JP2014100764A - 穴あきシートの製造方法、製造装置及び包装袋の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】透明の合成樹脂シートに微細穴を形成しても、穴部分が白くなったり、穴部分に突起ができたりしないようにするとともに、合成樹脂シートを複数枚重ねた状態でも穴あけができるようにする。
【解決手段】合成樹脂製で帯状をなす基材シート13(上基材シート13a、下基材シート13b)を二枚重ねの状態で長手方向に沿って搬送し、外周面に複数のパンチ22aを有し基材シート13の搬送方向に回転する穴あけローラ22を基材シート13の片面に押し当てて穴あけを行う際に、前記穴あけローラ22と対向して基材シート13を挟んで基材シート13に密着する合成樹脂製の支持部23で荷重を支持する。
【選択図】図5

Description

この発明は、例えば包装袋の製造等に用いられるような穴あきシートの製造方法に関し、より詳しくは、多数の微細穴を有する穴あきシートでも、平滑で外観美麗な状態に製造できるような穴あきシートの製造方法に関する。
多数の微細穴を有する穴あき包装袋は、例えば切り花の包装等に好適に用いられている。微細穴を通じて通気性が得られるためである(例えば、下記特許文献1参照)。
このような穴あき包装袋101を図11に示す。図11に示した包装袋101は、穴あきシート102,103を上下に2枚重ね合わせてから、溶着と切断を行って、上下に開口104,105を有する所定形状の偏平な形態に製造されている。図中、左右両側の縁部106が溶着部分である。微細穴107を有する穴あきシート102,103は、透明の合成樹脂製であり、例えばポリプロピレンなどの基材シートに、所定間隔で配設された多数の熱針を挿通して製造される。つまり、熱針が基材シートの一部を溶かし、微細穴を穿設する。
しかし、基材シートに挿通した熱針を引き抜くときに引抜側の面における微細穴107の縁には、図12に示したように、溶融樹脂の塊からなる環状の突起108ができる。この突起は白化している。図12(a)は微細穴107の平面図、図12(b)は微細穴107の断面図である。
このため、透明なはずの穴あきシートの穴の周囲が白く見え、透明感が損なわれる。被包装物たる花は美しく見える必要があるので、外側の包装袋が無数の白い点を有するように見えると、花の美しさが減殺される。
また、穴あきシート102,103の片面に突起108ができるので、突起108が包装袋101の内側にくるように包装袋101を製造すると、包装した内部の花が突起108で損傷され、突起108が包装袋101の外側に位置するように包装袋101を製造すると、一緒に取り扱う他の包装袋101の花を棄損してしまうおそれがある。
さらに、穴あけは熱針を挿通して引き抜くため、基材シートを二重に重ねた状態では穴あけはできない。熱針を挿通した時に重なった基材シート同士がくっついてしまうからである。このため、包装袋101の製造は、別々に製造した2枚の穴あきシート102,103を重ね合わせてから、溶接と切断をして、包装袋101の形態に製造する必要があった。
実開平6−76165号公報
そこで、この発明は、穴あけしても白くならず、被包装物を棄損してしまうような突起もできず、複数枚重ねた状態でも穴あけができるようにすることを主な目的とする。
そのための手段は、合成樹脂製で帯状をなす基材シートに穴をあけて穴あきシートを製造する穴あきシートの製造方法であって、前記基材シートを長手方向に沿って搬送し、外周面に複数のパンチを有し基材シートの搬送方向に回転する穴あけローラを前記基材シートの片面に押し当てて穴あけを行う際に、前記穴あけローラと対向して前記基材シートを挟んで前記基材シートに密着する合成樹脂製の支持部で荷重を支持する穴あきシートの製造方法である。
別の手段は、合成樹脂製で帯状をなす基材シートに穴をあけて穴あきシートを製造する穴あきシートの製造装置であって、前記基材シートを長手方向に沿って搬送する搬送路を備え、該搬送路における前記基材シートに対する穴あけ位置に、前記基材シートの片面に対して押し当てて穴あけを行う複数のパンチを外周面に有し前記基材シートの搬送方向に回転する穴あけローラを備え、前記搬送路を挟んで前記穴あけローラに対向する位置に、前記穴あけに際して前記基材シートに密着して荷重を支持する合成樹脂製の支持部を備えた穴あきシートの製造装置である。
これらの構成では、基材シートは長手方向に沿って搬送され、この搬送中に基材シートの搬送方向に回転する穴あけローラのパンチが押し当てられる。すると、基材シートは、パンチの先端の刃によってパンチの内側部分と外側部分に分断される。
このとき、穴あけローラと対向して基材シートに密着している支持部が、パンチを押し当てた時の荷重を支持する。荷重の支持は、合成樹脂製の支持部自体がその材料弾性によって変形して行われる。このためダイ(下型)なしでも打ち抜きをするときのように確実に穴あけを実現できる。
穴あけに際して熱を利用しないので表裏両面のいずれにおいても白化はせず、突起もできない。また、基材シートを複数枚重ねた状態でも穴あけをすることが可能である。
パンチによって分断されたパンチの内側部分と外側部分のうち、パンチの内側部分の多くは、支持部に対して静電気で吸着されており、基材シートを支持部から離すように搬送するに従って、パンチの内側部分のカスはパンチの外側部分から分離され、基材シートに穴が形成されることになる。
課題を解決するための別の手段は、前記穴あきシート製造方法で製造した穴あきシートを2枚重ねの状態で搬送し、溶着と切断を行う包装袋の製造方法である。
製造された穴あきシートをそのまま製袋工程に移行できる。
この発明によれば、穴あきシートは白化しないので、穴をあけても基材シートの透明度や色彩を維持できる。このため、透明の穴あきシートであれば、その透明度ゆえに穴の存在すら外観から分からないような美麗な状態にでき、被包装物の美しさを保つことができる。
また、表裏両面のいずれにも、溶融樹脂の塊かなる硬い突起ができないので、包装した被包装物や一緒に取り扱われる被包装物を不測に棄損することを回避できる。
さらに、基材シートを複数枚重ねた状態でも穴あけができるので、穴あきシートを使用する包装袋等の製造に際して、必ずしも別々に形成した穴あきシートを重ねて製袋する必要はなく、あらかじめ重ねた状態で穴あきシートを製造することによって、製袋の工程や装置を簡略化することができる。
穴あきシートの製造方法と製造装置の概略説明図。 穴あきシートの斜視図。 穴あきシートを用い製造した花束包装袋の正面図。 図3のA部分の拡大図と穴の断面図。 作用状態を示す断面図。 作用状態の要部を示す拡大図。 穴あけ加工後のカスの状態を示す説明図。 包装袋の製造方法を示す説明図。 他の例に係る支持部の断面図。 他の例に係る穴あけローラの作用状態の断面図。 従来の包装袋の正面図。 図10のB部分の拡大図と穴の断面図。
この発明を実施するための一形態を、以下図面を用いて説明する。
図1は、穴あきシート11の製造装置21及び方法を示す概略構成図であり、図2は穴あきシート11の製造方法によって製造された穴あきシート11の斜視図、図3は、その穴あきシート11を用いて製造された包装袋としての花束包装袋31の正面図である。
まず、図2に示した穴あきシート11と花束包装袋31について説明してから、その製造装置21と方法、続いて、花束包装袋31の製造方法について説明する。
穴あきシート11は、ポリプロピレン等の透明の合成樹脂製で、帯状をなしている。穴あきシート11には大きさの小さい微細穴12が適宜の間隔と配置で多数形成されているが、目を近づけて凝視しない限り微細穴12を目視できない外観である。また、微細穴12は円形で、表裏両面のいずれにも目視できるような突起などがない状態である(図4参照)。
このような穴あきシート11で構成される花束包装袋31は、図3に示したように、2枚の穴あきシート11(上シート11aと下シート11b)を重ねて構成された偏平形状である。花束包装袋31の上端には上端開口部32が、下端には上端開口部32よりも幅狭の下端開口部33が形成されている。また、下シート11bにおける前記上端開口部32よりも上の位置には、積層状態の花束包装袋31を保持するための舌片34が延設されている。舌片34に形成された貫通穴35は保持のためのもので、貫通穴35よりも下の位置には、切り離しのための左右に延びるミシン目36を有している。
花束包装袋31の左右両側縁は上シート11aと下シート11bを結合一体化する溶着部37であり、溶着部37は、上端側を幅広に、下端側を幅狭に形成し、上下方向の中間部を上端側の幅寸法に近い広さに広げるように曲線を描いている。
上シート11aと下シート11bの微細穴12は、上端開口部32から下端開口部33までの間の全体に均等に形成されている。すなわち、ひとつの花束包装袋31における上シート11aは全体に微細穴12を有し、下シート11bは、舌片34を除いた部分に微細穴12を有する。
穴あきシート11の製造方法は、図1に示したように、合成樹脂製の帯状をなす基材シート13を長手方向に沿って搬送し、この搬送中に、搬送方向に回転する穴あけローラ22を基材シート13の片面に押し当てて穴あけを行い、この穴あけの後段で穴あけによってできた基材シート13のカス14(図1、図7参照)を除去するというものである。前記穴あけローラ22を押し当てて穴あけを行う際には、前記穴あけローラ22と対向して基材シート13を挟む合成樹脂製の支持部23によって、穴あけローラ22の押し当てに伴って生じる荷重を支持する。
具体的に説明すると、穴あきシートの製造装置21は、基材シート13が搬送される搬送路24を備え、この搬送路24の前段側に、基材シート13を供給する基材シート供給部25及び支持部23を供給する支持部供給部26を有し、搬送路24上の穴あけ位置には穴あけ加工をする穴あけ加工部27を有し、穴あけ加工部27より後段に穴あけ加工後の穴あきシート11を回収する穴あきシート回収部28、穴あけ加工部27を通過した支持部23を回収する支持部回収部29及び穴あけ加工で生じた基材シート13のカス14を回収するカス回収部30を有する。
前記基材シート供給部25は、ロール状に巻回された2本の基材シート13を有する。2本の基材シート13は、花束包装袋31の上シート11aとなる上基材シート13aと、花束包装袋31の下シート11bとなる下基材シート13bである。これらの基材シート13は、別々の支持軸25a,25bに保持されており、それぞれ引き出されたあとで、第1搬送ローラ25c部分において重ね合わされ、二枚重なった状態で搬送されるように備えられている。
穴あきシート11から製造する前記花束包装袋31は、下側部分同士が交互に反転して隣接する千鳥状配置で製造されるため(図8参照)、下基材シート13bは、上基材シート13aよりも幅広に形成され、下基材シート13bの幅方向の中間部分に上基材シート13aが重なるように搬送される。換言すれば下基材シート13bの左右両側に花束包装袋31の舌片34が形成できるように、下基材シート13bの両側縁を上基材シート13aよりもはみ出させている。そして、上基材シート13aと下基材シート13bの重合部分に微細穴12が形成されるように設定される。
前記支持部供給部26の支持部23は、基材シート13と同様で帯状をなし、ロール状に巻回されている。支持部23は少なくとも穴あけ加工を行う部分を覆うことができる幅を有する。また、支持部23は、基材シート13に密着して穴あけ加工に際して荷重を支持するものであり、基材シート13よりも厚さが厚い適宜の厚みのものが用いられる。詳しくは、荷重を受けた時に自身の材料弾性によって変形し、荷重から解放されたときに元の状態に戻るように、材質や厚さが考慮されている。具体的には、例えばポリエチレンテレフタレートを使用することができる。
この支持部23は、支持軸26aに保持されており、巻回された状態から引き出されて、前記基材シート13と同期して前記穴あけ加工部27に向けて搬送される。支持部23は、第2搬送路ローラ26bによって搬送路24に送られてから、上基材シート13aに密着するように備えられている。
前記穴あけ加工部27は、前記穴あけローラ22と、この穴あけローラ22に対して搬送路24を挟んで対向し前記支持部23を支える補助ローラ27aを有している。穴あけローラ22は、断面円形で、外周面全体に複数のパンチ22aが均等に形成されている。これらのパンチ22aは、図5に示したように円柱状で、先端面はすり鉢状に凹んで凹所22bが形成され、先端には環状の刃22cが形成されている。先端の凹所22bは2枚の基材シート13に対する穴あけを可能とする深さに設定されている。
パンチ22aの太さは所望する微細穴12の大きさに応じて設定され、複数のパンチ22aは、所望の密度の微細穴12が得られるように適宜の間隔で、所望の態様の微細穴12が得られるように適宜の配置で配設されている。
前記補助ローラ27aは剛体で形成され、穴あけローラ22と同期して基材シート13の搬送方向に回転するように備えられている。この補助ローラ27aと前記穴あけローラ22によって、前記支持部23と2枚の基材シート13(上基材シート13aと下基材シート13b)が挟み付けられることになる。
前記穴あきシート回収部28は、シート巻き取り軸28aを有する。このシート巻き取り軸28aは、穴あけ加工済みの2枚の穴あきシート11を二枚重ねの状態のまま巻き取るものである。シート巻き取り軸28aよりも前段には第3搬送ローラ28bを備え、この第3搬送ローラ28a部分で搬送方向を変えて、穴あきシート11を、密着していた前記支持部23から分離するように構成されている。
前記支持部回収部29は、支持部23を巻き取る支持部巻き取り軸29aを有し、この支持部巻き取り軸29aよりも前段には、搬送方向を変える第4搬送ローラ29bを備えている。
前記カス回収部30は、前記第3搬送ローラ28bと第4搬送ローラ29bの近傍に備えられており、支持部23に付着しているカスを除去する第1除去手段30aと、支持部23から離れた穴あけ加工済みの基材シート13(穴あきシート11)に付着しているカス14を除去する第2除去手段30bを有している。
第1除去手段30aは、前記第4搬送ローラ29bに向けて取り付けられるスキージで構成されている。スキージのほか、例えばエア吸引装置やブラシ、エア噴射ノズル等で構成してもよい。
第2除去手段30bは、穴あきシート11に対してエアを噴射するエア噴射ノズルで構成されている。エア噴射ノズルは、巻き取られる穴あきシート11における支持部23と反対側の面に設けられる。
前記第1除去手段30a(スキージ)でかきとられ、第2除去手段30b(エア噴射ノズル)で吹き飛ばされたカス14は、回収器30cに回収される。
このような構成の穴あきシートの製造装置21による穴あきシート11の製造は、次のようになされる。
すなわち、基材シート供給部25から供給された2枚の基材シート13(上基材シート13aと下基材シート13b)と、支持部供給部26から供給された支持部23は、第2搬送ローラ26bを通過した時点で密着した状態となり、穴あけ加工部27に向けて搬送される。穴あけ加工部27では、図5に示したように、穴あけローラ22の回転に伴ってパンチ22aが順次基材シート13に押し当てられる。
パンチ22aの刃22cは基材シート13に食い込み、基材シート13におけるパンチ22aの内側部分と外側部分を分断し、円形の微細穴12をあける。具体的には、図6に示したように、パンチ22aの刃22cが当たると2枚の基材シート13は切断され、このとき支持部23は補助ローラ27aに支えられながら、荷重を受けて圧縮変形する。この変形によって、柔軟な基材シート13に確実な穴あけができる。
穴あけローラ22の回転と基材シート13の搬送に伴って、パンチ22aは、形成した微細穴12から外れる。このとき、微細穴12の内部には、多くの場合、静電気の作用によって基材シート13のカス14が残る。つまり、カス14は、図7(a)に示したように、支持部23に吸着された状態である。
カス14はパンチ22a内に残ることもあるので、穴あけが継続して行えるようにするために、図示を省略するがエア吸引装置や回転ブラシ等の適宜手段を、穴あけローラ22の近傍に備えており、これによってパンチ22a内のカス14を順次除去する。
このあと、第3搬送ローラ28b(図1参照)を経て穴あきシート11が支持部23から分離されると、多くの場合、図7(b)に示したようにカス14のみが支持部23に残る。続いてのカス回収部30において、支持部23に吸着しているカス14は、第1除去手段30aによって、図7(c)に示したように掻き落とされる。
カス14が支持部23に残らない場合には、カス14は穴あきシート11かパンチ穴22aに付着した状態であるが、穴あきシート11に付着した状態の場合には、支持部23からの分離に際してカス14を穴あきシート11から落とす。つまり、穴あきシート11に付着しているカス14は、第2除去手段30bによって吹き飛ばされ、微細穴12が完全にあいた穴あきシート11が得られる。
穴あきシート11は、シート巻き取り軸28a(図1参照)に2枚重ねの状態のまま巻き取られ、次の製袋工程に移行する。
製袋工程では、シート巻き取り軸28aに巻き取った穴あきシート11を、図8に示したように二枚重ねの状態で搬送しながら、溶着と切断を行って、所望の花束包装袋31の形状に形成する。
具体的には、花束包装袋31は、前記のごとく穴あきシート11の幅方向に下側部分同士が交互に反転して隣接する千鳥状に配置となるように、順次溶着されて製造される。この溶着と同時に、溶着部分(溶着部37)と、その他の不要部分38との境界に対して、分離のための切断がなされる。
下に位置する穴あきシート11(下シート11b)の両側縁には、分離前の適宜の段階で前記ミシン目36を形成する。
前記のようにして製造された穴あきシート11と花束包装袋31は、図2、図4に示したように、表裏両面のいずれにおいても白化や突起のない微細穴12を有する。
このため、基材シート13の透明度を維持できる。したがって、その透明度ゆえに微細穴12の存在すら外観から分からないような美麗な状態が得られる。基材シート13が色彩を有する場合には、その色彩を損なわせてしまうこともない。このような穴あきシート11で花束包装袋31を製造した場合には、被包装物の美しさを表現することもできる。
また、溶融樹脂の塊かなる硬い突起もないので、使用に際して引っかかりとなる部分はなく、この結果、穴あきシート11が不測に破損したりすることを抑制できる。穴あきシート11を花束包装袋31などの包装袋とした場合には、包装した被包装物や一緒に取り扱われる被包装物を不測に棄損することも回避できる。
さらに、穴あきシート11は二枚重ねの状態で得られるので、花束包装袋31を製造するときには、得られた穴あきシート11を更に重ねたりすることなく、そのままの状態で製造が行える。このため、製袋の工程や装置を簡略することができる。
以下、他の例を説明する。この説明において、先の構成と同一又は同等の部位については同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
図9の支持部23の断面図であり、この図に示したように、支持部23は、前記補助ローラ27aに相当する回転軸27bの外周面に一体に巻きついた状態に構成してもよい。このような構成でも、前記と同様の作用効果が得られる。
図10は、カス14の回収を穴あけ加工時に行うようにした例を示している。すなわち、穴あけ加工と同時にカス14を吸引する構成である。
穴あけローラ22のパンチ22aは、中空、つまり円筒状に形成され、内部空間22dを有する。この内部空間22dは、同じく中空に形成された穴あけローラ22の内部空間に連通され、これらの内部空間22dには図示しない吸引手段が接続されている。
このような構成であると、パンチ22aが穴あけを行った時に、基材シート13から分離されたパンチ22a内のカス14は、すぐさま強制的に吸引され、基材シート13には完全に穴があく。このため、穴あけ加工後、別途にカス14を回収する構成を省くことかできるうえに、作業環境の向上にも資する。
この発明の構成と前記一形態の構成との対応において、
この発明の基材シートは、前記上基材シート13a、下基材シート13bに対応し、
同様に、
穴は微細穴12に対応し、
除去手段は、第1除去手段30aに対応し、
包装袋は、花束包装袋31に対応するも、
この発明は前記の構成のみに限定されるものではなく、その他の構成を採用することもできる。
例えば支持部23は、無端ベルト状に構成してもよい。
また、穴あきシートの製造方法で得られた穴あきシート11は、前述のように一旦巻き取ることなく、連続して製袋工程に移行してもよい。
穴あけシートに形成する穴は微細穴12でなくてもよい。
11…穴あきシート
11a…上シート
11b…下シート
12…微細穴
13…基材シート
13a…上基材シート
13b…下基材シート
14…カス
21…穴あきシートの製造装置
22…穴あけローラ
22a…パンチ
23…支持部
24…搬送路
30a…第1除去手段
31…花束包装袋

Claims (8)

  1. 合成樹脂製で帯状をなす基材シートに穴をあけて穴あきシートを製造する穴あきシートの製造方法であって、
    前記基材シートを長手方向に沿って搬送し、外周面に複数のパンチを有し基材シートの搬送方向に回転する穴あけローラを前記基材シートの片面に押し当てて穴あけを行う際に、前記穴あけローラと対向して前記基材シートを挟んで前記基材シートに密着する合成樹脂製の支持部で荷重を支持する
    穴あきシートの製造方法。
  2. 前記支持部が帯状で、該支持部を前記基材シートと同期して搬送する
    請求項1に記載の穴あきシートの製造方法。
  3. 前記基材シートを二枚重ねた状態で搬送する
    請求項1または請求項2に記載の穴あきシートの製造方法。
  4. 前記穴あけを行った後、前記支持部に付着している基材シートのカスを除去する
    請求項1から請求項3のうちのいずれか一項に記載の穴あきシートの製造方法。
  5. 合成樹脂製で帯状をなす基材シートに穴をあけて穴あきシートを製造する穴あきシートの製造装置であって、
    前記基材シートを長手方向に沿って搬送する搬送路を備え、
    該搬送路における前記基材シートに対する穴あけ位置に、前記基材シートの片面に対して押し当てて穴あけを行う複数のパンチを外周面に有し前記基材シートの搬送方向に回転する穴あけローラを備え、
    前記搬送路を挟んで前記穴あけローラに対向する位置に、前記穴あけに際して前記基材シートに密着して荷重を支持する合成樹脂製の支持部を備えた
    穴あきシートの製造装置。
  6. 前記支持部が帯状で、該支持部が前記基材シートと同期して搬送されるように設けられた
    請求項5に記載の穴あきシートの製造装置。
  7. 前記穴あけ位置よりも後段に、前記支持部に付着している基材シートのカスを除去する除去手段を備えた
    請求項5または請求項6に記載の穴あきシートの製造装置。
  8. 請求項1から請求項4のうちのいずれか一項に記載の穴あきシート製造方法で製造した穴あきシートを2枚重ねの状態で搬送し、溶着と切断を行う
    包装袋の製造方法。
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KR102049434B1 (ko) * 2017-08-24 2019-11-27 송도훈 화장품 용기용 메쉬망 가공 장치 및 그 가공 방법

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