JP2014099801A - 通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料ボンベ等の回分式で供給される燃料を用いて発電する通信システムの運転を従来よりも最適化する。
【解決手段】燃料供給器と、燃料供給器から供給される燃料を用いて発電する発電器と、発電器から供給される電力を用いて情報通信のデータを送受信する通信器と、燃料の残量を検出する燃料残量検出器と、通信システムの状態を報知するための報知信号を発信する報知器と、燃料残量検出器が検出する残量が予め設定された第1閾値よりも少なくなると、通信器の運転モードを、発電器での燃料消費が少なくなるように通信器の運転を制限しない第1通信運転モードから、発電器での燃料消費が少なくなるように通信器の運転を制限する第2通信運転モードへと移行させ、かつ、報知器から、通信器の運転モードが第2通信運転モードへと移行した旨の報知信号を発信させる制御器と、を備えた通信システム。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料を保持して供給する燃料供給器と、燃料供給器から供給される燃料を用いて発電する発電器とを備え、発電器で発電した電力を用いて情報通信のデータを送受信する通信システムに関する。
特許文献1は、商用電源から給電される電力負荷と、この電力負荷へのバックアップ電源を形成するようにバッテリを含んで構成された無停電電源装置と、この無停電電源装置に併設されて前記電力負荷に発電電力を供給するように接続するための燃料電池システムを開示する。
特許文献2は、障害によって通信不能となった基地局が発生した場合、カバーエリアが隣接する基地局が通信不能となった基地局のカバーエリアの一部または全部を包含するようにそのカバーエリア形状を変形して、通信不能となった基地局のカバーエリア内の移動局との通信を確保するようにした移動通信システムを開示する。
特開2009−238624号公報 特開2002−112323号公報
前記従来の構成では、燃料ボンベ等の回分式(batch−wise)で供給される燃料を用いて発電し、得られた電力を用いて情報通信のデータを送受信する通信システムに適用した場合に、運転の最適化が十分ではなかった。
本発明は、かかる従来の課題に対応するものであり、バッチ式で燃料を燃料電池に供給して発電する通信システムの運転を従来よりも最適化することを目的の一つとする。
本発明による通信システムの一態様は、燃料を保持して供給する燃料供給器と、前記燃料供給器から供給される燃料を用いて発電する発電器と、前記発電器から供給される電力を用いて情報通信のデータを送受信する通信器と、前記燃料供給器が保持する燃料の残量を検出する燃料残量検出器と、前記通信システムの状態を報知するための報知信号を発信する報知器と、前記燃料残量検出器が検出する前記残量が予め設定された第1閾値よりも少なくなると、前記通信器の運転モードを、前記発電器での燃料消費が少なくなるように前記通信器の運転を制限しない第1通信運転モードから、前記発電器での燃料消費が少なくなるように前記通信器の運転を制限する第2通信運転モードへと移行させ、かつ、前記報知器から、通信器の運転モードが第2通信運転モードへと移行した旨の報知信号を発信させる制御器と、を備える。
本発明の一態様によれば、燃料ボンベ等の回分式で供給される燃料を用いて発電する通信システムの運転を従来よりも最適化することができるという効果を奏する。
図1は、第1実施形態にかかる通信システムの概略構成の一例を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態にかかる通信システムの動作方法の一例を示すフローチャートである。 図3は、第1実施形態の変形例にかかる通信システムの動作方法の一例を示すフローチャートである。 図4は、第2実施形態にかかる通信システムの概略構成の一例を示すブロック図である。 図5は、第2実施形態にかかる通信システムの動作方法の一例を示すフローチャートである。 図6は、第2実施形態の変形例にかかる通信システムの動作方法の一例を示すフローチャートである。 図7は、第3実施形態にかかる通信システムの動作方法の一例を示すフローチャートである。
燃料ボンベ等の回分式で供給される燃料を用いて発電する通信システムの運転を従来よりも最適化すべく、鋭意検討が加えられた。その結果、以下の知見が得られた。
携帯電話等の移動体通信機器から送られる情報通信のデータを送受信する通信器を備える通信システムは、最低限の通信を途絶えさせることなく情報通信のデータを送受信させることが望まれる。そのためには、情報通信のデータを送受信する通信器に、必要な電力を供給することが必要である。電力インフラが整う地域では、発電所からの電力供給を受けて、安定的な情報通信のデータの送受信が行える。
一方で、電力インフラが整わない地域では、電力供給を行うために発電器を設け、通信器を動作させる通信システムを用いることが考えられる。この場合、発電器での発電を継続させるためには、外部から燃料を供給する必要がある。連続式に燃料供給が行われる場合、発電は継続され、通信器を継続的に動作させることができる。一方、回分式の燃料供給の場合、燃料の残量が少なくなると、長期間の発電継続は難しくなり、通信器を継続的に動作させることが困難になる。
発電器に、燃料電池を用いる場合、燃料電池動作時に燃料の供給切れを起こし、燃料の供給を再開して発電を再開する時に、発電させる能力が低下する。リン酸型燃料電池、溶融炭酸塩型燃料電池、固体電解質型燃料電池、改質反応により水素含有ガス(改質ガス)を生成させる水素生成装置等は、比較的高温で作動させる構成であり、燃料電池を起動停止させることで、水素含有ガス(改質ガス)を生成させる能力が低下する場合および燃料電池本体が劣化する場合等があるからである。発電器として燃料電池を用いる場合、通信器を動作させるため、燃料電池の発電能力を低下させないことも望まれている。
以上の知見を踏まえた検討の結果、発電システムにおいて、燃料残量が少なくなると、通信器の運転モードを、発電器での燃料消費が少なくなるように通信器の運転を制限しない第1通信運転モードから、発電器での燃料消費が少なくなるように通信器の運転を制限する第2通信運転モードへと移行させ、かつ、通信器の運転モードが第2通信運転モードへと移行した旨の報知信号を発信させることに想到した。
かかる構成によれば、不慮の事情等により燃料の交換ができず、燃料残量が少なくなった場合等においても、通信部をより長く動作させることができる。よって、燃料ボンベ等の回分式で供給される燃料を用いて発電する通信システムの運転を従来よりも最適化できる。
以下、実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。なお、各図に示されている、各構成物の形状、大きさ、及び、位置関係は、あくまで例であって、それらは図示された態様に限定されるものではない。
(第1実施形態)
第1実施形態の通信システムは、燃料を保持して供給する燃料供給器と、燃料供給器から供給される燃料を用いて発電する発電器と、発電器から供給される電力を用いて情報通信のデータを送受信する通信器と、燃料供給器が保持する燃料の残量を検出する燃料残量検出器と、通信システムの状態を報知するための報知信号を発信する報知器と、燃料残量検出器が検出する残量が予め設定された第1閾値よりも少なくなると、通信器の運転モードを、発電器での燃料消費が少なくなるように通信器の運転を制限しない第1通信運転モードから、発電器での燃料消費が少なくなるように通信器の運転を制限する第2通信運転モードへと移行させ、かつ、報知器から、通信器の運転モードが第2通信運転モードへと移行した旨の報知信号を発信させる制御器と、を備える。
かかる構成では、燃料ボンベ等のバッチ式で供給される燃料を用いて発電する通信システムの運転を従来よりも最適化することができる。
[装置構成]
図1は、第1実施形態にかかる通信システムの概略構成の一例を示すブロック図である。
図1に示す例では、第1実施形態の通信システム100は、燃料供給器10と、発電器12と、通信器14と、燃料残量検出器16と、報知器18と、制御器20と、を備える。
燃料供給器10は、燃料を保持して供給する。燃料供給器10は、具体的には例えば、天然ガスボンベ、および、LPGボンベ等に取り付け可能なレギュレータ等としうる。ボンベ自体は、燃料供給器10の一部であってもなくてもよい。燃料は、具体的には例えば、ボンベや燃料容器に充填されたLPG、ガソリン、灯油等を用いることができる。
発電器12は、燃料供給器から供給される燃料を用いて発電する。発電器12は、例えば、エンジン式発電機および燃料電池等としうる。発電器12として燃料電池を用いる場合には、発電器12は、供給される燃料から水素含有ガスを生成させる改質構成と、水素含有ガスと空気とを用いて発電する燃料電池と、改質構成を運転させるための燃料供給構成や空気供給構成等の補機類を備えてもよい。燃料電池としては、例えば、固体電解質型燃料電池を用いることができる。
固体電解質型燃料電池は、高温で動作するので、起動停止によりヒートショックおよび熱ひずみ等の影響を受けやすく、発電させる能力が低下する可能性が高くなる。本実施形態では、起動停止の発生率が小さくなるので、発電させる能力が低下する可能性をより小さくできる。
通信器14は、発電器12から供給される電力を用いて情報通信のデータを送受信する。通信器14は、例えば、BTS(Base Transceiver Station)としうる。情報通信のデータは、例えば、携帯電話等の移動体通信機器から送られる情報通信のデータとすることができる。
燃料残量検出器16は、燃料供給器10が保持する燃料の残量を検出する。燃料残量検出器16は、例えば、液位計、重量計、および、ボンベの供給圧を測定する圧力計等としうる。あるいは例えば、燃料残量検出器16は、発電器12での発電動作履歴から消費された燃料を演算して、燃料の残量を求める構成であってもよい。この場合、燃料残量検出器16は特別な検出構成を不要にできる。
報知器18は、通信システム100の状態を報知するための報知信号を発信する。報知信号の送信先は、制御器20であってもよいし、周囲にある(近接する)他の通信システムであってもよいし、集中管理センター等であってもよい。報知器18は、例えば、BTS(Base Transceiver Station)の機能を利用して、通信システム100の状態を報知するための報知信号を発信する構成としうる。報知器18は通信器14と一体に構成されていてもよい。すなわち、同一の装置が、通信器14および報知器18の両方の機能を実現してもよい。
制御器20は、燃料残量検出器16が検出する残量(燃料供給器10が保持する燃料の残量)が予め設定された第1閾値よりも少なくなると、通信器14の運転モードを、発電器12での燃料消費が少なくなるように通信器14の運転を制限しない第1通信運転モードから、発電器12での燃料消費が少なくなるように通信器14の運転を制限する第2通信運転モードへと移行させ、かつ、報知器18から、通信器の運転モードが第2通信運転モードへと移行した旨の報知信号を発信させる。
制御器20は、制御機能を有するものであればよく、演算処理部(図示せず)と、制御プログラムを記憶する記憶部(図示せず)とを備える。演算処理部としては、MPU、CPUが例示される。記憶部としては、メモリーが例示される。制御器は、集中制御を行う単独の制御器で構成されていてもよく、互いに協働して分散制御を行う複数の制御器で構成されていてもよい。
[動作]
図2は、第1実施形態にかかる通信システムの動作方法の一例を示すフローチャートである。図2に示す動作は、制御器20の制御により実行されうる(以下、変形例および他の実施形態等においても同様である)。
制御器20は、まず、燃料残量検出器16を介して、燃料供給器10が保持する燃料の残量を検出し、残量が予め設定された第1閾値よりも少ないか否かを判定する(ステップS101)。ステップS101の判定結果がNOの場合には、通信システム100の運転を継続する(エンド)。
ステップS101の判定結果がYESの場合には、通信器14の運転モードを、発電器12での燃料消費が少なくなるように通信器14の運転を制限しない第1通信運転モードから、発電器12での燃料消費が少なくなるように通信器14の運転を制限する第2通信運転モードへと移行させる(ステップS102)。これにより燃料消費の速度が遅くなり、通信システム100が燃料不足で停止するまでの時間を長くできる。よって、燃料の残量が少なくなっても、より長時間にわたって通信システムの動作を継続できる。第2通信運転モードでは、通信器14の出力が制限されてもよい。具体的には例えば、通信器14の出力の上限が引き下げられてもよい。
その後、報知器18から、通信器の運転モードが第2通信運転モードへと移行した旨の報知信号を発信させる(ステップS103)。その結果、通信システム100の情報データの送受信状態が把握できる。例えば、通信システム100へのアクセス数を制限する、優先情報の通信を行う等、通信器14の出力に応じた情報通信を行うことができる。あるいは例えば、かかる報知信号を周囲の通信システムが受信し、周囲の通信システムが出力を増加させることで、通信システム100の出力低下を補って、通信不可能となる地域をより狭くすることができる。ステップS103の後は、通信システム100の運転を継続する(エンド)。
ステップS101の判定は、通信システム100の運転継続中に定期的に実行されてもよい。
なお、第1通信運転モードは、例えば、必要な情報データ通信量を確保しつつ、燃料電池発電部で消費する燃料を少なくする条件で任意に設定することができる。
第1閾値は、高い値を設定すると、本来必要な発電量、ここでは例えばBTS(Base Transceiver Station)が必要とする電力、を得るための発電動作を制限することになるので、本来必要な発電量を得るための発電動作を制限しない範囲で設定してもよい。第1運転動作モードで消費される燃料量と、燃料補給までにかかる想定時間を考慮して設定してもよい。
燃料補給後には、通信システムはすでに通常運転が可能な状態となっている。そこで燃料補給後には、例えば操作器(図示せず)を操作することで、直ちに第1通信運転モードに移行させるように構成してもよい。あるいは、ステップS101の判定を定期的に実行し、ステップS101の判定結果がNOの場合に、通信器の運転モードを第2通信運転モードから第1通信運転モードへと移行させてもよい。第1通信運転モードに移行した後には、報知器18から、通信器の運転モードが第1通信運転モードに移行した旨の報知信号を発信させてもよい。
[変形例]
第1実施形態の変形例にかかる通信システムは、第1実施形態の通信システムであって、さらに、制御器は、燃料残量検出器が検出する残量が、予め設定され、かつ、第1閾値よりも小さい第2閾値よりも少なくなると、報知器から、発電器の発電を停止させる旨の報知信号を発信させ、かつ、発電器の発電を停止させるように構成されている。
第1実施形態の変形例にかかる通信システムの装置構成は、上記の点以外は図1に例示した第1実施形態の通信システムと同様とすることができる。よって、詳細な説明を省略する。
図3は、第1実施形態の変形例にかかる通信システムの動作方法の一例を示すフローチャートである。
制御器20は、まず、燃料残量検出器16を介して、燃料供給器10が保持する燃料の残量を検出し、残量が予め設定された第1閾値よりも少ないか否かを判定する(ステップS201)。ステップS201の判定結果がNOの場合には、運転を継続する(エンド)。
ステップS201の判定結果がYESの場合には、さらに、燃料残量検出器が検出する残量が、予め設定され、かつ、第1閾値よりも小さい第2閾値よりも少ないか否かを判定する(ステップS202)。
ステップS202の判定結果がNOの場合には、通信器14の運転モードを、発電器12での燃料消費が少なくなるように通信器14の運転を制限しない第1通信運転モードから、発電器12での燃料消費が少なくなるように通信器14の運転を制限する第2通信運転モードへと移行させる(ステップS203)。ステップS203は図2のステップS102と同様とすることができるので、詳細な説明は省略する。
ステップS203の後、報知器18から、通信器の運転モードが第2通信運転モードへと移行した旨の報知信号を発信させる(ステップS204)。報知信号の送信先は、制御器20であってもよいし、周囲にある(近接する)他の通信システムであってもよいし、集中管理センター等であってもよい。ステップS204は図2のステップS103と同様とすることができるので、詳細な説明は省略する。ステップS204の後は、運転を継続する(エンド)。
ステップS202の判定結果がYESの場合には、報知器18から、発電器の発電を停止させる旨の報知信号を発信させ(ステップS205)、発電器12の発電を停止させる(ステップS206)。報知信号の送信先は、制御器20であってもよいし、周囲にある(近接する)他の通信システムであってもよいし、集中管理センター等であってもよい。発電器12の発電を停止させる前に、発電器の発電を停止させる旨を報知することで、通信器14での通信と報知器18での報知に必要な電力を確保できる。よって、電力供給停止による情報の報知ミスが発生する確率を小さくできる。
ステップS201〜S202の判定は、通信システムの運転継続中に定期的に実行されてもよい。
なお、第2閾値は、発電器12への負荷を低減しながら発電器12の動作を停止させることができる量の燃料を確保できるように設定されてもよい。
燃料補給後には、通信システムはすでに通常運転が可能な状態となっている。そこで燃料補給後には、例えば操作器(図示せず)を操作することで、直ちに運転を開始させるように構成してもよい。あるいは、ステップS201の判定を定期的に実行し、ステップS201の判定結果がNOの場合に、発電器の発電を開始し、通信器の運転モードを第2通信運転モードから第1通信運転モードへと移行させてもよい。発電器の発電を開始した後には、報知器18から、発電器の発電を開始した旨の報知信号を発信させてもよい。
(第2実施形態)
第2実施形態の通信システムは、第1実施形態およびその変形例のいずれかの通信システムであって、報知信号を受信する報知情報受信器を備え、制御器は、報知情報受信器が、通信器の運転モードが第2通信運転モードへと移行した旨の報知信号を受信すると、通信器の情報通信のデータを送信する出力を上昇させるように構成されている。
[装置構成]
図4は、第2実施形態にかかる通信システムの概略構成の一例を示すブロック図である。
図4に示す例では、第2実施形態の通信システム200は、報知情報受信器22を備える。
報知情報受信器22は、報知信号を受信する。報知情報受信器22が受信する、通信器の運転モードが第2通信運転モードへと移行した旨の報知信号は、例えば、周囲にある(近接する)他の通信システムが発信する。報知情報受信器22は、例えば、BTS(Base Transceiver Station)の機能を利用して、通信システム100の状態の報知信号を受信する構成としうる。報知情報受信器22は、通信器14および報知器18のいずれか一方または両方と一体に構成しうる。すなわち、同一の装置が、報知情報受信器22および通信器14および報知器18の一部または全部からなる任意の組合せの機能を実現してもよい。
制御器20は、報知情報受信器22が、通信器の運転モードが第2通信運転モードへと移行した旨の報知信号を受信すると、通信器14の情報通信のデータを送信する出力を上昇させるように構成されている。通信器の運転モードが第2通信運転モードへと移行した旨の報知信号は、例えば、周囲にある他の通信システムから受信しうる。周囲にある他の通信システムは、通信システム100および通信システム200等と同様の構成とすることができる。
第2実施形態の通信システム200の装置構成は、上記の点以外は図1に例示した第1実施形態の通信システムと同様とすることができる。よって、図4と図1とで共通する構成要素については、同一の符号および名称を付して詳細な説明を省略する。
[動作]
図5は、第2実施形態にかかる通信システムの動作方法の一例を示すフローチャートである。
制御器20は、まず、報知情報受信器22が、通信器の運転モードが第2通信運転モードへと移行した旨の報知信号を受信しているか否かを判定する(ステップS301)。ステップS301の判定結果がNOの場合には、通信システム200の運転を継続する(エンド)。
ステップS301の判定結果がYESの場合には、通信器14の情報通信のデータを送信する出力を上昇させる(ステップS302)。ステップS302の後は、通信システム200の運転を継続する(エンド)。
近接する通信システムの通信器の運転モードが第2通信運転モードに移行したことは、当該近接する通信システムの通信器において情報通信のデータを送信する出力が小さくなったことも意味する。通信器14の情報通信のデータを送信する出力を上昇させることで、近接した通信システムが対応できなくなった地域のデータ通信をカバーできることになり、安定的な情報通信のデータの送受信に寄与できる。
なお、ステップS301の判定は、通信システムの運転継続中に定期的に実行されてもよい。ステップS301〜S302の動作は、ステップS101〜S103の動作およびステップS201〜S206の動作のいずれか一方ないし両方と、任意の順番で順次にないし同時並行で実行されてもよい。
報知情報受信器22が、通信器の運転モードが第1通信運転モードに移行した旨の報知信号を、周囲にある(近接する)他の通信システムから受信した場合には、通信器14の情報通信のデータを送信する出力を低減(通常時の出力に戻す)させてもよい。
[変形例]
第2実施形態の変形例にかかる通信システムは、第1実施形態および第2実施形態およびそれらの変形例のいずれかにかかる通信システムであって、制御器は、報知情報受信器が、発電器の発電を停止させる旨の報知信号を受信すると、通信器の情報通信のデータを送信する出力を上昇させるように構成されている。
報知情報受信器が受信する、発電器の発電を停止させる旨の報知信号は、例えば、周囲にある(近接する)他の通信システムが発信する。
第2実施形態の変形例にかかる通信システムの装置構成は、上記の点以外は図2に例示した第2実施形態の通信システムと同様とすることができる。よって、詳細な説明を省略する。
図6は、第2実施形態の変形例にかかる通信システムの動作方法の一例を示すフローチャートである。
制御器20は、まず、報知情報受信器22が、発電器の発電を停止させる旨の報知信号を受信しているか否かを判定する(ステップS401)。ステップS401の判定結果がNOの場合には、通信システムの運転を継続する(エンド)。
ステップS401の判定結果がYESの場合には、通信器14の情報通信のデータを送信する出力を上昇させる(ステップS402)。ステップS402の後は、通信システムの運転を継続する(エンド)。
かかる構成では、近接した通信システムが停止することで対応できなくなった地域のデータ通信をカバーできることになり、安定的な情報通信のデータの送受信に寄与できる。
なお、ステップS401の判定は、通信システムの運転継続中に定期的に実行されてもよい。ステップS401〜S402の動作は、ステップS101〜S103の動作およびステップS201〜S206の動作およびステップS301〜S302の動作のいずれか一方ないし任意の組合せと、任意の順番で順次にないし同時並行で実行されてもよい。
報知情報受信器22が、発電器の発電を開始した旨の報知信号を、周囲にある(近接する)他の通信システムから受信した場合には、通信器14の情報通信のデータを送信する出力を低減(通常時の出力に戻す)させてもよい。
(第3実施形態)
第3実施形態の通信システムは、第1実施形態および第2実施形態およびそれらの変形例のいずれかにかかる通信システムであって、発電器は、燃料電池を備え、制御器は、燃料残量検出器が検出する残量が予め設定された第1閾値よりも少なくなると、燃料電池の運転モードを、燃料電池の出力を制限しない第1発電運転モードから、燃料電池の出力を制限する第2発電運転モードへと移行させ、かつ、残量と燃料電池の出力の制限とに基づいて運転可能時間を演算し、かつ、報知器から、運転可能時間を含む報知信号を発信させる。
第1実施形態の変形例にかかる通信システムの装置構成は、上記の点以外は図1および図2のいずれか一方に例示した第1実施形態の通信システムと同様とすることができる。よって、詳細な説明を省略する。
図7は、第3実施形態にかかる通信システムの動作方法の一例を示すフローチャートである。
制御器20は、まず、燃料残量検出器16を介して、燃料供給器10が保持する燃料の残量を検出し、残量が予め設定された第1閾値よりも少ないか否かを判定する(ステップS501)。ステップS501の判定結果がNOの場合には、通信システム100の運転を継続する(エンド)。
ステップS501の判定結果がYESの場合には、燃料電池の運転モードを、燃料電池の出力を制限しない第1発電運転モードから、燃料電池の出力を制限する第2発電運転モードへと移行させる(ステップS502)。
次に、残量と燃料電池の出力の制限とに基づいて運転可能時間を演算する(ステップS503)。
次に、報知器18から、運転可能時間を含む報知信号を発信させる(ステップS504)。報知信号の送信先は、制御器20であってもよいし、周囲にある(近接する)他の通信システムであってもよいし、集中管理センター等であってもよい。
燃料の残量に基づいて運転可能時間を演算して報知させることで、通信システムを停止させない状態で燃料を補給する期限が把握できる。よって、燃料補給の計画立案、燃料補給の優先順位付け、および配送時間の管理等を行いやすくなる。通信システムが燃料不足で停止する確率も小さくすることができる。その結果、起動停止の繰り返しによって発電能力が低下する可能性が低減された通信システムが実現できる。
燃料補給後には、通信システムはすでに通常運転が可能な状態となっている。そこで燃料補給後には、例えば操作器(図示せず)を操作することで、直ちに必要な発電量を得るための発電動作(第1発電運転モード)に移行させることも可能となる。
第1実施形態と第2実施形態と第3実施形態とそれらの変形例とは、任意に組み合わせることができる。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明の一態様は、燃料ボンベ等の回分式で供給される燃料を用いて発電しつつ、運転を従来よりも最適化することができる、通信システムとして有用である。
10 燃料供給器
12 発電器
14 通信器
16 燃料残量検出器
18 報知器
20 制御器
22 報知情報受信器
100 通信システム
200 通信システム

Claims (6)

  1. 通信システムであって、
    燃料を保持して供給する燃料供給器と、
    前記燃料供給器から供給される燃料を用いて発電する発電器と、
    前記発電器から供給される電力を用いて情報通信のデータを送受信する通信器と、
    前記燃料供給器が保持する燃料の残量を検出する燃料残量検出器と、
    前記通信システムの状態を報知するための報知信号を発信する報知器と、
    前記燃料残量検出器が検出する前記残量が予め設定された第1閾値よりも少なくなると、前記通信器の運転モードを、前記発電器での燃料消費が少なくなるように前記通信器の運転を制限しない第1通信運転モードから、前記発電器での燃料消費が少なくなるように前記通信器の運転を制限する第2通信運転モードへと移行させ、かつ、前記報知器から、通信器の運転モードが第2通信運転モードへと移行した旨の報知信号を発信させる制御器と、
    を備えた通信システム。
  2. 前記制御器は、
    前記燃料残量検出器が検出する前記残量が、予め設定され、かつ、前記第1閾値よりも小さい第2閾値よりも少なくなると、前記報知器から、発電器の発電を停止させる旨の報知信号を発信させ、かつ、前記発電器の発電を停止させるように構成されている、請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記報知信号を受信する報知情報受信器を備え、
    前記制御器は、前記報知情報受信器が、通信器の運転モードが第2通信運転モードへと移行した旨の報知信号を受信すると、前記通信器の情報通信のデータを送信する出力を上昇させるように構成されている、請求項1または2に記載の通信システム。
  4. 前記報知信号を受信する報知情報受信器を備え、
    前記制御器は、前記報知情報受信器が、発電器の発電を停止させる旨の報知信号を受信すると、前記通信器の情報通信のデータを送信する出力を上昇させるように構成されている、請求項2に記載の通信システム。
  5. 前記制御器は、前記報知情報受信器が、発電器の発電を停止させる旨の報知信号を受信すると、前記通信器の情報通信のデータを送信する出力を上昇させる、請求項3に記載の通信システム。
  6. 前記発電器は、燃料電池を備え、
    前記制御器は、前記燃料残量検出器が検出する前記残量が予め設定された第1閾値よりも少なくなると、前記燃料電池の運転モードを、前記燃料電池の出力を制限しない第1発電運転モードから、前記燃料電池の出力を制限する第2発電運転モードへと移行させ、かつ、前記残量と前記燃料電池の出力の制限とに基づいて運転可能時間を演算し、かつ、前記報知器から、前記運転可能時間を含む報知信号を発信させる、請求項1ないし5のいずれかに記載の通信システム。
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