と側方からテーブル装置80に対して直線進退移動を行う研削ヘッド102を備え、テーブル装置80は数値制御されて水平回転し、研削ヘッド102は数値制御されて直線進退移動して、研削ヘッド102の研削ホイール103の研削面104をガラス板5の周縁エッヂ101に追従させて、ガラス板5の端面の研削を行う研削装置である。
研削ヘッド102は、テーブル装置80の上方において、テーブル装置80の側方からテーブル装置80に至って架設されたフレームに設けられた直線移動手段83の移動台84に上下スライド装置88を介して取付けられている。
なお、直線移動手段83は、フレーム89に敷設されたガイドレール85とガイドレール85に保持された直線移動自在の移動台84と移動台84を移動させる送りネジ86と送りネジ86を駆動するサーボモータ87とよりなる。
一方、テーブル装置80は、機台90に設置され、サーボモータに連結された回転装置81の出力軸に連結されている。
また、研削ヘッド102は、スピンドルモータ106とスピンドルモータ106の回転シャフト(図示せず)の下端部にアダプター(図示せず)を介して装着された研削ホイール103を備える。
研削ヘッド102はスピンドルモータ106において、上下スライド装置88を介して移動台84に取付けられている。スピンドルモータ106は研削ホイール103を下にし、上下方向に沿って取付けられ、研削ホイール103は水平姿勢にして、ガラス板5と同一平面上に位置する。
また、スピンドルモータ106には、カバーブラケット105が取り付けられている。尚、カバーブラケット105は、第1実施例の研削装置において、スピンドルモータ34に取り付けられたカバーブラケット48と略々同一構造となっている。
さて、研削ヘッド102は、研削ホイール103において、ガラス板5を研削する研削作業側Cと反対側Dにおいて、研削ホイール103の研削面104のドレッシング作業を行うドレッシング装置108を備える。
ドレッシング装置108は、ドレッサ109を保持している。
ドレッシング装置108は、「ON」の指令信号に基づく作用によって、研削ホイール103の研削面104に接近しつづけ、「OFF」の指令信号に基づく作用によって研削面104から離れる。
ドレッシング装置108は研削面104への接近において、保持したドレッサ109を研削面104に押し付けてドレッシング作業を行い、研削面104からの離れにおいて、ドレッサ109を研削面104から離間させて、ドレッシング作業を中断また停止させる。
尚、ドレッシング装置108の機構及び動作は、第1実施例におけるドレッシング装置40の機構、動作と同一である。
ドレッシング装置103と、カバーブラケット105との取り付け関係もまた、第1実施例と同一である。
第3実施例
図10において、本発明に従う研削ヘッド112を備えた研削装置110は、ガラス板5が上下からベルトコンベアにより挟持され、または、接触する吸盤に下面が吸着されて直線搬送され、直線搬送中のガラス板5の側方において固定して配置された研削ヘッド112、延いては研削ホイール113により、ガラス板5の側端面を直線研削する研削装置である。
研削ヘッド112、延いては、研削ホイール113の前部Gをガラス板5の側端面が直進通過し、研削ホイール113が前部Gにおいて直線研削する。
研削ヘッド112は、図9に示すように、スピンドルモータ115と、スピンドルモータ115の回転シャフト(図示せず)の下端部(図示せず)に取付けた研削ホイール113を備える。
研削ヘッド112は、スピンドルモータ115において機台118から立設された立上り体119に切込みスライド装置111及び上下方向スライド装置116を介して取付けられている。
スピンドルモータ115は、研削ホイール113を下にし、上下方向に沿って取付けられている。研削ホイール113は水平姿勢である。
スピンドルモータ115には、カバーブラケット122が取付けられている。尚、カバーブラケット122は、第1実施例の研削装置において、スピンドルモータ34に取り付けられたカバーブラケット48と略々同一構造となっている。
研削ホイール113において、前部G、即ち直進するガラス板5の側端部と接し、研削作業を行っている点が研削作業点Eである。
研削ヘッド112は、研削ホイール113において、研削作業点Eと反対側Fにおいて、研削ホイール113の研削面114のドレッシングを行うところのドレッシング装置120が装置されている。
さて、研削ヘッド112は、研削ホイール113において、ガラス板5を研削する研削作業点Eと反対側Fにおいて、研削ホイール113の研削面114のドレッシング作業を行うドレッシング装置120を備える。
ドレッシング装置120はドレッサ121を保持している。
ドレッシング装置120は「ON」の指令信号に基づく作用によって、研削ホイール113の研削面114に接近し、接近しつづけ、「OFF」の指令信号に基づく作用によって研削面114から離れる。
ドレッシング装置120は研削面114への接近において、保持したドレッサ121を研削面114に押し付けドレッシング作業を行い、研削面114からの離れにおいて、ドレッサ121を研削面114から離間させて、ドレッシング作業を中断また停止させる。尚、ドレッシング装置120の機構及び動作は、第1実施例におけるドレッシング装置40の機構、動作と同一である。
ドレッシング装置120とカバーブラケットとの取り付け関係もまた第1実施例と同一である。
1 研削装置
5 ガラス板

Claims (4)

  1. 研削ヘッド自体に、ドレッサを保持したドレッシング装置を備え、ドレッシング装置は研削ホイールにおいて、ガラス板の研削を行う研削作業位置と異なる位置に設けられ、かつ、ドレッシング装置はON・OFFの指令信号に基づいて、研削ホイールの研削面に対してドレッサの押し付け、また離間を行うようにしたガラス板の研削装置。
  2. 研削ヘッドが移動してガラス板の端面を研削するガラス板の研削装置において、研削ヘッド自体に、ドレッサを保持したドレッシング装置を備え、ドレッシング装置は、研削ホイールにおいて、ガラス板の研削を行う研削作業位置と異なる位置に設けられ、ON・OFFの指令信号に基づいて、研削ホイールの研削面に対してドレッサの押し付け、また離間を行うようにしたガラス板の研削装置。
  3. 研削ヘッド自体に、ドレッサを保持したドレッシング装置を備え、ドレッシング装置は研削ホイールにおいて、ガラス板の研削を行う研削作業位置と異なる位置に設けられ、かつ、ドレッシング装置はON・OFFの指令信号に基づいて、研削ホイールの研削面に対してドレッサの押し付け、また離間を行うようにしたガラス板の研削装置において、研削ヘッドがガラス板の研削作業中、研削作業の中断中、研削作業をしない移動中、停止中等のいずれの状態を問わず、必要に応じて、ON・OFFの指令信号に基づいて、ドレッシング装置がドレッサを研削ホイールの研削面に対して押し付け、また離間を行い、研削面のドレッシング作業の進行、またドレッシング作業の中断を行うようにしたガラス板の研削装置。
  4. 研削ヘッド自体に、ドレッサを保持したドレッシング装置を備え、ドレッシング装置は研削ホイールにおいて、ガラス板の研削を行う研削作業位置と異なる位置に設けられ、かつ、ドレッシング装置はON・OFFの指令信号に基づいて、研削ホイールの研削面に対してドレッサの押し付け、また離間を行うようにしたガラス板の研削装置において、研削ヘッドがガラス板の研削作業中、研削作業の中断中、研削作業をしない移動中、停止中等のいずれの状態を問わず、必要に応じて、ON・OFFの指令信号に基づいて、ドレッシング装置がドレッサを研削ホイールの研削面に対して押し付け、また離間を行い、研削面のドレッシング作業の進行、またドレッシング作業の中断を行うようにしたガラス板の研削方法。
JP2014007301A 2014-01-17 2014-01-17 ガラス板の研削方法及び研削装置 Pending JP2014100786A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014007301A JP2014100786A (ja) 2014-01-17 2014-01-17 ガラス板の研削方法及び研削装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014007301A JP2014100786A (ja) 2014-01-17 2014-01-17 ガラス板の研削方法及び研削装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012233332 Division 2012-10-22 2012-10-22

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014100786A true JP2014100786A (ja) 2014-06-05

Family

ID=51023787

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014007301A Pending JP2014100786A (ja) 2014-01-17 2014-01-17 ガラス板の研削方法及び研削装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014100786A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016124754A (ja) * 2014-12-29 2016-07-11 AvanStrate株式会社 ガラス基板の製造方法
JP2018171707A (ja) * 2018-08-15 2018-11-08 日本電気硝子株式会社 板状物の端面加工装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01143350U (ja) * 1988-03-22 1989-10-02
JPH11179657A (ja) * 1997-12-18 1999-07-06 Toshiba Mach Co Ltd 自動ドレッシング装置
JP2009095952A (ja) * 2007-10-18 2009-05-07 Denso Corp ウェハの製造方法
JP2011189456A (ja) * 2010-03-15 2011-09-29 Disco Corp 研削装置及び研削方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01143350U (ja) * 1988-03-22 1989-10-02
JPH11179657A (ja) * 1997-12-18 1999-07-06 Toshiba Mach Co Ltd 自動ドレッシング装置
JP2009095952A (ja) * 2007-10-18 2009-05-07 Denso Corp ウェハの製造方法
JP2011189456A (ja) * 2010-03-15 2011-09-29 Disco Corp 研削装置及び研削方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016124754A (ja) * 2014-12-29 2016-07-11 AvanStrate株式会社 ガラス基板の製造方法
JP2018171707A (ja) * 2018-08-15 2018-11-08 日本電気硝子株式会社 板状物の端面加工装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5967212B2 (ja) ガラス板の研削方法及び研削装置
CN111516092B (zh) 一种自动封边机及控制系统和加工方法
CN103692311B (zh) 全自动卧式玻璃直线四边磨边机及其磨边加工方法
CN105666297A (zh) 一种用于电线塔杆支撑架的夹取式打磨装置
JPH0717734A (ja) ガラス板加工機械
CN111452179A (zh) 一种自动封边机的控制系统
KR20010042908A (ko) 유리판의 가공기계
CN104816216A (zh) 一种自动送料式玻璃异形磨边机构
US20140131413A1 (en) Method and device for producing edge cutouts in sheet glass
KR100868873B1 (ko) 연마부가 부착된 롤 테이프 자동절단장치
JP2014100786A (ja) ガラス板の研削方法及び研削装置
CN103894930B (zh) 一种磨轮的成型及修磨专用设备
CN103465127A (zh) 柔性随形恒压力抛光装置
CN103465158B (zh) 高效周边连续抛光机
CN204604016U (zh) 一种自动送料式玻璃异形磨边机构
CN205043590U (zh) 段差磨床
CN217345937U (zh) 一种子母门自动封边机
JP2687534B2 (ja) ガラス板加工機械
CN104400058A (zh) 机体轴孔专用镗床
CN205218725U (zh) 一种汽车钢圈打磨装置
CN104589388A (zh) 一种瓦楞纸切割机
CN211278766U (zh) 一种造型板材机械切割装置
CN104526440A (zh) 机体轴孔专用镗床的送料装置
JP6170597B1 (ja) テープディスペンサーが適用されたデジタルカッティングシステム
CN105583465A (zh) 一种接插件自动切槽机

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141023

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150915

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151116

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160126