JP2014100299A - X線診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影対象の3次元的な状態をより高精度に把握させることを可能にするX線診断装置を提供すること。
【解決手段】実施の形態のX線診断装置においては、X線管装置は、被検体に対してX線を照射する。X線検出器は、X線管装置から照射され、被検体を通過したX線を検出する。揺動機構制御部は、X線管装置によって被検体に対して照射されるX線の照射方向を揺動させる。画像生成制御部は、揺動機構制御部によって照射方向が揺動されながら被検体に対して照射され、当該被検体を通過したX線の情報を用いてX線画像を生成する。表示制御部は、画像生成制御部によって生成されたX線画像を表示部23にて表示させるように制御する。
【選択図】図3

Description

本発明の実施の形態は、X線診断装置に関する。
従来、X線診断装置を用いてイメージガイド下に血管内治療が行われている。例えば、完全閉塞血管を開通させる手技においては、ガイドワイヤが血管に挿入され、さらに、閉塞部位を挟んで反対側に造影剤を流した状態でX線画像を撮影する。医師は、撮影されたX線画像を参照して、ガイドワイヤの先端と閉塞部位を挟んで反対側の血管の端との3次元的な状態を把握した上で、ガイドワイヤを操作して閉塞部位を開通させる。
ここで、医師にとっては、ガイドワイヤの先端と、閉塞部位を挟んで反対側の血管の端との3次元的な状態をリアルタイムに把握しながらガイドワイヤを操作することが望ましい。しかしながら、モニタに表示されるX線画像はあくまで2次元の画像であるため、例えば、ガイドワイヤを進める医師がモニタを観察した場合、2次元の情報を把握することはできるものの、奥行き方向の情報を把握することができない。故に、医師は血管の3次元的な走行具合を確認するために、ガイドワイヤ操作以外の動作である、X線診断装置等の操作を行う必要がある。これはガイドワイヤ操作の遅延を招いてしまい、手技時間の延長によって被検体及び医師のX線被曝量増大に繋がる。
そこで、近年、X線診断装置のC形アームをスライド回転させながらX線画像を撮影して、モニタに表示することで、撮影対象の3次元的な状態を把握しやすくする技術が知られている。しかしながら、上述した従来技術においては、撮影対象の3次元的な状態の把握に一定の限界があった。
特開2011−72655号公報
本発明が解決しようとする課題は、撮影対象の3次元的な状態をより高精度に把握させることを可能にするX線診断装置を提供することである。
実施の形態のX線診断装置は、X線管装置と、X線検出器と、揺動機構と、画像生成手段と、表示制御手段とを備える。X線管装置は、被検体に対してX線を照射する。X線検出器は、前記X線管装置から照射され、前記被検体を通過したX線を検出する。揺動機構は、前記X線管装置によって前記被検体に対して照射されるX線の照射方向を揺動させる。画像生成手段は、前記揺動機構によって照射方向が揺動されながら前記被検体に対して照射され、当該被検体を通過したX線の情報を用いてX線画像を生成する。表示制御手段は、前記画像生成手段によって生成されたX線画像を所定の表示部にて表示させるように制御する。
図1は、第1の実施形態に係るX線診断装置の構成の一例を示す図である。 図2は、従来技術に係る課題の一例を説明するための図である。 図3は、第1の実施形態に係るシステム制御部の構成の一例を示す図である。 図4は、第1の実施形態に係る揺動機構制御部によるX線の照射方向の揺動を説明するための図である。 図5Aは、第1の実施形態に係る揺動機構制御部による揺動の一例を示す図である。 図5Bは、第1の実施形態に係る揺動機構制御部による揺動の一例を示す図である。 図5Cは、第1の実施形態に係る揺動機構制御部による揺動の一例を示す図である。 図5Dは、第1の実施形態に係る揺動機構制御部による揺動の一例を示す図である。 図6は、第1の実施形態に係る表示制御部の制御によって表示されるX線画像の一例を示す図である。 図7は、第1の実施形態に係るX線診断装置による処理の手順を示すフローチャートである。 図8は、第2の実施形態に係るX線診断装置の構成の一例を示す図である。 図9は、第2の実施形態に係るX線診断装置の構成の変形例を示す図である。 図10は、第3の実施形態に係る揺動機構制御部によって制御されるX線の焦点の変化例を示す図である。 図11は、第4の実施形態に係る適用例を説明するための図である。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るX線診断装置100の構成の一例を示す図である。図1に示すように、第1の実施形態に係るX線診断装置100は、高電圧発生器11と、X線管12と、X線絞り装置13と、天板14と、Cアーム15と、X線検出器16とを備える。また、第1の実施形態に係るX線診断装置100は、Cアーム回転・移動機構17と、天板移動機構18と、Cアーム・天板機構制御部19と、絞り制御部20と、システム制御部21と、入力部22と、表示部23とを備える。また、第1の実施形態に係るX線診断装置100は、画像データ生成部24と、画像データ記憶部25と、画像処理部26とを備える。また、X線診断装置100は、インジェクター30と接続される。
インジェクター30は、被検体Pに挿入されたカテーテルから造影剤を注入するための装置である。ここで、インジェクター30からの造影剤注入は、後述するシステム制御部21を介して受信した注入指示に従って実行される。具体的には、インジェクター30は、後述するシステム制御部21から受信する造影剤の注入開始指示や、注入停止指示、さらに、注入速度などを含む造影剤注入条件に応じた造影剤注入を実行する。なお、インジェクター30は、操作者が直接インジェクター30に対して入力した注入指示に従って注入開始や、注入停止を実行することも可能である。
高電圧発生器11は、システム制御部21による制御の下、高電圧を発生し、発生した高電圧をX線管12に供給する。X線管12は、高電圧発生器11から供給される高電圧を用いて、X線を発生する。
X線絞り装置13は、絞り制御部20による制御の下、X線管12が発生したX線を、被検体Pの関心領域に対して選択的に照射されるように絞り込む。例えば、X線絞り装置13は、スライド可能な4枚の絞り羽根を有する。X線絞り装置13は、絞り制御部20による制御の下、これらの絞り羽根をスライドさせることで、X線管12が発生したX線を絞り込んで被検体Pに照射させる。なお、X線管12と、X線絞り装置13とをまとめてX線管装置とも呼ぶ。天板14は、被検体Pを載せるベッドであり、図示しない寝台の上に配置される。なお、被検体Pは、X線診断装置100に含まれない。
X線検出器16は、被検体Pを透過したX線を検出する。例えば、X線検出器16は、マトリックス状に配列された検出素子を有する。各検出素子は、被検体Pを透過したX線を電気信号に変換して蓄積し、蓄積した電気信号を画像データ生成部24に送信する。
Cアーム15は、X線管12、X線絞り装置13及びX線検出器16を保持する。X線管12及びX線絞り装置13とX線検出器16とは、Cアーム15により被検体Pを挟んで対向するように配置される。
Cアーム回転・移動機構17は、Cアーム15を回転及び移動させるための機構であり、天板移動機構18は、天板14を移動させるための機構である。Cアーム・天板機構制御部19は、システム制御部21による制御の下、Cアーム回転・移動機構17及び天板移動機構18を制御することで、Cアーム15の回転や移動、天板14の移動を調整する。絞り制御部20は、システム制御部21による制御の下、X線絞り装置13が有する絞り羽根の開度を調整することで、被検体Pに対して照射されるX線の照射範囲を制御する。
画像データ生成部24は、X線検出器16によってX線から変換された電気信号を用いて画像データを生成し、生成した画像データを画像データ記憶部25に格納する。例えば、画像データ生成部24は、X線検出器16から受信した電気信号に対して、電流・電圧変換やA(Analog)/D(Digital)変換、パラレル・シリアル変換を行い、画像データを生成する。
ここで、画像データ生成部24は、後述するシステム制御部21による制御のもと、例えば、完全閉塞血管を治療するために、ガイドワイヤが挿入され、造影剤が投与された被検体Pを経時的に撮影した複数のX線画像を生成する。そして、画像データ生成部24は、生成したX線画像を画像データ記憶部25に格納する。
画像データ記憶部25は、画像データ生成部24によって生成された画像データを記憶する。例えば、画像データ記憶部25は、ガイドワイヤが挿入され、造影剤が投与された被検体Pの所定の領域が時系列に沿って撮影された画像データを記憶する。
画像処理部26は、画像データ記憶部25が記憶する画像データに対して各種画像処理を行う。例えば、画像処理部26は、画像データ記憶部25が記憶する時系列に沿った複数のX線画像を処理することにより、動画像を生成する。
入力部22は、X線診断装置100を操作する医師や技師などの操作者から各種指示を受け付ける。例えば、入力部22は、マウス、キーボード、ボタン、トラックボール、ジョイスティックなどを有する。入力部22は、操作者から受け付けた指示を、システム制御部21に転送する。例えば、入力部22は、X線画像における任意の領域を指定するための指定指示を受付ける。一例を挙げると、入力部22は、X線の照射方向を揺動させるための入力操作を受付ける。なお、X線の照射方向の揺動については、後に詳述する。
表示部23は、操作者の指示を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)や、画像データ記憶部25が記憶する画像データなどを表示する。例えば、表示部23は、モニタを有する。なお、表示部23は、複数のモニタを有してもよい。
システム制御部21は、X線診断装置100全体の動作を制御する。例えば、システム制御部21は、入力部22から転送された操作者の指示に従って高電圧発生器11を制御し、X線管12に供給する電圧を調整することで、被検体Pに対して照射されるX線量やON/OFFを制御する。また、例えば、システム制御部21は、操作者の指示に従ってCアーム・天板機構制御部19を制御し、Cアーム15の回転や移動、天板14の移動を調整する。また、例えば、システム制御部21は、操作者の指示に従って絞り制御部20を制御し、X線絞り装置13が有する絞り羽根の開度を調整することで、被検体Pに対して照射されるX線の照射範囲を制御する。
また、システム制御部21は、操作者の指示に従って、画像データ生成部24による画像データ生成処理や、画像処理部26による画像処理、あるいは解析処理などを制御する。また、システム制御部21は、操作者の指示を受け付けるためのGUIや画像データ記憶部25が記憶する画像などを、表示部23のモニタに表示するように制御する。また、システム制御部21は、インジェクター30に対して、造影剤注入開始及び終了の信号を送信することで、造影剤の注入を制御する。
ここで、本実施形態に係るX線診断装置100は、撮影対象の3次元的な状態をより高精度に把握させることを可能にする。具体的には、X線診断装置100は、以下、詳細に説明するシステム制御部21の処理によって、撮影対象に照射するX線の照射方向を揺動させてX線画像を撮影して表示することによって、撮影対象の3次元的な状態をより高精度に把握させる。
図2は、従来技術に係る課題の一例を説明するための図である。ここで、図2においては、心臓の冠状動脈における狭窄部位の開通治療を行うためのX線画像を示す。例えば、心臓の冠状動脈における狭窄部位の開通治療においては、図2に示すように、狭窄部位に対してガイドワイヤを挿入し、狭窄部位を挟んで反対側となる血管(図中の反対側血管)に造影剤を注入することで血管の走行を把握し、狭窄部位を開通させる。
ここで、開通治療に用いられるX線画像は、図2に示すように、2次元画像である。従って、例えば、血管の走行が細かく変化している場合、特に、X線画像の奥行き方向で細かく曲がっている場合などでは、血管の3次元的な状態を把握することができない。そこで、近年、C形アームをスライド回転させながらX線画像を撮影して、モニタに表示する技術が開示されているが、かかる従来技術では、C形アームを単に1軸で動かしているに過ぎないため、血管の走行が細かく変化する場合などに対応することが困難であり、撮影対象の3次元的な状態の把握に一定の限界があった。
そこで、本願に係るX線診断装置100は、撮影対象に照射するX線の照射方向を揺動させてX線画像を撮影して表示することによって、撮影対象の3次元的な状態をより高精度に把握させる。図3は、第1の実施形態に係るシステム制御部21の構成の一例を示す図である。図3に示すように、第1の実施形態に係るシステム制御部21は、判定部211と、揺動機構制御部212と、画像生成制御部213と、表示制御部214とを有する。
判定部211は、後述する画像生成制御部213の制御のもと画像データ生成部24によって生成されたX線画像に含まれる線状構造物の走行が不明であるか否かを判定する。具体的には、判定部211は、X線画像に含まれる線状構造物内に挿入された医療用デバイスの位置に基づいて、当該医療用デバイスの動きを検出し、医療用デバイスの動きが停止した場合に、線状構造物の走行が不明であると判定する。例えば、判定部211は、X線画像に含まれる血管内に挿入されたガイドワイヤの位置に基づいて、当該ガイドワイヤの動きを検出し、ガイドワイヤの動きが停止した場合に、血管の走行が不明であると判定する。
一例を挙げると、判定部211は、画像データ生成部24によって生成された時系列に沿った複数のX線画像それぞれにおけるガイドワイヤの先端の位置(座標)を、画素値に基づいて、それぞれ抽出する。そして、判定部211は、各X線画像からそれぞれ抽出したガイドワイヤの先端の座標が移動したか否かを判定することにより、ガイドワイヤの動きを検出する。ここで、判定部211は、ガイドワイヤの先端の座標が所定の領域内から所定の時間移動していない場合に、ガイドワイヤの動きが停止したと判定する。そして、判定部211は、ガイドワイヤの動きが停止したと判定した場合に、判定結果を揺動機構制御部212に通知する。なお、判定に用いられる所定の時間及び所定の領域は、操作者が任意に設定することが可能である。
揺動機構制御部212は、X線管装置によって被検体Pに対して照射されるX線の照射方向を揺動させる。具体的には、第1の実施形態に係る揺動機構制御部212は、X線管装置(X線管12及びX線絞り装置13)及びX線検出器16を支持する支持部(Cアーム15)を3次元空間内で自在に動かすことで、X線の照射方向を揺動させる。
ここで、揺動機構制御部212は、判定部211によって線状構造物の走行が不明であると判定された場合に、X線の照射方向を揺動させる。例えば、揺動機構制御部212は、判定部211によってガイドワイヤの動きが停止したと判定され、判定結果が通知されると、Cアーム・天板機構制御部19を制御してCアーム15を3次元空間内で自在に動かすことで、X線の照射方向を揺動させる。
図4は、第1の実施形態に係る揺動機構制御部212によるX線の照射方向の揺動を説明するための図である。例えば、揺動機構制御部212は、図4の(A)に示すように、被検体Pを載せるベッドである天板14に対して円弧状に備えられた床置式のCアーム15をスライド回転させたり、旋回させたりすることにより、3次元空間内で自在にX線の照射方向を揺動する。
すなわち、揺動機構制御部212は、図4の(B)に示すように、Cアーム15をRAO(第1斜位、右前斜位:right anterior oblique)、LAO(第2斜位、左前斜位:left anterior oblique)、CRA(頭部方向:cranial)、及び、CAU(尾部方向:caudal)で角度づけを行うことにより、3次元空間内で自在にX線の照射方向を揺動する。
ここで、揺動機構制御部212は、上述したように、判定部211の判定結果に応じてCアーム15の角度付けを変化させることで、X線の照射方向を揺動する。すなわち、操作者が、まず、入力部22を介して、Cアーム15を所望の位置に移動(スライド回転、旋回)させる。そして、操作者は、所望の位置で撮影されたX線画像を観察しながら、例えば、狭窄部位の開通治療を行う。このとき、判定部211がガイドワイヤの動きが停止したことを判定すると、揺動機構制御部212は、Cアーム15の角度付けを変化させることで、X線の照射方向を揺動させる。
ここで、揺動機構制御部212によるX線の照射方向の揺動の例について、図5A〜図5Dを用いて説明する。図5A〜図5Dは、第1の実施形態に係る揺動機構制御部212による揺動の一例を示す図である。ここで、図5A〜図5Dにおいては、揺動機構制御部212の制御によるCアーム15の軌跡を示す。例えば、揺動機構制御部212は、図5Aに示すように、RAO〜LAOで往復させるように、Cアームを移動させる。ここで、揺動機構制御部212は、操作者が動態視差による立体感を得られる角度でCアーム15の角度付けを行う。一例を挙げると、揺動機構制御部212は、Cアーム15を最初の位置から±1〜5度の角度付けを行う。
すなわち、揺動機構制御部212は、最初にX線画像が撮影されたCアーム15の位置から±1〜5度の角度付けを行うように、Cアーム15を移動させることで、撮影対象(例えば、狭窄部位の両側に位置するガイドワイヤ及び造影された血管)に対して±1〜5度ずらした角度でX線を照射させる。これにより、揺動機構制御部212は、最初のX線画像と比較して、±1〜5度ずらした角度から撮影対象を観察した場合のX線画像を操作者に対して表示させることができる。
揺動機構制御部212によるX線の照射方向の揺動は、図5Aに示す例に限られず、その他種々の揺動が可能である。例えば、揺動機構制御部212は、図5Bに示すように、Cアーム15が所定の軌跡を描くように制御する。また、例えば、揺動機構制御部212は、図5Cに示すように、Cアームが円(楕円)の軌跡を描くように制御する。また、例えば、揺動機構制御部212は、図5Dに示すように、Cアーム15がランダムな軌跡を描くように制御することも可能である。
図5A〜図5Dに示すように、揺動機構制御部212は、任意の軌跡を描くようにCアーム15を制御するが、いずれの場合においても、Cアーム15を最初の位置から±1〜5度の角度付けを行うように制御することが望ましい。
図3に戻って、画像生成制御部213は、揺動機構制御部212によって照射方向が揺動されながら被検体Pに対して照射され、当該被検体Pを通過したX線の情報を用いてX線画像を生成する。具体的には、画像生成制御部213は、揺動機構制御部212によってCアーム15が最初の位置から±1〜5度の角度付けを行うように制御されながら検出したX線の情報を用いてX線画像を生成するように、画像データ生成部24を制御する。例えば、画像生成制御部213は、15frame/secのフレームレートでX線画像を生成させるように画像データ生成部24を制御する。
表示制御部214は、画像生成制御部213の制御によって生成されたX線画像を表示部23にて表示させるように制御する。例えば、表示制御部214は、15frame/secのフレームレートで生成されたX線画像を表示部23にて表示させる。
以下、上述した本実施形態に係るX線の照射方向の揺動を用いた手技の一例について説明する。なお、ここでは、狭窄部位の開通治療を一例として説明する。まず、操作者は、通常の使用方法と同様にX線診断装置100を見たい部位がイメージングされるように操作する。ここで、操作者は、見たい部位が画像の中心付近に位置するようにX線診断装置100を操作する。なお、このとき、X線の照射方向の揺動を実行するモードである揺動モードをONにしておくことにより、ガイドワイヤの位置を検出して、動きが停止したか否かを自動判定してX線の照射方向の揺動を自動で実行させることができる。
続いて、操作者は、血管にガイドワイヤを挿入し、狭窄部位を挟んで反対側の血管に造影剤を注入して目標到達位置(狭窄部位)を目視で確認しながら、ガイドワイヤを進行させる。ここで、ガイドワイヤの進行が停止した場合に、揺動機構制御部212は、Cアーム15を最初の位置から±1〜5度の角度付けを行うように制御する。
一例を挙げると、揺動機構制御部212は、Cアーム15をLAO方向に2度傾け、続いて、RAO方向に2度傾ける。揺動機構制御部212は、これを繰り返し実行するようにCアーム15を制御する。画像生成制御部213は、Cアーム15の角度付けが実行されている間に収集されたX線の情報からX線画像を生成させる。そして、表示制御部214は、生成されたX線画像をリアルタイムで表示部23にて表示させる。
図6は、第1の実施形態に係る表示制御部214の制御によって表示されるX線画像の一例を示す図である。例えば、図6の(A)に示すように、ガイドワイヤと反対側血管とが描出されたX線画像が観察されながら、狭窄部位の開通治療が行われているとする。かかる場合に、ガイドワイヤの先端の動きが停止したと判定されると、揺動機構制御部212の制御によってCアーム15の角度が変化されながら、X線画像が生成されて表示される。すなわち、表示制御部214は、図6の(B)及び(C)に示すように、ガイドワイヤ先端及び反対側血管を側面から観察した場合のX線画像を動画像で表示する。
操作者は、これらの画像(動画像)を観察することにより、撮影対象(ガイドワイヤや血管など)の3次元的な状態を把握することができ、到達すべき血管がどこにあるのか明確にわかるようになる。
上述した例では、X線画像からガイドワイヤの動きを判定して、自動でX線の照射方向の揺動を行う場合について説明したが、第1の実施形態に係るX線診断装置100は、操作者による指示を受付けて、X線の照射方向の揺動を実行することも可能である。かかる場合には、例えば、入力部22が、X線の照射方向の揺動を実行させるための入力操作である揺動操作を受付ける。そして、揺動機構制御部212は、入力部22が揺動操作を受付けると、X線の照射方向の揺動(Cアーム15の角度付け)を実行する。
一例を挙げると、操作者は、X線画像から撮影対象の3次元的な状態が把握できなくなった(奥行き情報を所望する)場合に、スイッチを押下する。これにより、揺動機構制御部212がCアーム15の角度付けを開始して、動画像が表示されるようになる。その間に、操作者は、造影剤の注入を行いながら、ガイドワイヤを進行させる。スイッチを押下させている間、Cアーム15は、所定の角度付けを継続して行う。
ここで、操作者は、撮影対象の3次元的な状態を1度確認すると、その位置関係が頭に残っており、何度も確認しなくてもよい場合がある。かかる場合には、撮影対象の3次元的な状態の確認後もCアーム15が継続して動いていると、その動きが煩わしくなる場合も考えられる。そこで、本実施形態に係るX線診断装置100では、操作者の入力操作1回に対して、Cアーム15を1周期分移動させるように制御することも可能である。
例えば、操作者が、入力部22に備えられたジョイスティックを1回操作する(例えば、手前に1回倒す)と、揺動機構制御部212は、Cアーム15に対してRAO〜LAOの方向で1往復の角度付けを実行させる。このとき、Cアーム15は、1往復の角度付けを実行したのちに、元の位置に正確に戻って停止する。これにより、操作者は、撮影対象の3次元的な状態を把握するとともに、Cアーム15が継続して動いていることに対する煩わしさを感じることもなく、最初に撮影した元の位置におけるX線画像を観察し続けることができる。
なお、X線の照射方向を揺動させる角度(Cアーム15を動かす角度)は、操作者によって任意に決定することができ、例えば、表示部23に揺動させる角度を入力するためのGUIを表示させることも可能である。
次に、図7を用いて、第1の実施形態に係るX線診断装置100の処理について説明する。図7は、第1の実施形態に係るX線診断装置100による処理の手順を示すフローチャートである。ここで、図7においては、ガイドワイヤの動きを自動で判定して、X線の照射方向の揺動を自動で実行する場合の処理について示す。
図7に示すように、第1の実施形態に係るX線診断装置100においては、揺動モードがONであると(ステップS101肯定)、入力部22が揺動操作を受付けたか否かを判定する(ステップS102)。ここで、揺動操作を受付けた場合には(ステップS102肯定)、揺動機構制御部212は、Cアーム15の角度付けを実行させることで、X線の照射方向を揺動する(ステップS106)。
一方、揺動操作を受付けていない場合には(ステップS102否定)、判定部211は、経時的に撮影されている複数のX線画像を取得して(ステップS103)、各X線画像におけるガイドワイヤの位置をそれぞれ検出する(ステップS104)。そして、判定部211は、検出したX線画像ごとのガイドワイヤの位置から、ガイドワイヤの動きが停止して所定の時間が経過したか否かを判定する(ステップS105)。
ここで、ガイドワイヤの動きが停止して所定の時間が経過していないと判定された場合には(ステップS105否定)、ステップS102に戻って、入力部22が、揺動操作を受付けたか否かを判定する。一方、ガイドワイヤの動きが停止して所定の時間が経過していると判定された場合には(ステップS105肯定)、揺動機構制御部212は、Cアーム15の角度付けを実行させることで、X線の照射方向を揺動する(ステップS106)。
そして、第1の実施形態に係るX線診断装置100は、操作者によって手技終了の操作が実行されたか否かを判定する(ステップS107)。ここで、手技が終了していないと判定された場合には(ステップS107否定)、ステップS102に戻って、入力部22が、揺動操作を受付けたか否かを判定する。一方、手技が終了したと判定された場合には(ステップS107肯定)、X線診断装置100は、処理を終了する。
上述したように、第1の実施形態によれば、X線管装置(X線管12及びX線絞り装置13)は、被検体に対してX線を照射する。X線検出器16は、X線管装置から照射され、被検体を通過したX線を検出する。揺動機構制御部212は、X線管装置によって被検体に対して照射されるX線の照射方向を揺動させる。画像生成制御部213は、揺動機構制御部212によって照射方向が揺動されながら被検体に対して照射され、当該被検体を通過したX線の情報を用いてX線画像を生成する。表示制御部214は、画像生成制御部213によって生成されたX線画像を表示部23にて表示させるように制御する。従って、第1の実施形態に係るX線診断装置100は、撮影対象を種々の方向から描出したX線画像を操作者に観察させることができ、撮影対象の3次元的な状態を詳細に把握させることを可能にする。すなわち、第1の実施形態に係るX線診断装置100は、X線の照射方向を円/楕円/ランダムの軌跡を描いて揺動することにより、被検体内に走行する例えば血管等に対してより好適に3次元的な状態を操作者に把握させることを可能にする。これにより操作者は、よりスムーズにガイドワイヤ操作を行うことが可能となることから、手技時間の短縮が期待できるとともに、被検体及び術者のX線被曝量減少にも寄与する。
上述したように、第1の実施形態に係るX線診断装置100は、3次元空間内において自在にX線の照射方向を揺動させることができる。従って、第1の実施形態に係るX線診断装置100は、例えば、血管の走行が細かく変化する場合などであっても対応することができ、撮影対象の3次元的な状態をより詳細に把握させることを可能にする。
また、第1の実施形態によれば、揺動機構制御部212は、X線管装置及びX線検出器を支持するCアーム15を3次元空間内で自在に動かすことで、X線の照射方向を揺動させる。従って、第1の実施形態に係るX線診断装置100は、バイプレーン装置を用いることなく、撮影対象の3次元的な状態を詳細に把握させることができ、X線診断装置の大型化を抑制して、手術室のスペースを有効に利用することを可能にする。
また、第1の実施形態によれば、判定部211は、画像生成制御部213によって生成されたX線画像に含まれる血管の走行が不明であるか否かを判定する。揺動機構制御部212は、判定部211によって血管の走行が不明であると判定された場合に、X線の照射方向を揺動させる。従って、第1の実施形態に係るX線診断装置100は、X線の照射方向の揺動を自動で行うことができ、操作者が手技で両手を使えない状態にある場合でも、適切にX線の照射方向の揺動を実行することを可能にする。
また、第1の実施形態によれば、判定部211は、X線画像に含まれる血管内に挿入されたガイドワイヤの位置に基づいて、当該ガイドワイヤの動きを検出し、ガイドワイヤの動きが停止した場合に、血管の走行が不明であると判定する。従って、第1の実施形態に係るX線診断装置100は、血管の走行が不明であるか否かをリアルタイムに判定して、判定結果を即時X線の照射方向の揺動に反映させることを可能にする。
また、第1の実施形態によれば、入力部22は、X線の照射方向を揺動させるための入力操作を受付ける。揺動機構制御部212は、入力部22が所定の入力操作を受付けた場合に、X線の照射方向を1周期分揺動させる。従って、第1の実施形態に係るX線診断装置100は、撮影対象の3次元的な状態を把握させるとともに、Cアーム15が継続して動いていることに対する煩わしさを感じることもなく、最初に撮影した元の位置におけるX線画像を観察させ続けることを可能にする。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態では、Cアーム15をスライド回転させたり、旋回させたりすることで、X線の照射方向を揺動させる場合について説明した。第2の実施形態では、X線管装置(X線管及びX線絞り装置)を揺動させることで、X線の照射方向を揺動させる例について説明する。図8は、第2の実施形態に係るX線診断装置200の構成の一例を示す図である。
図8に示すように、第2の実施形態に係るX線診断装置200は、天板14と、X線管12と、X線絞り装置13と、X線検出器16と、管球保持部201と、スタンド202とを備え、X線画像を撮影する。なお、図8には示さないが、X線診断装置200は、操作者が操作する操作卓をさらに備えており、操作者の各種指示を操作卓を介して受け付けることにより動作し、X線画像の撮影を行なう。第2の実施形態に係るX線診断装置200としては、例えば、X線TV装置等が挙げられる。
以下、第1の実施形態に係るX線診断装置100と同様の構成においては、同一符号を付して説明を省略する。なお、第2の実施形態に係るX線診断装置200は、図示していないが内部に図3に示すシステム制御部21と同様の制御部を備え、かかるシステム制御部21によって全体制御が行われる。
管球保持部201は、X線管12を保持し、スタンド202は、管球保持部201および天板14を連結する。これにより、図8に示すように、X線管12とX線検出器16とは、天板14を挟んで対向するように配置される。
第2の実施形態に係る揺動機構制御部212は、X線管装置(X線管12及びX線絞り装置13)によるX線の照射方向を変更することで、X線の照射方向を揺動させる。具体的には、第2の実施形態に係る揺動機構制御部212は、管球保持部201に備えられた揺動装置(不図示)を制御することにより、X線管装置(X線管12及びX線絞り装置13)によるX線の照射方向を変更する。揺動装置は、例えば、モータなどによって、天板14に対するX線管装置の向きを任意に変化させることができる装置である。例えば、揺動機構制御部212は、揺動装置を制御してX線管装置の向きを変化させることで、X線の照射方向を揺動させる。
さらに、第2の実施形態に係るX線診断装置200は、可動部分にカバーを設置することで、可動部分が外部に露出することで操作者に与える煩わしさを取り除くことができる。図9は、第2の実施形態に係るX線診断装置200の構成の変形例を示す図である。例えば、X線診断装置200は、図9に示すように、X線管12、X線絞り装置13及び管球保持部201を覆うようにカバー203が備えられる。これにより、揺動装置を制御してX線管装置の向きを変化させた場合でも、外見上動いている部分はなく、治療に係る手技の邪魔になるような煩わしさを操作者に与えることを抑止することを可能にする。
上述したように、第2の実施形態によれば、揺動機構制御部212は、X線管装置によるX線の照射方向を変更することで、X線の照射方向を揺動させる。従って、第2の実施形態に係るX線診断装置200は、Cアームを有さないX線TV装置のような装置においても、撮影対象の3次元的な状態を詳細に把握させることを可能にする。
(第3の実施形態)
上述した第1及び第2の実施形態では、Cアーム15或いはX線管装置を動かすことによってX線の照射方向を揺動させる場合について説明した。第3の実施形態では、X線管から発生するX線の焦点を変化させることにより、X線の照射方向を揺動させる場合について説明する。
かかる手法は、図1に示すX線診断装置100及び図8に示すX線診断装置200のどちらにおいても適用することが可能である。すなわち、第3の実施形態に係る揺動機構制御部212は、X線管装置に含まれるX線管によるX線の照射方向を変更することで、X線の照射方向を揺動させる。例えば、第3の実施形態に係る揺動機構制御部212は、Flying Focal Spot機能によりX線管から発生するX線の焦点を変化させて、X線の照射方向を揺動させる。
図10は、第3の実施形態に係る揺動機構制御部212によって制御されるX線の焦点の変化例を示す図である。例えば、第3の実施形態に係るX線管12は、電磁的にX線焦点を移動可能なX線管が用いられる。そして、揺動機構制御部212は、X線管12に対してかける磁力を変化させることにより、図10に示すように、X線焦点を位置12aから位置12bにシフトさせる。これにより、撮影対象(例えば、ガイドワイヤや、造影血管)に対して異なる角度からX線を照射することができる。すなわち、撮影対象を異なる角度から描出したX線画像を生成して表示することができ、操作者に撮影対象の側面を観察させることが可能である。
上述したように、第3の実施形態によれば、揺動機構制御部212は、X線管装置に含まれるX線管12によるX線の照射方向を変更することで、X線の照射方向を揺動させる。従って、第3の実施形態に係るX線診断装置は、大掛かりな装置の制御を伴うことなく、撮影対象の3次元的な状態をより高精度に把握させることを可能にする。
(第4の実施形態)
さて、これまで第1、第2及び第3の実施形態について説明したが、上述した第1、第2及び第3の実施形態以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。
上述した第1、第2及び第3の実施形態では、本願に係る技術を狭窄部位の開通治療に用いる場合について説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではなく、X線画像において撮影対象の3次元的な状態を把握するような手技であればどのようなものにも適用することができる。図11は、第4の実施形態に係る適用例を説明するための図である。本願に係る技術は、例えば、図11に示すように、ステントとガイドワイヤの位置関係を把握するために用いることも可能である。
上述した第2の実施形態では、X線管装置を揺動させる例として、X線TV装置を挙げて説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではなく、例えば、図1に示すようなCアームを備えたX線診断装置のX線管装置を揺動させる場合であってもよい。
上述した第1、第2及び第3の実施形態においては、血管を撮影する場合を一例に挙げて説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではなく、例えば、消化管のような線状構造物(長細い臓器、組織など)を対象にした撮影であれば、どのようなものにも適用することができる。
上述した第1、第2及び第3の実施形態においては、医療用デバイスとしてガイドワイヤを用いる場合を一例に挙げて説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではなく、例えば、カテーテルなどの細長い医療用デバイスを用いる場合であれば、どのようなものにも適用することができる。
以上説明したとおり、第1、第2、第3及び第4の実施形態によれば、本実施形態のX線診断装置は、撮影対象の3次元的な状態をより高精度に把握させることを可能にする。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
21 システム制御部
22 入力部
23 表示部
24 画像データ生成部
100、200 X線診断装置
211 判定部
212 揺動機構制御部
213 画像生成制御部
214 表示制御部

Claims (7)

  1. 被検体に対してX線を照射するX線管装置と、
    前記X線管装置から照射され、前記被検体を通過したX線を検出するX線検出器と、
    前記X線管装置によって前記被検体に対して照射されるX線の照射方向を揺動させる揺動機構と、
    前記揺動機構によって照射方向が揺動されながら前記被検体に対して照射され、当該被検体を通過したX線の情報を用いてX線画像を生成する画像生成手段と、
    前記画像生成手段によって生成されたX線画像を所定の表示部にて表示させるように制御する表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とするX線診断装置。
  2. 前記揺動機構は、前記X線管装置及び前記X線検出器を支持する支持部を3次元空間内で自在に動かすことで、前記X線の照射方向を揺動させることを特徴とする請求項1に記載のX線診断装置。
  3. 前記揺動機構は、前記X線管装置によるX線の照射方向を変更することで、前記X線の照射方向を揺動させることを特徴とする請求項1に記載のX線診断装置。
  4. 前記揺動機構は、前記X線管装置に含まれるX線管によるX線の照射方向を変更することで、前記X線の照射方向を揺動させることを特徴とする請求項1に記載のX線診断装置。
  5. 前記画像生成手段によって生成されたX線画像に含まれる線状構造物の走行が不明であるか否かを判定する判定手段をさらに備え、
    前記揺動機構は、前記判定手段によって前記線状構造物の走行が不明であると判定された場合に、前記X線の照射方向を揺動させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のX線診断装置。
  6. 前記判定手段は、前記X線画像に含まれる線状構造物内に挿入された医療用デバイスの位置に基づいて、当該医療用デバイスの動きを検出し、前記医療用デバイスの動きが停止した場合に、前記線状構造物の走行が不明であると判定することを特徴とする請求項5に記載のX線診断装置。
  7. X線の照射方向を揺動させるための入力操作を受付ける受付手段をさらに備え、
    前記揺動機構は、前記受付手段が所定の入力操作を受付けた場合に、前記X線の照射方向を1周期分揺動させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のX線診断装置。
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